2022年9月に発売された「Apple Watch SE (第2世代)」は、Apple Watchの主要な機能を、より手に入れやすい価格で実現した人気のスマートウォッチです。洗練されたデザインとパワフルな中身で、多くの人々の毎日をより快適で健康的なものに変える力を持っています。
このレビューでは、Apple Watch SE (第2世代)が、私たちの生活にどのような価値をもたらすのか、前モデルである「Apple Watch SE (第1世代)」からどう進化したのか、その実力を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Apple Watch SE (第2世代) の長所(Pros):
- 上位モデルに引けを取らない、優れたコストパフォーマンス
- 軽量で一日中快適な装着感と、洗練されたデザイン
- 通知、決済、運動記録など、必要十分なスマート&ヘルスケア機能
- 衝突事故検出や転倒検出など、安心の安全機能
Apple Watch SE (第2世代) の短所(Cons):
- 毎日の充電が必須となるバッテリー性能
- 心電図や血中酸素ウェルネスといった高度な健康センサーの非搭載
- 画面の常時表示に非対応
総合評価:
Apple Watch SE (第2世代)は、日常の利便性、健康管理、そして安全機能を、見事なバランスでパッケージングした一台です。初めてApple Watchを手にする方や、高度な機能よりもコストパフォーマンスを重視する方にとって、これ以上ない理想的な選択肢と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- Apple Watch SE (第2世代)のデザイン、装着感、カラーバリエーション
- ディスプレイの視認性や操作性、ウォッチフェイスのカスタマイズ方法
- ランニングやスイミングでできることと、具体的なスポーツ機能のレビュー
- 睡眠記録や心拍数測定といったヘルスケア機能でできることと、その実力
- 通知、Suica決済、安全機能など、生活が便利になるスマート機能でできること
- バッテリーの実際の持ち時間と、上手な充電管理のコツ
- 旧モデル「Apple Watch SE (第1世代)」との性能・機能の徹底比較
- メリット・デメリットと、どんな人におすすめか
- スペックや価格の詳細情報
- 項目別の詳細な5段階評価と、総合的なレビュー
この記事を最後まで読むことで、「Apple Watch SE (第2世代)」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Apple Watch SE – Apple(日本)
デザイン:Apple Watch SE (第2世代) ~洗練された軽さと、日常に溶け込む装着感~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)のデザインと装着感について、前モデルである「Apple Watch SE (第1世代)」との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力を詳しくレビューしていきます。見た目の美しさだけでなく、一日中身につけていたくなるような快適さの秘密に迫ります。
上位モデルに引けを取らない、洗練された外観
Apple Watch SE (第2世代)を手にしてまず感じるのは、その洗練されたデザインです 。エントリーモデルでありながら安っぽさは一切なく、Apple製品らしいミニマルで美しい佇まいは、所有する喜びを満たしてくれます 。
ミッドナイト、スターライト、シルバーという落ち着いたカラーバリエーションは、どんなファッションにも自然に馴染みます 。私が選んだミッドナイトは、単なる黒ではなく、光の加減で深い青みを帯びるクールな色合いで、ビジネスシーンでもプライベートでも腕元をスタイリッシュに演出してくれます 。
前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」もデザインの評価は高かったですが、第2世代はバックケースの素材がナイロン複合材に変わり、本体カラーと一体感のあるデザインになりました 。この変更は小さな進化に思えるかもしれませんが、全体の統一感が格段に増し、より完成された印象を受けます。実際に上位モデルのApple Watch Series 8と並べてみても、その差はほとんど分かりません 。価格を抑えながらも、見た目の満足度は非常に高いです。
劇的な軽量化がもたらす、ストレスフリーな装着感
デザイン以上に驚いたのが、その軽さです。「Apple Watch SE (第1世代)」と比較して、本体重量が約4g軽くなっています 。数値だけ見るとわずかな差ですが、この軽量化が装着感を劇的に向上させています。実際に一日中つけていても、その存在を忘れるほど快適で、睡眠時に装着しても全く気になりませんでした 。特に、デスクワークでキーボードを打つ際や、ふとした瞬間に腕を動かすときにも、重さによるストレスを感じることはありません 。
サイズは40mmと44mmの2種類が用意されています 。私は手首が細めなので40mmを選びましたが、コンパクトで邪魔にならず、シャツの袖口にも引っかかりにくい絶妙なサイズ感です 。大柄な男性でも40mmで十分という意見もありますが、表示の見やすさを重視するなら44mmが良いでしょう 。この軽さとサイズ感のバランスこそが、毎日使いたくなる大きな理由だと感じます。
気分で着替える、バンド交換の楽しみと快適性
Apple Watchの魅力の一つが、豊富なバンドによるカスタマイズ性です 。バンドの交換は驚くほど簡単で、本体裏側のボタンを押しながらスライドさせるだけ 。工具は一切不要で、数十秒もあれば交換が完了します。朝の気分やその日の服装に合わせて、付属のスポーツバンドから別売りのレザーバンドへ付け替えるだけで、時計の印象がガラリと変わります 。
付属のスポーツバンドは、装着時にベルトの端を内側に押し込む独特な形状をしており、慣れるまでは少し戸惑うかもしれません 。しかし、一度慣れてしまえば手首にしっかりとフィットし、運動中でもズレる心配はありませんでした 。また、50メートルの耐水性能を備えているため、ジムでのトレーニング後のシャワーや、夏の急な雨でも外す必要がなく、安心して使い続けられます 。傷が気になる場合は、ディスプレイを保護するサードパーティ製のカバーも豊富なので、アクティブなシーンでも気兼ねなく使えるのが嬉しいポイントです 。
まとめ:デザイン
- デザインの印象:上位モデルと見紛うほどの洗練された外観と、バックケースまで統一されたカラーリングによる一体感 。
- 軽量化と装着感:前モデルからの軽量化により、一日中つけていてもストレスを感じさせない、まるで体の一部のような快適な装着感を実現 。
- バンドの多様性:工具不要で簡単に交換でき、ファッションや気分に合わせて無限のスタイルを楽しめるカスタマイズ性の高さ 。
- 総評:日常のあらゆるシーンに溶け込む優れたデザインと、アクティブな使用にも耐える快適な装着感・耐久性を両立し、価格以上の満足感を提供する一台 。
ディスプレイ:Apple Watch SE (第2世代) ~日常を彩る鮮やかな画面と、自分だけのスタイル~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)のディスプレイがもたらす視認性、直感的な操作性、そして無限に広がるウォッチフェイスの魅力について、実際に使用した感想を交えながらレビューします。前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」から続く良さを継承しつつ、私たちの毎日をより豊かで便利にしてくれるディスプレイの実力に迫ります。
明るい屋外でも見やすい、鮮やかでクリアな画面
Apple Watch SE (第2世代)のRetinaディスプレイは、非常に鮮やかで視認性が高いのが特徴です 。最大1,000ニトの輝度を誇るため、晴れた日の屋外でも画面がくっきりと見えます 。
先日、日中に公園をランニングした際、走りながらでもラップタイムや心拍数ゾーンのグラフを瞬時に確認でき、トレーニングに集中することができました。また、LINEやメールの通知も、10ptの大きな文字で表示されるため、誰からのどんな内容かが一目で把握でき、スマホを取り出す手間が格段に減りました 。
一方で、このモデルは前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」と同様に「常時表示」には対応していません 。そのため、デスクワーク中にちらっと時間を確認したい時など、腕を顔に向けるか画面をタップする一手間が必要です 。しかし、この仕様のおかげでバッテリー消費が抑えられているという側面もあります。常に情報を表示させる必要がない私にとっては、むしろ実用的な選択だと感じました。
指先に吸い付くような、直感的で快適な操作性
Apple製品ならではの直感的な操作性は、Apple Watch SE (第2世代)でも健在です。タッチ操作は非常にスムーズで、iPhoneと同じ感覚でスワイプすれば前の画面に戻れるなど、初めて触ったときから迷うことなく使うことができました 。特に感動したのは、その小さな画面での操作精度の高さです。計算機アプリのような細かいボタンでも、ほぼ打ち間違えることなく快適に操作できたのには驚きました 。
右側面に配置されたDigital Crownは、回すとカチカチと心地よい触覚的な反応が返ってきて、画面の拡大・縮小やスクロールが驚くほど精密に行えます 。これらの快適な操作性は、第1世代のS5チップから進化したS8 SiPプロセッサによって支えられており、アプリの起動や画面の切り替えも非常に滑らかです 。サードパーティ製のカバーを付けると反応が鈍くなることがあるという意見も見かけましたが 、私はカバー無しでその快適さを存分に味わっています。
300種類以上から選べる、”自分だけの顔”を作る楽しみ
Apple Watchが単なるガジェットで終わらない最大の理由は、その日の気分や服装、シーンに合わせて”顔”を変えられるウォッチフェイスの豊富さにあります 。その数なんと300種類以上 。シンプルなアナログ表示から、アクティビティリングや天気を表示する実用的なもの、お気に入りの写真を表示するパーソナルなものまで、選択肢は無限大です。
休日に子どもと出かける日は、『トイ・ストーリー』のキャラクターたちが動く文字盤にして気分を上げ、大切な商談の日には、情報を削ぎ落としたミニマルな文字盤にレザーバンドを合わせてフォーマルな印象に、といった使い分けを楽しんでいます。ウォッチフェイスに配置できるコンプリケーション(情報表示パーツ)も自由にカスタマイズできるため、カレンダーの次の予定や再生中の音楽、Suicaの残高などを一目で確認でき、非常に便利です。このカスタマイズ性の高さこそが、Apple Watchを毎日身につけたくなる大きな魅力だと断言できます。
<Apple Watch SE (第2世代)のディスプレイ仕様>
- ディスプレイタイプ: LTPO OLED Retinaディスプレイ
- 輝度: 最大1,000ニト
- 解像度:
- 40mm: 324 x 394ピクセル
- 44mm: 368 x 448ピクセル
- 表示領域:
- 40mm: 759平方ミリメートル
- 44mm: 977平方ミリメートル
- 常時表示: 非対応
まとめ:ディスプレイ
- 視認性:明るい屋外でも文字やグラフが鮮明に見えるRetinaディスプレイで、通知の確認も瞬時に行える。
- 操作性:iPhoneのように直感的でスムーズなタッチ感度と、精密な操作を可能にするDigital Crownが快適な使い心地を提供。
- カスタマイズ性:300種類を超える豊富なウォッチフェイスで、実用性から遊び心まで、自分だけのスタイルを無限に表現できる。
- 総評:常時表示非対応という点はありつつも、それを補って余りある視認性の良さ、快適な操作性、そして無限のカスタマイズ性が融合した、毎日が楽しくなるディスプレイ。
スポーツ機能:Apple Watch SE (第2世代) ~毎日の運動がもっと楽しくなる、最高のパートナー~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)が、日々の健康管理や本格的なトレーニングにおいて、いかに優れたパートナーとなり得るかについてレビューします。運動へのモチベーションを高める仕組みから、高精度なGPS機能、そして新たに追加された安全機能まで、前モデル「Apple Watch SE (第1世代)」との比較や、実際にランニングで使ってみた体験談を交えながら、その魅力を余すところなくお伝えします。
毎日の「あと少し」を後押しする、アクティビティリングの魔法
Apple Watchを使い始めて、最も生活が変わったと感じるのが「アクティビティリング」の存在です。これは「ムーブ(消費カロリー)」「エクササイズ(運動時間)」「スタンド(立った時間)」の3つの指標をリングで視覚化する機能で、このリングを完成させることが日々の目標になります。最初は意識していませんでしたが、夕方になると「あと少しでエクササイズリングが完成するから、一駅手前で降りて歩こう」と自然に考えるようになり、運動が習慣になりました。
このリングを完成させ続けたり、目標を達成したりすると獲得できるバッジの存在も、ゲーム感覚で楽しめます 。この運動を継続させるための巧みな仕組みは、「Apple Watch SE (第1世代)」から続く優れた機能ですが、使えば使うほどその効果を実感できます。また、ウォーキングやランニングなど9種類のワークアウトは自動で検出してくれるため 、うっかり記録を忘れても「ワークアウト中ですか?」と通知してくれ、取りこぼしなく記録できる点も非常に便利です。
高精度GPSが支える、満足度の高いランニング体験
先日、いつもの中島公園での5kmランで、Apple Watch SE (第2世代)の実力を試してみました。ワークアウトアプリを起動して「屋外ランニング」を選択すると、すぐにGPSが現在地を捕捉。走り出すと、ディスプレイには走行ペース、距離、心拍数がリアルタイムでくっきりと表示されます。特に心拍数ゾーンが色分けで表示されるため、脂肪燃焼に効果的とされるゾーンを意識しながらペースを調整でき、トレーニングの質が格段に上がったように感じました 。
L1 GPS、GNSS、Galileo、QZSSといった複数の衛星システムに対応しているおかげで 、公園内の木々が多い場所でもルートが正確に記録されており、後からiPhoneの「フィットネス」アプリで走行ルートを振り返るのも楽しみの一つです。さらに、watchOS 9で強化されたコンパスアプリの「バックトレース機能」は、初めて走る道でも安心感を与えてくれます 。万が一迷っても、通ってきた道を正確に戻れるこの機能は、新しいランニングコースを開拓する勇気をくれました。
ランニングだけじゃない、プールから山まで楽しむ多彩なワークアウト
Apple Watch SE (第2世代)の魅力は、ランニング機能だけにとどまりません。80種類以上の豊富なワークアウトに対応しており 、あらゆるアクティビティを記録できます。先日、プールで泳いでみたところ、50メートルの耐水性能のおかげで安心して使用でき、Apple Watchは自動で「プールスイミング」を認識 。ラップ数や泳いだ距離、消費カロリーを正確に記録してくれました 。
<屋内の水泳で使用できる機能 一覧>
- プールスイミングまたはオープンウォータースイミング
- プールスイミングのカスタムワークアウト
- スプリットと自動設定
- SWOLFスコア
- 自動ストローク検知
- キックボード
- 平均ペース、合計距離、ラップ
また、自宅でのHIIT(高強度インターバルトレーニング)やヨガの際も、心拍数の推移をリアルタイムで確認できるため、自分の限界に挑戦したり、逆にクールダウンのタイミングを計ったりするのに非常に役立ちます。前モデルから続くこの豊富なメニューは、日々のトレーニングを飽きさせない工夫だと感じます 。さらに、常時計測の高度計も搭載されているため 、登山の際にも高度の変化を記録でき、アウトドア活動の楽しみが広がります。
<Apple Watch SE (第2世代)の主なスポーツ機能>
- 対応ワークアウト: 80種類以上(ランニング、サイクリング、スイミング、ヨガ、ピラティスなど)
- ワークアウト自動検出: 対応(ウォーキング、ランニング、サイクリングなど9種類)
- GPS機能: L1 GPS、GNSS、Galileo、QZSSに対応し、高精度な位置情報を記録
- 搭載センサー: 第2世代の光学式心拍センサー、高重力加速度センサー、ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、常時計測の高度計
- アウトドア機能: コンパスアプリ(ウェイポイント、バックトレース機能搭載)
- 耐水性能: 50メートルの耐水性能(水泳での使用が可能)
- 安全機能: 衝突事故検出、転倒検出、緊急SOS
<対応するスポーツ 一覧>
- スキー
- スノーボード
- 屋外ローイング
- 場ドリング
- ゴルフ
- エリプティカル
- ローイング
- ステッパー
- HIIT
- ヨガ
- 筋力トレーニング
- ダンス
- ピラティス
- 太極拳
- 車椅子
- キックボクシング
まとめ:スポーツ機能
- モチベーション維持:アクティビティリングとバッジ機能が、ゲームのように毎日の運動を楽しく、無理なく継続させてくれる。
- ランニング体験:高精度なGPSとリアルタイムの心拍数ゾーン表示により、質の高いトレーニングとコース開拓の楽しみを提供してくれる。
- 多様なワークアウト:ランニングやスイミング、ヨガなど80種類以上の豊富なメニューと自動検出機能で、あらゆる活動を記録できる。
- 総評:日々の健康管理から本格的なトレーニングまで、幅広いニーズに応え、運動する楽しさを教えてくれる最高のフィットネスパートナー。
ヘルスケア機能:Apple Watch SE (第2世代)~手首から始まる、新しい健康習慣~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)が、私たちの日常生活において、いかに強力な健康管理のパートナーとなり得るか、そのヘルスケア機能について、実際に使って感じた魅力や体験を基にレビューしていきます。上位モデルに搭載されている心電図や血中酸素ウェルネスの測定機能はありませんが、日々の健康意識を高め、生活の質を向上させるための機能が十分に詰まっている一台です。
心臓の健康を見守る、24時間体制の安心感
Apple Watch SE (第2世代)を身につけて生活する中で、常に得られる安心感の源泉となっているのが、心拍数モニタリング機能です。搭載されている第2世代の光学式心拍センサーは、前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」から引き続き採用されていますが、その精度は高く、日常生活における心拍数の変動を正確に捉えてくれます。
特に心強いのが、高心拍数と低心拍数の通知、そして不規則な心拍リズムの通知機能です。幸いにもまだ通知を受け取ったことはありませんが、自分では気づきにくい心臓のサインを24時間見守ってくれているという事実は、何物にも代えがたい安心材料です。健康診断の時だけでなく、日々の生活の中で自分の体を意識するきっかけを与えてくれる、まさにお守りのような存在だと感じています。
睡眠の「質」を可視化し、生活改善のきっかけに
これまで私は、自分の睡眠について「なんとなく寝た」という漠然とした感覚しか持っていませんでした。しかし、Apple Watch SE (第2世代)を睡眠中も装着するようになってから、その認識は一変しました。毎朝iPhoneの「ヘルスケア」アプリを開くと、昨晩の睡眠が「レム睡眠」「コア睡眠」「深い睡眠」といったステージごとに、どれくらいの時間だったのかが美しいグラフで表示されます。
ある朝、前日の夜更かしがたたって「深い睡眠」が極端に短いことを目の当たりにした時は、その日の体のだるさの原因が明確に理解でき、愕然としました。その体験以来、「今夜は深い睡眠を確保するために、早めにリラックスしよう」と、具体的な行動を意識するようになりました。ただ睡眠時間を記録するだけでなく、その「質」を可視化してくれることで、日々の生活習慣を見直す強力なモチベーションになっています。
心と体のバランスを整える、多彩なサポート機能
Apple Watch SE (第2世代)のヘルスケア機能は、身体的な健康だけに留まりません。仕事の合間に「マインドフルネス」アプリを起動し、1分間の呼吸セッションを行うと、驚くほど頭がすっきりし、穏やかな気持ちを取り戻せます。また、新しく追加された「服薬」アプリは、薬やサプリメントの飲み忘れを防ぐためのリマインダーとして非常に優秀です。決まった時間に手首に優しい振動で知らせてくれるため、うっかり忘れることがなくなりました。
さらに、意外と役立っているのが「ノイズ」アプリです。カフェで作業をしている際に、ふとアプリを確認すると、周囲の騒音レベルが聴覚に影響を及ぼす可能性があるレベルに達していることに気づかされることがあります。それ以来、集中したい時はより静かな環境を選ぶようになり、聴覚の健康まで意識するようになりました。これらの多彩な機能が、心と体の両面から私たちのウェルネスをサポートしてくれます。
<Apple Watch SE (第2世代)の主なヘルスケア機能>
- 心拍数のモニタリング: 第2世代の光学式心拍センサーによる24時間測定
- 心臓の健康に関する通知: 高心拍数、低心拍数、不規則な心拍リズムの通知
- 睡眠トラッキング: 睡眠ステージ(レム、コア、深い睡眠)を含む詳細な分析
- マインドフルネス: 呼吸セッションやリフレクト(内省)を促す機能
- 服薬管理: 服薬スケジュールとリマインダー機能
- 周期記録: 月経周期の記録と予測
- ノイズモニタリング: 周囲の騒音レベルを測定し、聴覚への影響を警告
- 安全機能: 転倒検出、緊急SOS
まとめ:ヘルスケア機能
- 心拍数モニタリング:常に心臓の健康を見守ってくれるという、日々の生活における大きな安心感を提供。
- 睡眠トラッキング:睡眠の「質」を詳細に可視化することで、漠然とした体調の感覚を具体的な生活習慣の改善へと導く。
- 多彩なサポート機能:マインドフルネスや服薬管理、ノイズ測定といった機能が、身体だけでなく心の健康もサポートしてくれる。
- 総評:高度な医療レベルの測定機能はないものの、日々の健康意識を高め、より良い生活習慣を築くためのきっかけを与えてくれる、最も身近で信頼できるヘルスケアパートナー。
スマート機能:Apple Watch SE (第2世代)~安心を身につけ、毎日をスマートに~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)が持つ、日々の安心感を高める安全機能と、生活を便利にするスマートな機能について、実体験を交えながらレビューします。前モデル「Apple Watch SE (第1世代)」から続く信頼性に加え、さらに進化した接続性が、私たちの毎日をより快適で安全なものに変えてくれます。
もしもの時も安心、日常に寄り添うセーフティネット
転倒検出機能の重要性を実感した出来事があります。先日、自宅で脚立に乗って本棚の高い場所にある本を取ろうとした際に、バランスを崩してしまい、ドスンと強く尻もちをついてしまいました。
幸い怪我はありませんでしたが、その直後、手首に強い振動があり、Apple Watchの画面に「激しく転倒したようです」という表示と共に、緊急通報のオプションが現れました。すぐに「大丈夫です」とタップしてキャンセルしましたが、もし一人でいる時に本当に動けなくなっていたら、この機能が自動で助けを呼んでくれるのだと実感し、ヒヤリとすると同時に、深い安心感を覚えました。
その安心感は、国内に留まりません。GPS + Cellularモデルでは、新たに国際ローミングに対応しました。 これにより、海外旅行中にiPhoneが手元になくても、Apple Watch単体で現地の通信事業者のネットワークに接続し、通話やデータ通信が可能になります。 この点は、国際ローミングに非対応だった前モデルからの大きな進化点と言えるでしょう。
iPhoneを取り出さずに、毎日をもっとスムーズに
Apple Watch SE (第2世代)は、日常の「ちょっとした手間」を劇的に解消してくれます。例えば、満員電車の中でカバンからiPhoneを取り出すことなく、手首をかざすだけでSuicaで改札を通過。 店頭での支払いもApple Payでスマートに済ませられます。友人からのLINE通知も手元ですぐに確認でき、簡単な返信なら音声入力で十分。 移動中にAirPodsで音楽を聴いている時も、曲の操作はすべて手首の上で完結します。 一つ一つの動作は小さくとも、それらが積み重なることで、一日が驚くほど快適になります。
iPhoneの完璧な相棒となる多彩な連携機能
Apple WatchはiPhoneの完璧な「相棒」です。友人との集合写真では「カメラリモート」機能で手元で構図を確認しながらシャッターを切れますし、初めての場所では「マップ」のナビゲーションが手首への優しい振動で道を教えてくれます。 家の中でiPhoneが見当たらない時には、Apple Watchから音を鳴らして探す機能に何度も助けられました。 これらのiPhoneとのシームレスな連携機能こそが、Apple Watchを単なるスマートウォッチ以上の存在にしています。
<Apple Watch SE (第2世代)の主なスマート機能>
- 通知機能: LINE、メール、電話などの各種通知の受信と、定型文や音声入力による簡易返信
- 通話機能: マイクとスピーカーを内蔵し、手元でのBluetooth通話が可能
- キャッシュレス決済: Apple Pay(Suica、iD、QUICPAYなど)に対応
- 音楽コントロール: iPhoneで再生中の音楽やポッドキャストの操作
- 安全機能: 転倒検出、緊急SOS
- 海外での利用: 国際ローミングに対応(GPS + Cellularモデル)
- iPhone連携機能: カメラリモート、マップナビゲーション、デバイスを探すなど
まとめ:スマート機能
- 安全機能:転倒検出機能が日常に潜む「もしも」の時に備え、国内外を問わない安心感を提供してくれる。
- キャッシュレス決済:SuicaやApple Payを手首だけで完結させ、毎日の通勤や会計を圧倒的にスムーズにする。
- 通知と操作:iPhoneを取り出さずに通知確認や音楽操作ができ、日々の「ちょっとした手間」を解消する。
- 総評:確かな安心機能と、生活をスマートにする便利な連携機能を両立し、一度使うと手放せなくなるiPhoneの最高のパートナー。
バッテリー性能:Apple Watch SE (第2世代)~毎日の充電は必要、でも一日を乗り切るには十分なスタミナ~
ここでは、Apple Watch SE (第2世代)のバッテリー性能について、正直なレビューをお届けします。多くのユーザーが懸念するバッテリーの持続時間や充電性能について、実際に毎日使って感じたこと、そして「一日一充電」という新しい生活リズムをどのように捉え、活用しているのかを、前モデル「Apple Watch SE (第1世代)」との比較も交えながら解説します。
「一日一充電」という、新しい生活リズムとの付き合い方
Apple Watch SE (第2世代)のバッテリー性能を一言で表すなら、「一日を乗り切るには十分、しかし毎日の充電は必須」です 。公称値では最大18時間のバッテリー駆動時間とされており、実際に朝から晩まで通知の確認やキャッシュレス決済、軽いワークアウトなど、普段通りに使っても、就寝前にはバッテリーが残っていることがほとんどです 。前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」も同様の評価でしたが、この「一日一充電」はスマートフォンと同じ感覚で、生活のルーティンとして捉えるのが良いでしょう。
私の生活では、夜寝る前にお風呂に入るのですが、そのタイミングでApple Watchを充電器にセットします。朝、身支度を整えて腕に着ける頃には100%になっています。この「就寝前の充電」を習慣にしてしまえば、日中にバッテリー切れを心配することはほとんどありませんでした。このリズムに慣れてしまえば、バッテリー性能が「最大の欠点」と感じることは少なくなります 。
アクティブな日でも頼れる、使い方次第のバッテリー持ち
バッテリーの消費量は、その日の活動内容によって大きく変わります。普段のデスクワークや買い物程度であれば、夜には70%ほど残っていることもあり、余裕を感じます 。一方で、GPSを駆使する屋外でのランニングのようなアクティブな使い方をすると、バッテリーの消費は早まります。例えば、休日に5kmほどのランニングをした日でも、夕方まで十分にバッテリーは持ちましたが、これがフルマラソンとなると完走はギリギリかもしれません 。
ただし、Apple Watch SE (第2世代)には「低電力モード」が搭載されており、このモードを使えばバッテリーの駆動時間を延ばすことが可能です 。どうしても充電できない日や、長時間の移動が予想される日には、このモードを活用することで、バッテリー切れの不安を和らげることができます。使い方を工夫すれば、様々なシーンで頼れるパートナーとなってくれます。
高速充電非対応という割り切りと、充電の工夫
Apple Watch SE (第2世代)を選ぶ上で理解しておくべき点として、上位モデルと異なり「高速充電に非対応」であることが挙げられます 。実際にバッテリー残量が少ない状態から100%まで充電するには、1時間半から2時間ほどかかります 。急いでいる時に「少しだけ充電して出かける」という使い方は少し難しいかもしれません。
この点は、価格を抑えたエントリーモデルとしての「割り切り」が必要な部分です。しかし、前述したように、お風呂の時間や就寝中といった、時計を外している時間を有効活用して充電する習慣をつければ、充電速度が問題になる場面は少ないでしょう 。付属の磁気充電ケーブルは取り扱いも簡単で、日々の充電作業がストレスになることはありませんでした 。
<Apple Watch SE (第2世代)のバッテリー仕様>
- バッテリータイプ: 内蔵リチャージャブルリチウムイオンバッテリー
- 公称駆動時間: 通常使用時で最大18時間
- 低電力モード: 対応
- GPS使用時の駆動時間: 屋外ワークアウトで最大6時間
- 充電方式: Apple Watch磁気充電 – USB-Cケーブル
- 充電時間: 約1.5時間で80%まで充電
- 高速充電: 非対応
まとめ:バッテリー性能
- バッテリー持続時間:毎日の充電は必要だが、通知や決済、軽いワークアウトといった一般的な使い方であれば、一日を余裕で乗り切れる。
- アクティブな利用:GPSを使った長時間のワークアウトには限界があるものの、日常的なランニングやフィットネスには十分対応可能。
- 充電性能:高速充電には非対応だが、就寝中などの時間を活用した計画的な充電習慣を身につければ、不便さは感じにくい。
- 総評:バッテリー性能は決して長所ではないが、日々のルーティンに組み込むことで、その多機能性を十分に享受できる、バランスの取れた一台。
Apple Watch SE (第2世代)とApple Watch SE (第1世代)の主な違い
Apple Watch SE (第2世代)は、エントリーモデルとしての魅力を維持しつつ、前モデルである第1世代から性能と機能の両面で着実な進化を遂げています。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に解説します。
プロセッサ
- 第1世代: S5 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ)
- 第2世代: S8 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ)
- 違い: 第2世代は、上位モデルのSeries 8と同じ頭脳を搭載し、最大20%高速化しました。アプリの起動や操作全般がよりスムーズになっています。
安全機能
- 第1世代: 転倒検出、緊急SOS
- 第2世代: 転倒検出、緊急SOSに加え、衝突事故検出機能を搭載
- 違い: 自動車での重大な衝突事故を検知して自動で通報する機能が追加され、万が一の際の安心感がさらに高まりました。
接続性(GPS + Cellularモデル)
- 第1世代: 国際ローミングに非対応
- 第2世代: 国際ローミングに対応
- 違い: 海外旅行中にiPhoneが手元になくても、Apple Watch単体で通信できるようになった点は、大きな進化です。
デザインと素材
- 第1世代: ケースカラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールド。裏蓋はセラミックとサファイアクリスタル。
- 第2世代: ケースカラーはミッドナイト、スターライト、シルバー。裏蓋はケースカラーに合わせて再設計されたナイロン複合材。
- 違い: カラーラインナップが刷新され、裏蓋の素材とデザインが変更されたことで、より統一感のある外観になりました。
重量
- 第1世代: 40mmモデル(GPS)で30.49g
- 第2世代: 40mmモデル(GPS)で26.4g
- 違い: 第2世代は目に見えて軽量化されており、一日中身につけていても、より快適な装着感を実現しています。
対応OS
- 第1世代: 発売時はwatchOS 7。将来のwatchOS 26には非対応。
- 第2世代: 発売時はwatchOS 9。将来のwatchOS 26にも対応予定。
- 違い: 第2世代の方がより長く最新のソフトウェアアップデートを受けられるため、将来性が高いと言えます。
まとめ:Apple Watch SE (第2世代)とApple Watch SE (第1世代)の違い
Apple Watch SE (第2世代)は、第1世代の魅力であった手頃な価格と基本性能を継承しつつ、プロセッサの高速化、衝突事故検出、国際ローミング対応といった、実用性と安全性を大幅に向上させるアップグレードが施されています。デザイン面の洗練や軽量化も相まって、単なる後継機ではなく、エントリーモデルの基準を一段引き上げた、非常に完成度の高いモデルへと進化しました。
Apple Watch SE (第2世代)のメリット・デメリット
「Apple Watch SE (第2世代)」は、多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、その一方でいくつかの注意点も存在します。ここでは、購入を検討する上で知っておくべきメリットとデメリットを、具体的なポイントに絞って解説します。
【メリット】
メリット1:優れたコストパフォーマンス
最大の魅力は、その優れたコストパフォーマンスにあります。上位モデルであるApple Watch Series 8と同じS8 SiPプロセッサを搭載し、衝突事故検出といった最新の安全機能も備えながら、価格は大幅に抑えられています。Apple Watchを初めて使う人や、高度な機能は不要で基本的な性能を求める人にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
メリット2:軽量で快適な装着感
本体は非常に軽量で、一日中身につけていてもほとんど気になりません。特に睡眠中も装着して睡眠トラッキングを行いたい場合、その軽さは大きな利点となります。デザインも洗練されており、廉価モデルという印象を与えません。日常に溶け込む快適な装着感は、毎日使い続ける上で重要な要素です。
メリット3:必要十分なスマート機能
iPhoneとの完璧な連携は、Apple Watchならではの強みです。手元での通知確認や返信、SuicaやApple Payによるキャッシュレス決済、音楽の操作など、日常生活を便利にするための主要な機能はすべて網羅されています。多くのユーザーにとって、これらの機能だけで十分な満足感が得られるはずです。
【デメリット】
デメリット1:毎日の充電が必須のバッテリー
最大のデメリットとして多くのユーザーが挙げるのが、バッテリーの持続時間です。通常使用で約1日しか持たないため、毎日の充電が必須となります。睡眠記録などで継続的に使用したい場合、充電のタイミングを生活の中にうまく組み込む工夫が必要です。
デメリット2:一部の高度な健康機能の非搭載
Apple Watch SE (第2世代)には、上位モデルに搭載されている心電図(ECG)や血中酸素ウェルネスの測定機能がありません。心拍数のモニタリングや転倒検出など基本的なヘルスケア機能は備わっていますが、より詳細な健康管理を求めるユーザーには物足りなく感じる可能性があります。
デメリット3:常時表示ディスプレイと高速充電の非対応
上位モデルとの大きな違いとして、ディスプレイの常時表示機能がない点が挙げられます。時間を確認するためには手首を上げるなどの動作が必要で、これを不便に感じるユーザーもいます。また、高速充電にも対応していないため、バッテリー残量が少なくなってから満充電までには少し時間がかかります。
Apple Watch SE (第2世代) のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 44mm:368x448px / 40mm:324x394px の LTPO OLED Retinaディスプレイ(最大1,000ニト)
- クラウン操作: 触覚的な反応を返すDigital Crown
- プロセッサ: S8 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載、前モデルより最大20%高速)
- ストレージ: 32GB
- バッテリー: リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵
- 駆動時間: 通常使用時で最大18時間
- 充電: Apple Watch磁気充電 – USB-Cケーブル
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 4(802.11n)、Bluetooth 5.3
- GPS: L1 GPS、GNSS、Galileo、QZSSに対応
- NFC&Apple Pay: Apple Payに対応(Suica、iD、QUICPayなどが利用可能)
- インターフェース: 磁気充電端子
- センサー: 高重力加速度センサー、ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、第2世代の光学式心拍センサー、常時計測の高度計、コンパス、環境光センサー
- スピーカー: 搭載
- マイク: 搭載
- 防水: 50メートルの耐水性能(泳げる耐水性能)
- ケースの素材: アルミニウムケース、ナイロン複合材の裏蓋
- バンド: 交換可
- OS: watchOS(発売時はwatchOS 9)
- サイズ: 40mm:40×34×10.7mm / 44mm:44×38×10.7mm
- 重量: 40mm:26.4g(GPSモデル)/ 27.8g(GPS + Cellularモデル)、44mm:32.9g(GPSモデル)/ 33g(GPS + Cellularモデル)
- カラー: ミッドナイト、スターライト、シルバー
Apple Watch SE (第2世代)の評価
8つの評価基準で「Apple Watch SE (第2世代)」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
常時表示には非対応ですが、最大1,000ニトの明るいRetinaディスプレイは、日中の屋外でも非常にクリアです。通知の文字も大きく、瞬時に情報を読み取れます。
健康管理・スポーツ:★★★★☆
心拍数測定や睡眠・運動記録など、日常的な健康管理には十分すぎる機能が揃っています。特にアクティビティリングは、運動を続けるモチベーション維持に最適です。
機能性:★★★★☆
通知、キャッシュレス決済、音楽操作といったスマート機能は上位モデルと遜色なく、iPhoneとの連携も完璧です。転倒検出に加え、衝突事故検出にも対応し安心感が増しました。
バッテリーの持ち:★★☆☆☆
最大のウィークポイントであり、毎日の充電が必須です。通常利用で1日持つものの、睡眠記録まで行うには充電のタイミングを工夫する必要があります。
耐久性:★★★★☆
50メートルの耐水性能を備え、スイミングや雨の日でも安心して使えます。アルミニウムケースは軽量ながら、日常的な使用には十分な強度を持っています。
ファッション性:★★★★★
上位モデルと見分けがつかない洗練されたデザインに加え、無数にあるバンドの交換や文字盤のカスタマイズで、自分だけのスタイルを無限に楽しめます。
価格:★★★★★
最新プロセッサや安全機能を搭載しながら、価格は非常に手頃です。Apple Watchの体験を始める一台として、最高のコストパフォーマンスを誇ります。
使いやすさ:★★★★★
iPhoneユーザーであれば説明書が不要なほど直感的に操作できます。タッチ操作の反応も良く、Digital Crownでの操作も快適そのものです。
【総評:★★★★☆】
大幅に進化した、エントリーモデルの新たな基準
Apple Watch SE (第2世代)は、多くの人にとっての「最適解」と言えるモデルです。その理由は、単なる廉価版ではなく、前モデルの「Apple Watch SE (第1世代)」から大幅な進化を遂げた、新たな基準となるエントリーモデルだからです。心臓部には上位モデルのSeries 8と同じS8 SiPプロセッサを搭載し、前モデル比で最大20%高速化。アプリの起動や操作の快適さは、日々の使用で明確に体感できます。
さらに、新たに「衝突事故検出」機能が加わり、Cellularモデルでは「国際ローミング」にも対応。これらは、かつて上位モデルだけの特権だった機能であり、安心感を格段に高めてくれます。
購入前の注意点:知っておくべきトレードオフ
もちろん、この評価は満点ではありません。購入前に理解しておくべき最大の点は、バッテリー性能です。通常使用で約1日しか持たないため、毎日の充電が必須となります。これは前モデルから続く課題であり、睡眠記録などで継続的に使用したい場合は、充電のタイミングを生活の中にうまく組み込む工夫が必要です。
また、ディスプレイの常時表示機能や、心電図・血中酸素ウェルネスといった高度な健康センサーも非搭載です。これらは価格とのトレードオフであり、自分がどの機能を重視するかを明確にしておくことが大切です。
こんな人に最適:初めての一台から、賢い買い替えまで
結論として、Apple Watch SE (第2世代)は、非常に幅広いユーザーにおすすめできる、驚くほどバランスの取れた一台です。「Apple Watchを試してみたい」と考えている初めての方にとって、その価格と性能のバランスは最高の入門機となるでしょう。また、Apple Watch Series 3や第1世代SEのユーザーにとっては、処理性能の向上と安全機能の追加が、日々の体験を大きく向上させる「賢い買い替え」先となります。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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「Apple Watch SE (第2世代) 」の価格・購入先
※以下の価格は、2025/07/10調査のものです。
アップルオンラインストア
GPSモデル:
- 40mm:34,800円(税込)
- 44mm:38,900円(税込)
GPS + Cellularモデル:
- 40mm:42,800円(税込)
- 44mm:47,800円(税込)
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ECサイト
- Amazonで29,900円(税込・セール価格)、
- 楽天市場で34,300円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで31,565円(未開封品)、
で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「Apple Watch SE (第2世代) 」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
HUAWEI WATCH FIT 4 Pro
HUAWEIから発売されたHarmonyOS搭載のスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。
約1.82インチのAMOLED タッチスクリーン (480 x 408ピクセル, 最大輝度3,000 nits) 、通常使用で約10日間駆動できるバッテリー、深度センサー、温度センサー、GPSセンサー、、回転クラウン付きホームボタン、スピーカー・マイクを搭載しています。
また、心電図(ECG)アプリ、ゴルフ機能、40mフリーダイビング、ボイスメモ機能、、ワイヤレス急速充電(約60分でフル充電完了)、NFC、・食事管理サポート(Stay Fitアプリ連携)、皮膚温度測定、情緒モニタリング、100種類以上のスポーツモード、ランニング機能(AIランニングフォーム分析など)、血中酸素レベル測定・心拍数モニタリング・睡眠モニタリング・ストレスモニタリングに対応。
音楽再生(音楽保存)、Bluetooth通話、音声アシスタント(AI Voice)、文字盤デザインのカスタマイズ、高精度なマルチGNSS(L1/L5デュアルバンド対応)、バイブレーション機能、通知の受信、Bluetooth 5.2 (BR+BLE)、5気圧防水・IP6X防塵にも対応しています。
価格は、Amazonで37,638円(税込・3600円 OFFクーポン付きで実質34,038円)、楽天市場で33,800円(送料無料・グリーンモデルは35,800円)、ヤフーショッピングで39,380円、AliExpressで53,733円、米国 Amazon.comで$299.99、です。
関連記事:HUAWEI WATCH FIT 4 Pro徹底レビュー!心電図・ゴルフ・地図
Galaxy Watch FE
サムスンから発売されたWear OS 4とOne UI 5 Watchを搭載した低価格なスマートウォッチです。1.2インチのSuper AMOLED スクリーン、Exynos W920、1.5GBメモリ、16GBストレージ、最大40時間 駆動時できる247 mAhバッテリー、GPSセンサー搭載で、
100以上のワークアウトモード、睡眠コーチ、転倒検知、SOS機能、ワイヤレス充電、4衛星測位、体組成の測定、IP68防水防塵、5気圧防水、MIL-STD-810H、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで34,755円(税込)、楽天市場で38,230円(送料無料)、ヤフーショッピングで38,230円(送料無料)、米国 Amazon.comで$199.99です。
関連記事:「Galaxy Watch FE」とWatch7、Ultraを比較
Xiaomi Watch S3
シャオミから発売されたXiaomi HyperOS 搭載のスマートウォッチです。1.43インチの有機ELディスプレイ、15日間 駆動するバッテリー、GPSセンサー、スピーカー、マイク搭載で、ベゼルの着せ替え(交換)、150種類以上のスポーツモード、バイタリティスコアの測定、5つの衛星測位(GPS)、Bluetooth通話、急速充電(5分で2日間使用)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで18,602円(税込)、楽天市場で18,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで18,980円、AliExpressで16,688円、米国 Amazon.comで$123.85 です。
関連記事:高性能で格安「Xiaomi Watch S3」と人気スマートウォッチを比較
Amazfit Bip5 Unity
Amazfitから発売されたZepp OS 3.0搭載のスマートウォッチです。1.91インチのカラーTFT ディスプレイ、最大10日間駆動できる300mAhバッテリー、スピーカー、マイク搭載で、120種類以上のスポーツモード、スマート認識(自動検出・6つのスポーツ)、Amazon Alexa音声操作、Bluetooth通話、IP68防水防塵、ワンタップ測定、モーニングアップデート、バーチャルペーサー、PAI健康評価、心拍アラート、バッテリーセーブモード、ミニ アプリの追加、LINE通知への返信、Zepp App、Bluetooth 5.2 BLEに対応しています。
価格は、Amazonで11,900円(税込)、楽天市場で14,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで11,900円(送料無料)、AliExpressで11,071円、米国 Amazon.comで$69.99 です。
関連記事:「Amazfit Bip5 Unity」と前モデルの違いを詳細に調べてみた
他のApple Watch スマートウォッチと比較
他にもApple Watch スマートウォッチが販売されています。ぜひ比較してみてください。
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