Huawei Watch GT 3 Proレビュー!メリット・デメリットと評判

Huawei Watch GT 3 Pro 外観
2022年7月28日に発売された「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」は、チタンやセラミックといった高級素材 と圧倒的なバッテリー性能を両立させ、注目を集めているフラッグシップスマートウォッチです。

このレビューでは、HUAWEI WATCH GT 3 Proを数週間実際に使用し、そのデザイン、バッテリー、ヘルスケア機能が日常生活やビジネスシーンでどれほど優れているのか、また、前モデル「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」からどのように進化したのかを徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

HUAWEI WATCH GT 3 Pro の長所(Pros):

  • チタンやセラミック、サファイアガラスを採用した圧倒的な高級感と耐久性
  • スーツにも似合う洗練されたデザインで、ビジネスシーンに最適
  • 46mmモデルで最大14日間という驚異的なバッテリー持続時間
  • Qi規格のワイヤレス充電に対応し、スマホ用充電器も流用可能
  • フリーダイビング(水深30m)やゴルフモードなど、進化した専門的スポーツ機能
  • 高精度な心拍数・睡眠モニタリング

HUAWEI WATCH GT 3 Pro の短所(Cons):

  • NFC決済(電子マネー)に非対応
  • 独自OS(HarmonyOS)のため、サードパーティ製アプリの追加がほぼできない
  • LINEなどの通知に対し、定型文や絵文字でしか返信できない
  • 海外モデルにある心電図(ECG)機能が日本では利用不可
  • Androidスマホでの初期設定(専用アプリ導入)が煩雑

総合評価:

HUAWEI WATCH GT 3 Proは、アプリの拡張性や決済機能を求める「多機能ガジェット」として見ると弱点があります。しかし、「圧倒的なバッテリー持ちと高級感を備えた、高機能な時計」として見れば、他に類を見ない非常に満足度の高いデバイスです。

この記事で分かること

  1. 実際に検証してわかった「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」の具体的な魅力(メリット
  2. 購入前に知っておくべき欠点(デメリット)とソフトウェアの制約
  3. デザイン、バッテリー、機能性に関する詳細な口コミ・評判まとめ
  4. フリーダイビングやゴルフなど、進化したスポーツ・ヘルスケア機能の一覧
  5. 通知、決済、音楽操作などのスマート機能の対応範囲
  6. 46mm(チタン)と43mm(セラミック)モデルの詳細なスペック違い
  7. 項目別の5段階評価と、どんな人におすすめできるかの総評
  8. 最新の価格とお得な購入先情報

この記事を最後まで読むことで、「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」が本当に購入するべきスマートウォッチなのかが、はっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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プレスリリース: フラッグシップスマートウォッチ『HUAWEI WATCH GT 3 Pro』 | 華為技術日本株式会社

検証してわかった「Huawei Watch GT 3 Pro」の魅力(メリット)

Huawei Watch GT 3 Pro 外観

ここでは、Huawei Watch GT 3 Proを実際に数週間使用して感じた、具体的な魅力やメリットについて詳しくレビューしていきます。高級感のある外観だけでなく、実用面での強力なアドバンテージが数多く見つかりました。

ビジネスシーンに映える質感と堅牢性

まず手にして感じるのは、その圧倒的な素材の良さです。私が使用した46mmモデルは、ケースにチタン、ディスプレイにはサファイアガラスを採用しています。チタンの放つ鈍い輝きと、サファイアガラスの透明感は、一般的なスマートウォッチとは一線を画す高級感を醸し出しています。

このデザインのおかげで、Apple Watchなどが持つガジェット感をビジネスシーンで敬遠していた方にも自信を持っておすすめできます。実際にスーツの袖口から見えても全く違和感がなく、むしろ高級アナログ時計のような風格さえ感じさせます。前モデルの「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」も質感は高かったですが、GT 3 Proはエッジの効いたデザインが加わり、より洗練された印象を受けました。

サファイアガラスの恩恵は絶大で、日常生活でデスクの角や壁にうっかりぶつけてしまっても、傷一つ付かない安心感があります。この「傷を気にしなくて良い」という精神的な余裕は、毎日身に着けるデバイスとして非常に大きなメリットです。

充電を忘れるほどのバッテリー性能と利便性

Huawei Watch GTシリーズの伝統とも言えるバッテリー持ちは、本機でも健在です。46mmモデル通常使用で最大14日間という驚異的な持続時間。Apple WatchやGalaxy Watchのように毎日充電する必要は一切なく、2〜3日の旅行や出張なら充電器を持たずに家を出られるほどです。この充電のストレスから解放される感覚は、一度体験すると元には戻れません。

さらに、充電速度も「HUAWEI WATCH GT 2 Pro」と比較して30%高速化しており、わずか10分の充電で25%まで回復します(46mmモデル)。万が一バッテリーが切れても、朝の準備中に充電するだけですぐに使えるようになります。

そして、個人的に感動したのは、Qi規格のワイヤレス充電に対応した点です。これにより、専用の充電クレードルだけでなく、スマートフォン用のワイヤレス充電パッドでも充電が可能になりました。デスクに置いた汎用充電器で手軽に充電できる利便性は、使ってみて初めてわかる大きな魅力でした。

サクサク動作と進化したスポーツ機能

操作レスポンスは非常に高速で、まさに「サクサク・ヌルヌル」という表現がぴったりです。Xiaomi Watch S1など他社モデルから乗り換えた際に、その動作の滑らかさに驚きました。画面の切り替えやスクロールで待たされるストレスは皆無です。また、GT 2 Proから採用された回転式リューズは本機でも健在で、このリューズを回してアプリ一覧を拡大・縮小したり、画面をスクロールしたりする操作感は直感的で非常に快適でした。

健康管理機能も進化しており、HUAWEI TruSeen™ 5.0+により心拍数モニタリングの精度が向上しています。GPSの捕捉も非常に速く、ランニングを始めようと屋外に出ても、GPSを掴むまでの待ち時間がほとんどないため、すぐにワークアウトを開始できます。

注目すべきは、スポーツ機能の大幅な進化です。特に「フリーダイビングモード」が追加され、水深30mまでの潜水に対応しました。これは、従来の5ATM防水から大きく進化した点で、水辺でのアクティビティが多い方には朗報です。さらに「ゴルフモード(ドライビングレンジ)」も搭載され、より専門的な趣味の領域までサポートしてくれるようになりました。

まとめ:メリット

  • チタンとサファイアガラスを採用し、高級アナログ時計のような質感と圧倒的な耐傷性を両立。
  • スーツにも似合う洗練されたデザインで、ビジネスシーンでも気兼ねなく使用可能。
  • 46mmモデルで最大14日間持続するバッテリーは、日々の充電ストレスから完全に解放してくれる。
  • Qi規格のワイヤレス充電に対応し、スマートフォンの充電器を流用できる利便性。
  • サクサクと滑らかに動作するUIと、直感的に操作できる回転式リューズ。
  • GPS捕捉が速く、フリーダイビングやゴルフモードなど専門的なスポーツ機能が追加された。

検証してわかった「Huawei Watch GT 3 Pro」の欠点(デメリット)

Huawei Watch GT 3 Pro 正面の外観

ここでは、Huawei Watch GT 3 Proを実際に使用してわかった、購入前に知っておくべき欠点やデメリットについて正直にレビューします。デザインやバッテリー持ちといった大きな魅力がある一方で、ソフトウェアの制約や機能面で「あと一歩」と感じる部分も明確になりました。

独自のOS(HarmonyOS)による拡張性の低さ

最大のデメリットは、独自OSである「HarmonyOS」を採用している点にあります。AppleのwatchOSやGoogleのWear OSとは異なり、サードパーティ製のアプリを自由に追加できる環境が整っていません。Watch AppGalleryという専用ストア自体は存在しますが、選べるアプリの数は非常に少なく、実質的に「できることは最初から決まっている」デバイスです。

そのため、後からLINEの機能を拡張したり、地図アプリを追加したりといった、他のスマートウォッチで当たり前にできることができません。特にiPhone(iOS)と接続した場合、Androidスマートフォンと組み合わせるよりもさらに機能が制限される傾向があり、この点は大きな不満点です。

物足りない通知・決済機能

通知機能も弱点の一つです。LINEやメールの通知を受け取ることはできますが、その返信方法が非常に限られています。Apple Watchのようにキーボードで自由に文章を打つことはできず、あらかじめ登録された定型文か、いくつかのスタンプでしか応答できません。これでは「確認はできるが、返信は結局スマホから」ということになりがちです。

また、デザインがビジネスシーンに最適なだけに、NFCによる決済機能(電子マネー)に非対応なのは非常に残念なポイントです。駅の改札やコンビニでの支払いをこの時計で完結させることはできないため、利便性の面で大きく見劣りします。

「使えない」ヘルスケア機能と連携の課題

グローバルモデルでは心電図(ECG)の測定が大きな特徴とされていますが、残念ながら日本ではその機能が認証されておらず、利用できません。また、体表面温度測定機能は搭載されていますが、これはあくまで肌の表面温度を測るもので、体温計のように正確な体温を把握する目的には使えませんでした。

一部のユーザーからは、歩数計の精度が他のウォッチに比べてあまり高くないという指摘もあります。さらに、HUAWEI Healthアプリのデータを「Google Fit」などの他のヘルスケアアプリと同期する際の手間が煩雑で、データの管理が一元化しにくいと感じました。

まとめ:デメリット

  • 独自OS(HarmonyOS)のため、アプリの追加がほぼできず拡張性が低い。
  • LINEなどの通知への返信が定型文やスタンプに限られ、自由な返信ができない。
  • NFC決済(電子マネー)に非対応で、時計単体での支払いができない。
  • 海外モデルでは利用可能な心電図(ECG)機能が、日本では使えない。
  • 体表面温度測定はできるが、体温計の代わりにはならない。
  • HUAWEI HealthアプリとGoogle Fitなど他社アプリとのデータ連携がスムーズではない。

Huawei Watch GT 3 Proの口コミ・評判 まとめ

Huawei Watch GT 3 Pro ホワイトの外観

ここでは、Huawei Watch GT 3 Proに関する様々な口コミや評判を、項目別に箇条書きでまとめます。

デザインと耐久性

  • チタンケースとサファイアガラスを採用し、非常に高級感がある。
  • Apple Watchよりもビジネスシーンに似合い、オンオフ問わず使えるデザイン。
  • サファイアガラスは傷が付きにくく、日常生活でぶつけても傷つかない安心感がある。
  • 46mmモデルはチタンのソリッドな質感、43mmモデルはセラミックの優美な質感が際立つ。
  • 46mmモデルは市販の22mm幅バンドに交換可能。

ディスプレイと操作性

  • 動作は非常に高速で、ヌルヌル・サクサクと快適に動く。
  • 回転式リューズ(クラウン)でのスクロールや拡大縮小操作が直感的で使いやすい。
  • AMOLED(有機EL)ディスプレイは発色が良く、明るい日中でも高い視認性を確保している。
  • ウォッチフェイスの種類が豊富で、無料で使えるデザインも多い。
  • HUAWEI WATCH GT(初代)と比較して、文字盤の切り替えが爆速になった。
  • 指でスワイプしてスクロールする際に、メニューがカクつくことがある。

スポーツ機能

  • GPSの捕捉が非常に高速で、ワークアウト記録も正確。
  • 前モデル(GT 2 Pro)で指摘されていたGPSの精度問題が解消された。
  • フリーダイビング(水深30m対応)やゴルフ(ドライビングレンジ)といった、より専門的なワークアウトモードが追加された。
  • ワークアウトの自動検出機能は、起動が不安定な場合や、検出までに時間がかかる場合がある。

ヘルスケア機能

  • 心拍数モニタリングや睡眠トラッキングの精度は非常に高い。
  • 睡眠トラッキングは、日中の仮眠も正確に記録する。
  • 日本モデルでは、海外で利用可能な心電図(ECG)機能や血圧測定機能が利用できない。
  • 搭載されている体表面温度測定機能は、体温計の代わりにはならない。

バッテリー持ちと充電

  • バッテリー持ちは圧倒的に良く、46mmモデルで10日~14日間は充電なしで使える。
  • Apple Watchなど毎日充電が必要なモデルと比較して、充電のストレスが全くない。
  • 充電速度が非常に速く、1時間程度でフル充電が完了する。
  • スマートフォン用のQi規格ワイヤレス充電器(MagSafe含む)で充電できるため便利。

スマート機能

  • NFC決済(電子マネー)に非対応なのが最大の欠点。
  • LINEの通知は確認できるが、返信は定型文かスタンプのみで、自由な文章入力はできない。
  • Bluetooth通話機能は音質も良く、便利に使える。
  • 音声アシスタント「Celia」は、Huawei製スマートフォン(EMUI)とペアリングした場合のみ動作する。
  • アップデートにより、iPhone(iOS)でもSpotifyなどの音楽コントロールが可能になった。

OSとアプリ

  • 独自OS(HarmonyOS)を採用しているため、アプリの追加(拡張性)はほぼ期待できない。
  • 専用アプリストア(AppGallery)は存在するが、実用的なサードパーティ製アプリはほとんどない。
  • 利用には専用アプリ「Huawei Health」のインストールが必須。
  • Androidスマートフォンで利用する場合、Google Playストアではなく、別途HUAWEI AppGalleryをインストールする手間がかかる。
  • Xiaomi(MIUI)など一部の独自UIを採用したAndroidスマホでは、通知などでトラブルが発生する場合がある。

Huawei Watch GT 3 Pro スポーツ・ヘルスケア機能一覧

Huawei Watch GT 3 Proのセンサー

ここでは、Huawei Watch GT 3 Proに搭載されているスポーツ機能とヘルスケア機能について、一覧でまとめます。

スポーツ機能(ワークアウト)

  • 100種類以上のワークアウトモード:ランニング、サイクリング、登山、水泳、スキー、ゴルフなど、多彩なアクティビティに対応しています。
  • プロワークアウトモード:21種類のワークアウト(ランニング、サイクリング、フリーダイビング、ゴルフ等)で、より詳細なデータを取得可能です。
  • フリーダイビングモード:最大水深30mまでのフリーダイビングに対応し、潜水速度、深度、潜水時間などをリアルタイムで記録します。
  • ゴルフ(ドライビングレンジ)モード:スイングスピード、テンポ、バックスイング時間、ダウンスイング時間などのデータを記録します。
  • ワークアウト自動識別:屋内外のランニングやウォーキングなど、6種類のワークアウトを自動で認識し、記録を開始します。
  • HUAWEI TruSport™(ランニング科学):ランニング能力指数(RAI)、トレーニング負荷、回復時間、最大酸素摂取量(VO2Max)などの専門的なデータを提供します。
  • 高精度GPS:デュアルバンド5種衛星測位システム(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)に対応し、正確な測位が可能です。
  • ルートバック機能:GPSを利用し、ランニングやハイキングで通ったルートを逆戻りできるようナビゲーションします。

ヘルスケア機能

  • 心拍数モニタリング (HUAWEI TruSeen™ 5.0+):8つの光電センサーをリング状に配置し、24時間体制で心拍数を高精度にモニタリングします 。心拍数の異常(高すぎる/低すぎる)を検知するとアラートで通知します。
  • 血中酸素レベル測定 (SpO2):血中酸素レベルを24時間常時モニタリングし、設定値より低くなった場合にアラートを出します。
  • 睡眠モニタリング (HUAWEI TruSleep™):深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠、昼寝の4つの睡眠状態を検出し、睡眠スコアと改善アドバイスを提供します。
  • ストレスモニタリング (HUAWEI TruRelax™):1日のストレスレベルをモニタリングし、ストレスが高い時には呼吸エクササイズを提案します。
  • 体表面温度測定:手首の体表面温度を測定し、健康状態の変化に気づくきっかけを提供します。
  • Healthy Living(健康タスク管理):睡眠、飲水、運動、笑顔、薬の服用など、健康的な生活習慣の目標設定とリマインダー機能を提供します。
  • 活動量データ:歩数、消費カロリー、移動距離などの基本的な活動データを記録します。
  • 生理周期カレンダー:生理周期を記録・予測します。

Huawei Watch GT 3 Pro スマート機能一覧

ここでは、Huawei Watch GT 3 Proに搭載されている、日常生活やビジネスシーンで役立つスマート機能について、ファイルに基づき一覧でまとめます。

  • スマート通知:ペアリングしたスマートフォンの着信、メッセージ、メール、カレンダー、SNSアプリ(LINEなど)の通知を手元で確認できます。
  • Bluetooth通話:ウォッチ本体にマイクとスピーカーを内蔵しており、スマートフォンの着信に応答し、そのままウォッチで通話することが可能です。
  • 音楽の本体保存・再生:ウォッチ本体に音楽をインポートし、ウォッチ単体(またはBluetoothイヤホンと接続)で音楽を再生できます。※音楽のインポートはAndroidスマートフォンのみ対応。
  • スマートフォン音楽再生操作:スマートフォンの音楽アプリの再生や停止、曲送りなどの操作を手元で行えます。
  • 高精度GPS:デュアルバンド5種衛星測位システム(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)に対応しており、スマートフォンなしでもワークアウトのルートなどを正確に記録します。
  • NFC:NFCセンサーは搭載されていますが 、日本のレビューでは決済機能(電子マネー)には対応していないとの指摘があります。
  • 音声アシスタント:音声アシスタント「Celia」が搭載されていますが、ファーウェイ製のスマートフォン(EMUI搭載)とのペアリング時のみ動作します。
  • アプリの追加(Watch AppGallery):Watch AppGalleryからサードパーティ製のアプリをダウンロードして追加することが可能です。
  • スマートフォン探索:ウォッチからスマートフォンの音を鳴らして探すことができます。
  • リモートシャッター:スマートフォンのカメラのシャッターをウォッチから遠隔操作できます 。※iOS 9.0以降、またはEMUI 10.1以降のみ対応。
  • 多彩なアシスタント機能:アラーム設定、ストップウォッチ、懐中電灯、天気情報、悪天候の警告、ムーンフェイズ、潮、日の出・日の入り情報を表示できます。
  • マルチデバイス対応:Android 6.0以降、またはiOS 9.0以降のスマートフォンとペアリングして使用できます。

Huawei Watch GT 3 Proのスペック(仕様)

  • モデル: 46mmモデル / 43mmモデル
  • ディスプレイ: 46mmモデル:1.43インチ AMOLED (有機EL) 466 x 466ピクセル、サファイアガラス 43mmモデル:1.32インチ AMOLED (有機EL) 466 x 466ピクセル、サファイアガラス ※スライドとタッチジェスチャー操作をサポート
  • バッテリー駆動時間: 46mmモデル:通常使用で約14日間、ヘビーユースで約8日間 43mmモデル:通常使用で約7日間、ヘビーユースで約4日間
  • 充電: ワイヤレス充電(急速充電対応)
  • ワイヤレス通信: Bluetooth 5.2 BLE
  • GPS: 対応 (GPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS)
  • NFC: 対応(※一部の国に限定)
  • インターフェース: 電源ボタン、ファンクションボタン、回転式リューズ操作をサポート
  • センサー: 加速度センサー、ジャイロセンサー、光学式心拍センサー、磁気センサー、気圧センサー、温度センサー
  • スピーカー: あり
  • マイク: あり
  • 防水: IP68、5ATM、ダイブ(最大30メートル)
  • ケースの素材: 46mmモデル:ケース:チタン、リアケース:セラミック、ディスプレイ:サファイアガラス 43mmモデル:ケース:ナノセラミック、リアケース:セラミック、ディスプレイ:サファイアガラス
  • ストラップ: 46mmモデル:ブラックフルオロエラストマーストラップ、グレーレザーストラップ、チタンストラップ 43mmモデル:ホワイトレザーストラップ、ホワイトセラミックストラップ
  • 対応OS: Android 6.0以降 / iOS 9.0以降
  • OS: HarmonyOS
  • サイズ: 46mmモデル:約46.6 mm (W) x 約46.6 mm (H) x 約10.9 mm (D) 43mmモデル:約42.9 mm (W) x 約42.9 mm (H) x 約10.5 mm (D)
  • ケースサイズ・手首サイズ: 46mmモデル:46.6 mm ※手首サイズ140〜210 mm 43mmモデル:42.9 mm
  • 重量: 46mmモデル:約54g(ストラップなし)43mmモデル:約50g(ストラップなし)
  • モデル(カラー・ストラップ): 46mmシリーズ:アクティブモデル(ブラックフルオロエラストマー)、クラシックモデル(グレーレザー)、チタンストラップモデル 43mmシリーズ:クラシックモデル(ホワイトレザー)、エレガントモデル(ホワイトセラミック)
  • 付属品: 充電クレードル付きUSBケーブル、クイックスタートガイド、保証とアフターサービスのご案内 ※43mmエレガントモデルのみ:バンド調整工具、調整用アジャストコマ

Huawei Watch GT 3 Proの評価

8つの評価基準で「Huawei Watch GT 3 Pro」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ★★★★★

高解像度AMOLEDと透明度の高いサファイアガラスの組み合わせは、日中の屋外でも驚くほどクリアで見やすいです。

健康管理・スポーツ★★★★☆

心拍数や睡眠の精度は非常に高く、フリーダイビングやゴルフといった専門的なモードが追加された点は素晴らしいです。ただし、日本では心電図(ECG)機能が使えない点がマイナスです。

機能性★★★☆☆

Bluetooth通話や音楽操作は便利ですが、最大の弱点であるNFC決済(電子マネー)非対応と、アプリの拡張性の低さが足を引っ張っています。

バッテリーの持ち★★★★★

46mmモデルで10日〜14日間という圧倒的な持続時間。毎日の充電ストレスから完全に解放される体験は、他の多機能ウォッチでは味わえません。

耐久性★★★★★

チタンやセラミックのケースと、サファイアガラスのディスプレイを採用しているため、日常生活で傷を心配する必要がほぼない、非常に堅牢な作りです。

ファッション性★★★★★

高級アナログ時計と見間違うほどの質感。ガジェット感が薄く、スーツやフォーマルな場面でも全く違和感なく装着できるデザインは完璧です。

価格★★★☆☆

素材の良さ(チタン、サファイア)を考えれば妥当とも言えますが、NFC決済などの機能が削られている点を考慮すると、高価に感じるかもしれません。

使いやすさ★★★☆☆

UIの動作は非常にサクサクで、回転式リューズの操作も快適です。しかし、Androidスマートフォンでの初期設定時に、Google Playストア非対応の専用アプリを別途インストールする必要があり、煩雑です。

総評:★★★★☆

弱点を理解すれば「最高の時計」

Huawei Watch GT 3 Proは、「スマートウォッチ」として見ると機能面(特に決済やアプリ)で明確な弱点を抱えています。しかし、この製品は「多機能ガジェット」ではなく、「バッテリーが驚異的に長持ちする、高機能な高級時計」として評価すべきです。

46mmモデルのチタンケースとサファイアガラスの組み合わせは、4万円台の時計とは思えないほどの重厚感と高級感を放ちます。ビジネスシーンでApple Watchの見た目を敬遠していた層にとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。

充実した基本機能と「充電からの解放」

NFC決済やアプリの拡張性を求めるなら、他のウォッチを選ぶべきです。しかし、ヘルスケア機能は進化しています。HUAWEI TruSeen 5.0+による心拍数や睡眠トラッキングの精度は非常に高く、日々の健康管理パートナーとして信頼できます。GPSの捕捉も速く、ランニングやサイクリングでの使用も快適です。

そして、最大の美点はやはりバッテリーです。46mmモデルであれば、AOD(常時表示)オフなら10日以上は余裕で持ちます。毎晩充電ケーブルを探すストレスから完全に解放される感覚は、他のスマートウォッチでは味わえません。さらにQiワイヤレス充電に対応したことで、デスクの汎用充電パッドに置くだけで充電できる利便性も加わりました。

購入前の注意点

購入前に最も注意すべき点は、ソフトウェアの制約です。独自OS(HarmonyOS)を採用しているため、Wear OSやwatchOSのようにサードパーティ製アプリを自由に追加することはできません。また、NFC決済(電子マネー)機能は日本では非対応です。海外モデルで注目される心電図(ECG)機能も利用できません。Androidスマートフォンで使用する場合、Google Playストアから専用アプリをインストールできず、HUAWEI AppGalleryを経由して別途導入する必要があり、この初期設定が煩雑だと感じる可能性があります。通知への返信も定型文や絵文字に限られます。

どんな人に最適か

このウォッチは「多機能なガジェット」を求める人ではなく、「充電の手間から解放されたい、デザイン重視の時計」を求める人に最適です。Apple Watchなどの毎日充電にうんざりしている人や、ビジネスシーンでも違和感なく使える高級感(チタンやサファイアガラス)を重視する人には、これ以上ない選択肢となります。NFC決済やアプリの追加は不要と割り切り、高精度な健康管理(心拍数、睡眠)と、アナログ時計のような質感、そして圧倒的なバッテリー持続時間を最優先するユーザーに強くおすすめします。

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Huawei Watch GT 3 Proの価格・購入先

※価格は2025/11/04に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

Amazonで24,480円(税込・中古)、

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Huawei Watch GT 3 Pro」と似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

HUAWEI WATCH GT 6

ファーウェイから発売されたHarmonyOS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年10月14日に発売)。

1.47/1.32インチのAMOLED タッチスクリーン(最大3,000ニトの輝度)、通常使用で約21日間/14日間駆動できるバッテリー、クラウン、スピーカー、マイクを搭載しています。

また、「サイクリングパワーシミュレーション」機能、外部機器との接続、「ヒマワリ型アンテナシステム 2.0」、ランニング機能(フォーム分析、ペース補正)、「転倒検知」、「情緒モニタリング2.0」、「24時間HRV(心拍変動)モニタリング」、スクリーンショット、録音メモに対応。

100種類以上のワークアウトモード(ゴルフ/スキー、自動検出機能を含む)、健康管理(心拍/血中酸素/睡眠/皮膚温度)、音楽再生(64GBストレージ搭載)、Bluetooth通話、文字盤のカスタマイズ、アシスタント機能、LINEなどの通知受信、デュアルバンドGNSS (L1+L5) 対応、NFC、ワイヤレス充電、Bluetooth 6.0、5ATM + IP69防水にも対応しています。

価格は、Amazonで30,800円~(税込)、楽天市場で30,800円~(送料無料)、ヤフーショッピングで30,800円~、AliExpressで39,104円、です。

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