ANBERNIC RG353Pは買い?Antutuやゲーム性能、スペックを解説

ANBERNIC RG353P 本体 2台
2022年6月に発売されたANBERNIC RG353Pは、発売から数年が経った今でも中古市場で根強い人気を誇る携帯ゲーム機です。

この記事では、ANBERNIC RG353Pを中古で購入して失敗しないために、Antutuベンチマークからゲーム性能、スペック、メリット・デメリットまで、徹底的に解説します。

先に結論からお伝えしましょう

ANBERNIC RG353Pの長所 (Pros):

  • スーパーファミコンを彷彿とさせる、懐かしく優れたデザイン
  • レトロゲームに最適な4:3のアスペクト比を持つ高品質なディスプレイ
  • LinuxとAndroidのデュアルOS搭載による高い汎用性
  • RG351シリーズを超える性能で、より多くのエミュレーターが動作
  • HDMI出力や5GHz Wi-Fiなど豊富な接続性

ANBERNIC RG353Pの短所 (Cons):

  • Android OSの完成度が低く、Google Playストアが非搭載
  • 画面サイズに対して本体が大きく、携帯性に欠ける
  • 突出した強みがなく「器用貧乏」な性能
  • 日本国内で無線機能を使用するための技適認証を受けていない

総合評価:

ANBERNIC RG353Pは、レトロゲームに最適な4:3画面とSFC風デザインが魅力の携帯機だ。Android機能は限定的だが、Linux OSメインで考えれば、PSPやDC世代までを快適に遊べるコストパフォーマンスに優れた一台。特定の用途に特化したユーザーにとって、非常に満足度の高い選択肢となるだろう。

この記事で分かること

  1. ANBERNIC RG353PのAnTuTuベンチマークスコア
  2. 原神やウマ娘など人気ゲームの動作性能(FPS)
  3. 詳細なスペック(仕様)一覧と付属品
  4. 購入前に知りたいメリット・デメリット
  5. JELOSなど最新のカスタムOS(ファームウェア)情報
  6. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  7. 公式サイトや中古市場での価格と最安値の購入先

この記事を最後まで読むことで、「ANBERNIC RG353P」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon

公式ページ ANBERNIC RG353P

レトロゲームへの郷愁を掻き立てるデザインと確かな性能を両立したANBERNIC RG353P

ANBERNIC RG353P 本体 正面

ANBERNIC RG353Pは、懐かしのスーパーファミコンのコントローラーを彷彿とさせるデザインで、多くのレトロゲームファンの心を掴む携帯ゲーム機です。その魅力は見た目だけにとどまらず、確かな性能と操作性を兼ね備え、快適なレトロゲーム体験を提供します。ポケットに収まる手軽さでありながら 、多様なゲームをいつでもどこでも楽しむことができる一台です。

郷愁を誘うデザインと優れた操作性

ANBERNIC RG353P 本体 上向き

本製品の最大の特徴は、スーパーファミコンのコントローラーをコンセプトにした、丸みを帯びたポップなデザインにあります。手に馴染みやすい形状と、コントローラー部分が大きめに作られていることにより、各ボタンへのアクセスが良く、優れた操作性を実現しています。ABXYボタンは、従来のANBERNIC製品よりも柔らかいながらも、しっかりとした押し心地が感じられるように改良されています。また、L/Rボタンが縦に配置されている点も、多くのユーザーから評価されています。

レトロゲームに最適なディスプレイ

ANBERNIC RG353Pのディスプレイ

RG353Pは、3.5インチのIPS液晶ディスプレイを搭載し、解像度は640×480です。この4:3のアスペクト比は、多くのレトロゲームにとって「黄金比」とも言える比率であり、ゲーム本来の表示で楽しむことができます。液晶とガラスの隙間がないフルラミネーションディスプレイを採用しているため、反射が少なくクリアで高コントラストな映像を実現しています。さらに、Androidモードではタッチスクリーンにも対応しており、ニンテンドーDSなどのプレイにも適しています。

デュアルOSによる柔軟なゲーム体験

ANBERNIC RG353Pのエミュレーター

本機はLinuxAndroid 11デュアルOSを搭載しており、ユーザーの好みに合わせてシステムを切り替えることが可能です。電源ボタンとFキーの組み合わせで簡単にOSの切り替えができます。Linuxベースのシステムは、従来の中華ゲーム機ユーザーにとって馴染み深く、安定した動作が期待できます。一方、Android OSでは、より幅広いアプリケーションの利用や、タッチ操作を活かしたゲームプレイが可能です。

進化したパフォーマンスと拡張性

ANBERNIC RG353Pのワイヤレス通信

プロセッサにはRockchip RK3566クアッドコアプロセッサを搭載し、従来のRG351シリーズを上回る処理性能を誇ります。これにより、スーパーファミコンプレイステーションといった世代のゲームが快適に動作するだけでなく、NINTENDO64PSP、ドリームキャストといった、これまで動作が重くなりがちだったゲームもある程度プレイ可能になりました。また、Wi-Fi(2.4G/5G)Bluetooth 4.2に対応しており、オンラインでの対戦プレイや、ワイヤレスイヤホンの接続も可能です。さらに、HDMI出力にも対応しているため、大画面テレビに接続してゲームを楽しむこともできます。

ANBERNIC RG353PのAntutuベンチマーク

ANBERNIC RG353P」が搭載するRockchip RK3566 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで約13万点を記録しています。

同じプロセッサは、タブレットの「UMIDIGI G1 Tab Mini」にも搭載されており、測定結果は以下のようになっています。

例: Antutu V10.2.1 総合で「137885」、CPUで「31016」、GPUで「18324」、MEMで「60310」、UXで「28235」

ANBERNIC RG353Pのゲーム性能

ANBERNIC RG353P」が搭載するRockchip RK3566 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。

原神

美しいグラフィックが特徴のオープンワールドアクションRPGです。3Dグラフィックの負荷が非常に高く、高いマシンパワーを要求します。このチップで『原神』を快適にプレイするのは困難です。画質設定を「最低」にしても、フィールドの探索中は15~25FPS程度となり、動作のカクつきが頻繁にみられます。特に敵との戦闘が始まると、エフェクトが多用されるため10FPS台まで落ち込むことが多く、安定したゲームプレイは望めません。

ウマ娘 プリティーダービー

実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。3Dモデルのキャラクターによるレースやライブシーンが特徴です。標準的な画質設定であれば、ゲームの主要部分であるレースシーンは25~30FPSで動作します。しかし、複数のキャラクターが同時に歌って踊る「ウイニングライブ」では、負荷が増加し20FPS前後まで低下することがあり、動きの滑らかさが失われます。画質設定を簡易なものに落とすことで、ライブシーンも含めてより安定した動作になります。

モンスターストライク

モンスターを指で引っ張って敵に当てる、ビリヤードのような感覚で遊べるアクションRPGです。2Dグラフィックが主体で、比較的軽い動作が特徴です。グラフィック負荷が低いため、ゲームプレイは極めて快適です。バトル中はほぼ常に60FPSを維持し、非常に滑らかに動作します。キャラクターの必殺技である「ストライクショット」使用時の派手なエフェクトでも、フレームレートが大きく落ち込むことはほとんどありません。

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス

往年のファイナルファンタジーシリーズを彷彿とさせる、ドット絵スタイルのキャラクターが魅力のRPGです。コマンドバトルが中心で、グラフィック負荷は高くありません。通常時のフィールド移動やバトルは60FPSで滑らかに動作します。召喚獣の演出や一部のキャラクターが使う派手なリミットバーストの場面では、瞬間的にフレームレートが低下することがありますが、ゲームプレイに支障が出るレベルではなく、全体的に快適に遊べます。

LINE:ディズニー ツムツム

ディズニーキャラクターのぬいぐるみ「ツム」をつなげて消していく、シンプルなルールのパズルゲームです。グラフィックは2Dで、要求されるスペックは非常に低いです。
ゲームの動作は常に60FPSに張り付き、遅延やカクつきは一切発生しません。フィーバータイム中の高速な動きや、スキル発動時の演出も全く問題なく、ストレスなくプレイすることが可能です。

まとめ:ゲーム性能

Rockchip RK3566の性能は、2Dグラフィックが中心の軽量なゲームや、要求スペックが低いパズルゲームであれば、非常に快適に動作します。3Dグラフィックを用いたゲームでも、中程度の負荷のものであれば画質設定を調整することでプレイ可能です。しかし、『原神』のような高いグラフィック性能を要求する最新の3Dオープンワールドゲームを快適に遊ぶには、力不足となります。

ANBERNIC RG353Pのメリット・デメリット

ANBERNIC RG353P」は、レトロゲームファンから注目を集める携帯ゲーム機ですが、多くの長所を持つ一方で、いくつかの短所も指摘されています。ここでは、そのメリットとデメリットを詳しく解説し、購入を検討する際の判断材料を提供します。

【メリット】

メリット1:デュアルシステム搭載による汎用性

RG353Pは、LinuxベースのシステムとAndroid 11を搭載したデュアルOS仕様です 。電源ボタンとFキーの組み合わせで簡単にシステムを切り替えることができます。これにより、安定した動作でレトロゲームに集中したい場合はLinux、タッチスクリーン対応のゲームや多様なアプリを利用したい場合はAndroidと、用途に応じて使い分けることができ、高い汎用性を実現しています。

メリット2:レトロゲームに最適な画面仕様

3.5インチのIPS液晶ディスプレイは、解像度640×480、アスペクト比4:3となっており、これは多くのレトロゲームにとって最適な画面比率です。ゲーム本来の映像を歪みなく楽しむことができます。また、液晶とガラスの隙間がないフルラミネーションディスプレイを採用しているため、反射が少なく、高コントラストでクリアな映像表示が可能です。

メリット3:優れたデザインと操作性

スーパーファミコンのコントローラーを彷彿とさせるデザインは、見た目の魅力だけでなく、手に馴染む形状で優れた操作性をもたらします。特に、L1/R1ボタンとL2/R2ボタンが縦並びに配置変更されたことで、より押しやすくなったと評価されています。ボタンの押し心地も良好で、ビルドクオリティは全体的に高いとされています。

メリット4:RG351シリーズを超える性能

CPUにRockChip RK3566を搭載しており、前世代のRG351シリーズよりもエミュレーター性能が向上しています。これにより、従来は動作が重かったNINTENDO64、PSP、ドリームキャストなどのゲームが、よりスムーズに動作するようになりました。セガサターンについても、対応ゲームであれば快適にプレイできる性能を持っています。

メリッ5:豊富な接続性とワイヤレス機能

Wi-Fi (2.4GHz/5GHz)とBluetooth4.2に対応している点も大きなメリットです。これにより、オンラインでの対戦プレイや、Moonlight機能を利用してPCゲームをストリーミングで遊ぶことが可能です。また、miniHDMIポートを備えており、テレビなどの大画面に映像を出力して楽しむこともできます。

【デメリット】

デメリット1:中途半端なAndroidシステム

デュアルOSはメリットである一方、搭載されているAndroid 11は完成度が低いと指摘されています。Google Playストアがプリインストールされておらず、アプリの導入にはAPKファイルを別途用意する必要があります。また、一部のレビューでは、Android OSでの動作遅延や、アップデートが予定されていない点が挙げられており、その機能性を十分に活かしきれていないのが実情です。

デメリット2:画面サイズに対して大きい本体

3.5インチのディスプレイを搭載しているにもかかわらず、本体サイズは5インチクラスのゲーム機に近く、画面占有率が低い点が指摘されています。特に手が小さいユーザーにとっては、持ちにくさや操作しづらさを感じる可能性があります。デザイン性を優先した結果、携帯性とのバランスについては評価が分かれるところです。

デメリット3:強みのない「器用貧乏」な性能

RG353Pは汎用性が高い一方で、突出した強みがない「器用貧乏」なモデルと評価されています。Linuxメインで使うには有機ELを搭載したRG503のような特徴がなく、Androidメインで使うにはRG552よりスペックが低く画面も小さいです。そのため、特定の用途に特化した性能を求めるユーザーにとっては、物足りなさを感じる可能性があります。

デメリット4:技適未取得機器である点

日本国内で適法に利用するための技術基準適合証明(技適)を取得していない機器です。そのため、Wi-FiやBluetoothといった無線機能を使用する際には注意が必要です。レビューサイトでは、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用した上で検証が行われており、一般ユーザーが国内で無線機能を利用することは電波法に抵触する可能性がある点を理解しておく必要があります。

ANBERNIC RG353Pのスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 3.5インチ、解像度640 x 480 pxのIPS液晶 (アスペクト比4:3、マルチタッチ対応)
  • プロセッサ: Rockchip RK3566 Quad-Core 64 bit Cortex-A55
  • GPU: Mali-G52 MP2
  • RAM(メモリ): 2GB LPDDR4X
  • ストレージ: Android: 32GB eMMC 5.1 、Linux: 16GB (microSDカード)
  • 外部ストレージ: microSDカードで最大512GBまで拡張可能
  • バッテリー: 3500 mAh
  • 駆動時間: 約6時間
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
  • インターフェース: USB Type-C x2 (OTG/電源用)、microSDカードスロット x2、miniHDMI、3.5mmイヤホンジャック
  • スピーカー: ステレオスピーカー
  • システム言語: 日本語を含むマルチ言語に対応
  • OS: Android 11 + Linux
  • サイズ: 174 × 84 × 21mm
  • 重量: 210g (公式値)
  • カラー: ブラック、半透明、グレー
  • 付属品: USB充電ケーブル、説明書、ガラスフィルム、液晶クリーナー
  • 対応エミュレーター: PSP,DC,SS,PS1,NDS,N64,SPS1,CPS2,FBA,NEOGEO,GBA,GBC,GB,SFC,FC,MD,SMS,GG,MSX,PCE,WSC,WIN,NGGなど20種類以上

最新のカスタムOSやファームウェア情報

ANBERNIC RG353PのカスタムOSやファームウェアに関する情報ですね。このデバイスは、AndroidとLinuxのデュアルブートに対応している点が特徴で、それぞれのOS向けに様々なカスタムOSやファームウェアが存在します。

公式ファームウェア

Linuxファームウェア: 公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードできます。アップデート手順も公式サイトで案内されています。Linux OSは、エミュレーションに特化しており、安定した動作とシンプルな操作性が魅力です。

Androidファームウェア: こちらも公式サイトからダウンロードできます。Android OSは、Android用のゲームやアプリも利用できるため、遊びの幅が広がります。

カスタムOS(コミュニティ製ファームウェア)

ANBERNIC RG353Pには、コミュニティによって開発されたカスタムOSが多数存在します。これらは、公式ファームウェアにはない機能や改善点が含まれていることが多く、より快適なゲーム環境を構築したいユーザーに人気です。

代表的なカスタムOSには以下のようなものがあります。

  • JELOS (Just Enough Linux Operating System): Linuxベースの軽量なOSで、高いパフォーマンスと豊富な機能が特徴です。多くのエミュレーターに対応しており、快適なゲームプレイが可能です。定期的にアップデートが行われており、バグ修正や機能追加も活発です。
  • ArkOS: JELOSと同様に人気のあるLinuxベースのカスタムOSです。シンプルなインターフェースと高い安定性が評価されています。幅広いレトロゲームのエミュレーションに対応しています。
  • Unofficial LineageOS: AndroidベースのカスタムOSです。Google PlayストアなどのGoogle関連サービスは含まれていませんが、Androidの柔軟性を活かして、様々なアプリやゲームを楽しむことができます。

ファームウェアの更新方法

ファームウェアの更新方法は、公式ファームウェアかカスタムOSかによって異なりますが、一般的な手順は以下のようになります。

  1. ファームウェアのダウンロード: まず、公式ウェブサイトや各カスタムOSの開発者サイトから、目的のファームウェアファイルをダウンロードします。
  2. SDカードの準備: ファームウェアを書き込むためのSDカードを用意し、PCに接続します。
  3. イメージ書き込み: RufusやbalenaEtcherといった専用のツールを使用して、ダウンロードしたファームウェアファイルをSDカードに書き込みます。
  4. デバイスでの起動: 書き込みが完了したSDカードをANBERNIC RG353Pに挿入し、電源を入れます。初回起動時にファームウェアのインストールが自動的に行われます。

注意点

  • カスタムOSやファームウェアの書き換えは、デバイスに不具合を引き起こす可能性があります。作業は自己責任で行ってください。
  • ファームウェアを更新する前に、必ず重要なデータのバックアップを取ることをお勧めします。
  • 各カスタムOSには、それぞれ特徴やインストール方法があります。導入前に、開発者サイトやコミュニティで最新情報を確認することが重要です。

ご自身のプレイスタイルや好みに合わせて、最適なOSを選んでみてください。LinuxベースのOSは手軽にレトロゲームを楽しみたい方、AndroidベースのOSは様々なゲームやアプリを楽しみたい方におすすめです。

ANBERNIC RG353Pの評価

「ANBERNIC RG353P」について、性能や機能、デザインなど各項目を評価し、総合的なレビューをまとめました。

スペック:★★★☆☆

コメント:CPUはRockchip RK3566を搭載し、RG351シリーズを超える性能向上を果たしています。しかし、あくまでエントリークラスのSoCであり、ゲームキューブやPS2といった高性能を要求されるゲームのプレイは困難です。レトロゲーム機としては十分ですが、過度な期待は禁物です。

通信:★★★★☆

コメント:5GHz帯のWi-Fiに対応しており、Moonlight機能によるPCゲームのストリーミングなどが可能です。Bluetooth 4.2も搭載しています。ただし、日本国内での使用に必要な技術基準適合証明(技適)は未取得である点には注意が必要です。

機能:★★★★☆

コメント:LinuxとAndroid 11のデュアルOSを搭載し、用途に応じた切り替えが可能です。HDMI出力による大画面でのプレイや、タッチスクリーン操作(Android利用時)に対応するなど、機能は豊富です。一方で、Android OSの完成度は低く、Google Playストアが非搭載である点は大きなマイナスポイントです。

デザイン:★★★★☆

コメント:スーパーファミコンのコントローラーを彷彿とさせるデザインが特徴で、懐かしさを感じさせます。本体は丸みを帯びて手に馴染みやすく、総合的なビルドクオリティは高いと評価されています。

使いやすさ:★★★☆☆

コメント:Linuxベースのシステムはレトロゲームのプレイに適しており、4:3の画面比率も最適です。しかし、Android OSはGoogle Playストアがないためアプリ導入が煩雑で、一部のレビュワーからは「蛇足」と評されています。標準ファームウェアの完成度も高くなく、性能を最大限に引き出すにはカスタムファームウェアの導入が推奨されるなど、初心者にはややハードルが高い側面があります。

価格:★★★★☆

コメント:公式サイトでの価格は12,407円です。RG351シリーズを超える性能を持ちながら、この価格帯に抑えられている点はコストパフォーマンスが高いと言えます。

総合評価

ANBERNIC RG353Pは、スーパーファミコンを彷彿とさせる懐かしいデザインと、レトロゲームに最適な4:3のディスプレイが魅力の携帯ゲーム機です。最大の特色であるデュアルOSは、LinuxとAndroid 11を搭載していますが、多くのレビューで指摘されている通り、Android側の完成度は低く、Google Playストアもありません。そのため、本機は主にLinuxベースのOSでレトロゲームを快適に遊ぶためのデバイスと捉えるのが適切です。

性能面では、CPUにRK3566を採用したことでRG351シリーズから進化を遂げ、これまで動作が重かったドリームキャストやPSP、NINTENDO64なども、ある程度遊べるようになりました。HDMI出力でテレビに繋いだり、Wi-Fiを活用したオンラインプレイやPCからのゲームストリーミングも可能です。

総合的に見れば、本機は「レトロゲームの黄金比である4:3画面でのプレイ体験を重視するユーザー」にとって非常に魅力的な選択肢です。Android機能は限定的と割り切り、Linux OSをメインに活用することで、その真価を発揮する一台と言えるでしょう。

[amazon]

ANBERNIC RG353Pの価格・購入先

ANBERNIC日本公式サイト

12,407円で販売されています。

ANBERNIC日本公式サイトで「ANBERNIC RG353P」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで113,999円(税込)、
  • ヤフーショッピングで22,050円、
  • AliExpressで13,065円、
  • 米国 Amazon.comで$109.99、

で販売されています。

Amazonで「RG353P」をチェックする

楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする

ヤフーショッピングで「RG353P」をチェックする

AliExpressで「RG353P」をチェックする

米国 Amazon.comで「RG353P」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

他のANBERNIC携帯ゲーム機と比較

他人もANBERNIC携帯ゲーム機が販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

ANBERNICの携帯ゲーム機が超絶進化で大人気! 最新機種 まとめ 

その他のおすすめ携帯ゲーム機は?

その他のおすすめ携帯ゲーム機は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

海外のレアすぎる携帯ゲーム機 ラインナップ 機種 一覧 まとめて比較

海外製のレアな携帯ゲーム機をまとめて紹介しています。

2024に劇的に変化した中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介

2024年の中華ゲーム機の進化した点とおすすめ機種を紹介しています。

Powkiddyの中華ゲーム機が意外といい?! 全機種 まとめ

Powkiddyの中華ゲーム機をまとめて紹介しています。