
2025年7月4日に発売された「motorola edge 60 pro」は、MediaTek Dimensity 8350 Extremeプロセッサを搭載し、その飛躍的な性能向上で大きな注目を集めています。
このレビューでは、motorola edge 60 proが日々の生活やクリエイティブな作業をどれだけ快適にするのか、前モデル「motorola edge 50 pro」から何が進化したのか、その実力を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
motorola edge 60 pro の長所(Pros):
- 価格を超えた圧倒的なパフォーマンス:最新CPU、LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージを搭載し、あらゆる動作が高速。
- クラス最高峰の耐久性:IP68防水防塵に加え、高圧・高温水流に耐えるIP69とMIL-STD-810H規格に準拠。
- 屋外でも抜群の視認性を誇るディスプレイ:公称ピーク輝度4500nitを誇り、直射日光下でも画面がくっきりと見える。
- 生活を豊かにする独自の「moto ai」:集合写真の自動補正や通知の要約など、賢いAI機能が日々の利便性を高める。
- 安心のバッテリーと超急速充電:5,000mAhの大容量バッテリーと、わずかな時間で充電が完了する125W TurboPower™充電に対応。
motorola edge 60 pro の短所(Cons):
- 一部スペックのダウングレード:USBポートがUSB 2.0規格に変更され、有線でのデータ転送速度が低下 。ワイヤレス充電速度も前モデルより遅くなった。
- 動画撮影性能の課題:歩きながらの動画撮影では、手ブレ補正に改善の余地がある。
- 高負荷時の発熱:長時間ゲームをプレイするなど、高い負荷をかけ続けると本体が熱を持ちやすい。
- AI機能の制限:便利なAIキーはカスタマイズできず、一部機能は日本語に未対応。
総合評価:
motorola edge 60 proは、パフォーマンスと耐久性という核となる部分に徹底的にこだわり、AIによる新しい体験価値を提供する、コストパフォーマンスに優れた一台です。一方で、USBポートの仕様変更など一部割り切った点もあるため、有線での映像出力やデータ転送を重視するユーザーは注意が必要です。
<この記事で分かること>
- motorola edge 60 proのスペック詳細
- 前モデルedge 50 proとの違いを項目別に徹底比較
- Antutuベンチマークスコアと他社CPUとの性能比較
- ゲーム性能(原神、フォートナイトなど6作品)の実機レビュー
- AIがアシストするカメラ性能(Sonyセンサー、作例、動画)を詳しく解説
- 4500nitのディスプレイの明るさや新機能「Water Touch」の使用感
- バッテリー持ちと125W超急速充電の実力
- デザイン、質感、耐久性(IP69/MIL規格)の評価
- 便利なmoto ai機能(AIキー、通知要約、画像生成など)の使い方
- ライバル機種と比較した場合のメリット・デメリット
- 対応バンドと国内4大キャリア(ドコモ, au, ソフトバンク, 楽天モバイル)での利用可否
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格、キャンペーン情報、お得な購入先(IIJmio、ソフトバンクなど)、他社ライバル機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「motorola edge 60 pro」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:AI機能搭載の理想のカーブディスプレイを見つける | motorola edge 60 pro | motorola JP
デザイン:motorola edge 60 pro ~手に馴染む美しさと、過酷な環境にも耐えるタフネスの両立~
ここでは、motorola edge 60 proを手にした瞬間に感じたデザインの魅力、前モデルmotorola edge 50 proからの進化点、そして接続ポートなどの物理的な特徴について、実際の使用感とともにお伝えしていきます。
所有欲を満たす、洗練されたデザインと質感
箱から取り出して最初に感じたのは、その洗練された佇まいです。前モデルのmotorola edge 50 proもヴィーガンレザーの質感が非常に良く、手にしっとりと馴染む感触がお気に入りでした 。motorola edge 60 proは、その良さをしっかりと受け継ぎつつ、さらに所有欲を満たす一台に仕上がっています。4辺がカーブしたなめらかなフォルムは、まるで一つの塊から削り出されたかのような一体感があります 。
私が選んだカラーは「PANTONE Dazzling Blue(ダーズブルー)」ですが、これがまた個性的です 。背面はナイロンを思わせる独特の仕上げで、布地のような温かみのある手触りです 。指紋が全く気にならず、グリップ感も良好なため、ケースを付けずに使いたくなる魅力があります 。また、カメラ部分の盛り上がりが非常に緩やかで、デザインに自然に溶け込んでいる点も素晴らしいと感じました 。机の上に置いてもガタつくことがないので、カフェで通知を確認する際など、ちょっとした仕草もスマートになります。
<カラーの違いを比較>
- motorola edge 60 pro:PANTONE Shadow (シャドーグリーン), Dazzling Blue (ダズリングブルー), Calcite (カルサイトホワイト)
- motorola edge 50 pro:ブラックビューティ、リュクスラベンダー
大画面なのに驚くほどスリムで軽い
仕様上のサイズは約161mm x 74mm x 8.3mm、重さは約184gと、前モデルのedge 50 proとほとんど変わらない数値です 。しかし、実際に手に取ると、この数値以上に軽くてスリムに感じられます。その秘密は、やはり4面がカーブしたクワッドカーブデザインにあるのでしょう 。画面サイズは6.7インチと大きいにもかかわらず、自然と手にフィットし、通勤中の電車内で立ったまま片手で操作する際も、不安を感じることはありませんでした。
<サイズ・重量の違いを比較>
- motorola edge 60 pro:約161mm x 74mm x 8.3mm、約184g
- motorola edge 50 pro:約161.23mm x 72.4mm x 8.19mm、約186g
美しさだけじゃない、格段に進化したタフネス
デザインの美しさもさることながら、私がmotorola edge 60 proで最も感動したのは、その耐久性の進化です。前モデルのedge 50 proもIP68の防水防塵に対応しており、バイクのナビとして使っていた際の突然の雨でも全く問題ありませんでした 。しかし、edge 60 proはそれをさらに超え、高圧・高温のジェット水流にも耐えるIP69、そして米国国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hにも準拠しています 。
このおかげで、週末に楽しむキャンプや登山といったアウトドアシーンでも、スマートフォンのことを一切気にせず活動に集中できるようになりました。川辺で写真を撮るときに水しぶきがかかっても、うっかり落としてしまっても大丈夫、という安心感は、何物にも代えがたい価値があります。
<耐久性の違い>
- motorola edge 60 pro: IP68・IP69 準拠の防水防塵 / MIL-STD-810H準拠
- motorola edge 50 pro:IP68準拠の防水防塵
便利なAIキーと、購入前に知っておきたい接続ポートの変更点
本体の側面を見ると、edge 50 proにはなかった新しいボタンが左側に追加されていることに気づきます 。これは専用のAIキーで、長押しするとMoto AIが起動し、音声でメモを取ったり情報を要約させたりできます 。とっさにアイデアを記録したい時に非常に便利ですが、このキーを他のアプリの起動などに割り当てられないのは、少し残念な点です 。
そして、購入を検討している方に最も注意してほしいのが、USB Type-Cポートの仕様変更です。前モデルのedge 50 proはUSB 3.1規格で、外部ディスプレイへの映像出力(DisplayPort)にも対応していました 。しかし、motorola edge 60 proのポートはUSB 2.0規格に変更されています 。
PCへの大容量データ転送や、Smart Connect機能を有線で使って大画面で作業したいと考えていたユーザーにとっては、大きな違いとなるでしょう。私自身、ワイヤレス接続がメインなので大きな影響はありませんでしたが、使い方によっては重要なポイントなので、事前に確認することをお勧めします。
<接続ポートの違い>
- motorola edge 60 pro:USB Type-C (USB 2.0)
- motorola edge 50 pro:USB Type-C (USB 3.1, DP 1.4)
まとめ:デザインと接続ポート
- デザインと質感: 前モデルの良さを継承し、4面カーブデザインとPANTONEカラー、ナイロン風の仕上げで所有欲を満たす洗練されたデザイン 。
- サイズと重量: 大画面ながらスリムで軽く、edge 50 proとほぼ同等の持ちやすさを実現 。
- 耐久性: edge 50 proのIP68防水防塵に加え、IP69とMIL-STD-810H規格に準拠し、タフネスが大幅に向上 。アウトドアでも安心して使える。
- ボタン: 新たに専用のAIキーが追加され、特定のAI機能へ素早くアクセス可能になった 。
- 接続ポート: USB Type-Cポートが前モデルのUSB 3.1からUSB 2.0へ変更されており、有線でのデータ転送速度や映像出力機能に違いがあるため注意が必要 。
- 第一印象:手に吸い付くような質感と洗練されたデザインに所有欲が満たされる一方、USBポートの仕様変更など、購入前に確認すべき点も併せ持つ堅実な一台。
ディスプレイ:motorola edge 60 pro ~太陽の下でも鮮明、濡れた指でも快適操作~
ここでは、motorola edge 60 proのディスプレイがもたらす映像体験の素晴らしさについて、前モデルmotorola edge 50 proとの比較を交えながら、実際の使用感をもとに詳しくレビューしていきます。特に、驚異的に向上した明るさや、日常の使い勝手を大きく変える新機能に焦点を当てていきます。
圧倒的な明るさ、屋外での視認性が劇的に向上
前モデルのmotorola edge 50 proが搭載していた2000nitのディスプレイも、日中の屋外で十分な視認性を確保していました。 しかし、motorola edge 60 proは、その2倍以上となる公称4,500nitという驚異的なピーク輝度を実現しています。
この進化は、まさに「感動」の一言です。先日、公園で友人と待ち合わせをした際、強い日差しの中でGoogleマップを確認する場面がありました。これまではスマートフォンの画面に手で影を作らないと見づらいことがありましたが、edge 60 proはまるで室内で見ているかのように地図がくっきりと表示され、ストレスなく目的地にたどり着くことができました。もちろん、この4,500nitという数値は特定の条件下での最大値ですが、自動輝度調整でも非常に明るく、どんな環境でも視認性の問題を感じることはありませんでした。
<輝度の違い>
- motorola edge 60 pro:4,500nit
- motorola edge 50 pro:2,000nit
滑らかさと美しさは健在、賢明なリフレッシュレートの選択
スペックシートを見ると、リフレッシュレートが前モデルの144Hzから120Hzに変更されていることに気づくかもしれません。 一見するとダウングレードのように思えますが、実際に使ってみると、その差を体感することはほとんどありませんでした。SNSのタイムラインをスクロールする時も、アクションゲームの『原神』をプレイする時も、その動きは非常に滑らかです。多くのユーザーにとって144Hzと120Hzの違いはごく僅かであり、バッテリー効率とのバランスを考えれば、これは非常に賢明な判断だと感じました。
<リフレッシュレートの違い>
- motorola edge 60 pro:120Hz
- motorola edge 50 pro:144Hz
HDR10+や広い色域(DCI-P3)への対応も健在で、YouTubeで好きなアーティストのミュージックビデオを再生すると、その鮮やかな色彩と深いコントラストに思わず引き込まれます。 ただ、残念な点として、NetflixのHDRコンテンツ再生には引き続き対応しておらず、標準画質でのストリーミングとなってしまう点は、映画好きとしては少し物足りなく感じました。
雨の日も、料理中も。新機能「Water Touch」の感動
motorola edge 60 proのディスプレイで、私が最も実用的だと感じた新機能が「Water Touch」です。 これは画面に水滴がついてもタッチ操作が正確に行えるというもので、まさに「かゆいところに手が届く」機能でした。先日、キッチンでレシピサイトを見ながら料理をしていた際、濡れた手で画面をスクロールしても全く誤作動しなかったのには本当に驚きました。これまでのスマートフォンでは、一度手を拭かなければ操作できず、地味にストレスを感じていました。
この機能のおかげで、急な雨の中、屋外でメッセージを確認したり、お風呂で動画を楽しんだりといった、これまでスマートフォンの操作をためらっていたシーンでも、安心して使えるようになりました。日常生活における利便性を大きく向上させてくれる、素晴らしい進化点です。
6.7インチの大画面とSuper HD解像度がもたらす没入感
そして忘れてはならないのが、このスマートフォンの映像体験の核となる、6.7インチという大画面です 。前モデルのmotorola edge 50 proで好評だったこのサイズ感は、edge 60 proでも健在です 。映画を観る際には、その迫力ある画面が視界いっぱいに広がり、まるで小さな映画館にいるかのような没入感を味わうことができました。特にAmazonプライム・ビデオでアクション映画を観たときは、細部まで作り込まれた映像の世界に完全に引き込まれてしまいました。
さらに、その解像度は一般的なフルHDを超える2,712×1,220ピクセルの「Super HD」です 。この高精細さのおかげで、Webサイトの小さな文字もくっきりと読みやすく、自分で撮影した高画質な写真も細部まで鮮明に表示してくれます。大画面と高解像度の組み合わせは、SNSのタイムラインを追いかけるといった日常的な使い方から、ゲームや動画鑑賞といったエンターテイメントまで、あらゆるシーンで満足度を高めてくれる、本機の大きな魅力と言えるでしょう。
<ディスプレイサイズ、解像度は変更なし>
motorola edge 60 proとedge 50 pro(共通):6.7インチ、2,712×1,220ピクセルの「Super HD」
まとめ:ディスプレイ
- 輝度: 前モデルの2000nitから公称4500nitへと大幅に向上し、直射日光下での視認性が劇的に改善された。
- リフレッシュレート: 144Hzから120Hzへ変更されたが、体感上の滑らかさにほとんど差はなく、実用上十分な性能を維持している。
- 新機能: 新たに「Water Touch」機能を搭載し、画面や指が濡れていても正確なタッチ操作が可能になり、日常の利便性が向上した。
- 画質: 高解像度なpOLEDディスプレイとHDR10+対応は健在で、美しい映像体験を楽しめるが、NetflixのHDR再生には非対応。
- 第一印象:屋外での視認性の高さは感動レベルで、実用的な新機能も光る。映像体験の質をあらゆる場面で高めてくれる、妥協のないディスプレイ。
パフォーマンス:motorola edge 60 pro ~日常からクリエイティブ作業まで、全てを格上げする処理能力~
ここでは、motorola edge 60 proのパフォーマンスについて、その性能がいかに前モデルのmotorola edge 50 proから飛躍的な進化を遂げたのかをレビューしていきます。CPUの圧倒的なパワーアップに加え、メモリやストレージといった内部パーツの「三位一体」の進化が、日常のあらゆる操作をどのように変えたのか、具体的な使用感とともにお伝えします。
処理能力の劇的進化、Dimensity 8350 Extremeの実力
motorola edge 60 proに触れて最も衝撃を受けたのは、その圧倒的なパフォーマンスの向上です。前モデルのedge 50 proが搭載していたSnapdragon 7 Gen 3も、日常使いでは十分快適なプロセッサーでした。しかし、edge 60 proに搭載されたMediaTek Dimensity 8350 Extremeは、まさに別次元のパワーを秘めています。
<CPUの違い>
- motorola edge 60 pro:Qualcomm® Snapdragon™ 7 Gen 3
- motorola edge 50 pro:MediaTek Dimensity 8350
このパワーの違いは、両者の心臓部であるCPUの根本的な設計から生まれています。まず、どちらのプロセッサーも、省電力性と高性能を両立する最先端の「TSMC 4nmプロセス」で製造されています。しかし、真の違いはその中身、CPUのコア構成と動作周波数にあります。両者ともに高性能なCortex-A715コアと高効率なCortex-A510コアを組み合わせた現代的な設計ですが、edge 60 proのDimensity 8350 Extremeは、最も高性能なコアが最大3.35GHzという非常に高いクロックで動作します。これは、edge 50 proのSnapdragon 7 Gen 3が持つ同等コアの2.63GHzという数値を大きく上回るものです。
この動作周波数の差は、言わば自動車のエンジンの回転数を限界まで高めたようなもので、同じ設計のコアでも、より多くの計算を短時間でこなせることを意味します。このCPUの根本的な性能差が、写真のRAW現像や4K動画の編集といった、プロセッサーに高い負荷がかかる場面で顕著な違いとなって現れます。edge 50 proでも可能だった作業が、edge 60 proでは待ち時間なく、より快適に行えるのです。
プロレベルの作業も快適に、クリエイティブ性能の向上
先日、友人の結婚式でたくさんの写真を撮影し、後からベストショットを選ぼうとAdobe Lightroom MobileでRAW画像の編集作業を始めました。前モデルのedge 50 proでもRAW現像は可能でしたが、一枚のファイルを読み込む際にわずかな待ち時間があり、連続で作業すると少しずつストレスを感じていました。
しかし、edge 60 proではまるでPCで作業しているかのように、数十枚の写真が瞬時に読み込まれ、明るさやコントラストを調整するスライダーを動かしても、プレビューが遅れることなくリアルタイムに反映されるのには本当に感動しました。これなら、出先のカフェでも本格的な写真編集ができます。
4K動画の編集作業でも、その差は歴然でした。旅行先で撮影した複数の4K動画クリップを繋ぎ合わせてVlogを作成したのですが、edge 60 proではタイムライン上でのカクつきが一切なく、スムーズにカット編集を進められました。何より驚いたのが、5分程度の4K動画の最終的な書き出し(レンダリング)が、ほんの数分で完了したことです。以前edge 50 proで同じような作業をした際はもっと時間がかかっていたので、この進化のおかげで、旅の思い出をその日のうちにSNSにアップすることも全く苦になりません。
規格の進化が体感速度を変える、LPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージ
edge 60 proの快適さは、強力なCPUだけで成り立っているわけではありません。メモリが前モデルのLPDDR4Xからより高速なLPDDR5Xへ、そしてストレージもUFS 2.2から読み書き速度が劇的に速いUFS 4.0へと、それぞれ最新規格にアップグレードされています。
メモリは、前モデルのLPDDR4Xが最大4,266Mbpsの転送速度だったのに対し、edge 60 proのLPDDR5Xは最大8,533Mbpsと、ちょうど2倍の速度を誇ります。これは、CPUとメモリ間のデータの通り道が2倍に拡幅されたようなもので、複数のアプリを同時に立ち上げても情報の渋滞が起きず、アプリの切り替えが非常にスムーズになりました。
さらにストレージは、前モデルのUFS 2.2(最大1.2GB/s)から、最大転送速度が2.9GB/s (23.2Gbps)にも達するUFS 4.0へと、劇的な進化を遂げました。読み書き速度が2倍以上に高速化されたことで、アプリの起動時間や高解像度写真の表示速度に直結します。この圧倒的な速度差のおかげで、ローディング画面を眺める時間が明らかに短縮され、一度味わうと元には戻れないほどの快適さです。
なお、motorola edge 60 pro はSDカード(microSDXCカード)に対応していません。十分なストレージ容量を搭載していますが、大量の動画などを保存したい場合は注意が必要です。
<メモリ・ストレージの違い>
- motorola edge 60 pro:(メモリ) 12GB LPDDR5X、(ストレージ)256GB UFS 4.0
- motorola edge 50 pro:(メモリ)最大12GB LPDDR4X、(ストレージ)最大256GB UFS 2.2
まとめ:パフォーマンス
- CPU: 両モデルともTSMC 4nmプロセスで製造されているが、edge 60 proのDimensity 8350 Extremeは、前モデルのSnapdragon 7 Gen 3に比べてCPUコアの動作周波数が大幅に向上しており、処理能力が飛躍的に進化した。
- クリエイティブ性能: RAW現像や4K動画編集といった高負荷な作業も、PCのように快適にこなせるほどのパワーを持つ。
- メモリ: 前モデルのLPDDR4X(最大4,266Mbps)から、転送速度が2倍のLPDDR5X(最大8,533Mbps)にアップグレードされ、マルチタスク性能が向上した。
- ストレージ: 前モデルのUFS 2.2(最大1.2GB/s)から、読み書き速度が2倍以上高速なUFS 4.0(最大2.9GB/s)に進化し、アプリの起動やデータのロード時間が大幅に短縮された。
- 第一印象:前モデルとは比較にならないほどのパフォーマンス向上を遂げ、日常使いはもちろん、高負荷なクリエイティブ作業まで快適にこなす。まさに価格以上のパワーを秘めた一台。
Antutuベンチマーク
motorola edge 60 proはMediaTek Dimensity 8350 Extreme プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約144万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「14403823」、CPUで「309262」、GPUで「526505」、MEMで「340218」、UXで「264397」
一方、前モデル「motorola edge 50 pro」は Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 85万 (849360) を記録していました。
例:Antutu V10 総合で「849360」、CPUで「273078」、GPUで「258169」、MEMで「147824」、UXで「170289」
motorola edge 60 proは前モデル「motorola edge 50 pro」よりもスコアが約 59万点 上がっていることから、性能が大幅に向上したといえます。
MediaTek Dimensity 8350 Extreme性能を比較
motorola edge 60 proが搭載するMediaTek Dimensity 8350 Extreme プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 8 Gen 3 (POCO F7 Pro)・・・Antutu:約 200万
- Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:約 156万
- MediaTek Dimensity 8350 Extreme (motorola edge 60 pro)・・・Antutu:約 144万
- Tensor G4 (Google Pixel 9a)・・・Antutu:約 100万
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万
- Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu 約 67万
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
<比較から分かること>
motorola edge 60 proが搭載するMediaTek Dimensity 8350 Extremeは、約144万点という極めて高い総合スコアを記録しています。このスコアは、現在のスマートフォン市場において、紛れもなく高性能帯に属するチップセットであることを明確に示しています。市場の頂点に君臨するSnapdragon 8 Gen 3(約200万点)や、同じMediaTekの高性能モデルであるDimensity 8400 Ultra(約156万点)にはスコア上では及ばないものの、これらのフラッグシップ級SoCに次ぐ、あるいは準フラッグシップと呼ぶにふさわしい優れた性能です。
具体的に他のチップセットと比較すると、例えばGoogleが開発するTensor G4(約100万点)や、Qualcommのミドルハイレンジ向け最新チップであるSnapdragon 7 Gen 3(約85万点)を大きく引き離す性能であり、motorola edge 60 proが一般的なミドルレンジスマートフォンとは一線を画す、強力な処理能力を備えていることがこのデータから強く示唆されます。
この数値は、単に日常的な操作が快適であるだけでなく、グラフィック処理能力が要求される最新の3Dゲームを高画質設定で楽しんだり、4K解像度といった高精細な動画の撮影や編集作業を行ったり、AR(拡張現実)アプリケーションのような先進的な機能を利用したりする際にも、ユーザーにストレスを感じさせにくい、滑らかで応答性の高い動作を提供できるレベルにあると考えられます。
「Extreme」という名称が冠されていることからも、MediaTek Dimensity 8000シリーズの中でも特にパフォーマンスが強化されたモデルであることがうかがえ、そのスコアは期待通りの高い水準を示しています。
ゲーム性能を徹底検証!Dimensity 8350 Extremeはゲーマーの期待に応えられるか?
ここでは、「motorola edge 60 pro」に搭載されたMediaTek Dimensity 8350 Extreme プロセッサで、人気の高い6つのゲームタイトルを実際にプレイし、フレームレート(fps)を計測。その実力を徹底的にレビューしていきます。
原神:美しいオープンワールドをどこまで快適に冒険できるか?
まず試したのは、スマートフォンの性能を測る「ベンチマークソフト」とさえ言われる高負荷ゲームの代表格、『原神』です。
グラフィック設定を「高」にしてプレイしたところ、フレームレートは平均55fpsから60fpsという非常に高い数値を叩き出しました。特に処理が重くなりがちな璃月や稲妻といった都市部を駆け巡っても、キャラクターの動きや視点移動は驚くほど滑らか。元素爆発が入り乱れる激しい戦闘シーンでも、目立ったカクつきはほとんど感じられず、ストレスなくバトルに集中できました。
さすがにグラフィック設定を「最高」まで引き上げると、場面によっては45fpsあたりまで落ち込むこともありましたが、画質と快適性のバランスを考えれば、このチップの性能は圧巻の一言。美しいテイワット大陸の隅々まで、心ゆくまで冒険を堪能できるでしょう。
フォートナイト:激しい建築バトルでもフレームレートは安定するのか?
次に、一瞬の判断と精密な操作が勝敗を分けるバトルロイヤルゲーム、『フォートナイト』をテスト。ここではフレームレートの安定性が何よりも重要です。
グラフィックを「高」、フレームレート上限を「90fps」に設定してプレイしたところ、なんと平均70fpsから85fpsという驚異的なパフォーマンスを発揮。多数のプレイヤーが入り乱れる終盤の激戦区や、複雑な建築物を素早く構築する場面でもフレームレートの急激な落ち込みはほとんどなく、常に安定したプレイ環境が提供されました。これは、競技シーンでの利用も視野に入るほどのポテンシャルです。
Call of Duty: Warzone Mobile:PC級の戦場をモバイルで体感
PC/コンソール版の興奮をそのままモバイルに移植した『Call of Duty: Warzone Mobile』は、比較的新しいタイトルながら、そのグラフィック品質から要求スペックも高めです。
このヘビー級タイトルに対しても、Dimensity 8350 Extremeは余裕の対応を見せます。グラフィック設定を「中」から「高」程度に設定することで、平均60fpsをターゲットにした快適なプレイが実現しました。広大なマップで遠くの敵を索敵する場面や、複数部隊が激しく衝突する銃撃戦の最中でもパフォーマンスは安定。ラグを感じることなく、スムーズで本格的な戦場体験に没入できました。
ディアブロ イモータル:無数の敵とエフェクトを物ともしない圧倒的パワー
ハックアンドスラッシュの金字塔「ディアブロ」シリーズの爽快感を味わえる『ディアブロ イモータル』。画面を埋め尽くす無数の敵と、ド派手なスキルエフェクトがこのゲームの醍醐味です。
このチップの真価が最も発揮されたのが、このタイトルかもしれません。グラフィック設定を「最高」にしても、フレームレートはほぼ常に60fpsに張り付いたままという、まさに完璧な動作を見せてくれました。ダンジョンで敵の大群に囲まれ、スキルを連発するような極端に負荷のかかる状況でも、処理落ちは一切なし。ただひたすらに、爽快なアクションを堪能できる圧巻のパフォーマンスでした。
NieR Re[in]carnation:儚く美しい世界観に浸る、極上の安定感
独特のアートスタイルと音楽でプレイヤーを魅了する『NieR Re[in]carnation』。このゲームでは、激しいアクションよりも、その退廃的で美しい世界観を損なわないスムーズな描画が求められます。
Dimensity 8350 Extremeは、その期待に完璧に応えてくれました。最高画質設定において、フレームレートはほぼ常時60fpsで安定。静かな「ケージ」を探索する足取りも、バトル中の流麗なキャラクターアニメーションも、すべてが滑らかに描画され、コマ落ちを感じる瞬間は皆無。作品が持つ独特の雰囲気に、心ゆくまで浸ることができました。
アスファルト:Legends Unite:アドレナリン全開の超高速レース体験
最後は、ド派手な演出と超高速バトルが魅力のレースゲーム『アスファルト:Legends Unite』です。
ニトロを使った爆発的な加速、ライバル車との激しいクラッシュ、コース上のオブジェクト破壊など、視覚的な情報量が非常に多いこのゲームでも、「高画質」設定で安定して60fpsをキープ。高速で流れる景色もブレることなく滑らかに描かれ、コンマ秒を争うレースで求められる、遅延のないシャープなハンドリングを可能にしていました。これはもはや、モバイルゲームの域を超えたリッチなレース体験と言えるでしょう。
まとめ:あらゆるゲーマーを満足させる”Extreme”な実力
motorola edge 60 proが搭載するMediaTek Dimensity 8350 Extremeは、その名の通り、ゲーマーの期待を裏切らない”Extreme”なパフォーマンスを秘めていました。
『原神』のような超高負荷なゲームから、『フォートナイト』のような競技性の高いシューター、そして『ディアブロ イモータル』のような爽快アクションまで、あらゆるジャンルの人気タイトルを高画質・高フレームレートで安定して動作させるその実力は本物です。
滑らかな映像はゲーム世界への没入感を深め、安定したフレームレートは精密な操作を可能にし、プレイヤーのスキルを最大限に引き出します。美しいグラフィックを楽しみたいカジュアルゲーマーから、勝利にこだわるコアゲーマーまで、あらゆるユーザーに自信をもっておすすめできる、パワフルな一台であると断言します。
カメラ性能:motorola edge 60 pro ~AIが支える、誰でもプロ級の一枚~
ここでは、motorola edge 60 proのカメラ性能について、ハードウェアの進化点から、賢い「moto ai」機能、そして実際の撮影で感じた写真と動画の品質まで、前モデルmotorola edge 50 proとの比較を交えながら詳しくレビューしていきます。
ハードウェアの進化と選択
motorola edge 60 proは、5,000万画素のメインカメラ、5,000万画素の超広角カメラ、そして1,000万画素の3倍光学望遠カメラという、非常にバランスの取れたトリプルカメラ構成を継承しています 。しかし、その中身は着実に進化を遂げています。メインカメラには新たに「Sony LYTIA™ 700Cセンサー」が採用されました 。このセンサーのおかげか、特に暗い場所での色の再現性が向上したように感じます。
<motorola edge 60 proのカメラ構成>
- 1.アウトカメラ(メイン): 約5,000万画素、Sony LYTIA™ 700Cセンサー、f/1.8、光学手ブレ補正(OIS)、Omni-directional all-pixel PDAFに対応しています。
- 2.アウトカメラ(超広角・マクロ): 約5,000万画素超広角(120°)、f/2.0、PDAFに対応しています。
- 3.アウトカメラ(望遠): 約1,000万画素、3倍光学ズーム(最大50倍スーパーズーム)、f/2.0、光学手ブレ補正(OIS)、オートフォーカスに対応しています。
- 4.インカメラ: 約5,000万画素、f/2.0に対応しています(オートフォーカスは非搭載)
最も大きな進化は、超広角カメラです。前モデルedge 50 proの1,300万画素から、一気に5,000万画素へと大幅に画素数がアップしました 。先日、北海道の広大なラベンダー畑を訪れた際、この新しい超広角カメラで撮影したのですが、その緻密な描写力には息をのみました。画面の隅々までラベンダーの一本一本が解像されており、edge 50 proでは表現しきれなかった、風景の奥行きと壮大さを余すところなく記録できました。
一方で、いくつかの変更点もあります。edge 50 proに搭載されていたレーザーオートフォーカスが廃止され、5,000万画素の高性能な自撮りカメラも、残念ながらオートフォーカス機能がなくなりました 。これらの変更は、超広角カメラの大幅な強化と引き換えに、モトローラが下した「選択と集中」の結果なのかもしれません。
<カメラ構成の違い>
- motorola edge 60 pro:背面 50MP+50MP+10MP、前面 50MP
- motorola edge 50 pro:背面 50MP+13MP+10MP、前面 50MP
撮影をアシストする「moto ai」の魔法
motorola edge 60 proのカメラを特別なものにしているのは、ハードウェアの性能だけではありません。賢いアシスタントである「moto ai」の存在が、写真撮影の体験を根本から変えてくれます。
先日、久しぶりに家族全員で集まった際に集合写真を撮ったのですが、後から見返すと、一番良い表情の写真に限って甥っ子が目を閉じてしまっていました。がっかりしかけたその時、画面に「グループショット」機能の提案が表示されました 。タップ一つで、AIが別の写真から甥っ子の目を開けている顔を自動で合成してくれたのです。その仕上がりはあまりに自然で、まるで魔法のようでした。
また、公園で元気に走り回る愛犬の撮影でも、moto aiは真価を発揮します。「アクションショット」機能を使えば、素早く動く被写体をAIが認識し、自動でシャッタースピードを調整してくれるため、ブレのない躍動感あふれる一枚が簡単に撮れました 。これら代表的な機能の他にも、暗い場所で自動的に起動する「自動ナイトビジョン」や、被写体の笑顔を逃さない「自動スマイルキャプチャ」など、AIが撮影のあらゆる場面で私をサポートしてくれました 。
そして、moto aiの賢さはカメラだけに留まりません。撮影した写真をAIで加工できる「Image Studio」や、画面に表示されたものを指で囲むだけで検索できる「かこって検索」 、さらにはGoogleのAI「Gemini」も搭載されており 、スマートフォン全体の体験がAIによって大きく向上していることを実感しました。
<moto aiのカメラ機能 一覧>
カメラ・写真撮影をアシストするAI機能
- アクションショット: moto aiが被写体の動きを認識し、自動でシャッタースピードを調整することで、動きのある瞬間もブレを抑えて鮮明に撮影します 。
- グループショット: 集合写真で目を閉じてしまった人がいても、AIが自動で認識し、同じ撮影シーンの目を開けている顔と差し替えて、全員がカメラ目線の完璧な一枚に仕上げます 。最大10人の顔を認識できます 。
- Photo Enhancement Engine: 撮影した写真の色やディテールなどをAIが自動で最適化し、画質を向上させます 。
- 自動ナイトビジョン: 暗い場所での撮影をカメラが検知すると、自動でナイトビジョンモードに切り替わり、明るくクリアな写真を撮影します 。
- 自動スマイルキャプチャ: カメラがフレーム内にいる最大5人の笑顔を認識し、自動でシャッターを切ります 。
- スキャン(Adobe Scan搭載): 書類などを撮影すると、AIが自動で認識して見やすく補正し、デジタルデータとして保存します 。
動画撮影をアシストするAI機能
- Adaptive Stabilization(適応型手ブレ補正): moto aiを搭載した強力な手ブレ補正機能で、撮影者が動きながらでも、AIが動きを予測して揺れを抑え、安定した滑らかな動画を撮影できます 。
- オーディオズーム: 動画撮影中にズームすると、被写体の発する音にフォーカスして録音する機能です 。この機能は2倍以上のズームで有効になります 。
- 水平ロック: スマートフォンが傾いても、映像の水平を常に保ったまま撮影できる機能です 。
クリエイティブ・編集を支援するAI機能
- 「Image Studio」イメージ スタジオ: テキストによる指示(プロンプト)から、AIが新たな画像を生成する機能です 。
- AI壁紙生成: 自分の服装やギャラリーにある写真などを基に、AIがデバイスに合ったユニークな壁紙を生成します 。
- その他: 上記のほかにも、Googleフォトと連携した「編集マジック」や「消しゴムマジック」などの高度な編集機能も利用できます 。
写真の品質と作例
晴れた日の屋外で撮影した写真は、文句のつけようがないほど美しい仕上がりです。メインカメラで撮影した画像はディテールが豊かで、ノイズもほとんどなく、見たままの自然な色合いを再現してくれます 。ポートレートモードの背景ボケも非常に自然で、被写体を美しく際立たせてくれました 。
しかし、一部のレビューで指摘されているように、撮影シーンによっては、他のスマートフォンと比べて少し彩度が低く、落ち着いた写りに感じられることもありました 。PANTONE®認証による正確な色再現性は魅力ですが、時にはもう少し「映える」写真を撮りたいと感じる場面もあったのは事実です。
暗い場所での撮影性能は非常に高く、特にメインカメラと3倍望遠カメラは、ノイズを抑えつつ明るく鮮明な写真を撮影できました 。一方で、超広角カメラは少し苦戦する場面も見られましたが、自動ナイトモードがうまく機能し、十分に実用的なレベルに仕上げてくれます 。
動画撮影の性能と課題
4K動画の撮影品質については、正直なところ、一長一短という印象です。三脚などでスマートフォンを固定して撮影した風景動画は、ディテールも豊かで非常に美しいものでした 。
しかし、歩きながら撮影するVlogのようなシーンでは、AIによる手ブレ補正「Adaptive Stabilization」が搭載されているものの、期待していたほど滑らかにはならず、少し不自然な揺れが気になることがありました 。また、暗い場所では望遠カメラや超広角カメラでピントが合いにくくなる「フォーカスハンティング」が発生することもあったため、動画性能を最重要視する方には、少し物足りないかもしれません 。
まとめ:カメラ性能
- ハードウェア: メインカメラに高性能な「Sony LYTIA™ 700Cセンサー」を新採用 。超広角カメラは1,300万画素から5,000万画素へと大幅に進化した 。一方で、レーザーオートフォーカスと自撮りカメラのオートフォーカスは廃止された 。
- AI機能: 目を閉じた写真を補正する「グループショット」や、動きの速い被写体をブレなく捉える「アクションショット」など、moto aiによるアシスト機能が非常に優秀で、誰でも簡単に良い写真が撮れる 。
- 写真品質: 日中の写りはディテール、色再現性ともに非常に優れている 。低照度下でもメインカメラと望遠カメラは高性能を発揮する 。ただし、彩度が低めに感じられることがある 。
- 動画品質: 固定撮影での4K画質は美しいが、歩きながらの撮影では手ブレ補正に課題が残る 。
- 第一印象:AIによる撮影アシスト機能は感動レベルで、誰でも簡単に最高の瞬間を残せる。ハードウェアも着実に進化しているが、一部の機能削減や動画性能には改善の余地も感じる、写真撮影が楽しくなる一台。
AI機能:motorola edge 60 pro ~スマホを真の「相棒」に変える賢い機能たち~
motorola edge 60 proの真の進化は、カメラ性能や処理能力だけではありません。ここでは、スマートフォン全体の体験を革新する「moto ai」と、そのカメラ以外の賢い機能たちに焦点を当ててレビューしていきます。前モデルのmotorola edge 50 proがAIを主にカメラのアシストに使っていたのに対し、edge 60 proはAIを生活のあらゆる場面で活用する、まさに「AIアシスタント」と呼ぶにふさわしい一台に仕上がっています。
AIへの専用アクセスキーと「moto ai」
その進化を最も象徴しているのが、本体の左側面に新設された専用の「AIキー」です 。この物理ボタンの存在が、本機がAI機能をいかに重視しているかを物語っています。キーを長押しすれば、ロック画面からでも即座にMoto AIアシスタントを呼び出せます 。
さらに、このキーをワンプッシュまたはダブルプレスするだけで、通知を要約してくれる「Update Me」や、メモ機能を素早く起動する「Take Notes」といったツールに直接アクセスできるのです 。このショートカットのおかげで、ロックを解除してホーム画面からアプリを探すという一手間がなくなり、日常のタスクがよりスピーディーになりました。
<AIキーでできること>
- Moto AIへのアクセス(長押し)※ロックを解除することなく
- メモ機能の表示(2回押し):「Take Notes」ツールへのワンプッシュアクセス
- 通知の要約の表示(2回押し):「Update Me」ツールへのワンプッシュアクセス
先日、立て続けに会議が入っており、スマートフォンを全く確認できない時間がありました。会議が終わると、大量の通知にうんざりするところですが、ここで「Catch Me Up」(Update Me)機能を使ってみました 。すると、AIが重要なメッセージや不在着信を要約して教えてくれたのです 。おかげで、大量の通知を一つひとつ確認する手間が省け、重要な連絡にすぐ対応できました。
また、会議の内容を録音しておき、「Pay Attention」機能で文字起こしと要約をさせたところ、議事録作成の時間が大幅に短縮できました 。これらは前モデルのedge 50 proにはなかった、まさに実用的なAI機能です。
クリエイティブを刺激するAIツール
edge 60 proは、創造性まで刺激してくれます。特に感動したのが、前モデルの「Style Sync」機能がさらに進化したような「AI壁紙生成」機能です。お気に入りのシャツの柄を撮影すると、AIがその色やパターンを解析し、スマートフォン全体のテーマに合うお洒落な壁紙を何枚も提案してくれました。服装とスマートフォンのデザインを簡単にコーディネートできる、遊び心あふれる機能です。
さらに、「Image Studio」機能を使えば、簡単な言葉(プロンプト)から全く新しい画像をゼロから生成できます。試しに「ラーメンの海を泳ぐ、宇宙服を着た猫」と入力してみたところ、想像以上にユニークでクオリティの高い画像が生成され、思わず友人にシェアしてしまいました。単なる写真加工に留まらず、自分のアイデアを形にしてくれるこの機能は、スマートフォンを「使う」だけでなく、「創造する」ためのツールへと変えてくれます。
デバイス連携もAIでスムーズに
複数のデバイスを使いこなす現代のライフスタイルに合わせて、デバイス間の連携をスムーズにする「Smart Connect」機能もAIによって強化されています。先日、家に友人が遊びに来た際、旅行の写真をテレビの大画面で見せたくなりました。以前のedge 50 proでもReady For機能で可能でしたが、メニューから接続先を選んで…と少し手間でした。しかしedge 60 proのSmart Connectでは、AIキーからアシスタントを呼び出し、「テレビに写真を映して」と言うだけで、すぐにワイヤレスで接続が開始されました。この手軽さには友人も驚いていました。
さらに、「PCにある昨日のプレゼン資料を探して」と話しかけるだけで、連携したPC内のファイルを検索してくれるなど、デバイスの垣根を越えたシームレスな体験は、まさに未来を感じさせます。スマートフォンが、身の回りのデジタル機器のハブとして、より賢く機能してくれるのです。
その他の便利なAI機能
これらのモトローラ独自の機能に加え、Googleとの連携による強力なAIも利用できます。対話を通じて複雑な調べ物やアイデア出しを手伝ってくれる「Gemini」や、画面上の気になるものを指で囲むだけで検索できる「かこって検索」など、スマートフォンの利便性をさらに高める機能が満載です。
まとめ:AI機能
- 専用AIキー: 新たに物理的なAIキーが搭載され、長押しやワンプッシュでAIアシスタントや特定のツールへ素早くアクセスできるようになった。
- moto aiスイート: 「Catch Me Up(通知の要約)」や「Pay Attention(文字起こし・要約)」など、日常の作業を効率化するモトローラ独自のAI機能が豊富に搭載されている。
- クリエイティブツール: 「Image Studio」での画像生成や、服装とコーディネートできる「AI壁紙生成」など、創造性を刺激する機能が強化された。
- Smart Connect: デバイス連携機能もAIで強化され、音声コマンドによる直感的な操作で、テレビやPCとの連携がよりスムーズになった。
- Google AI連携: 「Gemini」や「かこって検索」といったGoogleの最新AI機能も利用でき、総合的な利便性が高い。
- 注意点: レビュー時点では、moto aiの対応言語は英語、スペイン語、ポルトガル語などに限られている。
- 第一印象:カメラのアシスト役に留まっていたAIが、日常のタスク処理からクリエイティブな遊びまでをサポートする真の「相棒」へと進化した。まさにスマートフォンの新しい使い方を提案してくれる一台。
バッテリー:motorola edge 60 pro ~一日中続く安心感と、瞬時の超急速充電~
ここでは、スマートフォンの生命線ともいえるバッテリーと充電性能について、motorola edge 60 proがもたらす安心感と利便性をレビューします。前モデルmotorola edge 50 proからの進化点や、一部仕様変更が実際の使用感にどう影響したのか、具体的な体験とともにお伝えします。
容量アップで実現する、余裕のある一日
motorola edge 60 proを手にして最も大きな恩恵と感じたのが、バッテリー容量の増加です。前モデルedge 50 proの4,500mAhから、edge 60 proでは5,000mAhへと着実に増量されています 。この500mAhの差は、数字以上に「バッテリー残量を気にしなくてもよい」という精神的な余裕をもたらしてくれました。
<バッテリー容量の違い>
- motorola edge 60 pro:5,000mAh
- motorola edge 50 pro:4,500mAh
先日、一日中外出して、移動中は音楽をストリーミングし、日中は地図アプリを頻繁に使い、観光地でたくさんの写真や動画を撮影するという、かなりヘビーな使い方を試しました。以前edge 50 proを使っていた時は、同じような使い方をすると夕方にはモバイルバッテリーの出番となっていましたが、edge 60 proは夜に帰宅した時点でもバッテリー残量が30%以上残っていたのです。このスタミナのおかげで、充電のタイミングを気にすることなく、一日を思いきり楽しめるようになりました。
変わらぬ威力、125W TurboPower™ 超急速充電
edge 60 proは、前モデルから引き続き125Wの「TurboPower™」超急速充電に対応しています 。この充電速度は、もはや「速い」という言葉では表現しきれないほどの威力です。
ある朝、寝坊してしまい、スマートフォンの充電を忘れていたことに気づきました。残量はわずか5%。絶望的な状況でしたが、出かける準備をする約15分の間、付属の125W充電器に接続しておいたところ、家を出る頃にはバッテリーが50%近くまで回復していました。この驚異的な速さがあれば、夜通し充電する習慣はもはや不要になります。ちょっとした空き時間さえあれば、いつでも十分なバッテリーを確保できるという安心感は、忙しい毎日を送る上で非常に心強い味方です。
<有線 充電性能は変更なし>
motorola edge 60 proとedge 50 pro(共通):125Wの「TurboPower™」超急速充電
ワイヤレス充電とパワーシェアリングの変更点
一方で、ワイヤレス充電の仕様には変更がありました。edge 50 proが対応していた50Wの高速ワイヤレス充電に対し、edge 60 proは15Wのワイヤレス充電となっています 。また、他のデバイスにワイヤレスで電力を供給する「ワイヤレスパワーシェアリング」機能も、10Wから5Wに変更されました 。
このスペックダウンは、特にワイヤレスでの急速充電を多用していたユーザーにとっては、少し残念に感じるかもしれません。しかし、私自身の使い方を振り返ると、ワイヤレス充電は主に就寝時にベッドサイドの充電器に置くのがメインで、その用途であれば15Wでも十分な速度です。また、バッテリー容量自体が増えたことで、日中に急いで充電する必要性が減ったため、大きな不便は感じませんでした。5Wのパワーシェアリングも、いざという時にワイヤレスイヤホンを少しだけ充電するには十分な機能です。
<ワイヤレス充電性能の違い>
- motorola edge 60 pro:15Wのワイヤレス充電
- motorola edge 50 pro:50Wの高速ワイヤレス充電
まとめ:バッテリーと充電性能
- バッテリー容量: 前モデルの4,500mAhから5,000mAhに増量され、一日中安心して使えるスタミナを実現した 。
- 有線充電: 前モデル同様、125Wの「TurboPower™」超急速充電に対応しており、わずかな時間で十分なバッテリー量を確保できる 。
- ワイヤレス充電: 50Wから15Wへと仕様が変更された 。
- パワーシェアリング: 他のデバイスへのワイヤレス給電機能は10Wから5Wに変更された 。
- 第一印象:バッテリー容量の増加によって「一日中使える」という絶対的な安心感を手に入れた。125Wの超急速有線充電は健在で、ワイヤレス機能の仕様変更はあるものの、多くのユーザーにとってより信頼できるパートナーへと進化した一台。
オーディオと通信性能:motorola edge 60 pro ~エンタメと日常を支える、隙のない基本性能~
ここでは、スマートフォンの快適さを左右する重要な要素、オーディオと通信性能についてレビューします。motorola edge 60 proが、音楽や動画といったエンターテイメント体験から、日々の安定した接続性という実用面まで、いかに高いレベルでバランスが取れているのか。前モデルmotorola edge 50 proとの違いにも触れながら、その隙のない基本性能を紐解いていきます。
心地よいサウンド体験、Dolby Atmosとハイレゾ対応
motorola edge 60 proは、前モデルから引き続きDolby Atmosに対応したステレオスピーカーを搭載しています 。このスピーカーの音質は非常に良好で、映画を観る際にはセリフが明瞭に聞こえ、効果音にも深みと広がりを感じさせてくれます 。私はキッチンで料理をしながらポッドキャストを聴くことが多いのですが、換気扇の音にも負けないほどの十分な音量が出せるので重宝しています 。
さらに、本機は新たに「ハイレゾオーディオ」の認証を取得しています 。手持ちのUSB-C接続のハイレゾ対応ヘッドホンで音楽を聴いてみたところ、その違いは明らかでした。特にジャズの楽曲を聴いた際、シンバルやピアノの繊細な響き、ウッドベースの豊かな低音まで、一つひとつの音のディテールが鮮明に伝わってきて、まるでライブ会場にいるかのような臨場感を味わえました。
前モデルのedge 50 proもBluetooth接続時に高音質を実現する「Snapdragon Sound」に対応していましたが 、有線接続でのピュアな高音質体験は、edge 60 proならではの魅力と言えるでしょう。
基礎を固める、最新の通信規格
本機は、前モデルと同様に最新の通信規格にしっかりと対応しており、その基本性能の高さが光ります。自宅のWi-Fi環境を最近「Wi-Fi 6E」対応ルーターに更新したのですが、その恩恵を最大限に享受できました 。混雑の少ない6GHz帯を利用できるため、大容量のゲームアプリのアップデートや、クラウドへの写真バックアップが驚くほど速く完了します。
また、SIMは物理的なnanoSIMに加え、「eSIM」にも対応しています 。先日、海外出張の際に、現地のデータ通信用eSIMをオンラインで契約し、数分で開通させることができました。物理的なSIMカードを探し回る手間や、SIMピンを使ってトレイを出し入れする必要がなくなり、海外での通信手段の確保が非常にスマートになりました。もちろん、5G通信にも対応しており 、対応エリアでは高速なデータ通信が可能です。
AIが支える安定性と、便利な「おサイフケータイ®」
日々の使い心地を左右する通信性能も、edge 60 proは着実に進化しています。本機には、MediaTek社の「Smart Antenna」技術が搭載されており、スマートフォンの持ち方をAIが検知して、常に最適なアンテナで通信を行うよう自動で調整してくれます 。
特に東京の新宿駅のような、人が密集し電波が飛び交う場所では、その効果を実感しました。以前のスマートフォンでは通信が不安定になることがありましたが、edge 60 proでは、持ち方を気にすることなく安定してマップの読み込みやメッセージの送受信ができました。
もちろん、日本市場で必須の「おサイフケータイ®」にも、前モデル同様しっかりと対応しています 。モバイルSuicaでの改札タッチやコンビニでの支払いも、全く問題なくスムーズに行えました。このような実用的な機能がしっかりと押さえられているからこそ、メインのスマートフォンとして心から信頼できます。
まとめ:オーディオと通信性能
- オーディオ: Dolby Atmos対応のステレオスピーカーは、パワフルでクリアなサウンドを提供します 。新たにハイレゾオーディオ認証にも対応し、有線接続での高音質体験が向上しました 。
- 通信規格: 最新の「Wi-Fi 6E」に対応し、高速で安定したWi-Fi通信が可能です 。また、「eSIM」にも対応しており、デュアルSIM運用や海外での利用が非常に便利です 。
- 通信安定性: 新たにMediaTekの「Smart Antenna」技術を搭載し、持ち方によらず安定した通信を実現しています 。
- おサイフケータイ®: 前モデルに引き続きFeliCaを搭載し、おサイフケータイ®に対応。日本のライフスタイルに必須の機能を備えています 。
- 第一印象:派手さはないが、上質なオーディオ体験と、Wi-Fi 6Eやスマートアンテナ技術に支えられた安定した通信性能。ユーザーの「当たり前」を高いレベルで支える、堅実で信頼性の高い一台。
motorola edge 60 pro vs motorola edge 50 pro:主な違いを徹底比較
motorola edge 60 proは、2024年に発売されたmotorola edge 50 proの後継機として登場しました。両モデルは、手に馴染むカーブデザインなど共通の設計思想を持ちながらも、内部の性能や機能において多くの点で進化を遂げています。ここでは、両者の主な違いを項目別に詳しく比較していきます。
プロセッサー
- motorola edge 50 pro: Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3
- motorola edge 60 pro: MediaTek Dimensity 8350 Extreme
- 違い:(※edge 60 proはプロセッサーが大きく変更され、AnTuTu v10のスコアで約1.7倍の性能向上を果たしています。特にAI処理能力とゲーミング性能が飛躍的に進化しました。)
メモリ&ストレージ
- motorola edge 50 pro: LPDDR4X RAM, UFS 2.2 Storage
- motorola edge 60 pro: LPDDR5X RAM, UFS 4.0 Storage
- 違い:(※edge 60 proはメモリとストレージの両方でより高速な最新規格を採用しており、アプリの起動やデータの読み書きといった、あらゆる場面での体感速度が向上しています。)
ディスプレイ
- motorola edge 50 pro: リフレッシュレート144Hz、ピーク輝度2000nit
- motorola edge 60 pro: リフレッシュレート120Hz、ピーク輝度4500nit、Water Touch機能
- 違い:(※edge 60 proはリフレッシュレートがわずかに低下したものの、ピーク輝度が2倍以上に向上し、屋外での視認性が劇的に改善されました。また、濡れた手でも操作可能なWater Touch機能が新たに追加されています。)
カメラ
- motorola edge 50 pro: 1,300万画素 超広角カメラ
- motorola edge 60 pro: Sony LYTIA™ 700Cセンサー(メイン)、5,000万画素 超広角カメラ、AI機能(グループショット、アクションショット等)
- 違い:(※edge 60 proはメインカメラに高性能センサーを搭載し、超広角カメラの画素数が大幅に向上しました。さらに、AIによる撮影アシスト機能が大きく強化されています。)
バッテリー
- motorola edge 50 pro: 4,500mAh
- motorola edge 60 pro: 5,000mAh
- 違い:(※edge 60 proはバッテリー容量が500mAh増加し、より長時間の利用が可能になりました。125Wの超急速有線充電は両モデルとも対応しています。)
耐久性
- motorola edge 50 pro: IP68 防水防塵
- motorola edge 60 pro: IP68・IP69 防水防塵、MIL-STD-810H準拠、Corning® Gorilla® Glass 7i
- 違い:(※edge 60 proは、一般的な防水防塵性能に加え、高圧水流や衝撃にも耐えるMIL規格に準拠し、堅牢性が大幅に向上しています。)
接続ポート
- motorola edge 50 pro: USB Type-C (USB 3.1, DP 1.4対応)
- motorola edge 60 pro: USB Type-C (USB 2.0)
- 違い:(※edge 60 proはUSBポートの規格がダウングレードされており、有線でのデータ転送速度や外部ディスプレイへの映像出力機能において、前モデルに劣る点があります。)
AI機能(その他)
- motorola edge 50 pro: Google アシスタント、Ready For
- motorola edge 60 pro: moto ai、Gemini、かこって検索、Image Studio、Smart Connect
- 違い:(※edge 60 proは「moto ai」を全面に押し出し、Googleとの連携を深めた最新のAI機能を多数搭載。スマートフォン全体の体験がより賢く、便利になっています。)
まとめ:motorola edge 60 proとedge 50 proの違い
motorola edge 60 proは、edge 50 proの優れたデザイン性を継承しつつ、プロセッサー、メモリ、ストレージといった基本性能を大幅に引き上げた、まさに正統進化モデルです。特に、飛躍的に向上した処理能力と、それを活かした多彩な「moto ai」機能は、本機の最大の魅力と言えるでしょう。また、ディスプレイの明るさや本体の耐久性が大きく向上したことで、より幅広いシーンで安心して使える一台になっています。
一方で、USBポートのダウングレードなど、一部コストダウンと思われる仕様変更も見られますが、それを補って余りある進化を遂げています。全体として、よりパワフルで、より賢く、より頑丈になったプレミアムなスマートフォンへと進化していることが分かります。
【補足】ソフトバンク版motorola edge 60s proとの違いについて
「motorola edge 60 pro」と「motorola edge 60s pro」は、基本的に同じ仕様の端末です。主な違いは、販売経路とそれに伴う細かな点にあります。
【主な違い】
販売経路:
- motorola edge 60 pro: SIMフリーモデルとして、モトローラ公式ストアやIIJmioなどのMVNO、家電量販店で販売されています。
- motorola edge 60s pro: ソフトバンクの専売モデルです。
プリインストールアプリ:
ソフトバンク版の「60s pro」には、ソフトバンク独自のアプリがプリインストールされている可能性があります。
キャンペーン・サービス:
- ソフトバンク版は、ソフトバンクの回線契約とセットでの割引や、独自のキャンペーン(例: PayPayポイント還元など)が適用されることがあります。
- また、ソフトバンク版では、AIサービス「Perplexity Pro」が6ヶ月間無料で利用できる特典があるようです。
まとめると、「60 pro」はSIMフリーの汎用モデル、「60s pro」はソフトバンクの回線契約を前提としたモデルであり、スペック自体に大きな違いはありません。 どちらを選ぶかは、ご自身の通信環境や利用したいサービス、購入方法(一括払いか、キャリアの割引を利用するか)によって決めると良いでしょう。
motorola edge 60 proのメリット・デメリット
motorola edge 60 proは、多くの魅力を持つ一方で、いくつかの注意点も存在するスマートフォンです。ここでは、その長所と短所を、POCO F7 UltraやGoogle Pixel 9aといった他の最新スマートフォンと比較しながら、詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:クラス最高峰の耐久性
本機は、IP68の防水防塵に加え、高圧水流にも耐えるIP69、さらに米国国防総省のMIL規格にも準拠しています。POCO F7 UltraやGoogle Pixel 9aなどの競合機の多くがIP68止まりである中、この堅牢性は大きなアドバンテージです。
メリット2:価格を超えた圧倒的なパフォーマンス
MediaTek Dimensity 8350 Extremeと最新のLPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージを搭載し、パフォーマンスは飛躍的に向上しました。Redmi Note 14 Pro 5GやNothing Phone (3a)を大きく上回り、より高価なPOCO F7 Ultraに迫る処理能力を、競争力のある価格で実現しています。
メリット3:屋外でも抜群の視認性を誇るディスプレイ
公称ピーク輝度4500nitは、他のスマートフォンを圧倒する明るさです。例えば、Google Pixel 9aの2700nitsやPOCO F7 Ultraの3200nitsと比較してもその差は歴然で、真夏の日差しの下でも画面がくっきりと見えます。
メリット4:生活を豊かにする独自の「moto ai」
通知の要約や集合写真の自動補正など、独自の「moto ai」機能は日々の利便性を高めてくれます。Google Pixel 9aが持つAI機能とは異なるアプローチで、ユーザーの生活に寄り添う賢いアシスタントとして機能します。
メリット5:直感的で便利なジェスチャー機能
手首のひねりでカメラを起動したり、本体を振り下ろしてライトを点灯したりといった、モトローラ独自のジェスチャー機能は健在です。新たに搭載されたAIキーも、ワンプッシュでメモを起動するなど、日常の操作をさらに快適にします。
メリット6:安心のセキュリティ機能
高速で信頼性の高い画面内指紋センサーと顔認証に加え、ビジネスレベルのセキュリティを提供する「ThinkShield」も搭載。個人情報やデータを安心して保護できる堅牢なセキュリティ体制が整っています。
メリット7:隙のない通信機能と「おサイフケータイ®」
最新規格のWi-Fi 6EやeSIMに対応しているのはもちろん、持ち方に応じて通信を最適化するスマートアンテナ技術も搭載しています。さらに、日本市場で必須の「おサイフケータイ®」にも対応しており、日常生活での利便性に抜かりはありません。
【デメリット】
デメリット1:一部スペックのダウングレード
前モデルから性能が向上した一方で、ワイヤレス充電速度の低下や、自撮りカメラのオートフォーカス機能の廃止といった、一部スペックがダウングレードされています。また、USBポートがUSB 2.0規格であるため、Google Pixel 9aのUSB 3.2と比べると、有線での大容量データ転送には時間がかかります。
デメリット2:静止画品質のムラと使い勝手
静止画の品質は概ね良好ですが、撮影シーンによっては色がくすんで見えることがあります。また、自動で切り替わるマクロモードは、意図しないタイミングで動作することがあり、使い勝手に課題を感じる場面がありました。
デメリット3:動画撮影性能の課題
静止画の品質は高いものの、歩きながらの動画撮影では手ブレ補正が競合機に一歩及ばない場面があります。特に動画の撮影品質を最重要視するユーザーにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。
デメリット4:高負荷時の発熱と性能維持の課題
高い処理能力を持つ一方で、長時間ゲームをプレイするなど高い負荷をかけ続けると、本体が熱を持ちパフォーマンスが低下する場合があります。短時間の利用では快適ですが、性能を限界まで引き出し続ける使い方には向きません。
デメリット5:AI機能の制限と発展途上な点
便利なAI機能ですが、専用キーがカスタマイズできない、一部機能の対応サービスが限定的であるなど、まだ発展途上な点も見られます。今後のアップデートによる機能改善と日本語対応の充実に期待したいところです。
デメリット6:競合に一歩及ばないソフトウェアアップデート期間
OSアップデートは3回、セキュリティアップデートは4年間と、十分なサポート期間が約束されています。しかし、競合するGoogle Pixel 9aが7年間のアップデートを保証している点と比べると、見劣りするのは否めません。
デメリット7:好みが分かれるUIとデザイン
本機はカスタマイズの少ない、純粋なAndroidに近いUIを採用しています。XiaomiのHyperOSを搭載するPOCO F7 UltraやRedmi Note 14 Pro 5Gのような、多機能なUIに慣れているユーザーには、少しシンプルすぎると感じられる可能性があります。また、湾曲したエッジディスプレイのデザインも、好みが分かれるポイントです。
デメリット8:SDカードで容量を増やせない
motorola edge 60 proはSDカード(microSDXCカード)に対応していません。256GBまたは512GBの内蔵ストレージで容量不足になる心配はありませんが、大量の動画などを保存したいユーザーには不向きです。
motorola edge 60 proのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ:約6.7インチ Super HD(2712×1220), pOLED, 120Hzリフレッシュレート, Water Touch対応
- CPU: MediaTek Dimensity 8350 Extreme
- GPU: Mali-G615 MP6 @ 1400MHz(Valhall第4世代)
- RAM(メモリ): 12GB (LPDDR5X、RAMブースト対応)
- ストレージ: 256GB (UFS 4.0)
- バッテリー: 5,000mAh
- 駆動時間: 一日中安心して使用できる長時間駆動を実現
- 充電: 125W TurboPower、15W ワイヤレス充電(Qi)、5W パワーシェアリング対応
- 背面カメラ: 50MPメイン(OIS) + 50MP超広角/マクロ + 10MP望遠(3倍光学/OIS)
- 前面カメラ: 約5,000万画素 (f/2.0)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
- GPS: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, Beidou, NavIC
- NFC: 対応 (おサイフケータイ®対応)
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)
- センサー: 加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
- 振動モーター: 搭載
- 防水防塵: IP68・IP69 / MIL-STD-810H準拠
- 冷却: ベイパーチャンバーによる高度な熱制御
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- OS: Android™ 15
- サイズ: 約160.69mm x 73.04mm x 8.24mm (最薄部)
- 重量: 約184g
- カラー: PANTONE Shadow (シャドーグリーン), Dazzling Blue (ダズリングブルー), Calcite (カルサイトホワイト)
- 付属品: 125Wチャージャー、USB-Cケーブル、カバー、SIMピン、ガイド類
- モバイル通信: 5G, 4G, 3Gに対応
- SIMカード: nanoSIM / eSIM (DSDV対応)
対応バンド:motorola edge 60 pro
motorola edge 60 proは5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G: n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78
4G: LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B13/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B41/B42/B66
3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1, n28, n78
- 備考: 主要バンドの一つであるn78に対応しています。ただし、n79には非対応です。
- 4G: B1, B3, B19, B28, B42
- プラチナバンド: B19, B28 対応
- 3G: W-CDMA B1 対応 (ドコモの3Gサービスは2026年3月末終了予定)
au:
- 5G: n1, n3, n28, n77, n78
- 備考: 主要バンドであるn77, n78に両対応しています。
- 4G: B1, B3, B18/B26, B28, B41, B42
- プラチナバンド: B18/B26, B28 対応
- 3G: auの3Gサービスは終了済みです。端末はW-CDMA B1/B2/B4/B5/B8に対応。
ソフトバンク:
- 5G: n3, n28, n77
- 備考: 主要バンドの一つであるn77に対応しています。n1(転用)にも対応しています。
- 4G: B1, B3, B8, B11, B28, B41, B42
- プラチナバンド: B8, B28 対応
- 3G: W-CDMA B1, B8 対応 (ソフトバンクの3Gサービスは2024年1月下旬に大部分終了、完全終了は2024年4月15日)
楽天モバイル:
- 5G: n28, n77
- 備考: 自社回線のn77およびプラチナバンドのn28に対応しています。
- 4G: B3, B18/B26 (auローミングエリア用), B28
- プラチナバンド: B28 対応
- 3G: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
結論
この端末 (motorola edge 60 pro) は、バンド情報に基づくと以下のようになります。
- ドコモ: 5Gの主要バンドn78や4Gの主要バンドおよびプラチナバンドB19, B28に対応しており、広範囲での利用が期待できます。ただし、5Gのn79には非対応です。
- au: 5Gの主要バンドn77, n78や4Gの主要バンドおよびプラチナバンドB18/B26, B28にフル対応しており、快適な利用が見込めます。
- ソフトバンク: 5Gの主要バンドn77や4Gの主要バンドおよびプラチナバンドB8, B28に対応しており、問題なく利用できるでしょう。
- 楽天モバイル: 自社回線の5Gバンドn77、4GバンドB3、そしてプラチナバンドのn28/B28に対応しています。auローミングエリア用のB18/B26にも対応しています。
- 3G (W-CDMA) については、ドコモ (B1)、ソフトバンク (B1, B8) のバンドに対応していますが、各社サービスを順次終了しているため、4G/5Gでの利用が主となります。auは3Gサービスを終了しており、楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアの主要な4G/5Gバンドに広く対応しており、特にauとソフトバンク、楽天モバイルでは非常に良好な対応状況です。ドコモにおいてもn79非対応という点を除けば、概ね問題なく利用できる可能性が高いと言えます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
motorola edge 60 proの評価
8つの基準で「motorola edge 60 pro」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
ピーク輝度が4500nitと非常に高く、屋外での視認性は抜群です。ただし、リフレッシュレートが前モデルより低下した点は考慮しました。
スペック:★★★★★
CPU・メモリ・ストレージが前モデルから飛躍的に向上し、あらゆる動作が快適です。ミドルハイの価格帯ではトップクラスの性能を誇ります。
耐久性:★★★★★
IP68に加え、IP69とMIL規格にも準拠しており、この価格帯のスマートフォンとしては最高レベルの堅牢性を備えています。
デザイン:★★★★☆
薄型・軽量で持ちやすく、PANTONEカラーや背面の素材感が高級感を演出しています。専用AIキーのデザインも特徴的です。
通信:★★★★★
最新のWi-Fi 6Eやおサイフケータイに対応するだけでなく、スマートアンテナ技術で通信の安定性も向上しており、隙がありません。
機能:★★★☆☆
AI関連の機能は大幅に強化されましたが、自撮りカメラのAFやレーザーAFの廃止、USBポートのダウングレードなど、一部機能が削られています。
使いやすさ:★★★★☆
ほぼ純粋なAndroid OSに加え、AIキーやジェスチャー機能が日常の操作を快適にします。濡れた手で操作できる点も実用的です。
価格:★★★★★
最新の高性能プロセッサーや最高クラスの耐久性を備えながら、価格は8万円以下に抑えられており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
総合評価:★★★★☆
【総評】前モデルからの飛躍的な進化点
motorola edge 60 proは、前モデルのedge 50 proから正統進化しつつも、特に重要な3つのポイントで「飛躍」を遂げた一台です。第一に、プロセッサー、メモリ、ストレージの性能が劇的に向上しました。これにより、日常の操作はもちろん、写真のRAW現像のようなプロレベルの作業まで、あらゆる動作が驚くほど快適になりました。
第二に、ディスプレイの基本品質を維持しながら、屋外での視認性が大幅に向上した点です。そして第三に、IP69とMIL規格という、一般的なスマートフォンとは一線を画す「タフネス」を手に入れたこと。これらの進化により、本機は単なるミドルハイクラスのスマートフォンではなく、多くのハイエンド機に匹敵する実力と信頼性を備えるに至っています。
AIによる新しいスマートフォン体験
本機の最大の魅力は、ハードウェアの進化だけに留まりません。新設されたAIキーを起点とする「moto ai」の存在が、このスマートフォンを単なる「道具」から、日々の生活を支える「相棒」へと昇華させています。集合写真で友人が目を閉じてしまってもAIが自然に修正してくれる「グループショット」機能や、大量の通知をAIが要約してくれる「Catch Me Up」機能は、実際に使ってみてその賢さと便利さに何度も助けられました。
さらに、「Image Studio」でユニークな画像を生成したり、自分の服装に合わせて壁紙をコーディネートしたりと、AIは実用性だけでなく、創造性を刺激する楽しさも提供してくれます。このような新しいスマートフォン体験は、前モデルでは味わえなかったものです。
注意すべき仕様変更と今後の期待
一方で、全ての面でアップグレードされたわけではありません。自撮りカメラからオートフォーカス機能が省かれた点や、PCとの有線接続で重要となるUSBポートがUSB 2.0規格になった点など、一部のユーザーにとっては重要な機能がダウングレードされています。これらは、圧倒的な性能向上とのトレードオフとして、モトローラが下した戦略的な判断なのでしょう。また、便利なmoto ai機能も、まだ日本語に完全対応していない部分があるため、今後のアップデートに期待したいところです。
どんな人に最適か?
では、このmotorola edge 60 proは、一体どんな人に最適な一台なのでしょうか。私が実際に使ってみて感じたのは、まず「価格を抑えつつも、パフォーマンスには一切妥協したくない」というユーザーにこそ、最高の選択肢になるということです。RAW現像のような重いクリエイティブ作業も快適にこなせる高い処理能力を、10万円を大きく下回る価格で手に入れられます。
また、IP69やMIL規格準拠というタフネスさを重視するアウトドア派のユーザーや、仕事でスマートフォンを酷使する方にも、この上ない安心感を提供してくれるでしょう。そして、AIによる新しい体験にワクワクする人にも最適です。通知の要約やクリエイティブな画像生成など、スマートフォンを「賢い相棒」として活用したいなら、本機のAI機能は間違いなく日々の生活を豊かにしてくれます。
一方で、動画撮影性能、特に歩きながらの撮影品質を最重要視する方や、ワイヤレス充電の速度といった細かなスペックにこだわる方には、他に検討すべき選択肢があるかもしれません。
結論
motorola edge 60 proは、スマートフォンの心臓部である「パフォーマンス」と、日々の安心を支える「耐久性」という核となる部分に徹底的にこだわり、飛躍的な進化を遂げたモデルです。
一部の機能に仕様変更はありますが、それを補って余りあるほどの快適な操作性と、AIによる新しい体験価値を提供してくれます。ハイエンド機に迫る性能と信頼性を、非常に高いコストパフォーマンスで手に入れたい。そんな賢明な選択を求めるユーザーにとって、これ以上ないほど魅力的な一台と言えるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
[amazon]
motorola edge 60 proの価格・購入先
※価格は2025/10/23に調査したものです。価格は変動します。
moto store(モトストア)
79,800 円(税込)で販売されます。
moto store(モトストア)「motorola edge 60 pro」をチェックする
IIJmio
IIJmioのmotorola edge 60 proの価格は、2025年8月31日までの期間限定キャンペーンで大変お得になっています。
キャンペーン価格(他社からのりかえ)
- 一括払い: 39,800円(税込)
- 24回払い: 月々1,659円(税込)
通常価格
- 一括払い: 69,800円(税込)
- 24回払い: 月々2,916円(税込)
他社からのりかえ(MNP)でギガプランを契約すると、通常価格から30,000円割引で購入できます。
IIJmioで「motorola edge 60 pro」をチェックする
ソフトバンク
※モデルは「motorola edge 60s pro」になります。スペックは共通しています。
ソフトバンクの「motorola edge 60s pro」の価格は、買い方によって大きく異なります。
他社からのりかえ・新規契約の場合
- 実質負担額 1,200円
- 「新トクするサポート」を利用し、48回払いで購入。25ヶ月目に機種を返却すると、残りの支払いが不要になります(24ヶ月 × 月々50円)。
機種変更の場合
- 実質負担額 29,520円
- 同じく「新トクするサポート」を利用し、25ヶ月目に機種を返却した場合の金額です(24ヶ月 × 月々1,230円)。
端末を返却しない場合
- 機種代金(総額) 88,560円
- いずれの場合も、48回払いの最後まで支払う場合の合計金額です。
ソフトバンクで「motorola edge 60s pro」をチェックする
ECサイト
- Amazonで68,000円(税込・XQ-FE44)、
- 楽天市場で68,624円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで68,000円、
で販売されています。
Amazonで「motorola edge 60 pro」をチェックする
楽天市場で「motorola edge 60 pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「motorola edge 60 pro」をチェックする
AliExpressで「motorola edge 60 pro」をチェックする
米国 Amazon.comで「motorola edge 60 pro」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「motorola edge 60 pro」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
moto g66j 5G
Motorolaから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、IP68・IP69/MIL-STD-810H防水防塵、おサイフケータイ®、最大2TBまでのストレージ拡張、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth® 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで31,320円(税込)、楽天市場で31,637円(送料無料)、ヤフーショッピングで31,137円、です。
関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較
Amazonで「moto g66j 5G」をチェックする
motorola razr 60
motorolaから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年10月10日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 7400X、8GBまたは12GBメモリ、メイン約6.9インチpOLED (FHD+, 120Hz)とアウト約3.6インチpOLED (90Hz)ディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、4,500mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、独自AI「moto ai」(とりまリスト、おまとめメモ、プレイリストスタジオなど)、Google Gemini、IP48防水防塵、チタン製ヒンジプレート、リフレッシュレート最大120Hz(メイン・アウトは最大90Hz)、フレックスビュースタイル撮影、カムコーダーモード、適応型手ブレ補正、最大4K/30fpsの動画撮影、「Smart Connect」機能、「Moto Unplugged」機能に対応。
Dolby Atmos、ステレオスピーカー、30W有線 急速充電、15Wワイヤレス充電、おサイフケータイ、Motoジェスチャー、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E (802.11ax)、Bluetooth 5.4、GPS、eSIMにも対応しています。
価格は、Amazonで112,545円(税込・国内版・PB8E0002JP)、楽天市場で115,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで118,625円、です。
関連記事:motorola razr 60徹底レビュー!razr 50比較で進化点を検証
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Xperia 10 VII
Sonyから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年10月9日発売)。
Android 15、Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサ、8GBメモリ、2340×1080 pxの有機ELディスプレイ(19.5:9)、128GBストレージ、約2日間持続する5000mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Google Gemini、かこって検索)、120Hzリフレッシュレート、「即撮りボタン」、1/1.56型センサー「Exmor RS™ for mobile」、「ルック」機能、フロントステレオスピーカー(フルエンクロージャー構造)、3.5mmオーディオジャック(高音質設計)、USB PD 急速充電(充電器・ケーブルは別売)に対応。
防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)、おサイフケータイ、最大2TBまでのストレージ拡張、いたわり充電、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命設計、保護ガラス Corning Gorilla Glass Victus 2、指紋認証、eSIM、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで74,800円(税込・XQ-FE44)、楽天市場で78,208円(海外版・送料無料)、ヤフーショッピングで73,748円(海外版)、ソニーストアで74,800円(税込)、です。
関連記事:Xperia 10 VII 徹底レビュー!進化したカメラ・音楽性能と欠点を評価
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Nothing Phone (3)
Nothingから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2025年8月28日発売)。
Nothing OS 3.5 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4、12GB / 16GBメモリ、1260 x 2800 pxのフレキシブルAMOLED、256GB / 512GBストレージ、5150 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Glyph Matrix」、「Glyphトイ」、「Essential Key」、AI連携(Google Gemini、ChatGPT統合機能)、1000Hzのタッチサンプリングレート、IP68防水防塵、おサイフケータイ®に対応。
65Wの高速充電、15Wのワイヤレス充電、5Wのリバースワイヤレス充電、30〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート、画面内指紋認証、USB-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で119,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで117,980円(未使用品)、AliExpressで106,532円、米国 Amazon.comで$799.00、です。
関連記事:Nothing Phone (3)レビュー!先代との比較で見えた利点と欠点は?
Amazonで「Nothing Phone (3)」をチェックする
OPPO Reno14 5G
OPPOから発売された約6.6インチの5Gスマートフォンです(2025年7月17日発売)。
ColorOS 15 (based on Android™15)、MediaTek Dimensity 8350、12GBメモリ、2,760×1,256 pxの有機EL、256GBストレージ、約2.25日間駆動する6,000mAhバッテリー、背面約5000万画素+約5000万画素+約800万画素の3眼カメラ、前面約5000万画素のフロントカメラ、デュアル ステレオスピーカーを搭載しています。
また、AI機能(AIフラッシュ撮影、AIサウンドフォーカス、AI再構成、AIパーフェクトショット、Google Geminiなど)、リアルタイム画面翻訳、自動通話録音機能、強力な手ブレ補正 (アクションカメラ風モード搭載)、80W SUPERVOOC™フラッシュチャージ 、バイパス充電に対応。
リフレッシュレート最大120Hz、スプラッシュタッチ機能、手袋モード、画像シャープナー、動画カラーブースト、IPX8・IPX9 / IP6X防水防塵、MIL規格(耐衝撃)、ディスプレイ指紋認証、顔認証、NFC、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで71,820円(税込)、楽天市場で72,477円(送料無料)、ヤフーショッピングで72,479円(送料無料)、AliExpressで60,454円、です。
関連記事:OPPO Reno14 5G 徹底レビュー!Reno10 Pro比較と評価
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POCO F7
POCOから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年7月8日発売)。
Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2、Snapdragon 8s Gen 4、12GBメモリ、2772 x 1280 pxの有機ELディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、16時間以上(継続使用時)駆動する6500 mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約2000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(AI反射除去、AIビューティーモード、AI消しゴムPro、AIライティング、AI音声認識、AI通訳、AI検索、Gemini連携)、ゲーム機能(WildBoost Optimization 4.0、ゲームオーディオ、ゲームターボ)、IP68防水防塵、冷却システム「6000mm² 3DデュアルチャネルIceLoopシステム」に対応。
リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz(瞬間最大2560Hz) 、ウェットタッチディスプレイ2.0、TÜV Rheinland認証ブルーライト低減、、90Wハイパーチャージ、22.5Wリバース充電、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、NFC、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで54,980円、楽天市場で54,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円、AliExpressで54,580円、米国 Amazon.comで$559.99、です。
関連記事:POCO F7 徹底レビュー!F6 Proからの進化点と欠点を評価
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POCO F7 Ultra
POCOから発売された6.67インチのスマートフォンです(2025年3月27日発売)。
Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GBまたは16GB LPDDR5Xメモリ、3200 x 1440ピクセルのFlow AMOLEDドットディスプレイ、256GBまたは512GB UFS 4.1ストレージ、5300mAhバッテリー、背面50MP(メイン)+50MP(望遠)+32MP(超広角)の3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、IP68防水防塵、NFC、120Wハイパーチャージ(ワイヤレス充電対応)、画面内超音波指紋センサー、AI顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応しています。
価格は、Amazonで89,980円(税込・Pro版は69,980円)、楽天市場で84,800円(未使用品・送料無料・Pro版は79,980円)、ヤフーショッピングで99,980円、AliExpressで100,657円、米国 Amazon.comで$759.99、です。
関連記事:POCO F7 Ultra/Pro徹底比較レビュー!7つの違いと買うべきか解説
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Google Pixel 9a
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年4月16日 発売)。
Android 15、Google Tensor G4、8GBメモリ、1080 x 2424 px のActua pOLED液晶、128GB/256GBストレージ、5000 mAh(最小)バッテリー、背面48MP+13MPの2眼カメラ、前面13MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Add Me、Best Take、Magic Editor、消しゴムマジックなど)、マクロフォーカス、大120Hzのアダプティブリフレッシュレート、Extreme Battery Saverモード(最大100時間)、最長7年間のソフトウェアアップデート、IP68防水防塵、急速充電 (最大 23W 有線)、ワイヤレス充電 (Qi 認証・最大 7.5W)、通話機能「Pixel Call Assist」、写真編集「Reimagine」・「Pixel Studio」、
「Google VPN」(追加費用なし)、盗難防止機能、「Car Crash Detection」(自動車衝突検出)、「Emergency SOS」(緊急 SOS)、Find My Device でのライブロケーション共有、School Time モード、Google Family Link、Google ウォレット for キッズ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、Google Cast、指紋認証、顔認証、NFC、USB Type-C 3.2、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで69,000円(税込)、楽天市場で68,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで68,759円(未使用品)、AliExpressで75,692円、米国 Amazon.comで$497.00、です。
関連記事:Google Pixel 9aレビュー!8aと比較、進化点を徹底解説!
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Redmi Note 14 Pro 5G
Xiaomiから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年3月22日発売)。
Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)、Dimensity 7300-Ultra、8GB/12GBメモリ、最大輝度3000nitのCrystalRes AMOLED液晶 (120Hz, 最大3000nits, Gorilla® Glass Victus® 2, Dolby Vision®など)、256GB/512GBストレージ、5110 mAhバッテリー、背面2億画素+800万画素+200万画素の3眼カメラ、前面2000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(かこって検索、AI消しゴムPro、Geminiなど)、IP68防水防塵、45Wターボチャージ、Corning Gorilla Glass Victus 2、最大4倍のロスレスズーム、AIビューティーモード、4K動画撮影(24/30fps)、1080p(120fps)のスローモーション撮影、
X軸リニアモーター、冷却システム、画面内指紋センサー、AI顔認証、NFC、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで44,800円(税込)、楽天市場で44,586円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,440円、AliExpressで40,046円、米国 Amazon.comで$304.99、です。
関連記事:Redmi Note 14 Pro 5G レビュー!カメラ、価格、13 Pro比較
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Nothing Phone (3a)
Nothing Technologyから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2025年3月11日発売)。
Android 15ベースのNothingOS 3.1、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、12GBメモリ(インドを除く、一部モデルは8GB)、1080 x 2392 のフレキシブルAMOLED液晶、256GBストレージ(一部モデルは128GB)、5000 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+8MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、進化したGlyphインターフェース、Essentialキー、Essential Space、50W急速充電、望遠撮影、120Hzアダプティブリフレッシュレート、IP64防水防塵、Google Pay対応NFC、ディスプレイ内指紋認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPS、5G通信に対応しています。
価格は、Amazonで54,800(税込・日本正規代理店品)、楽天市場で54,890円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,980円(中古)、AliExpressで47,158円、米国 Amazon.comで$799.00、です。
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