
2022年6月に発売された「BOOX Poke4 Lite」は、Android 11を搭載した6インチのE Ink電子ペーパータブレットです。KindleやKoboといった専用端末の垣根を越え、好きな電子書籍アプリを自由にインストールできる「ストアの自由」と、わずか150gという文庫本並みの携帯性で、発売以来注目を集めてきました。
このレビューでは、「BOOX Poke4 Lite」が電子書籍ライフをどれだけ変えるのか、その魅力と潜在的な欠点を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
BOOX Poke4 Lite の長所(Pros):
- Google Play対応でKindle, Koboなど複数ストアのアプリを1台で利用可能。
- 重量150g、厚さ7.1mmという文庫本並みの圧倒的な携帯性。
- 目に優しいE Inkと、暖色・寒色対応のフロントライト搭載。
- Bluetooth対応で「Audible」などのオーディオブックも楽しめる。
BOOX Poke4 Lite の短所(Cons):
- ユーザーが自由に使えるストレージが約7GBと非常に少ない。
- microSDカードスロット非搭載のため、ストレージの増設ができない。
- 動作が全体的に鈍く、タッチのレスポンスがワンテンポ遅れる。
- ページ送り専用の物理ボタンが搭載されていない。
- Gboardや一部アプリの利用には、E Ink用の「最適化」設定が必要で手間がかかる。
総合評価:
「BOOX Poke4 Lite」は、複数の電子書籍ストアを文庫本サイズの軽さで持ち歩きたい、ガジェットに慣れたユーザーにとって理想的な「BOOX入門機」です。ただし、ストレージの少なさと設定の手間という「クセ」を理解した上で購入する必要があります。
<この記事で分かること>
- Google Playが使えるE Ink端末の具体的な魅力(メリット)
- KindleやKobo、Book Walkerなど複数アプリを1台で使う使用感
- 購入前に知るべき欠点(デメリット)の徹底解説
- 実質7GBというストレージ容量がマンガやOSアップデートに与える影響
- microSDカードスロット非搭載の不便さ
- E Ink画面でAndroidアプリを使うための「最適化」設定の必要性
- ページ送り物理ボタンがない操作性の実態
- CPU(Snapdragon 630)のパフォーマンスと実際の動作感
- Kindle専用端末と比べたバッテリー持ちの違い
- 文庫本サイズ(150g)の携帯性とデザインの詳細
- 項目別に整理したリアルな口コミ情報
- 詳細なスペック一覧(解像度、CPU、メモリ、重量など)
- 項目別の5段階評価と詳しい総評
- 現在の価格と中古での入手方法(販売終了)
この記事を最後まで読むことで、「BOOX Poke4 Lite」を今から購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:ONYX BOOX Poke 4 Lite E Reader :: ONYX BOOX electronic books
検証してわかった「BOOX Poke4 Lite」の魅力(メリット)
ここでは、「BOOX Poke4 Lite」を実際に検証して感じた、その製品の具体的な魅力(メリット)について書いていきます。
最大の魅力は「ストアの壁」を超える自由度
BOOX Poke4 Liteの最大の魅力は、なんといってもAndroid 11を搭載し、Google Playストアに対応している点です。注目すべきは、Google Playが最初からプリインストールされていることです。前モデルのPoke 3などで必要だった、ユーザー自身による複雑な有効化作業が不要になり、購入後すぐに使い始められる手軽さは、大きな喜びを感じるポイントでした。
このおかげで、Amazonの「Kindle」アプリや楽天の「Kobo」、さらに「Book Walker」や「honto!」など、普段から愛用している電子書籍ストアのアプリを自由にインストールできます。特定の専用端末とは異なり、ストアの垣根を越えて蔵書を一つのデバイスで管理できるのです。セールやキャンペーンに合わせてストアを賢く使い分ける、といった柔軟な読書スタイルが実現できるのは、電子書籍を多用するユーザーにとって計り知れないメリットです。
どこへでも連れて行ける「文庫本」サイズ
デバイスを手に取ってまず感動するのが、その驚異的な軽さと薄さです。重量はわずか150g、厚さも7.1mmしかなく、これは多くのスマートフォンよりも軽量です。サイズ感は文庫本とほぼ同じで、まさに「Poke(突く・押し込む)」という名前の通り、ジャケットやカバンのポケットに気軽に収まります。
この携帯性の高さが、読書体験を劇的に変えてくれます。通勤電車の中で立っている時や、カフェでのちょっとした待ち時間、あるいはベッドで寝転がりながら読む際も、片手で楽に保持できます。重さを感じさせないため、長時間の読書でも疲れにくく、まさに紙の文庫本を持ち歩く感覚で、どこへでも連れて行きたくなる相棒です。
読書に集中できる快適なディスプレイと機能
読書専用端末としての基本性能も非常に高いレベルでまとまっています。ディスプレイにはE Ink Cartaスクリーンを採用しており、液晶画面とは異なり、紙の印刷物に近い自然な表示で目に優しいのが特徴です。直射日光の下でも文字が読みやすい一方、暗い場所でも快適に読書ができます。
その秘密が、暖色および寒色に対応した32段階のフロントライトです。就寝前にリラックスして読みたい時は暖色系のライトに切り替えるなど、時間帯や環境に合わせて光の色味と明るさを細かく調整できます。さらにBluetooth 5.0にも対応しているため、ワイヤレスイヤホンを接続し、「Audible」などでオーディオブックを聴くといった使い方も可能です。読書に没入するための機能がしっかりと搭載されている点も、大きな魅力でした。
まとめ:メリット
- Google Playストアがプリインストールされており、複雑な設定なしでKindleやKoboなど好きな電子書籍アプリを利用できる。
- 重量150g、厚さ7.1mmと文庫本並みの圧倒的な携帯性を実現しており、片手での長時間の読書も快適。
- 目に優しいE Inkディスプレイと、暖色・寒色に対応したフロントライトで、どんな環境でも読書に集中できる。
- Bluetooth対応でAudibleなどのオーディオブックも楽しめ、読書の幅が広がる。
検証してわかった「BOOX Poke4 Lite」の欠点(デメリット)
ここでは、「BOOX Poke4 Lite」を実際に検証して感じた、購入前に知っておくべき欠点(デメリット)について書いていきます。
最大の懸念点、少なすぎるストレージ容量
BOOX Poke4 Liteの仕様上のストレージ(ROM)は16GBですが、この数値だけを見て判断するのは早計です。実際にはシステム領域として約9GBが最初から使用されており、ユーザーが本当に自由に使える領域は、わずか7GB程度しかありません 。小説データ中心であればまだしも、「dマガジン」のような雑誌をダウンロードしたり、マンガを大量に保存したりするには、この容量は明らかに不足しています。
さらに深刻なのは、本体にmicroSDカードスロットが搭載されていない点です。つまり、後からストレージを物理的に増設する手段がありません。OSのアップデート時には、必要な空き容量を確保するために、インストールした電子書籍アプリのほとんどを一時的にアンインストールし、アップデート後に再インストールと再ログインを行うという、非常に面倒な作業が発生する可能性がありました。
読書体験に影響するレスポンスと物理ボタンの不在
E Ink(電子ペーパー)端末にある程度共通することですが、スマートフォンのような機敏なレスポンスを期待すると、その動作の鈍さにストレスを感じるかもしれません。ブラウザでウェブサイトをスクロールする際には顕著なカクつきが発生しますし、タッチ操作自体もワンテンポ遅れて反応する感覚がありました。これにより、電子書籍のページめくりのタップ判定がうまくいかないこともあり、快適な読書体験を妨げる要因となり得ます。
また、本体にはページ送り専用の物理ボタンが搭載されていません。Kindleアプリには「音量ボタンでページめくり」という便利な機能がありますが、BOOX Poke4 Liteには音量ボタン自体が存在しないため、この機能を利用できません。画面タップやスワイプのみで操作を完結させる必要があり、特に片手で操作している際の利便性は専用端末に一歩譲ると感じました。
自由度の代償となる「最適化」の手間
Androidアプリが自由に使える点は大きな魅力ですが、すべてのアプリがE Inkディスプレイに最適化されているわけではありません。例えば、Googleの日本語入力キーボード「Gboard」をインストールしたところ、表示が黒くつぶれてしまい、BOOX独自の「最適化」メニューから背景色を調整する必要がありました。
さらに、アプリによっては、標準設定のままだと文字や画像が粗く表示されることがありました。これを解消するためにアプリごとの「最適化スイッチ」をオフにすると表示はきれいになるものの、今度はページをめくる際に画面全体が黒く反転する「ぐちゃっとした表示」が挟まるようになり、どちらを選ぶか悩ましい状況になります。快適な設定を見つけるまでに試行錯誤が求められる点は、ガジェットの操作に慣れていない人にはハードルが高いかもしれません。
意外と早いバッテリー消費
E Ink端末はバッテリー持ちが非常に良いというイメージがありますが、BOOX Poke4 LiteはKindleなどの専用端末と比較すると、バッテリーの減りが早いと感じました。これはAndroid OSがバックグラウンドで動作している影響と考えられ、特にスリープ中のバッテリー消費がやや気になりました。1週間充電なしで使えるような専用端末の感覚でいると、予想より早く充電が必要になるかもしれません。
まとめ:デメリット
- 内蔵ストレージ16GBのうち、ユーザーが使えるのは約7GBと非常に少ない。
- microSDカードスロット非搭載のため、ストレージの増設が一切できない。
- OSアップデート時に容量不足でアプリの削除と再インストールが必要になる場合がある。
- E Ink特有の動作の鈍さがあり、タッチの反応がワンテンポ遅れる。
- ページめくり用の物理ボタンや音量ボタンがなく、操作性に限界がある。
- Gboardなど一部のAndroidアプリは、E Ink表示のための手動「最適化」設定が必要。
- Kindleなどの専用端末と比べ、スリープ中のバッテリー消費がやや早く感じられる。
BOOX Poke4 Liteの口コミ情報 まとめ
ここでは、「BOOX Poke4 Lite」の実際の使用感に関する口コミや個人的な意見を、項目別に整理して紹介します。
デザイン
- サイズ感は文庫本とほぼ同じで、非常にコンパクトである。
- 文庫本よりも薄く、厚さは7.1mmしかない。
- 重量は150gと非常に軽量で、カタログ値通りである。
- Kindle(無印)やKobo Niaといった同サイズの端末よりも軽い。
- 片手で楽に持て、長時間の読書でも疲れにくい。
- ジャケットやカバンのポケットに気軽に収まる高い携帯性を持つ。
- 本体上部に電源ボタンが、下部にUSB Type-Cポートが配置されている。
- 電源ボタン以外の物理ボタン(音量ボタンやページ送りボタン)は搭載されていない。
- ディスプレイはフラットではなく、画面とフレームの間に段差がある。
- 筐体はプラスチック製だが、ビルドクオリティは高い。
- 背面はマットな質感で、しっとりとした手触りで滑りにくく、質感が良い。
- 背面はロゴのみで非常にシンプルであり、カメラは搭載されていない。
ディスプレイと操作性
- E Ink Cartaスクリーンは目に優しく、紙のように読みやすい。
- 解像度は212dpiで、無印Kindle (167 PPI) よりは高いが、Kindle Paperwhite (300 PPI) と比べると低い。
- フロントライトは32段階で調整可能であり、暖色と寒色に対応している。
- フロントライトをオフの状態でも、ディスプレイはくっきりと綺麗に見える。
- 文字はくっきり表示され、文字サイズの調整も細かく設定できる。
- モノクロ表示だが、コミックも問題なく読めるレベルである。
- E Ink端末としては残像が残りにくく、レスポンスも良好である。
- タッチ操作のレスポンスはワンテンポ遅れる感覚があり、スマートフォンのようにはいかない。
- タッチの反応が悪いことがあり、ページめくりの判定が怪しく感じることがある。
- ブラウザなどのスクロール操作はカクつきがひどく、実用的ではない。
- ページ送り専用の物理ボタンがない点が不便である。
- 独自の「ナビボール」機能で操作を補助する必要がある。
- ナビホイールによるページ送り機能は、和書(縦書き)ではうまく機能しない。
パフォーマンス
- CPUはSnapdragon 630、RAMは2GBを搭載している。
- 動作は全体的に鈍く、初期の電子書籍リーダーを彷彿とさせる。
- 動作は鈍いが、小説のページをめくるだけであれば問題ないレベルである。
- 内蔵ストレージは16GBだが、システム領域が約9GBを占めており、ユーザーが実際に使えるのは7GB程度と非常に少ない。
- microSDカードスロットが搭載されておらず、ストレージの増設はできない。
- 実質7GBの容量では、マンガを大量に保存するのは困難である。
- 小説などテキスト主体のコンテンツ利用が中心であれば、容量はあまり気にならない。
バッテリー持ちと充電
- Kindleなどの専用端末と比較すると、バッテリーの減りが早く感じる。
- 特にスリープ中のバッテリー消費が早い傾向にある。
- 一般的なタブレットよりは長持ちし、使い方次第では1週間程度は充電なしで使用可能である。
- 充電ポートはUSB Type-Cを採用している。
オーディオと通信性能
- 本体にスピーカーは搭載されていない。
- マイクは下部(または上部)に搭載されている。
- Bluetooth 5.0に対応しており、ワイヤレスイヤホンなどを接続できる。
- Bluetoothイヤホンを使えば、「Audible」などのオーディオブックやポッドキャストを聴くことが可能である。
OSと機能
- OSとしてAndroid 11を搭載しており、Google Playストアが利用できる。
- Google Playの有効化が簡単で、購入後すぐに使い始められる。
- Kindle、Kobo、Book Walkerなど、ストアを問わず好きな電子書籍アプリをインストールできるのが最大の利点である。
- ストレージ容量が少ないため、OSのアップデート時に空き容量の確保が問題となる。
- アップデートのためにアプリのアンインストールと再インストール、再ログインが必要になるのが非常に厄介である。
- Gboardなど、E Ink表示に最適化されていないAndroidアプリは、手動で「最適化」設定(背景色の調整など)が必要になる。
- アプリごとにリフレッシュモードの変更や「最適化スイッチ」のオン・オフを試行錯誤する必要がある。
- 設定項目が多く、快適に使うためにはある程度の知識が必要で、ガジェットに慣れた人向けの端末である。
- プリインストールされているPDFリーダー「Neo Reader」で、自炊データなども閲覧可能。
- 「BooxDrop」機能により、Wi-Fi経由でPCのブラウザからファイル転送ができる。
- 手書きメモ機能はあるが、ペン入力非対応のため指で書くしかなく、実用性は低い。
- 画面分割機能には対応していない。
BOOX Poke4 Liteのスペック(仕様)
- ディスプレイ: 6インチ、解像度758 x 1024pxのE Ink Cartaスクリーン ※212dpi /静電容量方式タッチ
- フロントライト: 暖色及び寒色 、32段階で調整可
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 630 (4コア, 2 GHz)
- RAM(メモリ): 2GB LPDDR4X
- ストレージ: 16GB eMMC ※実利用可能領域は7GB
- バッテリー: 1500mAhバッテリー
- カメラ: なし
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) 、Bluetooth 5.0
- インターフェース: USB Type-C (OTG)
- スピーカー: なし
- マイク: あり
- スタイラスペン: 専用ペンなし・利用できません
- 生体認証: なし・指紋認証には対応していません
- OS: Android 11 ※Google Playストア対応
- サイズ: 153 × 107 × 7.1mm
- 重量: 150g
- カラー: ブラック、ホワイト
- 付属品: USB-C cable、クイックスタートガイド、保証書、ギフトボックス
- 対応フォーマット: pdf, djvu, azw, azw3, doc, docm, docx, epub , fb2, fbz, html, mobi, odt, prc, rtf, sxw, trc, txt, chm, ppt, jpg,png,bmp,tiff,cbr,cbz,wav,mp3
BOOX Poke4 Liteの評価
10の評価基準で「BOOX Poke4 Lite」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
ディスプレイの見やすさ: ★★★★☆
解像度は上位機に譲るものの、フロントライト搭載でE Inkの特性を活かした読みやすいディスプレイです。
ペンでの描画性能: ★☆☆☆☆
ペン入力機能は搭載されておらず、手書きメモは指で書くのみで実用性は皆無です。
パフォーマンス: ★★☆☆☆
小説のページめくりは可能ですが、全体的な動作は鈍く、ブラウザなどの操作にはストレスを感じます。
機能: ★★★★☆
Google Playが使える自由度の高さが最大の魅力です。ただし画面分割など一部の機能は省略されています。
接続性: ★★☆☆☆
Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応していますが、microSDカードスロットがない点が大きな欠点です。
バッテリー: ★★★☆☆
Android搭載のためKindleなどの専用機には劣りますが、一般的なタブレットよりは遥かに長持ちします。
デザイン: ★★★★★
150gという圧倒的な軽さと文庫本並みのコンパクトさは、携帯性において最高の評価に値します。
オーディオ: ★★☆☆☆
スピーカー非搭載ですが、Bluetooth経由でオーディオブックを聴くことは可能です。
価格: ★★☆☆☆
Google Playが使えるとはいえ、ストレージ容量や性能を考えると、専用機と比べて割高に感じられます。
使いやすさ: ★★☆☆☆
物理ボタンがなく、アプリの最適化設定も必要なため、ガジェットに慣れた人でないと扱いが難しいです。
総評: ★★★☆☆
Kindle/Koboをまとめたい人の「BOOX入門機」。ただし「クセ」あり
「BOOX Poke4 Lite」は、特定のニーズを持つユーザーにとっては最高の選択肢となる一方で、人を選ぶ側面も併せ持つデバイスです。その手頃な価格から、Android搭載E Inkタブレットの「入門機」と位置づけられています。
魅力:文庫本サイズと「ストアの自由」
最大の魅力は、重量わずか150gという文庫本とほぼ同じ圧倒的な携帯性です。そして、Android 11を搭載しGoogle Playストアに対応しているため、KindleやKoboといった専用端末の垣根を越え、複数の電子書籍ストアの蔵書をこの一台に集約できる「ストアの自由」が手に入ります。暖色・寒色対応のフロントライトも搭載し、読書端末としての基本性能も備えています。
懸念点:自由の代償となる、ストレージと設定の手間
しかし、この自由にはいくつかの代償が伴います。最大の欠点はストレージ容量で、16GBのうちユーザーが自由に使えるのは実質7GB程度しかありません。さらにmicroSDカードスロットもないため、マンガを大量に保存するには不向きです。
また、AndroidアプリをE Ink画面で快適に使うためには、ユーザー自身がアプリごとに表示設定(最適化)を試行錯誤する必要があります。OSのアップデート時には、容量不足のためにインストール済みのアプリを一度削除しなければならない、という面倒な問題も指摘されています。
まとめ
「KindleやKobo端末に不自由さを感じており、蔵書を一つにまとめたい」と考えるユーザーにとって、本作は最適な「次の一台」であり、BOOXシリーズの世界を知るための「入門機」となり得ます。ただし、こうした初期設定や最適化の手間を楽しめる「ガジェットに慣れた人」向けの製品であることも事実です。「小説メイン」で「軽さ」と「ストアの自由」を最優先する、明確な目的を持ったユーザーにこそ推奨できるデバイスです。
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BOOX Poke4 Liteの価格・購入先
※価格は2025/11/02に調査したものです。価格は変動します。
BOOX Poke4 Liteは現在、販売されていません。かつては、
- 楽天市場で22,800円 (税込・送料無料)、
- ヤフーショッピングで22,800 円 (税込・送料無料)、
- SKTネットショップで22,800円、
で販売されていました。これから中古で再入荷するかもしれません。
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他のBOOXタブレットと比較
他にもBOOXタブレットが販売されています。2025年、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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