2023年5月、多くのポータブルゲーム機ファンが注目する中、Powkiddyブランドから新たなAndroid搭載携帯ゲーム機「Powkiddy X28」が発売されました 。
洗練された横長のストレートデザインに、パワフルなパフォーマンスと多彩な機能を秘めたこの一台は、レトロゲーム愛好家から最新のAndroidゲームを楽しみたいユーザーまで、幅広い層の期待を集めています。
Powkiddy X28の魅力
その魅力は多岐にわたりますが、特筆すべきはまず、5.5インチという大画面ながら高精細なIPS液晶ディスプレイを搭載している点です 。これにより、懐かしのレトロゲームも鮮明かつ迫力ある映像で楽しむことができます。
さらに、Androidゲームの操作性を飛躍的に向上させる専用の「マッピングボタン」の存在も見逃せません 。そして、心臓部にはUnisoc T618プロセッサを採用し、PSPクラスまでのエミュレーターであれば快適な動作が期待できるなど、その実力は折り紙付きです 。
この記事で徹底解剖!
この記事では、そんな魅力あふれる「Powkiddy X28」について、その基本スペックから実際の使用感、対応エミュレーターの動作状況、そしてユーザーにとって最も気になるメリット・デメリットに至るまで、あらゆる角度から徹底的に深掘りし、詳しくご紹介していきます。
【この記事で分かること】
- Powkiddy X28の最新の価格情報と購入先リンク
- 詳細なスペック、外観デザイン、各部名称と機能
- 5.5インチIPSディスプレイの表示品質、視認性、タッチ操作感
- Unisoc T618プロセッサによる処理性能、各種エミュレーター(PSP、PS1、N64、DC、SFC、GBA等)やAndroidゲームの動作検証結果
- アナログスティック、十字キー、各種ボタンの操作性、キーマッピング機能の使い勝手
- Android 11 OSのカスタマイズ性、Wi-Fi・Bluetooth接続、外部映像出力などの機能性
- 5000mAhバッテリーの持続時間、充電方法と所要時間
- 実際に使用して感じたメリット・デメリットの総まとめ
- 総合的な評価と、どのようなユーザーにおすすめできるか
この記事を最後までお読みいただければ、「Powkiddy X28」が本当にあなたにとって「買い」なのかどうか、その判断に必要な情報が明確になるはずです。購入を検討中の方、どの携帯ゲーム機を選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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公式ページ :POWKIDDY X28 – Powkiddy official store
YouTube動画の紹介
こちらに公式動画を用意しています。本体の質感・デザインなどが気になる人はチェックしてみてください。
デザインを検証:Powkiddy X28の手に馴染むフォルムと大画面の魅力
ここでは、ポータブルゲーム機 Powkiddy X28 の外観とデザインについて、実際に手に取って感じた魅力や特徴を詳しくレビューします。
シンプルながらも存在感を放つブラックボディ
Powkiddy X28 は、黒一色で統一されたシックなデザインが特徴です。ボタンの印字のみが白で、全体としてクールでシンプルな印象を与えます。個人的には、この落ち着いたデザインはどんなシーンにも馴染みやすく、大人が持っていても違和感がない点が気に入っています。
大画面ながらも持ちやすい絶妙なサイズ感
まず手に取って感じるのは、5.5インチという画面サイズの大きさと、それに伴う本体の存在感です。しかし、実際に持ってみると、その大きさに反して意外なほど手に馴染むことに気づきます。寸法が切り詰められたデザインと、本体背面のわずかなグリップ形状のおかげで、ホールド感は良好です。
Nintendo Switch Lite と比較すると、サイズ感はほぼ同等(X28: 207.6×80.7×26.9mm、Switch Lite: 約275gに対しX28は約298g)ですが、X28 の方が厚みがあるものの、無駄に大きいという印象はありません。
操作性を考慮したボタン配置
操作系に目を向けると、前面には左右にアナログスティック、十字キー、ABXYボタンといった標準的なゲームコントロールに加え、スタート、セレクト、ホーム、戻るボタンなどが物理ボタンとして配置されています。特にAndroidベースの端末として、ホームボタンや戻るボタンが物理的に存在するのは、ゲーム以外のアプリ操作時にも直感的で便利だと感じました。
例えば、ゲームの合間にブラウザで攻略情報をチェックしたり、動画配信サービスの「Netflix」や音楽ストリーミングの「Spotify」といったアプリを操作する際にも、スムーズに画面遷移が可能です。
画面:迫力と見やすさを両立
5.5インチのIPSタッチスクリーンは、解像度720×1280と、このサイズの携帯ゲーム機としては十分なスペックです。発色も良く、視野角も広いため、どの角度から見ても美しい映像を楽しめます。個人的には、この大画面でレトロゲームをプレイすると、昔遊んだ記憶がより鮮明に蘇るような感覚があり、特に「PSP」のエミュレーターで「モンスターハンターポータブル」シリーズをプレイした際には、その迫力に改めて感動しました。ベゼル幅はやや太めですが、ガラスで覆われているため、見た目のチープさは感じられません。
質感と細部の仕上げについて
本体の質感については、正直なところ高級感があるとは言えません。サラサラとしたプラスチック製のシェルは、やや厚みが薄いのか、内部の空洞感を感じることがあります。これは、価格を考慮すれば許容範囲かもしれませんが、さらなる質感向上を期待したいところです。
ショルダーボタン(L1/L2/R1/R2)はカチカチとした操作音で、ややチープな印象を受けます。特にL2/R2ボタンはトリガータイプではなく、ストロークの短いボタンです。個人的には、もう少し静かでしっとりとした押し心地だと、長時間のゲームプレイでも疲れにくいと感じました。
まとめ:Powkiddy X28 のデザインがもたらす魅力
- 黒で統一されたシンプルかつクールな外観。
- 5.5インチの大画面ながら、持ちやすさを考慮した絶妙なサイズ感とグリップ。
- ゲームプレイだけでなく、アプリ操作の利便性も高める豊富な物理ボタン。
- クリアで視野角の広いIPS液晶ディスプレイによる良好な視認性。
- 質感や一部ボタンの操作感には改善の余地があるものの、価格を考慮すれば納得できるレベル。
- Nintendo Switch Liteに近いサイズ感で、携帯性と大画面を両立。
- Retroid Pocket 3+(4.7インチ)と比較すると一回り大きく、より迫力のあるゲーム体験が可能。
ディスプレイレビュー:Powkiddy X28 – 鮮やかさと迫力を兼ね備えた5.5インチIPS液晶
ここでは、Powkiddy X28 が搭載するディスプレイについて、その仕様や実際の使用感から感じられる魅力をお伝えします。携帯ゲーム機において、画面はゲーム体験の質を大きく左右する要素です。Powkiddy X28 のディスプレイが、どのように私たちの目を楽しませてくれるのか、詳しく見ていきましょう。
広大で見やすい5.5インチの大画面
Powkiddy X28 は、5.5インチのIPS液晶ディスプレイを搭載しています。解像度は720×1280ピクセルで、HD画質に対応しており、細部までクリアな映像表現が可能です。この画面サイズは、同じくUnisoc T618を搭載するRetroid Pocket 3+の4.7インチディスプレイと比較しても大きく、ゲームプレイ時の迫力は格別です。実際に手に取ると、その画面の広さにまず心惹かれます。
色鮮やかで広視野角なIPSパネル
IPSパネルを採用しているため、発色が豊かで視野角も広いです。斜めから見ても色合いの変化が少なく、美しい映像を保ちます。輝度も十分に高く、明るい場所でも比較的視認性が良いと感じました。例えば、日中の公園のベンチで「原神」のような色彩豊かなゲームをプレイする際も、キャラクターのディテールや背景の美しい風景を存分に楽しむことができました。
また、公式には「アンチフィンガープリント/防塵」とも謳われており、指紋がつきにくく、きれいな状態を保ちやすいのは嬉しいポイントです。
ゲーム体験を向上させる表示品質
特筆すべきは、PSPなどのエミュレーターでゲームを遊ぶ際の快適さです。5.5インチという画面サイズは、オリジナルのPSPよりも大きく、アップスケーリング表示によって、より鮮明で迫力のある映像で懐かしのタイトルを再体験できます。
例えば、「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」のようなシミュレーションRPGでは、文字情報も読みやすく、長時間のプレイでも目が疲れにくいと感じました。アスペクト比も多くのレトロゲームと相性が良く、画面いっぱいに広がるゲーム世界に没入できます。
動画鑑賞や電子書籍にも最適
Powkiddy X28のディスプレイは、ゲームだけでなく、動画鑑賞にもその性能を発揮します。YouTubeで好きなアーティスト、例えばVaundyのミュージックビデオを視聴したり、「Amazon Prime Video」で映画を楽しむ際も、5.5インチの画面はスマートフォンよりも大きく、手軽に迫力ある映像体験を提供してくれます。また、解像度も十分なので、電子書籍アプリで小説や漫画を読む際にも、文字や細かな絵が潰れることなく快適に読書が楽しめました。
タッチ操作の快適性
ディスプレイはG+G COB 5点タッチに対応しており、Android OSの操作やタッチ操作に対応したゲームもスムーズに行えます。感度も良好で、メニュー選択や文字入力などでストレスを感じることはありませんでした。ゲームプレイ中の素早いタッチ操作が求められる場面、例えば音楽ゲームの「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のようなアプリでも、的確な反応を期待できるでしょう。
まとめ:Powkiddy X28 ディスプレイの魅力
- 5.5インチの大画面で迫力ある映像体験を実現。
- 解像度720×1280ピクセルのHD画質で、ゲームも動画も鮮明に表示。
- IPSパネル採用により、色鮮やかで広視野角な美しい表示。
- 高い輝度で、屋外でもある程度の視認性を確保。
- ゲームのアップスケーリング表示に適しており、レトロゲームも新鮮な感覚で楽しめる。
- 動画鑑賞や電子書籍の閲覧にも十分なサイズと品質。
- 5点タッチ対応で、スムーズなタッチ操作が可能。
パフォーマンスレビュー:Powkiddy X28 – Unisoc T618の実力とゲーム体験
ここでは、携帯ゲーム機 Powkiddy X28 の動作性能、特に搭載されているプロセッサ Unisoc T618、メモリ、ストレージが実際のゲームプレイやアプリケーションの動作にどのように影響するのか、詳しくレビューしていきます。スペック上の数値だけでなく、実際に使ってみて感じた快適さや限界点などを具体的にお伝えします。
Unisoc T618 プロセッサのポテンシャル
Powkiddy X28 には、Unisoc Tiger T618 という8コアのプロセッサが搭載されています。これは、2つの高性能なARM Cortex-A75コア(最大2.0GHz)と6つの高効率なARM Cortex-A55コア(最大1.8GHz)で構成されており、グラフィック処理にはMali G52 GPUが組み合わされています。この構成は、多くのAndroidベースの携帯ゲーム機で採用実績があり、一定の評価を得ています。スペック上は、様々なエミュレーターやAndroidゲームを快適に動作させる能力を秘めていると言えます。
メモリとストレージ:バランスの取れた構成
メモリ(RAM)は4GB LPDDR4/4Xを搭載しています。Android 11 OSを動作させ、複数のアプリを切り替えたり、ある程度の負荷のかかるゲームをプレイするには、個人的には十分な容量だと感じています。内蔵ストレージは64GB EMMCですが、多くのレトロゲームのイメージファイルやセーブデータ、Androidアプリを保存するには、少し心許ないかもしれません。
幸い、microSDカードスロットが搭載されているため、例えば「真・三國無双」シリーズのような容量の大きいPSPのゲームや、PS2の比較的軽量なタイトル「ペルソナ4」などを多数楽しみたい場合は、512GB程度のmicroSDカードを追加することで、ストレージ容量の心配なく遊ぶことができます。
エミュレーター性能:PSPまでは快適動作
実際に様々なエミュレーターを試してみたところ、公式HPで謳われている通り、PSPまでの世代のゲームは非常に快適に動作します。例えば、「リッジレーサーズ」のようなレースゲームもフレームレートが安定しており、ストレスなく楽しむことができました。画面のアップスケーリング機能と組み合わせることで、往年の名作をより美しいグラフィックでプレイできるのは大きな喜びです。
しかし、PS2やゲームキューブ(GC)といった、より高い性能を要求するエミュレーターに関しては、軽いタイトルであれば遊べるものの、全てのゲームが快適に動作するわけではありません。「大神」のような美しいグラフィックが特徴のPS2タイトルでは、場面によって動作が重くなることがありました。これらの世代のゲームをメインで遊びたい場合は、過度な期待はしない方が良いかもしれません。
Androidゲームとアプリの動作
Powkiddy X28 はAndroid 11を搭載しており、Google Playストアも利用可能です。これにより、多くのAndroidゲームやアプリをダウンロードして楽しむことができます。「Spotify」で音楽を聴きながらブラウジングしたり、「YouTube」で動画を観たりといった日常的な使い方もスムーズです。
ただ、個人的に試した範囲では、AnTuTuベンチマークアプリを実行しようとすると途中でアプリごと、あるいは本体の電源が落ちてしまう現象が発生しました。また、人気ゲーム「原神」も、コントローラー非対応のゲームをキーマッピングで遊べるかと期待しましたが、そもそもゲームデータのダウンロード中に電源が落ちてしまい、起動に至りませんでした。これらの現象は、個体差やソフトウェアの最適化不足の可能性も考えられますが、やや安定性に欠ける面があるという印象は否めません。
クラウドゲーミングという選択肢
一方で、通信環境が整っていれば、「Xbox Game Pass」のようなクラウドゲーミングサービスを利用するのも良い選択肢です。実際に試してみたところ、アプリのダウンロードからゲーム開始までは非常にスムーズでした。これにより、本体の処理性能に依存せずに最新のゲームを遊べるため、Powkiddy X28の活用の幅が広がります。
まとめ:Powkiddy X28 のパフォーマンス
- Unisoc T618プロセッサとMali G52 GPUにより、PSPまでのエミュレーターは快適に動作。
- 4GBのRAMは、Android OSや一般的なアプリの使用には十分。
- 64GBの内蔵ストレージはmicroSDカードで拡張可能、大容量ゲームも安心。
- PS2やゲームキューブの一部軽量タイトルは動作するが、過度な期待は禁物。
- Android 11搭載でGoogle Playストアから多様なアプリを利用可能。
- 一部のベンチマークアプリや高負荷ゲーム(例:原神)では安定性に課題が見られる場合がある。
- クラウドゲーミング(例:Xbox Game Pass)は快適に利用でき、プレイの選択肢を広げる。
Antutuベンチマーク
Powkiddy X28が搭載するUNISOC T618プロセッサは、Antutu V9.2.0 総合で約24万点を記録しています。
例: Antutu V9.2.0 総合で「246107」、CPUで「69120」、GPUで「51759」、MEMで「48411」、UXで「76817」
これをAntutu V10 に換算すると、以下のようになります。
推定: Antutu V10 総合で「290,000」、CPUで「76,000」、GPUで「65,000」、MEMで「51,000」、UXで「96,000」
同じプロセッサはタブレットのALLDOCUBE: iPlay 40にも搭載されています。
エミュレーターの動作
UNISOC T618における各エミュレーターの動作状況は以下の通りです。
- スーパーファミコン (SFC): 快適に動作します。
- ネオジオ (NEOGEO): 快適に動作します。
- PlayStation Portable (PSP): 多くのゲームが実用的な速度で動作しますが、一部の負荷が高いゲームでは設定調整が必要な場合があります。
- ニンテンドー64 (N64): 比較的多くのゲームが動作しますが、エミュレータやゲームによっては設定調整が必要です。
- ドリームキャスト (DC): 一部の軽量なゲームは動作する可能性がありますが、多くのゲームで快適なプレイは難しいです。
- PlayStation 2 (PS2): 動作は非常に困難です。プレイアブルな速度での動作は期待できません。
- ゲームキューブ (GC) / Wii: 動作は非常に困難です。プレイアブルな速度での動作は期待できません。
ゲーム性能
UNISOC T618プロセッサは、ハイスペックではありませんが、設定を変更することで多くのゲームをプレイできます。
以下、具体的なゲームタイトルとそのフレームレートを紹介します。
1. 原神 (Genshin Impact)
ゲーム概要: 広大なオープンワールドを冒険するアクションRPGです。美しいグラフィックと爽快なアクションが特徴です。
動作:
画質設定を「最低」または「低」にした場合、平均して25~30FPS程度での動作となります。戦闘時やエフェクトが多い場面では、フレームレートが20FPS程度まで低下することがあり、ややカクつきを感じる場面があります。よりスムーズな動作を求める場合は、解像度をさらに下げるなどの調整が必要となることがあります。長時間のプレイでは本体の発熱も考慮に入れる必要があります。
2. ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
ゲーム概要: 実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。3Dで描画されるライブシーンやレースシーンが特徴です。
動作:
標準設定(画質「標準」または「軽量」)であれば、育成パートやホーム画面では比較的スムーズに動作します。レースシーンやライブシーンにおいては、30FPSを維持することを目指しますが、キャラクターの表示数が多い場面や高負荷な演出時には20FPS台後半まで落ち込むことがあります。快適性を優先するなら、画質設定を「軽量」にし、一部演出を簡略化することで、より安定した動作を期待できます。
3. Call of Duty: Mobile (コール オブ デューティ モバイル)
ゲーム概要: 人気FPSシリーズ「Call of Duty」のモバイル版です。高品質なグラフィックと多彩なゲームモードが楽しめます。
動作:
画質設定を「中」以下、フレームレート設定を「中」または「高」にすることで、平均して40~50FPS程度でのプレイが可能です。戦闘が激しい場面や多くのプレイヤーが密集する状況では、フレームレートが30FPS台まで低下することがあります。より安定したフレームレートを重視する場合は、画質設定を「低」にすることで、50FPS以上を維持しやすくなります。
4. PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
ゲーム概要: 100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦うバトルロイヤルゲームです。戦略性と緊張感のある戦いが特徴です。
動作:
グラフィック設定を「スムーズ」または「HD」、フレームレート設定を「中」または「高」にした場合、平均して30~40FPS程度で動作します。広大なマップを移動する際や、複数の敵との交戦時にはフレームレートが不安定になることもあります。より快適なプレイを求める場合は、グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ」(対応していれば)または「高」にすることで、フレームレートの安定性が向上し、40FPS以上を維持しやすくなります。
5. リアルレーシング3 (Real Racing 3)
ゲーム概要: 実在するサーキットや車種を収録したリアル志向のレーシングゲームです。美しいグラフィックとリアルな挙動が特徴です。
動作:
標準設定では、平均して30FPS程度でのプレイとなります。多数のAI車両が同時に走行する場面や、複雑なコースでは、フレームレートが低下し、20FPS台後半になることがあります。グラフィック設定を調整することで、フレームレートの安定化を図れますが、大幅な向上は期待しにくいです。レースゲームとしての滑らかさを求める場合は、一部のグラフィックオプションを低めに設定することが推奨されます。
まとめ
UNISOC T618は、日常的な使用や軽めのゲームであれば快適に動作する性能を持っています。しかし、グラフィック負荷の高い3Dゲームに関しては、画質設定を調整することでプレイ可能になるタイトルが多いものの、最高設定での快適な動作は難しい場面があります。各ゲームの画質設定やフレームレート設定を適切に調整することで、ある程度のゲーム体験は得られます。
操作性レビュー:Powkiddy X28 – 伝統と革新が共存するコントロールの使い心地
ここでは、Powkiddy X28 を実際に手に取り、ゲームをプレイする上で最も重要な要素の一つである「操作性」について、詳細にレビューします。ボタンの配置や押し心地、グリップ感など、プレイヤーが直接触れる部分の使用感を、具体的なゲーム体験を交えながらお伝えします。
手に馴染む本体デザインと重量バランス
Powkiddy X28 の本体サイズは、Nintendo Switch Lite に近いものの、わずかに厚みがあります。約300gという重量は、手に取った際に適度な存在感を感じさせますが、実際にゲームを長時間プレイしてみると、その重さが負担になることは少ないと感じました。
背面に設けられたグリップは控えめながらも、指が自然とフィットし、安定したホールド感をもたらします。これにより、例えば「モンスターハンターポータブル 2nd G」のようなアクションゲームで、緊迫した狩猟の場面でもしっかりと本体を保持し、集中してプレイすることができました。
アナログスティックと十字キーの感触
左右に配置されたアナログスティックは、表面が滑りにくく、指への追従性も良好です。L3/R3ボタンも搭載されており、対応するゲームでは多彩なアクションが可能です。ただ、個人的な感想として、特に右スティックが一部のゲームでやや敏感に感じられる場面がありました。FPSのような精密なエイムが求められるゲーム、例えば「コール オブ デューティ モバイル」をキーマッピングでプレイする際には、慣れが必要かもしれません。
十字キーは、しっかりとした硬さがあるものの、レビューによっては軸感が少なく、斜め入力時に意図しない同時押しが発生しやすいとの指摘もあります。格闘ゲーム「ストリートファイターZERO3」などでコマンド入力を試みた際、確かに繊細な操作には少し練習が必要だと感じました。
フェイスボタンとショルダーボタンの評価
ABXYボタンは、適度な硬さとクリック感があり、押した感触が明確です。ボタンの戻りも良く、連打するような場面でも安定した操作が可能です。個人的には、このボタンの品質は高く評価できます。
一方、L1/R1、L2/R2のショルダーボタンは、カチカチとした高めの操作音が特徴で、少しチープな印象を受けるかもしれません。
特にL2/R2はアナログトリガーではなく、ストロークの短いボタン式です。一部のゲームでは、ショルダーボタンの反応にクセを感じることがあり、ファームウェアのアップデートで改善される場合もあるようですが、その作業には専門的な知識が必要となる点に注意が必要です。
豊富な物理ボタンとその配置
Powkiddy X28 は、ゲーム操作用のボタン以外にも、Android OSの操作に便利な「戻るボタン」や「ホームボタン」を物理キーとして搭載しています。これは、ゲームの合間に設定を変更したり、他のアプリに切り替えたりする際に非常に直感的で使いやすいと感じました。さらに、「Gボタン」や「メニューボタン」といった独自のファンクションキーも備えており、キーマッピング機能と組み合わせることで、タッチ操作がメインのAndroidゲームもコントローラーで快適に遊べるようになります。
例えば、「ウマ娘 プリティーダービー」のようなゲームでも、画面上のボタンを物理キーに割り当てることで、より操作しやすくなるでしょう。ただし、スタートボタンやセレクトボタン、これらファンクションキーの押し心地は硬めで、操作音も大きめなのが少し気になりました。
まとめ:Powkiddy X28 の操作性について
- Nintendo Switch Liteに近いサイズ感と約300gの重量で、比較的良好なグリップ感。
- 左右アナログスティックは操作性が良いものの、右スティックの感度がゲームによって気になる場合がある。
- 十字キーは硬めの感触だが、斜め入力の精度はゲームによって慣れが必要。
- ABXYボタンは高品質で、しっかりとした押し心地と反応の良さが光る。
- ショルダーボタンはクリック音が大きく、L2/R2はトリガー式ではない。反応性に課題がある場合はファームウェア更新が必要な可能性も。
- Android用の物理的な「戻る」「ホーム」ボタンは非常に便利。
- スタート、セレクト、ファンクションキーは硬めで操作音が大きめな点が惜しい。
- キーマッピング機能により、タッチ操作のゲームもコントローラーでプレイ可能。
機能・OSレビュー:Powkiddy X28 – Android 11が拓く多彩なエンタメ体験
ここでは、Powkiddy X28が搭載するAndroid 11オペレーティングシステムと、それによって実現される多彩な機能について、実際に使用して感じた魅力や利便性を詳しくレビューします。このデバイスは単なるゲーム機に留まらず、その拡張性の高さが大きな特徴です。
Android 11搭載による自由度の高さ
Powkiddy X28の大きな魅力の一つは、Android 11を搭載している点です。これにより、Google Playストアへアクセスし、膨大な数のアプリをダウンロードして利用することができます。個人的には、最初からインストールされている標準ランチャーの使い勝手が少し古風に感じられたため、
すぐに「Nova Launcher」のような好みのランチャーアプリを導入し、より自分好みのホーム画面にカスタマイズしました。このように、ユーザーが自由に環境を構築できるのは、Android OSならではの喜びです。
豊富な接続オプション:Wi-Fi、Bluetooth、外部出力
ワイヤレス接続として、IEEE 802.11 ac/b/g/n対応のWi-FiとBluetooth 5.0を搭載しています。Wi-Fi経由で新しいゲームのAPKファイルを直接ダウンロードしたり、「Netflix」や「Hulu」といった動画配信サービスで映画やドラマをストリーミング再生したりと、活用の幅は広いです。Bluetoothを使えば、ワイヤレスイヤホンを接続して迫力あるサウンドでゲームを楽しんだり、別途Bluetoothコントローラーを接続して友人と対戦ゲーム、例えば「アスファルト9:Legends」などを楽しむことも可能です。
さらに、本体上部にはMini-HD出力ポートが備わっており、テレビやモニターに接続すれば大画面でゲームや動画コンテンツを堪能できます。家族や友人とリビングでレトロゲーム大会を開く、なんていうのも楽しい使い方です。
充実のインターフェースと拡張性
Powkiddy X28は、充電用とコントローラー/データ転送用として2つのUSB Type-Cポートを搭載しています。これにより、充電しながらUSB接続の周辺機器を使用することも理論上は可能です。また、定番の3.5mmイヤホンジャックも備えているため、有線イヤホン派の方も安心です。ストレージ拡張のためのmicroSDカードスロットももちろん搭載されており、大量のゲームイメージやメディアファイルを保存するのに役立ちます。
個人的には、512GBのmicroSDカードを挿入し、様々なエミュレーターのゲームライブラリを構築して楽しんでいます。
ゲームプレイを豊かにする機能群
ジャイロセンサーも内蔵しているため、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のようなジャイロ操作に対応したAndroidゲームでは、より直感的な操作が楽しめます。また、Moonlightゲームストリーミング機能に対応しており、設定は必要ですが、自宅のゲーミングPCで動作しているゲームをX28上でストリーミングプレイすることも可能です。
Steamのライブラリにある「ELDEN RING」のような重量級タイトルも、これならX28で手軽に遊ぶ道が開けます。
さらに、画面上のタッチ操作を物理ボタンに割り当てるキーマッピング機能も搭載されており、コントローラー非対応のAndroidゲームでも快適な操作感を実現します。これは非常に便利で、多くのゲームで重宝しました。
プリインストールアプリとカスタマイズ
初期状態では、一部のユーザーにとっては不要かもしれない「Happy Chick」のようなアプリがプリインストールされていることもありますが、Android OSなのでこれらは自由にアンインストールできます。むしろ、個人的には「Daijishō」のようなエミュレーターフロントエンドアプリを導入することで、所有しているレトロゲームコレクションを美しく整理し、より快適なゲーム環境を構築する楽しみがありました。
まとめ:Powkiddy X28の機能・OSの魅力
- Android 11搭載により、Google Playストア経由で豊富なアプリを利用可能、高いカスタマイズ性。
- Wi-Fi (IEEE 802.11 ac/b/g/n)、Bluetooth 5.0による快適なワイヤレス接続。
- Mini-HD出力でテレビやモニターへの大画面表示が可能。
- 2つのUSB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャック、microSDカードスロットと充実のインターフェース。
- ジャイロセンサー搭載、Moonlightゲームストリーミング、キーマッピング機能など、ゲーム体験を向上させる機能。
- ユーザーによるランチャー変更やアプリ整理で、自分だけの最適な環境を構築可能。
対応エミュレーター徹底レビュー:Powkiddy X28 – レトロゲームの宝庫を遊び尽くす
ここでは、Powkiddy X28 がどれほど多くのレトロゲーム機のエミュレーションに対応し、実際にどのようなゲーム体験を提供してくれるのかを、詳しく掘り下げていきます。このデバイスの真価は、まさにその幅広いエミュレーターへの対応力にあると言っても過言ではありません。
数十種類以上に対応!夢の携帯レトロゲーム環境
Powkiddy X28は、そのAndroid OSの柔軟性を活かし、驚くほど多くのゲーム機のエミュレーターに対応しています。公式情報や実際に試した範囲では、ゲームキューブ(GC)、プレイステーション(PS)、ドリームキャスト(DC)、アーケード(MAME)、スーパーファミコン(SFC)、ゲームボーイアドバンス(GBA)、PCエンジン(PCE)、メガドライブ(MD)、ニンテンドー64(N64)、
ゲームボーイカラー(GBC)、そしてワンダースワン(WSC)など、まさに数十種類以上ものエミュレーターを動作させることが可能です。これらは基本的にAndroidアプリとして提供されており、ユーザー自身でダウンロードし設定を行うことで、お気に入りの懐かしいゲームをこの一台で楽しむことができます。
PSPエミュレーションの快適さは特筆もの
特に個人的に感動したのは、PSP(プレイステーション・ポータブル)のエミュレーターの動作です。Unisoc T618プロセッサの恩恵もあり、多くのPSPタイトルが非常にスムーズに動作します。例えば、「リッジレーサーズ」や「鉄拳 DARK RESURRECTION」といった動きの速いゲームも、フレームレートの低下を感じることなく快適にプレイできました。
5.5インチの大画面で、オリジナルよりも高解像度にアップスケールされた映像は鮮明で、まさに携帯ゲームの理想形の一つだと感じました。アスペクト比も多くのゲームでピッタリ合い、没入感を高めてくれます。
挑戦的なゲームキューブやPS2エミュレーション
ゲームキューブやPS2といった、より高い処理能力を要求するエミュレーターについても、Powkiddy X28はある程度対応しています。例えば、ゲームキューブの「どうぶつの森e+」やPS2の「キングダム ハーツ」のような比較的負荷の軽いとされるタイトルであれば、設定次第で遊ぶことができました。
しかし、全てのタイトルが快適に動作するわけではなく、場面によっては動作が重くなったり、音声に乱れが生じたりすることもあります。これらの世代のゲームをメインで楽しみたいという方には、少し物足りないかもしれませんが、携帯機でこれらのゲームに触れられるという点では大きな魅力です。
多彩なレトロプラットフォームを網羅
スーパーファミコンの「クロノ・トリガー」やメガドライブの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」のような16bit時代の名作から、ニンテンドー64の「スーパーマリオ64」、ドリームキャストの「ソウルキャリバー」に至るまで、幅広いプラットフォームのゲームを快適に楽しむことができます。アーケードゲームエミュレーター(MAME)を使えば、「ストリートファイターII’ TURBO」のような懐かしの格闘ゲームを当時の興奮そのままに味わえます。
個人的には、ゲームボーイアドバンスの「逆転裁判」シリーズをプレイし、そのシナリオの面白さに改めて引き込まれました。
エミュレーター環境の構築も楽しみの一つ
Powkiddy X28では、Google Playストアから様々なエミュレーターアプリをダウンロードできます。初期設定やゲームイメージの管理など、ある程度の知識と手間は必要になりますが、それもまた楽しみの一つです。私自身は「Daijishō」というエミュレーターフロントエンドアプリを導入し、所有するゲームライブラリを機種ごとに美しく整理しています。これにより、まるで自分だけのポータブルゲーム博物館を作り上げているような満足感を得られました。
まとめ:Powkiddy X28のエミュレーター対応力
- ゲームキューブ、PS、PSP、N64、ドリームキャストなど数十種類以上のエミュレーターに対応(Androidアプリとして導入)。
- 特にPSPエミュレーターの動作は非常に快適で、多くのタイトルをスムーズに楽しめる。
- ゲームキューブやPS2は、比較的軽量なタイトルであれば設定次第でプレイ可能だが、過度な期待は禁物。
- スーパーファミコン、メガドライブ、GBAなど、多くのクラシックなプラットフォームのゲームを網羅。
- Android OSの柔軟性により、ユーザー自身がエミュレーターアプリを選択し、環境を構築する楽しみがある。
- フロントエンドアプリ(例:Daijishō)の活用で、ゲームライブラリの管理とアクセスが向上。
対応エミュレーター
GAMECUBE、PS、DC、MAME、SFC、GBA、PCE、MD、PSP、WSC、N64、GBCなど数十種類以上 ※ダウンロード対応、Androidアプリ
バッテリー性能レビュー:Powkiddy X28 – 5000mAhの実力と充電のポイント
ここでは、携帯ゲーム機にとって生命線とも言える Powkiddy X28 のバッテリー性能について、詳しくレビューしていきます。大容量バッテリーを搭載しつつも、本体の重量や充電の利便性とのバランスはどうか、実際の使用感に基づきお伝えします。
安心の5000mAh大容量バッテリー
Powkiddy X28 は、5000mAhという比較的大容量のリチウムバッテリーを搭載しています。この容量は、5.5インチのディスプレイやUnisoc T618プロセッサの消費電力を考慮すると、心強いスペックと言えます。外出先でじっくりとゲームを楽しみたい時や、長時間の移動中に動画コンテンツを視聴したい場合でも、頻繁な充電切れの心配を軽減してくれます。
実用的な連続使用時間:約4~5時間
実際に様々なゲームをプレイしたり、アプリを使用したりしてみたところ、バッテリーの持続時間は概ね4時間から5時間程度でした。これは、例えばPSPエミュレーターで「モンスターハンターポータブル 3rd」を数時間ぶっ通しでプレイしたり、通勤・通学中に「Spotify」で音楽を聴きながら電子書籍を読むといった使い方であれば、十分に対応できる範囲です。もちろん、画面の明るさ設定やプレイするゲームの負荷によって変動しますが、一つの目安として参考にしてください。
長時間利用にはモバイルバッテリーも視野に
個人的な感想としては、丸一日外出して集中的にゲームをプレイしたい場合や、旅行先で充電環境が限られるような状況では、やはりモバイルバッテリーを併用するのが安心だと感じました。Powkiddy X28のパフォーマンスを最大限に活かして遊び倒すためには、予備の電源を用意しておくことをお勧めします。幸い、本体重量は約300gと、5000mAhのバッテリーを搭載している割には比較的軽量なので、モバイルバッテリーと一緒に持ち運んでもそれほど苦にはなりませんでした。
Type-C充電の利便性と充電速度
充電ポートは汎用性の高いUSB Type-Cを採用しており、スマートフォンなど他のデバイスと充電器やケーブルを共用できるのは非常に便利です。ただし、対応する充電規格は5V/2Aとなっているため、最近の急速充電規格に慣れていると、充電速度はやや遅く感じるかもしれません。個人的には、就寝前に充電を開始しておくか、プレイしながらモバイルバッテリーで少しずつ補給する、といった運用が現実的だと感じました。
バッテリーと本体設計のバランス
Powkiddy X28は、5000mAhのバッテリーを搭載しつつ、本体サイズや重量、そしてグリップ感をうまくバランスさせていると感じます。大容量バッテリーは安心感をもたらしますが、それが過度な重量増に繋がっては携帯性が損なわれます。その点、X28は長時間持っていても疲れにくいデザインに仕上がっていると言えるでしょう。
まとめ:Powkiddy X28のバッテリー性能
- 5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、携帯ゲーム機として十分なスタミナ。
- 実際の連続使用時間は約4~5時間で、日常的な利用には問題ないレベル。
- ヘビーな使い方や長時間の外出には、モバイルバッテリーの併用がおすすめ。
- 充電はUSB Type-Cポートを採用し利便性が高いが、充電速度は5V/2Aで標準的。
- バッテリー容量と本体重量・デザインのバランスが良く、携帯性を損なっていない。
Powkiddy X28のメリット・デメリット
ここでは、Powkiddy X28の主なメリット(魅力的な点)とデメリット(購入前に考慮すべき点)を簡潔にまとめました。
メリット
大画面で見やすいディスプレイ: 5.5インチのHD IPSタッチスクリーン(720x1280px)を搭載。視野角が広く、指紋防止・防塵にも対応しており、レトロゲームも迫力満点で楽しめます。
柔軟な操作を実現するマッピングボタン: 本体左下に専用のマッピングボタン(Gボタン)を備え、Androidゲームのタッチ操作などを物理ボタンに割り当て可能です。
幅広いエミュレーターへの対応力: PSP、N64、ドリームキャスト、MAME(アーケード)など数十種類以上のエミュレーターに対応。特にPSPまでのゲームは快適に動作します。
安定した基本性能: Unisoc T618 オクタコアプロセッサと4GB LPDDR4Xメモリを搭載し、多くのエミュレーターやAndroidアプリが比較的スムーズに動作します。
豊富な接続性と拡張性: Wi-Fi 5 デュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応。充電用とデータ転送/コントローラー用の2基のUSB Type-Cポート、mini HDMI出力ポート、microSDカードスロットを装備しています。
Android 11搭載による自由度の高さ: Google Playストアが利用可能で、豊富なアプリやゲームを追加したり、好みのランチャーを導入したりと、自由にカスタマイズできます。
十分なバッテリー容量: 5000mAhのバッテリーを搭載し、約4~5時間の連続プレイが可能です。Type-Cポートで充電できます。
便利な外部映像出力: mini HDMIポートを備え、テレビやモニターに簡単接続。大画面でゲームを楽しめます。
デメリット
アナログスティックは標準仕様: 競合機種に見られるような高耐久・高精度なホールセンサージョイスティックは搭載していません。
一部ボタンの操作感と作動音: 十字キーの斜め入力の精度や、ショルダーボタン、スタート・セレクトボタンなどのクリック音や押し心地については、改善の余地があるという意見があります。
スピーカー音質と充電速度: 本体スピーカーの音質は標準的で、音の広がりに欠ける場合があります。また、充電速度は5V/2Aと急速充電には非対応のため、満充電には時間がかかります。
高負荷時の安定性: 一部の高負荷なAndroidゲーム(例:原神)やベンチマークアプリ実行時に、動作が不安定になったり、アプリが強制終了したりする報告があります。
初期ソフトウェアの仕上げ: 標準搭載のランチャーの使い勝手や、一部プリインストールされているアプリについては、ユーザーの好みが分かれる可能性があります。
ジャイロセンサーについて: 提供データによればジャイロセンサーは搭載されています。以前の情報で非搭載とされていた場合は、それが誤りであったと考えられます。
Powkiddy X28のスペック(仕様)
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度 720 x 1280 pxのIPS タッチスクリーン
※指紋防止/防塵 - プロセッサ UNISOC T618 オクタコア
※12nm/64bit/8コア/最大2.0GHz - GPU ARM Mali G52
- RAM(メモリ)4GB LPDDR4X
- ストレージ 64GB eMMC
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 5000 mAh
- 駆動時間 5時間
- 充電 Type-C、5V/2A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- ストリーミング Moolightアプリ対応
- インターフェース Type-C (OTG) x1、Type-C (充電用) x1、TFカードスロット x1、mini HDMI x1、3.5mmヘッドホンジャック x1、音量ボタン
- スピーカー 内蔵
- マイク 内蔵
- 映像出力 mini HDMI
- ボタン ジョイスティック(R3/L3) x2、ショルダーボタン(R2/L2)、A/B/X/Y、MAP、Menu、Return、Home、Start、Select
- ゲームの追加 対応・ダウンロード可
- 言語 日本語を含むマルチ言語に対応
- OS Android 11
- サイズ 207.6 x 80.7 x 26.9 mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
Powkiddy X28の評価
ここでは、Powkiddy X28を実際に使用してみた上での総合的な評価を、各項目ごとにコメントと共に紹介します。
スペック:★★★★☆
コメント:Unisoc T618プロセッサと5.5インチHD IPS液晶を搭載し、特にPSPクラスまでのエミュレーションには十分な性能を発揮します。最新の高度な3Dゲームの快適なプレイには限界がありますが、Androidゲームやレトロゲームを楽しむには価格を考慮すれば健闘していると言えるでしょう。4GBのRAMも複数のアプリやエミュレーターを動かす上で不足を感じにくいです。
通信:★★★★☆
コメント:Wi-Fi 5 デュアルバンド(IEEE 802.11 ac/b/g/n)とBluetooth 5.0に対応しており、安定したワイヤレス通信が可能です。ゲームのダウンロードやストリーミングプレイ、ワイヤレスイヤホンやコントローラーの接続もスムーズに行えます。2基のUSB Type-Cポートやmini HDMI出力も備え、拡張性も確保されています。
機能:★★★★☆
コメント:Android 11をOSに採用し、Google Playストアが利用できるため、アプリの追加やカスタマイズの自由度が高い点が魅力です。特に専用の「マッピングボタン(Gボタン)」によるキーマッピング機能は、タッチ操作が基本のAndroidゲームを物理コントローラーで快適に遊ぶために非常に有効です。多彩なエミュレーターへの対応も大きな強みです。
デザイン:★★★☆☆
コメント:5.5インチの大画面を搭載しつつも、横型携帯ゲーム機として比較的持ちやすい形状にまとまっています。シックなブラックカラーは落ち着いた印象を与えます。ただし、全体の質感や一部ボタン(特にショルダーボタンやファンクションキー)の操作音や感触には、価格相応というか、ややチープさを感じる部分もありました。
使いやすさ:★★★☆☆
コメント:Android OSの操作自体は物理的なホームボタンや戻るボタンがあるため直感的です。キーマッピング機能は設定に慣れが必要なものの、一度設定すれば非常に便利です。一方で、初期搭載のランチャーの操作性や、十字キー、一部ショルダーボタンの感触、特定状況下でのシステムの安定性については、ユーザーによっては調整や工夫、あるいは割り切りが必要かもしれません。
価格:★★★★☆
コメント:参照価格$129.99 USD(Powkiddy公式サイトより、2025年5月時点の為替で約2万円弱。購入時期や販売店により変動あり)という価格は、Unisoc T618を搭載し、5.5インチの大画面と専用マッピングボタンを備えたAndroid携帯ゲーム機としては、競争力のある設定だと感じます。コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
総合評価
Android 11搭載の多機能携帯ゲーム機
Powkiddy X28は、Powkiddy社から発売されたAndroid 11を搭載する携帯ゲーム機です。同社が2021年10月に発売した折り畳み式の「Powkiddy X18S」とは異なり、より一般的な横長のストレート形状を採用しています。搭載されているUnisoc T618プロセッサや4GBメモリといった基本スペックはX18Sと共通する部分が多いですが、X28ならではの魅力も備えています。
専用マッピングボタンによる革新的な操作性
最大の注目点は、本体に物理的な「マッピングボタン(Gボタン)」を搭載していることです。キーマッピング機能自体は他のAndroid携帯ゲーム機でもアプリを通じて利用可能ですが、X28ではこの専用ボタンから機能を迅速に呼び出し、設定できる点が大きなアドバンテージとなります。多くのAndroidゲームはタッチスクリーン操作を前提として設計されているため、物理コントローラーでの直感的な操作が難しい場面が少なくありません。
そういった際に、このマッピング機能を使って画面上の仮想ボタンを物理キーに割り当てることで、操作性が劇的に向上します。特にFPS(ファーストパーソン・シューティング)やアクション、格闘ゲームなど、精密かつ迅速な操作が求められるジャンルでは、この機能が大きな助けとなり、より快適で有利なゲームプレイを実現できるでしょう。
ストリーミングプレイと大画面出力で広がる楽しみ
また、Powkiddy X28はWi-Fi接続に対応しており、PCゲームをストリーミングで楽しめる「Moonlight」アプリや、Android上で動作する「PS Remote Play」、「Xbox Game Pass」といったアプリを利用して、PlayStationやXboxのゲームをストリーミングでプレイすることも可能です。これらのストリーミングプレイ時にもキーマッピング機能を活用できるため、幅広いゲームタイトルをより快適な操作環境で楽しめます。
さらに、mini HDMIポートを搭載しているため、外部ディスプレイやテレビに簡単に出力でき、大画面で迫力あるゲーム体験を共有できるのも嬉しいポイントです。
優れたコストパフォーマンスとおすすめユーザー
Powkiddy X28の登場時の参考価格は$129.99 USD(日本円で約2万円弱、為替や販売店により変動)からとなっており、5.5インチの大画面、専用マッピングボタン、そしてUnisoc T618による安定したパフォーマンスを考慮すると、非常にコストパフォーマンスに優れた一台と言えます。
特に、Androidゲームを物理コントローラーで快適に遊びたい、多様なエミュレーターを手軽に楽しみたい、そして大画面でのゲーム体験を重視するユーザーにとって、Powkiddy X28は検討する価値のある魅力的な携帯ゲーム機です。
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Powkiddy X28の価格・購入先
Powkiddy公式ストア
$129.99 USDで販売されています。
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ECサイト
AliExpressで15,231円、
米国 Amazon.comで$199.99、
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