「TRIMUI SMART PRO」と話題の携帯ゲーム機を徹底 比較!収録ゲームタイトルやエミュレーター、RGBライト、操作、メリット・デメリット、評価、詳細な価格情報も掲載しています。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「TRIMUI SMART PRO」が発売開始!
2023年11月、中国のゲーム メーカーTRIMUI(トリムイ)から新製品「SMART PRO」(スマート プロ)が発売されました。
TRIMUI OSを搭載した5インチのエミュレーター ゲーム機です。
TRIMUIからは2021年に2.4インチの「TRIMUI SMART」(トリムイ スマート)が発売されています。
このゲーム機は超小型サイズでありながらも高速に起動し、
Wi-FIやBluetooth通信に対応していることで、ユーザーから高い評価を受けています。
新モデルはその性能を受け継ぎつつ、性能を大幅に強化した注目の携帯 ゲーム機です。
早速、どんな特徴(メリット)があるのか、詳しく見ていきましょう。
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公式ページ: TRIM-UI RETRO GAME
収録ゲーム タイトル
「TRIMUI SMART PRO」に収録されているゲームのタイトル(内蔵ゲーム)を紹介します。※128GBモデルです。
ドリームキャスト(DC)
全部で14種類
CrazyTaxi2,Sonic Adventure 2,Dead or Alive 2,Ikaruga,Power Stone2,Sonic Adventure 2,SooulCalibur,cspike,demofist,dolphin,kov7sprt,pjustic,The Rumble Fish,slashout
PSP
全部で47種類
3rd Birthday The,Ape Escape -On the Loose,BlazeBlue-Calamity Trigger,Burnout Legends,Crisis Core-Final Fantasy Ⅶ,Dante’s Inferno,Daxter,Dragon Ball Z -Tenkaichi Tag Team
Dynasty Warriors-Strikeforce,EVERBODY’S TENINIS,Final Fantasy Reishiki,Final Fantasy Tractics-The War of the L,God of War-Chains of Olympus,God of War-Ghost of Sparta
Grand Theft Auto-Liberty City Stories,Grand Theft Auto-Vice City Stories,Gurumin-A Monstrous Adventure,Hokuto no Ken-Raoh Gaiden-Ten no H,Hot Shots Golf-Open Tee 2 など多数あり
この続きはYouTube動画で公開しています。
PS1
PS1ゲームはPSPゲームとともにYouTube動画で公開しています。
PSP、PS1「TRIMUI SMART PRO」収録ゲームタイトル 一覧 リスト
CPS 1,2,3
カプコン アーケードのゲームはCPS 1,2,3 すべてYouTube動画で公開しています。
CPS1,2,3「TRIMUI SMART PRO」収録ゲームタイトル 一覧 リスト
MD
メガドライブのゲームはすべてYouTube動画で公開しています。
DC、MD「TRIMUI SMART PRO」収録ゲームタイトル 一覧 リスト
その他のゲーム
その他の収録ゲーム タイトルはYouTubeの「Burari Akiba」(秋葉原ぶらりのサブチャンネル)で公開していきます。上のエミュレーター以外のゲームタイトル を知りたい人はぜひチェックしてみてください。
29種類のエミュレーターに対応・カスタマイズで100種類以上にすることも可
「TRIMUI SMART PRO」は29種類のエミュレーターに対応しています。
FC,GAME GEAR,GAME&WATCH,GB,GBA,GBC,MAME PLUS,MD,MS,N64,NDS,NEOGEO,NGP,PCE,PGM,PICO8,PPSSPP,PS,SFC,WSC,ARCADE,ATARI LYNX,ATARI2600,ATARI7800,CPS1,CPS2,CPS3,DC,FBNEO
これらのエミュレーターを利用して、PSPやニンテンドー64、ドリームキャストのほか、ネオジオやPS1、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、カプコンアーケードなどのゲームをプレイできるようになっています。
また、Linux ベースのCrossMix OSを搭載しているため、カスタマイズして100種類以上のエミュレーターを利用することが可能。
「CrossMix OS」はGit Hubで公開されており、自分でインストールすることもできます。
cizia64/CrossMix-OS: Enhanced OS for the TrimUI Smart Pro https://github.com/cizia64/CrossMix-OS
なお、Linux版のレトロアーチ(RetroArch)を利用しているため、自分でエミュレーター(コア)を簡単に追加できます。やり方はパソコン版、Android版のレトロアーチと同じです。
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」は20種類以上のエミュレーターに対応しています。
「Powkiddy X55」はPSPやニンテンドー64、ゲームボーイ、ネオジオなど30種類以上のエミュレーターに対応しています。
DATA FROG「M17」は20種類以上のエミュレーターに対応しています。
シンプルで分かりやすいTRIMUI UIで直感的に操作できる
「TRIMUI SMART PRO」はLinux ベースのCrossMix OSを搭載していますが、
UIはグラフィカルで分かりやすい独自の「TRIMUI Theme」を採用しています。
このUIでは、メニュー画面がゲーム機、ゲームジャンル、お気に入りなどで分類され、目的のゲームを探しやすくなっています。
また、各ゲームの設定も分かりやすく、画面の明るさや音量調整などが簡単に行えます。
そのほか、壁紙、アイコン、フォントなどを変更して、自分好みの外観にカスタマイズすることが可能。
ゲームのプレイだけでなく、音楽や動画の再生、電子書籍リーダーとしても利用できるほか、
セーブ・ロード機能やゲームの中断、スクリーンショット機能を利用できます。
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」はRG ARC-DモデルがAndroid 11搭載で、RG ARC-SモデルがLinux OSを搭載しています。
「Powkiddy X55」はOSにOpen source linuxを採用し、自分で吸い出したゲームのROMも追加できます。
DATA FROG「M17」はLinuxベースのEmuELEC 4.3を搭載しています。
RGBライト付きのジョイスティックで操作できる
「TRIMUI SMART PRO」はRGBライト付きのジョイスティックレバーを2つ搭載しています。
RGライトはプレイ中のゲームによってライトの色が変わったり、点滅したりするなど、ゲームと連動した演出が可能です。
また、ライトの色で充電状態を確認(充電中は赤色、充電完了時は緑色)したり、
好みに合わせてライトの色やパターンを変更したりすることもできます。
RGBライトの設定方法
TRIMUI SMART PROのRGBライトは、本体の設定メニューからカスタマイズできます。設定項目には、以下のものがあります。
- 色・・・赤、緑、青、白など、様々な色を選択できます。
- 明るさ・・・ライトの明るさを調整できます。
- パターン・・・点灯、点滅、呼吸など、様々なパターンを選択できます。
- ゲーム連動・・・ゲームの状態に合わせてライトの色やパターンを変更するかどうかを設定できます。
- <RGBライト対応を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・RGBライトに対応する(背面)
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・RGBライトに対応する(ジョイスティック周辺)
- 3.「TRIMUI SMART」・・・RGBライトに対応しない
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・RGBライトに対応しない
トリガーボタンで操作できる
本体の背面にR1/R2/L1/L2のトリガーボタン(ショルダーボタン)も搭載し、快適に操作できます。基本的な動作の移動は十字キーとジョイスティック(アナログスティック)で行います。ABXYボタンはプラスチック製でしっかりと押し込めるタイプです。
<操作性を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・十字キー、ABXYボタン、ショルダーボタン
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・ジョイスティック、十字キー、ABXYボタン、ショルダーボタン
- 3.「TRIMUI SMART」・・・十字キー、ABXYボタン
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・十字キー、ABXYボタン
他のゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」は円形十字キーと6キーレイアウトを採用し、ボタンのカスタマイズも可能です。
「Powkiddy X55」は2つのジョイスティック、2つのトリガーボタン搭載で快適に操作できます。
DATA FROG「M17」は2つのジョイスティックレバーとトリガーボタンで快適に操作できます。
4.96インチのIPS液晶を搭載・広視野角で高精細に表示できる
「TRIMUI SMART PRO」は4.96インチ(解像度720 x 1280 px)のIPSディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは視野角178度の斜めからも見やすく、
ゲームも高精細に表示できます。
また、液晶パネルと本体との間に段差がないOCAフルフィットも採用しています。
<ディスプレイを比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・3.2インチ、解像度1024 x 768 pxのIPS
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・4.96インチ、解像度1280 x 720 pxのIPS
- 3.「TRIMUI SMART」・・・3.5インチ、解像度640 x 480 pxのIPS
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・2.0インチ、解像度320 x 240 pxのIPS
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」は4インチで解像度640 x 480 pxのIPSディスプレイを搭載し、OCAフルフィットも採用しています。
「Powkiddy X55」は5.5インチで解像度720 x 1280 pxのIPS スクリーンを搭載しています。
DATA FROG「M17」は4.3インチで解像度480 x 272 pxのLCDディスプレイを搭載しています。
5000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応
「TRIMUI SMART PRO」は5000mAhバッテリーを搭載しています。
駆動時間は約5時間です。また、Type-Cポートを利用した充電も利用できます。
<バッテリー容量を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・3000 mAh
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・5000 mAh
- 3.「TRIMUI SMART」・・・1200 mAh
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・600 mAh
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」は約6時間の駆動が可能な3500mAhバッテリー搭載で、Type-Cポートを介した充電も利用できます。
「Powkiddy X55」は4000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。
DATA FROG「M17」は1500 mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。
Wi-Fi対応でネット対戦もできる・外部ゲームパッドもワイヤレスで接続できる
「TRIMUI SMART PRO」はWi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac)に対応しています。
この通信を使って、OSのアップデートを利用したり、オンラインでのネット対戦したりできます。
また、Bluetooth 4.2に対応し、ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、ゲームコントローラー(ゲームパッド)などを接続することもできます。
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」は高速で途切れにくいWi-Fi 5のデュアルバンドに対応し、オンラインで対戦プレイもできます。
「Powkiddy X55」とDATA FROG「M17」はWi-Fi通信に対応していません。
シンプルで飽きのこないクラシックなデザインを採用・カラーは3色を用意
「TRIMUI SMART PRO」はシンプルながらも機能的で、クラシックな雰囲気をもつデザインになっています。
また、人間工学に基づいた設計を採用し、丸みを帯びたエッジと握りやすいグリップで、長時間のプレイでも疲れにくい形状になっています。
サイズは 15.5 × 9.9 × 3.8 cm(※実測 18.5 x 8.0 x 1.5 cm)、重さ250gです。
薄型軽量で、カラーはホワイト、グレー、ブラックの3色を用意しています。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・109.9 x 73.2 x 19.9 mm / 159g
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・ 188 x 80 x 17 mm / 231g
- 3.「TRIMUI SMART」・・・ 110 x 58 x 15 mm / 100g
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・105 x 55 x 9.5mm / 66g
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」はサイズ 19.1 x 8 x 2.2 cm、重さ242 gの小型軽量デザインを採用し、2色カラーを用意しています。
「Powkiddy X55」はサイズ 21.25 x 9.45 x 1.9cm、重さ293gの薄型軽量デザインで、ブルーカラーを用意しています。
DATA FROG「M17」はサイズ 170 x 80 x 30 mm、重さ320gの小型軽量デザインでグレーカラーを用意しています。
Allwinner A133 Plusプロセッサで高速動作
「TRIMUI SMART PRO」はAllwinner A133 Plus クアッドコア プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは中国のAllwinner Technologyが開発した、低消費電力でコストパフォーマンスに優れたSoC(System-on-a-Chip)です。
CPU内蔵のGPUは Imagination Technologies PowerVR GE8300で、
ゲームをスムーズに再生できます。
FNボタンでパフォーマンスを向上
「TRIMUI SMART PRO」はFNボタンをスライドさせることで、一時的にパフォーマンスを上げることができます。
FNボタンは他にショートカットとして利用できます。
FNボタンの組み合わせ例
- 1.FN + L1/R1・・・L3/R3ボタンの機能を割り当てられます。
- 2.FN + L2/R2・・・TURBO機能のON/OFFを切り替えます。
- 3.FN + 十字キーの上/下・・・ 画面の明るさを調整します。
- 4.FN + 十字キーの左/右・・・音量を調整します。
- 5.FN + START・・・メニュー画面を開きます。
- 6.FN + SELECT・・・スクリーンショットを撮影します。
TRIMUI SMART PRO では、FNボタンの機能をカスタマイズすることも可能です。設定画面で、FNボタンと組み合わせるボタン、そして実行したい機能を自由に割り当てることができます。
他の携帯ゲーム機と比較
一方、「ANBERNIC RG ARC」と「Powkiddy X55」はRockchip RK3566 プロセッサを搭載しています。
DATA FROG「M17」はRockchip RK3126 クアッドコア 1.2GHz プロセッサを搭載しています。
1GB LPDDR4x メモリ搭載でスムーズに動作する
「TRIMUI SMART PRO」は1GB LPDDR4xメモリ搭載でスムーズに動作します。
LPDDR4x は、名前にある「Low Power」の通り、従来のDDR4メモリと比較して、消費電力が低いのが特徴です。
また、LPDDR4x は、データ転送速度が高く、最大で 4266 Mbps(メガビット毎秒)の速度に達することができます。
一方、「ANBERNIC RG ARC」は2GB LPDDR4メモリ(※RG ARC-Sモデルは1GB)を搭載し、スムーズに動作します。
「Powkiddy X55」は2GB LPDDR4Xメモリ搭載でスムーズに動作します。DATA FROG「M17」は256MB DDR メモリを搭載しています。
<プロセッサとメモリを比較>
- 1.「TRIMUI BRICK」・・・Allwinner A133P + 1GB LPDDR3
- 2.「TRIMUI SMART PRO」・・・Allwinner A133 plus + 1GB LPDDR4
- 3.「TRIMUI SMART」・・・Allwinner S3 + 128MB DDR3
- 4.「TRIMUI MODEL S」・・・Ingenic JZ4770 + 512MB DDR2
「TRIMUI SMART PRO」のデメリット
「TRIMUI SMART PRO」のデメリットを紹介します。
デメリット1:HDMIポートで映像出力できない
「TRIMUI SMART PRO」はHDMIポートがないため、テレビやモニターに映像出力できません。
一方、「ANBERNIC RG ARC」は本体にHDMIポートを搭載。有線でテレビやモニターに接続し、大画面でゲームを楽しめます。「Powkiddy X55」は本体にminiHDMI端子を搭載。大画面のテレビやモニターに接続してゲームをプレイできます。DATA FROG「M17」はHDMIポートを搭載していません。
デメリット2:ステレオスピーカーでない
「TRIMUI SMART PRO」はデュアルスピーカーを搭載していますが、ステレオスピーカーと比べると音質で劣ります。
一方、「ANBERNIC RG ARC」は本体にデュアル ステレオ スピーカーを搭載し、高音質なサウンドを再生できます。「Powkiddy X55」はシングルのステレオスピーカー(底面)を搭載しています。DATA FROG「M17」はシングルのモノラルスピーカーを搭載しています。
デメリット3:TFカードスロットが1つしかない
「TRIMUI SMART PRO」は1つのTFカードスロットを搭載し、最大256GBまで拡張できます。
一方、「ANBERNIC RG ARC」と「Powkiddy X55」は2つのTFカードスロットを搭載し、最大256GBまで拡張できます。DATA FROG「M17」は1つのTFカードスロットを搭載しています。
「TRIMUI SMART PRO」のスペック
- ディスプレイ 4.96インチ、解像度720 x 1280 pxのIPS
※OCAフルフィット - プロセッサ Allwinner A133 Plus
※28mm/64bit/4コア/最大1.8GHz - GPU PowerVR GE8300 660MHz
- RAM(メモリ) 1GB LPDDR4x
- ストレージ 64GB / 128GB / 256GB TF (最大256GBまで)
- バッテリー 5000mAh
- 駆動時間 5時間
- 充電 Type-C (5V/1.5A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (2.4GHz)、Bluetooth
- インターフェース USB Type-C (OTG)、USBホスト x1、TFカードスロット x1、メニューボタン、FNキー、3.5mmオーディオジャック
- スピーカー デュアルスピーカー
- マイク なし
- 操作 ジョイスティック x2 (RGBライト付き)、十字キー、A/B/X/Y、R1/R2/L1/L2トリガーボタン、FNカスタムスイッチ(一時的にパフォーマンスが向上)
- バイブレーション機能 あり
- セーブ機能 9つまで保存可
- ゲームの追加 対応(microSDカード経由)
- システム言語 日本語、英語、中国語などマルチ言語に対応
- 筐体 ABS樹脂
- UI TRIMUI Theme
- OS LinuxベースのTRIMUI OS ※10秒の高速起動
- サイズ 188 x 80 x 17 mm (※実測 18.5 x 8.0 x 1.5 cm)
- 重量 250g
- カラー ホワイト、グレー、ブラック
- 付属品 説明書 x1、USBケーブル x1
セガサターン ゲームはプレイできるか?
セガサターン ゲームはかなり動作が厳しいのでおすすめできません。理由は2つあります。一つはセガサターンのゲームが意外と「負荷が高い」からです。Unisoc T606を搭載したAndroidタブレット(Antutu20万以上)でも動作しないゲームがありました。Antutu 10万前後のパワーしかない中華ゲームでは無理があります。
もう一つの理由はエミュレーター「YabaSanshiro」の完成度が良くないことです。デバイスの性能をフルに引き出せない点で他のエミュレーターとは全く違っています。本来動作するはずのゲームが動作しないことが多々あります。
「TRIMUI SMART PRO」のアップデート
「TRIMUI SMART PRO」のアップデートの方法と最新のファームウェア(CFW)について紹介します。
方法
公式サイト「Trimui Smart Firmware | TRIM-UI RETRO GAME 」を検索し、アクセスします。
そこにある最新のファームウェアをダウンロードします。
次に、そのフォルダをゲーム機本体のルートフォルダ(最初にあるフォルダ)に保存します。
最後にUSBケーブルを接続し、充電モードに切り替えます。すると、ファームウェアのアップデートが自動で開始されます。
「TRIMUI SMART PRO」のファームウェア(CFW)
「TRIMUI SMART PRO」の最新のファームウェア「Firmware version: 1.0.4」は公式サイトからダウンロードできるようになっています。このファームウェアは2023年11月発売当初のモデルに適用して新しい機能を追加するものです。
2024年モデルはすでに最新ファームウェアになっている可能性があるので、事前に確認してから導入してください。
バージョン1.0.4のファームウェアの更新内容は以下の通りです。
- Bluetooth 機能を有効にし、a2dp オーディオと BLE hid をサポート
- Vulkan Linux ドライバーを追加し、GLES/Vulkan ライブラリ BLOB を 1.11 から 1.19 に更新
- rootfs libc をバージョン 2.33 に更新
- TinaPlayer をベースとしたハードウェア デコードを備えた Media Player を追加
- 表示強調色の設定を追加
- バッテリーのアップデート
- サスペンドのキャンセルを減らすために Wi-Fi ドライバーが更新(電源キーのサスペンド時に自動的に画面がオンになる)
- 言語「繁体字中国語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/ロシア語」を追加
- ゲームから戻ったときの検索結果の問題を修正
- 「ベスト」タブの「ROMのリフレッシュ」の問題を修正。
- キー「extlist」の値として png を使用する場合の config.json の問題を修正
- サスペンド時に Wi-Fi をオフにし、電源キーを押したとき (15 秒後) の自動ウェイクアップを修正
- 内蔵 SD FAT32 フォーマッタを追加
- SD ルート パスの「Ports」フォルダーに、スタンドアロン ゲーム用の「Ports」という名前の新しいタブを追加
- 手動での時刻設定の問題を修正
- ウェイクアップ時のランダムキーハングの問題を修正。
- Wi-Fi の静的 MAC アドレスを作成
「TRIMUI SMART PRO」の評価
「TRIMUI SMART PRO」の評価を紹介します。
- スペック:★★★★
- 通信:★★★
- 機能:★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
TRIMUI SMARTシリーズの最新モデルで、2022年11月に発売された「TRIMUI SMART」の上位モデルになります。液晶サイズを4.95インチに大型化し、プロセッサやメモリなどのスペックも強化されています。
プロセッサは最大1.8GHz駆動のAllwinner A133 Plusです。ベンチマークスコアは公開されていませんが、おそらくAntutu総合で約8~9万前後であると予想されます。
「ANBERNIC RG ARC」や「Powkiddy X55」が搭載するRockchip RK3566とプロセッサ(Antutu 総合10万ほど)と比較すると、わずかに下回りますが、まずまずの性能を発揮するようです。
また、メモリは1GB LPDDR4xを搭載。Linux版の「ANBERNIC RG ARC」と同じで、「Powkiddy X55」(2GBメモリ)の約半分のメモリ容量になります。
実際のゲームプレイの様子をYouTube動画で確認してみると、負荷が高めのニンテンドー64やPSP、ドリームキャストなどのゲームが非常にスムーズに動作していました。
もちろん、ゲームボーイアドバンスやPS1、スーパーファミコン、メガドライブなどの負荷が軽めのゲームもスムーズに動作しています。
全体的なスペックはそれほど高くはありませんが、やはり軽量なLinuxベースのTRIMUI OSを搭載していることが大きいです。レビュー動画を見る限り、EmuELEC 4.3よりもシンプルで高速に動作するように思います。
なお、「TRIMUI SMART PRO」はジョイスティックレバーのまわりにRGBライトが付いています。ボタンやトリガーボタンもなかなかしっかりした作りで操作性も良さそうです。
また、バイブレーション機能やWi-Fi通信機能などもついており、レトロゲーム用のゲーム機としてはコスパがいい方です。
「TRIMUI SMART PRO」の発売時の価格はUS $76.21 (日本円で約11188円)。
日本のAmazonでは14,599円で販売されています。ニンテンドー64やPSP、ドリームキャストなどのゲームがプレイできるコスパの高いLinuxゲーム機を探している人におすすめです。
レビュー記事
実機を使った「TRIMUI SMART PRO」のレビュー記事も用意しています。実際に使って分かったメリットやデメリットをまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
レビュー「TRIMUI SMART PRO」使って分かったメリットとデメリット
「TRIMUI SMART PRO」の価格・販売先
ECサイト
Amazonで14,999円(税込)、
AliExpressで8,284円(64GBモデル)、
米国 Amazon.comで$88.60、
で販売されています。
Amazonで「TRIMUI SMART PRO」をチェックする
ヤフーショッピングで「TRIMUI SMART PRO」をチェックする
AliExpressで「TRIMUI SMART PRO」をチェックする
米国 Amazon.comで「TRIMUI SMART PRO」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「TRIMUI SMART PRO」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
「TRIMUI BRICK」
TRIMUIから発売されたタテ型のLinux携帯ゲーム機です(2024年11月発売)。
3.2インチ(解像度1024 x 768 px)のIPS液晶、Allwinner A133P、1GB LPDDR3 メモリ、システム用:8GB eMMC、ゲーム用: 64GB TF (最大256GBまで)、3000 mAhバッテリー、Linux ベースのCrossMix OS(TRIMUI Theme)を搭載しています。
また、RGBライト(背面)、キーキャップの交換(R/L)、デュアル ステレオスピーカー、モノラルマイク、シャットダウン充電、100種類以上のエミュレーター(レトロアーチ対応)、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x2、3.5mmオーディオジャック、Wi-Fi 5 (2.4GHz)、Bluetooth 4.2 (2.1 + EDR)に対応しています。
価格は、AliExpressで11,021円、です。
関連記事:TRIMUI BRICKをレビュー!ANBERNICより優秀な点は?
「ANBERNIC RG40XX H」
ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。
Allwinner H700、1GB LPDDR4 メモリ、アスペクト比1:1のIPS液晶(解像度640 x 480 px)、3200 mAhバッテリー、2つのTFカードスロット、Hi-Fi スピーカーを搭載しています。
また、RGBライト、30種類以上のエミュレーター、HDMI出力、ストリーミングプレイ、対戦プレイ、振動モーター、ゲームの追加、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、Amazonで12,999円(税込)、AliExpressで9,531円(64GBモデル)、米国 Amazon.comで$89.99 です。
関連記事:「ANBERNIC RG40XX H」とRG35XX H、Cubeの違い
「ANBERNIC RG CubeXX」
ANBERNICから発売された3.95インチのLinux 携帯ゲーム機です(2024年10月23日 発売)。
Allwinner H700 クアッドコア プロセッサ、1GB LPDDR4X メモリ、1:1のIPS液晶(解像度 720 x 720 px)、2つのTFカードスロット(システム、ゲーム用)、3800mAhバッテリー、miniHDMIポートを搭載しています。
また、1600万色のRGBライト、HDMI映像出力、Hi-Fi スピーカー、2つのジョイスティックレバー、トリガーボタン、ストリーミングプレイ、オンライン対戦プレイ、ゲームの追加、レトロアーチ、USB Type-C(充電/OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、AliExpressで9,332円、です。
関連記事:真四角「ANBERNIC RG CubeXX」とRG Cubeの違いを解説
「GKD Bubble」
Game Kiddyから発売されたセガ ゲームギア 風のデザインを採用した3.5型Linux 携帯ゲーム機です。
IPS液晶(解像度640 x 480 px)、RockChip RK3566 クアッドコア プロセッサと1GB メモリ、4000 mAhバッテリー、2つのTFカードスロット(システムとゲーム用)、miniHDMI端子を搭載しています。
また、22種類以上のエミュレーター、フローティング ディスク Dパッド、HDMI映像出力、オンライン対戦プレイ、ストリーミングプレイ、デュアルスピーカー、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x1、Wi-Fi、Bluetoothに対応しています。
価格は、AliExpressで10,472円(ゲームROMなしモデル・128GBで12,251円、256GBで13,365円)です。
関連記事:セガ ゲームギア風「GKD Bubble」携帯ゲーム機の魅力を解説
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