「外出先でも気兼ねなくPCやタブレットを使いたいけど、モバイルルーターは種類が多すぎて、どれにしたらいいか分からない…」
そんな悩みを抱えている人はいませんか?
たしかに最新のモバイルルーターには、ドコモやauといったキャリアと契約するおなじみのタイプから、最近登場したデータ料金込みの「プリペイド型」、そしてルーターだけを購入してSIMは自由に選ぶ「SIMフリー買い切り型」まで、様々な選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、どれを選んでいいか迷ってしまうのも無理はありません。
そこで今回は、現在最も人気が高く、自由なプラン設計で長期的なコストを抑えられる「SIMフリー買い切り型」のモバイルルーター7機種に焦点を当て、スペックから実際の口コミ・評判まで、徹底的に比較・解説します。
また、新しい選択肢として注目を集めている、契約不要で手軽な「プリペイド型」の代表格であるリチャージWiFiのメリット・デメリットについても、詳しくご紹介します。
【この記事で分かること】
- キャリア契約・プリペイド・SIMフリー買い切りの違い
- リチャージWiFiのリアルな評判とメリット・デメリット
- 人気のSIMフリールーター7機種のスペックと価格の徹底比較
- 富士ソフト・Atermなど主要メーカーの口コミと評価
- 5G対応ルーターと4Gルーターはどちらを選ぶべきか
- ビジネス、旅行、アウトドアなど目的別のおすすめ機種
- つながりやすさ、バッテリー持ち、同時接続の快適さを重視した選び方
- モバイルルーターにおすすめの格安SIM・大容量SIMプラン
- 海外利用や中古購入など、よくある質問への回答
この記事を最後まで読むことで、自分に最適なモバイルルーターはどれなのか、何を購入するべきかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
ルーターの入手方法は3つ!最新トレンドとあなたの最適解
外出先で快適なインターネット環境を実現するモバイルルーターですが、その入手方法は一つではありません。主に「キャリア契約」「SIMフリー買い切り」「プリペイド型」という3つのタイプが存在し、それぞれに異なる特徴があります。ご自身の使い方や価値観に合わせて最適なものを選ぶことが、満足のいくモバイルライフへの第一歩となります。
新しい選択肢として登場した「プリペイド型」
まず注目したいのが、モバイルルーターの新しい形態として登場した「プリペイド型」です。これは、複雑な料金プランや2年縛りといった従来の常識を覆す、画期的なスタイルです。
最初に端末とデータ通信量をまとめて買い切るため、その後の月額費用は一切かかりません。契約手続きや本人確認も不要で、届いたその日から使えるシンプルさが、新しいものを求める層や、契約という行為自体に手間を感じるユーザーから支持を集めています。これまで選択肢がなかった短期利用者や、利用頻度に波があるユーザーにとって、まさに待望の選択肢と言えるでしょう。
<メリット>
- 契約手続きや本人確認が不要
- 月額料金や解約金が一切ない
- 必要な時に必要な分だけデータを追加購入できる
<デメリット>
- 月額プランに比べてギガ単価が割高になる場合がある
- 端末のスペックは選べず、性能が控えめなことが多い
- 大容量のデータを頻繁に使う場合は不向き
現在の主流で最も人気が高い「SIMフリー買い切り型」
次に、現在の市場で最も人気を集めているのが「SIMフリー買い切り型」です。これは、ルーター端末のみを自分で購入し、通信に必要なSIMカードは好きな会社のものを選んで契約するスタイルです。大手キャリアから格安SIM(MVNO)まで、無数の料金プランの中から自分のデータ使用量に最適なものを選べるため、通信費を合理的に管理したい賢い消費者に圧倒的に支持されています。この「端末」と「回線」を分離して自由に組み合わせられる点が、ユーザーに選択の主導権を与え、現在のモバイルルーター市場における主流の地位を確立しました。
<メリット>
- 好きな通信会社・料金プランを自由に選べる
- 格安SIMなどを活用し、長期的な通信費を抑えられる
- 高性能な最新機種を自分で選んで購入できる
<デメリット>
- 最初に端末代というまとまった初期費用がかかる
- SIMカードの契約や初期設定を自分で行う手間がかかる
- トラブルが起きた際、原因の切り分けが自己責任になる
安定したニーズを保つも変化に直面する「キャリア契約」
最後に、従来から存在する「キャリア契約」です。ドコモやauといった大手通信キャリアが提供するこの方法は、最新の5G端末が利用でき、通信品質の安定性や対面での手厚いサポートが受けられるという絶対的な安心感があります。そのため、法人契約や、品質と保証を最優先するユーザーからの高いニーズは依然として存在します。
しかし、より手軽なプリペイド型の登場や、コストパフォーマンスに優れたSIMフリー型の台頭により、その需要がかつてより多様化しているのも事実です。絶対的な安定感を求める層には依然として最適ですが、市場全体としては新しい選択肢へとユーザーが広がりを見せています。
<メリット>
- 自社回線に最適化されており、通信が高速で安定している
- ショップなどで対面サポートを受けられ、保証も手厚い
- 最新のハイスペックな端末を利用できる
<デメリット>
- 月額料金が他のタイプに比べて高額になる傾向がある
- 多くの場合、契約期間の縛りや解約金が存在する
- 利用できるのは契約したキャリアの回線のみで自由度がない
【プリペイド型】リチャージWiFiのメリット・デメリット
「プリペイド型」の代表格と言えるのが、株式会社カウスメディアが提供する「リチャージWiFi」です。従来のモバイルルーターの常識だった「月額料金」や「契約期間の縛り」からユーザーを解放し、より自由でシンプルなインターネット利用を可能にしたサービスです。
まずは、今回ラインナップしている具体的な製品の紹介から見ていきましょう。
リチャージWiFi(T8BK):契約不要!買ってすぐ使える手軽さが魅力
端末と大容量データがセットになったプリペイド型Wi-Fi。購入後に面倒な契約や本人確認は一切不要で、電源を入れればすぐにインターネットが使えます。クラウドSIM技術により、ドコモ・au・ソフトバンクの回線の中から、その場で最適な電波を自動でキャッチ。国内外でシームレスに利用できる手軽さが最大の魅力です。データを使い切った後も、必要な分だけ追加チャージして継続利用が可能です。
<おすすめポイント>
- 面倒な契約手続きや月額料金が一切不要
- 電源を入れるだけですぐにネットが使える
- データがなくなっても追加チャージで利用可能
<スペック>:リチャージWiFi(T8BK)
- 対応回線(通信方式):4G LTE (クラウドSIMによりドコモ / au / ソフトバンクの回線に自動接続)
- 最大通信速度(理論値):下り 150Mbps / 上り 50Mbps
- SIMカードの種類:クラウドSIM (SIMカードの挿入不要)
- バッテリー容量 / 連続通信時間:3,500mAh / 約12時間
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 4 (IEEE 802.11 b/g/n)
- 同時接続台数:最大8台(推奨5台)
- 価格帯(目安):24,800円(日本110GB+世界3GB/365日間 データ料金込み)
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リチャージWiFiのメリットを深掘り
この製品が多くのユーザーに支持される理由は、その圧倒的な手軽さと明朗な料金体系にあります。
最大のメリットは、契約手続きや本人確認が一切不要である点です。オンラインストアなどで購入すれば、商品が届き次第、電源を入れるだけですぐに利用を開始できます。クレジットカードの登録や銀行口座の連携も必要ありません。
また、月額料金や契約期間の縛り、解約金が全く存在しないため、「使わない月」にコストが発生することがありません。これにより、「普段は使わないけれど、旅行や出張の時だけネット環境が欲しい」「次の引っ越し先で光回線が開通するまでの繋ぎとして使いたい」といった、一時的なニーズに完璧に応えることができます。
注意すべきデメリット
一方で、リチャージWiFiには注意すべき点もあります。最も大きなデメリットは、月々のデータ使用量が多いヘビーユーザーにとっては、ギガあたりの単価が割高になる可能性があることです。例えば、毎月コンスタントに50GB以上使うような場合、月額制の料金プランを契約した方がトータルの費用を安く抑えられる可能性があります。
また、端末のスペックはあらかじめ決まっており、5G通信に対応した最新の高性能モデルなどを自分で選ぶことはできません。あくまで「手軽さ」と「必要な時だけ使う」というニーズに特化したサービスであり、通信速度やコストパフォーマンスを極限まで追求するユーザーには不向きな場合があることを理解しておく必要があります。
【端末買い切り型】SIMフリーモバイルルーター6機種を徹底解説
ここでは、SIMフリーで使える「端末買い切り型」の主要6機種について、特徴、詳細スペック、想定価格を機種ごとに紹介します。
- 注1:価格は、データ容量によって変動します。また、中古市場価格も考慮に入れています。
- 注2:最大通信速度は、これはあくまで理論値であり、実際の速度は利用環境に大きく左右されます。
- 注3:バッテリー容量 / 連続通信時間: 「連続通信時間」はメーカー公称値で、使い方によって変化します。
<2023年2月15日発売モデル>
富士ソフト「+F FS050W」:速度も機能も妥協しない最強スペックの5Gルーター
5G通信と最新規格Wi-Fi 6に対応し、圧倒的な高速通信を実現するフラッグシップモデル。nanoSIMとeSIMのデュアルSIM仕様で、利用シーンに応じた回線の使い分けが可能です。大容量バッテリーはモバイルバッテリーとしても利用でき、まさに全部入りの一台。速度と機能性にとことんこだわりたいヘビーユーザーや、プロフェッショナルな用途にも応える最高峰のモバイルルーターです。
おすすめポイント
- 5GとWi-Fi 6対応による圧倒的な通信速度
- eSIM対応で柔軟な回線契約・運用が可能
- モバイルバッテリーとしても使える大容量4,000mAh
<スペック>:富士ソフト「+F FS050W」
- 対応回線(通信方式):5G / 4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 2.8Gbps / 上り 460Mbps
- SIMカードの種類:nanoSIM / eSIM (デュアルSIM対応)
- バッテリー容量 / 連続通信時間:4,000mAh / 約10時間 (5G通信時)
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 6 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)
- 同時接続台数:最大32台
- 価格帯(目安):60,000円前後
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<2025年5月8日発売モデル>
富士ソフト「+F FS045W」:eSIM対応で進化した4Gルーターの決定版
定評のあった「FS040W」の後継機として、新たにeSIMに対応したことで利便性が大きく向上。5Gは不要でも、快適な4G通信と最新の機能を求める声に応えるバランスの取れたモデルです。最大20時間の長時間バッテリーを備え、外出先でも安心して利用可能。コストを抑えつつも、eSIMによるスマートな回線運用を実現したいユーザーにとって、最適な選択肢となる一台です。
おすすめポイント
- eSIM対応でSIMカードの抜き差しが不要
- 最大20時間の安心の長時間バッテリー
- 実績のあるシリーズならではの安定した通信品質
<スペック>:富士ソフト「+F FS045W」
- 対応回線(通信方式):4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 300Mbps / 上り 50Mbps
- SIMカードの種類:nanoSIM / eSIM (デュアルSIM対応)
- バッテリー容量 / 連続通信時間:3,060mAh / 約20時間
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)
- 同時接続台数:最大32台
- 価格帯(目安):30,000円前後
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<2023年1月19日発売モデル>
Aterm MR51FN:有線LAN接続も可能なNEC製5Gルーター
国内メーカーNECが手掛ける、信頼性の高いAtermシリーズの5G対応モデル。Wi-Fi 6にも対応し、高速かつ安定したワイヤレス通信を提供します。別売りのクレードルを使えば、有線LANポートでの接続も可能になり、自宅やホテルの固定回線代わりとしても活躍。外出先での高速通信はもちろん、自宅での安定したネットワーク環境も両立させたいユーザーに最適です。
おすすめポイント
- 国内大手NEC製ならではの信頼性と安定性
- 別売りクレードルで有線LAN接続に対応
- 5GとWi-Fi 6対応で快適な高速通信
<スペック>:Aterm MR51FN
- 対応回線(通信方式):5G / 4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 4.1Gbps / 上り 481Mbps
- SIMカードの種類:nanoSIM / eSIM (デュアルSIM対応)
- バッテリー容量 / 連続通信時間:4,000mAh / 約9時間 (5G通信時)
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 6 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)
- 同時接続台数:最大17台
- 価格帯(目安):40,000円前後
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<2019年10月1日発売モデル>
Aterm MP02LN:驚異的な軽さ!携帯性を極めた超小型ルーター
名刺とほぼ同じサイズで、重量わずか約71gという圧倒的なコンパクトさが最大の特徴。カバンやポケットに入れても全く気にならないため、常に持ち歩きたいユーザーに最適です。小さいながらもWi-Fi 5に対応し、LTE通信も安定。スマートフォンでのテザリングではバッテリー消費が気になる、という方の「2台目」として、通信と携帯性を見事に両立させたミニマルな一台です。
おすすめポイント
- 約71gという圧倒的な軽さとコンパクトさ
- スマホのバッテリーを節約できる
- シンプルで使いやすい操作性
<スペック>:Aterm MP02LN
- 対応回線(通信方式):4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 150Mbps / 上り 50Mbps
- SIMカードの種類:nanoSIM
- バッテリー容量 / 連続通信時間:1,670mAh / 約10時間
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)
- 同時接続台数:最大10台
- 価格帯(目安):13,000円前後
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<2023年3月16日発売モデル>
TP-Link M7450/A:大人数でも快適!多台数接続に強いパワフルルーター
PC周辺機器で世界的なシェアを誇るTP-Link製の4G対応ルーター。最大の特長は、最大32台というパワフルな同時接続性能です。家族での旅行や友人との外出、小規模なイベントなど、複数人でWi-Fiをシェアしたいシーンで大活躍します。専用アプリ「tpMiFi」を使えば、スマートフォンからデータ使用量や接続状態を簡単に管理できるのも便利なポイントです。
おすすめポイント
- 最大32台のパワフルな同時接続性能
- 家族やグループでの利用に最適
- 専用アプリでデータ管理が簡単
<スペック>:TP-Link M7450/A
- 対応回線(通信方式):4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 300Mbps / 上り 50Mbps
- SIMカードの種類:microSIM
- バッテリー容量 / 連続通信時間:3,000mAh / 約15時間
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)
- 同時接続台数:最大32台
- 価格帯(目安):17,000円前後
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<2022年9月30日発売モデル>
HUAWEI Mobile WiFi 3:コスパと安定性を両立した定番4Gルーター
通信機器で世界的に定評のあるHUAWEIが手掛ける、コストパフォーマンスに優れた4Gルーターの定番モデル。下り最大300Mbpsの安定した通信性能と、最大32台の同時接続、約12時間のバッテリー持続時間など、日常利用で求められるスペックをバランス良く満たしています。初めてSIMフリールーターを購入する方でも、安心して選べる堅実な一台です。
おすすめポイント
- 1万円前後で手に入る優れたコストパフォーマンス
- HUAWEIならではの安定した通信品質
- 日常使いに十分なバッテリー性能とスペック
<スペック>:HUAWEI Mobile WiFi 3
- 対応回線(通信方式):4G LTE
- 最大通信速度(理論値):下り 300Mbps / 上り 100Mbps
- SIMカードの種類:標準SIM
- バッテリー容量 / 連続通信時間:3,000mAh / 約12時間
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)
- 同時接続台数:最大32台
- 価格帯(目安):10,000円前後
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気になるモバイルルーターのリアルな口コミ情報・評判 まとめ
ここでは、モバイルルーターを実際に使ってみた人のリアルな口コミ情報・評判を紹介します。
リチャージWiFi
(T8BK-日本110GB+世界3GB/365日間)
良い点・特徴
- 設定が簡単: 電源を入れるだけで、特に難しい設定は不要ですぐに使えるという評価が多く見られます。
- 携帯性: 軽くてコンパクトなため、持ち運びが容易であると評価されています。
- 通信の安定性: ストレスなく繋がり、通信速度も家のWi-Fiより速いと感じるユーザーもいます。
- コストパフォーマンス: 買い切り型で1年間の国内通信量が含まれているため、月額費用がなくコストパフォーマンスに優れています。
- 対応エリア: 国内の主要3キャリアの周波数帯に対応しており、幅広いエリアでの利用が期待できます。
- バッテリー: 連続で約15時間通信できるとされており、長時間の外出でも安心です。
悪い点・注意点
- データ残量表示: 使用開始後、本体ディスプレイにデータ残量が反映されるまで時間がかかる場合があります。
- 通信規格: 5Gや最新のWi-Fi 6には対応していません。
- 機能のシンプルさ: 本体にディスプレイがなく、詳細な設定や情報確認はWebのマイページから行う必要があります。
- その他: 同時接続可能な台数が明記されていません。 メーカーが比較的新しいため、サポート体制や長期的な信頼性に関する情報が少ない可能性があります。
富士ソフト「+F FS050W」
良い点・特徴
- 安定した5G通信: 5G通信が非常に安定しており、速度も速いと高く評価されています。
- バッテリーレス運用: バッテリーを取り外して、電源に接続したままホームルーターのように使用できる点が大きなメリットとされています。
- デュアルSIM対応: 物理SIMとeSIMの両方に対応し、通信量や時間帯に応じて自動で切り替える設定が可能です。
- 豊富な機能: バンド固定機能や、利用シーンに合わせたモード設定など、多機能でカスタマイズ性が高いです。
- 優れた操作アプリ: 本体での設定は手間がかかるものの、スマートフォンアプリが優秀で設定がしやすいとの声があります。
- メーカーの信頼性: メーカーによるファームウェアの更新が適宜行われており、サポート体制への信頼性が評価されています。
悪い点・注意点
- 価格: 本体価格が3万円を超え、他の機種と比較して高価です。
バッテリーの持ち: バッテリーの消費が激しく、持ちが悪いというレビューが複数あります。 - 発熱: 使用中に本体がかなり熱くなるという指摘があります。
- 操作性: 液晶画面がタッチパネル非対応のため、本体の物理ボタンでの設定操作が面倒だと感じられています。
- サイズ: 他のモバイルルーターに比べて大きく、厚みがあるため携帯性で劣る面があります。
- その他: ACアダプタは付属していません。 5GHz帯のWi-Fi利用時は、起動に時間がかかる場合があります。
富士ソフト「+F FS045W」
良い点・特徴
- スムーズなSIM切り替え: 物理SIMとeSIMの切り替えがスムーズで、動画再生中でも途切れることがないと評価されています。
- 見やすい液晶: 電波強度のアンテナ表示が大きくなるなど、液晶画面が見やすくなっています。
- 簡単なeSIM登録: FS050Wと同じアプリを使用するため、eSIMの登録が簡単です。
悪い点・注意点
操作性: 液晶はタッチパネル非対応で、SIMの切り替え操作に手間がかかるとの指摘があります。
Aterm MR51FN
良い点・特徴
- 5G対応: 5Gに対応しており、エリア内では高速通信が可能です。
簡単な初期設定: 基本的にはSIMカードを挿すだけで利用を開始できます。 - 海外利用: レビューの中には、アメリカで5G接続が利用できたという報告もあります。
悪い点・注意点
- バッテリーと発熱: バッテリーの持ちが悪く(約8時間)、発熱も大きいというレビューが複数見られます。
- 通信の不安定さ: 頻繁に通信が途切れたり、熱暴走して通信不能になったりするという深刻な問題が指摘されています。
- 操作性の悪さ: タッチパネル非対応の物理ボタンでの操作が非常に分かりにくく、使いづらいと酷評されています。
- 海外SIMの制限: 海外のSIMカードを使用すると5G通信やWi-Fiの5GHz帯が利用できないという報告があります。
- サイズ: 本体が大きく重いと感じるユーザーがいます。
- その他: 起動が遅い、SIMが1枚しか入らないといった点も指摘されています。
Aterm MP02LN
良い点・特徴
- 抜群の携帯性: 名刺サイズで非常に薄く軽いため、持ち運びが楽であると高く評価されています。
- 高いコストパフォーマンス: キャンペーンなどで非常に安価に入手できる機会があり、コストパフォーマンスが良いとされています。
- 据え置き利用も可能: 充電しながらの連続使用に対応しており、ホームルーター代わりにも使えます。
- 簡単な設定: 多くのSIMでAPNが自動設定され、SIMを挿すだけで使える手軽さがあります。
- バッテリー交換可能: バッテリーが劣化してもユーザー自身で簡単に交換できます。
悪い点・注意点
- バッテリーの持ちと発熱: バッテリーの消費が激しく、数時間しか持たないという意見や、使用中の発熱を指摘する声があります。
- 通信の不安定さ: 断続的に接続が切れたり、SIMを認識しなくなったりすることがあるとの報告があります。
- Wi-Fi性能: Wi-Fiの電波出力が弱く、通信範囲がワンルーム程度に限られるという意見があります。
- 初期設定: 一部のユーザーからは、初期設定に苦労したという声も上がっています。
TP-Link M7450/A
良い点・特徴
- 多台数接続に強い: 複数台のデバイスを同時に接続しても安定して使用できると評価されています。
- SMS対応: 本体やアプリでSMSの確認ができ、2段階認証などに便利です。
- 高速な起動: 起動が速く、快適に利用を開始できます。
- 幅広いデバイスとの互換性: USBで接続するだけで様々なOSのPCで通信できる手軽さがあります。
- 分かりやすい表示: データ使用量が円グラフで表示され、視覚的に分かりやすいです。
悪い点・注意点
- SIMスロットの設計: SIMカードを固定するスロットの設計に問題があり、うまく収まらず認識させるのに苦労したという報告があります。
- 不安定さ: APN設定が突然消えたり、接続が切れたりすることがあるとの指摘があります。
- 古い設計: 充電端子がMicro-USBである点や、バッテリーを外した状態での使用ができない点が挙げられています。
- 操作性: 設定が専用アプリからしか行えない点や、電源ボタンの反応が悪い点が不便だとされています。
- 発熱: 使用中に熱を持ちやすいです。
HUAWEI Mobile WiFi 3
良い点・特徴
- 通信速度: 通信速度が速く、快適であると評価されています。
- Wi-Fi 5GHz対応: Wi-Fiの5GHz帯に対応しているため、電波干渉の少ない安定した通信が期待できます。
- バッテリー交換可能: バッテリーをユーザー自身で簡単に交換できる仕様です。
- 接続台数: 多くのデバイスを同時に接続できる点がメリットとして挙げられています。
悪い点・注意点
- バッテリーの持ち: バッテリーの持ちが悪く、半日や5時間程度で切れてしまうというレビューが多数あります。
- 不安定な動作: 使用中に電源が勝手に落ちる、時々通信が途切れるといった不安定な動作が報告されています。
- 古い設計: 5G非対応、充電端子がMicro-USB、SIMカードがmicroSIMサイズなど、設計の古さが指摘されています。
【目的・用途別】あなたに最適なモバイルルーターはこれ!
モバイルルーターを選ぶ上で最も大切なのは、「自分がどのような目的・用途で使いたいか」を明確にすることです。ここでは、具体的な利用シーンを挙げ、それぞれに求められる性能や、ラインナップの中からどの機種が最適かを解説します。
外出先でのビジネス利用
カフェや移動中の新幹線など、外出先でPC作業を行うビジネスパーソンにとって、ルーターは生命線です。求められるのは、Web会議や大容量ファイルの送受信もスムーズに行える通信速度と安定性、そして長時間の利用にも耐えうるバッテリー性能です。特に、最新の5G対応モデルや、複数の周波数帯を掴むことで安定性を高めるモデルが適しています。
おすすめ機種 → 富士ソフト「+F FS050W」, Aterm MR51FN, 富士ソフト「+F FS045W」
旅行・出張
旅行や出張では、荷物を少しでも軽くしたいもの。そのため、軽量・コンパクトであることが何よりも重要になります。また、外出先で一日中使うことを想定し、バッテリーの持続時間も重要な選定ポイントです。海外へ行く機会が多いなら、クラウドSIMですぐに使えるモデルや、現地のSIMに入れ替えやすいeSIM対応モデルが便利です。
おすすめ機種 → Aterm MP02LN, リチャージWiFi(T8BK), 富士ソフト「+F FS045W」
自宅や仮設オフィスでの利用
光回線の工事が完了するまでの繋ぎや、短期的な仮設オフィスで使う場合、固定回線の代わりとしての役割が求められます。PC、スマートフォン、プリンターなど複数のデバイスを同時に接続しても速度が落ちない性能や、より安定した接続が可能な**有線LAN接続(クレードル経由)**に対応したモデルが最適です。5G対応のハイエンド機なら、光回線に遜色ない快適な環境を構築できます。
おすすめ機種 → Aterm MR51FN, 富士ソフト「+F FS050W」, TP-Link M7450/A
学習・エンターテイメント
オンライン講義の受講や、高画質な動画ストリーミング、オンラインゲームなど、学習やエンタメ用途では、途切れることのない安定した高速通信が不可欠です。特に、データ通信量が大きくなりがちなため、大容量のSIMプランを契約し、その速度を最大限に活かせる5G対応ルーターや、コストパフォーマンスに優れた4Gルーターが選択肢となります。
おすすめ機種 → 富士ソフト「+F FS050W」, Aterm MR51FN, HUAWEI Mobile WiFi 3
車中泊・キャンプなどのアウトドア
山間部など、特定のキャリアの電波が届きにくい可能性があるアウトドア環境では、複数のキャリア回線に自動で接続してくれるクラウドSIM搭載モデルが非常に心強い存在です。また、電源の確保が難しい場面も多いため、バッテリー持続時間の長さは必須条件となります。スマートフォンの充電もできる、モバイルバッテリー機能を備えた機種も重宝します。
おすすめ機種 → リチャージWiFi(T8BK), 富士ソフト「+F FS050W」, TP-Link M7450/A
災害時・緊急時
地震や停電などの災害時、情報収集の手段となるインターネット接続を確保することは非常に重要です。この用途では、できるだけ長く稼働する大容量バッテリーを搭載していること、そして大手3キャリアのいずれかの電波を掴める可能性のあるクラウドSIMモデルが大きな強みを発揮します。いざという時のために、契約不要ですぐに使えるプリペイド型を防災バッグに備えておくのも有効な手段です。
おすすめ機種 → 富士ソフト「+F FS050W」, リチャージWiFi(T8BK), HUAWEI Mobile WiFi 3
3つのポイントで最終判断!つながりやすさ、バッテリー持ち、同時接続の快適さ
基本的なスペックや料金プランを比較し、候補がいくつか絞れてきたら、次はこの3つの「こだわりポイント」で最終判断を下しましょう。カタログの数字だけでは見えにくい、実際の使い心地に大きく影響する重要な要素です。
① つながりやすさで選ぶ(対応バンドの重要性)
モバイルルーターの「つながりやすさ」を左右するのが、対応周波数帯(バンド)です。スマートフォンが場所によって電波の入り具合が違うように、ルーターも利用したい携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)が使うバンドに対応していなければ、性能をフルに発揮できません。
特に注目すべきは、「プラチナバンド」と呼ばれる700MHz~900MHz帯の周波数です。このバンドは、電波が遠くまで届きやすく、ビルや地下街といった障害物にも強い特性を持っています。地方や山間部で利用する機会が多い方や、都心部でも屋内での利用がメインになる方は、契約したいSIMのキャリアが提供するプラチナバンドに、ルーターが対応しているかを必ず確認しましょう。この一手間が、いざという時の「つながらない」を防ぎます。
<チェックポイント>
- 利用予定のSIMカードはどのキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の回線か。
- そのキャリアの主要な通信バンドと、つながりやすさを左右する「プラチナバンド」は何か。
- 検討中のルーターのスペック表に、それらのバンド番号が記載されているか。
② バッテリー持ちで選ぶ(連続通信時間)
外出先で使うことが多いモバイルルーターにとって、バッテリー性能は生命線です。スペック表で確認すべきは「バッテリー容量(mAh)」と「連続通信時間」の2つです。
バッテリー容量は、数値が大きいほどたくさんの電気を蓄えられます。3,000mAh以上が一つの目安となり、4,000mAhを超えると大容量と言えるでしょう。しかし、5G通信やWi-Fi 6といった高性能な機能は消費電力も大きくなるため、単純な容量だけでなく、実際にどのくらいの時間使い続けられるかを示す「連続通信時間」を必ず確認してください。
一日中外で使うことが多いなら、連続通信時間が10時間以上のモデルを選ぶと安心です。自分の使い方をシミュレーションし、バッテリー切れの心配なく使える一台を選びましょう。
<チェックポイント>
- 自分が1日のうち、電源のない場所で何時間くらい使う可能性があるか。
- ルーターのスペック表にある「連続通信時間」は、自分の使い方に対して十分か(10時間以上が安心の目安)。
- 大容量バッテリー(3,000mAh以上)を搭載しているか。モバイルバッテリー機能はあるか。
③ 同時接続の快適さで選ぶ(Wi-Fi規格)
PC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など、一人で複数のデバイスをWi-Fiに繋ぐのが当たり前の時代。家族や友人とWi-Fiを共有するシーンも多いでしょう。そんな時に重要になるのが、「Wi-Fi規格」と「最大同時接続台数」です。
Wi-Fi規格は、現在「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」が最新世代です。一つ前の「Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)」に比べて、通信速度が速いだけでなく、たくさんの機器を同時に接続しても速度が落ちにくいという大きなメリットがあります。これは「OFDMA」という技術によるもので、複数のデバイスとの通信を効率的にさばくことができます。
PCとスマホを同時に使ってもサクサク動いてほしい、家族みんなでストレスなく使いたい、という方は、少し価格が高くても「Wi-Fi 6」対応モデルを選ぶと、満足度が格段に向上します。
<チェックポイント>
- 自分が同時に何台の機器(PC、スマホ、タブレット等)を接続する可能性があるか。
- 最新規格の「Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)」に対応しているか。
- スペック表の「最大同時接続台数」は、自分の利用台数より余裕があるか。
【端末買い切り型】におすすめのSIMカードは?
高性能なルーターを手に入れても、中に入れるSIMカードが使い方に合っていなければ宝の持ち腐れです。ここでは、多様なニーズに応えるデータ通信専用SIMプランを6つのカテゴリに分けてご紹介します。
※本記事は2025年7月現在の情報に基づきます。料金やプラン内容は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
月20GB程度の中容量プラン
Webサイトの閲覧やSNSの利用、時々の動画視聴といった、標準的な使い方に最もフィットするのがこのクラスです。多くの格安SIM(MVNO)がこの価格帯で競争しており、コストパフォーマンスに優れたプランが豊富にあります。スマートフォンの通信費を見直す感覚で、手頃な料金でルーターを運用したい方に最適です。
おすすめサービス:IIJmio(ギガプラン), mineo(マイピタ), NUROモバイル(NEOプランLite)
月100GB以上の大容量プラン
自宅の固定回線代わりとして使ったり、家族でデータをシェアしたり、高画質な動画を長時間楽しんだりするなら、100GB以上の大容量プランが安心です。大手キャリアのオンライン専用ブランドやサブブランドが、高品質な回線を比較的手頃な価格で提供しており、有力な選択肢となります。
おすすめサービス:ahamo(大盛りオプション), povo2.0(データ追加150GB), 楽天モバイル(Rakuten最強プラン)
短期利用向けのプリペイドSIM
数日間の旅行や出張、月末に少しだけデータが足りなくなった時など、特定の期間だけ使いたい場合に便利なのがプリペイドSIMです。Amazonや家電量販店で買い切りで購入でき、面倒な契約や解約手続きは一切不要。必要なデータ量と期間を選んで、手軽に利用を開始できます。
おすすめサービス:Japan Travel SIM, Nippon SIM for Japan, 各キャリアが提供するプリペイドSIM
ほぼ無制限(容量制限なし)プラン
データの残量を一切気にせず、好きなだけインターネットを使いたいというヘビーユーザーには、実質的に無制限で使えるプランがおすすめです。現時点での最適な選択肢は楽天モバイルです。楽天のパートナー回線(au)エリアでもデータ容量の制限がなくなったことで、対応エリアが大幅に広がり、モバイルルーターでの利用価値が大きく向上しました。
おすすめサービス:楽天モバイル(Rakuten最強プラン)
低容量(ライトユーザー向け)プラン
主な用途はメールのチェックやメッセージのやり取りで、大きなデータ通信はほとんどしない、というライトユーザー向けのプランです。月々のデータ使用量が1GB~5GB程度に収まる方向けで、数百円から利用できるプランも存在します。スマートフォンのテザリングで十分だけど、バッテリーの消費だけが気になる、という場合の「サブ回線」として最適です。
おすすめサービス:povo2.0(データトッピング), IIJmio(ギガプラン 2ギガ), HISモバイル(ビタッ!プラン)
特定の用途に特化したプラン
ライフスタイルに合わせて、より賢くデータを使いたい方向けのユニークなプランです。例えば、特定のSNSや音楽ストリーミングサービスの通信量がカウントされない「カウントフリー」オプションや、深夜の時間帯だけデータが使い放題になるプランなどがあります。自分の利用パターンに合致すれば、通信費を劇的に節約できる可能性があります。
おすすめサービス:BIGLOBEモバイル(エンタメフリー・オプション), mineo(マイそく)
これで安心!購入前に知っておきたいモバイルルーターQ&A
ここでは、モバイルルーターを選ぶ際に多くの人が感じる疑問や、購入後に役立つ知識をQ&A形式でまとめました。
Q. SIMフリーのモバイルルーターとは何ですか?
A. 特定の携帯キャリアに縛られず、どの通信会社のSIMカードでも利用できるモバイルルーターのことです。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルや、それらの回線を利用した格安SIM(MVNO)など、自分で選んだSIMカードを挿して使えます。料金プランやデータ容量を自由に選べるため、通信費を最適化しやすいのが最大のメリットです。
Q. 5G対応のモバイルルーターを選ぶメリットは何ですか?
A. 5G対応モデルを選ぶメリットは主に3つあります。
超高速通信: 4Gに比べて通信速度が圧倒的に速く、大容量のデータダウンロードや高画質な動画のストリーミングが非常にスムーズです。
低遅延: 通信のタイムラグが少ないため、オンラインゲームやビデオ会議など、リアルタイム性が求められる用途で快適さが大きく向上します。
多台数接続に強い: 多くの機器を同時に接続しても速度が低下しにくく、家族で使ったり、複数のデバイスを同時に利用したりするシーンに強いです。
Q. 自宅の固定回線の代わりに使えますか?
A. 使い方によっては、十分に固定回線の代わりとして利用できます。 特に、一人暮らしの方や、日中の利用がメインで通信量がそれほど多くない方であれば、工事不要ですぐに使えるモバイルルーターは非常に便利です。
ただし、家族複数人で同時に動画を見たり、常時接続でオンラインゲームをしたりするヘビーユーザーの場合は、通信の安定性やデータ容量無制限という点で、依然として光回線に軍配が上がります。5G対応ルーターと大容量SIMを組み合わせることで、かなり近い環境を構築することは可能です。
Q. 契約期間の縛りはありますか?
A. 購入方法によります。
【SIMフリー/プリペイド型】: 本記事で紹介しているこれらのモデルには、契約期間の縛りや解約金は一切ありません。
【キャリア契約】: ドコモやauなどで契約するモバイルルーターは、多くの場合2年契約などの期間拘束があり、期間内の解約には違約金が発生することがあります。
縛りを避けたい場合は、SIMフリー端末の買い切り型か、プリペイド型を選ぶのが基本となります。
Q. 海外でも使えますか?
A. はい、SIMフリーのモバイルルーターであれば海外でも利用可能です。 主に2つの方法があります。
現地のプリペイドSIMを利用: 渡航先の空港や市中で、その国で使えるプリペイドSIMカードを購入し、自分のルーターに挿入します。これが最もコストを抑えやすい方法です。
海外対応のSIMを日本で契約: 日本国内で、海外の複数国で利用できるプランを提供しているSIMカードを契約していく方法もあります。
レンタルWi-Fiを借りるよりも、長期的に見れば安くなることが多いのがメリットです。
Q. クレードルって何ですか? 必要ですか?
A. クレードルとは、モバイルルーター専用の**「拡張スタンド」**のことです。主な役割は以下の通りです。
置くだけ充電: ルーターを置くだけで充電でき、毎回のケーブル接続の手間が省けます。
有線LAN接続: LANポートを備えたクレードルなら、PCなどを有線で接続でき、より安定した高速通信が可能になります。
電波感度の向上: アンテナを内蔵しているモデルもあり、Wi-Fiの電波をより広範囲に届けられます。
必須ではありませんが、自宅で固定回線代わりに使うことが多い方や、通信の安定性を少しでも高めたい方にとっては、非常に便利なアクセサリです。
Q. 中古で買うのはアリ?
A. コストを抑えられるメリットはありますが、注意が必要です。 最大のリスクはバッテリーの劣化です。前の所有者の使い方によっては、バッテリーが著しく消耗しており、スペック通りの連続通信時間が得られない可能性があります。また、保証が切れている、付属品が欠けている、対応バンドが古く最新のSIMでは速度が出ない、といったケースも考えられます。特にこだわりがなければ、バッテリーが新品で保証も付いている新品の購入をおすすめします。
Q. 通信速度が遅いと感じたらどうすれば良いですか?
A. まずは以下の基本的な対処法を試してみてください。
ルーターと接続機器(PCやスマホ)を再起動する: 一時的な不具合の多くは再起動で解消します。
ルーターの設置場所を変える: 窓際など、より電波を受信しやすい場所に移動させてみましょう。
周波数帯を変更する: ルーターの設定で、接続するWi-Fiの周波数帯を「5GHz帯」と「2.4GHz帯」で切り替えてみるのも有効です(5GHzは速度が速いが障害物に弱く、2.4GHzは速度は劣るが障害物に強い)。
これらで改善しない場合は、利用しているエリアが混雑していたり、SIMの通信制限にかかっていたりする可能性があります。
まとめ:あなたの最強の「相棒」を見つけて、快適なモバイルライフを
いかがでしたか?自分にぴったりのモバイルルーターは見つかりましたか?
この記事では、まずモバイルルーターの入手方法として「キャリア契約」「SIMフリー買い切り」「プリペイド型」の3つのタイプがあることを解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較しました。そして、具体的な7機種のモバイルルーターについて、スペックや実際のユーザーからのリアルな口コミ・評判を交えて詳しくご紹介し、最後にご自身の使い方に合わせた「目的別の選び方」や「こだわりたいポイント」を深掘りしてきました。
モバイルルーター選びで最も重要なのは、「自分が何を一番優先したいのか」を明確にすることです。契約の手間をなくしたいのか、長期的なコストを抑えたいのか、あるいは通信の速度と安定性なのか。ご自身のライフスタイルや利用シーンを具体的にイメージすれば、おのずと最適な一台が見えてくるはずです。
多くの情報であふれている中で最良のモバイルルーターを見つけることは決して簡単ではありませんが、この記事を参考にぜひ素晴らしい相棒となる一台を見つけてみてください。この記事が、あなたの快適なモバイルライフを実現する手助けとなれば幸いです。
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その他にもおすすめのWi-Fiルーターが販売されています。ぜひチェックしてみてください。
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