「GPD WIN 4」(日本版)と最強ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!


2022年12月28日に日本で予約販売を開始した「GPD WIN 4」と最強ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年10月14日、Ryzen 7 7840U搭載の「GPD WIN4 2023」が発売されました。スペック情報を追記しています。

※2023年12月下旬、日本で「GPD WIN Mini」が発売されました。

「GPD WIN 4」の特徴

GPD WIN 4」の特徴をまとめてみました。

6型フルHD液晶・スライド式キーボード・光学マウス

GPD WIN 4」は6インチで解像度1980×1080(1280×720互換) ドットのディスプレイを搭載。ピクセル密度368ppiの明るく色鮮やかな画面で、ちらつきを抑えるDC調光や堅牢なGorilla Glass 5にも対応しています。また、スライド式のメカニカルキーボードを搭載。QWERTY配列で、3段階で明るさ調整できるホワイトバックライトも採用しています。

そのほか、光学式マウスセンサーを内蔵し、ゲームパッドを使用していてもマウス操作することが可能。高レスポンスで操作できる「ALPSダブル3D大型ジョイスティック」、カスタマイズ可能な「バックキー」、27度の傾斜角度で微妙な操作も可能な「トリガーボタン」、振動の強さを調整できる「デュアルモーター」、傾けて操作できる「6軸ジャイロセンサー」にも対応しています。

Ryzen 7 6800U・最大32GBメモリ・PCIe 4.0

GPD WIN 4」はAMD Ryzen 7 6800Uプロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサで、PassmarkのCPUベンチマーク スコアで2万以上を記録しています。また、LPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載。AMD Radeon 680M GPUグラフィックスとの組み合わせで、Steamなどの人気PCゲームも快適にプレイできます。

そのほか、帯域幅が2倍になるPCIe 4.0規格のM.2 SSDストレージを1TB/2TB搭載。最大7.877GB/sの高速転送が可能なほか、交換可能で容量を無制限で増やすことができます。

USB 4.0ポート・AACスーパーリニア・4G LTE通信

GPD WIN 4」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けeGPUボックスと接続することもできます。また、ドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載。低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドが楽しめます。

そのほか、本体背面に取付け可能な4G LTEモジュールを用意。Wi-Fi 6Bluetooth 5.2に対応するほか、ドッキングステーション(別売)でのギガビット有線LAN接続も利用できます。

公式ページ: GPD WIN4 – GPDダイレクト

価格を比較

GPD WIN 4」と「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」の価格を比較してみました。

「GPD WIN 4」

GPD WIN 4」は、Amazonで123,000円(税込)、楽天市場で169,800円円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,9800円 (税込・送料無料)、GPDダイレクトで123,000円(税込)~、AliExpressでUS $727.65 (日本円で約103919円)、米国 Amazon.comで$889.95 (日本円で約127098円)で販売されています。

「ONEXPLAYER 2」

ONEXPLAYER 2」は、Amazonで166,000円(税込)、楽天市場で183,000円(税込)、AliExpressでUS $1,259.97、米国 Amazon.comで$1,309.99、Indiegogoで$1,099 USD(¥151,086 JPY・16GB+512GB)、で販売されています。

「AYA NEO 2」

AYA NEO 2」は、Amazonで209,800円(16GB/1TB・GEEKは153,450円)、楽天市場で197,800円円 (税込・送料無料)、リンクスダイレクトで189,980円(税込・訳あり品)、ハイビームで213,000円(税込)、米国 Amazon.comで$1,449.99で販売されています。

「Steam Deck」

Steam Deck」は、KOMODO公式サイトで59,800円~(64GBモデル・256GBモデルは7.9800円、512GBモデルは99,800円)で販売されています。

スペックを比較

GPD WIN 4」と「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」のスペックを比較してみました。

「GPD WIN 4」のスペック

  • モデル 日本版・天空 GPDダイレクト (2023年春に発売予定)
  • ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
    ※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー
  • リフレッシュレート 60Hz/40Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
    ※6nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.70GHz/28W
  • GPU AMD Radeon 680M
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ M.2 SSD 1TB/2TB (PCIe 4.0 NVMe 2280 SSD、片面のみ、交換可能、容量上限なし、Socket 3 × 2)
  • 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
  • バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
  • 充電 65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・RJ45
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
  • マイク 内蔵
  • オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
  • キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
  • ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
  • 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 指紋認証 対応
  • 筐体の素材 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
  • OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
  • サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
  • 重量 約598g
  • カラー オールブラック / ホワイト
  • 付属品 1 × 65W 電源アダプター(20V=3.25A, 15V=3A)、1 × 保証書、1 × 取扱説明書
  • 4G LETモジュール オプション
  • SIMカード NanoSIM
  • 対応バンド
    4G: LTE B1/B2/B3/B4/B5/B8/B12/B13/B18/B19/B20/B25/B26/B28 TDD B38/B39/B40/B41
    3G: WCDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B9
    2G:GSM B2/B3/B5/B8

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「ONEXPLAYER 2」のスペック

  • ディスプレイ 8.4インチ、解像度2560×1600ドット
    ※2.5k/358 ppi/輝度350nit/NTSC 88.7%
  • プロセッサ Ryzen 7 6800U
    ※6nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.7GHz
  • GPU Radeon 680M グラフィックスカード
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5 6400MHz
  • ストレージ M.2 SSD 512GB/1TB/2TB (PCIe 3.0 2280)
  • 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
  • バッテリー 65.5Wh
  • 駆動時間 ゲームで3時間、ビデオ再生で6時間
  • 充電 100W 急速充電(40分で50%まで)※パワーバンク サポート
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
  • インターフェース  USB-C 4.0×1、USB-A 3.0×1、3.5mmオーディオインターフェース×1
  • スピーカー デュアルステレオスピーカー(ハーマン認定プロフェッショナル チューニング)
  • キーボード 取り外し可能な磁気キーボード
  • キックスタンド サポート
  • スタイラスペン 筆圧4096段階・Microsoft Surface Pen互換
  • 振動モーター バイブレータ内蔵
  • ジャイロ ジャイロセンサー内蔵
  • 冷却 スマート クーリング システム
  • OS Windows 11
  • サイズ 310×127×22.5~39.8mm(コントローラーを含む)
  • 重量 約848g (メインボディ:709g、コントローラー:139g、ハンドグリップ コネクター:98g)
  • カラー ミッドナイトブラック、スノーホワイト

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「AYA NEO 2」のスペック

  • ディスプレイ LCD/ベゼルレス仕様
    AYA NEO 2: 7インチ、1920×1200ドット
    ※323 PPI/輝度400 nits/フルラミネーション/高級ガラス(光透過率が高い/耐衝撃)
    AYANEO GEEK:7インチ、1280×800ドット
    ※輝度400 nits/800P ※パープルバージョンは1200P
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
    ※6nm/ZEN 3+/RDNA 2/8コア/最大4.7GHz/TDP15~32W
  • GPU AMD Radeon 680M
  • RAM(メモリ)16GB/32GB LPDDR5 6400Mhz
  • ストレージ 512GB/1TB/2TB 両面 M.2 SSD 2280 ※最大8TBまで
    ※AYA NEO 2:PCle 4.0 + PCle 4.0
    ※AYANEO GEEK:PCIe 3.0 + PCle 4.0
  • バッテリー 50.25Wh
  • 充電 高速充電に対応
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 Type-C(DP1.4映像出力/データ転送/充電)、TFカードスロット(300MB/s)、3.5mmヘッドホンジャック
    ※USB 4.0は外部GPUドックと接続可
  • スピーカー デュアルチャンネルスピーカー
  • マイク デュアルマイク
  • 振動モーター
    ※AYA NEO 2:NSと同じHD振動モーター
    ※AYANEO GEEK:X軸リニアモーター
  • ジャイロスコープ
    ※AYA NEO 2: 本体+ハンドルデュアルジャイロスコープ
    ※AYANEO GEEK: ボディジャイロスコープ
  • 管理システム AYASPACE (ゲームライブラリ、ゲーム構成ファイル、正確な機能など)
  • 指紋モジュール
    ※AYA NEO 2:Touch S3 sleep 指紋モジュール
    ※AYANEO GEEK:指紋モジュール
  • OS Windows 11 / AYA NEO OS (Linuxベース)
  • サイズ
    ※AYA NEO 2: 264.5×105.5×21.5mm.36.1mm
    ※AYANEO GEEK: 264.5×105.5×22.3mm.36.9mm
  • 重量 680g
  • カラー
    ※AYA NEO 2:スターリーブラック/スカイホワイト/B.Duck/レトロパワー
    ※AYANEO GEEK:ファンタジーブラック/クリスタルパープル

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「Steam Deck」のスペック

  • ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
    ※16:10/輝度400nit/タッチ対応/アンチグレアエッチングガラス
  • リフレッシュレート 60 Hz
  • プロセッサ Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
    ※4コア/8スレッド/
  • GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
    ※APU power:4~15ワット
  • RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
  • ストレージ eMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4) ※マルチブート対応で複数OSのインストール可
  • 外部ストレージ microSDカードで拡張可能(ゲームの保存・microSDカードからのOS起動に対応)
  • バッテリー 40 WHr
  • 駆動時間 一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大 約7〜8時間
  • 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0
  • インターフェース USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)、microSDカードリーダー(UHS-I)、3.5mmヘッドホンジャック
  • オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
  • ゲームパッド A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン ※レバー(サムスティック)に静電容量式のタッチセンサーを搭載し、高精度な操作が可能・背面に4つのグリップボタンを搭載し、任意の動作などに割り当てられる
  • センサー ジャイロ 6軸IMU、環境光センサー
  • 振動フィードバック  対応
  • ジャイロスコープ 対応
  • 冷却システム  あり・コンパクトな冷却システム
  • OS Steam OS 3.0 (Arch Linux, KDE Plasma on desktop)
  • サイズ 298 x 117 x 49 mm
  • 重量 669 g
  • カラー ブラック

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ベンチマークを比較

GPD WIN 4」と「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「GPD WIN 4」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

<プロセッサ性能を解説>

6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサ「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載。最大4.7GHzの周波数で駆動し、PassmarkのCPUベンチマークで「20553」を記録しています。

同じプロセッサは「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2 /GEEK」(GEEKは日本版)、「AOKZOE A1」、「GPD WIN Max 2」にも搭載されています。また、このスコアは第12世代のインテルCore i5-12600と同じくらいになります。

なお、GPUはAMD Radeon 680Mで、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮します。3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアは「6026」でした。このスコアであれば人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作するはずです。

「ONEXPLAYER 2」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

「AYA NEO 2」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

「Steam Deck」

<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。

※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア

<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。

※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等

「GPD WIN 4」のメリット・デメリット

GPD WIN 4」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・6インチのフルHD液晶・輝度368ppiでDC調光、Gorilla Glass 5に対応

GPD WIN 4」は6インチで解像度1980×1080(1280×720互換) ドットのディスプレイを搭載。ピクセル密度368ppiの明るく色鮮やかな画面で、ちらつきを抑えるDC調光や堅牢なGorilla Glass 5にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載しています。「AYA NEO 2」は7インチのベゼルレスディスプレイを搭載しています。「Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載しています。

・スライド式キーボードが使える

GPD WIN 4」はスライド式のメカニカルキーボードを搭載。QWERTY配列で、3段階で明るさ調整できるホワイトバックライトも採用しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」はマグネットで着脱できる専用キーボードも用意しています。「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は専用キーボードを用意していません。

・16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作

GPD WIN 4」はLPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。

一方、「ONEXPLAYER 2」は16GB/32GB LPDDR5メモリを搭載し、スムーズに動作します。「AYA NEO 2」は16GB/32GB LPDDR5メモリを搭載しています。「Steam Deck」は16GB LPDDR5メモリを搭載しています。

・PCIe 4.0規格のM.2 SSD 1TB/2TBを搭載・バックマウントモジュールで拡張できる

GPD WIN 4」は帯域幅が2倍になるPCIe 4.0規格のM.2 SSDストレージを1TB/2TB搭載。最大7.877GB/sの高速転送が可能なほか、交換可能で容量を無制限で増やすことができます。また、M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュールを用意し、気軽にストレージ容量を増やすことができます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はM.2 SSD 512GB/1TB/2TB (PCIe 3.0 2280)ストレージを搭載しています。「AYA NEO 2」はM.2 SSD 512GB/1TB/2TBストレージを搭載し、最大8TBまで拡張できます。「Steam Deck」はeMMC 64GB もしくはNVMe規格のM.2 SSD 256/512GBストレージを搭載しています。

・45.62Whバッテリー搭載で65W急速充電に対応

GPD WIN 4」は45.62Whバッテリー搭載で、ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間 駆動できます。また、専用ACアダプターを利用した65W急速充電にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は65.5Whバッテリー搭載で100W急速充電に対応しています。「AYA NEO 2」は50.25Whバッテリー搭載で、USB 4.0による高速充電も利用できます。「Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応

・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応

GPD WIN 4」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はWi-Fi 6e&Bluetooth 5.2に対応しています。「AYA NEO 2」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応しています。「Steam Deck」はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 5.0に対応しています。

・4G LTEモジュールを用意

GPD WIN 4」は本体背面に取付け可能な4G LTEモジュールを用意し、単体で通信することができます。

一方、「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は4G LTEモジュールが用意されていません。

・USB 4.0ポート搭載で外付けeGPUボックスと接続できる

GPD WIN 4」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポートを一つ搭載。最大40Gbpsのデータ転送や4K 60Hz映像出力(DP1.4)に対応するほか、外付けeGPUボックスと接続することもできます。

一方、「ONEXPLAYER 2」、「AYA NEO 2」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「Steam Deck」はUSB 3.2 Gen 2互換のType-Cポートを搭載しています。

・厚さ28mmで重さ約598gの小型軽量ボディ・2色カラーを用意

GPD WIN 4」は厚さ28mmで重さ約598gの小型軽量ボディになっています。また、オールブラック、ホワイトの2色カラーを用意しています。

一方、「ONEXPLAYER 2」は厚さ22.5~39.8mmで重さ約848gになっています。「AYA NEO 2」は厚さ36.1mmで、重さ680gになっています。「Steam Deck」は厚さ49mmで重さ669gになっています。

・2つのスーパーリニアステレオスピーカー搭載で音がいい

GPD WIN 4」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載。低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドが楽しめます。

一方、「ONEXPLAYER 2」はデュアルステレオスピーカー搭載でハーマン認定プロフェッショナル チューニングに対応しています。「AYA NEO 2」はデュアルチャンネルスピーカーを搭載しています。「Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。

・ドッキングステーション(別売)を用意

GPD WIN 4」はドッキングステーション(別売)を用意しています。接続することで、Type-A USB 3.2 Gen2 x3、Type-C USB 3.2 Gen2 x1、HDMI 2.0b x1、有線LAN端子 x1が利用できるようになります。

一方、「ONEXPLAYER 2」はドッキングステーションを用意していません。「AYA NEO 2」は専用ドッキングステーション「AYANEOマルチステーション」(別売)を用意しています。「Steam Deck」は専用のSteam Deck™ドッキングステーション(別売)を用意しています。

・Windows 11 Home搭載でSteam OSもサポート

GPD WIN 4」はWindows 11 Homeを搭載しています。また、自分でSteam OSをインストールすることもできます。将来的にはWindows 11とSteam OSのデュアルブートも可能になるようです。

一方、「ONEXPLAYER 2」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。「AYA NEO 2」はWindows 11 / AYA NEO OS (Linuxベース)を搭載しています。「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載しています。

デメリット

・筆圧スタイラスペンが用意されていない

GPD WIN 4」は専用の筆圧スタイラスペンが用意されていません。

一方、「ONEXPLAYER 2」は筆圧4096段階の専用スタイラスペンを用意しています。「AYA NEO 2」、「Steam Deck」は専用の筆圧スタイラスペンを用意していません。

・キーボードを取り外すことができない

GPD WIN 4」はキーボードを取り外すことができません。

一方、「ONEXPLAYER 2」はマグネットでキーボードを取り外すことができます。「AYA NEO 2」と「Steam Deck」はキーボードを搭載していません。

「GPD WIN 4」の評価

GPD WIN 4」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★★

機能:★★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★

<総合評価>

2021年6月に発売された「GPD WIN3」の後継モデルになります。すでにIndiegogoでクラウドファンディングが開始されており、PSPに似たデザインのポータブルゲーミングPCとして話題になっています。

他のゲーム機との大きな違いはやはりスライド式キーボードを搭載している点。ゲーム操作だけでなく、ゲーム中のSNS、チャットなどに活用できて非常に便利そうです。

また、4G LETモジュールを搭載可能な点も大きな特徴です。このモジュールにはストレージ用のものもあり、必要な場合にだけ本体に装着して使用できます。

他のゲーム機と比較して、どれを買っていいのか分からない人は、まず「キーボード」が必要かどうかを考えましょう。キーボードが必要であり、なおかつ通信性能が非常に高いものがいいのなら、「GPD WIN 4」で決まりです。着脱式キーボードがいいのなら「ONEXPLAYER 2」がいいでしょう。

逆にキーボードが不要で、通信性能が低くてもかまわないのであれば、「AYA NEO 2」や「Steam Deck」、「AOKZOE A1」などの純粋なポータブルゲーミングPCを検討した方がいいでしょう。

GPD WIN 4」の発売時の価格はUS $799~ (1ドル135円換算で税込14~15万円)。スライド式キーボードが使えるポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。

「GPD WIN4 2023」も発売!

※2023年10月14日、Ryzen 7 7840U搭載の「GPD WIN4 2023」が発売されました。

プロセッサをRyzen 7 7840Uに変更し、グラフィックスはプロセッサ内臓のRadeon 780Mになっています。また、新たに外部GPUに接続できる「Oculink」端子も搭載しています。そのほか、ストレージはM.2 NVM3 2280 SSDで、512GB/2TB/4TBの3種類を用意。カラーはマットブラック とピュアホワイトの2種類を用意しています。

公式ページ: GPD WIN4 2023 – GPDダイレクト

「GPD WIN4 2023」のベンチマーク

GPD WIN4 2023」のベンチマーク スコアは以下のようになっています。

<CPU> Ryzen 7 7840U ※2023モデル

Passmarkによるベンチマークスコアは「25477」

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

<GPU> Radeon 780M ※2023モデル

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

「GPD WIN 4 2023」のスペック

  • ディスプレイ 6インチ、解像度1980×1080 / 1280×720 ドット
    ※16:9/1080P/368ppi/DC調光/Corning Gorilla Glass 5/H-IPS テクノロジー
  • リフレッシュレート 60Hz/40Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ M.2 NVM3 2280 SSD 512GB/2TB/4TB
  • 拡張モジュール M.2 2230または2242 SSDをサポートするバックマウントモジュール、4G LTEモジュールを用意
  • バッテリー 45.62Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 ヘビーユースで2時間、ミドルユースで3~6時間、ライトユースで10時間
  • 充電 65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・RJ45
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(フル機能/10Gbps) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)、Oculink
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • スピーカー デュアルスピーカー(スーパーリニア)
  • マイク 内蔵
  • オーディオ 内蔵サウンドチップ + 高エネルギー効率、高 PSRR、低ノイズのインテリジェントパワーアンプ
  • キーボード スライド式、QWERTYフルキーボード、ドームボタン、ホワイトバックライト、3段階明るさ調整可能
  • ジョイスティック ALPS 3Dジョイスティック、シンクイン設計 / 感圧式 L3, R3用ネイティブサポート
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ
  • 振動モーター ダブル大型振動モーター(オフ / 弱振動 / 強振動 3段階で調節可能)
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 指紋認証 対応
  • 筐体 LG-DOW 121H 航空機用ABS / UL94-V0 / マグネシウム合金
  • OS Windows 11 Home ※Steam OSをサポート
  • サイズ 約220mm × 92mm × 28 mm
  • 重量 約598g
  • カラー マットブラック / ピュアホワイト
  • 4G LETモジュール オプション

「GPD WIN4 2023」の価格

GPD WIN4 2023」は、

Amazonで116,500円(税込)、

楽天市場で155,109円、

ヤフーショッピングで155,109円、

リンクスダイレクトで153,700(税込)、

米国 Amazon.comで$909.95、

で販売されています。

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「GPD WIN 4」の販売・購入先

GPD WIN 4」は、

Amazonで123,000円(税込)、

楽天市場で169,800円円(送料無料)、

ヤフーショッピングで17,9800円 (税込・送料無料)、

GPDダイレクトで123,000円(税込)~、

AliExpressでUS $727.65 (日本円で約103919円)、

米国 Amazon.comで$889.95 (日本円で約127098円)、

で販売されています。

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★「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)

★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)

★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)

★「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)

★「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)

★「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO 2S / GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

★「ROG ALLY」(Ryzen Z1・7インチ)

★「AOKZOE A1 PRO」(Ryzen 7 7840U・8インチ)

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AYA NEO 2

Steam Deck

AOKZOE A1

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