「Steam Deck」(日本版)が発売! 人気の携帯ゲーム機と徹底 比較


2022年8月に日本で発売されたValve「Steam Deck」と人気の携帯ゲーム機を徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年11月17日、7.4型「Steam Deck OLED」(有機EL)が発売されました。

「Steam Deck」の特徴

Steam Deck」の特徴をまとめてみました。

独自プロセッサ・16GBメモリ・高速ストレージ

Steam Deck」はAMDと提携して独自に開発した「Zen2/RDNA2」プロセッサを搭載。最新のトリプルAゲームも快適に動作します。また、高速なLPDDR5規格のメモリを16GB搭載。ストレージは高速なeMMC 64GB もしくはNVMe規格のM.2 SSD 256/512GBで、ゲームのロード(読み取り)時間も短縮されています。

7型タッチ液晶・トラックパッド・40Whバッテリ

Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットIPS液晶を搭載。画質はHDで、輝度400nit、タッチ操作にも対応しています。また、本体の左右中央にトラックパッドを搭載。マウスのように操作可能でゲームにも活用できます。そのほか、40Whバッテリーを搭載。一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大約7〜8時間駆動できます。

Hi-Fiサウンド・Steam OS 3.0・ドッキングステーション

Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載。没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。また、OSにSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。そのほか、オプションでドッキングステーションを用意。接続することで、外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)などが利用できるようになります。

公式ページ Steam Deck

価格を比較

Steam Deck」と「ANBERNIC WIN600」、「AYANEO 2021 PRO」、「GPD XP Plus」の価格を比較してみました。

「Steam Deck」

Steam Deck」(日本版)は、Amazonで71,998円 (税込・512GB)、楽天市場で66,957円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,700円(税込)、米国 Amazon.comで$589.99 (256GB)、

KOMODO公式サイトで53,820円~(セール価格・日本版・64GBモデル/256GBモデルは6.7830円、512GBモデルは79,840円)で販売されています。

「ANBERNIC WIN600」

ANBERNIC WIN600」は、Amazonで57,999円、ヤフーショッピングで46,999円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $319.34、米国 Amazon.comで$419.99で販売されています。

「AYANEO 2021 PRO」

AYANEO 2021 PRO」は、Amazonで149,800円(14980円OFFクーポン付き)、楽天市場で129,800円 (税込)、ヤフーショッピングで129,800 円、米国 Amazon.comで$1,199.99(※AYA Neo 2021)で販売されています。

「GPD XP Plus」

GPD XP Plus」は、Amazonで62,000円、天空公式サイトで税込68,200円(日本版)、AliExpressでUS $445.07(海外版)で販売されています。

対応ゲームを比較

Steam Deck」と「ANBERNIC WIN600」、「AYANEO 2021 PRO」、「GPD XP Plus」の対応ゲームを比較してみました。

「Steam Deck」

Steamのゲーム(※Steam OS 3.0に対応したもの)、Linux/Windowsの各種エミュレータ

<補足>Protonを介して非Steamゲームも実行可能、リモートプレイやクラウドゲームサービスも利用可

「ANBERNIC WIN600」

Windowsのゲーム ※Windows対応の豊富なエミュレーター

「AYANEO 2021 PRO」

Windowsのゲーム ※Windows対応の豊富なエミュレーター

「GPD XP Plus」

Androidのゲーム ※Androidの豊富なエミュレーター

スペックを比較

Steam Deck」と「ANBERNIC WIN600」、「AYANEO 2021 PRO」、「GPD XP Plus」のスペックを比較してみました。

「Steam Deck」のスペック

  • ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
    ※16:10/輝度400nit/タッチ対応/アンチグレアエッチングガラス
  • リフレッシュレート 60 Hz
  • プロセッサ Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
    ※4コア/8スレッド/
  • GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
    ※APU power:4~15ワット
  • RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
  • ストレージ eMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4) ※マルチブート対応で複数OSのインストール可
  • 外部ストレージ microSDカードで拡張可能(ゲームの保存・microSDカードからのOS起動に対応)
  • バッテリー 40 WHr
  • 駆動時間 一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大 約7〜8時間
  • 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0
  • インターフェース USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送/USB 3.2 Gen 2互換)、microSDカードリーダー(UHS-I)、3.5mmヘッドホンジャック
  • オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
  • ゲームパッド A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン ※レバー(サムスティック)に静電容量式のタッチセンサーを搭載し、高精度な操作が可能・背面に4つのグリップボタンを搭載し、任意の動作などに割り当てられる
  • センサー ジャイロ 6軸IMU、環境光センサー
  • 振動フィードバック  対応
  • ジャイロスコープ 対応
  • 冷却システム  あり・コンパクトな冷却システム
  • オプション  Steam Deck™ドッキングステーション(別売・USB-A 3.1 Gen1ポート x3、ギガビットイーサネット、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0)
  • OS Steam OS 3.0 (Arch Linux, KDE Plasma on desktop)
  • サイズ 298 x 117 x 49 mm
  • 重量 669 g
  • カラー ブラック
  • オプション Steam Deck ドッキングステーション(※発売予定)
    ※外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)

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「ANBERNIC WIN600」のスペック

  • ディスプレイ 5.94インチ、解像度1280 x720 pxのIPS LCD
    ※16:9/400nit/247ppi/HD/OCAフルラミネーション/10点マルチタッチ
  • プロセッサ AMD Athlon 3050e デュアルコア
    ※14nm/2コア/4スレッド/最大2.8GHz
  • GPU AMD Radeon RX Vega 3
  • RAM(メモリ) 8GB DDR4 2400MHz ※取り外し可
  • 内蔵ストレージ
    ブラック:128/256GB M.2 SSD SATA 2242
    ホワイト:256GB M.2 SSD SATA 2242
  • 拡張ストレージ M.2 SSD スロットあり
  • バッテリー 4500mAh
  • 駆動時間 2~5時間
  • 充電 45W急速充電、PD3.0
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
  • インターフェース USB 3.0 Type-A x1、Type-C (OTG/電源用/HDMI or DP映像出力) x1、3.5mmヘッドホンジャック
  • スピーカー  ステレオスピーカー
  • コントローラー 2つのジョイスティックレバー、十字キー、4つのボタン、ショルダーキーなど
  • 冷却 背面に大型ファンを搭載
  • バイブレーション 対応
  • OS Windows 10 + Steam OS
  • サイズ 236 × 103 × 22mm
  • 重量 495g
  • カラー ホワイト、グレー

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「AYANEO 2021 PRO」のスペック

  • ディスプレイ 7インチ、解像度1280×800ドットのH-IPS液晶
    ※215 ppi/ 500cd 平方m / 5点マルチタッチ対応 / 76% NTSC / 最大輝度 550nit
  • リフレッシュレート 60Hz
  • プロセッサ AMD Ryzen7 4800U 8コア
  • GPU AMD Radeonグラフィックス
  • RAM(メモリ) 16GB LPDDR4 4266 mHz
  • ストレージ M.2 1TB (NVMe/2280/PCIe Gen 3.0 x 4/Sata 3.0)
  • 外部ストレージ 付属の専用ドックでmicroSDカードを利用
  • バッテリー 47Wh (11.4V 各4,100mAhの3セル)
  • 駆動時間 最大5~6時間
  • 充電     65W急速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.2、MU-MIMO
    ※IntelAX200
  • 有線LAN 対応・Gigabit Ethernet
  • インターフェース USB 3.1 Type-C×3(うち2基はDP1.4&PD充電付)、3.5mmヘッドホンジャック
  • センサー   6軸ジャイロスコープ、加速度計
  • ボタン トリガーボタン(アルプス製マイクロスイッチ)、ジョイスティックレバー x2、十字キー、X/A?B/Tボタン、スタート、セレクト
  • 専用ドック 付属 (USB 3.0×2、HDMI出力、SDカードスロット、microSDカードスロット、Gigabit Ethernet)
  • 機能 オンスクリーンキーボード、ショートカットボタン(タスクマネージャー起動用)
  • 触覚振動 対応・ランブルモーター搭載
  • OS Windows 10 Home
  • サイズ 255×106×20mm(幅×奥行き×高さ)
  • 重量 650g
  • カラー ブラック、ホワイト

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「GPD XP Plus」のスペック

  • ディスプレイ 6.81インチ、解像度1080 x 2400 ドットのIPS液晶
    ※10点マルチタッチ/Corning Gorilla glass 5/TFT LCD/388ppi/60Hz/OGS/画面比率87.10%/輝度500nits/コントラスト比1500:1
  • プロセッサ MediaTek Dimensity 1200 オクタコア
    ※6nm/64bit/8コア/最大3.0 ※QualcommSnapdragon870と同等のパフォーマンスを発揮
  • GPU ARM Mali-G77 MC9
  • RAM(メモリ) 6GB LPDDR4x
  • ストレージ 256GB UFS 3.1 ※読み取りおよび書き込み速度1800MB/秒、700MB/秒
    ※海外版は128GBモデルもあり
  • 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで ※exFATフォーマット対応
  • バッテリー 7000mAh ポリマーリチウム電池
  • 駆動時間 最大12時間
  • 充電 20W PD急速充電 (PD2.0、充電器)
  • カメラ 5.0 MP (フロント)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、GPS (A-GPS,GLONASS,Beidou,Galileo)
    ※Wi-Fiディスプレイ対応
  • 4G通信 対応
  • インターフェース USB Type C (OTG/DisplayPort 1.2映像出力) ×1、microSDカードスロット ×1、マイク×2、3.5mmイヤホンジャック ×1、Nano SIMスロット×1
  • スピーカー AACリニアステレオスピーカー ×2
  • マイク 2つのマイクポートあり
  • 冷却システム アクティブ冷却・純銅製ヒートシンク搭載(47×58mmの純銅製ヒートシンクと40×37mmのアクティブクーリングファン)
    ※「エクストリームパフォーマンス」モード、「パワーモード」、ファンのオフ・弱・強の切り替えが可、ターボ周波数100%
  • 筐体の素材 LG-DOW 121H(ABS合成樹脂)+UVコーティング
  • OS Android 11
  • サイズ 205~233×83×18~41mm(幅×奥行き×高さ、モジュールにより幅が異なる)
  • 重量 330g~370g
  • カラー グレイ

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ベンチマークを比較

Steam Deck」と「ANBERNIC WIN600」、「AYANEO 2021 PRO」、「GPD XP Plus」のベンチマークスコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「Steam Deck」

<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。

※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア

<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。

※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等

<プロセッサ性能を解説>

AMDと提携して独自に開発した「Zen2/RDNA2」プロセッサを搭載し、Geekbench 5のシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」を記録しています。このスコアは第11世代のインテルCore i5に近いスコアです。

また、CPUに内蔵された8 RDNA 2 CU GPUは、Ryzen 9 4900HSと同等のグラフィック性能があると言われており、3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアで約「4500」ぐらいのスコアになっています。このグラフィック性能は、CPU内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスとほぼ同じです。

AMD Athlon 3050e搭載の「ANBERNIC WIN600」と比較すると、マルチコアで約2300スコアが高くなります。

AMD Ryzen 7 4800U搭載の「AYANEO 2021 PRO」と比較すると、マルチコアで約2200スコアが低くなります。

独自のSteam OS 3.0を搭載しているため、CPU性能があまり高くなくてもトリプルAゲームもきちんと動作することが可能です。

ただし、一部のゲームでSteam OSに対応していないものがあります。事前にプレイしたいゲームがSteam OSに対応しているかどうか調べておく必要があります。※対応しているかどうかはSteamのストアページで確認できます(緑のマークがつきます)。

「ANBERNIC WIN600」

<CPU> AMD Athlon 3050e

Passmarkによるベンチマークスコアは「2955」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「700」、マルチコアで約「1300」。

<GPU> AMD Radeon RX Vega 3

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1260」。

「AYANEO 2021 PRO」

<CPU>  AMD Ryzen 7 4800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「17070」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1033」、マルチコアで「5894」。

<GPU> AMD Radeonグラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3208」。

「GPD XP Plus」

Antutu総合で約690,000

<CPU> MediaTek Dimensity 1200

「Steam Deck」のメリット・デメリット

Steam Deck」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・7インチのHD液晶・輝度400nitでタッチ操作に対応

Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載。画質はHDで、輝度400nit、タッチ操作にも対応しています。

一方、「ANBERNIC WIN600」は5.94インチで解像度1280x720pxのIPS LCD液晶を搭載しています。「AYANEO 2021 PRO」は7インチで解像度1280×800ドットのH-IPS液晶を搭載しています。「GPD XP Plus」は6.81インチで解像度1080×2400ドットのIPS液晶を搭載しています。

・2つのレバーとトラックパッドで快適に操作できる

Steam Deck」は2つのジョイスティックレバーを搭載しています。また、本体の左右中央にトラックパッドも搭載し、快適に操作できます。

一方、「ANBERNIC WIN600」と「AYANEO 2021 PRO」は2つのジョイスティックレバーを搭載しています。「GPD XP Plus」はジョイスティックレバーの他に3つのモジュールを切り替えて使用できます。

・16GBメモリ&256/512GBストレージ搭載で快適に使える

Steam Deck」は高速なLPDDR5規格のメモリを16GB搭載しスムーズに動作します。また、高速なeMMC 64GB もしくはNVMe規格のM.2 SSD 256/512GBストレージも搭載しています。

一方、「ANBERNIC WIN600」は8GB DDR4メモリ&128/256GB M.2 SSDストレージを搭載しています。「AYANEO 2021 PRO」は16GB LPDDR4メモリとM.2 SSD 1TBストレージを搭載しています。「GPD XP Plus」は6GB LPDDR4xメモリと256GB UFS 3.1ストレージを搭載しています。

・40WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応

Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大約7〜8時間駆動できます。

一方、「ANBERNIC WIN600」は4500mAhバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。「AYANEO 2021 PRO」は47Whバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。「GPD XP Plus」は7000mAhバッテリー搭載で20W PD急速充電に対応しています。

・Wi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 5.0に対応

Steam Deck」は高速で途切れづらいWi-Fi 5(デュアルバンド)に対応しています。また、Bluetooth 5.0に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

一方、「ANBERNIC WIN600」はWi-Fi 5&Bluetooth 4.2に対応しています。「AYANEO 2021 PRO」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応しています。「GPD XP Plus」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2&GPSに対応しています。

・重さ669gの小型ボディで携帯できる

Steam Deck」はサイズ298x117x49mmで重さ669gの小型ボディで、外出先に持ち出して使用することもできます。

一方、「ANBERNIC WIN600」はサイズ236×103×22mmで重さ495gになっています。「AYANEO 2021 PRO」はサイズ 255×106×20mmで、重さ650gになっています。「GPD XP Plus」はサイズ205~233×83×18~41mで、重さ330g~370gになっています。

・DSP内蔵ステレオスピーカー搭載で音がいい

Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。

一方、「ANBERNIC WIN600」と「AYANEO 2021 PRO」はステレオスピーカーを搭載しています。「GPD XP Plus」はAACリニアステレオスピーカー×2を搭載しています。

・Steam OS 3.0搭載でSteamゲームが動作する

Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。

一方、「ANBERNIC WIN600」はWindows 10 と Steam OSを搭載しています。「AYANEO 2021 PRO」はWindows 10 Homeを搭載しています。「GPD XP Plus」はAndroid 11を搭載しています。

デメリット

・Steamのゲームでも動作しないものがある

Steam Deck」はSteam OS 3.0に対応していますが、一部の対応していないゲームは動作しません。※対応しているかどうかはSteamのストアページで確認できます(緑のマークがつきます)。

一方、「ANBERNIC WIN600」と「AYANEO 2021 PRO」はWindows OS搭載のため、多くのゲームが動作します。「GPD XP Plus」はAndroid OS搭載で多くのゲームが動作します。

・単体で通信できない

Steam Deck」はSIMスロットを搭載していないため、単体で4G LET通信を利用することはできません。

一方、「GPD XP Plus」はSIMスロット搭載で単体で4G LET通信が利用できます。「ANBERNIC WIN600」と「AYANEO 2021 PRO」は単体で4G LET通信を利用することはできません。

「Steam Deck」の予約と現状について

追記:12/1までの予約については12/25日までにすべて完了することがKOMODOから発表されました。これ以降、日本でも予約なしで購入できるようになっています。

追記:2022年11月30日、KOMODOから2022年12月17日から予約注文の発送が日本で始まることが発表されました。予約した人には12月1日以降にKOMODOから注文確定に必要なメールが届きます。手続きにはKOMODOのアカウントとパスワードが必要になります。なお、予約時に必要だった1000円は製品の価格から差し引かれて清算されます。

「Steam Deck」の評価

Steam Deck」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

海外で2022年2月から発売されていたValveの携帯ゲーム機です。2022年8月に入ってようやく日本でも発売されることになりました。

性能面ではAMDと提携して独自に開発した「Zen2/RDNA2」プロセッサを搭載しており、Steamのほとんどの人気ゲームがプレイできるようになっています。また、Windows OSもインストール可能で、Valveからドライバも公開されています。

マイクロソフトなどから販売されているWindowsゲームやエミュレーターを介してのゲームを含めると、相当な数のゲームがプレイ可能で、これまで以上にPCゲームが気軽にプレイできそうです。

日本での発売価格は59,800円から。

現状のゲーミングUMPCと比べると圧倒的に安く、性能が高いため、日本でも超人気製品になることは間違いないでしょう。予約が遅れるとその分配送される時期も遅くなるので、早めに予約しておくことをおすすめします。

※YouTube動画でも紹介しています。「Steam Deck」日本版がとうとうやって来た! 性能をざっくり解説

「Steam Deck」の販売・購入先

Steam Deck」は、

Amazonで71,998円 (税込・512GB)、

楽天市場で66,957円(送料無料)、

ヤフーショッピングで67,700円(税込)、

米国 Amazon.comで$589.99 (256GB)、

KOMODO公式サイトで53,820円~(セール価格・日本版・64GBモデル/256GBモデルは6.7830円、512GBモデルは79,840円)、

で販売されています。

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他のゲーム機と比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)

★「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)

★「ONEXFLY」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

★「Pimax Portal」(5.46インチ・Androidベース・VR拡張)

★「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO AIR 1S」(5.5インチ・Ryzen 7 7840U)

★「AYANEO 2S / GEEK 1S」(Ryzen 7 7840U・指紋・Wi-Fi 6e)

★「ROG ALLY」(Ryzen Z1・外付けGPU)

★「AYA NEO Air Plus」(Ryzen 7 6800U・指紋・Wi-Fi 6e)

★「ONEXPLAYER mini Gold」(Pentium Gold 8505)

★「GPD WIN 4」(Ryzen 7 6800U・スライド式)

★「ONEXPLAYER 2」(8.4インチ・着脱式)

★「AYA NEO 2

★「AYANEO GEEK」(日本版)

★「ONEXPLAYER Mini Pro

★「AOKZOE A1

★「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)

★「GPD WIN MAX2」(10.1インチ)

★「AYANEO Air

ANBERNIC WIN600

AYANEO 2021 PRO

GPD XP Plus

ONEXPLAYER mini Ryzen

AYANEO NEXT

GPD WIN3

ONE XPLAYER」(8.4インチ)

GPD XP」(Android 11)

ANBERNIC RG353P」(Android+Linux)

RG552」(Android+Linux)

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