2021年6月30日にリンクスから発売された「GPD WIN3」と高性能UMPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークスコアの違い、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年12月下旬、日本で「GPD WIN Mini」が発売されました。
※2022年12月28日、日本で「GPD WIN 4」の予約受付が開始されました。
※2020年11月から「GPD WIN Max」も発売中です。
「GPD WIN3」の特徴
「GPD WIN3」の特徴をまとめてみました。
第11世代Core i & 16GB RAM & Iris Xe
「GPD WIN3」は第11世代のIntel Core i7/i5プロセッサを搭載。Passmarkベンチマークで約「10,000」(CPU)以上を記録し、「GPD WIN2」よりも約7,000以上もスコアが向上しています。また、大容量16GB LPDDR4xメモリを搭載。GPUは第12世代のインテル Iris Xe グラフィックスで、「モンスターハンター:ワールド」や「FINAL FANTASY XIV」、「Fortnite」なども快適にプレイできます。
5.5型でスライド式・M.2 SSD 1TB ・ 65W充電
「GPD WIN3」は5.5インチのH-IPS液晶を搭載。スライドできるバックライト付きタッチキーボードも備えています。また、M.2 SSDストレージを1TB搭載。NVMe規格を採用しているため、読み込み速度も大幅に向上しています。そのほか、スタンバイで最大14時間駆動できる3950mAhバッテリーを内蔵。 65WのPD 2.0充電に対応し、1.5時間でフルチャージできます(※専用充電器を使用)。
Thunderbolt 4・トリガーボタン・Wi-Fi 6
「GPD WIN3」は新たにThunderbolt 4端子を搭載。USB4を使った高速データ転送のほかに、外部のeGPUボックスと接続し、グラフィック性能を向上させることができます。また、ゲーム用にアルプス電子社のアナログスティックを2つ搭載。新たにL2/R2のアナログトリガーボタンも搭載し、快適に操作できます。
そのほか、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応。別売ドッキングステーションの利用で有線LANも利用できます。
価格を比較
「GPD WIN3」と「OneMix4」、「OneGx1 Pro」、「ONE-NETBOOK OneGx1」の価格を比較してみました。
「GPD WIN3」
「GPD WIN3」は、Amazonで139,800円(Ultimate 1195版)、楽天市場で99,800円 (税込・中古Aランク品)、ヤフーショッピングで99,800円 (税込・中古Aランク品)、AliExpressでUS $983.08、Banggoodで145,827円、米国Amazon.comで$1,229.95で販売されています。
「OneMix4」
「OneMix4」は、Amazonで140,800円(8GB/256GB)、楽天市場で153,800円 (税込)、ヤフーショッピングで213,140 円、AliExpressでUS $1,049.00 – 1,288.00 で販売されています。
「OneGx1 Pro」
「OneGx1 Pro」は、Amazonで157,080円、楽天市場で184,800円 (税込)、ヤフーショッピングで184,800円、AliExpressでUS $1,399.00 – 1,805.00、Geekbuyingで€ 1172.77 で販売されています。
「ONE-NETBOOK OneGx1」
「ONE-NETBOOK OneGx1」は、Amazonで98,780円〜、楽天市場で128,480円〜 (税込)、ヤフーショッピングで96,984 円、Banggoodで94,991円、AliExpressでUS $837.88 – 1,082.88、Geekbuyingで€ 770.68 で販売されています。
スペックを比較
「GPD WIN3」と「OneMix4」、「OneGx1 Pro」、「ONE-NETBOOK OneGx1」のスペックを比較してみました。
「GPD WIN3」のスペック
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度1280×720ドットのH-IPS液晶
※Gollira Garass 5/NTSC:84%(typ)/DC調光 - プロセッサ Intel Core i7-1165G7 / Core i5-1135G7
- GPU インテル Iris Xe グラフィックス
※最大解像度HDMI 4096 x 2304 DP 7680×4320 DX12.1 - RAM(メモリ) 16GB LPDDR4x-4266
- ストレージ M.2 SSD 1TB (PCIe NVMe1.4 PCIe 3.0/4.0 M.2 2280 SSD)PCIeGen3.0×4 /SATA3.0接続
- 外部ストレージ microSDカード(SDXC A2クラスサポート)
- バッテリー 3950mAh / 44Wh ※内蔵リチウムポリマーバッテリー
- 充電 65W PD 2.0 (充電器利用で1.5時間で充電完了)
- 駆動時間 スタンバイで最大14時間
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (IEEE802.11 ax/ac/b/g/n, 2.4GHz&5GHz準拠)、Bluetooth5.0
- インターフェース
1xThunderbolt 4 USB 3.2 Type-C (専用ドッキングステーションに接続)
1xUSB 3.2 Type-A
1x音声入出力:3.5mm ヘッドセット&マイクロフォン
1xThunderbolt 4 - スピーカー ドイツAACトップの3Dステレオリニアスピーカーを採用
- キーボード Chocolateキーボード(QWERTY)、マウスパッド
- ボタン アナログ×2 / 十字キー / A/B/X/Yボタン L1/L2/L3 R1/R2/R3(L2/R2はアナログ信号) / スタート / メニュー / Xboxボタン / カスタムキー
- 冷却ファン デュアルファンアクティブ冷却方式(液冷パイプ、空冷)
- ドッキングステーション あり・別売・有線LANポート、HDMI出力、USBポート(Type-A×3、Type-C×1)が利用可能
- 生体認証 指紋認証
- 触覚振動 デュアル振動モーターを搭載
- 筐体の素材 ロックウェル硬度109R、曲げ強度26,000kg / cm2のLG-DOW121H耐衝撃性ABS合成樹脂
- OS Windows 10 Home 64ビット版
- サイズ 198mm(W)×92mm(D)×27mm(H)
- 重量 560g
- カラー ブラック、シルバー
- 付属品 1×65W PD対応ACアダプター、1×Type-Cケーブル、1×説明書(保証書)
関連記事:超小型UMPCが続々! 最新の極小Windows ノートPC まとめ
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「OneMix4」のスペック
- ディスプレイ 10.1 インチ、解像度2560 x 1600 ドットのLTPS液晶
※16:10 / 画面占有率 90% / sRGB 100% / 輝度320nit / 2.5K - プロセッサ Tiger Lake世代のIntel Core i5-1130G7
※10nm/4コア/8スレッド/最大4.0GHz - GPU Intel Iris Xeグラフィックス
- RAM(メモリ) 8/16 GB LPDDR4X-3200
- ストレージ M.2 SSD 256/512GB/1TB (PCI Express NVMe)
- バッテリー 10000mAh /3.85V
- 駆動時間 動画視聴で約8時間
- 充電 ACアダプタ(Type-C経由) / 45WまでのUSB PD充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11ax)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB4(Type-C)×2、USB 3.0 Type-C×1、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
※外付けGPU(eGPU)ボックスをサポート - スタイラスペン 筆圧2048段階のデジタルスタイラスペンが付属
- 生体認証 指紋認証(電源ボタン)
- キーボード キーのピッチ 18.5mm・英語 or 日本語 対応
- 本体の素材 6000系航空用アルミニウム
- OS Windows 10
- サイズ 22.7 x 15.73 x 1.1 cm
- 重量 769g
- カラー ダークネイビー
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「OneGx1 Pro」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1,920×1,200ドットのIPS液晶
※10点マルチタッチ対応/323ppi/スタイラスペン(別売)に対応 - プロセッサ Tiger Lake世代のIntel Core i7-1160G7
※10 nm/4コア/8スレッド/最大4.4GHz - GPU Intel Iris Xe Graphics
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR4X-4266
- ストレージ NVMe SSD 512GB/1TB
- 拡張ストレージ 1基のM.2 2242スロットあり
- バッテリー 12,000mAh
- 駆動時間 動画再生で連続11時間
- 充電 最大65WのPD高速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB 4.0×2(Type-C、USB PD対応)、USB 3.0、Micro HDMI、microSDカードスロット、音声出力
※USB4.0は4Kモニター出力とeGPU BOXとの接続に対応 - キーボード 虹色に光るRGB LEDバックライト(ON/OFF対応・4ゾーン7種類のカラーパターン)・国内版は日本語106/109配列
- 冷却システム 効果的なエアフローシステム(純銅ヒートパイプ、デュアル銅ヒートシンクスケール、2つの異なるサイズのターボチャージャー付きクーリングファン)、インテリジェント制御システム
- ボディ アルミ削り出しボディ、指紋防止
- コントローラー 別売・2つのジョイステックと2つの十字キーを左右に1つずつ配置
- OS Windows 10 Home
- サイズ 173×136×21mm
- 重量 623g
- カラー グレイ
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「ONE-NETBOOK OneGx1」のスペック
- ディスプレイ 7 インチ、解像度1920×1200 ドットのIPS液晶
※323PPI / ゴリラガラス4 / H-IPS液晶パネル / 10点マルチタッチ - プロセッサ Amber Lake Y世代の Intel Core i5-10210Y クアッドコア 1.00 GHz
※※14 nm / 64bit / 4コア / 8スレッド / 最大4.00 GHz - GPU Intel UHD Graphics 615
- RAM(メモリ) 8GB or 16 GB LPDDR3 SDMRAM
※オンボード (増設不可) - ストレージ SSD 256 GB or 512 GB ※ microPCI-e
- バッテリー 12,000mAh
※5V / 9V / 12V / 15V充電サポート - 駆動時間 最大12時間(動画再生で11時間)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi6(802.11ax), 2×2 a/b/g/n/ac/、Bluetooth 5.1
※国内モデルは技適認証取得済み - インターフェース USB Type-C、USB 3.0、Micro HDMI、SIM+microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- サウンドチップ 搭載
- スピーカー モノラルスピーカー(立体音響)
- マイク マイクロフォン内蔵
- キーボード QWERTY バックライトキーボード
※日本語入力切替は「ALT + 半/全」または「ALT + ~」(チルダ)の同時押しで切り替え
※国内モデルは日本語106/109配列 - ポインティングデバイス 光学式
- スタイラスペン 筆圧検知2048段階タッチペン(ペン別売)
- 冷却ファン 搭載・純銅ヒートパイプ、デュアル銅ヒートシンクスケール、2つの異なるサイズのターボチャージャー付きクーリングファン
- 素材 アルミニウム合金・CNC加工・指紋防止
- OS Windows 10
- サイズ 173mm × 136mm × 21mm
- 重量 625g(コントローラー120g、LTEは20g※コントローラーは別売り)
- カラー ライトグリーン
- 付属品 1×ACアダプタ(5V3A/9V3A/12V3A/15V3A) PD2.0 1x説明書
- SIMカード nanoSIMカード(LETモデルのみ)
- 対応バンド ドコモ、ワイモバイル、ソフトバンク、au回線に対応
4G LTE-FDD:B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28 LTE-TDD:B41
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ベンチマークを比較
「GPD WIN3」と「OneMix4」、「OneGx1 Pro」、「ONE-NETBOOK OneGx1」のベンチマークスコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GPD WIN3」
<CPU> Intel Core i7-1165G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「10481」(CPU)。
<CPU> Core i5-1135G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「10114」(CPU)。
<GPU> インテル Iris Xe グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4739」。
<プロセッサ性能を解説>
第11世代のIntel Core i7-1165G7 / Core i5-1135G7プロセッサを搭載し、Passmarkベンチマークで「10481」(CPU)/「10114」(CPU)を記録しています。グラフィック性能が高いため、PCゲームもプレイ可能です。
具体的には「モンスターハンター:ワールド」、「FINAL FANTASY XIV」、「SEKIRO」、「デビル メイ クライ 5」、「Fortnite」、「Fall Guys: Ultimate Knockout」などの人気PCゲームもプレイできます。ただし、すべてのゲームが動作するわけではなく、途中で処理落ちして動かなくなるなどのトラブルもあります。どうしても負荷の高い3Dゲームをプレイしたいなら、やはり外付けのeGPUボックスを購入した方がいいでしょう。
なお、2021年7月発売のゲーミングUMPC「ONE XPLAYER」(Ultimate Edition)は第11世代インテル® Core™ i7-1185G7を搭載しています。
「ONEXPLAYER」(Ultimate Edition)のベンチマークスコアは以下の通りです。
<CPU> Core i7-1185G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「11001」(CPU)。
<GPU> インテル Iris Xe グラフィックス 96EU
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4173」。
「OneMix4」
<CPU> Intel Core i5-1130G7
Passmarkによるベンチマークスコアは約「6000」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1269」、マルチコアで「4412」。
<GPU> Intel Iris Xe グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4739」。
「OneGx1 Pro」
<CPU> Intel Core i7-1160G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「10624」(CPU)。
<GPU> Intel Iris Xe Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3361」。
「ONE-NETBOOK OneGx1」
<CPU> Intel Core i5-10210Y
Passmarkによるベンチマークスコアは「4900」(CPU)。
<GPU> Intel UHD Graphics 615
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「720」。
「GPD WIN3」のメリット・デメリット
「GPD WIN3」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・5.5インチのH-IPS液晶・ゴリラガラス5で保護
「GPD WIN3」は5.5インチ、解像度1280×720ドットのH-IPS液晶を搭載しています。画質はHDですが、DC調光対応でちらつきなどはありません。また、液晶表面は堅牢なゴリラガラス5で保護されているため、破損の心配もありません。
一方、「OneMix4」は10.1インチで解像度2560 x 1600 ドットのLTPS液晶を搭載しています。「OneGx1 Pro」は7インチで解像度1,920×1,200ドットのIPS液晶を搭載しています。「ONE-NETBOOK OneGx1」は7インチで解像度1920×1200 ドットのIPS液晶を搭載しています。
・16GB LPDDR4xメモリ&M.2 SSD 1TBで快適に使える
「GPD WIN3」は16GB LPDDR4xメモリ搭載でスムーズに動作します。
一方、「OneMix4」は8/16 GB LPDDR4Xメモリ&M.2 SSD 256/512GB/1TBストレージを搭載しています。「OneGx1 Pro」は16GB LPDDR4XメモリとNVMe SSD 512GB/1TBストレージを搭載しています。「ONE-NETBOOK OneGx1」は8/16 GB LPDDR3メモリとSSD 256/512GBストレージを搭載しています。
・3950mAhバッテリー搭載で65W PD 2.0充電に対応
「GPD WIN3」は3950mAhバッテリー搭載で長時間動作します。また、65WのPD2.0充電に対応し、1.5時間でフルチャージできます(※充電器使用)。
一方、「OneMix4」は最大12時間駆動できる12,000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。「OneGx1 Pro」は連続11時間駆動できる12,000mAhバッテリー搭載で最大65WのPD高速充電に対応しています。「ONE-NETBOOK OneGx1」は12,000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。
・Wi-Fi 6&Bluetooth5.0に対応
「GPD WIN3」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth5.0も利用できます。
一方、「OneMix4」と「OneGx1 Pro」はWi-Fi 6&Bluetooth5.0に対応しています。「ONE-NETBOOK OneGx1」はWi-Fi 6&Bluetooth5.1に対応しています。
・Thunderbolt 4端子が使える
「GPD WIN3」はThunderbolt 4端子を搭載し、USB4を使った高速データ転送や外部eGPUボックス(別売)が利用できます。
一方、「ONE-NETBOOK OneGx1」はThunderbolt 4(USB4)端子を搭載していません。「OneMix4」と「OneGx1 Pro」はThunderbolt 4(USB4)端子を2つ搭載しています。
・厚さ27mmで重さ560gの小型軽量ボディ
「GPD WIN3」は厚さ27mmで重さ560gの小型軽量ボディになっています。
一方、「OneMix4」は厚さ1.1cmで重さ769gになっています。「OneGx1 Pro」は厚さ21mmで重さ623gになっています。「ONE-NETBOOK OneGx1」は厚さ21mmで重さ625gになっています。
・スライド式キーボードが使える
「GPD WIN3」はスライドできるバックライト付きタッチキーボードを搭載。キーボードを使用しないときは本体に収納することができます。
一方、「OneMix4」、「OneGx1 Pro」、「ONE-NETBOOK OneGx1」はスライド式ではなく一般的なキーボードが搭載されています。
・3Dステレオリニアスピーカー搭載で音がいい
「GPD WIN3」はドイツAACトップの3Dステレオリニアスピーカーを採用し、迫力あるサウンドが楽しめるようになっています。
一方、「OneMix4」は一般的なスピーカーを搭載しています。「OneGx1 Pro」は本体の底面にモノラルスピーカーを搭載しています。「ONE-NETBOOK OneGx1」はモノラルスピーカー(立体音響)を搭載しています。
・冷却ファン搭載でオーバーヒートを防げる
「GPD WIN3」はデュアルファンアクティブ冷却方式(液冷パイプ、空冷)を採用し、オーバーヒートによる遅延を防ぐことができます。
一方、「OneMix4」は冷却ファンを搭載していません。「OneGx1 Pro」と「ONE-NETBOOK OneGx1」は冷却システムを搭載しています。
デメリット
・コントローラーを取り外せない
「GPD WIN3」はゲーム用のコントローラーを取り外すことができません。
一方、「OneGx1 Pro」と「ONE-NETBOOK OneGx1」はコントローラーを取り外すことができます(※コントローラーは別売)。「OneMix4」はコントローラーが搭載されていません。
・キーボードのサイズが小さく、タイピングしづらい
「GPD WIN3」のキーボードは一般的なUMPCよりも小さいため、タイピングしづらいというデメリットがあります。
一方、「OneMix4」、「OneGx1 Pro」、「ONE-NETBOOK OneGx1」は一般的なUMPCとほとんど同じサイズのキーボードを搭載しています。
「GPD WIN3」の評価
「GPD WIN3」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★
<総合評価>
「GPD WIN3」は非常に優れたゲーミングUMPCです。ゲーム目的でサブPCとして使いたいと考えている人には最適でしょう。
ただし、ゲームを少しやる程度でメインPCとして使いたいと考えている人にはあまりおすすめしません。「OneMix4」のようにゲームもできるUMPCは他にもあります。
また、メインPCとして使って万が一故障した場合、仕事用としてもゲーム用としても使えなくなってしまいます。さらにゲームパッドが付いているため、仕事用PCとして会社に持ち込むこともできそうにありません。
そのほかにも、2021年7月から日本で「ONE XPLAYER」が発売されるという事情もあります。こちらは8.4インチと少々大型ですが、その分高解像度で、ゲーム時に邪魔になるキーボードも不要で使用できます。将来的にゲーミングUMPCは「ONEXPLAYER」のように「キーボードなし」が当たり前になるでしょう。購入前にはそのことをよく考えた方がいいです。GPDのファンで完全にゲーム目的の人にはおすすめです。
「GPD WIN3」の販売・購入先
「GPD WIN3」は、
Amazonで139,800円(Ultimate 1195版)、
楽天市場で99,800円 (税込・中古Aランク品)、
ヤフーショッピングで99,800円 (税込・中古Aランク品)、
AliExpressでUS $983.08、
Banggoodで145,827円、
米国Amazon.comで$1,229.95、
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他のUMPCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
★「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
★「GPD WIN 4」(6型・Ryzen 7 6800U・スライド式)
★「ONEXPLAYER 2」
★「AYA NEO 2」
★「AOKZOE A1」
★「AYANEO GEEK」(日本版)
★「AYANEO Air」(5.5インチ)
★「Steam Deck」(7インチ)
★「GDP XP」(Android 11・ゲーミング)
★「AYANEO NEXT」(7インチ・ゲーミング)
★「ONE XPLAYER」(8.4インチ・ゲーミング)
「OneMix4」
★「AYA NEO」(7インチ・ゲーミング)
「TOPOSH 7」
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