「GPD MicroPC」レビュー以上に魅力ある超小型ノートPC


2019年 6月29日に発売された6.0型のUMPC「GPD MicroPC」のスペック、メリット、価格を紹介!廉価版「GPD Pocket2」との違いも紹介します。

※2021年3月19日に​​Celeron N4120搭載の新モデルが発売されました。スペック情報を追記しています。

「GPD MicroPC」(2021)

GPD MicroPC」ははWindows 10を搭載した6.0型の超小型ノートPC。重さ440gの小型軽量ボディに8世代のインテル Celeron N4100 /N4120 クアッドコアCPUと6/8GB メモリを搭載。ゴリラガラス4で保護されたHD画質のIPS液晶、6〜8時間駆動するバッテリー、128GB M.2 SSD/​​M.2 2242 SSD 256GB、冷却ファン(ON/OFFスイッチあり)、QWERTYキーボード、タッチパッド、3Dマウスボタンを備えるほか、

4K出力、HDMI出力、有線LAN、Wi-Fiデュアルバンドにも対応している。にも対応する。

「GPD MicroPC」の隠れた魅力を明かす

「GPD MicroPC」を最初に見たとき、他のGPD Poketよりも分厚くてごついノートPCだなと感じた。いかにも産業用に開発されたもので、個人ユーザーには向かないのかもしれないと思い込んだのだった。

しかし、最近Amazonで販売されていることに気づき、「GPD MicroPC」を詳しく調べてみると、廉価版「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)よりも優れている点がいくつかあることを発見した。しかも、価格はインテル Core m3 プロセッサを搭載した「GPD Pocket2」よりも約3万4千円ほど安い。

スペック的には決してハイスペックではないが、Webで調べものをしながら記事を書くといった用途では十分な性能を持っていることも気に入った。

そこで今回は「GPD MicroPC」のスペックを詳細に調べつつ、6万円台で販売されている廉価版「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)と比較してみる。両者を比較することによって「GPD MicroPC」のまだ知られていない隠れた魅力が明らかになる。それについては後で詳細に説明しよう。

GPD MicroPCの公式製品紹介ページはこちら
https://www.gpd-direct.jp/gpd-micropc

「GPD MicroPC」(2021)のスペック

  • ディスプレイ  6.0インチ、解像度1280 x 720ドットのIPS液晶
    ※ゴリラガラス4 / 16:9 / シャープ フルフィット高輝度スクリーン
  • プロセッサ  インテル Celeron N4100 クアッドコア 1.10GHz  ※2021年モデルは​​​Celeron N4120
  • GPU  インテル UHD グラフィックス 600
  • RAM(メモリ)  6GB LPDDR4 ※2021年モデルは8GB
  • ストレージ  M.2 SSD 128GB ​​※2021年モデルはM.2 2242 SSD 256GB
  • バッテリー   3100mAh
  • ワイヤレス通信  Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2、有線LAN
  • インターフェース   USB Type-C×1、USB A×3、HDMI2.0×1、micro SDXCカードスロット(2TBまで拡張可)×1、RJ45×1、RS232×1、ヘッドホンジャック×1、マイク×1
  • 冷却ファン 搭載
  • 耐久性 韓国製の航空レベルで使用される耐衝撃ABS合成樹脂LG-DOW 121Hを採用し、落下にも耐える・難燃性、高耐熱性、耐火性V-0
  • OS  Windows 10 Pro 64bit
    ※マルチ言語対応
    ※Ubuntu Mate 18.10をサポート(ファームウェアダウンロードが可)
  • サイズ 幅:約153 mm 縦:約113 mm 厚さ:約23.5 mm
  • 重量  440g
  • カラー  ブラック

「GPD MicroPC」(2021)のベンチマーク

GPD MicroPC」のベンチマークスコアを紹介します。

<CPU> Celeron N4120     ※2021年モデル

Passmarkによるベンチマークスコアは「2494」(CPU)。

<CPU> Celeron N4100 ※2019年モデル

Passmarkによるベンチマークスコアは「2458」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「380」、マルチコアで「1118」。

<GPU> インテル UHD グラフィックス 600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「GPD MicroPC」の性能

GPD MicroPC」の性能をまとめてみました。

ディスプレイの性能

GPD MicroPC」は6.0インチ、解像度1280 x 720ドットのIPS液晶を搭載。HD画質の色鮮やかなIPS液晶で、178°の広視野角を実現する。また、シャープ フルフィット高輝度スクリーンを採用し、高い視認性を確保。液晶表面は堅牢なゴリラガラス4で保護し、傷や破損から守るようになっている。

プロセッサ・メモリ・グラフィックの性能

GPD MicroPC」は8世代のインテル Celeron N4100 クアッドコア プロセッサと6GB メモリを搭載。14 nmプロセスで製造された64ビット対応の4コアプロセッサで、最大2.40 GHzの周波数で駆動。

グラフィック(GPU)はインテル UHD グラフィックス 600を採用。最大700MHzの動作周波数をサポートすることで、前世代より33%帯域幅を拡大。動画やゲームをよりスムーズに再生できる。

バッテリーの性能

GPD MicroPC」は3100mAhのリチウムポリマー電池を搭載。。駆動時間は6〜8時間となっている。また、PD 2.0ベースの急速充電をサポートし、30分で50%まで充電することが可能。スマートフォンなどの充電器でも充電できる。

ストレージの性能

GPD MicroPC」は128GB M.2 SSD。micro SDXCカードで最大2TBまで拡張できる。また、M.2 2242インターフェイス用の標準128GB SSDと合わせて、大容量SSDを無限に拡張することが可能。ハードディスクの読み込み速度は576MB /秒、書き込み速度は465MB /秒(CrystalDiskMark)で、高速に読み書きできる。

通信の性能

GPD MicroPC」はWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2、有線LANをサポート。Miracast WiDi互換にも対応する。

インターフェースの性能

GPD MicroPC」は USB Type-C×1、USB A×3、HDMI2.0×1、micro SDXCカードスロット(2TBまで拡張可)×1、RJ45×1、RS232×1、ヘッドホンジャック×1、マイク×1。RS-232シリアルポートを使用して産業用計測機器、マウス、キーボード、プリンタなどに接続できる。また、有線LANはギガビットNICに対応し、最大速度125MBでデータをダウンロードできる。

耐久性の性能

GPD MicroPC」は難燃性、高耐熱性、耐火性V-0を備えた耐衝撃ABS合成樹脂LG-DOW 121Hを採用。角に丸みをもたせたデザインで、表面はUVスプレーで加工されたマットな仕上がりになっている。

また、背面に2つの銅ナット(直径2.5mmのネジ使用)を設置し、本体をさまざまな場所に固定することが可能。回転可能なハンガー、スタンド、リフト、トレイ、ブラケットなどに取り付けることができる。

冷却ファンの性能

GPD MicroPC」は、底面積の28%を占める空気取り入れ口を備え、エアフローを確保。45度に傾斜した背面の排気口によりスムーズに熱を放散させるほか、アクティブ冷却設計と高出力ターボファンを搭載し、パッシブ方式の冷却ファンを搭載したMicrosoft Surface Goよりも効率よく冷却できる。

キーボードはどうなってる?

GPD MicroPC」のキーボードはQWERTY仕様で、バックライトを搭載。左右のボタンをサポートする「タッチパッド」とキーボード面の左上に配置された「3Dマウス」ボタンにより、快適に操作できる。

「GPD MicroPC」と廉価版「GPD Pocket2」との違い

GPD MicroPC」は廉価版の「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)とどのように違っているのだろうか?スペックや機能、デザインを比較してその違いを明らかにしてみよう。

動作スピードが向上

GPD MicroPC」は第8世代のインテル Celeron N4100 クアッドコアCPUを搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアは「2322」(CPU)となっている。一方、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)はインテル Celeron 3965Y デュアルコアCPUを搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアは「1630」(CPU)で、「GPD MicroPC」と比べて約700ほどスコアが低い。

ストレージが高速化

GPD MicroPC」は高速な M.2規格の128GB SSDを搭載しているため、データ転送・読み込み書き込み速度が非常に速い。一方、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)は128GB eMMCと通常のハードディスクのため、M.2規格のSSDを搭載した「GPD MicroPC」よりもデータ転送速度などが遅くなる。

インターフェースが充実

GPD MicroPC」は3つのUSB AポートとUSB Type-C×1ポートを備え、さまざまな周辺機器に接続できるというメリットがある。一方、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)は2つのUSB AポートとUSB Type-C×1ポートを備えており、USB Aポートの数が「GPD MicroPC」と比べて一つ少ない。また、「GPD MicroPC」にはRS-232シリアルポートが搭載されており、産業用計測機器にも接続できるというメリットがある。

ディスプレイは小さめ 解像度も低め

GPD MicroPC」は6.0インチ(解像度1280 x 720)HD液晶を搭載している。一方、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)は7.0インチ(解像度1920×1200)のフルHD液晶を搭載しており、「GPD MicroPC」より1インチ大きく、解像度も高い。画面の見やすさという観点で比較すると、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)の方が上であるといえる。

駆動時間が短めに

GPD MicroPC」は3100mAhバッテリーを搭載し、6〜8時間ほど駆動できる。一方、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)は6,800mAhのバッテリーを搭載し、最大10時間ほど駆動できるようになっている。約2時間ほどの差ではあるが、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)の方が外出先でバッテリー切れを気にすることなく使用できる。

ボディが頑丈に 厚みは増す

GPD MicroPC」のボディには難燃性、高耐熱性、耐火性V-0を備えた耐衝撃ABS合成樹脂LG-DOW 121Hが採用されており、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)よりも頑丈にできている。しかし、ボディの厚さが約23.5 mmとなっており、
「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)の厚さ 8-14mmよりも約1cmほど厚くなっている。

「GPD MicroPC」のメリット

GPD MicroPC」にはどのようなメリットがあるのだろうか? スペックや機能、デザイン、「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)との比較などからその実力と魅力を明らかにしていこう。

ボディが頑強で軽い

GPD MicroPC」は「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)よりもぶ厚く、見た目も「ごつい」感じがある。しかし、その分 耐衝撃ABS合成樹脂LG-DOW 121Hを採用し、ボディが頑丈になっている。しかも、重さはわずか440g。

約515gある「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)よりも65gほど軽い。小型軽量なノートPCは持ち歩きしやすく携帯性に優れているが、その反面 衝撃によって故障するリスクもある。「GPD MicroPC」のように衝撃にも強いボディなら、その心配はなくなる。

Ubuntu Mateを正式サポート

GPD MicroPC」はWindows10 Pro 以外にも Ubuntu Mate OSが正式サポートされており、公式ページからファームウェアをダウンロードして使用できる。他のノートPCにもUbuntu OSをインストールすることは可能だが、機体によってはインストールできなかったり、不具合が生じたりとトラブルに見舞われる可能性がある。

「GPD MicroPC」にはそのような心配がなく、安心してUbuntu Mate OSをインストールすることができ、高機能で豊富なLinuxアプリも無料でインストールして使用できる。

Web&文書作成に十分な動作スピード

GPD MicroPC」には「GPD Pocket2 4/8GB」(アンバーブラック)よりも高速に動作する第8世代のインテル Celeron N4100 クアッドコアCPUを搭載している。

このプロセッサは「CHUWI Lapbook SE」、「Teclast F7 Plus」にも採用されており、Web閲覧や動画鑑賞、Officeアプリでの文書作成に十分な動作スピードがあることが証明されている。ハイスペックなプロセッサではないものの、記事の下書きをする程度には必要十分なパワーで作業も快適に行える。

インターフェースが使いやすい

GPD MicroPC」には3つのUSB AポートとUSB Type-C×1ポート、産業用計測機器にも接続できるRS-232シリアルポート
が搭載されており、マウス、キーボード、プリンタ、スキャナー、産業用計測機器などさまざまな機器と接続して使用することができる。

特に3つのUSB Aポートが使える点が非常に便利で、別途 USBハブを購入する手間が省ける(※USBハブが必要になる場合は荷物も増え、携帯性も悪くなる)。 RS-232Cシリアルポートを使う場合に、別途互換アダプターを購入する必要がないのも便利だ。

コスパが高い

GPD MicroPC」は現在 Amazonで4万円台(49,466円)という破格の価格で販売されている。「GPD Pocket2 8GB」(アンバーブラック)は6万2千円ほどであり、約1万2千円ほど安いことになる。また、インテル Core m3 プロセッサを搭載した「GPD Pocket2」は84,200円なので、約3万4千円ほど安い。

まとめ

GPD MicroPC」はたしかにボディが厚く、ごつい感じはあるが、その分 頑丈で軽い。Web&文書作成に十分な動作スピードがあり、インターフェースが充実しているなど他のGPD Poketにはないメリットがある。Ubuntu Mateを正式サポートしているため、Linuxアプリとの相性も抜群にいい。タフなボディが気に入り、Linux OSで使いたいなら「GPD MicroPC」を選択するのがベストだ。

「GPD MicroPC」(2021)の価格は?

GPD MicroPC」は、

Amazonで59,999円 (税込・2021モデル)、

楽天市場で58,560円 (税込・2021モデル)、

ヤフーショッピングで64,288円 (税込・2021モデル)、

ビックカメラで58,560円 (税込・2021モデル)

Banggoodで39,494円、

AliExpressでUS $368.00、

で販売されています。

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