2023年9月27日に2万円台という驚きの価格で発売されたXiaomiの「Redmi Pad SE」。動画鑑賞や電子書籍などの用途に特化した設計で、今なおエントリークラスのタブレット市場で大きな注目を集めています。
このレビューでは、Redmi Pad SEが日々のエンタメ体験をどれだけ豊かにするのか、そのパフォーマンスと使い勝手を、実際のベンチマークやゲームプレイ、ユーザーの口コミを交えて徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Redmi Pad SE の長所(Pros):
- 2万円台から購入できる圧倒的なコストパフォーマンス
- 価格以上の高級感があるアルミユニボディデザイン
- 大きく滑らかで見やすい11インチ・90Hzディスプレイ
- 動画視聴の満足度を高めるDolby Atmos対応クアッドスピーカー
- 安心して長時間使える8000mAhの大容量バッテリー
- 継続的なOSアップデート(Xiaomi HyperOS)の提供
Redmi Pad SE の短所(Cons):
- 処理性能が控えめで、操作にもたつきを感じることがある
- 高グラフィックな3Dゲームの快適なプレイは困難
- 筆圧感知ペンに非対応で、本格的な手書きには不向き
- 充電速度が遅く、指紋認証やGPS、4G LTE通信は非搭載
総合評価:
Redmi Pad SEは、動画視聴や電子書籍の閲覧といったライトな用途に最適化された、コストパフォーマンスが極めて高いエンターテイメントタブレットです。特に、自宅で使う2台目のデバイスや、初めてタブレットを購入する方には強くおすすめできます。
<この記事で分かること>
- Redmi Pad SEの全モデル対応の詳しいスペック(仕様)一覧
- Antutuベンチマークスコアと実際の動作感
- 「原神」「PUBG」「ウマ娘」など人気ゲームのフレームレート(FPS)と快適さ
- 純正スタイラスペン(Redmi スマートペン)は使えるのか?最適なペンの選び方
- OSアップデート(HyperOS)の内容とセキュリティアップデートの保証期間
- microSDカードの正しい入れ方とセットアップ手順
- メモリ4GBモデルと6GBモデルの違いと選び方のポイント
- 実際のユーザーによるリアルな口コミ・評判のまとめ(良い点・悪い点)
- 項目別の5段階評価と、購入すべきかを判断する総評
- シャオミ公式ストアやAmazon、楽天市場などでの最新価格と購入先情報
この記事を最後まで読むことで、「Redmi Pad SE」が本当に必要なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【2025年版】Xiaomi Redmi Pad SE:2万円台で手に入る極上エンタメタブレットの実力
2万円台という驚きの価格ながら、上質なデザインと充実の機能を両立させたXiaomiの「Redmi Pad SE」。動画鑑賞や電子書籍、Webブラウジングといった日常の楽しみを、ワンランク上の体験へと変えてくれる本製品の魅力を、ユーザーのリアルな声も交えて徹底的に解説します。
本製品は、基本となる4GB+128GBモデルに加え、より快適性を求める方向けの6GB+128GBモデル(Amazon)も販売されており、予算や用途に応じた選択が可能です。
美しさと実用性を兼ね備えた、こだわりのデザイン
Redmi Pad SEは、手にした瞬間からその質の高さを感じさせます。継ぎ目のないアルミニウム合金のユニボディデザインは、安価なタブレットにありがちなチープさを一切感じさせず、シンプルながらも高級感を漂わせています 。厚さ7.36mm、重さ約478gという薄型軽量設計で、家の中での持ち運びも苦になりません 。カラーは、落ち着いたグラファイトグレー、爽やかなミントグリーン、そして華やかなラベンダーパープルの3色から選べます 。
11インチの大画面で、映像の世界に没入する
本製品の最大の魅力は、なんといっても11インチのフルHD+(1920×1200)ディスプレイです 。スマートフォンよりも大きな画面は、映画やドラマへの没入感を格段に高めてくれます。「毎日のエンタメをより鮮やかに、よりスムーズに」というコンセプト通り、最大90Hzのリフレッシュレートに対応しているため、画面のスクロールや対応アプリでの映像が非常に滑らかに表示されます 。
エントリーモデルとは思えないほどの映像美で、TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証も取得済み 。長時間の利用でも目に優しい設計となっています。
まるでホームシアター、迫力のサウンド体験
映像体験をさらに豊かにするのが、Dolby Atmos®対応のクアッドステレオスピーカーです 。本体の四隅に配置されたスピーカーは、まるでその場にいるかのような臨場感あふれるサラウンドオーディオを生み出します 。さらに、最近のデバイスでは珍しくなった3.5mmヘッドホンジャックも搭載 。お気に入りの有線イヤホンやヘッドホンを直接接続して、遅延のないクリアなサウンドを楽しめるのも嬉しいポイントです。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ : Redmi Pad SE – Xiaomi Japan
説明書: Redmi Pad SE
Redmi Pad SEの口コミ情報・評判 まとめ
ここでは、Redmi Pad SEの口コミ情報・評判をまとめて紹介します。
総合評価
- 動画視聴、電子書籍、ネットサーフィンといったライトな使い方であれば、価格を考えると非常にコストパフォーマンスが高いと評価されています。
- ゲームや負荷の高い作業には向いておらず、用途を限定して使うユーザーにおすすめです。
- 安価な無名中華タブレットを購入するより、信頼性のあるXiaomi製を選ぶ利点が大きいとの意見があります。
高評価な点
- デザイン: アルミ筐体で安っぽさがなく、薄くて高級感があるという意見が多く見られます。
- 画面: 価格の割に画面が大きく綺麗で、動画視聴や写真の閲覧に満足している声が多数あります。
- バッテリー: 「持ちが良い」「大容量で問題ない」といった評価が多く、使い方によっては数日間充電なしでも使用可能です。
- 音質: Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーについて、音質が良いと評価する声があります。
低評価・注意が必要な点
- 処理速度: 「価格なりにもっさりしている」「スクロールがもたつく」といった指摘が複数あります。アプリの起動時に少し待たされることがあるようです。
- 携帯性: 11インチというサイズから「大きい」「重い」と感じるユーザーが多く、外に持ち運ぶよりは家の中での使用に向いています。寝転がって片手で持つのは辛いとの声もあります。
- 画面の明るさ: 「画面が暗い」「明るさの自動調整機能がうまく働かず暗くなる」という指摘が散見されます。手動で明るさを調整して使っているユーザーが多いようです。
- 独自OS: Xiaomi独自のOS(MIUI/HyperOS)は、素のAndroidと操作感が異なり、慣れが必要、または使いにくいと感じる人もいます。
その他:
- Wi-Fi接続が稀に不安定になるとの報告があります。
- 夏場の室内で熱暴走(タッチパネルの不具合)を起こしたというレビューがありました。
- GPSは搭載されていません。
Redmi Pad SEのAntutuベンチマーク
Redmi Pad SEはQualcomm Snapdragon 680 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 25-27万 前後 (268970) を記録しています。
例1: Antutu V 10 総合で「275249」、CPUで「90429」、GPUで「49812」、MEMで「65506」、UXで「69502」
例2: Antutu V10 総合で「268970」、CPUで「87723」、GPUで「40646」、MEMで「65029」、UXで「75572」
例3: Antutu V10 総合で「256681」、CPUで「89382」、GPUで「40759」、MEMで「63903」、UXで「62637」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
同じプロセッサは「Orbic TAB 8 4G」、「OPPO Pad Air」、「CHUWI HiPad Max」、「Lenovo Xiaoxin Pad 2022」、「NEC LAVIE T10」などにも搭載されています。
Snapdragon 680 性能を比較
Redmi Pad SEが搭載するQualcomm Snapdragon 680 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- MediaTek Helio G99 (LAVIE Tab T11 T1175/FAS/Headwolf HPad5)・・・Antutu:40万
- Snapdragon 695 5G (dtab Compact d-52C)・・・Antutu:40万
- Mediatek MT8188J (Fire Max 11)・・・Antutu:30万
- Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万
- Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:27万
- MediaTek Helio G88 (LAVIE Tab T11 T1155 HAS)・・・Antutu:26万
- UNISOC T606 (OUKITEL OT11/Teclast T50HD)・・・Antutu:25万
- MediaTek MT8788 (aiwa tab AS10 6)・・・Antutu:20万
- MediaTek MT8183 (Fire HD 10 2022 11 Gen)・・・Antutu:20万
- Allwinner A523 (TECLAST P30T)・・・Antutu:16万
<比較から分かること>
Snapdragon 680は、高度な処理能力を必要としないユーザー層をターゲットとした、コストと性能のバランスが取れたCPUです。ウェブページの読み込み速度やアプリの切り替え、動画再生といった基本的な操作全般において、よりスムーズでストレスの少ない体験が期待できます。ゲーム性能にはこだわらず、主にインターネットの閲覧や動画視聴などの基本的な使い方で、安定した動作を求めるユーザーにとって、非常に合理的な選択肢となります。
Redmi Pad SEのゲーム性能:原神は快適にプレイできる?
Redmi Pad SEが搭載するQualcomm Snapdragon 680 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神 (Genshin Impact)
美麗なグラフィックで描かれた広大なオープンワールドを冒険するアクションRPGです。このタイトルをプレイするには、画質を「最低」まで落とし、フレームレートを30FPSにする必要があります。
フィールドを移動している際は25〜30FPSで動作しますが、複数の敵との戦闘が始まったり、キャラクターのスキル(元素爆発)が多用されたりする場面では、フレームレートは20FPS前後にまで大きく落ち込みます。特にエフェクトが重なると、画面がカクカクして操作がワンテンポ遅れるような感覚になり、アクションゲームとしての快適なプレイは困難です。
フォートナイト (Fortnite)
最大100人のプレイヤーが島で戦い、最後の1人(または1チーム)を目指す、建築要素が特徴のバトルロイヤルゲームです。グラフィックを「低」、3D解像度を75%以下、フレームレートを30FPSにすると、開けた場所や建物の少ないエリアでは30FPS近くで動作します。
しかし、他のプレイヤーと遭遇して銃撃戦になったり、複数のプレイヤーが建築を始めたりすると、負荷が急激に高まりフレームレートは20FPS台に落ち込みます。戦闘の重要な局面でカクつきが発生しやすいため、対人戦を有利に進めるのは難しい状況です。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
100人のプレイヤーが最後の生き残りをかけて戦う、リアルなグラフィックが特徴のバトルロイヤルゲームです。グラフィック「スムーズ」、フレームレート「高」(30FPS)であれば、多くの場面で30FPSに張り付いた安定した動作をします。
広大なマップを車両で高速移動したり、スモークグレネードが使われたり、終盤の複数の敵との撃ち合いといった負荷がかかる場面では、25FPS前後に若干落ち込むことがありますが、プレイに致命的な支障が出るほどではありません。カジュアルに楽しむ分には、問題なく遊べるレベルです。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。標準画質であれば、ホーム画面や育成中のメニュー操作は滑らかに動作します。最もグラフィック負荷のかかるレースシーンや、レース後のウイニングライブにおいても、ほぼ30FPSで安定して動作します。多数のウマ娘が同時に登場する一部の豪華なライブシーンで、ごくわずかにフレームレートが低下することがありますが、ゲーム体験を損なうほどのものではなく、全体を通して快適にプレイすることが可能です。
マインクラフト (Minecraft)
ブロックで構成された世界で、建築や探検、サバイバルなどを自由に楽しむサンドボックスゲームです。描画距離を8チャンク以下にし、各種グラフィックオプションをオフにすれば、30FPSから40FPS程度で比較的スムーズに動作します。建築や探索といった基本的なプレイは問題ありません。ただし、描画距離を大きく伸ばしたり、多くの動物やモンスター(MOB)が密集する場所、大規模な自動装置(レッドストーン回路)を動作させたりすると、処理が重くなりフレームレートが不安定になります。
まとめ:ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 680は、「原神」や「フォートナイト」のような高いグラフィック性能を要求する3Dゲームを、高画質・高フレームレートで快適にプレイするには力不足です。これらのゲームを遊ぶには、画質を大幅に下げる必要があります。
一方で、「PUBG MOBILE」や「ウマ娘」のように比較的負荷の軽いゲームや、調整可能な「マインクラフト」であれば、十分に楽しむことが可能です。動画鑑賞や電子書籍といった用途がメインで、時々ゲームを遊ぶといった使い方に向いています。
Redmi Pad SEで純正スタイラスペンは使えるのか?
Redmi Pad SEは、Xiaomiが公式に販売している「Redmi スマートペン」のような、筆圧感知機能やショートカットボタンを備えたアクティブスタイラスペンには対応していません。 これらのペンをRedmi Pad SEで使用しようとしても、ペンが持つ高度な機能は一切動作せず、期待する書き心地は得られません。
Redmi Pad SEで利用できるのは、指の静電気を模倣して動作する「静電容量式タッチペン」に限られます。これは、ペン先が導電性のゴムや繊維、あるいはディスク状になっているタイプのもので、スマートフォンや多くのタブレットで汎用的に使用できるものです。これらのペンは、あくまで指の代わりとして画面に触れるための道具であり、筆圧によって線の太さが変わることはありません。
用途に応じたペンの選択と注意点
このため、Redmi Pad SEでスタイラスペンの使用を検討されている場合、その目的を明確にすることが非常に重要です。もし、OneNoteなどで本格的な手書きのノートを取りたい、あるいはイラストを描きたいといったクリエイティブな用途を想定しているのであれば、筆圧感知機能がない静電容量式ペンでは満足のいく体験は難しく、Redmi Pad SE自体がその用途には最適とは言えません。
一方で、指の代わりに画面をタップする、簡単な図形や印を書き込むといった補助的な使い方であれば、市販の安価な静電容量式タッチペンで十分に対応可能です。ご購入の際は、Xiaomi純正のアクティブペンではなく、お使いのスマートフォンでも利用できるような、汎用の静電容量式タッチペンをお選びいただくようご注意ください。
Redmi Pad SEでアップデート! 最新OS「Xiaomi HyperOS」への進化
Redmi Pad SEは、2024年2月29日よりXiaomiが独自に開発した新しいオペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS」へのアップデートが順次開始されています。このアップデートはAndroid 14をベースとしており、従来のシステムからさらなる進化を遂げています。ユーザーは、設定画面から手動でアップデートを確認することも可能です。
Xiaomi HyperOSは、パフォーマンスの最適化に重点を置いており、タスク処理の高速化やストレージの読み込み速度の維持、タスク切り替えの遅延削減などが図られています。また、ユーザーインターフェースも進化し、ウィンドウの形状を簡単に切り替えられる新しいコントローラーや、個別に開閉可能な分割画面など、タブレットの大画面をより効率的に活用するための機能が強化されています。これにより、ユーザーはこれまで以上に快適な操作性を体験できます。
セキュリティアップデートの提供期間と注意点
システムの機能向上だけでなく、安全に利用するためのセキュリティも重要です。Redmi Pad SEは、Googleが定める企業向けデバイスの基準「Android Enterprise Recommended (AER)」のプログラム対象となっており、これに基づいたセキュリティアップデートが提供されます。
このプログラムにおけるRedmi Pad SEのセキュリティアップデート保証期間は、2026年9月までと定められています。この期間を過ぎると、新たなセキュリティ上の脅威に対するアップデートが提供されなくなる可能性があります。期間終了後もタブレットを使い続けることはできますが、セキュリティリスクが高まる可能性があるため、特にインターネットに接続して利用する際には注意が必要です。
Redmi Pad SEにSDカードはどう入れるのか? 入れ方を解説
Redmi Pad SEにmicroSDカードを挿入する方法は以下の通りです。
準備するもの:
- Redmi Pad SE本体
- microSDカード (最大1TBまでの拡張に対応したもの)
SIM取り出し用ピン (Redmi Pad SEの付属品に同梱されています。もしなければ、クリップなどをまっすぐに伸ばした細いものでも代用できますが、傷つけないよう注意が必要です。)
挿入手順:
Redmi Pad SEの電源を切る:
microSDカードの取り付け/取り外しは、必ずデバイスの電源を切ってから行いましょう。電源が入ったままだと、データが破損する可能性があります。
SIMカード/microSDカードトレイを見つける:
Redmi Pad SEの側面(通常は左側面か右側面)に、小さな穴が開いた細長いトレイがあります。これがSIMカードとmicroSDカードを挿入するトレイです。
SIM取り出し用ピンを穴に差し込む:
SIM取り出し用ピンの先端を、トレイの横にある小さな穴にまっすぐ差し込みます。少し力を入れると、トレイがわずかに飛び出してきます。
トレイを引き出す:
飛び出してきたトレイを、指でまっすぐ水平に引き出します。無理に引っ張ったり、斜めに引き出したりしないように注意してください。破損の原因になります。
microSDカードをトレイにセットする:
トレイにはmicroSDカードをセットする場所があります。通常、切り欠きや形状に合わせて正しい向きでセットするようになっています。microSDカードの金属端子部分には直接触れないように注意しましょう。
重要: microSDカードには表裏や前後の区別があります。無理に押し込もうとすると、カードやデバイスが破損する可能性があります。正しい向きでセットされていることを確認してください。
トレイをデバイスに差し込む:
microSDカードをセットしたトレイを、再びデバイスの挿入口にまっすぐ差し込みます。カチッと音がするまでしっかりと奥まで差し込んでください。
トレイがしっかり収まっているか確認する:
トレイが本体と面一になっているか、隙間がないかを確認してください。
Redmi Pad SEの電源を入れる:
これでmicroSDカードの挿入は完了です。電源を入れて、microSDカードが認識されているかを確認してください。通常、通知バーにSDカードのアイコンが表示されたり、ファイルマネージャーアプリでSDカードの容量が確認できます。
注意点:
- microSDカードの端子部には触れないようにしてください。
- 無理な力を加えないでください。破損の原因になります。
- 必ず電源を切ってから作業を行ってください。
これでRedmi Pad SEにmicroSDカードを挿入し、ストレージ容量を増やすことができます。
Redmi Pad SEのメリット・デメリット
ここではRedmi Pad SEのメリット(長所)・デメリット(欠点)を紹介します。
【メリット】
メリット1:明るく滑らかな大画面ディスプレイ
Redmi Pad SEは、同価格帯の10インチクラスのタブレットと比較して一回り大きい、11インチのフルHD+ディスプレイを搭載しています。輝度400nitと明るく、画面占有率も高いため、動画や電子書籍をワイドな画面で楽しめます。また、最大90Hzのリフレッシュレートに対応しているため、画面のスクロールや対応する映像を非常に滑らかに表示できる点も、エントリーモデルとしては大きなアドバンテージです。
メリット2:臨場感あふれるクアッドスピーカー
多くの競合製品がデュアルスピーカー(2基)を採用する中、本機はDolby Atmos対応のクアッドスピーカー(4基)を搭載しています。これにより、タブレットを横向きに持った際に左右から豊かなステレオサウンドが広がり、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができます。映画鑑賞や音楽視聴において、より高い没入感を得られるでしょう。
メリット3:長時間利用できる大容量バッテリー
8000mAhという大容量バッテリーを搭載しているのも、Redmi Pad SEの大きな強みです。公式の発表では、動画再生で約14時間、音楽再生なら約219時間という長時間の利用が可能です。同価格帯のタブレットと比較してもバッテリー容量が大きく、外出先で頻繁に利用したり、長時間映画を観たりする際にも、バッテリー切れの心配が少ないのは心強いポイントです。
メリット4:アップデートによる機能向上と多機能な独自OS
Redmi Pad SEは、発売後もOSのアップデートが提供される点がメリットです。実際に、Android 14をベースとした新しい「Xiaomi HyperOS」へのアップデートが実施されており、パフォーマンスの最適化や新しいウィンドウ機能の追加など、継続的に使い勝手が向上します 。
また、この独自OSは2つのアプリを同時に表示する画面分割といった、11インチの大画面を有効活用するためのマルチタスク機能を備えています 。これらに加え、AIによる顔認証にも対応しているため、パスコードを入力する手間なく、スムーズにロックを解除できる利便性も魅力です 。
メリット5:用途に合わせて選べるモデル構成
Redmi Pad SEは、日本では4GBメモリ+128GBストレージの基本モデルの他に、より快適な動作を求めるユーザー向けに6GBメモリを搭載したモデルも用意されています。動画視聴がメインであれば4GBモデル、複数のアプリを切り替えながら使いたい場合は6GBモデルといったように、自身の使い方に最適な構成を選べる点は大きなメリットです。
【デメリット】
デメリット1:エントリークラスの処理性能
Redmi Pad SEのプロセッサは、あくまでエントリークラス向けのため、処理性能は控えめです。特にメモリが4GBのモデルでは、複数のアプリを素早く切り替えたり、情報量の多いウェブサイトを閲覧したりする際に、動作の遅延やもたつきを感じやすくなります。軽快な操作感を求めるユーザーや、高グラフィックなゲームをプレイしたいユーザーにとっては、6GBモデルを選択したとしても性能面で物足りなさを感じる可能性があります。
デメリット2:通信機能と充電速度の制約
本機はWi-Fi専用モデルであり、単体で通信できる4G LTEには対応していません。外出先で利用するには、スマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが別途必要になります。また、次世代規格のWi-Fi 6にも対応していません。さらに、充電は10Wの低速タイプのため、8000mAhの大容量バッテリーを満充電にするには長い時間を要する点も、デメリットと言えるでしょう。
デメリット3:限定的なペン入力と生体認証
筆圧を感知する高機能なスタイラスペンには対応しておらず、手書き入力は指の代わりとなる静電容量式ペンに限られます。そのため、本格的なイラスト制作やノート取りには不向きです。また、生体認証はAI顔認証のみで、マスク着用時などでも便利な指紋認証センサーは搭載されていません。クリエイティブな用途や、より高い利便性を求める場合は注意が必要です。
Redmi Pad SEのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 11インチ、解像度1920 x 1200ドットのFHD+
- 液晶の特徴: 207 ppi、輝度400nit (typ)、画面占有率84.4 %、コントラスト比1500:1、色域70 % NTSC、色深度8ビット(1670万色)、TÜV Rheinland 低ブルーライト認証、TÜV Rheinland フリッカーフリー認証
- リフレッシュレート: 最大90Hz
- タッチサンプリングレート: 最大180Hz
- プロセッサ: Snapdragon® 680 4G モバイルプラットフォーム
- CPU: 8コア、最大2.4GHz(Kryo 265 Gold (Cortex-A73) x 4 + Kryo 265 Silver (Cortex-A53) x 4)
- GPU: Qualcomm® Adreno™ 610
- RAM(メモリ): 4GB/6GB LPDDR4X(6GBはAmazonのみ)
拡張メモリ: +3GBで最大7GB/9GBまで拡張可 - ストレージ: 128GB eMMC 5.1
- 外部ストレージ: microSDカードで最大1TBまで対応
- バッテリー: 8000mAh (typ)
- 駆動時間: スタンバイで43日間、音楽再生で219時間、動画再生で14時間
- 充電: 10W充電対応、USB Type-C
- 背面カメラ: 800万画素 (f/2.0)
- 前面カメラ: 500万画素 (f/2.2)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 5(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- インターフェース: USB Type-C、3.5mm ヘッドホンジャック
- センサー: バーチャル環境光センサー、加速度計、ホールセンサー
- スピーカー: クアッドスピーカー
- オーディオ: Dolby Atmos® 対応、ハイレゾオーディオ
- 生体認証: AI顔認証ロック解除
- 筐体: アルミニウム合金ユニボディデザイン
- OS: Android 13ベースのMIUI Pad 14
- サイズ: 255.53mm x 167.08mm x 7.36mm
- 重量: 約478g
- カラー: ミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープル
- 付属品: ACアダプタ(試供品)、USB Type-Cケーブル(試供品)、クイックスタートガイド、保証に関するお知らせ、SD取り出しツール(試供品)
Redmi Pad SEの評価
8つの基準で「Redmi Pad SE」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
11インチのフルHD+ディスプレイは明るく、90Hzリフレッシュレートにより滑らかな表示が可能です。動画や電子書籍の閲覧には十分な品質です。
スペック:★★★☆☆
動画視聴やウェブ閲覧など日常的な用途では問題ありませんが、処理性能は高くないため、ゲームや複数アプリの同時利用ではもたつきを感じることがあります。
デザイン:★★★★★
アルミニウム合金のユニボディは、2万円台とは思えない高級感としっかりとした作りで、デザインに関する評価は非常に高いです。
耐久性: ★★★☆☆
金属製のボディは頑丈な印象を与えますが、防水・防塵には対応していないため、使用場所には注意が必要です。
通信:★★☆☆☆
Wi-Fi 5とBluetoothに対応しており基本的な無線接続は可能ですが、最新規格のWi-Fi 6や、単体で通信できる4G LTEには対応していません。
機能:★★★☆☆
4つのスピーカーやイヤホンジャックなどエンタメ機能は充実していますが、筆圧感知ペンや指紋認証、GPSなど便利な機能は省略されています。
使いやすさ:★★★☆☆
大画面と大容量バッテリーは長時間の利用に適していますが、処理性能のもたつきや充電に時間がかかる点が快適さを損なう場合があります。
価格:★★★★★
2万円台から購入できる圧倒的なコストパフォーマンスは、この製品最大の魅力であり、他の項目での欠点を補って余りあるメリットと言えます。
【総評:★★★★☆】
エンタメに特化した、驚異のコストパフォーマンス
「Redmi Pad SE」は、その価格からは想像できないほどの価値を提供する、エンターテインメントに特化したタブレットです。最大の魅力は、動画視聴や電子書籍といった「観る」「聴く」体験を格段に向上させる機能が充実している点にあります。
11インチの大きく明るいディスプレイは映像への没入感を高め、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーは、安価なタブレットにありがちな貧弱なサウンドとは一線を画す、臨場感あふれる音響空間を生み出します。これに8000mAhの大容量バッテリーが加わることで、心ゆくまでコンテンツの世界に浸ることが可能です。
購入前に理解すべき「性能の割り切り」
一方で、この価格を実現するために、いくつかの点が割り切られていることも事実です。プロセッサの処理性能はエントリークラスであり、ウェブサイトのスクロールやアプリの切り替えといった日常操作で、わずかなもたつきを感じることがあります。そのため、サクサクとした軽快な操作感を求めるユーザーや、高度なグラフィック性能を要求するゲームをプレイしたいユーザーには不向きです。また、筆圧感知ペンや指紋認証、4G LTE通信(SIMフリー)といった、より高い利便性や生産性を求める機能は搭載されていません。
こんな人におすすめ
結論として、「Redmi Pad SE」は、自宅で動画や電子書籍を楽しむための2台目以降のデバイスとして、あるいは、初めてタブレットを手にするライトユーザーにとって、最高の選択肢の一つと言えるでしょう。高性能な万能機ではありませんが、「エンタメを楽しむ」という目的に絞れば、そのコストパフォーマンスは他の追随を許しません。自身の使い方と、本製品の得意・不得意を理解した上で選べば、非常に満足度の高い一台となるはずです。
[amazon]
Redmi Pad SEの価格・購入先
- ※価格は2025/07/17に調査したものです。価格は変動します。
- ※Amazon.co.jpで6GB+128GBモデルが販売されています。モデルはWi-Fi版のみです。SIMフリーモデルはありません。
シャオミオンラインストア
19,980円(税込・4GB+128GBモデル)で販売されています。
シャオミオンラインストアで「Redmi Pad SE」をチェックする
ECサイト
- Amazonで19,980円(4GB+128GB / 6GB+128GBモデルは25,460円)、
- 楽天市場で19,980円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで19,980円(送料無料)、
- AliExpressで22,927円、
- 米国 Amazon.comで$190.00、
で販売されています。
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他のシャオミ タブレットと比較
他にもシャオミのタブレットが販売されています。2025年、2024年発売モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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