2022年10月末に発売される「GPD WIN Max 2」(日本版)と人気ゲーミングUMPCと徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年12月下旬、日本で「GPD WIN Mini」が発売されました。
※2022年12月28日、日本で「GPD WIN 4」の予約受付が開始されました。
※2021年6月から「GPD WIN3」も発売されています。
「GPD WIN Max 2」の特徴
「GPD WIN Max 2」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 7 6800U&最大32GBメモリ・M.2 SSD
「GPD WIN Max 2」はAMD Ryzen 7 6800Uオクタコアプロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサで、最大周波数は4.7GHz。PassmarkのCPUベンチマークは「221411」を記録し、「Marvel’s Spider-Man Remastered」や「Forza Horizon 5」、「エルデンリング」などのトリプルAゲームも快適に動作します。
また、LPDDR5-6400 MT/s規格のメモリを16GB/32GB搭載。ストレージはPCIe 3.0規格のM.2 SSDで、1TB/2TBを用意し、M.2 SSDでのストレージ拡張にも対応しています。
10.1液晶・筆圧ペン入力・高精度ジョイスティック
「GPD WIN Max 2」は10.1インチのIPS液晶を搭載。解像度は1280×800ドットから最大2560×1600ドットになり、豊かな色表現が可能なDCI-P3 80.2%にも対応しています。また、タッチ対応で筆圧4096段階のスタイラスペン入力に対応。Surfaceペンと互換性もあります。そのほか、ホールセンサーを採用した高精度なジョイスティックを搭載。キーボード上部のゲームパッドはカバーで覆って隠せるようになっています。
100W PD急速充電・4G LET通信・クアッドスピーカー
「GPD WIN Max 2」は長時間動作できる67Whバッテリーを搭載。100W PD急速充電に対応し、短時間で充電を完了できます。また、オプションで4G LTEモジュールも用意。装着することで単体で通信できるようになります。そのほか、4つのスーパーリニアスピーカーを搭載し、サラウンドサウンドに対応。指紋認証や冷却システム、200万画素のWebカメラ、USB 4ポート(外付けeGPU接続可)も利用できます。
価格を比較
「GPD WIN MAX2」と「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」の価格を比較してみました。
「GPD WIN MAX2」
「GPD WIN MAX2」は、Amazonで159,900円 (税込・セット品・16GB+SSD1TBモデル)、楽天市場で209,800円(税込・中古美品は120,480円)、ヤフーショッピングで209,800円(税込)、AliExpressでUS $944.10、米国 Amazon.comで$1,159.95で販売されています。
「AYANEO Air」
「AYANEO Air」は、Amazonで117,000円(STANDARD・Ryzen5・国内正規版)、楽天市場で126,225円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで108,000円(税込)、ビックカメラで137,700円(13,770ポイント付き)、ハイビーム公式サイトで123,930円~(Lite版97,020円、Pro版136,980円、Pro AD版186,120円)米国 Amazon.comで$899.99で販売されています。
「Steam Deck」
「Steam Deck」は、KOMODO公式サイトで59,800円~(日本版・64GBモデル・256GBモデルは7.9800円、512GBモデルは99,800円)で販売されています。
「ONEXPLAYER mini Ryzen」
「ONEXPLAYER mini Ryzen」は、Amazonで182,710円(18271円OFFクーポン付き)、楽天市場で170,610円 (税込)、ヤフーショッピングで170,610円 (税込)、AliExpressでUS $899.00、米国 Amazon.comで$1,369.95で販売されています。
スペックを比較
「GPD WIN MAX2」と「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」のスペックを比較してみました。
「GPD WIN MAX2」(日本版)のスペック
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度2560×1600ドットのIPS液晶
※16:10/299ppi/輝度450nit/DCI-P3 80.2%/画面比率90%/10点マルチタッチ/アイプロテクションディスプレイ搭載/第5世代Corning Gorilla Glass - プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
※Zen3+/8 コア/16 スレッド/最大4.70GHz/TDP15W-28W - GPU AMD Radeon 680M 12コア
- RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400 MT/s
- ストレージ 1TB/2TB M.2 2280 SSD ※スロット2つあり
- 拡張ストレージ M.2 2230 SSD ※PCIe 4.0サポート
- バッテリー 67Wh
- 充電 100W PD急速充電に対応
- カメラ 前面200万画素のWebカメラ、ヒンジの中央に搭載、最大解像度:1612×1212、超広角、高リフレッシュレート
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、MU-MIMO
- 4G通信 対応・4G LTEモジュール搭載(オプションで着脱可能)
- 右側面インターフェース USB 3.2 Gen2ポート x2
- 背面インターフェース ヘッドホンジャック、USB 3.2 Gen2 x2、HDMI 2.1 x1、USB 4 x1、Type-C(フル機能/USB 3.2 Gen 2)x1、SDカードスロット x1、microSDカードスロット x1、3.5mm 2in1ヘッドフォン/マイク端子×1
- センサー 6軸設計:3軸重力センサー、3軸ジャイロセンサー
- スピーカー クアッドスピーカー(スーパーリニアスピーカー4個)
- スタイラスペン 筆圧4096段階 ※Surfaceペンと互換性あり
- キーボード WASD付きQWERTY配列のキーボード、バックライト設計 (2 段階の明るさ調整)
- タッチパッド プレシジョンタッチパッド (PTP モード)
- ゲームパッド ジョイスティック、十字キー、ボタン、R1/R2/L1/L2、2つのマッピング可能なバックキー(底面)
- カスタムキー 底面に2つのカスタムキーを搭載
- 冷却システム アクティブクーリング、大型ファン+デュアルヒートパイプ
- 振動モーター デュアル振動モーター
- ジャイロスコープ 対応・本体を傾けて操作
- 生体認証 指紋認証(側面の電源ボタン)
- 筐体の素材 A/B/C面:6061アルミニウム・マグネシウム合金、D面:ABS合成樹脂
- ドッキングステーション なし
- OS Windows 11 Home (オプションで Steam OS 3.0 をサポート)
- サイズ 227 × 160 × 23 mm
- 重量 1005g
- カラー アイアンブラック
- SIMカード NanoSIM
- 対応バンド
4G: LTE TDD B34/B38/B39/B40/B41 , LTE FDD B1/B3/B5/B8
3G: WCDMA B1/B8 , TD-SCDMA B34/B39 , CDMA BC0
2G: GSM900/1800MHz
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「AYANEO Air」のスペック
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度1920×1080ドットのAMOLED(アクティブマトリクス式有機 EL)
※404 ppi/NTSC100%色域/コントラスト比100000:1/マルチタッチ/ブルーライト低減 - プロセッサ AMD Ryzen 5 5560U ※7nm
Pro ADVANCE版:AMD Ryzen 7 5825U - GPU AMD Radeon Graphics
- RAM(メモリ) 16GB デュアルチャネル LPDDR4x 4267Mhz
Lite版:8GB デュアルチャネル LPDDR4x 4267Mhz - ストレージ 512GB SSD M.2 2280
Pro ADVANCE版:1TB SSD M.2 2280
Lite版:128GB SSD M.2 2280 - バッテリー 7350mAhバッテリー搭載 (28Wh)
Pro版:10050mAhバッテリー搭載 (38Wh)
Pro ADVANCE版:10050mAhバッテリー搭載 (38Wh)
Lite版:7350mAhバッテリー搭載 (28Wh) - 充電 65WのPD急速充電、AC 100-240V
- 電源オプション 8W-15W(AYASPACEにて調整可能)
Pro ADVANCE版:8W-18W(AYASPACEにて調整可能)
Lite版:8W-12W(AYASPACEにて調整可能) - カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
- インターフェース 2×Type-Cポート / 1×TF カードスロット / 1×3.5mmイヤホンジャック
- センサー デュアルジャイロスコープ
- スピーカー デュアルチャネル スピーカー、ステレオサウンド対応
- 冷却システム 高圧ターボ冷却ファン、銅管冷却モジュール
- 生体認証 指紋認証サポート
- OS Windows 11 Home
- サイズ 約224×89.5x26mm / 最薄部:約18mm
Pro版:約224×89.5×29.6mm / 最薄部:約21.6mm
Pro ADVANCE版:約224×89.5×29.6mm / 最薄部:約21.6mm
Lite版:約224×89.5x26mm / 最薄部:約17mm - 重量 約398g
Pro版:約450g
Pro ADVANCE版:約450g
Lite版:約398g - カラー Aurora White / オーロラホワイト , Polar Black / ポーラブラック
Pro版:Polar Black / ポーラブラック
Pro ADVANCE版:Polar Black / ポーラブラック
Lite版:Aurora White / オーロラホワイト - オプション 専用クレードル(LAN,HDMI2.0,充電,USB-A×2,Type-C)
※有線LAN、最大5Gbpsのデータ伝送、PD 1.4急速充電プロトコル、PD電源と互換あり、最大65Wの電源
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「Steam Deck」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
※16:10/輝度400nit/タッチ対応/アンチグレアエッチングガラス - リフレッシュレート 60 Hz
- プロセッサ Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
※4コア/8スレッド/ - GPU 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
※APU power:4~15ワット - RAM(メモリ) 16GB LPDDR5 (5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)
- ストレージ eMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4) ※マルチブート対応で複数OSのインストール可
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能(ゲームの保存・microSDカードからのOS起動に対応)
- バッテリー 40 WHr
- 駆動時間 一般的な3Dゲームで2~8時間、2DゲームやWeb閲覧で最大 約7〜8時間
- 充電 45W急速充電 (45W USB Type-C PD3.0電源)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)、microSDカードリーダー(UHS-I)、3.5mmヘッドホンジャック
- オーディオ DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク
- ゲームパッド A B X Yボタン、十字キー、L&Rアナログトリガー、L&Rバンパー、表示&メニューボタン、割り当て可能な4個のグリップボタン ※レバー(サムスティック)に静電容量式のタッチセンサーを搭載し、高精度な操作が可能・背面に4つのグリップボタンを搭載し、任意の動作などに割り当てられる
- センサー ジャイロ 6軸IMU、環境光センサー
- 冷却システム あり・コンパクトな冷却システム
- OS Steam OS 3.0 (Arch Linux, KDE Plasma on desktop)
- サイズ 298 x 117 x 49 mm
- 重量 669 g
- カラー ブラック
- オプション Steam Deck ドッキングステーション(※発売予定)
※外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源への接続、充電(USB-C)
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「ONEXPLAYER mini Ryzen」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1200ドットのIPS液晶
※10点マルチタッチ/323PPI/100%sRGB - プロセッサ AMD Ryzen 7 5800U
※Zen3/8コア/16スレッド/最大4.4GHz - GPU インテル AMD Radeon RX Vega 8
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR4x (4266MHz)
- ストレージ M.2 SSD 512GB/1TB/2TB (NVMeプロトコル、PCIE3.0、2280)
- バッテリー 12600mAh(48Wh)
- 充電 65W急速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (IEEE802.11 ax/ac/b/g/n, 2.4GHz&5GHz準拠)、Bluetooth5.0
- インターフェース 2×USB 4.0 Type-C、1×USB 3.0 Type-C、1×3.5mmイヤホンジャック
- スピーカー フロントステレオデュアルスピーカー
- オプション 専用クレードル(別売・着脱可能)
- コントローラー アルプス電子社製 3Dジョイスティック内蔵、XBOX配列
- 冷却ファン ダブル純銅ヒートシンク+純アルミニウムヒートシンクフィン
- OS Windows 11
- サイズ 262mm × 107mm × 23mm~35mm
- 重量 619g
- カラー ブラック&オレンジ(マット指紋防止加工)
- 保証 1年(日本国内サポート)/技適認証取得済み
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ベンチマークを比較
「GPD WIN MAX2」と「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」のベンチマークスコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GPD WIN MAX2」
<CPU> Ryzen 7 6800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「21411」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1567」、マルチコアで「9129」。
<GPU> AMD Radeon 680M 12コア
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000~7000」。
<プロセッサ性能を解説>
プロセッサはAMD Ryzen 7 6800U オクタコアです。6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサで、最大周波数は4.7GHz。
PassmarkのCPUベンチマークは「21411」を記録し、第12世代のインテルCore i5-12600と同じくらいのスコアになっています。
また、GPUはAMD Radeon 680Mで、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮します。
GeForce MX550は3DMark Fire Strikeで「5927」なので、Radeon 680Mは推定で6000から7000ぐらいのスコアになるはずです。最高に高いスコアではありませんが、人気のPCゲームをプレイするには十分なスコアです。
「AYANEO Air」
<CPU> AMD Ryzen 5 5560U
Passmarkによるベンチマークスコアは「17084」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1215」、マルチコアで「5278」。
<GPU> AMD Radeon Graphics ※Ryzen 5 5560U
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3400」。
<CPU> AMD Ryzen 7 5825U
Passmarkによるベンチマークスコアは「18356」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1353」、マルチコアで6572」。
<GPU> AMD Radeon Graphics ※Ryzen 7 5825U
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3800」。
「Steam Deck」
<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。
※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア
<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。
※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等
「ONEXPLAYER mini Ryzen」
<CPU> AMD Ryzen 7 5800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「18939」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1300」、マルチコアで約「6000」。
<GPU> AMD Radeon RX Vega 8
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2094」。
「GPD WIN MAX2」のメリット・デメリット
「GPD WIN MAX2」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・10.1インチの高精細なIPS液晶・DCI-P3対応で色鮮やか
「GPD WIN MAX2」は10.1インチのIPS液晶を搭載。解像度は1280×800ドットから最大2560×1600ドットになり、豊かな色表現が可能なDCI-P3 80.2%にも対応しています。
一方、「AYANEO Air」は5.5インチ、解像度1920×1080ドットのAMOLEDを搭載しています。「Steam Deck」は7インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶を搭載しています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」は7インチ、解像度1920 x 1200ドットのIPS液晶を搭載しています。
・16GB/32GBメモリ搭載
「GPD WIN MAX2」はLPDDR5-6400 MT/s規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。
一方、「AYANEO Air」と「ONEXPLAYER mini Ryzen」は16GB LPDDR4xメモリを搭載しています。「Steam Deck」は16GB LPDDR5メモリを搭載しています。
・M.2 SSD 1TB/2TBストレージ搭載で拡張もできる
「GPD WIN MAX2」はストレージはPCIe 3.0規格のM.2 SSDで、1TB/2TBを用意し、M.2 SSDでのストレージ拡張にも対応しています。
一方、「AYANEO Air」は512GB SSD M.2 2280ストレージを搭載しています。「Steam Deck」はeMMC 64GB / M.2 SSD 256/512GB NVMe (PCIe Gen 3 x4)ストレージを搭載しています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」はM.2 SSD 512GB/1TB/2TBストレージを搭載しています。
・67Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応
「GPD WIN MAX2」は長時間動作できる67Whバッテリーを搭載しています。また、100W PD急速充電に対応し、短時間で充電を完了できます。
一方、「AYANEO Air」は7350mAh(28Wh)バッテリー搭載で、 65WのPD急速充電に対応しています。「Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」は12600mAhバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。
・前面200万画素のWebカメラが使える
「GPD WIN MAX2」は前面200万画素のWebカメラを搭載。最大解像度は1612×1212で超広角、高リフレッシュレートに対応しています。
一方、「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」はカメラを搭載していません。
・Wi-Fi 6 &Bluetooth 5.2に対応
「GPD WIN MAX2」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
一方、「AYANEO Air」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。「Steam Deck」はWi-Fi 5(デュアルバンド)、Bluetooth 5.0に対応しています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」はWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応しています。
・4G LET通信モジュールを用意
「GPD WIN MAX2」はオプションで4G LTEモジュールも用意し、装着することで単体で通信できるようになります。
一方、「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」は4G LET通信に対応していません。
・筆圧4096段階のスタイラスペンが使える
「GPD WIN MAX2」はタッチ対応で筆圧4096段階のスタイラスペン入力に対応。Surfaceペンと互換性もあります。
一方、「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」は筆圧スタイラスペン入力に対応していません。
・バックライト付きのQWERTYキーボード搭載
「GPD WIN MAX2」はバックライト付きのQWERTYキーボードを搭載しています。
一方、「AYANEO Air」、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER mini Ryzen」はQWERTYキーボードを搭載していません。
・Windows 11の新機能が使える
「GPD WIN MAX2」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加
などの機能が追加されています。
一方、「AYANEO Air」はWindows 11 Homeを搭載しています。「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載しています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」はWindows 11を搭載しています。
デメリット
・本体が重く、携帯性があまり高くない
「GPD WIN MAX2」は厚さ23mmで重さ1005gのメタルボディ(アルミニウム・マグネシウム合金)になっています。キーボードなしのゲーミングUMPCと比べると本体が重く、携帯性があまり高くありません。
一方、「AYANEO Air」は厚さ26mmで重さ約398gになっています。「Steam Deck」は厚さ49mmで重さ669gになっています。「ONEXPLAYER mini Ryzen」は厚さ23mm~35mmで重さ619gになっています。
「GPD WIN MAX2」の評価
「GPD WIN MAX2」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★
<総合評価>
2020年11月に発売された「GPD WIN Max」の後継モデルになります。ディスプレイサイズは8インチから10.1インチにに大型化し、解像度は1280×800ドットから2560×1600ドットに向上しています。
また、プロセッサはのIntel Core i5-1035G7からAMD Ryzen 7 6800Uに変更し、高速化。最大メモリは16 GBから32GBに、最大ストレージは512GBから2TBにバッテリー容量は57Whから67Whに増強し、100W PD急速充電も利用できます。
そのほか、4G LETモジュールを搭載し、Wi-Fiのない場所でも単体で通信することが可能。ホールセンサーを採用した高精度なジョイスティックや冷却システム、指紋認証、筆圧スタイラスペン入力にも対応しています。
発売時の価格は税込16万7,400円。10.1インチでキーボードを搭載した高性能なゲーミングUMPCを探している人におすすめです。
※YouTube動画でも紹介しています。「GPD WIN MAX2」は極み抜かれた至高のUMPC! 性能をざっくり解説
「GPD WIN MAX2」の販売・購入先
「GPD WIN MAX2」は、
Amazonで159,900円 (税込・セット品・16GB+SSD1TBモデル)、
楽天市場で209,800円(税込・中古美品は120,480円)、
ヤフーショッピングで209,800円(税込)、
AliExpressでUS $944.10、
米国 Amazon.comで$1,159.95、
で販売されています。
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他のゲーム機と比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「GPD WIN Mini」(7インチ・Ryzen 7 7840U / Ryzen 5 7640U)
★「AYANEO KUN」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
★「ONEXPLAYER 2 Pro」(8.4インチ・Ryzen 7 7840U)
★「AYANEO 2S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)
★「ROG ALLY」(7インチ・Ryzen Z1 Extreme)
★「GPD WIN 4」(6型・Ryzen 7 6800U・スライド式)
★「ONEXPLAYER 2」
★「AYANEO GEEK」(日本版)
★「OneMix4S」(国内版・10.1インチ)
★「ONEXPLAYER Mini Pro」(国内版)
★「AYA NEO 2」(Ryzen 7 6800U)
★「AOKZOE A1」
★「ANBERNIC WIN600 Blue」(新版)
「GPD WIN3」
「GPD XP Plus」(Android 11)
他のGPDパソコンと比較
他にもGPDのパソコン(UMPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。
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