「GPD WIN Mini」極小で最強? 最新ポータブルゲーミングPCと徹底 比較!

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GPD WIN Mini 2023」と最新ポータブルゲーミングPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年4月下旬、「GPD WIN Mini 2024」が発売されました。

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このページ内の目次

「GPD WIN Mini 2023」の特徴

GPD WIN Mini 2023 main

2023年12月下旬に発売された国内版「GPD WIN Mini 2023」(一年間の保証付き)は、中国のShenzhen GPD Technology社が製造したクラムシェル型のポータブルゲーミングPCです。

すでにクラウドファンディングで先行発売されており、QWERTYキーボードやOCuLinkポートを搭載した画期的なUMPCであると評判です。

早速どんな製品なのか、その特長チェックしていきましょう。

7型フルHD液晶・カスタムキー・44.24Whバッテリ

GPD WIN Mini」は7インチで解像度1980 × 1080 ドットのLTPSのディスプレイを搭載。輝度500nit、画面比率88%の明るくワイドなフルHD液晶で、反射を抑えるAF+ARアンチグレアコーティングやちらつきを抑えるDC調光、堅牢なGorilla Glass 6による保護、指紋防止にも対応しています。

また、キーボードの上部にカスタマイズ可能な L4 / R4 キーを搭載。ホール効果採用のジョイスティックL2 / R2 リニアアナログ トリガーボタンも搭載し、快適に操作できます。そのほか、44.24Whバッテリーを搭載し、普通程度のゲームや作業で3~6時間の駆動が可能。Type-Cポートを介してPD高速充電も利用できます。

Ryzen 7 7840U・Radeon 780M・最大32GB+2TB

GPD WIN Mini」はAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万6千前後を記録しています。

また、AMD Radeon 780M GPU グラフィックスを搭載。GeForce GTX 1650 TiやRTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮し、「原神」などの人気ゲームもサクサクとプレイできます。

そのほか、最大6400MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB (メモリ増設は最大32GBまで)搭載し、グラフィックスメモリに最大16GBまで割り当てることが可能です。

ストレージはPCle 4.0接続の512GB / 2TB M.2 NVMe 搭載で、SSD換装にも対応。ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。

OCuLink・デュアルリニアモーター・QWERTYキーボード

GPD WIN Mini」はインターフェースにOCuLink  (SFF-8612) メスポート搭載し、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」に接続することが可能。Thunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポート (40Gbps/DP/PD) やフル機能のUSB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps/PD)ポートも利用できます。

また、デュアルリニアモーターを搭載し、より正確でダイナミックな振動効果を実現。3軸重力感知 + 3軸ジャイロスコープの6軸設計を採用したジャイロスコープも搭載し、ハンドルの傾きや回転などのアクションも感知できます。そのほか、2段階で調節できるバックライト付きQWERTYキーボードと最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドを搭載。本体はサイズ約168 × 109 × 26 mm、重さ約520gの超小型サイズで、GPD WIN 2と同じエルゴノミクスデザインも採用しています。

公式ページ: GPD WIN Mini – GPDダイレクト 

価格を比較

GPD WIN Mini」と「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」の価格を比較してみました。

「GPD WIN Mini」

GPD WIN Mini」は、Amazonで110,100円(税込・Ryzen5 7640U/RAM16G/SSD512G・国内版)、楽天市場で169,541円(送料別)、GPDダイレクトで123,000円(税込・予約商品・12月下旬発送)、AliExpressでUS $720.00で販売されています。

「ONEXPLAYER 2 Pro」

ONEXPLAYER 2 Pro」は、Amazonで178,000円(税込32GB+1TBモデル/32GB+2TB SSDモデルは188,000円)、One-Netbookストアで157,000(税込)、AliExpressでUS $1,147.41 (日本円で約171,016円)で販売中です。

「ONEXFLY」

ONEXFLY」は、Amazonで142,300円(税込)、AliExpressでUS $999.00 (日本円で約148,896円)、One-Netbookストアで139,800円で発売されています。

「ROG ALLY」

ROG ALLY」は、Amazonで89,800円(税込・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、楽天市場で108,210円(送料無料・Ryzen Z1 Extreme)、ヤフーショッピングで107,400円(送料無料)、AliExpressでUS $839.29 (日本円で約125,092円)、ASUSストアで89,800円 (税込・AMD Ryzen Z1・512GB)で発売されています。

「GPD WIN Mini 2023」のスペック

  • ディスプレイ 7インチ、解像度1980 × 1080 ドットのLTPS
    ※FHD/314 ppi/輝度500nit/画面比率88%/DC調光/Corning Gorilla Glass 6/AF+ARアンチグレアコーティング(反射防止)/指紋防止
  • リフレッシュレート 60Hz / 120GHz
  • プロセッサ AMD Ryzen
    AMD Ryzen 7 7840U ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
    AMD Ryzen 5 7640U ※4nm/6コア/12スレッド/最大4.9GHz/Zen 4
  • GPU AMD Radeon
    AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
    AMD Radeon 760M (8コア,2600 MHz, RDNA 3)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB LPDDR5-6400MT/秒
  • ストレージ 512GB / 2TB M.2 NVMe 2230 x1 PCle 4.0 x4
  • 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで ※3.0 プロトコル、読み取り 160MB/s、書き込み 120MB/s
  • バッテリー 44.24Wh リチウムポリマー電池
  • 駆動時間 処理の重いゲームや作業で2時間、普通程度のゲームや作業で3~6時間、処理の軽いゲームや作業で10時間
  • 充電 PD高速充電
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 (40Gbps/DP/PD) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps/PD) ×1、OCuLink (SFF-8612/GPD G1接続) ×1 (10Gbps)、microSDXCスロット ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック/マイク ×1(AppleヘッドフォンUS仕様と互換性あり)
  • センサー 3軸重力センサー、3軸ジャイロスコープ
  • ジャイロスコープ 6軸設計: 3軸重力センサー+3軸ジャイロセンサー
  • スピーカー AAC スーパーリニア・デュアルスピーカー
  • マイク 内蔵
  • オーディオ DTS: X Ultra サウンド エフェクトをサポート
  • キーボード QWERTYキーボード配列、バックライト付き、シザースイッチキー採用
  • ジョイスティック ホール効果ジョイスティック、シンクイン設計 / 押下式 L3 , R3 サポート
  • カスタムキー L4 / R4
  • マウス パッドモード/マウスを切り替え可能(トグルキーあり)
  • 冷却システム アクティブ冷却 / 大型ファン+デュアルヒートパイプ ※熱伝導率50%向上、放熱性35%向上
  • 振動 デュアルリニアモーター
  • ジャイロ 6軸設計:3軸重力センサー / 3軸ジャイロセンサー
  • 筐体 GPD WIN 2 のエルゴノミクスデザイン
  • OS Windows 11 Home ※Steam OS、GPD OSをサポート
  • サイズ 約168 × 109 × 26 mm
  • 重量 約520g
  • カラー ラスティブラック

ベンチマークを比較

「GPD WIN Mini 2023」のCPU性能

Ryzen 7 7840U」プロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動で、Passmarkによるベンチマークスコアで約2万6千前後を記録しています。このスコアはAMD Ryzen 7 7840HSとほぼ同じで、AMD Ryzen 9 6900HSプロセッサ(約2万4千)とインテル Core i7-12700H(約2万6千)よりもやや高いスコアになります。

同じプロセッサは「ONEXPLAYER 2 Pro」、「AYANEO AIR 1S」、「AYANEO 2S」、「AOKZOE A1 PRO」などにも搭載されています。

<CPU> Ryzen 7 7840U

Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後

Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」

「GPD WIN Mini 2023」のグラフィック性能

GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。このスコアはGeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のスコアになります。

性能的には人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作します。

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

「GPD WIN Mini 2023」のゲーミング性能

ゲーミング性能をフレームレートで測定してみました。TDP 15W~18W 設定の場合は以下のようになります。

原神・・・50-60 FPS (画質 中)

Forza Horizon 5・・・55 FPS

Diablo 4・・・62 FPS

エルデンリング・・・57 FPS

ARMORED CORE VI・・・32 FPS

原神は画質 中設定で50-60 FPS で動作します。ARMORED CORE VI (アーマード・コア6)はややグラフィック性能が足りなくなります。画質を中 以下に下げるとある程度 快適にプレイできます。

Ryzen 5 7640Uの性能

Ryzen 5 7640U」プロセッサは4nmプロセスで製造された6コア、12スレッド、最大4.9GHz駆動で、Passmarkによるベンチマークスコアで約2万1千を記録しています。

また、GPUはAMD Radeon 760Mで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアで約「6000」前後を記録しています。

<CPU> AMD Ryzen 5 7640U

Passmarkによるベンチマークスコアは「21850」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「8000」。

<GPU> Radeon 760M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000」前後。

他のゲーム機と比較

「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」のベンチマーク スコアを比較してみました。

1.「ONEXPLAYER 2 Pro」

<CPU> Ryzen 7 7840U

Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後

Cinebench R23によるベンチマークスコアはシングルコアで「1756」、マルチコアで「14730」。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「4860」

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

2.「ONEXFLY」

<CPU> Ryzen 7 7840U

Passmarkによるベンチマークスコアは約26,000前後

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

3.「ROG ALLY」

<CPU> Ryzen Z1 Extreme

Passmarkによるベンチマークスコアは約「26000」前後(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1917」、マルチコアで「9977」。

<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

<CPU> AMD Ryzen Z1

Passmarkによるベンチマークスコアは約「22000」前後(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1869」、マルチコアで「8853」。

<GPU> AMD Radeon™ Graphics (AMD RDNA™ 3)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

「GPD WIN Mini」のメリット

GPD WIN Mini」のメリットを紹介します。

7インチのフルHD LTPS液晶が見やすくて頑丈

GPD WIN Mini」は7インチで解像度1980 × 1080 ドットのLTPSのディスプレイを搭載。輝度500nit、画面比率88%のの明るくワイドなフルHD液晶で、反射を抑えるAF+ARアンチグレアコーティングやちらつきを抑えるDC調光、堅牢なGorilla Glass 6による保護、指紋防止にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は8.4インチで解像度2560×1600ドットの2.5Kディスプレイを搭載しています。「ONEXFLY」は7インチで解像度1920 × 10800 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「ROG ALLY」は7インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーンを搭載しています。

リフレッシュレート 120GHzで滑らか映像

GPD WIN Mini」はリフレッシュレート 最大120GHzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はリフレッシュレート 最大120GHzに対応していません。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はより滑らかな映像再生が可能なリフレッシュレート 120Hzに対応しています。

カスタムキーとホール効果スティックが使える

GPD WIN Mini」はキーボードの上部にカスタマイズ可能な L4 / R4 キーを搭載しています。また、ホール効果採用のジョイスティックやL2 / R2 リニアアナログ トリガーボタンも搭載し、快適に操作できます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はキーストローク約8.1mmのアナログ式リニアトリガー、千鳥配置でよりスムーズに操作できるジョイスティックを搭載し、快適に操作できます。「ONEXFLY」は物理的なカスタマイズキーとドリフトしにくく、デッドゾーンゼロのRGBホールジョイスティックを搭載しています。「ROG ALLY」はカスタマイズ可能な2つのマクロボタンとホールトリガーやマクロキーで快適に操作できます。

16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズ

GPD WIN Mini」は最大6400MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。「ONEXFLY」は最大7500MHzのLPDDR5Xメモリを32GB搭載し、スムーズに動作します。「ROG ALLY」は16GB LPDDR5 (6400規格)メモリを搭載し、スムーズに動作します。

512GB / 2TB ストレージ搭載で2TBまで拡張

GPD WIN Mini」はPCle 4.0接続の512GB / 2TB M.2 NVMeストレージ搭載で、ゲームのロード、ファイルの転送、ビデオのストリーミングも高速に読み書きできます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」ははPCle 4.0接続のM.2 NVMe SSDを1TB/2TB搭載しています。「ONEXFLY」はPCle 4.0接続の 1TB/2TB M.2 NVMe SSDストレージを搭載しています。「ROG ALLY」は256GB/512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230) ストレージを搭載しています。

44.24Whバッテリー搭載でPD高速充電に対応

GPD WIN Mini」は44.24Whバッテリーを搭載し、普通程度のゲームや作業で3~6時間の駆動が可能です。また、Type-Cポートを介してPD高速充電も利用できます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は65.5Whバッテリー搭載で100W PD急速充電に対応しています。「ONEXFLY」は48.5Whバッテリー搭載で65W PD急速充電に対応しています。「ROG ALLY」は40WHrsバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。

Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2対応で通信が速い

GPD WIN Mini」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続にも対応しています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はWi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。

USB 4.0ポートとUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートを搭載

GPD WIN Mini」はThunderbolt 3互換のUSB-C 4.0ポート (40Gbps/DP/PD) とフル機能のUSB 3.2 Gen 2 Type-C (10Gbps/PD)ポートを搭載しています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はThunderbolt互換のUSB-C 4.0ポートを搭載しています。「ONEXFLY」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載しています。「ROG ALLY」は1つのUSB Type-C (USB 3.2 Gen2、DisplayPort™ 1.4)を搭載しています。

OCuLinkポートで「GPD G1」に接続できる

GPD WIN Mini」はインターフェースにOCuLink (SFF-8612) メスポート搭載し、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」に接続できます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」と「ONEXFLY」、「ROG ALLY」はOCuLinkを搭載していません。

リニアモーターと6軸ジャイロスコープ採用

GPD WIN Mini」はデュアルリニアモーターを搭載し、より正確でダイナミックな振動効果を実現しています。また、3軸重力感知 + 3軸ジャイロスコープの6軸設計を採用したジャイロスコープも搭載し、ハンドルの傾きや回転などのアクションも感知できます。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はデュアル振動モーター搭載で6軸ジャイロセンサーに対応しています。「ONEXFLY」は傾きを検知する「6軸ジャイロセンサー」、リアルな振動を再現できる「デュアル振動モーター」を搭載しています。「ROG ALLY」は6軸ジャイロとHDハプティクス 振動効果に対応しています。

AAC スーパーリニア・デュアルスピーカーで音がいい

GPD WIN Mini」はドイツAAC社のスーパーリニアステレオスピーカーを2つ搭載し、低ノイズでバランスのとれたクリアなサウンドを楽しめます。また、DTS: X Ultra サウンド エフェクトもサポートしています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はハーマン認定のフルレンジスピーカーユニットを搭載し、深みのある豊かな低音と滑らかで伸びやかな高音を再生できます。「ONEXFLY」はHARMAN AudioEFXがチューニングした高音質なデュアルステレオスピーカーを搭載しています。「ROG ALLY」はスマートアンプ内蔵のデュアル ステレオスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。

QWERTYキーボードとタッチパッドを搭載

GPD WIN Mini」は2段階で調節できるバックライト付きQWERTYキーボードを搭載しています。また、最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドを搭載しています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は取り外し可能な磁気キーボードを用意しています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はキーボードを搭載していません。

冷却システムを搭載

GPD WIN Mini」は大型ファン+デュアルヒートパイプ採用の冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は純銅製デュアルヒートパイプやPCグレードの大型ファン採用の冷却システムを搭載しています。「ONEXFLY」は3本の純銅製ヒートパイプを搭載した冷却システムを搭載し、長時間のゲームプレイでも安定して動作します。「ROG ALLY」はデュアルファンやROGダストフィルター、0.1mmの極薄フィンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。

超小型デザイン・ラスティブラック カラー用意

GPD WIN Mini」はサイズ 約168 × 109 × 26 mm、重さ約520gの超小型デザインで、ラスティブラック カラーを用意しています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」は厚さ23~40mm、重さ約848gの小型ボディで、ミッドナイトブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「ONEXFLY」はサイズ 約263.6 × 98.25 × 22.6mmで重さ約590gの薄型軽量デザインで、オブシディアン ブラック、スノーホワイトの2色カラーを用意しています。「ROG ALLY」はサイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cmで重さ608gの薄型軽量デザインで、ホワイトカラーを用意しています。

Windows 11 Home 搭載で新機能も使える

GPD WIN Mini」はWindows 11 Home 搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、

「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)、AIを活用した検索機能、双方向のチャット機能、コンテンツ生成機能

などの機能が追加されています。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はWindows 11 Homeを搭載し、新機能も使えるようになっています。

「GPD WIN Mini」のデメリット

GPD WIN Mini」のデメリットを紹介します。

有線LANポートがない

GPD WIN Mini」は有線LANポートを搭載していません。利用するには別途アダプターが必要になります。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」、「ONEXFLY」、「ROG ALLY」もLANポートがありません。

キーボードを着脱できない

GPD WIN Mini」はキーボードを着脱することができません。

一方、「ONEXPLAYER 2 Pro」はキーボードを着脱して使用できます。「ONEXFLY」と「ROG ALLY」はキーボードを搭載していません。

「GPD WIN Mini」の評価

GPD WIN Mini」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

GPDから発売された超小型サイズのポータブルゲーミングPCです。GPD WIN 2と同じエルゴノミクスデザインを採用し、パワフルなプロセッサやQWERTYキーボード、OCuLinkなども搭載しています。

プロセッサはRyzen 7 7840Uの他にRyzen 5 7640Uを搭載しています。こちらはPassmarkのCPUベンチマークで約2万1千ほどで、3DMark Fire Strike のグラフィックスコアで約「6000」前後ほど。

ちょうどAMD Ryzen Z1搭載のASUS「ROG ALLY」と同じくらいのベンチマークスコアになっています。Ryzen 7 7840Uと比べると、やや性能が劣りますが、一般的なPCゲームをする場合はそれほど大きな違いは生じないようです。価格が安い方がいいという人はRyzen 5 7640Uの方がいいかもしれません。

QWERTYキーボードは2段階で調節できるバックライト搭載で、最大4本の指の動きをサポートするタッチパッドも搭載できます。「ポータブルゲーミングPCではキーボードは不要では?」と思う人もいるかもしれませんが、実際に使うとゲームやファイルの追加などで意外なほど頻繁に使用します。特にエミュレーターを利用したレトロゲームをプレイする人はキーボード操作は必須で、仮想キーボードだけでは不便に感じることが多々あります。

ただし、「GPD WIN Mini」のキーボードは、「ONEXPLAYER 2 Pro」のように着脱することができません。ゲームを優先したいのなら、やはり「ONEXFLY」や「ROG ALLY」のようなキーボードなしのポータブルゲーミングPCの方が便利かもしれません。

なお、「GPD WIN Mini」にはOCuLinkポートが搭載されており、64GT/s 帯域幅、最大 7.877GB/sの速度で外付けeGPUと接続できます。USB4よりも高速な転送速度で、ポータブル eGPUボックス「GPD G1」ともスムーズに接続できるというメリットがあります。

GPD WIN Mini」の発売時の価格は115,100円(税込)。

ポータブルゲーミングPCは15~20万くらいが多いのでこの価格はかなり安い方です。キーボード付きで超小型サイズの高性能なポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。

「GPD WIN Mini」の販売・購入先

GPD WIN Mini」は、

Amazonで110,100円(税込・Ryzen5 7640U/RAM16G/SSD512G・国内版)、

楽天市場で169,541円(送料別)、

GPDダイレクトで123,000円(税込・予約商品・12月下旬発送)、

AliExpressでUS $720.00、

で販売されています。

Amazonで「GPD WIN Mini」をチェックする

楽天市場で「GPD WIN Mini」をチェックする

GPDダイレクトで「GPD WIN Mini」をチェックする

ヤフーショッピングで「GPD WIN Mini」をチェックする

AliExpressで「GPD WIN Mini」をチェックする

米国 Amazon.comで「GPD WIN Mini」をチェックする

 

他のゲーム機と比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

1.「GPD WIN Mini 2024」(Ryzen 7 8840U / Ryzen 5 8640U)

 

2.「Lenovo Legion Go」(8.8型・着脱・Ryzen Z1 Extreme)

3.「AYANEO SLIDE」(6型スライド式・Ryzen 7 7840U)

4.「Steam Deck OLED」(7.4有機EL・AMD APU・Wi-Fi 6E)

5.「AYANEO GEEK 1S」(7インチ・Ryzen 7 7840U)

6.「ONEXPLAYER 2 Pro

7.「ONEXFLY

8.「ROG ALLY

他のGPDゲーム機と比較

他にもGPDのゲーム機が販売されています。ぜひ比較してみてください。

GPD WIN&XDでゲームが超快適!  全機種を比較

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