8.4型のタブレット「HEADWOLF Fpad 5」を購入したのでレビューします。実際に使って分かったことを詳細にまとめています。
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購入の理由
いつも使っているFireタブレットでは、デフォルトの状態でGoogle Playストアが使えないため、「原神」などのAndroidゲームをプレイできず、不便を感じるようになりました。
また、「HEADWOLF Fpad 5」が最新のAndroid 14 OSを搭載しており、新OSの環境でいろいろとテストできるというメリットもあります。
ちょうどいつも使っているタブレットが10インチサイズで、しばらく8インチ サイズのタブレットを使っていなかったこともあり、今回は思い切って 購入することにしました。
スペックの詳細
スペックはすでに過去記事にまとめてあります。スペックが知りたい人はまずこちらの記事を読むことをおすすめします。
「HEADWOLF Fpad 5」新OSでコスパよし? 最新のミニ タブレットと徹底 比較!
開封と付属品
製品が届いて早速箱を開けてみると、説明書とUSBケーブル、電源アダプターが付属していました。USBケーブルはType-Cで、一般的なものと同じものです。試しにFireタブレットで使っていたケーブルで接続してみたところ、ちゃんと認識しました。もし別のType-Cケーブルを持っているのなら、新しいものを使わなくても問題ないと思います。
説明書
海外製品ということで、説明書などは期待していませんでしたが、けっこう分厚い説明書が付属していました。日本語のページは全部で8ページ(P9-P16)まであり、使い方について詳細な説明が書かれています。すでに知っていることが大半だったので、あまり読みませんでしたが、タブレット初心者にはけっこう役立つかもしれません。
セットアップとアプリ
セットアップは簡単です。電源を入れると、言語が英語になっていたので、タップして日本語に変更。その後、Wi-Fi接続やGoogleアカウントのログイン作業など一般的なAndroid端末の流れで行います。
HEADWOLF独自の設定方法などはありませんでした。また、セットアップ終了後に確認すると、余計なアプリなどは入っていませんでした。ただし、HEADWORLのアプリは入っています。このアプリは「プロモーション」や「ニュース」、「タブレット操作のガイド」などのコンテンツが入っています。
外観
いつも10.1インチのFireタブレットを使っているので、最初に手に持ったときは「ずいぶん小さいな」と感じました。横幅は12.5cmで確かに片手で持てるサイズです。重さも320gなので、長い時間 片手で持ち続けても疲れません。
厚さは7.5mmと非常に薄いですが、薄すぎることはなく、手にフィットする、ちょうどいい厚さです。
ちなみに高さは 202mmで、横幅とのバランスも良いです。自分にとってはこのぐらいのサイズが使いやすく感じます。
材質はアルミ合金で、持ってみるとプラスチックとは違う「硬さ」を感じます。カラーはダークグレーで、かなり高級感がある印象を受けました。
背面にはカメラが搭載してありますが、少し出っ張っており、ケースなしでは机などに置くときは少し気になります。
背面の下には技適認証の番号が書かれています。今回は試していませんが、SIMカードを入れればモバイル通信が利用できます。
ボタンは電源ボタンが1つ、音量ボタンが2つ(大、小)です。Fireタブレットと比べて「深く」押せるため、使いやすいです。反対側にはSIMカードスロットが配置されています。
また、本体の下部には2つのスピーカーが搭載されています。3.5mmイヤホンジャックは本体の「角」に配置されていました。
ざっとチェックしたところ、前モデルの HEADWOLF Fpad 3と同じ材質、ボタン配置、スピーカーを搭載しているようで、大きな変化はないようです。
Antutu ベンチマーク 測定結果
プロセッサは MediaTek Helio G99 (MT6789)です。6nmプロセスで製造された8コア、最大2.2GHz駆動のCPUで、HEADWOLF公式のAntutuスコアは約42万でした。
早速、Antutu V10 ベンチマークを測定してみると、以下のようになりました。
Antutu V10.2.4 総合で「399195」、CPUで「130118」、GPUで「66243」、MEMで「93745」、UXで「109089」。
約40万のスコアで、公式スコアと大差ありませんでした。
前モデルFpad 3は「Unisoc T616」搭載で、Antutu総合で約27万ほどだったので、13万スコアが上がっていることになります。
ブラウザの動作を確認
Chromeブラウザを起動させて、10個のタブを使ってWebサイトを表示させてみたところ、遅延などは生じませんでした。
起動も表示も高速で、ページめくりをしている際に「引っかかり」を感じることもありません。
なお、ブラウザを一番最初に使ったときは、HEADWOLFの公式サイトが開くようになっています(※すぐに閉じて他のページに移動できます)。
Youtube動画を確認
複数の動画を視聴してみましたが、読み込みスピードが速く、全くストレスを感じませんでした。通信環境にもよりますが、Wi-Fi 5でも十分な速度が出ているように思います。動画を連続して視聴する人でも不満を感じることはないと思います。
原神をプレイ
人気ゲーム「原神」をプレイしてみると、画質は「低」で固定されていました。よく見ると、キャラクターの輪郭が粗く、ギザギザに見えますが、画面全体で見た際にはあまり気になりません。
動作は非常に快適でスムーズに動作します。途中で止まったり、ゲームが落ちてプレイできなくなることもありません。また、ゲームを1時間ほど連続してプレイしても、本体が高熱になることもありませんでした。タッチ感度もいいので操作も快適です。
なお、この画質「低」設定は最初 変更できませんが、しばらくゲームをプレイし続けると、「設定」ボタンが追加され、画質を変更できるようです。自分も試してみましたが、1時間ほどプレイしても「設定」アイコンが表示されず、悪戦苦闘している最中です。調べた情報では画質を「低」から「中」に変更できるので、このままプレイを続行し、後で詳細を追記しようと思います。
ディスプレイの見え方
8.4インチのディスプレイは解像度 1920 x 1200ドット(WUXGA)で非常に高精細です。
自宅にあるもう一つのタブレット「Fire Max 11」と比べて、ほとんど同じくらい高精細で明るさも十分です。
また、ブラウザを開いた状態では横に少し長い分、画面いっぱいにワイドに表示され、「狭い」と感じることはありません。
Webサイトのテキスト文字は小さくてもはっきり、くっきりと表示され、IPSパネルなので斜めから見ても、見やすく表示できます。
このぐらい見やすいのであれば、ちょっとWebサイトを見るときにわざわざ10インチタブレットを使わなくてもいいかもしれないと思うほど快適です。
高精細なので電子書籍の閲覧にも向いているように思います。
タッチの感度
タッチ感度も非常に良いです。タッチすると、「瞬時」に反応してくれるため、ストレスを感じません。ただし、指紋が目立つので、保護フィルムは必須であるように思います。
Amazon プライムビデオ
試しにいつも利用している「Amazon プライムビデオ」で動画を観てみました。
画面下に「HD 高画質」と表示されるので、ちゃんと「Widevine L1」に対応しているようです。
「Fire Max 11」と同じくらいキレイで、画面が「粗い」と感じることはありません。
ちなみに、画面右上の設定から「ストリーミング品質」→「最高画質」に変更できますが、実際の視聴では「HD 高画質」になります。「HEADWOLF Fpad 5」では、Amazon プライムビデオの「最高画質」で動画を視聴することはできないようです。これはおそらく「Netflix」でも同じで、画質は「HD 高画質」までになるようです。
バッテリーの持ち時間
バッテリー容量は5500 mAhで、前モデル「HEADWOLF Fpad 3」と同じ容量です。
「設定」から「バッテリー」の項目を開くと、何時何分まで使えるかおおよその時間が表示されます。
あくまで目安ですが、一応フル充電の状態で約10時間 駆動できます。もちろん、デバイスがアイドル状態(何も操作されていない状態)が含まれているので正確とはいえませんが、外出先で一日中フルで使用してもバッテリー切れにならないほど駆動できるのは確かです。「設定」→「バッテリー」から節電モードの「バッテリーセーバーモード」を選択し、より長い時間 駆動させることもできます。
なお、夜中に放置したままAndroidゲーム「原神」のデータを5時間ほどかけてダウンロードしましたが、朝になってもバッテリーは切れておらず、10%ほど残っていました。充電中でも本体が高温になることもなく、安定した温度で動作しています。Antutuベンチマークによると、何も使用していない状態でバッテリー温度は27度、CPU温度は約30度になっていました。
充電について
充電はType-Cケーブルで行う方式です。冒頭で説明した通り、一般的なType-Cケーブルと充電アダプターなので、Fireタブレットのものでも普通に使えます。充電スピードは少し試した限り、Fireタブレットと比べてかなり速かったです。
スペック上ではふつうの5V/2AのType-C充電に対応しているはずですが、まるで「急速充電」に対応しているかのように高速です。もしかしたらPD急速充電に対応しているのかもしれないと思いました。
スピーカーの音質
スピーカーはデュアル BOXスピーカーを搭載しています。スピーカーの位置は縦に持ったときの底面にあり、タブレットの向きによって聞こえ方が大きく変わります。
「Spotify」を使い、デフォルト状態で底面を近づいて聴いてみると、低音はあまり響いていない感じがしました。なんとなく音が「軽い」感じです。そのため、音質は11インチの「Fire Max 11」の方が圧倒的に勝っているように思います。
ただし、8.4インチの大きさなので、10インチクラスのタブレットよりも音質で劣るのは仕方がないのかもしれません。
また、3.5mmのイヤホンジャックにヘッドホンを接続して聞いてみると、さっきとは全く異なり、低音がしっかりと聞こえ、大迫力サウンドに変わりました。ヘッドホンをした状態では「Fire Max 11」にも負けていない感じです。ゲームなどをしているときはあまり気になりませんが、本格的に音楽を聴くときはイヤホンやヘッドホンが必須であるようです。
ラジオアプリ「radiko」
radiko(ラジコ)をインストールして試してみましたが、問題なく聴くことができました。イヤホン・ヘッドホンをしてもちゃんと聞くことができます。音は聞き取りやすいです。
カメラの画質をチェック
背面カメラは1300万画素でオートフォーカスやHDRに対応しています。スマートフォンのカメラと比べて画質が劣るかもしれませんが、タブレットの中ではなかなか高画質です。試しに「HEADWOLF Fpad 5」の説明書を撮影してみたら、クリアに撮影できました。撮影後はGoogle Lenseで調べたり、編集したりできます。風景などはもちろん撮影できますが、文書のスキャンとしてかなり活用できそうです。
また、前面カメラは8MPで、5MPだった前モデル「HEADWOLF Fpad 3」よりも画質が向上しています。少し試してみたところ、ぼやけたところがなくクリアな映像が表示されました。画面が小さくなりますが、ビデオ通話には最適であるように思います。
実機を使ってみた感想
「HEADWOLF Fpad 5」を実際に使ってみて、やはり「高速だな」と感じました。
大手メディアなどでときどき、MediaTek Helio G99 プロセッサを搭載したタブレットを「エントリー」機として紹介していることがありますが、
とてもエントリーでは収まりきらない高い性能を持っています。「原神」以外のゲームはまだ試していませんが、これなら「ゲーミングタブレット」としてもかなり使えるように思います。
また、8インチのコンパクトサイズで液晶の画質がいいことも「使いやすさ」につながっているように思います。
特にWidevine L1対応でNetflix やAmazonプライムビデオで動画を観るときは、思わず時間を忘れてしまうほど快適です。
価格も2万円程度とリーズナブルなので、8インチのタブレットを使ってみたいという人にも自信を持っておすすめできます。
「HEADWOLF Fpad 5」の価格・販売先
「HEADWOLF Fpad 5」は、
Amazonで20,999円 (税込・1050円OFFクーポン付き)、
楽天市場で24,999円(送料無料・4000円OFFクーポン付き)、
AliExpressでUS $139.99 (日本円で約21,188円)で販売されています。
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他のHEADWOLF タブレットと比較
他にもHEADWOLF タブレットが販売されています。サイズは8インチ台から10インチ、12インチまで幅広く用意しています。最新のAndroid 14 OS搭載モデルも多くあるので、ぜひ比較してみてください。
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