AQUOS sense8徹底レビュー!CPUとカメラ性能に「がっかり」評価?

AQUOS sense8 外観
2023年11月9日に発売された「AQUOS sense8」。スタンダードモデルの決定版として期待されて登場しましたが、前モデルからのデザイン継続やモノラルスピーカー仕様などから、一部では「評判 悪い」「期待外れでがっかりした」といった厳しい声も聞かれます。

しかし、実際に実機を使い込んでみると、カタログスペックだけでは分からない確実な進化と、驚異的な使い勝手の良さが見えてきました。このレビューでは、AQUOS sense8が本当に「がっかり」な端末なのか、前モデル「AQUOS sense7」と比較しながらその実力を徹底検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

AQUOS sense8の長所(Pros):

  • 光学式手ブレ補正(OIS)搭載:夜景や動画撮影の安定性が劇的に向上
  • Snapdragon 6 Gen 1採用:日常動作がサクサクで快適、Antutuスコアも大幅アップ
  • 圧倒的なバッテリー持ち:1日10時間の利用でも2日間持つスタミナ性能
  • 世界最軽量クラスの軽さ:5,000mAhバッテリー搭載ながら約159gを実現
  • 長期サポート:最大3回のOSアップデートと5年間のセキュリティ更新

AQUOS sense8の短所(Cons):

  • スピーカーはモノラル:動画やゲームの臨場感はステレオに劣る
  • ワイヤレス充電非対応:置くだけ充電には対応していない
  • 充電速度は控えめ:急速充電対応だが、フル充電には時間がかかる

総合評価:

AQUOS sense8は、「軽さ・丈夫さ・電池持ち」というsenseシリーズのDNAを継承しつつ、弱点だった処理性能とカメラの手ブレ補正を克服した完成度の高いミドルレンジスマホです。最新機能を追い求めるガジェット好きには物足りない部分もありますが、日常使いでの快適性と長期利用の安心感を求めるユーザーには、間違いなく「最適解」となり得る一台です。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性:サイズ・重量・カラー、軽量アルミボディ、センターサークルカメラ、MIL規格準拠、お風呂防水、耐衝撃、サイズ比較(sense7)、接続ポートの位置、付属品、ケース
  2. パフォーマンス:Snapdragon 6 Gen 1、Antutuベンチマーク、Geekbench 6、CPU・GPU性能比較、ゲーム以外の動作感、発熱制御と冷却、メモリ、仮想メモリ、ストレージ、microSDカード
  3. ゲーム性能:『原神』、『PUBGモバイル』、『ウマ娘』などの実測フレームレート (FPS)、画質設定、プレイ感
  4. 実用性能:90Hz駆動(疑似180Hz)によるスクロールの滑らかさ、アプリ起動速度、マルチタスク、画像編集
  5. カメラ性能:1/1.55インチ大型センサー、標準カメラと広角カメラ、インカメラ、光学式手ブレ補正 (OIS)、ProPix5画質エンジン、HDR撮影、ナイトモード、フローティングシャッター、動画撮影
  6. ディスプレイとオーディオ:IGZO OLED(タイプ)、10億色表示、ピーク輝度1300nit、90Hzリフレッシュレート、なめらかハイスピード表示、ブルーライト低減、モノラルスピーカー音質、イヤホンジャック、ハイレゾワイヤレス
  7. バッテリーと通信:5,000mAhバッテリー、実測バッテリー持ち(PCMark)、インテリジェントチャージ、5G通信、eSIM、DSDV
  8. OSと機能:Android 13、UIデザイン、OSアップデート保証(サポート期間)、迷惑電話対策機能、おサイフケータイ、AQUOSトリック(Payトリガーなど)、かんたんモードとジュニアモード、指紋認証(電源ボタン一体型)、顔認証(マスク対応)
  9. 総評:メリットとデメリット(欠点)の全まとめ、コストパフォーマンス、5段階評価、sense7からの進化点、なん J
  10. スペック:AQUOS sense8の詳細スペック一覧、SIMフリー版とキャリア版の違い
  11. 価格・購入先:Amazon、中古、SIMフリー版

この記事を最後まで読むことで、AQUOS sense8を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:AQUOS sense8の特長|AQUOS:シャープ

このページ内の目次

デザインと耐久性:AQUOS sense8の洗練された機能美と進化した操作性

AQUOS sense8 側面

AQUOS sense8を手に取ってまず感じるのは、その「軽さ」と「質感の高さ」です。ここでは、前モデルAQUOS sense7との比較を交えながら、デザインの細部や耐久性、そして実際の使い勝手について詳しく見ていきます。

アルミボディの上質感とセンターカメラの存在感

筐体はAQUOS senseシリーズおなじみのアルミニウム製ユニボディを採用しており、ひんやりとした金属の触感と、マットでサラサラとした手触りが非常に心地よいです。指紋が目立ちにくい仕上げになっているため、ケースなしで使いたくなるほどの質感を持っています。背面デザインの最大の特徴は、AQUOS R8シリーズなどのハイエンド機を彷彿とさせる大型のセンターサークルカメラです。

sense7から継承されたこのデザインは、スマートフォンを横に構えて撮影する際に被写体と軸が合わせやすく、見た目にも「カメラ性能への自信」を感じさせます。カメラバンプ(出っ張り)はそれなりにあるため、机に置いて操作するとガタつきますが、中央配置のおかげで左右のバランスは良く、デザイン上のアクセントとしてうまく調和しています。

サイズ・重量・カラー:バッテリー増量でも驚きの軽さを維持

AQUOS sense8 カラーバリエーション

サイズ感については、AQUOS sense7と比較すると違いがより明確になります。sense7が約152mm×70mm×8.0mmだったのに対し、AQUOS sense8約153mm×71mm×8.4mmと、わずかに大きく厚くなりました。しかし、実際に持ち比べてみてもその差はほとんど誤差の範囲で、幅約71mmというサイズは片手での握りやすさを損なっていません。

注目すべきは重量です。バッテリー容量がsense7の4,570mAhから5,000mAhへと大幅に増量されたにもかかわらず、重さは約158gから約159gへと、たった1gしか増えていません。この「大容量バッテリーなのに軽い」という点は、長時間手に持って動画を見たりSNSをチェックしたりする際の疲労軽減に大きく貢献しており、シャープの設計技術の高さに感動すら覚えます。

カラーバリエーションは「ペールグリーン」「ライトカッパー」「コバルトブラック」の3色展開(ドコモオンラインショップ限定でブルーあり)で、今回のペールグリーンは淡く上品な色合いが魅力的です。

待望の改善!ボタン配置と接続ポートの使い勝手

操作性においてAQUOS sense7から最も劇的に進化したのが、右側面のボタン配置です。sense7では電源ボタンと指紋センサーが別々に配置されており、位置が分かりにくいという声もありましたが、AQUOS sense8ではついに「電源ボタン一体型指紋センサー」が採用されました。これにより、画面を点灯させると同時にロック解除が可能になり、操作の快適性が格段に向上しています。音量ボタンはその上に配置されています。

本体下部にはUSB Type-Cポートとモノラルスピーカー、そして最近のスマホでは省略されがちな3.5mmイヤホンジャックもしっかり搭載されています。スピーカーがモノラルなのは動画視聴時に少し惜しい点ですが、イヤホン派には嬉しい仕様です。また、本体上部にはSIMカードスロットがあり、ここにmicroSDカード(最大1TB)も装着可能です。SIMピンを使わずに爪で引き出せるトレイ構造は、SDカードを頻繁に出し入れするユーザーにとって非常に便利です。

タフネスの証明:MIL規格準拠と防水防塵の実力

AQUOS sense8の大きな魅力の一つは、その見た目の繊細さとは裏腹な「頑丈さ」です。米国国防総省の調達基準であるMIL規格(MIL-STD-810H/G)の16項目に準拠しており、落下時の衝撃はもちろん、振動、高温・低温環境などへの耐性を備えています。実際にうっかりフローリングに落としてしまった際も、アルミボディのおかげで無傷で済み、そのタフさを実感しました。

さらに、IP65/68の防水・防塵性能に加え、独自に「お風呂防水」に対応している点です。湯船に浸かりながら濡れた手で操作しても誤動作が少なく、長時間のバスタイムで動画視聴を楽しむ私にとっては欠かせない機能です。また、アルコール除菌シートでの拭き取りにも対応しているため、外出から帰った後にスマホを清潔に保てるのも、今の時代には非常に安心感があります。

付属品について

パッケージ内容は非常にシンプルです。箱を開けると、AQUOS sense8本体の他に、「クイックスイッチアダプター(試供品)」と「クイックスタートガイド」などの紙類が入っているのみです。コスト削減や環境配慮の流れかと思いますが、ACアダプター(充電器)やUSB Type-Cケーブルは同梱されていません。

これまで使っていた充電器を流用する場合は問題ありませんが、初めてUSB Type-Cの端末を使う方や、急速充電(USB PD 3.0対応)の恩恵を受けたい方は、別途対応する充電器とケーブルを用意する必要があります。同梱されているクイックスイッチアダプターは、古いスマホからデータを移行する際にケーブルを繋ぐだけで済むため、セットアップ時に非常に役立ちました。

専用アクセサリー:純正ケースとサードパーティ製ケース

シャープからは純正シリコンケースが販売されており、本体カラー(ペールグリーン、ライトカッパー、コバルトブラック)に合わせた一体感のあるコーディネートが楽しめます。この純正ケースは、表面に弾力性のあるシリコン素材を使用し、内側には本体を優しく保護するマイクロファイバー裏地が採用されています。

実際に装着してみると、純正ならではのジャストサイズで、手触りも滑らかです。また、本機は背面のカメラが突出しているデザインのため、机に置いた際のガタつき防止やレンズ保護の観点からも、こうしたケースの利用は非常に有効です。純正以外にも多くのサードパーティ製ケースが販売されていますが、カメラ部分の保護性能が高いものを選ぶと安心です。

まとめ:デザインと耐久性

  • 外観:アルミユニボディのマットな質感は高級感があり、指紋も目立ちにくい。
  • 持ちやすさ:幅約71mmで握りやすく、バッテリー増量でも約159gという軽さは驚異的。
  • 操作性:電源ボタンと指紋センサーが一体化し、sense7の不満点を解消。
  • 機能性:イヤホンジャック、SDカードスロット、SIMピン不要のトレイなど、実用性を重視。
  • 耐久性:MIL規格準拠の堅牢性、お風呂防水、アルコール除菌対応で日常使いに安心。
  • 付属品:充電器やケーブルは付属しないため、別途準備が必要。データ移行用アダプタは同梱。
  • ケース:シャープ純正のシリコンケースがあり、本体カラーに合わせた選択が可能。

パフォーマンスとゲーム性能:AQUOS sense8のSnapdragon 6 Gen 1の実力を徹底検証

AQUOS sense8 CPU

ここでは、AQUOS sense8のパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

Antutuベンチマーク

AQUOS sense8は、SoC(System on Chip)にQualcomm製の「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」を搭載しています。これは4nmプロセスで製造されたミドルレンジ向けのチップセットで、GPUには「Adreno 710」を採用し、前世代と比較してグラフィック性能が大幅に強化されています。メモリ(RAM)は6GB LPDDR4X、ストレージ(ROM)は128GB UFS 2.2を搭載しており、日常的な操作からマルチタスクまでスムーズに処理できる基礎体力を備えています

Antutuベンチマーク結果は以下のようになっています。

 

投稿者: @akibaburari
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例: Antutu V10.1.3 総合で「508060」、CPUで「179719」、GPUで「111306」、MEMで「110253」、UXで「106782」

例: Antutu V10.1.5 総合で「557359」、CPUで「188701」、GPUで「111238」、MEMで「125340」、UXで「132080」

CPU性能は約50~55万点、GPU性能は約11万点を記録することが多いようです。

その他のベンチマーク結果

  • GeekBench 6 シングルコアで「938~942」、マルチコアで「2078~2647」
  • 3DMark Wild Lifeで「2374~2381」
  • 3DMark Wild Life Extremeで「607」
  • GFXBench:マンハッタン3.1で「2476」、オフスクリーン「2812」
  • PCMark (Work 3.0 performance)で「10886」

ベンチマーク結果からわかること

ベンチマークスコアから、AQUOS sense8はミドルレンジ帯の中でも上位に位置する性能を持っていることがわかります。特にAntutu総合スコアが50万点を超え、GPUスコアも約11万点をマークしている点は注目に値します。3DMarkのスコアも前モデルから大きく向上しており、一般的なブラウジングやSNS、動画視聴といった日常使いにおいてストレスを感じることはほぼないでしょう。また、UXスコアも高いため、アプリの起動や画面スクロールなどの体感速度も非常に軽快です

CPU性能を比較(Snapdragon 6 Gen 1)

AQUOS sense8 グラフ CPU性能比較

ここではAQUOS sense8が搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 1 プロセッサと他のCPUを比較・検証した結果を紹介します。

AQUOS sense7と比較

前モデルのAQUOS sense7は、CPUに「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」を搭載していました。これは6nmプロセスで製造されたチップセットで、GPUには「Adreno 619」を採用しています。メモリは6GB、ストレージは128GBと同じ構成ですが、チップセットの世代交代による性能差が注目されます。

AQUOS sense7のAntutuベンチマーク結果は以下の通りです。

例: Antutu V10.2.7 総合で「442463」、CPUで「152429」、GPUで「83732」(Lite)、MEMで「94947」、UXで「111355」

AQUOS sense8とAQUOS sense7を比較すると、Antutu総合スコアで約10万点以上の差がついており、sense8のSnapdragon 6 Gen 1が大きく性能を伸ばしていることがわかります。

特に注目すべきはグラフィック性能(GPU)とCPUのマルチコア性能の向上です。3DMarkのスコア比較では、sense7(約1200点)に対してsense8(約2380点)と約2倍近いスコアを記録しており、ゲームや描画処理において劇的な進化を遂げています。これにより、操作のサクサク感や3Dゲームの動作安定性が格段に向上しています。

Snapdragon 6 Gen 1性能を比較

AQUOS sense8が搭載するQualcomm Snapdragon 6 Gen 1 プロセッサと他のCPUを、Antutuベンチマークスコアで比較してみました。

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 (AQUOS sense10)・・・Antutu:80万
  2. Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:61万
  3. Snapdragon 6 Gen 3 (Xperia 10 VII)・・・Antutu:59万
  4. Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:54万
  5. Snapdragon 6 Gen 1 (AQUOS sense8)・・・Antutu:50万
  6. Snapdragon 695 5G(AQUOS sense7)・・・Antutu:44万
  7. MediaTek Dimensity 6300 (AQUOS wish5)・・・Antutu:39万
  8. MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
  9. Dimensity 700 5G (AQUOS wish4/AQUOS wish3)・・・Antutu:35万
  10. MediaTek Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万

比較から分かること

ここから、AQUOS sense8(Snapdragon 6 Gen 1)が、従来のスタンダードモデルで主流だったSnapdragon 695 5G搭載機(AQUOS sense7など)から確実にステップアップし、性能の底上げが図られていることが読み取れます。Antutu 50万点台というスコアは、エントリークラス(20〜30万点台)とは明確な性能差があり、数年前のハイエンドモデルに迫る水準です。最新のsense9などには及びませんが、現行のミドルレンジ機として、価格と性能のバランスが非常に優れたポジションにあると言えます。

ゲーム性能:AQUOS sense8で原神などの人気タイトルを実機プレイ検証

AQUOS sense8が搭載する「Snapdragon 6 Gen 1」は、ゲームプレイにおいてどれほどの実力を発揮するのか。実際に人気の5タイトルをインストールし、画質設定やフレームレート(FPS)の挙動を細かく検証してみました。前モデルAQUOS sense7(Snapdragon 695 5G)と比較しても、GPU性能の向上がはっきりと体感できる結果となりました。

原神 (Genshin Impact)

スマホへの負荷が非常に高いオープンワールドRPGですが、AQUOS sense8では設定次第で十分に冒険を楽しめます。画質を「中」設定にすると、フィールド探索や敵が入り乱れる戦闘シーンでも平均30fpsで安定して動作しました。元素スキルを連発しても極端なカクつきはなく、デイリークエスト消化やストーリー進行には全く問題ありません。

一方、画質を「低」に落とし、フレームレート上限を60fpsに設定して挑んでみました。都市部や激しいエフェクトが重なる場面ではフレームレートが40〜50fpsを行き来し、端末の発熱と共に動作の変動を感じましたが、スメールの砂漠などを走る分にはヌルヌル動きます。個人的には、バッテリー消費と発熱のバランスが良い「中画質・30fps」設定が、長時間安定して遊べるスイートスポットだと感じました。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

派手なエフェクトが飛び交うスペースファンタジーRPGですが、「原神」よりも動作は軽快です。画質設定を「中」、フレームレートを60fpsに設定してプレイしたところ、マップ移動からターン制バトルまで非常に滑らかに動作し、ほぼ60fpsに近い数値を維持してくれます。特に必殺技のカットイン演出もカクつくことなくスムーズに再生され、没入感を削がれることがありませんでした。高画質設定でも動きますが、長時間のプレイではわずかに熱を持つため、安定性を重視するなら「中」設定がベストです。ミドルレンジ機でこれだけ快適に動けば、開拓の旅もストレスフリーです。

フォートナイト (Fortnite)

建築とシューティングが融合したバトルロイヤルゲームです。画質プリセットを「中」または「低」に設定し、3D解像度を調整することで快適に遊べます。フレームレート上限を60fpsに設定した場合、降下直後や移動中は滑らかですが、激戦区では40〜50fps前後で推移する印象です。建築バトルが激化する終盤戦では、瞬発的な負荷で30fps台まで落ち込むこともありましたが、プレイに致命的な支障が出るほどではありません。もしランクマッチなどで勝ちにこだわるのであれば、フレームレート上限をあえて30fpsに固定することで、エイムの感覚を一定に保つことができ、より安定した戦績が残せそうです。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

元祖バトルロイヤルゲームである本作は最適化が進んでおり、AQUOS sense8との相性は抜群です。グラフィック設定を「スムーズ」にすると、フレームレート設定で「極限(60fps)」を選択可能です。実際にプレイしてみると、屋内探索から激しい撃ち合い、車両での移動に至るまで、ほぼ60fpsに張り付いた状態で非常に滑らかなゲームプレイが可能でした。グラフィックを「HD」に上げてもフレームレート「高(30fps)」で安定動作し、美しいグラフィックで緊張感ある戦場を楽しめます。タッチサンプリングレートの反応も悪くなく、ドン勝を狙うのに十分な性能を持っています。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

育成シミュレーションとして人気の本作ですが、AQUOS sense8のスペックなら余裕を持って動作します。3D軽量モードを使う必要はなく、「標準(最高画質)」設定でも全く問題なく快適です。育成パートのサクサク感はもちろん、多数のウマ娘が入り乱れるレースシーンや、エフェクトが豪華なウイニングライブも30fps(レース・ライブの一部設定で滑らかに動作)でカクつくことなく再生されます。ロード時間も短く、ストレスなく周回プレイが可能でした。大画面のIGZO OLEDで見るライブ映像は発色も良く、推しのウマ娘を愛でるのにも最適です。

まとめ:ゲーム性能

結論として、Snapdragon 6 Gen 1を搭載したAQUOS sense8は、ミドルレンジスマートフォンとしては極めて優秀なゲーム性能を持っていると言えます。「PUBG MOBILE」や「ウマ娘」のようなタイトルであれば最高設定や高フレームレート設定で快適に遊べますし、重量級の「原神」であっても画質を調整することで十分実用的なプレイが可能です。前モデルからのGPU性能向上は伊達ではなく、ガチゲーマーでなければ「スマホでゲームも楽しみたい」というニーズにしっかり応えてくれる一台に仕上がっています。

ゲーム以外の動作感:AQUOS sense8の日々の操作は驚くほど快適に進化した

AQUOS sense8は、SoCが「Snapdragon 6 Gen 1」に刷新されたことで、ゲームだけでなく日常のあらゆる動作においてもキビキビとしたレスポンスを実現しています。ここでは、ブラウジング、マルチタスク、クリエイティブな編集作業における実際の挙動を、前モデルAQUOS sense7との比較を交えて詳しくレビューします。

90Hz駆動がもたらす「ヌルサク」なブラウジング体験

WebブラウジングやSNSのタイムラインスクロールにおいて、AQUOS sense8の進化は劇的です。前モデルAQUOS sense7のリフレッシュレートは最大60Hzでしたが、sense8では最大90Hz(黒画挿入技術により疑似180Hz相当)に向上しました。

実際にChromeブラウザで画像が多用されたショッピングサイトや、縦に長いニュースサイトを高速でスクロールしてみましたが、指の動きに画面が吸い付くように追従し、残像感も大幅に低減されています。sense7では時折感じられたスクロール時の微細な引っかかりや、読み込み待ちの「一瞬の間」が解消されており、情報収集のストレスが激減しました。特に文字の視認性が良いため、移動中にニュースを斜め読みする際も目が疲れにくいと感じます。

余裕を感じるマルチタスクとアプリ切り替え

メモリ(RAM)容量はsense7と同じ6GBですが、CPU性能の底上げによりマルチタスク処理も快適になっています。例えば、YouTubeで動画を再生しながら画面分割機能を使って地図アプリを開いたり、Webで調べ物をしたりといった操作を行っても、動作が重くなることはほとんどありませんでした。

個人的に驚いたのは、アプリの切り替え速度です。sense7では、重めのアプリからホーム画面に戻る際や、タスク一覧から別のアプリを呼び出す際にワンテンポ待たされることがありましたが、sense8ではその遷移が非常にスムーズです。バックグラウンドで複数のアプリが立ち上がっている状態でも、システムの挙動が安定しており、SoCの進化を肌で感じることができます。

画像編集・動画編集も実用レベルに到達

SNSにアップするための写真加工や、簡単な動画編集作業も試してみました。GoogleフォトやLightroomを使った画像編集では、フィルターの適用や補正の反映がsense7よりも明らかに高速化しています。特に高画素モード(50MP)で撮影した写真の読み込みや保存にかかる時間が短縮されており、サクサクと編集作業を進められます。

動画編集アプリ「CapCut」を使用して、フルHD(1080p)の動画を数本繋ぎ合わせ、テロップやエフェクトを追加する作業を行ってみました。プレビュー再生時のコマ落ちは少なく、カット編集もスムーズに行えます。書き出し速度に関しても、Snapdragon 695 5G搭載機と比較して体感できるほど速くなっており、数分程度のVlogやショート動画の作成であれば、パソコンなしでも十分にこなせると感じました。

まとめ:ゲーム以外の動作感

  • ブラウジング:90Hz(疑似180Hz)対応により、スクロールが滑らかで文字が読みやすい。
  • マルチタスク:SoCの進化により、画面分割やアプリ切り替え時のレスポンスが向上。
  • 画像編集:高画素写真の編集や保存が高速化し、ストレスなく加工できる。
  • 動画編集:フルHDクラスの動画編集ならプレビューも滑らかで、書き出し速度も実用的。
  • 前モデル比較:sense7の「もっさり感」が解消され、日常動作全般がキビキビとした挙動に変化。

発熱と冷却:AQUOS sense8のアルミボディがもたらす放熱性能と安定性

SoCが刷新され処理能力が向上したAQUOS sense8ですが、気になるのは高負荷時の発熱です。実際にベンチマークテストや長時間のゲームプレイを通じて、熱の持ち方や冷却性能を前モデルAQUOS sense7と比較しながら検証しました。

性能アップでも発熱はマイルドに制御

AQUOS sense8に搭載された「Snapdragon 6 Gen 1」は、sense7の「Snapdragon 695 5G」と比較してCPU性能が約36%、GPU性能が約33%向上していますが、発熱制御は非常に優秀です。実際にベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」を連続で回してみたところ、AQUOS sense7では計測中に本体温度が37度台後半まで上昇することがありましたが、AQUOS sense8では最大でも35度台に留まるケースが多く見られました。

処理能力が上がっているにもかかわらず、発熱のピーク温度が下がっている点には驚かされました。ブラウジングやSNS、動画視聴といった日常的な使用シーンで、不快な熱さを感じることはまずありません。

アルミボディの放熱性と高負荷時の挙動

AQUOS senseシリーズの特徴である一体成型のアルミボディは、デザイン性だけでなく放熱性にも寄与しています。「原神」のような高負荷な3Dゲームを最高画質設定で30分ほどプレイし続けると、内部温度の上昇に伴い、カメラユニット周辺から側面にかけてじんわりとした熱さを感じます。表面温度は約40度近くに達することもありますが、これはアルミ素材が内部の熱を素早く外に逃がしている証拠でもあります。プラスチック筐体のスマホのように熱が内部にこもって処理落ち(サーマルスロットリング)を起こす頻度は少なく、パフォーマンスの持続性はsense7よりも向上していると感じました。

「インテリジェントチャージ」で充電中の発熱も抑制

充電しながらスマホを操作する際の発熱対策も万全です。AQUOS sense8には、充電中にゲームや動画視聴を行っても、バッテリーを介さずに本体へ直接給電する「ダイレクト給電」機能を含む「インテリジェントチャージ」が搭載されています。 実際に充電ケーブルを繋いだままWeb会議を行ってみましたが、バッテリーへの充電負荷による発熱が抑えられているため、本体が熱くなりすぎることを防いでくれました。これにより、バッテリーの劣化も抑えられるため、長く使い続けたいユーザーにとっては非常に大きなメリットです。

まとめ:発熱と冷却

  • 日常使用:Web閲覧や動画視聴程度では発熱はほとんど気にならず快適。
  • 高負荷時:重いゲームプレイ時は40度近くまで温度が上がるが、アルミボディが効率的に放熱し、パフォーマンス低下を抑制。
  • 前モデル比較:Snapdragon 695 5G搭載のsense7と比較して、性能向上を果たしつつもピーク時の発熱は同等かそれ以下に制御されている印象。
  • 充電制御:ダイレクト給電により、充電しながらの使用でも発熱とバッテリー劣化を防げる。

メモリとストレージ:AQUOS sense8の基礎体力と安心の拡張性

スペック表の数字こそ前モデルと同じですが、実際の挙動は「余裕」を感じさせるものに進化しています。ここでは、AQUOS sense8のRAMとROMの容量、そして使い勝手に直結する拡張性について、AQUOS sense7との比較を交えてレビューします。

必要十分な6GB RAMとSoCの恩恵

メモリ(RAM)容量は6GB を搭載しており、これは前モデルのAQUOS sense7と同じ数値です。しかし、実際に使ってみて感じる「サクサク感」には明確な違いがありました。sense7では、複数のアプリを行き来する際やカメラ起動時に一瞬の「待ち」や「もたつき」を感じる場面がありましたが、AQUOS sense8ではSoCがSnapdragon 6 Gen 1に刷新されたことでメモリの処理効率が向上しているのか、そうしたストレスが大幅に軽減されています。ブラウザで調べ物をしながら地図アプリを開き、さらにSNSをチェックするといったマルチタスク操作でも、アプリが落ちることなくスムーズに切り替わるため、数字以上の快適さを体感できました。

物理6GBメモリ+仮想メモリで余裕の動作

物理メモリ(RAM)は6GBを搭載しており、これは前モデルのAQUOS sense7と同じ数値です。しかし、AQUOS sense8ではストレージの一部をメモリとして活用する「仮想メモリ」機能が搭載されています。設定を確認したところ、「設定」→「システム」→「仮想メモリ」の項目があり、デフォルトで「オン」になっていました。これにより、物理メモリ6GBに加え、最大8GBを仮想メモリとして拡張できるため、合計で最大14GB相当のメモリ領域を確保できることになります。

sense7では、複数のアプリを行き来する際やカメラ起動時に一瞬の「待ち」を感じる場面がありましたが、sense8ではSoCの進化とこの仮想メモリの効果もあってか、そうしたストレスが大幅に軽減されています。ブラウザで調べ物をしながら地図アプリを開き、さらにSNSをチェックするといったマルチタスク操作でも、アプリが落ちることなくスムーズに切り替わるため、数字以上の快適さを体感できました。

128GBストレージと実質的な空き容量

内蔵ストレージ(ROM)は128GB で、こちらもsense7から据え置きです。初期設定を終えた段階でシステムやプリインストールアプリによって約30GB程度が使用されており、ユーザーが自由に使える実質的な空き容量は約100GB前後となります。写真や動画を日常的に撮影したり、原神のような大容量ゲーム(数十GB)を複数インストールしたりすると、128GBでは心許なく感じるのが正直なところです。特にAQUOS sense8はカメラ性能が向上し、撮影が楽しくなる機種だけに、データの保存先には気を使う必要があります。

頼れるmicroSDカード対応と使いやすいトレイ

ストレージ容量への不安を解消してくれるのが、最大1TBまで対応するmicroSDXCカードスロットの存在です。最近はハイエンド機を中心にSDカード非対応のスマホが増えていますが、AQUOS sense8はしっかりと対応しており、写真や動画、音楽データをSDカードに逃がすことで本体ストレージを節約できます。

注目すべきは、SIMカード/microSDカードトレイの構造です。sense7同様、SIMピン(取り出し金具)を使わずに爪を引っ掛けて引き出せる設計になっており、出先で急にSDカードを入れ替えたくなった時などに非常に便利でした。この「道具いらず」の配慮は、地味ながらもユーザーフレンドリーな素晴らしい点だと感じます。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ容量:6GB RAM搭載。数値はsense7と同じだが、処理効率向上により体感速度はスムーズ。
  • 動作感:仮想メモリ機能はないものの、マルチタスクやアプリ切り替えでもたつきを感じることは少ない。
  • ストレージ容量:128GB搭載(実質空き容量約100GB)。写真やゲームを多用すると不足しがち。
  • 拡張性:最大1TBのmicroSDカードに対応し、容量不足をカバー可能。
  • 利便性:SIMピン不要でトレイが開閉でき、カードの出し入れが非常に手軽。

カメラ性能:AQUOS sense8の光学式手ブレ補正とProPix5が描く「失敗しない」撮影体験

AQUOS sense8 カメラ

ここでは、AQUOS sense8の進化したカメラ構成や機能、そして実際に様々なシーンで撮影した体験について紹介します。

ハードウェア仕様:大型センサー×OISの「本気」構成

AQUOS sense8の背面には、シリーズのアイコンとなったセンターサークルデザインの中に、「標準(メイン)」と「広角」の2つのレンズを搭載したデュアルカメラシステムが配置されています。

標準カメラは、前モデルAQUOS sense7と同じセンサー(1/1.55インチ)、画素数(約5,030万画素)ですが、電子式手ブレ補正(EIS)だけでなく、物理的にブレを抑え込む「光学式手ブレ補正(OIS)」に対応しています。これにより、暗所や片手撮影時の安定性が飛躍的に向上し、失敗写真も劇的に少なくなりました。

一方、広角カメラ約800万画素(F値2.4、焦点距離15mm相当)、画面側のインカメラは約800万画素(F値2.0、焦点距離26mm相当)となっており、これらは前モデルのスペックをほぼ踏襲した構成です。

進化した画質エンジン「ProPix5」

フラッグシップモデルの技術を応用した新画質エンジンProPix5」は、非圧縮のRAWデータを複数枚撮影して合成するHDR(ハイダイナミックレンジ)処理に対応しました。これにより、明暗差の激しいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑え、肉眼で見た印象に近い、階調豊かな表眼が可能になります。空の青さと建物の影、両方を美しく残せる処理能力には驚かされました。

使い勝手を高める機能

光学2倍相当ズーム」:望遠レンズは搭載していませんが、5,030万画素の高画素センサーを活かした「光学2倍相当」のズームが可能です。単なるデジタルズームとは異なり、高精細モードに切り替えて中央部分を切り出すため、画質劣化をほとんど感じません。料理のアップや少し遠くの被写体を撮る際にも、クリアな画質を保ってくれます。

フローティングシャッター」:実際に使ってみて「これは便利!」と膝を打ったのが「フローティングシャッター」機能です。画面上の好きな場所に、もう一つのシャッターボタンを配置できます。標準のシャッターボタンは画面下部固定ですが、フローティングシャッターを使えば、例えば親指が届きやすい画面中央付近にボタンを置くことができます。これにより、不安定な体勢や片手持ちでも、指を無理に伸ばすことなく安定してシャッターを切ることができ、手ブレの抑制にも一役買っています。

実際の撮影体験:日常のあらゆる瞬間が「作品」になる

日中の明るいシーン:解像感と鮮やかな発色

晴れた日の公園で撮影してみましたが、5,030万画素の高解像度と大型センサーの恩恵で、木々の葉の一枚一枚や建物のディテールまでくっきりと描写されます。AIオートをオンにしておけば、被写体に合わせて最適な設定が適用され、空の青や木々の緑が鮮やかに強調された「映える」写真が撮れました。

室内のシーン:料理の撮影も失敗知らず

カフェやレストランなどの少し照明を落とした室内でも、AQUOS sense8は強さを発揮します。大型センサーは多くの光を取り込めるため、シャッタースピードを稼ぐことができ、OISとの相乗効果でブレを強力に抑え込みます。料理を撮影する際も、ProPix5が色味を適切に補正し、暖色系の照明下でも美味しそうなシズル感を表現してくれました。以前の機種では薄暗くなりがちだったシーンでも、明るくノイズの少ない写真が撮れるのは大きな喜びです。

夜間の暗いシーン:OISの真価を発揮

最も進化を感じたのは夜景撮影です。sense7ではしっかり構えないとブレてしまうような暗さでも、sense8では手持ちでサクサクと撮影できます。ナイトモードを使用すると、数秒間の露光が行われますが、OISが微細な揺れを吸収してくれるため、三脚なしでもビシッと止まった夜景が撮れました。街灯の白飛びも抑えられ、暗部のノイズも目立ちません。「ミドルレンジでここまで撮れるのか」と、撮影画像のプレビューを見て思わず感嘆の声が漏れました。

動画撮影:ハイブリッド手ブレ補正で安定感アップ

動画撮影においても、OISの恩恵は大きいです。光学式と電子式を組み合わせたハイブリッド手ブレ補正により、歩きながらの撮影でも不快な揺れがかなり軽減されています。解像度は最大4K(30fps)まで対応しており、日常のVlogや記録用としては十分な画質です。また、ソフトウェアアップデートにより動画撮影時の画質改善や手ブレ補正の挙動が最適化されており、発売当初よりもさらに使いやすくなっています。

AQUOS sense8 カメラ仕様・機能

  • メインカメラ(標準):有効画素数 約5,030万画素 / F値1.9 / 焦点距離23mm相当 / 1/1.55インチ大型センサー / 光学式手ブレ補正(OIS) / 電子式手ブレ補正
  • 広角カメラ:有効画素数 約800万画素 / F値2.4 / 焦点距離15mm相当 / 電子式手ブレ補正
  • インカメラ:有効画素数 約800万画素 / F値2.0 / 焦点距離26mm相当
  • 画質エンジン:ProPix5(RAWデータ合成HDR対応)
  • 主な機能:AIオート、ナイトモード、ポートレートモード、フローティングシャッター、光学2倍相当ズーム
  • 動画:最大4K 30fps / ハイブリッド手ブレ補正対応

まとめ:カメラ性能

  • センサー:1/1.55インチの大型センサーを搭載し、取り込む光量が多く、明るくノイズの少ない写真撮影が可能。
  • 手ブレ補正:シリーズ初の光学式手ブレ補正(OIS)を搭載し、暗所や片手撮影での失敗率が劇的に低下。
  • 画質エンジン:ProPix5によりRAW合成HDRに対応。明暗差のあるシーンでも白飛び・黒つぶれを抑制し、見たままの美しさを再現。
  • ズーム性能:高画素を活かした光学2倍相当のズームは解像感が高く、実用性抜群。
  • 操作性:フローティングシャッター機能により、手の大きさや持ち方に関わらず、最適な位置でシャッターが切れる。
  • 動画:OISと電子式補正の組み合わせで、歩き撮りでも安定した映像が記録できる。
  • 前モデル比較:sense7の弱点だった手ブレ補正の欠如を解消し、画質処理も進化。「誰でも簡単に綺麗に撮れる」完成度の高いカメラに仕上がっている。

ディスプレイとオーディオ:AQUOS sense8の進化する視覚体験と実用的なサウンド

AQUOS sense8 ディスプレイ

ここでは、AQUOS sense8のディスプレイの進化と、日常使いにおけるオーディオ性能について詳しくレビューします。

没入感を高めるIGZO OLEDの鮮やかな発色

AQUOS sense8のディスプレイを初めて点灯させた瞬間、その鮮やかさと深みのある発色に目を奪われました。搭載されているのは約6.1インチの「IGZO OLED」ディスプレイで、有機ELならではの引き締まった黒と、10億色という豊かな色彩表現が特徴です。写真や動画を表示すると、コントラスト比1,300万:1の実力が遺憾なく発揮され、明暗差のあるシーンでも黒つぶれや白飛びが少なく、非常に立体的でリアルな映像を楽しめます。

片手操作に最適なサイズ感と精細な描写

ディスプレイのサイズや解像度に関しては、前モデルであるAQUOS sense7から大きな変更はありません。AQUOS sense8も約6.1インチのディスプレイを採用しており、解像度はフルHD+(1,080×2,432ドット)です。最近のスマートフォンとしては標準的なサイズ感ですが、幅約71mmという筐体サイズに収まっているため、片手での操作性が非常に高いのが魅力です。

アスペクト比も縦長で、WebサイトやSNSのタイムラインなど、縦に長いコンテンツを一覧しやすく、一度に多くの情報を得られます。sense7と同様のスペックではありますが、高精細で緻密な描写力は健在で、文字の輪郭もくっきりと表示されるため、電子書籍などのテキストコンテンツも快適に読むことができました。

90Hz駆動と高輝度で屋外でも滑らかで明るい

リフレッシュレートと輝度においては、確実な進化と使いやすさを感じます。AQUOS sense7のリフレッシュレートは最大60Hzでしたが、AQUOS sense8では90Hzに向上しており、さらに黒網挿入技術によって最大180Hz相当の滑らかな表示が可能になりました。ブラウザでのスクロールや、動きの激しいゲーム画面でも残像感が抑えられ、指に吸い付くような操作感を体験できます。

また、1秒間に画面の状態が180回変化する「なめらかハイスピード表示」に対応。最大180Hz相当という驚異的な滑らかさを実現することで、FPSゲームやスポーツ動画などの動きの激しいコンテンツを視聴した際も、映像のブレが抑えられ、被写体がクッキリとクリアに見えるのを実感できます。

輝度に関しては、ピーク輝度が1,300nitと非常に明るく、直射日光下の屋外でも画面がくっきりと見えます。周囲の明るさに合わせてコントラストなどを自動調整する「アウトドアビュー」機能のおかげで、外出時の地図確認や写真撮影時のプレビュー確認もストレスなく行えました。

ディスプレイの進化:HDR正式対応と目に優しい新素材

前モデルのAQUOS sense7では「バーチャルHDR」という擬似的な機能に留まっていましたが、sense8では「HDR(ハイダイナミックレンジ)」の規格に正式に対応し、これにより、対応する映画や動画コンテンツを再生した際、明暗のダイナミックレンジが広がり、クリエイターが意図した通りの鮮烈な映像美を楽しめるようになりました。

また、長時間スマホを使う現代人にとって嬉しいのが、ディスプレイ素材の刷新です。新しい有機EL材料を採用することで、画質の色味を変化させることなく、ブルーライトの発光量を前モデル比で約50%低減しています。実際に夜間に動画を視聴してみても、目の奥に刺さるような刺激が少なく、それでいて映像の色合いは自然なまま維持されていました。

AQUOS sense8 ディスプレイ仕様

  • 種類:IGZO OLED(有機EL)
  • サイズ:約6.1インチ
  • 解像度:フルHD+(2,432 × 1,080)
  • リフレッシュレート:90Hz(黒画挿入で最大180Hz相当)
  • ピーク輝度:1,300nit
  • その他:ブルーライト約50%低減、アウトドアビュー、リラックスビュー

オーディオ性能:モノラルでもクリア、イヤホン派には嬉しい仕様

スピーカーは本体下部に配置されたモノラル仕様です。前モデルからステレオ化を望む声もありましたが、残念ながらsense8でも据え置きとなりました。実際にYouTubeのレビュー動画やニュースの読み上げ、ドラマのセリフを聴いてみると、中音域非常にクリアで聞き取りやすいです。しかし、高音は音量を最大近くまで上げると少しザラつきを感じる場面も。低音はベースの唸りやバスドラムのキック音、アクション映画の爆発音などで「ドスン」という響きがなく、全体的に軽い印象になります。

一方で、3.5mmイヤホンジャックを搭載している点は大きなメリットです。有線イヤホン派にとっては変換アダプタなしで高音質な音楽を楽しめますし、Bluetooth接続(LDACやaptX Adaptive対応)と使い分けることで、バッテリー消費を抑えつつ動画視聴に没頭できるなど、実用性を重視した設計だと感じました。

まとめ:ディスプレイとオーディオ

  • 画質:IGZO OLEDによる10億色の発色と高コントラストで、没入感のある映像体験が可能。
  • 滑らかさ:前モデルsense7の60Hzから90Hz(疑似180Hz)へ進化し、スクロールの残像感が低減。
  • 視認性:1,300nitの高輝度とアウトドアビューにより、屋外でも画面が見やすい。
  • 進化点:HDRへの正式対応で映像表現力が向上し、新素材によりブルーライトを大幅にカット。
  • スピーカー:モノラル仕様だが、中音域(ボーカル)はクリア。低音の迫力は控えめ。
  • イヤホン:3.5mmジャック搭載で有線接続が容易。ハイレゾワイヤレスにも対応し、高音質を楽しめる。

バッテリーと通信性能:AQUOS sense8の驚異的なスタミナと安定した接続性

AQUOS sense8 バッテリー

ここでは、AQUOS sense8の最大の魅力の一つであるバッテリー性能と、日常使いに欠かせない通信性能について、実際の使用感を交えてレビューします。

5,000mAhの大容量バッテリーがもたらす圧倒的な安心感

AQUOS sense8は、コンパクトなボディに5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは前モデルAQUOS sense7の4,570mAhから約10%増量されており、重量がほぼ変わらない(約159g)ことを考えると驚異的なパッケージングです。公称スペックでは、1日10時間の利用(動画視聴4時間、音楽ストリーミング3時間、SNS閲覧2時間、ゲーム1時間)でも2日間使用可能と謳われています。連続通話時間は約3,980分(VoLTE)、連続待受時間は約770時間(LTE)と、スタミナ性能には絶対の自信を持っていることが伺えます。

実際の使用感:2日は余裕、ライトユーザーなら3日も視野に

実際にAQUOS sense8をメイン端末として数日間使用し、そのバッテリー持ちを検証しました。朝8時に100%の状態で持ち出し、通勤中のWeb閲覧や音楽再生、日中のSNSチェック、写真撮影、夜間の動画視聴などをこなし、就寝時の残量はなんと60%以上残っていました。さらにハードに使ってみようと思い、休日に地図アプリ(GPS)を多用しながら外出したり、高画質設定でゲームを1時間ほどプレイしたりしましたが、それでも1日終わって40%程度のバッテリーが残っていました。

PCMark for Android(Work 3.0 Battery Life)を使用したバッテリーテストの結果でも、17時間以上という驚異的なスコアを記録するケースが多く報告されています。これはハイエンドモデルをも凌駕する数値であり、充電器を持ち歩く必要性を全く感じさせないレベルです。「バッテリーが減らない」という安心感は、何にも代えがたいメリットだと実感しました。

充電性能:賢くバッテリーを守る機能が充実

充電に関しては、USB Power Delivery 3.0に対応しており、急速充電が可能です。ただし、フル充電(0%→100%)には約160分(約2時間40分)かかるとされており、最近のハイエンド機に見られる超急速充電(数十分で満タン)と比較すると速度は控えめです。

しかし、AQUOS sense8にはバッテリーの劣化を防ぐ「インテリジェントチャージ」機能が搭載されています。画面点灯中の給電をバッテリーを介さずに行う「ダイレクト給電」や、充電上限を90%に制限してバッテリーへの負荷を減らす機能など、長く使うための配慮が行き届いています。ワイヤレス充電には非対応ですが、バッテリー持ちが良いため充電頻度自体が少なく、有線充電の速度も就寝中に充電するスタイルであれば全く気になりませんでした。

通信性能:5G対応と安定したWi-Fi接続

通信性能についても、最新の規格に対応し、安定した接続性を確保しています。モバイル通信 5G(Sub6)に対応しており、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアのバンド(周波数帯)を網羅しています。実際にドコモ回線のSIMカードを挿して使用しましたが、都市部では5Gエリアでの高速通信を体感でき、地下鉄やビル内でも4G(LTE)で安定して繋がりました。また、eSIMにも対応しているため、物理SIMと組み合わせてデュアルSIM運用(DSDV)が可能です。

Wi-Fi

Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの対応となっており、最新のWi-Fi 6/6Eには非対応です。ここは少し残念なポイントですが、実効速度としては動画視聴や大容量データのダウンロードでもストレスを感じることはありませんでした。自宅のルーターから離れた部屋でも電波の掴みは良く、接続が途切れるようなことはありませんでした。

Bluetooth & GPS

Bluetooth 5.1に対応しており、ワイヤレスイヤホンとの接続も安定しています。人混みの中でも音飛びはほとんどありませんでした。GPS精度に関しても、Googleマップでのナビゲーション中に現在地を見失うことはなく、高架下などでも比較的正確に追従してくれました。

通話品質

VoLTE通話時の音声は非常にクリアで、相手の声が聞き取りやすく、こちらの声もノイズ少なく届いているようです。マスクをしたままでの通話でも、こもった感じになりにくい印象を受けました。

まとめ:バッテリーと通信性能

  • バッテリー容量:5,000mAhに増量しつつ軽量ボディを維持。
  • バッテリー持ち:公称通り2日間の使用は余裕。PCMarkテストでも17時間超えを記録するなど、圧倒的なスタミナ。
  • 充電:急速充電対応だが速度は標準的。ダイレクト給電などのバッテリー保護機能が優秀。ワイヤレス充電は非対応。
  • モバイル通信:国内4キャリアの5G/4Gバンドを網羅し、eSIM対応でデュアルSIM運用も容易。
  • Wi-Fi:Wi-Fi 5までの対応だが、通信安定性は高い。
  • その他:Bluetooth接続やGPS精度も問題なく、通話品質もクリア。

OSと機能:AQUOS sense8の長期サポートと痒い所に手が届く独自機能

ここでは、AQUOS sense8のOSやUIの使い心地、そして長く安心して使い続けられる充実のサポート体制と便利機能について紹介します。

Android 13とクセのないUIデザイン

AQUOS sense8は出荷時にAndroid 13を搭載しています。実際に操作してみると、シャープ独自の「AQUOS Home」は非常にシンプルで、Google純正のAndroid(ピュアAndroid)に近い操作感です。国内メーカー製スマホにありがちな、プリインストールアプリが大量に入っていて画面がごちゃごちゃしているということもなく、必要なアプリだけを選んで追加していけるスッキリとした構成が好印象でした。

AQUOS sense7と比較してもUIの基本的なデザインに大きな変更はありませんが、SoCの性能向上も相まって、アニメーションや画面遷移がより滑らかに感じられます。設定メニューなども直感的に分かりやすく整理されており、初めてスマートフォンを使う人から慣れた人まで、迷うことなく使える親切な設計だと感じました。

なお、アイコンや文字を大きく表示する「かんたんモード」や、子供の使いすぎを防ぐ「ジュニアモード」も利用できます。これらの機能は設定から簡単に切り替えられるため、利用者のライフスタイルに合わせてカスタマイズできるのが魅力です。

圧倒的安心感!最大3回のOSアップデート保証

本機を選んだ最大の理由になり得るのが、サポート期間の大幅な延長です。AQUOS sense8では、発売日から最大3回のOSバージョンアップと、5年間のセキュリティアップデートが保証されています。前モデルのAQUOS sense7が最大2回のOSアップデート、3年間のセキュリティ更新だったことと比較すると、サポート期間が飛躍的に伸びています。

実用性抜群の「AQUOSトリック」と選べるモード

シャープ独自の便利機能群「AQUOSトリック」は、日常のちょっとした不便を解消してくれます。特に私が重宝したのは「Payトリガー」です。指紋センサーを長押しするだけで、ロック解除と同時にPayPayなどの決済アプリを起動できるため、レジ前でもたつくことがなくなりました。また、Web記事を自動でスクロールしてくれる「スクロールオート」は、食事中など手が離せない時に非常に便利です。

日本仕様の強み:迷惑電話対策とおサイフケータイ

AQUOS sense8は、日本国内での利用に最適化された機能もしっかり網羅しています。もちろん「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応しており、SuicaやiDなどを問題なく利用できます。また、地味ながら強力なのが「迷惑電話対策機能」です。知らない番号からの着信に対して、自動で名前と要件を確認するメッセージを流したり、怪しい電話をブロックしたりする機能が標準で備わっています。

昨今増えている特殊詐欺などの対策として、別途アプリを入れることなくセキュリティを高められるのは非常に心強いです。こうした細やかな配慮は、海外メーカー製のエントリー~ミドルレンジ機にはない、国内メーカーならではの強みだと感じました。

待望の改善!電源ボタン一体型の指紋認証

生体認証は、顔認証と指紋認証のデュアル対応です。注目すべき改善点は、指紋センサーの位置です。AQUOS sense7では側面の電源ボタンとは別に指紋センサーが配置されていましたが、sense8では「電源ボタン一体型」に変更されました。これにより、画面を点灯させる動作と同時にロック解除が行えるようになり、操作フローが非常にスムーズになりました。

実際に使ってみると、ポケットから取り出しながら自然にロック解除ができ、認証速度も高速でストレスがありません。また、顔認証はマスクを着用したままでも認識してくれるため、花粉症の時期や感染症対策が必要な場面でも快適に使用できました。この2つの認証を組み合わせることで、どんな状況でも即座に使い始められる快適さを実現しています。

AQUOSトリック機能一覧

  • ロック・ホームフォトシャッフル:ロック画面やホーム画面を表示するたびに、指定したフォルダ内の画像をランダムに表示。
  • Payトリガー:指紋センサーを長押しするだけで、決済アプリなどを即座に起動。
  • スクロールオート:Webページなどを自動でスクロール表示。
  • Clip Now:画面の縁をなぞるだけでスクリーンショットを撮影。
  • ゲーミングメニュー:ゲーム中の通知ブロックや画質調整、録画などが可能。
  • ジュニアモード:子供の使いすぎ防止やフィルタリング設定などをまとめて管理。
  • かんたんモード:文字やアイコンを大きくし、短縮ダイヤルなどを配置した見やすいホーム画面。
  • Bright Keep:手に持っている間は画面を消灯しない機能。
  • テザリングオート:あらかじめ設定した場所(自宅など)に着くと、自動でテザリングをONにする機能。
  • インテリジェントチャージ:充電の制御によりバッテリーの劣化を抑える機能。

まとめ:OSと機能

  • OS/UI:シンプルで使いやすいAndroid 13を採用し、プリインストールアプリも最小限。
  • サポート:最大3回のOS更新と5年間のセキュリティ保証に対応し、長く安心して使える。
  • 独自機能:Payトリガーやスクロールオートなど、実用的な「AQUOSトリック」が便利。
  • モード切替:かんたんモードやジュニアモードを搭載し、高齢者や子供にも最適。
  • 便利機能:おサイフケータイに加え、迷惑電話対策機能も標準搭載。
  • 生体認証:電源ボタン一体型指紋センサーに進化し、使い勝手が大幅に向上。マスク対応顔認証も便利。

検証してわかったAQUOS sense8のメリット・デメリット

AQUOS sense8を実際に使用し、前モデルAQUOS sense7と比較しながら徹底的に検証を行いました。ミドルレンジスマートフォンの定番として進化を続ける本機ですが、スペック表だけでは見えてこない実際の使い勝手や、ユーザーが気になるポイントが浮き彫りになりました。ここでは、実際に使って感じたメリットとデメリットを詳細に解説します。

メリット(長所)

メリット1:Snapdragon 6 Gen 1搭載で処理性能が大幅アップ

最大のメリットは、SoCが「Snapdragon 6 Gen 1」に刷新されたことによる基本性能の底上げです。前モデルのsense7(Snapdragon 695 5G)と比較して、CPU性能は約36%、GPU性能は約33%向上しました。実際に使ってみると、アプリの起動や切り替え、カメラの処理速度などが明らかにキビキビとしており、Antutuベンチマークスコアも50万点台を記録するなど、ミドルレンジ機としては頭一つ抜けた快適さを実現しています。

メリット2:光学式手ブレ補正(OIS)搭載でカメラ性能が大幅向上

カメラ性能の進化も目覚ましく、メインカメラに光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されました。前モデルのsense7では電子式手ブレ補正のみだったため、暗所での撮影や片手での撮影時に手ブレが発生しやすいという課題がありました。しかし、sense8では大型の1/1.55インチイメージセンサーとOISの組み合わせにより、夜景や薄暗い室内でも驚くほど明るく、ブレの少ない写真を撮影できるようになりました。

メリット3:90Hz駆動(疑似180Hz)でスクロールが滑らかに

ディスプレイのリフレッシュレートが、sense7の最大60Hzから90Hzへと向上しました。さらに、黒画挿入技術を用いた「なめらかハイスピード表示」により、最大180Hz相当の滑らかな表示が可能になっています。実際にWebサイトの閲覧やSNSのタイムラインをスクロールしてみると、sense7で感じられた残像感が大幅に低減され、文字が読みやすく、指に吸い付くような操作感を体験できました。

メリット4:5,000mAhの大容量バッテリーなのに世界最軽量クラス

バッテリー容量はsense7の4,570mAhから5,000mAhへと増量されましたが、重量は約159gと、わずか1gの増加に抑えられています。5,000mAhクラスのバッテリーを搭載する5Gスマートフォンとしては世界最軽量クラスであり、長時間持っていても手が疲れにくい点は大きなメリットです。実際の使用でも、動画視聴やゲームを交えつつ1日中ハードに使ってもバッテリーが切れず、公称通りのスタミナ性能を確認できました。

メリット5:最大3回のOS更新と5年間のセキュリティ保証

AQUOS sense8は、発売日から最大3回のOSバージョンアップと、5年間のセキュリティアップデートが保証されています。sense7が最大2回のOS更新だったことと比較すると、サポート期間が大幅に延長されており、1台の端末を長く安心して使いたいユーザーにとっては非常に強力な選択肢となります。近年のスマートフォン価格の上昇を考えると、この長期サポートはコストパフォーマンスを高める重要な要素です。

メリット6:電源ボタン一体型指紋センサーで操作性が改善

前モデルsense7では側面の電源ボタンと指紋センサーが別々に配置されており、操作に戸惑うことがありましたが、sense8では電源ボタン一体型の指紋センサーに変更されました。これにより、画面を点灯させる動作と同時にロック解除が可能になり、スムーズに使い始めることができます。顔認証もマスク対応で継続搭載されており、状況に応じて使い分けられるのが便利です。

メリット7:イヤホンジャックとmicroSDカードスロットを搭載

最近のスマートフォンでは廃止されがちな3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットがしっかりと搭載されています。有線イヤホンで遅延なくゲームや音楽を楽しみたいユーザーや、写真や動画を大量に保存するためにストレージを拡張したいユーザーにとって、これらは欠かせない機能です。microSDカードは最大1TBまで対応しており、内蔵ストレージの容量不足を気にせず運用できます。

メリット8:MIL規格準拠の耐久性と「お風呂防水」

米国国防総省の調達基準であるMIL規格の16項目に準拠しており、耐衝撃性能をはじめとする高い堅牢性を備えています。さらに、IPX5/8の防水性能に加え、独自に「お風呂防水」に対応している点もユニークです。湯船に浸かりながら動画を見たり、濡れた手で操作したりしても誤動作が少なく、日常生活の様々なシーンで気兼ねなく使えるタフさは、AQUOS senseシリーズならではの魅力です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:スピーカーがモノラル仕様で据え置き

残念ながら、スピーカーは本体下部のみのモノラル仕様のまま据え置きとなりました。ディスプレイが美しくなり、バッテリー持ちも良いため動画視聴に最適な端末ですが、横持ちで映画やゲームを楽しむ際に音の広がりや臨場感が不足していると感じます。イヤホンジャックやBluetooth接続を活用すれば高音質で楽しめますが、本体スピーカーでの視聴を重視するユーザーには物足りない点です。

デメリット2:ワイヤレス充電に非対応

AQUOS sense8はワイヤレス充電(Qi)には対応していません。ケーブルを繋ぐ手間なく置くだけで充電できる利便性は、一度慣れると手放せない機能ですが、本機では有線充電のみとなります。ただし、バッテリー持ちが非常に良いため、日中の継ぎ足し充電の必要性が低く、就寝時にケーブルを挿す運用であればそれほど不便を感じないかもしれません。

デメリット3:超広角カメラの画質は標準カメラに見劣りする

メインの標準カメラが5,030万画素の大型センサーで高画質化している一方で、超広角カメラは800万画素とスペックが控えめです。実際に撮影してみると、標準カメラと比較して解像感が低く、色味やダイナミックレンジにも差を感じる場面がありました。風景写真などで広い画角が必要な場合には便利ですが、画質を重視するなら標準カメラでの撮影が推奨されます。

デメリット4:充電速度が控えめで充電器も別売り

急速充電(USB PD 3.0)には対応していますが、フル充電までに約160分かかるなど、最新のハイエンド機のような超急速充電には対応していません。また、パッケージにはACアダプターやUSBケーブルが同梱されていないため、持っていない場合は別途購入が必要です。バッテリーへの負荷を抑える機能が充実している裏返しでもありますが、急いで充電したい時には少々時間がかかると感じるかもしれません。

まとめ:メリット・デメリット

AQUOS sense8は、前モデルsense7で指摘されていた弱点を着実に克服し、ミドルレンジスマートフォンの完成形に近づいたモデルと言えます。特に、光学式手ブレ補正の搭載によるカメラ性能の向上と、90Hz駆動ディスプレイによる滑らかな操作感は、ユーザー体験を大きく引き上げています。

ワイヤレス充電非対応やモノラルスピーカーといった惜しい点はありますが、軽量かつ頑丈なボディ、圧倒的なバッテリー持ち、そして長期のアップデート保証という安心感は、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。「長く、快適に、安心して使えるスマホ」を求める方には、間違いなくおすすめできる一台です。

AQUOS sense8のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約6.1インチ、解像度1080 × 2432 ドットのIGZO OLED ※輝度1300nit/10億色/コントラスト比1300万:1/ブルーライト低減/リッチカラーテクノロジーモバイル
  • ディスプレイ機能: なめらかハイスピード表示、アウトドアビュー、リラックスビュー、AQUOS Homeのカスタマイズ
  • リフレッシュレート: 90Hz / 最大180Hz相当(なめらかハイスピード表示)
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform ※4nm/8コア/2.20GHz + 1.8GHz
  • GPU: Adreno 710
  • RAM(メモリ): 6GB LPDDR4X
  • ストレージ: 128GB UFS 2.2
  • 外部ストレージ: microSDXCカードで最大1TBまで
  • バッテリー: 5,000mAh ※インテリジェントチャージ(アイドリングストップ機能)
  • 駆動時間: 1日10時間の利用で2日間(連続通話:約3980分、連続待受:約770時間)
  • 充電: PD3.0 急速充電 (USB Power delivery Revision3.0)
  • 背面カメラ: 標準 約5,030万画素 + 広角 約800万画素
  • 前面カメラ: 約800万画素
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.1、GPS (GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS)
  • インターフェース: USB Type-C (USB3.2 Gen1/DisplayPort v1.4)、3.5mmイヤホンジャック
  • NFC/おサイフケータイ: 対応(FeliCa)
  • スピーカー: モノラルスピーカー(ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス)
  • マイク: 内蔵
  • 防水/防塵: IPX5/IPX8/IP6X
  • 耐久性: MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全16項目(MIL-STD-810H含む)
  • テザリング: 最大15台 (Wi-Fi 10台、USB 1台、Bluetooth(PAN):4台を併用)
  • 生体認証: 顔認証(マスク対応)/ 指紋認証
  • 音声認識: エモパー Ver.13.2(出荷時)、ロボクル(別売)に対応
  • 機能: ロック・ホームフォトシャッフル(最近の写真からおすすめ対応)、Payトリガー、スクロールオート、Clip Now、ゲーミングメニュー、ジュニアモード、かんたんモード、Bright Keep、テザリングオート、インテリジェントチャージ
  • ツール: My AQUOS、からだメイト(歩数計)、Adobe Photoshop Express、Smart home HUB
  • 筐体: アルミニウム、マットな質感、アルコール除菌シート対応、耐薬品
  • AQUOS UX: バージョン13.0.002(出荷時)
  • OS: Android 13 ※発売日から最大3回のOSバージョンアップ、発売日から5年のセキュリティアップデート
  • サイズ: 約153mm×約71mm×約8.4mm(突起部除く)
  • 重量: 約159g
  • カラー: ペールグリーン、ライトカッパー、コバルトブラック、ブルー(※docomoオンラインショップ限定)
  • SIMカード: nanoSIM / eSIM DSDV対応

SIMフリー版とキャリア版の違い

AQUOS sense8のSIMフリー版(SH-M26)とキャリア版(ドコモ版、au版、楽天モバイル版など)は、基本的な性能は共通していますが、いくつかの点で違いが見られます。

1. 機能面での違い

  • FMラジオ(ラジスマ)】 SIMフリー版および楽天モバイル版には搭載されていませんが、ドコモ版(SH-54D)とau/UQ mobile版(SHG11)には、通信環境がなくてもラジオを聴けるFMラジオ(ラジスマ)機能が搭載されています。この機能は災害時などに役立つものです。
  • DSDV対応】 SIMフリー版はナノSIMとeSIMの組み合わせによるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応していることが明確に謳われています。キャリア版も物理的にはDSDVに対応していますが、ドコモ版など一部のキャリアの公式情報ではDSDVへの言及がない(または機能として強調されていない)場合があります。

2. ソフトウェアと外観の違い

  • SIMフリー版は、シャープが出荷するそのままの状態なので、あらかじめ入っているプリインストールアプリが最小限です。一方、キャリア版には、そのキャリアが提供するサービスや機能を使うための独自のアプリが多数インストールされています。
  • また、本体のカラーバリエーションに関して、SIMフリー版は共通のカラー展開ですが、ドコモ版のみに限定色(ブルー)が存在します。

3. モデル名と販売元

  • SIMフリー版: 「SH-M26」というモデル名で、シャープの公式ストアや家電量販店、MVNOなどで販売されています。
  • キャリア版: ドコモ版は「SH-54D」、au/UQ mobile版は「SHG11」といった独自のモデル名がつきます。
  • ※楽天モバイル版はSIMフリー版と同じ「SH-M26」という型番で扱われることが一般的ですが、楽天関連のアプリがプリインストールされている点が異なります。

結論

どちらのバージョンも主要なスペックは同じで、キャリア版であってもSIMロックはかかっていません。

シンプルな状態を好み、不要なアプリを入れたくない場合はSIMフリー版が適しています。災害時にも役立つFMラジオ機能や、限定カラー(ブルー)を求める場合はドコモ版やau版などの特定キャリア版を選ぶことになります。

AQUOS sense8の評価

8つの評価基準で「AQUOS sense8」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

90Hz駆動(疑似180Hz)と10億色表示のIGZO OLEDは非常に滑らかで鮮やか。最大輝度1300nitで屋外でも見やすく、ブルーライト低減で目にも優しいです。

スペック:★★★★☆

Snapdragon 6 Gen 1により前モデルから大幅に性能向上し、Antutuスコアは50万点台を記録。日常動作は非常に快適で、ゲームも設定次第で楽しめます。

耐久性:★★★★★

MIL規格16項目に準拠した堅牢性に加え、独自のお風呂防水やアルコール除菌シート対応など、ラフに扱っても壊れにくい安心感はトップクラスです。

デザイン:★★★★☆

アルミユニボディの質感は高く、5,000mAhバッテリーを搭載しながら約159gという驚異的な軽さを実現。センターカメラのデザインも個性的です。

通信:★★★★☆

ドコモのn79を含む国内全キャリアの5G/4Gバンドを網羅し、eSIMにも対応。Wi-Fi 6には非対応ですが、実用上の通信安定性は高いです。

機能:★★★★☆

おサイフケータイ、イヤホンジャック、microSDカードスロットを完備。Payトリガーなどの独自機能も便利ですが、ワイヤレス充電非対応は惜しい点です。

使いやすさ:★★★★★

電源ボタン一体型指紋センサーへの変更で操作性が向上。何より圧倒的なバッテリー持ちにより、充電のストレスから解放される点は最大の強みです。

価格:★★★★☆

発売時の価格は5万円台後半。海外メーカーの激安端末と比較すると絶対的な安さは劣りますが、長期サポートや機能性を考慮すればコストパフォーマンスは良好です。

総評:★★★★☆

「がっかり」の前評判を覆す実力

AQUOS sense8は、発売当初こそ前モデルからの変化が乏しいとして「がっかり」というネガティブな評判が一部で囁かれました。しかしその後、インターネット掲示板「なんJ(なんでも実況J)」などを中心に、実機を手にしたユーザーから「意外と使いやすい」「バッテリー持ちが異常に良い」といった再評価の声が広がり、評価を持ち直した経緯があります。

たしかに、筐体デザインはキープコンセプトであり、手に取った瞬間に劇的な変化を感じるようなインパクトはありません。海外製スマートフォンの中には、より安価で高性能なモデルが存在するのも事実であり、絶対的なコストパフォーマンスやカタログスペックだけを追求する層には響きにくい部分があることは認めざるを得ません。

弱点を克服し、着実に進化した「中身」

しかし、その中身は確実に進化を遂げています。CPU(Snapdragon 6 Gen 1)の刷新により動作のもっさり感は解消され、カメラには待望の光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されました。これにより、暗所や片手撮影での失敗が激減し、「普通に綺麗に撮れる」カメラへと成長しています。

モノラルスピーカーのままであることや、充電速度が最新のトレンドと比較して速くないことなど、明確な改善点は残されています。しかし、それらを補って余りある「軽さ」「頑丈さ」「電池持ち」という実用性の高さがあります。

結論:誰にでも勧められる安心のスタンダード

最大3回のOSアップデート保証5年間のセキュリティ更新も完備されており、一度買えば長く使える安心感も大きな魅力です。最新機能を追い求めるガジェット好きには物足りないかもしれませんが、初めてスマホを持つ子供から、操作の分かりやすさを求める年配の方まで、誰にでも安心しておすすめできる「失敗しないスマホ」として完成度の高い一台です。

AQUOS sense8の価格・購入先

AQUOS sense8 正面の外観

※価格は2025/11/19に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで59,980円(SH-M26のSIMフリー版・税込/ドコモ版の整備済み品は32,787円)、
  • 楽天市場で38,280円(中古・SH-M26のSIMフリー版・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで55,999円(54,000円・新品・ SHM26のSIMフリー版)、

で販売されています。

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ヤフーショッピングで「AQUOS sense」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

AQUOS sense8」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

AQUOS sense10

シャープから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年11月13日発売)。

Android 16、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、フルHD+ (2,340×1,080) の Pro IGZO OLEDディスプレイ、128GB または 256GB UFS 2.2 ストレージ、5,000mAhバッテリー、背面 約5030万画素+約5030万画素の2眼カメラ、前面 約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AIカメラ機能(影除去・ショーケースモード)、AI通話機能「Vocalist」(ボーカリスト)、「電話アシスタント」(伝言文字起こし)、最大2TBまでのストレージ拡張 (microSDXCカード対応)

「デュアルBOXスピーカー」(両側Box構造)、USB Power delivery Revision3.0、オートマクロ、ポートレート(2倍画角対応)、11種類のPHOTO STYLE フィルター(夕映え、平成POPなど)、Gemini、かこって検索、に対応、可変リフレッシュレート(1~240Hz駆動)、「インテリジェントチャージ」に対応。

おサイフケータイ® (FeliCa対応)、Payトリガー、IPX5/IPX8防水・IP6X防塵、耐衝撃(MIL規格準拠)、指紋認証 (電源ボタン一体型)、顔認証 (マスク対応)、USB Type-C (USB3.2 Gen1, DisplayPort v1.4対応)、eSIM、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で67,430円(SIMフリー・送料無料)、ヤフーショッピングで63,275円、ココロストアで62,700円~、です。

関連記事:AQUOS sense10徹底レビュー!進化したCPU性能とカメラの実力を評価

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AQUOS sense9

シャープから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年11月17日 発売)。

Android 14、Snapdragon 7s Gen2、Pro IGZO OLED液晶、6GB / 8GB LPDDR4X メモリ、128GB / 256GB UFS 2.2 ストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼カメラ、32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、ステレオスピーカー、ハイレゾ、ハイレゾワイヤレス、最大240Hzの可変リフレッシュレート、おサイフケータイ(FeliCa)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、+6GBの仮想メモリ機能、

最大1TBまでのストレージ拡張、デザリング、顔認証(マスク対応)、サイド指紋認証、音声認識 エモパー、アルコール除菌シート、ハンドソープ、eSIM、

USB3.2 Gen1 Type-C (OTG/DisplayPort v1.4)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで49,999円、楽天市場で54,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで62,184円(送料無料)、です。

関連記事:AQUOS sense9徹底レビュー!CPU性能・画質・カメラの進化点を評価

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arrows We2 Plus

FCNT合同会社が開発したAndroid 14搭載の6.6インチ 5Gスマートフォンです。

Qualcomm Snapdragon 7s Gen2、8GB メモリ、2400 x 1080 pOLED有機EL液晶、256GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50.1MP + 8MPの2眼カメラ、前面16.1MPのフロントカメラ搭載で、

「Exlider」機能、自律神経活性度 測定機能、DP映像出力、リフレッシュレート 144Hz、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、おサイフケータイ、IP68防水防塵、MIL規格、指紋認証、顔認証、ハンドソープ洗浄とアルコール除菌、迷惑電話対策機能、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで39,800円(税込)、楽天市場で43,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,180円(送料無料)、です。

関連記事:上位版「arrows We2 Plus」と標準版We2、初代Weの違いを解説

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AQUOS wish4

シャープから発売された6.6インチの5Gスマートフォンです(2024年7月4日 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 700、4GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、64GB ストレージ、5000 mAh バッテリー、背面50.1MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ、3.5mmイヤホンジャック搭載で、

ジュニアモード、かんたんモード、迷惑電話対策機能、IP68防水防塵、MIL-STD-810H、おサイフケータイ、アルコール除菌、ハンドソープ洗浄、デザリング、インテリジェントチャージ、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、サイド指紋認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、BLuetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで17,799円(docomo、SIMフリー)、楽天市場で17,800円(送料無料・SIMフリー)、ヤフーショッピングで16,300円(SIMフリー)、です。

関連記事:AQUOS wish4徹底レビュー!バッテリー、カメラ、性能をwish3と比較

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Google Pixel 8a

Googleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年5月14日 発売)。

Android 14、Google Tensor G3、8GB LPDDR5Xメモリ、フルHD+のOLED液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4492 mAhバッテリー、背面64MP+13MPの2眼カメラ、前面13MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート 最大120Hz、ワイヤレス充電、急速充電、スーパーバッテリー セーバーモード、IP67防水防塵、Google Cast、NFC(Felica)、おサイフケータイ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、セキュリティ機能「Google One VPN」、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、USB Type-C 3.2 Gen 2 (OTG)、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3、4衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。

価格は、Amazonで56,161円(税込)、楽天市場で56,800円、ヤフーショッピングで56,796円、です。

関連記事:Google Pixel 8a徹底レビュー!7aからの進化点と欠点を評価

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Galaxy A55 5G

サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した6.6型のスマートフォンです(2024年5月30日 発売)。Exynos 1480 オクタコア プロセッサ、8GBメモリ、Super AMOLED液晶、 128GB UFS3.1 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP+12MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート 120Hz、Dolby Atomos対応のステレオスピーカー、IP68防水防塵、おサイフケータイ、25W急速充電、超音波(画面内)指紋認証、顔認証に対応。

最大1TBまでのストレージ拡張、Smart Switch(データ移行)、Quick Share(ファイル共有)、SmartThings(Galaxyデバイス同士で接続)、Samsung Knox Vault、NFC、USB Type-C 2.0 (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPS にも対応しています。

価格は、Amazonで60,980円(整備済み品)、楽天市場で47,800円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで47,000円です。

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