AQUOS sense9徹底レビュー!CPU性能・画質・カメラの進化点を評価

AQUOS sense9 top
2024年11月7日に発売されたシャープの5Gスマートフォン「AQUOS sense9」は、シリーズ初となるPro IGZO OLEDディスプレイやステレオスピーカーを搭載し、その劇的な進化で早くも高い評判を呼んでいます。

このレビューでは、デザインからカメラ、処理性能に至るまで、sense9が前モデル「AQUOS sense8」からどれほど進化したのか、その実力を徹底検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

AQUOS sense9 の長所(Pros):

  • 快適なパフォーマンス: Snapdragon 7s Gen 2搭載により、日常動作からゲームまでサクサク動く処理能力を実現。
  • 圧倒的な画面品質: Pro IGZO OLED搭載でピーク輝度2000nit、最大240Hz相当のヌルヌル表示を実現。
  • 待望のステレオ化: BOX構造ステレオスピーカーによる迫力のサウンド。
  • カメラ性能の底上げ: 標準・広角ともに約5030万画素センサーを搭載し、マクロ撮影も可能に。
  • 洗練されたデザイン: miyake design監修のユニークな自由曲線と全6色の豊富なカラー。
  • 頼れるタフネス: MIL規格16項目準拠の耐久性と、公称2日間の長持ちバッテリー。

AQUOS sense9 の短所(Cons):

  • 指紋認証の誤動作: 感度が良すぎるため、意図せず触れてロックがかかることがある。
  • イヤホンジャック廃止: 有線派には変換アダプタが必須に。
  • ワイヤレス充電非対応: ケーブルレス充電の利便性は享受できない。
  • 広角カメラの暗所: 標準カメラに比べると、極端な暗所では少しノイズが目立つ場合も。

総合評価:

AQUOS sense9は徹底的に「使いやすさ」を追求したスマートフォンです。Snapdragon 7s Gen 2による軽快な動作や、より明るく見やすくなったディスプレイ、そして進化したカメラ性能といった進化は、派手さよりも実用性を重視した結果生み出されたものです。日々をストレスなく快適に使えるスマホを求める人にとって最適な一台です。

この記事で分かること

  1. デザインと耐久性: miyake design監修の新デザイン、サイズ・重量・カラー比較、質感、接続ポートの位置、MIL規格準拠の耐衝撃性能、防水防塵、ケース、付属品、取扱説明書
  2. パフォーマンス: Snapdragon 7s Gen 2 (Antutuベンチマーク)、CPU性能比較、ゲーム以外の動作感、発熱・冷却性能、RAM、仮想メモリ、ストレージ、microSDカード
  3. ゲーム性能: 『原神』『崩壊:スターレイル』『フォートナイト』など人気ゲームの実測フレームレート (FPS)、快適に遊ぶための画質設定
  4. カメラ性能: 約5030万画素デュアルカメラ (標準/広角)、インカメラ、1/1.55インチ大型センサー、OIS (光学式手ブレ補正)、マクロ撮影、ナイトモード、動画手ブレ補正
  5. ディスプレイ性能: Pro IGZO OLED (1-120Hz可変駆動)、ピーク輝度2000nit、パンチホール形状、屋外視認性、リッチカラーテクノロジーモバイル
  6. オーディオ機能: ステレオスピーカー (BOX構造)、音圧と広がり、イヤホンジャック廃止の影響、Bluetoothコーデック (LDAC, aptX Adaptive)
  7. バッテリーと通信性能: 5000mAh大容量バッテリー、電池持ち、36W急速充電、インテリジェントチャージ、ダイレクト給電、ドコモ5G (n79) 対応、nanoSIM/eSIM (DSDV)、Wi-Fi 5
  8. OSと機能: Android 14、UIデザイン、いつまで使える、アップデート保証、サポート期間、迷惑電話対策機能、AQUOSトリック、かんたんモード、ジュニアモード、おサイフケータイ、顔認証 (マスク対応)、側面指紋認証 (電源ボタン一体型)
  9. スペック: AQUOS sense9の詳細スペック一覧、SIMフリー版とキャリア版の主な違い
  10. 総評: メリットとデメリット(欠点は何か)の全まとめ、AQUOS sense8との進化点比較、5段階評価、「ちょうどいい」の正体
  11. 価格・購入情報:SIMフリーモデルの価格(シャープ公式)、Amazon、IIJmio、UQ mobile、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の価格

この記事を最後まで読むことで、AQUOS sense9が本当に「買い」なのかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:AQUOS sense9の特長|AQUOS:シャープ

このページ内の目次

デザインと耐久性:AQUOS sense9の洗練された新スタイルと安心のタフネスボディ

AQUOS sense9 デザイン

ここでは、フルモデルチェンジを果たしたAQUOS sense9の外観デザイン、手に馴染むサイズ感、そして日常使いに欠かせない耐久性について詳しくレビューしていきます。

新生AQUOSのデザイン:自由曲線が生み出す個性と質感

箱を開けてまず目を引くのは、そのユニークなカメラ周りのデザインです。前モデルのAQUOS sense8では背面上部中央に配置されていたカメラユニットが、今回は左上へと移動しました。

miyake design監修によるこの「自由曲線」を用いたカメラバンプは、無機質になりがちなスマートフォンの背面に有機的な柔らかさを与えています。実際に手に取ると、アルミ削り出しのボディがひんやりと心地よく、マットな仕上げが指紋を目立ちにくくしてくれるため、ケースなしで使いたくなるほどの上質感があります。

形状も洗練されており、側面から背面にかけての緩やかなカーブが手のひらに吸い付くようにフィットします。カメラの出っ張りも控えめで、デスクに置いた際のガタつきが抑えられている点も好印象です。前面のデザインも刷新され、sense8の水滴型ノッチからパンチホール型に変更されたことで、画面への没入感が高まり、より現代的でスタイリッシュな印象を受けました。

サイズと重量の比較:凝縮されたコンパクトボディと鮮やかなカラー

サイズ感を前モデルと比較してみましょう。AQUOS sense9の本体サイズは約149mm×73mm×8.9mm、重量は約166gです。対してAQUOS sense8は約153mm×71mm×8.4mm、約159gでした。数値を見て分かるとおり、高さは約4mmコンパクトになった一方で、幅は約2mm、厚さは約0.5mm増し、重量も約7g増加しています。実際に握り比べてみると、sense8のスリムさも魅力的でしたが、sense9の凝縮感のあるサイズも捨てがたい魅力があります。横幅が少し増えましたが、片手での操作性に大きな影響はなく、むしろ重心のバランスが良くなったように感じました。

AQUOS sense9 カラーバリエーション

カラーバリエーションは全6色(ブルー、グレージュ、コーラル、グリーン、ホワイト、ブラック)と非常に豊富です。sense8の3色展開(ペールグリーン、ライトカッパー、コバルトブラック)と比較すると、よりポップで選ぶ楽しさが増しています。特に今回手にしたブルーは、カメラ周りのアクセントカラーが効いており、ファッションアイテムの一部として持ち歩きたくなるような所有欲を満たしてくれる仕上がりです。

接続ポートとボタン配置:使い勝手を追求したレイアウトと進化点

インターフェース周りも確認していきます。右側面には音量ボタンと、指紋認証センサー一体型の電源ボタンが配置されています。ボタンの位置は適切で、自然なグリップ状態で親指が届きます。左側面にはSIMカードとmicroSDカードスロットがあり、こちらはSIMピン不要で爪で開閉できるタイプです。最大1TBのmicroSDXCカードに対応しているため、写真や動画をたっぷり保存したい私にとっては非常にありがたい仕様です。

底面にはUSB Type-Cポートとスピーカー、マイクが配置されています。注目すべきはスピーカーの進化です。sense8ではモノラルでしたが、sense9ではついにステレオスピーカー(受話口との組み合わせ)になり、底面のスピーカーは低音を強化するBOX構造が採用されました。

一方で、sense8にはあった3.5mmイヤホンジャックが廃止された点は、有線イヤホン派には惜しい変更点と言えるでしょう。

AQUOS sense9 耐衝撃性能

耐久性については、IPX5/8の防水、IP6Xの防塵に加え、MIL-STD-810G/H準拠の耐衝撃性能を備えており、お風呂での使用やアウトドアでも安心して使える頼もしさは健在です。

一体感を高める純正ケース

別売りの「AQUOS sense9用 SHARP純正シリコンケース」は、ぜひ本体とセットで検討したいアイテムです。本体カラーと同じ全6色が用意されており、装着するとカメラ周りのデザインと完璧に調和します。シリコンの適度なグリップ感が持ちやすさを向上させ、内側のマイクロファイバー裏地が本体を優しく保護してくれるため、デザインと実用性を両立させたいユーザーには最適だと感じました。

付属品について

同梱されている付属品は非常にシンプルです。箱の中には本体のほか、「クイックスイッチアダプター(試供品)」と「クイックスタートガイド」が入っているのみで、ACアダプターやUSBケーブルは同梱されていません。急速充電(36W対応)の性能をフルに活かすためにも、対応する充電器を事前に用意しておくことをおすすめします。詳細な使い方は、公式サイトからPDF形式の「取扱説明書」をダウンロードすることで確認でき、キーワード検索も可能なので非常に便利です。

取扱説明書ダウンロード|AQUOS sense9 SH-M29サポート情報|サポート|AQUOS:シャープ

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:miyake design監修の自由曲線を活かしたカメラ周りが特徴的で、アルミボディの質感が所有欲を満たす。
  • サイズ比較:前モデルより高さが約4mm短くなりコンパクトになったが、幅は約2mm、重さは約7g増加した。
  • ディスプレイ形状:画面上部のカメラ配置は水滴型ノッチからパンチホール型へ変更された
  • スピーカーと端子:底面にUSB Type-Cとスピーカーを配置。イヤホンジャックは廃止された。
  • 耐久性:IP68相当の防水防塵とMIL規格準拠の耐衝撃性能を備え、日常からアウトドアまでタフに使える。
  • インターフェース配置:左側面にSIMピン不要のカードスロット、右側面にボタン類を集約。底面のイヤホンジャックは廃止された。
  • ケース:全6色の純正シリコンケースは、本体保護だけでなくデザインの一体感も優秀。
  • 付属品:同梱物はクイックスイッチアダプター等のみ。取扱説明書は公式サイトからDL可能。

パフォーマンスとゲーム性能:AQUOS sense9のSnapdragon 7s Gen 2の実力を検証

AQUOS sense9 CPU

 

ここではAQUOS sense9のパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

Antutuベンチマーク

AQUOS sense9のCPUには、Qualcomm製の「Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform」が搭載されています。これは4nmプロセスで製造されたミドルレンジ上位向けのプロセッサで、FCNTの「arrows We2 Plus」などにも採用されている実績のあるチップセットです。GPUには「Adreno 710」を採用しており、日常の操作から軽いゲームプレイまでをカバーする性能を持っています。

Antutuベンチマークの結果は以下の通りです。

例1: Antutu V10.3.6 総合で「615864」、CPUで「205626」、GPUで「134603」、MEMで「125174」、UXで「150461」

例2: Antutu V10.3.2 総合で「612001」、CPUで「197352」、GPUで「135257」、MEMで「127166」、UXで「152226」

CPU性能は約19~20万、GPU性能は13万台になることが多いようです。

他のベンチマーク結果

  • Geekbench 6 シングルコアで約「992~1034」、マルチコアで約「2757~2987」
  • 3D Mark,Wild Life (GPU)で「3056」

ベンチマーク結果からわかること

総合スコアが約61万点という結果は、SNSの閲覧、動画視聴、ウェブブラウジングといった日常的な用途において「非常に快適」に動作する水準です。特にCPUスコアが約20万点を超えているため、アプリの起動や切り替えでもたつきを感じることはほとんどありません。GPUスコアは約13万点台であり、重量級の3Dゲームを最高画質で遊ぶには力不足ですが、画質設定を調整すれば多くのゲームが遊べるレベルに達しています。

CPU性能を比較(Snapdragon 7s Gen2)

ここではAQUOS sense9と他のCPUの性能を比較・検証します。

AQUOS sense8と比較

前モデルのAQUOS sense8には、「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」が搭載されていました。これは2.20GHzと1.8GHzのオクタコア構成で、GPUには同じくAdreno 710を採用していますが、クロック周波数や全体的な処理能力においてsense9の7s Gen 2の方が上位に位置付けられます。

前モデルのAQUOS sense8 (KDDI SHG11)のAntutuベンチマーク結果は以下の通りです。

例: Antutu V10.0.11-OB11 総合で「509792」、CPUで「162398」、GPUで「110260」、MEMで「108145」、UXで「128989」

AQUOS sense9は、前モデルのAQUOS sense8と比較して、Antutuベンチマーク総合スコアで約10万点以上のスコアアップを果たしています。特にCPU性能の伸びが顕著(約4万点の向上)で、これにより体感的な操作レスポンスが向上しています。GPU性能もスコア上で約2万点ほど向上しており、グラフィック処理においても進化が見られます。

Snapdragon 7s Gen2 性能を比較

Antutu V10 ベンチマーク総合で、Snapdragon 7s Gen2プロセッサの性能を比較してみました。

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:85万
  2. Snapdragon 7s Gen 3 (AQUOS sense10)・・・Antutu:80万
  3. Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:67万
  4. Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu:64万
  5. Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:61万
  6. Snapdragon 6 Gen 3 (Xperia 10 VII)・・・Antutu:59万
  7. Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:54万
  8. Snapdragon 6 Gen 1 (AQUOS sense8)・・・Antutu:50万
  9. Snapdragon 695 5G (BASIO active2)・・・Antutu:40万
  10. Dimensity 700 5G (AQUOS wish3)・・・Antutu:35万

比較から分かること

ここから、AQUOS sense9に搭載されたSnapdragon 7s Gen 2は、ミドルレンジ帯の中でも「中の上」に位置する性能を持っていることがわかります。一時期のスタンダードだったSnapdragon 695 5G(約40万点)と比較すると約1.5倍の性能差があり、買い替えによる進化を確実に体感できるレベルです。

一方で、最新のSnapdragon 7 Gen 3などを搭載したアッパーミドル機には及びませんが、日常使いと価格のバランスを重視するユーザーにとっては、過不足のない最適な選択肢と言えるポジションにいます。

ゲーム性能をレビュー:原神は軽快に動くのか?

AQUOS sense9が搭載するSnapdragon 7s Gen2 プロセッサの実力を測るため、実際に5つの人気ゲームタイトルをプレイし、フレームレート(fps)の挙動や操作感を検証しました。

原神

美しいグラフィックで描かれた広大なオープンワールドを冒険するアクションRPGです。スマートフォンゲームの中でも特に高いグラフィック性能を要求します。実際にプレイしてみると、画質設定を「中」にした場合、フィールド移動や軽い戦闘では30fpsから40fps程度で動作しました。

ただ、キャラクターが多く集まる街中や、元素爆発などの派手なエフェクトが飛び交う激しい戦闘シーンでは、フレームレートが落ち込み、カクつきを感じる場面があります。より安定した動作を求める場合は、画質設定を「低」に落とすのがおすすめです。この設定であれば、負荷のかかる場面でも40fps以上を維持しやすく、キャラクターの切り替えやスキルの発動もスムーズに行え、ストレスなく冒険を楽しめました。

崩壊:スターレイル

高品質な3Dグラフィックが特徴のスペースファンタジーRPGです。ターン制バトルが中心のため、原神ほどの高い瞬発的なグラフィック負荷はかかりませんが、美麗なグラフィックを楽しむには一定の性能が必要です。画質設定「中」でフレームレートを60fpsに設定してプレイしたところ、街やフィールドの探索パートでは非常に滑らかに安定して動作します。

必殺技の演出など、画面全体にエフェクトが広がりグラフィック負荷が高まる場面では40fps台まで低下することがありましたが、ターン制バトルという性質上、ゲームプレイに大きな支障はありませんでした。画質を「高」に上げると少し重さを感じるため、安定重視なら「高」設定で30fps固定にするのも良い選択肢です。

フォートナイト

世界的に人気のあるオンラインマルチプレイヤーのバトルロイヤルゲームです。100人のプレイヤーと戦うため、安定したフレームレートが勝敗を分けることもあります。グラフィック設定を「中」にすることで、40fpsから50fpsでのプレイが見込めました。建築バトルなどで視点を激しく動かすと若干の変動はありますが、プレイ自体は可能です。対人戦での応答性を最優先し、安定して60fpsでプレイするには、グラフィック設定を「低」に調整することをおすすめします。画質を落とすことで描写が軽くなり、敵の動きも追いやすくなりました。

PUBG MOBILE

リアルなグラフィックと戦略性が特徴のバトルロイヤルゲームです。フレームレートの高さがエイムのしやすさに直結します。グラフィック設定を「スムーズ」にした場合、フレームレート設定は「極限(60fps)」を選択でき、実際にプレイしてもほぼ60fpsに張り付いた状態で非常に滑らかに動作します。指への追従性も良く、快適にドン勝を狙えます。グラフィックの品質を上げて「HD」設定にすると、フレームレートは「ウルトラ(40fps)」が上限となりますが、この範囲であれば動作は安定しており、景色を楽しみながらプレイ可能です。

ウマ娘 プリティーダービー

ウマ娘を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。レースシーンやライブシーンでは高品質な3Dグラフィックが展開されます。このゲームは比較的負荷が最適化されているため、AQUOS sense9では「高画質」設定でも非常に快適です。レースのクライマックスや、多数のキャラクターが踊るライブシーンを含め、ほとんどの場面で60fpsを維持してヌルヌル動きます。育成中の読み込みなどもスムーズで、日課のプレイもストレスなく楽しむことができました。

まとめ:ゲーム性能

Snapdragon 7s Gen 2を搭載したAQUOS sense9は、ウマ娘やPUBG MOBILE(スムーズ設定)のようなタイトルであれば、高画質かつ高フレームレートを維持して非常に快適にプレイ可能です。一方で、原神や崩壊:スターレイルといった最新の重量級3Dゲームについては、最高画質でのプレイは厳しいものの、グラフィック設定を「中」や「低」に調整することで、実用的なフレームレートで楽しむことができます。ガチゲーマー向けではありませんが、多くのユーザーにとって「ちょうどいい」バランスの取れたパフォーマンスを提供してくれる一台だと感じました。

ゲーム以外の動作感:AQUOS sense9の日常でのサクサク感をチェック

ここでは、ゲーム以外の日常的な操作におけるAQUOS sense9の動作感、マルチタスク性能、そしてクリエイティブな作業における使用感についてレビューしていきます。

ブラウジングとSNS:120Hz駆動で感動の滑らかさ

普段最も頻繁に行うウェブブラウジングやSNSのチェックにおいて、AQUOS sense9は期待以上の快適さを提供してくれます。Chromeで情報量の多いニュースサイトや画像が満載のECサイトを閲覧してみましたが、スクロールの追従性は抜群です。指に吸い付くように画面が動き、読み込み待ちでカクつくことはほとんどありません。

特に感動したのはX(旧Twitter)やInstagramのタイムラインを高速でスクロールした時の挙動です。AQUOS sense9は1〜120Hzの可変駆動(さらに黒画面挿入で擬似240Hz)に対応しているため、残像感が極めて少なく、流れる文字や画像がくっきりと視認できます。sense8も90Hz駆動で十分滑らかでしたが、120Hzの世界はさらに一枚上手で、一度体験すると戻れない心地よさがあります。

マルチタスク性能:メモリ管理の改善でアプリ切り替えもスムーズ

複数のアプリを同時に立ち上げて作業するマルチタスク性能も検証しました。YouTubeで動画を再生しながら、画面分割でブラウザを開いて調べ物をする、といった使い方はミドルレンジ機には負荷がかかる場面ですが、AQUOS sense9はもたつくことなく処理してくれます。

また、アプリの切り替えもスムーズです。以前使っていたエントリー機では、少し重いアプリからホーム画面に戻る際にワンテンポ待たされることがありましたが、本機ではホームに戻る動作も、履歴から別のアプリを呼び出す動作も瞬時に行われます。標準のメモリ(RAM)は6GBですが、ストレージの一部を仮想メモリとして活用する機能のおかげか、バックグラウンドのアプリが勝手に落ちている頻度も減ったように感じました。

画像・動画編集:ライトな編集ならストレスフリー

クリエイティブな作業についても確認しました。「Googleフォト」や「Lightroom」を使った写真編集では、フィルターの適用やスライダーの調整がリアルタイムに反映され、ストレスを感じません。高画素で撮影した50MPの写真データを開く際も、読み込みは一瞬です。

動画編集に関しては、ショート動画の作成アプリ「CapCut」で1分程度の動画を編集してみました。複数のクリップを繋げたり、テロップやエフェクトを追加したりする作業はサクサク行えます。プレビュー再生もカクつくことなく確認できました。ただし、4K動画の書き出しや、レイヤーを多用する複雑な編集になると、エンコード(書き出し)時間に少し待たされる感覚はあります。本格的な長編動画の編集には向きませんが、SNSにアップするVlogやリールの作成であれば十分実用的なレベルです。

まとめ:ゲーム以外の動作感

  • ブラウジング:120Hzリフレッシュレートの効果で、スクロールは吸い付くように滑らか。
  • SNS:高速スクロール時でも残像が少なく、文字や画像がくっきりと見える。
  • マルチタスク:画面分割やアプリ切り替えもスムーズで、もたつきを感じることは少ない。
  • 画像編集:高画素データの読み込みや加工も快適で、日常的な編集作業に支障はない。
  • 動画編集:ショート動画の編集や書き出しは問題なく行えるが、長時間の4K編集には不向き。

発熱と冷却:AQUOS sense9のアルミボディと熱制御の実力

ここでは、性能向上に伴うAQUOS sense9の発熱挙動と、アルミユニボディによる放熱性について、実際の使用感を交えてレビューします。

Snapdragon 7s Gen 2を搭載し処理能力が向上したAQUOS sense9ですが、気になるのは発熱です。結論から言えば、日常使いでは非常に安定していますが、高負荷時にはアルミボディ特有の「熱の伝わりやすさ」を感じる場面がありました。

日常使いでは「冷んやり」とした安心感

まず、ウェブブラウジングやYouTube視聴、SNSのチェックといった普段使いの範囲では、発熱を感じることはほとんどありません。むしろ、アルミ削り出しのボディが外気によって冷やされ、手に取った瞬間に「ヒヤッ」とする金属特有の冷たさが心地よいほどです。この点は前モデルのAQUOS sense8と同様で、省電力なIGZO OLEDとSoCの効率的な制御が効いていると感じました。長時間動画を流しっぱなしにしても、ほんのり温かくなる程度で、不快感はありません。

高負荷ゲーム時の発熱と放熱スピード

違いを感じたのは、やはり「原神」などの重い3Dゲームをプレイした時です。最高画質設定で30分ほどプレイを続けると、カメラユニットの右横あたり(SoCがあると思われる場所)を中心に、明確に熱を帯び始めました。

実測値ではありませんが、体感では「温かい」を超えて「熱い」と感じる40度台前半くらいまでは上昇します。ただ、ここで注目したいのは「熱のこもり方」です。プラスチック筐体のエントリーモデルなどでは熱が内部にこもって動作がカクつき始めることがありますが、AQUOS sense9はアルミボディ全体に熱が素早く拡散していく印象を受けました。

プレイを中断して机に置くと、驚くほどの早さで熱が引き、元の冷たさに戻ります。これは、筐体そのものをヒートシンク(放熱板)として利用する設計がうまく機能している証拠でしょう。sense8も発熱しにくい機種でしたが、sense9はピークパワーが上がった分、瞬間的な発熱は増えているものの、それを素早く逃がす能力も高いと感じました。

まとめ:発熱と冷却

  • 日常使用:ブラウジングや動画視聴程度では発熱はほぼ皆無で、アルミの冷たさを感じる。
  • ゲーム時の発熱:高負荷な3Dゲームを長時間プレイすると、カメラ付近を中心に40度前後の熱を持つ。
  • 放熱性能:アルミボディが効率的に熱を拡散・放出するため、負荷が下がれば急速に冷却される。
  • sense8との比較:基本性能向上により高負荷時のピーク温度は上がりやすいが、放熱性の高さは同等以上に維持されている。

メモリとストレージ:AQUOS sense9の選択肢拡大と仮想メモリの恩恵

ここでは、スムーズな操作感を支えるメモリ(RAM)性能と、写真や動画を保存するストレージ(ROM)の容量、そして拡張性についてレビューします。

選べるメモリ容量と最大6GBの「仮想メモリ」効果

AQUOS sense9のメモリ(RAM)は、標準的な6GBモデルに加え、SIMフリー版などでは8GBモデルも選択可能になりました。前モデルのAQUOS sense8は6GB一択だったため、より高性能を求めるユーザーにとって選択肢が増えたのは大きな進化点です。

実際に私が使用しているのは6GBモデルですが、ここに強力な助っ人機能として「仮想メモリ」が存在します。これはストレージ領域の一部を一時的にメモリとして活用する機能で、AQUOS sense9では最大6GB分を追加可能です。つまり、6GBモデルでも合計最大12GB相当8GBモデルなら最大14GB相当のメモリ領域を扱える計算になります。

実際にこの設定を有効にして使ってみると、マルチタスク時の挙動に粘り強さを感じました。例えば、YouTubeで動画を再生しながら、ブラウザで調べ物をし、さらにLINEで返信を打つといった場面でも、バックグラウンドに回ったアプリが強制終了(タスクキル)される頻度が減ったように思います。物理メモリほどの速さはありませんが、日常使いにおいて「アプリが落ちて作業が中断される」ストレスを軽減してくれる実用的な機能です。

頼れるmicroSDカード対応とストレージの選択肢

ストレージ(ROM)容量についても、128GBモデルに加えて256GBモデルがラインナップに追加されました。最近のアプリやOSは容量を食うため、本体だけで256GBを選べるようになったのは、sense8(128GBのみ)からの嬉しい改善点です。

そして何より評価したいのが、最大1TBまでのmicroSDXCカードに対応している点です。最近のハイエンドスマホやPixelシリーズでは廃止されがちなSDカードスロットですが、AQUOS sense9はしっかりと維持しています。私はカメラで高画質な写真を撮ることが多いのですが、撮影データをすべてSDカードに逃がせるため、本体のストレージ容量を気にせずシャッターを切れる安心感は絶大です。クラウドストレージに頼らず、手元に大量のデータを物理的に保存しておきたいユーザーにとって、この拡張性は代えがたいメリットと言えるでしょう。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ構成:標準の6GBに加え、SIMフリー版などで8GBモデルが選択可能になり、sense8から選択肢が広がった。
  • 仮想メモリ:ストレージを利用して最大6GBのメモリを拡張でき、マルチタスク時のアプリ保持力が向上する。
  • ストレージ容量:128GBと256GBが用意され、用途に合わせて選べるようになった。
  • 拡張性:最大1TBのmicroSDカードに対応しており、写真や動画を大量に保存できる安心感がある。

カメラ性能:AQUOS sense9の「標準+広角」デュアル構成と進化点

AQUOS sense9 カメラ性能

ここでは、AQUOS sense9のカメラ構成、機能面の進化、そして実際の撮影シーンにおける使用感をレビューしていきます。

約5030万画素のデュアルカメラ構成とOIS搭載

背面のカメラユニットには、約5030万画素の標準カメラ(F値1.9、1/1.55インチセンサー)と、約5030万画素の広角カメラ(F値2.2、1/2.5インチセンサー)の2眼構成が採用されています。注目すべきは、sense8では約800万画素だった広角カメラが、sense9では標準カメラと同じ約5030万画素へと大幅にスペックアップした点です。これにより、広角撮影時でも解像感を損なうことなく、緻密な風景写真が撮れるようになりました。

また、標準カメラには光学式手ブレ補正(OIS)電子式手ブレ補正(EIS)ハイブリッド補正が搭載されており、暗所や動画撮影時のブレを強力に抑制します。インカメラ約3200万画素(F値2.2)へと高画素化されており、セルフィーの画質向上も見逃せません。

充実の撮影機能:マクロ撮影対応とナイトモード

機能面での大きなトピックは、広角カメラを利用した「マクロ撮影」に対応したことです。被写体に約2.5cmまで寄ることができるため、花弁の質感やアクセサリーの細部など、肉眼では捉えきれないミクロな世界を鮮明に写し出せます。モード切り替えもスムーズで、被写体に近づくと自動でマクロモードに切り替わる設定も可能です。

夜景撮影においては、定評のある「ナイトモード」がさらに進化しました。RAWデータを活用した画像処理エンジン「ProPix」により、ノイズを抑えつつ、街明かりやイルミネーションの輝きを美しく表現します。実際に夜の街を歩きながら撮影してみましたが、手持ちでもブレることなく、明るくクリアな写真が撮れました。

撮影体験レビュー:日中から夜間まで

日中の撮影: 晴れた日の公園で撮影を行いました。標準カメラの解像感は素晴らしく、木々の緑や空の青が自然かつ鮮やかに再現されます。広角カメラに切り替えても画質の劣化を感じることなく、広がりのある風景をシャープに切り取ることができました。オートフォーカス(AF)も高速で、動き回るペットや子供の撮影でもピント合わせに苦労することはありません。

室内の撮影: カフェのような少し照明を落とした室内でも、大型センサーとF1.9の明るいレンズのおかげで、ノイズの少ない綺麗な写真が撮れます。料理モードを使えば、美味しそうな色味に自動補正してくれるため、SNS映えする写真も手軽に撮影できました。

夜間の撮影: 夜の街角での撮影では、OISの効果を実感しました。街灯の少ない場所でも、ナイトモードを使えば驚くほど明るく写ります。黒つぶれしがちな暗部もしっかりと階調が残っており、ミドルレンジ機とは思えない描写力です。

動画撮影:安定した手ブレ補正

動画撮影においては、光学式と電子式を組み合わせた手ブレ補正が効力を発揮します。歩きながらの撮影でも、不快な揺れが抑えられた滑らかな映像が撮れました。風切り音低減機能なども搭載されており、Vlog撮影などにも十分使えるクオリティです。ただし、4K撮影時のフレームレートなど、ハイエンド機に比べると制限はありますが、日常の記録用としては必要十分な性能を備えています。

AQUOS sense9のカメラ仕様

  • 標準カメラ:有効画素数 約5,030万画素 CMOS、F値1.9
  • 広角カメラ:有効画素数 約5,030万画素 CMOS、F値2.2
  • インカメラ:有効画素数 約3,200万画素 CMOS、F値2.2
  • センサーサイズ:標準 1/1.55インチ、広角 1/2.5インチ
  • 手ブレ補正:標準(電子式/光学式)、広角(電子式)、インカメラ(電子式)

AQUOS sense9のカメラ機能

  • マクロ撮影:広角カメラを使用して約2.5cmまで接写可能
  • ナイトモード:夜景も明るくノイズを抑えて撮影
  • 画質エンジンProPix:RAWデータ合成による高画質処理
  • フローティングシャッター:シャッターボタンを好きな位置に移動可能
  • 手のひら撮影:カメラに手のひらを向けてシャッターを切る機能

まとめ:カメラ性能

  • 標準カメラ:約5030万画素、1/1.55インチ大型センサー、F1.9、光学式手ブレ補正(OIS)搭載。
  • 広角カメラ:約5030万画素に進化し、解像感が向上。約2.5cmまで寄れるマクロ撮影に対応。
  • インカメラ:約3200万画素に高画素化し、セルフィーも高精細に。
  • ナイトモード:夜景もノイズを抑えて明るく撮影可能。手持ち撮影でもブレにくい。
  • 動画撮影:ハイブリッド手ブレ補正により、歩き撮りでも安定した映像が記録できる。

ディスプレイとオーディオ:AQUOS sense9のPro IGZO OLEDとステレオサウンドの実力

AQUOS sense9 ディスプレイ

ここでは、視覚と聴覚の両面からAQUOS sense9の進化を紐解きます。最大240Hz相当の駆動を実現したPro IGZO OLEDディスプレイと、待望のステレオスピーカーがもたらす没入感についてレビューしていきます。

鮮烈な明るさとパンチホールがもたらす没入感

電源を入れて画面が点灯した瞬間、その「明るさ」と「鮮やかさ」に目を奪われました。AQUOS sense9は、スタンダードモデルでありながら上位機種譲りの「Pro IGZO OLED」を初めて採用しています。実際に屋外の直射日光下で地図アプリを開いてみましたが、画面が白っぽく見えにくくなることがなく、くっきりとルートを確認できたのには感動しました。発色も非常に自然で、有機EL特有の黒の締まりと鮮やかな色彩のバランスが絶妙です。

また、ディスプレイ上部のデザインが、従来の雫型(水滴型)ノッチから、より現代的なパンチホール型へと変更されました。小さな変化に思えるかもしれませんが、実際に全画面で動画を表示した際、視界を遮る黒い欠けが最小限になったことで、コンテンツへの没入感が格段に向上しています。ベゼル幅も整えられ、手にした時の「画面を持っている」感覚がより強まりました。

変わらないサイズ感と形状の微細な変化

画面サイズは約6.1インチで、これは前モデルのAQUOS sense8と同じです。片手で握りやすく、親指が画面の端まで届きやすいこの絶妙なサイズ感が維持されたことは、多くのユーザーにとって朗報でしょう。

一方で、解像度には若干の変更があります。sense8がFHD+(2,432×1,080ドット)だったのに対し、sense9FHD+(2,340×1,080ドット)となりました。縦方向のピクセル数がわずかに減っていますが、これはノッチ形状の変更や筐体サイズの見直し(高さが約4mm短縮)によるものでしょう。実際に並べてWebサイトを表示しても、表示領域の狭さを感じることは全くなく、むしろ筐体がコンパクトになったメリットの方が大きく感じられます。アスペクト比の変化も違和感はなく、YouTubeなどの16:9動画も黒帯が気にならず快適に視聴できました。

驚異の240Hz相当駆動と輝度の大幅な進化

スペック面で最も大きな進化を感じたのは、リフレッシュレートと輝度です。sense8は最大90Hz(黒画面挿入で擬似180Hz)でしたが、sense9では1〜120Hzの可変駆動に対応し、黒画面挿入を組み合わせることで最大240Hz相当の滑らかさを実現しています。SNSのタイムラインを高速スクロールしても文字がブレずに読める追従性は圧巻で、指先の動きに画面が完全に同期しているような心地よさがあります。

輝度に関しても、ピーク輝度がsense8の1,300nitから2,000nitへと大幅に向上しました(全白輝度は1,500nit)。HDRコンテンツを再生すると、光の当たり具合や影の濃淡がリアルに再現され、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。ミドルレンジ機でここまで「明るく、滑らか」なディスプレイを搭載している点は、AQUOS sense9の大きなアドバンテージと言えます。

AQUOS sense9のディスプレイ仕様

  • ディスプレイタイプ:Pro IGZO OLED(有機EL)
  • サイズ:約6.1インチ
  • 解像度:フルHD+(2,340×1,080)
  • リフレッシュレート:1~120Hz可変駆動(最大240Hz相当)
  • 輝度:全白輝度 1,500nit / ピーク輝度 2,000nit

オーディオ性能:BOX構造ステレオスピーカーの実力と没入感

AQUOS sense9 ステレオスピーカー

オーディオ面での最大のトピックは、ついに「ステレオスピーカー」が搭載されたことです。受話口と底面スピーカーを使用する構成ですが、注目すべきは底面(口元側)のスピーカーに採用された「BOX構造」です。これにより、筐体内部での音の反響が制御され、スピーカー単体でもしっかりとした音圧を感じられるようになりました。

迫力の「BOX構造」と低音域の表現

実際にアクション映画の予告編を再生してみると、爆発音やエンジンの唸りといった低音域に、スマホスピーカー特有のスカスカした軽さがありません。ズンとお腹に響くような重低音とまではいきませんが、机の上に置いた本体が微かに振動するほどのパワーがあり、映像の迫力を損なわない厚みのあるサウンドを鳴らしてくれます。

中音域のクリアさとステレオ感

音楽ストリーミングサービスでポップスやボーカル曲を聴いてみると、中音域の解像度の高さに気づきます。ボーカルの声が楽器の音に埋もれることなく、前面にクリアに浮かび上がって聴こえます。高音域も刺さるような鋭さはなく、伸びやかで聴き疲れしないチューニングだと感じました。

何より感動したのは「音の広がり」です。横持ちにしてライブ映像を見ると、音が左右から回り込むように届き、まるでその場にいるかのようなステレオ感を楽しめます。前モデルのsense8はモノラルスピーカーだったため、どうしても音が一点から鳴っている感覚が否めませんでしたが、sense9では空間全体が音に包まれるような没入感を味わえるようになりました。

一点注意が必要なのは、3.5mmイヤホンジャックが廃止されたことです。有線イヤホンを使いたい場合は、USB Type-C変換アダプタが必須となります。

まとめ:ディスプレイとオーディオ

  • 第一印象:Pro IGZO OLEDによる鮮烈な明るさと、パンチホール化によるすっきりとした見た目が魅力的。
  • 解像度とサイズ:6.1インチの使いやすいサイズはそのままに、ノッチ形状変更で没入感が向上した。
  • 滑らかさと輝度:最大240Hz相当の駆動とピーク輝度2,000nitにより、屋外視認性と操作性が劇的に進化した。
  • オーディオ:待望のステレオスピーカー(BOX構造)になり、低音の厚みと音の広がりが大幅に強化された。
  • 接続性:イヤホンジャックは廃止されたが、LDACなどの高音質ワイヤレスコーデックに対応している。

バッテリーと通信性能:AQUOS sense9の驚異的な電池持ちと繋がりやすさ

AQUOS sense9 バッテリー

ここでは、AQUOS sense9の大きな魅力であるバッテリー性能と、日常の快適さを支える通信性能について、実測データや体験談を交えてレビューしていきます。

5,000mAhバッテリーと公称「2日間」の驚異的なスタミナ

AQUOS sense9は、コンパクトなボディに5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。公称値では、「1日あたり動画視聴4時間、音楽ストリーミング3時間、SNS閲覧2時間、ゲーム1時間の計10時間利用」というハードな使い方でも、「2日間」使用できるとされています。

前モデルのAQUOS sense8も同じ5,000mAhでしたが、連続待受時間(LTE)を比較すると、sense8の約770時間 に対し、sense9は約890時間 へと大幅に延びており、待機時の電力制御がさらに進化していることがわかります。

実際のバッテリーテストのデータを見てみましょう。YouTube動画を機内モード(Wi-Fiオン)で再生し続けた検証では、3時間経過時点で残量は91%残っていたという結果が出ています。単純計算でも、動画再生だけで30時間以上持ちこたえる計算になり、改めてそのスタミナの底力を見せつけられました。

実体験:1日使い倒しても「あと1日」いける余裕

実際に朝から晩まで、メイン端末としてガッツリ使ってみた体験をお伝えします。朝7時に満充電で持ち出し、通勤中の音楽再生、日中の連絡やブラウジング、休憩時間の動画視聴、そして帰宅後のゲームプレイなど、意識的にバッテリーを消費する使い方をしました。

驚いたことに、16時間が経過した夜の時点でも、バッテリー残量は61%も残っていました。これだけハードに使っても半分以上残っているのですから、ライトユーザーであれば公称通り、あるいはそれ以上に充電不要で使い続けられるでしょう。旅行や出張の際、1泊2日程度ならモバイルバッテリーを持ち歩く必要性を感じさせない安心感があります。

充電速度の高速化とワイヤレス充電の非対応

充電性能については、前モデルからの明確な進化を感じます。AQUOS sense9最大36Wの急速充電(USB PD 3.0)に対応しており、約100分でフル充電が可能です。AQUOS sense8が約160分かかっていた ことを考えると、約1時間も短縮されており、朝の忙しい時間帯の「継ぎ足し充電」の効率が格段に上がりました。

ただし、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。置くだけ充電に慣れている方はケーブル接続の手間が復活することになります。それでも、バッテリーへの負荷を抑える「インテリジェントチャージ」や、ゲーム中に給電のみを行う「ダイレクト給電」など、電池寿命を3年後も90%以上維持するための機能は充実しており、長く使う上での配慮は万全です。

通信性能:5Gの掴みと安定した通話品質

通信性能についても確認しました。AQUOS sense9は、国内主要キャリアの5Gバンド(n77、n78、n79など)を網羅しており、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのどの回線でも快適に利用できます。特に、ドコモの5G運用で重要な「n79」に対応している点は、SIMフリースマホとしては貴重なアドバンテージです。

実際に都市部の混雑したエリアでスピードテストを行ったところ、下りで数百Mbpsの速度を安定して記録しました。地下鉄やビル屋内でも電波の掴みは良好で、通信が途切れるストレスは感じません。Wi-Fi 6には非対応(Wi-Fi 5まで)ですが、動画ストリーミングや大容量データのダウンロードで遅さを感じることはありませんでした。

通話品質に関しても、VoLTEによるクリアな音声通話が可能です。ステレオスピーカーの搭載により、ハンズフリー通話時の相手の声も聞き取りやすくなりました。

まとめ:バッテリーと通信性能

  • バッテリー容量:5,000mAhの大容量を搭載し、コンパクトボディながら圧倒的なスタミナを実現。
  • 持続時間(実測):ハードに使っても1日余裕で持ち、ライトユースなら2日間充電不要。
  • 充電性能:最大36Wの急速充電に対応し、約100分で満充電可能。ワイヤレス充電は非対応。
  • バッテリー寿命:インテリジェントチャージ機能により、3年後も電池容量90%以上を維持。
  • 通信対応:国内全キャリアの主要バンド(ドコモn79含む)に対応し、どの回線でも快適に使える。

OSと機能:AQUOS sense9の安心サポートと便利な独自機能

ここでは、AQUOS sense9を長く安心して使い続けるためのOSサポート体制や、日常の使い勝手を向上させるシャープ独自の便利機能について、実際の使用感を交えてレビューします。

Android 14と人に優しいUIデザイン

AQUOS sense9は、出荷時に最新のAndroid 14を搭載しています。基本的なUIはAndroid標準に近く、クセがないため非常に扱いやすい印象です。特に注目したいのは、スマホ初心者や子供向けのモードが充実している点です。「かんたんモード」に切り替えると、アイコンや文字が大きく表示され、よく使う連絡先にすぐにアクセスできるようになるため、シニア世代の家族にも安心して勧められます。

また、「ジュニアモード」では利用時間の制限やアプリの使用可否を細かく設定できるため、子供のスマホデビュー機としても最適です。sense8同様、データ移行も付属のアダプターを使えばケーブル一本で完了し、iPhoneからの乗り換えでも迷うことはありませんでした。

いつまで使える?気になるアップデート保証の期間

長くスマホを使う上で最も重要なのがアップデート保証(サポート期間)です。AQUOS sense9は、発売日から最大3回のOSバージョンアップと、5年間のセキュリティアップデートが約束されています。これは前モデルのsense8から継承された強力なサポート体制で、購入後も長期間にわたって最新の機能と安全性が提供されることを意味します。最近のスマホは高価になりがちですが、一度買えば数年は陳腐化せずに使い続けられるという点で、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。

AIが守る「迷惑電話対策」と便利な「AQUOSトリック」

独自機能の中で特に頼もしく感じたのが、「迷惑電話対策」機能です。電話がかかってくると、AIが通話内容を解析し、特殊詐欺の疑いがある場合は画面と音で警告してくれます。実際に知らない番号から着信があった際も、この機能がバックグラウンドで動いていると思うだけで精神的な安心感が違いました。また、シャープおなじみの「AQUOSトリック」も健在です。特に、指紋センサーを長押しするだけでPayPayなどの決済アプリを即座に起動できる「Payトリガー」は、レジ前でもたつくことがなくなり、毎日の買い物が非常にスムーズになりました。

必須の「おサイフケータイ」と独自機能の融合

日本仕様のスマホとして欠かせない「おサイフケータイ」もしっかり搭載しています。駅の改札やコンビニでの支払いはもちろん、マイナンバーカードの読み取りなどにも対応しており、生活のインフラとして不足はありません。地味ながら便利なのが「スクロールオート」です。SNSやニュースサイトを見ている時に、自動で画面をゆっくりスクロールしてくれる機能で、食事中など手が離せない時に重宝しました。こうした「かゆいところに手が届く」機能の数々は、海外メーカー製スマホにはないAQUOSならではの魅力です。

顔と指紋のデュアル生体認証、その使い勝手

生体認証は、顔認証(マスク対応)指紋認証(電源ボタン一体型)の両方に対応しています。顔認証の速度は非常に高速で、マスクをしていても一瞬でロックが解除されるため、外出時でもストレスを感じません。側面の指紋センサーは電源ボタンと一体化しており、画面点灯と同時に解除できるのが便利です。ただ、感度が良すぎるためか、スマホを握った拍子に意図せず認証されてしまうことが稀にありました。とはいえ、状況に応じて使い分けられるデュアル認証は、やはり便利です。

AQUOSトリックの機能一覧

  • Payトリガー: 指紋センサーを長押しして決済アプリなどを即座に起動。
  • スクロールオート: 画面を自動でスクロールし、ながら見をサポート。
  • Clip Now: 画面の端をなぞるだけでスクリーンショットを撮影。
  • ゲーミングメニュー: ゲーム中の通知ブロックや録画機能などを提供。
  • Bright Keep: 持っている間は画面を消灯しない。
  • テザリングオート: 設定した場所で自動的にテザリングをONにする。
  • インテリジェントチャージ: バッテリーの劣化を抑える賢い充電制御。
  • ロック・ホームフォトシャッフル: ロック画面やホーム画面の壁紙をランダムに切り替え。

まとめ:OSと機能

  • OSとUI:Android 14を搭載。「かんたんモード」や「ジュニアモード」により、幅広い世代が使いやすい設計。
  • サポート期間:最大3回のOSアップデートと5年間のセキュリティ更新が保証されており、長く安心して使える。
  • 独自機能:AIによる迷惑電話対策機能や、決済アプリを即起動できる「Payトリガー」が便利。
  • 日本仕様:おサイフケータイに対応し、電子マネーや交通系ICカードが問題なく利用可能。
  • 生体認証:マスク対応の顔認証と、電源ボタン一体型の指紋認証に対応し、ロック解除がスムーズ。

検証してわかったAQUOS sense9のメリット・デメリット

AQUOS sense9を実際にじっくりと使い込んでみて、前モデルのAQUOS sense8から劇的に進化した点と、逆に惜しいと感じた点がはっきりと見えてきました。フルモデルチェンジとも言える大胆なデザイン変更に加え、基本性能の底上げが図られています。ここでは、実機検証を通じて感じた「生の声」を元に、その詳細をお伝えします。

メリット

メリット1:所有欲を満たす洗練されたデザインとカラー

miyake design監修による新しいデザインは、これまでのsenseシリーズのイメージを一新しました。カメラユニットが左上に移動し、自由曲線を用いた有機的なフォルムは非常にユニークで、アルミボディの質感も相まって所有欲を満たしてくれます。カラーバリエーションも全6色と豊富になり、sense8の落ち着いたトーンに比べてポップで鮮やかな色が選べるようになったのも魅力です。サイズ感も絶妙で、sense8より幅が約2mm増えましたが、高さは約4mmコンパクトになり、凝縮感のある持ちやすいボディに仕上がっています。

メリット2:圧倒的に明るく滑らかなPro IGZO OLEDディスプレイ

ディスプレイの進化は目覚ましいものがあります。シリーズ初採用となる「Pro IGZO OLED」は、ピーク輝度がsense8の1,300nitから2,000nitへと大幅に向上しており、真夏の直射日光下でも画面がくっきりと見えます。さらに、1〜120Hzの可変駆動に黒画面挿入を組み合わせることで最大240Hz相当の滑らかさを実現しており、スクロール時の文字の残像感は皆無です。パンチホール型になったことで、画面への没入感も格段に高まりました。

メリット3:待望のステレオスピーカー搭載

ついにsenseシリーズもステレオスピーカーになりました。sense8ではモノラルだったため、動画視聴時の臨場感に欠ける部分がありましたが、sense9では受話口と底面スピーカー(BOX構造)の組み合わせにより、音の広がりと迫力が段違いです。横持ちでゲームや映画を楽しむ際、左右から音が聞こえることで、コンテンツへの没入感が大きく向上しました。

メリット4:広角カメラの高画素化とマクロ撮影

カメラ性能も大きく底上げされています。特に広角カメラがsense8の約800万画素から、標準カメラと同じ約5030万画素へと高画素化された点は大きいです。これにより、広角でも精細さを損なわない写真が撮れるようになりました。また、広角カメラを利用したマクロ撮影が可能になり、被写体に約2.5cmまで寄れるようになったのも、撮影の楽しさを広げてくれるポイントです。

メリット5:充電速度の向上と変わらぬバッテリー持ち

5,000mAhの大容量バッテリーによる電池持ちの良さは相変わらず最強クラスです。ハードに使っても1日では使い切れないほどのスタミナがあり、ライトユースなら2日間は余裕で持ちます。さらに、sense9では最大36Wの急速充電に対応し、満充電までの時間がsense8の約160分から約100分へと大幅に短縮されました。朝の準備時間でサクッと回復できるのは非常に実用的です。

メリット6:SDカードスロット搭載とタフネス性能

最近のハイエンドスマホでは廃止されがちなmicroSDカードスロットもしっかり搭載しており、最大1TBまで容量を拡張できます。写真や動画をたくさん撮るユーザーには必須の機能です。また、MIL規格準拠の耐衝撃性能や最高等級の防水防塵性能も備えており、お風呂での使用やアウトドアなど、ラフに扱っても壊れにくい安心感はAQUOSならではの強みです。

デメリット

デメリット1:イヤホンジャックの廃止

sense8には搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが、sense9では廃止されてしまいました。有線イヤホンを愛用しているユーザーにとっては、USB Type-C変換アダプタが必要になるため、不便に感じる大きな変更点です。ワイヤレスイヤホンへの移行が進んでいるとはいえ、充電しながら有線で音楽を聴くのが難しくなるなど、選択肢が減ったのは残念です。

デメリット2:ワイヤレス充電には非対応

sense8と同様に、ワイヤレス充電(Qi)には対応していません。ケーブルの抜き差し不要で充電できる便利さに慣れている人にとっては、マイナスポイントとなります。有線充電の速度は上がりましたが、「置くだけ充電」の手軽さは享受できません。

デメリット3:カメラアプリの挙動と保存速度

撮影体験において、カメラアプリの起動やレンズの切り替えにワンテンポ遅れるような「もっさり感」を感じることがあります。また、高画素で撮影した後の画像処理に少し時間がかかる場面も見受けられました。サクサクとテンポよく連続撮影したい時には、このレスポンスの遅さが少々ストレスになる可能性があります。

デメリット4:指紋認証センサーの誤動作

側面の電源ボタン一体型指紋センサーは便利なのですが、感度が良すぎるのか、スマホを握っただけで意図せず指紋を認証しようとしてしまい、「試行回数が多すぎます」といったロックがかかることがありました。ポケットからの出し入れ時などにも反応してしまうことがあり、意図しないタイミングでの認証エラーは改善してほしい点です。

まとめ:メリット・デメリット

AQUOS sense9は、ディスプレイの画質、スピーカーの音質、そして充電速度など、ユーザーが日常的に触れる部分を確実に進化させた完成度の高いミドルレンジスマホです。イヤホンジャックの廃止やワイヤレス充電非対応といった惜しい点もありますが、microSDカード対応やタフネス性能、そして圧倒的なバッテリー持ちといった「AQUOSらしさ」はしっかりと継承されています。

sense8からの乗り換えでも、画面の綺麗さや音の良さで確かな進化を体感できるでしょう。長く安心して使える一台を探している方に強くおすすめできます。

AQUOS sense9のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約6.1インチ、解像度1080 x 2340 ドットのPro IGZO OLED ※最大輝度2000nit/ブルーライト低減/リッチカラーテクノロジーモバイル
  • 液晶の機能: なめらかハイスピード表示、AQUOS Homeのカスタマイズ
  • リフレッシュレート: 1~240Hz 可変駆動 ※1~120Hz可変駆動+黒画面挿入で最大240Hz相当
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 7s Gen2 Mobile Platform ※4nm/8コア/最大2.4GHz
  • GPU: Qualcomm Adreno
  • RAM(メモリ): 6GB / 8GB LPDDR4X
  • 仮想メモリ: +6GB
  • ストレージ: 128GB / 256GB UFS 2.2
  • 外部ストレージ: microSDXCカードで最大1TBまで
  • バッテリー: 5000 mAh ※インテリジェントチャージ(電池の負荷を軽減)
  • 駆動時間: 1日10時間の利用で約2日間、連続通話(VoLTE)約2700分、連続待受(LTE)約890時間
  • 充電: 36W急速充電(USB Power delivery Revision3.0)、時間:約100分
  • 背面カメラ: 標準 約5030万画素 + 広角 約5030万画素
  • 前面カメラ: 約3200万画素
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1
  • 衛星測位: GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS
  • インターフェース: USB3.2 Gen1 Type-C (DisplayPort v1.4)
  • NFC/おサイフケータイ: 対応(FeliCa)
  • スピーカー: ステレオスピーカー(口元:Box型)、ハイレゾ、ハイレゾワイヤレスに対応
  • マイク: 内蔵
  • 防水/防塵: IPX5/IPX8/IP6X
  • 耐久性: MIL-STD-810G(耐衝撃落下)/ MIL-STD-810H(防水など15項目)準拠
  • テザリング: 最大15台 (Wi-Fi 10台、USB 1台、Bluetooth(PAN):4台を併用)
  • 生体認証: 顔認証(マスク対応)、サイド指紋認証
  • 音声認識: エモパー Ver.13.2(出荷時)
  • 筐体: アルミニウム、アルコール除菌シート、ハンドソープ対応、耐薬品
  • AQUOS UX: バージョン14.0.002(出荷時)
  • OS: Android 14 ※発売日から最大3回のOSバージョンアップ、発売日から5年のセキュリティアップデート
  • サイズ: 約 149 x 約 73 x 約 8.9 mm(突起部除く)
  • 重量: 約166 g
  • カラー: ブラック、ホワイト、グリーン、コーラル、グレージュ、ブルー
  • SIMカード: nanoSIM、eSIM
  • 対応バンド:
    5G NR(sub6)n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
    4G LTE(FDD-LTE)B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 4G LTE(TD-LTE)B38 / B40 / B41 / B42
    3G W-CDMA B1 / B2 / B5 / B8 ※海外のみ
    2G GSM 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz ※海外のみ

SIMフリー版とキャリア版の主な違い:AQUOS sense9

AQUOS sense9のSIMフリー版とキャリア版の主な違いは、以下の3点に集約されます。

1. メモリ・ストレージの容量

最も大きな違いは、SIMフリー版にはキャリア版にはない大容量モデルが存在することです。

SIMフリー版:

  • RAM 6GB / ROM 128GB モデル
  • RAM 8GB / ROM 256GB モデル (SIMフリー版限定)

キャリア版:

RAM 6GB / ROM 128GB モデルが中心

2. カラーバリエーション

取り扱われる本体カラーの種類が異なります。特にグレージュはSIMフリー版限定カラーとして提供されています。

  • SIMフリー版: ブルー、グレージュ、コーラル、ホワイト、ブラックなど、豊富なラインアップから選択できます。
  • キャリア版: キャリアや販売店によって取り扱いカラーが異なり、SIMフリー版の全色を取り扱っているわけではありません。

3. その他(シャッター音・機能)

  • シャッター音: SIMフリー版は、カメラのシャッター音をオフに設定できます。キャリア版は通常、シャッター音をオフにできません。
  • プリインストールアプリ: キャリア版は、そのキャリア独自のアプリがプリインストールされています。

基本となる本体スペック(CPU、ディスプレイ、カメラ性能、バッテリー容量、OSバージョンなど)については、SIMフリー版とキャリア版で大きな差はありません。

大容量モデルや静かなシャッター音を求める場合はSIMフリー版を、端末代金割引やキャリア独自のサービスを重視する場合はキャリア版を選ぶのが良いでしょう。

AQUOS sense9の評価

AQUOS sense9 グリーン

8つの評価基準で「AQUOS sense9」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★

最大240Hz相当のPro IGZO OLEDを搭載し、ピーク輝度2000nitの明るさで屋外でもくっきり見えます。

スペック:★★★★☆

Snapdragon 7s Gen 2搭載でAntutuスコア約60万点を記録し、日常動作は非常に快適です。

耐久性: ★★★★★

MIL規格16項目に準拠した耐衝撃性能に加え、最高等級の防水・防塵性能を備え、ラフに使えます。

デザイン:★★★★★

miyake design監修の自由曲線を用いたカメラ周りが個性的で、アルミボディの質感も高いです。

通信:★★★★★

ドコモのn79を含む国内全キャリアの主要5Gバンドを網羅しており、電波の掴みは良好です。

機能:★★★★☆

待望のステレオスピーカーやマスク対応顔認証は便利ですが、ワイヤレス充電非対応は惜しい点です。

使いやすさ:★★★★★

約166gの軽量ボディと片手で操作しやすいサイズ感、長持ちバッテリーでストレスフリーです。

価格:★★★★★

6万円台前半という価格ながら、ハイエンドに迫るディスプレイやカメラを備え、コスパは抜群です。

総評:★★★★★

AQUOS sense9の進化:基本性能の向上

AQUOS sense9は、前モデルからCPUが「Snapdragon 7s Gen 2」へと強化され、ディスプレイも「Pro IGZO OLED」へと飛躍的な進化を遂げました。特にカメラは標準・広角ともに約5030万画素の高解像度センサーを搭載し、明るく精細な写真が撮影できるようになっています。これらのスペック向上は、日常のあらゆるシーンで「快適」と感じられる土台をしっかりと支えています。

「ちょうどいい」の正体:徹底した使いやすさの追求

一部では「おじさん、おばさん向けのスマホ」と揶揄されることもありますが、実機に触れればその評価が表層的なものであると気づくはずです。この端末の本質は、徹底的な「使いやすさ」の追求にあります。約166gという軽量設計、2日間持つタフなバッテリー、そして手になじむサイズ感。派手なギミックこそありませんが、使う人が何をストレスに感じるかを深く分析し、それを解消するために設計されています。

妥協ではない「最適解」としてのAQUOS sense9

よく言われる「ちょうどいい」という表現は、妥協の産物ではなく、この徹底したユーザー視点から生まれた「最適解」の証だと言えるでしょう。初めてスマートフォンを手にする年配の方やお子様にとって安心できる選択肢であることは間違いありませんが、それ以上に、日々の道具としてストレスなく使える「良質なスマホ」を求めるすべての人に、自信を持っておすすめできる一台です。

AQUOS sense9の価格・購入先

AQUOS sense9 正面の外観

※価格は2025/11/18に調査したものです。価格は変動します。

COCORO STORE(ココロストア)【シャープ公式通販】

SIMフリーモデル・SH-M29

  • RAM6GB / ROM128GBモデルで58,740円(税込)、
  • RAM8GB / ROM256GBモデルで65,340円(税込)、

で販売されています。

COCORO STOREで「AQUOS sense9」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで49,999円、
  • 楽天市場で54,800円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで62,184円(送料無料)、

で販売されています。

Amazonで「AQUOS sense9」をチェックする

楽天市場で「AQUOS sense9」をチェックする

ヤフーショッピングで「AQUOS sense9」をチェックする

AQUOS sense9を安く購入する方法

AQUOS sense9をできるだけ安く購入するには、IIJmio、UQ mobileなどの格安スマホを利用するといいでしょう。また、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリアでも値下げされることがあるので、こまめにチェックすることをおすすめします。

IIJmio

  • 端末価格 (6GB/128GB):乗り換え(MNP)価格:44,800円 (一括) または 24回払い 月々1,867円
  • 初期費用: 約3,733.4円 (契約事務手数料 3,300円 + SIM発行手数料 約433円)
  • 月額料金 (例): 4GBプランで990円
  • その他、ユニバーサルサービス料などが別途発生
  • 通話:定額オプション(5分/10分/かけ放題)あり
    オプションなしの場合、専用アプリ利用で30秒5.5円
  • 割引: なし
  • ※ 上記はMNP時の特別価格、ギガプラン4GB(音声SIM)の一例です。

IIJmioで「AQUOS sense9」をチェックする

UQ mobile

  • 端末価格 (一括): 64,900円
  • スマホトクするプログラム利用時 (返却):
  • 実質負担額:14,300円
  • 25ヶ月目(最終回)に端末返却が必要
  • 初期費用: 3,850円 (契約事務手数料)
  • 月額料金 (例):
  • コミコミプラン (20GB + 10分通話無料):3,278円
  • 増量オプションⅡ (5GB増量):550円
  • 割引/特典:
  • 増量オプションⅡが7ヶ月間無料キャンペーンあり
  • ユニバーサルサービス料などが別途発生

UQ mobileで「AQUOS sense9」をチェックする

楽天モバイル

  • 端末価格: 57,900円 (一括)
  • 48回/24回払いあり
  • 初期費用: 0円
  • 月額料金: 3円〜3,281円 (プランとユニバ料込み)
  • 通話: Rakuten Linkで国内無料
  • 特典: 乗り換えで最大10,000pt

楽天モバイルで「AQUOS sense9」をチェックする

ドコモ

AQUOS sense9 SH-53E

  • 分割支払金月額1,999円 x 23回 + 残価21,120円 / 総額67,100円
  • オンラインショップなら、契約事務手数料がかかりません!

ドコモで「AQUOS sense9」をチェックする

au

※オンラインでの販売を終了しています。※実店舗で購入できる場合があります。

auで「AQUOS sense9」をチェックする

ソフトバンク

  • 端末販売価格 (総額): 69,840円
  • 新トクするサポート+利用時 (特典B):
  • 支払総額 (実質負担額): 22,012円
  • 条件: 48回払いで購入し、25ヵ月目以降に機種変更し、端末を回収に出すこと。
  • 特典利用中は、13回目以降の支払いが不要になる。
  • ※ 上記は、他社からのりかえ、新規契約、機種変更のいずれの場合でも共通の価格です。

ソフトバンクで「AQUOS sense9」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

AQUOS sense9」 に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

AQUOS sense10

シャープから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年11月13日発売)。

Android 16、Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、フルHD+ (2,340×1,080) の Pro IGZO OLEDディスプレイ、128GB または 256GB UFS 2.2 ストレージ、5,000mAhバッテリー、背面 約5030万画素+約5030万画素の2眼カメラ、前面 約3200万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AIカメラ機能(影除去・ショーケースモード)、AI通話機能「Vocalist」(ボーカリスト)、「電話アシスタント」(伝言文字起こし)、最大2TBまでのストレージ拡張 (microSDXCカード対応)

「デュアルBOXスピーカー」(両側Box構造)、USB Power delivery Revision3.0、オートマクロ、ポートレート(2倍画角対応)、11種類のPHOTO STYLE フィルター(夕映え、平成POPなど)、Gemini、かこって検索、に対応、可変リフレッシュレート(1~240Hz駆動)、「インテリジェントチャージ」に対応。

おサイフケータイ® (FeliCa対応)、Payトリガー、IPX5/IPX8防水・IP6X防塵、耐衝撃(MIL規格準拠)、指紋認証 (電源ボタン一体型)、顔認証 (マスク対応)、USB Type-C (USB3.2 Gen1, DisplayPort v1.4対応)、eSIM、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、GPSにも対応しています。

価格は、楽天市場で67,430円(SIMフリー・送料無料)、ヤフーショッピングで63,275円、ココロストアで62,700円~、です。

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AQUOS sense8

シャープから発売されたAndroid 13を搭載した6.1型のスマートフォンです(2023年11月に発売)。

Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 プロセッサ、6GB LPDDR4Xメモリ、IGZO OLED液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50.3MP+8MPの2眼カメラと前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、新画質エンジン「ProPix5」、光学式手ブレ補正、光学2倍相当のズーム、全画素PDAF(位相差検出AF)、「瞳オートフォーカス」、フローティングシャッター、リフレッシュレート 90Hz(最大180Hz)、なめらかハイスピード表示、アウトドアビューに対応。

おサイフケータイ、IP68防水防塵、MIL-STD-810G(16項目)、PD3.0 急速充電、最大1TBまでのストレージ拡張、モノラルスピーカー(ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス)、マスク顔認証、サイド指紋認証、USB Type-C (OTG/USB3.2 Gen1/DP1.4映像出力)、5G通信、NFC、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで59,980円(SH-M26のSIMフリー版・税込)、楽天市場で38,280円(中古・SH-M26のSIMフリー版・送料無料)、ヤフーショッピングで55,999円(54,000円・新品・ SHM26のSIMフリー版)、です。

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Redmi Note 14 Pro 5G

Xiaomiから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年3月22日発売)。

Xiaomi HyperOS(Android 14ベース)、Dimensity 7300-Ultra、8GB/12GBメモリ、最大輝度3000nitのCrystalRes AMOLED液晶 (120Hz, 最大3000nits, Gorilla® Glass Victus® 2, Dolby Vision®など)、256GB/512GBストレージ、5110 mAhバッテリー、背面2億画素+800万画素+200万画素の3眼カメラ、前面2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(かこって検索、AI消しゴムPro、Geminiなど)、IP68防水防塵、45Wターボチャージ、Corning Gorilla Glass Victus 2、最大4倍のロスレスズーム、AIビューティーモード、4K動画撮影(24/30fps)、1080p(120fps)のスローモーション撮影、

X軸リニアモーター、冷却システム、画面内指紋センサー、AI顔認証、NFC、最大3回のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで39,600円(税込)、楽天市場で38,280円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで45,980円、です。

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arrows We2 Plus

FCNT合同会社が開発したAndroid 14搭載の6.6インチ 5Gスマートフォンです。

Qualcomm Snapdragon 7s Gen2、8GB メモリ、2400 x 1080 pOLED有機EL液晶、256GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50.1MP + 8MPの2眼カメラ、前面16.1MPのフロントカメラ搭載で、

「Exlider」機能、自律神経活性度 測定機能、DP映像出力、リフレッシュレート 144Hz、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、おサイフケータイ、IP68防水防塵、MIL規格、指紋認証、顔認証、ハンドソープ洗浄とアルコール除菌、迷惑電話対策機能、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで39,800円(税込)、楽天市場で43,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,180円(送料無料)、です。

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motorola edge 50 pro

モトローラから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです。

Android 14、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3、12GB LPDDR4X メモリ、解像度2712 x 1220 pxの有機EL液晶、256GB UFS2.2 ストレージ、4500mAh バッテリー、背面50MP+13MP+10MPの3眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、128W急速充電、RAMブースト、10Wワイヤレスパワーシェアリング、Dolby Atmos対応のステレオスピーカー、おサイフケータイ(NFC FeliCa)、IP68防水防塵、

リフレッシュレート 144Hz、タッチサンプリングレート 360Hz、デザリング、Google アシスタント、指紋認証、顔認証、セキュリティ機能「ThinkShield Moto Secure」、eSIM、USB Type-C (USB 3.1)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで66,200円、楽天市場で68,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで74,800円(送料無料)、AliExpressで66,052円、です。

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Xperia 10 VI

ソニーから発売された6.1インチの 5Gスマートフォンです。Android 14、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 プロセッサと6GB メモリを搭載。フルHD+液晶、128GB UFS ストレージ、5000mAhバッテリー、背面48MP + 8MPの2眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、フロント ステレオスピーカー (ソニーのチューニング)、IP68防水防塵、いたわり充電(劣化しにくい・3年間使える)、おサイフケータイ、サイド指紋認証、開閉式スタンド付きの専用カバー「Style Cover with Stand for Xperia 10 VI」(別売)、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで53,900円(税込)、楽天市場で55,036円(送料無料)、ヤフーショッピングで52,980円です。

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OPPO Reno11 A

OPPOから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです。

ColorOS 14 (Android 14 ベース)、MediaTek Dimensity 7050 プロセッサと8GB LPDDR4x メモリを搭載。フルHD+の有機EL液晶、128GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面64MP + 8MP + 2MPの3眼カメラ、前面32 MPのフロントカメラを搭載しています。

また、67W急速充電、リフレッシュレート 最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz)、タッチサンプリングレート 最大 240 Hz、おサイフケータイ、IP65s防水防塵、ノイズキャンセリング、ディスプレイ指紋認証、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、4衛星測位のGPSに対応しています。

価格は、Amazonで35,800円(税込)、楽天市場で32,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで23,972円、です。

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他のシャープ AQUOS スマホと比較

他にもシャープのAQUOSスマホが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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