Lenovo TAB7を徹底検証レビュー!使って分かったメリット・デメリット

Lenovo TAB7 外観
2023年10月にソフトバンクから発売された「Lenovo TAB7」は、5G通信に対応し、IPX3/IP5Xの防水防塵性能を備えたミドルレンジタブレットとして注目を集めています。

このレビューでは、実際に使用して感じた「Lenovo TAB7」のメリットやデメリット、ゲーム性能などを徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Lenovo TAB7のメリット (Pros):

  • 5G通信対応でWi-Fiがない場所でも快適に使える
  • 安心の防水(IPX3)・防塵(IP5X)性能を搭載
  • 90Hz駆動の滑らかな2Kディスプレイ
  • Dolby Atmos対応で動画視聴の臨場感が高い
  • バッテリー持ちが非常に優秀

Lenovo TAB7のデメリット (Cons):

  • 内蔵ストレージが64GBと少なく心許ない
  • 充電速度が最大20W程度と遅い(フル充電約3時間)
  • 『原神』などの重量級ゲームには不向き
  • 充電器やケーブルが同梱されていない

総合評価:

Lenovo TAB7は、5Gと防水防塵という「どこでも使える自由さ」が最大の魅力です。ストレージ容量や充電速度に弱点はありますが、動画視聴やブラウジング、電子書籍といった用途には最適。特に、屋外やキッチンで気兼ねなく使えるタブレットを探しているソフトバンクユーザーにとっては、非常にバランスの取れた選択肢となるでしょう。

この記事で分かること

  • メリット(5G通信、防水IPX3、防塵IP5X、90Hzリフレッシュレート、Dolby Atmos、バッテリー持ち)
  • デメリット(ストレージ64GB、充電速度、付属品なし、重量級ゲームの限界、カメラ画質)
  • ベンチマーク(Antutuスコア約43万点、Snapdragon 695 5G、Geekbench 5、3DMark安定性)
  • ゲーム性能(原神、PUBG MOBILE、NieR Re[in]carnation、ディアブロ イモータル、FPS実測)
  • 口コミ情報(デザイン、耐久性、ディスプレイ視認性、ボタン操作感、重量、ケース入手性)
  • スペック(約10.6インチ2K液晶、RAM 4GB、バッテリー7500mAh、サイズ、重量約490g)
  • 評価(5段階評価、画面の見やすさ、使いやすさ、通信性能、総評)
  • 価格(ソフトバンク販売価格、新トクするサポート、実質負担額、ECサイト中古価格、Amazon)

この記事を最後まで読むことで、「Lenovo TAB7」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: Lenovo TAB7 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

検証してわかった「Lenovo TAB7」の魅力(メリット)

Lenovo TAB7のディスプレイ

ここでは、実際に「Lenovo TAB7」を使い込んで感じた具体的なメリットについて書いていきます。

5G対応の自由度と安心の防水性能

まず何よりも感動したのは、この価格帯のタブレットでありながら5G通信に対応している点です。Wi-Fi環境がない屋外でも、テザリングの手間なくスマートフォンのようにWebブラウジングやマップの確認ができるのは非常に快適でした。実際に公園のベンチでSpotifyのプレイリストをストリーミング再生してみましたが、途切れることなくスムーズに音楽を楽しめました。

また、IPX3の防水とIP5Xの防塵に対応している点も大きなメリットです。キッチンでYouTubeのレシピ動画を見ながら料理をする際、多少の水はねを気にせず使えるのは、主婦や自炊をするユーザーにとって心強いポイントだと感じました。

90Hz駆動の滑らかさとDolby Atmosの没入感

Lenovo TAB7の画面

ディスプレイの進化も確かなものでした。約10.6インチの2Kディスプレイ(2000×1200ドット)は、文字の輪郭もくっきりとしており、電子書籍を読む際にも目が疲れにくいと感じました。注目すべきは、リフレッシュレートが90Hzに対応していることです。従来の60Hzのタブレットと比較して、Webサイトのスクロールやホーム画面の操作が明らかに滑らかで、指に吸い付くような感覚を覚えました。動画視聴においては、「Netflix」で映画を再生してみましたが、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが広がりを感じさせる音響を提供してくれます。高音域がクリアで、セリフが聞き取りやすいのが印象的でした。

ミドルレンジながら実用的な処理能力とビルドクオリティ

Lenovo TAB7 デザイン

搭載されているSnapdragon 695 5Gは、日常使いにおいて十分なパフォーマンスを発揮します。『Call of Duty Mobile』のような3Dゲームも、グラフィック設定を調整すればスムーズにプレイ可能で、ライトゲーマーなら不満を感じることは少ないでしょう。

また、筐体の仕上がりにも満足しています。背面はマットな質感のツートンカラー(アビスブルー)で、指紋が目立ちにくく、手触りもサラサラとしていて高級感があります。前モデルの「Lenovo Tab6」では電源ボタンや音量ボタンが硬いという意見もありましたが、本機ではクリック感が改善されており、軽い力で確実に操作できるようになっていました。

まとめ:メリット

  • 5G通信対応により、Wi-Fiがない場所でも単独で高速通信が可能。
  • IPX3/IP5Xの防水防塵対応で、キッチンやアウトドアでも安心して使用できる。
  • 90Hzのリフレッシュレートにより、スクロール操作やアニメーションが非常に滑らか。
  • Dolby Atmos対応スピーカーにより、動画視聴時に臨場感のあるサウンドを楽しめる。
  • Snapdragon 695 5G搭載で、日常のアプリ操作や軽めのゲームプレイが快適。
  • マットな質感の筐体は指紋がつきにくく、ボタンの押しやすさも良好。

検証してわかった「Lenovo TAB7」の欠点(デメリット)

Lenovo TAB7 ビデオ通話

ここでは、実際に使用して気になった点や、購入前に知っておくべき注意点について率直に書いていきます。

ストレージ容量とSDカードの制約

まず気になったのは、内蔵ストレージの少なさです。ソフトバンク版である本機は64GBしかなく、システム領域を除くと実際に使える容量はさらに少なくなります。グローバル版のベースモデル(Tab M10 5G)には128GBモデルも存在するため、この点は明確なスペックダウンと言えます。幸い、最大2TB対応のmicroSDカードスロットが搭載されているため、写真や動画データの保存先として活用することで対策は可能です。しかし、アプリ本体をSDカードに移動できないケースも多いため、『原神』や『崩壊:スターレイル』といった大容量ゲームを複数インストールするには厳しい容量だと感じました。

充電速度と付属品への不満

充電速度についても、やや物足りなさを感じました。本機はUSB PDに対応しており急速充電が可能と謳われていますが、最大20W程度の入力にとどまります。7500mAhという大容量バッテリーを搭載しているため、フル充電には約180分(3時間)もかかってしまいます。朝、充電し忘れていたことに気づいても、急いでリカバリーするのは難しいでしょう。また、コストカットの影響か、パッケージにはACアダプタやケーブルが同梱されていない点も残念です。手持ちの充電器がない場合は別途購入が必要になるため、追加出費が発生することは覚えておく必要があります。

重いゲームやカメラ性能の限界

パフォーマンス面では、Snapdragon 695 5Gは日常使いには十分ですが、高負荷な3Dゲームには力不足です。『原神』をプレイしてみたところ、画質設定を「低」や「中」に落とさないとフレームレートが安定せず、快適なプレイは難しいと感じました。また、カメラ性能に関しても記録用と割り切る必要があります。背面・前面ともに約800万画素にとどまり、室内や暗所での撮影ではノイズが目立ちます。最近のスマホのカメラ画質に慣れていると、粗さが気になってしまうでしょう。特にビデオ通話以外の用途、例えば旅行の思い出を綺麗に残したいといったシーンには不向きです。

まとめ:デメリット

  • 内蔵ストレージが64GBと少なく、大容量アプリを複数入れるには心許ない。
  • グローバル版(128GB)と比較してスペックダウンしている点が惜しい。
  • microSDカードスロットはあるが、アプリの保存先としては制限がある場合がある。
  • 充電速度が最大20W程度と遅く、フル充電に約3時間かかる。
  • 充電器やケーブルが同梱されていないため、別途用意する必要がある。
  • 『原神』などの重い3Dゲームを高画質で快適に遊ぶには性能不足。
  • カメラ画質は800万画素と低く、暗所撮影や記念撮影には向かない。

Antutuベンチマーク

Lenovo TAB7のプロセッサには、Qualcomm製の「Snapdragon 695 5G」が搭載されています。これは6nmプロセスで製造されたミドルレンジ向けのチップで、CPUにはオクタコアの「Kryo 660」、GPUには「Adreno 619」を採用しています。なお、この構成はau版の「Lenovo Tab M10a 5G (LET02)」や、海外で販売されているグローバル版「Lenovo Tab M10 5G」と全く同じプロセッサです。つまり、基本性能はこれらのモデルと共通していると言えます。

Antutuベンチマーク結果は以下のようになっています。

例: Antutu V10.4.8 総合で「430686」、CPUで「149380」、GPUで「82974」、MEMで「91360」、UXで「106972」

その他のベンチマーク結果

Geekbench 5.5

  • シングルコアで「661」ポイント
  • マルチコアで「1,936」ポイント

3DMark Wild Life Extreme

  • Unlimitedで「352」ポイント
  • Stress Test:安定性「98.7%」、最小「2.15」、最大「2.18」の範囲で非常に安定

3DMark Wild Life

  • Stress Test:安定性「99.7%」、最小「7.23」、最大「7.25」の範囲で非常に安定

JetStream 2.0 (Chrome 118)

  • Web性能「99.224」ポイント ブラウザのJavaScript実行速度など

ベンチマーク結果からわかること

ベンチマーク結果から、本機が「安定性重視のミドルレンジタブレット」であることがはっきりと分かります。Antutuスコア約43万点という数値は、WEBブラウジングや動画視聴、SNSといった日常的な用途であればストレスなく快適にこなせる水準です。

注目すべきは、3DMarkのStress Testで見せた驚異的な安定性です。98.7%〜99.7%という数値は、長時間負荷をかけても性能低下(サーマルスロットリング)がほぼ発生しないことを意味しています。実際に長時間動画を再生し続けても本体の発熱はごくわずかで、パフォーマンスが落ちることなく安定して使い続けられました。

3Dグラフィック性能自体は控えめなため、『原神』のような重い3Dゲームを高画質で楽しむにはパワー不足ですが、発熱を抑えて長時間安定して動作する点は、動画視聴や電子書籍閲覧をメインとするユーザーにとって大きなメリットだと感じました。

ゲーム性能:Lenovo TAB7で人気タイトルは快適に動くのか徹底検証

ここでは、Lenovo TAB7に搭載されているプロセッサ「Snapdragon 695 5G」の実力を測るため、実際に人気ゲームタイトルをインストールしてプレイしてみました。ベンチマークのスコアだけでなく、実際のプレイで感じる操作感やフレームレート(FPS)の安定性を中心にレビューしていきます。

原神

スマートフォン向けゲームの中でも屈指の重さを誇るオープンワールドRPGですが、本機でのプレイは「割り切りが必要」だと感じました。画質設定を「最低」、フレームレートを「30」に設定することで、ようやく遊べるレベルになります。デフォルト設定や高画質では動作が重く、まともにキャラクターを動かすことすら困難でした。設定を極限まで落とすことで、デイリークエストの消化やフィールド探索は平均25〜30FPS程度で動作しましたが、やはり画質の粗さは否めません。

特に負荷がかかるシーンでは限界を感じます。例えば、元素爆発などの派手なエフェクトが重なる戦闘中や、オブジェクトが密集するスメールやフォンテーヌといった都市部では、フレームレートが一時的に低下し、明らかなカクつきを感じる場面がありました。高難易度コンテンツである「深境螺旋」に挑むには厳しい挙動ですが、ストーリーを追ったり、素材集めをしたりする程度のライトな遊び方であれば、なんとか許容できる範囲だと感じました。

NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション)

独特の世界観と美しい3Dグラフィックが特徴の本作ですが、快適に遊ぶには画質設定を「低」または「標準」に抑える必要がありました。この設定であれば、概ね30FPS前後で動作します。バトル自体はオート進行が主体なので、多少フレームレートが落ちてもゲーム進行に致命的な影響はありません。しかし、3Dフィールド(檻)を自分で操作して移動するパートでは、GPU性能がボトルネックになっているのか、視点移動の際に若干のもたつきを感じることがありました。

設定画面には「60FPS」の項目も存在しますが、実際に試してみるとフレームレートを維持しきれず、端末の発熱も気になり始めました。安定して長時間遊びたいのであれば、30FPS設定での運用が現実的です。一方で、メニュー画面の遷移やロード時間に関しては、Geekbenchのシングルコアスコアが示す通り比較的スムーズで、編成画面などでのストレスは少なく、快適に操作できました。

PUBG MOBILE (PUBGモバイル)

バトロワ系シューターの代表格である本作は、今回テストした中で最も快適にプレイできたタイトルです。グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ」に設定することで、上限である40FPSに張り付く形で非常に滑らかに動作しました。このプロセッサはPUBGに対して最適化が進んでいるようで、建物が密集するエリアに降下した際や、車両で高速移動する際も描画の遅れを感じることはありませんでした。

注目したいのは、長時間のプレイでも動作が安定している点です。3DMarkのストレステストで安定性99%を記録した通り、マッチ終盤の激しい撃ち合いになっても熱による処理落ち(サーマルスロットリング)はほとんど見られませんでした。エイムの追従性も良く、しっかりと敵を狙い撃つことができます。より滑らかな「極限(60FPS)」設定は選べませんでしたが、40FPSでも十分に勝利を狙えるレスポンスを維持していました。

ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)

大量の敵をなぎ倒す爽快感が魅力のハックアンドスラッシュですが、このゲームも画質設定「低」または「中」、フレームレート「30」でのプレイが推奨されます。画面内を埋め尽くすほどの敵が出現するシーンではCPUとGPUの両方に負荷がかかりますが、AntutuのCPUスコアが約15万点あるおかげか、ソロプレイや少人数のパーティプレイでは大きなカクつきもなく、安定してスキルを連発できました。

試しに60FPSモードを有効にしてみましたが、乱戦時にフレームレートの低下が目立ち、バッテリーの減りも明らかに早くなりました。「低」設定であればエフェクトの負荷が軽減され、長時間ダンジョンに潜り続けても操作感は一定です。グラフィックの美麗さは多少犠牲になりますが、ゲームの本質である「敵を倒してアイテムを集める」というサイクルを回す分には、ストレスなく遊べるパフォーマンスを持っています。

アスファルト:Legends Unite

スピード感と派手な視覚効果が売りのレースゲームですが、グラフィック設定を「デフォルト」または「パフォーマンス(軽量)」寄りに調整することで、30FPSでのプレイが可能でした。最高画質に設定すると、美しい車体の映り込みや背景の流れる処理にGPUが追いつかず、ハンドリング操作に対して画面の反応がワンテンポ遅れるような感覚を覚えました。レースゲームにおいてこの遅延は致命的なので、画質は欲張らない方が無難です。

設定を適切に落とすことでその遅延は解消され、ドリフトやニトロ加速時の爽快感を損なわずに遊ぶことができました。また、メニュー画面やガレージでの操作、オンラインマッチングまでの画面遷移は非常にスムーズです。Webブラウジング性能を示すJetStream 2.0の結果が良かったことからも分かる通り、UI周りの処理は軽快で、レース以外の部分で待たされるストレスを感じることはありませんでした。

まとめ:ゲーム性能

検証の結果、Snapdragon 695 5Gを搭載するLenovo TAB7は、ゲーム専用機として見ると力不足な面はあるものの、設定次第で多くのタイトルを楽しめることが分かりました。最新の重量級3Dゲームを高画質・高フレームレートで遊びたいという要望には応えられませんが、画質を「低」や「最低」に割り切れば、原神のような重いゲームもプレイ可能です。

特にPUBG MOBILEのような中量級ゲームや2D主体のタイトルであれば、非常に快適に、かつ長時間安定して動作します。発熱による極端な性能低下が起きにくい点は、長時間プレイするユーザーにとって嬉しいポイントだと感じました。

Lenovo TAB7の口コミ情報 まとめ

Lenovo TAB7の背面

実際に使用しているユーザーの声や、海外での評価を基に、具体的な使用感を項目別にまとめました。

デザインと耐久性

  • 前モデル(Tab6)と比較して、インカメラの位置が上部からサイド(横持ち時の上部)へ移動しており、慣れないうちはレンズに触れてしまうことがある。
  • 電源ボタンと音量ボタンはクリック感が軽く改善されており、反応が良い。
  • 背面の加工はテカリが抑えられており、指紋が目立ちにくい質感である。
  • ビルドクオリティは高くしっかりしているが、本体のみで長時間手持ちするには重く、手が疲れやすい。
  • 専用のケースやカバーの市場流通量が少なく、選択肢が限られるため入手性が悪い。

ディスプレイ

  • 画面は非常に明るく発色が良い一方で、最低輝度でも明るすぎると感じることがあるため、ブルーライトカットフィルム等での調整が推奨される。
  • 視野角が広く、横から画面を見ても内容を確認しやすい。
  • 黒色の表現が浅くコントラストが弱いため、映像によっては全体的にくすんだ印象を受ける。
  • 屋内での視認性は高いが、屋外の直射日光下では画面が見づらくなる場合がある。

パフォーマンス

  • メモリ4GB、ストレージ64GBという最小限の構成だが、日常的な動作はキビキビとしており、ストレスを感じる挙動ではない。
  • 文字入力の際、使用するIMEアプリとの相性によって反応速度にばらつきが見られる。
  • 長時間高い負荷をかけても本体の発熱はほとんど気にならず、熱による性能低下(サーマルスロットリング)も発生しにくい。
  • 複雑なマルチタスクや高負荷な処理を行うと、動作の限界を感じることがある。

カメラ性能

  • ビデオ通話用としては十分な画質とマイク性能を備えており、横置き時に自分を中央に映しやすい。
  • 暗所や逆光環境ではノイズや歪みが目立ちやすく、記録用としての域を出ない。
  • 細部の解像感は低く、近年のスマートフォンのような鮮明な写真は期待できない。

バッテリー持ちと充電

  • バッテリー持ちは非常に良好で、評判の良かった前モデル(Tab6)と同等かそれ以上のスタミナがある。
  • 動画ストリーミングやゲームを長時間利用しても、一日中余裕を持って使用できる持続力がある。

オーディオと通信性能

  • スピーカーの音量は十分確保されているが、音質は高音域が強調されており、音楽鑑賞時の豊かさに欠ける。
  • 5G通信時のパフォーマンスは安定しており、遅延も少なく快適である。
  • Wi-Fi接続時の速度は、Wi-Fi 6非対応ということもあり、競合機種と比較するとやや遅い傾向にある。

OSと機能(独自の機能、生体認証など)

  • 顔認証の精度は比較的高く、スムーズにロック解除ができる。
  • UIはシンプルで直感的に操作でき、高齢者や初心者にも扱いやすい設計である。
  • 国内キャリア版(ソフトバンク版)には、使用頻度の低いプリインストールアプリが多く含まれている。

Lenovo TAB7のスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約10.6インチ、解像度2000×1200ドットのTFT液晶 ※2K/画面占有率約83.6%/白黒モード/低コントラストモード/画面分割/フローティングウィンドウ
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 695 5G ※6nm/64bit/8コア/2.2GHz+1.8GHz
  • GPU: Adreno 619
  • RAM(メモリ): 4GB
  • ストレージ: 64GB
  • 外部ストレージ: microSDXCカードで最大2TBまで
  • バッテリー: 7500mAh
  • 駆動時間: 動画視聴で約11時間、5G連続待受:約720時間、4G LTE(FDD-LTE):約918時間、4G(AXGP):約803時間
  • 充電: PD急速充電(USB Power Deliveryに対応)、Type-C、約3時間(180分・USB Type-C PD-PPS対応 ACアダプタ)
  • 背面カメラ: 約800万画素 ※AF、ライト、スマートスキャン、フルHD動画撮影に対応
  • 前面カメラ: 約800万画素 ※センターカメラ(自分が正面になるようにカメラを配置)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1
  • インターフェース: USB Type-C
  • スピーカー: デュアル ステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)
  • オーディオ: Dolby Atmos、ハイレゾ音源の再生
  • 防水防塵: IPX3(生活防水) / IP5X(防塵)
  • セカンドディスプレイ: 対応(PCと接続して2画面にできる・1度接続すれば次回からは設定も不要)
  • スマートスキャン: 対応(書類や名刺をかんたんに画像化・自動補正)
  • テザリング: 最大32台まで
  • その他: 世界対応ケータイ、緊急速報メールに対応
  • 生体認証: 顔認証
  • 筐体: 2トーンアクセントデザイン
  • OS: Android 13
  • サイズ: 約253×160×8.3mm
  • 重量: 約490g
  • カラー: アビスブルー、グレイシアホワイト
  • 5G通信: 対応
  • SIMカード: nanoSIM
  • 最大通信速度(下り): 5G:1.7Gbps、4G:525Mbps
  • 最大通信速度(上り): 5G:113Mbps、4G:46Mbps

Lenovo TAB7の評価

8つの評価基準で「Lenovo TAB7」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆

10.6インチの2Kディスプレイは高精細で、90Hzのリフレッシュレートによりスクロールも非常に滑らかです。ただ、屋外の直射日光下では少し見づらい場合があります。

スペック:★★★☆☆

Snapdragon 695 5G搭載で日常動作は快適ですが、内蔵ストレージが64GBしかない点は、アプリを多く入れるユーザーにとって物足りなさを感じるでしょう。

デザイン:★★★★☆

背面のツートンカラーはマットな質感で指紋が目立ちにくく、高級感があります。電源ボタンなどのクリック感も改善されており、実用的なデザインです。

耐久性: ★★★★★

IPX3の防水とIP5Xの防塵に対応している点は非常に優秀です。キッチンでレシピを見たり、アウトドアに持ち出したりと、水濡れを気にせず使える安心感があります。

通信:★★★★☆

この価格帯で5G通信に対応しているのは大きな強みです。Wi-Fi環境がない場所でも高速通信が可能ですが、Wi-Fi 6には非対応である点が少し惜しいところです。

機能:★★★★☆

PCのサブモニターとして使える「セカンドディスプレイ」機能や、臨場感ある音響の「Dolby Atmos」など、エンタメや仕事に役立つ機能が充実しています。

使いやすさ:★★★☆☆

OSはシンプルで扱いやすいですが、本体重量が約490gあるため、ケースなしで長時間手持ちで使用するには少々重く、手が疲れやすいと感じるかもしれません。

価格:★★★☆☆

定価は約4.7万円と安くはありませんが、キャリアの割引プログラムを利用すれば実質負担額を抑えられます。5G対応機としては妥当な価格設定と言えるでしょう。

総評:★★★★☆

5Gと防水防塵で「どこでも使える」自由なタブレット

総合的に見て、Lenovo TAB7は「場所を選ばずにコンテンツを楽しみたい」というニーズにしっかり応えてくれる良質なミドルレンジタブレットです。

最大の特徴である5G通信への対応と、IPX3/IP5Xの防水防塵性能により、Wi-Fiのない公園や水気のあるキッチンなど、従来のタブレットでは躊躇するようなシーンでも活躍します。

90Hz駆動のディスプレイとDolby Atmos対応スピーカーの組み合わせは、動画視聴やWebブラウジングにおける体験をワンランク上のものにしてくれました。

一方で、内蔵ストレージが64GBと少ない点や、充電速度が最大20W程度に留まる点は、ヘビーユーザーにとって明確な妥協点となります。

また、『原神』などの重量級ゲームを高画質で遊びたい人にはパワー不足です。しかし、それらを割り切って「動画視聴」「電子書籍」「ブラウジング」「カーナビ代わり」といった用途で使う分には、非常にバランスの取れた一台です。

特にソフトバンクユーザーで、外出先でもテザリングなしでサッと通信したい人には、間違いなくおすすめできる選択肢と言えます。

Lenovo TAB7の価格・購入先

Lenovo TAB7 外観

※価格は2025/11/22に調査したものです。価格は変動します。

ソフトバンク

ソフトバンクでの「Lenovo TAB7」の販売価格は、機種代金総額が47,520円(税込)です。

48回払いで購入した場合、毎月の支払額は、1回目から24回目までは1円、25回目から48回目までは1,979円となります。

また、「特典」を利用し、13ヵ月目または25ヵ月目に機種変更して古い機種を回収してもらう場合、お客様の支払総額は11,012円となります。この特典を利用すると、13回目以降の残りの分割払いは不要になります。

ソフトバンクで「Lenovo TAB7」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • 楽天市場で35,288円(ほぼ新品・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで22,980円(未使用品)、

で販売されています。

Amazonで「Lenovo TAB7」をチェックする

楽天市場で「Lenovo TAB7」をチェックする

ヤフーショッピングで「Lenovo TAB」をチェックする

米国 Amazon.comで「Lenovo TAB」をチェックする

他のレノボ タブレットと比較

他にもレノボのタブレットが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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