iPhone 16 徹底レビュー!iPhone 15からの進化点と欠点を評価

iPhone 16 背面 マリンブルー
2024年9月20日に発売された「iPhone 16」は、Appleの最新技術が詰まった注目のスマートフォンです。前モデルであるiPhone 15から多くの点で進化を遂げ、特にAI機能の搭載により、その体験は新たな次元へと突入しました。

このレビューでは、iPhone 16が日々の作業やエンターテイメントをどれだけ快適にするのか、iPhone 15や最新のAndroidスマートフォンと徹底的に比較・検証し、その真価に迫ります。

先に結論からお伝えしましょう

iPhone 16 の長所(Pros):

  • Proモデルに迫るA18チップの圧倒的パフォーマンス
  • 日常を賢く変える「Apple Intelligence」を標準搭載
  • 将来も安心の次世代規格「Wi-Fi 7」に対応
  • 高速化したMagSafe充電と、さらに向上したバッテリー持続時間
  • 操作性を拡張する新ボタン(アクションボタン/カメラコントロール)
  • 待望のマクロ撮影に対応した進化したカメラシステム

iPhone 16 の短所(Cons):

  • 時代遅れとも言える60Hzリフレッシュレートのディスプレイ
  • USB 2.0のまま据え置かれた低速なデータ転送速度
  • 光学望遠レンズ非搭載によるズーム性能の限界
  • Androidに比べ自由度の低いUIのカスタマイズ性

総合評価:

iPhone 16は、標準モデルの域を超えたパフォーマンスと未来を見据えたAI機能を、iPhone 15と同じ価格で実現した極めてコストパフォーマンスの高い一台です。ディスプレイの滑らかさや大容量データの転送速度に強いこだわりがなければ、ほとんどのユーザーにとって最高の選択肢となるでしょう。

この記事で分かること

  1. iPhone 15から進化したデザイン、新ボタン、耐久性の違い
  2. A18チップの詳細なパフォーマンスと、A16 Bionicとの性能比較
  3. 「原神」や「フォートナイト」など人気ゲームのフレームレートと実際の動作感
  4. Apple Intelligenceの具体的な機能(作文ツール、Siri、画像生成)と実用性
  5. カメラの新機能(マクロ撮影、カメラコントロール)と画質の評価
  6. 実際の使用感に基づいたバッテリー持続時間と、高速化したMagSafe充電の利便性
  7. 次世代規格「Wi-Fi 7」対応のメリットと通信性能
  8. 60HzディスプレイやUSB 2.0転送速度といった明確なデメリット
  9. iPhone 16とiPhone 15のスペック・機能の全項目比較
  10. ライバル機種とのメリット・デメリット比較
  11. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  12. 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「iPhone 16」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式プレスリリース:Apple、iPhone 16とiPhone 16 Plusを発表 – Apple (日本)

デザインと耐久性:iPhone 16 ~手にした瞬間に伝わる進化と安心感~

iPhone 16の背面 外観

ここでは、iPhone 16のデザインと耐久性に焦点を当て、前モデルであるiPhone 15との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力や変化を詳しくレビューしていきます。

手にした瞬間の印象 ~質感とフォルムの進化~

iPhone 16を初めて箱から取り出して手に取った瞬間、その質感の高さと計算されたフォルムに思わず感心させられました。iPhone 15で好評だった、フチがわずかに丸みを帯びたアルミニウムフレームのデザインは今作でも健在です 。この絶妙なカーブが手のひらに吸い付くようにフィットし、角が当たる不快感がなく、長時間の操作でも疲れを感じさせません。

背面のカラーインフューズドガラスは、iPhone 15から引き続き採用されたサラサラとしたマット仕上げが特徴です。この質感が非常に心地よく、指紋がほとんど付かないため、ケースを付けずに使いたくなるほどの美しさを保ちます。光沢のあるガラスだとどうしても気になってしまう指紋や皮脂汚れから解放されるのは、想像以上に大きなメリットです。iPhone 15の質感も素晴らしかったですが、iPhone 16では後述する鮮やかなカラーリングと相まって、より洗練された印象を受けました。

サイズ、重量、カラーを徹底比較

iPhone 16の背面と側面

iPhone 16のサイズは高さ147.6mm、幅71.6mm、厚さ7.80mmで、iPhone 15と全く同じです。そのため、既にiPhone 15のサイズ感に慣れている方なら、違和感なく移行できるでしょう。6.1インチという画面サイズは、大きすぎず小さすぎず、片手での操作と視認性のバランスが取れており、ズボンのポケットにもスムーズに収まります。

重量は170gで、iPhone 15の171gからわずか1gですが軽量化されました。この1gの差を体感で明確に感じるのは難しいかもしれませんが、Proモデルから乗り換えたユーザーからは「非常に軽い」「時々存在を忘れる」といった声が上がるほど、その軽快さは魅力です。

iPhone 16 カラーバリエーション

カラーバリエーションは、iPhone 15の淡いペールカラーから一新され、より鮮やかで心躍るラインナップとなりました。定番のブラック、ホワイト、ピンクに加え、新たにティールウルトラマリンが登場。特にウルトラマリンは、光の当たり方によって紫にも見える深みのある美しい青色で、所有する喜びを掻き立てます。

カラーの違い

  • iPhone 16:ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリン
  • iPhone 15:ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク

操作性を変える新ボタンと縦型カメラへの刷新

デザイン面でiPhone 15から最も大きく変わったのは、カメラの配置です。従来の斜め配置から、すっきりとした縦並びのデュアルカメラシステムに変更されました。この変更は好みが分かれるところで、「スッキリしていて良い」と感じる一方で、「ありきたりなデザインで慣れない」という意見もありました。ただ、卓上に置いた際に少しぐらつく点は、残念ながら解消されていません。

iPhone 16の側面にあるボタン

操作性においては、標準モデルとして初めて2つの新しいボタンが搭載された点が大きな進化です。まず、iPhone 15 Proシリーズで採用されていた「アクションボタン」が左側面の音量ボタンの上に来ました。これにより、従来の消音スイッチに代わり、カメラやボイスメモなど、よく使う機能を割り当てることが可能になり、カスタマイズの幅が広がりました。とはいえ、結局は消音機能のまま使っているという人も少なくないようです。

そして、右側面の電源ボタンの下には、新たに感圧式の「カメラコントロール」が追加されました。カメラの即時起動や撮影が物理ボタンで行えるのは便利ですが、「クリック感が硬い」と感じる場面もあり、ズームなどのスライド操作には少し慣れが必要かもしれません。底面中央にはUSB-Cコネクタ、その両脇にマイクとスピーカーが配置されています。外部ストレージ用のSDカードスロットは搭載されていません。

iPhone 16の接続ポート

見えない部分にも宿る、確かな堅牢性と信頼性

iPhone 16は、見た目の美しさだけでなく、耐久性も進化しています。前面には最新世代のCeramic Shieldを採用し、Appleによれば「ほかのどのスマートフォンのガラスよりも2倍頑丈」になったとのことです。もちろん、ガラスであることに変わりはないため、万が一の落下に備えて保護ケースやフィルムの使用は必須と言えるでしょう。防水・防塵性能iPhone 15と同じくIP68等級に適合しており、最大水深6メートルで最大30分間の耐水性能を備えているため、雨の日や水回りでも安心して使えます。

さらに注目すべきは、内部設計の進化です。バッテリー修理がより簡単になったほか、放熱性が大幅に改善されました。実際に負荷のかかるアプリを長時間使ったり、夏の暑い日に屋外でナビとして使ったりしても、不快なほど熱くなることはありませんでした。長く快適に使い続けられるという安心感は、日々の満足度に大きく貢献します。

iPhone 16の付属品

  • iPhone 16 本体
  • USB-C充電ケーブル(1m)
  • マニュアル

まとめ:デザインと耐久性

  • 第一印象:iPhone 15譲りの持ちやすい形状と指紋が付きにくいマットな質感を継承しつつ、より鮮やかになったカラーが新鮮な印象を与える。
  • 外観:カメラが縦並びになり、よりスッキリとした見た目に。アクションボタンとカメラコントロールの追加で、Proモデルとの差が縮まった。
  • 握りやすさ・持ちやすさ:約170gと軽量で、絶妙なサイズ感と丸みを帯びたエッジ処理により、長時間の使用でも疲れにくい。
  • 耐久性・堅牢性:最新世代のCeramic Shieldで前面ガラスの強度が向上し、IP68の防水・防塵性能で安心感が高い。
  • 内部構造の進化:優れた放熱設計により、高負荷時でも本体が熱くなりにくく、快適な操作性を維持。また、修理しやすい構造になっている。
  • 接続ポート:USB-Cポートを搭載しているが、データ転送速度はiPhone 15と同じUSB 2規格(最大480Mb/s)に留まる。

ディスプレイ:iPhone 16 ~日常を鮮やかに映し出す、光と影~

iPhone 16のディスプレイ。画面は青色。

ここでは、iPhone 16のディスプレイについて、その表示品質や実際の使用感を、iPhone 15との比較を交えながら詳しくレビューしていきます。

息をのむほどの映像美、Super Retina XDRディスプレイ

iPhone 16の電源を初めて入れたとき、目に飛び込んできたのは6.1インチの有機EL(Super Retina XDR)ディスプレイが映し出す、息をのむほど美しい映像でした。解像度は2,556 x 1,179ピクセル、ピクセル密度は460ppiと非常に高精細です。さらに、2,000,000:1という驚異的なコントラスト比とHDRディスプレイへの対応により、黒はより深く、白はより明るく表現され、まるで映画館にいるかのような没入感を味わえます。

旅行先で撮影したHDRビデオを見返した際には、その場の光の強弱まで再現されているようで、思い出が鮮やかによみがえりました。また、広色域(P3)対応による豊かな色彩表現と、周囲の光に合わせて画面の色温度を自動調整するTrue Tone機能のおかげで、写真は常に自然で実物に近い色合いで表示されます。

Proクラスの輝度で、屋外でも鮮明に

iPhone 16のディスプレイ。屋外で動画を再生。

iPhone 16のディスプレイで注目すべきは、屋外でのピーク輝度が最大2,000ニトに達する点です。これは上位モデルであるProシリーズと同等のスペックで、夏の強い日差しの下で地図アプリを確認する際にも、画面が驚くほどクリアに見え、ストレスを感じることがありませんでした。夜間の使用にも配慮されており、明るさを1ニトまで下げられるため、就寝前にベッドで電子書籍を読むときも目に優しく、快適な時間を過ごせます。

滑らかさには課題も、Proとの明確な差

しかし、iPhone 16のディスプレイには大きな課題も残されています。それは、リフレッシュレートが60Hzに据え置かれている点です。同価格帯の多くのスマートフォンが90Hzや120Hzに対応する中で、この仕様は正直なところ物足りなさを感じます。特に、SNSのタイムラインを素早くスクロールする際には、Proモデルの120Hzディスプレイに慣れていると、明らかな残像感があり、動きがカクついて見えることに驚きました。

また、Proモデルに搭載されている「常時表示ディスプレイ」にも対応していません。机の上に置いたiPhoneを持ち上げないと時間や通知を確認できないのは、地味ながらも日々のストレスに繋がります。この2点が改善されれば、まさに死角のないディスプレイになるだけに、非常に惜しいポイントだと感じました。

iPhone 16の画面をスクロールさせている。

iPhone 16のディスプレイ仕様

  • 種類: Super Retina XDRディスプレイ(有機EL)
  • サイズ: 6.1インチ(対角)
  • 解像度: 2,556 x 1,179ピクセル、460ppi
  • 輝度: 最大輝度1,000ニト(標準)、ピーク輝度1,600ニト(HDR)、ピーク輝度2,000ニト(屋外)
  • その他: HDRディスプレイ、True Tone、広色域(P3)、耐指紋性撥油コーティング

まとめ:ディスプレイ

  • 表示品質:高精細な有機ELと2,000,000:1のコントラスト比により、写真や動画の鑑賞に最適。
  • 輝度:屋外でのピーク輝度はProモデル並みの2,000ニトで、直射日光下でも優れた視認性を確保。
  • リフレッシュレート:60Hz駆動に据え置きで、スクロール時の滑らかさではProモデルに大きく劣る。
  • 常時表示:非対応のため、画面を点灯させないと時間や通知を確認できず、利便性で物足りない。

パフォーマンス:iPhone 16 ~Proに迫る性能と、日常を快適にする力~

iPhone 16 A18チップ

ここでは、iPhone 16のパフォーマンスについて、その頭脳であるA18チップの性能から、発熱、メモリ、ストレージに至るまで、iPhone 15との比較を交えながら、実際の使用感に基づいて詳しくレビューしていきます。

Proモデルに肉薄する、A18チップの技術仕様

iPhone 16のパフォーマンスを支えるのは、新開発の「A18チップ」です。このチップは、TSMCの先進的な第2世代3nmプロセスで製造されており、iPhone 15のA16 Bionic(4nmプロセス)から大きな技術的飛躍を遂げています。アーキテクチャは2つの高性能コアと4つの高効率コアからなる6コアCPU構成で、Appleの発表によればCPU性能はA16 Bionic比で最大30%も高速化しています。

Geekbench 6のスコアを見てもその進化は明らかで、iPhone 16(A18)がマルチコアで約8,000点を記録したのに対し、iPhone 15(A16)は約6,300点に留まります。グラフィックス性能を担うGPUも新しい5コア設計となり、A16 Bionicより最大40%高速化。これにより、標準モデルでありながらProモデルに迫る、非常に高い処理能力を実現しています。

iPhone 16のGeekbench 6ベンチマーク結果。

A18チップがもたらす、滑らかな日常操作

このA18チップの圧倒的な性能は、日常のあらゆる場面で「ヌルヌルサクサク」という言葉がぴったりの快適な操作感として体感できます。Safariで複数のタブを開きながらWebブラウジングをしてもページの読み込みは一瞬ですし、Pagesで資料を作成したり、iMovieで4K動画の簡単なカット編集を試したりしても、驚くほどスムーズに動作します。

特に、写真アプリでサイズの大きなRAW画像を現像するような、従来は少し待たされることがあった作業も、もたつくことなく快適に行うことができました。まさに、標準モデルの域を超えたパフォーマンスであり、日々のあらゆるタスクで満足感を得られます。

この快適さは、A18チップが最適化されている「Apple Intelligence」を利用する際にも同様に感じられます。A16 Bionicよりも最大2倍高速になった新しい16コアのNeural Engineのおかげで、AI関連の処理は瞬時に完了します。実際にメールアプリで長文の要約を試したところ、一瞬で的確な文章が生成され、その速さには喜びを覚えました。画像内のテキストを認識して翻訳するような作業も、待たされることなく、まさに魔法のように感じられます。

日常使いで光る、卓越した電力効率と冷却性能

iPhone 16でレースゲームをしている。

A18チップの進化は、単なる速さだけではありません。電力効率もA16 Bionicより30%向上しており、これがバッテリー持ちの良さにも貢献しています。さらに注目すべきは、iPhone 16の内部設計が見直され、放熱性が大幅に改善された点です。

実際に使ってみて最も感動したのが、この冷却性能でした。夏の暑い日に屋外で長時間ナビとして利用した際、iPhone 15ではかなり熱を持っていた場面でも、iPhone 16ほんのり温かくなる程度で、不快な熱さを感じることはほとんどありませんでした。この優れた冷却性能のおかげで、高負荷な作業を続けてもパフォーマンスが低下しにくく、安定した動作を維持してくれます。もちろん、長時間の4Kビデオ書き出しのような極端な負荷をかければ相応に発熱しますが、日常的な使用シーンで熱が気になることはないでしょう。

マルチタスクを快適にするメモリ増強と、ストレージの注意点

iPhone 16は、メモリ(RAM)がiPhone 15の6GBから8GBに増強されました。この2GBの差は、特にマルチタスク性能において大きな効果を発揮します。例えば、Safariで調べ物をしながら複数のアプリを切り替えて作業するような場面で、以前はアプリが再読み込みされることがありましたが、iPhone 16ではその頻度が劇的に減りました。これにより、思考を中断されることなく、流れるように作業を進めることができ、日々の生産性が向上したことを実感しました。

ストレージ容量は128GB、256GB、512GBの3種類から選択可能で、microSDカードによる拡張には対応していません。注意が必要なのは、iPhone 15から引き続き採用されたUSB-Cポートのデータ転送速度です。Proモデルが最大10GbpsのUSB 3に対応しているのに対し、iPhone 16は最大480MbpsのUSB 2規格のまま据え置かれています。撮影した4K動画など、大容量のデータをPCに転送する際には、この速度差が大きな時間ロスに繋がるため、この点は最大のウィークポイントであり、非常に残念な部分です。

iPhone 16のパフォーマンス仕様

  • プロセッサ: A18チップ(2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した6コアCPU、5コアGPU、16コアNeural Engine)
  • メモリ(RAM): 8GB
  • ストレージ(ROM): 128GB / 256GB / 512GB
  • 外部ストレージ: 非対応(microSDカードスロットなし)
  • USB-C転送速度: 最大480Mb/s(USB 2)

まとめ:パフォーマンス

  • CPU性能:A18チップ搭載でiPhone 15から大幅に向上し、Proモデルに迫る処理能力を実現。AI機能も瞬時に動作し、快適。
  • 発熱:再設計された内部構造により冷却性能が向上し、高負荷時以外の発熱は効果的に抑制されている。
  • メモリ:8GBへの増量でマルチタスク性能が向上し、アプリの切り替えがよりスムーズに。
  • ストレージ:USB-Cポートの転送速度がUSB 2規格のままで、大容量データの転送には時間がかかる点が最大の弱点。

Antutuベンチマーク

iPhone 16が搭載するA18 Bionicチップは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 150万点を記録する性能を備えているといわれています。

実際に測定してみると、たしかに総合スコアが150万点を超え、約153万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「1538851」、CPUで「424819」、GPUで「586327」、MEMで「179831」、UXで「347874」

一方、前モデル「iPhone 15」はApple A16 Bionic チップを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約139万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「1395973」、CPUで「329786」、GPUで「477682」、MEMで「263089」、UXで「325416」

iPhone 16は前モデル「iPhone 15」よりもスコアが約14万点高くなっています。

A18 Bionicチップ性能を比較

iPhone 16が搭載するA18 Bionicチップは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークスコアで比較してみました。

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 8 Elite (Xiaomi 15)・・・Antutu:250万
  2. Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy (Galaxy S25)・・・Antutu:210万
  3. Snapdragon 8s Gen 4 (Nothing Phone (3))・・・Antutu:192万
  4. Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:153万
  5. MediaTek Dimensity 8350 Extreme (motorola edge 60 pro)・・・Antutu: 144万
  6. Apple A16 Bionic (iPhone 15)・・・Antutu: 139万
  7. Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R10)・・・Antutu:133万
  8. MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Reno14 5G)・・・Antutu: 132万
  9. Tensor G5 (Google Pixel 10)・・・Antutu: 120万
  10. Tensor G4 (Google Pixel 9)・・・Antutu:100万

比較から分かること

Apple A18 Bionicチップは、前世代のA16 Bionicから着実に性能を引き上げた、非常に高性能なプロセッサであると言えます。特にグラフィックを多用する最新の3DゲームやApple Intelligenceのような高度なオンデバイスAI機能、画像・動画編集などのクリエイティブな作業を追求するパワーユーザーから、日々の使い心地の良さを重視する一般的なユーザーまで、あらゆる層の期待に応えることができる万能なチップと言えるでしょう。

ゲーム性能:iPhone 16 ~手のひらの上で実現する、最高品質のゲーム体験~

iPhone 16で原神をプレイしている。

iPhone 16が搭載するA18チップが、最新のスマートフォンゲームでどれほどのパフォーマンスを発揮するのか。実際に人気の6タイトルをプレイし、その実力を徹底的にレビューしていきます。

原神:常に最高の映像美を60fpsで体験

まず試したのは、美麗なグラフィックで知られるオープンワールド・アクションRPG「原神」です。グラフィック設定をすべて「最高」、フレームレートを「60」に設定してプレイしましたが、そのパフォーマンスは圧巻の一言でした。テイワット大陸のどの地域を探索していても、また、元素爆発が飛び交う激しい戦闘の最中でも、フレームレートはほぼ常に上限である60fpsに張り付きます。特に負荷が高いとされるスメールの都市部や、オブジェクトが密集するエリアで視点を素早く動かしても、カクつきやもたつきは一切感じられませんでした。これは、もはや専用ゲーム機に匹敵する、滑らかで没入感の高い冒険体験です。

フォートナイト:120fpsが導く、プロレベルの競技環境

次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイしました。iPhone 16のA18チップは、このゲームが対応する120fpsモードを最大限に活かしてくれます。グラフィック品質を「最高」に設定した状態でも、100人のプレイヤーが入り乱れる終盤の激しい戦闘シーンや、高速で建築物を編輯する複雑な操作の最中においても、120fpsという非常に高いフレームレートを安定して維持。これにより、敵の動きをより精密に捉えることができ、視点操作の滑らかさが直接的にプレイの有利さへと繋がる、プロレベルの環境を体験できました。

Call of Duty: Warzone Mobile:広大な戦場を90fps以上で支配

極めて高いグラフィック負荷を要求する「Call of Duty: Warzone Mobile」では、A18チップの真価が問われます。グラフィック設定を「最高品質」にしても、広大なマップでの移動、乗り物での高速走行、そして敵との突発的な銃撃戦など、あらゆる状況で90fpsから120fpsという高い数値を叩き出してくれました。フレームレートの落ち込みが非常に少ないため、一瞬の判断が勝敗を分ける場面でも、常に安定した環境で精密なエイム操作が可能となり、手に汗握るリアルな戦場を心ゆくまで楽しめました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス:感動の名場面を60fpsで、一切の妥協なく

高品質なグラフィックで物語を追体験できるRPG「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」も試しました。グラフィック設定を最高の「高画質」にしても、ゲームの上限である60fpsでの動作が完全に保証されます。リミットブレイクや召喚獣といった、シリーズの代名詞である派手なバトル演出の際もフレームレートが低下することは一切なく、常に滑らかな映像でキャラクターたちの活躍を堪能。ロード時間も短く、物語への没入感を損なうことなく快適にプレイできました。

ウマ娘 プリティーダービー:愛しのウマ娘が60fpsで躍動

育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」では、魅力である高精細な3Dモデルが完璧に描画されます。グラフィック設定を最も高い状態にしても、最大18人のウマ娘が同時に出走する白熱したレース展開や、複雑なカメラワークとダンスが繰り広げられるライブシーンで、フレームレートは常に上限の60fpsに固定されていました。細部まで作り込まれたキャラクターの表情や勝負服の質感を、一切のコマ落ちなく存分に楽しむことができ、思わず何度もライブを再生してしまいました。

崩壊:スターレイル:美しい銀河を60fpsで巡る旅

最後に、宇宙を舞台にしたスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイ。こちらも非常に高いグラフィック品質を誇りますが、A18チップはグラフィック設定を「最高」、フレームレートを「60」に設定した状態で、安定したプレイ環境を提供してくれました。多くのNPCやオブジェクトが配置された都市部の探索や、キャラクターの必殺技演出が連続するターン制バトルにおいても、フレームレートは60fpsを維持し続けます。これにより、美しい星々の世界をストレスなく満喫し、戦略的なバトルに集中することができました。

まとめ:ゲーム性能

iPhone 16のA18チップがもたらすゲーム性能は、現行のスマートフォンの中でも最高峰と言って間違いありません。「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」のような極めて高い負荷を要求する最新タイトルであっても、グラフィック設定を一切妥協することなく、最高のフレームレートで安定して動作させることが可能です。これは単にゲームが動くというレベルではなく、PCや専用ゲーム機に迫る品質と快適性を、手のひらの上で実現していると言えるでしょう。また、優れた冷却設計により発熱による性能低下も効果的に抑制されており、長時間のプレイでもパフォーマンスが落ちにくい安定性は、全てのゲーマーにとって大きなアドバンテージとなります。

AI機能:iPhone 16 ~毎日を賢く、創造的に変えるパートナー~

iPhone 16のAI機能「Apple Intelligence」

ここでは、iPhone 16の最大の進化点である「Apple Intelligence」に焦点を当てます。iPhone 15(標準モデル)では体験できない、この新しいパーソナルインテリジェンスシステムが、私たちの日常や仕事をどのように変えてくれるのか、実際の使用感を交えながら詳しくレビューしていきます。

日常作業を劇的に変える「作文ツール」

iPhone 16が「Apple Intelligenceのために設計された」モデルであることは、実際に使ってみるとすぐに理解できます。その中核をなすのが、システム全体で利用できる「作文ツール」です。先日、移動中の電車内で急ぎの長文メールに対応しなければならない場面がありました。以前のiPhone 15なら、小さな画面で内容を読み解き、返信を打つのに一苦労していたはずです。しかしiPhone 16では、要約機能で瞬時に要点をつかみ、「もっと丁寧な表現で」と指示するだけで、洗練された返信文案をAIが作成してくれました。この体験はまさに革命的で、仕事の効率が劇的に向上したことを実感しました。

iPhone 16のAI機能「作文ツール」

文脈を理解し、会話が弾む賢い「Siri」

Siriも、単なるコマンド実行ツールから、文脈を理解する賢いアシスタントへと見事に進化を遂げました。週末に友人とのお出かけを計画していた際、その進化をはっきりと感じました。まず「横浜でおすすめのカフェを探して」と尋ね、表示された候補の中から一つを選んで「じゃあ、そこまでのルートを教えて」と続けました。iPhone 15のSiriでは、ここで「どこまでのルートですか?」と聞き返されるのが常でしたが、新しいSiriは前の会話を記憶しており、即座にナビを開始してくれました。

さらに「到着したら友人に連絡して」と頼むと、文脈から相手を判断してメッセージ作成画面を開いてくれたのです。このように、まるで人間と話しているかのような自然なやり取りが可能になり、声とテキスト入力をシームレスに切り替えられるため、状況を選ばずに使える本当の意味でのパーソナルアシスタントになったと感動しました。

電話会議が劇的に変わる、リアルタイム文字起こしと要約

電話アプリに搭載されたリアルタイム文字起こし機能は、特に仕事の場面で絶大な効果を発揮します。先日、重要なクライアントとの電話会議でこの機能を使ってみました。通話を開始し録音を始めると、相手には自動で通知が届くので安心です。会話の内容がリアルタイムでテキスト化されていくため、メモを取ることに必死になる必要がなく、会話そのものに集中できました。

さらに驚いたのは、通話終了後にApple Intelligenceが自動で要約を生成してくれたことです。おかげで、決定事項や次のアクションプランを正確に把握でき、聞き逃しの不安から完全に解放されました。iPhone 15では不可能だったこの体験は、ビジネスパーソンにとってまさに革命的です。

創造性を解き放つ、新しい画像機能

iPhone 16のAI機能「Image Playground」

Apple Intelligenceは、創造的な活動もサポートしてくれます。友人とのメッセージのやり取りで、新機能の「ジェン文字」を使えば、簡単な言葉で説明するだけでオリジナルの絵文字を作成でき、コミュニケーションがより一層楽しくなりました。また、「Image Playground」機能を使えば、「宇宙を旅するサーフィン中の猫」といったユニークな画像を瞬時に生成でき、SNSの投稿作りにも活躍します。

写真の編集機能も魔法のように進化しました。旅行先で撮影した風景写真に偶然写り込んでしまった通行人を、新しい「クリーンアップツール」で消してみたところ、驚くほど自然に、そして綺麗に削除できました。被写体を改変することなく、背景の不要なものだけを特定して消せるので、思い出の写真をより完璧な一枚に仕上げてくれます。iPhone 15ではできなかったこの体験は、写真好きにとって大きな喜びとなるでしょう。

先進技術で守られる、安心のプライバシー

これら強力なAI機能は、A18チップに搭載された、A16 Bionicより最大2倍高速な新しい16コアNeural Engineによって支えられています。だからこそ、すべての処理が瞬時に、そしてスムーズに実行されるのです。AI機能を使う上で気になるプライバシーについても、Appleは「Private Cloud Compute」という仕組みで万全の対策を講じています。多くの処理はiPhoneのデバイス上で完結し、ユーザーのデータが外部に出ることはありません。

より複雑な処理が必要な場合でも、個人のデータが特定されない形でAppleの専用サーバー上で安全に処理されるため、安心してその恩恵を享受できます。自分のプライバシーがしっかりと守られているという信頼感があるからこそ、心からAI機能の便利さを楽しむことができるのです。

現状の課題と未来への大きな期待

iPhone 16でGoogle Geminiを使用している。

正直なところ、現時点(2025年9月)では、Apple Intelligenceの多くの機能はまだベータ版であり、主に米国英語での提供に限られています。そのため、すべての機能を最大限に活用するには、2025年に予定されている日本語への本格対応を待つ必要があります。

しかし、その片鱗に触れただけでも、iPhone 16がこれまでのスマートフォンとは一線を画す「体験の進化」をもたらしてくれることは間違いありません。ChatGPTといった他社製AIとの連携も予定されており、その可能性は無限大です。iPhone 15では得られないこの新しい体験は、iPhone 16を選ぶ最大の理由となるでしょう。

iPhone 16のAI機能 一覧

  • 作文ツール: システム全体での文章の書き直し、校正、要約
  • Siriの進化: より自然な言語理解、文脈の維持、声とテキスト入力のシームレスな切り替え
  • Image Playground: 簡単な指示に基づく画像生成
  • ジェン文字: オリジナル絵文字の作成
  • クリーンアップツール: 写真内の不要なオブジェクトの削除
  • 音声の書き起こしと要約: メモアプリや電話アプリでの録音データのテキスト化と要約
  • 優先通知: 重要な通知をAIが判断し、優先的に表示
  • Private Cloud Compute: プライバシーを保護しながら高度なAI処理を実現

まとめ:AI機能

  • 体験の進化:iPhone 15にはない、日常作業を根本から変えるインテリジェンスを提供。
  • 作業の効率化:作文ツールや賢くなったSiriが、文章作成や情報整理の時間を大幅に短縮。
  • 創造性の解放:Image Playgroundやジェン文字で、誰でも手軽にクリエイティブな表現が可能に。
  • プライバシーの安心感:強力なAI機能を、個人情報を守りながら安心して利用できる設計。
  • 将来への期待:現在はまだ発展途上だが、日本語対応後のポテンシャルは計り知れない。

カメラ性能:iPhone 16 ~日常をアートに変える、新しい眼~

iPhone 16の背面にあるカメラ

ここでは、iPhone 16のカメラ性能に焦点を当て、AI機能を除いた純粋なハードウェアとソフトウェアの進化をレビューします。iPhone 15との比較を交えながら、新搭載の「カメラコントロール」やマクロ撮影、空間写真といった新機能が撮影体験をどう変えたのか、詳しく見ていきましょう。

進化したデュアルカメラと待望のマクロ撮影

iPhone 16は、4800万画素のメインカメラ(F値1.6)と1200万画素の超広角カメラ(F値2.2)からなる、先進的なデュアルカメラシステムを搭載しています。メインカメラにはセンサーシフト光学式手ぶれ補正が内蔵されており、薄暗い場所でもブレを抑えた鮮明な撮影が可能です。カメラのハードウェア構成はiPhone 15と似ていますが、決定的な違いは超広角カメラにオートフォーカスが搭載された点です。これにより、iPhone 15では不可能だった「マクロ撮影」が標準モデルで初めて可能になりました。この進化は、撮影の幅を大きく広げてくれます。

カメラ構成の違い

  • iPhone 16:背面 48MP Fusionメインカメラ(2倍望遠)とマクロ撮影対応12MP超広角カメラ、前面 12MP TrueDepth
  • iPhone 15:背面 48MPメインカメラ(2倍望遠)と12MP超広角カメラ、前面 12MP TrueDepth

新しい撮影体験を生む「カメラコントロール」

iPhone 16 カメラコントロール

iPhone 16のカメラ体験を根底から変えるのが、右側面に新設された「カメラコントロール」です。この物理ボタンは、カメラを構えたときに自然と人差し指がくる位置にあり、クリックするだけでカメラを瞬時に起動できます。街中で「今だ!」と思った瞬間を逃さず撮影できる即応性は、これまでのiPhoneにはなかった大きな喜びです。半押しでフォーカスやズームの調整、スライド操作で露出変更も可能で、まるでデジタルカメラのような直感的な操作感を実現しています。

ただ、実際に使ってみると、慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。特にスライド操作は想像以上に繊細で、クリック感も少し硬めに感じました。シャッターボタンとして使うだけでも十分便利ですが、この新しい操作体系を使いこなせば、撮影がもっと楽しくなることは間違いないでしょう。

あらゆるシーンを美しく切り取る、確かな画質

iPhone 16で撮影した写真。空と海。

iPhone 16で撮影した写真は、全体的にiPhone 15よりもワンランク上の仕上がりです。A18チップの新しい画像処理エンジンのおかげか、特に色再現性が向上し、より自然で深みのある色合いで記録されます。4800万画素のセンサーを活かした2倍のクロップズームも健在で、画質の劣化を感じさせることなく、被写体にもう一歩寄った構図を手軽に楽しめます。

そして、新しく対応したマクロ撮影は圧巻です。雨上がりの草花についた水滴や、愛犬の鼻のディテールなど、これまで見過ごしていたミクロの世界を驚くほど鮮明に写し出すことができました。また、暗所性能も向上しており、夜景撮影時のノイズやフレアが明らかに軽減されています。iPhone 15でも十分綺麗でしたが、iPhone 16はさらに安心して夜の撮影に臨めるカメラに進化したと感じました。

iPhone 16で撮影した写真。公園に咲いていた白い花。

表現の幅を広げる、高品質な動画撮影機能

動画撮影性能も、iPhoneの伝統的な強みをしっかりと受け継いでいます。注目すべきは、最大4K/60fpsドルビービジョン対応HDRビデオ撮影が可能である点です。実際に動きの速いスポーツシーンを撮影してみましたが、その映像は驚くほど滑らかで、色彩も豊かでした。強力なセンサーシフト光学式手ぶれ補正のおかげで、歩きながら撮影しても映像の揺れがほとんど気になりません。さらに、風切り音を効果的に低減する機能も向上しており、屋外での撮影でも被写体の声や周囲の環境音をクリアに捉えることができました 。

これに加えて、iPhone 16では未来への扉を開く「空間ビデオ撮影」機能が標準モデルで初めて利用可能になりました。Apple Vision Proで再生することで、思い出を立体的な臨場感で追体験できるこの機能は、子どもの成長記録などを残す際に、数年後のかけがえのない宝物になるでしょう。

iPhone 16のカメラ仕様

  • メインカメラ: 48MP Fusion、26mm、ƒ/1.6絞り値、センサーシフト光学式手ぶれ補正
  • 超広角カメラ: 12MP、13mm、ƒ/2.2絞り値、120°視野角、オートフォーカス対応
  • フロントカメラ (TrueDepth): 12MP、ƒ/1.9絞り値、オートフォーカス対応
  • ズーム: 2倍光学ズームイン、2倍光学ズームアウト、4倍光学ズームレンジ、最大10倍デジタルズーム
  • マクロ撮影: 対応(超広角カメラ使用)
  • 空間写真・ビデオ撮影: 対応
  • 動画撮影: 最大4K/60fpsのドルビービジョン対応ビデオ撮影

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェアの進化:iPhone 15にはなかった超広角カメラのオートフォーカス対応で、待望のマクロ撮影が可能に。
  • 新しい撮影体験:物理ボタン「カメラコントロール」の搭載で、カメラの起動から撮影までがより直感的かつスピーディーに。
  • 画質の向上:色再現性が改善され、より自然な色合いを実現。暗所性能も強化され、夜景撮影でのノイズが低減。
  • 未来への投資:思い出を立体的に記録できる「空間写真・ビデオ撮影」に標準で対応。
  • 残された課題:Proモデルとの差別化点である望遠カメラは非搭載で、遠景の撮影には限界がある。

バッテリー持ちと充電:iPhone 16 ~一日を余裕で乗り切る安心感と、進化した充電体験~

iPhone 16でバッテリーテストを行っている。

ここでは、スマートフォンの満足度を大きく左右するバッテリー性能と充電機能についてレビューします。iPhone 16が、iPhone 15からどれだけ進化し、日々の利便性を向上させたのか、実際の体験を基に詳しく解説していきます。

終日の外出も怖くない、頼れるバッテリー持続時間

iPhone 16を使っていて最も恩恵を感じたのが、バッテリー持続時間の大幅な向上です。Appleの公式発表では、ビデオ再生時間iPhone 15の最大20時間から最大22時間へと伸びていますが、この差は実生活の中で「安心感」という形で明確に体感できました。先日、朝8時に100%の状態で家を出て、日中はナビアプリを使い、取材で写真を100枚以上撮影し、頻繁にメールやSNSをチェックするという、かなりヘビーな使い方をしました。iPhone 15であれば夕方にはモバイルバッテリーが必須になる場面でしたが、夜10時に帰宅した時点でiPhone 16のバッテリー残量はまだ35%もあり、そのスタミナに心から感心しました。

さらに別の日に画面の点灯時間(スクリーンオンタイム)を計測したところ、約6時間使用した時点でバッテリー残量は20%ほど残っており、一日を通して充電を気にすることはほとんどありませんでした。この持続力の背景には、バッテリー容量の増加に加え、A18チップの優れた電力効率があります。一般的なウェブブラウジングやSNS、音楽鑑賞といった使い方であれば、1日は余裕で、使い方によっては2日目に突入することも可能です。

ワイヤレスが主役へ、MagSafe充電の劇的な高速化

充電機能における注目すべき進化点は、MagSafeワイヤレス充電の高速化です。iPhone 15では最大15Wだった充電速度が、iPhone 16では最大25W(30W以上のアダプタ使用時)へと大幅に向上しました。これにより、ワイヤレス充電の実用性が格段に高まっています。

実際にデスクのMagSafe充電器に置いてみたところ、iPhone 15では「ゆっくり充電されている」という感覚だったのが、iPhone 16では短時間の休憩でも目に見えてバッテリーが回復していくのが分かり、その速さに喜びを覚えました。この進化のおかげで、急いでいる時でもワイヤレス充電が有力な選択肢となり、ケーブルを探す手間から解放されます。もちろん、従来のQi2(最大15W)Qi(最大7.5W)ワイヤレス充電にも対応しています。有線での高速充電も引き続き利用可能で、20W以上のアダプタを使えば約30分で最大50%まで充電できます。

iPhone 16のバッテリー・充電 仕様

  • ビデオ再生: 最大22時間
  • ビデオ再生(ストリーミング): 最大18時間
  • オーディオ再生: 最大80時間
  • MagSafeワイヤレス充電: 最大25W(30W以上のアダプタ使用時)
  • Qi2ワイヤレス充電: 最大15W
  • 高速充電: 約30分で最大50%充電(20W以上のアダプタ使用時)

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • 持続時間:iPhone 15からビデオ再生で2時間延長され、ヘビーな使い方でも1日持つ安心のスタミナを実現。
  • MagSafe充電:最大25Wへと大幅に高速化し、ワイヤレス充電の利便性が劇的に向上。
  • 充電の多様性:高速な有線充電に加え、Qi2など複数のワイヤレス充電規格に対応。
  • 総合的な安心感:電力効率に優れたA18チップとの相乗効果で、バッテリーに関するストレスから解放される。

オーディオと通信性能:iPhone 16 ~クリアな音と、途切れないつながりを未来へ~

iPhone 16で音楽を再生している。

ここでは、エンターテイメント体験と日々のコミュニケーションを支える、iPhone 16のオーディオと通信性能に焦点を当てます。iPhone 15から進化した音響技術や、次世代の通信規格への対応がもたらす快適さを、具体的な使用感を交えながらレビューしていきます。

動画の音質を劇的に変える、新オーディオ機能

iPhone 16のステレオスピーカーは、iPhone 15から引き続き、クリアで立体感のあるサウンドを提供してくれます。実際にApple MusicでQueenの名曲「Bohemian Rhapsody」を聴いてみると、冒頭のアカペラ部分では、フレディ・マーキュリーのボーカルが驚くほどクリアで、息遣いまで感じられるようでした。コーラスの各パートが混ざり合うことなく、綺麗に分離して聴こえる解像度の高さは、iPhone 15から確実に進化しています。

また、曲が展開し、ベースやドラムが入ってくると、そのサウンドの迫力に引き込まれます。iPhone 15と比べても低音が強化されており、ただ鳴っているだけでなく、輪郭のあるタイトなベースラインを感じ取ることができました。ギターソロやシンバルのような高音域も、耳に刺さることなく、きらびやかで伸びやかに響きます。

全体として、小さなスピーカーとは思えないほどの音の広がりとバランスの良さを実現しています。ただ、重低音を強調したEDMのような楽曲では、少し迫力に欠けると感じるかもしれません。それでも、スマートフォンでこれほどの音楽体験ができることには、素直に感動しました。

屋外撮影の常識を変える「風切り音の低減」機能

動画撮影時、特に屋外での悩みの種だったのが風の音です。しかし、iPhone 16に搭載された「風切り音の低減」機能は、この問題を劇的に改善してくれました。先日、風の強い海辺で子どもの動画を撮影したのですが、iPhone 15では「ゴォー」という音で声がかき消されてしまったような場面でも、iPhone 16では不快な風の音が驚くほど抑えられ、子どもの声がクリアに録音できていました。パワフルな機械学習アルゴリズムが不要なノイズだけを低減してくれるため 、Vlogや旅の記録を撮るユーザーにとって、これはまさに革命的な進化と言えるでしょう。

撮影後に音を編集できる「オーディオミックス」

さらに注目すべきは、撮影後に音声のバランスを調整できる「オーディオミックス」機能です。この機能を使えば、例えば被写体の声を中心に据えて、周囲の雑音をサラウンドサウンドのように処理することが可能です 。まるでスタジオで収録したかのように、声だけを際立たせるプロフェッショナルな編集が、iPhone単体で完結します。iPhone 15にはなかったこのクリエイティブな機能は、動画のクオリティをもう一段階引き上げてくれます。

次世代規格Wi-Fi 7対応で、未来の快適さを先取り

iPhone 16でオンラインの地図を利用している。

通信性能における最大の進化は、なんと言っても「Wi-Fi 7」への対応です。これは、iPhone 15が対応していたWi-Fi 6からの大きな飛躍であり、将来にわたって快適な通信環境を約束してくれます。自宅のWi-Fi 7対応ルーターに接続して速度を計測したところ、iPhone 15と比較して通信速度が約25%も向上し、下り734Mbpsという驚異的な数値を記録しました。

これにより、App Storeからの大容量アプリのダウンロードや、iCloudへの写真のバックアップが瞬時に完了し、待ち時間のストレスから解放されました。また、家のWi-Fiが届きにくい場所でも接続が安定し、iPhone 15では通信が途切れがちだった場所でも、23Mbpsという十分な速度を維持してくれました。5G通信も非常に高速で、電波の良い場所では下り854Mbpsを記録。通話品質も非常にクリアで、「声を分離」機能を使えば、騒がしい場所でも自分の声だけを相手に届けられます。

iPhone 16のオーディオ・通信 仕様

  • オーディオ再生: 空間オーディオ再生、ドルビーアトモス対応
  • 動画撮影オーディオ: ステレオ録音、風切り音の低減、オーディオミックス
  • スピーカー: 内蔵ステレオスピーカー
  • Wi-Fi: 2×2 MIMO対応Wi-Fi 7(802.11be)
  • 5G: 4×4 MIMO対応5G(sub-6 GHz)
  • Bluetooth: Bluetooth 5.3
  • その他: 第2世代の超広帯域チップ、Threadネットワークテクノロジー

まとめ:オーディオと通信性能

  • スピーカー品質:低音が強化され、クリアで立体感のあるサウンドは健在。
  • 動画オーディオの新機能:「風切り音の低減」と「オーディオミックス」により、動画の音声品質が劇的に向上。
  • Wi-Fi性能:iPhone 15のWi-Fi 6から次世代のWi-Fi 7へと進化し、通信速度と安定性が大幅に向上。
  • 総合的な通信品質:高速な5G通信とクリアな通話品質で、あらゆる場面で安定したコミュニケーションを実現。

OSと機能:iPhone 16 ~毎日をより便利に、そして安全に~

iPhone 16の画面にiOS 18と表示されている。

ここでは、iPhone 16を支えるOSと、日々の使い勝手を向上させる多彩な機能に焦点を当てます。iPhone 15から進化した点や、Proモデルから受け継がれた新機能が、私たちのスマートフォン体験をどのように変えるのか、詳しくレビューしていきます。

Apple Intelligenceに最適化されたiOS 18

iPhone 16には、初期OSとして「iOS 18」が搭載されています。このOSは、本機の目玉機能である「Apple Intelligence」の能力を最大限に引き出すように設計されており、これまでのiPhoneとは一線を画す体験を提供します。一方で、Androidと比較すると、ホーム画面のアイコン配置の自由度が低く、ウィジェットを動かした際の挙動が直感的でないなど、UIのカスタマイズ性にはまだ課題が残ります。とはいえ、一度購入すれば少なくとも5年間は最新のOSとセキュリティアップデートが保証される安心感は、iPhoneならではの大きな魅力です。

マルチタスクを支援するDynamic Island

iPhone 15から標準モデルにも搭載された「Dynamic Island」は、画面上部でライブアクティビティや通知をスマートに表示してくれる機能です。音楽アプリの操作やタイマーの確認などが、他のアプリを開いたままでもスムーズに行えるため、マルチタスクの効率が格段に向上しました。しかし、動画を全画面で視聴する際やゲームのプレイ中には、この表示が画面の一部を隠してしまい、少し邪魔に感じられることもありました。

Proの体験を標準モデルへ、カスタマイズ自在のアクションボタン

iPhone 16の側面にあるボタン。カメラコントロール。

iPhone 15 Proで初めて採用された「アクションボタン」が、ついにiPhone 16の標準モデルにも搭載されました。従来の着信/サイレントスイッチに代わり、カメラの起動、ボイスメモ、集中モードなど、ユーザーが頻繁に使う機能を割り当てることができます。ショートカットアプリと組み合わせれば、その可能性はさらに広がります。実際に使ってみると、多くの人が結局は従来の消音ボタンとして設定しているようですが、自分好みに機能をカスタマイズできるという選択肢が増えたことは、間違いなく大きな進化です。

日常の利便性を高める、おサイフケータイとFace ID

日本市場で必須の「おサイフケータイ」機能(FeliCa)も、もちろん搭載。駅の改札でSuicaをかざしたり、コンビニでApple Payで支払ったりする際の反応速度は非常に速く、ストレスフリーなキャッシュレス生活を送れます。生体認証は、高速かつ高精度な顔認証「Face ID」に対応。マスク着用時でもスムーズにロック解除できるのは嬉しいポイントです。ただ、就寝時など完全な暗闇では認証に失敗することがあり、指紋認証が恋しくなる瞬間もありました。指紋認証は引き続き非搭載です。

万が一に備える、先進の安全機能

iPhone 16のUI画面

iPhone 16は、日々の利便性だけでなく、もしもの時の安全機能も充実しています。iPhone 15から引き続き搭載されている、自動車での重大な衝突事故を検知して自動で救助を要請する「衝突事故検出」機能は、ドライバーにとって心強いお守りです。

さらに、携帯電話の電波が届かない山間部や海上でも、衛星通信を介して緊急SOSを発信したり、メッセージを送受信したりできる機能も備わっています。実際に使う機会はないに越したことはありませんが、アウトドア活動が好きな私にとって、この機能があるというだけで大きな安心材料になります。圏外の場所でも友人の位置を探せる、衛星経由の「探す」機能も追加され、安全性がより一層高められています。

iPhone 16の主なOS・機能 仕様

  • OS: iOS 18(Apple Intelligence対応)
  • UI: カスタマイズ可能なホーム画面、コントロールセンター
  • サポート期間: 最低5年間のOS・セキュリティアップデート保証
  • Dynamic Island: ライブアクティビティ、通知、アラート表示
  • アクションボタン: 機能のカスタマイズが可能(カメラ、集中モード、ショートカットなど)
  • おサイフケータイ: FeliCa対応(Suica, PASMO, ICOCAなど)、Apple Pay
  • 安全機能: 衛星経由の緊急SOS、衛星経由のメッセージ、衝突事故検出
  • 探す機能: 衛星経由での位置情報共有に対応
  • 生体認証: Face ID(顔認証)

まとめ:OSと機能

  • OS: Apple Intelligenceに最適化されたiOS 18を搭載するが、UIのカスタマイズ性は限定的。
  • Dynamic Island: マルチタスクには便利だが、コンテンツ視聴時には邪魔に感じることも。
  • アクションボタン: Proモデルの機能が標準モデルに搭載され、利便性が向上。
  • 基本機能: おサイフケータイや高精度なFace IDなど、日常で求められる機能は万全。
  • 安全機能: 衛星通信を活用した緊急SOSなど、もしもの時の安心機能が充実。
  • 長期サポート: 最低5年間のアップデート保証により、長く安心して利用できる価値を提供。

iPhone 16とiPhone 15の主な違いを徹底比較

iPhone 16のディスプレイ。画面は緑色。

ここでは、iPhone 16iPhone 15のスペックや機能における主要な違いを項目別に詳しく解説していきます。どちらのモデルを選ぶべきか、あなたの使い方に合った一台を見つけるための参考にしてください。

OSとAI機能

  • iPhone 16: iOS 18を初期搭載し、「Apple Intelligence」に完全対応しています。
  • iPhone 15: iOS 17を初期搭載。Apple Intelligenceには対応していません。
  • 違い: iPhone 16最大の進化点です。文章の要約や画像生成など、日常のタスクを賢くサポートするAI機能はiPhone 16だけの特権です。

チップとパフォーマンス

  • iPhone 16: A18チップ(第2世代3nmプロセス)、RAM 8GBを搭載。
  • iPhone 15: A16 Bionicチップ(4nmプロセス)、RAM 6GBを搭載。
  • 違い: CPU性能で最大30%、Neural Engineは最大2倍高速化しており、メモリも増強されています。アプリの動作やAI処理など、あらゆる場面でiPhone 16が優れたパフォーマンスを発揮します。

デザインと操作ボタン

  • iPhone 16: カメラが「縦配置」になり、「アクションボタン」と「カメラコントロール」を新たに搭載しています。
  • iPhone 15: カメラは「斜め配置」で、従来の「着信/サイレントスイッチ」を搭載しています。
  • 違い: 見た目の印象が大きく変わっただけでなく、カスタマイズ可能なアクションボタンと、カメラ専用のカメラコントロールにより、iPhone 16の操作性はProモデルに近づき、より直感的になりました。

カメラシステム

  • iPhone 16: オートフォーカス対応の超広角カメラを搭載し、「マクロ撮影」が可能です。また、「空間写真・ビデオ撮影」にも対応しています。
  • iPhone 15: 超広角カメラは固定フォーカスで、マクロ撮影には対応していません。
  • 違い: 被写体にグッと寄れるマクロ撮影や、未来の楽しみ方を提供する空間ビデオ撮影はiPhone 16の大きな魅力です。撮影の幅が格段に広がりました。

バッテリーと充電

  • iPhone 16: バッテリー容量が増加し、ビデオ再生時間は最大22時間。MagSafe充電は最大25Wに高速化しました。
  • iPhone 15: ビデオ再生時間は最大20時間。MagSafe充電は最大15Wです。
  • 違い: 実際の使用感でもわかるレベルでバッテリー持ちが向上しています。特にワイヤレス充電を多用するユーザーにとって、MagSafeの高速化は非常に大きなメリットです。

ワイヤレス通信

  • iPhone 16: 次世代規格の「Wi-Fi 7」に対応しています。
  • iPhone 15: 「Wi-Fi 6」に対応しています。
  • 違い: Wi-Fi 7は、より高速で安定した通信が可能です。対応ルーターはまだ少ないですが、将来にわたって快適な通信環境を維持できるという点でiPhone 16が優れています。

サイズ・重量・カラー

  • iPhone 16: 高さ147.6mm x 幅71.6mm x 厚さ7.80mm、重量170g。カラーはより鮮やかな新色(ティール、ウルトラマリン)を含む5色展開です。
  • iPhone 15: サイズはほぼ同じ、重量171g。カラーは淡いペールトーンが中心の5色展開です。
  • 違い: サイズ感はほぼ同じですが、iPhone 16はカラーの印象が大きく変わり、よりポップで鮮やかな選択肢が増えました。

耐久性

  • iPhone 16: 最新世代のCeramic Shieldを採用し、iPhone 15の前面ガラスより頑丈だとされています。
  • iPhone 15: Ceramic Shieldを採用しています。
  • 違い: Appleによれば、iPhone 16の前面ガラスはより頑丈になっています。万が一の落下に対する安心感がさらに高まりました。

OSサポート期間

  • iPhone 16: 最低5年間のOS・セキュリティアップデート保証。
  • iPhone 15: 最低5年間のOS・セキュリティアップデート保証。
  • 違い: どちらも長期間のアップデートが保証されていますが、発売年が新しいiPhone 16の方が1年長く最新の状態で使えることになります。

まとめ

iPhone 16は、iPhone 15から多くの点で正統進化を遂げていますが、特に「Apple Intelligence」への対応が最大の違いです。これにより、単なるスペック向上ではない、「体験の進化」がもたらされます。さらに、Proモデルにしかなかったアクションボタンの搭載、マクロ撮影や空間ビデオ撮影といった新しいカメラ機能、Wi-Fi 7への対応など、将来性を見据えたアップグレードが数多く盛り込まれています。

一方で、ディスプレイのリフレッシュレートやUSB-Cの転送速度といった点ではiPhone 15から据え置きとなっており、Proモデルとの明確な差は残されています。これらの違いを理解した上で、AIによる新しい体験や将来性を重視するならiPhone 16、コストパフォーマンスを重視し、現在の機能で満足できるならiPhone 15という選択になるでしょう。

iPhone 16のメリット・デメリット

iPhone 16のAI機能を利用している。

iPhone 16」は、標準モデルとして大きな進化を遂げた一方で、他の最新スマートフォンと比較すると明確な長所と短所が存在します。ここでは、iPhone 15同世代のAndroidスマートフォンと比較しながら、iPhone 16が持つ魅力と、購入前に考慮すべき弱点を詳しく解説していきます。

【メリット】

メリット1:Proモデルに迫るA18チップの圧倒的性能

iPhone 16に搭載されたA18チップは、iPhone 15のA16 Bionicから大幅に性能が向上しています。Geekbench 6のスコアでは、競合するGalaxy S24のSnapdragon 8 Gen 3を上回る数値を記録しており、あらゆるアプリや作業を極めて快適にこなす処理能力を持っています。

メリット2:日常を賢く変える「Apple Intelligence」

iPhone 16は、Apple Intelligenceのために設計された初の標準モデルです。文章の要約や画像生成といった高度なAI機能を、プライバシーを守りながら利用できる点は、AI機能を搭載しないiPhone 15や、Google Pixel 9、Galaxy S24といったAndroidのAIスマホに対する大きな優位性と言えるでしょう。

メリット3:次世代規格「Wi-Fi 7」への対応

通信性能では、次世代規格であるWi-Fi 7に新たに対応しました。これはiPhone 15のWi-Fi 6からの大きな進化であり、同じくWi-Fi 7に対応するGoogle Pixel 9やAQUOS R9と肩を並べるスペックです。将来にわたって高速で安定した通信環境を維持できる点は、長く使う上で重要なメリットです。

メリット4:強力なエコシステムと高いリセールバリュー

iPhoneならではの強みとして、Apple製品間のシームレスな連携(エコシステム)と、数年後も価値が落ちにくい高いリセールバリューが挙げられます。これは、Galaxy S24やAQUOS R9など、全てのAndroidスマートフォンに対して持つ大きなアドバンテージです。

メリット5:操作性を拡張する新ボタンの搭載

iPhone 15 Proから継承された「アクションボタン」と、新たに搭載された「カメラコントロール」は、標準モデルの操作性を大きく向上させています。よく使う機能を物理ボタンに割り当てることで、他のスマートフォンにはない直感的な操作が可能になります。

メリット6:高速化したMagSafeワイヤレス充電

iPhone 16は、最大25WのMagSafeワイヤレス充電に対応しています。これはiPhone 15やGalaxy S24、Nothing Phone (2)が対応する15Wワイヤレス充電よりも大幅に高速で、ワイヤレス充電の実用性を大きく高めています。

【デメリット】

デメリット1:時代遅れの60Hzディスプレイ

iPhone 16最大の弱点は、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzに据え置かれている点です。Galaxy S24、Google Pixel 9、AQUOS R9、Nothing Phone (2)といった同価格帯の競合製品が、すべて120Hz以上の滑らかな表示に対応している中、この仕様は明らかに時代遅れと言わざるを得ません。

デメリット2:Proモデルとは雲泥の差、USB 2.0の転送速度

USB-Cポートを搭載しているものの、そのデータ転送速度は最大480MbpsのUSB 2.0規格のままです。最大10GbpsのUSB 3に対応するProモデルは言うまでもなく、USB 3.2に対応するGalaxy S24やGoogle Pixel 9と比較しても、動画などの大容量データを転送する際に大きな時間差が生じます。

デメリット3:望遠撮影に弱いデュアルカメラ

iPhone 16のカメラは高性能ですが、光学望遠レンズを搭載していません。3眼カメラと10MPの光学望遠レンズを備えるGalaxy S24と比較すると、遠くの被写体を綺麗に撮影するズーム性能では明確に劣ります。

デメリット4:拡張性のないストレージ(SDカード非対応)

iPhoneは従来から外部ストレージに非対応ですが、AQUOS R9が最大1TBのmicroSDカードに対応しているのと比較すると、ストレージの拡張性に欠ける点はデメリットです。大容量のデータを保存したい場合、購入時により大きな内蔵ストレージモデルを選ぶ必要があります。

デメリット5:Face IDのみ、指紋認証の非搭載

生体認証がFace ID(顔認証)のみである点も、弱点の一つです。Galaxy S24やGoogle Pixel 9などが搭載する画面内指紋認証は、マスク着用時や端末を机に置いたままでもスムーズにロック解除ができ、利便性で優れています。

デメリット6:Androidに劣るUIのカスタマイズ性

iOS 18は多くの進化を遂げていますが、ホーム画面のアイコン配置など、UIのカスタマイズ性においては依然としてAndroidに及びません。Galaxy S24(One UI)やNothing Phone (2)(Nothing OS)のような、自由度の高いカスタマイズを好むユーザーには物足りなく感じるでしょう。

iPhone 16シリーズのスペック

  • モデル iPhone 16 / iPhone 16 Plus / iPhone 16 Pro / iPhone 16 Pro Max
  • ディスプレイ 6.1インチ、解像度 2556 x 1179 px のSuper Retina XDR ※OLED/460ppi
    ※Plus版:6.7インチ、解像度 2796 x 1290 pxのSuper Retina XDR ※OLED/460ppi
    ※Pro版:6.3インチ、解像度 2622 x 1206 px のSuper Retina XDR ※OLED/460ppi
    ※Pro Max版:6.9インチ、解像度 2868 x 1320 pxのSuper Retina XDR ※OLED/460ppi
  • 液晶の特徴:Dynamic Island、HDRディスプレイ、True Tone、広色域(P3)、触覚タッチ、2,000,000:1コントラスト比(標準)、最大輝度1,000ニト(標準)、ピーク輝度1,600ニト(HDR)、ピーク輝度2,000ニト(屋外)、耐指紋性撥油コーティング、複数の言語と文字の同時表示をサポート
  • プロセッサ A18 Bionicチップ ※3nm/6コア
    ※Pro版、Pro Max版:A18 Pro Bionicチップ
  • GPU Apple GPU 5コアGPU+16コアNeural Engine
  • RAM(メモリ) 8GB
  • ストレージ 128GB/256GB/512GB
    ※Pro版:128GB/256GB/512GB/1TB
    ※Pro Max版:256GB/512GB/1TB
  • バッテリー リチャージャブルリチウムイオンバッテリー
  • 駆動時間 ビデオ再生で最大22時間、ストリーミング動画再生で最大18時間、オーディオ再生で最大80時間
    Plus版:ビデオ再生で最大27時間、ストリーミング動画再生で最大24時間、オーディオ再生で最大100時間
  • 充電 最大25WのMagSafeワイヤレス充電、最大15WのQi2ワイヤレス充電、最大7.5WのQiワイヤレス充電、高速充電に対応(約30分で最大50%回復・別売20W以上アダプタ使用)
  • 背面カメラ 48MP+12MP
    ※Pro版、Pro Max版: 48MP+12MP+48MP
  • 前面カメラ 12MP
    ※Pro版、Pro Max版:12MP
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3
  • 衛星測位 GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
  • Apple Pay/Suica 対応(ASMO、ICOCA、エクスプレスカード)
  • インターフェース USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、サイドボタン、音量ボタン、着信/消音、アクションボタン
  • センサー Face ID、気圧計、ハイダイナミックレンジジャイロ、高重力加速度センサー、近接センサー、デュアル環境光センサー
  • オーディオ 空間オーディオ再生、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーアトモスに対応、AAC、MP3、Apple Lossless、FLAC再生に対応
  • スピーカー ステレオスピーカー
  • マイク 内蔵
  • 防水 IP68等級(最大水深6メートルで最大30分間)
  • AI機能 Apple Intelligence
  • 音声操作 Siri
  • 安全機能 衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」
  • 筐体 アルミニウム、前面:Ceramic Shield、背面:カラーインフューズドガラス
  • 生体認証 Face ID 顔認証
  • OS iOS 18
  • サイズ 147.6 x 71.6 x 7.8 mm
    ※Plus版:160.9 x 77.8 x 7.8 mm
    ※Pro版:149.6 x 71.5 x 8.25 mm
    ※Pro Max版:163 x 77.6 x 8.25mm
  • 重量 170g
    ※Plus版は199g
    ※Pro版:199g
    ※Pro Max版:227g
  • カラー ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリン
    ※Pro版、Pro Max版:ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ナチュラルチタニウム、デザートチタニウム
  • 付属品 USB-C充電ケーブル(1 m)、マニュアル
  • 5G通信 対応(ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応)
  • SIMカード nano-SIMとeSIM ※デュアルSIM、デュアルeSIMに対応

対応バンド

iPhone 16」シリーズは5G通信に対応しています。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

FDD-5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n66、n70、n71、n75、n76)
TDD-5G NR(バンドn38、n40、n41、n48、n53、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TDD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48、53)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)

対応バンドの詳細

ドコモ

ドコモは、幅広い周波数帯で4G/5Gサービスを提供しています。ご提示のバンドは、ドコモの主要なバンドを網羅しており、特に以下のバンドが重要です。

LTEバンド1, 3, 19: 主要なバンドであり、広いエリアで利用できます。バンド19はプラチナバンドと呼ばれ、屋内や地下でも電波が届きやすいのが特徴です。5Gバンドn78, n79: ドコモの主要な5Gバンドです。ご提示のバンドは、ドコモの4G/5Gサービスに対応できる可能性が高いですが、一部地域や端末によっては利用できないバンドがあるかもしれません。

au

auは、KDDIのネットワークを利用してサービスを提供しています。ご提示のバンドは、auの主要なバンドを網羅しており、特に以下のバンドが重要です。

LTEバンド1, 18/26: 主要なバンドであり、広いエリアで利用できます。バンド18/26はプラチナバンドと呼ばれ、屋内や地下でも電波が届きやすいのが特徴です。5Gバンドn77, n78: auの主要な5Gバンドです。ご提示のバンドは、auの4G/5Gサービスに対応できる可能性が高いですが、一部地域や端末によっては利用できないバンドがあるかもしれません。

ソフトバンク

ソフトバンクは、幅広い周波数帯で4G/5Gサービスを提供しています。ご提示のバンドは、ソフトバンクの主要なバンドを網羅しており、特に以下のバンドが重要です。LTEバンド1, 3, 8: 主要なバンドであり、広いエリアで利用できます。バンド8はプラチナバンドと呼ばれ、屋内や地下でも電波が届きやすいのが特徴です。5Gバンドn77: ソフトバンクの主要な5Gバンドです。
ご提示のバンドは、ソフトバンクの4G/5Gサービスに対応できる可能性が高いですが、一部地域や端末によっては利用できないバンドがあるかもしれません。

楽天モバイル

楽天モバイルは、自社回線とau回線を利用してサービスを提供しています。ご提示のバンドは、楽天モバイルの主要なバンドを網羅しており、特に以下のバンドが重要です。LTEバンド3: 楽天モバイルの主要なバンドであり、広いエリアで利用できます。5Gバンドn77: 楽天モバイルの主要な5Gバンドです。ご提示のバンドは、楽天モバイルの4G/5Gサービスに対応できる可能性が高いですが、au回線を利用する一部地域や端末によっては利用できないバンドがあるかもしれません。

まとめ

ご提示の対応バンドは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要なバンドを網羅しており、これらのキャリアの回線に対応できる可能性が高いと言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

iPhone 16の評価

iPhone 16のディスプレイ。屋外で使用している。

8つの基準で「iPhone 16」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ: ★★★☆☆
屋外でも非常に明るく見やすいが、価格帯を考えるとリフレッシュレート60Hzは物足りず、スクロール時に滑らかさを欠く。

スペック: ★★★★☆
A18チップと8GBメモリでProモデルに迫る処理性能を誇るが、USB-Cポートの転送速度がUSB 2のままなのが惜しい。

デザイン: ★★★★☆
縦型カメラと鮮やかな新色で見た目が刷新され、アクションボタン等の追加で機能美も向上した。

耐久性: ★★★★★
最新世代のCeramic ShieldとIP68防水防塵に加え、内部構造の見直しで修理しやすさも向上し、安心して長く使える。

通信: ★★★★★
次世代規格のWi-Fi 7に新たに対応し、将来にわたって高速で安定した通信環境が期待できる。

機能: ★★★★★
Apple Intelligenceの搭載で体験が大きく進化し、カメラコントロールなどの新機能で撮影の幅も広がった。

使いやすさ: ★★★★☆
手に馴染むサイズ感はそのままに新ボタンで利便性が向上したが、60Hzディスプレイが操作のスムーズさを損なっている。

価格: ★★★★☆
大幅な性能向上にもかかわらず価格は据え置きで、コストパフォーマンスは非常に高い。

総評】 ★★★★☆

「標準モデル」の域を超えた、大きな進化

iPhone 16は、単なるマイナーチェンジではありません。iPhone 15と同じ価格でありながら、その中身は「Proモデル」に大きく近づいた、飛躍的な進化を遂げています。頭脳であるA18チップは、iPhone 15のA16 Bionicを凌駕する処理性能を持ち、将来のアップデートの核となる「Apple Intelligence」を快適に動作させます。これにより、これまでProモデルでしか得られなかったような体験が、標準モデルで可能になりました。

通信面では次世代規格のWi-Fi 7にいち早く対応し、カメラにはマクロ撮影や新しい操作体験をもたらすカメラコントロールを追加。さらに、高速化したMagSafe充電や、より頑丈になったCeramic Shield、改善された内部の冷却設計など、日々の使い勝手と長期的な安心感を高める改良が随所に施されています。これは、iPhone 15からの正統進化という言葉だけでは収まらない、Appleが本気で「標準モデル」の価値を再定義しにきた一台だと感じました。

残された「Pro」との明確な壁

これほど大きな進化を遂げたiPhone 16ですが、手放しで満点と評価できない理由も明確に存在します。それは、Proモデルとの間に依然として存在する「2つの大きな壁」、すなわちディスプレイのリフレッシュレートUSB-Cの転送速度です。2025年の高価格帯スマートフォンとして、画面のリフレッシュレートが60Hzに留まっている点は、最大のウィークポイントと言わざるを得ません。SNSをスクロールする際の滑らかさにおいて、120Hz対応のProモデルとの差は歴然です。

また、せっかくUSB-Cポートを搭載しながら、データ転送速度が20年以上前の規格であるUSB 2(最大480Mbps)のままというのも非常に残念な点です。高画質な4K動画を頻繁にPCへ転送するような使い方を想定しているユーザーにとっては、大きなストレスとなるでしょう。これらの点が、iPhone 16が「Pro」ではなく、あくまで最高の「標準モデル」であることの証明となっています。

どんな人におすすめか

結論として、iPhone 16は「Proモデルほどの価格は出せないが、パワフルで将来性のある最新のiPhoneが欲しい」と考える、ほとんどのユーザーにとって最高の選択肢となるでしょう。特に、iPhone 14以前のモデルを使っている方であれば、性能、機能、カメラ、バッテリーといったあらゆる面で劇的な進化を体感できるはずです。

ただし、ディスプレイの滑らかさを何よりも重視する方や、スマートフォンで撮影した大容量データを頻繁に扱うクリエイティブな作業をする方は、明確な差を体感できるProモデルを検討する価値が十分にあります。自分の使い方を見極めた上で選べば、iPhone 16はこれ以上ない満足感を提供してくれる一台です。

[amazon]

iPhone 16の価格・購入先

iPhone 16 正面

※価格は2025/09/20に調査したものです。価格は変動します。

Appleオンラインストア

  • iPhone 16が114,800円から、または24回払いで4,783円/月月額から、
  • iPhone 16 Plusが129,800円から、または24回払いで5,408円/月月額から、

で販売されています。

Appleオンラインストアで「iPhone 16」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで139,800円(税込)、
  • 楽天市場で141,700円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで120,980円、

で販売されています。

Amazonで「iPhone 16」をチェックする

楽天市場で「iPhone 16」をチェックする

ヤフーショッピングで「iPhone 16」をチェックする

米国 Amazon.comで「iPhone 16」をチェックする

iPhone 16をお得に買う方法

「iPhone 16」をお得に買うには、楽天モバイルやahamoなどを利用するのがいいでしょう。また、ドコモやau、ソフトバンクなども価格を下げることもあるのでチェックしておきましょう。

楽天モバイル

楽天モバイルでのiPhone 16の機種代金は、48回払いで月々2,952円から、総額141,700円からです。

キャンペーンや料金プラン

  • 128GBモデルを一括または24回払いで購入すると、最大36,000円相当が還元されます。
  • 下取りを利用すると、iPhone 15の場合は最大68,070円相当が還元されます。さらに、下取りキャンペーンで5,000ポイントが追加で還元されます。
  • 月額料金は「Rakuten UN-LIMIT VII」の場合、3GBまでなら1,078円、20GB以上は3,278円となります。初期費用はかかりません。

楽天モバイルで「iPhone 16」をチェックする

※楽天モバイルのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。

「楽天モバイル」申し込み殺到の超格安SIMサービスを調査してみた

ahamo

ahamoでのiPhone 16の購入情報をまとめます。

初期費用: 事務手数料、SIMカード発行手数料、頭金はすべて無料です。

機種代金: 一括払いは145,200円、24回分割払いは月々6,050円です。

割引: 他社からの乗り換え(MNP)でiPhone 16を購入すると11,000円割引が適用されます。

実質負担額: 「いつでもカエドキプログラム+」を利用し、23か月目に機種を返却した場合、実質負担額は44,440円となり、月々約1,932円の支払いです。

ahamoで「iPhone 16」をチェックする

※ahamoのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。

ドコモ ahamoは本当にお得なのか? 全力で徹底 調査してみた

ドコモ

ドコモ オンラインショップ

  • 分割支払金 (1~23回/月) 2,410円×23回
  • (お客様負担額)(55,440円)
  • 支払24回目(残価) 89,760円
  • 【内訳】オンラインショップ価格 (支払総額/現金販売価格)145,200円

ドコモ オンラインショップで「iPhone 16」をチェックする

au KDDI

  • 機種代金146,000円
  • キャンペーン適用で5G機種変更おトク割 最大割引後の機種代金140,500円
  • さらにスマホトクするプログラム実質負担額 52,250円
  • 頭金0円
  • 毎月のお支払額 初回2,288円 2回目以降(×22回)2,271円 +最終回 88,250円

au KDDIで「iPhone 16」をチェックする

ソフトバンク

  • 総額145,440円 現金販売価格/割賦販売価格
  • 48回払いで購入し、13ヵ月目※1に特典利用を申し込み、ソフトバンクで機種を回収する場合
  • 新トクするサポート(プレミアム)の早トクオプション適用で
  • 1~12回3円/月
  • 総額36円
  • +別途 早トクオプション利用料 19,800円

ソフトバンクで「iPhone 16」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

iPhone 16」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

iPhone 17

Appleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2025年9月19日発売)。

iOS 26、Apple A19チップ、8GBメモリ、ProMotionテクノロジー搭載Super Retina XDRディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、最大30時間(ビデオ再生時)駆動するリチャージャブルリチウムイオンバッテリー、背面48MP+48MPの2眼カメラ、前面18MP(センターフレーム)のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能「Apple Intelligence」(作文ツール、ビジュアルインテリジェンス、ライブ翻訳、クリーンアップなど)、ProMotion(最大120Hz)、高速充電(有線40W、ワイヤレス最大25W)、「アクションボタン」、「Dynamic Island」、安全機能(衛星経由の緊急SOS、衝突事故の検知)に対応。

電話アシスタント(着信スクリーニング、保留アシスト)、空間オーディオ、ドルビーアトモス、「Liquid Glass」、IP68防水防塵、おサイフケータイ (FeliCa)、顔認証(Face ID)、USB-Cコネクタ、デュアルeSIM、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、高精度2周波GPSにも対応しています。

価格は、Appleオンラインストアで256GBモデルが129,800円~、512GBモデルが164,800円~、です。

関連記事:iPhone 17 徹底レビュー!Proに近づいた性能と先代比較で実力を検証

Amazonで「iPhone 17」をチェックする

Galaxy S24

サムスンから発売された6.2インチの5Gスマートフォンです。Android 14 + One UI 6.1、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、8GB LPDDR5Xメモリ、フルHD+のDynamic AMOLED 2X液晶、256GB / 512GB UFS 4.0 ストレージ、背面50MP + 10MP + 12MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラ搭載で、

AI機能(かこって検索・リアルタイム通訳・フォトアシストなど)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、ステレオスピーカー、冷却用の放熱システム、Samsung DeX、Knox セキュリティ、画面内指紋認証、顔認証、USB 3.2 Gen 1 Type-C (OTG/DisplayPort映像出力に対応)、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3、5衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。

価格は、Amazonで96,500円(税込・256GB)、楽天市場で79,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで97,500円、AliExpressで72,184円、米国 Amazon.comで$324.93、です。

関連記事:AIスマホ「Galaxy S24」とGalaxy S23の違いを解説

Amazonで「Galaxy S24」をチェックする

Google Pixel 9

Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです。

Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで96,622円(税込)、楽天市場で92,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで70,000円、AliExpressで89,795円、です。

関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格

Amazonで「Google Pixel 9」をチェックする

AQUOS R9

シャープから発売されたAndroid 14 搭載の6.4型 スマートフォンです。

Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3、Pro IGZO OLED液晶、256GB UFS 4.0ストレージ、5000 mAhhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼 ライカカメラ、前面MP50.3MPのフロントカメラを搭載しています。

また、BOX構造のステレオスピーカー、可変リフレッシュレート 1~240Hz、急速充電、NFC・おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、Wi-Fi 7に対応しています。

価格は、Amazonで91,780円(税込)、楽天市場で94,979円(送料無料)、ヤフーショッピングで94,980円、です。

関連記事:AQUOS R9 徹底レビュー!R8比較で気づいたメリット・デメリットを評価

Amazonで「AQUOS R9」をチェックする

Xiaomi 15

Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、

1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。

価格は、Amazonで99,721円(税込)、楽天市場で99,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで126,885円、AliExpressで87,210円、米国 Amazon.comで$919.50、です。

関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット

Amazonで「Xiaomi 15」をチェックする

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