「GMKtec NucBox K3」(第12 Core i7)と高性能インテル小型PCと徹底 比較!


2023年5月に発売された「GMKtec NucBox K3」(Core i7-1260P)と高性能なインテル小型PCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※上位版「GMKtec NucBox K3 Pro」も発売中です。スペック情報を追記しました。

※2024年1月、「GMKtec NucBox K7」が発売されました。

※2023年9月、「GMKtec NucBox M3」(Core i5-12450H)が発売されました。

※2023年5月から「GMKtec NucBox M2」(Core i7-11390H)も発売中です。

「GMKtec NucBox K3」の特徴

GMKtec NucBox K3」の特徴をまとめてみました。

第12世代Core i7-1260P・Iris Xe・16GBメモリ

GMKtec NucBox K3」は第12世代 (Alder Lake) のインテル Core i7-1260P プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された12コア16スレッド最大4.7GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万7千を記録しています。また、CPUの内蔵GPUとしてインテル Iris Xe グラフィックスを搭載。3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで、約4千を記録し、SteamなどのPCゲームもプレイできます。そのほか、16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

M.2 1TBストレージ・最大2TB拡張・4つのUBS 3.2ポート

GMKtec NucBox K3」はPCIe 3.0接続のM.2ストレージを1TB搭載。PCIe 2.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。また、PCIe 4.0接続のM.2最大2TBまで拡張することが可能。本体はクイックリリース設計で、本体上部をドライバーなしで取り外して簡単にメンテナンスできるようになっています。そのほか、4つUSB3.2 Gen2ポートを搭載。20Gbpsの高速転送が可能なほか、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

Thunderbolt 4互換・4K 3画面出力・冷却システム

GMKtec NucBox K3」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4映像出力も利用できます。また、4K出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。そのほか、超電導銅ダブルターボ冷却システムを搭載。Wi-Fi 6Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信、VESAマウントにも対応しています。

公式ページ: 第 12 世代インテル Core™ i7 1260P ミニ PC–NucBox K3 

価格を比較

GMKtec NucBox K3」と「MINISFORUM NAB6」、「Beelink SEi 12 pro」、「CHUWI CoreBox 4th」の価格を比較してみました。

「GMKtec NucBox K3」

GMKtec NucBox K3」は、Amazonで68,000円(税込・6000円OFFクーポン付き・Pro版・24GB+1TBモデル)、楽天市場で56,980円(送料無料・中古Aランク品)、ヤフーショッピングで56,980円(送料無料・中古Aランク品)、AliExpressでUS $414.00 (Pro版)、米国 Amazon.comで$599.99 (24GB+1TB・$100 OFFクーポン付き)、GMKtec公式サイトで$679.89 (Pro版・24GB+1TBモデル)で販売されています。

「MINISFORUM NAB6」

MINISFORUM NAB6」は、Amazonで76,784円 (税込・NAB5モデルは56,784円)、楽天市場で75,980円(送料無料・NAB5モデルは67,370円)、ヤフーショッピングで83,994円(税込・NAB5モデルは63,598円)、AliExpressでUS $569.00 (日本円で約83,146円)、米国 Amazon.comで$455.20 (日本円で約66,517円)、

Minisforum公式サイトで67,380円~(16GB+512GB SSD・税込・送料別)。ベアボーンキットは53,980円、32GB+512GB SSDモデルは90,980円、32GB+1TB SSDモデルは78,980円で販売されています。

「Beelink SEi 12 pro」

Beelink SEi 12 pro」は、Amazonで50,240円(税込・特選タイムセール価格)、楽天市場で117,233円(税込・送料無料・SEi 12モデルは58,380円)、ヤフーショッピングで109,444円(税込・SEi 12モデルは61,416円)、AliExpressでUS $366.00、米国 Amazon.comで$639.20で販売されています。

「CHUWI CoreBox 4th」

CHUWI CoreBox 4th」は、Amazonで48,365円(税込・特選タイムセール価格・Core i3-1215U)、楽天市場で60,722円(送料無料・Core i3-1215U)、ヤフーショッピングで53,501円(Core i3-1215U)、CHUWI公式ストアで51,205円 (Core i3-1215U)、米国 Amazon.comで$399.00 (Core i3-1215U)で販売されています。

スペックを比較

GMKtec NucBox K3」と「MINISFORUM NAB6」、「Beelink SEi 12 pro」、「CHUWI CoreBox 4th」のスペックを比較してみました。

「GMKtec NucBox K3」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake)インテル Core i7-1260P
    ※10nm/12コア/16スレッド/最大4.7GHz
  • GPU インテル Iris Xe Graphics (96EU)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (Thunderbolt 4互換/最大40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x4、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン、超電導銅ダブルターボ冷却設計、全立体囲い込み式吸気口、静音
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 約422g
  • カラー ブラック

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「MINISFORUM NAB6」のスペック

  • プロセッサ intel Core i7-12650H
    ※10nm/10コア/16スレッド/最大4.70 GHz
  • GPU 第12世代 Core UHD グラフィックス
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200
  • 拡張メモリ 最大64GBまで (SO-DIMM×2)
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 2280 PCIe 4.0 SSD×1 (最大2TBまで)
  • 拡張ストレージ 2.5 inch SATA HDD Slot ×1 (SATA 3.0 6.0Gb/s)
  • 電源 ACアダプター (DC 19V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 (Wi-Fi、Bluetoothサポート)
  • 有線LAN 2.5ギガビット有線LAN x2
  • インターフェース インターフェース USB-C 3.2 (Gen1、Data Only、前側) x1、USB-C 3.2 (PD Output、Alt DP and Data) x1、USB-C 3.2 (DP Only) x1、USB-A 3.2 (Gen2) x4、HDMI ×2、Ethernetポート x2、コンポジャック x1、DMIC x1、Clear CMOS x1
  • 映像出力 4K 4画面出力に対応
  • 冷却システム 2本の銅製ヒートパイプ、2つの通気孔
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 127×127.5×54.7mm
  • 重量 不明
  • カラー シルバー
  • 付属品 電源アダプター x1、HDMI ケーブル x1、SATAケーブル x2、取り付けブラケット x1、取扱説明書(日本語対応) x1

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「Beelink SEi 12 pro」のスペック

  • プロセッサ 第12世代インテルCore i5-1240p
    ※10nm/64bit/12コア/16スレッド/最大4.4GHz
  • GPU intel Iris Xe Graphics eligible
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 (スロット x2)
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ SSD 500GB NVMe PCle 4.0
  • 拡張ストレージ SATA HDD (2.5インチ/7mm)、M.2 2280 NVMe SSDで最大2TBまで
  • 電源 ACアダプター 入力100-240V AC、出力:19V-6.32A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gbps
  • インターフェース Type-C (Thunderbolt 4互換)、USB 3.0 x4、HDMI(4K 60Hz HD) x2、有線LAN(2.5G)、DCポート、イヤホンジャック
  • 3台同時出力 対応(トリプル4Kディスプレイをサポート)
  • 冷却システム デュアルファン(システムファン&CPUファン)
  • 壁掛けブランケット 付属
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 126 x 113 x 42 mm
  • 重量 不明
  • カラー ダークブルー

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「CHUWI CoreBox 4th」のスペック

  • プロセッサ Intel Core i3-1215U
    ※10nm/6コア/8スレッド/最大4.40 GHz
  • GPU Intel UHD Graphics、最大 1.1GHz
  • RAM(メモリ) 16GB LPDDR5
  • ストレージ 512G M.2 SSD (PCIe)
  • 拡張ストレージ  M.2 2280 SSD 1TB
  • 電源 ACアダプター、19V/4.74A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax/2.4GHz+5GHz)、Bluetooth
    ※WiFi6 (AX200 Model)
  • 有線LAN 対応
  • インターフェース Thunderbolt 4×1、USB-A 3.0×4、HDMI 2.0×1、ディスプレイ ポート×1、ギガビットイーサネット×1、3.5mm マイクジャック×1、 3.5mm イヤホンジャック×1、DC ポート×1
  • 映像出力 4K@60Hz
  • 筐体の素材 アルミニウム・マグネシウム合金 & ポリカーボネート
  • OS Windows 11
  • サイズ 173×158×73(H)mm
  • 重量 約 865g
  • カラー ブラック+スペースグレイ
  • 付属品 19V/4.74A、 65W DC アダプタ、PSE、 CE、 UL、 FCC 認証

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ベンチマークを比較

GMKtec NucBox K3」と「MINISFORUM NAB6」、「Beelink SEi 12 pro」、「CHUWI CoreBox 4th」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「GMKtec NucBox K3」

<CPU> Core i7-1260P

Passmarkによるベンチマークスコアは「17424」(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1900」、マルチコアで約「9000」。

<GPU> インテル Iris Xe Graphics (96EU)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3959」。

<プロセッサ性能を解説>

10nmプロセスで製造された12コア、16スレッドで最大4.7GHzのプロセッサ「Intel Core i7-1260P」を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約1万7千を記録しています。

また、CPUに内蔵されているインテル Iris Xe グラフィックスは、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで、約4千ほどになります。

性能的にはSteamなどの人気のトリプルAゲームがサクサクと動作するレベルです(※グラフィックカード必須のゲームはプレイ不可です)。PS2、Xboxを含め、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターも快適に動作します。

動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業や、音楽制作のDTMでも十分にこなせる性能です。

「MINISFORUM NAB6」

<CPU> intel Core i7-12650H

Passmarkによるベンチマークスコアは「24462」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「10000」。

<GPU> 第12世代 Core UHD グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4000」前後。

「Beelink SEi 12 pro」

<CPU> Core i5-1240p

Passmarkによるベンチマークスコアは「17336」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1650」、マルチコアで約「8500」。

<GPU> intel Iris Xe Graphics eligible

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4277」。

「CHUWI CoreBox 4th」

<CPU> Intel Core i3-1215U

Passmarkによるベンチマークスコアは「11374」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1669」、マルチコアで「5581」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2400」。

「GMKtec NucBox K3」のメリット・デメリット

GMKtec NucBox K3」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB DDR4 3200メモリ搭載で最大64GBまで拡張できる

GMKtec NucBox K3」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作します。また、2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は 16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Beelink SEi 12 pro」は16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「CHUWI CoreBox 4th」は最大速度4800MHzの16GB LPDDR5メモリを内蔵しています。

・PCIe 3.0接続の1TB M.2ストレージを搭載

GMKtec NucBox K3」はPCIe 3.0接続のM.2ストレージを1TB搭載し、PCIe 2.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。

一方、「MINISFORUM NAB6」はPCIe 4.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載しています。「Beelink SEi 12 pro」はSSD 500GB NVMe PCle 4.0ストレージ搭載しています。「CHUWI CoreBox 4th」は最も高速なPCIe規格の512GB M.2 SSDストレージを搭載しています。

・PCIe 4.0接続のM.2ストレージで最大2TBまで拡張できる

GMKtec NucBox K3」はPCIe 4.0接続のM.2で最大2TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「Beelink SEi 12 pro」はPCIe 4.0接続のM.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。「CHUWI CoreBox 4th」は内蔵のM.2 SSDストレージを交換・増設することができます。

・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応

GMKtec NucBox K3」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.2や2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2つのギガビット有線LAN通信に対応しています。「Beelink SEi 12 pro」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI CoreBox 4th」はWi-Fi 6通信とBluetooth、有線LAN通信に対応しています。

・4つのUBS 3.2ポートを搭載

GMKtec NucBox K3」は4つのUSB3.2 (Gen2)ポートを搭載。20Gbpsの高速転送が可能なほか、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は4つのUSB-A 3.2 (Gen2)ポートを搭載しています。「Beelink SEi 12 pro」と「CHUWI CoreBox 4th」は4つのUSB 3.0 ポートを搭載しています。

・Thunderbolt 4互換のUSB-Cポートを搭載

GMKtec NucBox K3」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は1つのフル機能 USB-C 3.2ポートを搭載し、DP映像出力や高速なデータ転送に対応しています。「Beelink SEi 12 pro」はThunderbolt 4互換のType-Cポートを搭載しています。「CHUWI CoreBox 4th」は最大8Kの映像出力、40Gbps/sの高速データ転送に対応したThunderbolt 4ポートを搭載しています。

・4K 3画面出力に対応

GMKtec NucBox K3」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載し、USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はDP映像出力に対応した2つのUSB-C 3.2ポートと2つのHDMIポートで4K 4画面出力も利用できます。「Beelink SEi 12 pro」はThunderbolt 4ポートと、4K映像出力に対応した2つのHDMIポートで4K 3画面出力も利用できます。「CHUWI CoreBox 4th」はThunderbolt 4ポートの他にディスプレイポートとHDMIポートを搭載し、4K 3画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載

GMKtec NucBox K3」はスマートファンや全立体囲い込み式吸気口を備えた超電導銅ダブルターボ冷却システムを搭載し、本体を強力に冷却できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は銅製ヒートパイプ2本と2つの通気孔を採用した冷却システムを搭載し、効率よく熱を排出できます。「Beelink SEi 12 pro」はデュアルファン搭載の冷却システムが使えるようになっています。「CHUWI CoreBox 4th」は換気性能を高めた大型ファンと伝熱性の高いアルミ製ヒートシンクを備えた冷却システムを搭載しています。

・VESAマウントに対応

GMKtec NucBox K3」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。「Beelink SEi 12 pro」は壁掛けブランケットに対応しています。「CHUWI CoreBox 4th」はVESAマウントに対応していません。

・クイックリリース設計で、簡単にメンテナンスできる

GMKtec NucBox K3」はクイックリリース設計を採用し、本体上部をドライバーなしで取り外して簡単にメンテナンスできるようになっています。

一方、「MINISFORUM NAB6」は指一本でカバーを簡単に開ける簡易なメンテナンス設計にも対応しています。「Beelink SEi 12 pro」と「CHUWI CoreBox 4th」は簡易なメンテナンス設計に対応していません。

・厚さ4.3cmで重さ約422gの小型メタルボディ・ブラックカラーを用意

GMKtec NucBox K3」は厚さ4.3cmで重さ約422gの小型メタルボディで、ブラックカラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM NAB6」はサイズ 127×127.5×54.7mmの小型ボディで、本体カラーとしてシルバーを用意しています。「Beelink SEi 12 pro」はサイズ 126 x 113 x 42 mmの小型軽量デザインで、ブラックカラーを用意しています。「CHUWI CoreBox 4th」はサイズ 173×158×73(H)mm、重さが約865gになっています。

・Window 11 Pro搭載で新機能も使える

GMKtec NucBox K3」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、

クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)

などの機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「Beelink SEi 12 pro」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「CHUWI CoreBox 4th」はWindows 11 OSを搭載し、新機能も使えるようになっています。

デメリット

・2.5インチHDD/SSDで拡張できない

GMKtec NucBox K3」は2.5インチの拡張スロットがないため、2.5インチHDD/SSDで拡張することができません。

一方、「MINISFORUM NAB6」、「Beelink SEi 12 pro」、「CHUWI CoreBox 4th」は2.5インチHDD/SSDで拡張できます。

・4画面 同時出力に対応していない

GMKtec NucBox K3」は4画面 同時出力が利用できません。3画面 同時出力は可能です。

一方、「MINISFORUM NAB6」は4画面 同時出力が利用できます。「Beelink SEi 12 pro」と「CHUWI CoreBox 4th」は4画面 同時出力が利用できません。

「GMKtec NucBox K3」の評価

GMKtec NucBox K3」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

GMKtecから発売された第12世代インテルCore i7プロセッサ搭載のミニPCです。すでに発売済みのRyzen 7プロセッサ搭載「NucBox K1 /K2」と同じく、パワフルなミニPCになっています。

プロセッサはCore i7-1260Pで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約1万7千ほど。3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアは約4千ほどでPCゲームもプレイできる性能です。

ただし、プロセッサ性能とグラフィック性能は「NucBox K1 /K2」の方が高いので、価格が同じくらいなら「NucBox K1 /K2」の方がお買い得かもしれません。

他のミニPCと比較してみると、Core i5-1240p搭載の「Beelink SEi 12 pro」と非常に近い性能であることが分かります。「CHUWI CoreBox 4th」とは性能差がかなりあり、NucBox K3の方が2倍高い性能であるといえます。

また、Core i7-12650H搭載の「MINISFORUM NAB6」はNucBox K3よりも性能がかなり高いのですが、価格が10万円近くになっており、NucBox K3の方が断然安いです。

GMKtec NucBox K3」の発売時の価格は73,083円(税込・5000円OFFクーポン付き)。

クーポンを利用することで実質6万円台になり、非常にお買い得です。インテル第12世代のCore i7プロセッサを搭載したパワフルなミニPCを探している人におすすめです。

「GMKtec NucBox K3 Pro」も発売中!

上位版「GMKtec NucBox K3 Pro」も発売中です。プロセッサがCore i7-1265Hに変更され、メモリは24GB LPDDR5に、ストレージは1TB/2TB M.2 SSDに増強されています。

スペックは以下の通りです。

「GMKtec NucBox K3 Pro」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake)インテル Core i7-1265H
    ※10nm/10コア/16スレッド/最大4.7GHz
  • GPU インテル Iris Xe Graphics (96EU)
  • RAM(メモリ) 24GB LPDDR5 4800MT/s
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB/2TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 1Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (Thunderbolt 4互換/最大40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x4、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン、超電導銅ダブルターボ冷却設計、全立体囲い込み式吸気口、静音
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 約422g
  • カラー ブラック

「GMKtec NucBox K3 Pro」のベンチマーク

<CPU> Core i7-1265H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23313」(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「2000」、マルチコアで約「10,000」。

<GPU> インテル Iris Xe Graphics (96EU)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3959」。

「GMKtec NucBox K3 Pro」の価格

GMKtec NucBox K3 Pro」は、

Amazonで57,800円(税込・Pro版・24GB+1TBモデル)、

楽天市場で77,800円(送料無料)、

ヤフーショッピングで61,846円(送料無料)、

AliExpressでUS $489.99 (日本円で約70982円)、

米国 Amazon.comで$599.99 (24GB+1TB・$198 OFFクーポン付き)、

GMKtec公式サイトで$679.89 (Pro版・24GB+1TBモデル)、

で販売されています。

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「GMKtec NucBox K3」の販売・購入先

GMKtec NucBox K3」は、

Amazonで68,000円(税込・6000円OFFクーポン付き・Pro版・24GB+1TBモデル)、

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★「GMKtec NucBox K7」(Core i5-13500H・4K 3画面)

★「MINISFORUM AR900i」(マザーボード・Core i9-13900HX)

★「BMAX B8 Pro」(Core i7-1255U・4K 3画面出力)

★「GMKtec NucBox M3」(Core i5-12450H・4K 3画面出力)

★「GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H / Core i5-12450H)

★「Beelink SER5 MAX」(Ryzen 7 5800H・4K 3画面)

★「MINISORUM UN1265」(Core i7-12650H・DP・4K 3画面)

★「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」(Core i5-13500H・4K 3画面)

★「Blackview MP200」(Core i5 11400H・4K 3画面出力)

★「MINISFORUM HN2673」(Arc A730M・Core i7-12650H)

★「GMKtec NucBox M2」(Core i7-11390H・4K 3画面出力)

MINISFORUM NAB6」(Core i7-12650H・4K 4画面出力)

Beelink SEi 12 pro

CHUWI CoreBox 4th」(Core i3-1215U・4K 3画面出力)

MINISFORUM UN100/305」(intel N100/N305)

Beelink EQ12」(N100)

BMAX B7 Pro」(Intel Core i5-1145G7)

LZ16J」(リンクス・Core i5-1030NG7)

Minisforum NUCG5」(第12世代Core i5-1240p)

Beelink GTR7 /Pro」(Ryzen 7 7840HS/Ryzen 9 7940HS)

Mac mini M2」(Apple M2チップ)

他のGMKtec ミニPCと比較

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