「GEEKOM Mini IT12」高品質で激安? 人気の高性能ミニPCと徹底 比較!


2023年8月に発売された「GEEKOM Mini IT12」と人気の高性能ミニPCと徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年3月、「GEEKOM NUC Mini Air 12」(N100)が発売されました。

※2024年1月27日、「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS)が発売されました。

※2023年10月、「GEEKOM A5」(Ryzen 7 5800H)が発売されました。

「GEEKOM Mini IT12」の特徴

GEEKOM Mini IT12」の特徴をまとめてみました。

第12世代Core i7-12650H・Iris Xe・最大32GBメモリ

GEEKOM Mini IT12」は第12世代(Alder Lake)のインテル Core i7-12650H プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された10コア16スレッド、最大4.7GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万3千を記録しています(※Core i5-12450HモデルはPassmarkで約1万8千を記録)。

また、CPUの内蔵GPUとして第12世代のインテル Iris Xe グラフィックスを搭載し、高いグラフィック性能を発揮。SteamなどのPCゲームやAdobeのイラストレーターやフォトショップ、アフターエフェクトなどの負荷の高いグラフィック系アプリも快適に利用できます。

そのほか、16GB/32GB DDR4-3200メモリ搭載でスムーズに動作。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

M.2 SSD・拡張スロット・USB 3.2 Gen2ポート

GEEKOM Mini IT12」は512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載。M.2 SATA SSD スロットも搭載し、最大1TBまで拡張できます。また、2.5インチの拡張スロットを搭載。安価な2.5 SATA HDD/SSDでストレージを拡張できます。そのほか、3つのUSB3.2 (Gen2)ポートを搭載し、20Gbpsの高速転送が利用可能。1つのUSB 2.0ポートも搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

2つのUSB4ポート・8K映像出力・Wi-Fi 6e

GEEKOM Mini IT12」はThunderbolt 4互換のUSB 4ポートを2つ搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。また、USB4ポートで8K 2画面出力、2つのHDMI 2.0ポートで4K 2画面出力が利用可能。合計 4台のモニターで同時に映像出力することもできます。

そのほか、Wi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2.5Gのギガビット有線LAN通信、VESAマウント冷却システムにも対応しています。

公式ページ: GEEKOM Mini IT12: The New NUC 12 Mini PC

価格を比較

GEEKOM Mini IT12」と「MINISFORUM NAB6」、「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」の価格を比較してみました。

「GEEKOM Mini IT12」

GEEKOM Mini IT12」は、Amazonで76,980円(税込・11000円 OFFクーポン付き・Core i5-12450H)、GEEKOM公式サイトで$499.00 (日本円で約72917円・Core i5-12450H)、米国 Amazon.comで$548.00 (日本円で約80,077円・Core i5-12450H)で販売されています。

「MINISFORUM NAB6」

MINISFORUM NAB6」は、Amazonで76,784円 (税込・NAB5モデルは56,784円)、楽天市場で75,980円(送料無料・NAB5モデルは67,370円)、ヤフーショッピングで83,994円(税込・NAB5モデルは63,598円)、AliExpressでUS $569.00 (日本円で約83,146円)、米国 Amazon.comで$455.20 (日本円で約66,517円)、

Minisforum公式サイトで67,380円~(16GB+512GB SSD・税込・送料別)。ベアボーンキットは53,980円、32GB+512GB SSDモデルは90,980円、32GB+1TB SSDモデルは78,980円で販売されています。

「GMKtec NucBox K3」

GMKtec NucBox K3」は、Amazonで70,078円(税込・7000円OFFクーポン付き・Pro版・24GB+1TBモデル)、楽天市場で82,998円(送料無料・16GB+1TB)、ヤフーショッピングで72,024円(16GB+1TB)、

AliExpressでUS $499.99 (日本円で約72,917円・GMKtec公式ストア・16GB+512GB)、米国 Amazon.comで$599.99 (24GB+1TB・$130 OFFクーポン付き)、GMKtec公式サイトで$499.00 (16GB+1TBモデル・日本円で約72,917円)で販売されています。

「Beelink SER5 MAX」

Beelink SER5 MAX」は、Amazonで63,800円 (税込・8000円 OFFクーポン・16GB+1TBモデル)、楽天市場で72,095円(送料無料)、ヤフーショッピングで66,734円、Beelink公式サイトで$459.00 (16GB+512GBモデル・日本円で約67,072円)、AliExpressでUS $293.00 (日本円で約42,815円)、米国 Amazon.comで $343.20 (日本円で約50,150円・16GB+512GB)で販売されています。

スペックを比較

GEEKOM Mini IT12」と「MINISFORUM NAB6」、「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」のスペックを比較してみました。

「GEEKOM Mini IT12」のスペック

  • プロセッサ 第12世代 インテル Core i
    ※Intel Core i7-12650H (10nm/10コア、16スレッド、最大4.70GHz)
    ※Intel Core i5-12450H (10nm/8コア、12スレッド、最大4.40GHz)
  • GPU Intel Iris Xe Graphics eligible 第12世代
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4-3200 SODIMM
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 SSD (1 x M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD)
  • 拡張ストレージ M.2で最大1TBまで(1 x M.2 2242 SATA SSD スロット)、2.5インチHDD/SSDで最大2TBまで(1 x 2.5″ SATA HDD 7mm スロット)
  • 電源 19V 電源アダプター、90W、地域固有の AC コード (IEC C5) 付き
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (Intel AX211)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN インテル 10/100/1000/2500 Mbps RJ45
  • インターフェース USB4 x2、USB 3.2 Gen 2 x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5GbE LAN x1、SDカードリーダー x1、3.5mm ヘッドフォンジャック x1、DCジャック x1、電源ボタン x1
  • 映像出力 8K 2画面出力 + 4K 2画面出力 (4台同時出力に対応)
  • 冷却システム 内蔵ファン、騒音49デジベル
  • ケンジントン ロック 対応
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 117 x 112 x 45.6 mm
  • 重量 652 g
  • カラー ブルー
  • 付属品 VESAマウント x1、電源アダプター x1、HDMIケーブル x1、ユーザーガイド x1、サンキュウカード x1

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「MINISFORUM NAB6」のスペック

  • プロセッサ intel Core i7-12650H
    ※10nm/10コア/16スレッド/最大4.70 GHz
  • GPU 第12世代 Core UHD グラフィックス
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200
  • 拡張メモリ 最大64GBまで (SO-DIMM×2)
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 2280 PCIe 4.0 SSD×1 (最大2TBまで)
  • 拡張ストレージ 2.5 inch SATA HDD Slot ×1 (SATA 3.0 6.0Gb/s)
  • 電源 ACアダプター (DC 19V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 (Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 サポート)
  • 有線LAN 2.5ギガビット有線LAN x2
  • インターフェース インターフェース USB-C 3.2 (Gen1、Data Only、前側) x1、USB-C 3.2 (PD Output、Alt DP and Data) x1、USB-C 3.2 (DP Only) x1、USB-A 3.2 (Gen2) x4、HDMI ×2、Ethernetポート x2、コンポジャック x1、DMIC x1、Clear CMOS x1
  • 映像出力 4K 4画面出力に対応
  • 冷却システム 2本の銅製ヒートパイプ、2つの通気孔
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 127×127.5×54.7mm
  • 重量 不明
  • カラー シルバー
  • 付属品 電源アダプター x1、HDMI ケーブル x1、SATAケーブル x2、取り付けブラケット x1、取扱説明書(日本語対応) x1

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「GMKtec NucBox K3」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake)インテル Core i7-1260P
    ※10nm/12コア/16スレッド/最大4.7GHz
  • GPU インテル Iris Xe Graphics (96EU)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (Thunderbolt 4互換/最大40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x4、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン、超電導銅ダブルターボ冷却設計、全立体囲い込み式吸気口、静音
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 約422g
  • カラー ブラック

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「Beelink SER5 MAX」のスペック

  • モデル Beelink SER5 MAX 5800H
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
    ※7nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.4GHz/TDP54W
  • GPU AMD Radeon Graphics 8core 2000 MHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200MHZ
  • 拡張メモリ 最大64GB
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 SSD PCIe 3.0 2280 ※最大2TBまで
  • 拡張ベイ 2.5インチ、SATA、7mm、最大2TBまで
  • 電源 ACアダプター(入力:100V~240V AC. 50/60Hz、出力:19V 3.42A 認証)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・ギガビット有線LAN
  • インターフェース USB Type-C (DATA/DP映像出力) x1 、USB3.2 x3、USB2.0 x1、Displayport x1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) x1、有線LAN (RJ45) x1、3.5mmジャック、DCジャック、電源ボタン
  • 映像出力 4K 3画面出力・4K ULTRA HD
  • 冷却システム ファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラー
  • オーディオ 3.5mmジャックはマルチチャンネル オーディオ出力をサポート
  • 自動電源ON 対応
  • VASAマウント 対応
  • 筐体の素材 ABS プラスチック(本体)、金属シャーシ、金属メッシュ
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm
  • 重量 510g
  • カラー ブラック、ミレニアル グレー

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ベンチマークを比較

GEEKOM Mini IT12」と「MINISFORUM NAB6」、「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「GEEKOM Mini IT12」

<CPU> Core i7-12650H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23682」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「2500」、マルチコアで「12000」。

<CPU> Core i5-12450H

Passmarkによるベンチマークスコアは「18032」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1650」、マルチコアで「10000」。

<GPU> 第12世代 Intel Iris Xe Graphics eligible

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4000」前後

<プロセッサ性能を解説>

第12世代(Alder Lake)のインテル Core i7-12650H プロセッサは、10nmプロセスで製造された10コア、16スレッド、最大4.7GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万3千を記録しています。

一方、Intel Core i5-12450Hプロセッサは、10nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万8千を記録しています。

両プロセッサともGPUは 第12世代 Intel Iris Xe Graphics eligibleで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアで約「4000」前後を記録しています。

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。

また、Adobeのイラストレーターやフォトショップ、アフターエフェクトなどの負荷の高いグラフィック系アプリも快適に動作します。

SteamなどのPCゲームも快適に動作しますが、非常に高負荷なゲームは遅延が生じることがあるので注意が必要です。PS2やXBOXを含めて、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「MINISFORUM NAB6」

<CPU> intel Core i7-12650H

Passmarkによるベンチマークスコアは「24462」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「10000」。

<GPU> 第12世代 Core UHD グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4000」前後。

「GMKtec NucBox K3」

<CPU> Core i7-1260P

Passmarkによるベンチマークスコアは「17424」(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1900」、マルチコアで約「9000」。

<GPU> インテル Iris Xe Graphics (96EU)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3959」。

「Beelink SER5 MAX」

<CPU> AMD Ryzen 7 5800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「21237」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1320」、マルチコアで「6996」。

<GPU> AMD Radeon Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。

Passmark Average G3D Markで「2802」

「GEEKOM Mini IT12」のメリット・デメリット

GEEKOM Mini IT12」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB DDR4-3200メモリ搭載・最大64GBまで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は16GB/32GB DDR4-3200メモリ搭載でスムーズに動作します。また、2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3」は16GB/32GB DDR4 3200メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Beelink SER5 MAX」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。

・512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載・最大1TBまで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載。M.2 SATA SSD スロットも搭載し、最大1TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はPCIe 4.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載し、最大2TBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3」はPCIe 3.0接続のM.2ストレージを1TB搭載し、PCIe 4.0接続のM.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「Beelink SER5 MAX」はPCIe 3.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載し、拡張もできます。

・2.5インチ SATA HDD/SSDでストレージで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は2.5インチの拡張スロットを搭載。安価な2.5 SATA HDD/SSDでストレージを拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はストレージ用の拡張スロットを搭載。2.5インチSATA HDDで容量を増やすことができます。「GMKtec NucBox K3」は2.5インチのHDD/SSDで拡張できません。「Beelink SER5 MAX」は2.5インチのHDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。

・Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応

GEEKOM Mini IT12」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2をサポート・デュアル有線LANに対応しています。「GMKtec NucBox K3」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「Beelink SER5 MAX」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2・ギガビット有線LAN通信に対応しています。

・2つのUSB4ポートを搭載

GEEKOM Mini IT12」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを2つ搭載し、40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はは1つのフル機能 USB-C 3.2ポートを搭載し、DP映像出力や高速なデータ転送に対応しています。「GMKtec NucBox K3」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「Beelink SER5 MAX」はType-Cポートを搭載し、高速なデータ転送の他に4K映像出力も利用できます。

・8K映像出力・4画面同時出力に対応

GEEKOM Mini IT12」はUSB4ポートで8K 2画面出力、2つのHDMI 2.0ポートで4K 2画面出力が利用可能。合計 4台のモニターで同時に映像出力することもできます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はDP映像出力に対応した2つのUSB-C 3.2ポートと2つのHDMIポートを搭載し、4K 4画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox K3」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートとUSB 4.0 Type-Cポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。「Beelink SER5 MAX」は4K映像出力に対応したDisplayportとHDMIポート、Type-Cポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載・静音で動作

GEEKOM Mini IT12」は内蔵ファンを備えた冷却システムにも対応しています。騒音49デジベルで静音で動作します。

一方、「MINISFORUM NAB6」は銅製ヒートパイプ2本と2つの通気孔を採用した冷却システムを搭載し、効率よく熱を排出できます。「GMKtec NucBox K3」はスマートファンや全立体囲い込み式吸気口を備えた超電導銅ダブルターボ冷却システムを搭載し、本体を強力に冷却できます。「Beelink SER5 MAX」はファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラーを備えた新しい冷却システムを搭載しています。

・VESAマウントに対応

GEEKOM Mini IT12」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。

・厚さ45.6mm、重さ652gの小型デザイン・ブルーカラーを用意

GEEKOM Mini IT12」はサイズ 117 x 112 x 45.6 mm、重さ652gの小型デザインで、ブルーカラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM NAB6」はサイズ 127×127.5×54.7mmの小型ボディで、本体カラーとしてシルバーを用意しています。「GMKtec NucBox K3」は厚さ4.3cmで重さ約422gの小型メタルボディで、ブラックカラーを用意しています。「Beelink SER5 MAX」はサイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm、重さ510gの小型デザインで、ブラックとミレニアル グレーの2色カラーを用意しています。

・Windows 11 Pro搭載で新機能も使える

GEEKOM Mini IT12」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、

クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)

などの機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」もWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

デメリット

・グラフィックカードを追加できない

GEEKOM Mini IT12」は本体にグラフィックカードを搭載できません。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」もグラフィックカードを搭載できません。

「GEEKOM Mini IT12」の評価

GEEKOM Mini IT12」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

GEEKOMから発売された第12世代Core i7/ i5 プロセッサ搭載のミニPCです。パワフルなプロセッサと高いグラフィック性能を持ちつつ、充実したインターフェースも備えています。

搭載するプロセッサはCore i7-12650HCore i5-12450Hの2種類。PassmarkのCPUベンチマークは約2万3千/1万8千と高く、 Core i7-1260Pプロセッサを搭載する「GMKtec NucBox K3」よりも高いスコアになっています。

また、インターフェースには2つのUSB4ポートを搭載し、8K映像出力に対応。「MINISFORUM NAB6」と「Beelink SER5 MAX」はUSB4ポートがないため、「GEEKOM Mini IT12」の方が便利に使えそうです。

そのほか、M.2での拡張のほかに、2.5インチHDD/SSDでも拡張が可能。「GMKtec NucBox K3」は2.5インチの拡張スロットがないため、「GEEKOM Mini IT12」の方が拡張性が高いといえます。

なお、GEEKOMは2003年9月に設立された台湾のPCメーカーです。日本では全くの無名ですが、海外では徐々に名が知られるようになっている注目のメーカーです。品質が高く、価格が比較的安いことで、日本でも人気が出そうな感じがします。

GEEKOM Mini IT12」の発売時の価格は、Amazonで76,980円(税込・11000円 OFFクーポン付き・Core i5-12450H)。

実質6万6千円ほどで購入できるので、非常にコスパが高いです。第12世代Core i7/ i5 プロセッサを搭載したパワフルで高性能なミニPCを探している人におすすめです。

「GEEKOM Mini IT12」の販売・購入先

GEEKOM Mini IT12」は、

Amazonで76,980円(税込・11000円 OFFクーポン付き・Core i5-12450H)、

GEEKOM公式サイトで$499.00 (日本円で約72917円・Core i5-12450H)、

米国 Amazon.comで$548.00 (日本円で約80,077円・Core i5-12450H)、

で販売されています。

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「GEEKOM NUC Mini Air 12」(N100・8K・3画面出力)

★「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS・4K 4画面出力)

★「GEEKOM A5」(Ryzen 7 5800H・4K 4画面出力)

MINISFORUM NAB6

GMKtec NucBox K3

Beelink SER5 MAX

CHUWI CoreBox 4th」(Core i3-1215U・4K 3画面出力)

Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」(第13世代Intel Core i3/i5)

BMAX B7 Power」(Core i7-11390H・4K 3画面出力)

Blackview MP200」(Core i5 11400H・最大128GBメモリ)

MINISFORUM HN2673」(Arc A730M・Core i7-12650H)

GMKtec NucBox K1 /K2」(Ryzen 7 6800H / Ryzen 7 7735HS)

MINISORUM UN1265」(Core i7-12650H・DP・4K 3画面)

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