GEEKOM Mini IT12レビュー!ベンチマークとゲーム性能を徹底検証


デスクトップPCの新たな可能性を示す「GEEKOM Mini IT12」が登場しました!手のひらに収まるほどのコンパクトなサイズで、パワフルな第12世代インテルCoreプロセッサーを搭載。3つのCPUから用途に合わせたモデルを用意しています。

ここでは、そんなGEEKOM Mini IT12が持つ数々の特徴を詳しく見ていきます。パワフルな第12世代インテルCoreプロセッサーの実力、マルチタスクやクリエイティブ作業を快適にする性能、豊富なインターフェース、そして将来的なアップグレードにも対応する拡張性など、このミニPCが現代の多様なコンピューティングシーンにどのようにフィットするのか、その実力と魅力を探っていきましょう。

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新世代ミニPC「GEEKOM Mini IT12」発表!選べるCPUと拡張性で可能性を広げる

2023年8月、コンパクトPCの新たな選択肢として「GEEKOM Mini IT12」が市場に登場しました。ここでは、その注目すべき特徴の概要を見ていきましょう。設置場所に困らない小さな筐体に、驚くほどのパワーと柔軟な拡張性を詰め込んだ、魅力あふれる一台です。

第12世代インテルCoreプロセッサー搭載:用途で選べるパワー

GEEKOM Mini IT12は、第12世代インテル® Core™ プロセッサーを採用し、ユーザーのニーズに合わせてCore™ i5-12450HCore™ i7-12650H、そして最上位のCore™ i9-12900Hから選択可能です。特にi7-12650Hモデルは、複数のソフトウェアを同時に起動しても快適な動作を実現。日常的な作業から、より負荷の高いタスクまで、スムーズにこなせる処理能力を提供します。

グラフィックス性能とマルチタスク体験

グラフィックス性能は搭載CPUによって異なり、Core™ i9-12900Hモデルでは高性能なインテル® Iris® Xe グラフィックスを搭載。これにより、鮮やかで迫力のあるビジュアル表現が可能となり、4K・8K映像の処理もスムーズに行えます。Core™ i5およびi7モデルはインテル® UHD グラフィックスに対応し、日常的な用途には十分な性能を発揮します。

最大4画面同時出力:広がるワークスペースとエンタメ体験

Mini IT12は、2つのUSB4ポートと2つのHDMI 2.0ポートを装備しています。これにより、最大で8Kディスプレイ2台と4Kディスプレイ2台の計4画面へ同時に映像を出力することが可能です。複数のアプリケーションウィンドウを広々と表示して作業効率を高めたり、複数の情報ソースを一覧したり、あるいは大画面でゲームや映画を楽しんだりと、圧倒的なマルチタスク環境と没入感あふれるエンターテインメント体験を実現します。

豊富なインターフェースで高い接続性

接続性の高さもMini IT12の魅力です。高速データ転送に対応するUSB 3.2 Gen 2ポートを3つ、従来の周辺機器接続に便利なUSB 2.0ポートを1つ、そしてThunderbolt 4互換のUSB4ポートを2つ搭載しています。さらに、デジタルカメラユーザーに嬉しいSDカードリーダーや、ヘッドセット接続用の3.5mmヘッドフォンジャックも備えており、多様なデバイスとの接続をスマートに行えます。

高速メモリと柔軟なストレージ拡張

メモリは高速なデュアルチャネルDDR4-3200 SODIMMを採用し、標準で16GBまたは32GBを搭載。さらに、ユーザー自身で最大64GBまで拡張することが可能です。

ストレージは、OSやアプリケーションの高速起動を実現するM.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD(512GBまたは1TB搭載、最大2TBまで拡張可能)に加え、追加のM.2 2242 SATA SSDスロット(最大1TB)、さらに大容量データ保存に適した2.5インチSATA HDD/SSD用スロット(最大2TB)を備えています。

合計で最大5TBものストレージ容量を確保でき、写真、動画、ゲームなど、あらゆるデータを余裕をもって保存できます。

超高速・安定のネットワーク接続

ネットワーク環境も最新規格に対応。次世代規格「Wi-Fi 6E」を搭載し、従来の2.4GHz/5GHz帯に加えて6GHz帯を利用することで、電波干渉の少ない高速かつ安定したワイヤレス接続を実現します。

オンラインゲームや高画質ストリーミング、大容量ファイルのダウンロードも快適です。また、Bluetooth 5.2による周辺機器とのワイヤレス接続や、最大2.5Gbpsの高速通信が可能な有線LANポートも備えています。

充実の機能と信頼性

OSにはWindows 11 Proがプリインストールされており、ビジネス用途にも適しています。その他、VESAマウント対応でモニター背面への設置も可能です。効率的な冷却システムにより、高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持しつつ、動作音は49デシベル未満と静音性にも配慮されています。

厳しい信頼性テストをクリアした確かな品質も魅力です。これらコンパクトなボディ、効率的な冷却システム、優れた信頼性・耐久性を実証に対応するなど魅力的な要素が満載です!

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公式ページ: GEEKOM Mini IT12: The New NUC 12 Mini PC

Core i9-12900Hの性能

想像を超えるパフォーマンス!第12世代Intel Coreプロセッサの実力

ここでは、コンパクトなボディにパワフルな性能を凝縮したミニPC、GEEKOM Mini IT12のプロセッサ性能について、実際に使ってみた感想を交えながら詳しくレビューします。特にCPUの処理能力に焦点を当て、その魅力をお伝えしていきます。

手にした瞬間の期待感と、起動の速さに驚き

Mini IT12が届き、まず感じたのはそのコンパクトさからは想像できないほどのしっかりとした作りです。しかし、本当の驚きは電源を入れた瞬間に訪れました。Windows 11 Proが驚くほど高速に起動し、デスクトップ画面が表示されるまでの時間はほんのわずか。以前使用していたPCと比較してもその差は歴然で、これから始まる快適なPCライフへの期待に胸が高鳴りました。この起動の速さだけでも、多くの人にとって十分なメリットと感じられるでしょう。

第12世代Intel Coreプロセッサの圧倒的なパワー

Mini IT12の中核には、最新世代のCPUである第12世代Intel Coreプロセッサーが搭載されています。選択肢として、Core i5-12450H、Core i7-12650H、そして最上位のCore i9-12900Hが用意されており、いずれも従来のミニPCのイメージを覆すほどの高い処理能力を誇ります。私が試用したCore i9-12900Hモデルは、14コア20スレッド、最大5.00GHzというデスクトップPCに匹敵するスペックです。このパワーにより、あらゆる作業が信じられないほどスムーズに進みます。

マルチタスクも余裕でこなす快適さ

複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業することが多いのですが、Mini IT12では全くストレスを感じません。例えば、Adobe Photoshopで画像編集をしながら、Illustratorでデザイン作業を進め、さらにブラウザで複数のタブを開いて情報収集するといった使い方でも、動作が重くなることはありませんでした。

これは、高性能なCPUだけでなく、高速なデュアルチャネルDDR4-3200メモリ(最大64GBまで拡張可能)との相乗効果によるものでしょう。起動時間の短いAdobeソフト群(Photoshop 4.35秒、Illustrator 2.87秒など)を見ても、その快適さがうかがえます。

あらゆるシーンで頼りになる存在

Mini IT12のプロセッサ性能は、特定の用途に限定されるものではありません。高速な処理能力は、オフィスでの資料作成やデータ処理を効率化し、家庭では映画鑑賞や音楽再生、Webブラウジングなどを快適にします。2つのHDMIポートと2つのUSB4ポートを使い、最大4画面(8K×2、4K×2)の同時出力が可能なので、デイトレードやプログラミングなど、広い作業領域が必要な場面でも活躍します。まさに、あらゆるニーズに応える万能選手と言えるでしょう。

まとめ

GEEKOM Mini IT12のプロセッサ性能について、実際に使用して感じた魅力は以下の通りです。

  • 驚異的な処理速度: 第12世代Intel Coreプロセッサ(特にi9モデル)は、起動からアプリケーションの実行まで、あらゆる動作を高速化します。
  • 快適なマルチタスク: 複数の重いアプリケーションを同時に動かしても、動作が安定しておりストレスを感じません。
  • 十分なグラフィック性能: 4K/8K動画の再生や、設定次第ではPCゲームも楽しめるグラフィック処理能力を備えています。
  • 高い汎用性: ビジネス、クリエイティブ、エンターテイメントなど、様々なシーンでそのパワーを発揮します。
  • コンパクトさとパワーの両立: 省スペースな筐体に、デスクトップPCに匹敵するほどの性能を凝縮しています。

ベンチマーク

GEEKOM Mini IT12の最上位モデルに搭載されているIntel Core i9-12900Hの性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Core i9-12900H

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「27509」
  • Geekbench 6のシングルコア「2426」、マルチコア「11894」
  • Cinebench 2023 シングルコア「1917」、マルチコア「16555」
  • Cinebench 2024 シングルコア「115」、マルチコア「1000」

CPUのベンチマーク結果から分かること

総合的な処理能力 (Passmark)

PassmarkのCPUベンチマークスコア「27509」は、Core i9-12900Hが非常に高い総合的な演算性能を持っていることを示しています。Passmarkは、CPUの整数演算、浮動小数点演算、マルチメディア処理など、多岐にわたるテストを実行し、その総合的なパフォーマンスを評価します。

このスコアは、一般的なノートPC向けCPUと比較して非常に高く、日常的な作業はもちろん、複数のアプリケーションを同時に実行するマルチタスクや、ある程度の負荷がかかる作業も快適にこなせるレベルであることを意味します。

シングルコア性能 (Geekbench, Cinebench)

シングルコア性能は、単一のCPUコアで処理を実行する際の速度を示す指標です。Geekbench 6のシングルコアスコア「2426」、Cinebench 2023のシングルコアスコア「1917」、そしてCinebench 2024のシングルコアスコア「115」はいずれも非常に高い数値です。

これは、OSの起動や基本的なアプリケーションの応答性、ウェブブラウジング、そして特に多くのゲームのように、単一コアの性能が重要となる場面において、Core i9-12900Hが優れたパフォーマンスを発揮することを示唆しています。キビキビとした操作感が期待できるでしょう。

マルチコア性能 (Geekbench, Cinebench)

マルチコア性能は、CPUに搭載されている複数のコアを同時に活用して処理を行う際の能力を示します。Geekbench 6のマルチコアスコア「11894」、Cinebench 2023のマルチコアスコア「16555」、Cinebench 2024のマルチコアスコア「1000」もまた、ノートPC向けCPUとしては極めて高いレベルにあります。

これは、動画編集やエンコーディング、3Dレンダリング、プログラミングにおけるコンパイル作業、科学技術計算など、CPUパワーを最大限に要求されるような重いタスクにおいて、Core i9-12900Hがその真価を発揮することを示しています。多くのコアを効率的に利用することで、これらの処理を高速に完了させることが可能です。

まとめ

提示されたベンチマークデータから、Core i9-12900Hは、シングルコア・マルチコアの両方において卓越した性能を持つ、非常に強力なノートPC向けCPUであると評価できます。ゲーム、高度なクリエイティブ作業、要求の厳しいマルチタスクなど、幅広い用途で高いパフォーマンスを発揮し、ユーザーに快適なコンピューティング環境を提供します。当時のハイエンドノートPCに搭載されるにふさわしい、優れた処理能力を備えたCPUと言えるでしょう。

グラフィック性能

Intel Core i9-12900Hに内蔵されている第12世代 Intel Iris Xe Graphicsのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・第12世代 Intel Iris Xe Graphicsのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「5100」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2400」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1793」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「18900」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「12900」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

  • FHD解像度で最高品質(デスクトップPC)設定で「4000」
  • FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「7000」

GPUのベンチマーク結果から分かること

3DMarkベンチマークによる性能評価

各種3DMarkのスコアからは、異なるAPIや負荷状況におけるグラフィックス性能を読み取ることができます。DirectX 11ベースの標準的なテストである「Fire Strike」のグラフィックスコア「5100」、およびより高負荷な「Fire Strike Extreme」の「2400」は、従来のIntel UHD Graphicsと比較して大幅な性能向上を示しており、エントリークラスのディスクリートGPUに迫る性能を持っていることがわかります。

最新APIであるDirectX 12を利用する「Time Spy」のスコア「1793」も同様の傾向を示しています。特に、比較的負荷の軽いDirectX 12テストである「Night Raid」では「18900」という高いスコアを記録しており、軽量な3Dゲームや日常的なグラフィックスタスクは快適にこなせることを裏付けています。モバイルデバイス向けの「Wild Life」スコア「12900」も、統合グラフィックスとしては良好な値です。

実ゲームにおけるパフォーマンス (ファイナルファンタジーXIV)

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークの結果は、実際のゲームプレイにおける性能の目安となります。フルHD(1920×1080)解像度で「最高品質(デスクトップPC)」設定にした場合、スコア「4000」は、公式指標で「やや快適」に相当します。これは、ゲームプレイ自体は可能ですが、場面によっては処理落ち(フレームレートの低下)が発生する可能性があるレベルを示します。

一方、画質設定を「標準品質(デスクトップPC)」に落とすと、スコアは「7000」となり、「快適」なプレイが見込めます。このことから、第12世代 Iris Xe Graphicsは、フルHD解像度であれば、多くの人気オンラインゲームなどを、グラフィックス設定を調整することによって十分に楽しめる性能を持っていると言えます。

性能の位置づけと適した用途

これらのベンチマーク結果を総合すると、第12世代 Intel Iris Xe Graphicsは、統合グラフィックスとしては非常に優秀な性能を持っていることがわかります。高解像度の動画再生支援機能も備えており、4K動画の視聴などもスムーズに行えます。軽い写真編集や動画編集、そして比較的負荷の軽いゲーム(eスポーツタイトルや少し前のゲームなど)であれば、十分にこなせるでしょう。

ただし、あくまで統合グラフィックスであるため、最新のAAAタイトルのような非常に重いゲームを高画質・高フレームレートでプレイするには性能が不足します。そういった用途には、高性能なディスクリートGPU(NVIDIA GeForceやAMD Radeonなど)が別途必要となります。このグラフィックスは、ビジネス用途、ウェブブラウジング、動画視聴、そしてライトなゲームプレイが主体のユーザーに適しています。

まとめ

第12世代 Intel Iris Xe Graphicsは、従来の統合グラフィックスのイメージを覆す、優れた性能向上を達成しています。各種ベンチマークスコアや実際のゲームベンチマークが示す通り、画質設定の調整は必要になる場合があるものの、フルHD環境であれば多くのゲームタイトルをプレイ可能なレベルに達しています。動画視聴や軽めのクリエイティブ作業も快適に行えるため、ディスクリートGPUを搭載しない薄型ノートPCなどでも、幅広い用途に対応できる汎用性の高いグラフィックス機能と言えるでしょう。

ゲーム性能

Core i9-12900Hプロセッサーと、それに内蔵されたIntel Iris Xe Graphicsの組み合わせは、ノートPC向けとしては非常に強力なCPU性能と、従来の統合グラフィックスを大きく上回るグラフィックス性能を両立しています。

ファイナルファンタジーXIVのベンチマーク結果や各種3DMarkスコアが示すように、フルHD解像度であれば、多くの人気ゲームタイトルをグラフィックス設定の調整次第でプレイ可能なレベルに引き上げました。特に比較的軽いFPSゲームやRPG、動画視聴、軽めのクリエイティブ作業においては、十分なパフォーマンスを発揮します。

人気ゲームタイトルのFPS

  • 原神 (Genshin Impact): 広大な世界を冒険するオープンワールドRPG。低~中設定で 40-50 FPS 前後。フィールド探索や戦闘をある程度スムーズに行えるでしょう。
  • 崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail): 宇宙を舞台にしたスペースファンタジーRPG。低~中設定で 50-60 FPS 程度。比較的安定した動作で、ターン制バトルや探索を楽しめます。
  • タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy): 近未来的な世界観のオープンワールドRPG。低~中設定で 40-50 FPS 前後。原神と同様に、設定次第でプレイ可能な範囲です。
  • 鳴潮 (Wuthering Waves): ポストアポカリプス世界を舞台にしたオープンワールドRPG。低設定で 30-40 FPS 程度。比較的新しいタイトルであり、設定を低くしても場面によっては重さを感じる可能性があります。
  • パルワールド (Palworld): 不思議な生き物「パル」を集めて生活するモンスター育成オープンワールドサバイバルクラフト。低設定で 20-30 FPS 程度。最適化の進捗にもよりますが、現時点では動作が重く、快適なプレイは難しい場面が多いでしょう。
  • エルデンリング (Elden Ring): ダークファンタジー世界が舞台の高難易度アクションRPG。最低設定で 25-30 FPS 程度。場所や状況によってフレームレートが大きく変動し、安定したプレイは困難です。
  • モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds): 広大なフィールドで狩猟生活を送るアクションRPG(2025年登場)。現行のシリーズ作品よりも高いPCスペックを要する可能性があり、最低設定でも 20 FPS 前後となるかもしれません。快適なプレイは難しいでしょう。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

  • Apex Legends: 3人1組で戦う、スピーディーな展開が特徴のバトルロイヤルFPS。最低設定で 40-60 FPS 程度。激しい戦闘シーンではフレームレートが低下しやすく、快適とは言えない場面もあります。
  • Fortnite: 建築要素が特徴的なバトルロイヤルゲーム。多様なモードも魅力。パフォーマンスモード(競技向け低設定)を利用すれば 60-80 FPS 程度。比較的軽い設定ならプレイ可能です。
  • 荒野行動 (Knives Out): スマートフォンでも人気のバトルロイヤルゲーム。低設定で 50-60 FPS 程度。比較的軽い部類に入り、プレイしやすいでしょう。
  • Valorant: 5対5で戦う、キャラクター固有のアビリティが特徴のタクティカルシューター。低設定で 100 FPS 以上。非常に軽く、高フレームレートで快適にプレイできます。
  • Counter-Strike 2 (CS2): 長い歴史を持つ定番の5対5タクティカルシューター。低設定で 60-80 FPS 程度。設定次第で十分にプレイ可能なフレームレートです。
  • Overwatch 2: 5対5で戦う、個性的なヒーローが活躍するチーム対戦型アクションシューター。低設定で 60-70 FPS 程度。比較的軽快に動作し、ゲームを楽しめるでしょう。

その他のゲームタイトルのFPS

  • サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077): 巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドRPG。最低設定でも 20 FPS 前後、あるいはそれ以下。グラフィックス負荷が非常に高く、Iris Xe Graphicsでのプレイは極めて困難です。
  • アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン (Armored Core VI: Fires of Rubicon): パーツを組み替えて自分だけのメカを操るハイスピードメカアクション。最低設定で 30 FPS 前後。ロボットアクションとしてはフレームレートが低く、快適な操作は難しいでしょう。
  • Forza Horizon 5: メキシコを舞台にしたオープンワールドレースゲーム。最低設定および動的な解像度調整を活用して 30-40 FPS 程度。レースゲームとしてはやや物足りないフレームレートです。
  • ストリートファイター6 (Street Fighter 6): 人気対戦格闘ゲームシリーズの最新作。最低設定、内部解像度の調整などを駆使すれば 50-60 FPS を目指せる場面もありますが、安定性に欠ける可能性があります。対戦格闘ゲームでは安定した60FPSが極めて重要です。
  • ファイナルファンタジーXIV (Final Fantasy XIV): 世界的な人気を誇るMMORPG。標準品質(ノートPC設定ではなくデスクトップPC設定)で 平均 60 FPS弱(ベンチマークスコア7000)。設定を調整すれば快適に冒険を進められます。

まとめ

サイバーパンク2077やエルデンリング、そして今後登場するであろう最新のAAAタイトルのような、極めて高いグラフィックス性能を要求するゲームを、高画質設定で快適にプレイすることは困難です。これらのゲームを本格的に楽しみたい場合は、やはり高性能なディスクリートGPU(GeForce RTXシリーズやRadeon RXシリーズなど)を搭載したゲーミングノートPCやデスクトップPCが必要となります。

総じて、Core i9-12900HとIris Xe Graphicsを搭載したノートPCは、CPUパワーを重視し、ビジネス、学業、開発作業などで高い生産性を求めつつ、息抜きに比較的軽いゲームや動画コンテンツを楽しみたいユーザーにとって、非常にバランスの取れた選択肢となります。薄型・軽量のデザインを維持しながらも、幅広い用途に対応できる高い汎用性を持っている点が魅力です。

「GEEKOM Mini IT12」のメリット・デメリット

GEEKOM Mini IT12」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB DDR4-3200メモリ搭載・最大64GBまで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は16GB/32GB DDR4-3200メモリ搭載でスムーズに動作します。また、2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3」は16GB/32GB DDR4 3200メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Beelink SER5 MAX」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。

・512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載・最大1TBまで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載。M.2 SATA SSD スロットも搭載し、最大1TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はPCIe 4.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載し、最大2TBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3」はPCIe 3.0接続のM.2ストレージを1TB搭載し、PCIe 4.0接続のM.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「Beelink SER5 MAX」はPCIe 3.0接続のM.2 SSDを512GB/1TB搭載し、拡張もできます。

・2.5インチ SATA HDD/SSDでストレージで拡張できる

GEEKOM Mini IT12」は2.5インチの拡張スロットを搭載。安価な2.5 SATA HDD/SSDでストレージを拡張できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はストレージ用の拡張スロットを搭載。2.5インチSATA HDDで容量を増やすことができます。「GMKtec NucBox K3」は2.5インチのHDD/SSDで拡張できません。「Beelink SER5 MAX」は2.5インチのHDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。

・Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応

GEEKOM Mini IT12」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2をサポート・デュアル有線LANに対応しています。「GMKtec NucBox K3」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「Beelink SER5 MAX」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2・ギガビット有線LAN通信に対応しています。

・2つのUSB4ポートを搭載

GEEKOM Mini IT12」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを2つ搭載し、40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はは1つのフル機能 USB-C 3.2ポートを搭載し、DP映像出力や高速なデータ転送に対応しています。「GMKtec NucBox K3」はThunderbolt 4互換のUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「Beelink SER5 MAX」はType-Cポートを搭載し、高速なデータ転送の他に4K映像出力も利用できます。

・8K映像出力・4画面同時出力に対応

GEEKOM Mini IT12」はUSB4ポートで8K 2画面出力、2つのHDMI 2.0ポートで4K 2画面出力が利用可能。合計 4台のモニターで同時に映像出力することもできます。

一方、「MINISFORUM NAB6」はDP映像出力に対応した2つのUSB-C 3.2ポートと2つのHDMIポートを搭載し、4K 4画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox K3」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートとUSB 4.0 Type-Cポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。「Beelink SER5 MAX」は4K映像出力に対応したDisplayportとHDMIポート、Type-Cポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載・静音で動作

GEEKOM Mini IT12」は内蔵ファンを備えた冷却システムにも対応しています。騒音49デジベルで静音で動作します。

一方、「MINISFORUM NAB6」は銅製ヒートパイプ2本と2つの通気孔を採用した冷却システムを搭載し、効率よく熱を排出できます。「GMKtec NucBox K3」はスマートファンや全立体囲い込み式吸気口を備えた超電導銅ダブルターボ冷却システムを搭載し、本体を強力に冷却できます。「Beelink SER5 MAX」はファン ブラケット、システム ファン、SSD クーラーを備えた新しい冷却システムを搭載しています。

・VESAマウントに対応

GEEKOM Mini IT12」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。

・厚さ45.6mm、重さ652gの小型デザイン・ブルーカラーを用意

GEEKOM Mini IT12」はサイズ 117 x 112 x 45.6 mm、重さ652gの小型デザインで、ブルーカラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM NAB6」はサイズ 127×127.5×54.7mmの小型ボディで、本体カラーとしてシルバーを用意しています。「GMKtec NucBox K3」は厚さ4.3cmで重さ約422gの小型メタルボディで、ブラックカラーを用意しています。「Beelink SER5 MAX」はサイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm、重さ510gの小型デザインで、ブラックとミレニアル グレーの2色カラーを用意しています。

・Windows 11 Pro搭載で新機能も使える

GEEKOM Mini IT12」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、

クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)

などの機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」もWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

デメリット

・グラフィックカードを追加できない

GEEKOM Mini IT12」は本体にグラフィックカードを搭載できません。

一方、「MINISFORUM NAB6」と「GMKtec NucBox K3」、「Beelink SER5 MAX」もグラフィックカードを搭載できません。

GEEKOM Mini IT12のスペック

  • プロセッサ 第12世代 インテル Core i9-12900H(14コア、20スレッド、24MBキャッシュ、最大5.00 GHz)
    ※Intel Core i7-12650H (10nm/10コア、16スレッド、最大4.70GHz)
    ※Intel Core i5-12450H (10nm/8コア、12スレッド、最大4.40GHz)
  • GPU Intel Iris Xe Graphics eligible 第12世代
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4-3200 SODIMM
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 SSD (1 x M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD)
  • 拡張ストレージ M.2で最大1TBまで(1 x M.2 2242 SATA SSD スロット)、2.5インチHDD/SSDで最大2TBまで(1 x 2.5″ SATA HDD 7mm スロット)
  • 電源 19V 電源アダプター、90W、地域固有の AC コード (IEC C5) 付き
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (Intel AX211)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN インテル 10/100/1000/2500 Mbps RJ45
  • インターフェース USB4 x2、USB 3.2 Gen 2 x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5GbE LAN x1、SDカードリーダー x1、3.5mm ヘッドフォンジャック x1、DCジャック x1、電源ボタン x1
  • 映像出力 8K 2画面出力 + 4K 2画面出力 (4台同時出力に対応)
  • 冷却システム 内蔵ファン、騒音49デジベル
  • ケンジントン ロック 対応
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 117 x 112 x 45.6 mm
  • 重量 652 g
  • カラー ブルー
  • 付属品 VESAマウント x1、電源アダプター x1、HDMIケーブル x1、ユーザーガイド x1、サンキュウカード x1

GEEKOM Mini IT12の評価

GEEKOM Mini IT12」の評価を紹介します。

  • スペック:★★★★★
  • 通信:★★★★★
  • 機能:★★★
  • デザイン:★★★★
  • 使いやすさ:★★★★★
  • 価格:★★★★

<総合評価>

GEEKOMから発売された第12世代Core i7/ i5 プロセッサ搭載のミニPCです。パワフルなプロセッサと高いグラフィック性能を持ちつつ、充実したインターフェースも備えています。

搭載するプロセッサはCore i7-12650HCore i5-12450Hの2種類。PassmarkのCPUベンチマークは約2万3千/1万8千と高く、 Core i7-1260Pプロセッサを搭載する「GMKtec NucBox K3」よりも高いスコアになっています。

また、インターフェースには2つのUSB4ポートを搭載し、8K映像出力に対応。「MINISFORUM NAB6」と「Beelink SER5 MAX」はUSB4ポートがないため、「GEEKOM Mini IT12」の方が便利に使えそうです。

そのほか、M.2での拡張のほかに、2.5インチHDD/SSDでも拡張が可能。「GMKtec NucBox K3」は2.5インチの拡張スロットがないため、「GEEKOM Mini IT12」の方が拡張性が高いといえます。

なお、GEEKOMは2003年9月に設立された台湾のPCメーカーです。日本では全くの無名ですが、海外では徐々に名が知られるようになっている注目のメーカーです。品質が高く、価格が比較的安いことで、日本でも人気が出そうな感じがします。

GEEKOM Mini IT12」の発売時の価格は、Amazonで76,980円(税込・11000円 OFFクーポン付き・Core i5-12450H)。

実質6万6千円ほどで購入できるので、非常にコスパが高いです。第12世代Core i7/ i5 プロセッサを搭載したパワフルで高性能なミニPCを探している人におすすめです。

GEEKOM Mini IT12の価格・購入先

GEEKOM公式サイト

I9-12900HK 32GB RAM+1TB SSDで、93,900円、

I5-12450H 16GB RAM+512GB SSDで69,900円

で販売されています。

ECサイト

  • Amazonで69,990円(Core i5-12450Hモデル)、
  • 楽天市場で82,000円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで103,794円、
  • 米国 Amazon.comで$551.65、

で販売されています。

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ヤフーショッピングで「GEEKOM」をチェックする

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他のGEEKOMミニPCと比較

他にもGEEKOMのミニPCが販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひご覧ください。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

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