「MINISFORUM UN100/305」激安でも高性能か? 第12世代ミニPCと徹底 比較!


2023年5月下旬に発売された「MINISFORUM UN100/305」と第12世代のミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークスコアの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年12月15日、「Minisforum UN100L」(Intel N100)が発売されました。

※2023年10月、「MINISFORUM UN100C/UN305C」が発売されました。説明を追記しています。

※2023年5月下旬に「MINISFORUM UN305」(Core i3-N305)も発売されます。スペック情報を追記しました。

「MINISFORUM UN100」の特徴

MINISFORUM UN100」の特徴をまとめてみました。

第12世代N100・LPDDR5メモリ・小型メタルボディ

MINISFORUM UN100」は第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された4コア4スレッド最大3.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで「5535」(Core i7-6700HQ相当)を記録しています。また、DDR5規格のメモリを8GB搭載。DDR4規格のメモリよりも高速に処理し、スムーズに動作します。そのほか、厚さ39mmで重さ440gの小型軽量デザインを採用。筐体にはメタル素材を採用し、グレーカラーを用意しています。

M.2 2280ストレージ・2.5拡張スロット・USB 3.2

MINISFORUM UN100」はM.2 2280規格のSATA SSDストレージを128GB/ 256GB搭載。M.2 2280で拡張することもできます。また、SATA 拡張スロットを搭載。2.5インチHDD/SSDでストレージを増設することができます。そのほか、10Gbpsの高速転送が可能な2つのUSB-A 3.2 Gen2ポートを搭載。5Gbpsの高速転送が可能な2つのUSB-A 3.2 Gen1ポートも利用できます。

USB-Cポート・4K 3画面出力・Wi-Fiモジュール

MINISFORUM UN100」はAltモード対応のUSB-C 3.2 Gan2 ポートを搭載。PCに給電できるUSB PDDisplayport映像出力も利用できます。また、HDMI 2.0ポートを2つ搭載。USB-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。そのほか、M.2 2230 Wi-Fi モジュールを搭載し、Wi-Fi 5BlueTooth 4.2を利用可能。2つのLANポートを搭載し、1000Mbpsの高速な有線LAN通信も利用できます。

公式ページ: Minisforum UN100/UN305 – Minisforum JP

価格を比較

MINISFORUM UN100」と「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」の価格を比較してみました。

「MINISFORUM UN100」

MINISFORUM UN100」は、Amazonで38,980円 (税込・7406円 OFFクーポン付き)、MINISFORUM公式サイトで24,980円(8GB+128GBモデル・8GB+256GBモデルは26,380円)で販売されています。

MINISFORUM UN305」はAmazonで51,980円(税込・9876円 OFFクーポン付き)、MINISFORUM公式サイトで36,780円(8GB+128GBモデル/8GB+256GBモデルは39,180円)で販売されています。

「Beelink EQ12」

Beelink EQ12」は、Amazonで34,800円 (税込・3000円 OFFクーポン付き・8GB+500GB SSD)、楽天市場で41,530円(送料無料)、ヤフーショッピングで36,946円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $231.00、米国 Amazon.comで$215.20で販売されています。

「TRIGKEY G4」

TRIGKEY G4」は、Amazonで25,030円(税込・N100・16GB+500GBモデル)、楽天市場で34,862円(税込・送料無料・N95モデル)、ヤフーショッピングで46,600円(N100モデル・税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$229.00 (N100・16GBメモリ・500GB SSD)で販売されています。

「GMKtec NucBox G1」

GMKtec NucBox G1」は、Amazonで28,800円~ (税込・8000円 OFFクーポン付き・Intel N95)、AliExpressでUS $176.39、GMKtec公式サイトで$239.89 (日本円で約31,800円・$50.00 OFFクーポンあり)で販売されています。

スペックを比較

MINISFORUM UN100」と「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」のスペックを比較してみました。

「MINISFORUM UN100」のスペック

  • モデル Venus Series UN100
  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ) 8GB LPDDR5 ※オンボード、UN305は8/16GBメモリ搭載
  • ストレージ 128GB/ 256GB M.2 2280 SATA SSD×1 ※UN305モデルは256GB/ 512GBストレージ搭載
  • 拡張ストレージ 2.5インチ SATA HDD Slot ×1 (SATA 3.0 6.0Gb/s、上限なし、7mm以内対応)、TF カート スロット x1
  • 電源 DC 12V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、BlueTooth 4.2 ※M.2 2230 WIFI サポート
  • 有線LAN 1000Mbps LAN
  • インターフェース USB-C 3.2(Gan2、Alt Data DP and PD) ×1、USB-A 3.2 Gen2 (前側) ×2、USB-A 3.2 Gen1 (背面) ×2、HDMI 2.0 ×2、RJ45 1000M イーサネットポート ×2、3.5mmコンボジャック ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 4K 3画面出力、HDMI 2.0 (4K@60Hz) ×2、USB-C (4K@60Hz)×1
  • オーディオ出力 HDMI ×2/ 3.5mmコンボジャック ×1
  • VESAマウント 対応・ブランケット付属
  • 筐体の素材 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 136 × 121 × 39mm
  • 重量 440 g
  • カラー グレー
  • 付属品 1 × 電源アダプター、1 × HDMI ケーブル、1 × 取り付けブラケット、4 × 取り付けネジ、1 × 取扱説明書(日本語対応)

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「Beelink EQ12」のスペック

  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ) 8/16GB DDR5 SO-DIMM 4800MHz
  • ストレージ 500GB M.2 2280 SSD PCle 3.0 (NVMe or SATA)、800MB/S
  • 拡張ストレージ 2.5インチ SATA HDD/SSD Slot (7mm)、最大2TBまで、500MB/s
  • 電源 ACアダプター、Input 100-240V AC 50/60Hz Output 12V 3A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11ax)、Bluetooth 5.2 (ATX101)
  • 有線LAN 2.5G ギガビット有線LANに対応
  • インターフェース Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 Gen2 (10Gbps) ×3、2.5Gbps Ethernet ×2 (Intel i225-V)、HDMI 2.0 (4K 60Hz) ×2、オーディオジャック、DCポート、電源ボタン、RTCキー
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応
  • 動画再生 8K/60fps
  • 冷却システム デュアルファン、ヒートシンク
  • 自動電源ON 対応
  • VESA 壁掛けマウントに対応
  • 筐体の材質 プラスチック
  • OS Windows 11 Pro プリインストール
  • サイズ 約123.9×112×38.9mm
  • 重量 不明
  • カラー ネイビーブルー、パールホワイト、シニアグレー、ミレニアルグレー

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「TRIGKEY G4」のスペック

  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100 / N95
    ※10nm/64bit/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ)8GB/16GB DDR4 3200MHz (Crucial/SODIMM/シングルチャンネル)
  • 拡張メモリ 最大16GBまで
  • ストレージ 256GB/500GB M.2 SSD NVMe PCIe
  • 拡張ストレージ M.2 PCIe 2280 SSDで最大2TBまで
  • 電源 12V/3A・ACアダプター
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN ギガビット有線LAN(1000M)に対応
  • インターフェース USB 3.2 Gen2 (10Gbps) x4、HDMI (4K 60Hz) x2、LANポート x1、3.5mmヘッドホンジャック、電源ボタン、DCポート
  • 4K出力 対応・2画面出力 対応
  • 冷却システム 冷却ファン、ヒートシンク、HDDドライブクーラー搭載・静音で動作
  • オートパワーオン 自動起動に対応
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro、Ubuntu、Manjaro をサポート
  • サイズ 11.5 x 10.2 x 4.1 cm
  • 重量 不明
  • カラー グレー

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「GMKtec NucBox G1」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake) Intel N95
    ※10nm/64bit/4コア/4スレッド/最大3.40GHz
  • GPU インテル UHD グラフィックス 1.2GHz
  • RAM(メモリ)8GB DDR4 3200 MT/s、SO-DIMM x1
  • 拡張メモリ 最大32GBまで
  • ストレージ 256GB/512GB M.2 2280 NVMe (PCIe 3.0)
  • 拡張ストレージ M.2 2280 PCle、M.2 2242 SATAで最大2TBまで増設可能
  • 電源 ACアダプター(DC 12V/4A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5G・ギガビット有線LAN
  • インターフェース USB-A 3.2 x4 (Gen1,5Gbps)、HDMI ( 4K@60Hz ) x2、有線LAN端子(RJ45,2.5G) x1、3.5mmヘッドフォンジャック x1、電源ボタン、DCポート
  • 映像出力 4K 2画面出力、HDMI ( 4K@60Hz ) x2
  • 冷却システム 冷却ファン、排熱性が優れた素材、両方対流設計(CPUの熱をすばやく放熱)、静音
  • 消費電力 TDP 約500W
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro (インストール済み)、Linuxをサポート
  • サイズ 114×106×42mm
  • 重量 360g
  • カラー ブラック

関連記事:「GMKtec NucBox G1」(N95)とパワフルな低価格ミニPCを徹底 比較!

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ベンチマークを比較

MINISFORUM UN100」と「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「MINISFORUM UN100」

<CPU> Intel N100

Passmarkによるベンチマークスコアは「5535」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。

<プロセッサ性能を解説>

10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.4GHz駆動の第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「5535」を記録しています。

このスコアはCore i7-6700HQ相当で、第10世代のCore i3-1005G1にも近いスコアです。

同じプロセッサは小型PCの「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、ノートPCの「CHUWI GemiBook xPro」などにも搭載されています。

Intel N95と比較すると、PassmarkのCPUスコアで約900前後高くなります。

Celeron N5095と比較すると、PassmarkのCPUスコアで約1100高くなります。

Celeron N5100と比較すると、PassmarkのCPUスコアで約1800高くなります。

Celeron J4125と比較すると、PassmarkのCPUスコアで約2000高くなります。

性能的にはOffice文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生、画像の編集、2Dゲームなどで快適に動作する性能を持っています。

動画編集ソフトは軽めのものなら問題なく動作します。ただし、負荷の高いエンコード作業では時間がかかることもあるので注意してください。

ゲームは軽めのPCゲームなら動作しますが、負荷の高い本格的なPCゲームは動作しないので注意してください。PS2の一部を含めて、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「Beelink EQ12」

<CPU> Intel N100

Passmarkによるベンチマークスコアは「5547」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。

「TRIGKEY G4」

<CPU> Intel N100 ※N95モデルもあり

Passmarkによるベンチマークスコアは「5125」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。

「GMKtec NucBox G1」

<CPU> Intel N95

Passmarkによるベンチマークスコアは「5461」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「781」、マルチコアで「1978」。

<GPU> インテル UHD グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1000」前後。

「MINISFORUM UN100」のメリット・デメリット

MINISFORUM UN100」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・8GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作する

MINISFORUM UN100」はDDR5規格のメモリを8GB搭載し、DDR4規格のメモリよりもスムーズに動作します。

一方、「Beelink EQ12」はDDR5規格のメモリを8/16GB搭載しています。「TRIGKEY G4」は8GB/16GB DDR4メモリを搭載し、スムーズに動作します。「GMKtec NucBox G1」は8GB DDR4メモリ搭載で最大32GBまで拡張できます。

・128GB/256GB M.2 2280ストレージを搭載

MINISFORUM UN100」はM.2 2280規格のSATA SSDストレージを128GB/256GB搭載し、M.2 2280で無制限に拡張することもできます。

一方、「Beelink EQ12」はPCIe x1接続のM.2 SSDを500GB搭載し、最大800MB/Sの高速転送が可能になっています。「TRIGKEY G4」はNVMe規格でPCIe接続の256GB/500GB M.2 SSDストレージを搭載しています。「GMKtec NucBox G1」は256GB/512GB M.2 NVMeストレージを搭載しています。

・2.5インチHDD/SSDで拡張できる

MINISFORUM UN100」はSATA 拡張スロットを搭載し、2.5インチのHDD/SSDでストレージを増設することができます。

一方、「Beelink EQ12」は2.5インチの拡張スロットを搭載し、SATA HDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。「TRIGKEY G4」はM.2 SSDで最大2TBまで拡張することができます。「GMKtec NucBox G1」はM.2 2280 PCle、M.2 2242 SATAで最大2TBまで増設できます。

・Wi-Fi 5、BlueTooth 4.2をサポート

MINISFORUM UN100」はM.2 2230 Wi-Fi モジュールを搭載し、Wi-Fi 5やBlueTooth 4.2を利用できます。

一方、「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

・1000Mbpsの高速 有線LAN通信に対応・2つのLANポートも搭載

MINISFORUM UN100」は1000Mbpsの高速な有線LAN通信も利用できます。また、2つのLANポートを搭載し、他のPCと接続することもできます。

一方、「Beelink EQ12」は2.5Gのギガビット有線LANポートを2つ搭載しています。「TRIGKEY G4」と「GMKtec NucBox G1」はギガビット有線LANポートを搭載しています。

・USB-Cポートを搭載

MINISFORUM UN100」はAltモード対応のUSB-C 3.2 Gan2 ポートを搭載。PCに給電できるUSB PDやDisplayport映像出力も利用できます。

一方、「Beelink EQ12」はフル機能のType-Cポートを搭載し、10Gbpsの高速なデータ転送、DP映像出力(4K 60Hz)に対応しています。「TRIGKEY G4」と「GMKtec NucBox G1」はフル機能のType-Cポートを搭載していません

・4K 3画面出力に対応

MINISFORUM UN100」は2つのHDMI 2.0ポートとUSB-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力を利用できます。

一方、「Beelink EQ12」は4K 3画面出力に対応し、8K/60fpsの動画再生も可能になっています。「TRIGKEY G4」は4K出力に対応した2つのHDMIポートを搭載し、4K 2画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox G1」は2つのHDMIポートを搭載し、4K 2画面出力が利用できます。

・厚さ39mmで重さ440gの小型軽量デザイン・メタルボディでグレーカラーを用意

MINISFORUM UN100」は厚さ39mmで重さ440gの小型軽量デザインを採用しています。また、筐体にはメタル素材を採用し、グレーカラーを用意しています。

一方、「Beelink EQ12」はサイズ 約123.9×112×38.9mmの小型ボディで、ネイビーブルー、パールホワイト、シニアグレー、ミレニアルグレーの4色を用意しています。「TRIGKEY G4」は本体サイズ 11.5 x 10.2 x 4.1 cmの小型デザインで、グレーカラーを用意しています。「GMKtec NucBox G1」はサイズ 114×106×42mmで重さ360gの小型軽量デザインで、ブラックカラーを用意しています。

・VESAマウントに対応

MINISFORUM UN100」はVESAマウントに対応しています。また、ブランケットも付属します。

一方、「Beelink EQ12」と「TRIGKEY G4」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「GMKtec NucBox G1」はVESAマウント対応でモニターの背面にも設置できます。

・Windows 11 Pro搭載で新機能も使える

MINISFORUM UN100」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、

クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)

などの機能が追加されています。

一方、「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」はWindows 11 Proを搭載しています。

デメリット

・メモリを拡張できない

MINISFORUM UN100」はオンボード仕様のメモリで、メモリを拡張することができません。

一方、「Beelink EQ12」と「TRIGKEY G4」はメモリを交換することで容量を増やせます。「GMKtec NucBox G1」は最大32GBまで拡張できます。

・Wi-Fi 6に対応していない

MINISFORUM UN100」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応していません。

一方、「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」、「GMKtec NucBox G1」はWi-Fi 6に対応しています。

「MINISFORUM UN100」の評価

MINISFORUM UN100」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

MINISFORUMから発売された第12世代 (Alder Lake) Intel N100搭載のミニPCです。低価格でありながら高いパフォーマンスを発揮し、使いやすい機能も備えています。

Intel N100プロセッサについてはすでに述べた通り、Core i7-6700HQ相当でかなり高速に動作します。

同じプロセッサを搭載する「Beelink EQ12」、「TRIGKEY G4」との違いは、 まず、4K 3画面出力に対応すること。他のミニPCは4K 2画面出力対応で1つ少なくなります。また、フル機能のUSB-C 3.2ポートを搭載している点も大きな違いです。「Beelink EQ12」は搭載していますが、「TRIGKEY G4」と「GMKtec NucBox G1」はフル機能のType-Cポートを搭載していません。

そのほか、2.5インチHDD/SSDの拡張スロットがある点も大きなメリットです。「TRIGKEY G4」と「GMKtec NucBox G1」は2.5インチの拡張スロットがありません。

ただし、すでに述べた通り、メモリ拡張は不可でWi-Fi 6にも非対応。公式ページでは「冷却システム」の記載が全くなく、他のミニPCとの大きな違いになっています。

しかし、全体的にみると、低価格で非常に性能が高いミニPCであることは間違いなさそうです。やはり Intel N100プロセッサ搭載で、ストレージ拡張や4K 3画面出力に対応している点が大きいのではないでしょうか。

MINISFORUM UN305」の発売時の価格は、26,380円(8GB+256GBモデル・16GB+512GBモデルは31,180円)。性能的には、第10世代のCore i3-1005G1相当なのでかなりお買い得です。これほどコスパの高いミニPCはめったにないので、迷っているなら絶対に購入すべきです。第12世代 (Alder Lake)搭載のコスパの高いミニPCを探している人におすすめです。

「MINISFORUM UN100C/UN305C」も発売!

2023年10月、「MINISFORUM UN100C/UN305C」が発売されました。「MINISFORUM UN100/305」との違いは「ストレージ容量」です。

MINISFORUM UN100C/UN305C」は128GB/256GBストレージ搭載で、512GBストレージモデルを用意していません。その他のスペックは「MINISFORUM UN100/305」と同じです。

ストレージ容量が少ない分、「MINISFORUM UN100C/UN305C」の価格は安くなっています。

「MINISFORUM UN100C/UN305C」のデザインは下の動画でチェックできます。

Youtubeショート動画でデザインをチェックする

Instagramでデザインをチェックする

価格はこちらでチェックできます。

MINISFORUM公式サイトで「MINISFORUM UN100C/UN305C」をチェックする

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「MINISFORUM UN305」も発売!

2023年5月に「MINISFORUM UN305」(Core i3-N305)も発売されています。

UN100との違いプロセッサのみで、その他のスペックは共通しています。

「MINISFORUM UN305」のスペック

  • モデル Venus Series UN305
  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake)Intel Core i3-N305
    ※10nm/8コア/8スレッド/最大3.8GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ) 8GB/16GB LPDDR5 ※オンボード)
  • ストレージ 128GB/256GB M.2 2280 SATA SSD×1
  • 拡張ストレージ 2.5インチ SATA HDD Slot ×1 (SATA 3.0 6.0Gb/s、上限なし、7mm以内対応)、TF カート スロット x1
  • 電源 DC 12V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、BlueTooth 4.2 ※M.2 2230 WIFI サポート
  • 有線LAN 1000Mbps LAN
  • インターフェース USB-C 3.2(Gan2、Alt Data DP and PD) ×1、USB-A 3.2 Gen2 (前側) ×2、USB-A 3.2 Gen1 (背面) ×2、HDMI 2.0 ×2、RJ45 1000M イーサネットポート ×2、3.5mmコンボジャック ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 4K 3画面出力、HDMI 2.0 (4K@60Hz) ×2、USB-C (4K@60Hz)×1
  • オーディオ出力 HDMI ×2/ 3.5mmコンボジャック ×1
  • VESAマウント 対応・ブランケット付属
  • 筐体の素材 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 136 × 121 × 39mm
  • 重量 440 g
  • カラー グレー
  • 付属品 1 × 電源アダプター、1 × HDMI ケーブル、1 × 取り付けブラケット、4 × 取り付けネジ、1 × 取扱説明書(日本語対応)

「MINISFORUM UN305」のベンチマーク

<CPU> Core i3-N305

Passmarkによるベンチマークスコアは「10368」(CPU)。

Geekbench5 によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1000」、マルチコアで約「4500」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「MINISFORUM UN305」の価格は?

MINISFORUM UN305」(Core i3-N305)は、

Amazonで51,980円(税込・9876円 OFFクーポン付き)、

MINISFORUM公式サイトで36,780円(8GB+128GBモデル/8GB+256GBモデルは39,180円)、

で販売されています。

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「MINISFORUM UN100」の販売・購入先

MINISFORUM UN100」は、

Amazonで38,980円 (税込・7406円 OFFクーポン付き)、

MINISFORUM公式サイトで24,980円(8GB+128GBモデル・8GB+256GBモデルは26,380円)、

で販売されています。

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「Minisforum UN100L」(Intel N100・4K 3画面・DP1.4)

★「GMKtec NucBox M5」(Ryzen 7 5700U・4K 3画面出力)

★「TRIGKEY G5」(Intel N100・4K 3画面出力)

★「LarkBox X 2023」(Intel N100・4K 3画面出力)

Beelink EQ12

TRIGKEY G4

GMKtec NucBox G1

Beelink Minis S12」(Intel N95)

Blackview MP60

GMK NucBox 7

MINISFORUM GK41 Win11

MeLE Quieter3Q

GOLE1 PRO」(5.5液晶・ミニPC)

CHUWI CoreBox 4th

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