リンクス「LZ16J」と最新のパワフル小型PCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2024年8月31日、リンクス「LN100W」(Intel N100)が発売されました。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
Intel Core i5-1030NG7 の性能
リンクス「LZ16J」は第10世代 (Ice Lake) Intel Core i5-1030NG7 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは10nmプロセスで製造された、4コア、8スレッド、最大3.5GHz駆動のCPUを搭載し、省電力(TDP 10W)かつパワフルに動作します。
内蔵のGPUはIntel Iris Plus Graphics 300 MHz で4K映像出力に対応。
グラフィックAPIのDirectX 12、OpenGL 4.5もサポートし、ゲームやストリーミング動画をスムーズに再生できます。
そのほか、AI処理に最適なインテル Gaussian & Neural Accelerator 1.0、インテル ディープラーニング・ブーストなどもサポートしています。
ベンチマーク
リンクス「LZ16J」が搭載するIntel Core i5-1030NG7 プロセッサのベンチマークを測定してみました。
PassmarkのCPUベンチマークスコアで「6000」
Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1213」、マルチコアで「2709」
Cinebench R23 シングルコア「1049」、マルチコア「4189」
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1800」
iGPU-FP32パフォーマンス(単精度GFLOPS)で「1075」
「LZ16J」の特徴
2023年3月25日に発売された「LZ16J」の特徴をまとめてみました。
第10世代Core i5・16GBメモリ・Windows 11 Pro
「LZ16J」は第10世代のIntel Core i5-1030NG7プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された4コア、8スレッドのCPUで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約「6000」を記録しています。また、16GB LPDDR4メモリを搭載し、スムーズに動作。
OSはWindows 11 Proで、「Amazonアプリストア プレビュー」の10,000点以上のAndroidアプリやMicrosoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)を利用したLinuxのGUIアプリを使うこともできます。
512GB M.2 SSD・microSDカード・3つのUSB 3.0
「LZ16J」はNVMe規格の512GB M.2 SSDストレージを搭載。OSやアプリの起動も高速になっています。また、microSDカードスロットを搭載。スマートフォンやデジカメのバックアップも気軽に利用できます。そのほか、3つのUSB 3.0ポートを搭載。高速なデータ転送が利用できるほか、外付けHDDなどともスムーズに接続できます。
Type-Cポート・4K 2画面出力・ギガビット有線LAN
「LZ16J」はUSB 3.0 Type-Cポートを搭載。スマートフォンやタブレットと有線で直接接続し、データを転送できます。また、2つのHDMIポートを搭載。4K 2画面出力も利用できます。そのほか、通常の1ギガビットLANよりさらに高速な2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応。高速で途切れづらいWi-Fi 5のデュアルバンドやBluetooth 4.2も利用できます。
公式ページ: LZ16J | 株式会社リンクスインターナショナル
価格を比較
「LZ16J」と「Beelink SEi 12」、「BMAX B7 Pro」、「GMKtec NucBox 12」の価格を比較してみました。
「LZ16J」
「LZ16J」は、Amazonで69,980円(税込)、楽天市場で70,621円(税込・送料別)、ヤフーショッピングで70,621円(税込・送料別)、リンクスダイレクトで69,980円(税込)で販売されています。
「Beelink SEi 12」
「Beelink SEi 12」は、Amazonで74,880円(税込・10000円OFFクーポン付き)、楽天市場で88,742円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで84,189円(税込み)、AliExpressでUS $476.00、米国 Amazon.comで $449.61で販売されています。
「BMAX B7 Pro」
「BMAX B7 Pro」は、Amazonで69,999円(税込・14000円 OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで79,458円(税込・送料無料)、Geekbuyingで46069円で販売されています。
「GMKtec NucBox 12」
「GMKtec NucBox 12」は、Amazonで60,784円(税込・タイムセール価格)、ヤフーショッピングで72,334円(税込)、GMKtec公式サイトで$699.99で販売されています。
スペックを比較
「LZ16J」と「Beelink SEi 12」、「BMAX B7 Pro」、「GMKtec NucBox 12」のスペックを比較してみました。
「LZ16J」のスペック
- 型番 LZ16J-16/512-W11Pro(1030NG7)
- プロセッサ Intel Core i5-1030NG7
※10nm/64bit/4コア/8スレッド/最大3.5GHz - GPU Intel Iris Plus Graphics
- RAM(メモリ)16GB LPDDR4(オンボード)
- ストレージ 512GB M.2 SSD NVMe 2242
- 電源 ACアダプター
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
- 有線LAN 1×2.5 Gigabit LAN
- インターフェース 1 × USB 3.0 Type-C、3 × USB 3.0、2 × HDMI、1 × microSDカードスロット、1 × 2.5G LAN、1 × 3.5 mm 4極コンボジャック、1× DC_IN、1 × 電源ボタン
- 映像出力 2×HDMI 2.0(4K@60 Hz)・4K 2画面出力に対応
- 冷却方式 ファンシンク
- VESAマウント 対応(75 mm)
- ケンジントンロック 非対応
- OS Windows 11 Pro 64bit
- サイズ 89.5 x 89.5 x 25 mm (D×W×H)
- 重量 約255 g
- カラー シルバー/ブラック(天板)
- 付属品 1 x ACアダプタ、1×ACコード、1×VESAマウント
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「Beelink SEi 12」のスペック
- プロセッサ 第12世代インテルCore i5-1235U
※10nm/64bit/10コア/12スレッド/最大4.4GHz - GPU intel Iris Xe Graphics eligible
- RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 (スロット x2)
- 拡張メモリ 最大64GBまで
- ストレージ SSD 500GB NVMe PCle 4.0
- 拡張ストレージ SATA HDD (2.5インチ/7mm)、M.2 2280 NVMe SSDで最大2TBまで
- 電源 ACアダプター 入力100-240V AC、出力:19V-6.32A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gbps
- インターフェース Type-C (Thunderbolt 4互換)、USB 3.0 x4、HDMI(4K 60Hz HD) x2、有線LAN(2.5G)、DCポート、イヤホンジャック
- 3台同時出力 対応(トリプル4Kディスプレイをサポート)
- 冷却システム デュアルファン(システムファン&CPUファン)
- 壁掛けブランケット 付属
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 126 x 113 x 42 mm
- 重量 不明
- カラー ダークブルー
関連記事:「Beelink SEi 12 pro」(12世代)は超高性能? 人気ミニPCと徹底 比較!
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「BMAX B7 Pro」のスペック
- プロセッサ Tiger Lake世代のIntel Core i5-1145G7
※10nm/4コア/8スレッド/最大4.40 GHz - GPU Intel Iris Xe Graphics
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 (8GB×2/2666MHz)
- 拡張メモリ 最大64GBまで
- ストレージ 1TB M.2 SSD SATA_2280
- 拡張ストレージ 2.5インチHDD/SSD、M.2 SSDスロット
- 電源 ACアダプター (DDC19V/2.5A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応(1Gbps)
- インターフェース Type-C (フル機能) x 1、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI 2.0b x 2、有線LAN(RJ45) x 1
- 映像出力 4K/60Hz(HDMI/Type-C)、3台同時出力に対応
- 冷却システム スマートファン + 2つの銅製ヒートパイプ
- VESAマウント 対応
- 筐体の素材 アルミニウム合金 ※新しいテクスチャデザイン採用
- OS Windows 11
- サイズ 125 x112 x 44mm
- 重量 370g
- カラー ブラック/グレー
- 付属品 1×ユーザーガイド 1×メタルブラケット 1×電源アダプタ
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「GMKtec NucBox 12」のスペック
- プロセッサ 第10世代 Intel Core i7 10875H
※14nm/64bit/8コア/16スレッド/最大5.10 GHz/TDP 45W - GPU 第10世代 インテル Core UHD グラフィックス 最大1.2GHz
- RAM(メモリ) 16/32GB DDR4 最大2933 MHz
- 拡張メモリ 最大32GBまで
- ストレージ M.2 SSD 512GB PCle 4.0 NVMe 2280 ※最大1TBまで
- 拡張ストレージ 2.5インチSATA HDD/SSDで最大2TBまで、MicroSDカードで最大128GBまで
- 電源 19V/6A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN ギガビット有線LAN 2.5G x2
- インターフェース Type-C (DP/DATA) x1、USB 3.2 Gen Type-A (5Gbps) x6、HDMI、Displayport、有線LAN x2、3.5mmジャック、DCポート、セキュリティロック
- 映像出力 HDMI (4K/60Hz)、Displayport (DP1.4 ,4096 x 2304@60Hz)、4k 2台同時出力
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 不明
- 重量 不明
- カラー ブラック
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ベンチマークを比較
リンクス「LZ16J」と「Beelink SEi 12」、「BMAX B7 Pro」、「GMKtec NucBox 12」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「LZ16J」
<CPU> Intel Core i5-1030NG7
Passmarkによるベンチマークスコアは「6000」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1213」、マルチコアで「2709」。
<GPU> Intel Iris Plus Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1800」。
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された、4コア、8スレッドの第10世代 Intel Core i5-1030NG7 プロセッサ搭載で、最大3.5GHzで駆動できます。
PassmarkのCPUベンチマークは約6千で、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアは約「1800」になっています。
同じプロセッサはAppleのMacBook Air(13インチ・2020年3月発売モデル)にも搭載されています。
性能的にはOffice文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生、画像の編集、2Dゲームなどで快適に動作する性能を持っています。
グラフィック性能が比較的高めなので動画編集ソフトや画像編集ソフトなども利用できますが、動画のエンコード作業など負荷の高い作業にはあまり向いていません。
PCゲームは軽いものなら動作します。負荷の高い本格的なPCゲームは動作しないので注意してください。PS2の一部のゲームを含めて、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。
「Beelink SEi 12」
<CPU> Core i5-1235U
Passmarkによるベンチマークスコアは「13655」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1876」、マルチコアで「5818」。
<GPU> intel Iris Xe Graphics eligible
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4000」。
「BMAX B7 Pro」
<CPU> Intel Core i5-1145G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「10081」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1500」、マルチコアで約「4000」。
<GPU> Intel Iris Xe Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3900」。
「GMKtec NucBox 12」
<CPU> Intel Core i7 10875H
Passmarkによるベンチマークスコアは「15276」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1186」、マルチコアで「6822」。
<GPU> Intel Super Core Video Card
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1500」。
「LZ16J」のメリット
リンクス「LZ16J」のメリットを紹介します。
メリット1:16GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作する
「LZ16J」は16GB LPDDR4メモリを搭載し、スムーズに動作します。
一方、「Beelink SEi 12」は16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「BMAX B7 Pro」は16GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox 12」は16/32GB DDR4メモリ搭載で最大32GBまで拡張できます。
メリット2:高速な512GB M.2 SSDストレージ搭載
「LZ16J」はNVMe規格の512GB M.2 SSDストレージを搭載し、OSやアプリの起動も高速になっています。
一方、「Beelink SEi 12」はSSD 500GB NVMe PCle 4.0ストレージ搭載し、M.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。「BMAX B7 Pro」は高速処理が可能な1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。「GMKtec NucBox 12」はM.2 SSD 512GBストレージ内蔵で最大1TBまで拡張できます。
メリット3:Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 4.2に対応
「LZ16J」は高速で途切れづらいWi-Fi 5のデュアルバンドやBluetooth 4.2に対応しています。
一方、「Beelink SEi 12」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。「BMAX B7 Pro」はWi-Fi 6通信とBluetooth 5.2に対応しています。「GMKtec NucBox 12」はWi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.2に対応しています。
メリット4:2.5Gのギガビット有線LANに対応
「LZ16J」は通常の1ギガビットLANよりさらに高速な2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。
一方、「Beelink SEi 12」、「BMAX B7 Pro」はギガビット有線LAN通信に対応しています。「GMKtec NucBox 12」は2つのギガビット有線LANポートを搭載し、2.5Gの高速通信が利用できます。
メリット5:USB 3.0 Type-Cポートを搭載
「LZ16J」は1つのUSB 3.0 Type-Cポートを搭載し、スマートフォンやタブレットと有線で直接接続し、データを転送できます。
一方、「Beelink SEi 12」はThunderbolt 4互換のType-Cポートを搭載しています。「BMAX B7 Pro」は1つのType-C (フル機能)ポートを搭載しています。「GMKtec NucBox 12」は本体にType-Cポートを搭載し、データ転送の他に、Displayport映像出力が利用できます。
メリット6:4K 2画面出力に対応
「LZ16J」は2つのHDMIポートを搭載し、4K 2画面出力も利用できます。
一方、「Beelink SEi 12」はThunderbolt 4ポートと、4K映像出力に対応した2つのHDMIポートを搭載し、3台同時に4K画質で映像出力できます。「BMAX B7 Pro」はDP映像出力に対応したType-Cポートと4K映像出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載し、4K3画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox 12」はHDMIポートとDisplayportで、4k画質で2台のモニーターに同時に映像出力できます。
メリット7:3つのUSB 3.0ポートが使える
「LZ16J」は3つのUSB 3.0ポートを搭載し、高速なデータ転送が利用できるほか、外付けHDDなどともスムーズに接続できます。
一方、「Beelink SEi 12」は4つのUSB 3.0ポートを搭載しています。「BMAX B7 Pro」は2つのUSB3.0ポートと2つのUSB2.0ポートを搭載しています。「GMKtec NucBox 12」は6つのUSB 3.2 Gen Type-Aポートを搭載しています。
メリット8:厚さ25mm、重さ約255gの小型軽量デザイン
「LZ16J」は厚さ25mm、重さ約255gの小型軽量デザインになっています。また、本体カラーとしてルバー/ブラック(天板)を用意しています。
一方、「Beelink SEi 12」はサイズ 126 x 113 x 42 mmの小型軽量デザインになっています。「BMAX B7 Pro」はサイズ 125 x112 x 44mmで重さ370gになっています。「GMKtec NucBox 12」は小型デザインで持ち運びも可能です。
メリット9:冷却ファン搭載で安定して動作する
「LZ16J」は冷却ファンを搭載し、熱を効率よく排出できます。
一方、「Beelink SEi 12」はデュアルファン搭載の冷却システムが使えるようになっています。「BMAX B7 Pro」はスマートファン + 2つの銅製ヒートパイプを備えた冷却システムを搭載しています。「GMKtec NucBox 12」は冷却ファンを搭載しています。
メリット10:VESAマウントに対応
「LZ16J」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。
一方、「Beelink SEi 12」は壁掛けブランケットが付属します。「BMAX B7 Pro」はVESAマウント対応でモニターの背面に設置できます。「GMKtec NucBox 12」はVESAマウントに対応していません。
メリット11:Windows 11 Pro搭載で新機能も使える
「LZ16J」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)
などの機能が追加されています。
一方、「Beelink SEi 12」と「GMKtec NucBox 12」はWindows 11 Proを搭載しています。「BMAX B7 Pro」はWindows 11を搭載しています。
「LZ16J」のデメリット
リンクス「LZ16J」のデメリットを紹介します。
デメリット1:2.5インチHDD/SSDで拡張できない
「LZ16J」は2.5インチのHDD/SSDでストレージ容量を増やすことができません。
一方、「Beelink SEi 12」、「BMAX B7 Pro」、「GMKtec NucBox 12」は2.5インチHDD/SSDで拡張できます。
デメリット2:Wi-Fi 6に対応していない
「LZ16J」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応していません。
一方、「Beelink SEi 12」と「BMAX B7 Pro」はWi-Fi 6に対応しています。「GMKtec NucBox 12」はWi-Fi 6に対応していません。
「LZ16J」の評価
「LZ16J」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
リンクスから発売された第10世代のIntel Core i5-1030NG7プロセッサ搭載のミニPCです。手のひらサイズの薄型軽量ボディでパワフルに動作し、4K 2画面出力も利用できます。ストレージは512GB M.2 SSDで、microSDカードも利用可能。3つのUSB 3.0ポートが使えるなど拡張性も十分です。
ただし、プロセッサが第10世代とやや古く、PassmarkのCPUベンチマークで約6千台と低めなのが気になります。最近発売され出した第12世代のインテルN100プロセッサでさえ、Passmarkベンチマークで5千台を記録しています。約1000しか違わないのであれば低価格ミニPCを購入した方がいい気がします。
また、第12世代Core i5プロセッサ搭載の「Beelink SEi 12」、第11世代Core i5搭載の「BMAX B7 Pro」、第10世代のCore i7搭載の「GMKtec NucBox 12」などCPU性能が高いライバル機種が多いのも気になります。
「LZ16J」のグラフィック性能がそれほど高くないのであれば、やはり第12世代、、第11世代のCore i5搭載モデルの方がお買い得のような気がしてきます。
もちろん、「LZ16J」はリンクスという正式な日本販売店が発売されており、そのために海外製のミニPCよりも安心感があります。どうしても日本メーカーから発売されているものがいいという人には最適なのかもしれません。
「LZ16J」の発売時の価格は69,980円(税込)。スペックのわりにはやや高額なので他機種とよく比較してから購入した方がいいでしょう。薄型軽量のパワフルなミニPCを探している人におすすめです。
「LZ16J」の販売・購入先
「LZ16J」は、
Amazonで69,980円(税込)、
楽天市場で70,621円(税込・送料別)、
ヤフーショッピングで70,621円(税込・送料別)、
で販売されています。
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