2023年4月に発売された「GMKtec NucBox K1 /K2」と注目のRyzen ミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2023年12月、「GMKtec NucBox K6」(Ryzen 7 7840HS)が発売されました。
※2023年6月、「GMKtec K4」(Ryzen 9 7940HS)が発売されました。
※2023年5月、「GMKtec NucBox K3」(Core i7-1260P)が発売されました。
※Amazon.co.jpで「GMKtec NucBox K2」が発売されました。
「GMKtec NucBox K1 /K2」の特徴
「GMKtec NucBox K1 /K2」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 7プロセッサ・Radeon 680M・DDR5メモリ
「GMKtec NucBox K1」はAMD Ryzen 7 6800H プロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.7GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万3千前後を記録しています。一方、「NucBox K2」はAMD Ryzen 7 7735HS プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約2万5千前後を記録。
両プロセッサともAMD Radeon 680M グラフィックスを内蔵し、NVIDIA GeForce GTX1050TI と同等の高いグラフィック性能を発揮します。そのほか、DDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載。2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。
M.2 NVMeストレージ・最大2TB・USB3.2 (Gen2)
「GMKtec NucBox K1」はNVMe規格の512GB/1TB M.2 ストレージを搭載。「NucBox K2」は1TB M.2 NVMeストレージを搭載しています。また、M.2ストレージで最大2TBまで拡張が可能。PCIe 4.0接続で高速なデータ転送も利用できます。そのほか、3つのUSB3.2 (Gen2) ポートを搭載。1つのUSB 2.0ポートも搭載し、外付けHDDなどのUSB機器ともスムーズに接続できます。
USB 4.0ポート・4K 3画面出力・Wi-Fi 6
「GMKtec NucBox K1」はUSB 4.0 Type-C ポートを搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。また、2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。そのほか、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2や2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。
公式ページ: AMD Ryzen™ 7 6800H ミニ PC–NucBox K1
AMD Ryzen™ 7 7735HS Mini PC–NucBox K2
価格を比較
「GMKtec NucBox K1 /K2」と「MinisForum UM773 Lite」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「CHUWI RZBOX」の価格を比較してみました。
「GMKtec NucBox K1 /K2」
GMKtec「NucBox K1」は、Amazonで65,432円(税込・セール価格)、ヤフーショッピングで45,980円(送料無料・中古品)、GMKtec公式サイトで$499.00 (※$90 OFFクーポン付き)、AliExpressでUS $344.99 (16GB+512GB・日本円で約51,647円)、米国 Amazon.comで$423.97 (Ryzen 7 6800H・32GB+1TB・日本円で約63470円)で販売されています。また、
「NucBox K2」は、Amazonで96,500円(税込・30000円 OFFクーポン付き・Ryzen 7 7735HS・32GB+1TB)、楽天市場で71,628円(送料無料・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、ヤフーショッピングで93,602円円(税込・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、AliExpressでUS $459.99 (日本円で約67,746円・16GBモデル)、
GMKtec公式サイトで$349.00 (ベアボーンモデル・日本円で約51,399円/16GB+1TBモデルは$659.00/32GB+1TBモデルは$719.00)で販売されています。
「MinisForum UM773 Lite」
「MinisForum UM773 Lite」は、Amazonで108,980円(税込・16348円 OFFクーポン付き・32GB+1TB)、楽天市場で126,498円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで105,000円(税込・送料無料)、日本MinisForum公式サイトで79,980円(32GB+512GB/ベアボーンモデルは55,980円・予約販売価格)、AliExpressでUS $445.55、米国 Amazon.comで$579.99で販売されています。
「Beelink SER5 Pro 5800H」
「Beelink SER5 Pro 5800H」は、Amazonで55,080円 (税込・8888円OFFクーポン付き・特選タイムセール価格)、楽天市場で64,652円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで64,805円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $316.00、米国 Amazon.comで$419.00 (SER5モデル)で販売されています。
「CHUWI RZBOX」
「CHUWI RZBOX」は、Amazonで55,900円(特選タイムセール価格・Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB)、楽天市場で66,900円 (税込・送料無料・10%OFFクーポン付き・ポイント5倍あり)、ヤフーショッピングで66,582円 (税込・送料無料)、AliExpressでUS $639.99(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB)、米国 Amazon.comで$499.00で販売されています。
スペックを比較
「GMKtec NucBox K1 /K2」と「MinisForum UM773 Lite」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「CHUWI RZBOX」のスペックを比較してみました。
「GMKtec NucBox K1 /K2」のスペック
- プロセッサ
K1: AMD Ryzen 7 6800H ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.7GHz/TDP 45W/Zen 3
K2: AMD Ryzen 7 7735HS ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3 - GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵 - RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 4800
- 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
- ストレージ
K1: 512GB/1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
K2: 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280) - 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
- 電源 ACアダプター(20V/6A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
- 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
- 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
- VESAマウント 対応
- 筐体 メタル(金属)、CNC加工
- OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
- サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
- 重量 不明
- カラー ブラック
- 付属品 HDMIケーブル x1、電源ケーブル x1、保証カード x1、電源アダプター x1、VESAスタンド x1、取り扱い説明書 x1、ネジセット x1
関連記事: GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 2023 最新 機種を比較
<K1モデル>
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<K2モデル>
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「MinisForum UM773 Lite」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7735HS
※6nm/8コア/16スレッド/最大4.75GHz - GPU AMD Radeon 680M
- RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB DDR5 4800MHz
- 拡張メモリ SODIMMスロットx2、メモリが各32GBに換装可能、合計64GBまで
- ストレージ 512GB/1TB M.2 SSD
- 拡張ストレージ M.2 2280 PCle4.0 SSDで最大2TBまで、2.5インチSATA HDD/SSDスロット 上限なし、7mm以内
- 電源 ACアダプター DC 19V(電源アダプター含み)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi、Bluetooth ※M.2 2230 WIFI サポート
- 有線LAN 2.5Gギガビット
- インターフェース USB 4.0 (8K@60Hz) x1、、Type-C(データ転送のみ)、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 2.0 Type-A (Gen2) x2、HDMI ×2 (4K/60Hz)、RJ45 ギガビットイーサネット x1、3.5mmオーディオジャック、Clear CMOS、電源スイッチ、DCポート
- 映像出力 USB4 (8K@60Hz)×1、HDMI (4K@60Hz) ×2、3画面 8K出力 対応
- オーディオ出力 HDMI ×2/ 3.5mmコンボジャック
- 冷却システム パワフルなファン、2本のヒートパイプ、液体金属熱伝導剤、最新の放熱構造、低騒音で動作
- VESAマウント 対応(100×100mm規格)
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 127×128×47mm
- 重量 不明
- カラー グレー
関連記事: 「MinisForum UM773 Lite」超パワフル級か? 人気のRyzen ミニPCと徹底 比較!
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「Beelink SER5 Pro 5800H」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
※7nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.4GHz - GPU AMD Radeon Graphics 8core 2000 MHz
- RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200MHZ ※最大64GB
- ストレージ NVMe SSD 500GB ※最大2TBまで
- 拡張ベイ 2.5インチ、SATA、7mm
- 電源 ACアダプター(入力:100V~240V AC. 50/60Hz、出力:19V 3.42A 認証)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応・ギガビット有線LAN
- インターフェース USB Type-C (DATA/DP映像出力) x1 、USB3.2 x3、USB2.0 x1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) x2、有線LAN (RJ45) x1、3.5mmジャック、DCジャック、電源ボタン
- 映像出力 4K 3画面出力・4K ULTRA HD
- 冷却システム デュアルヒートパイプ+熱伝導チューブ+強力ファン(静音)
- オーディオ 3.5mmジャックはマルチチャンネル オーディオ出力をサポート
- 自動電源ON 対応
- VASAマウント 対応
- 筐体の素材 フルメタル(金属)
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm
- 重量 455g
- カラー ブラック
関連記事: 「Beelink SER5 Pro 5800H」超お得か? 高コスパなRyzen ミニPCと徹底 比較!
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「CHUWI RZBOX」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
- GPU Radeon Graphics (8コア)
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz
- 拡張メモリ 最大64GBまで拡張可・2種類の拡張スペースあり
- ストレージ M.2 SSD 512GB NVMe 2280
- 拡張ストレージ M.2 SSDで拡張可能(スロット空き1つあり)
- 電源 ACアダプター(19V/4.74A,90W)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ax(2.4GHz+5.0GHz/Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応(2つのLAN端子あり)
- インターフェース USB 2.0 Type-C×1、USB 2.0 Type-A×3、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet ×2、3.5mmジャック
- 冷却システム 8mmの銅製ヒートパイプを内蔵
- 筐体の素材 アルミ合金(フルメタル)
- OS Windows 11 ※LinuxとUbuntuもサポート
- サイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm
- 重量 1350g
- カラー ダークグレー
関連記事: 「CHUWI RZBOX」と史上最強ミニPCを徹底 比較!
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ベンチマークを比較
「GMKtec NucBox K1 /K2」と「MinisForum UM773 Lite」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「CHUWI RZBOX」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GMKtec NucBox K1 /K2」
<CPU> AMD Ryzen 7 6800H
Passmarkによるベンチマークスコアは「23775」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1364」、マルチコアで「8109」。
<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「5750」。
<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS
Passmarkによるベンチマークスコアは「24836」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1500」、マルチコアで約「9800」。
<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。
<プロセッサ性能を解説>
「GMKtec NucBox K1」は6nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.7GHz駆動の「AMD Ryzen 7 6800H」プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約2万3千前後を記録しています。
「NucBox K2」は6nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.75GHz駆動の「AMD Ryzen 7 7735HS」プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約2万5千前後を記録しています。
両プロセッサともAMD Radeon 680M グラフィックスを内蔵しており、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで約「5700」を記録。このスコアはグラフィックカードの「NVIDIA GeForce GTX1050TI」と同等スコアになり、SteamなどのPCゲームが快適に動作することを示しています。
性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業はもちろん、音楽制作DTMなどでも快適に動作します。
ゲームは負荷の高いPCゲームもプレイできますが、グラフィックカードを必要とする高負荷の3Dゲームは遊べないので注意が必要です。
PS2やXbox、Wiiなどを含め、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。
「MinisForum UM773 Lite」
<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS
Passmarkによるベンチマークスコアは「24497」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1574」、マルチコアで「9836」。
<GPU> AMD Radeon 680M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。
「Beelink SER5 Pro 5800H」
<CPU> AMD Ryzen 7 5800H
Passmarkによるベンチマークスコアは「21294」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1320」、マルチコアで「6996」。
<GPU> AMD Radeon Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。
Passmark Average G3D Markで「2802」
「CHUWI RZBOX」
<CPU> Ryzen 7 5800H
Passmarkによるベンチマークスコアは「21299」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1736」、マルチコアで「7076」。
<GPU> AMD Radeon Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。
「GMKtec NucBox K1 /K2」のメリット・デメリット
「GMKtec NucBox K1 /K2」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できる
「GMKtec NucBox K1 /K2」はDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載。2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」は16GB/32GB/64GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Beelink SER5 Pro 5800H」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」は16GB DDR4搭載で、最大64GBまでのメモリ拡張にも対応しています。
・PCIe 3.0接続のM.2 NVMeストレージを搭載
「GMKtec NucBox K1」はPCIe 3.0接続でNVMe規格の512GB/1TB M.2 ストレージを搭載。「NucBox K2」は1TB M.2 NVMeストレージを搭載しています。
一方、「MinisForum UM773 Lite」は512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はNVMe規格のSSDストレージを500GB搭載しています。「CHUWI RZBOX」はNVMe規格のM.2 SSD 512GBストレージを搭載しています。
・M.2ストレージで最大2TBまで拡張できる
「GMKtec NucBox K1 /K2」はM.2ストレージで最大2TBまで拡張が可能です。PCIe 4.0接続で高速なデータ転送も利用できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」はPCle4.0接続のM.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「Beelink SER5 Pro 5800H」はM.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載し、M.2 SSDで拡張できます。
・ Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応
「GMKtec NucBox K1 /K2」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2や2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」と「Beelink SER5 Pro 5800H」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI RZBOX」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、Wi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応しています。
・USB 4.0 Type-Cポートを搭載
「GMKtec NucBox K1 /K2」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はUSB Type-Cポートを搭載し、高速なデータ転送の他にDP映像出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はType-Cポートを搭載していません。
・4K 3画面出力に対応
「GMKtec NucBox K1 /K2」は2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」は8K 3画面出力に対応しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」は4K 3画面出力に対応しています。「CHUWI RZBOX」はHDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15で映像出力できます。
・厚さ4.3cmのメタルボディ。ブラックカラーを用意
「GMKtec NucBox K1 /K2」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmの小型デザインを採用しています。また、筐体はメタル(金属)で、カラーはブラックを用意しています。
一方、「MinisForum UM773 Lite」はサイズ127×128×47mmの小型ボディ、グレーカラーを用意しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はサイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm、重さ455gの小型メタルボディで、ブラックカラーを用意しています。「CHUWI RZBOX」はサイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm、重さ1.334 kgのフルメタルボディで ダークグレーカラーを用意しています。
・冷却システムを搭載
「GMKtec NucBox K1 /K2」はインテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口を採用した冷却システムを搭載しています。静音で動作し、防塵設計にもなっています。
一方、「MinisForum UM773 Lite」はパワフルなファン、2本のヒートパイプ、液体金属熱伝導剤を採用した冷却システムを搭載しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はデュアルヒートパイプと熱伝導チューブ、強力なファンを備えた冷却システムを搭載し、静音で長時間 安定して動作します。「CHUWI RZBOX」は8mmの銅製ヒートパイプを内蔵した冷却システムを搭載しています。
・VESAマウントに対応
「GMKtec NucBox K1 /K2」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。
一方、「MinisForum UM773 Lite」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はVASAマウントに対応し、モニターの背面に設置することができます。「CHUWI RZBOX」はVESAマウントに対応していません。
・Window 11 Pro搭載で新機能も使える
「GMKtec NucBox K1 /K2」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11 Proには、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)
などの機能が追加されています。
一方、「MinisForum UM773 Lite」と「Beelink SER5 Pro 5800H」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「CHUWI RZBOX」はWindows 11搭載でLinuxとUbuntuもサポートしています。
デメリット
・2.5インチのSATA HDD/SSDストレージで拡張できない
「GMKtec NucBox K1 /K2」は2.5インチのSATA HDD/SSDストレージで拡張することができません。
一方、「MinisForum UM773 Lite」と「Beelink SER5 Pro 5800H」は2.5インチのSATA HDD/SSDストレージで拡張できます。「CHUWI RZBOX」は2.5インチのSATA HDD/SSDストレージで拡張できません。
・8K映像出力に対応していない
「GMKtec NucBox K1 /K2」は8K映像出力に対応していません。
一方、「MinisForum UM773 Lite」は8K映像出力に対応しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」と「CHUWI RZBOX」は8K映像出力に対応していません。
「GMKtec NucBox K1 /K2」の評価
「GMKtec NucBox K1 /K2」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
GMKtecから発売されたAMD Ryzen 7 6800H / 7735HS搭載のミニPCです。GMKtecのミニPCの中では最上位クラスのプロセッサ性能で、全体的なスペックも高くなっています。
搭載されているRyzen 7 6800H / 7735HSはPassmarkのCPUベンチマークで約2万3~5千ほどで非常にパワフルです。内蔵のAMD Radeon 680M グラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX1050TI」と同等のグラフィック性能を発揮するため、Steamの人気PCも快適にプレイできます。PCゲーム用のミニPCとしても十分に使える性能です。
AMD Ryzen 7 5800H搭載の「Beelink SER5 Pro 5800H」や「CHUWI RZBOX」も発売されていますが、こちらはCPU性能が高いものの、グラフィック性能があまり高くありません。ちょうど「GMKtec NucBox K1 /K2」の半分くらいのグラフィックスコアです。ゲーム用にするなら、やはり「GMKtec NucBox K1 /K2」の方がいいでしょう。
なお、AMD Ryzen 7 7735HS搭載のミニPCとして「MinisForum UM773 Lite」も発売されています。価格は少し高くなりますが、こちらは8K 3画面出力に対応しており、動画制作やグラフィック制作でかなり快適に使えるようになっています。8K映像出力を利用したいなら「MinisForum UM773 Lite」を選んだ方がいいでしょう。
「GMKtec NucBox K1 /K2」の発売時の価格は$499.00 ~ $539.00。日本円で約6万6千円~約7万2千円になりますが、それでもこの性能ならかなり安いです。GMKtecの公式サイトではお得な割引クーポンも利用できるので、さらに安く購入することが可能です。AMD Ryzenプロセッサを搭載したパワフルなミニPCを探している人におすすめです。
「GMKtec NucBox K1」の販売・購入先
「GMKtec NucBox K1」は、
Amazonで65,432円(税込・セール価格)、
ヤフーショッピングで45,980円(送料無料・中古品)、
GMKtec公式サイトで$499.00 (※$90 OFFクーポン付き)、
AliExpressでUS $344.99 (16GB+512GB・日本円で約51,647円)、
米国 Amazon.comで$423.97 (Ryzen 7 6800H・32GB+1TB・日本円で約63470円)、
で販売されています。
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「GMKtec NucBox K2」の販売・購入先
「GMKtec NucBox K2」は、
Amazonで96,500円(税込・30000円 OFFクーポン付き・Ryzen 7 7735HS・32GB+1TB)、
楽天市場で71,628円(送料無料・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、
ヤフーショッピングで93,602円円(税込・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、
AliExpressでUS $459.99 (日本円で約67,746円・16GBモデル)、
GMKtec公式サイトで$349.00 (ベアボーンモデル・日本円で約51,399円/16GB+1TBモデルは$659.00/32GB+1TBモデルは$719.00)、
で販売されています。
Amazonで「NucBox K2」をチェックする
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★「GMKtec NucBox K6」(Ryzen 7 7840HS・4K 3画面出力)
★「GMKtec NucBox M5」(Ryzen 7 5700U・4K 3画面出力)
★「GEEKOM A5」(Ryzen 7 5800H・4K 4画面出力)
★「Beelink SER6 Max」(Ryzen 7 7735HS・4K 4画面出力)
★「Beelink SER7」(Ryzen 7 7840HS・4K 3画面出力)
★「Beelink SER5 MAX」(Ryzen 7 5800H・4K 3画面・DP)
★「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」(第13世代Intel Core i3/i5)
★「MINISFORUM NAB6」(Core i7-12650H・4K 4画面出力)
★「GMKtec K4」(Ryzen 9 7940HS・4K 3画面出力)
★「MINISFORUM EM680」(超小型・Ryzen 7 6800U・8K 3画面)
★「MINISFORUM UM790 Pro」(Ryzen 9 7940HS・8K 4画面)
★「GMKtec NucBox K3」(Core i7-1260P・4K 3画面出力)
★「Beelink GTR7 /Pro」(Ryzen 7 7840HS/Ryzen 9 7940HS)
「MinisForum UM773 Lite」(Ryzen 7 7735HS・8K 3画面出力)
「Beelink SER5 Pro 5800H」(Ryzen 7 5800H・4K 3画面出力)
「CHUWI RZBOX」(Ryzen 7 5800H・4K 3画面出力)
「MINISFORUM MC560」(Ryzen 5 5625U・カメラ付き)
「Beelink SER6 Pro」(Ryzen 7 6800U・4K 3画面出力)
「MINISFORUM UM560XT」(Ryzen 5 5600H・4K 3画面出力)
「Beelink SEi 12 pro」(第12世代Core i5-1240p)
「MINISFORUM NAB6」(Core i7-12650H・4K 4画面出力)
「MINISFORUM HX99G」(Ryzen 9 6900HX)
他のGMKtecミニPCと比較
他にもGMKtecのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。
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