「GMKtec NucBox M3」やはり最安で最速? 注目の高コスパな小型PCと徹底 比較!


2023年9月に発売された「GMKtec NucBox M3」と注目の高コスパな小型PCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年10月、「GMKtec NucBox M4」(Core i9-11900H)が発売されました。

※2023年5月から「GMKtec NucBox M2」(Core i7-11390H)も発売中です。

「GMKtec NucBox M3」の特徴

GMKtec NucBox M3」の特徴をまとめてみました。

第12世代Core i5-12450H ・Core UHD・最大32GBメモリ

GMKtec NucBox M3」は第12世代 (Alder Lake) Intel Core i5-12450H プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された8コア12スレッド、最大4.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万8千を記録しています。また、第12世代のインテル Core UHD グラフィックスを搭載。3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで、約3千を記録し、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

そのほか、16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

M.2 NVMe 最大1TB・PCIe 4.0 拡張・UBS 3.2ポート

「GMKtec NucBox M3」はPCIe 3.0接続のM.2 NVMeストレージを512GB/1TB 搭載。PCIe 2.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。また、M.2 SSDストレージで最大2TBまで拡張することが可能。PCIe 4.0接続で高速なデータ転送が可能です。

そのほか、3つのUSB3.2 (Gen1 x1)ポートを搭載。5Gbpsの高速転送が可能なほか、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

Type-Cポート・4K 3画面出力・Wi-Fi 6

GMKtec NucBox M3」はType-Cポートを搭載。高速なデータ転送に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。また、4K映像出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載。Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。

そのほか、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2.5Gギガビット有線LAN通信、モニターの背面に設置できるVESAマウント、デュアルヒートシンク採用の冷却システムも利用できます。

公式ページ: Intel 12th Core i5 12450H Mini PC–NucBox M3

価格を比較

GMKtec NucBox M3」と「MINISFORUM UN1265」、「Beelink SER6 Max」、「CHUWI CoreBox 5th」の価格を比較してみました。

「GMKtec NucBox M3」

GMKtec NucBox M3」は、Amazonで70,680円(税込・9000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で86,779円(送料無料)、GMKtec公式サイトで$339.99 、AliExpressでUS $349.99 (日本円で約50903円)、米国 Amazon.comで$339.99 ($90 OFFクーポン付き)で販売されています。

「MINISFORUM UN1265」

MINISFORUM UN1265」は、Amazonで73,980円(税込・13,000円 OFFクーポン付き・Core i7-12650H・32GB+512GB)、楽天市場で50,980円(送料無料・Core i5-12450H・16GB+512GB)、ヤフーショッピングで70,745円円(Core i7-12650H・32GB+512GB)、

AliExpressでUS $379.00 (日本円で約56,224円)、米国 Amazon.comで$519.90 (Core i7-12650H・32GB+1TB)、

MINISFORUM公式サイトで55,980円(16GB+512GBモデル・ベアボーンモデルは46,380円、32GB+512GBモデルは59,180円、32GB+1TBモデルは62,380円)で販売されています。

「Beelink SER6 Max」

Beelink SER6 Max」は、Amazonで79,800円(税込・10,000円 OFFクーポン付き・32GB+500GB)、楽天市場で94,530円(送料無料・32GB+500GB)、ヤフーショッピングで95,271円、Beelink公式サイトで$599.00 (日本円で約88,861円)、AliExpressでUS $457.31 (日本円で約67,841円)、米国 Amazon.comで$509.00 ($80 OFFクーポン付き)で販売されています。

「CHUWI CoreBox 5th」

CHUWI CoreBox 5th」は、CHUWI公式ストアで73,900円 (税込・9000円OFFクーポン付き)で販売されています。

スペックを比較

GMKtec NucBox M3」と「MINISFORUM UN1265」、「Beelink SER6 Max」、「CHUWI CoreBox 5th」のスペックを比較してみました。

「GMKtec NucBox M3」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake) Intel Core i5-12450H
    ※10nm/64bit/8コア/12スレッド/最大4.4GHz/TDP 45W
  • GPU インテル 第12世代 Core UHD Graphics 1.20 GHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200 MT/s
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280、3300MB/s)
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース Type-C (DP/DATA) x1、USB3.2(Gen1 x1/5Gbps)x3、USB2.0 x1、HDMI (4096 x 2160@60Hz) x2、LAN (RJ45/2.5Gギガ) x1、3.5mm ヘッドフォンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム デュアルヒートシンク、強力な冷却ファン、効率的な放熱設計、静音
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工、2.5D強化ガラス
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 114 x 106 x 42.5 mm
  • 重量 不明
  • カラー シルバー
  • 付属品 HDMIケーブル x1、電源アダプター & ケーブル、VESAマウント(ネジ付き)、ユーザーマニュアル、保証書

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「MINISFORUM UN1265」のスペック

  • プロセッサ intel Core i7-12650H
    ※10nm/10コア/16スレッド/最大4.70 GHz
  • GPU 第12世代 Intel UHD グラフィックス 1.40 GHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 デュアルチャンネル
  • 拡張メモリ 合計最大64GBまで (SODIMM スロット×2)
  • ストレージ 512GB/1TB SSD M.2 2280 PCIe 4.0 SSD×1
  • 拡張ストレージ 2.5インチ SATA HDD/SSDスロット ×1
  • 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi6E、BlueTooth 5.2 (M.2 2230 WIFI サポート)
  • 有線LAN 2500Mbps
  • インターフェース USB-C 3.2 Type (Alt DP/Data/PD給電) ×1、USB-A 3.2 (Gen2) ×4、USB-A 2.0 ×1、HDMI ×1、ディスプレイポート 1.3 ×1、RJ45 2.5Gギガビットイーサネットポート ×1、3.5mmコンボジャック ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 4K 3画面出力 (HDMI 2.0、ディスプレイポート 1.4、USB-C 3.2)
  • オーディオ出力 HDMI ×1、3.5mmコンボジャック ×1
  • 冷却システム CLOD WARE 1.5 (液体金属、シングルヒートパイプ、静音動作)
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 129.6 × 127.8 × 54.3mm
  • 重量 900g
  • カラー シルバー、グリーン

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「Beelink SER6 Max」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7735HS
    ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3
  • GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
    ※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵
  • RAM(メモリ) 32GB DDR5 4800MHZ (16GB x2)
  • 拡張メモリ 最大64GB (2つのSO-DIMMスロット)
  • ストレージ 500GB/1TB M.2 SSD NVMe PCIe 4.0 x4 2280
  • 拡張ストレージ M.2 SSD PCIe 4.0 (空きスロット x1)
    ※M.2スロットから2.5インチスロットに変換する場合はSATA拡張モジュールを購入する必要あり
  • 電源 ACアダプター (入力:AC 100〜240V、50/60Hz 出力:19V/5.26A)、磁気電源に対応
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB4 (40Gbps、PD3.0、DP1.4) x2、Type-C x1、USB3.2 x1、USB2.0 x2、HDMI x1、有線LAN(2.5G RJ45) x1、3.5mmオーディオジャック x2、DCジャック、CLR CMOS、電源ボタン
  • 映像出力 4K 4画面出力 (HDMI+DisplayPort+デュアルUSB4、4K 144Hzをサポート)
  • 冷却システム MSC テクノロジー – ベーパーチャンバーとシステムファン
  • 自動電源ON 対応
  • 静音動作 対応
  • VESAマウント 対応・壁掛けブランケット付属
  • 筐体 天板:メタル(金属)、側面:メタルシャーシ、底面:メタル ボトムパネル
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 126 x 113 x 49 mm
  • 重量 不明
  • カラー グリーン、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック

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「CHUWI CoreBox 5th」のスペック

  • プロセッサ Intel Core i5-13500H
    ※10nm/12コア/16スレッド/最大4.70 GHz
  • GPU Intel Iris Xe Graphics eligible、最大 1.45GHz
  • RAM(メモリ) 16GB DDR5、SODIMM x2
  • ストレージ 512G SSD (PCIe)
  • 拡張ストレージ M.2 2280 SSD 1TB
  • 電源 ACアダプター、19V/6.32A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax/2.4GHz+5GHz)、Bluetooth
    ※WiFi6 (AX200 Model)
  • 有線LAN 対応・2.5Gギガビット対応
  • インターフェース Type-C ×1(前面、データのみ)、USB 3.0 Type-A ×2(前面)、USB 3.0 Type-A ×4 (後面)、Displayport ×2、HDMI 2.0 ×2、2.5ギガビットイーサネット ×1、3.5mm マイクジャック ×1、DC ポート ×1
  • 映像出力 4K 4画面出力、4K@60Hz
  • 冷却システム 4本の純銅製ニッケルメッキ・ヒートパイプ、55層の幅広フィンで構成されたアルミニウム製ヒートシンク、3400rpmの回転数で作動する油圧ベアリングファン(12.61CFM)
  • VESAマウント 非対応
  • 筐体 アルミニウム・マグネシウム合金 & ポリカーボネート
  • OS Windows 11
  • サイズ 173 × 158 × 73(H) mm
  • 重量 約 930g
  • カラー ブラック+スペースグレイ

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ベンチマークを比較

GMKtec NucBox M3」と「MINISFORUM UN1265」、「Beelink SER6 Max」、「CHUWI CoreBox 5th」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「GMKtec NucBox M3」

<CPU> Intel Core i5-12450H

Passmarkによるベンチマークスコアは「17950」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1645」、マルチコアで「8509」。

<GPU> インテル 第12世代 Iris Xe Graphics 1.20 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2852」。

<プロセッサ性能を解説>

Intel Core i5-12450Hプロセッサは、10nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万8千を記録しています。

同じプロセッサは「GEEKOM Mini IT12」、「MINISFORUM UN1245」にも搭載されています。

前モデル「GMKtec NucBox M2」は第11世代 (Tiger Lake) インテル Core i7-11390H プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約1万を記録していました。

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。

また、Adobeのイラストレーターやフォトショップ、アフターエフェクトなどの負荷の高いグラフィック系アプリも快適に動作します。

SteamなどのPCゲームも動作しますが、非常に高負荷なゲームは遅延が生じることがあるので注意が必要です。

PS2やXBOXを含めて、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「MINISFORUM UN1265」

<CPU> intel Core i7-12650H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23910」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「10000」。

<GPU> 第12世代 Core UHD グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「19223」。

3DMark Time Spyで「8263」

「Beelink SER6 Max」

<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「24196」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1966」、マルチコアで約「9311」。

<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。

「CHUWI CoreBox 5th」

<CPU> Intel Core i5-13500H

Passmarkによるベンチマークスコアは「22988」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2387」、マルチコアで「12271」。

<GPU> Intel Iris Xe Graphics 13世代

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「12915」。

「GMKtec NucBox M3」のメリット・デメリット

GMKtec NucBox M3」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB DDR4メモリ搭載・最大64GBまで拡張できる

GMKtec NucBox M3」は16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作します。また、2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」は16GB/32GB DDR4 デュアルチャンネルメモリを搭載し、最大64GBまで拡張できます。「Beelink SER6 Max」は32GB DDR5メモリを搭載し、最大64GBまで拡張できます。「CHUWI CoreBox 5th」は16GB DDR5を搭載し、スムーズに動作します。

・512GB/1TB M.2 NVMeストレージ搭載

GMKtec NucBox M3」はPCIe 3.0接続のM.2 NVMeストレージを512GB/1TB搭載。PCIe 2.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。

一方、「MINISFORUM UN1265」は512GB/1TB SSD M.2ストレージを搭載しています。「Beelink SER6 Max」はPCIe 4.0接続の500GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は高速なPCIe接続の512G SSDストレージを搭載し、SATA接続のストレージよりも高速なデータ転送を利用できます。

・M.2 SSDで最大2TBまで 拡張できる・PCIe 4.0 もサポート

GMKtec NucBox M3」はPCIe 4.0接続のM.2 SSDストレージで最大2TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」は2.5インチの拡張スロットを搭載。SATA HDD/SSDでストレージを拡張できます。「Beelink SER6 Max」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載し、M.2 SSD PCIe 4.0でストレージを拡張できます。「CHUWI CoreBox 5th」はM.2 2280 SSDの拡張スロットを搭載。最大1TBまで容量を増やせます。

・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応

GMKtec NucBox M3」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。

一方、「MINISFORUM UN1265」と「Beelink SER6 Max」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI CoreBox 5th」はWi-Fi 6、Bluetooth、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応しています。

・ Type-Cポート搭載・ DP映像出力・データ転送に対応

GMKtec NucBox M3」はType-Cポートを搭載し、高速なデータ転送に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」はUSB-C 3.2ポート搭載でPD給電、映像出力、高速転送に対応しています。「Beelink SER6 Max」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速転送、PD3.0充電、DP1.4映像出力が利用できます。「CHUWI CoreBox 5th」は1つのType-Cポート(データのみ)を搭載しています。

・3つのUSB3.2 (Gen1 x1/5Gbps)ポートを搭載

GMKtec NucBox M3」は3つのUSB3.2ポート (Gen1 x1/5Gbps)を搭載し、5Gbpsの高速転送が可能なほか、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」は4つのUSB-A 3.2 (Gen2)ポートと1つのUSB-A 2.0ポートを搭載しています。「Beelink SER6 Max」は1つのUSB3.2ポートと2つのUSB2.0ポートを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は6つのUSB 3.0 Type-Aポートを搭載しています。

・4K 3画面出力に対応

GMKtec NucBox M3」は4K映像出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートとType-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力を利用できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」はHDMIポートとディスプレイポート、USB-C 3.2ポートを組み合わせて、4K 3画面出力も利用できます。「Beelink SER6 Max」はHDMI 2.1ポートとDisplayport、2つのUSB4ポートを組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。「CHUWI CoreBox 5th」は2つのDisplayportポートと2つのHDMI 2.0ポートを搭載し、4つのポートを組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。

・冷却システム搭載で高温化を防げる

GMKtec NucBox M3」はデュアルヒートシンク採用の冷却システムを搭載し、熱を効率的に排出し、本体の高温化を防ぐことができます。

一方、「MINISFORUM UN1265」は液体金属やシングルヒートパイプを採用した冷却システム CLOD WARE 1.5を搭載しています。「Beelink SER6 Max」はMSCテクノロジーを採用した冷却システムを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は4本の純銅製ニッケルメッキ・ヒートパイプを備えた冷却システムを搭載しています。

・VESAマウントに対応

GMKtec NucBox M3」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。

一方、「MINISFORUM UN1265」と「Beelink SER6 Max」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。「CHUWI CoreBox 5th」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応していません。

・厚さ42.5mmの省スペース設計・シルバーカラーを用意

GMKtec NucBox M3」はサイズ 114 x 106 x 42.5 mmの省スペース設計でシルバーカラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM UN1265」はサイズ 129.6 × 127.8 × 54.3mmで、シルバー、グリーンの2色カラーを用意しています。「Beelink SER6 Max」はサイズ 126 x 113 x 49 mmのメタル(金属)製で、グリーン、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラックの4色カラーを用意しています。「CHUWI CoreBox 5th」はサイズ 173 × 158 × 73(H) mm、重さ約 930gの省スペース設計を採用し、ブラック+スペースグレイカラーを用意しています。

・ Window 11 Pro搭載で新機能も使える

GMKtec NucBox M3」はWindow 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、

クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)

などの新機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM UN1265」はWindows 11 Home 64bit (日本語版)を搭載し、新機能も使えるようになっています。「Beelink SER6 Max」はWindows 11 Proを搭載し、新機能も使えるようになっています。「CHUWI CoreBox 5th」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。

デメリット

・USB4 ポートを搭載していない

GMKtec NucBox M3」は40Gbpsの高速転送、PD3.0充電、DP1.4映像出力を利用できるUSB4 ポートを搭載していません。

一方、「Beelink SER6 Max」は2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速転送、PD3.0充電、DP1.4映像出力が利用できます。「MINISFORUM UN1265」と「CHUWI CoreBox 5th」はUSB4ポートを搭載していません。

・2.5インチHDD/SSDで拡張できない

GMKtec NucBox M3」は2.5インチ SATA HDD/SSDで拡張できません。

一方、「MINISFORUM UN1265」は2.5インチ SATA HDD/SSDで拡張できます。「Beelink SER6 Max」は別売のSATA拡張モジュールを利用することで、2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張できます。「CHUWI CoreBox 5th」は2.5インチ SATA HDD/SSDで拡張できません。

「GMKtec NucBox M3」の評価

GMKtec NucBox M3」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

2023年5月に発売された「GMKtec NucBox M2」の後継モデルになります。新たに第12世代のインテルCore i5プロセッサを搭載したことで、よりパワフルに動作するミニPCになっています。

搭載するCore i5-12450H プロセッサは10nmプロセスで製造された8コア、12スレッド、最大4.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約1万8千ほど。3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアは約「3000」前後になっています。

PCゲームは一応プレイできるものの、「Beelink SER6 Max」が搭載するRyzen 7 7735HSよりもグラフィック性能が約2700ほど低くなっています。ゲーミングPCとしてはやや性能が低いので注意が必要です。

ただし、Adobeのイラストレーターやフォトショップ、アフターエフェクトなどの負荷の高いグラフィック系アプリや一般的な動画編集ソフトなら快適に動作します。Type-Cと2つのHDMI 2.0ポートで4K 3画面出力も利用できるので、クリエイティブな作業は非常に快適にできるでしょう。

また、メモリで最大64GB、ストレージで大2TBまでと拡張性も高いです。「MINISFORUM UN1265」のように2.5インチHDD/SSDで拡張できないというデメリットはありますが、最初から16GB/32GB DDR4メモリと 512GB/1TB M.2 NVMeが搭載されているので、それほど困ることはありません。

GMKtec NucBox M2」の発売時の価格は63,800円(税込・14000円 OFFクーポン付き)。

実質、49800円で購入できるので、非常にコスパが高いといえます。この価格は第13世代のインテル Core i5-13500Hを搭載する「CHUWI CoreBox 5th」も1万5千円以上安い価格です。第12世代のインテルCore i5プロセッサを搭載した高コスパなミニPCを探している人におすすめです。

「GMKtec NucBox M3」のデザイン

GMKtec NucBox M3」のデザインは以下の公式動画から確認できます。

「GMKtec NucBox M3」の販売・購入先

GMKtec NucBox M3」は、

Amazonで70,680円(税込・9000円 OFFクーポン付き)、

楽天市場で86,779円(送料無料)、

GMKtec公式サイトで$339.99 、

AliExpressでUS $349.99 (日本円で約50903円)、

米国 Amazon.comで$339.99 ($90 OFFクーポン付き)、

で販売されています。

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「TRIGKEY G12」(Core i5-12450H・4K 2画面)

★「MINISFORUM UM780 XTX」(Ryzen 7 7840HS・8K 4画面 )

★「GMKtec NucBox M4」(Core i9-11900H・4K 3画面出力)

★「CHUWI CoreBox 5th」(Core i5-13500H・4K 4画面出力)

MINISFORUM UN1265

Beelink SER6 Max

CHUWI CoreBox 5th

Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」(第13世代 Core i5 / i7)

GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H・8K映像出力)

BMAX B4 Plus」(Intel N100・4K 3画面出力)

ASUS PN42」(Intel N100・ベアボーンPC)

Blackview MP200」(Core i5 11400H・4K 3画面出力)

BMAX B7 Power」(Core i7-11390H・4K 3画面出力)

Beelink SEi 12 pro」(第12世代Core i5・Thunderbolt 4)

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