2023年5月に発売された「Beelink GTR7 /Pro」と最新のハイエンド小型PCと徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※Amazon.co.jpで発売されました。
※2023年8月23日、「Beelink SER7」(Ryzen 7 7840HS)が発売されました。
※2022年11月から「Beelink GTR6」(Ryzen 9 6900HX)も発売中です。
「Beelink GTR7 /Pro」の特徴
「Beelink GTR7 /Pro」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 7 7940HS・Radeon 780M・64GB DDR5メモリ
「Beelink GTR7 /Pro」は Ryzen 7 7840HS / Ryzen 9 7940HSプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1/5.2GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万8千以上を記録しています。また、GPUにAMD Radeon 780M グラフィックスを採用。GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能を発揮し、SteamなどのPCゲームもスムーズにプレイできます。そのほか、DDR5 5600MHz規格のメモリを64GB搭載。2スロットで拡張もできます。
M.2 PCle 4.0・最大4TB拡張・4画面出力
「Beelink GTR7 /Pro」はPCle 4.0接続のM.2 2280 NVMeストレージを500GB/1TB搭載。3500MB/sの高速転送も利用できます。また、PCle 4.0接続のM.2 2280 NVMeで最大4TBまで拡張することが可能。M.2 SATA 2280 およびSATA3の2.5インチのHDD/SSDで拡張することもできます。そのほか、1つのType-C USB 3.2ポートと3つのUSB 3.2ポートを搭載し、10Gbpsの高速データ転送が利用可能。2つのUSB 4.0ポート、1つのDisplayportポート、1つのHDMI 2.1ポートを組み合わせて4画面出力も利用できます。
磁気DCポート・Wi-Fi 6・指紋認証
「Beelink GTR7 /Pro」は新たにマグネット式のDCポートを採用。ACアダプターからの給電を着脱可能なマグネットで行うことができます。また、インテルAX200採用の「Wi-Fi 6」に対応し、5GHz帯で2.4Gbps(2401Mbps)の高速通信が利用可能。Bluetooth 5.2や2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信も利用できます。そのほか、電源ボタンに指紋センサーを搭載し、安全かつスピーディーにログインすることが可能。従来よりも19%性能が向上した冷却システムや壁掛けマウントも利用できます。
公式ページ: Beelink Mini Desktop Home Page
価格を比較
「Beelink GTR7 /Pro」と「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」の価格を比較してみました。
「Beelink GTR7 /Pro」
「Beelink GTR7」(Pro)は、Amazonで152,800円(税込・20,000 円OFFクーポン付き)、楽天市場で180,330円(送料無料)、ヤフーショッピングで160,440円、Beelink公式サイトで$819.00 (1/7までのセール価格・32GB+1TBモデル・日本円で約115,499円)、AliExpressでUS $866.40 (日本円で約122,184円)、米国 Amazon.comで $839.20 (日本円で約118,348円)で販売されています。
「MINISFORUM HX99G」
「MINISFORUM HX99G」は、Amazonで189,800円 (税込・37960円 OFFクーポン付き)、楽天市場で203,380円 (税込・送料別)、ヤフーショッピングで184,658円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $977.55 (MINISFORUM公式)、MINISFORUM公式サイトで136,980円(税込・16GB+512GBモデル・ベアボーンモデルは116,980円)、米国 Amazon.comで$959.99 (24%OFF価格)で販売されています。
「GMKtec NucBox K2」
「GMKtec NucBox K2」は、Amazonで84,898円 (税込・10050円 OFFクーポン付き・特選タイムセール価格)、AliExpressでUS $406.03 (GMKtec公式ストア)、GMKtec公式サイトで$539.00 (日本円で約7万2千円 ※$50 OFFクーポン付き)で販売されています。
「CHUWI RZBOX」
「CHUWI RZBOX」は、Amazonで55,900円(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB・8000円OFFクーポン付き)、楽天市場で66,000円(税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、ヤフーショッピングで59,916円 (税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、CHUWI公式ストアで65,131円 (Ryzen 7 5800)、AliExpressでUS $463.99(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB)、米国 Amazon.comで$439.00 ($100 OFFクーポン付き)で販売されています。
スペックを比較
「Beelink GTR7 /Pro」と「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」のスペックを比較してみました。
「Beelink GTR7 /Pro」のスペック
- プロセッサ Ryzen 7 7840HS ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/TDP 35-54W/Zen 4
Pro:AMD Ryzen 9 7940HS ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.2GHz/TDP 最大65W/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M グラフィックス,12コア,2800 MHz,RDNA3アーキテクチャ
- RAM(メモリ) 64GB DDR5 5600 MHz
※SO-DIMM DDR5 スロット x2 - ストレージ 500GB/1TB M.2 2280 PCle 4.0 NVMe
- 拡張ストレージ M.2 2280 PCle 4.0 NVMeで最大4TBまで
※M.2 SATA 2280 コネクタとSATA3 2.5 インチ スロットもあり - 電源 ACアダプター(19V/5.26A)、磁気充電システム採用
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (intel AX200)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gbps (デュアル対応)
- インターフェース USB 4.0 (40Gbps/TB3/PD 100W/DP1.4) x2、Type-C USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 3.2 (10Gbps) x3、USB 2.0 (480Mbps) x2、DP 1.4 (4K 144Hz)x1、HDMI 2.1 (MAX4K 120Hz) x1、LAN (intel 1225-V 2.5G) x2、3.5mmヘッドホンジャック (RealTek ALC897) x2、DCポート (マグネットで着脱)
- 映像出力 4画面出力に対応
- 自動電源ON 対応
- 冷却システム サイレント ファン(本体の下部と上部に配置)、MSCクーリングテクノロジー(19%向上)
- VESA 壁掛け対応
- 筐体の材質 メタル(金属)
- 生体認証 指紋認証
- OS Windows 11
- サイズ 168 x 120 x 49 mm
- 重量 不明
- カラー グリーン、ダークブルー、スペースグレー、ヘルメスオレンジ
- 付属品 ACアダプター、ウォールマウント、HDMIケーブル x2、ユーザーマニュアル
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「MINISFORUM HX99G」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 9 6900HX
※7nm/8コア/16スレッド/最大4.9GHz - GPU AMD Radeon™ RX 6600M (GDDR6 8GB)
- RAM(メモリ) 16GB DDR5 (8GB×2 デュアルチャンネル)
- 拡張メモリ 合計最大64GBまで (SODIMM スロット×2)
- ストレージ M.2 2280 256GB/512GB/1TB PCIe SSD×1
- 拡張ストレージ M.2 2280 SSD PCIe スロット x2 (SSD装着、空)
※NGFF SATA / NVMe PCle4.0 サポート - 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI サポート(Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2)
- 有線LAN 2500Mbps LAN
- インターフェース 2×USB-C 4.0 (背面)、1×USB-C 3.2(Gan1、前側)、1×USB 3.2 (Gen2)、3×USB 3.2 (Gen1) 、2×HDMI、1×RJ45 2.5Gギガビットイーサネットポート、1×MIC (音声入力)、1×ヘッドフォンジャック、1×Clear CMOS
- 映像出力 HDMI 2.0 (4K@60Hz) ×2、USB-C 4.0 (8K@60Hz)×2
※8K 4画面出力 - オーディオ出力 HDMI ×2/ ヘッドフォンジャック
- 冷却 デュアルファン、7本のヒートパイプ、CPUとGPUの両方に液体金属熱伝導剤、低騒音
- 筐体の素材 炭素繊維複合材料製
- OS Windows 11 Pro ※Ubuntu/Linux対応
- サイズ 205×203×69.3mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
関連記事: 「MINISFORUM HX99G」やはり最強か? 最新の高性能ミニPCと徹底 比較!
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「GMKtec NucBox K2」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7735HS ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3
- GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵 - RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 4800
- 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
- ストレージ1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
- 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
- 電源 ACアダプター(20V/6A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
- 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
- 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
- VESAマウント 対応
- 筐体 メタル(金属)、CNC加工
- OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
- サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
- 重量 不明
- カラー ブラック
関連記事: 「GMKtec NucBox K1 /K2」超高速か? 注目のRyzen ミニPCと徹底 比較!
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「CHUWI RZBOX」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
- GPU Radeon Graphics (8コア)
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz
- 拡張メモリ 最大64GBまで拡張可・2種類の拡張スペースあり
- ストレージ M.2 SSD 512GB NVMe 2280
- 拡張ストレージ M.2 SSDで拡張可能(スロット空き1つあり)
- 電源 ACアダプター(19V/4.74A,90W)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ax(2.4GHz+5.0GHz/Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応(2つのLAN端子あり)
- インターフェース USB 2.0 Type-C×1、USB 2.0 Type-A×3、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet ×2、3.5mmジャック
- 冷却システム 8mmの銅製ヒートパイプを内蔵
- 筐体の素材 アルミ合金(フルメタル)
- OS Windows 11 ※LinuxとUbuntuもサポート
- サイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm
- 重量 1350g
- カラー ダークグレー
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ベンチマークを比較
「Beelink GTR7 /Pro」と「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「Beelink GTR7 /Pro」
<CPU> Ryzen 7 7840HS ※スタンダード版
Cinebench 20 によるベンチマークスコアは「6267」(CPU)。
3D Mark 11 によるベンチマークスコアは「P8179」(CPU)。
Passmarkによるベンチマークスコアは「28429」(CPU)。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1872」、マルチコアで「13635」。
<CPU> Ryzen 9 7940HS ※Pro版
Cinebench 20 によるベンチマークスコアは「6811」(CPU)。
3D Mark 11 によるベンチマークスコアは「P8483」(CPU)。
Passmarkによるベンチマークスコアは約「29000」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「2000」、マルチコアで約「14000」。
<GPU> AMD Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
<プロセッサ性能を解説>
スタンダード版は4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動の「Ryzen 7 7840HS」を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約2万8千を記録しています。
Pro版は4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.2GHz駆動の「Ryzen 9 7940HS」を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約2万9千を記録しています。
いずれもRyzen 9 6900HXやRyzen 7 7735HSよりも高いスコアで非常に高速に動作することがわかります。
また、両モデルともGPU (CPU内蔵)はAMD Radeon 780Mで、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等のグラフィック性能(※3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアで約「9000」)を発揮します。
AliExpressの製品紹介ページでは、各ゲームのFPSが公開されており、それによると、CS:GOでFPS 120、LOLでFPS 150-174、PUBGでFPS 75-95、Destiny2でFPS 50-60、DOTA 2でFPS 105-120(※スタンダード版)になっています(※Pro版ではより高いスコアになっているので気になる人はチェックしてみてください)。
性能的には非常に高速で、負荷の高いPCゲームでもサクサク動作します。もちろん、動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業でも快適に動作します。
「MINISFORUM HX99G」
<CPU> Ryzen 9 6900HX
Passmarkによるベンチマークスコアは「24699」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1400」、マルチコアで約「9000」。
<GPU> AMD Radeon 680M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。
「GMKtec NucBox K2」
<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS
Passmarkによるベンチマークスコアは「24836」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1500」、マルチコアで約「9800」。
<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。
「CHUWI RZBOX」
<CPU> Ryzen 7 5800H
Passmarkによるベンチマークスコアは「21299」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1736」、マルチコアで「7076」。
<GPU> AMD Radeon Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。
「Beelink GTR7 /Pro」のメリット・デメリット
「Beelink GTR7 /Pro」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・64GB DDR5メモリ搭載でスムーズに動作する
「Beelink GTR7 /Pro」はDDR5 5600MHz規格のメモリを64GB搭載しています。また、2つのスロットを搭載し、拡張も可能です。
一方、「MINISFORUM HX99G」は16GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K2」はDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載。2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」は16GB DDR4搭載で、最大64GBまでのメモリ拡張にも対応しています。
・PCle 4.0接続の500GB/1TB M.2 2280ストレージ搭載で最大4TBまで拡張できる
「Beelink GTR7 /Pro」はPCle 4.0接続のM.2 2280 NVMeストレージを500GB/1TB搭載し、3500MB/sの高速転送も利用できます。
一方、「MINISFORUM HX99G」はM.2 SSD 256GB/512GB/1TBストレージ搭載でPCle4.0接続のM.2で拡張もできます。「GMKtec NucBox K2」はPCIe 3.0接続のM.2 NVMeストレージを1TB 搭載し、M.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」はNVMe規格のM.2 SSD 512GBストレージを搭載し、M.2 SSDで拡張もできます。
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LANに対応
「Beelink GTR7 /Pro」はインテルAX200「Wi-Fi 6」に対応し、5GHz帯で2.4Gbps(2401Mbps)の高速通信が利用できます。また、Bluetooth 5.2や2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信(デュアル対応)も利用できます。
一方、「MINISFORUM HX99G」と「GMKtec NucBox K2」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI RZBOX」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応しています。
・マグネット式のDCポートが使える
「Beelink GTR7 /Pro」は新たにマグネット式のDCポートを採用し、ACアダプターからの給電を着脱可能なマグネットで行うことができます。
一方、「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」はマグネット式のDCポートを採用していません。
・2つのUSB 4.0ポートを搭載
「Beelink GTR7 /Pro」はThunderbolt3互換の2つのUSB 4.0ポートを搭載し、40Gbpsの高速データ転送、PD充電(100W)、DP1.4映像出力に利用できます。
一方、「MINISFORUM HX99G」は2つのUSB-C 4.0ポートを搭載。DP映像出力や4K/8Kの映像出力に対応するほか、外付けeGPUボックスと接続することもできます。「GMKtec NucBox K2」は1つのUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はUSB 4.0ポートを搭載していません。
・4画面出力に対応
「Beelink GTR7 /Pro」は2つのUSB 4.0ポート、1つのDisplayportポート、1つのHDMI 2.1ポートを組み合わせて4画面出力も利用できます。
一方、「MINISFORUM HX99G」は2つのHDMIポートと2つのUSB-C 4.0ポートを組み合わせて、8K 4画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox K2」は2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はHDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15で映像出力できます。
・厚さ49 mmの小型軽量デザイン・4色カラーを用意
「Beelink GTR7 /Pro」はサイズ 168 x 120 x 49 mmの小型軽量デザインで、グリーン、ダークブルー、スペースグレー、ヘルメスオレンジの4色カラーを用意しています。
一方、「MINISFORUM HX99G」はサイズ205×203×69.3mmの小型デザインで、ボディに衝撃や熱伝導性に優れる炭素繊維複合材料を採用しています。「GMKtec NucBox K2」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmのメタルボディで、ブラックカラーを用意しています。「CHUWI RZBOX」はサイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm、重さ1350gで、ダークグレーカラーを用意しています。
・冷却システムを搭載
「Beelink GTR7 /Pro」はサイレント ファン(本体の下部と上部に配置)やMSCクーリングテクノロジー採用の冷却システムを搭載し、従来モデルよりも19%性能が向上した冷却を利用できます。
一方、「MINISFORUM HX99G」は7本のヒートパイプ、冷却用デュアルファン、液体金属熱伝導剤(CPUとGPUの両方)を採用した強力な冷却システムを搭載しています。「GMKtec NucBox K2」はインテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口を採用した冷却システムを搭載しています。「CHUWI RZBOX」は8mmの銅製ヒートパイプを内蔵した冷却システムを搭載しています。
・指紋認証に対応
「Beelink GTR7 /Pro」は本体に指紋センサーを搭載し、タッチするだけですばやく安全にログインできるようになっています。
一方、「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」は指紋認証に対応していません。
・Windows 11の新機能が使える
「Beelink GTR7 /Pro」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの機能が追加されています。
一方、「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「CHUWI RZBOX」はWindows 11を搭載しています。
デメリット
・グラフィックボードを搭載できない
「Beelink GTR7 /Pro」は大型のデスクトップPCと違い、別売のグラフィックボードを追加してグラフィック性能を上げることができません。
一方、「MINISFORUM HX99G」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」もグラフィックボードを搭載できません。
「Beelink GTR7 /Pro」の評価
「Beelink GTR7 /Pro」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★
<総合評価>
2022年11月に発売された「Beelink GTR6」の後継モデルです。BeelinkのミニPCの中で最もスペックが高いハイエンドなミニPCになっています。
プロセッサはRyzen 7 7840HS/Ryzen 9 7940HSで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで2万8千以上と超高速です。内蔵されているRadeon 780M GPUもグラフィック性能が高く、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050と同等の性能を発揮します。この組み合わせであれば、かなり負荷の高いPCゲームでもサクサク動作するでしょう。
「MINISFORUM HX99G」や「GMKtec NucBox K2」よりも高速で、ゲーミングPCとして十分に使える性能です。
また、静音な冷却ファンや従来よりも19%性能を向上させた冷却システムを搭載。2つのUSB 4.0ポートを備え、4画面出力や指紋認証、Wi-Fi 6 (intel AX200)、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応するなど、全体的な性能も非常に高いです。
そのほか、マグネット式のDCポートを採用するなど斬新な機能も搭載されています。このポートはマグネットで着脱できるため、従来のDCポートのように差し込む必要がありません。また、「Beelink GTR7 /Pro」はグリーン、ダークブルー、スペースグレー、ヘルメスオレンジの4色カラーを用意しており、非常にオシャレな感じがします。ポップな感じもあり、従来のミニPCにはなかった新鮮な印象を受けます。
「Beelink GTR7 /Pro」の発売時の価格はUS $1,999.00 (Pro版はUS $2,599.00)。日本円に換算すると約26万7千円から34万8千円ほど。非常に高額ですが、発売セールなどでもっと安くなるかもしれません。Ryzenプロセッサを搭載したハイエンドな小型PCを探している人におすすめです。
「Beelink GTR7 /Pro」の販売・購入先
「Beelink GTR7 /Pro」は、
Amazonで152,800円(税込・20,000 円OFFクーポン付き)、
楽天市場で180,330円(送料無料)、
ヤフーショッピングで160,440円、
Beelink公式サイトで$819.00 (1/7までのセール価格・32GB+1TBモデル・日本円で約115,499円)、
AliExpressでUS $866.40 (日本円で約122,184円)、
米国 Amazon.comで $839.20 (日本円で約118,348円)、
で販売されています。
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他の小型PCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS・4K 4画面出力)
★「Minisforum MS-01」(Core i9-13900H・8K 3画面)
★「MINISFORUM AR900i」(マザーボード・Core i9-13900HX)
★「Beelink SER7」(Ryzen 7 7840HS・4K 3画面出力)
★「GMKtec K4」(Ryzen 9 7940HS・4K 3画面出力)
★「MINISFORUM UM790 Pro」(Ryzen 9 7940HS・8K 4画面)
「Beelink SEi 12 pro」(第12世代Core i5-1240p)
「Minisforum NUCG5」(第12世代Core i5-1240p)
「MINISFORUM NAB6」(Core i7-12650H・4K 4画面出力)
他のBeelink ミニPCと比較
他にもBeelinkのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。
BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に! 最新 機種 まとめ
その他のおすすめ小型PCは?
その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
海外製の小型PCをまとめて紹介しています。
国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。
Amazon整備済み品の激安ミニPCをまとめています。
<インテル NUC / ベアボーン>
Intel NUCのミニPCを激安ゲット! 選び方、おすすめ、できるこ
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