「MINISFORUM AR900i」むき出しで爆安か? 高性能インテル ミニPCと徹底 比較!


2023年12月8日に発売された「MINISFORUM AR900i」と高性能なインテル ミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※製品の出荷は12月28日になります。

「MINISFORUM AR900i」の特徴

MINISFORUM AR900i」の特徴をまとめてみました。

Core i9-13900HX・13世代UHD Graphics・最大96GBメモリ

MINISFORUM AR900i」は第13 世代 (Raptor Lake)のIntel Core i9-13900HX プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された24コア32スレッド最大5.4 GHz 駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約4万5千を記録しています。

また、GPUに第13世代のIntel UHD Graphics グラフィックスを採用。第12世代のUHD Graphics グラフィックスよりも高いグラフィック性能を発揮し、SteamなどのPCゲームやAdobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

そのほか、DDR5-5600のデュアルチャンネルメモリを最大96GBまで搭載することが可能。Intel XMP 3.0 に対魚氏、オーバークロックで6400まで引き上げることもできます。

4つのM.2 SSDスロット・グラボ追加・USB3.2ポート

MINISFORUM AR900i」はストレージ用のM.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットを4つ搭載。大容量ファイルの処理や複数アプリも高速に処理できます。また、PCIe 5.0 x16 コネクタを1つ搭載。Nvidia RTX4090/AMD RX 7900 XTXなどのグラフィックボード(※別売)が搭載可能で、グラフィック性能を大幅に向上させることができます。

そのほか、1つのUSB3.2 Gen2 Type-C ポートと、2つのUSB3.2 Gen1 Type-Aポート、1つのUSB-C (4K@60Hz)ポートを搭載。合計4つのUSBポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

8K 3画面表示・放熱設計・M.2 Wi-Fiカード

MINISFORUM AR900i」はUSB3.2 Gen2 Type-C ポートとディスプレイポートを搭載し、最大8Kの映像出力(DP出力)が可能。HDMI2.0ポートと組み合わせて3画面 出力も利用できます。また、モバイルチップ用に特別に設計された冷却用のCPU クーラーSSD クーラーを採用。自社開発の放熱構造により、熱を効率的に放出しつつ、静音で動作します(※ファンは別売)。

そのほか、M.2  Wi-Fi カード用のスロットを搭載し、高速なWi-Fi6E 通信やBluetooth 5.3によるワイヤレス接続が利用可能。より安定した通信が利用できる2.5G ギガビット有線LANも利用できます。

公式ページ: Minisforum AR900i/650i 

価格を比較

MINISFORUM AR900i」と「Minisforum NAD9」、「GMKtec NucBox K3 Pro」、「BMAX B8 Pro」の価格を比較してみました。(※以下、アフィリエイト広告を含みます。)

「MINISFORUM AR900i」

MINISFORUM AR900i」は、MINISFORUM公式サイトで89,590円で販売されています(※出荷開始は12/28)。

「Minisforum NAD9」

Minisforum NAD9」は、Amazonで107,980円 (税込・20800円 OFFクーポン付き)、楽天市場で65,637円(送料無料・中古品)、ヤフーショッピングで70,730円 (+ 送料720円)、Minisforum公式サイトで96,980円~(16GB+512GB)、AliExpressでUS $569.00 (日本円で約82428円)、米国 Amazon.comで$623.00で販売されています。

「GMKtec NucBox K3 Pro」

GMKtec NucBox K3 Pro」は、Amazonで57,800円(税込・Pro版・24GB+1TBモデル)、楽天市場で77,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで61,846円(送料無料)、AliExpressでUS $489.99 (日本円で約70982円)、米国 Amazon.comで$599.99 (24GB+1TB・$198 OFFクーポン付き)、GMKtec公式サイトで$679.89 (Pro版・24GB+1TBモデル)で販売されています。

「BMAX B8 Pro」

BMAX B8 Pro」は、Amazonで64,599円(税込・10% OFFクーポン付き)、Geekbuyingで62523円、米国 Amazon.comで$499.99 (日本円で約72431円)で販売されています。

スペックを比較

MINISFORUM AR900i」と「Minisforum NAD9」、「GMKtec NucBox K3 Pro」、「BMAX B8 Pro」の価格を比較してみました。

「MINISFORUM AR900i」のスペック

  • 規格 Mini-ITX 規格(170x170x1.6 mm)
  • プロセッサ 第13 世代 (Raptor Lake)のIntel Core i9-13900HX
    ※10nm/24コア/32スレッド/最大5.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics for 13th Gen 1.65 GHz
  • RAM(メモリ)DDR5-5600 デュアルチャンネル (Intel XMP 3.0 対応/オーバークロックで6400まで引き上げ可能)
  • 拡張メモリ 合計最大96GBまで (SODIMM スロット×2)
  • ストレージ M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロット ×4
  • 拡張ストレージ PCIe 5.0 X16コネクタ×1
  • 電源 なし
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI サポート(Wi-Fi6E , BT5.3)
  • 有線LAN(イーサネット) 2500Mbps LAN ×1
  • インターフェース USB3.2 Gen2 Type-C ×1(Alt DP)、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB2.0 Type-A Port ×2
  • 映像出力 3画面 出力、最大8K表示、HDMI2.0 (4K@60Hz)×1、DisplayPort1.4 (8K@60Hz)×1、USB-C (4K@60Hz)×1
  • オーディオ出力 HDMI2.0 ×1、DisplayPort1.4 ×1、USB-C ×1、Line Out ×1
  • 入出力 4ピンCPUファンヘッダ×1、4ピンシステムファンヘッダ×2、4ピンSSDファンヘッダ×1、USB 3.2 Gen 1ヘッダー×1、フロントパネルオーディオヘッダー×1、システムパネルヘッダ×1
  • 冷却ファン ファン規格:12025ファン(12cm・別売)、※フロントSSDのみアクティブヒートシンク付属
  • OS なし
  • サイズ 170 x 170 x 1.6 mm (Mini-ITX)
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

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「Minisforum NAD9」のスペック

  • モデル Neptune Series NAD9 ※OSなしのベアボーンあり
  • プロセッサ Intel Core i9-12900H
    ※7nm/14コア/20スレッド 、L3キャッシュ合計24MB、基本クロック2.5GHz、最大ブースト・クロック5.0GHz)
  • GPU Intel Iris Xe
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB
    ※DDR4 8GB×2 デュアルチャンネル
  • 拡張メモリ SODIMM スロット×2、合計最大64GBまで
  • ストレージ M.2 SSD 512GB/1TB 2280 NVMe PCIe 4.0 SSD×1
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで、2.5インチ SATA HDD Slot ×2 (SATA 3.0 6.0Gb/s)
  • 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi、Bluetooth
    ※M.2 2230 WIFI サポート
  • 有線LAN 対応・2.5Gギガビットイーサネット
  • インターフェース 1×USB-C 3.2 (Gan2、DP Only)、1×USB-C 3.2 (Gan2、Alt DP and Data)、1×USB-C 3.2 (Gan2、Data Only、前側)、2×USB 2.0、1×USB 3.2 (Gen2、前側)、1×USB 3.2(Gen1、背面) 、2×HDMI、1×RJ45 2.5Gギガビットイーサネットポート、1×ヘッドフォンジャック、1×MIC (音声入力)、1×Clear CMOS
  • 筐体の素材 アルミ合金
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 180×208×67mm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

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「GMKtec NucBox K3 Pro」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake)インテル Core i7-1265H
    ※10nm/10コア/16スレッド/最大4.7GHz
  • GPU インテル Iris Xe Graphics (96EU)
  • RAM(メモリ) 24GB LPDDR5 4800MT/s
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB/2TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 1Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (Thunderbolt 4互換/最大40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x4、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン、超電導銅ダブルターボ冷却設計、全立体囲い込み式吸気口、静音
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 約422g
  • カラー ブラック

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「BMAX B8 Pro」のスペック

  • プロセッサ 第12世代(Alder Lake) intel Core i7-1255U
    ※10nm/64bit/10コア/12スレッド/最大4.70 GHz/TDP 12~55 W
  • GPU Intel Iris Xe Graphics 1.25 GHz
  • RAM(メモリ) 24GB DDR5-5200 MHz
  • ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD 2280
  • 拡張ストレージ M.2_NVMe 2280 x1、2.5インチ SATA HDD/SSD x1
  • 電源 ACアダプター (DDC19V/2.5A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 1Gbps ギガビット有線LAN (1000Mbps)
  • インターフェース USB 3.1 Type-C (映像出力) x 1、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI 2.0b x 2、有線LAN(RJ45) x1、オーディオジャック x1、電源ボタン、リセットボタン
  • 映像出力 4K 3画面出力、4K/60Hz(HDMI/Type-C)、Dynamic HDR (4K ULTRA HD)
  • 冷却システム スマートファン + 2つの銅製ヒートパイプ
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 アルミニウム合金 ※新しいテクスチャデザイン採用
  • OS Windows 11 Pro + Linux Ubuntu (デュアルOSをサポート)
  • サイズ 125 x 112 x 44mm
  • 重量 370 g
  • カラー ブラック/グレー

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ベンチマークを比較

MINISFORUM AR900i」と「Minisforum NAD9」、「GMKtec NucBox K3 Pro」、「BMAX B8 Pro」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「MINISFORUM AR900i」

<CPU> Intel Core i9-13900HX

Passmarkによるベンチマークスコアは「44856」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「2712」、マルチコアで約「15722」。

<GPU> Intel UHD Graphics for 13th Gen 1.65 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000」。

<プロセッサ性能を解説>

10nmプロセスで製造された24コア、32スレッド、最大5.4 GHz駆動のIntel Core i9-13900HX プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約4万5千を記録しています。

<グラフィック性能を解説>

GPUに第13世代のIntel UHD Graphicsを採用し、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで約6千を記録しています。

<総合的な性能>

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業も非常に快適に動作します。

Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

また、SteamなどのPC用3Dゲームも問題なく動作します(※グラフィックカード必須のゲームは動作しません)。

人気のPCゲーム「アーマードコア」や「ファイナルファンタジーXIV」、「The Elder Scrolls」、「原神」などもプレイできます。

PS2、PSP、PS1、Xbox360、Xbox、N64、SFC、SS、MD、DCなどのエミュレーターも快適に動作します。

「Minisforum NAD9」

<CPU> Core i9-12900H

Passmarkによるベンチマークスコアは「28762」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1900」、マルチコアで約「13000」。

<GPU> Intel Iris Xe

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「5563」。

「GMKtec NucBox K3 Pro」

<CPU> Core i7-1265H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23313」(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「2000」、マルチコアで約「10,000」。

<GPU> インテル Iris Xe Graphics (96EU)

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3959」。

「BMAX B8 Pro」

<CPU> intel Core i7-1255U

Passmarkによるベンチマークスコアは「13794」(CPU)。

Geekbench 5 によるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1700」、マルチコアで約「6900」。

<GPU> Intel Iris Xe Graphics 1.25 GHz

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4975」。

「MINISFORUM AR900i」のメリット・デメリット

MINISFORUM AR900i」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・DDR5-5600規格のメモリを最大96GBまで搭載できる・オーバークロックにも対応

MINISFORUM AR900i」はDDR5-5600のデュアルチャンネルメモリを最大96GBまで搭載できます。また、Intel XMP 3.0に対応し、オーバークロックで6400まで引き上げることもできます。

一方、「Minisforum NAD9」は16GB/32GB/64GB DDR4メモリ搭載で、最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3 Pro」は24GB LPDDR5 4800MT/sメモリ搭載で、最大64GBまで拡張できます。「BMAX B8 Pro」は5200 MHzの24GB DDR5メモリを搭載しています。

・M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットを4つ搭載

MINISFORUM AR900i」はストレージ用のM.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットを4つ搭載し、大容量ファイルの処理や複数アプリも高速に処理できます。

一方、「Minisforum NAD9」はM.2 SSD 512GB/1TBストレージを搭載し、M.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K3 Pro」は 1TB/2TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)ストレージを搭載し、M.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。「BMAX B8 Pro」は1TB NVMe M.2 SSD ストレージを搭載しています。

・PCIe 5.0 x16コネクタ搭載でグラフィックボードを追加できる

MINISFORUM AR900i」はPCIe 5.0 x16コネクタを1つ搭載し、Nvidia RTX4090/AMD RX 7900 XTXなどのグラフィックボード(※別売)を搭載できます。

一方、「Minisforum NAD9」と「GMKtec NucBox K3 Pro」、「BMAX B8 Pro」はグラフィックボードを追加できません。

・M.2の高速な Wi-Fi カードを搭載できる・Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3に対応

MINISFORUM AR900i」はM.2 Wi-Fi カード用のスロットを搭載し、高速なWi-Fi6E通信やBluetooth 5.3によるワイヤレス接続が利用できます。

一方、「Minisforum NAD9」はM.2 2230 WIFIカードをサポートし、Wi-Fi&Bluetooth通信が利用できます。「GMKtec NucBox K3 Pro」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。「BMAX B8 Pro」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。

・2.5Gのギガビット有線LAN通信を利用できる

MINISFORUM AR900i」はより安定した通信が利用できる2.5G ギガビット有線LAN通信を利用できます。

一方、「Minisforum NAD9」は2.5Gのギガビット有線LAN通信を利用できます。「GMKtec NucBox K3 Pro」と「BMAX B8 Pro」は1Gのギガビット有線LANに対応しています。

・合計4つのUSBポートを搭載

MINISFORUM AR900i」は1つのUSB3.2 Gen2 Type-Cポートと、2つのUSB3.2 Gen1 Type-Aポート、1つのUSB-C (4K@60Hz)ポートを搭載しています。合計4つのUSBポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

一方、「Minisforum NAD9」は合計6つのUSBポートを搭載しています(1×USB-C 3.2、1×USB-C 3.2、1×USB-C 3.2、2×USB 2.0、1×USB 3.2 Gen2、1×USB 3.2 Gen1)。「GMKtec NucBox K3 Pro」は合計5つのUSBポートを搭載しています(USB 4.0 Type-C x1、USB3.2 Gen2 x4)。「BMAX B8 Pro」は合計5つのUSBポートを搭載しています(1つのUSB 3.1 Type-C、2つのUSB 3.0と2つのUSB 2.0)。

・8K 3画面 表示に対応

MINISFORUM AR900i」はUSB3.2 Gen2 Type-Cポートとディスプレイポートを搭載し、最大8Kの映像出力(DP出力)が可能です。また、HDMI2.0ポートと組み合わせて3画面 出力も利用できます。

一方、「Minisforum NAD9」は4K 4画面表示(2つのHDMIポートと2つのUSB Cポート)を搭載しています。「GMKtec NucBox K3 Pro」は4K 3画面出力(USB4、HDMI 2.0 x2)に対応しています。「BMAX B8 Pro」は4K 3画面出力(Type-C、2つのHDMI2.0b)に対応しています。

・優れた放熱設計で冷却できる

MINISFORUM AR900i」はモバイルチップ用に特別に設計された冷却用のCPU クーラーやSSD クーラーを採用。自社開発の放熱構造により、熱を効率的に放出しつつ、静音で動作します(※ファンは別売)。

一方、「Minisforum NAD9」は銅製ヒートパイプ3本を採用した冷却システムを搭載しています。「GMKtec NucBox K3 Pro」はインテリジェントファンや超電導銅ダブルターボ冷却設計を採用した冷却システムを搭載しています。「BMAX B8 Pro」はスマートファンと2つの銅製ヒートパイプを採用した冷却システムを搭載しています。

デメリット

・メモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファン、ケースなどを別途購入する必要がある

MINISFORUM AR900i」は小型PCではなく、マザーボードなので、メモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファン、ケースなどを別途購入する必要があります。

一方、「Minisforum NAD9」と「GMKtec NucBox K3 Pro」、「BMAX B8 Pro」はミニPCなので、メモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファン、ケースなどを別途購入する必要がありません。

「MINISFORUM AR900i」の評価

MINISFORUM AR900i」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★★ (※別途購入)

機能:★★★★★ (※拡張性)

デザイン: × (なし)

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

MINISFORUMから発売されたCPU付きマザーボードの最新モデルになります。「MINISFORUM BD770i」よりもハイスペックな仕様でありながらも、価格を10万円以下に抑えています。

BD770iとの大きな違いはプロセッサです。AR900iは第13世代のCore i9-13900HX 搭載で、PassmarkのCPUベンチマークで約4万5千という、驚異的なスコアを記録しています。BD770iRyzen 7 7745HX搭載で約3万2千だったので、スコアが約1万3千も高いことになります。

また、搭載できるメモリ容量にも違いがあります。BD770iは最大64GBまででしたが、AR900i最大96GBまで搭載できるようになっています。

そのほか、AR900iはストレージ用のM.2 SSDスロットを4つ搭載(BD770iは2つ)。BD770iと同じように、8K 3画面表示M.2 Wi-Fiカードにも対応しています。

総合的にみると、AR900iはプロセッサ性能が高いだけでなく、拡張性も非常に高いといえます。BD770iの拡張性で満足できない人はAR900iを選んだ方がいいでしょう。

MINISFORUM AR900i」の発売時の価格は、89,590円。

Core i9-13900」プロセッサを単体でAmazonで購入しようとすると、最安でも約8万7千円以上かかるので、この価格は非常に安いといえます。OS入りのストレージやメモリ、ケースなどをすでに持っている人なら、完成品のミニPCよりもAR900iを選んだ方がお得です。超高性能なプロセッサを搭載したコスパの高いマザーボードを探している人におすすめです。

「MINISFORUM AR900i」の組み立てについて

基本的な組み立て方は「MINISFORUM BD770i」と同じです。

まずメモリをはめ込み、SD クーラーを取り外してM.2ストレージをはめ込みます。

次にマザーボードをケースに固定し、ファン(別売)を取り付けます。

最後にマザーボードと電源の配線をつないで完成です。

初心者にとっては最後の配線が難しいかもしれませんが、マニュアルと公式の動画を見れば、意外と簡単にできます。

難易度はそれほど高くないので、初めてパソコン自作する人にもおすすめです。

※上の文面はThreadsからの引用です。

「MINISFORUM AR900i」のデザインは下の動画でチェックできます。

Youtubeショート動画でデザインをチェックする

Instagramでデザインをチェックする

「MINISFORUM AR900i」の販売・購入先

MINISFORUM AR900i」は、

MINISFORUM公式サイトで89,590円、

で販売されています(※出荷開始は12/28)。(※以下、アフィリエイト広告を含みます。)

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

Minisforum NAD9

GMKtec NucBox K3 Pro

BMAX B8 Pro

CHUWI CoreBox 5th」(Core i5-13500H・4K 4画面出力)

GMKtec NucBox M3」(Core i5-12450H・4K 3画面出力)

GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H / Core i5-12450H)

Beelink SEi 12 pro」(第12世代Core i5-1240p)

MINISFORUM HN2673」(Arc A730M・Core i7-12650H)

Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」(Core i5-13500H・4K 3画面)

Mac mini M2」(Apple M2チップ)

他のMinisforumミニPCと比較

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