Intel NUCの激安ミニPCをまとめて紹介! おすすめモデル一覧や使用するのに必要なもの、選び方、できること なども合わせて掲載しています。
※2021年2月、「Intel NUC 11 Pro Kit」が発売されました。
Intel NUCとは?
Intel NUC (Next Unit of Computing) とは、米国のインテル社が推進する小型PCの規格です。 主にインテルから発売されているものが有名ですが、他社からもNUC規格の小型PCが発売されています。
また、主にベアボーンPCとして販売されており、別途メモリとストレージ、OSが必要になります(※CPUは搭載されています)。電源アダプタ用AC電源コードが別売りになっていることもあるので、購入前に確認する必要があります。なお、Windows 10 OSが付属したモデルも販売されています。こちらはメモリとストレージがすでに組み込まれているため、ベアボーンPCタイプより価格が高めになっています。
「Intel NUC Core i3 7100U」 Kaby Lake搭載の小型PC
Intel NUCに必要なものを激安で入手する方法
上述した通り、別途メモリとストレージ、OS、電源アダプタ用AC電源コードなどが必要になることがありますが、以下の方法でコストを大幅に下げることが可能です。
メモリ・・・中古で調達する。自宅のPCとメモリの規格が合う場合はそのまま流用して使う。
ストレージ・・・中古で調達する。自宅のPCで使っていたもので規格が合う場合はそのまま流用して使う。
OS・・・自宅でWindows パソコンを使っていた場合は、そのストレージを新しいHDDにコピーして使用することができます。データをコピーするクローンソフトは無料でも手に入れられます。その他にも無料OSのLinux Ubuntuなどを使う方法があります。
超低スペックでもサクサク! 快適 Linux パソコン活用術
電源アダプタ用AC電源コード・・・中古で調達する。Amazonでも1千円〜3千円程度で手に入れられる。
1万円台のインテルNUC おすすめモデル
ここでは1万円台のインテルNUC おすすめモデルを紹介します。
「BOXNUC6CAYH」
スペック 一覧
- プロセッサ Intel Celeron J3455
- GPU Intel HD Graphics 500
- メモリスロット 最大8GB / 2× DDR3L SODIMM / DDR3L-1866/1600 MHz
- 拡張可能ストレージ 1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで))
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac)+Bluetooth 4.2 (Intel® Dual Band Wireless-AC 3168 オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (Realtek RTL8111HN)
- インターフェース
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (フロント)
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (リア)
SDXC Slot (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 115(W)mm x111(L)mm x51(H)mm
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「BOXNUC7CJYH」
スペック 一覧
- プロセッサ インテル Celeron J4005
- GPU Intel UHD Graphics 600
- メモリスロット 最大8GB / 2× DDR4 SODIMM / DDR4-2400/2133 MHz
- 拡張可能ストレージ 1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで))
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) Wave 2+Bluetooth 5 (Intel® Wireless-AC 9462-D2W オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (Realtek RTL8111H)
- インターフェース
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (フロント)
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (リア)
SDXC スロット (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 115(W)mm x111(L)mm x51(H)mm
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2万円台のインテルNUC おすすめモデル
ここでは2万円台のインテルNUC おすすめモデルを紹介します。
「Intel NUC11ATK」(BNUC11ATKC40000)
- 型番 BNUC11ATKC40000
- プロセッサ Celeron N5105(4コア/4スレッド) ※搭載済み
- GPU Intel UHD Graphics
- RAM(メモリ) DDR4 SO-DIMM(1.2V)
- ストレージ M.2 SSD
- 電源 ACアダプター
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Gigabit LAN、IEEE 802.11ac無線LAN + Bluetooth 5(Intel Wireless-AC 9462)
- インターフェース HDMI、DisplayPort、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1、USB 2.0、3.5mmヘッドホン/マイクジャックなど
- 映像出力 4096×2160 @ 60Hz 出力
- 対応OS Windows 10 64bit 以降
- サイズ サイズは135×115×36mm。
- 重量 975 g
- カラー ダークグレー
- 付属品 ACアダプタ ※電源アダプタ用AC電源コードは別売
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「BOXNUC7PJYH」
スペック 一覧
- プロセッサ インテル Pentium Silver J5005
- GPU Intel UHD Graphics 605
- メモリスロット 最大8GB(4GB×2 or 8GB×1) / 2× DDR4 SODIMM / DDR4-2400/2133 MHz
- 対応ストレージ 1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで))
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) Wave 2+Bluetooth 5 (Intel® Wireless-AC 9462-D2W オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (Realtek RTL8111H)
- インターフェース
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (フロント)
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (リア)
SDXC スロット (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 115(W)mm x111(L)mm x51(H)mm
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3万円台のインテルNUC おすすめモデル
ここでは3万円台のインテルNUC おすすめモデルを紹介します。
「BOXNUC8I3BEH」
スペック 一覧
- プロセッサ Intel Core i3-8109U
- GPU Intel Iris Plus Graphics 655
- メモリスロット 最大32GB (16GB×2) / 2× DDR4 SODIMM / DDR4-2400 MHz
- 対応ストレージ
1× M.2 スロット (Key M、Type 2242/2280 SSD対応、SATA(6Gb/s)もしくはPCIe Gen3×4(32Gb/s)いずれかの接続をサポート : intel Optane Memory Ready)
1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで)) - ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) Wave2+Bluetooth 5 (Intel® Wireless-AC 9560 オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (intel I219-V)
- インターフェース
1× USB Type-C (リア / Thunderbolt 3, USB3.1に対応)
2× USB3.1 Gen2 (USB3.2 Gen2) Type-A (フロント / 1x 充電対応ポート)
2× USB3.1 Gen2 (USB3.2 Gen2) Type-A (リア)
Micro SDXC Slot (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 117(W)mm x112(L)mm x51(H)mm
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「NUC6i5SYK」
「NUC6i5SYK」 スペック 一覧
- プロセッサ Intel Core i5-6260U
- GPU Intel Iris Graphics 540 ※DX12 対応
- メモリスロット 最大32GB (16GB×2) / 2× DDR4 SODIMM / DDR4 2133 MHz x2
- 対応ストレージ
1x M.2 ソケット 2242/2280 moduleを搭載可能 (Key Type M、SATA3(6.0 Gb/s)接続 もしくは PCI Express Gen3 x4(32Gb/s)接続をサポート)
SDXC Slot with UHS-I Support (サイド / Windows7では利用できません) - ワイヤレス通信 IEEE 802.11ac/b/g/n + Bluetooth4.1 (intel Dual Band Wireless-AC 8260 オンボード)
- 有線LAN通信 1x GIGABIT LAN ポート (intel I219-V)
- インターフェース
USB3.0 コネクタ x2 (フロント / 1x 充電対応ポート)
USB3.0 コネクタ x2 (リア)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 115mm×111mm×32mm
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4万円台のインテルNUC おすすめモデル
ここでは4万円台のインテルNUC おすすめモデルを紹介します。
「BOXNUC7I3BNH」
スペック 一覧
- プロセッサ Intel Core i3-7100U
- GPU Intel HD Graphics 620
- メモリスロット 最大32GB (16GB×2) / 2× DDR4 SODIMM / DDR4-2133 MHz
- 対応ストレージ
1× M.2 スロット (Socket 3、Key M、Type 2242/2280 SSD対応、SATA(6Gb/s)もしくはPCIe Gen3×4(32Gb/s)いずれかの接続をサポート : intel Optane Memory Ready)
1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで)) - ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac)+Bluetooth 4.2 (Intel® Dual Band Wireless-AC 8265 オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (intel I219-V)
- インターフェース
1× USB3.1 Gen2 (USB3.2 Gen2) Type-C (リア / DisplayPort™ over USB Type-Cに対応)
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (フロント / 1x 充電対応ポート)
2× USB3.0 (USB3.2/3.1 Gen1) Type-A (リア)
Micro SDXC Slot (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 115(W)mm x111(L)mm x51(H)mm
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「NUC8I5BEH」
スペック 一覧
- プロセッサ Intel Core i5-8259U
- GPU Intel Iris Plus Graphics 655
- メモリスロット 最大32GB (16GB×2) / 2× DDR4 SODIMM / DDR4-2400 MHz
- 対応ストレージ
1× M.2 スロット (Key M、Type 2242/2280 SSD対応、SATA(6Gb/s)もしくはPCIe Gen3×4(32Gb/s)いずれかの接続をサポート : intel Optane Memory Ready)
1× SATA 6Gb/s ポート (2.5インチ SATA3 6.0Gb/s HDD/SSD対応 (9.5mm厚まで)) - ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (IEEE 802.11a/b/g/n/ac) Wave2+Bluetooth 5 (Intel® Wireless-AC 9560 オンボード)
- 有線LAN通信 1× Gigabit LAN (RJ45) ポート (intel I219-V)
- インターフェース
1× USB Type-C (リア / Thunderbolt 3, USB3.1に対応)
2× USB3.1 Gen2 (USB3.2 Gen2) Type-A (フロント / 1x 充電対応ポート)
2× USB3.1 Gen2 (USB3.2 Gen2) Type-A (リア)
Micro SDXC Slot (サイド / UHS-I Support)
赤外線センサー (フロント) - 対応OS Windows 10 (64bit)
- サイズ 117(W)mm x112(L)mm x51(H)mm
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Intel NUCの選び方
Intel NUCを選ぶ際には次の3つの項目を必ずチェックするようにしましょう。モデルによってスペックが異なっているため、注意する必要があります。
プロセッサをチェック
Intel NUCは最初からCPU(プロセッサ)が搭載されています。PassmarkやGeekbenchでベンチマークスコアをチェックすると、性能の違いが分かります。
メモリをチェック
最新のDDR4規格が最も高速ですが、その分価格は高めになります。また、将来メモリ容量を増やす必要が生じた場合に、搭載できる最大のメモリ容量をチェックしておきましょう。
インターフェースをチェック
Intel NUCの中にはUSB Type-Cを採用しているものがあります。映像出力とデーター転送に使うもので、旧来のUSB 3.0ポートとは違っています。
Intel NUCで できること
Intel NUCで一体どんなことができるのか、まとめてみました。まずは購入予定のIntel NUCが搭載しているプロセッサがCeleron系か、Core i系なのか確認してください。搭載しているプロセッサで できることも大きく変わってきます。
Celeron系のIntel NUCで できること
Celeron系のIntel NUCでは、Webサイトの閲覧(ブラウジング)、SNSアプリで通知をチェック、Office系アプリで文書作成、音楽再生、動画視聴(Youtube、Amazonプライムビデオなど)、画像編集など軽めの用途になります。
Core i系Intel NUCで できること
Core i系Intel NUCでは、上記のCeleron系のIntel NUCで できることに加えて、動画の編集、音楽制作、Adobe のPhotoshop・ Illustrator、Steamゲームなどができます。Steamゲームはグラフィックボードがないと快適に遊べませんが、「ウルトラ ストリートファイターⅣ」などの2D系で軽めのゲームなら快適に遊ぶことが可能です。
なお、Celeron系のIntel NUCでも動画の編集、音楽制作、Adobe のPhotoshop・ Illustratorなどが使えないわけではありません。しかし、快適に使うためにはやはりインテルCore i系のプロセッサを搭載している必要があります。
Intel NUCをゲーミングPC化する方法
今回紹介したIntel NUCのミニPCはグラフィックボードを搭載していませんが、eGPU(External GPU=外付けGPU)ボックスを接続してゲーミングPCのように使うことも可能です。
例えば、2021年2月に発売された「Intel NUC 11 Pro Kit」は、Thunderbolt 4ポートとThunderbolt 3ポートを1つずつ搭載しており、外付けeGPUと接続することができます。価格も3万円台からと非常にお買い得です。
また、その他にeGPUに対応シているモデルは、ThunderBolt3端子を搭載しているNUC6i7KYK、および第7/第8世代Core i-Uシリーズを搭載するNUCです。
また、「eGPU」には「ASUS XG-Station PRO」、「Sonnet eGFX Breakaway Box」、「Mantiz Venus MZ-02」、「Razer Core X」などがあります。
なお、インテルはゲーミングNUCとして開発コードネーム「Islay Canyon」、「Frost Canyon」(2019)、「Ghost Canyon」(2020)が発表されており、ゲーミング用のベアボーンPCとして「BOXNUC6I7KYK」、「BOXNUC8I7HNKQC」なども販売されています。
「Intel Compute Card」の方が安い?
カードサイズの小型PC「Intel Compute Card」も販売されています。発売当初は価格が高めでしたが、現在では本体が12,981円〜、ドッキングベイ「Compute Card Dock」が12,335円〜と合計2万5千円ほどで購入できるようになっています。Intel NUCのミニPCよりもさらに小型のPCが欲しい人におすすめです。
「Intel Compute Card」のスペック、使い方、価格、デメリット
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Amazon整備済み品のミニPCと比較
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