2023年6月に発売された「GMKtec NucBox K4」と最新ハイエンド小型PCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
※2024年2月、「GMK NucBox K5」が発売されました。
※2024年2月17日、「GMKtec NucBox K8」(Ryzen 7 8845HS)が発売されました。
※2023年12月、「GMKtec NucBox K6」(Ryzen 7 7840HS)が発売されました。
「GMKtec NucBox K4」の特徴
「GMKtec K4」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 9 7940HS・Radeon 780M・DDR5メモリ
「GMKtec NucBox K4」はAMD Ryzen 9 7940HS プロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア、最大5.2GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約3万を記録しています。また、CPU内蔵のGPUにAMD Radeon 780M グラフィックスを採用し、NVIDIA GeForce GTX1650と同等のグラフィック性能を発揮。Steamなどの人気PCゲームも快適にプレイできます。
そのほか、16GB/32GB DDR5メモリを搭載。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。
1TB M.2 SSD・最大2TB拡張・USB 4.0
「GMKtec NucBox K4」はPCIe 4.0 接続の1TB M.2 ストレージを搭載。PCIe3.0接続よりも2倍高速の転送が可能になっています。また、M.2 SSDで最大2TBまで拡張することが可能。PCIe 4.0接続もサポートしています。そのほか、USB 4.0 Type-Cポートを搭載し、PD給電、DP1.4の映像出力、40Gbpsの高速転送が利用可能。3つのUSB3.2ポートと1つのUSB 2.0ポートも搭載し、外付けHDDなどのUSB機器ともスムーズに接続できます。
4K 3画面出力・Wi-Fi 6・冷却システム
「GMKtec NucBox K4」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.1ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2や2.5Gのギガビット有線LAN 通信も利用できます。
そのほか、インテリジェントファンや超電導二重タービンの放熱設計を採用した冷却システムを搭載。本体は厚さ4.3 cmの小型メタル ボディで、VESAマウントにも対応しています。
公式ページ: AMD Ryzen 9 7940HS ミニ PC–NucBox K4
価格を比較
「GMKtec NucBox K4」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「Beelink GTR7 /Pro」、「CHUWI RZBOX」の価格を比較してみました。
「GMKtec NucBox K4」
「GMKtec NucBox K4」は、Amazonで139,800円(税込・25,000円 OFFクーポン付き・Ryzen9 7940HS 32G+2T)、AliExpressでUS $509.99 (16GB+1TBモデル・日本円で約71921円・ベアボーンモデル)、GMKtec公式サイトで113,094円 (32GB+1TBモデル・ベアボーンモデルは70,631円)で販売されています。
「MINISFORUM UM790 Pro」
「MINISFORUM UM790 Pro」は、Amazonで103,984円 (税込・32GB+512GBモデル・特選タイムセール価格)、
MINISFORUM公式サイトで103,980円(32GB+512GBモデル・ベアボーンモデルは79,980円、32GB+1TBモデルは109,580円、64GB+1TBモデルは123,180円)で販売されています。
「Beelink GTR7 /Pro」
「Beelink GTR7 /Pro」は、AliExpressでUS $806.25 (32GB+1TBモデル・日本円で約113,040円)、Beelink公式サイトで$869.00 (32GB+1TBモデル・日本円で約121,840円)で販売されています。
「CHUWI RZBOX」
「CHUWI RZBOX」は、Amazonで55,900円(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB・8000円OFFクーポン付き)、楽天市場で66,000円(税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、ヤフーショッピングで59,916円 (税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、CHUWI公式ストアで65,131円 (Ryzen 7 5800)、AliExpressでUS $463.99(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB)、米国 Amazon.comで$439.00 ($100 OFFクーポン付き)で販売されています。
スペックを比較
「GMKtec NucBox K4」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「Beelink GTR7 /Pro」、「CHUWI RZBOX」のスペックを比較してみました。
「GMKtec NucBox K4」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 9 7940HS
※4nm/64bit/8コア/最大5.2GGHz/TDP 35~54W - GPU AMD Radeon 780M、12 コア 2800 MHz 、AMD RONA 3
- RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 5600
- 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
- ストレージ 1TB M.2 2280 PCIe 4.0
- 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
- 電源 ACアダプター(20V/6A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
- インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2 x1/10Gbps) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.1(4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
- 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.1 (4096×2160@60Hz) x2、Type-C (DP1.4) x1
- 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
- VESAマウント 対応
- 筐体 メタル(金属)、CNC加工
- OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
- サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
- 重量 不明
- カラー ブラック
- 付属品 HDMIケーブル x1、電源ケーブル x1、保証カード x1、電源アダプター x1、VESAスタンド x1、取り扱い説明書 x1、ネジセット x1
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「MINISFORUM UM790 Pro」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 9 7940HS
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.2GHz/TDP 35-54W/Zen4 - GPU AMD Radeon 780M (12コア/2800 MHz)
- RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB DDR5‐5600MHz (8GB×2 デュアルチャンネル)
- 拡張メモリ 最大64GBまで (SODIMM スロット×2)
- ストレージ 512GB/1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD ×2
- 拡張スロット PCle 4.0 SSDスロット ×2 ※RAIDO・RAID1構成に対応
- 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI (Wi-Fi 6E,BlueTooth 5.2)
※Intel Killer AX1675 Wi-Fi 6Eネットワークカード - ギガビット有線LAN 2500Mbps LAN
- インターフェース USB 4.0 Type-C (Alt PD/40G/DP出力) ×2、USB3.2 Type-A (Gen2) ×4、HDMI 2.1 ×2、RJ45 2.5Gギガビットイーサネットポート ×1、3.5mmコンボジャック ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
- 映像出力 8K 4画面 出力 対応、HDMI 2.1 (4K@144Hz) ×2、USB4 (8K@60Hz)×2
- オーディオ出力 HDMI ×2/ 3.5mmコンボジャック
- 冷却システム COLD WAVE 2.0、液体金属(CPU)、アクティブ放熱、静音
- VESAマウント 対応(100×100mm規格)
- 筐体の素材 メタル(金属)
- OS Windows 11 Pro ※画像表示型BIOS
- サイズ 127×128×47mm
- 重量 不明
- カラー ダークグレー
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「Beelink GTR7 /Pro」のスペック
- プロセッサ Ryzen 7 7840HS ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/TDP 35-54W/Zen 4
Pro:AMD Ryzen 9 7940HS ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.2GHz/TDP 最大65W/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M グラフィックス,12コア,2800 MHz,RDNA3アーキテクチャ
- RAM(メモリ) 64GB DDR5 5600 MHz
※SO-DIMM DDR5 スロット x2 - ストレージ 500GB/1TB M.2 2280 PCle 4.0 NVMe
- 拡張ストレージ M.2 2280 PCle 4.0 NVMeで最大4TBまで
※M.2 SATA 2280 コネクタとSATA3 2.5 インチ スロットもあり - 電源 ACアダプター(19V/5.26A)、磁気充電システム採用
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (intel AX200)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gbps (デュアル対応)
- インターフェース USB 4.0 (40Gbps/TB3/PD 100W/DP1.4) x2、Type-C USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 3.2 (10Gbps) x3、USB 2.0 (480Mbps) x2、DP 1.4 (4K 144Hz)x1、HDMI 2.1 (MAX4K 120Hz) x1、LAN (intel 1225-V 2.5G) x2、3.5mmヘッドホンジャック (RealTek ALC897) x2、DCポート (マグネットで着脱)
- 映像出力 4画面出力に対応
- 自動電源ON 対応
- 冷却システム サイレント ファン(本体の下部と上部に配置)、MSCクーリングテクノロジー(19%向上)
- VESA 壁掛け対応
- 筐体の材質 メタル(金属)
- 生体認証 指紋認証
- OS Windows 11
- サイズ 168 x 120 x 49 mm
- 重量 不明
- カラー グリーン、ダークブルー、スペースグレー、ヘルメスオレンジ
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「CHUWI RZBOX」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
- GPU Radeon Graphics (8コア)
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz
- 拡張メモリ 最大64GBまで拡張可・2種類の拡張スペースあり
- ストレージ M.2 SSD 512GB NVMe 2280
- 拡張ストレージ M.2 SSDで拡張可能(スロット空き1つあり)
- 電源 ACアダプター(19V/4.74A,90W)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ax(2.4GHz+5.0GHz/Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応(2つのLAN端子あり)
- インターフェース USB 2.0 Type-C×1、USB 2.0 Type-A×3、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet ×2、3.5mmジャック
- 冷却システム 8mmの銅製ヒートパイプを内蔵
- 筐体の素材 アルミ合金(フルメタル)
- OS Windows 11 ※LinuxとUbuntuもサポート
- サイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm
- 重量 1350g
- カラー ダークグレー
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ベンチマークを比較
「GMKtec NucBox K4」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「Beelink GTR7 /Pro」、「CHUWI RZBOX」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GMKtec NucBox K4」
<CPU> AMD Ryzen 9 7940HS
Passmarkによるベンチマークスコアは「30644」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1760」、マルチコアで「11628」。
<GPU>
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「7899」。
<プロセッサ性能を解説>
4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.2GHz駆動のプロセッサ「AMD Ryzen 9 7940HS」を搭載しています。
同じプロセッサは「MINISFORUM UM790 Pro」、「Beelink GTR7 Pro」などにも搭載されています。
PassmarkのCPUベンチマークスコアで約3万を記録しています。このスコアはIntel Core i9-7920Xよりも約7千高いスコアになります。
CPU内蔵のGPUは「AMD Radeon 780M」で、3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコア で「7899」を記録しています。
このスコアはグラフィックカードのGeForce GTX1650 (3DMark Time Spyで3000)とほぼ同等の性能で、Steamなどの人気PCゲームも動作します。
公式サイトによると、「Forza Horizon 5」は平均FPS「86」(1080p/高)、「Fortnite」は平均FPS「78」(1080p/中)、「Call of Duty Modern Warfare 2」は平均FPS「106」(1080p/中+FSR Performance0)、「Cyberpunk 2077」は平均FPS「70」(1080p/中)で動作することが報告されています。
PS2やXbox、Wiiなどを含め、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターも快適に動作します。
そのほか、動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業や音楽制作DTMなどで快適に動作します。
「MINISFORUM UM790 Pro」
<CPU> AMD Ryzen 9 7940HS
Passmarkによるベンチマークスコアは「30153」(CPU)。
Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2474」、マルチコアで「9742」。
<GPU> AMD Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「8116」。
3DMark Time Spyによるグラフィックスコアは「2950」
「Beelink GTR7 /Pro」
<CPU> Ryzen 7 7840HS ※スタンダード版
Passmarkによるベンチマークスコアは「28429」(CPU)。
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1872」、マルチコアで「13635」。
<CPU> Ryzen 9 7940HS ※Pro版
Passmarkによるベンチマークスコアは約「29000」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「2000」、マルチコアで約「14000」。
<GPU> AMD Radeon 780M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮
「CHUWI RZBOX」
<CPU> Ryzen 7 5800H
Passmarkによるベンチマークスコアは「21299」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1736」、マルチコアで「7076」。
<GPU> AMD Radeon Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。
「GMKtec NucBox K4」のメリット・デメリット
「GMKtec NucBox K4」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できる
「GMKtec NucBox K4」は16GB/32GB DDR5メモリを搭載。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は16GB/32GB/64GB DDR5 メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Beelink GTR7 /Pro」はDDR5 5600MHz規格のメモリを64GB搭載し、拡張も可能です。「CHUWI RZBOX」は16GB DDR4搭載で、最大64GBまでのメモリ拡張にも対応しています。
・1TB M.2 SSDストレージを搭載
「GMKtec NucBox K4」はPCIe 4.0 接続の1TB M.2 ストレージを搭載。PCIe3.0接続よりも2倍高速の転送が可能になっています。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はPCIe4.0接続の512GB/1TB M.2ストレージを搭載しています。「Beelink GTR7 /Pro」はPCle 4.0接続のM.2 2280 NVMeストレージを500GB/1TB搭載しています。「CHUWI RZBOX」はNVMe規格のM.2 SSD 512GBストレージを搭載しています。
・M.2で最大2TBまで拡張可能・PCIe 4.0接続をサポート
「GMKtec K4」はM.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。また、PCIe 4.0接続もサポートしています。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はPCle 4.0接続のM.2 SSD 拡張スロットを搭載し、RAIDO・RAID1構成も利用できます。「Beelink GTR7 /Pro」はM.2 SATA 2280とSATA3 2.5インチHDD/SSDで拡張できます。「CHUWI RZBOX」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載し、M.2 SSDで拡張できます。
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信をサポート
「GMKtec NucBox K4」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.2や2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」と「Beelink GTR7 /Pro」はWi-Fi 6E,BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI RZBOX」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2、デュアル有線LANに対応しています。
・USB 4.0 Type-Cポートを搭載
「GMKtec NucBox K4」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、PD給電、DP1.4の映像出力、40Gbpsの高速転送が利用できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」と「Beelink GTR7 /Pro」は2つのUSB 4.0 Type-C ポートを搭載しています。「CHUWI RZBOX」は1つのUSB 2.0 Type-Cポートを搭載しています。
・3つのUSB3.2ポートと1つのUSB 2.0 ポートを搭載
「GMKtec NucBox K4」は3つのUSB3.2ポートと1つのUSB 2.0ポートも搭載し、外付けHDDなどのUSB機器ともスムーズに接続できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は4つのUSB3.2 Type-A (Gen2) ポートを搭載しています。「Beelink GTR7 /Pro」は1つのType-C USB 3.2 (10Gbps)ポートと3つのUSB 3.2 (10Gbps)ポート、2つのUSB 2.0 (480Mbps) ポートを搭載しています。「CHUWI RZBOX」は3つのUSB 2.0 Type-Aポートと2つのUSB 3.0 Type-Aポートを搭載しています。
・4K 3画面出力に対応
「GMKtec NucBox K4」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.1ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.1ポートを搭載し、2つのUSB4 Type-Cポートと組み合わせて8K 4画面出力も利用できます。「Beelink GTR7 /Pro」は2つのUSB 4.0ポート、1つのDisplayportポート、1つのHDMI 2.1ポートを組み合わせて4画面出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はHDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15で外部出力できます。
・冷却システムを搭載
「GMKtec NucBox K4」はインテリジェントファンや超電導二重タービンの放熱設計を採用した冷却システムを搭載し、長時間でも静音で安定して動作します。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はアクティブ放熱採用の冷却システム「COLD WAVE 2.0」を搭載しています。「Beelink GTR7 /Pro」はサイレント ファン(本体の下部と上部に配置)やMSCクーリングテクノロジー採用の冷却システムを搭載しています。「CHUWI RZBOX」は8mmの銅製ヒートパイプを内蔵した冷却システムを搭載しています。
・VESAマウントに対応
「GMKtec NucBox K4」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はVESAマウントに対応しています。「Beelink GTR7 /Pro」と「CHUWI RZBOX」はVESAマウントに対応していません。
・厚さ4.3cmの小型デザイン・メタルボディでブラックカラーを用意
「GMKtec NucBox K4」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmの小型デザインを採用しています。また、メタルボディでブラックカラーを用意しています。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はサイズ127×128×47mmの小型ボディで、ダークグレーカラーを用意しています。「Beelink GTR7 /Pro」はサイズ 168 x 120 x 49 mmの小型軽量デザインで、グリーン、ダークブルー、スペースグレー、ヘルメスオレンジの4色カラーを用意しています。「CHUWI RZBOX」は厚さ61mmで重さ1.334 kgで、グレーカラーのフルメタルボディを採用しています。
・Window 11 Pro搭載で新機能も使える
「GMKtec NucBox K4」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11 Proには、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの機能が追加されています。
一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「Beelink GTR7 /Pro」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。「CHUWI RZBOX」はWindows 11を搭載しています。
デメリット
・指紋認証に対応していない
「GMKtec NucBox K4」は指紋認証に対応していません。
一方、「Beelink GTR7 /Pro」は本体に指紋センサーを搭載し、タッチするだけですばやく安全にログインできるようになっています。「MINISFORUM UM790 Pro」と「CHUWI RZBOX」は指紋認証に対応していません。
「GMKtec NucBox K4」の評価
「GMKtec K4」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
GMKtecから発売されたRyzen 9 7940HSプロセッサ搭載のミニPCです。超パワフルなプロセッサと高いグラフィック性能で、ゲーミングPC並みの性能を発揮します。
Ryzen 9 7940HSプロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで約3万ほど。グラフィック性能はNVIDIA GeForce GTX1650と同等で、「Forza Horizon 5」や「Cyberpunk 2077」も高フレームでプレイ可能です。
同じプロセッサは「MINISFORUM UM790 Pro」、「Beelink GTR7 Pro」にも搭載されていますが、「GMKtec K4」は標準で1TB M.2 SSDストレージを搭載している分、コスパが高いといえます。
また、USB 4.0 Type-Cポートと2つのHDMI 2.1ポートポートを搭載し、4K 3画面出力も利用可能。Wi-Fi 6対応で強力な冷却システムを搭載するなど、他のハイエンド小型PCと比べても引けをとらない性能です。
「GMKtec NucBox K4」の発売時の価格は$689.00 (32GB+1TBモデル・日本円で約96,600円・ベアボーンモデルは$519.00)。
この性能で10万円以下になっているのが驚きです。日本ではいくらになるかまだ不明ですが、今のところ「MINISFORUM UM790 Pro」も安いようです。ちなみにAppleの「Mac Studio」と比べると、半分以下の価格になります。
Ryzen 9 7940HSプロセッサを搭載した超高速でグラフィック性能も高いミニPCを探している人におすすめです。
「GMKtec NucBox K4」の販売・購入先
「GMKtec NucBox K4」は、
Amazonで139,800円(税込・25,000円 OFFクーポン付き・Ryzen9 7940HS 32G+2T)、
AliExpressでUS $509.99 (16GB+1TBモデル・日本円で約71921円・ベアボーンモデル)、
GMKtec公式サイトで113,094円 (32GB+1TBモデル・ベアボーンモデルは70,631円)、
で販売されています。
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他の小型PCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「GMKtec NucBox K5」(Ryzen 7 7735HS・4K 3画面出力)
★「GMKtec NucBox K8」(Ryzen 7 8845HS・3画面出力)
★「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS・4K 4画面出力)
★「Minisforum MS-01」(Core i9-13900H・8K 3画面)
★「GMKtec NucBox K6」(Ryzen 7 7840HS・4K 3画面出力)
★「MINISFORUM BD770i」(マザーボード・Ryzen 7 7745HX)
「MINISFORUM EM680」(超小型・Ryzen 7 6800U)
「GMKtec NucBox K1 /K2」(Ryzen 7 6800H/7735HS)
「Beelink GTR6」(Ryzen 9 6900HX・8K 4画面出力)
「MinisForum UM773 Lite」(Ryzen 7 7735HS・8K 3画面出力)
他のGMKtecミニPCと比較
他にもGMKtecのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。
GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 最新 機種を比較
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