Ryzen 7 7840HS搭載のミニPC「GMKtec NucBox K6」を徹底レビュー!ベンチマークやゲーム性能、デザインや拡張性、通信性能にいたるまで、その魅力を徹底的に解説します。また、デメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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「GMKtec NucBox K6」とは?
2023年12月に中国 GMKtec社から発売された高性能なミニPCです。
プロセッサにAMD Ryzen 7 7840HSを搭載。4nmプロセスで製造されたこのCPUは、8コア16スレッドで最大5.1GHz駆動という驚異的な性能を誇り、PassmarkのCPUベンチマークでは約3万前後のスコアを叩き出します。
また、グラフィックスには、AMD Radeon 780M GPUを搭載。GeForce GTX 1650 TiやRTX 2050に匹敵するグラフィック性能で、Steamなどの最新 PCゲームも快適にプレイできます。
さらに、32GB DDR5-5600デュアルチャンネルメモリを搭載し、DDR5-4800メモリと比較して約25%高速なデータ転送を実現。PCIe 4.0 x4 規格の512GB/1TB M.2 SSDストレージは、PCIe 3.0と比べて2倍の読み書き速度を誇り、最大2TBまで拡張可能です。
充実のインターフェース
インターフェースも充実しており、USB3.2 Gen2ポートx2、USB 3.2 Gen1ポートx1、USB2.0ポートx1、USB 4.0 Type-Cポートx1の計5つのUSBポートを搭載。
高速データ転送、PD給電、DP1.4による4K映像出力に対応したUSB 4.0 Type-Cポート、4K出力対応のHDMI 2.1ポートとディスプレイポート1.4、2つの2.5Gギガビット有線LANポート、次世代通信規格「Wi-Fi 6」とBluetooth 5.2など、あらゆるニーズに対応できる拡張性を備えています。
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公式ページ: AMD Ryzen 7 7840HS Mini PC–NucBox K6
「GMKtec NucBox K6」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 7840HS
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/TDP 35-54W/Zen 4 - GPU AMD Radeon 780M グラフィックス (2700MHz)
- RAM(メモリ) 32GB DDR5-5600
- 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
- ストレージ 512GB/1TB M.2 PCIe 4.0 x4 2280
- 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
- 電源 ACアダプター(20V/6A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gギガビット、デュアル有線LAN
- インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 3.2 x1、USB 2.0 x1、Displayport x1、HDMI 2.0(4K@60Hz) x1、2.5G 有線LAN(RJ45) x2、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
- 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.1 (4096×2160@60Hz) x1、Type-C (DP1.4) x1、Displayport x1 (4L@60Hz)
- 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
- VESAマウント 対応
- 筐体 メタル(金属)、CNC加工
- OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
- サイズ12.88 x 12.7 x 4.78 cm
- 重量 約 523g
- カラー スティールブルー、スペースブルー
- 付属品 電源ケーブル x1、電源アダプター x1(19V/6.32A)、HDMIケーブル、VESA ブラケット x1、ユーザーマニュアル x1、ネジセット x1
Ryzen 7 7840HSの性能とベンチマーク
「GMKtec NucBox K6」はまさに「驚異」と呼ぶにふさわしいAMD Ryzen 7 7840HSプロセッサが搭載されています。
このプロセッサは最新の4nmプロセスで製造されているため、従来のプロセッサと比べて、より多くのトランジスタを高密度に集積することが可能になりました。
これにより、処理能力が大幅に向上しているだけでなく、消費電力も抑えられています。
さらに、8コア16スレッドという強力な構成と、最大5.1GHzという驚異的なクロック周波数を実現。
動画編集、ゲーム、プログラミングなど、あらゆるタスクを軽々とこなし、ストレスフリーなPC体験を提供します。
ベンチマークは?
Passmark CPUベンチマークスコア「28871」: これは、前世代のRyzen 7 5800Hと比較して約30%、Intel Core i7-11800Hと比較して約15%高いスコアです。全体的な処理能力の高さを示しています。
Geekbench 6 シングルコア「2366」、マルチコア「11008」: シングルコア性能は非常に高く、Intel Core i7-12700Hを凌駕するほどです。マルチコア性能も高く、多くのタスクを効率的に処理できます。
Cinebench 2023 シングルコア「1757」、マルチコア「15930」: こちらもシングルコア性能の高さが目立ちます。マルチコア性能も高く、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業にも対応できます。
Cinebench 2024 シングルコア「102」、マルチコア「866」: Cinebench R24のスコアは、R23と比較して低い傾向にあります。これは、R24の方がより負荷の高いテストであるためです。それでも、Ryzen 7 7840HSは高いスコアを記録しており、最新の負荷の高いワークロードにも対応できる能力を示しています。
<CPUのベンチマーク結果・Ryzen 7 7840HS>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「28871」
- Geekbench 6のシングルコア「2366」、マルチコア「11008」
- Cinebench 2023 シングルコア「1757」、マルチコア「15930」
- Cinebench 2024 シングルコア「102」、マルチコア「866」
総合的に見ると、Ryzen 7 7840HSは、シングルコア性能とマルチコア性能のバランスに優れたCPUです。ゲーミング、コンテンツ作成、一般的な作業など、幅広い用途で高いパフォーマンスを発揮することが期待できます。
グラフィック性能
CPU内蔵のGPUにはRadeon 780M グラフィックスを採用。GeForce GTX 1650 TiやRTX 2050に匹敵するグラフィック性能を発揮し、最新ゲームも快適にプレイできます。
ベンチマークは?
Fire Strike グラフィックスコア「7440」: DirectX 11ベースのゲームにおいて、前世代の内蔵GPUであるRadeon Vega 8と比較して約2倍、Intel Iris Xe Graphics G7と比較して約3倍の性能向上を示しています。
Time Spy グラフィックスコア「3280」: DirectX 12ベースのゲームにおいても高い性能を発揮します。GeForce MX450などのエントリークラスの外部GPUに匹敵する性能です。
3DMark Night Raid「31220」: 比較的軽量なゲームベンチマークですが、高いスコアを記録しています。
ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク「5823」: 実際のゲームでのパフォーマンスを測定するベンチマークです。フルHD解像度、最高品質設定で「普通」評価、平均40FPSを記録しており、快適にプレイできるレベルです。
<GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 780M>
- Fire Strike グラフィックスコアで「7440」(DirectX 11)
- Time Spy グラフィックスコアで「3280」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「31220」
- 「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」FHD解像度で最高品質(デスクトップPC)設定で「5,823」普通、平均FPS:約40FPS
Radeon 780Mは、内蔵GPUとしては非常に高い性能を持ち、最新のゲームも設定を調整することでプレイ可能です。ただし、GeForce RTX 30シリーズなどのミドルレンジ以上の外部GPUと比較すると、性能は劣ります。
ゲーム性能
画質を落とすことによって多くのゲームがプレイできるようになります。具体的なゲームタイトルのFPSは以下の通りです。
<比較的軽いゲームタイトルのFPS>
- 原神: FHD解像度、高画質設定で平均70~80FPSでプレイできます。ただし、璃月港などの人が多いエリアでは60FPS前後まで落ち込む可能性があります。
- タワーオブファンタシー: FHD解像度、高画質設定で平均60~70FPSでプレイできます。広大なオープンワールドを探索する場合、フレームレートがやや不安定になる可能性があります。
- 鳴潮 (Wuthering Waves): FHD解像度、中画質設定で平均60~70FPSでプレイできます。アクション性の高い戦闘シーンでは、フレームレートが低下する可能性があります。
- パルワールド: FHD解像度、中画質設定で平均50~60FPSでプレイできます。多くのオブジェクトが表示されるシーンでは、フレームレートが低下する可能性があります。
- VALORANT: FHD解像度、高画質設定で平均100~120FPSでプレイできます。競技性の高いFPSなので、高フレームレートで快適にプレイできます。
- League of Legends: FHD解像度、高画質設定で平均144FPS以上でプレイできます。非常に軽いゲームなので、高フレームレートで安定してプレイできます。
- フォートナイト: FHD解像度、高画質設定で平均60~70FPSでプレイできます。建築など、処理負荷の高い状況ではフレームレートが低下する可能性があります。
<高負荷なゲームタイトルのFPS>
- サイバーパンク2077: FHD解像度、低画質設定で平均30~40FPSでプレイできます。ナイトシティなど、光源が多く描画負荷の高いエリアでは、フレームレートが大きく低下する可能性があります。
- エルデンリング: FHD解像度、低画質設定で平均40~50FPSでプレイできます。広大なオープンワールドを探索する際、フレームレートが不安定になる可能性があります。
- アーマード・コアVI: FHD解像度、低画質設定で平均30~40FPSでプレイできます。高速な戦闘シーンでは、フレームレートが低下し、カクつきが発生する可能性があります。
高度な冷却システムで安定動作!・高負荷でも安心
「GMKtec NucBox K6」は高性能を維持するための冷却性能にも抜かりがありません。
長時間の使用でも安定したパフォーマンスを発揮できるよう、高度な冷却システムを備えています。
<主な冷却機能>
- インテリジェントファン制御: CPU温度をリアルタイムで監視し、ファンの回転速度を自動で調整。必要な時にだけファンを回し、静音性と冷却性能を両立させています。Cinebench R23などのベンチマークを実行してCPUに高負荷がかかっても、ファンの回転数が適切に制御されるため、騒音は最小限に抑えられます。
- 超電導二重タービン放熱設計: 効率的に熱を逃がす、デュアルファンシステムを採用。2つのファンが強力に冷却することで、CPUやSSDの温度上昇を抑えます。CrystalDiskMarkでSSDの速度テストを実行しても、SSDの温度が上昇しすぎることはありません。
- 全立体サラウンド式吸気口: 本体側面に配置された吸気口から、効率的に空気を取り込みます。これにより、内部の熱を効果的に排出します。Adobe Premiere Proで4K動画を編集する際も、本体内部の温度が適切に保たれます。
- 静音設計: 高性能ファンと最適化されたエアフローにより、冷却性能を向上させながら、静音性も実現しています。League of Legendsなどのゲームをプレイしていても、ファンの音が気になりません。
- 防塵設計: 埃の侵入を防ぐことで、ファンの動作不良や冷却性能の低下を防ぎ、長期間にわたって安定したパフォーマンスを維持します。これにより、常に最適な状態で動作し、長く使い続けることができます。
これらの冷却機能により、GMKtec NucBox K6は、高負荷な作業時でも安定した動作を実現します。動画編集やゲームなど、CPUに負荷がかかる作業でも、安心して使用できます。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は金属製ヒートパイプ、アクティブヒートシンク(SSD)、液体金属(CPU)を採用した冷却システムを搭載しています。
- 「Beelink SER7」はMSCテクノロジーを採用した冷却システムを搭載しています。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は冷却システムを搭載していません。
驚異のメモリ性能でサクサク動作!
「GMKtec NucBox K6」は32GB DDR5-5600 デュアルチャンネルメモリを搭載し、データ転送速度を極限まで高めています。
DDR5-4800メモリと比較して約25%も高速なデータ転送を実現。
これにより、Adobe Premiere Pro での動画編集、Blender での3DCG制作、Microsoft Office アプリケーションの起動、大容量ファイルの読み込み、サイバーパンク2077 などのゲームのロードなど、あらゆる動作が驚くほどスムーズになります。
大容量メモリと高速なデータ転送速度の組み合わせは、まさに「鬼に金棒」。
Google Chrome で複数のタブを開きながら、Zoom でビデオ会議に参加し、Spotify で音楽を再生しても、重くなることなく快適に操作できます。
動画編集やゲームなど、高い処理能力が求められる作業も、ストレスフリーでこなせるでしょう。
さらに、メモリは最大64GBまで拡張可能。
将来的なニーズの変化にも柔軟に対応できる、拡張性の高さも魅力です。
GMKtec NucBox K6のメモリは、まさに「速さ」と「容量」を兼ね備えた、理想的な仕様と言えるでしょう。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は32GB/64GB DDR5 メモリ搭載で最大96GBまで拡張できます。
- 「Beelink SER7」は32GB DDR5 メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は8GB / 16GB DDR4-3200メモリを搭載し、最大32GBまで拡張できます。
PCIe 4.0 SSD 搭載の高速ストレージでもう待たせない!増設も可能
「GMKtec NucBox K6」は高速なPCIe 4.0 x4 規格の512GB/1TB M.2 SSD ストレージを搭載することで、データへのアクセス速度を飛躍的に向上させています。
PCIe 3.0と比べて2倍高速の読み書き速度を実現しているため、Windows 11の起動、Adobe Photoshop などのアプリケーションの読み込み、高画質写真データの保存など、あらゆる操作が驚くほど速くなります。
例えば、4K動画ファイルをDaVinci Resolveで編集する場合でも、ストレスなくサクサクと作業を進められます。
ファイナルファンタジーXIV などのゲームのロード時間も大幅に短縮されるため、待ち時間のイライラから解放され、ゲームの世界に没頭できます。
さらに、ストレージはPCIe 4.0接続規格のM.2 SSDで、合計で最大4TBまで拡張可能。
容量不足の心配をすることなく、RAW画像、ブルーレイディスクの映像、ハイレゾ音源などを保存できます。
高速性と大容量を兼ね備えたGMKtec NucBox K6のストレージは、快適なPC体験を求めるユーザーにとって、まさに理想的なミニPCといえます。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。M.2 SSDで最大16TBまで増設できます。
- 「Beelink SER7」は1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。M.2の拡張スロットを搭載し、増設も可能です。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はNVMe規格のM.2ストレージを256GB / 512GB搭載しています。拡張スロットを搭載し、M.2 2280/2242でストレージ容量を増やすことができます。
豊富な接続ポートで拡張性抜群!あらゆるデバイスに対応できる!
「GMKtec NucBox K6」は豊富な接続ポートで、あらゆるニーズに対応します。
USB 4.0 Type-C
まず注目すべきは、驚異的な速度を誇るUSB 4.0 Type-Cポート。
最大40Gbpsの超高速データ転送が可能なので、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro で撮影したRAW動画の転送もあっという間に完了します。
さらに、PD給電にも対応しているので、MacBook Pro や iPad Pro を充電しながら使用できます。
映像出力
DisplayPort 1.4 Alt Modeに対応し、4K解像度の映像出力が可能。LG UltraFine 4K Display などの高精細なディスプレイに接続して、美しい映像を楽しめます。
もちろん、従来のUSBポートも充実しています。
その他のUSBポート
高速なデータ転送が可能なUSB3.2 Gen2ポートを2つ、USB 3.2 Gen1ポートを1つ、そしてUSB2.0ポートを1つ搭載。
合計5つのUSBポートで、Samsung T7 Shield などの外付けSSD、 Logicool MX Master 3S マウス、 HHKB Professional HYBRID Type-S キーボードなど、様々なUSB機器を接続できます。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は1つのUSB 4ポート、4つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポートと1つのUSB 4ポートを搭載しています。
- 「Beelink SER7」は2つのUSB4ポート、1つのUSB 3.2、2つのUSB 2.0、2つのUSB4、1つのType-Cポートを搭載しています。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は1つのUSB3.2 Gen2 Type-Cポート、3つのUSB3.2 Gen2ポート、1つのUSB2.0ポート、1つのUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載しています。
4K 3画面出力に対応
「GMKtec NucBox K6」は4K出力に対応したHDMI 2.1ポートとディスプレイポート1.4 を搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて3画面出力も利用できます。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は8K映像出力に対応したUSB 4ポートとHDMI 2.1ポート、4K映像出力に対応したDPポートを組み合わせて4画面出力も利用できます。
- 「Beelink SER7」はHDMI 2.1ポートとDisplayport、2つのUSB4ポートと組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はDisplayPort 1.4bポートとHDMI 2.1ポート、Thunderbolt 4ポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。
超高速な通信性能で、オンラインゲームも快適!
「GMKtec NucBox K6」は高速な通信性能で、ストレスフリーなインターネット環境を提供します。
まず注目すべきは、次世代通信規格「Wi-Fi 6」への対応です。
従来のWi-Fi規格と比べて、約4〜10倍もの速度で通信できるため、YouTube での8K動画視聴や Apex Legends などのオンラインゲームも快適。Steam での大容量ゲームのダウンロードも、あっという間に完了します。
もちろん、Bluetooth 5.2にも対応しているので、Logicool MX Master 3S マウスや HHKB Professional HYBRID Type-S キーボード、Sony WH-1000XM5 ヘッドセットなどを接続して、快適なワイヤレス環境を構築できます。
2.5G デュアル有線LAN
さらに、GMKtec NucBox K6は、2つのLANポートを搭載しています。それぞれのポートで、2.5Gのギガビット有線LAN通信を利用可能。安定した高速通信で、ファイナルファンタジーXIV などのオンラインゲームや Netflix での動画ストリーミングもスムーズに楽しめます。
また、2つのLANポートを同時に使用することで、ネットワークの冗長化や、NAS へのより高速なデータ転送も可能です。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」は高Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5Gのギガビット デュアル 有線LAN通信に対応しています。
- 「Beelink SER7」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2、2.5Gギガビット有線LANに対応しています。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はWi-Fi6 、Bluetooth 5.2、2.5Gギガビット有線LANに対応しています。
コンパクトなデザインで使いやすい!VESAマウントにも対応
従来のGMKtec NucBoxのデザインを踏襲し、ほぼ正方形に近い形状をしています。
大きさは約12~13cm程度で、片手でもラクラクと持てるコンパクトサイズ。重量は約400~500g程度で持ち運びも簡単です。
カラーは今までのNucBoxシリーズにはない珍しい色で、調べてみると、どうやら「フレンチグレー」のようです。
明るいフレッシュな感じのする色合いで、リビングやオフィスにも自然と溶け込むような感じがします。
VESAマウントに対応
「GMKtec NucBox K6」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。
※「GMKtec NucBox K6」のデザインは下の動画でチェックできます。
⇒ Youtubeショート動画でデザインをチェックする
⇒ Instagramでデザインをチェックする
<サイズ・重量・カラー>
「GMKtec NucBox K6」はサイズ12.88 x 12.7 x 4.78 cm、重量 約 523gで、カラーはスティールブルー、スペースブルーの2色を用意しています。
他のミニPCと比較
- 一方、「MINISFORUM UM780 XTX」はサイズ 127×128×47mmの省スペース設計で、ダークグレーカラーを用意しています。
- 「Beelink SER7」はサイズ 126 x 113 x 49mmの小型デザインで、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーンの4色カラーを採用しています。
- 「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はサイズ 約 195 x 191 x 39mm、重さ約 1.8kgで、クラウドグレー カラーを用意しています。
「GMKtec NucBox K6」のデメリット
「GMKtec NucBox K6」のデメリットを紹介します。
Oculinkポートがない
「GMKtec NucBox K6」は外付けのGPUボックスと接続できるOculinkポートを搭載していません。
一方、「MINISFORUM UM780 XTX」はOculinkポートを搭載しています。「Beelink SER7」と「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はOculinkポートを搭載していません。
2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張できない
「GMKtec NucBox K6」は2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張することができません。
一方、「Beelink SER7」は別売のSATA拡張モジュールを利用することで、2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張することができます。「MINISFORUM UM780 XTX」と「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張できません。
「GMKtec NucBox K6」の評価
「GMKtec NucBox K6」の評価を紹介します。
- スペック:★★★★★
- 通信:★★★★★
- 機能:★★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
GMKtecから発売されたRyzen 7 7840HSプロセッサ搭載のミニPCです。USB 4.0ポートなど豊富なインターフェースを持ち、デュアル ギガビット有線LAN通信も利用できます。
Ryzen 7 7840HSプロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで約3万前後を記録。ポータブルゲーミングPCに搭載されている「Ryzen 7 7840U」とほぼ同じ性能で、第13世代のCore i5-13500H搭載の「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」よりも7千ほど高いスコアになります。
また、グラフィック性能はGeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当で、負荷が高めのPCゲームも快適に動作します。ゲーム用のPCとしても十分に活用できる性能です。
そのほか、USB 4.0ポートやHDMIポート、ディスプレイポート1.4 を搭載し、4K 3画面出力が利用可能。通信面では次世代通信規格「Wi-Fi 6」とBluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応するなど充実しています。
ただし、外付けGPUボックス接続できるOculinkポートは搭載していません(「MINISFORUM UM780 XTX」は搭載)。2.5インチHDD/SSDでの拡張もできない(※「Beelink SER7」は可能)ので、若干 注意が必要です。
「GMKtec NucBox K6」の発売時の価格は、$579.99 ($150 OFFクーポン適用で実質$429.99、日本円で約61,852円)。
Ryzen 7 7840HS搭載のミニPCは通常10万円ほどするので、約4万円も安いことになります。これはもう「価格破壊」レベルですね。日本でもこの価格で発売されるのでしょうか?
Ryzen 7 7840HSプロセッサ搭載のハイエンドでコスパの高いミニPCを探している人におすすめです。
「GMKtec NucBox K6」の価格・購入先
GMKtec公式サイト
- ベアボーンモデルで61,616円、
- 32GB+1TBモデルで74,256、
- 32GB+2TBモデルで86,896、
で販売されています。
「GMKtec NucBox K6」をチェックする
ECサイト
Amazonで99,999円(27000 OFFクーポン付き)、
楽天市場で123,500円(送料無料)、
ヤフーショッピングで99,724円(送料無料)、
AliExpressで48,550円 (ベアボーンモデル)、
米国 Amazon.comで$479.98、
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おすすめの類似製品を紹介
「GMKtec NucBox K6」に似た性能をもつミニPCも販売されています。
「GMKtec K11」
GMKtecから発売されたRyzen 9 8945HS搭載のミニPCです。32GB DDR5 5600MHzメモリ、1TB/2TB SSD M.2 (PCle Gen 4.0)ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています(2025年1月 発売)。
また、RGBファン(ライトのカスタマイズ可)、最大96GBまでのメモリ拡張、最大8TBまでのストレージ拡張、4K 4画面出力 (HDMI2.1、DP2.1、USB4)、VESAマウント、Oculink(PCIE4.0x4) x1、USB4 Type-C (PD/DATA/VIDEO) x2、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで121,700円(税込・22700 OFFクーポン付きで実質99,000円・32GB+1TBモデル)、AliExpressで74,097円(ベアボーンモデル・32GB+1TBモデルは91,817円)、です。
関連記事:RGBファンで光る!Ryzen 9搭載GMKtec K11の性能をレビュー!
「MINISFORUM UM890 Pro」
MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 8945HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年6月25日 発売)。
32GB / 64GB DDR5-5600 メモリを搭載。512GB/1TB M.2 PCIe4.0 ストレージ、Windows 11を搭載しています。
また、Oculink ポート、8K・4画面 出力、冷却システム COLD WAVE 2.2、2つの2.5G 有線LANポート、VESAマウント、ディスプレイポート、HDMI、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージの増設、
USB 4.0 (Alt PD-100W) x2、USB3.2 Gen2 x4、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで157,980円(税込・30016 OFFクーポン付きで実質127,964円・ベアボーンモデルで98,133円)、楽天市場で138,980円(送料無料)、AliExpressで70,060円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$479.50、です。
関連記事:「MINISFORUM UM890 Pro」とUM790 Proの違いを解説
「GEEKOM A8」
GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 8845HS プロセッサ 搭載のミニPCです。1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 ストレージ搭載で、4K 4画面 出力、冷却システム「IceBlast 1.5」、最大2TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) x1、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで113,900円(Ryzen 9 8945HS・32GB+2TB)、楽天市場で112,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで135,946円(送料800円)、米国 Amazon.comで$799.00($70 OFFクーポン付き)です。
関連記事:AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説
「Beelink SER8」
Beelinkから発売されたRyzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年5月 発売)。
32GB DDR5-5600 メモリを搭載。1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。
また、4K 3画面出力(USB4、DP、HDMI)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム「MSC 2.0」、静音ファン、自動電源ON、
USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット 有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで123,800円(25000 OFFクーポン付きで実質98800円・32GB+1TB)、楽天市場で106,212円(送料無料)、ヤフーショッピングで112,970円、AliExpressで94,878円、米国 Amazon.comで $599.00、です。
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