「MINISFORUM EM680」最小で最強? パワフルな小型PCと徹底 比較!


2023年6月下旬に発売された「MINISFORUM EM680」とパワフルな小型PCと徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年1月、Ryzen 7 7840U搭載の「MINISFORUM EM680」(2024)が追加されました。スペック情報を追記しています。

「MINISFORUM EM680」の特徴

MINISFORUM EM680」の特徴をまとめてみました。

Ryzen 7 6800U・Radeon 680M・冷却システム

MINISFORUM EM680」はAMD Ryzen 7 6800U プロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コア最大4.7GHz 駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万を記録しています。また、CPU内蔵のGPUにRadeon 680Mを採用し、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮。SteamなどのPCゲームもプレイ可能です。

そのほか、冷却システム「COLD WAVE 2.0」を搭載。CPUに液体金属、メモリとSSDにアクティブ放熱システムを採用することで強力に冷却し、安定した動作が可能です。

512GB M.2ストレージ・USB4 Type-C・USB3.2

MINISFORUM EM680」はPCIe4.0接続の512GB M.2 SSD ストレージを搭載。PCIe3.0接続よりも2倍高速の転送が可能になっています。また、2つUSB4 Type-C ポートを搭載し、ケーブル一本でモニターからPCに給電することが可能。8K映像出力と40Gbpsの高速転送も利用できます。

そのほか、3つUSB3.2 Type-A ポートを搭載し、10Gbpsの高速転送が利用可能。外付けHDDなどのUSB機器ともスムーズに接続できます。

8K 3画面出力・Wi-Fi 6E・超小型ボディ

MINISFORUM EM680」は4K出力に対応したHDMI 2.1 ポートを搭載。2つのUSB4 Type-Cポートと組み合わせて8K 3画面出力も利用できます。また、最大2.4Gbpsの超高速通信が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応。BlueTooth 5.3に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。そのほか、サイズ80×80×43mmの超小型デザインを採用。筐体はメタル(金属)素材で、静音で動作します。

公式ページ: Minisforum EM680 Ryzen™ 7 6800U Mini PC – Minisforum JP 

価格を比較

MINISFORUM EM680」と「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」の価格を比較してみました。

「MINISFORUM EM680」

MINISFORUM EM680」は、Amazonで84,990円(Ryzen 7 6800Uの32GB+512GBモデル)、楽天市場で123,980円(Ryzen 7 7840U・32GB+512GB)、ヤフーショッピングで91,800円(送料無料・Ryzen 7 6800U)、

AliExpressでUS $414.02 (日本円で約61,792円)、米国 Amazon.comで$399.00 (日本円で約59550円)、MINISFORUM公式サイトで103,980円(Ryzen 7 7840Uの32GB+1TBモデル・512GBモデルは99,180円)で販売されています。

「GMKtec NucBox K2」

GMKtec NucBox K2」は、Amazonで79,800円(税込・12000円OFFクーポン付き)、楽天市場で94,530円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,068円(税込)、AliExpressでUS $US $358.99 (日本円で約5万円・ベアボーンモデル・GMKtec公式ストア)、GMKtec公式サイトで$379.00 (ベアボーンモデル・日本円で約52,800円/16GB+1TBモデルは$467.00/32GB+1TBモデルは$519.00)で販売されています。

「Beelink SER5 Pro 5800H」

Beelink SER5 Pro 5800H」は、Amazonで63,800円 (税込・12000円OFFクーポン付き・Ryzen7 5800H)、楽天市場で55,710円(税込・送料無料・Ryzen7 5800H)、ヤフーショッピングで61,859円(税込・送料無料・Ryzen7 5800H)、AliExpressでUS $341.25 – 429.00 (Ryzen7 5800H・6/12からセール開始)、米国 Amazon.comで$379.00 (Ryzen7 5800H・日本円で約52,800円)で販売されています。

「LarkBox X 2023」

LarkBox X 2023」は、Amazonで29,900円 (税込・3000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で34,489円(送料無料)、CHUWI公式ストアで税込26,900円(US $199.00)、AliExpressでUS $209.99、米国 Amazon.comで$199.00で販売されています。

スペックを比較

MINISFORUM EM680」と「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」のスペックを比較してみました。

「MINISFORUM EM680」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
    ※6nm/ZEN 3+/RDNA 2/8コア/最大4.7GHz/TDP15~32W
  • GPU AMD Radeon 680M 2200MHz
  • RAM(メモリ) 16GB or 32GB LPDDR5‐6400MHz オンボード
  • ストレージ 512GB M.2 2230 PCIe4.0 SSD ×1
  • 外部ストレージ TFカートで拡張可能
  • 電源 65W GaN Type-C (電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3 (Intel killer AX1675 オンボード)
  • インターフェース USB4 Type-C (Alt PD/電源供給/40Gbps/DP映像出力) ×2、USB3.2 Type-A (Gen2) ×3、HDMI 2.1 ×1、3.5mmコンボジャック ×1、TF カートスロット ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 8K 3画面出力、HDMI 2.1 (4K@144Hz) ×1、USB4 (8K@60Hz)×2
  • オーディオ出力 HDMI ×1/ 3.5mmコンボジャック
  • 冷却 COLD WAVE 2.0、アクティブ放熱システム(メモリ、SSD)、静音、TDP28W、液体金属(77度に下げる)、アクティブヒートシンク(69度に下げる)
  • 筐体 メタル(金属)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 80×80×43mm
  • 重量 570 g
  • カラー ブラック
  • 付属品 電源アダプター ×1、電源ケーブル ×1、HDMI ケーブル ×1、取扱説明書(日本語対応) ×1

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「GMKtec NucBox K2」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7735HS ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3
  • GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
    ※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 4800
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(20V/6A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

関連記事:「GMKtec NucBox K1 /K2」超高速か? 注目のRyzen ミニPCと徹底 比較!

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「Beelink SER5 Pro 5800H」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
    ※7nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.4GHz
  • GPU AMD Radeon Graphics 8core 2000 MHz
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4 3200MHZ ※最大64GB
  • ストレージ NVMe SSD 500GB ※最大2TBまで
  • 拡張ベイ 2.5インチ、SATA、7mm
  • 電源 ACアダプター(入力:100V~240V AC. 50/60Hz、出力:19V 3.42A 認証)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 対応・ギガビット有線LAN
  • インターフェース USB Type-C (DATA/DP映像出力) x1 、USB3.2 x3、USB2.0 x1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) x2、有線LAN (RJ45) x1、3.5mmジャック、DCジャック、電源ボタン
  • 映像出力 4K 3画面出力・4K ULTRA HD
  • 冷却システム デュアルヒートパイプ+熱伝導チューブ+強力ファン(静音)
  • オーディオ 3.5mmジャックはマルチチャンネル オーディオ出力をサポート
  • 自動電源ON 対応
  • VASAマウント 対応
  • 筐体の素材 フルメタル(金属)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 12.6 x 11.3 x 4.2 cm
  • 重量 455g
  • カラー ブラック

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「LarkBox X 2023」のスペック

  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ) 12GB LPDDR5
  • ストレージ 512GB PCIe SSD
  • 拡張ストレージ M.2 2280 SSD
  • 電源 ACアダプター 12V/3A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN ギガビット有線LAN(2つのLAN端子あり)
  • インターフェース USB Type-C (PD給電/DP1.4映像出力) ×1、USB-A 3.1 ×4、Displayport(4K@60Hz)×1、HDMI(4K@60Hz)×1、3.5mmオーディオ出力 ×1、有線LAN RJ45 Gigabit Ethernet ×2、
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応(HDMI,Type-C,DP)、4K ultra HD 対応
  • 冷却システム 8mmヒートパイプ、熱移動を加速させる効率的なファン、TDP合計25Wで稼働
  • VESAマウント 対応
  • 筐体の材質 ポリカーボネート
  • OS Windows 11 Home
  • サイズ 127×127×49(H)mm
  • 重量 400g
  • カラー 白黒

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ベンチマークを比較

MINISFORUM EM680」と「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「MINISFORUM EM680」

<CPU> AMD Ryzen 7 6800U

Passmarkによるベンチマークスコアは「20691」(CPU)。

<GPU> AMD Radeon 680M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。

<プロセッサ性能を解説>

6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサ「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載。最大4.7GHzの周波数で駆動し、PassmarkのCPUベンチマークで約2万を記録しています。このスコアは第12世代のインテルCore i5-12600と同じくらいになります。

同じプロセッサは「AYANEO 2」「AOKZOE A1」、「GPD WIN Max 2」などにも搭載されています。

CPU内蔵のGPUはAMD Radeon 680Mで、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮します。3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアは「6026」でした。

Ryzen 7 7735HSプロセッサと比較すると、PassmarkのCPUベンチマークで、スコアが約4千低くなります。

AMD Ryzen 7 5800Hプロセッサと比較すると、PassmarkのCPUベンチマークで、スコアがほぼ同じくらいになります。

Intel N100プロセッサと比較すると、PassmarkのCPUベンチマークで、スコアが約4倍以上高くなります。

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。

Steamなどの人気の高いPCゲームもプレイ可能です。ただし、グラフィックカードを必要とする高負荷の3Dゲームは遊べないので注意が必要です。

PS2、Xboxを含めて、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「GMKtec NucBox K2」

<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「24836」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1500」、マルチコアで約「9800」。

<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。

「Beelink SER5 Pro 5800H」

<CPU> AMD Ryzen 7 5800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「21294」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1320」、マルチコアで「6996」。

<GPU> AMD Radeon Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。

Passmark Average G3D Markで「2802」

「LarkBox X 2023」

<CPU> Intel N100

Passmarkによるベンチマークスコアは「5535」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1000」前後。

「MINISFORUM EM680」のメリット・デメリット

MINISFORUM EM680」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作する

MINISFORUM EM680」は16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作します。

一方、「GMKtec NucBox K2」はDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載。2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。「Beelink SER5 Pro 5800H」はDDR4規格のメモリを16GB/32GB搭載し、2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。「LarkBox X 2023」はLPDDR5規格のメモリを12GB搭載しています。

・PCIe4.0接続の512GB M.2ストレージを搭載

MINISFORUM EM680」はPCIe4.0接続の512GB M.2 SSDストレージを搭載。PCIe3.0接続よりも2倍高速の転送が可能になっています。

一方、「GMKtec NucBox K2」は1TB M.2 NVMeストレージを搭載しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はNVMe規格のSSDストレージを500GB搭載し、最大2TBまで拡張することもできます。「LarkBox X 2023」はPCIe接続のSSDストレージを500GB搭載しています。

・モニターからケーブル一本で給電できる

MINISFORUM EM680」はUSB4 Type-Cポートを搭載し、ケーブル一本でモニターからPC本体に給電できます。

一方、「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」もType-Cポートを利用してPD給電が利用できます。

・Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応

MINISFORUM EM680」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6E」に対応し、最大2.4Gbpsの超高速通信が利用できます。また、BlueTooth 5.3に対応し、ワイヤレス機器とスムーズに接続できます。

一方、「GMKtec NucBox K2」と「Beelink SER5 Pro 5800H」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「LarkBox X 2023」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信(2つのポートあり)に対応しています。

・2つのUSB4 Type-C ポートを搭載・8K映像出力、PD給電、40Gbps転送に対応

MINISFORUM EM680」は、2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、8K映像出力、PD給電、40Gbpsの高速転送を利用できます。

一方、「GMKtec NucBox K2」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載。40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。「Beelink SER5 Pro 5800H」はUSB Type-Cポートを搭載し、高速なデータ転送の他にDP映像出力も利用できます。「LarkBox X 2023」はフル機能のType-C ポートを搭載し、PD給電やDP1.4映像出力も利用できます。

・3つのUSB3.2 Type-Aポートを搭載

MINISFORUM EM680」は3つのUSB3.2 Type-Aポートを搭載し、10Gbpsの高速転送が利用できます。また、外付けHDDなどのUSB機器ともスムーズに接続できます。

一方、「GMKtec NucBox K2」と「Beelink SER5 Pro 5800H」は3つのUSB3.2 (Gen2)ポートと1つのUSB 2.0ポートを搭載しています。「LarkBox X 2023」は4つのUSB-A 3.1ポートも搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

・8K 3画面出力に対応

MINISFORUM EM680」は4K出力に対応したHDMI 2.1 ポートを搭載。2つのUSB4 Type-Cポートと組み合わせて8K 3画面出力も利用できます。

一方、「GMKtec NucBox K2」は2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「Beelink SER5 Pro 5800H」は4K映像出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載し、Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「LarkBox X 2023」は4K出力に対応したDisplayportとHDMIポートを搭載し、Type-C ポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載

MINISFORUM EM680」は冷却システム「COLD WAVE 2.0」を搭載しています。この冷却システムは、CPUに液体金属、メモリとSSDにアクティブ放熱システムを採用することで本体を強力に冷却し、安定した動作が可能です。

一方、「GMKtec NucBox K2」はインテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口を採用した冷却システムを搭載しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」はデュアルヒートパイプと熱伝導チューブ、強力なファンを備えた冷却システムを搭載しています。「LarkBox X 2023」は冷却システムを搭載し、8mmヒートパイプと熱移動を加速させる効率的なファンで、TDP合計25Wで長時間 安定して稼働できます。

・超小型サイズのボディ・メタル素材を採用

MINISFORUM EM680」はサイズ80×80×43mm、重さ570 gの超小型デザインを採用しています。また、筐体はブラックカラーのメタル(金属)素材で、静音で動作します。

一方、「GMKtec NucBox K2」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmの小型デザイン、ブラックカラーのメタル(金属)を採用しています。「Beelink SER5 Pro 5800H」は厚さ4.2cmで重さ455gの小型メタルボディで、ブラックカラーを用意しています。「LarkBox X 2023」はサイズ 127×127×49(H)mm、重さ400gの小型軽量デザインで、白黒カラーを用意しています。

・Windows 11 Proの新機能が使える

MINISFORUM EM680」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、

「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)

などの機能が追加されています。

一方、「GMKtec NucBox K2」と「Beelink SER5 Pro 5800H」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「LarkBox X 2023」はWindows 11 Home搭載で新機能も使えるようになっています。

デメリット

・メモリを拡張できない

MINISFORUM EM680」はオンボードのメモリを採用しているため、交換や増設はできません。

一方、「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」はメモリの拡張が可能です。

・有線LAN端子がない

MINISFORUM EM680」は有線LANポートがありません。利用するには別途アダプターが必要になります。

一方、「GMKtec NucBox K2」、「Beelink SER5 Pro 5800H」、「LarkBox X 2023」は有線LAN端子がありません。

「MINISFORUM EM680」の評価

MINISFORUM EM680」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

MINISFORUMから発売されたRyzen 7 6800U搭載の超小型PCです。本体はサイズ 80×80×43mmの手のひらサイズで、「GMK NucBox 7」に近いデザインのミニPCになっています。

超小型サイズのミニPCといえば、ややプロセッサ性能が低い印象がありますが、「MINISFORUM EM680」が搭載するRyzen 7 6800Uは非常にパワフル。Radeon 680M GPUグラフィックスとの組み合わせで、SteamなどのPCゲームもプレイ可能です。

また、2つのUSB4 Type-Cポートと3つのUSB3.2 Type-Aポートを搭載するなどインターフェースも充実。8K 3画面出力Wi-Fi 6E、強力な冷却システムを搭載するなどコスパの高いミニPCに仕上がっています。

ただし、メモリの増設は不可。有線LAN端子がないなど、小さいがゆえにやや不便な点もあります。

なお、全体的な性能はAMD Ryzen 7 5800H搭載の「Beelink SER5 Pro 5800H」とほぼ同じくらいで、「GMKtec NucBox K2」よりも少し低くなります。Intel N100搭載のCHUWI「LarkBox X 2023」よりもパワフルなミニPCが欲しい人には最適な一台といえるでしょう。

MINISFORUM EM680」の発売時の価格は61,580円(16GB+512GBモデル・32GB+512GBモデルは68,780円、32GB+1TBモデルは75,180円)。

「ゲーミングPC」といえるほどの高い性能があるにもかかわらず、約6万円で購入できるのが驚きです。パワフルなRyzenプロセッサを搭載した超小型サイズのミニPCを探している人におすすめです。

Ryzen 7 7840U搭載モデルも発売!

2024年1月、AMDRyzen 7 7840U搭載の「MINISFORUM EM680」が追加されました。

プロセッサ、GPU、メモリ、ストレージが変更されています。

「MINISFORUM EM680」(2024)のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
  • GPU AMD Radeon 780M
  • RAM(メモリ) 32GB LPDDR5-6400MHz オンボード
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 2230 PCIe4.0 SSD x1
  • 外部ストレージ TFカートで拡張可能
  • 電源 65W GaN Type-C (電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3 (Intel killer AX1675 オンボード)
  • インターフェース USB4 Type-C (Alt PD/電源供給/40Gbps/DP映像出力) x2、USB3.2 Type-A (Gen2) x3、HDMI 2.1 x1、3.5mmコンボジャック x1、TF カートスロット x1、DMIC x1、Clear CMOS x1
  • 映像出力 8K 3画面出力、HDMI 2.1 (4K@144Hz) x1、USB4 (8K@60Hz)x2
  • オーディオ出力 HDMI x1/ 3.5mmコンボジャック
  • 冷却 COLD WAVE 2.0、アクティブ放熱システム(メモリ、SSD)、静音、TDP28W、液体金属(77度に下げる)、アクティブヒートシンク(69度に下げる)
  • 筐体 メタル(金属)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 80 x 80 x 43mm
  • 重量 570 g
  • カラー ブラック
  • 付属品 電源アダプター x1、電源ケーブル x1、HDMI ケーブル x1、取扱説明書(日本語対応) x1

「MINISFORUM EM680」(2024)のベンチマーク

4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHzのプロセッサ「Ryzen 7 7840U」を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「25364」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「2109」、マルチコア「8773」を記録しています。

また、GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。

「MINISFORUM EM680」(2024)の価格

「MINISFORUM EM680」(2024)は、

楽天市場で123,980円(Ryzen 7 7840U・32GB+512GB)、

MINISFORUM公式サイトで103,980円(Ryzen 7 7840Uの32GB+1TBモデル・512GBモデルは99,180円)

で販売されています。

「MINISFORUM EM680」の販売・購入先

MINISFORUM EM680」は、Amazonで84,990円(Ryzen 7 6800Uの32GB+512GBモデル)、楽天市場で123,980円(Ryzen 7 7840U・32GB+512GB)、ヤフーショッピングで91,800円(送料無料・Ryzen 7 6800U)、

AliExpressでUS $414.02 (日本円で約61,792円)、米国 Amazon.comで$399.00 (日本円で約59550円)、MINISFORUM公式サイトで103,980円(Ryzen 7 7840Uの32GB+1TBモデル・512GBモデルは99,180円)で販売されています。

Amazonで「MINISFORUM EM680」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM EM680」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM EM680」をチェックする

MINISFORUM公式サイトで「MINISFORUM EM680」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM EM680」をチェックする

 

 

 

他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「AYANEO Retro Mini PC AM01」(Ryzen 7 5700U/ゲーム用)

★「MeLe Overclock4C」(超小型・Intel N95・4K 3画面出力)

★「GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H / Core i5-12450H)

★「MINISFORUM HN2673」(Arc A730M・Core i7-12650H)

GMKtec NucBox K2

Beelink SER5 Pro 5800H

LarkBox X 2023

GMK NucBox 7」(超小型・Intel N6005 )

TRIGKEY G5」(Intel N100・4K 3画面出力)

GMK NucBox 9」(Ryzen 5 5600U・4K 3画面出力)

MINISFORUM UM560XT」(Ryzen 5 5600H・4K 3画面出力)

Beelink SER6 Pro」(Ryzen 7 6800U・4K 3画面出力)

MINISFORUM MC560」(Ryzen 5 5625U・カメラ付き)

CHUWI RZBOX」(Ryzen 7 5800H)

他のMINISFORUMミニPCと比較

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