「Beelink SER7」超高速でも安い? ハイスペックなRyzenミニPCと徹底 比較!


2023年8月23日に発売された「Beelink SER7」と ハイスペックなRyzenミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年9月、「Beelink SER6 Max」(Ryzen 7 7735HS)が発売されました。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「Beelink SER7」の特徴

Beelink SER7」の特徴をまとめてみました。

Ryzen 7 7840HS・32GBメモリ・冷却システム

Beelink SER7」はRyzen 7 7840HSプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コア16スレッド、最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約3万を記録しています。

また、32GB DDR5メモリを搭載し、スムーズに動作。2つのスロットを搭載し、最大64GBまで拡張することもできます。そのほか、MSCテクノロジーを採用した冷却システムを搭載。ベイパーチャンバーやシステムファン、SSD ヒートシンクで効率的に冷却し、長時間でも安定して動作します。

1TB M.2 SSD・拡張スロット・USB4

Beelink SER7」は1TB M.2 SSDストレージを搭載。PCIe 4.0接続で、PCIe 3.0よりも2倍高速に転送できます。また、M.2 SSDの拡張スロットを搭載。別売のSATA拡張モジュールを利用することで、2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張することもできます。

そのほか、2つのUSB4ポートを搭載し、40Gbpsの高速転送、PD3.0充電DP1.4映像出力が利用可能。Type-CポートやUSB 3.2ポート、2つのUSB 2.0ポートも搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

4K 4画面出力・Wi-Fi 6・VESAマウント

Beelink SER7」はHDMI 2.1ポートとDisplayportを搭載。2つのUSB4ポートと組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2.5Gギガビット有線LAN通信も利用できます。

そのほか、VESAマウントに対応し、モニターの背面に設置することが可能。本体はサイズ 126 x 113 x 49mmの小型デザインで、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーンの4色カラーを採用しています。

公式ページ: Beelink Gaming Mini PC SER7 AMD Ryzen 7 7840HS

価格を比較

Beelink SER7」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」の価格を比較してみました。

「Beelink SER7」

Beelink SER7」は、Amazonで93,800円 (税込・Ryzen7 7840HS・32GB+1TB)、楽天市場で110,918円(送料無料・32GB+1TB)、ヤフーショッピングで13,9800円、AliExpressでUS $580.00 (日本円で約88027円)、米国 Amazon.comで$749.00 (日本円で約113676円)、Beelink公式サイトで$739.00で販売されています。

「MINISFORUM UM790 Pro」

MINISFORUM UM790 Pro」は、Amazonで119,980円 (税込・32GB+512GBモデル・17760円OFFクーポン付き)、楽天市場で110,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで164,400円(送料無料)、AliExpressでUS $519.50 (日本円で約75,880円)、MINISFORUM公式サイトで103,980円(32GB+512GBモデル・ベアボーンモデルは79,980円、32GB+1TBモデルは107,980円、64GB+1TBモデルは120,180円)で販売されています。

「GMKtec NucBox K2」

GMKtec NucBox K2」は、Amazonで96,500円(税込・30000円 OFFクーポン付き・Ryzen 7 7735HS・32GB+1TB)、楽天市場で71,628円(送料無料・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、ヤフーショッピングで93,602円円(税込・Ryzen 7 7735HS・16GB+1TB)、AliExpressでUS $459.99 (日本円で約67,746円・16GBモデル)、

GMKtec公式サイトで$349.00 (ベアボーンモデル・日本円で約51,399円/16GB+1TBモデルは$659.00/32GB+1TBモデルは$719.00)で販売されています。

「CHUWI RZBOX」

CHUWI RZBOX」は、楽天市場で63,000円(税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、ヤフーショッピングで69,000円 (税込・送料無料・Ryzen 7 5800)、CHUWI JP公式ストアで66,900円 (税込・Ryzen 7 5800)、AliExpressでUS $519.99(Ryzen 7 5800H・16GB RAM+ 512GB)、米国 Amazon.comで$299.00 (日本円で約43,673円)で販売されています。

スペックを比較

Beelink SER7」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」のスペックを比較してみました。

「Beelink SER7」のスペック

  • プロセッサ Ryzen 7 7840HS
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/TDP 35-54W/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M グラフィックス (2700MHz)
  • RAM(メモリ) 32GB DDR5 5600MHz ※2スロット、最大64GB
  • ストレージ 1TB M.2 SSD ×2 NVMe PCIe 4.0 2280
  • 拡張ストレージ M.2 SSD PCIe 4.0
    ※M.2スロットから2.5インチスロットに変換する場合はSATA拡張モジュールを購入する必要あり
  • 電源 磁気電源(19V/6.32Aアダプター付き)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) ×2、Type-C ×1、USB 3.2 ×1、USB 2.0 ×2、DP 1.4 ×1、HDMI 2.1 ×1、 LAN 2.5G ×1、オーディオジャック ×2、DCポート ×1
  • 映像出力 4K 4画面出力(USB4 ×2、Type-C、HDMI)
  • 冷却システム MSCテクノロジー、ベイパーチャンバー、システムファン、SSD ヒートシンク、サイレントファン
  • 静音動作 対応
  • VESAマウント 壁掛けマウント付属
  • 自動電源ON 対応
  • 筐体 天板:メタル(金属)、ABC樹脂(プラスチック)、Metal Air Inlet Mesh(金属製空気入口メッシュ)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 126 x 113 x 49mm
  • 重量 649g
  • カラー オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーン

関連記事BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に! 2023 最新 機種 まとめ

Amazonで「Beelink SER7」をチェックする

楽天市場で「Beelink SER」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink SER」をチェックする

AliExpressで「Beelink SER7」をチェックする

Beelink公式サイトで「Beelink SER7」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink SER7」をチェックする

「MINISFORUM UM790 Pro」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 9 7940HS
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.2GHz/TDP 35-54W/Zen4
  • GPU AMD Radeon 780M (12コア/2800 MHz)
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB/64GB DDR5‐5600MHz (8GB×2 デュアルチャンネル)
  • 拡張メモリ 最大64GBまで (SODIMM スロット×2)
  • ストレージ 512GB/1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD ×2
  • 拡張スロット PCle 4.0 SSDスロット ×2 ※RAIDO・RAID1構成に対応
  • 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI (Wi-Fi 6E,BlueTooth 5.2)
    ※Intel Killer AX1675 Wi-Fi 6Eネットワークカード
  • ギガビット有線LAN 2500Mbps LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (Alt PD/40G/DP出力) ×2、USB3.2 Type-A (Gen2) ×4、HDMI 2.1 ×2、RJ45 2.5Gギガビットイーサネットポート ×1、3.5mmコンボジャック ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
  • 映像出力 8K 4画面 出力 対応、HDMI 2.1 (4K@144Hz) ×2、USB4 (8K@60Hz)×2
  • オーディオ出力 HDMI ×2/ 3.5mmコンボジャック
  • 冷却システム COLD WAVE 2.0、液体金属(CPU)、アクティブ放熱、静音
  • VESAマウント 対応(100×100mm規格)
  • 筐体の素材 メタル(金属)
  • OS Windows 11 Pro ※画像表示型BIOS
  • サイズ 127×128×47mm
  • 重量 不明
  • カラー ダークグレー
  • 付属品 電源アダプター ×1、電源ケーブル ×1、ベース ×1、HDMI ケーブル ×1、SATAケーブル ×1、取り付けブラケット ×1、取扱説明書(日本語対応) ×1

関連記事:「MINISFORUM UM790 Pro」超爆速で安い? RyzenミニPCと徹底 比較!

Amazonで「MINISFORUM UM790 Pro」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM UM790 Pro」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM UM790 Pro」をチェックする

AliExpressで「MINISFORUM UM」をチェックする

MINISFORUM公式サイトで「MINISFORUM UM790 Pro」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM UM790 Pro」をチェックする

「GMKtec NucBox K2」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7735HS ※6nm/8コア/12スレッド/最大4.75GHz/TDP 35~54W/Zen 3
  • GPU AMD Radeon 680M グラフィックス
    ※コア数12/2200 MHz/NVIDIA GeForce GTX1050TI に匹敵
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 4800
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)
  • 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(20V/6A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.0 (4096×2160@60Hz)、Type-C (DP1.4)
  • 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

関連記事:「GMKtec NucBox K1 /K2」超高速か? 注目のRyzen ミニPCと徹底 比較!

Amazonで「NucBox K2」をチェックする

楽天市場で「NucBox K2」をチェックする

ヤフーショッピングで「NucBox K2」をチェックする

GMKtec公式サイトで「NucBox K2」をチェックする

AliExpressで「NucBox K2」をチェックする

米国 Amazon.comで「NucBox K2」をチェックする

「CHUWI RZBOX」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 5800H
  • GPU Radeon Graphics (8コア)
  • RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz
  • 拡張メモリ 最大64GBまで拡張可・2種類の拡張スペースあり
  • ストレージ M.2 SSD 512GB NVMe 2280
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで拡張可能(スロット空き1つあり)
  • 電源 ACアダプター(19V/4.74A,90W)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ax(2.4GHz+5.0GHz/Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN  対応(2つのLAN端子あり)
  • インターフェース USB 2.0 Type-C×1、USB 2.0 Type-A×3、USB 3.0 Type-A×2、HDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet ×2、3.5mmジャック
  • 冷却システム 8mmの銅製ヒートパイプを内蔵
  • 筐体の素材 アルミ合金(フルメタル)
  • OS Windows 11 ※LinuxとUbuntuもサポート
  • サイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm
  • 重量 1350g
  • カラー ダークグレー

関連記事:「CHUWI RZBOX」と史上最強ミニPCを徹底 比較!

Amazonで「CHUWI RZBOX」をチェックする

楽天市場で「CHUWI RZBOX」をチェックする

ヤフーショッピングで「CHUWI RZBOX」をチェックする

AliExpressで「CHUWI RZBOX」をチェックする

Banggoodで「CHUWI RZBOX」をチェックする

Chuwi公式ストアで「CHUWI RZBOX」をチェックする

米国 Amazon.comで「CHUWI RZBOX」をチェックする

ベンチマークを比較

Beelink SER7」と「MINISFORUM UM790 Pro」、「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「Beelink SER7」

Beelink SER7」は4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のRyzen 7 7840HSプロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約3万を記録しています。

<CPU> Ryzen 7 7840HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「29937」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2617」、マルチコアで「12706」

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1872」、マルチコアで「13635」。

同じプロセッサは「Beelink GTR7」にも搭載されています。

<グラフィック性能を解説>

また、GPUにRadeon 780Mを採用し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録し、GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮します。

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「8000」前後。

<ゲーミング性能>

公式サイトでは「CS:GO」がFPS120で、「LOL」がFPS150-174で、「PUBG」がFPS75-95で、「Destiny2」がFPS50-60で、「DOTA2」がFPS105-120で動作することが報告されています。

<総合的な性能>

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業はもちろん、音楽制作DTMなどでも快適に動作します。

また、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

「MINISFORUM UM790 Pro」

<CPU> AMD Ryzen 9 7940HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「30153」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2474」、マルチコアで「9742」。

<GPU> AMD Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「8116」。

3DMark Time Spyによるグラフィックスコアは「2950」

「GMKtec NucBox K2」

<CPU> AMD Ryzen 7 7735HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「24836」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1500」、マルチコアで約「9800」。

<GPU>AMD Radeon 680M グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「5700」。

「CHUWI RZBOX」

<CPU> Ryzen 7 5800H

Passmarkによるベンチマークスコアは「21299」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1736」、マルチコアで「7076」。

<GPU> AMD Radeon Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2465」。

「Beelink SER7」のメリット・デメリット

Beelink SER7」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・32GB DDR5 メモリ搭載・最大64GBまで拡張できる

Beelink SER7」は32GB DDR5メモリを搭載し、スムーズに動作します。また、2つのスロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は16GB/32GB/64GB DDR5 メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「GMKtec NucBox K2」は16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」は16GB DDR4 メモリを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

・1TB M.2 SSDストレージを搭載

Beelink SER7」は1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。PCIe 4.0接続で、PCIe 3.0よりも2倍高速に転送できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はPCIe4.0接続の512GB/1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。「GMKtec NucBox K2」はPCIe 3.0接続の1TB M.2 NVMeストレージを搭載しています。「CHUWI RZBOX」はM.2 SSD 512GB NVMe 2280ストレージを搭載しています。

・M.2の拡張スロットを搭載・2.5インチスロットに変換できる

Beelink SER7」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載し、M.2 SSDでストレージを拡張できます。また、別売のSATA拡張モジュールを利用することで、2.5インチのSATA HDD/SSDで拡張することもできます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はPCCle 4.0接続のSSD拡張スロットを搭載し、RAIDO、RAID1構成に対応しています。「GMKtec NucBox K2」はPCIe 4.0接続のM.2ストレージで最大2TBまで拡張できます。「CHUWI RZBOX」はM.2 SSDで拡張できます(スロット空き1つあり)。

・Wi-Fi 6とBluetooth 5.2、2.5Gギガビット有線LANに対応

Beelink SER7」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はWi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。「GMKtec NucBox K2」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI RZBOX」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN(2つのポート搭載)に対応しています。

・ USB4ポートを搭載で40Gbpsの高速転送、PD充電、DP映像出力に対応

Beelink SER7」は2つのUSB4ポートを搭載し、40Gbpsの高速転送、PD3.0充電、DP1.4映像出力が利用できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はは2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、最大40Gbpsの高速データ転送、USB PD給電、最大8Kの映像出力が利用できます。「GMKtec NucBox K2」は1つのUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速データ転送やPD充電に対応するほか、DP1.4の映像出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はUSB 4.0 Type-C ポートを搭載していません(USB 2.0 Type-Cポート搭載です)。

・4K 4画面出力に対応

Beelink SER7」はHDMI 2.1ポートとDisplayport、2つのUSB4ポートと組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.1ポートを搭載し、2つのUSB4 Type-Cポートと組み合わせて8K 4画面出力も利用できます。「GMKtec NucBox K2」は2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「CHUWI RZBOX」はHDMI 2.0、DisplayPort、ミニD-Sub15ピンで映像出力できます。

・冷却システムを搭載

Beelink SER7」はMSCテクノロジーを採用した冷却システムを搭載しています。この冷却システムはベイパーチャンバーやシステムファン、SSD ヒートシンクで効率的に冷却し、長時間でも安定して動作します。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はアクティブ放熱採用の冷却システム「COLD WAVE 2.0」を搭載しています。金属の筐体、ヒートシンク、液体金属(CPU)で強力に冷却し、安定した動作を可能にします。「GMKtec NucBox K2」はインテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口を採用した冷却システムを搭載しています。「CHUWI RZBOX」は8mmの銅製ヒートパイプを内蔵した冷却システムを搭載しています。

・VESAマウントに対応

Beelink SER7」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」と「GMKtec NucBox K2」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応しています。「CHUWI RZBOX」はVESAマウントに対応していません。

・サイズ 126 x 113 x 49mm、重さ649gの小型デザイン・4色カラーを用意

Beelink SER7」はサイズ 126 x 113 x 49mm、重さ649gの小型デザインで、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーンの4色カラーを採用しています。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はサイズ127×128×47mmの小型ボディで、ダークグレーカラーを用意しています。「GMKtec NucBox K2」はサイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cmの小型デザインで、ブラックカラーを用意しています。「CHUWI RZBOX」はサイズ 177.5×188.0×61.5(H)mm、重さ1350gでダークグレーカラーを用意しています。

・Windows 11 Pro搭載で新機能も使える

Beelink SER7」はWindows 11 Proを搭載し、新機能が使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、

「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)

などの新機能が追加されています。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」と「GMKtec NucBox K2」、「CHUWI RZBOX」もWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。

デメリット

・8K映像出力に対応していない

Beelink SER7」は8K映像出力に対応していません。4K映像出力には対応しています。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は8K映像出力に対応しています。「GMKtec NucBox K2」と「CHUWI RZBOX」は8K映像出力に対応していません。

「Beelink SER7」の評価

Beelink SER7」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★

<総合評価>

2022年12月に発売された「Beelink SER6 Pro」の後継モデルになります。カラフルなボディにパワフルなRyzen 7 7840HSプロセッサを搭載。USB4.0ポートを備え、4K 4画面出力に対応するなどインターフェースも充実しています。

Ryzen 7 7840HSプロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで約3万を記録。「MINISFORUM UM790 Pro」が搭載するRyzen 9 7940HSプロセッサとそれほど変わらないスコアで、非常に高速に動作します。

また、GPUのRadeon 780MGeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮。「Destiny2」がFPS50-60で、「DOTA2」がFPS105-120で動作するなどSteamなどのPCゲームも快適にプレイ可能です。「GMKtec NucBox K2」が搭載するRyzen 7 7735HSよりもグラフィック性能が高いので、ゲーム用のミニPCとしても最適です。

そのほか、インターフェースにUSB4ポートを搭載。超高速なWi-Fi 6や4K 4画面出力(USB4 ×2、Type-C、HDMI)、冷却システム静音動作磁気電源(マグネット式)に対応するなどコスパは非常に高いといえます。ミットレンジモデルというよりも、ハイエンドPCに限りなく近い性能を持ち、「Beelink GTR7 /Pro」にも匹敵するほど超高性能なミニPCです。

Beelink SER7」の発売時の価格は$729.00 ($120 OFFクーポン付き・割引後$609.00 ・日本円で約89,008円)。

8月23日から9月6日までBeelink公式サイトで先行販売されており、その期間が過ぎた後で一般販売が開始されます。この性能で10万円以下であることが驚きです。日本でもいずれ発売されるのでしょうか?Ryzen 7 7840HSプロセッサを搭載したコスパの高いハイスペックなミニPCを探している人におすすめです。

「Beelink SER7」の販売・購入先

Beelink SER7」は、Amazonで93,800円 (税込・Ryzen7 7840HS・32GB+1TB)、楽天市場で110,918円(送料無料・32GB+1TB)、ヤフーショッピングで13,9800円、AliExpressでUS $580.00 (日本円で約88027円)、米国 Amazon.comで$749.00 (日本円で約113676円)、Beelink公式サイトで$739.00で販売されています。

Amazonで「Beelink SER7」をチェックする

楽天市場で「Beelink SER」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink SER」をチェックする

AliExpressで「Beelink SER7」をチェックする

Beelink公式サイトで「Beelink SER7」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink SER7」をチェックする

 

他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

1.「GMKtec NucBox K9」(Core Ultra 5 125H・4K 3画面)

2.「GEEKOM XT12 Pro」(Core i9-12900H・4K 4画面出力)

3.「GMKtec NucBox K8」(Ryzen 7 8845HS・3画面出力)

4.「GEEKOM A7」(Ryzen 9 7940HS・4K 4画面出力)

5.「GMKtec NucBox K6」(Ryzen 7 7840HS・4K 3画面出力)

6.「MINISFORUM BD770i」(マザーボード・Ryzen 7 7745HX)

7.「Beelink SER6 Max」(Ryzen 7 7735HS・4K 4画面出力)

8.「MINISFORUM UM790 Pro

他のBeelinkミニPCと比較

他にもBeelinkのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。

BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に! 2023 最新 機種 まとめ

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 まとめ 

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方

インテルN100のミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

「Mac mini」を激安で手に入れろ! 2020モデルと中古を比較

Apple Mac miniをまとめて紹介しています。