
2022年3月18日に日本で発売された「Xiaomi Watch S1」は、サファイアガラスとステンレススチールを採用した高級感あふれるデザインと、音声操作やワイヤレス充電といった多機能性で、今なお存在感を放っています。
このレビューでは、Xiaomi Watch S1が日々の生活やワークアウトをどれだけ豊かにしてくれるのか、その美しい外観に隠された実力と、購入前に知っておくべき限界点を徹底的に掘り下げていきます。
【先に結論からお伝えしましょう】
Xiaomi Watch S1 の長所(Pros):
- ステンレスとサファイアガラスによる腕時計のような高級感
- Alexa音声操作によるハンズフリー操作の便利さ
- 毎日の充電が不要な、驚異的なバッテリー持続時間
- 鮮やかで操作も滑らかなAMOLEDディスプレイ
- 置くだけで充電できるワイヤレス充電の快適さ
- 117種類のスポーツモードと充実した健康モニタリング機能
Xiaomi Watch S1 の短所(Cons):
- アプリの追加がほぼできず、拡張性が低い
- NFC決済が日本国内の銀行に対応しておらず、利用できない
- 通知への返信が一切できないなど、スマート機能に制約が多い
- GPSや睡眠トラッキングの精度にばらつきが見られる場合がある
総合評価:
Xiaomi Watch S1は、スマートウォッチにアプリの拡張性や高度な連携機能よりも、腕時計としての美しいデザインと、ワイヤレス充電や音声操作などの利便性、バッテリー持ちの良さを最優先するユーザーにとって、非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。
<この記事で分かること>
- サファイアガラスとステンレススチールがもたらす外観と耐久性
- 鮮やかなAMOLEDディスプレイの見やすさと、60Hz駆動の滑らかな操作性
- 117種類のスポーツモードと、高精度デュアルバンドGPSの実力
- 24時間体制の心拍数・血中酸素レベル測定などのヘルスケア機能の精度
- 1週間以上も可能なバッテリー持続時間とワイヤレス充電の利便性
- Bluetooth通話やライン通知、Alexa音声操作といったスマート機能の使い勝手と限界
- 独自OSの利点と、アプリストアやNFC決済といった欠点
- Xiaomi Watch S1の詳細なスペック
- 購入前に知りたいメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先
この記事を最後まで読むことで、「Xiaomi Watch S1」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Xiaomi Watch S1 – Xiaomi Japan
デザイン:Xiaomi Watch S1 上質さと堅牢性を両立した、シーンを選ばない腕時計
ここでは、Xiaomi Watch S1が持つ腕時計としての魅力、そのデザイン、耐久性、そして利用シーンを広げるストラップについて、実際に使って感じたことを詳しくレビューしていきます。
腕時計としての佇まいと質感
箱を開けた瞬間から、まるで高級腕時計のような特別な体験が始まります。本体は316Lオーステナイト系ステンレススチールで丁寧に磨き上げられており、ひんやりとした金属の質感が所有欲を満たしてくれます。私が手にしたシルバーモデルは、その輝きがフォーマルな印象を際立たせ、重要な商談の場でも自信を持って身に着けることができました。
一方でブラックモデルは、より引き締まった精悍な印象を与えるでしょう。注目すべきは、ディスプレイを覆うサファイアガラスの美しさです。フラットな形状でありながら、どの角度から見てもクリアな輝きを放ち、ビジネススーツから休日のカジュアルな服装まで、どんなスタイルにも不思議と馴染む洗練されたデザインだと感じました。
心地よい重量感とサイズ
ディスプレイサイズは1.43インチ、本体サイズは46.5mm × 46.5mm × 11mmと、スマートウォッチとしては標準的ながらも確かな存在感があります。ストラップを含めた約65gという重さは、最初は少し気になりましたが、実際に腕に着けてみるとすぐに慣れ、むしろ心地よい重厚感として感じられました。一日中、それこそ睡眠トラッキングのために夜間も装着していましたが、邪魔に感じることは全くありませんでした。むしろ、この適度な重さが、自分が上質な腕時計を着けているという満足感を高めてくれます。ただし、盤面が大きめなので、手首が細い方は購入前に一度試着してみることをお勧めします。
サファイアガラスがもたらす安心の耐久性
このウォッチの大きな魅力は、そのずば抜けた堅牢性にあります。ディスプレイには、多くの高級腕時計にも採用されているサファイアガラスが使われており、非常に傷に強いのが特徴です。日常生活でありがちな、デスクの角やドアノブに不意にぶつけてしまう場面でも、傷がつく心配はほとんどありません。
実際に私も、満員電車で壁に擦ってしまいヒヤリとしましたが、後で確認すると全くの無傷で、その保護能力の高さに心から感心しました。ケースも耐腐食性と耐傷性に優れた316Lステンレススチール製で、長く美しい状態を保ってくれるでしょう。さらに5 ATMの防水性能も備えているため、突然の雨やワークアウト後のシャワーも気にせずに使えるのは嬉しいポイントです。
シーンで使い分ける2本のストラップと高いカスタマイズ性
Xiaomi Watch S1の汎用性を決定づけているのが、標準で付属する2種類のストラップです。クライアントとの打ち合わせがある平日は、手触りの良いカーフスキンレザーストラップを装着。しなやかに腕に馴染み、スーツスタイルをさりげなく格上げしてくれます。
一方、週末にジムで汗を流す際は、汚れに強く快適なフッ素ゴムストラップに交換。この1台でオンとオフを完璧に切り替えられるのは、非常に大きなメリットだと感じました。さらに嬉しいのは、ストラップの幅が汎用的な22mm規格であることです。これにより、市販されている無数のバンドから自分好みのものを選んで、その日の気分や服装に合わせて自由にカスタマイズする楽しみが広がります。
<Xiaomi Watch S1の付属品>
- ウォッチ × 1
- ワイヤレス充電ドック × 1
- USB ケーブル × 1
- ユーザーマニュアル(保証通知を含む) × 1
- フッ素ゴムストラップ × 1
まとめ:デザイン
- 第一印象:ステンレススチールとサファイアガラスが織りなす、高級腕時計のような佇まい
- 質感と素材:丁寧に磨かれた316Lステンレススチールケースがもたらす高い所有感
- サイズと重量:存在感がありながらも、長時間装着しても気にならない絶妙なバランス
- 耐久性:サファイアガラス採用による圧倒的な耐傷性能で、日常使いでも安心
- ストラップ:レザーとフッ素ゴムの2本が付属し、ビジネスからスポーツまで完璧に対応
- カスタマイズ性:汎用的な22mm幅のストラップで、自分だけのスタイルを楽しめる
ディスプレイと操作性:Xiaomi Watch S1 鮮やかさとスムーズさが融合した心地よい体験
ここでは、Xiaomi Watch S1の顔とも言えるディスプレイの美しさと、日々触れる部分だからこそ重要な操作性について、ウォッチフェイスの魅力も交えながら、私が実際に使用して感じたことをレビューしていきます。
吸い込まれるような映像美、AMOLEDディスプレイ
電源を入れ、最初に目に飛び込んできたのは、その息をのむようなディスプレイの美しさでした。1.43インチの大型AMOLED(有機EL)ディスプレイは、漆黒の背景に文字盤やアイコンが鮮やかに浮かび上がり、まるで本物の腕時計以上の存在感を放ちます。特に、友人からLINEで送られてきた写真のサムネイルを見たときには、その発色の良さと精細さに驚きました。
スマートウォッチの画面とは思えないほど色が豊かで、小さな画面の中でも被写体のディテールがしっかりと表現されていたのです。この深い黒と鮮やかな色彩のコントラストは、日中の屋外でもその視認性を保ち、所有する喜びを日々感じさせてくれました。
見やすさを追求した高解像度とサイズ
この卓越した視認性を支えているのが、466×466ピクセルという高解像度です。文字の輪郭が非常にシャープで、長文の通知を読んでも目が疲れにくいのは大きな利点でした。例えば、Gmailで届いた仕事のメールも、スマートフォンを取り出すことなく手元で快適に内容を確認できます。
また、常時表示(Always-On Display)にも対応しており、手首を傾けなくても常に時刻を確認できるのは非常に便利です。もちろんバッテリー消費は増えますが、会議中にさりげなく時間を確認したい場面などで重宝しました。強い日差しの下では、サファイアガラスの反射が少し気になることもありましたが、自動輝度調整機能が的確に働き、実用上困ることはほとんどありませんでした。
指に吸い付くような、滑らかな操作感
Xiaomi Watch S1を触っていて最も心地よかったのが、その滑らかな操作感です。60Hzの高リフレッシュレートディスプレイのおかげで、メニュー画面をスワイプしたり、アプリを切り替えたりする際のアニメーションが非常になめらか。指の動きに遅れることなく画面が追従してくるため、まるで高級スマートフォンのようにストレスなく操作できます。
タッチ感度も良好で、狙ったアイコンを正確にタップできました。右側面に配置された2つの物理ボタンも秀逸で、上ボタンは機能一覧、下ボタンはワークアウトメニューと役割が明確なため、迷うことなく直感的に操作できます。手首を曲げても誤って押してしまうことがない絶妙な設計だと感じました。
その日の気分で着せ替える、多彩なウォッチフェイス
スマートウォッチの楽しみの一つが、ウォッチフェイスのカスタマイズです。専用アプリ「Mi Fitness」には、クラシックなアナログ時計から、活動量や心拍数などの情報を満載したデジタルデザインまで、数えきれないほどのウォッチフェイスが用意されています。フォーマルな場では重厚なクロノグラフ風のデザインに、休日のワークアウトでは視認性の高いスポーティーなデザインにと、TPOに合わせて文字盤を切り替えるのは、まさに腕時計を着替えるような楽しさがありました。ダウンロードに少し時間がかかる点は否めませんが、これだけ豊富な選択肢があれば、必ず自分のお気に入りの一つが見つかるはずです。
<Xiaomi Watch S1のディスプレイ仕様>
- ディスプレイ:1.43 インチ AMOLED ディスプレイ
- 解像度:466 × 466ピクセル
- リフレッシュレート:60Hz
- ガラス素材:サファイアガラス
- 常時表示:対応
まとめ:ディスプレイと操作性
- 第一印象:AMOLEDならではの鮮やかな発色と引き締まった黒が美しい
- 視認性:高解像度で文字も画像もクリア、屋外でも十分な明るさを確保
- 操作性:60Hzリフレッシュレートによる滑らかな操作感が心地よい
- レスポンス:タッチ感度は良好で、ストレスのないキビキビとした動作
- ボタン:誤操作しにくい物理ボタン配置で直感的な操作が可能
- ウォッチフェイス:豊富なデザインから選べるが、ダウンロード速度には改善の余地あり
スポーツ機能:Xiaomi Watch S1 ワークアウトを始める、その一手間をなくすために
ここでは、Xiaomi Watch S1が日々のフィットネス活動をどのようにサポートしてくれるのか、その多彩なスポーツ機能、操作性、そしてGPSの精度について、実際のランニング体験を交えながら詳しくレビューしていきます。
あらゆる情熱に応える、117種類のワークアウトモード
このスマートウォッチが持つ最大の魅力の一つは、その圧倒的なスポーツモードの豊富さです。ランニングやウォーキングといった基本的なものから、テニス、バスケットボール、さらにはHIIT(高強度インターバルトレーニング)まで、合計117種類ものワークアウトに対応しています。週末に友人と楽しんだテニスでは、ただ時間を記録するだけでなく、ストローク数まで計測してくれたことに驚きました。
それぞれのスポーツに特化した細かいデータを記録してくれるため、自分のパフォーマンスを客観的に振り返ることができ、モチベーションの維持にも繋がりました。これだけの種類があれば、あなたが夢中になっているスポーツが何であっても、きっと最適なモードが見つかるはずです。
「始めたい」と思った瞬間を逃さない、優れた操作性
ワークアウトを始めようと思った時、その一手間が面倒に感じることがあります。しかしXiaomi Watch S1は、そんなストレスから解放してくれます。本体右下にある専用の「SPORT」ボタンを押すだけで、瞬時にお気に入りのワークアウトメニューにアクセスできるのです。このワンタップで計測を開始できる手軽さは、トレーニングへのハードルをぐっと下げてくれました。
さらに、ウォーキングやランニングを始めると、自動検出機能でウォッチが自動でそれを検知し、計測を開始するかどうか尋ねてくれます。信号待ちなどで立ち止まると自動で一時停止し、再び歩き出すと再開してくれる機能も非常に賢く、まさに「意識することなく」日々の活動を記録できる便利な相棒だと感じました。
高精度GPSが記録する、あなただけの軌跡
天気の良い日に、いつものコースでランニングをしてみました。デュアルバンドGNSSチップを搭載しているおかげか、屋外に出るとすぐにGPS衛星を捕捉し、待つことなく走り出すことができました。走り終えた後、専用アプリ「Mi Fitness」で走行ルートを確認すると、地図上に正確な軌跡が記録されており、ペースに応じてルートが色分けされていたため、どの区間でペースが落ちたのかが一目瞭然でした。心拍数の推移もグラフで確認でき、トレーニングの振り返りに大いに役立ちました。
ただし、私の環境では概ね満足でしたが、高精度な専用デバイスとの比較では計測距離に若干の誤差が生じるという報告もあり、過信は禁物です。また、機能面で少し残念だったのはナビゲーション機能が搭載されていない点です。とはいえ、日々のランニングやウォーキングの記録用としては十分な性能を持っていると感じます。
<Xiaomi Watch S1のスポーツ機能 一覧>
- ワークアウトモード: 117種類(19種類のプロフェッショナルモード含む)
- 専用ボタン: ワンタップでワークアウトを開始できる専用の「SPORT」ボタン
- 自動検出: 屋外ランニング、ウォーキング、トレッドミルの自動検出・一時停止に対応
- GPS: 5つの衛星測位システムに対応したデュアルバンドGNSSチップを内蔵
- 防水性能: 5 ATMの防水等級を備え、水泳にも対応
- データ記録: 心拍数、ペース、距離、消費カロリー、VO2 Maxなどを記録
- アプリ連携: 記録したデータを「Mi Fitness」アプリで管理、Stravaとの連携も可能
まとめ:スポーツ機能
- 対応モード:117種類という圧倒的な数で、あらゆるスポーツをカバー
- 操作性:専用ボタンと自動検出機能により、ストレスなくワークアウトを開始可能
- GPS精度:ルート記録は正確だが、他の高精度デバイスと比較すると誤差が見られる場合も
- データ分析:専用アプリで走行ルートや心拍数の推移を詳細に確認できる
- 防水性:5 ATM防水でスイミングにも対応、排水機能も搭載し実用的
- 総評:日常的なフィットネスから本格的なトレーニングまで、幅広くサポートする万能なパートナー
ヘルスケア機能:Xiaomi Watch S1で血中酸素と心拍数を24時間監視
ここでは、Xiaomi Watch S1が日々の健康管理にどのように貢献してくれるのか、その心強いヘルスケア機能について、実際に24時間身に着けて感じたこと、そしてその精度や使い勝手を詳しくレビューしていきます。
常に体を把握する、血中酸素レベル測定という新たな指標
このウォッチを使い始めて特に意識するようになったのが、血中酸素レベル(SpO2)です。これまでのスマートウォッチでは馴染みのなかったこの機能ですが、Xiaomi Watch S1は24時間体制で自動的に測定を続けてくれます。もちろん、これは医療機器ではないため、あくまで参考値として捉えるべきですが、自分の体調を客観的な数値で把握できるのは、想像以上に大きな安心感に繋がりました。
特に、重要なプレゼンの前や、少し疲れが溜まっていると感じた時に、この数値を確認することで、無理をせず休憩を取る良いきっかけになりました。自分のコンディションをより深く理解するための、新しい指標を手に入れた感覚です。
心と体の声を聞く、多彩なモニタリング機能
Xiaomi Watch S1は、高性能なマルチチャンネルPPGバイオセンサーにより、心拍数を24時間正確にモニタリングしてくれます。私の日常生活や軽いジョギングでは、その精度は非常に高く、体感とズレを感じることはありませんでした。注目すべきは、心拍数が設定値を超えると知らせてくれるアラート機能です。このおかげで、無意識のうちに無理をしてしまうのを防ぎ、安心して活動に集中できました。
また、日中のストレスレベルも継続的に記録してくれます。デスクワークが長引き、ストレスレベルが高いと表示された際には、ウォッチの指示に従って「呼吸エクササイズ」を1分間実践。ゆっくりとした呼吸に集中することで、不思議と心が落ち着き、リフレッシュして仕事に戻ることができました。
睡眠の質を可視化し、生活改善のヒントを得る
毎晩、このウォッチを着けて眠るのが日課になりました。睡眠中もその重さや大きさが気になることはなく、快適に過ごせます。朝、専用アプリ「Mi Fitness」を開くと、昨夜の睡眠が「深い睡眠」「浅い睡眠」「レム睡眠」といった段階に分けて詳細に分析されており、睡眠スコアも表示されます。自分の睡眠の質が可視化されるのは興味深く、スコアが低い日には就寝前の過ごし方を見直すなど、健康への意識が自然と高まりました。
日中の短い仮眠まで記録してくれるのには感心しました。ただし、深い睡眠時間が少し長めに記録される傾向があるように感じました。絶対的な数値として捉えるよりは、日々の変化を追うトレンドデータとして活用するのが良さそうです。
<Xiaomi Watch S1のヘルスケア機能 一覧>
- 24時間心拍数モニタリング: マルチチャンネルPPGバイオセンサーによる常時測定
- 血中酸素レベル測定: 24時間連続測定に対応
- 睡眠トラッキング: 睡眠段階(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠)や昼寝を記録
- ストレス検出: 1日のストレスレベルをモニタリング
- 呼吸エクササイズ: ストレスを緩和するためのガイド機能
- 健康指標: 歩数、消費カロリー、活動時間などを記録・管理
- アラート機能: 高心拍数アラート、スタンディングアラート
- 緊急連絡機能: ボタンの連続押しで登録した連絡先に発信
まとめ:ヘルスケア機能
- 精度:日常的な心拍数は正確だが、高強度トレーニングではばらつきの可能性あり
- 睡眠分析:詳細なデータを提供するが、深い睡眠時間の評価には個人差がある
- 血中酸素:24時間モニタリングで健康意識を高める貴重な指標
- 安心機能:心拍数アラートや緊急連絡機能が、いざという時の備えに
- 総合評価:医療機器ではないが、日々の健康管理と意識向上に大きく貢献する
バッテリー持ちと充電:Xiaomi Watch S1 毎日の充電から解放される、頼れるスタミナ
ここでは、スマートウォッチを選ぶ上で最も重要な要素の一つであるバッテリー性能と、その充電の利便性について、Xiaomi Watch S1を実際に使って感じた驚きと快適さを詳しくレビューしていきます。
公称12日間、その実力は?
Xiaomi Watch S1は、470mAhという大容量バッテリーを搭載しています。メーカーの公称値では、通常の使用で最大12日間、省電力モードなら最大24日間という、非常に長いバッテリー持続時間が謳われています。これだけの多機能スマートウォッチでこの数値は、正直なところ少し期待しすぎてしまうかもしれません。実際にこの公称値はやや楽観的であるように感じます。しかし、重要なのは実際の使用環境でどれだけ持つかです。
使い方次第で4日から1週間以上。十分すぎる実用性
実際のバッテリー性能は、まさに「驚異的」の一言でした。常時表示ディスプレイをオンにし、心拍数や血中酸素レベルの24時間モニタリングといったヘルスケア機能をフル活用した状態でも、約4日間は充電なしで余裕を持って使用できました。これは、以前使っていた他社製品が同じような使い方で2日持てば良い方だったことを考えると、大きな進歩です。
さらに、常時表示をオフにするなど、少し設定を工夫すれば、通知や睡眠トラッキング、時折のワークアウトを含めても、ゆうに1週間は持ちこたえてくれました。毎日充電するのが当たり前だと思っていたスマートウォッチの概念が、良い意味で覆された瞬間でした。
2泊3日の旅行も、充電器なしで
先日、2泊3日の小旅行に出かける際、私はあえて充電器を家に置いていくという小さな挑戦をしてみました。旅行中、ウォッチはスマートフォンの通知を受け続け、夜は睡眠を記録し、日中はGPSを使った30分程度の散策も記録しました。そして3日目の帰宅時、バッテリー残量はまだ十分にあり、全く不安を感じませんでした。毎晩充電ケーブルを探す煩わしさから解放されるという体験は、想像以上に快適で、このウォッチが日常生活に寄り添う真のパートナーであることを実感させてくれました。
置くだけでOK、ワイヤレス充電の快適さ
そして、いよいよ充電が必要になった時も、そのプロセスは非常にスマートです。Xiaomi Watch S1はQi規格のワイヤレス充電に対応しており、付属のマグネット式充電ドックに置くだけでピタッと吸い付き、充電が開始されます。暗闇で手探りしながら充電ポートを探す必要は一切ありません。充電速度も速く、1時間ほどで10%から90%近くまで回復します。使わないときはケーブルとマグネット部分を分離してコンパクトに収納できるなど、細かな配慮も行き届いています。この手間のかからなさが、日々の満足度をさらに高めてくれました。
<Xiaomi Watch S1のバッテリー・充電 仕様>
- バッテリー容量:470mAh
- 公称駆動時間:通常使用モードで最大12日間、省電力モードで最大24日間
- 充電方式:ワイヤレス充電(Qi規格準拠)
- 充電端子:なし(ワイヤレス充電ドックを使用)
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー容量:470mAhの大容量で、安心のスタミナを実現
- 実用的な持続時間:ヘルスケア機能フル稼働で約4日、通常使用なら1週間以上も可能
- 充電の利便性:置くだけで充電できるQiワイヤレス充電が非常に快適
- 充電速度:約1時間で大部分の充電が完了する実用的なスピード
- 安心感:毎日の充電という義務感から解放され、旅行などでも不安なく使える
スマート機能:Xiaomi Watch S1 日常をより便利にする、手首の上のアシスタント
ここでは、Xiaomi Watch S1がスマートフォンと連携することで、私たちの日常をどれだけスマートで便利にしてくれるのか、通話や通知、音声アシスタントといった機能を中心に、私が実際に使って感じた利便性と少し残念だった点をレビューしていきます。
手首に宿る、音声アシスタント「Alexa」
Xiaomi Watch S1は、Amazon Alexaを内蔵しており、手首の上から様々な操作が可能です。わざわざ「アレクサ」と呼びかける必要はなく、メニューからアプリを起動するか、ボタンを長押しするだけで、すぐに音声認識が始まります。自宅のスマート照明を声で操作してみたところ、スマートフォンを探す手間なく、手元で「照明をつけて」と指示できるのは想像以上に快適でした。音声認識の精度も良好で、私が話した内容は素早くテキストに変換され画面に表示されます。ただ一点、スピーカーが内蔵されているにも関わらず、Alexaからの応答が音声ではなく画面表示のみなのは少し物足りなく感じました。
驚くほどクリアな音質、ハンズフリーのBluetooth通話
料理中で手が離せない時に着信があり、慌ててスマートフォンを探す、そんな経験はありませんか?このウォッチがあれば、もうその必要はありません。内蔵されたマイクとスピーカーにより、手元で通話に応答できます。実際にキッチンで使ってみたところ、その音質のクリアさに驚きました。相手の声も、こちらの声も明瞭で、まるでスマートフォンのスピーカー通話機能を使っているかのように自然な会話ができました。
ただし、このクリアな通話は静かな屋内での話。騒がしい屋外では少し聞き取りにくく、また周りの人にも会話が聞こえてしまうため、使う場所を選ぶ機能だと感じました。発信は着信履歴からのみ可能で、任意の番号への発信はできません。
いざという時の備え、安心の安全機能
幸いにも実際に使う機会はありませんでしたが、私が特に心強いと感じたのが「緊急連絡機能」です。ウォッチの右下のボタンを素早く3回連続で押すと、あらかじめ設定しておいた緊急連絡先に自動でダイヤルしてくれます。例えば、一人で夜道や早朝にジョギングをする際、この機能があるというだけで、大きな安心感に繋がりました。万が一の事態に備える「お守り」として、非常に価値のある機能です。ただし、この機能を使用するには、ウォッチが常にスマートフォンのBluetooth圏内にある必要がある点には注意が必要です。
音楽も通知も、スマホを取り出さずにコントロール
通勤中の電車内でSpotifyを聴いている時、スマートフォンをポケットから取り出さずに曲の再生やスキップができる音楽コントロール機能は、地味ながら非常に重宝しました。ウォッチ本体に音楽を保存することはできませんが、スマートフォンのリモコンとして完璧に機能します。
また、LINEやGmailなどの通知機能も便利です。強力なバイブレーションで着信を逃すことはありませんし、日本語の表示も適切です。ただし、通知への返信は一切できず、確認するのみという点は割り切りが必要です。ウォッチで通知を読んでもスマートフォン側では既読にならないため、後でスマートフォンで再度対応が必要になる場面もありました。
<Xiaomi Watch S1のスマート機能 一覧>
- 音声アシスタント: Amazon Alexaを内蔵し、情報検索やスマートホーム操作が可能
- Bluetooth通話: 内蔵マイクとスピーカーによるハンズフリー通話に対応
- 音楽の再生コントロール: スマートフォンで再生中の音楽をウォッチから操作可能
- 通知機能: 各種アプリからの通知を手元で確認(返信は不可)
- 安全機能: 緊急時に登録した連絡先へ発信するクイックダイヤル機能を搭載
- その他: アラーム、ストップウォッチ、懐中電灯、スマートフォンを探す機能などを搭載
まとめ:スマート機能
- Bluetooth通話:静かな場所では驚くほどクリアな音質で通話が可能
- 音声アシスタント:Alexa搭載で便利だが、音声応答がないなど改善の余地あり
- 通知機能:通知の確認は便利だが、返信機能がない点は大きなマイナス
- 安全機能:いざという時に役立つ緊急連絡機能は心強いお守り
- 総合評価:日常を便利にする機能は揃っているが、より高度な連携を求めるには物足りない部分も
OSとアプリ:Xiaomi Watch S1 スムーズな操作性とこれからの進化に期待
ここでは、Xiaomi Watch S1の動作を支える頭脳、すなわちOSとUIデザイン、そしてスマートフォンとの連携に不可欠な専用アプリについて、その快適な使用感と、今後の進化に期待したい「可能性」と「課題」を詳しくレビューしていきます。
独自OSが実現する、ストレスフリーなUIデザイン
Xiaomi Watch S1が採用しているのは、Wear OSなど汎用のものではなく、Xiaomi独自のOSです。この独自OSの最大の魅力は、何と言ってもその動作の軽快さにあると感じました。画面をスワイプしてウィジェットを切り替えたり、ボタンを押してアプリ一覧を表示したりする際、一切のカクつきや遅延を感じさせない、驚くほどスムーズな操作感を実現しています。
アプリ一覧は、アイコンが並ぶ華やかな「グリッド式」と、シンプルな「リスト式」から選べますが、私はアニメーションが心地よいグリッド式を愛用していました。通知とクイック設定へのスワイプ方向が他の多くのスマートウォッチと逆である点には少し戸惑いましたが、これは一日も使えばすぐに慣れる範囲でした。
専用アプリ「Mi Fitness」と、大きな課題であるアプリストア
このウォッチはAndroid 6.0 以降、iOS 10.0 以降に対応しています。専用アプリ「Mi Fitness」は、日々の健康データやワークアウトの記録をグラフで分かりやすく表示してくれるだけでなく、ウォッチフェイスのダウンロードや各種設定の変更など、ウォッチの機能を最大限に引き出すための司令塔として非常に優秀です。
しかし、この独自OSの大きな課題が、アプリの拡張性にあります。ウォッチにインストールできるサードパーティ製のアプリは、Wear OSなどのエコシステムと比較すると、その選択肢は非常に限られていると言わざるを得ません。また、日本国内のユーザーにとって残念な点として、NFC決済機能が搭載されているものの、国内の銀行には対応しておらず、キャッシュレス決済には利用できないことが挙げられます。
日常を便利にする、カスタマイズ可能なウィジェット
アプリの少なさという弱点はあるものの、左右のスワイプでアクセスできる「ウィジェット」機能は非常に実用的でした。私は、歩数や消費カロリーといった活動データ、天気予報、そして音楽コントロールの3つを配置して使っていました。特に、スマートフォンで再生中のSpotifyの曲送りや一時停止を手元で操作できる音楽ウィジェットは、満員電車の中などでスマートフォンを取り出すことなく操作でき、毎日のように活用しました。ウィジェットの表示内容や順番は「Mi Fitness」アプリから自由に変更できるため、自分のライフスタイルに合わせて、最も使いやすいようにカスタマイズできる点も高く評価できます。
<Xiaomi Watch S1のOS・アプリ 仕様>
- 搭載OS: Xiaomi 独自OS (MIUI Watch 1.0)
- UIデザイン: スワイプと2つの物理ボタンによる操作
- アプリ一覧表示: グリッド式 / リスト式から選択可能
- 対応OS: Android 6.0 以降、iOS 10.0 以降
- 専用アプリ: Mi Fitness(データ管理、各種設定、ウォッチフェイスダウンロード)
- データ連携: Strava, Apple Health
- アプリストア: 独自ストア(利用可能なアプリは非常に限定的)
まとめ:OSとアプリ
- OSと操作性:独自OSによる非常にスムーズでストレスのない動作が最大の魅力
- UIデザイン:直感的で分かりやすいが、スワイプ方向など一部慣れが必要
- 専用アプリ:データ管理から設定まで一元化された「Mi Fitness」は使いやすい
- アプリ拡張性:サードパーティ製アプリがほぼなく、エコシステムの小ささが最大の課題
- 決済機能:NFCを搭載しているものの、残念ながら日本では利用不可
Xiaomi Watch S1のメリット・デメリット
「Xiaomi Watch S1」は、美しいデザインと優れた基本性能を持つ一方で、スマート機能にはいくつかの制約も存在します。ここでは、実際に使って見えてきたメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:高級感あふれる美しいデザイン
ステンレススチール製のケースと、高い透明度を誇るサファイアガラスの組み合わせは、価格以上の高級感を演出しています。ビジネスシーンでも全く見劣りしないその質感は、Mi Watchなど以前のモデルと比較して所有感を格段に高めてくれます。
メリット2:鮮やかで見やすいディスプレイ
大型の有機ELディスプレイは非常に鮮明で、日中の屋外でも高い視認性を確保しています。明るさの自動調整機能もあり、ストレスなく情報を確認できます。文字盤のフォントも大きく見やすいと評価されています。
メリット3:驚異的なバッテリー持続時間
通常の使用であれば1週間以上、常時表示をオンにしても数日間は充電なしで使えるバッテリー性能は、このウォッチ最大の利点です。毎日の充電というスマートウォッチの煩わしさから解放されます。
メリット4:便利なワイヤレス充電
Xiaomi Watch S1はワイヤレス充電に対応しており、付属のマグネット式充電ベースに置くだけで手軽に充電ができます。物理的な端子がないため、デザイン的にもすっきりしています。
メリット5:サクサク動く快適な操作性
システムの動作は非常に滑らかで、画面の切り替えやアプリの起動でストレスを感じることはありません。タッチ操作の感度も良好で、キビキビと反応してくれます。
【デメリット】
デメリット1:国内では利用できないNFC決済
NFCによるキャッシュレス決済機能は搭載されていますが、残念ながら日本国内の銀行には対応しておらず、実質的にこの機能を利用することはできません。多くの人がスマートウォッチに期待する機能なだけに、これは大きなマイナスポイントです。
デメリット2:限定的なスマート機能とアプリ
搭載されているOSは独自のものであり、サードパーティ製のアプリを追加して機能を拡張することはほとんどできません。また、通知は受け取れますが、LINEなどへの返信はできず、確認のみとなります。音楽再生についても、スマートフォンで再生している音楽の操作はできますが、ウォッチ本体に音楽を保存して単体で聴くことはできません。
デメリット3:音声アシスタント(Alexa)の制約
Amazonの音声アシスタント「Alexa」に対応していますが、発売当初はiPhoneで利用できないなど、OSとの連携に課題が見られました。また、今後のアップデートで変更される可能性はありますが、現状では機能が限定的と感じるかもしれません。
デメリット4:一部の機能の作り込みの甘さ
一部のユーザーからは、ウィジェットのデザインが画一的であるという意見や、睡眠データの精度に疑問を感じるといった声も上がっています。また、iOSとの連携時に通知関連の不具合が報告されることもあります。
Xiaomi Watch S1のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 1.43インチ、解像度466 × 466 pxのAMOLEDスクリーン (326ppi)
- リフレッシュレート: 60Hz
- バッテリー: 470mAh リチウムイオンポリマー電池
- 駆動時間: 通常使用モードで最大12日間、省電力モードで最大24日間
- 充電: ワイヤレス充電に対応
- ワイヤレス通信: Wi-Fi (IEEE 802.11b/g/n 2.4 GHz)、Bluetooth 5.2
- NFC: Mastercardの決済端末に対応(※国内銀行経由での使用は不可)
- GPS: 対応 (GPS, BeiDou, GLONASS, Galileo, QZSS)
- センサー: 心拍数センサー(血中酸素センサー付属)、加速度センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサー、大気センサー、環境光センサー
- スピーカー: あり
- マイク: あり
- 防水: 5ATM (5気圧防水)
- 音声アシスタント: Alexa音声アシスタント
- ストラップ素材: カーフスキンレザー/フッ素ゴム
- 筐体の素材: サファイアガラス + ステンレススチールケース
- 対応OS: Android 6.0以降、iOS 10.0以降
- OS: 独自OS
- サイズ: 46.5 x 46.5 x 11 mm
- 重量: 52g(ストラップを除く)
- カラー: ブラック(ブラックレザーストラップ + ブラックフッ素ゴムストラップ)、シルバー(ブラウンレザーストラップ + グレーフッ素ゴムストラップ)
Xiaomi Watch S1の評価
8つの評価基準で「Xiaomi Watch S1」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ ★★★★☆
有機ELディスプレイは大きく明るく、屋外での視認性も高いです。サファイアガラスの反射が気になる場面もありますが、全体的に鮮やかで美しい表示です。
健康管理・スポーツ ★★★★☆
117種類の豊富なワークアウトモードと、血中酸素レベルを含む24時間体制の健康モニタリングは非常に優秀です。ただし、睡眠測定の精度など一部データにはばらつきが見られます。
機能性 ★★★☆☆
Bluetooth通話や各種通知確認、Alexa対応など基本的な機能は網羅しています。しかし、アプリの拡張性が乏しい点と、NFC決済が国内で利用できない点が大きなマイナスです。
バッテリーの持ち ★★★★★
毎日充電する必要がない圧倒的なバッテリー性能は最大の魅力です。使い方にもよりますが、1週間以上充電なしで使える安心感は他のスマートウォッチでは得難い体験です。
耐久性 ★★★★★
ディスプレイに傷に強いサファイアガラス、ケースにステンレススチールを採用しており、非常に堅牢な作りです。日常使いで安心して長く使える高い耐久性を備えています。
ファッション性 ★★★★☆
ステンレスとレザーが醸し出す高級感は、ビジネスシーンにもマッチします。ただし、デザインの好みは分かれるようで、特にブラックモデルは無骨に感じるという意見もあります。
価格 ★★★★☆
サファイアガラスやステンレスといった高品質な素材を使用しながら、比較的手に取りやすい価格設定です。機能的な制約を理解した上でなら、コストパフォーマンスは高いと言えます。
使いやすさ ★★★★☆
60Hz対応の滑らかな操作感と、直感的なUIでストレスなく使えます。ワイヤレス充電の手軽さも日々の満足度を高めます。
【総評】★★★★☆
多機能スマートウォッチと長時間バッテリーの両立
Xiaomi Watch S1は、「多機能なスマートウォッチはバッテリーが持たない」「バッテリーが持つものは機能が物足りない」という、多くのユーザーが抱えるジレンマに対する一つの優れた答えです。サファイアガラスとステンレススチールによる高級感と堅牢な作りは、所有する喜びを満たしてくれます。また、1週間以上持つことも珍しくないバッテリー性能は、毎日の充電という煩わしさから完全に解放してくれます。
長所:音声操作やワイヤレス充電がもたらす利便性
このウォッチの最大の魅力は、日常生活における「一手間」をなくしてくれる点にあります。手が離せない時に手首に話しかけるだけで家電を操作できるAlexaの音声アシスタントや、帰宅後にただ置くだけで充電が完了するワイヤレス充電の快適さは、一度体験すると手放せなくなるほどの利便性です。これに加えて、サファイアガラスとステンレススチールによる堅牢な作りと、1週間以上持つことも珍しくない驚異的なバッテリー性能が、日々の満足度をさらに高めてくれます。
短所と注意点:購入前に知るべきこと
その一方で、購入前には必ず理解しておくべき明確な弱点も存在します。最も大きいのは、アプリの追加がほとんどできない拡張性の低さと、NFC決済が日本国内で利用できない点です。Apple Watchなどのエコシステムに慣れたユーザーにとっては、大きな物足りなさを感じるでしょう。また、通知は確認できますが返信はできず、あくまでスマートフォンとの連携は補助的な役割に留まります。スマートウォッチに「多機能性」や「連携のスムーズさ」を最優先で求めるのであれば、他の選択肢を検討する必要があります。
どのようなユーザーにおすすめか
結論として、Xiaomi Watch S1は「腕時計としての質感と、日々の活動を記録する頼れるパートナーとしての役割を、充電のストレスなく両立させたいユーザー」に最適な一台と言えます。アプリの追加やキャッシュレス決済といった高度なスマート機能を求めず、あくまで腕時計を主体として、そこに便利な通知機能や健康管理機能があれば良い、と考える方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
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Xiaomi Watch S1の価格・購入先
※価格は2025/10/10に調査したものです。価格は変動します。
Xiaomi公式サイト(mi.com)
19,780円(税込)で販売されています。
Xiaomi公式サイト(mi.com)で「Xiaomi Watch S1」をチェックする
ECサイト
- 楽天市場で9,980円(送料無料・中古品)、
- ヤフーショッピングで16,800円(新品)、
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他のXiaomiスマートウォッチと比較
他にもXiaomiのスマートウォッチが販売されています。2025年、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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