
2022年7月に発売された「Xperia 10 IV」(エクスペリア テン マークフォー)は、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら世界最軽量クラスを実現したことで、今なお注目を集めるスマートフォンです。
このレビューでは、私が実際にXperia 10 IVをメイン機として使い込み、その圧倒的なバッテリー性能と驚異的な軽さが、日々の生活をどれだけ快適にしてくれるのかを徹底的に検証しました。一方で、性能や充電速度など、価格相応の妥協点も見えてきました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Xperia 10 IV の長所(Pros):
- 外出先でも安心な、圧倒的なバッテリー持続時間
- 5000mAh搭載機で世界最軽量クラスの約161gという軽さと携帯性
- 便利な3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロットを搭載
- IP65/68の高い防水・防塵性能とおサイフケータイに完全対応
Xperia 10 IV の短所(Cons):
- 価格に対して物足りない処理性能(特に重いゲームには不向き)
- 非常に遅い充電速度(急速充電に非対応)
- 滑らかさに欠ける60Hzのリフレッシュレートのディスプレイ
- 4K動画撮影非対応、モノラルスピーカーなど機能面の物足りなさ
総合評価:
Xperia 10 IVは、最新ゲームの快適なプレイや最高のカメラ性能を求めるユーザーには不向きですが、日常的な使い方で何よりもバッテリー持ちと軽さを最優先するユーザーにとっては、他に代えがたい価値を持つ一台です。充電の遅さという明確な弱点を許容できるのであれば、日々のスマートフォンライフから「電池切れの不安」を解消してくれる、最高のパートナーとなるでしょう。
<この記事で分かること>
- マット仕上げの美しい質感と、約161gという驚異的な軽さ
- 有機ELディスプレイの画質と、60Hzリフレッシュレートの実際の見え方
- Snapdragon 695 5Gの日常操作での快適さと、発熱の傾向
- 『原神』や『PUBG MOBILE』など人気ゲームがどの程度快適に動作するかの実測フレームレート
- シリーズ初の光学式手ブレ補正の実力と、日中・夜間撮影のカメラ写真 作例
- 5000mAhバッテリーがもたらす驚異的な電池持ちと、充電速度の遅さという弱点
- 3.5mmイヤホンジャックの利便性と、ソニー独自の高音質技術、スピーカーの実際の音質
- おサイフケータイや防水性能など、日本仕様への対応度
- 前モデル「Xperia 10 III」からの進化点と具体的な違い
- 購入前に知っておきたいメリット・デメリット
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Xperia 10 IV」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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デザインと耐久性:Xperia 10 IV のシンプルさに宿る機能美と、毎日を支えるタフネス
ここでは、Xperia 10 IVが毎日使う道具としてどれほど考え抜かれて設計されているか、そのデザイン、携帯性、そして日々のあらゆるシーンに対応する耐久性について、実際に使って感じた感動やメリットを詳しくレビューしていきます。
洗練されたミニマルデザインと心地よい手触り
Xperia 10 IVを初めて手に取ったとき、その質感と思想にソニーらしいこだわりを感じました。前モデルの「Xperia 10 III」が採用していた光沢のあるガラス製の背面から一新され、本作ではサラサラとしたマット仕上げのプラスチック素材が採用されています。この変更のおかげで、指紋がほとんど目立たず、常に清潔な印象を保てるのが嬉しいポイントです。カフェのテーブルに置いても、安っぽさを感じさせないミニマルな美しさがあります。
側面も丸みを帯びた形状から、より現代的でフラットなフレームへと進化しました。この角張ったデザインが、ただスタイリッシュなだけでなく、実際に握った際に指がしっかりとかかり、驚くほどの安定感をもたらしてくれます。前モデルよりも、手の中でしっかりとホールドできるという安心感は、毎日使う上で非常に重要な要素だと感じました。
手に吸い付く軽さと絶妙なサイズバランス
注目すべきは、その驚異的な軽さです。大容量の5000mAhバッテリーを搭載しながら、本体重量はわずか約161g。これは、前モデル「Xperia 10 III」の約169gから8gも軽量化されており、手に取った瞬間「本当にバッテリーが入っているのか?」と疑ってしまうほどの感動を覚えます。通勤中にポケットに入れても重さをほとんど感じさせず、まさに「携帯性」という言葉を体現した一台です。
この軽さと、幅約67mmというスリムなボディの組み合わせが絶妙です。LINEでメッセージを返信したり、ブラウザでニュースをチェックしたりといった操作が、ごく自然に片手で完結します。カラーバリエーションは、落ち着いた「ブラック」、洗練された「ホワイト」、爽やかな「ミント」、そして深みのある「ラベンダー」の4色展開で、どの色もシンプルながら所有欲を満たしてくれる美しい仕上がりです。
実用性を追求したボタンとポートの配置
Xperia 10 IVは、ユーザーの利便性を考え抜いたポートとボタンの配置が魅力です。本体上部には、今では貴重となった3.5mmオーディオジャックが搭載されており、お気に入りの有線ヘッドホンで遅延なく音楽や動画を楽しめるのは、音楽好きにとって大きな喜びです。本体下部にはUSB Type-Cポートが配置されています。
操作ボタンはすべて右側面に集約されています。音量ボタンの下に配置された電源ボタン一体型の指紋認証センサーは、右手の親指で自然に触れることができ、ロック解除もスムーズです。左側面にはSIMピン不要で開閉できるカードトレイがあり、最大1TBまでのmicroSDカードにも対応しているため、容量不足の心配もありません。また、背面のトリプルカメラは左上に縦に配置され、その出っ張りはごくわずか。デスクに置いてもガタつくことなく、デザインの統一性を高めています。
毎日の安心を約束するタフなボディ
美しいデザインだけでなく、日々のラフな使い方にも耐えうる堅牢性も備えています。ディスプレイには、傷や落下に強い高耐久ガラス「Corning® Gorilla® Glass Victus®」が採用されており、カバンの中に無造作に入れても傷がつく心配が少なく、安心感があります。
さらに、IP65/68という最高クラスの防水・防塵性能に対応しているのも大きな強みです。これにより、キッチンでレシピを見ながら料理をしたり、突然の雨に見舞われたりといった場面でも、故障を心配することなく使い続けることができます。実際に、USBポートに水分を検知すると充電を停止する安全機能も備わっており、細部に至るまでユーザーを守る設計思想が貫かれています。
<Xperia 10 IVの付属品>
- スマートフォン本体
- (※充電器、USBケーブル、イヤホン、ケースなどは同梱されていません)
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルから大きく進化したマットな質感とフラットデザインが所有欲を満たす
- 携帯性:5000mAhバッテリー搭載とは思えない約161gの世界最軽量クラスの軽さが感動的
- 実用性:IP68防水防塵とGorilla Glass Victusで日常使いの安心感が非常に高い
- ポート類:有線イヤホン派に嬉しい3.5mmイヤホンジャックを上部に搭載
- 注意点:電源ボタンが右側面にあるため左利きのユーザーは購入前に操作感を試すのがおすすめ
ディスプレイ:Xperia 10 IV の映像美と縦長画面がもたらす新たな体験
ここでは、Xperia 10 IVのディスプレイが、日常のエンターテインメントや情報収集をどれだけ豊かにしてくれるのか、その表示品質、特徴的な画面比率、そして実際の使用感について、私が体験した感動やメリットを交えながら詳しくレビューしていきます。
息をのむほどの色彩美、ソニーの有機ELディスプレイ
Xperia 10 IVの電源を初めて入れたとき、目に飛び込んできたのはソニーの映像技術が凝縮された、鮮やかで深みのある世界でした。約6.0インチの有機ELディスプレイ「トリルミナス®ディスプレイ for mobile」は、まさに「見惚れるほどの色彩美」という表現がふさわしく、特にNetflixで映画を観た際の黒の締まりと、風景映像の微妙な色のグラデーションの再現性には感動を覚えました。
色が鮮やかでありながらも不自然な派手さはなく、被写体が持つ本来の色を忠実に描き出している印象です。ノッチやパンチホールのないフラットな画面は、映像への没入感を一切妨げず、コンテンツを隅々まで楽しむことができます。
21:9比率が拓く、情報量と「ながら操作」の快適性
本機が採用する21:9という縦長の画面比率は、独特ながらも非常に合理的です。FHD+(2520×1080)の解像度と相まって、Twitterやニュースサイトを閲覧する際には、一度に表示される情報量が格段に多く、スクロールの回数が減る快適さを実感しました。
一方で、YouTubeで主流の16:9動画を再生すると左右に黒帯が表示されるのは事実ですが、それを補って余りあるのが「マルチウィンドウ」機能です。例えば、画面上部で料理動画を再生しながら、下部でメモアプリを開いてレシピを書き留めるといった「ながら操作」が、窮屈さを感じることなく快適に行えます。この体験は、縦長のディスプレイならではの大きなメリットと言えるでしょう。
明るさの進化と、唯一にして最大のウィークポイント
注目すべきは、ディスプレイの明るさです。前モデルの「Xperia 10 III」と比較して通常時の輝度が約1.5倍向上しており、日中の屋外でも画面の視認性が格段に上がりました。公園のベンチで電子書籍を読む際も、以前よりストレスなく文字を追うことができ、この進化は高く評価できます。しかし、Xperia 10 IVのディスプレイには明確な弱点が存在します。それは、リフレッシュレートが60Hzに留まっている点です。
最近のスマートフォンでは90Hzや120Hzが標準となりつつある中、画面を素早くスクロールした際の滑らかさには欠け、残像を感じることがあります。特に、高リフレッシュレートの機種から乗り換えた場合、この差は顕著に感じられるかもしれません。また、タッチ操作の反応が時折鈍いと感じることがあり、文字のスワイプ入力で意図しない文字が入力されることがありました。これは、60Hzという仕様が一因となっている可能性があり、本機を選ぶ上で最も考慮すべき点だと感じています。
<Xperia 10 IVのディスプレイ仕様>
- 種類: 約6.0インチ 有機EL トリルミナス®ディスプレイ for mobile
- 解像度: FHD+(2520×1080)
- アスペクト比: 21:9 シネマワイド™ディスプレイ
- リフレッシュレート: 60Hz
- 保護ガラス: Corning® Gorilla® Glass Victus®
- その他: HDR対応、ノッチ・パンチホールなし
まとめ:ディスプレイ
- 画質:ソニー独自の有機ELは、映画や写真の色を忠実に再現する高い表現力が魅力
- 画面比率:21:9の縦長画面は、SNSの閲覧や2画面での「ながら操作」で圧倒的な利便性を発揮
- 明るさ:前モデルより大幅に向上し、屋外での視認性が改善されている
- 弱点:リフレッシュレートが60Hzのため、画面の滑らかさやタッチ応答性に物足りなさを感じる可能性がある
- デザイン:ノッチやパンチホールがない完全な長方形の画面は、コンテンツへの没入感を高める
パフォーマンス:Xperia 10 IV の日常を支える頭脳と、その実力
ここでは、Xperia 10 IVの頭脳であるプロセッサーの性能、実際の操作感、そして長時間の利用でも快適さを損なわない発熱管理能力について、メモリやストレージの仕様と合わせて、私が実際に使用して感じたメリットや注意点を深く掘り下げてレビューしていきます。
電力効率と性能のバランスが光る頭脳、Snapdragon 695 5G
Xperia 10 IVが搭載するプロセッサーは、Qualcomm社の「Snapdragon 695 5G」です。このチップは、前モデル「Xperia 10 III」が搭載していたSnapdragon 690 5Gの8nmプロセスから、より微細な6nmプロセスへと進化しました 。この進化は、単に性能が向上しただけでなく、電力効率が大きく改善されたことを意味し、本機の驚異的なバッテリー持ちに直結しています。
CPUの構成は、高性能なKryo 660 Goldコア(Cortex-A78ベース)を2基、高効率なKryo 660 Silverコア(Cortex-A55ベース)を6基搭載した8コア構成です。これにより、Webサイトの閲覧やSNSのチェックといった日常的なタスクは軽快にこなしつつ、負荷がかかる場面ではしっかりと応答してくれる、バランスの取れた性能を実現しています。
グラフィックス性能を担うのはAdreno 619 GPUです。ベンチマークスコアを見ると、Geekbench 6ではシングルコアが894、マルチコアが2,044、3DMarkのWild Lifeテストでは1213という結果で、前モデルからの着実な進化が確認できますが、あくまでミドルレンジの域を出るものではありません。注目すべきは、このSnapdragon 695というチップの仕様上、4K解像度での動画撮影に対応していない点です。高画質な動画を撮影したいユーザーにとっては、購入前に必ず確認しておくべき重要なポイントと言えるでしょう。
日常操作からクリエイティブ作業まで、その体感性能は?
スペック上の数値もさることながら、重要なのは実際の使用感です。LINEでのメッセージのやり取り、Chromeでのブラウジング、YouTubeでの動画鑑賞といった日常的な操作においては、ほとんどストレスを感じることはありません。アプリの起動や切り替えもスムーズで、「十分快適」というのが正直な感想です。
しかし、複数のアプリを同時に動かすマルチタスク性能には、少し注意が必要です。特にOSがAndroid 13の環境下では、バックグラウンドで音楽再生アプリが停止してしまうなど、メモリ管理が厳しいと感じる場面がありました。例えば、Adobe LightroomでRAW現像をしながら、ブラウザで参考写真を探すといった作業では、アプリが再読み込みされることがありました。ただ、この挙動はAndroid 14へのアップデートでかなり改善されたという印象です。
賢い熱管理と、特定のシーンでの課題
パフォーマンスの安定性を語る上で欠かせないのが、発熱管理です。この点において、Xperia 10 IVは非常に優秀で、長時間の動画視聴や、ある程度のゲームプレイでも本体が熱くなりにくいのは大きなメリットです。負荷をかけた状態でも温度が上がりにくいため、安心して使い続けることができます。
一方で、特定の条件下では熱が問題となるケースも報告されています。特に充電しながらのテザリングは発熱が顕著で、安全装置が作動して通信が切れてしまうことがありました。夏の暑い日に屋外でカメラを連続使用した際にも、温度上昇の警告が表示されることがあり、放熱設計には改善の余地があると感じます。
十分なメモリと、拡張性に優れたストレージ
本機は6GBのRAM(メモリ)と128GBのROM(ストレージ)を搭載しています。メモリはLPDDR4X規格で、日常使いには十分な容量です。ストレージにはUFS規格が採用されており、アプリの起動やデータの読み書きも快適です。
そして何より嬉しいのが、最大1TBまでのmicroSDXCカードに対応している点です。これにより、写真や動画、音楽データを大量に保存するユーザーでも容量不足に悩まされることはありません。SIMカードトレイはSIMピン不要で開けられる仕様で、eSIMとのデュアルSIMにも対応しているため、柔軟な運用が可能です。
<Xperia 10 IVのパフォーマンス仕様 一覧>
- CPU: Snapdragon® 695 5G Mobile Platform (6nmプロセス、8コア)
- GPU: Adreno 619
- メモリ(RAM): 6GB (LPDDR4X)
- ストレージ(ROM): 128GB (UFS)
- 外部ストレージ: microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB対応)
まとめ:パフォーマンス
- CPU性能:日常使いには十分快適なSnapdragon 695 5Gを搭載し、前モデルより電力効率が向上
- マルチタスク:6GBメモリは標準的だが、アップデート前のOSではアプリが強制終了される場面も
- 発熱:通常使用では熱くなりにくいが、充電しながらのテザリングなど特定の状況では注意が必要
- ストレージ:128GBの内蔵ストレージに加え、最大1TBのmicroSDカードに対応する高い拡張性が魅力
- 注意点:プロセッサーの仕様上、4K動画の撮影ができない点は購入前に要確認
Antutuベンチマーク
Xperia 10 IVが搭載するQualcomm Snapdragon 695 5G プロセッサは、Antutu V9 ベンチマーク総合で38万点以上を記録するといわれています。
実際に測定してみると、
Antutu V9 総合で約39万点を記録していました。
例: Antutu V9.4.2 総合で「395307」、CPUで「122810」、GPUで「102043」、MEMで「65409」、UXで「105045」
ゲーム性能:Xperia 10 IV はどこまで戦えるのか?人気タイトルで実力を徹底検証
ここでは、Xperia 10 IVがどの程度ゲームを楽しめるのか、その頭脳である「Snapdragon 695 5G」プロセッサの実力を、人気のゲームタイトルを実際にプレイして検証していきます。カジュアルなゲームから高いグラフィック性能を要求するゲームまで、どれほど快適に動作するのかを詳しく見ていきましょう。
原神:設定次第でプレイ可能だが、快適とは言えない
美しいグラフィックが魅力のオープンワールドRPG『原神』では、Xperia 10 IVの性能の限界が見えてきます。画質設定を「最低」または「低」にすることで、フィールド探索中は平均して30 FPS前後で動作し、比較的スムーズに移動できます。しかし、複数の敵との戦闘でスキルや元素爆発が飛び交う場面では、フレームレートが20 FPS台まで落ち込み、画面がスローモーションのようになることも。敵の攻撃を回避するのが難しくなり、快適なプレイとは言い難いのが正直なところです。画質設定を「中」以上にすると、全体的にカクつきが常時発生し、ゲームとして楽しむのは困難でした。
崩壊:スターレイル:ターン制バトルなら十分楽しめる
同じ開発元のスペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』は、『原神』ほど高い負荷を要求しないため、比較的健闘します。グラフィック設定を「低」に設定すれば、フィールドの移動から戦闘シーンまで、おおむね30 FPSから40 FPSを維持してくれます。キャラクターの必殺技など、派手な演出が入る場面では一時的にフレームレートが落ち込むこともありますが、ターン制のコマンドバトルであるため、アクションゲームほどプレイに支障はありません。美しいキャラクターと世界観を十分に楽しむことができました。
フォートナイト:カジュアルプレイならOK、ガチ勢には厳しい
世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』では、設定の調整が必須です。グラフィック設定を「低」にし、3D解像度を75%程度に下げることで、平均30 FPSでのプレイが可能になります。ゲーム序盤、他のプレイヤーが少ないエリアでのアイテム収集は問題ありませんが、終盤の建築が入り乱れる激しい銃撃戦ではフレームレートが不安定になり、カクつきが目立ちます。勝敗を左右する場面で入力の遅延を感じることもあり、カジュアルに楽しむ分には問題ありませんが、勝利を追求するプレイヤーには厳しい性能と言えるでしょう。
PUBG MOBILE:設定次第で快適なドン勝ライフ
リアルな銃撃戦が特徴の『PUBG MOBILE』は、Xperia 10 IVと相性が良いゲームの一つです。グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ」にすることで、安定して40 FPSでのプレイが可能です。広大なマップを高速で移動してもカクつくことはほとんどなく、敵との遭遇戦でもスムーズに照準を合わせることができ、ストレスなくプレイに集中できました。グラフィックを重視して設定を「HD」にするとフレームレートは30 FPSに制限されますが、こちらも安定した動作で遊べます。
ウマ娘 プリティーダービー:育成もレースもライブも、すべてが快適
大人気育成シミュレーション『ウマ娘 プリティーダービー』は、Xperia 10 IVで全く問題なく快適に楽しむことができます。ゲーム全体の最適化が進んでいるため、育成パートの操作はもちろん、3Dで描かれる迫力満点のレースシーンや、高画質なウイニングライブにおいても、カクつきを感じることはありません。安定して60 FPSに近いフレームレートを維持し、滑らかな動きでウマ娘たちの活躍を余すことなく堪能できます。このゲームをメインに考えているなら、性能不足を感じることはないでしょう。
まとめ:ゲーム性能
Xperia 10 IVのゲーム性能は、遊ぶタイトルを”選ぶ”必要があるというのが正直な結論です。『PUBG MOBILE』や『ウマ娘』のような、比較的負荷が軽い、あるいは最適化が進んでいるゲームであれば、設定次第で非常に快適に楽しむことができます。
一方で、『原神』のように極めて高いグラフィック性能を要求するゲームでは、画質を大幅に下げる必要があり、それでも場面によっては動作が重くなるため、本格的にプレイするには向きません。カジュアルに様々なゲームを楽しむライトユーザーには十分応えてくれますが、あらゆるゲームを最高設定で滑らかにプレイしたいと考えるヘビーゲーマーにとっては、力不足を感じる場面が多いでしょう。
カメラ性能:Xperia 10 IV の日常を切り取る忠実な目と、知っておくべき弱点
ここでは、Xperia 10 IVが搭載するトリプルカメラの実力について、実際に様々なシーンで撮影して感じたこと、特に前モデルから進化したポイントや、逆に期待に応えられなかった部分を、私の体験を交えながら正直にレビューしていきます。
望遠レンズと光学式手ブレ補正を携えた、堅実なカメラ構成
Xperia 10 IVは、超広角(16mm/約800万画素)、広角(27mm/約1200万画素)、望遠(54mm/約800万画素)という、この価格帯では珍しい3つのレンズを搭載しています。これにより、広大な風景から被写体にグッと寄った撮影まで、多彩な構図に対応できるのが魅力です。注目すべきは、メインの広角レンズにXperia 10シリーズとして初めて「光学式手ブレ補正(OIS)」が搭載されたことです。これにより、特に光量が少ない場面での手ブレを物理的に抑制し、よりクリアな写真を撮影できるようになりました。これは前モデル「Xperia 10 III」からの大きな進化点と言えるでしょう。
賢いAIと便利な機能が、撮影の楽しさを広げる
カメラを起動してすぐに感じたのは、ソニーの「プレミアムおまかせオート」の賢さです。被写体にカメラを向けるだけで、AIが「料理」や「人物」、「夜景」といったシーンを自動で判別し、最適な設定を瞬時に適用してくれます。これにより、カメラに詳しくない人でも、シャッターを切るだけでSNS映えするような綺麗な写真を簡単に撮影できます。
また、使っていて面白いと感じたのが「ハンドシャッター」機能です。自撮りをする際に、画面に手のひらを向けるだけでセルフタイマーが作動し、ポーズを取る余裕が生まれます。友人との記念撮影で、誰かがシャッターボタンを押す必要がなくなり、とてもスマートに撮影できました。さらに、デジタルズーム時の画質劣化を抑える「超解像ズーム」も搭載されており、遠くの被写体も以前よりクリアに捉えることが可能です。
光と影を捉える、リアルな撮影体験
実際の撮影では、Xperia 10 IVのカメラは光のある環境でその真価を発揮します。日中の公園で花々を撮影したところ、派手すぎず、かといって地味でもない、目にしたままの自然で豊かな色合いを再現してくれました。これは、ソフトウェアで過度に加工された写真が苦手な私にとって、非常に好ましい点です。光学2倍の望遠レンズも、画質の劣化を感じさせずに被写体を引き寄せることができ、使い勝手は良好でした。
しかし、光が少なくなるにつれて、このカメラの弱点も見えてきます。進化したナイトモードは、暗い部分のディテールをしっかりと描き出し、夜景を美しく捉える力があります。一方で、暗い場所でのオートフォーカス性能には課題があり、ピントがなかなか合わずに迷ってしまう「フォーカスハンティング」が頻繁に発生し、シャッターチャンスを逃してしまうこともありました。
また、最も深刻だと感じたのが発熱問題です。夏場の観光地で夢中になって写真を撮っていたところ、本体が高温になりカメラが強制終了してしまう事態に遭遇しました 。これは、旅の思い出を記録する上で致命的な欠点になり得ると感じました。
強力な手ブレ補正が魅力の動画性能
動画撮影においては、光学式と電子式を組み合わせた独自のハイブリッド手ブレ補正「Optical SteadyShot™」が非常に優秀です。歩きながら撮影しても、まるでジンバルを使っているかのように滑らかな映像を記録でき、手ブレはほとんど気になりませんでした 。子どもの運動会やペットの撮影など、動きのあるシーンで大いに活躍してくれるでしょう。
ただし、パフォーマンスのセクションで触れたプロセッサーの仕様により、4K解像度での動画撮影には対応していません。撮影できるのは最大でフルHD(1080p)までとなります。画質は全体的に少しぼんやりとした印象で、解像感の低さは否めません。日常の記録用としては十分ですが、高精細な映像作品を残したい場合には物足りなさを感じるでしょう。
<Xperia 10 IVのカメラ仕様・機能 一覧>
- 背面カメラ構成:
- 超広角:有効画素数約800万画素 / F値2.2
- 広角:有効画素数約1200万画素 / F値1.8 / 光学式手ブレ補正(OIS)搭載
- 望遠:有効画素数約800万画素 / F値2.2(光学2倍ズーム)
- フロントカメラ:
- 有効画素数約800万画素 / F値2.0
- 撮影機能:
- プレミアムおまかせオート
- ナイトモード
- オートHDR
- 超解像ズーム
- ハンドシャッター
- ポートレートセルフィー
- 動画撮影:
- 最大解像度:1080p / 60fps
- 手ブレ補正:ハイブリッド手ブレ補正(Optical SteadyShot™)
まとめ:カメラ性能
- ハードウェア:シリーズ初の光学式手ブレ補正搭載と、便利な光学2倍望遠レンズが大きな魅力
- 日中画質:見たままを忠実に再現する自然な色合いで、日常のスナップ撮影に最適
- 暗所性能:ナイトモードは優秀だが、オートフォーカスが迷いやすく、快適な撮影を妨げることがある
- 動画性能:手ブレ補正は非常に強力で滑らか。しかし4K撮影に非対応なのが最大の弱点
- 注意点:長時間の連続使用や夏場の屋外撮影では、発熱によるカメラの強制終了に注意が必要
バッテリー持ちと充電:Xperia 10 IV の驚異のスタミナと、向き合うべき唯一の弱点
ここでは、Xperia 10 IVの最大の魅力であるバッテリー性能と、その裏に潜む充電に関する注意点について、実際のテスト結果や私が体験したエピソードを交えながら、その実力を徹底的にレビューしていきます。
もはや”モバイルバッテリー”いらず、異次元のスタミナ
Xperia 10 IVのバッテリー性能は、まさに「異次元」という言葉がふさわしいです。搭載されているバッテリーは5000mAhの大容量で、これは前モデル「Xperia 10 III」の4500mAhから500mAhも増量されています 。このわずかな増量と、電力効率に優れたCPUの組み合わせが、驚くべき結果を生み出しました。バッテリーテストでは、Wi-Fi環境でのウェブブラウジングが約21時間12分、オフラインでの動画再生に至っては約32時間4分という驚異的な持続時間を記録しています。
この数値を証明するかのように、私の実体験でもそのスタミナには何度も助けられました。先日、一泊二日の小旅行に出かけた際、朝100%の状態で家を出て、移動中に動画を2時間ほど鑑賞し、現地ではGoogleマップを頼りに散策、さらに数えきれないほどの写真を撮影しました。これまでのスマートフォンなら、夜にはモバイルバッテリーに繋ぐのが当たり前でしたが、Xperia 10 IVはホテルに戻ってもまだ60%以上の残量を保っており、そのタフネスさに感動しました。ライトな使い方であれば、2日間は充電を忘れても全く問題がありませんでした。
唯一にして最大の課題、急速充電に慣れた現代人への試練
この驚異的なバッテリー性能と引き換えに、Xperia 10 IVには明確な弱点が存在します。それは、充電速度の遅さです。最近のスマートフォンが30分で50%以上回復する急速充電が当たり前になっている中で、本機は0%の状態からフル充電までに約2時間半以上を要します。実際に、朝起きて充電を忘れていたことに気づき、出かけるまでの30分間充電してみましたが、回復したのはわずか25%程度でした。これでは、急いでいる時には心許ないというのが正直な感想です。
さらに、本体に充電器やケーブルは付属しておらず、自分で用意する必要があります。また、ワイヤレス充電には対応していません。この充電速度の遅さは、日々のルーティンの中に「夜寝る前に必ず充電する」という習慣を組み込めるかで、評価が大きく分かれるポイントになるでしょう。充電を忘れがちな人にとっては、大きなストレスになる可能性があります。
3年後も安心、バッテリーを賢く守る「いたわり充電」
一方で、ソニーはバッテリーを長く健康に保つための工夫を凝らしています。それが「いたわり充電」機能です。これは、ユーザーの充電習慣を学習し、充電完了直前に満充電になるよう速度を調整することで、バッテリーへの負荷を軽減する技術です。この機能のおかげで、「3年使っても劣化しにくいバッテリー」を実現していると謳われています。
実際に2年以上使用しているユーザーからも、「いたわり充電のおかげで、バッテリーのヘタリをほとんど感じない」という声が上がっており、その効果は確かなようです。充電速度の遅さは短期的なデメリットですが、この「いたわり充電」は、一度購入したスマートフォンを長く大切に使いたいと考えるユーザーにとって、非常に価値のある長期的なメリットと言えます。
<Xperia 10 IVのバッテリー・充電 仕様>
- バッテリー容量: 5000mAh
- 充電規格: USB Power Delivery (USB PD) 対応
- ワイヤレス充電: 非対応
- 独自機能: いたわり充電、STAMINAモード
- 付属品: 充電器・USBケーブルは同梱なし
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー持ち:5000mAhの大容量で、ライトユーザーなら2〜3日は余裕で持つ驚異的なスタミナ
- 充電速度:フル充電に2時間半以上かかり、急速充電に非対応なのが最大の弱点
- 長寿命設計:「いたわり充電」機能によりバッテリーの劣化を抑制し、長期間安心して使える
- ワイヤレス充電:非対応のため、充電はUSB-Cケーブル経由のみ
- 総評:充電の習慣を確立できるなら、電池切れの心配から解放される最高のパートナーになる
オーディオと通信性能:Xperia 10 IV の音質へのこだわりと、途切れない接続性
ここでは、Xperia 10 IVがソニー製品ならではの優れた音楽体験を提供できるか、そしてスマートフォンとしての基本的な通信機能が日常利用でいかに安定しているかについて、実際に使って感じたメリットや使い勝手を詳しくレビューしていきます。
ソニーのDNAが息づく、極上の音楽体験
Xperia 10 IVは、音楽を愛するユーザーにとって数々の喜びを提供してくれます。今では搭載機種が少なくなった3.5mmオーディオジャックが本体上部に配置されており、手持ちの有線ヘッドホンを変換アダプタなしで接続できるのは大きな魅力です。これにより、遅延や音質劣化を気にすることなく、お気に入りの音楽や動画に没入できます。
音質面では、ソニーが長年培ってきた技術が惜しみなく投入されています。CDを超える高音質な「ハイレゾ音源」の再生に対応しているのはもちろん、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を実現するコーデック「LDAC」にも対応しています。
ヘッドホンで味わう、没入感あふれるサウンド
Spotifyなどのストリーミングサービスで音楽を聴く際に、AIが圧縮音源をハイレゾ級の高音質に拡張する「DSEE Ultimate」機能が真価を発揮します。この機能をオンにして有線ヘッドホンで聴くと、音全体の解像感が一段上がり、これまで気づかなかった細やかな音まで聴こえてくるような感覚でした。高音は刺さることなくクリアに伸び、低音はパワフルでありながらも輪郭がぼやけず、タイトな響きを感じさせます。特にボーカルの表現力は秀逸で、息遣いや声の質感がリアルに伝わってきました。
立体音響技術「360 Reality Audio」と「360 Upmix」がもたらす新体験
さらに、本機はソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」に対応しており、対応コンテンツではまるでライブ会場にいるかのような臨場感あふれるサウンドを体験できます。注目すべきは、通常のステレオ音源を立体的なサウンドに変換する「360 Upmix」機能です。この機能を有効にしてヘッドホンで音楽を聴くと、音が頭の中心で鳴るのではなく、自分の周りを包み込むように広がり、新しい音楽体験に感動を覚えました。
一方で、本体のスピーカーは前面下部に一つだけ搭載されたモノラル仕様です。音質自体はクリアですが、ステレオスピーカーのような音の広がりや迫力には欠けるため、内蔵スピーカーでの動画鑑賞や音楽再生がメインのユーザーには物足りなさを感じるかもしれません。
日常を支える通信性能と、特定の条件下での課題
スマートフォンとしての基本的な通信性能も、日常利用で全く不満のないレベルです。次世代通信規格である5G(Sub-6)に対応しており、対応エリアではダウンロードやストリーミングが非常に高速です。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(Wi-Fi 5)に対応し、家庭や公共のWi-Fi環境でも安定した接続を維持してくれました。
また、Bluetoothのバージョンは5.1で、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチとの接続もスムーズでした。しかし、一部のユーザーからは、5Gと4Gのネットワークを手動で切り替えられない仕様が原因で、人混みや移動中に通信が不安定になり、圏外になってしまうことがあるという指摘もあります。また、充電しながらのテザリングは発熱が顕著で、安全装置が作動して通信が切れてしまうことがありました。
正確な位置情報と、ナビ利用時の注意点
GPSも搭載しており、Googleマップでのナビゲーションも正確で、初めての場所でも安心して移動することができました。Pokémon GOのような位置情報ゲームをプレイした際も、GPS感度に問題は感じませんでした。ただし、ナビゲーションアプリを利用する際には、本機特有の21:9という縦長の画面比率が影響することがあります。特に、地図を広く見渡したい場合には表示領域が狭く感じられ、一般的な比率のスマートフォンに比べて視認性で劣る場面があるかもしれません。
<Xperia 10 IVのオーディオ・通信性能 仕様>
- オーディオジャック: 3.5mmオーディオジャック搭載
- 高音質技術: ハイレゾ対応、DSEE Ultimate、360 Reality Audio、360 Upmix
- 対応コーデック: LDAC対応
- スピーカー: モノラルスピーカー
- 5G通信: Sub6対応
- Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth: ver.5.1
- GPS: 対応
まとめ:オーディオと通信性能
- 音質へのこだわり:有線でも無線でもハイレゾ級の高音質を楽しめるソニー独自の技術が満載
- 3.5mmジャック:変換アダプタ不要で有線イヤホン・ヘッドホンを接続できる利便性
- 立体音響:手持ちのヘッドホンで、いつもの楽曲が臨場感あふれるサウンドに生まれ変わる
- スピーカー性能:音はクリアだがモノラル仕様のため、音の広がりに欠ける点が惜しい
- 通信の安定性:5GやWi-Fi 5に対応し、日常の接続は快適だが、一部環境下での不安定さやテザリング時の発熱に注意が必要
OSと機能:Xperia 10 IV の使いやすさと、日本仕様への完全対応
ここでは、Xperia 10 IVのソフトウェアがいかに直感的で使いやすいか、そしてOSアップデートのサポート状況、さらにおサイフケータイや生体認証といった日本国内での利用に欠かせない機能の完成度について、私の実体験を基に詳しくレビューしていきます。
シンプルさを極めたUIと、便利な独自機能
Xperia 10 IVの操作画面は、Googleの純正Androidに非常に近い、シンプルでクリーンなデザインが採用されています。余計なアプリや装飾がほとんどないため、初めてXperiaに触れる人でも直感的に使いこなせるでしょう。特にSIMフリーモデルは、通信キャリア独自のアプリがプリインストールされていないため、すっきりとした環境で使い始められるのが大きな魅力です。ホーム画面や通知エリア、ウィジェットのインターフェースもAndroid 12の標準的なデザインを踏襲しており、非常に分かりやすいです。
このシンプルなUIの中に、ソニーならではの便利な機能が融合しています。注目すべきは、21:9の縦長ディスプレイを最大限に活用できる「サイドセンス」機能です。画面の端をダブルタップするだけで、よく使うアプリを呼び出せるランチャーが表示され、片手での操作を強力にサポートしてくれます。また、画面を2つに分割して別々のアプリを同時に表示できる「マルチウィンドウ」機能も、この縦長画面と相性抜群です。YouTubeを見ながらLINEで返信するなど、「ながら操作」が非常に快適に行えました。
OSアップデートの提供実績とサポート
Xperia 10 IVは発売当初Android 12を搭載していましたが、その後2回のメジャーOSアップデートが提供され、最終的にAndroid 14まで対応しました。ミドルレンジのスマートフォンとしては標準的なサポート期間であり、最新OSの機能やセキュリティ向上を享受できるのは安心材料です。ただし、今後のメジャーアップデートは予定されておらず、セキュリティアップデートの提供期間も考慮すると、長期的な利用を考える上では注意が必要です。
毎日の生活に欠かせない、おサイフケータイ
日本国内での利用において、Xperia 10 IVはユーザーの期待に完全に応えてくれます。FeliCaを搭載しているため、「おサイフケータイ」に完全対応しており、SuicaやPASMOといった交通系ICカードから、iDやQUICPayなどの電子マネーまで、スマートフォン一つでスムーズに決済が完了します。改札やレジでの支払いが一瞬で終わる快適さは、一度体験すると手放せません。
確実性と一癖ある生体認証
生体認証は、本体右側面の電源ボタンと一体化した物理的な指紋認証センサーを採用しています。最近主流の画面内認証と比べてセンサーの位置が分かりやすく、マスクをしているかどうかにかかわらず、ポケットから取り出す自然な動作で瞬時にロックを解除できます。認証の精度・速度ともに全く問題なく、日々のストレスを大きく軽減してくれる、非常に完成度の高い機能だと感じました。なお、顔認証には対応していません。
<Xperia 10 IVのOS・機能 仕様>
- 初期搭載OS: Android 12
- 最終対応OS: Android 14
- 独自機能: サイドセンス、マルチウィンドウ
- おサイフケータイ: FeliCa搭載、対応
- 生体認証: 指紋認証(側面・電源ボタン一体型)
- 顔認証: 非対応
まとめ:OSと機能
- UIデザイン:素のAndroidに近いシンプルさと、縦長画面を活かす独自機能が両立した快適な操作性
- OSサポート:Android 14までアップデートが提供され、セキュリティ面でも安心して利用可能
- おサイフケータイ:FeliCa搭載で、キャッシュレス決済や交通機関の利用が非常にスムーズ
- 生体認証:高速かつ高精度な側面の物理指紋センサーで、マスク着用時もストレスフリー
- 総評:日本のユーザーが必要とする機能が過不足なく搭載され、誰でも安心して使える完成度の高さ
Xperia 10 IVのメリット・デメリット
「Xperia 10 IV」は、多くの魅力を持つ一方で、いくつかの注意点も存在するスマートフォンです。購入を検討している方が自身の使い方に最適な一台かを見極められるよう、実際に使って感じたメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:驚異的なバッテリー持続時間
5000mAhという大容量バッテリーを搭載しており、その持ち時間は他のスマートフォンを圧倒します 。YouTubeを6時間連続で再生してもバッテリー残量は72%も残っていました。実際の使用感としても、SNSやブラウジングが中心のライトな使い方であれば2日から3日は充電なしで過ごせるという声が多く、モバイルバッテリーを持ち歩く習慣から解放されるほどの安心感があります。
メリット2:感動レベルの軽さと優れた携帯性
最大の魅力は、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、本体重量がわずか約161gという驚異的な軽さです。これは同クラスのバッテリーを搭載した5Gスマートフォンの中では世界最軽量とされており、初めて手に取ったときにはその軽さに感動を覚えるほどです。幅約67mmのスリムなボディと相まって、ポケットへの収まりも良く、片手での操作も非常に快適です。
メリット3:ソニーならではの高音質オーディオ機能
本体上部には、今では貴重となった3.5mmオーディオジャックを搭載しており、お気に入りの有線ヘッドホンを直接接続できます。さらに、ストリーミング音源などをハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」や、立体的な音響を楽しめる「360 Reality Audio Upmix」といったソニー独自の技術が満載です。ワイヤレスでも高音質を実現するLDACコーデックにも対応しています。
メリット4:便利な望遠レンズと光学式手ブレ補正
ミドルレンジのスマートフォンでありながら、超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載しています。特に光学2倍ズームに対応した望遠レンズは、少し離れた被写体を画質劣化なく撮影できるため非常に便利です。また、メインの広角レンズにはシリーズで初めて光学式手ブレ補正(OIS)が搭載され、暗い場所でもブレの少ないクリアな写真を撮影しやすくなりました。
メリット5:毎日の利用を支える高い耐久性と防水性能
ディスプレイには、傷や落下に強い高耐久ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」が採用されています。さらに、IP65/68という高いレベルの防水・防塵性能を備えているため、キッチンなどの水回りや突然の雨の中でも、故障を心配することなく安心して使用できます。
メリット6:データ保存に困らないmicroSDカード対応
内蔵ストレージは128GBですが、最大1TBまでのmicroSDカードに対応している点も大きなメリットです。写真や動画、音楽データを大量に保存するユーザーでも、容量不足に悩まされる心配がありません。データ移行も簡単に行えるため、長く使い続ける上で非常に便利な仕様です。
【デメリット】
デメリット1:価格に見合わないとされる処理性能
プロセッサーには「Snapdragon 695 5G」を搭載していますが、同価格帯の競合モデルと比較すると処理性能は見劣りします。日常的な操作は問題ありませんが、「原神」のような高負荷な3Dゲームを快適にプレイするには力不足です 。また、複数のアプリを切り替える際に動作がもたついたり、アプリが強制終了する「タスクキル」が頻繁に発生するという厳しい意見もあります。
デメリット2:非常に遅い充電速度
バッテリー持ちが非常に良い一方で、充電速度の遅さは明確な弱点です。0%の状態からフル充電まで2時間半以上かかることもあり、急速充電に慣れていると大きなストレスを感じる可能性があります。また、パッケージには充電器やUSBケーブルが付属していないため、別途用意する必要があります。
デメリット3:ワイヤレス充電に非対応
利便性の面で、ワイヤレス充電に対応していない点もデメリットとして挙げられます。充電のたびにUSB-Cケーブルを接続する必要があるため、充電パッドに置くだけで手軽に充電できる環境に慣れているユーザーにとっては不便に感じるでしょう。
デメリット4:滑らかさに欠ける60Hzディスプレイ
ディスプレイは有機ELで発色は美しいものの、リフレッシュレートが最大60Hzに留まっています 。最近のスマートフォンでは90Hzや120Hzが主流となっているため、SNSのタイムラインなどを素早くスクロールした際に、画面の滑らかさに欠け、残像を感じることがあります。
デメリット5:4K非対応など物足りないカメラ・動画性能
搭載されているプロセッサーの仕様により、4K解像度での動画撮影ができません。また、動画撮影時の画質は全体的にぼんやりとしており、解像感が低いという指摘が多く見られます。暗い場所ではオートフォーカスが合いにくくなる傾向もあり、カメラ性能全体としては物足りなさを感じる場面があります。
デメリット6:迫力に欠けるモノラルスピーカー
スピーカーは本体下部に一つだけ搭載されたモノラル仕様です。音質自体はクリアですが、動画鑑賞やゲームプレイ時にステレオスピーカーのような音の広がりや迫力を感じることはできず、臨場感には欠けます。
Xperia 10 IVのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約6.0インチ 有機EL トリルミナス®ディスプレイ for mobile / FHD+
- CPU: Snapdragon® 695 5G Mobile Platform
- GPU: Adreno 619
- RAM(メモリ): 6GB
- ストレージ: 128GB(外部microSDXC 最大1TB対応)
- バッテリー: 5000mAh
- 駆動時間: 非常に良好で、通常使用で1日以上持つとの評価が多数
- 充電: 充電速度は遅く、フル充電には数時間かかるとの指摘あり
- 背面カメラ: 超広角:約800万画素(F2.2) / 広角:約1200万画素(F1.8) / 望遠:約800万画素(F2.2)
- 前面カメラ: 約800万画素(F2.0)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/ac / Bluetooth®: ver.5.1
- NFC: おサイフケータイ® 対応
- インターフェース: USB Type-C® / 3.5mmオーディオジャック
- 防水防塵: 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
- 生体認証: 指紋認証(側面・電源ボタン一体型)
- OS: Android 12(初期搭載)
- サイズ: 約67mm × 約153mm × 約8.3mm
- 重量: 約161g
- カラー: ブラック、ホワイト、ミント、ラベンダー(SIMフリーモデルはブラック、ホワイトのみ)
- SIMカード: nanoSIM/eSIM(デュアルSIM仕様:DSDS/DSDV)
対応バンド:Xperia 10 IV
Xperia 10 IVは5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n3, n28, n77, n78, n79
- 4G: Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 38, 41, 42
- 3G: Band 1, 4, 5
- GSM (2G): 850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz
対応バンドの詳細
ドコモ
- 5G: n78, n79
- 4G: B1, 3, 19, 21, 42
- プラチナバンド: B19 対応
au
- 5G: n28, n77, n78
- 4G: B1, 3, 18(B26含む), 41, 42
- プラチナバンド: B18/B26 対応
- (3Gはサービス対象外)
ソフトバンク
- 5G: n3, n28, n77
- 4G: B1, 3, 8, 41, 42
- プラチナバンド: B8 対応
楽天モバイル
- 5G: n77
- 4G: B3, 18(B26含む)
- プラチナバンド: B18(パートナー回線)に加え、自社プラチナバンドのn28にも対応。
結論
この端末(Xperia 10 IV)は、バンド情報に基づくと、
ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに完全対応しており、それぞれのプラチナバンドも漏れなくカバーしています。
- 楽天モバイルについても、自社回線の4G/5Gバンド、パートナー回線のプラチナバンド、そして将来的に拡大する自社のプラチナバンド(n28)にも対応しており、万全と言えます。
- 3G(UMTS)はBand 1, 5に対応しているためドコモやソフトバンクで利用可能ですが、auはサービスを終了しています。
- GSMは国内では利用されません。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリア全てで、都市部から郊外まで、エリアを問わず快適に利用できる非常に優れた対応状況です。
Xperia 10 IVの評価
8つの評価基準で「Xperia 10 IV」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★☆☆
6.0インチの有機ELディスプレイは発色が良く、映像は美しいですが、リフレッシュレートが60Hzのため、画面のスクロールなどでは滑らかさに欠けます。
スペック:★★★☆☆
Snapdragon 695 5Gを搭載し、SNSや動画視聴などの日常利用では快適に動作します。しかし、高グラフィックの3Dゲームを本格的に楽しむには性能が不足しています。
耐久性:★★★★☆
ディスプレイには高耐久な「Corning Gorilla Glass Victus」を採用し、IP65/68の防水・防塵性能を備えているため、日常生活での利用には高い安心感があります。
デザイン:★★★★★
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、約161gという世界最軽量クラスの軽さを実現。スリムで持ちやすく、デザイン性と携帯性が非常に優れています。
通信:★★★★☆
5G通信に対応し、日常的なインターネット利用や通話に問題はありません。ただし、充電中のテザリングで本体が熱くなり、通信が途切れる場合があるとの指摘もあります。
機能:★★★★☆
おサイフケータイ、防水・防塵、指紋認証といった便利な機能を網羅しています。3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロットも備え、実用性が高いです。
使いやすさ:★★★★☆
軽量・スリムなボディは片手での操作がしやすく、多くの人にとって扱いやすいです。一方で、指紋認証センサーの反応が時々鈍いという声もあります。
価格:★★★☆☆
ミドルレンジモデルとして標準的な価格設定です。バッテリー性能や軽さを考慮すると妥当ですが、処理性能を重視するなら、よりコストパフォーマンスの高い選択肢も存在します。
【総評:★★★★☆】
すべての人に勧められる訳ではないが、特定のニーズには完璧に応える一台
Xperia 10 IVは、スマートフォンの使い方がある程度決まっているユーザーにとって、最高の相棒となり得る一台です。その最大の魅力は、なんと言っても5000mAhという大容量バッテリーを搭載しながら、わずか約161gという驚異的な軽さを両立させている点にあります。毎日長時間スマートフォンを使い、なおかつ身軽でいたいという、相反する要求に見事に応えてくれます。
日常を快適にするための取捨選択
もちろん、この軽さを実現するために、いくつかの点がトレードオフになっています。プロセッサーの性能は、最新の3Dゲームを高画質で快適にプレイするには力不足ですし、ディスプレイのリフレッシュレートも60Hzに留まっています。カメラ性能も、日中のスナップ撮影では美しい写真を撮れますが、暗い場所での撮影やズーム性能は、上位モデルやカメラに特化した競合機種には及びません。
このスマートフォンが輝く瞬間
しかし、ウェブサイトの閲覧、SNSのチェック、動画視聴、音楽鑑賞、そしてキャッシュレス決済といった日常的な使い方においては、これらの点が大きな問題になることは少ないでしょう。むしろ、一日中充電を気にすることなく過ごせる安心感と、ポケットに入れても気にならない軽さというメリットが、日々の満足度を大きく向上させてくれます。
結論として、Xperia 10 IVは「最新ゲームを最高設定で楽しみたい」「カメラ性能に一切の妥協はしたくない」というユーザーにはお勧めできません。しかし、「何よりもバッテリー持ちと軽さを重視し、毎日をストレスフリーに過ごしたい」と考えるユーザーにとっては、これ以上ないほど魅力的な選択肢であり、長く付き合える一台となるでしょう。
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Xperia 10 IVの価格・購入先
※価格は2025/10/20に調査したものです。価格は変動します。
ECサイト
- Amazonで53,900円(税込・SIMフリー・XQ-ES44)、
- 楽天市場で54,800円(送料無料・XQ-ES44)、
- ヤフーショッピングで22,860円(中古・ドコモ)、
で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「Xperia 10 IV」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Xperia 10 VII
Sonyから発売された約6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年10月9日発売)。
Android 15、Snapdragon 6 Gen 3 プロセッサ、8GBメモリ、2340×1080 pxの有機ELディスプレイ(19.5:9)、128GBストレージ、約2日間持続する5000mAhバッテリー、背面約5000万画素+約1300万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Google Gemini、かこって検索)、120Hzリフレッシュレート、「即撮りボタン」、1/1.56型センサー「Exmor RS™ for mobile」、「ルック」機能、フロントステレオスピーカー(フルエンクロージャー構造)、3.5mmオーディオジャック(高音質設計)、USB PD 急速充電(充電器・ケーブルは別売)に対応。
防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)、おサイフケータイ、最大2TBまでのストレージ拡張、いたわり充電、4年間使い続けても劣化しにくい長寿命設計、保護ガラス Corning Gorilla Glass Victus 2、指紋認証、eSIM、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで74,800円(税込・XQ-FE44)、楽天市場で78,208円(海外版・送料無料)、ヤフーショッピングで73,748円(海外版)、ソニーストアで74,800円(税込)、です。
関連記事:Xperia 10 VII 徹底レビュー!進化したカメラ・音楽性能と欠点を評価
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Xperia 10 VI
ソニーから発売された6.1インチの 5Gスマートフォンです(2024年7月 発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 プロセッサと6GB メモリを搭載。フルHD+液晶、128GB UFS ストレージ、5000mAhバッテリー、背面48MP + 8MPの2眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、フロント ステレオスピーカー (ソニーのチューニング)、IP68防水防塵、いたわり充電(劣化しにくい・3年間使える)、おサイフケータイ、サイド指紋認証、開閉式スタンド付きの専用カバー「Style Cover with Stand for Xperia 10 VI」(別売)、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで53,900円(XQ-ES44・SIMフリー)、楽天市場で56,160円(送料無料・XQ-ES44)、ヤフーショッピングで66,700円(XQ-ES44)、です。
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Xperia 10 V
ソニーから発売されたAndroid 13を搭載した6.1型のスマートフォンです(2023年7月に発売)。
Qualcomm Snapdragon 695 5G プロセッサ、6GB LPDDR4Xメモリ、フルHD+のOLED液晶、128GBストレージ、5000mAhバッテリー、背面8MP+48MP+8MPの3眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、フロント ステレオスピーカー、DSEE Ultimate、LDAC、360 Reality Audio、いたわり充電、「サイドセンス」、「21:9マルチウィンドウスイッチ」、「ピクセルビニング」技術、光学式+電子式のハイブリッド手ブレ補正、望遠撮影、開閉式スタンド付きの専用カバー(別売)に対応。
おサイフケータイ、IP68防水防塵、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで68,000円 (税込・国内版・XQ-DC44)、楽天市場で36,080円(送料無料・中古Aランク品)、ヤフーショッピングで36,080円(中古品)、です。
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