POCO X5 Pro 5G 徹底レビュー!Snapdragon 778Gの実力


Xiaomiの人気サブブランドPOCOから、待望のミドルレンジスマートフォン「POCO X5 Pro 5G」が登場しました(海外で発売)。

魅力はなんといっても、6.67インチの大型で色鮮やかなAMOLED(有機EL)ディスプレイです。最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ウェブサイトの閲覧やSNSのタイムラインをスクロールする際の滑らかさは格別です。もちろん、対応するゲームアプリや動画コンテンツも、残像感の少ないクリアな映像で楽しむことができます。

また、パフォーマンス面では、信頼性の高い「Qualcomm Snapdragon 778G 5G」オクタコアプロセッサを搭載。さらに、メモリ拡張機能による最大13GのRAMで、ゲームも動画もサクサクと軽快に操作できます。

そのほかにも、1億800万画素という驚異的な解像度を持つメインカメラに加え、広い範囲を撮影できる800万画素の超広角カメラ、そして被写体にぐっと寄れる200万画素のマクロカメラを搭載。風景写真からポートレート、接写まで、多彩な撮影シーンに対応します。

この記事では、そんな魅力あふれるPOCO X5 Pro 5Gの性能、機能、使い勝手を、実際に使ってみたからこそ分かる視点で徹底的に深掘りしていきます。プロセッサの処理能力はどれくらいなのか、ディスプレイは本当に綺麗なのか、カメラはどんな写真や動画が撮れるのか、バッテリーは一日持つのか、そしてデザインやその他の便利機能はどうなのかを徹底検証します。

この記事で分かること

  1. プロセッサ(Snapdragon 778G 5G)の詳細な性能レビューと実際の動作感
  2. AMOLEDディスプレイの画質、120Hzの滑らかさ、タッチ反応速度
  3. 1億800万画素カメラシステムの実力(静止画・動画作例と評価)
  4. 5000mAhバッテリーの持ちと67W急速充電のスピード検証
  5. 本体デザイン、質感、カラーバリエーション、持ちやすさ
  6. サウンド性能、防水防塵、OS・UI、メモリ拡張、通信機能などの詳細レビュー
  7. 前モデル「POCO X4 Pro 5G」からの進化点と違い

さらに、前モデルである「POCO X4 Pro 5G」と比較して、どの点がどのように進化したのかも詳しく解説!購入する前に知っておきたいデメリットや評価もあるので、ぜひ参考にしてみてください。POCO X5 Pro 5G購入にきっと役立つ情報が見つかるはずです。

※スタンダード版でSnapdragon 695 5G搭載の「POCO X5 5G」も発売中です。スペック情報を追記しました。

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POCO X5 Pro 5G、ついに登場!その魅力を徹底解剖

2023年2月6日、多くのファンが待ち望んだスマートフォン「POCO X5 Pro 5G」が海外で発売を開始しました。ここでは、その注目すべき概要と魅力的な特徴をご紹介します。ミドルレンジの価格帯ながら、それを超える性能と機能を備えたこの一台は、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるはずです。

AMOLED(有機EL)の美しいディスプレイ体験

POCO X5 Pro 5Gは、6.67インチの鮮やかなAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。解像度は1080 x 2400ピクセル、ピクセル密度は395ppiと高精細で、DCI-P3色域カバー率100%、HDR 10+、10.7億色の表示に対応。

これにより、映画鑑賞時には製作者が意図した色彩を忠実に再現し、電子書籍を読む際にも文字がくっきりと表示され、目に優しい体験を提供します。最大輝度900nitsの明るさで、日差しの下でも画面が見やすいのも嬉しいポイントです。

滑らかな操作感と高速タッチレスポンス

ディスプレイは最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ウェブサイトのスクロールやSNSのタイムライン表示はもちろん、動きの激しいアクションゲームなどでも映像が非常になめらかに表示されます。さらに、タッチサンプリングレートは240Hzと高速なため、画面に触れた際の反応が素早く、ゲームプレイでの精密な操作要求にもしっかりと応えてくれます。

パワフルな心臓部と余裕のメモリ

POCO X5 Pro 5Gは、パワフルな「Qualcomm Snapdragon 778G 5G」オクタコアプロセッサを搭載しています。この6nmプロセスで製造されたチップは、Antutuベンチマーク(Ver.9)で約52万点という高いスコアを記録しており、日常的なアプリの使用から少し負荷のかかるゲームまで、

快適にこなすことができます。LPDDR4X規格のメモリは6GBまたは8GBを選択でき、複数のアプリを同時に起動してもスムーズな動作を維持します。

メモリ拡張でマルチタスクも快適に

さらに、POCO X5 Pro 5Gはメモリ拡張機能「Dynamic RAM expansion 3.0」を備えています。ストレージ(ROM)の空き容量を利用して、RAMを最大5GBまで仮想的に追加することが可能です。

これにより、6GBモデルは最大11GB、8GBモデルは最大13GBのRAMとして動作させることができ、より多くのアプリをバックグラウンドで保持したり、負荷の高い作業をよりスムーズに行ったりできるようになります。

プロ級の撮影体験を実現するカメラシステム

背面には、1億800万画素のメインカメラを筆頭に、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラからなる3眼カメラシステムを搭載しています。メインカメラでは、驚くほど高精細な写真を撮影でき、風景の一部を切り取ってもディテールが失われません。

120°の広大な景色を捉える超広角撮影や、被写体にぐっと近づけるマクロ撮影、暗い場所でも明るくノイズの少ない写真が撮れる改善されたナイトモードなど、多彩な表現が可能です。

クリエイティブな動画撮影も思いのまま

動画撮影機能も充実しており、最大4Kでの高画質なビデオ録画に対応しています。日常の記録はもちろん、特別な瞬間を美しい映像で残すことができます。さらに、テンプレートやフィルターを使って手軽にショートビデオを作成できるVlogモードも搭載。編集機能も備わっており、スマートフォン一台でクリエイティブな映像制作を楽しむことができます。大胆に創造力を解き放ちましょう。

一日中安心して使える大容量バッテリー

5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、バッテリー切れの心配から解放されます。スタンバイ状態なら最長14日間、ローカルに保存した動画の連続再生なら約20時間という驚異的な持続時間を実現。頻繁に充電できない旅行先や、一日中スマートフォンをアクティブに使う日でも安心です。

あっという間に充電完了!67W急速充電

もしバッテリーが少なくなっても、67Wのターボチャージ(急速充電)に対応しているため、短時間で充電を完了できます。例えば、朝の準備中に充電するだけで、一日の活動に必要なバッテリー量を確保することが可能です。忙しい現代人にとって、この充電速度は非常に心強い味方となります。

スリムで軽い、快適なデザイン

POCO X5 Pro 5Gは、POCO Xシリーズ史上、最も薄く、最も軽いデザインを実現しています。厚さ7.9mm、重さ181gというスリムで軽量なボディは、長時間のゲームプレイや動画視聴でも手が疲れにくく、快適な持ち心地を提供します。側面には指紋認証センサーが搭載されており、自然な動作で素早くロックを解除できます。

充実の機能で毎日がもっと便利に

最新OSであるAndroid 13をベースとした「MIUI 14 for POCO」を採用し、新しい機能や快適な操作性を提供します。

その他にも、高速なUFS 2.2規格のストレージ(128GB/256GB)、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーによる臨場感あふれるサウンド体験、IP53等級の防水防塵性能に対応。

リアルな振動フィードバックをもたらすZ軸リニアモーター、家電を操作できる赤外線ブラスター、NFC(Google Pay対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、AI顔認証にも対応するなど魅力的な要素が満載です!

早速どんなスマートフォンなのか、もっと詳しくその特徴(メリット)を見ていきましょう。

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公式ページ: POCO X5 Pro 5G | POCO Global 

プロセッサ性能:Snapdragon 778Gの実力を徹底レビュー

ここでは、POCO X5 Pro 5Gの快適な動作を支えるプロセッサ(SoC)、「Snapdragon 778G 5G」の性能について、実際に使ってみた感想を交えながら詳しくレビューしていきます。スマートフォンの使い心地を大きく左右する部分だけに、購入を検討している方にとっては非常に気になるポイントのはずです。

前モデルからの大きな飛躍!性能差は歴然

まず驚いたのが、前モデル「POCO X4 Pro 5G」からの性能向上です。POCO X4 Pro 5Gが搭載していたのは「Snapdragon 695」でしたが、POCO X5 Pro 5Gではワンランク上の「Snapdragon 778G 5G」が採用されました。

スマートフォンの総合的な性能を測るAnTuTuベンチマーク(Ver.9)で比較すると、POCO X4 Pro 5Gが約38万点だったのに対し、POCO X5 Pro 5Gは約52万点と、約14万点以上もスコアが向上しています。この差は実際に使ってみると明らかで、あらゆる動作がキビキビとしており、確かな進化を感じずにはいられません。

Snapdragon 778G 5Gとは?その実力に迫る

POCO X5 Pro 5Gが搭載する「Snapdragon 778G 5G」は、2021年に発表されたQualcomm製のミドルハイレンジ向けSoCです。少し技術的な話になりますが、このチップは6nmという微細なプロセス技術で製造されており、電力効率にも優れています。

CPUは、高性能なCortex-A78ベースのコア(Kryo 670 Prime @ 2.4GHz x1、Kryo 670 Gold @ 2.4GHz x3)と、省電力なCortex-A55ベースのコア(Kryo 670 Silver @ 1.8GHz x4)を組み合わせた合計8コア構成です。これにより、パワフルな処理と省電力を高いレベルで両立させています。

グラフィック処理を担当するGPUには「Adreno 642L」を搭載しており、ゲームや動画再生もスムーズです。また、AI処理能力も高く、Qualcomm Hexagon 770プロセッサにより最大12TOPS(1秒間に12兆回の演算)の性能を発揮します。

これにより、カメラのシーン認識や顔認証などのAI機能が高速かつ正確に動作するのを助けます。もちろん、名前の通り5G通信にも対応しており、内蔵されたSnapdragon X53モデムにより高速なデータ通信が可能です。Wi-Fi 6やBluetooth 5.2といった最新の無線通信規格にも対応しており、まさに現代のスマートフォンに求められる性能をバランス良く備えたチップと言えます。

日常使いはまるでハイエンド!ヌルサク感がたまらない

Snapdragon 778G 5Gの恩恵は、日常的な使い方で最も強く感じられます。例えば、Yahoo! JAPANや楽天市場といった情報量の多いウェブサイトの表示、Twitterのタイムラインスクロール、YouTubeやNetflixでの動画視聴など、普段よく使う操作が本当にスムーズです。

特に、120Hzリフレッシュレート対応の美しいディスプレイとの組み合わせは素晴らしく、画面のスクロールやアニメーションが驚くほど滑らかに動きます。個人的には、この価格帯のスマートフォンで、ここまでストレスなく快適に使えるのは感動的だと感じました。まるでハイエンドモデルを使っているかのような感覚です。

ゲーム性能は?どこまで遊べるか試してみた

次に気になるのはゲーム性能です。Snapdragon 778G 5Gはミドルハイレンジ向けのSoCなので、全てのゲームが最高設定で快適に遊べるわけではありません。

例えば、非常に負荷の高いゲームとして知られる「原神」では、デフォルトのグラフィック設定が「低」となり、フレームレートを60FPSに設定しても、戦闘シーンなどでは平均30FPS台前半(ゲームターボのブースト機能有効時で平均33.9FPS)となりました。最高画質で常に60FPSを維持するのは難しいですが、画質設定を「低」などに調整すれば、個人的には十分に楽しめるレベルだと感じます。

ガチでプレイしたい人には物足りないかもしれませんが、ストーリーを楽しむようなエンジョイ勢なら問題ない範囲です。

一方で、「PUBG NEW STATE」のような人気のバトロワゲームでは、グラフィック設定「HDR」で「最大」フレームレート設定でのプレイが可能でした。残念ながら90fps設定は開放されていませんでしたが、ほとんどのゲームは快適にプレイできる性能を持っていると言えます。

POCO X5 Pro 5Gには「ゲームターボ」という機能もあり、ゲーム中の通知を制御したり、パフォーマンスを最適化したりできるのも嬉しいポイントです。

発熱が少なく安定性も抜群

高性能なプロセッサを搭載すると発熱が気になるところですが、POCO X5 Pro 5Gはその点も優秀です。原神をしばらくプレイした後でも、本体がほんのり温かくなる程度で、不快な熱さになることはありませんでした。AnTuTuベンチマークを連続で実行してもスコアが大きく落ち込むことはなく、非常に安定して動作します。長時間ゲームをプレイしたり、動画編集のような負荷のかかる作業をしたりする際にも、安心して使える安定感は大きなメリットです。

快適動作を支えるメモリとストレージ

プロセッサ性能だけでなく、十分なメモリ(RAM)と高速なストレージも快適な動作には欠かせません。POCO X5 Pro 5Gは、LPDDR4X規格のRAMを6GBまたは8GB搭載しています。さらに、ストレージの一部を仮想RAMとして利用する「メモリ拡張機能」により、最大5GBを追加でき、合計で最大13GB(8GBモデルの場合)のRAM容量を確保できます。

これにより、多くのアプリを同時に起動しても動作が重くなりにくいです。ストレージにはUFS 2.2規格を採用しており、アプリの起動やデータの読み込みも高速です。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのプロセッサ性能

実際にPOCO X5 Pro 5Gを使ってみて感じたプロセッサ性能に関するポイントをまとめます。

  • Snapdragon 778G 5G搭載: 前モデルPOCO X4 Pro 5G (Snapdragon 695) から大幅な性能向上を実現。6nmプロセス、Cortex-A78/A55コア、Adreno 642L GPUなど、バランスの取れた構成。
  • 日常使いは極めて快適: WEBブラウジング、SNS、動画視聴などはハイエンドモデルに迫るヌルサク感。
  • ゲーム性能: 重量級ゲームは画質調整が必要だが、多くのゲームは快適にプレイ可能。エンジョイ勢なら十分満足できるレベル。
  • 優れた安定性: 長時間使用時の発熱が少なく、性能低下も抑えられており安定している。
  • 高いコストパフォーマンス: この価格帯でこれだけの性能と安定性を実現しているのは非常に魅力的。

総じて、POCO X5 Pro 5Gのプロセッサ性能は、その価格を考えると非常に優秀であり、多くのユーザーにとって満足度の高い体験を提供してくれると断言できます。

Antutuベンチマーク

POCO X5 Pro 5Gが搭載する「Qualcomm Snapdragon 778G」プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで測定してみました。

すると、Antutu V10 ベンチマーク総合で約52万点(526813)を記録していました。

例:Antutu V10 総合で「526813」、CPUで「158201」、GPUで「155485」、MEMで「84824」、UXで「128303」

Qualcomm Snapdragon 778G性能を比較

POCO X5 Pro 5Gが搭載する「Qualcomm Snapdragon 778G」プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu:約 67万
  2. Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Note 13 Pro 5G)・・・Antutu:約56万
  3. MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
  4. Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
  5. Qualcomm Snapdragon 778G (POCO X5 Pro 5G)・・・Antutu:約52万
  6. Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu:45万
  7. UNISOC T765 (UMIDIGI G9 5G)・・・Antutu:43万
  8. MediaTek Helio G99 (Blackview SHARK 8)・・・Antutu:41万
  9. Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu:40万
  10. MediaTek Helio G81-Ultra (Redmi 14C)・・・Antutu:約25万

比較から分かること

CPUランキングの全体を見ると、約25万点から約67万点まで幅広いスコアが存在しており、Snapdragon 778Gはこの中で中盤からやや下寄りの性能帯に位置していることが分かります。

他のSoCとの性能比較

Snapdragon 778Gの約52万点というスコアを他のSoCと比較してみましょう。例えば、Xperia 10 VIに搭載されているQualcomm Snapdragon 6 Gen 1は約54万点、Redmi Note 13 Pro 5GのSnapdragon 7s Gen 2やOPPO Reno11 AのMediaTek Dimensity 7050は約56万点であり、これらの比較的新しいミドルレンジ向けSoCよりは若干低いスコアとなっています。

一方で、Redmi 12 5Gに搭載されているSnapdragon 4 Gen 2(約45万点)や、それ以下のスコアであるUNISOC T765(約43万点)、MediaTek Helio G99(約41万点)、Dimensity 6020(約40万点)、MediaTek Helio G81-Ultra(約25万点)といったエントリークラスのSoCと比較すると、明確に高い性能を持っていることが確認できます。最上位のDimensity 7300-Ultra(約67万点)には及びませんが、十分な実力を持つチップと言えます。

性能から見る使用感

Antutuスコアが約52万点であることから、Snapdragon 778Gは一般的なスマートフォンの利用シーンにおいて、多くのユーザーにとって快適な動作を提供する性能を持っていると考えられます。ウェブサイトの閲覧、SNSの利用、メッセージのやり取り、動画のストリーミング再生といった日常的なタスクは、ほとんどの場合スムーズにこなせるでしょう。

また、比較的負荷の軽いゲームから、グラフィック設定を調整すれば多くの3Dゲームまで、幅広く対応できる性能を持っていると推測されます。ただし、最高画質設定での高負荷なゲームプレイや、動画編集など特に処理能力を要求される作業においては、より上位のSoCと比較して動作が緩慢になったり、フレームレートが低下したりする可能性はあります。

まとめ

Qualcomm Snapdragon 778GはAntutuスコア約52万点を記録するミドルレンジクラスのSoCです。比較的新しい世代のSnapdragon 6 Gen 1や7s Gen 2などには僅かに劣るものの、エントリークラスのSoCよりは格段に高い性能を有しています。日常的な使用や多くのゲームプレイにおいて十分なパフォーマンスを発揮しますが、常に最高の性能を求めるヘビーユーザーにとっては、Dimensity 7300-Ultraのような更に高性能なチップを搭載したモデルが適しているでしょう。

ゲーム性能

Qualcomm Snapdragon 778Gプロセッサは特にGPUスコア(約15.5万点)が高く、多くのモバイルゲームを動作させるための性能があります。ただし、設定を変更する必要があります。以下に、代表的なゲームタイトルのフレームレート(FPS)を紹介します。

人気ゲームタイトルのFPS

原神 (Genshin Impact):
幻想的なオープンワールド「テイワット」を舞台に、多彩なキャラクターを切り替えながら冒険するアクションRPGです。元素を利用した戦略的な戦闘システムが特徴です。Snapdragon 778G環境では、グラフィック設定を「中」にすることで、フィールド移動や通常の戦闘シーンにおいて30 FPSから40 FPS程度のフレームレートで動作します。都市部や秘境内部、複数のエフェクトが重なる戦闘など負荷が高い場面では、フレームレートがこれより低下し、変動が大きくなることがあります。最高設定ではカクつきが目立ち、快適なプレイは難しくなります。

タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy):
SFとファンタジーが融合したアストラ大陸を舞台に、多彩な武器(アバター)を切り替えながら戦うオープンワールド・アクションRPGです。Snapdragon 778Gでは、グラフィック設定を「中」レベルに調整することで、30 FPSから40 FPS程度での動作となります。フィールド探索は比較的安定していますが、他のプレイヤーが多く集まる場所やワールドボスとの戦闘など、オブジェクトやエフェクトが多い状況ではフレームレートが低下することがあります。快適性を優先する場合は「低」設定が良いでしょう。

鳴潮 (Wuthering Waves):
災害によって崩壊した世界を舞台に、「共鳴者」と呼ばれるキャラクターを操作して戦うオープンワールド・アクションRPGです。スタイリッシュな戦闘アクションが特徴です。比較的新しく、グラフィック負荷も高いため、Snapdragon 778Gでは画質設定を「中」以下に抑える必要があり、その場合でも30 FPS前後での動作が中心となります。特に戦闘中のエフェクトが多い場面や複雑な地形では、フレームレートが不安定になることがあります。安定したプレイのためには「低」画質設定での運用が望ましいです。

黒い砂漠 MOBILE (Black Desert Mobile):
PC版MMORPGの要素をモバイルに最適化したタイトルで、非常に高品質なグラフィックとアクション性の高いノンターゲティングバトルが楽しめます。Snapdragon 778Gでは、グラフィック設定を「中間」程度、フレームレート設定を「最大」にすることで、通常のフィールド狩りなどでは30~40 FPS程度の動作が可能です。ただし、多くのプレイヤーが参加する拠点戦やワールドボス討伐などの大規模コンテンツでは、表示キャラクター数を減らすなどの設定変更を行わないと、フレームレートが大幅に低下し、プレイに支障が出ることがあります。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

Modern Combat 5: Blackout:
モバイル向けFPSとしては高いグラフィック品質と操作性を備え、長年にわたり人気のあるタイトルです。シングルプレイのストーリーモードと、オンラインでのチームデスマッチなどが楽しめます。Snapdragon 778Gでは、グラフィック設定を「高」にしても、最適化が効いているため、マルチプレイヤー対戦を含むほとんどの場面で40 FPSから60 FPS程度の安定した動作を示します。激しい撃ち合いの最中でも、大きなカクつきを感じることなくプレイできるでしょう。

荒野行動 (Knives Out):
広大なマップに約100人のプレイヤーが降り立ち、武器やアイテムを収集しながら最後の生き残りを目指すバトルロイヤルシューターです。Snapdragon 778Gでは、グラフィック設定を「スムーズ」または「標準」にし、フレームレート設定を「高(40FPS)」や「極限(60FPS)」にすることで、40 FPSから60 FPSに近い範囲でのプレイが可能です。ただし、終盤の入り組んだ地形や多数のプレイヤーが交戦する場面ではフレームレートが不安定になることもあるため、安定性を取るなら「標準」画質程度がバランスが良いでしょう。

PUBG MOBILE:
リアルなグラフィックと銃器の挙動が特徴の、世界的に人気の高いバトルロイヤルゲームです。戦略的な立ち回りが重要となります。Snapdragon 778Gでは、「スムーズ」画質設定と「極限(60FPS)」フレームレート設定の組み合わせにより、60 FPSに近いフレームレートでのプレイが十分可能です。画質設定を「バランス」や「HD」に上げるとフレームレートは低下しますが、「ウルトラ(40FPS)」設定であれば比較的安定します。HDR以上の高画質設定での快適なプレイは難しいです。

Call of Duty: Mobile:
人気FPSシリーズ「Call of Duty」をモバイル向けに展開したタイトルで、テンポの速いマルチプレイヤー対戦やバトルロイヤルモードを提供します。Snapdragon 778Gでは、グラフィック品質を「中」に設定し、フレームレート設定を「高」または「最大」にすることで、マルチプレイヤーモードにおいて60 FPSに迫るスムーズな動作を維持できます。画質を「高」以上にすると、特に爆発エフェクトが多い場面やバトルロイヤルモードでの広範囲描画時に、フレームレートが低下しやすくなります。

Farlight 84:
ヒーローアビリティやジェットパックによる立体的な機動が特徴の、スピーディーな展開が魅力のバトルロイヤルゲームです。Snapdragon 778Gでは、「スムーズ」や「標準」のグラフィック設定で、フレームレート設定を最大にすれば、60 FPSでの安定したプレイが十分期待できます。高画質設定を選択してもプレイは可能ですが、フレームレートの安定性はやや低下する傾向にあります。

その他のゲームタイトルのFPS

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝:
人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のスピンオフ作品にあたるRPGです。ドッペルと呼ばれる強力な技など、派手な演出を持つターン制コマンドバトルが展開されます。このゲームは比較的動作が軽く、Snapdragon 778Gでは最高画質設定であっても、バトル中の複雑なエフェクトを含め、ほぼ全編にわたり60 FPSで非常に滑らかに動作します。

ウマ娘 プリティーダービー:
プレイヤーがトレーナーとなり、「ウマ娘」と呼ばれるキャラクターたちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。レース中の迫力ある3Dグラフィックや、育成完了後のライブパフォーマンスが見どころです。Snapdragon 778Gでは、「標準」設定や「高画質」設定で、レースシーンやライブシーンを含め、多くの場面で30 FPSから60 FPSの間で比較的安定して動作します。最高のグラフィック設定にしても、目立った処理落ちは少なく、快適にプレイできることが多いです。

モンスターストライク:
画面上のモンスターを引っ張り、おはじきのように敵や壁に当てて攻撃するアクションRPGです。マルチプレイでの協力が人気の要因となっています。このゲームはグラフィック負荷が軽いため、Snapdragon 778Gではグラフィック設定を最高にしても、常に60 FPSでの非常に滑らかな動作が維持され、ストレスなくプレイできます。

Pokémon GO:
現実世界と連動し、実際に歩きながらポケモンを探し、捕獲・育成・バトルを行うARゲームです。Snapdragon 778Gでは、AR機能を使用しない通常のマップ表示やポケモン捕獲画面、ジムバトルなどは、基本的に60 FPSでスムーズに動作します。AR機能(AR+など)を使用すると、カメラやセンサーへの負荷が増えるため、バッテリー消費量が増加し、状況によってはフレームレートがやや低下することもありますが、プレイ自体に大きな支障はありません。

ディスプレイレビュー:価格以上の美しさと滑らかさに感動!

ここでは、毎日何度も目にするスマートフォンの「顔」とも言えるディスプレイについて、POCO X5 Pro 5Gがどれほどの実力を持っているのか、実際に使ってみた正直な感想をお届けします。結論から言うと、この価格帯のスマートフォンとしては、驚くほど高品質なディスプレイ体験を提供してくれます。

鮮やかさと精細さ:フラッグシップ級の映像体験

POCO X5 Pro 5Gは、6.67インチの大型AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用しています。解像度はFHD+(1080 x 2400ピクセル)で、ピクセル密度は395ppiと非常に高精細。実際に画面を見ると、文字の輪郭もクッキリしており、写真や動画のディテールまでしっかりと表現されているのが分かります。特に感動したのはその色表現力です。

DCI-P3色域を100%カバーし、10.7億色(10bit)表示、さらにHDR10+にも対応しているため、色彩が非常に豊かで自然なグラデーションを描き出します。NetflixでHDR対応の映画を観たときは、暗いシーンの奥行きや明るいシーンの鮮やかさに見入ってしまいました。自分で撮影した写真も、まるでプロが撮ったかのように綺麗に見えるので、ついつい嬉しくなってしまいます。

前モデルからの進化と屋外での視認性

前モデルのPOCO X4 Pro 5Gも同じ6.67インチのAMOLEDディスプレイでしたが、POCO X5 Pro 5Gでは「Flow AMOLED」と呼ばれる、より薄型で高品質なパネルが採用されています。コントラスト比は5,000,000:1とさらに向上し、黒の締まりが格段に良くなったように感じます。また、HDR10+への対応もPOCO X5 Pro 5Gからの進化点です。

輝度は最大900nits(ピーク時)と十分な明るさがあり、天気の良い日に屋外で地図アプリを見たり、メッセージを確認したりする際も、画面が見にくくて困るということはありませんでした。明るさの自動調整も賢く、環境に合わせて適切な明るさに素早く調整してくれます。

ヌルヌル感がたまらない!120Hzリフレッシュレート

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイは、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。これは1秒間に画面を120回書き換えるということで、一般的な60Hzのディスプレイと比べると、画面の動きが格段に滑らかになります。Twitterやウェブサイトをスクロールする際のヌルヌル感は、一度体験するとやみつきになります。

対応しているゲームアプリでは、キャラクターの動きや背景の流れが非常にスムーズになり、より没入感のあるプレイが可能です。もちろん、バッテリー消費を抑えたい場合は60Hzに固定したり、コンテンツに応じて自動で調整する設定も選べます。個人的には、バッテリー持ちも良好なので、常に120Hzの滑らかさを楽しむのがおすすめです。

ゲームが有利に?高速タッチレスポンス

滑らかな表示だけでなく、タッチ操作への反応速度も重要です。POCO X5 Pro 5Gは、最大240Hzのタッチサンプリングレートに対応しています。(アプリでの実測では300Hzを超える数値も出ました)。これにより、画面に触れてから実際に反応するまでの遅延が非常に少なく、シビアなタイミングが要求されるリズムゲームや、素早い操作が必要なアクションゲームなどで有利に働きます。

実際にいくつかゲームをプレイしてみましたが、タッチの反応が悪くてイライラするような場面は全くありませんでした。

動画視聴環境をチェック:Widevine L1対応だけど…?

動画配信サービスを高画質で楽しむために重要な著作権保護技術「Widevine」ですが、POCO X5 Pro 5Gは最高レベルの「L1」に対応しています。これにより、Netflixなど多くのサービスでFull HD以上の高画質再生が可能です。実際にNetflixではHDR再生もでき、美しいディスプレイ性能を存分に活かせました。

ただし、注意点として、Amazon Prime Videoでは、Widevine L1に対応していてもサービス側の対応状況によってはHD再生ができない場合があります。私が試した時点では残念ながらHD再生ができませんでした。ここは少し残念なポイントです。

少し残念?常時表示ディスプレイ

有機ELディスプレイの特性を活かした「常時表示ディスプレイ(AOD)」機能にも対応しています。時計や通知などを画面オフ時にも表示できる便利な機能ですが、POCO X5 Pro 5Gでは、画面をタップしてから10秒間しか表示されません。

「常時」表示ではないのは、個人的には非常に残念でした。せっかく便利な機能なのに、これではあまり意味がないように感じてしまいます。今後のアップデートでの改善を期待したいところです。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ評価

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイについて、実際に使ってみて感じたことをまとめます。

  • 表示品質: 6.67インチのFlow AMOLEDは高精細(FHD+, 395ppi)で非常に美しい。
  • 色表現: DCI-P3 100%, 10.7億色, HDR10+対応で、色彩豊かでリアルな映像を楽しめる。
  • 滑らかさ: 最大120Hzのリフレッシュレートにより、スクロールやゲームが驚くほど滑らか。
  • 反応速度: 240Hzのタッチサンプリングレートで、タッチ操作への反応が速く快適。
  • 視認性: 最大900nitsの輝度で、屋外でも画面が見やすい。
  • 動画視聴: Widevine L1対応で多くのサービスで高画質再生が可能(一部サービス除く)。
  • 残念な点: 常時表示ディスプレイが10秒制限なのは改善してほしい。
  • 総合評価: 細かい点に不満はあるものの、価格を考えれば非常に高品質で満足度の高いディスプレイ。

カメラレビュー:1億画素の実力と使い勝手を徹底検証!

スマートフォンのカメラ性能は、今や多くの人が最も重視するポイントの一つです。ここでは、POCO X5 Pro 5Gが搭載するカメラシステムについて、実際に様々なシーンで撮影してみた感想を詳しくお伝えします。1億800万画素という驚異的なメインカメラを中心に、その実力や使い勝手を探っていきましょう。

サッと出してすぐ撮れる!軽快なカメラアプリ

まず好印象だったのが、カメラアプリの動作が非常に軽快なことです。アプリを起動してからシャッターを切るまでのレスポンスが良く、日常のスナップ撮影で「撮りたい!」と思った瞬間を逃しにくいと感じました。UI(ユーザーインターフェース)もシンプルで分かりやすく、写真・動画の切り替えや、超広角・ズームへのアクセスも簡単です。

マクロ撮影や108MPモード、夜景モード、プロモードなどもメニューからすぐに選べます。個人的には、Xiaomiスマホでお馴染みの、撮影後の写真から不要なものを消したり、空模様を大胆に変えたりできる編集機能も面白いと感じました。SNS映えするユニークな写真が手軽に作れますよ。

メインカメラの実力(日中):鮮やかで高精細な描写

POCO X5 Pro 5Gのメインカメラは、1億800万画素という非常に高画素なセンサーを搭載しています。通常撮影では、9つのピクセルを1つに束ねる「ピクセルビニング」技術により、光を多く取り込める1200万画素相当の写真として記録されます。日中の明るい場所で撮影した写真は、非常に鮮やかで、パッと目を引く仕上がりになるのが特徴です。

これはXiaomi製スマホによく見られる傾向で、見たままの自然な色合いというよりは、少し彩度を高めにして「映える」写真にしてくれる感じです。この色作りは好みが分かれるかもしれませんが、個人的にはSNSなどにアップする写真としては魅力的だと感じます。解像感も高く、建物のディテールや料理の質感もしっかりと描写してくれました。

1億800万画素モードの活用法:トリミングに威力発揮!

「もっと高精細に撮りたい!」という場合は、カメラ設定から108MPモードを選択することで、1億800万画素そのままの解像度で撮影することも可能です。正直なところ、スマートフォンで見る限り、通常撮影(12MP)との違いをはっきりと認識するのは難しいかもしれません。しかし、このモードの真価は「トリミング耐性」にあります。

撮影した写真の一部を後から大きく切り出しても、通常モードで撮影したものに比べてディテールが潰れにくく、鮮明さが保たれます。例えば、遠くにいる人物や看板の文字などを後から拡大したい場合に非常に有効です。望遠カメラがないPOCO X5 Pro 5Gにとって、これは大きなメリットと言えます。ただし、ファイルサイズはかなり大きくなるので、ストレージ容量には注意が必要です。

ズーム性能:望遠なしでもどこまで撮れる?

POCO X5 Pro 5Gには光学ズームに対応した望遠カメラは搭載されていません。ズームはメインカメラのデジタルズームとなり、最大10倍まで対応しています。実際に試してみると、2倍ズームくらいまでなら画質の劣化は少なく、十分実用的な範囲だと感じました。5倍くらいになると少し粗さが目立ち始めますが、記録用としては使えるレベルです。10倍まで拡大すると、さすがにディテールはかなり失われてしまいます。

やはり、光学ズームを搭載したハイエンドモデル(例えばPixel 7 ProやiPhone 14 Proなど)のクリアさには敵いませんが、2倍程度のズームが綺麗に使えるのは便利です。

夜景モードの実力:暗い場所でも頼りになるか?

夜景モードも搭載されており、暗い場所でも明るくノイズの少ない写真を撮影できます。実際に試してみると、夜景モードを使わなくてもそこそこ明るく撮れることに驚きましたが、夜景モードを使うと、白飛びしやすい看板の文字などが抑えられ、全体のバランスが整った写真になります。撮影には数秒かかりますが、その効果は確かです。

ただし、POCO X5 Pro 5GにはOIS(光学式手ぶれ補正)が搭載されていないため、撮影中はスマートフォンをしっかりと固定する必要があります。少しでも動いてしまうとブレた写真になりやすいので注意が必要です。ハイエンドモデルと比較すると、暗部のノイズ処理や解像感では一歩譲る印象ですが、価格を考えれば健闘していると言えます。

超広角カメラとマクロカメラ:あると便利?

メインカメラ以外に、800万画素の超広角カメラと200万画素のマクロカメラも搭載されています。超広角カメラは、FOV 120°という広い範囲を一枚の写真に収めることができるので、広大な風景や集合写真などに便利です。画質に関しては、やはりメインカメラと比べると解像感が低く、特に画面の端では歪みやディテールの甘さが目立ちます。

夜景モードも使えますが、メインカメラほどのクオリティは期待できません。マクロカメラは、被写体に4cmまで近づいて接写できるカメラです。花のしべや昆虫など、普段見ることのできないミクロな世界を捉えることができますが、200万画素ということもあり、画質はそれなりです。とはいえ、どちらのカメラも「記録用」や「ちょっと変わった写真を撮りたい」という時には役立つ存在です。

ポートレートモード:背景ボケは自然?

背景をぼかして被写体を際立たせるポートレートモードも搭載されています。深度測定用の専用センサーはありませんが、ソフトウェア処理による背景ボケはなかなか優秀で、被写体と背景の境界も比較的自然に切り分けられています。人物だけでなく、物撮りにも活用でき、雰囲気のある写真を簡単に撮影できます。ボケの強さは撮影後にも調整可能なので、好みに合わせて仕上げられるのも良い点です。

インカメラ(自撮り)性能

フロントカメラは1600万画素で、自撮りやビデオ通話には十分な性能です。Xiaomiスマホの美顔モードは、比較的自然な仕上がりになるので個人的には好みです。背景をぼかすポートレートモードも利用でき、印象的なセルフィーを撮影できます。

動画性能:4K撮影と手ブレ補正の進化!

動画撮影性能も進化しています。前モデルのPOCO X4 Pro 5Gは1080p/30fpsまでの対応でしたが、POCO X5 Pro 5Gでは最大4K/30fpsでの撮影が可能になりました。また、1080pであれば60fpsでの滑らかな動画撮影も可能です。日中の明るい場所で撮影した動画は、4Kならではの精細感があり、色も鮮やかで綺麗です。手ブレ補正(電子式)も搭載されており、前モデルでは利用できなかったこの機能が使えるようになったのは大きな進歩です。

実際に歩きながら撮影してみましたが、細かな振動はしっかりと吸収してくれており、十分実用的なレベルだと感じました。もちろん、階段の上り下りのような大きな揺れは補正しきれませんが、日常的な動画撮影には問題ないでしょう。ただし、夜間の動画撮影はノイズが目立ち、画質はかなり低下します。このあたりはハイエンドモデルとの差を感じる部分です。手軽にショート動画を作成できるVlogモードも搭載されています。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのカメラ評価

POCO X5 Pro 5Gのカメラについて、実際に使ってみて感じたことをまとめます。

  • メインカメラ(日中): 1億800万画素センサーは伊達じゃない。鮮やかで高精細な写真が手軽に撮れる。
  • 108MPモード: 高解像度を活かしたトリミング耐性が魅力。ファイルサイズに注意。
  • ズーム: デジタル2倍ズームは実用的。それ以上は画質劣化が目立つ。
  • 夜景モード: OIS非搭載ながら、明るくノイズを抑えた撮影が可能。手ブレに注意。
  • 超広角・マクロ: 画質はメインに劣るが、表現の幅を広げるサブカメラとして有用。
  • ポートレート: 背景ボケの精度は良好。調整も可能。
  • 動画: 4K/30fps撮影に対応。手ブレ補正も実用レベルに進化し、前モデルから大きく改善。
  • 使い勝手: カメラアプリのレスポンスが良く、サクサク撮影できるのが最大の魅力の一つ。
  • 総合評価: いくつか弱点はあるものの、価格を考えれば非常にバランスが良く、日常的な写真・動画撮影には十分満足できるカメラ性能。

「POCO X5 5G」カメラの仕様

  • 背面カメラ 48MP+8MP+2MP
  • 前面カメラ 13MP
  • 超広角 対応
  • 望遠 非対応(望遠レンズなし)※ズーム機能はあり
  • マクロ撮影 対応
  • 機能 AIシーン認識、4800万画素の超高解像度撮影、超広角、マクロ、ナイトモード、背景ぼかし、Googleレンズ、プロモード、写真フィルター

バッテリー&充電レビュー:POCO X5 Pro 5G は安心の大容量で驚きの充電スピード!

スマートフォンのヘビーユーザーにとって、バッテリー持ちと充電速度は機種選びの重要な決め手になります。ここでは、POCO X5 Pro 5Gが搭載するバッテリーと充電機能について、実際に使ってみて感じたメリットや注意点を詳しくレビューしていきます。結論として、このモデルのバッテリー性能と充電速度は、多くのユーザーを満足させる高いレベルにあると感じました。

一日中余裕!頼もしいバッテリー持ち

POCO X5 Pro 5Gは、5000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは前モデルのPOCO X4 Pro 5Gと同じ容量ですが、実際に使ってみるとバッテリー持ちは非常に良好です。公式のデータでは、スタンバイ状態で14日間、通話なら28時間、読書なら21時間、ローカルに保存した動画の再生なら20時間持つとされています。

私の使い方では、SNSチェック、ウェブ閲覧、動画視聴、時々ゲームをするといった平均的な使い方で、朝から晩まで使ってもバッテリー残量には十分余裕がありました。寝る前に充電すれば、翌日一日中バッテリー切れの心配をすることはまずないでしょう。

PCMarkというアプリを使ってバッテリー性能をテストしたところ、画面の滑らかさを優先する120Hz設定でも13時間28分、バッテリー持ちを優先する60Hz設定では16時間21分という非常に良い結果が出ました。

前モデルより高性能なSoC(Snapdragon 778G 5G)を搭載しながらも、優れた電力効率により、バッテリー持ちは依然として優秀です。これだけ持てば、外出先でモバイルバッテリーが必須になる場面も減り、身軽に行動できるのが嬉しいポイントです。

驚異のスピード!67Wターボチャージの実力

もしバッテリーが少なくなっても、POCO X5 Pro 5Gなら安心です。なぜなら、最大67Wという非常に高速な「ターボチャージ」に対応しているからです。これも前モデルから引き継がれた強力な機能で、対応する充電器とケーブルを使えば、驚くほどのスピードで充電が進みます。実際にバッテリー残量20%の状態から充電を開始したところ、わずか45分ほどで100%まで回復しました。公式データでは31分で90%まで回復できるとも謳われています。

この充電速度は、日常生活において大きな安心感をもたらしてくれます。「しまった、寝る前に充電し忘れた!」という朝でも、家を出るまでの短い準備時間で、その日一日活動するのに十分なバッテリー量を確保できます。MMT(Middle Middle Tab)技術により、充電効率が高められているのもポイントです。忙しい現代人にとって、この充電スピードは本当に頼もしい存在です。

付属充電器について

POCO X5 Pro 5Gには、67Wの急速充電に対応した充電器と専用のUSBケーブル(Type-A to Type-C)が付属しています。この充電器とケーブルを使うことで、本来の急速充電性能を発揮できます。ただし、私が購入したものは海外モデルだったため、コンセントプラグの形状が日本とは異なりました。

使用するには別途変換アダプタを用意するか、日本で販売されているXiaomi製の67W対応充電器などを購入する必要があります。購入する際は、販売元にプラグの仕様を確認することをおすすめします。

ワイヤレス充電非対応は少し残念

これだけバッテリーと有線充電性能が優秀なPOCO X5 Pro 5Gですが、一点だけ個人的に残念だったのは、ワイヤレス充電に非対応なことです。最近はデスクやベッドサイドにワイヤレス充電器を置いている方も多いと思いますが、POCO X5 Pro 5Gではその便利さを享受できません。普段からワイヤレス充電をメインに使っている人にとっては、少し不便に感じるかもしれません。この点は購入前に認識しておく必要があります。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのバッテリー&充電評価

POCO X5 Pro 5Gのバッテリーと充電性能について、実際に使ってみて感じたことをまとめます。

  • バッテリー持ち: 5000mAhの大容量で、一日中安心して使える良好なバッテリー持ち。PCMarkテストでも好成績。
  • 67W急速充電: 驚異的な充電スピードで、短時間でバッテリーを大幅に回復可能。忙しい時に非常に助かる。
  • MMT技術: 効率的な充電を実現。
  • 付属充電器: 67W対応品が付属するが、海外仕様の場合はプラグ形状に注意。
  • ワイヤレス充電: 非対応。普段使っている人にとっては残念なポイント。
  • 総合評価: ワイヤレス充電非対応という点を除けば、バッテリー持ち・充電速度ともに非常に優秀で、高い満足度が得られる。

デザインレビュー:POCO X5 Pro 5Gの薄さと軽さが使いやすい

スマートフォンの性能はもちろん重要ですが、毎日手にするものだからこそ、デザインや持ちやすさも妥協したくないポイントです。ここでは、POCO X5 Pro 5Gのデザイン、カラー、そして実際に手に取ってみて感じた質感や使い勝手について、詳しくレビューしていきます。

Xシリーズ史上最薄・最軽量!前モデルからの劇的な変化

POCO X5 Pro 5Gを手にして最初に感じたのは、「軽い!」という驚きでした。スペックを確認すると、厚さ7.9mm、重さ181g。これはPOCO Xシリーズのスマートフォンとしては、最も薄く、最も軽いモデルとなります。前モデルのPOCO X4 Pro 5Gが厚さ8.12mm、重さ約205gだったことを考えると、これは劇的な軽量化です。

特に重さは20g以上も軽くなっており、6.67インチという大画面ディスプレイを搭載しているにも関わらず、手に持った時の負担が明らかに軽減されています。長時間ゲームをしたり、動画を見たりする際に、この軽さは大きなメリットになると感じました。ポケットやバッグに入れて持ち運ぶ際も、以前よりずっと軽快です。

スタイリッシュなフラットデザインと質感

デザイン面では、最近のトレンドでもあるフラットな側面フレームを採用しています。角張ったデザインですが、エッジが丁寧に処理されているためか、手に食い込んで痛いということはありませんでした。背面パネルもフラットで、私が選んだブラックモデルは、サラサラとしたマットな質感が特徴です。光に当てると細かなラメがキラキラと輝くような、OPPOの「OPPO Glow」加工にも似た上品さがあります。

この仕上げのおかげで、指紋や皮脂汚れが目立ちにくいのは非常に嬉しいポイントです。一方で、カメラユニット周りは光沢のある素材になっており、デザインのアクセントになっています。全体的にPOCOらしい遊び心は残しつつも、前モデルより少し落ち着いた、洗練された印象を受けました。

選べる3つのカラーバリエーション

POCO X5 Pro 5Gでは、ブラック、ブルー、そしてPOCOブランドのイメージカラーでもあるイエローの3色が用意されています。私は今回、最も無難なブラックを選びましたが、店頭で見たイエローは非常に鮮やかで、POCOらしい個性を求めるならイエローも魅力的だと感じました。ブルーも爽やかで良い色合いです。背面だけでなく、側面フレームの色もカラーごとに異なるので、ぜひ実機を見て好みの色を選んでみてください。

ブラックはシックで飽きが来ない良さがありますが、少し地味に感じる方もいるかもしれません。

細部のデザインと操作性

操作性に関わる部分では、電源ボタン一体型の側面指紋認証センサーが非常に快適です。センサーに指が触れると、瞬時にロックが解除されます。位置も自然に指が届く場所にあるため、ストレスなく使えます。センサーの反応方式も、触れるだけで認識する「タッチ」と、ボタンを押し込む「プレス」から選べるので、誤動作が気になる場合は設定を変更できます。

音量ボタンも同じ側面に配置されています。一点、少し気になったのはカメラユニットの出っ張りです。レンズ部分だけでなく台座もあるため、背面を下にしてデスクなどに置くと少しガタつきます。これは多くのスマートフォンに共通することですが、気になる方は付属のケースなどを利用すると良いでしょう。

付属ケースについて

POCO X5 Pro 5Gには、透明なソフトタイプの保護ケースが付属しています。わずかに青みがかった色合いですが、本体のデザインを損なわずに保護できるのは嬉しい点です。厚みもそれなりにあり、カメラユニットの出っ張りもしっかりとカバーしてくれるので、保護性能は高そうです。ただでさえ大画面のPOCO X5 Pro 5Gですが、ケースを装着するとさらに一回り大きく、厚みも増すため、手の小さい方には少し持ちにくく感じるかもしれません。

デザインや軽さを重視するならケースなしで使いたいところですが、落下時の安心感を考えるとケースを装着するのが無難かもしれません。私は、この軽快さを活かしたいので、しばらくケースなしで使ってみようと思っています。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのデザイン評価

POCO X5 Pro 5Gのデザインについて、実際に使ってみて感じたことをまとめます。

  • 薄型軽量: Xシリーズ史上最薄(7.9mm)・最軽量(181g)は伊達じゃない。前モデルから大幅に持ちやすさが向上。
  • デザイン: スタイリッシュなフラットデザインを採用。サラサラとした背面の質感は指紋が付きにくく良好。
  • カラー: ブラック、ブルー、イエローの3色展開。個性を求めるならイエローも魅力的。
  • 操作性: 側面指紋認証は高速で位置も適切。
  • 気になる点: カメラユニットの出っ張りはやや大きめ。
  • 付属ケース: 保護性能は高いが、装着するとサイズ感がアップする。
  • 総合評価: 大画面ながら驚くほど軽快で、デザインと実用性を高いレベルで両立している。

機能レビュー:POCO X5 Pro 5Gのサウンドから通信まで

POCO X5 Pro 5Gの魅力は、優れたディスプレイやプロセッサ性能だけではありません。ここでは、日常的な使い勝手を向上させる様々な機能について、実際に使ってみて感じたことを詳しくレビューしていきます。サウンド体験から通信機能、細かな便利機能まで、このスマートフォンの隠れた魅力を発見していきましょう。

臨場感あふれるサウンド体験:Dolby Atmos対応デュアルスピーカー

まず特筆したいのが、サウンド面の充実度です。POCO X5 Pro 5Gは本体の上部と下部にスピーカーを搭載したデュアルスピーカー構成で、動画視聴やゲームプレイ時にしっかりとステレオサウンドを楽しめます。さらに、立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応。実際にNetflixで映画を観たり、YouTubeでミュージックビデオ(例えば、臨場感のあるライブ映像など)を再生したりすると、音が左右だけでなく上下方向にも広がり、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえました。

音質自体もクリアで、この価格帯のスマートフォンとしてはかなり良好だと感じます。加えて、最近では省略されがちな3.5mmイヤホンジャックを搭載している点も、有線イヤホン派の私にとっては非常に嬉しいポイントです。遅延を気にせずゲームを楽しみたい方にもメリットが大きいと言えます。

日常生活での安心感:IP53防水防塵

POCO X5 Pro 5GはIP53等級の防水防塵性能を備えています。「IP53」は、完全な防水ではないものの、「垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない」レベルの防滴性能と、ある程度の粉塵の侵入を防ぐ防塵性能を示します。具体的には、急な雨に降られたり、キッチンなどの水回りで少し水しぶきがかかったりする程度であれば、心配なく使えるレベルと言えます。

他のスマートフォンと比較すると、例えばGoogle Pixel 6aなどが対応するIP67(水深1mに30分間沈めても耐えられる)ほどの強力な防水性能ではありませんが、Nothing Phone (1)やRedmi Note 11 Pro 5Gなど、同価格帯の多くのモデルがIP53を採用しており、日常生活における最低限の保護性能は確保されていると考えて良いでしょう。

最新OSと使いやすいUI:MIUI 14 for POCO

ソフトウェア面では、Android 13をベースにした最新の「MIUI 14 for POCO」が搭載されています。前モデルのPOCO X4 Pro 5GはAndroid 11ベースのMIUI 13だったので、OSバージョンが新しくなり、Android 13の新機能を利用できるのはメリットです。

MIUIはXiaomi独自のカスタマイズUIですが、個人的には機能が豊富で使いやすいと感じています。特にPOCOシリーズに搭載される「POCO Launcher」は、アプリアイコンがポップで、ドロワー(アプリ一覧画面)が自動でカテゴリ分けされるなど、独自の工夫が見られます。

また、Xiaomiスマホならではの便利な機能、例えば1つのアプリを複製して2つのアカウントで利用できる「デュアルアプリ」や、仕事用とプライベート用などで完全に領域を分けて使える「セカンドスペース」もしっかり搭載されていました。これらは非常に便利で、一度使うと手放せなくなる機能です。

マルチタスクも快適に:メモリ拡張機能

POCO X5 Pro 5Gは、物理的なRAM(6GBまたは8GB)に加えて、「Dynamic RAM expansion 3.0」というメモリ拡張機能も備えています。これは、内蔵ストレージ(ROM)の空き領域を利用して、仮想的にRAMを追加する技術で、最大5GBまで拡張可能です。つまり、8GBモデルであれば最大13GBのRAMとして動作させることができます。

これにより、多くのアプリを同時に起動したり、アプリを切り替えたりする際の動作がよりスムーズになり、マルチタスク性能が向上します。実際に使っていても、アプリが不意に終了してしまうような場面は少なく、快適に利用できました。

細部へのこだわり:バイブレーションと赤外線ブラスター

細かい部分ですが、使っていて心地よさを感じたのがバイブレーション機能です。POCO X5 Pro 5Gは「Z軸リニアモーター」を搭載しており、安価なスマートフォンにありがちなブーンという単調な振動ではなく、短く、質の高い「コツコツ」とした触覚フィードバックを提供してくれます。着信や通知はもちろん、ゲームプレイ中の演出などで、よりリッチな体験が得られます。

また、Xiaomiスマホではお馴染みの「赤外線ブラスター」も搭載。専用アプリを使えば、テレビやエアコンなど、様々な家電のリモコンとしてPOCO X5 Pro 5Gを利用できます。リモコンが見当たらない時などに、これが意外と重宝するのです。

キャッシュレス決済もOK:NFCとGoogle Pay

NFCにも対応しており、Google Payを利用したタッチ決済が可能です。対応するクレジットカードなどを登録しておけば、スマートフォンをかざすだけで支払いができるので、キャッシュレス生活がさらに便利になります。ただし、注意点として、このモデルは海外向け製品のため、日本のガラケー由来の「おサイフケータイ(FeliCa)」には対応していません。

SuicaやPASMO、iD、QUICPayといったFeliCaを利用したサービスは使えないので、これらをメインで利用している方は注意が必要です。

高速で安定した通信環境:Wi-Fi 6と5G

通信機能も最新規格に対応しています。Wi-Fiは、高速かつ安定した通信が可能な「Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)」に対応。対応ルーターがあれば、より快適なインターネット接続が期待できます。Bluetoothもバージョン5.2に対応しており、ワイヤレスイヤホンなどとの接続も安定しています。

もちろん、モバイル通信は5Gに対応しており、対応エリアであれば大容量の動画ファイルのダウンロードなどもあっという間です。

前モデルのPOCO X4 Pro 5GはWi-Fi 5 (802.11ac)Bluetooth 5.1だったので、これらの通信規格も着実に進化しています。

まとめ:POCO X5 Pro 5Gの機能評価

  • POCO X5 Pro 5Gの各種機能について、実際に使ってみて感じたことをまとめます。
  • サウンド: Dolby Atmos対応デュアルスピーカーは高音質で臨場感あり。イヤホンジャック搭載も嬉しい。
  • 防水防塵: IP53対応で、日常生活での軽い水濡れ程度なら安心。
  • OS/UI: Android 13ベースのMIUI 14 for POCOは機能豊富。デュアルアプリやセカンドスペースが便利。
  • メモリ拡張: マルチタスク性能を向上させる仮想メモリ機能搭載。
  • 便利機能: Z軸リニアモーターの振動、赤外線ブラスター搭載は地味に嬉しいポイント。
  • NFC: Google Payに対応し、タッチ決済が可能(FeliCaは非対応)。
  • 通信: Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、5Gに対応し、高速で安定した通信が可能。
  • 総合評価: 細かい部分まで機能が充実しており、価格以上の価値と利便性を提供してくれるスマートフォン。

POCO X5 Pro 5Gのデメリット

POCO X5 Pro 5G」のデメリットを紹介します。

ワイヤレス充電に対応していない

POCO X5 Pro 5G」はワイヤレス充電が利用できません。

一方、「Nothing Phone (1)」は15Wワイヤレス充電(Qi)、5Wリバースチャージが利用できます。

「Google Pixel 6a」と「Redmi Note 11 Pro 5G」はワイヤレス充電に対応していません。

ディスプレイ内指紋認証が利用できない

POCO X5 Pro 5G」はサイド指紋認証に対応していますが、ディスプレイ内指紋認証には対応していません。

一方、「Nothing Phone (1)」と「Google Pixel 6a」はディスプレイ内指紋認証に対応しています。「Redmi Note 11 Pro 5G」はサイド指紋認証、AI 顔認証に対応しています。

POCO X5 Pro 5Gのスペック

  • ディスプレイ 6.67インチ、1080 x 2400 pxのAMOLED
    ※FHD+/20:9/395 ppi/最大輝度900 nits/コントラスト比 5,000,000:1/DCI-P3 100%/HDR 10+/10 bitカラー/10.7億色/Corning Gorilla Glass 5/サンライトモード/リーディングモード/Dolby VISON
  • リフレッシュレート 120Hz
  • タッチサンプリングレート 240Hz
  • プロセッサ Qualcomm SM7325 Snapdragon 778G 5G
    ※6nm/64bit/8コア/最大2.4 GHz
  • GPU Adreno 642L
  • RAM(メモリ) 6GB / 8GB LPDDR4X
  • 拡張メモリ +5GBで最大13GBまで (Dynamic RAM expansion 3.0)
  • ストレージ 128GB / 256GB UFS 2.2
  • バッテリー 5000 mAh
  • 駆動時間 スタンバイで14日間、通話で28時間、読書で21時間、ローカルビデオ再生で20時間
  • 充電 67W急速充電 (PD3.0, QC3+)
  • 背面カメラ 108MP+8MP+2MP
  • 前面カメラ 16MP
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 (A2DP, LE)、GPS (GPS, GLONASS, Beidou, GALILEO)
  • NFC&Google Pay 対応
  • インターフェース USB 3.1 Type-C (OTG)
  • センサー 近接センサー、環境光センサー、加速度計、電子コンパス、IRブラスタ、ジャイロスコープ
  • スピーカーデュアルスピーカー (ハイレゾオーディオ認証)
  • オーディオ Dolby ATOMS対応
  • 防水 IP53
  • 振動 Z軸リニアモーター
  • 赤外線ブラスター 対応
  • 生体認証 サイド指紋認証、AI顔認証
  • OS Android 13, MIUI 14 for POCO
  • サイズ 162.91 x 76.03 x 7.9 mm
  • 重量 181 g
  • カラー ブラック、ブルー、イエロー
  • 付属品 アダプター、USB Type-Cケーブル、SIM取り出しツール、保護ケース、クイックスタートガイド 、保証書
  • SIMカード nano SIM(デュアルSIM)

対応バンド:POCO X5 Pro 5G

POCO X5 Pro 5Gは5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
  • 4G: LTE FDD: Band 1/2/3/4/5/7/8/20/28/66(60MHz) 4G: LTE TDD: Band 38/40/41
  • 3G: WCDMA: Band 1/2/4/5/8
  • 2G: GSM: 850/900/1800/1900MHz

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78
  • 4G: B1/3/28
  • プラチナバンド: 非対応 (B19非対応)
  • (3G: B1/8 対応 ※停波予定)

ドコモ回線ならahamoがおすすめ! → ahamoについての記事を読む

au:

  • 5G: n77/78
  • 4G: B1/3/28/41
  • プラチナバンド: 非対応 (B18/26非対応)
  • (3G: 実質サービス終了)

au回線ならpovoがおすすめ! → povoについての記事を読む

ソフトバンク:

  • 5G: n77
  • 4G: B1/3/8/28/41
  • プラチナバンド: B8 対応
  • (3G: B1/8 対応 ※停波予定)

ソフトバンク回線ならLINEMOがおすすめ! → LINEMOについての記事を読む

楽天モバイル:

  • 5G: n77
  • 4G: B3/28 (パートナー回線 B18/26 非対応)
  • プラチナバンド: B28 対応 (パートナー回線 B18/26 非対応)
  • (3G: サービスなし)

楽天モバイル回線についてはこちらで紹介! → 楽天モバイルについての記事を読む

結論

この端末は、ソフトバンク回線に対して、主要な4G/5GバンドおよびプラチナバンドB8に対応しており、比較的良好な利用が期待できます。

ドコモおよびau回線については、一部の主要4G/5Gバンドに対応していますが、それぞれの重要なプラチナバンド(ドコモB19、au B18/26)に対応していません。このため、特に郊外や屋内など、電波の届きにくい場所での接続性が劣る可能性があります。

楽天モバイル回線については、自社網の主要バンド(4G B3、5G n77)には対応していますが、エリアカバーを補完するパートナー回線(auローミング)の主要バンド(B18/26)に対応していません。これにより、楽天モバイルの自社エリア外では通信ができない、または非常に不安定になる可能性が高いです。

3G(WCDMA)はドコモとソフトバンクのB1/8に対応していますが、各社ともサービスの終了を予定しているため、重要度は低いです。auの3Gは既に終了しています。GSM(2G)は日本では利用できません。

総合的に見て、この端末はソフトバンク回線での利用が最も適していると考えられます。ドコモ、au回線では利用エリアを選ぶ必要があり、楽天モバイル回線での利用は、主に楽天モバイルの自社エリア内に限られます。

なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

POCO X5 Pro 5Gの評価

POCO X5 Pro 5G」の評価を紹介します。

  • スペック:★★★★★
  • 通信:★★★★★
  • 機能:★★★★
  • デザイン:★★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★★★

<総合評価>

2022年3月に発売された「POCO X4 Pro 5G」の後継モデルになります。プロセッサはQualcomm Snapdragon 695 5GからSnapdragon 778G 5Gに変更し、Antutuベンチマーク総合で約52万を記録。OSはAndroid 11ベースからAndroid 13ベースのMIUI 14 for POCOにアップグレードされています。

また、6GB / 8GB LPDDR4Xメモリ搭載でメモリ拡張機能に対応。+5GB分増やすことが可能で、最大11GB/13GBまで拡張できます。

そのほか、通信面では新たにWi-Fi 6に対応。従来モデルと同様に Z軸リニアモーターやリフレッシュレート 120Hzにも対応しています。

POCO X5 Pro 5G」の発売時の価格はUS $219.00(日本円で約2万9千円ほど)。このスペックでこの価格はかなり衝撃的。これ以上コスパの高いスマホは出ないかもしれません。コスパの高い超高性能なスマホを探している人におすすめです。

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「POCO X5 5G」も発売中!

スタンダード版でSnapdragon 695 5G搭載の「POCO X5 5G」も発売中です。

「POCO X5 5G」のAntutuベンチマーク

AnTuTu総合で「408040」、CPUで「123714」、GPUで「100939」、MEMで「73126」、UXで「110261」。

<CPU> Qualcomm Snapdragon 695 5G

※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。

「POCO X5 5G」のスペック

  • ディスプレイ 6.67インチ、1080 x 2400 pxのAMOLED
    ※FHD+/20:9/395 ppi/最大輝度900 nits/コントラスト比 5,000,000:1/DCI-P3 100%/HDR 10+/10 bitカラー/10.7億色/Corning Gorilla Glass 5/サンライトモード/リーディングモード/Dolby VISON
  • リフレッシュレート 120Hz
  • タッチサンプリングレート 240Hz
  • プロセッサ Qualcomm Snapdragon 695 5G
  • GPU Adreno A619
  • RAM(メモリ) 6GB / 8GB LPDDR4X
  • 拡張メモリ +5GBで最大13GBまで (Dynamic RAM expansion 3.0)
  • ストレージ 128GB / 256GB UFS 2.2
  • バッテリー 5000 mAh
  • 駆動時間 スタンバイで14日間、通話で28時間、読書で21時間、ローカルビデオ再生で20時間
  • 充電 67W急速充電 (PD3.0, QC3+)
  • 背面カメラ 108MP+8MP+2MP
  • 前面カメラ 16MP
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 (A2DP, LE)、GPS (GPS, GLONASS, Beidou, GALILEO)
  • NFC&Google Pay 対応
  • インターフェース USB 3.1 Type-C (OTG)
  • センサー 近接センサー、環境光センサー、加速度計、電子コンパス、IRブラスタ、ジャイロスコープ
  • スピーカーデュアルスピーカー (ハイレゾオーディオ認証)
  • オーディオ Dolby ATOMS対応
  • 防水 IP53
  • 振動 Z軸リニアモーター
  • 赤外線ブラスター 対応
  • 生体認証 サイド指紋認証、AI顔認証
  • OS Android 13, MIUI 14 for POCO
  • サイズ 162.91 x 76.03 x 7.9 mm
  • 重量 181 g
  • カラー ブラック、ブルー、イエロー

POCO X5 5Gの価格・購入先

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POCO X5 Pro 5Gの価格・購入先

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AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

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