OPPO Reno7 Aを徹底検証レビュー!使って分かったメリット・デメリット

OPPO Reno7 A 外観
2022年6月の発売以来、その洗練されたデザインとバランスの取れた性能でロングセラーとなっている「OPPO Reno7 A」。薄型軽量ボディに「システム劣化防止機能」を搭載し、長く快適に使えるスマートフォンとして注目を集め続けています。

このレビューでは、OPPO Reno7 Aを実際に使用してわかった、CPU性能やゲーム性能、ディスプレイ性能、バッテリー持ちといったメリット・デメリットを徹底検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

OPPO Reno7 A の長所(Pros):

  • 薄さ約7.6mm、軽さ約175gの圧倒的な携帯性と美しい「OPPO Glow」デザイン
  • 有機ELディスプレイ採用による鮮やかな映像美
  • IP68防水防塵・おサイフケータイ対応の「全部入り」安心仕様
  • 物理SIM+eSIMのデュアル運用が可能で通信の自由度が高い

OPPO Reno7 A の短所(Cons):

  • 重い3Dゲーム(原神など)を高画質で遊ぶにはスペック不足
  • モノラルスピーカーのため動画視聴時の臨場感に欠ける
  • 動画撮影性能が4K非対応など前モデルからスペックダウンした部分も

総合評価:

OPPO Reno7 Aは、重いゲームをプレイしないライト〜ミドルユーザーにとって、まさに「最適解」と言える一台です。SIMフリー機も用意し、日常のブラウジングやSNS、有機ELディスプレイで動画視聴を快適にこなすスペックと、長時間持っていても疲れない薄型軽量ボディ、そして日本市場で必須のおサイフケータイ機能を完備しており、メイン機としてはもちろん、コスパ重視のサブ機としても強くおすすめできます。

この記事で分かること

  1. メリット: 薄型軽量ボディ、OPPO Glow、有機ELディスプレイ、システム劣化防止機能、eSIM 使える
  2. デメリット: ゲーム性能の限界、モノラルスピーカー、動画撮影性能、ワイヤレス充電、SDカード排他仕様
  3. ベンチマーク: Antutuスコア、Snapdragon 695 5G、Geekbench、Reno A後継機との比較
  4. ゲーム性能: 原神、PUBG、崩壊:スターレイル、崩壊3rd、フレームレート(fps)実測
  5. 口コミ情報: デザインの評判、バッテリー持ち、発熱、画面内認証
  6. スペック: サイズ、重量、バッテリー容量、対応バンド、5G、4G、OPG04(au版)
  7. 評価: 5段階評価、総評、おすすめユーザー
  8. 価格: 購入先、Amazon、楽天、中古、SIMフリー版の価格

この記事を最後まで読むことで、「OPPO Reno7 A」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ: OPPO Reno7 A | オウガ・ジャパン

検証してわかったOPPO Reno7 Aの魅力(メリット)

OPPO Reno7 A ディスプレイ

ここでは、実際に「OPPO Reno7 A」をじっくり使い込んでみて感じた、具体的な魅力について書いていきます。前モデルからの進化点や、日々の生活で役立つ機能を中心にレビューします。

有機ELディスプレイで動画視聴が快適に

ディスプレイに関しては、Reno5 Aの液晶から有機EL(AMOLED)へと大きな進化を遂げています。約6.4インチの画面はFHD+(2400×1080)解像度で、黒色が引き締まった鮮やかな映像を楽しめます。実際にYouTubeで高画質のMVを見たり、Amazon Prime Videoで映画を鑑賞したりしましたが、色彩の豊かさとコントラストの高さに感動しました。

リフレッシュレートは最大90Hzに対応しており、ブラウジングやSNSのスクロールも非常に滑らかです。Twitter(現X)のタイムラインを流し見する際も残像感が少なく、目が疲れにくい印象を受けました。画面占有率も89.4%と高く、没入感のあるコンテンツ体験が可能です。

36ヶ月続くサクサク感と安心のバッテリー持ち

OPPO Reno7 A 前面と背面

この機種のコンセプトである「ときめき、長持ち。」を支える機能として、注目すべきは「システム劣化防止機能」です。メモリ圧縮方式の変更などにより、36ヶ月間使い続けてもシステムの劣化を5%以内に抑えるといいます。実際にアプリの起動や切り替えを行ってもモタつきを感じることは少なく、この快適さが長期間続くというのは、スマホを長く愛用したいユーザーにとって大きなメリットになるはずです。

バッテリー容量も4,500mAhへと増量され、Reno5 Aの4,000mAhから大幅にアップしました。実際に朝から晩まで、SNSチェックやWeb検索、音楽ストリーミングなどを普通に使っていても、夜帰宅する時点でバッテリー残量には十分な余裕がありました。18Wの急速充電にも対応しているため、万が一のバッテリー切れでも短時間でリカバリーできる安心感があります。

eSIM対応で海外旅行やデュアルSIM運用も自由自在

通信周りでの大きなメリットは、nanoSIMに加えてeSIMに対応している点です。物理的なSIMカードを差し替える手間なく、オンラインで契約情報を書き込めるため、例えば海外旅行の際に現地のデータ通信プランを「eSIM 海外」用として追加したり、楽天モバイルなどのサブ回線を「eSIM 追加できない」といったトラブルなくスムーズに導入したりすることが可能です。

もちろんSIMフリーモデルだけでなく、au(OPG04)やUQ mobile、Y!mobile版でもeSIMに対応しており、物理SIMと組み合わせたデュアルSIM(DSDV)運用が容易です。仕事用とプライベート用で電話番号を分けたり、通信障害時のバックアップ回線を確保したりと、「eSIM 2枚」運用のような柔軟な使い方ができるのは、現代のスマホライフにおいて非常に便利だと感じました。

質感と携帯性が劇的進化!「OPPO Glow」の美しさ

OPPO Reno7 A 背面のデザイン

パッケージを開けて本体を手にした瞬間、その薄さと軽さに驚きを隠せませんでした。厚さは約7.6mm、重量は約175gと、前モデルの「OPPO Reno5 A」と比較して約0.6mm薄く、約7gも軽量化されています。数値上の違い以上に、角張ったスクエアなデザインが手にしっかりとフィットし、長時間持っていても疲れにくいのが嬉しいポイントです。ポケットに入れた際の収まりも良く、携帯性は確実に向上しています。

また、背面には独自の加工技術「OPPO Glow(オッポ グロウ)」が採用されています。星空のような繊細な輝きがありながら、触り心地はサラサラとしたマットな質感で、指紋や汚れがほとんど目立ちません。ケースを付けずに裸で持ち歩きたくなるほどの上品な仕上がりで、所有欲を満たしてくれるデザインだと感じました。

まとめ:メリット

  • 薄型軽量ボディ: 厚さ約7.6mm、重さ約175gで、Reno5 Aよりも薄く軽くなり、持ちやすさが大幅に向上。
  • 洗練されたデザイン: 「OPPO Glow」加工により、指紋が目立ちにくく高級感のあるマットな質感を実現。
  • 有機ELディスプレイ: 鮮やかな発色と引き締まった黒表現が可能になり、動画視聴の没入感が高い。
  • 90Hzリフレッシュレート: ブラウジングやSNSのスクロールが滑らかで快適。
  • 長寿命バッテリー: 4,500mAhの大容量バッテリーを搭載し、Reno5 A(4,000mAh)から容量アップ。1日安心して使える。
  • システム劣化防止: 36ヶ月間使ってもサクサク感が続くシステム劣化防止機能を搭載し、長期利用への配慮がある。
  • eSIM対応: 物理SIMとeSIMのデュアル運用が可能で、海外利用やサブ回線の導入が非常にスムーズ。
  • 全部入り機能: 防水・防塵(IP68)やおサイフケータイに対応し、日常使いに隙がない。

検証してわかったOPPO Reno7 Aの欠点(デメリット)

OPPO Reno7 A 背面

ここでは、実際に「OPPO Reno7 A」をメイン機として使ってみて感じた、スペック表だけでは見えてこない「惜しい」と感じたポイントやデメリットについて、包み隠さず書いていきます。購入前に必ず知っておくべき注意点として参考にしてください。

重いゲームには不向きな「ゲーム性能」

普段使いのアプリやSNSの閲覧はサクサク動きますが、ゲーム性能に関しては限界を感じる場面がありました。搭載されているSnapdragon 695 5Gはミドルレンジ向けのチップであり、Antutu V9 ベンチマークスコアは約38万点ほどです。実際に人気のオープンワールドRPG「原神」をプレイしてみましたが、画質設定を「低」に落とせば遊べるものの、高画質設定にするとフレームレートが低下し、戦闘シーンなどでカクつきが発生しました。

また、リズムゲームの「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(プロセカ)」のようなタイミングがシビアなゲームも、軽量設定なら問題ありませんが、最高画質でのプレイは厳しい印象です。ゲーミング性能を重視して、最新の重い3Dゲームを最高設定で快適に遊びたいという方には、正直なところ力不足を感じるかもしれません。

動画視聴で気になる「モノラルスピーカー」

約6.4インチの有機ELディスプレイは非常に美しいのですが、内蔵スピーカーが「モノラル」である点は非常に残念でした。YouTubeやAmazon Prime Videoなどで映画やミュージックビデオを横画面で視聴する際、音が片側のスピーカーからしか出ないため、どうしても音の広がりや臨場感に欠けてしまいます。前モデルからの進化を期待していたポイントだっただけに、ステレオスピーカー非搭載は惜しいと感じました。

ただし、イヤホンジャックが搭載されているのは救いです。音質にこだわりたい時やゲームプレイ時は、有線のイヤホンやヘッドホンを使うのが正解でしょう。Bluetooth接続でもaptX HDやLDACといった高音質コーデックに対応しているので、ワイヤレスイヤホン派の人でも高音質を楽しむことは可能です。

カメラの動画性能とハードウェアの制約

OPPO Reno7 A カメラ

カメラ機能についても、動画撮影に関してはスペックダウンしている部分があります。前モデルのReno5 Aでは4K動画の撮影が可能でしたが、Reno7 Aでは最大1080P/30fpsまでの対応となってしまいました。Vlogなどで高画質な動画を残したいと考えている人にとっては、物足りなさを感じるスペックです。また、手ブレ補正についても、激しく動くシーンでは補正しきれない場面が見受けられました。

ハードウェア面では、「ワイヤレス充電」に非対応である点がデメリットとして挙げられます。置くだけ充電に慣れていると、毎回ケーブルを挿すのが手間に感じることがあるかもしれません。また、「SDカードスロット」は搭載されていますが、SIMカードスロット2との排他利用となっています。物理SIMカードを2枚挿してデュアルSIM運用をする場合、microSDカードは使えなくなるため注意が必要です(eSIMと物理SIMの組み合わせならmicroSDカードも併用可能です)。

まとめ:デメリット

  • ゲーム性能の限界: Antutu V9 総合スコアが約38万点程度で、「原神」などの重い3Dゲームを高画質でプレイするには不向き。
  • モノラルスピーカー: 動画視聴時に音の広がりや迫力に欠け、没入感が削がれる。
  • 動画撮影は4K非対応: 最大1080P/30fpsまでしか撮影できず、Reno5 Aからスペックダウンしている。
  • ワイヤレス充電非対応: 置くだけ充電には対応していないため、ケーブル接続が必須。
  • SDカードスロットは排他仕様: 物理SIM2枚との同時使用ができず、SIM2スロットかSDカードかの二者択一になる(eSIM利用時は併用可)。
  • 充電器が別売り: パッケージにACアダプターやケーブルが同梱されていないため、別途用意する必要がある。

Antutuベンチマーク

OPPO Reno7 Aは、プロセッサーにQualcomm製の「Snapdragon 695 5G」を採用しています。これは6nmプロセスで製造されたオクタコアCPU(Kryo 660、最大2.2GHz)と、GPUに「Adreno 619」を組み合わせたミドルレンジ向けのSoCです。前世代のSnapdragon 690と比較すると、CPU性能は約15%、GPU性能は約30%向上しているとされており、省電力性とパフォーマンスのバランスを重視した構成になっています。メモリ(RAM)は6GBを搭載しており、一般的なアプリの動作には十分な容量を確保しています。

Antutuベンチマークは以下のようになっています。

Antutu バージョン 9

例1: Antutu V9.4.0 総合で「382147」、CPUで「118672」、GPUで「98534」、MEMで「60562」、UXで「104379」

例2: Antutu V9.5.2 総合で「379090」、CPUで「119268」、GPUで「96700」、MEMで「60394」、UXで「102728」

これをAntutu V10 ベンチマークスコアに換算すると、約44万点になります。

その他のベンチマーク結果

Geekbench 5.4.4

  • シングルコア: 661
  • マルチコア: 1845

3DMark Sling Shot Extreme – OpenGL ES 3.1

  • 総合スコア (Overall score): 2 902
  • グラフィックスコア (Graphics score): 2 797
  • 物理演算スコア (Physics score): 3 339

Snapdragon 695 5G性能を比較

OPPO Reno7 Aが搭載するSnapdragon 695 5G プロセッサの性能を他のCPUと比較してみました。

CPU ランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu 64万
  2. Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:60万
  3. MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:59万
  4. Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
  5. Dimensity 6300 (OPPO A3 5G)・・・Antutu:44万
  6. Snapdragon 695 5G (OPPO Reno7 A / Reno9 A)・・・Antutu:44万
  7. MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
  8. Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu:38万
  9. Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万
  10. MediaTek Helio G35 (OPPO A77)・・・Antutu:15万

比較からわかること

ここから、Snapdragon 695 5Gは現在の市場において「ミドルレンジ(中級)」のスタンダードな性能帯に位置していることがわかります。最新の上位機種(後継機)であるOPPO Reno13 AReno11 Aと比較すると、スコアには15万〜20万点ほどの開きがあり、最新の重い3Dゲームなどをプレイする際には世代なりの性能差を感じる場面があるでしょう。しかし、エントリーモデル向けのHelioシリーズなどと比較すれば、依然として2倍以上のスコア差をつけており、Web閲覧やSNS、動画視聴といった普段使いでは十分に快適な動作が見込めます。

また、後継機であるOPPO Reno9 Aと同じチップセットを搭載している点や、現行のミドルローモデルであるDimensity 6300と同等のスコアである点は注目に値します。発売から時間は経過していますが、極端に性能が陳腐化しているわけではなく、日常的な用途であれば現行のスタンダードモデルと比べても遜色なく使えるコストパフォーマンスの高さがうかがえます。

ゲーム性能をレビュー! OPPO Reno7 Aで人気ゲームは快適に動作するか?

ここでは、OPPO Reno7 Aに搭載されているプロセッサー「Snapdragon 695 5G」が、実際のゲームプレイにおいてどの程度のパフォーマンスを発揮するのかを検証していきます。Antutuスコアだけでは分からない、実際の操作感やフレームレート(FPS)の推移を、具体的な人気タイトルをプレイして確認しました。

原神:設定次第で遊べるが割り切りが必要

まずは重量級タイトルの代表格であるオープンワールドRPG「原神」から検証しました。正直なところ、初期設定のままでは動作が重く感じられます。画質設定を「最低」まで落とし、フレームレート設定を「60」にしてようやく、フィールド移動時に 35〜45FPS 程度で推移するといった挙動です。

戦闘シーンで元素スキルや爆発のエフェクトが重なるとGPUへの負荷が高まり、25〜30FPS 付近までフレームレートが低下しました。特に「スメール」や「フォンテーヌ」といった描画負荷の高いエリアに入ると、視点移動時にスタッター(一瞬のカクつき)が頻発します。この端末でストレスなく冒険を進めるには、フレームレートを「30」に固定し、負荷を安定させるのが最も現実的な設定だと感じました。

PUBG MOBILE:設定を詰めれば非常に快適

バトルロイヤルシューティングの「PUBG MOBILE」では、原神とは打って変わって安定したプレイが可能でした。画質設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ」に設定することで、この端末での上限値である 40FPS 付近に張り付き、非常に滑らかな動作を実現できます。

実際に建物が密集する激戦区へパラシュート降下したり、スモークが焚かれる混戦状態になったりしても、急激なフレームレートの低下はほとんど感じられませんでした。エイムや索敵もスムーズに行えます。ただし、画質を「HD」に上げてしまうとフレームレートの上限が 30FPS に制限される仕様となっているため、勝率を上げるなら画質よりもフレームレート優先の設定をおすすめします。

崩壊:スターレイル:30FPS運用が基本ライン

続いて、スペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイしました。ターン制バトルなのでアクションほどの俊敏さは求められませんが、快適に遊ぶには画質設定を「低」または「非常に低い」にし、フレームレートを 30FPS に設定するのが基本となります。この設定であれば、必殺技の派手なカットイン演出も大きく崩れることなく楽しめます。

欲張ってフレームレートを60FPS設定にしてみたところ、狭い通路などでは滑らかですが、「仙舟・羅浮」のような広大なマップを探索する際や、戦闘エフェクトが重なる場面では 40FPS 前後まで大きく数値が変動しました。また、高負荷状態が続くと端末背面の発熱が早まり、動作が徐々に緩慢になる傾向が見られたため、やはり30FPSでの運用が推奨されます。

崩壊3rd:アクションパートは設定調整が必須

ハイスピードなコンボアクションが魅力の「崩壊3rd」では、画質設定を「標準」または「流暢」にすることで、通常の戦闘パート中は 40〜50FPS 程度で動作します。コンボを繋いでいる最中は比較的スムーズで、爽快感を損なうことはありませんが、必殺技で派手なエフェクトが画面を覆うと一瞬の処理落ちを感じることがあります。

特に注意が必要なのは「後崩壊書」のようなオープンワールドパートです。ここは描画負荷が非常に高く、Snapdragon 695のGPU性能(Adreno 619)では処理が追いつかない場面があり、30FPS を割り込むことが頻発しました。アクションの快適さを維持するためには、エフェクト設定を「Low」に抑えるなど、見た目よりもパフォーマンスを優先する設定調整が必要です。

アスファルト9:Legends:安定感はあるが60FPSは不可

最後に、アーケードレーシングゲーム「アスファルト9:Legends」を試走しました。グラフィック設定を「標準」にした状態で、30FPS 前後で安定して走行できます。多くのミドルレンジ端末と同様に、この機種でも60FPSオプションは選択できない、あるいは選択しても維持できない挙動となりますが、レースゲームとしての楽しさは十分に味わえます。

ニトロを使った急加速や、ライバル車との激しいクラッシュ演出、破壊オブジェクトが飛び散るシーンでも、大きくコマ落ちすることは稀でした。物理演算処理にはある程度の余裕があるようで、車の挙動や衝突時の破片処理などで極端なラグが発生することはありません。カジュアルにレースを楽しむ分には十分な動作と言えるでしょう。

まとめ:ゲーム性能

検証の結果、OPPO Reno7 Aに搭載されているSnapdragon 695 5G(Antutu V10換算で約44万点)は、ミドルレンジ帯として標準的なゲーム性能を持っていることがわかりました。2Dゲームや軽量な3Dゲームは問題なく快適に動作しますが、「原神」や「崩壊:スターレイル」のような重量級タイトルにおいては、GPU性能がボトルネックとなりがちです。

これらの重いゲームを遊ぶ場合は、画質設定を「最低」や「低」に落とし、フレームレートを30FPSに固定するといった工夫をすることで、プレイ可能なレベルに安定させることができます。一方で、PUBGのようなFPS系ゲームでは、画質を落としてフレームレートを優先する設定にすれば、対戦に支障のない快適な環境を作ることが可能です。ガチゲーマーには物足りない可能性がありますが、設定次第で多くのゲームを楽しめるポテンシャルは持っています。

OPPO Reno7 A の口コミ情報 まとめ

ここでは、実際にOPPO Reno7 Aを使用したユーザーから寄せられた、具体的な使用感や評価の声を項目ごとに整理する。カタログスペックだけでは分からない細かな挙動や、長期使用による変化など、現場のリアルな情報をまとめた。

デザインと耐久性

  • 背面の「OPPO Glow」加工はサラサラとしており、指紋や皮脂汚れが全く目立たずケースなしでも扱いやすい質感である。
  • 側面が角張ったフラットな形状に変更されたため、手への収まりは良いが、長時間持つと角が当たって痛いと感じる場合がある。
  • 電源ボタンと音量ボタンが左右の対面に配置されているため、端末を掴む際やポケットに入れる際に誤って同時押ししてしまい、意図しないスクリーンショットが撮れてしまうことが多い。
  • 背面カメラユニットが出っ張っているため、机に置くとガタつくが、付属のケースを装着することでフラットになり気にならなくなる。
  • 最初から貼られている保護フィルムはありがたいが、静電気を帯びやすくホコリが吸着しやすい点は気になる。

ディスプレイ

  • 有機EL特有の発色の良さがあり、黒が引き締まって見えるため動画や写真が綺麗に表示される。
  • 室内では十分綺麗だが、晴天時の屋外など直射日光下では輝度が不足しており、画面が見えにくくなる。
  • 長期間使用している個体では、有機EL特有の画面焼けが発生してしまうケースが見受けられる。
  • 画面、あるいは初期貼付フィルムの性質上、静電気等でホコリが吸着しやすく、拭いてもなかなか取れにくい。
  • 有機ELに期待していたものの、以前使用していた液晶モデル(TFT)の方が自然で綺麗だと感じる場合もある。

パフォーマンス

  • ブラウジングやSNS、動画視聴といった日常的な動作は非常にスムーズで、ミドルレンジとしては十分なレスポンスを維持している。
  • 使用開始から1年以上経過すると、LINEアプリの起動に数秒かかるなど、全体的にもっさりとした挙動になる場合がある。
  • Chromeブラウザでのベンチマークスコアが他のブラウザに比べて低く出る現象があり、Web閲覧時に若干の引っかかりを感じることがあったが、アップデートにより改善傾向にある。
  • タスクキル(バックグラウンドアプリの強制終了)が激しく、アプリを切り替えると再読み込みが発生することが多い。

カメラ性能

  • 明るい日中の屋外撮影では、AI補正により鮮やかで映える写真が簡単に撮れる。
  • 暗所や夜景撮影ではノイズが目立ちやすく、ディテールが潰れてしまい画質が著しく低下する。
  • AIによる色味補正が強く、植物などが造花のように不自然な色合いになることがある。
  • 動画撮影時の手ブレ補正は効きが甘く、歩き撮りなどでは揺れが目立つ。

バッテリー

  • 一般的な使用頻度であれば1日は余裕で持ち、ライトユーザーなら2日以上持つ場合もあるなど、スタミナ性能は高い。
  • Bluetooth機器を常時接続したり、高負荷な処理を行ったりするとバッテリー消費が激しくなり、みるみる減っていく。
  • 長期間使用しているとバッテリーの劣化を感じやすく、購入当初より持ちが悪くなったと感じるケースがある。
  • 急速充電は18Wまで対応しているが、近年の急速充電(30W以上など)に慣れていると充電速度が遅く感じる。

オーディオと通信性能

  • スピーカーはモノラル仕様であり、音楽鑑賞や映画視聴には音の広がりや迫力が物足りないと感じるユーザーが多い。
  • 音質自体は可もなく不可もなくといった評価だが、端末下部にしかスピーカーがないため、横持ち時に手で塞いでしまいやすいという指摘もある。
  • 3.5mmイヤホンジャックが搭載されており、有線イヤホンを使用することで音質の不満を解消できる点は評価されている。
  • Bluetooth接続周りに不安定な挙動が見られ、イヤホンやスマートウォッチとの接続が頻繁に切れたり、再ペアリングが必要になることがある。
  • au回線の5G SIMカードにおいて、対応機種が限られる「05」タイプでも問題なく使用できる点はauユーザーにとってメリットである。
  • Wi-Fiテザリングがうまくできない、あるいは特定の機器(Chromebookなど)との相性が悪い場合がある。

OSと機能

  • OPPO独自のColorOSは慣れが必要だが、ジェスチャー機能やカスタマイズ性が高く使いこなせば便利である。
  • キャリア版(特にワイモバイル版や楽天モバイル版)ではAndroid OSのメジャーアップデートが来ない、あるいは遅いことがあり、長く使う上で不安要素となる。
  • 通知が来ても画面が点灯しない設定にしているのに点灯してしまうなど、通知周りの挙動にバグや不安定さを感じることがある。
  • 特定のアプリ(認証系やポイントアプリなど)でログインできない、反応しないといった相性問題が発生することがある。
  • おサイフケータイ(FeliCa)の感度が良く、改札やレジでの反応がスムーズである。
  • 画面内指紋認証センサーの位置が画面の下すぎる場所にあり、片手操作時に親指を無理に曲げる必要がありやや押しづらい。

OPPO Reno7 Aのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 約6.4インチ、解像度2400 x 1080 ドットの有機EL(AMOLED) ※409PPI / 画面占有率 89.4% / FHD+ / 1677万色(8ビット) / 色域: ブリリアント 100% DCI-P3・136% sRGB / 最大輝度 600nit / ガラス DT star2
  • リフレッシュレート: 最大90Hz
  • タッチサンプリングレート: 最大180Hz
  • プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 695 5G オクタコア
  • GPU: Qualcomm Adreno A619
  • RAM(メモリ): 6GB LPDDR4x ※仮想メモリで最大11GBまで拡張可
  • ストレージ: 128GB UFS 2.2
  • 外部ストレージ: microSDXCカードで最大1TBまで
  • バッテリー: 4500 mAh ※システム劣化防止機能(36ヶ月使用でも5%以内の劣化率)
  • 駆動時間: ビデオ再生で最大20時間、オーディオ再生で最大39時間
  • 充電: 18W急速充電・PD2.0対応(約30分で40%まで回復)
  • 背面カメラ: 48MP(広角)+8MP(超広角)+2MP(マクロ)
  • 前面カメラ: 16MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.1、GNSS(GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS)
  • NFC&おサイフケータイ: 対応
  • インターフェース: USB Type-C 2.0 (OTG)、3.5mmイヤホンジャック
  • センサー: 地磁気センサー、近接センサー、光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、重力センサー、ステップカウント機能対応
  • スピーカー: モノラルスピーカー
  • 生体認証: ディスプレイ指紋認証、顔認証
  • 防水防塵: IPX8・IP6X
  • OS: Android 11ベースのColorOS 12
  • サイズ: 縦: 約159.7mm x 横: 約73.4mm x 厚さ: 約7.6mm
  • 重量: 約175g
  • カラー: スターリーブラック、ドリームブルー
  • 付属品: SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1
  • SIMカード: nanoSIM、eSIM
  • 対応バンド: ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応
    5G: n3/n28/n41/n77/n78
    4G: LTE FDD Band 1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28 TD-LTE Band 38/40/41/42
    3G: UMTS(WCDMA) Band 1/4/5/6/8/19
    2G: GSM 850/900/1800/1900MHz

OPPO Reno7 Aの評価

8つの基準で「OPPO Reno7 A」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★☆

有機ELディスプレイの採用で黒が引き締まり、発色が非常に鮮やかになりました。ただし、直射日光下では輝度不足を感じる場面があるため、屋外での視認性はあと一歩です。

スペック:★★★☆☆

Snapdragon 695 5Gは普段使いには十分ですが、重い3Dゲームには力不足です。前モデルから劇的な性能向上はなく、ミドルレンジとして標準的な性能に留まります。

耐久性:★★★★★

IP68相当の最高クラスの防水・防塵性能を備えており、水回りでも安心して使えます。さらに、システム劣化防止機能により、長期間使用しても動作が重くなりにくい設計は高評価です。

デザイン:★★★★★

「OPPO Glow」加工によるマットで上品な質感と、指紋が目立たない背面が秀逸です。約7.6mmの薄さと約175gの軽さは、持った瞬間に感動するレベルの携帯性を実現しています。

通信:★★★★☆

5G対応に加え、物理SIMとeSIMのデュアル運用が可能で、海外利用やサブ回線の導入もスムーズです。Wi-Fiテザリングで一部相性問題の報告があるものの、柔軟な運用が可能です。

機能:★★★☆☆

おサイフケータイや顔・指紋認証など必須機能は網羅していますが、モノラルスピーカーやワイヤレス充電非対応といったハードウェア面でのコストカットが見え隠れします。

使いやすさ:★★★★☆

軽量で持ちやすく、ColorOSの豊富なカスタマイズ機能も便利です。ただ、電源ボタンと音量ボタンの配置や、画面内指紋認証の位置が低すぎる点には慣れが必要です。

価格:★★★★★

発売時の価格も手頃でしたが、MVNOのセールなどを利用すれば非常に安価に入手可能です。機能とデザインのバランスを考えれば、コストパフォーマンスは間違いなく最強クラスです。

総評:★★★★☆

薄型軽量ボディと有機ELが生む「日常の快適さ」

OPPO Reno7 Aの最大の魅力は、前モデルから大きく進化した携帯性とデザインにあります。厚さ約7.6mm、重さ約175gというスリムなボディは、長時間持っていても疲れにくく、ポケットへの収まりも抜群です。背面の「OPPO Glow」加工は、星空のような輝きとサラサラとした手触りを両立させ、所有する喜びを感じさせてくれます。

また、液晶から有機EL(AMOLED)に変更されたディスプレイは、動画や写真を鮮やかに映し出し、没入感を高めています。リフレッシュレート90Hzによる滑らかなスクロール操作や、IP68の防水・防塵、おサイフケータイ対応といった「全部入り」の安心感は、日本のユーザーにとって非常に魅力的です。システム劣化防止機能や4,500mAhへのバッテリー増量は、一つの端末を長く大切に使いたいというニーズにしっかり応えています。

スペックは「必要十分」。ゲームや音質には割り切りが必要

一方で、購入前に理解しておくべきデメリットも明確です。搭載されているSnapdragon 695 5Gは、WEB閲覧やSNSには十分ですが、「原神」などの重い3Dゲームを快適に遊ぶにはスペック不足です。また、スピーカーがモノラルである点は、大画面での動画視聴体験において没入感を削ぐ要因となり、音質重視のユーザーには惜しいポイントです。動画撮影性能も4K非対応となり、Vlog用途などには向きません。

「ときめき、長持ち」は本当か?長く付き合える一台

結論として、OPPO Reno7 Aは「重いゲームはしないけれど、日常使いでストレスを感じたくない」「デザインが良く、バッテリー持ちの良いスマホを長く使いたい」というライト〜ミドルユーザーに最適な一台です。特に、初めてのスマホや、コスパ重視でサブ機を探している方にとっては、これ以上ない選択肢となるでしょう。eSIMを活用したデュアルSIM運用など、玄人好みの使い方もできるため、幅広い層におすすめできる完成度の高いスマートフォンです。

OPPO Reno7 Aの価格・購入先

※価格は2025/12/04に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで24,500円 (税込・SIMフリー)、
  • 楽天市場で14,800円 (送料無料・中古・SIMフリー)、
  • ヤフーショッピングで39,800 円 (中古・SIMフリー)、

で販売されています。

Amazonで「OPPO Reno7 A」をチェックする

楽天市場で「OPPO Reno7 A」をチェックする

ヤフーショッピングで「OPPO Reno7 A」をチェックする

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