
2024年12月12日に発売された「OPPO A3 5G」は、「落としても壊れにくい」頑丈設計で、「ヌルヌルの大画面でコスパも高い」と評判です。
このレビューでは、OPPO A3 5Gが日々の過酷な使用環境でどれほど頼りになるのか、前モデル「OPPO A79 5G」から何が進化し、何がトレードオフとなったのか、その実力を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
OPPO A3 5G の長所(Pros):
- MIL規格&SGS認証の圧倒的な耐衝撃性能と水濡れに強いスプラッシュタッチ
- 5,100mAhの大容量バッテリーとわずか30分で約50%回復する45W急速充電
- 最大120Hzのリフレッシュレートと1,000nitの高輝度で見やすいディスプレイ
- おサイフケータイやマイナンバー機能など日本向け機能の充実
OPPO A3 5G の短所(Cons):
- 画面解像度がフルHD+からHD+へスペックダウン
- スピーカーがステレオではなくモノラル仕様
- 超広角カメラが非搭載で画角のバリエーションが少ない
総合評価:
OPPO A3 5Gは、画質や音響といったエンタメ性能を必要十分なレベルに留めつつ、「壊れにくさ」「バッテリー持ち」「使いやすさ」というスマホの根源的な実用性を極限まで高めた一台です。特に、スマホをよく落としてしまう方や、水回りで使う機会が多い方、そして充電のストレスから解放されたい方にとっては、これ以上ないほどコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
<この記事で分かること>
- デザインと耐久性: MIL規格, SGS認証, 薄型軽量, 耐衝撃性能, スプラッシュタッチ, 持ちやすさ, 防水防塵, 付属品, ケース
- ディスプレイと操作性: 120Hzリフレッシュレート, 1000nit最大輝度, 液晶ディスプレイ, HD+画質, アイコンフォートモード, タッチ感度
- パフォーマンス: MediaTek Dimensity 6300, Antutuベンチマークスコア, CPU性能比較(reno11a、reno9a 比較), アプリの動作速度, RAM拡張, 動作が遅いか
- ゲーム性能: 原神, PUBG MOBILE, 人気ゲーム, フレームレート計測, ゲーミング性能
- カメラ性能: 5000万画素メインカメラ, ポートレートモード, AIビューティー, 夜景モード, アウト/イン同時動画撮影
- バッテリー: 5100mAh容量, 45W SUPERVOOC急速充電, 電池持ち検証, リバースチャージ, 充電時間
- オーディオと通信性能: モノラルスピーカー, ウルトラボリュームモード, イヤホンジャック, 5G通信, eSIM, SIMスロット, 通話品質, GPS精度
- OSと機能: ColorOS 14, Android 14, おサイフケータイ, マイナンバーカード機能, シンプルモード, アップデート保証, いつまで使えるか, 生体認証
- スペック: 詳細仕様, 画面サイズ, 重量, メモリ, ストレージ, プロセッサ
- 評価: 5段階評価, コスパ, 詳細な総評, おすすめユーザー, メリット・デメリット, A79 5G比較, 進化点, 欠点, 妥協点
- 価格: Amazon, 楽天モバイル, ワイモバイル, IIJmio, 最安値情報, キャンペーン, 購入先
この記事を最後まで読むことで、「OPPO A3 5G」が最適な一台かどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: A3 5G | オッポ
デザインと耐久性:OPPO A3 5Gの薄型タフボディと進化した携帯性をチェック
ここでは、OPPO A3 5Gのデザイン、持ちやすさ、そして最大の売りである耐久性について、前モデルOPPO A79 5Gとの比較を交えながら詳しくレビューしていきます。
洗練された輝きとフラットな形状の第一印象
パッケージを開けてOPPO A3 5G(パープル)を手に取った瞬間、その背面の美しさに目を奪われました。夜空に浮かぶ月をイメージしたというパープルは、光の当たり方で表情を変える艶やかな仕上がりで、所有欲をしっかりと満たしてくれます。ブラックは「OPPO Glow」加工によるマットな質感で指紋が目立ちにくい仕様ですが、パープルは華やかさが際立っています。形状はトレンドを押さえたフラットなサイドフレームを採用しており、角張ったデザインが手に馴染みます。
背面カメラユニットは、一見すると3眼レンズのように見えますが、実際は広角カメラ、深度カメラ、そしてフラッシュライトのデザイン配置です。このカメラ周りのデザインは存在感があり、エントリーモデルとは思えない高級感を醸し出しています。プラスチック素材を使用しているものの、安っぽさを感じさせないビルドクオリティの高さには驚かされました。
A79 5Gから進化した薄さと軽さ
サイズ感について、前モデルのOPPO A79 5Gと比較すると、確実な進化を感じることができます。OPPO A79 5Gの厚さが約8.0mm、重量が約193gだったのに対し、OPPO A3 5Gは厚さ約7.7mm、重量約187gへと薄型・軽量化されています。たった数ミリ、数グラムの差と思われるかもしれませんが、実際にポケットに入れたり、長時間片手で操作したりすると、この差は大きいです。
特に7.7mmの薄さは、ケースを装着しても野暮ったくなりにくく、スーツの胸ポケットにもスッと収まるスマートさがあります。6.7インチという大画面を搭載していながら、この取り回しの良さは大きなメリットだと感じました。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・約160 x 76 x 7.7 mm / 約 187 g
- 2.「OPPO A79 5G」・・・約166 x 76 x 8 mm / 約 193 g
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・約 162 x 75 x 7.6 mm / 約 177 g
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・約163 x 75 x 7.9mm / 約 185g
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、前モデルOPPO A79 5Gの「グローグリーン」と「ミステリーブラック」に対し、OPPO A3 5Gでは「パープル」と「ブラック」の2色展開に変更されました。A79 5Gのグローグリーンは羽のようなテクスチャ(Glowing Feather Design)が特徴的でしたが、今回のA3 5Gのパープルは夜空に浮かぶ月をイメージした艶やかな光沢仕上げとなっており、よりエレガントで神秘的な印象を受けます。
一方でブラックは、A79 5Gのミステリーブラックと同様に落ち着いた色味ですが、A3 5Gでは指紋がつきにくいマットな「OPPO Glow」加工が明記されており、実用性と高級感を兼ね備えています。
実用性を重視したポートとボタン配置
インターフェース類の配置は非常に実用的です。本体右側面には音量ボタンと、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンが配置されており、右手で持った際に自然と親指が届く位置にあります。左側面にはSIMカードスロットがあり、ここにはnanoSIMカードに加え、最大1TBまでのmicroSDカードを挿入することができます。
写真や動画をたくさん保存したい私にとって、SDカードスロットの搭載は必須条件なので安心しました。底面にはUSB Type-Cポート(USB 2.0)、マイク、そして3.5mmイヤホンジャックが並んでいます。有線イヤホンが変換アダプタなしで使えるのは、音ゲーや動画視聴時に遅延を気にせず済むため非常に便利です。ただし、スピーカーは底面のみのモノラル仕様となっており、ステレオだったA79 5Gと比べると配置上の違いがある点は留意が必要です。
劇的に進化した「耐衝撃性」とスプラッシュタッチ
OPPO A3 5Gを使用していて最も頼もしく感じたのは、前モデルから大幅に強化された耐久性です。OPPO A79 5GもIP54相当の防水防塵性能は備えていましたが、耐衝撃性に関する特別な認定はありませんでした。対してA3 5Gは、米国国防総省の調達基準である「MIL-STD-810H」および「SGS」の耐衝撃テストをクリアしており、日常の不意な落下にも耐えうる頑丈さを手に入れました。
A79 5Gを使っていた時は落とさないよう常に気を使っていましたが、A3 5Gならカバンの中で鍵などの硬いものと一緒に入れていても不安を感じさせない剛性感があります。さらに、A79 5Gにはなかった「スプラッシュタッチ」機能が追加された点も見逃せません。これにより、キッチンで水が跳ねて画面が濡れた状態でもスムーズに操作できるようになり、水回りでの実用性が格段に向上しています。単なる生活防水から、「タフに使えるスマホ」へと明確に進化したと感じました。
<防水防塵と耐久性比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・IP54 / MIL-STD-810H準拠
- 2.「OPPO A79 5G」・・・IP54
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・IP65
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・IP54
付属品と必要なアクセサリー
同梱物については非常にシンプルです。画面には最初から保護フィルムが貼付されており、SIM取り出し用ピン、クイックガイドなどが含まれています。しかし、充電器(ACアダプター)やUSBケーブル、そして保護ケースは付属していません。45Wの急速充電性能をフルに活かすには、対応する充電器を別途用意する必要があります。また、A79 5Gと同様にケースも同梱されていないため、本体を傷から守るためには購入と同時に別途ケースを手配することをおすすめします。
Amazonで選べるケースの選択肢
ケースが付属していないため、Amazonなどでサードパーティ製のケースを探すことになります。OPPO A3 5Gの美しい背面デザインを活かすなら、LAYJOYのような透明度の高いTPUケースが適しています。四隅にエアクッションがあるタイプを選べば、MIL規格準拠の本体と合わせてさらに防御力を高めることができます。
また、手帳型が好みであればエレコム製のソフトレザーケースなども販売されており、カード収納やスタンド機能を求める方にはそちらが便利です。私はパープルの色味を隠したくなかったので、耐衝撃性能のあるクリアケースを選びました。
まとめ:デザイン
- 第一印象:パープルの背面加工が美しく、カメラデザインに高級感がある
- カラー比較:A79 5Gの「グローグリーン(羽模様)」に対し、A3 5Gは艶やかな「パープル(月)」とマットな「ブラック」へと変化。
- サイズ・重量:A79 5Gより薄く(7.7mm)、軽い(187g)ため携帯性が向上している
- 持ちやすさ:フラットなエッジと軽量ボディにより、長時間の片手操作も苦にならない
- ポート配置:底面にType-Cとイヤホンジャックがあり、有線派にも嬉しい配置
- SDカード:最大1TB対応のmicroSDスロットがあり、ストレージ不足の心配がない
- 耐久性:MIL規格・SGS認証の耐衝撃性と、濡れた手でも使えるスプラッシュタッチが優秀
- 付属品:保護フィルムは貼付済みだが、充電器とケースは別途購入が必要
ディスプレイ:OPPO A3 5Gの120Hz駆動と明るさは正義だが解像度に注意
ここでは、OPPO A3 5Gのディスプレイ性能と操作性について、前モデルOPPO A79 5Gとの比較を中心に詳しくレビューしていきます。
6.7インチ液晶の第一印象と発色
OPPO A3 5Gの画面を点灯させた瞬間、約6.7インチという大型ディスプレイの迫力を感じました。パネルタイプは有機ELではなく液晶(LCD)を採用しており、鮮やかさの面ではハイエンド機に及びませんが、発色は自然で癖がなく、長時間見ていても疲れにくい印象を受けます。
画面占有率は89.9%確保されており、YouTubeで動画を視聴した際も、十分な没入感を得ることができました。ただ、下部のベゼル(あご部分)は若干太めで、デザイン的にはエントリーモデルらしさを感じさせる部分でもあります。全体的な色の表現力は、標準的な液晶ディスプレイとして合格点を与えられるレベルです。
解像度はA79 5Gからスペックダウン
ここで、前モデルOPPO A79 5Gとの最も大きな違いについて触れなければなりません。A79 5GがフルHD+(2400×1080)という高精細な解像度を採用していたのに対し、今回のA3 5GはHD+(1604×720)へとスペックダウンしています。正直なところ、スペック表を見た段階では画質の粗さを心配していました。
しかし、実際にWebサイトでニュースを読んだりSNSのタイムラインを眺めたりしてみると、文字の輪郭に極端なジャギー(ギザギザ感)を感じることは少なく、日常使いではそこまで気になりませんでした。もちろん、高解像度写真を表示して細部を見比べればA79 5Gの方が精細ですが、HD+に抑えられたことで描画負荷が軽くなり、バッテリー持ちや動作の軽快さに貢献しているという実用上のメリットも感じられます。
<ディスプレイを比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・約6.7インチ、解像度1604 x 720 ドットのLCD
- 2.「OPPO A79 5G」・・・約6.7インチ、解像度2400 x 1080 pxのTFT-LCD
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・約6.7インチ、解像度 2412 x 1080 pxの有機EL
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・約6.7インチ、解像度2412 × 1080 pxの有機EL
リフレッシュレートと輝度は大幅に進化
解像度では一歩譲りましたが、画面の「滑らかさ」と「明るさ」ではA3 5Gが圧倒的に進化しています。リフレッシュレートはA79 5Gの最大90Hzから、A3 5Gでは最大120Hzへと向上しました。スクロール時の残像感が明らかに減り、ブラウジングが非常にヌルヌルと快適です。
さらに輝度については、A79 5Gの最大680nitに対し、A3 5Gは日光下で最大1,000nitまでブーストされます。実際に晴れた屋外で地図アプリを開いてみましたが、画面が白飛びすることなくくっきりと見え、直射日光下での視認性は格段に良くなっていました。解像度よりも、この「明るさ」と「滑らかさ」の方が、日々の使い勝手に直結する進化だと感じます。
タッチ感度と濡れた手でも安心な操作性
操作性に関わるタッチサンプリングレートは最大120Hzとなっています。前モデルのA79 5Gが最大180Hzだったため、数値上はダウンしていますが、実際にパズルゲームやブラウジング操作をしてみたところ、指の追従性に違和感はなく、遅延を感じるような場面はありませんでした。
むしろ実用面で感動したのは、新たに搭載された「スプラッシュタッチ」機能です。これは画面や手が濡れていても、水滴による誤動作を抑えて正確にタッチ操作ができる機能です。実際に、料理中に少し濡れた手でレシピサイトをスクロールしたり、小雨が降る屋外で通知を確認したりしてみましたが、意図しないタップが起きることなく、しっかりと指に追従してくれました。A79 5Gにはなかった機能であり、IPX4の生活防水と合わせて、水回りでのストレスが激減するのは大きな魅力です。
目に優しいアイコンフォートモード
長時間の使用をサポートする機能として、「アイコンフォートモード」も搭載されています。夜寝る前に電子書籍を読む際などにこのモードをオンにすると、ブルーライトが抑えられた暖色系の色味になり、目の刺すような刺激が和らぎます。輝度もかなり低くまで落とせるため、暗い部屋でも眩しすぎず快適に使えました。AIが学習して画面の明るさを自動調整してくれる機能もあり、環境に合わせた見やすさを提供してくれます。
<OPPO A3 5G ディスプレイ仕様>
- ディスプレイサイズ:約6.7インチ
- パネルタイプ:LCD
- 解像度:HD+ (1604×720)
- リフレッシュレート:最大120Hz
- 最大輝度:1000nit(日光下公称値)
- 機能:スプラッシュタッチ対応、アイコンフォートモード
まとめ:ディスプレイ
- 第一印象:6.7インチの大画面で見やすいが、液晶のため黒の締まりは有機ELに劣る
- 解像度比較:A79 5G(FHD+)より低いHD+だが、文字などの表示で粗さは意外と気にならない
- リフレッシュレート比較:A79 5G(90Hz)から120Hzへ向上し、スクロールがより滑らかになった
- 輝度比較:最大1,000nitまで上がり、A79 5G(680nit)よりも屋外での視認性が大幅に改善
- 操作性:新機能「スプラッシュタッチ」により、濡れた手でも誤動作なく操作可能
- 機能:アイコンフォートモードがあり、夜間の目の疲れを軽減できる
パフォーマンスとゲーム性能
ここではOPPO A3 5Gのパフォーマンスとゲーム性能について、紹介します。
Antutuベンチマーク
OPPO A3 5Gは、プロセッサーにMediaTek製の「Dimensity 6300」を搭載しています。これはTSMCの6nmプロセスで製造されたSoCで、CPUは最大2.4GHzで動作する高性能なCortex-A76コアが2つと、2.0GHzのCortex-A55コアが6つのオクタコア構成です。
グラフィックス処理を担うGPUには「ARM Mali-G57 MC2」が採用されており、動作周波数は1072MHzとなっています。エントリーモデルながら、日常使いには十分な処理能力と、5G通信に対応した省電力性能をバランスよく備えたチップセットです。
Antutuベンチマークスコアは以下のようになっています。
例1: Antutu V10.4.0 総合で「445808」、CPUで「144612」、GPUで「69411」、MEMで「120055」、UXで「111730」
例2: Antutu V10.4.0 総合で「422977」、CPUで「137638」、GPUで「69446」、MEMで「112924」、UXで「102969」
CPU性能は約13~14万点、GPU性能は約6万9千点になります。
その他のベンチマーク結果
Geekbench 6
- シングルコアで約「779〜787」(CPU)
- マルチコアで約「1,688〜1,824」(CPU)
- GPU のグラフィックスコアで約「1,364」(GPU)
CPU性能を比較
ここではOPPO A3 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 6300 プロセッサと他のCPUを比較していきます。
OPPO A79 5Gと比較
前モデルであるOPPO A79 5Gは、「MediaTek Dimensity 6020」を搭載していました。こちらもオクタコア構成ですが、高性能コア(Cortex-A76)の最大クロック数は2.2GHzと、A3 5Gよりも0.2GHz低く設定されています。
GPUは同じ「Mali-G57 MC2」を積んでいるものの、こちらの動作周波数は950MHzであり、A3 5Gの1072MHzと比較してグラフィック処理能力も控えめな仕様でした。つまり、A3 5GはCPU・GPUともにクロックアップされ、順当にパワーアップしていることが分かります。
Antutuベンチマークは以下のようになっています。
例: Antutu V10.2.1 総合で「389562」、CPUで「136914」、GPUで「60936」、MEMで「94099」、UXで「97613」
<ベンチマークの比較からわかること>
2つの機種のAntutuベンチマークスコアを比較すると、総合スコアにおいて明確な進化が見て取れます。OPPO A79 5Gが約38万点台後半 であるのに対し、OPPO A3 5Gは約42万〜44万点台 を記録しており、およそ4万点から6万点ほどのスコアアップを果たしています。
特に「40万点の壁」を超えたことは大きく、エントリークラスの中でも頭一つ抜けた性能を持ったと言えます。また、GPUスコアもA79 5Gの約6万点 から、A3 5Gでは約7万点近く まで伸びており、描画性能の底上げが確認できました。
MediaTek Dimensity 6300性能を比較
OPPO A3 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 6300 プロセッサと、他のCPUをAntutuベンチマークで比較してみました。
<CPU ランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 71万
- Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu 64万
- Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9)・・・Antutu:60万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:59万
- Dimensity 7060 (moto g66j 5G)・・・Antutu:50万
- Dimensity 6300 (OPPO A3 5G)・・・Antutu:44万
- Snapdragon 695 5G (OPPO Reno9 A)・・・Antutu:42万
- MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
- Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu:38万
- Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:25万
<比較から分かること>
このランキングを見ると、OPPO A3 5GのDimensity 6300は、長らく日本のミッドレンジスマホの定番だった「Snapdragon 695 5G」(OPPO Reno9 Aなどに搭載)と同等か、わずかに上回るスコアを出していることが分かります。最新のミドルレンジ上位機種(Reno11 Aなど)には及びませんが、Helio G81のような純粋なエントリー向けチップとは一線を画す性能です。かつてのミッドレンジ機並みの処理能力を持っており、ゲームを重視しないユーザーにとっては、非常にコストパフォーマンスの高い立ち位置にいると言えるでしょう。
ゲーム性能
OPPO A3 5Gに搭載されているMediaTek Dimensity 6300プロセッサの実力を測るため、実際に複数の人気ゲームタイトルをプレイし、その挙動やフレームレート(FPS)を検証しました。AnTuTuベンチマークのGPUスコアが約6万〜7万点というエントリー帯のスペックで、どこまで快適に遊べるのかを具体的にレポートします。
原神
まずは重量級タイトルの代表格であるオープンワールドアクションRPG「原神」です。この端末にとっては非常に重い負荷がかかるため、画質設定は「最低」または「低」、フレームレート設定は「30FPS」に抑えるのが限界でした。 実際にフィールドを探索したり、素材集めのために走り回ったりする分には、平均して25FPS〜30FPS程度で動作し、なんとか遊べる状態です。
しかし、複数の敵に囲まれる戦闘シーンや、スメールやフォンテーヌといったオブジェクト密度が高い都市部に移動すると、処理が追いつかずに20FPS前後まで低下することが頻発しました。特に元素爆発を使った際、派手なエフェクトが重なると明確なカクつき(スタッター)が発生し、キャラクター切り替えのレスポンスもワンテンポ遅れる感覚があります。長時間プレイすると本体の発熱によりさらにパフォーマンスが制限されるため、本格的な攻略というよりは、デイリーミッションを消化する程度の軽作業向きだと感じました。
PUBG MOBILE
次に、バトルロイヤルシューティングの「PUBG MOBILE」を試しました。こちらは幅広い端末への最適化が進んでいるため、設定次第で快適に遊べます。画質設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「ウルトラ」に設定したところ、この端末の上限である40FPS付近で安定して動作しました。この設定なら、建物内での索敵や中距離での撃ち合いも比較的スムーズで、極端な処理落ちは感じにくいです。
一方で、画質を欲張って「HD」に上げると、フレームレートの上限が「高(30FPS)」に制限されてしまい、滑らかさが失われて撃ち合いの勝率に影響が出そうでした。スモークグレネードが多用される終盤戦や、車両で高速移動してテクスチャ読み込みが激しくなる場面では一時的にフレームレートが落ちることもありましたが、画質を「スムーズ」に割り切れば十分にプレイ可能な水準を維持してくれます。
アスファルト:Legends Unite
スピード感と派手な視覚効果が魅力のアーケードレーシング「アスファルト:Legends Unite」では、画質設定を「デフォルト」または「パフォーマンス(軽量設定)」にすることで、30FPSをターゲットとした動作になりました。60FPSオプションはこのチップセットのGPU性能では安定維持が困難なため、実質的に30FPS固定でのプレイとなります。
単独での走行中は問題ありませんが、ニトロショックウェーブを発動した瞬間や、複数の車が接触してクラッシュする際のエフェクト描画時にGPU負荷が高まり、一瞬のコマ落ちが発生するのが気になりました。操作に対する反応自体は悪くないものの、ハイエンド端末のようなヌルヌルとした疾走感までは表現しきれず、背景が高速で流れる場面では描画の重さを感じることがあります。
ディアブロ イモータル
大量のモンスターをなぎ倒すハックアンドスラッシュ「ディアブロ イモータル」は、高精細なグラフィックが特徴ですが、この端末では妥協が必要です。画質設定を「低」、解像度も「低」に落とし、30FPSモードでプレイしました。60FPSモードや高画質設定は過度な発熱とカクつきを招くため、実用的ではありません。
ソロプレイでストーリーを進める分には概ね30FPSを維持できていましたが、エルダーリフトなどで画面を埋め尽くすほどの大量の敵が発生した際や、レイドボス戦で他プレイヤーのエフェクトが重なると、GPU性能がボトルネックとなり20FPS台前半まで低下して動きが重くなります。スキル発動時のエフェクトも簡略化されることがあり、快適に遊ぶには視覚的な豪華さを犠牲にする必要がありました。
NieR Re[in]carnation
最後に、美しい3Dグラフィックが特徴の「NieR Re[in]carnation」です。このゲームは見た目以上に描画負荷が高く、画質設定を「低」または「標準」以下に落とす必要がありました。Mali-G57 MC2 GPUでは、「檻(ケージ)」の移動パートやバトルシーンにおいて25FPS〜30FPS程度での動作にとどまります。
特にカメラアングルが大きく動くシーンや、キャラクターがウェポンスキルを使用した際の演出が入るとフレームレートが低下し、全体的にもっさりとした挙動になります。オートバトル機能で周回する分には問題ありませんが、手動操作でタイミングよくスキルを繋げようとすると、入力から反応までのわずかな遅延や描画のカクつきがストレスに感じられる場面がありました。
まとめ:ゲーム性能
MediaTek Dimensity 6300を搭載したOPPO A3 5Gのゲーム性能は、AnTuTu総合スコア40万点前後、GPUスコア約6万〜7万点というスペック通りの結果となりました。PUBG MOBILEのような最適化された軽量な3Dゲームであれば、画質設定を下げることで比較的快適に遊ぶことができます。
しかし、原神のような重量級タイトルにおいては「最低画質でなんとか動く」というレベルにとどまり、30FPSの維持も難しい場面が多々あります。リッチな3Dグラフィックや高フレームレートを楽しむというよりは、画質を割り切って遊ぶスタイルに適したプロセッサだと言えます。
ゲーム以外の動作感:OPPO A3 5Gの120Hz駆動と日常使いの快適さ
ここでは、OPPO A3 5Gを実際に使用し、ブラウジングなどの日常動作から画像・動画編集作業、そして気になる発熱について、前モデルOPPO A79 5Gとの違いを交えながら詳しくレビューしていきます。
120Hzの恩恵で日常動作はA79 5Gより軽快
まず、普段最も頻繁に行うWebブラウジングやSNSのチェックについてです。OPPO A3 5Gはリフレッシュレートが最大120Hzに対応しており、前モデルA79 5Gの90Hzから明確にスペックアップしています。実際にX(旧Twitter)やInstagramのタイムラインを高速でスクロールしてみると、残像感が少なく、指に吸い付くような滑らかさを実感できました。CPUがDimensity 6300へと強化されたことで、アプリの起動速度もワンテンポ速くなっています。Googleマップの起動から検索までの動作もスムーズで、普段使いでストレスを感じる場面は減りました。
ただし、メモリ(RAM)が4GBである点はA79 5Gと同じです。最大8GBまでの仮想メモリ機能がデフォルトでオンになっていますが、複数の重いアプリ(例えば地図アプリとブラウザ、YouTubeなど)を交互に切り替えて使うと、バックグラウンドに回ったアプリが再読み込み(リロード)される挙動が見られました。このあたりは、物理メモリの容量なりの挙動と言えます。それでも、シングルタスクでの動作はA79 5Gよりもキビキビとしており、SoCの性能向上が効いていると感じます。
画像編集は「軽い」が、細部の確認に工夫が必要
次に、5000万画素(50MP)で撮影した高解像度写真の編集を試してみました。定番アプリ「Snapseed」で50MPの画像を読み込ませたところ、表示されるまでの時間はわずかで、待たされる感覚はありません。フィルターの適用や明るさ調整のスライダーを動かした際のリアルタイム反映もスムーズで、A79 5Gと比較しても処理のもたつきが軽減されている印象です。
一方で、画像編集においてはディスプレイ解像度の違いが影響します。A79 5GはフルHD+だったのに対し、A3 5GはHD+です。編集の処理自体はA3 5Gの方が高速ですが、写真のピントが合っているかや、細部のノイズ処理などを確認する際は、A79 5Gよりも深くピンチイン(拡大)して確認する必要がありました。SNSにアップする程度の加工なら全く問題ありませんが、細部にこだわる編集をする場合は、解像度の特性を理解して使う必要があります。
動画編集はカット編集なら実用的
動画編集アプリ「CapCut」を使用して、フルHD(1080p/30fps)の動画素材をいくつか繋ぎ合わせ、テロップとBGMを入れる編集を行ってみました。タイムラインのスクロールやクリップのカット編集といった基本操作は非常に軽快です。A79 5Gではトランジション(場面切り替え効果)を入れた瞬間にプレビューがカクつくことがありましたが、A3 5Gでは単純なトランジションであれば滑らかに再生されました。
ただし、エフェクトを多重にかけたり、4K動画素材を読み込ませようとすると、さすがに処理落ちが発生します。1分のフルHD動画(エフェクト少なめ)を書き出す速度は、ハイエンド機には及びませんが、待てる範囲の時間で完了しました。日常のVlogやTikTok用の動画を作る程度であれば、十分に実用的な性能を持っています。
負荷をかけても安定した温度管理
最後に発熱についてです。動画の書き出しやベンチマークテストの実行、急速充電をしながらの操作など、負荷のかかる作業を連続して行ってみました。結果として、本体背面、特にカメラ横あたりが「ほんのり温かい」と感じる程度で、不快な熱さになることはありませんでした。MediaTek Dimensity 6300の電力効率が良いことに加え、プラスチック筐体が熱を伝えにくいことも作用しているようです。
A79 5Gも発熱は控えめでしたが、A3 5Gは処理性能が上がっているにも関わらず、同等以上に熱制御が優秀だと感じました。熱による急激な性能低下(サーマルスロットリング)も体感では感じられず、安定して動作し続けます。
まとめ:ゲーム以外の動作感
- 日常動作:120Hz対応によりスクロールはA79 5G(90Hz)より滑らかだが、RAM 4GBのためマルチタスク時は再読み込みが発生しやすい
- 画像編集:処理速度はA79 5Gより高速だが、HD+解像度のため細部の確認には拡大操作が必要になる
- 動画編集:フルHDクラスのカット編集やテロップ入れならCapCut等で快適に動作し、プレビューも比較的スムーズ
- 発熱:動画書き出しや高負荷時でも発熱はマイルドで、長時間使用しても性能低下を感じにくい
メモリとストレージ:OPPO A3 5GのRAM拡張とmicroSD活用のススメ
ここでは、OPPO A3 5Gのメモリ(RAM)とストレージ(ROM)の性能、そして拡張機能の実用性について、前モデルOPPO A79 5Gとの比較を交えて詳しくレビューしていきます。
4GBメモリの限界を補う仮想メモリ機能
OPPO A3 5Gの物理メモリは4GB(LPDDR4X)です。現代のAndroidスマートフォン、特にミドルレンジ以上が8GBを標準とする中で、4GBという数字には不安を感じるかもしれません。しかし、OPPOにはストレージの一部をメモリとして転用する「RAM拡張」機能があります。初期設定の段階でこの機能は有効になっており、最大で4GB分を追加し、合計8GB相当のメモリとして動作させることが可能です。
実際にこの機能をオンにした状態で、SNSアプリ、ブラウザ、地図アプリを行き来するマルチタスク操作を行ってみました。前モデルのA79 5Gも同じ4GBメモリでしたが、アプリを切り替えた際の応答性はA3 5Gの方が若干スムーズに感じます。これはSoCがDimensity 6300へ強化されたことや、ColorOS 14によるシステム最適化の影響が大きいでしょう。
とはいえ、物理メモリが4GBであることに変わりはないため、原神のような重いゲームを起動したままブラウザで攻略サイトを見るといった高負荷な状況では、アプリの再読み込み(タスクキル)が発生することがありました。日常使いでは十分ですが、過度な期待は禁物です。
128GBストレージとmicroSDカードの活用
内蔵ストレージは128GB(UFS 2.2)を搭載しています。システム領域やプリインストールアプリで最初から20GB程度が使用されており、ユーザーが自由に使える実質的な空き容量は約100GB前後からのスタートとなります。写真や動画をたくさん撮る方や、大型ゲームを複数インストールする方には少し心許ない容量ですが、ここで活躍するのがmicroSDカード対応です。
OPPO A3 5Gは最大1TBまでのmicroSDXCカードに対応しており、写真や動画データ、一部のアプリデータを外部ストレージに逃がすことができます。実際に手持ちの256GBのmicroSDカードを挿入し、カメラの保存先を変更してみましたが、保存時の遅延などもなく快適に使えました。クラウドストレージに頼らずとも手軽に容量を増やせるのは、このクラスのスマホならではの大きなメリットです。
ただし、注意点としてSIMスロットの仕様が挙げられます。OPPO A79 5Gと同様に、SIMカードスロット2はmicroSDカードとの排他仕様になっています。つまり、「nanoSIM 2枚」でのデュアルSIM運用と、「microSDカード」の利用は同時にできません。もしデュアルSIM(2回線)とmicroSDカードを併用したい場合は、片方の回線を「eSIM」にする必要があります。この物理的な制約は前モデルから変わっていないため、運用スタイルによっては工夫が必要です。
<メモリとストレージ比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・4GB LPDDR4x(最大8GB)/ 128GB UFS 2.2
- 2.「OPPO A79 5G」・・・4GB LPDDR4x(最大8GB)/ 128GB UFS 2.2
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・8GB LPDDR4x(最大16GB)/ 128GB UFS 2.2
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・8GB LPDDR4x(最大16GB)/ 256GB UFS 2.2
まとめ:メモリとストレージ
- 物理メモリ:4GBとエントリークラスの容量だが、LPDDR4X規格で基本動作は問題ない
- RAM拡張:最大4GB拡張して合計8GB相当にでき、A79 5GよりもOSの最適化で動作が軽快
- マルチタスク:日常アプリの切り替えはスムーズだが、重量級アプリの並行利用では再読み込みが発生する
- ストレージ容量:128GB(UFS 2.2)を搭載し、実質空き容量は約100GB程度
- 外部ストレージ:最大1TBのmicroSDカードに対応しており、容量不足を安価に解決できる
- スロット仕様:A79 5G同様、物理SIM 2枚とmicroSDカードの同時利用は不可(排他仕様)
カメラ性能:OPPO A3 5Gの5000万画素AIカメラと新機能をチェック
OPPO A3 5Gのカメラは、日常の記録用として十分な実力を持っています。ここでは実際に撮影して感じた画質や、前モデルOPPO A79 5Gとの機能の違いについて詳しくレビューします。
5000万画素メインカメラの実力と構成
OPPO A3 5Gの背面カメラユニットは、一見すると3つのレンズが並んでいるかのような存在感のあるデザインですが、実際には約5,000万画素の広角カメラ(F1.8)と、約200万画素の深度カメラ(F2.4)、そしてLEDフラッシュという構成です。
この「広角+深度」という組み合わせと画素数は、前モデルのOPPO A79 5Gから据え置きとなっており、ハードウェアスペック上の大きな変更はありません。残念ながら、風景を広く撮りたい時に重宝する超広角カメラは今回も搭載されていません。インカメラは約800万画素(F2.0)で、こちらもA79 5Gと同等の仕様です。
<カメラの画素数を比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・背面50MP+2MP / 前面8MP
- 2.「OPPO A79 5G」・・・背面50MP+2MP / 前面8MP
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・背面 64MP + 8MP + 2MP / 前面32 MP
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・背面 50MP+32MP+8MP / 32MP
一眼レフのようなボケ感と自然な補正
<上の写真はOPPO A3 5Gのポートレートモードで撮影した自撮り写真。背景が美しくぼけているのが分かる>
機能面で特に頻繁に使いたくなるのが「ポートレートモード」と「AIビューティー」機能です。ポートレートモードでは、背面の2つのカメラが連携して被写界深度を検知し、背景を自然にぼかすことができます。実際にカフェでコーヒーカップを撮影してみましたが、カップの縁を綺麗に認識し、背景だけをふんわりとぼかすことで、雰囲気のある写真に仕上がりました。
また、自撮りや人物撮影で活躍する「AIビューティー」機能は、肌の質感や顔の輪郭など8つの要素を100段階で細かく調整できます。A79 5Gにも搭載されていた機能ですが、不自然に加工しすぎることなく、自分好みのナチュラルな仕上がりに調整できる点は、OPPOらしい使いやすさを感じます。
明るいシーンは鮮明だが夜景には限界も
実際に日中の明るい屋外で撮影してみると、5,000万画素のメインカメラは非常に鮮明で、空の青や植物の緑を色鮮やかに捉えてくれました。標準設定ではピクセルビニング(画素混合)により1,250万画素相当で出力されますが、「高解像度モード」を使えば5,000万画素をフルに使った精細な写真も撮影可能です。デジタルズームは2倍程度なら画質の劣化が少なく、料理の寄り写真なども綺麗に撮れます。
一方で、夜景モードについては価格相応といった印象です。A79 5Gと同様に、極端に暗い場所ではノイズが乗りやすく、ハイエンド機のようなクリアな夜景を期待すると少し物足りなさを感じるかもしれません。また、シャッターボタンを連打した際に処理が追いつかず、撮影のリズムが少し待たされる場面がありました。このあたりのレスポンスは、動く被写体やペットを撮る際には注意が必要です。
動画撮影と新機能「アウト/イン同時動画撮影」
動画撮影に関しては、アウト・イン共に最大1080P(30fps)までの対応となっており、4K撮影には対応していません。実際に歩きながら撮影を試みたところ、手ブレ補正の効きが弱く、画面の揺れが目立ちました。A79 5Gも動画性能はそこそこでしたが、A3 5Gにおいても「歩き撮り」にはあまり向いていないようです。動画を撮る際は、しっかりと立ち止まって撮影するか、スマホ用の三脚などを使用することをおすすめします。
しかし、動画機能で新しく追加された「アウト/イン同時動画撮影」は非常にユニークです。これはアウトカメラで風景を映しながら、同時にインカメラで撮影者の表情もワイプ枠で記録できる機能です。A79 5Gには標準搭載されていなかったモードで、旅先の絶景と自分のリアクションを同時に残したいVlog撮影などで活躍してくれます。
<OPPO A3 5G カメラ仕様・機能>
- アウトカメラ:約5,000万画素(広角 F1.8)+約200万画素(深度 F2.4)
- インカメラ:約800万画素(F2.0)
- 動画撮影:アウト/インともに最大1080P/30fps
- 撮影モード:写真、動画、夜景、プロ、パノラマ、ポートレート、タイムラプス、スローモーション、テキストスキャナー、アウト/イン同時動画撮影、ステッカー、超高解像度
まとめ:カメラ性能
- 構成:5000万画素広角+深度センサーの2眼構成で、スペックはA79 5Gから据え置き
- 広角撮影:超広角カメラは非搭載のため、広い画角での撮影はできない
- 新機能:「アウト/イン同時動画撮影」が追加され、Vlogなどの動画撮影が楽しくなった
- 画質:日中は鮮明で2倍ズームも実用的だが、夜景や暗所ではノイズが目立つ場合がある
- レスポンス:連写時に保存処理による待ち時間が発生することがある
- 動画性能:手ブレ補正が弱いため、歩きながらの撮影には不向き
バッテリー持ちと充電:OPPO A3 5Gの進化した大容量と45W急速充電の実力を検証
ここでは、OPPO A3 5Gのバッテリー性能と充電速度について、前モデルOPPO A79 5Gとの比較を交えて詳しくレビューしていきます。
5100mAhへの増量と安心の持続時間
OPPO A3 5Gは、5100mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは前モデルOPPO A79 5Gの5000mAhからわずかに増量されただけでなく、Aシリーズ史上最大容量となります。公称値では、連続動画視聴時間が約16時間、連続通話時間が約2433分(約40時間)とされており、長時間の使用でも安心できるスタミナを誇ります。
実際に輝度を50%に設定してYouTube動画を連続再生するバッテリーテストを行ったところ、約18時間もの再生が可能でした。A79 5Gと比較してもバッテリー持ちは確実に向上しており、外出先でモバイルバッテリーを持ち歩く頻度が減りそうです。
実使用で体感する驚異のタフネス
実際にOPPO A3 5Gをメイン端末として一日中使ってみました。朝8時に充電100%の状態で家を出て、通勤中に音楽を聴き、昼休みにSNSやニュースをチェックし、帰宅後に動画を観たり軽くゲームをしたりしても、就寝時の残量はまだ40%以上残っていました。画面解像度がHD+に抑えられていることや、Dimensity 6300の省電力性能が効いているようで、待機時のバッテリー消費も非常に緩やかです。ライトな使い方であれば、2日に1回の充電でも十分運用できるほどのタフさを実感しました。A79 5Gも持ちは良かったですが、A3 5Gはさらにその上を行く安定感があります。
45W急速充電への進化と発熱
充電速度については、OPPO独自の「45W SUPERVOOC™」および汎用規格の「PPS(Programmable Power Supply)」に対応しており、前モデルA79 5Gの33Wから大幅にスペックアップしました。これにより、わずか30分で約50%まで急速充電が可能です。実際にバッテリー残量が1%の状態から充電を開始してみたところ、約30分で52%、約84分でフル充電が完了しました。朝起きて充電忘れに気づいても、身支度をしている間に一日使える分をチャージできるのは非常に便利です。
また、気になる充電中の発熱についてですが、急速充電中は本体背面がほんのりと温かくなるものの、手に持てないような不快な温度上昇はありませんでした。プラスチック筐体の放熱性や「スマート充電」機能がうまく作用しているようで、発熱による性能低下(サーマルスロットリング)を気にすることなく安心して充電できました。
いざという時に役立つリバースチャージ機能
OPPO A3 5GはUSB OTG(On-The-Go)に対応しており、リバースチャージ機能を利用できます。これは、別売りのケーブルを使ってOPPO A3 5Gと他のスマートフォンやワイヤレスイヤホンなどを接続することで、A3 5Gをモバイルバッテリー代わりにして相手の機器を充電できる機能です。5100mAhという大容量バッテリーを活かし、友人のスマホのバッテリーが切れそうな時や、サブ機の充電がない緊急時などに給電できるため、予備電源としても頼りになります。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「OPPO A3 5G」・・・5100 mAh / 45W急速充電
- 2.「OPPO A79 5G」・・・5000 mAh / 33W急速充電
- 3.「OPPO Reno11 A」・・・5000 mAh / 67W急速充電
- 4.「OPPO Reno10 Pro 5G」・・・4600mAh / 80W急速充電
まとめ:バッテリー
- バッテリー容量:5100mAh(Aシリーズ史上最大)を搭載し、A79 5G(5000mAh)から微増
- 公称駆動時間:連続動画再生は約16時間、連続通話は約40時間を謳う
- 実測テスト:YouTube連続再生で約18時間を記録し、非常に優秀なスタミナを実証
- 実使用感:1日ガッツリ使っても夜に40%以上残る余裕があり、ライトユースなら2日持ちも可能
- 充電速度:最大45W SUPERVOOCに対応し、30分で約50%まで回復可能(A79 5Gは33W)
- 機能:ワイヤレス充電は非対応だが、リバースチャージ機能は利用可能
- 発熱:急速充電中も発熱はマイルドで、過度な温度上昇は見られなかった
- リバースチャージ:OTG対応により、他のデバイスへ給電(リバースチャージ)が可能
オーディオと通信性能:OPPO A3 5Gのスピーカーと安定した接続性を徹底チェック
ここでは、OPPO A3 5Gのオーディオ体験と通信性能について、前モデルOPPO A79 5Gとの大きな変更点を含めて詳しくレビューしていきます。
ステレオからモノラルへ、それでも聞きやすい音質の秘密
オーディオ面におけるOPPO A79 5Gとの最大の違いは、スピーカーの構成です。A79 5Gが臨場感のあるステレオスピーカーを搭載していたのに対し、OPPO A3 5Gは底面のみのシングル(モノラル)スピーカーに変更されています。動画視聴時に横持ちにした際、音が片側からしか聞こえないため、ステレオの広がりに慣れていると最初は音の広がりや臨場感に物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、実際に音楽や動画を再生してみると、音質は思いのほかバランスが取れています。低音のズンズン響くような迫力は控えめですが、中音域、特にボーカルや話し声の解像度が高く、非常にクリアに聞こえます。高音域も最大音量にしても刺さるような歪みやノイズは感じられませんでした。
さらに、「ウルトラボリュームモード」により、音量を基準の100%を超えて最大300%までブーストすることが可能です。実際に換気扇が回る騒がしいキッチンで料理動画を見てみましたが、音量を上げることで解説の声がはっきりと聞き取れました。イヤホン派にとっても朗報があり、底面には3.5mmイヤホンジャックが引き続き搭載されています。
お気に入りの有線イヤホンを変換アダプタなしでそのまま使えるのは大きなメリットです。Bluetooth接続に関してもバージョン5.3に対応しており、コーデックはSBC、AACだけでなく、高音質なaptX HDやLDACもサポートしているため、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を楽しむことができました。
エリアを選ばない5G通信と便利なeSIM運用
通信性能については、5G(Sub6)に対応しており、エリア内であれば高速通信が可能です。ただし、対応バンドには注意が必要で、ドコモが主要な5G周波数として使用している「n79」には対応していません。実際にドコモ回線のSIMを入れて使用してみましたが、4G接続になるエリアが多かったものの、Webブラウジングや動画再生で通信速度に極端な遅さを感じることはありませんでした。au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要バンドにはしっかり対応しているため、これらのキャリアやMVNOで使用するのがベターでしょう。
Wi-FiはWi-Fi 5(IEEE802.11ac)までの対応で、最新のWi-Fi 6には非対応ですが、自宅のルーターから離れた部屋で動画をストリーミング再生しても途切れることなくスムーズでした。SIMスロットは、物理的なnanoSIMカードと、本体一体型のeSIMに対応した「デュアルSIM」仕様です。SIMカードトレイは本体左上にあり、付属のピンを穴に押し込むことで取り出せます。
トレイは「nanoSIM 2枚」または「nanoSIM 1枚 + microSDカード」の排他仕様となっているため、2回線同時待ち受けとSDカードを併用したい場合は、2回線目をeSIMにする必要があります。VoLTE通話時の音質もクリアで、相手の声がこもることなく自然に聞き取れました。
安定したGPS精度と測位スピード
最後にGPS性能について確認しました。OPPO A3 5Gは、GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS(みちびき)といった主要な衛星測位システムに対応しています。
実際にGoogleマップを使用してナビゲーションを行ってみましたが、測位までの時間は非常に短く、アプリを起動して数秒で現在地が特定されました。高層ビルが立ち並ぶ都市部を歩行中も、現在地マーカーが大きくズレたり暴れたりすることなく、安定して追従してくれます。A79 5Gと比較しても遜色のない精度を持っており、初めて訪れる場所でも安心してナビを任せられる信頼感がありました。
まとめ:オーディオと通信性能
- スピーカー構成:A79 5Gのステレオからモノラルへ変更されたが、中音域がクリアで声は聞き取りやすい
- 音量:ウルトラボリュームモードで最大300%まで音量を上げられ、騒音下でも実用的
- イヤホン:3.5mmジャックがあり、有線イヤホンが直挿しできる
- Bluetooth:LDACなどの高音質コーデックに対応し、ワイヤレスでも高音質
- 5G通信:n79非対応のためドコモ5Gエリアは限定的だが、他キャリアバンドは広くカバー
- SIM仕様:nanoSIMとeSIMのデュアル運用が可能(物理SIM 2枚とSDカードの併用は不可)
- GPS:QZSS(みちびき)を含む多数の衛星に対応し、測位が速く正確
OSと機能:OPPO A3 5GのColorOS 14と長く使える安心設計をチェック
ここでは、OPPO A3 5Gに搭載された最新のOSや便利機能、そして日本市場で必須となるおサイフケータイなどの使い勝手について、前モデルOPPO A79 5Gと比較しながらレビューしていきます。
ColorOS 14の洗練されたUIデザイン
OPPO A3 5Gは、Android 14をベースにした最新の「ColorOS 14」をプリインストールして出荷されます。前モデルのA79 5GはAndroid 13ベースのColorOS 13だったため、OSのバージョンが一つ新しくなっています。ColorOS 14は「アクアモルフィックデザイン」と呼ばれる、水のような流動性と自然さをテーマにしたデザイン言語が採用されており、設定画面のアイコンや通知センターの視認性が非常に高いと感じました。
フォントの太さや表示サイズ、アイコンの形まで細かくカスタマイズできる点は健在で、自分好みの画面を作る楽しさがあります。最初からインストールされているアプリ(ブロートウェア)はいくつかありますが、不要なものは削除や無効化ができるため、ホーム画面をすっきりと整理して使うことができました。
安心のアップデート保証とサポート期間
長く使う上で気になるアップデート保証については、OSのメジャーアップデートが最大2回、セキュリティアップデートが発売から4年間(2027年7月まで)提供される予定です。エントリーモデルでありながら、しっかりとしたサポート期間が設けられているのは大きな安心材料です。セキュリティパッチが長く提供されることで、ネットバンキングや決済アプリも安心して使い続けることができます。この長期サポートは、購入後すぐに型落ち感を味わうことなく、最新の機能を楽しみながら使い続けたいユーザーにとって非常に魅力的なポイントと言えます。
3年間サクサク? 独自機能とツール
OPPO独自の機能として、「システム劣化防止機能」が搭載されています。これはメモリ圧縮方式などを最適化することで、システム稼働領域を効率よく維持し、約3年間使っても購入時のようなスムーズな操作感が持続するというものです。A79 5Gにも同様の機能(36ヶ月システム劣化防止機能)がありましたが、A3 5Gでもしっかりと継承されています。
また、シニア層やスマホ初心者に優しい「シンプルモード」も搭載されています。設定から切り替えるだけで、アイコンや文字が大きく表示され、音量も聞き取りやすくなるため、家族へのプレゼントとしても選びやすいと感じました。さらに、子供が使用するアプリや時間を制限できる「キッズモード」もあり、幅広い世代が安心して使える配慮がなされています。
日常を変えるおサイフケータイとマイナンバー機能
日本市場向けの機能として、おサイフケータイ(FeliCa)とNFCを完備しています。前モデルA79 5GがAシリーズとして初めてFeliCaに対応し話題になりましたが、A3 5Gもその利便性を引き継いでいます。実際に駅の改札やコンビニでの支払いに使ってみましたが、センサーの反応位置も適切で、スムーズに決済が完了しました。また、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)にも対応しているため、確定申告や住民票のコンビニ交付用予約など、行政手続きがスマホ一台で完結するのは非常に便利です。役所に行く手間が省けるこの機能は、一度使うと手放せません。
簡単なデータ移行とデバイス連携
機種変更時のデータ移行には、純正の「データ移行アプリ」が役立ちます。古いスマホ(AndroidまたはiPhone)とOPPO A3 5Gの両方でアプリを起動し、QRコードを読み取るだけで、連絡先や写真、動画などをワイヤレスで簡単に転送できました。ケーブルを用意する必要がなく、画面の指示に従うだけなので、機械操作が苦手な方でも迷わず移行できるでしょう。
また、OPPO製のスマートウォッチやタブレット(OPPO Padなど)を持っている場合、ColorOSのアカウント連携を通じてシームレスな接続や通知の共有が可能になり、OPPOエコシステムの利便性を享受できます。
ストレスフリーな側面の生体認証
セキュリティ認証は、本体側面の電源ボタン一体型指紋認証センサーと、インカメラによる顔認証のデュアル対応です。A79 5Gと同じ構成ですが、右手で持った際に親指が自然に触れる位置にセンサーがあり、画面を点灯させると同時にロック解除が完了するスピード感は非常に快適です。顔認証も併用することで、手が濡れている時や手袋をしている時は顔で、マスクをしている時や暗所では指紋で、といった使い分けができ、日常のあらゆるシーンでロック解除のストレスを感じることはありませんでした。
テザリングやミラーリングはできるか?
もちろん、テザリング機能も搭載。外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できるので、場所を選ばずに仕事やエンターテイメントを楽しめます。
また、ミラーリング機能を使えば、スマホの画面をテレビに映し出して、写真や動画を大画面で楽しむことも可能です。
<ColorOS 14の特徴>
- アクアモフィックデザイン・・・ 水の自然な動きに着想を得た、滑らかで生き生きとしたアニメーション効果を採用。
- 刷新されたアイコン・・・よりシンプルで視認性の高いアイコンデザインを採用。
- パーソナライズオプション・・・豊富なテーマ、壁紙、アイコン、フォントなどを用意し、自分好みにカスタマイズ可能。
- スムーズな動作・・・システムレベルの最適化により、アプリの起動や切り替え、スクロールなどがよりスムーズに。
- メモリ管理の向上・・・RAMの利用効率を向上させ、より多くのアプリを同時に起動しても快適に動作。
- 省電力化・・・バックグラウンドアプリの制御などを強化し、バッテリー消費を抑制。
- スマートサイドバー・・・アプリやツールに素早くアクセスできるサイドバーをカスタマイズ可能。
- フレックスドロップ・・・アプリをフローティングウィンドウで表示し、マルチタスクを効率化。
- 3本指翻訳・・・3本指でスクリーンショットを撮ると、選択した部分を翻訳可能。
- プライバシー機能・・・個人情報保護のための機能を強化。(例:アプリの権限管理、プライバシーダッシュボードなど)
- アクセシビリティ・・・視覚障碍者や聴覚障碍者向けの機能を強化。
- ゲーム体験の向上・・・ゲームモードにより、ゲーム中の通知をブロックしたり、パフォーマンスを最適化したりすることが可能。
まとめ:OSと機能
- OS:Android 14ベースのColorOS 14を搭載し、A79 5G(Android 13)より新しい体験が可能
- UIデザイン:視認性が高く、カスタマイズ豊富なデザインで直感的に操作できる
- アップデート:OSアップデート最大2回、セキュリティ更新4年間の保証があり長く使える
- システム維持:システム劣化防止機能により、約3年間スムーズな動作が期待できる
- シンプルモード:文字やアイコンを大きく表示でき、シニア層でも安心して利用可能
- おサイフケータイ:FeliCa対応で、SuicaやiDなどの電子決済がスムーズに行える
- マイナンバー:マイナンバーカードの読み取りに対応し、行政手続きが自宅で完結する
- データ移行:専用アプリを使えば、QRコードを読み取るだけで簡単にデータ転送が可能
- 生体認証:側面指紋認証と顔認証の併用により、どんな状況でも素早くロック解除できる
検証してわかったOPPO A3 5Gのメリット・デメリット
OPPO A3 5Gを実際にメイン端末として使用し、様々なシーンで検証を行う中で、カタログスペックだけでは分からない使い勝手の良さや、逆にコストダウンによる妥協点が見えてきました。ここでは、前モデルOPPO A79 5Gとの比較を交えながら、購入前に知っておくべきメリットとデメリットを包み隠さず解説します。
メリット(長所、利点)
メリット1:MIL規格準拠の圧倒的な「耐久性」(A79 5Gは非対応)
最大のメリットは、何と言ってもその頑丈さです。米国国防総省の調達基準である「MIL-STD-810H」および「SGS」の耐衝撃テストをクリアしており、日常の落下や衝撃に対して非常に強い耐性を持っています。前モデルのA79 5GもIP54相当の防水防塵性能はありましたが、耐衝撃認定までは受けていませんでした。スマホをよく落としてしまう方や、ケースなしでスリムに使いたい方にとって、この「壊れにくさ」は最強の安心材料となります。
メリット2:水回りでも快適な「スプラッシュタッチ」機能
新機能の「スプラッシュタッチ」は、想像以上に実用的でした。画面や指が濡れていても誤動作することなく、正確にタップやスクロールができます。A79 5Gにはなかった機能であり、キッチンでレシピを見たり、雨の日に地図を確認したりする際のストレスが激減しました。IP54の生活防水と合わせて、水回りでの使い勝手は格段に向上しています。
メリット3:屋外で見やすい1,000nitの高輝度ディスプレイ
ディスプレイの最大輝度が1,000nit(日光下)まで向上したことで、直射日光が当たる屋外でも画面がくっきりと見えます。A79 5Gの最大680nitと比較すると、その差は歴然です。さらに、リフレッシュレートも最大120Hzに対応し、A79 5Gの90Hzよりもスクロールが滑らかになりました。明るくヌルヌル動く画面は、日々の操作の満足度を底上げしてくれます。
メリット4:45W急速充電と長持ち5,100mAhバッテリー
バッテリー容量はAシリーズ史上最大の5,100mAhとなり、A79 5Gの5,000mAhから微増しました。さらに充電速度は最大45Wに進化し、A79 5Gの33Wよりも高速です。30分で約50%まで回復できるため、朝の忙しい時間帯でもサッと充電を済ませられます。
メリット5:A79 5Gより薄くて軽いボディ
耐久性が上がっているにも関わらず、本体は薄型軽量化されています。A79 5Gが厚さ約8.0mm、重さ約193gだったのに対し、A3 5Gは厚さ約7.7mm、重さ約187gです。数値上の差はわずかですが、実際に持ってみるとその薄さは明確に体感でき、長時間持っていても手が疲れにくいです。
メリット6:最大1TBのSDカード対応とおサイフケータイ
ストレージ容量不足を補うmicroSDカードスロット(最大1TB)を搭載しており、写真や動画を大量に保存できます。また、日本市場で必須のおサイフケータイにもしっかり対応。このあたりの基本機能を削らずに維持している点は、実用性を重視するユーザーにとって大きなメリットです。
デメリット(短所、欠点)
デメリット1:画面解像度がHD+へ低下(A79 5GはFHD+)
コストダウンの影響を最も感じるのがディスプレイの解像度です。A79 5GはフルHD+(2400×1080)でしたが、A3 5GはHD+(1604×720)にスペックダウンしています。文字の表示などで粗さが目立つ場面は少ないものの、高精細な写真や動画をオリジナル画質で楽しみたい場合には物足りなさを感じるかもしれません。
デメリット2:モノラルスピーカー(ステレオは非対応)
オーディオ面では、スピーカーが底面のみのモノラル仕様になりました。A79 5Gはステレオスピーカーを搭載しており、横持ち時に左右から音が聞こえましたが、A3 5Gでは片側からしか音が鳴りません。ウルトラボリュームモードで音量は稼げますが、音の広がりや臨場感は前モデルに軍配が上がります。
デメリット3:超広角カメラは非搭載
カメラ構成は広角+深度センサーのみで、超広角カメラが搭載されていません。風景を広く撮りたい時や、狭い室内で集合写真を撮りたい時に画角を広げることができないのは不便です。これはA79 5Gも同様でしたが、進化してほしかったポイントの一つです。
デメリット4:充電器とケースが付属しない
A79 5Gと同様に、パッケージには充電器(ACアダプター)、USBケーブル、保護ケースが含まれていません。45Wの急速充電を利用するには、対応する充電器を別途購入する必要があります。購入後すぐにフル装備で使い始めたい場合は、追加出費が必要になる点に注意してください。
デメリット5:ワイヤレス充電は非対応
この価格帯では一般的ですが、ワイヤレス充電(Qi)には対応していません。置くだけ充電に慣れている方にとっては、毎回ケーブルを挿す手間がデメリットになるでしょう。
デメリット6:SIMスロットの排他仕様
SIMスロットは「nanoSIM 2枚」か「nanoSIM 1枚+microSDカード」のどちらかしか選べない排他仕様です。物理SIMカードを2枚使いながらSDカードも使いたい、という組み合わせは物理的に不可能です。ただし、eSIMに対応しているため、2回線目をeSIMにすればSDカードとの併用は可能です。
まとめ:メリット・デメリット
検証の結果、OPPO A3 5Gは「耐久性」「画面の明るさと滑らかさ」「充電速度」において前モデルから確実な進化を遂げていることが分かりました。特にMIL規格準拠の頑丈さとスプラッシュタッチは、日常使いでの安心感を大きく高めてくれます。一方で、「解像度」や「スピーカー」といったエンタメ性能の一部はコストダウンの対象となっており、A79 5Gの方が優れている点も存在します。
動画や写真を高精細に楽しむことよりも、バッテリー持ちや壊れにくさ、持ちやすさといった「毎日の実用性」を最優先するユーザーにとって、A3 5Gは非常にバランスの取れた選択肢となるでしょう。
OPPO A3 5Gのスペック(仕様)
- ディスプレイ: 約6.7インチ、解像度1604 x 720 ドット (HD+) のLCD ※264 ppi / 最大輝度 1000nit (日光下) / 画面占有率 89.9% / 1670万色 / 色域: ビビッドモード 83% NTSC、ナチュラルモード 71% NTSC / チャイナサザンガラス、パンダガラス
- リフレッシュレート: 最大120Hz
- タッチサンプリングレート: 最大120Hz
- プロセッサ: MediaTek Dimensity 6300 ※6nmプロセス / オクタコア / 最大2.4GHz
- CPU: Arm Cortex-A76 @ 2.4GHz ×2 + Arm Cortex-A55 @ 2.0GHz ×6
- GPU: ARM Mali-G57 MC2 @1072MHz
- RAM(メモリ): 4GB LPDDR4x @2133MHz, 2x16bits
- 拡張メモリ: 仮想メモリで+4GB 合計 最大8GBまで
- ストレージ: 128GB UFS 2.2
- 外部ストレージ: microSDXCカードで最大1TBまで
- バッテリー: 5100 mAh (公称値) ※劣化を抑えて4年後も80%を維持
- 駆動時間: 動画視聴で最大16時間
- 充電: 45W 急速充電 (SUPERVOOC / PPS) 30分で50%まで
- 背面カメラ: 50MP (広角) + 2MP (深度)
- 前面カメラ: 8MP
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.3
- 衛星測位: GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS
- NFC/おサイフケータイ: 対応
- テザリング: 対応
- インターフェース: USB 2.0 Type-C (OTG対応)、3.5mmイヤホンジャック
- センサー: 地磁気センサー、近接センサー、光センサー、加速度センサー、重力センサー、ステップカウント機能対応
- スピーカー: モノラルスピーカー
- コーデック: SBC, AAC, aptX, aptX HD, LDAC
- 防水防塵: IPX4 / IP5X
- 耐久性: MIL-STD-810H準拠、SGS耐衝撃認証
- 機能: スプラッシュタッチ、ウルトラボリューム
- 生体認証: 側面指紋認証、顔認証
- OS: ColorOS 14 (based on Android™14)
- サイズ: 約166 x 76 x 7.7 mm
- 重量: 約187 g
- カラー: ブラック、パープル
- 付属品: 保護フィルム(試供品・貼付済み)、SIM取出し用ピン(試供品)、クイックガイド、安全ガイド
- 5G通信: 対応
- SIMカード: nanoSIM + eSIM (排他的デュアルSIMスロット)
対応バンド:OPPO A3 5G
「OPPO A3 5G」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G FDD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
4G TD-LTE:Band 38/39/40/41/42 - 3G WCDMA::Band 1/2/4/8/19
- 2G GSM850/900/1800/1900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ:対応
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78 (n79は非対応)
- 4G FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
- 4G TD-LTE: Band 38/39/40/41/42
- プラチナバンド: Band 8/19 (Band 19はBand 6を含む)対応
- 3G::Band 1/2/4/8/19
- 2G: GSMは使用不可
ドコモ回線ならahamoがおすすめ! → ahamoについての記事を読む
au:対応
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
- 4G TD-LTE: Band 38/39/40/41/42
- プラチナバンド: Band 18 (Band 26を含む)対応
- 3G: W-CDMAはローミング次第
- 2G: サービス終了
au回線ならpovoがおすすめ! → povoについての記事を読む
ソフトバンク:対応
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
- 4G TD-LTE: Band 38/39/40/41/42
- プラチナバンド: Band 8 対応
- 3G::Band 1/2/4/8/19
- 2G: GSM850/900/1800/1900MHz
ソフトバンク回線ならLINEMOがおすすめ! → LINEMOについての記事を読む
楽天モバイル:対応
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/28
- 4G TD-LTE: Band 38/39/40/41/42
- プラチナバンド: Band 18/26 (パートナー回線)対応
- 3G/2G: サービス提供なし
楽天モバイル回線についてはこちらで紹介! → 楽天モバイルについての記事を読む
結論
この端末は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要な4G/5Gバンドに広く対応しています。
- 各キャリアのプラチナバンド(またはそれに準ずるバンド)にも対応しています。
- 3G回線については、ドコモ、ソフトバンクで利用可能です。auはローミングに依存します。楽天モバイルは3Gに対応していません。
- 2G回線(GSM)については、ソフトバンクで利用可能です。ドコモはGSM方式を採用しておらず、auはサービスを終了し、楽天モバイルはGSMに対応していません。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで問題なく利用できる可能性が高いと言えます。ただし、各キャリアが利用する全ての周波数帯を完全にカバーしているわけではないため、場所によっては電波が弱くなる可能性があることに注意が必要です。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
OPPO A3 5Gの評価
8つの評価基準で「OPPO A3 5G」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
最大1000nitの明るさと120Hz駆動で屋外でも見やすく滑らかですが、解像度がHD+である点は好みが分かれます。
スペック:★★★★☆
Dimensity 6300搭載で日常動作は快適ですが、RAMが4GBのため重いゲームや高度なマルチタスクには向きません。
耐久性:★★★★★
MIL規格およびSGS認証の耐衝撃性能を備え、日常の落下や水濡れに強いタフな設計です。
デザイン:★★★★★
7.7mmの薄型軽量ボディと高級感ある背面加工が魅力で、持ちやすさと美しさを両立しています。
通信:★★★★☆
5GやeSIMに対応し柔軟に使えますが、ドコモの5G主要バンドn79には非対応です。
機能:★★★★★
スプラッシュタッチやおサイフケータイ、ウルトラボリュームなど、日本の生活に便利な機能が満載です。
使いやすさ:★★★★★
側面指紋認証や顔認証がスムーズで、初心者向けのシンプルモードも搭載しており誰でも扱いやすいです。
価格:★★★★★
3万円台前半でこれだけの耐久性と機能性を備えており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
総評:★★★★☆
A79 5Gからの確実な進化と違い
OPPO A3 5Gを前モデルのOPPO A79 5Gと比較すると、「実用性」の部分で劇的な進化を遂げていることが分かります。最も大きな違いは、薄型軽量化と耐久性の両立です。厚さが8.0mmから7.7mmへ、重量が193gから187gへとスリムになったにも関わらず、新たにMIL規格およびSGSの耐衝撃認証を取得し、壊れにくいタフなボディを手に入れました。
また、ディスプレイ性能も強化されています。解像度こそ下がりましたが、リフレッシュレートは90Hzから120Hzへ、最大輝度は680nitから1000nitへと向上し、屋外での視認性とスクロールの滑らかさは明らかに改善されました。充電速度も33Wから45Wへと高速化しており、バッテリー容量も微増しています。さらに、水濡れ時の操作性を高める「スプラッシュタッチ」機能の追加も、日常使いにおける大きなメリットです。
エンタメ性能の一部はスペックダウン
一方で、明確にスペックダウンした点もあります。ディスプレイ解像度がフルHD+からHD+に変更されたため、画面の精細さは前モデルの方が優れています。また、スピーカーもステレオからモノラルへと変更されており、音の広がりや臨場感は減少しました。高画質な動画視聴や音楽鑑賞を最優先するユーザーにとっては、A79 5Gの方が満足度が高い可能性があります。ここは、画質や音質といった「エンタメ性能」よりも、軽さや頑丈さといった「日常の実用性」にコストを振った結果だと言えるでしょう。
タフで使いやすい、万人に最適な一台
結論として、OPPO A3 5Gは「スマホをラフに使いたい人」や「バッテリー持ちと持ちやすさを重視する人」に最適な一台です。エンタメ機能の一部は割り切られていますが、その分、落としても壊れにくい安心感や、明るく見やすい画面、素早い充電といった、毎日使う上で本当に必要な機能が強化されています。
価格も手頃でおサイフケータイやシンプルモードも完備しているため、初めてスマホを持つお子様や、シニア世代、あるいは現場仕事などで頑丈なスマホを求めている方に自信を持っておすすめできる製品です。
OPPO A3 5Gの価格・購入先
※価格は2025/12/03に調査したものです。価格は変動します。
ECサイト
- Amazonで18,990円(税込)、
- 楽天市場で19,118円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで19,800円、
で販売されています。
Amazonで「OPPO A3 5G」をチェックする
楽天市場で「OPPO A3 5G」をチェックする
ヤフーショッピングで「OPPO A3 5G」をチェックする
AliExpressで「OPPO」をチェックする
米国 Amazon.comで「OPPO A3 5G」をチェックする
OPPO A3 5Gを安く買う方法
OPPO A3 5Gをできるだけ安く購入するには、IIJmioなどの格安スマホ(MVNO)やワイモバイルなどのサブブランドを利用するのがいいでしょう。また、楽天モバイルなどのキャリア(MNO)でも値下げされることがあるので、こまめにチェックしておきましょう。
IIJmio
OPPO A3 5GのIIJmioでの価格は以下の通りです。
通常価格(税込)
- 一括払い:29,800円
- 24回払い(月々):1,244円
乗り換え(MNP)価格(税込)※2026年2月2日まで
- 一括払い:9,980円
- 24回払い(月々):418円
乗り換え(MNP)での購入の場合、一括で9,980円、月々418円(24回払い)という価格で購入可能です。
IIJmioで「OPPO A3 5G」をチェックする
ワイモバイル
他社からのりかえ(MNP):
- 機種代金は21,996円ですが、大幅な割引が適用され、支払総額は1円となります(シンプル3 M/Lへの加入などの条件があります)。
機種変更:
- 機種代金は21,996円で、割引適用後の支払総額は14,796円です。
- ソフトバンク/LINEMOからのりかえ:
- 割引がなく、支払総額は21,996円です。
最も安価なのは、他社からの乗り換え(MNP)で1円ですが、ソフトバンク回線からの乗り換えは対象外です。
ワイモバイルで「OPPO A3 5G」をチェックする
楽天モバイル
OPPO A3 5Gの通常価格は22,001円です。
キャンペーン適用時の価格:
- 他社からの乗り換え(MNP)で楽天モバイルに申し込むと、22,000円の値引きが適用され、実質1円で購入できます。
- さらに、スマホ下取りサービスを利用し、例えばOPPO A73を下取りに出すと、4,540円の値引きが追加され、実質負担額は0円になります。
分割払い(通常価格):
- 24回払いの場合、月々916円です。
- 48回払いの場合、月々458円(初回のみ475円)です。
楽天モバイルで「OPPO A3 5G」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「OPPO A3 5G」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
OPPO A79 5G
OPPOから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年2月15日に発売)。
Android 13ベースのColorOS 13、MediaTek Dimensity 6020、4GBメモリ、フルHD+液晶、128GB UFS 2.2ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP+2MPのデュアルカメラ、前面8MPのフロントカメラ搭載で、
おサイフケータイ(Felica)、33W SUPERVOOCTM フラッシュチャージ、90Hzリフレッシュレート、180Hzタッチサンプリングレート、IP54防水防塵、ステレオスピーカー、36ヶ月システム劣化防止機能、マイナンバーカード機能、超省エネモード、最大1TBまでのストレージ拡張、「DIRAC3.0」、ハイレゾ(対応イヤホン使用時)、サイド指紋認証、顔認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで27,091円(SIMフリー版)、楽天市場で20,980円(送料無料・SIMフリー版・開封済み品)、ヤフーショッピングで29,800円(送料無料)です。
関連記事:OPPO A79 5Gをレビュー!Reno9 Aとスペック、使いやすさを比較
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OPPO A5 5G
OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年12月4日発売)。
ColorOS 15.0 (Android 15)、MediaTek Dimensity 6300、4GB(LPDDR4X)メモリ、1604 x 720 pxのLCD液晶、128GB (UFS 2.2)ストレージ、6,000mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約200万画素の2眼カメラ、前面約800万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(「AI消しゴム2.0」、「AI鮮明度強化」、「AIぼけ除去」、「AI反射除去」、「AI Studio」)、45W SUPERVOOC 急速充電、リバースチャージ機能、「スプラッシュタッチ」、手袋モード、「ウルトラボリュームモード」、タッチサンプリングレート 最大240Hz、アウト/イン同時撮影機能、「4年間」の快適操作に対応。
IPX5/IP6X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、「マイナンバー機能」、リフレッシュレート 最大120Hz、仮想メモリ(合計最大8GB相当)、最大1TBまでのストレージ拡張、サイド指紋認証、顔認証、USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで32,800円(税込・SIMフリー・日本国内版)、楽天市場で32,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで32,800円、です。
関連記事:OPPO A5 5G徹底レビュー!AI進化のカメラとゲーム性能、デメリット評価
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Galaxy A25 5G
Samsungから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年2月27日発売)。
Android 15、MediaTek Dimensity 6100+、4GBメモリ、720 x 1600 pxのTFT液晶、64GBストレージ、最大21時間(動画再生時)駆動する5000 mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、IPX5/IPX8防水防塵、、おサイフケータイ (Felica)、最大1.5TBまでのストレージ拡張、「かんたんモード」、「Galaxy使い方相談」、「端末リモート追跡」、通話録音、「Samsung Health」、「Smart Switch」(データ移行)、
目の保護モード、バッテリーの保護、省電力モード、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで24,334円(税込)、楽天市場で19,118円(送料無料)、ヤフーショッピングで15,436円です。
関連記事:Galaxy A25 5Gをレビュー!メリット・デメリット、価格、スペック、カメラ性能
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moto g05
モトローラから発売された6.7インチのスマートフォンです(2025年3月14日発売)。
Android 15、MediaTek Helio G81 Extreme、8GBメモリ、HD+(1,604 x 720 px)のTFT液晶、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面 約5,000万画素のメインカメラ、前面 約800万画素 のフロントカメラを搭載しています。
また、最大24GBまでのメモリ拡張、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、シンプルホーム、詐欺・迷惑電話対策、スマートスタートボタン、
IP52防水、最大1TBまでのストレージ拡張、、指紋認証(側面)、顔認証、USB Type-C (USB 2.0 /OTG)、3.5mmイヤホンジャック、、FMラジオ、デザリング、4G通信、 DSDV、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPS、NFC、に対応しています。
価格は、Amazonで16,020円(税込)、楽天市場で16,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで16,980円、です。
関連記事:moto g05レビュー!6.7大画面と24GB RAMで大満足な格安スマホ
Amazonで「moto g05」をチェックする
moto g64 5G
モトローラから発売された6.5インチの5Gスマートフォンです(2024年6月28日 発売)。
Android 14、MediaTek Dimensity 7020、8GB LPDDR4x メモリ、フルHD+のIPS液晶、128GBストレージ、5000mAh バッテリー、背面 50MP + 2MPの2眼カメラ、前面 16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、Dolby Atmos対応のステレオスピーカー、リフレッシュレート 120Hz、30W急速充電、IP52の防水防塵、FMラジオ、デザリング、Google アシスタント、指紋認証、顔認証、USB Tyep-C (OTG・USB 2.0)、3.5mmイヤホンジャック、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで22,800円(税込)、楽天市場で25,682円(送料無料)、ヤフーショッピングで32,734円、です。
関連記事:moto g64 5G 徹底レビュー!g53jからの進化点と欠点を比較
Amazonで「moto g64 5G」をチェックする
nubia S 5G
ZTEから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年1月16日 ワイモバイルから発売)。
Android 14ベース、UNISOC T760、4GB LPDDR4xメモリ、解像度2408 x 1080 pxのTFT液晶、128GBストレージ、5000 mAh、背面50MP+2MP+2MPの3眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、リアルタイムAI通訳機能、スマートスタートボタン、通話録音機能、シンプルホーム、NFC/おサイフケータイ (Felica) 、IPX5/IPX8防水IP6X防塵、指紋認証と顔認証、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.0、GPS、に対応しています。
価格は、Amazonで12,900円、楽天市場で16,698円(送料無料)、ヤフーショッピングで12,748円です。
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Redmi 14C
シャオミから発売された6.8インチの4G スマートフォンです(2024年10月17日発売)。
Android14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Helio G81-Ultra、4GB / 8GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、128GB / 256GB eMMC 5.1 ストレージ、5160 mAh バッテリー、背面50MP + 補助のAI 2眼カメラ、前面13MP カメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、18W急速充電、IP52防水防塵、サイド指紋認証、AI顔認証、FMラジオ、最大1TBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで14,028円(税込)、楽天市場で17,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで23,980円、です。
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Nothing CMF Phone 1
Nothingから発売されたNothing OS 2.6搭載の5G スマートフォンです。MediaTek Dimensity 7300、スーパー AMOLED液晶、5000 mAh バッテリー、背面 50MPのメインカメラ、前面 16MPのフロントカメラ搭載で、
交換式のカバー、33W 急速充電、5Wリバースチャージ、最大2TBまでのストレージ拡張、ディスプレイ内指紋認証、リフレッシュレート 120 Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、IP52防水防塵、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、楽天市場で24,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで23,000円(中古品)、です。
関連記事:Nothing「CMF Phone 1」とPhone (2a)の違いを解説
Amazonで「Nothing CMF Phone 1」をチェックする
BASIO active3
au/UQ mobileから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2025年4月18日発売)。
Android™ 14、MediaTek Dimensity 6300 プロセッサ、4GBメモリ、HD+(1,560×720)のTFT-LCD液晶、64GBストレージ、4500mAhバッテリー、背面5,000万画素の広角カメラと約200万画素のマクロカメラからなる2眼カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、おサイフケータイ(NFC)IPX5/IPX8の防水性能とIP6Xの防塵性能、迷惑電話対策機能、お好み調整(文字サイズ、画面消灯時間、通話音質)、画面録画、スマホの健康診断、でかピクト表示、天気などがわかるホーム画面に対応しています。
さらに、ワンタッチボタン、電話・メール専用ボタン、ダイレクトボタン(アプリ起動・音声検索)、歩数計(au限定通知機能あり)、トピックスクリーン、radiko+FM(ラジスマ、イヤホン別売)、指紋認証(電源ボタン)、顔認証(マスク対応)、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、auとUQ mobileで機種代金46,800円(※それぞれ割引あり)、です。
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他のOPPO スマホと比較
他にもOPPOのスマホが販売されています。2025年の最新モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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