2024年6月27日に発売された「OPPO Reno11 A」は、人気のReno Aシリーズの最新モデルとして、そのバランスの取れた性能と手頃な価格で大きな注目を集めています 。
このレビューでは、前モデル「OPPO Reno9 A」から何が進化し、どこが変わったのか、そして日々の使い勝手はどれほど快適になったのかを、実機を使って徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
OPPO Reno11 A の長所(Pros):
- ライフスタイルを変えるほどの圧倒的な67W急速充電
- 屋外でも見やすく、120Hzで滑らかな大画面有機ELディスプレイ
- 日常使いでストレスを感じさせない、ワンランク上の処理性能
- AI編集機能が加わり、さらに楽しくなったカメラ性能
- 優れたコストパフォーマンス
OPPO Reno11 A の短所(Cons):
- 手ブレに弱く、動きながらの撮影には向かない動画性能
- 防水性能が前モデルのIPX8からIPX5へとダウングレード
- イヤホンジャックの廃止と、物足りないモノラルスピーカー
- 急速充電器が同梱されていない
総合評価:
OPPO Reno11 Aは、充電速度とディスプレイ品質を重視する日常利用がメインの方にとって、非常にコストパフォーマンスの高い理想的なスマートフォンです。いくつかの妥協点はありますが、それを補って余りある快適な体験を提供してくれる、多くの人におすすめできる一台と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- OPPO Reno11 Aのデザイン、質感、携帯性
- 120Hz対応ディスプレイの見やすさと操作感
- Dimensity 7050の処理性能とAntutuベンチマークスコア
- 「原神」など人気ゲームの動作検証
- 6400万画素カメラの画質とAI編集機能の実力
- 67W急速充電の速度とバッテリーの持続時間
- ColorOS 14の便利な機能、おサイフケータイやマイナンバーカード対応
- 前モデル「OPPO Reno9 A」からの進化点と変更点のすべて
- メリット・デメリットの総まとめ
- SIMフリー版の対応バンドと各キャリアでの利用可否
この記事を最後まで読むことで、「OPPO Reno11 A」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: OPPO Reno11 A| オッポ
デザイン:OPPO Reno11 A ~手にした瞬間に感じる、軽さと進化した質感~
ここでは、OPPO Reno11 Aのデザイン、持ちやすさ、そして耐久性や接続ポートについて、前モデルのOPPO Reno9 Aと比較しながら、実際に手に取って感じたことを詳しく書いていきます。スマホ選びにおいて、スペックだけでなく毎日触れる部分の満足感は非常に重要です。そのリアルな使用感をお伝えします。
手にした瞬間の驚きと、見る角度で変わる表情
OPPO Reno11 Aを箱から出して最初に感じたのは、その驚くほどの「軽さ」と「薄さ」でした。スペック上の重量は約177g、厚さは約7.6mmと、前モデルのOPPO Reno9 A(約183g、厚さ約7.8mm)からわずかな差ですが、実際に手に取ると数値以上の軽快さを感じます 。約6.7インチの大画面モデルでありながら、この軽さは長時間のSNSチェックや電子書籍の閲覧でも疲れにくく、大きなメリットだと感じました 。
<サイズ、重量の違い>
- OPPO Reno11 A:約162mm(縦)×約75mm(横)×約7.6mm(厚さ)、重量は約177g
- OPPO Reno9 A:約160mm(縦)×約74mm(横)×約7.8mm(厚さ)、重量は約183g
背面デザインは、Reno9 Aのサラサラとした「OPPO Glow」加工とは一線を画し、より個性的で高級感のある仕上がりになっています 。私が試したコーラルパープルは、エレガントなライラックカラーの中に珊瑚やダイヤモンドのような輝きが散りばめられており、光の当たる角度によって表情を変えるため、所有する喜びを感じさせてくれます 。
一方で、カラーバリエーションが個性的になったことで、「色の選択肢が残念」と感じる人がいるのも事実かもしれません 。しかし、約4万円台のスマホとは思えないこの質感の高さは、大きな魅力と言えるでしょう 。
<カラーの違い>
- OPPO Reno11 A:コーラルパープル、ダークグリーン
- OPPO Reno9 A:ムーンホワイト、ナイトブラック
大画面なのに持ちやすい、絶妙なサイズ感とボタン配置の変更点
ディスプレイのベゼル(縁)が前モデルより明らかに細くなった点も、特筆すべき進化です。画面占有率はReno9 Aの89.4%から93.4%へと向上しており、動画視聴時の没入感は格段にアップしました 。本体サイズは少し縦長になりましたが、その分スリムな印象を受け、ジーンズのポケットにもスムーズに収まります 。
ただし、持ちやすさの面で一つ気になったのが、物理ボタンの配置です。Reno9 Aでは音量ボタンが左側面、電源ボタンが右側面に配置されていましたが、Reno11 Aではすべて右側面に集約されました 。右利きでスマホを左手で持つ私にとっては、音量調整の際に少し指の移動が必要になり、慣れるまで少し時間がかかりました 。特に片手でのスクリーンショット操作などでは、Reno9 Aの配置の方が直感的だったと感じます。
耐久性と接続ポート:進化した点と少し残念な変更点
耐久性に関しては、OPPO Reno11 AはIP65の防塵・防水性能を備えています 。これにより、外出先での急な雨やキッチンでの水しぶき程度であれば、安心して使用できます 。しかし、前モデルのReno9 AがIPX8という、水面下での使用にも耐えうる最高水準の防水性能を誇っていたことを考えると、この変更は少し残念なポイントです 。お風呂でゆっくり動画を楽しみたい、と考えていた私にとっては、使用をためらう理由になりました 。
接続ポートに目を向けると、最大の変更点は3.5mmイヤホンジャックが廃止されたことです 。これは時代の流れかもしれませんが、愛用していた有線のイヤホンを直接使えなくなったのは寂しい限りです 。Bluetoothイヤホンを持っていない日は、別途Type-C変換アダプタが必要になります 。
OPPO Reno11 AのUSB Type-Cポートは、本体下部の中央に配置されています。これは前モデルのOPPO Reno9 Aと同じレイアウトであり、多くのスマートフォンで採用されている標準的な位置です 。そのため、充電ケーブルを接続する際に迷うことはなく、直感的に使用できるでしょう。
ポートの両脇にはマイクとスピーカーが備わっています 。また、カメラの出っ張りはReno9 A同様に大きく、カバーを付けずにデスクに置くと少しガタつくのが気になりました 。デザイン性を損なわない薄いケースは必須かもしれません。
まとめ:デザイン
- 第一印象: 前モデルReno9 Aより約6g軽い約177gで、手にした瞬間に驚くほどの軽さと薄さを実感 。
- デザイン: 見る角度で表情を変える背面の3Dテクスチャー加工は高級感がある 。Reno9 AのOPPO Glowとはまた違った所有欲を満たす魅力がある 。
- 携帯性: 約6.7インチの大画面ながらベゼルが細くなり持ちやすい 。しかし、ボタンが右側面に集中したため、左手での片手操作には慣れが必要だと感じた 。
- 耐久性: 防水性能がIP65に変更 。Reno9 AのIPX8よりは等級が下がっており、お風呂など水没の可能性がある場所での使用は注意が必要 。
- 接続ポート: 3.5mmイヤホンジャックが廃止されたのは残念な点 。USB Type-Cポートは引き続き搭載している 。
ディスプレイ:OPPO Reno11 A ~120Hzがもたらす感動のなめらかさと、没入感を高める極細ベゼル~
ここでは、OPPO Reno11 Aのディスプレイ性能について、その美しさや操作感を詳しく書いていきます。前モデルのOPPO Reno9 Aからどれほど進化したのか、動画視聴やWebブラウジングなど、様々なシーンでの実体験を交えながらレビューします。スマートフォンの顔とも言えるディスプレイは、日々の満足度を大きく左右する重要なパーツです。その進化のほどをぜひ感じてください。
没入感を劇的に高める大画面と極細ベゼル
OPPO Reno11 Aを手にして電源を入れた瞬間、まずその画面の広がりと美しさに引き込まれました。ディスプレイサイズは前モデルのOPPO Reno9 Aの約6.4インチから約6.7インチへと大型化 。しかし、単に大きくなっただけではありません。
最大の進化は、ベゼル(縁)が劇的に細くなったことです。特にReno9 Aでは少し気になっていた画面下部の太いベゼルがReno11 Aでは解消され、上下左右がほぼ均等なスッキリとしたデザインになりました 。これにより画面占有率は93.4%にまで達し、まるで映像だけが宙に浮いているかのような強烈な没入感を味わえます 。
<ディスプレイの違い>
- OPPO Reno11 A:約6.7インチの有機EL、解像度: FHD+ (2412 × 1080)、色彩深度: 10億7000万色
- OPPO Reno9 A:約6.4インチの有機EL、解像度: FHD+ (2400×1080)、色彩深度: 1670万色(8ビット)
この有機ELディスプレイは「10億色の色彩表現」に対応しており、発色は非常に鮮やかでコントラストも優れています。これは、前モデルReno9 Aの「1670万色(8ビット)」 から大幅な進化であり、色の階調が格段に豊かになりました。実際に夕焼けの写真や色彩豊かな映画を観ると、色のグラデーションが非常に滑らかで、リアリティが増したことをはっきりと体感できます。
<輝度の違い>
- OPPO Reno11 A: 900nit (ニト)
- OPPO Reno9 A: 600nit (ニト)
天気の良い日に公園のベンチでYouTubeを見ることが多いのですが、Reno9 Aでは太陽光の下で画面が見づらいと感じることがありました 。しかしReno11 Aは最大輝度が向上しており、直射日光下でも明るく、動画の細部までしっかり視認できたのには感動しました 。これなら屋外でもストレスなく動画や地図アプリを使えます。
120Hzリフレッシュレートがもたらす異次元の快適操作
OPPO Reno11 Aのディスプレイにおける最大の進化点は、リフレッシュレートが最大120Hzに対応したことでしょう 。前モデルのReno9 Aも最大90Hzで十分なめらかでしたが、120Hzの世界は別次元でした 。X(旧Twitter)のタイムラインやニュースサイトを高速でスクロールしても、文字の残像感がほとんどなく、ピタッと目で追うことができます。この「ぬるぬるサクサク」な操作感は一度体験してしまうと、もう元には戻れないほどの快適さです。
<リフレッシュレートの違い>
- OPPO Reno11 A:最大120Hz(可変:120Hz/90Hz/60Hz)
- OPPO Reno9 A:最大90Hz(可変:90Hz/60Hz)
タッチ操作の応答性も素晴らしく、タッチサンプリングレートは最大240Hzを誇ります 。例えば『PUBGモバイル』のような、一瞬の判断と正確なエイムが求められるゲームでは、指の動きに画面が吸い付いてくるような感覚で、非常に快適にプレイできました。
<タッチサンプリングレートの違い>
- OPPO Reno11 A:最大240Hz
- OPPO Reno9 A:最大180Hz
ただし、使い始めはリフレッシュレートの自動制御がうまく働かないのか、少し動きが鈍く感じることがありました。その際は、設定からリフレッシュレートを「高(120Hz)」に手動で固定することで、常に最高のパフォーマンスを引き出すことができ、あらゆる操作が滑らかになりました。
<OPPO Reno11 Aのディスプレイ仕様>
- サイズ: 約6.7インチ
- 種類: 2.5DフレキシブルOLED(有機EL)
- 解像度: FHD+ (2412 × 1080)
- リフレッシュレート: 最大120Hz
- タッチサンプリングレート: 最大240Hz
- 色彩深度: 10億7000万色
- 輝度: 通常輝度500nits、最大輝度900nits
- 画面占有率: 93.4%
まとめ:ディスプレイ
- 表示品質: 約6.7インチの有機ELは、10億色の色彩表現で非常に色鮮やか 。前モデルReno9 Aの弱点だった屋外での視認性も、輝度向上により大幅に改善されました。
- デザイン統合: Reno9 Aで気になった下部の太いベゼルが細くなり、画面占有率93.4%を実現 。動画やゲームへの没入感が格段に向上しました。
- 操作性: リフレッシュレートが最大120Hzに進化したことで、スクロールは感動的なほどなめらか 。一度体験すると元には戻れない快適さです。
- 応答性: タッチサンプリングレートが最大240Hzと高く、タッチ操作も非常にスムーズ 。素早い操作が求められるゲームでもストレスを感じませんでした。
- 総評: ベゼルの縮小、輝度とリフレッシュレートの向上など、Reno9 Aから正統進化を遂げた、エンタメ体験に最適なディスプレイだと断言できます。
パフォーマンス:OPPO Reno11 A ~日常を加速させる、ワンランク上のプロセッサ~
ここでは、OPPO Reno11 Aのパフォーマンスについて、その頭脳であるCPUやグラフィックス性能、そしてマルチタスクを支えるメモリやストレージに至るまで、前モデルのOPPO Reno9 Aと比較しながら詳しく書いていきます。日々の操作がどれほど快適になったのか、その実力を深掘りします。
ワンランク上のプロセッサへ、CPUとGPUの確かな進化
OPPO Reno11 Aのパフォーマンスを語る上で最大のトピックは、SoC(System on a Chip)が、前モデルOPPO Reno9 Aの「Qualcomm Snapdragon 695 5G」から「MediaTek Dimensity 7050」へと刷新されたことです。どちらも省電力性能に優れた6nmプロセスで製造されていますが、その中身は大きく進化しています。
CPUの構成を見ると、Dimensity 7050は2つの高性能コア(Cortex-A78)と6つの高効率コア(Cortex-A55)という点はSnapdragon 695と同じですが、高性能コアの最大動作周波数がReno9 Aの2.2GHzから2.6GHzへと大幅に引き上げられています 。この差が、アプリの起動やウェブページの読み込みといった日常操作のキビキビとした動作に直結していると感じました。
グラフィックス性能も同様に向上しています。Reno11 Aが搭載するGPU「ARM Mali-G68 MC4」は、Reno9 Aの「Adreno 619」と比較して、グラフィック性能を測るベンチマークテスト「3DMark Wild Life」のスコアが約1215点から約2242点へと、実に1.8倍以上も向上しています 。また、「Geekbench 6」のスコアを見ても、シングルコア、マルチコア共にReno9 Aを上回っており 、CPUとGPUの両面で着実なパワーアップを遂げていることが数値からも明らかです。
余裕のメモリとストレージが支える快適なマルチタスク
OPPO Reno11 Aは8GBのRAM(メモリ)を搭載しています。これは前モデルのOPPO Reno9 Aと同じ容量ですが、Reno11 AはRAM拡張機能によって最大16GB相当まで拡張することが可能です 。メモリの規格に目を向けると、Reno9 AはLPDDR4X規格のRAMを搭載していました 。一方、Reno11 AのDimensity 7050は、より高速なLPDDR5規格に対応しています 。これにより、アプリ間の切り替えやデータの読み込みがさらにスムーズになりました。
ストレージ(ROM)は128GBと十分な容量を備え、最大2TBのmicroSDカードにも対応しているため、容量不足の心配は少ないでしょう 。ストレージの種類については、Reno9 Aが搭載していたのはUFS 2.2でした 。この規格は、書き込み速度を向上させる「WriteBooster」機能を特徴としています 。Reno11 Aが搭載するDimensity 7050は、さらに高速なUFS 3.1規格までサポートしており 、アプリのインストールや写真の保存といった日々のあらゆる場面で、より高速なデータ書き込み性能を体感できます。
実際に「Spotify」で音楽を再生しながら「Google Chrome」で複数のタブを開き、さらに「LINE」でメッセージをやり取りするといったマルチタスクシーンでも、これらの進化したメモリやストレージ性能のおかげで、Reno9 Aで時折感じたアプリの再読み込みがほとんど発生せず、ストレスフリーな体験ができました。
日常操作で光る、ストレスフリーな体感速度
CPUとGPUの地力向上は、実際の使用感に大きな違いをもたらしました。WebブラウジングやSNSの閲覧といった日常的な操作は極めて快適で、「サクサク動いて普段使いには十分すぎる」という評価も納得です 。特に、Reno9 Aでは4K動画の再生時にカクつきや停止が報告されていましたが、Reno11 AではYouTubeで4Kコンテンツを視聴しても、コマ落ちすることなく非常に滑らかに再生できました 。
また、写真編集アプリ「Adobe Lightroom」で少し重めのRAW画像を編集してみたところ、プレビューの表示や書き出しにかかる時間がReno9 Aよりも明らかに短縮されているのを体感できました。Reno9 Aで一部のユーザーが感じていた「ワンテンポ遅れる」ような感覚は解消され、負荷のかかる作業でも安定感が増しています 。まさに、多くのユーザーが「ストレスを感じることなく、サクサクとスムーズに操作できた」と感じるパフォーマンスを実現しています 。
<OPPO Reno11 AのCPU仕様>
- SoC: MediaTek Dimensity 7050
- 製造プロセス: TSMC 6nm
- CPU: 2x Cortex-A78 (最大2.6GHz) + 6x Cortex-A55 (最大2.0GHz) オクタコア
- GPU: ARM Mali-G68 MC4
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサ性能: CPUがSnapdragon 695からDimensity 7050へ刷新され、特に高性能コアのクロックが最大2.6GHzに向上し、キビキビとした動作を実現しています 。
- グラフィックス性能: GPUがMali-G68 MC4になり、3DMarkのスコアが示す通りグラフィック性能もReno9 Aから大きく向上しました 。
- メモリとストレージ: 8GB RAMと最大16GBまでのRAM拡張機能により、マルチタスク性能が安定 。microSDカードで最大2TBまで拡張可能なストレージも心強いです 。
- 日常での体感速度: WebブラウジングやSNS、4K動画視聴といった日常的な操作は極めて快適 。Reno9 Aで感じられたワンテンポの遅れが解消されました 。
- 総評: 日常使いにおいて、ストレスフリーな体験を提供する十分なパフォーマンス。特にCPUとGPUの地力向上が、前モデルとの大きな差を生んでいます。
Antutuベンチマーク
OPPO Reno11 Aが搭載するMediaTek Dimensity 7050 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約59万点(590704)を記録しています。
例: Antutu V10.2.6 総合で「590704」、CPUで「174117」、GPUで「115464」、MEMで「138928」、UXで「162195」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
一方、前モデル「OPPO Reno9 A」はQualcomm Snapdragon 695 5G プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 45万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「453535」、CPUで「152986」、GPUで「103415」、MEMで「92638」、UXで「104496」
OPPO Reno11 Aは前モデル「OPPO Reno9 A」よりもスコアが14万点上がっています。
MediaTek Dimensity 7050性能を比較
OPPO Reno11 Aが搭載するMediaTek Dimensity 7050 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPU ランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万
- Dimensity 7300-Ultra(Redmi Note 14 Pro 5G)・・・Antutu 約 67万
- Snapdragon 6 Gen 1 (OPPO Reno13 A)・・・Antutu 約 64万
- Snapdragon 7s Gen2 (AQUOS sense9/arrows We2 Plus)・・・Antutu:60万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約59万
- Dimensity 7025 (arrows We2/moto g64 5G)・・・Antutu:50万
- Dimensity 6300 (AQUOS wish5)・・・Antutu:39万
- MediaTek Dimensity 6100+(Galaxy A25 5G)・・・Antutu:39万
- Dimensity 700 5G (AQUOS wish4)・・・Antutu:約35万
- MediaTek Helio G81 (moto g05/ Redmi 14C)・・・Antutu:約25万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 7050は、ミドルレンジ市場において非常にバランスの取れた優秀なプロセッサであると評価できます。Snapdragon 7s Gen2に匹敵し、Snapdragon 6 Gen 1とも競い合える性能を持つ一方で、Dimensity 7025以下のクラスとは一線を画すパフォーマンスを実現しています。この性能は、ユーザーがスマートフォンに求めるであろう、日々の快適な操作性から、カジュアルなゲームプレイまで、幅広いニーズに応えることができる汎用性の高さを物語っています。
ゲーム性能
OPPO Reno11 Aが搭載するMediaTek Dimensity 7050 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神
世界的に人気のあるオープンワールドアクションRPGです。広大なマップの探索やリアルタイムでの戦闘が特徴で、グラフィックの負荷が非常に高いゲームとして知られています。
Dimensity 7050でプレイする場合、グラフィック設定を「中」にすることで、安定した動作をします。この設定では、フィールドの探索中は30fpsから40fps前後で滑らかに動作し、キャラクターの移動や景色の描画にストレスを感じることはありません。エフェクトが多用される激しい戦闘シーンや、複数の敵キャラクターが同時に出現する場面では、フレームレートは30fps近辺で安定し、ゲームプレイの継続性を保ちます。
フォートナイト
クラフト要素が特徴的なバトルロイヤルTPSです。100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦い、リアルタイムでの建築や戦闘が繰り広げられます。
このプロセッサでは、グラフィック設定を「中」、フレームレート設定を30fpsにすることで、安定したプレイが可能です。パフォーマンスを優先してグラフィック設定を「低」にすると、60fpsでの動作も視野に入ります。特に建物の少ない序盤では60fpsを維持しますが、終盤の建築物が密集する戦闘エリアでは40fps台まで変動することがあるため、安定性を求めるなら30fps設定が確実です。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が参加する大規模なバトルロイヤルFPSで、PC版やコンソール版に匹敵するグラフィックとゲーム体験を提供します。
本作は要求スペックが高いため、グラフィック設定を「中」以下に調整することが快適なプレイの鍵となります。この設定で、フレームレートは30fpsから40fps程度で推移します。特に敵との遭遇時や爆発などのエフェクトが多い場面では30fpsを維持するように動作し、照準や射撃といった基本操作に大きな遅延は生じません。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
ダークファンタジーの世界を舞台にしたアクションRPGです。無数の敵をなぎ倒していく爽快な戦闘と、ハックアンドスラッシュ要素が魅力です。
このゲームは最適化が進んでおり、Dimensity 7050の性能を十分に引き出せます。グラフィック設定を「中」に設定すれば、60fpsでの非常に滑らかなプレイが可能です。ダンジョン内での戦闘や探索では安定して60fpsを維持し、多数の敵や派手なスキルエフェクトが画面を埋め尽くすような場面でも、フレームレートの大きな低下はなく、快適なプレイフィールが続きます。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の世界を章立てで体験できるRPGです。コマンドバトルが中心で、美麗なグラフィックで描かれるストーリーが特徴です。
本作はアクション性が低く、プロセッサへの負荷は比較的穏やかです。「高」画質設定でも、バトルシーンやイベントシーンにおいて、上限である60fpsにほぼ張り付いた状態で動作します。キャラクターの必殺技であるリミットブレイクの演出もカクつくことなく、滑らかに描画され、物語への没入感を損ないません。
アスファルト:Legends Unite
リアルなグラフィックと派手なニトロアクションが特徴のアーケードレースゲームです。高速で駆け抜ける爽快感が魅力です。
このゲームでは、「高」画質設定を選択しても快適なレース体験が可能です。レース中は安定して50fpsから60fpsの高いフレームレートを維持します。ライバル車との接触や、ジャンプ台からの派手なスタント、ニトロ使用時のブラーエフェクトがかかる場面でも、描画がもたつくことはなく、スピード感あふれるプレイを楽しめます。
まとめ:ゲーム性能
MediaTek Dimensity 7050は、AntutuベンチマークのGPUスコアが約11.5万点であることから、ミドルレンジスマートフォン向けのプロセッサとして非常にバランスの取れたゲーム性能を持っています。「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」のような特に負荷の高いタイトルでは、グラフィック設定を「中」以下に調整することで、安定した30fps以上でのプレイを実現します。
一方で、「ディアブロ イモータル」や「アスファルト」のように最適化が進んでいるゲームや、「FFVII エバークライシス」のような比較的負荷の軽いゲームでは、「高」設定で60fpsの滑らかな動作が可能です。このプロセッサは、最高画質にこだわらず、幅広いジャンルのゲームを快適に楽しみたいと考えるユーザーにとって、コストパフォーマンスに優れた確かな選択肢となります。
カメラ性能:OPPO Reno11 A ~6400万画素の描写力と生成AIが拓く新たな写真体験~
ここでは、OPPO Reno11 Aのカメラ性能について詳しく書いていきます。6400万画素に進化したメインカメラの描写力や、新たに搭載された生成AI機能が、普段のスマホ写真をどのように変えてくれるのか。前モデルのOPPO Reno9 Aとの比較や、様々なシーンで撮影したリアルな作例を交えながら、その実力に迫ります。
ハードウェアの進化点:高画素化で切り取る、鮮明な世界
OPPO Reno11 Aのカメラで最も注目すべきは、メインの広角カメラが前モデルOPPO Reno9 Aの約4800万画素から、約6400万画素へと大幅に進化したことです 。この高画素化は伊達ではなく、撮影した写真の解像感を格段に向上させています。
実際に晴れた日に風景を撮影してみると、遠くの建物の輪郭や木の葉一枚一枚までシャープに捉え、拡大してもディテールが潰れにくいことに驚きました。Reno9 Aも日常使いには十分なカメラでしたが、Reno11 Aではより立体感のある、記録以上の「作品」に近い写真を残せると感じます 。
<メインカメラの画素数の違い>
- OPPO Reno11 A: 約6,400万画素
- OPPO Reno9 A: 約4,800万画素
超広角カメラ(約800万画素)とマクロカメラ(約200万画素)の構成はReno9 Aから引き継いでいますが、超広角カメラの画角はReno9 Aの120°から112°へと少し狭くなっています 。これは、Reno9 Aの方が一度に写せる範囲がわずかに広かったことを意味します。
<超広角カメラ画角>
- OPPO Reno11 A: 画角112°
- OPPO Reno9 A: 画角120°
また、インカメラの進化は目覚ましいものがあり、Reno9 Aの約1600万画素から、一気に2倍の約3200万画素になりました 。これにより、加工アプリを使わなくても肌の質感が自然で健康的に写り、オンライン会議や友人とのビデオ通話でも自信を持って顔を映せます 。ただし、OPPO端末の伝統か、電源ボタンの2度押しでカメラを起動するショートカット機能がない点は、シャッターチャンスを逃したくない私にとっては少し残念なポイントでした。
<インカメラの画素数の違い>
- OPPO Reno11 A: 約3,200万画素
- OPPO Reno9 A: 約1,600万画素
※こちらのYoutube動画で「OPPO Reno11 A」のカメラで撮影したサンプル写真を確認できます。
日常から夜景まで、作例で見る描写力の違い
日中の撮影では、高画素センサーの恩恵を最大限に感じられます。晴れの日はもちろん、曇りの日でも被写体の色を忠実に、そしてナチュラルな雰囲気で再現してくれました 。Reno9 Aでは時に色が薄く感じられるシーンもありましたが、Reno11 Aでは被写体をより鮮やかに捉えます。ただし、一部の料理写真では寒色系がやや強く出てしまい、暖かみのある美味しそうな表現という点では、好みが分かれるかもしれません 。
夜景撮影の性能は、Reno9 Aから着実に進化しています。Reno9 Aでは時にノイズや街灯の白飛びが気になりましたが、Reno11 Aでは光と影のバランスが良く、ビルの輪郭やネオンの輝きを立体的に捉えることができました 。ただ、シーンによっては全体を明るく写しすぎる傾向があり、「夜のしっとりとした雰囲気がもう少し欲しい」と感じることもありました 。
ズーム性能も向上しており、OPPO Reno11 Aは最大10倍のデジタルズームに対応しています 。これは最大6倍だったOPPO Reno9 Aから進化した点です 。実際に2倍程度のズームであれば画質の劣化はほとんど気になりませんが 、5倍を超えると少しずつ画質が粗くなる印象でした 。
<ズーム性能(デジタルズーム)の違い>
- OPPO Reno11 A: 最大10倍
- OPPO Reno9 A: 最大6倍
- AIが写真体験を拡張する、新搭載の編集機能
OPPO Reno11 Aのカメラを語る上で欠かせないのが、Reno Aシリーズとして初めて搭載された生成AI編集機能です。特に「AI消しゴム」は非常に強力で、先日友人と撮った記念写真に写り込んでしまった通行人を指でなぞるだけで、まるで初めからいなかったかのように自然に消去できたのには感動しました。その精度は非常に高く、写真の失敗を恐れずに済むので、撮影がもっと楽しくなります。
また、被写体をワンタップで切り抜ける「AIクリッピング」も便利な機能です。切り抜いた画像はメモに貼り付けたり、ステッカーとして使ったりと、SNSでのコミュニケーションの幅を広げてくれます。これらの機能は、単に綺麗に撮るだけでなく、撮影後の写真で「遊ぶ」楽しさを提供してくれました。
<AI編集機能の違い>
- OPPO Reno11 A: Reno Aシリーズで初めて生成AI編集機能を搭載し、AI消しゴムとAIクリッピングが利用可能
- OPPO Reno9 A: AIカラーポートレート(インカメラのみ対応)、ネオンポートレート、AIビューティー機能を搭載
動画性能のリアルな使用感と課題
動画性能については、OPPO Reno11 Aは4K解像度での撮影に対応し、前モデルのOPPO Reno9 Aが1080pまでだったことを考えると、記録できる映像の精細さは大きく向上しました。
先日、公園で開催されていた祭りで、演舞を撮影しようとこの4K機能を試してみました。鮮やかな衣装のディテールや、舞い散る汗の粒まで捉えるような解像感は素晴らしかったです。しかし、演者のダイナミックな動きに合わせて少し歩きながら撮影したところ、映像はかなり上下に揺れてしまい、後で見返すと少し酔ってしまうほどでした。
このように、手ブレ補正の効きは依然として弱く、動きのあるシーンを滑らかに撮影するのは難しいと感じます。三脚などでスマートフォンを固定して撮影する分には美しい4K映像を残せますが、Vlogのように歩きながら撮影する用途には、正直なところ向いていないというのが私の結論です。
<動画撮影の違い>
アウトカメラの動画撮影解像度
- OPPO Reno11 A: 最大4K@30fpsに対応
- OPPO Reno9 A: 最大1080P@30fpsまで(4K動画撮影には非対応)
インカメラの動画撮影解像度
- OPPO Reno11 A: 最大4K/1080P/720P@30fpsに対応
- OPPO Reno9 A: 最大1080P/720P@30fpsまで
<OPPO Reno11 Aのカメラ仕様>
アウトカメラ
- 広角:約6,400万画素(F値1.7)
- 超広角:約800万画素(F値2.2 / 画角112°)
- マクロ:約200万画素(F値2.4)
インカメラ
約3,200万画素(F値2.4)
<カメラの機能>
背面カメラ:写真、動画、夜景、エキスパート、パノラマ、ポートレート、タイムラプス、スローモーション、テキストスキャナー、エキストラHD、ステッカー、Google Lens
前面カメラ:写真、動画、パノラマ、ポートレート、夜景、タイムラプス、AIビューティー、 露出補正
まとめ:カメラ性能
- メインカメラ画質: 約6400万画素に向上し、日中の風景や物撮りでは細部まで精細な描写が可能になりました 。
- インカメラ性能: 約3200万画素へと倍増し、加工なしでも自然で美しい自撮りが楽しめるようになったのは大きな魅力です 。
- AI編集機能: 新搭載の「AI消しゴム」は非常に実用的で、写真撮影後の楽しみ方を広げてくれる画期的な機能です 。
- 夜景撮影: Reno9 Aよりノイズが少なく立体的な撮影が可能になりましたが、シーンによっては明るく写りすぎる傾向があります 。
- 動画性能: 4K撮影に対応したものの、手ブレ補正は依然として弱く、動きながらの撮影には向かないという課題が残ります 。
- 総評: 静止画、特にメインカメラとインカメラの性能は価格以上に進化しました。AI機能も加わり「撮る楽しさ」が増しましたが、動画性能は今後の改善に期待したいです。
バッテリー:OPPO Reno11 A ~もう充電切れは怖くない、67W急速充電と5,000mAhの安心感~
ここでは、スマートフォンの生命線ともいえるOPPO Reno11 Aのバッテリー性能について詳しく書いていきます。大容量化されたバッテリーが一日どれだけ持つのか、そして前モデルのOPPO Reno9 Aから劇的に進化した充電速度が、日々の生活にどのような変化をもたらすのか。私のリアルな体験を交えながら、その実力に迫ります。
一日中余裕のスタミナ、5,000mAh大容量バッテリー
OPPO Reno11 Aのバッテリーは、前モデルOPPO Reno9 Aの4,500mAhから5,000mAhへと着実に容量をアップさせています。この500mAhの増量は、実際の使用感において大きな安心感をもたらしてくれました。
実際に朝100%の状態で家を出て、通勤中に音楽配信サービスで音楽を聴き、日中は仕事の連絡をチェック、昼休みにはYouTubeで動画を楽しみ、帰宅後もSNSやニュースアプリを閲覧するという、ごく一般的な使い方をしても、夜寝る前にはバッテリーがまだ30%以上も残っていました。
Reno9 Aを使っていた頃は、少し使いすぎた日は帰りの電車で残量を気にしてモバイルバッテリーを探すこともありましたが、Reno11 Aにしてからはその心配が一切なくなりました。ある検証データによれば、フル充電から約12時間48分も連続使用が可能とのことなので、このスタミナも納得です。 さらに、4年後も80%以上の容量を維持すると謳う長寿命設計も、長く使い続けたいユーザーにとっては非常に心強いポイントです。
ライフスタイルを変える、革命的な67W急速充電
OPPO Reno11 Aのバッテリー性能で最も感動したのは、その圧倒的な充電速度です。最大67Wの「SUPERVOOC™」急速充電に対応しており、これは最大18WだったReno9 Aの3倍以上の速さに相当します。この進化は、もはや「革命」と言っても過言ではありません。
先日、朝起きたらスマートフォンの充電を忘れていたことに気づき、バッテリー残量はわずか5%。絶望的な状況でしたが、慌てて充電を開始し、朝の支度をしている約20分の間に、バッテリーは50%以上まで一気に回復しました。 おかげで、その日一日、充電切れを気にすることなく安心して過ごすことができました。
Reno9 Aではフル充電に約2時間近くかかっていたため、このような急な場面での対応は不可能でした。 まさに「朝の支度時間で、一日分のバッテリーをチャージできる」という謳い文句通りの体験で、充電忘れのストレスから完全に解放されました。
ただし、一つ注意点があります。この67W急速充電の恩恵を最大限に受けるには、別売りの対応充電器が必要です。 製品には充電器が同梱されていないため、この点は留意しておく必要があります。
<OPPO Reno11 Aのバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 公称値 5,000mAh
- 急速充電: 67W SUPERVOOCTM フラッシュチャージ / 55W PPS
- 充電時間: 約20分で50%以上、約48分で100%まで充電可能
- その他: 4年使える長寿命バッテリー
まとめ:バッテリー
- バッテリー容量と持続時間: 5,000mAhに増量され、Reno9 A以上に一日中安心して使えるスタミナを実現。長寿命設計も魅力です。
- 充電速度: 最大67Wの急速充電に対応し、Reno9 Aの18Wから劇的に高速化。朝の僅かな時間で一日分の充電が可能になりました。
- 実際の使用感: モバイルバッテリーを持ち歩く習慣がなくなるほどの安心感。充電し忘れのストレスから解放されました。
- 注意点: 67W急速充電の恩恵を受けるには、別売りの対応充電器が必要です。
- 総評: バッテリー持ちと充電速度の両面でReno9 Aから大きく進化。特に充電の速さは、ライフスタイルを変えるほどのインパクトがあります。
ソフトウェアと便利な機能:OPPO Reno11 A ~ColorOS 14と多彩な機能が織りなす快適な毎日~
ここでは、OPPO Reno11 Aの使い心地を支えるソフトウェアと便利な機能について詳しく書いていきます。最新のColorOS 14の操作感から、日常を豊かにするサウンド機能、スムーズなロック解除を可能にする生体認証まで、前モデルのOPPO Reno9 Aから何が変わり、どう便利になったのか、実体験を基にレビューします。
ColorOS 14の進化点と、かゆいところに手が届く独自機能
OPPO Reno11 Aは、Android 14をベースにした最新の「ColorOS 14」を搭載しています 。前モデルのOPPO Reno9 Aが搭載していたColorOS 13から、さらに使いやすさが向上していると感じました。特に便利だったのが「ファイルドック」機能です。Webサイトで見つけた画像やテキストを一時的にここに保存しておき、後でSNSに投稿したり、メモアプリに貼り付けたりする作業が非常にスムーズに行えました。いちいちアプリを切り替えてコピー&ペーストを繰り返す手間が省け、作業効率が格段に向上しました。
一方で、Reno9 Aでも指摘されていた「ホーム画面からGoogle Discoverを完全に消せない」という仕様はReno11 Aでも引き継がれており、この点は今後のアップデートで改善を期待したいところです。また、一部のユーザーからはOSアップデート後に動作が不安定になったという報告もあるようですが、私の試用期間中には特に問題なく、快適な操作感を維持していました。
サウンドと接続性:惜しい点とそれを補う光る新機能
サウンド面では、スピーカーが前モデルのReno9 Aから引き続きモノラル仕様である点は、正直に言って残念なポイントです 。映画やミュージックビデオを視聴する際、ステレオスピーカーのような音の広がりや臨場感は得られません。また、Reno9 Aに搭載されていた3.5mmイヤホンジャックも廃止されたため 、有線イヤホン派の私にとっては少し寂しい変更点でした。
しかし、それを補って余りある便利な新機能も搭載されています。その一つが「クリア音声」機能です。先日、人通りの多い駅のホームで電話をかけた際、この機能をオンにすると周囲の騒音が見事に抑制され、「声がはっきり聞こえる」と相手に言われました。
聞き返されるストレスがなくなり、これは非常に実用的な機能だと感じました。さらに「ウルトラボリュームモード」を使えば、内蔵スピーカーの音量を最大300%までブーストでき、複数人で動画を楽しむ際に重宝します 。接続性については、高音質なBluetoothコーデック「LDAC」に対応しているため 、対応するワイヤレスイヤホンでの音楽体験は非常に満足度の高いものでした。
日々のストレスを解消する生体認証とFeliCa関連機能
日々のロック解除は、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応しており、どちらも高速かつ正確です。特に顔認証は、メガネをかけていても一瞬でロックが解除されるため、ストレスを感じることは全くありませんでした。指紋認証センサーはReno9 Aと同様に画面下部に配置されているため、手の小さい方は少し指を伸ばす必要があるかもしれませんが、認証精度自体は良好です。
そして、OPPO Reno Aシリーズの大きな魅力である「おサイフケータイ」はReno11 Aでも健在です 。毎日の通勤やコンビニでの支払いがスマートフォン一つで完結するのは、もはや手放せない利便性です。さらに、新たにマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)にも対応した点は大きな進化です 。先日、急に住民票の写しが必要になった際、マイナンバーカードを持ち歩いていなかったのですが、この機能のおかげでコンビニのマルチコピー機で無事に発行できました。生活がよりスマートになったと実感した瞬間でした。
<OPPO Reno11 Aの主な便利機能>
- ColorOS 14: ファイルドックや3本指ジェスチャーなど、効率を高める独自機能を搭載 。
- おサイフケータイ: FeliCaを搭載し、各種電子マネーや交通系ICカードに対応 。
- マイナンバーカード機能: スマホ用電子証明書機能に対応し、行政手続きなどに利用可能 。
- 生体認証: 高速・高精度な画面内指紋認証と顔認証の両方に対応 。
- クリア音声機能: 通話中の周囲の騒音を抑制し、クリアな音声を相手に届ける 。
- デュアルSIM: nanoSIMとeSIMの組み合わせに対応し、microSDカードも利用可能(排他利用) 。
まとめ:ソフトウェアと便利な機能
- OSとUI: ColorOS 14の新機能「ファイルドック」はマルチタスクで非常に便利ですが、一部のカスタマイズ性には今後の改善を期待します。
- サウンド: モノラルスピーカーは惜しい点ですが、通話中のノイズ抑制機能や「ウルトラボリュームモード」は実用的で高く評価できます。
- 生体認証: 指紋認証・顔認証ともに高速かつ正確で、日々のロック解除はストレスフリーでした。
- FeliCa関連機能: おサイフケータイに加え、マイナンバーカード機能にも対応したことで、スマートフォン一つでできることが増え、生活の利便性が格段に向上しました。
- 総評: 細かな惜しい点はあるものの、ColorOS 14の新機能やマイナンバーカード対応など、日々の使い勝手を着実に向上させるアップデートが施されています。
OPPO Reno11 A と OPPO Reno9 A の違いを徹底比較
ベストセラーモデル「OPPO Reno9 A」の後継機として登場した「OPPO Reno11 A」。ここでは、2つのモデルのスペックを項目ごとに比較し、どのような進化を遂げ、どこが変わったのかを具体的に解説していきます。
デザイン・サイズ・重量
- OPPO Reno11 A: 約162 x 75 x 7.6 mm / 約177g
- OPPO Reno9 A: 約160 x 74 x 7.8 mm / 約183g
- 違い: Reno11 Aは画面が大型化したにも関わらず、より薄く、約6g軽量化されています。
ディスプレイ
- OPPO Reno11 A: 約6.7インチ / 最大120Hz / 10億7000万色 / 最大輝度900nit
- OPPO Reno9 A: 約6.4インチ / 最大90Hz / 1670万色 / 最大輝度600nit
- 違い: Reno11 Aは画面が大きく、より滑らかで(120Hz)、色彩表現が豊かになり、屋外でも見やすいように明るさが向上しています。
処理性能 (CPU/GPU)
- OPPO Reno11 A: MediaTek Dimensity 7050
- OPPO Reno9 A: Snapdragon 695 5G
- 違い: Reno11 Aはプロセッサが刷新され、AnTuTuベンチマークスコアで約14万点向上するなど、処理性能が大幅にパワーアップしています。
メモリ・ストレージ
- OPPO Reno11 A: 8GB/128GB、microSDXC 最大2TB
- OPPO Reno9 A: 8GB/128GB、microSDXC 最大1TB
- 違い: メモリと本体ストレージ容量は同じですが、Reno11 AはmicroSDカードの最大対応容量が2TBに倍増しています。
バッテリー・充電
- OPPO Reno11 A: 5000mAh / 67W急速充電(約48分で満充電)
- OPPO Reno9 A: 4500mAh / 18W急速充電(約118分で満充電)
- 違い: Reno11 Aはバッテリー容量が増加し、充電速度が18Wから67Wへと劇的に向上。満充電までの時間が半分以下に短縮されました。
カメラ
- OPPO Reno11 A: メイン64MP / イン32MP / 4K動画対応 / AI編集機能
- OPPO Reno9 A: メイン48MP / イン16MP / 1080p動画まで
- 違い: Reno11 Aはメインカメラとインカメラの画素数が大幅に向上。さらに4K動画撮影やAI消しゴムなどの編集機能に新たに対応し、表現力がアップしました。
接続性・その他
- OPPO Reno11 A: Wi-Fi 6 / イヤホンジャックなし / IP65防水防塵
- OPPO Reno9 A: Wi-Fi 5 / イヤホンジャックあり / IPX8・IP6X防水防塵
- 違い: Reno11 AはWi-Fi 6に対応し通信速度が向上した一方で、防水性能はダウングレードし、3.5mmイヤホンジャックが廃止されています。
発売日と価格
- OPPO Reno11 A: 2024年6月27日発売 / 48,800円(税込)
- OPPO Reno9 A: 2023年6月22日発売 / 46,800円(税込)
- 違い: 約1年後に発売されたReno11 Aは、価格が2,000円上昇しています。
まとめ:OPPO Reno11 AとOPPO Reno9 Aの違い
OPPO Reno11 Aは、前モデルのReno9 Aからプロセッサ性能、ディスプレイ品質、カメラの画素数、そして充電速度といったユーザー体験に直結する部分で大幅な進化を遂げています。
特に67Wの急速充電は、日々の使い方を大きく変えるほどのインパクトがあります。その一方で、防水性能の等級が下がり、3.5mmイヤホンジャックが廃止されるなど、一部の機能ではコストや設計の都合による変更も見られます。全体としては、価格を抑えつつも体感性能を大きく向上させた、的確なアップグレードモデルと言えるでしょう。
OPPO Reno11 Aのメリット・デメリット
OPPO Reno11 Aは、多くの点で前モデルから進化を遂げた魅力的なスマートフォンですが、一方で変更された点や注意すべき点も存在します。ここでは、実際に使用して感じたメリットとデメリットを、比較を交えながら具体的に解説していきます。
【メリット】
メリット1:圧倒的な67W急速充電
最大の魅力は、最大67Wの急速充電に対応したことです 。前モデルOPPO Reno9 Aの最大18W と比較して3倍以上の速度となり、約20分で50%以上、約48分でフル充電が可能です 。朝の準備中に充電するだけで一日を乗り切れる安心感は、一度体験すると元には戻れないほどの快適さです。
メリット2:明るく滑らかな120Hz大画面ディスプレイ
約6.7インチの有機ELディスプレイは、リフレッシュレートが最大120Hzに向上 。SNSのタイムラインなどをスクロールする際の表示が、Reno9 Aの90Hz よりも一層滑らかになりました。また、最大輝度が600nitから900nitへと向上したことで 、Reno9 Aの弱点だった屋外での視認性も大幅に改善されています。
メリット3:ワンランク上の処理性能
SoCが「MediaTek Dimensity 7050」に刷新され、日常的な操作の快適さが向上しました 。特に高性能コアの動作周波数がReno9 Aの2.2GHzから2.6GHzに向上しており 、アプリの起動やWebブラウジングがよりキビキビと動作します。
メリット4:進化したカメラとAI編集機能
メインカメラが約6400万画素 、インカメラが約3200万画素 へと高画素化し、特に静止画の解像感が向上しました。さらに、Reno Aシリーズでは初となる「AI消しゴム」などの生成AI編集機能を搭載 。撮影後の楽しみが広がり、写真体験がより豊かなものになりました。
メリット5:大画面なのに軽量なデザイン
ディスプレイが約6.7インチへと大型化したにもかかわらず、重量は約177gとReno9 A(約183g)よりも軽量化されています 。薄くて軽いデザインは長時間の使用でも疲れにくく、携帯性に優れています 。
【デメリット】
デメリット1:防水性能のダウングレード
防水性能はReno9 AのIPX8(継続的な水没に対応)からIPX5(あらゆる方向からの噴流水に対応)へと変更されました 。これにより、雨や水しぶきには耐えられますが、お風呂での使用や万が一の水没には耐えられません 。水中に落とした場合はほぼ確実に故障するリスクがあるため、Reno9 Aと同じ感覚で水回りで使うことはできなくなりました。
デメリット2:手ブレに弱い動画撮影
4K解像度での動画撮影に対応したものの、光学式手ブレ補正(OIS)は搭載されておらず、電子式手ブレ補正も動きの激しいシーンでは力不足です。歩きながら撮影すると映像が大きく揺れてしまい、Vlog撮影などには向いていないと感じました 。
デメリット3:物足りないモノラルスピーカー
スピーカーはReno9 Aから引き続きモノラル仕様です 。音に厚みがなく、特に音楽鑑賞では迫力に欠けるため、高音質を求めるユーザーには不向きです。映画などを楽しむ際も、音の広がりという点では物足りなさを感じるでしょう 。
デメリット4:3.5mmイヤホンジャックの廃止
前モデルのReno9 Aには搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが、Reno11 Aでは廃止されました 。有線のイヤホンを愛用しているユーザーにとっては、Type-C変換アダプタを別途用意する必要がある、残念な変更点です 。
デメリット5:急速充電器が付属しない
67Wの急速充電は大きな魅力ですが、その性能を最大限に引き出すための充電器は製品に同梱されていません 。OPPO純正の対応充電器は比較的高価なため、この高速充電の恩恵を受けるには追加の出費が必要になる点は注意が必要です 。
デメリット6:耐衝撃性能には非対応
多くのスマートフォンと同様に、本機はアメリカ国防総省が定めるMIL規格のような特別な耐衝撃性能には対応していません。そのため、うっかり手から滑らせて地面に落としてしまった場合、画面や本体が破損し、故障するリスクは常に伴います。デザインを楽しむためにも、保護ケースの装着をおすすめします。
OPPO Reno11 Aのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約6.7インチ、解像度 2412 x 1080 pxの有機EL
※FHD+ / 394ppi / 通常輝度500 nit / 画面占有率93.4% / 10億7000万色 / パンダガラス(2回強化) / 2.5DフレキシブルOLED - リフレッシュレート: 最大120Hz 可変(120Hz/90Hz/60Hz)
- タッチサンプリングレート: 最大 240 Hz
- プロセッサ: MediaTek Dimensity 7050
※6nm / 8コア / 最大2.6GHz - CPU: 2x Cortex-A78 2.6 GHz + 6x Cortex-A55 2.0 GHz
- GPU: ARM Mali-G68 MC4
- RAM(メモリ): 8GB RAM
- メモリ拡張: +8GBで最大16GB相当まで
- ストレージ: 128GB
- 外部ストレージ: microSDXCカードで最大2TBまで
- バッテリー: 公称値 5000 mAh / 19.55 Wh(4年使える長寿命バッテリー)
- 充電: 67W SUPERVOOCTMフラッシュチャージ/55W PPS(約48分で100%まで)
- 背面カメラ: [広角] 64MP + [超広角] 8MP + [マクロ] 2MP
- 前面カメラ: 32 MP
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- 衛星測位: GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS
- NFC/おサイフケータイ: 対応(マイナンバーカード機能に対応)
- インターフェース: USB Type-C (OTG対応)
- センサー: 地磁気センサー、光センサー、近接センサー、加速度センサー、重力センサー、ジャイロセンサー、ステップカウント機能対応
- スピーカー: シングル モノラル ※3.5mmイヤホンジャックなし
- マイク: 内蔵(ノイズキャンセリング、最大40㏈)
- 防水防塵: IP65
- 機能: AI消しゴム、AIクリッピング、ファイルドック、3本指ジェスチャー、ウルトラボリュームモード
- 生体認証: ディスプレイ指紋認証、顔認証
- OS: ColorOS 14 (Android 14 ベース)
- サイズ: 約 162 x 約 75 x 約 7.6 mm
- 重量: 約 177 g
- カラー: コーラルパープル、ダークグリーン
- 付属品: 保護フィルム(試供品)(貼付済み)、SIM取出し用ピン(試供品)、クイックガイド、安全ガイド
- 5G通信: 対応
- SIMカード: nanoSIM + eSIM
対応バンド:OPPO Reno11 A
「OPPO Reno11 A」は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G : n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G FDDLTE : Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
- 4G TD LTE : Band 38/39/40/41/42
- 3G WCDMA : Band 1/2/4/5/8/19 2G
- GSM : 850/900/1800/1900MHz
- キャリアアグリゲーション対応
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78 (ドコモの主要バンドn78に対応していますが、n79には非対応です)
- 4G: B1/3/19/28/41/42
- プラチナバンド: B19/28 対応
au:
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G: B1/3/18(B26含む)/28/41/42
- プラチナバンド: B18/B26/28 対応
- (3G/GSMはサービス対象外)
ソフトバンク:
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G: B1/3/8/28/41/42
- プラチナバンド: B8/28 対応
- (3Gはサービス終了済み)
楽天モバイル:
- 5G: n77
- 4G: B3/18(B26含む)
- プラチナバンド: B28に対応しており、楽天モバイルの700MHz帯に利用可能です。
- (3G/GSMはサービス対象外)
結論
この端末(OPPO Reno11 A)は、バンド情報に基づくと、
ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。ただし、ドコモの5Gバンドn79には対応していないため、一部エリアで5G通信が利用できない可能性があります。
楽天モバイルについては、自社回線(4G/5G)、パートナー回線、そして将来本格展開されるプラチナバンドにも対応しています。
WCDMA(3G)やGSM(2G)にも対応していますが、国内キャリアではサービスの終了が進んでいるため、実利用上の意味は限定的です。
総合的に見て、この端末はドコモの5G n79非対応という点を除けば、日本の4キャリアで非常に幅広く利用できる優れた対応状況と言えます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
OPPO Reno11 Aの評価
8つの基準で「OPPO Reno11 A」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
120Hzの滑らかな表示と、屋外でも見やすい輝度に進化した大画面有機ELは、動画鑑賞も快適です。
スペック:★★★★☆
日常使いでは十分快適な性能ですが、最新のハイエンド機には及ばないため、この評価としました。
耐久性:★★☆☆☆
防水性能が前モデルのIPX8からIPX5へと低下し、水没への耐性がなくなってしまった点は大きなマイナスです。
デザイン:★★★★☆
大画面ながら薄型軽量で、高級感のある背面デザインは魅力的です。ただ、カメラの出っ張りは少し気になります。
通信:★★★★★
5Gはもちろん、前モデルでは非対応だったWi-Fi 6にも対応。通話中のノイズ抑制機能も実用的です。
機能:★★★★☆
おサイフケータイやマイナンバーカード機能に加え、AI編集機能も搭載。ただ、イヤホンジャックが廃止されたのは残念です。
使いやすさ:★★★★☆
高速な生体認証や便利なColorOSの機能は快適ですが、一部ソフトウェアの挙動に不安定な点も見られます。
価格:★★★★★
この性能と機能を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いです。キャンペーンを利用すればさらにお得に購入できます。
総評:★★★★☆
進化と退化が共存する、バランスの取れた一台
OPPO Reno11 Aは、多くの点で前モデルから正統進化を遂げた、非常にバランスの取れたミドルレンジスマートフォンです。特にディスプレイの品質向上と、CPU性能の底上げによる日常操作の快適さは、価格以上の価値を感じさせます。4万円台という価格帯でこれだけの体験ができるのは、本機の大きな強みと言えるでしょう。
しかし、その一方で明確な「退化」や惜しい点も見られます。特に防水性能がIPX8からIPX5へと引き下げられた点、3.5mmイヤホンジャックが廃止された点、そしてスピーカーがモノラル仕様に留まっている点は、エンタメ体験を重視するユーザーにとっては残念なポイントです。
圧倒的な充電速度と進化したカメラ・ディスプレイ
本機の大きな魅力は、なんといっても最大67Wの急速充電と、より明るく滑らかになった120Hz対応の有機ELディスプレイです。これらに加え、約6400万画素に進化したメインカメラと新搭載のAI編集機能は、日常の何気ない瞬間をより美しく、楽しく記録する体験を提供してくれます。朝の僅かな時間で一日分のバッテリーを確保できる安心感は、スマートフォンの使い方そのものを変えてくれるでしょう。
まとめ:どんな人におすすめか
OPPO Reno11 Aは、「ゲーム性能にはそれほどこだわらないが、普段使いでの快適さや画面の美しさ、そして充電の速さを重視する」という方に最適な一台です。最新の3Dゲームを最高画質でプレイしたい、あるいは水没を気にせずタフに使いたい、というニーズには応えられませんが、多くのユーザーにとって「これで十分」と感じさせる高い完成度を誇ります。
いくつかの妥協点はありますが、それを補って余りあるメリットと優れたコストパフォーマンスを兼ね備えており、多くの人におすすめできる良質なスマートフォンであると結論付けます。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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OPPO Reno11 Aの価格・購入先
OPPO公式オンラインショップ
48,800円(税込)で販売されています。
支払い方法はクレジットカード、銀行振込(バーチャル口座)、Amazon Pay、あと払い(ペイディ)、PayPay、楽天ペイ、コンビニ決済(後日対応)です。
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ECサイト
- Amazonで36,500円(税込・SIMフリー)、
- 楽天市場で34,200円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで48,800円、
で販売されています。
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OPPO Reno11 Aを安く買うおすすめの方法
OPPO Reno11 Aを安く買うおすすめの方法は、ずばり格安スマホとして買う方法です。MVNOなら通常よりもお買い得に手に入れられます。
楽天モバイル
48回払い(楽天カードのみ)で914円/月、24回払いで1,828円/月、一括払いで43,890円で販売されています。
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ワイモバイル
ワイモバイルでOPPO Reno11 Aを 他社からのりかえ で購入する場合、 実質負担額は12,960円 となります。
これは、機種代金34,560円から21,600円の割引 が適用されるためです。
内訳は以下の通りです。
- 機種代金: 34,560円
- 割引: -21,600円
これは、他社からのりかえによる割引です。ソフトバンク/LINEMO/LINEモバイル(ソフトバンク回線)及びソフトバンク回線MVNOからのりかえは対象外となります。
注意点として
- 上記の価格は、新規契約または他社からのりかえ の場合の価格です。機種変更の場合は割引額が異なります。
- 一括払いのみ となります。分割払いは選択できません。
- 故障あんしんパックプラスB (759円/月) は任意加入です。
結論として、 ワイモバイルでOPPO Reno11 Aを他社からのりかえで購入する場合、ある程度の割引は適用されますが、OPPO A79 5Gと比べると実質負担額は高くなります。ご自身の予算と必要な機能を考慮して、どちらの機種を選ぶか検討しましょう。
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※ワイモバイルのSIMに関することはこちらの記事で紹介しています。
「ワイモバイル」乗り換え続出でパンクする格安SIMを調査してみた
※ワイモバイルで販売しているスマホ本体についてはこちらの記事で紹介しています。
【2025最新】ワイモバイルのスマホ全機種を比較!最速で最適な一台を選ぶ
IIJmio
9月2日までの特別価格・他社からの乗り換え
一括払いで24,800円、24回払いで税込 1,035円
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「OPPO Reno11 A」に似た性能を持つスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
OPPO Reno13 A
OPPOから発売された約6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年6月26日発売)。
ColorOS 15 (based on Android 15)、Snapdragon 6 Gen 1、8GBメモリ、2,400×1,080 pxの有機EL、128GBストレージ、5,800mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素+約200万画素の3眼カメラ、前面約3200万画素のフロントカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。
また、AI機能(AI写真編集、AI文章作成、Google Gemini)、デュアルステレオスピーカー、光学式手ブレ補正、「O+ Connect」機能、「スプラッシュタッチ機能」、「手袋モード」、最大120Hzのリフレッシュレート、IP68/IP69防水防塵、米国MIL規格(MIL-STD-810H)に対応。
おサイフケータイ®、最大1TBまでのストレージ拡張、45W SUPERVOOC 急速充電、ディスプレイ指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.1、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで44,364円(税込)、楽天市場で43,890円(送料無料)、ヤフーショッピングで48,800円、AliExpressで57,379円(Reno 14 5G・CN版)、です。
関連記事:OPPO Reno13 A 徹底レビュー!Reno11 Aと性能・機能を比較
AQUOS sense9
シャープから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年11月17日 発売)。
Android 14、Snapdragon 7s Gen2、Pro IGZO OLED液晶、6GB / 8GB LPDDR4X メモリ、128GB / 256GB UFS 2.2 ストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼カメラ、32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、ステレオスピーカー、ハイレゾ、ハイレゾワイヤレス、最大240Hzの可変リフレッシュレート、おサイフケータイ(FeliCa)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、+6GBの仮想メモリ機能、
最大1TBまでのストレージ拡張、デザリング、顔認証(マスク対応)、サイド指紋認証、音声認識 エモパー、アルコール除菌シート、ハンドソープ、eSIM、
USB3.2 Gen1 Type-C (OTG/DisplayPort v1.4)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで50,499円(税込)、楽天市場で55,696円(送料無料)、ヤフーショッピングで56,282円(送料無料)、です。
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Nothing CMF Phone 1
Nothingから発売されたNothing OS 2.6搭載の5G スマートフォンです。MediaTek Dimensity 7300、スーパー AMOLED液晶、5000 mAh バッテリー、背面 50MPのメインカメラ、前面 16MPのフロントカメラ搭載で、
交換式のカバー、33W 急速充電、5Wリバースチャージ、最大2TBまでのストレージ拡張、ディスプレイ内指紋認証、リフレッシュレート 120 Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、IP52防水防塵、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、AliExpressで38,363円(128GBモデル・256GBモデルは44,783円)、米国 Amazon.comで$259.00、ヤフーショッピングで50,000円、です。
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Galaxy A55 5G
サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1のスマートフォンです。Exynos 1480、Super AMOLED液晶、 128GB UFS3.1 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP+12MP+5MPの3眼カメラ搭載で、リフレッシュレート 120Hz、Dolby Atomos対応のステレオスピーカー、IP68防水防塵、おサイフケータイ、25W急速充電に対応しています。
価格は、楽天市場で49,800円(送料無料・SIMフリー・SCG27SWA)、ヤフーショッピングで50,796円(送料無料・SIMフリー・SCG27SKA)、AliExpressで56,531円(海外版・SIMフリー)、米国 Amazon.comで$358.94 (日本円で約57054円)です。
関連記事:サムスン「Galaxy A55 5G」の変更点とカメラ性能を解説
motorola edge 40 neo
モトローラから発売された6.55型のAndroid 13 スマホです。MediaTek Dimensity 7030、50MP + 13MP 2眼カメラ 搭載で、68W TurboPower チャージ、おサイフケータイ、IP68防水防塵、5G通信に対応しています。
価格は、Amazonで49,080円(税込)、楽天市場で49,772円(税込)、ヤフーショッピングで50,325円、です。
関連記事: 新型「motorola edge 40 neo」の変更点とカメラ性能を解説
Google Pixel 8a
Googleから発売された6.1型のAndroid 14スマホです。Tensor G3、64MP + 13MPの2眼カメラ搭載で、編集マジック、クリア音声通話 機能、おサイフケータイ、IP67防水防塵、5G通信に対応しています。
価格は、Amazonで65,490円(税込)、楽天市場で63,450円(送料無料)、ヤフーショッピングで62,574円、AliExpressで73,798円、です。
関連記事:完成度が高い「Google Pixel 8」と人気5Gスマホを比較
Redmi Note 13 Pro+ 5G
シャオミから発売された6.67型のAndroid 14 (HyperOS)スマホです。MediaTek Dimensity 7200-Ultra、200MP 3眼カメラ搭載で、おサイフケータイ、IP68防水防塵、冷却システム、5G通信に対応しています。
価格は、Amazonで59,855円(税込)、楽天市場で54,809円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,880円、AliExpressで53,129円、米国 Amazon.comで$292.93 (日本円で約46562円) です。
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他のOPPO スマホと比較
他にもOPPOのスマホが販売されています。2025年、2024年の最新モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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