2024年6月28日に発売されたモトローラの最新スマートフォン「moto g64 5G」。前モデル「moto g53j 5G」から多くの点で着実な進化を遂げたこのスマートフォンは、今なおその優れたコストパフォーマンスで注目を集め続けています。
このレビューでは、moto g64 5Gが日々の作業やエンターテインメントをどれだけ快適にするのか、その心臓部であるプロセッサーの性能から、進化したディスプレイ、光学式手ぶれ補正を搭載したカメラの実力まで、あらゆる側面を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
moto g64 5G の長所(Pros):
- フルHD+に向上した、明るく滑らかな120Hzディスプレイ
- 光学式手ぶれ補正(OIS)搭載で、暗所にも強くなったカメラ
- 日常使いには十分すぎる、快適な処理性能
- 30Wの急速充電に対応し、バッテリー切れの不安を軽減
- イヤホンジャックやおサイフケータイ®など、便利な機能を網羅
moto g64 5G の短所(Cons):
- GPU性能は控えめで、高いグラフィック性能を要求される3Dゲームには不向き
- IP52の防滴仕様であり、完全な防水性能はない
- 超広角カメラが搭載されていない
- 充電器とUSBケーブルが同梱されていない
総合評価:
moto g64 5Gは、ディスプレイ品質、日常的な使い勝手、そして便利な機能のバランスを重視するユーザーにとって、3万円台で手に入る理想的なスマートフォンです。特に、美しい画面で動画を楽しみたい方や、長く安心して使える一台を探している方に強くおすすめできます。
<この記事で分かること>
- サラサラで指紋が付きにくい、上質な本体デザインと前モデルとの比較
- フルHD+に進化したディスプレイの表示品質と120Hzの滑らかさ
- 「MediaTek Dimensity 7025」の処理性能とAntutuベンチマークスコア
- 「原神」など人気ゲームをプレイした際のフレームレート(FPS)と動作感
- 光学式手ぶれ補正(OIS)がもたらすカメラ性能の向上と作例
- 5,000mAhバッテリーの持続時間と30W急速充電の実力
- Android™ 14のシンプルな操作性と便利な「Motoジェスチャー」機能
- OS・セキュリティのアップデート保証期間
- SIMフリー版とワイモバイル版「moto g64y 5G」の明確な違い
- メリット・デメリット、項目別5段階評価と詳細なスペック一覧
この記事を最後まで読むことで、「moto g64 5G」が本当に最適なスマートフォンなのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:最高音質のAndroidスマートフォン | moto g64 5G | motorola JP
デザインと耐久性:moto g64 5G ~持ちやすく手に馴染む上質ボディ~
ここでは、moto g64 5Gのデザイン、持ちやすさ、そして日常使いでの耐久性について、前モデルmoto g53j 5Gとの比較を交えながら、実際に手に取って感じたことを詳しくレビューしていきます。スマートフォンの性能はもちろん重要ですが、毎日手にするものだからこそ、その「たたずまい」や「質感」は製品を選ぶ上で欠かせない要素です。
洗練された外観と心地よい手触り
moto g64 5Gを初めて箱から出した瞬間、その上質な質感に驚きました。背面パネルの素材はPMMA(アクリル樹脂)ですが、指紋が付きにくいサラサラとしたフロストガラスのような手触りで、思わず何度も撫でてしまう心地よさがあります 。光の角度によって美しいラインが浮かび上がり、フラットな形状なのに立体的に見えるのが面白いです 。前モデルのmoto g53j 5Gも質感の良いプラスチックでしたが、moto g64 5Gは「高級感さえ感じる」という声があるのにも頷けます 。
カラーは「スペースブラック」と「シルバーブルー」の2色展開で、どちらも落ち着いた印象です 。さらにワイモバイル限定カラーの「バニラクリーム」は、ヴィーガンレザーを採用しており、エントリーモデルとは思えないほどの高級感を放っています 。シンプルな中にもこだわりを感じさせるデザインは、所有する喜びを満たしてくれるでしょう。
薄型軽量化の恩恵:驚くほどの持ちやすさ
moto g64 5Gは、前モデルのmoto g53j 5G(高さ約162.7mm、幅約74.66mm、厚さ約8.19mm、重さ約183g)と比較して、高さ約161.56mm、幅約73.82mm、厚さ約7.99mm、重さ約177gと、全体的に一回り小さく、そして軽くなっています 。このわずかな差が、持ちやすさに大きな違いを生んでいます。
実際に手に取ってみると、6.5インチという画面サイズから想像するよりもはるかに軽く、薄く感じました 。先日、電車での移動中に「ウマ娘 プリティーダービー」を1時間ほどプレイしてみましたが、以前使っていた200g超のスマホと比べて手首への負担が明らかに少なく、この軽さは大きなメリットだと実感しました。ただ、横幅が約74mmあるため、手の小さい方が片手で画面の隅々まで操作するのは少し厳しいかもしれません 。
考え抜かれたボタン配置と接続ポート
ボタン類の配置は、右側面に音量ボタンと指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンがまとめられています 。この指紋センサーは反応が非常に良く、ポケットから取り出す自然な動作で瞬時にロック解除できるのが快適です 。
本体下部にはUSB Type-Cポートとスピーカー、そして今では貴重になった3.5mmイヤホンジャックが搭載されています 。お気に入りの有線ヘッドホンで、遅延を気にせず音楽ゲームを楽しめるのは嬉しいポイントです。
ボタンの位置は、他のスマートフォンに比べてやや上方に配置されている印象を受けました 。AQUOS senseシリーズから乗り換えた当初は少し戸惑いましたが、数日で慣れ、むしろ意図しない場面でボタンを押してしまう誤操作が減ったように感じます。また、左側面にはSIMスロットがあり、nanoSIMとmicroSDカードを同時に使えるのに加え、eSIMにも対応しているため、仕事用とプライベート用で回線を使い分けるなど、柔軟な運用が可能です 。
日常を守る耐久性と注意点
moto g64 5Gの防水・防塵性能はIP52等級です 。これは前モデルのmoto g53j 5Gと同じで、「防滴」レベルの保護性能を意味します 。先日、カフェのテラス席で作業中に急な雨に降られ、カバンにしまう際に少し濡れてしまいましたが、動作に全く問題はありませんでした。このように、日常生活での不意な水しぶきや小雨程度であれば十分に耐えられますが、「防水」ではない点はしっかり理解しておく必要があります 。
お風呂で映画鑑賞といった使い方は故障の原因になりかねず、実際に「水没させて一瞬で壊れてしまった」という声も見受けられるため、水回りでの使用は慎重になるべきです 。あくまで「うっかり」から守ってくれるお守りのような機能だと捉えるのが良いでしょう。
細部へのこだわりと付属品
デザインの細部にも、使いやすさへの配慮が見られます。例えば、背面のカメラユニットは出っ張りが約1mmと非常に控えめで、前モデルのmoto g53j 5G(約1.5mm)よりもさらにフラットになりました 。これにより、ケースを付けずにデスクに置いてもガタつきが少なく、安定しています。
付属品としては、本体を保護するクリアケースが同梱されているのはありがたい点です 。しかし、充電器とUSBケーブル、そして画面保護フィルムは付属していないため、これらは別途用意する必要があります 。また、購入時に画面に貼られているのは単なる保護シートであり、すぐに剥がさないと使えない点や 、充電や通知を光で知らせてくれるLEDランプがない点は、人によっては少し不便に感じるかもしれません 。
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルmoto g53j 5Gの良さを引き継ぎつつ、より薄く軽くなったことで洗練された印象を受ける 。
- デザイン:サラサラとしたフロストガラスのような背面は指紋が付きにくく、光の加減で表情を変える美しい仕上がり 。
- 携帯性:約177gと軽量で、長時間の使用でも疲れにくい 。ただし、大画面ゆえに片手での完全な操作は難しい 。
- ボタンとポート:指紋認証一体型の電源ボタンは反応が良く、イヤホンジャック搭載は大きなメリット 。ただしボタン配置がやや高めな点には慣れが必要かもしれない 。
- 耐久性:IP52の防滴性能は、小雨や水しぶき程度なら安心できる 。しかし、防水ではないため水没には注意が必要 。
- 付属品:クリアケースが同梱されているのは嬉しいが、充電器や画面保護フィルムは別途用意する必要がある 。
ディスプレイ:moto g64 5G ~HD+からFHD+へ、格段に進化した映像体験~
ここでは、moto g64 5Gのディスプレイ性能に焦点を当てます。前モデルmoto g53j 5Gからの最大の進化点である解像度の向上をはじめ、120Hzリフレッシュレートの滑らかさや、屋外での見やすさなど、実際に様々なシーンで使って感じた魅力を詳しくレビューしていきます。スマホのディスプレイは、情報の世界への窓口。その品質が日々の体験を大きく左右します。
FHD+への進化がもたらす、鮮明な世界
moto g64 5Gを手にして最も感動したのは、ディスプレイ解像度の向上です。前モデルのmoto g53j 5GがHD+(1600 x 720)だったのに対し、moto g64 5GはフルHD+(2400 x 1080)へと格段に進化しました。 この差は、特に動画コンテンツを楽しむ際に大きな違いとなって現れます。
先日、YouTubeでOfficial髭男dismのミュージックビデオを観たとき、その違いは一目瞭然でした。moto g53j 5Gでは少しぼやけて見えた歌詞のテロップや、演者の表情のディテールが、moto g64 5Gではくっきりとシャープに表示され、映像への没入感が格段に高まりました。液晶ディスプレイでありながら発色は良好で、単体で見る分には不満を感じることはないでしょう。 もちろん、上位モデルの有機ELディスプレイと比較すれば色鮮やかさの点では一歩譲りますが、この価格帯でこの解像感を実現しているのは素晴らしいの一言です。
120Hzリフレッシュレートが叶える、至高の滑らかさ
moto g64 5Gは、前モデルから引き続き最大120Hzの高リフレッシュレートに対応しています。 これにより、画面の動きが非常に滑らかになります。たとえば、X(旧Twitter)のタイムラインを指で素早くスクロールしても、文字がぶれたり残像を感じたりすることなく、流れるように情報を追いかけることができます。この「ヌルサク」な操作感は一度体験すると、もう標準的な60Hzのディスプレイには戻れないと感じるほど快適です。
タッチ操作への応答性も速く、アプリの起動や切り替えでストレスを感じることはありません。 ゲームプレイ中の素早い視点移動などでも、この滑らかさが有利に働く場面があるでしょう。ただし、液晶パネルの特性上、最上位クラスの有機ELディスプレイと比較すると、ごくわずかな残像を感じる瞬間があるかもしれません。 とはいえ、これもほとんどのユーザーにとっては気にならないレベルです。
屋外での視認性と動画視聴体験
ディスプレイの明るさに関しては、普段使いには十分なレベルです。晴れた日の公園でGoogleマップを確認した際も、画面の輝度を最大にすればルート確認に支障はありませんでした。 ただ、夏の強い日差しの下では、画面への映り込みが少し気になり、人によっては「見づらい」と感じるかもしれません。 この点は、有機ELに比べて視野角がやや狭い液晶ディスプレイの特性も影響しているようです。
一方、動画配信サービスの視聴体験は非常に良好です。著作権保護技術のWidevine L1に対応しているため、NetflixやAmazonプライム・ビデオといったサービスを、本来の高画質で楽しむことができます。 実際に試したところ、YouTubeではHDRコンテンツの再生も可能で、大画面で迫力ある映像を満喫できました。
デザインに溶け込むディスプレイ
moto g64 5Gの約6.5インチのディスプレイは、中央上部に配置されたパンチホール式のインカメラを採用しており、画面の表示領域を最大限に活用しています。 デザイン面では、左右のベゼル(縁)は十分に細く、没入感を高めていますが、下部のベゼルは若干太めです。 これは、この価格帯のスマートフォンではよく見られる特徴であり、全体のバランスを大きく損なうものではありません。フラットなディスプレイは、湾曲したエッジディスプレイに比べて保護フィルムを貼りやすいという実用的なメリットもあります。
<moto g64 5Gのディスプレイ仕様>
- ディスプレイサイズ:約6.5インチ
- ディスプレイ方式:LCD
- 解像度:フルHD+ (2400 x 1080)
- リフレッシュレート:最大120Hz
- アスペクト比:20:9
- ピクセル密度:405ppi
まとめ:ディスプレイ
- 表示品質:前モデルmoto g53j 5GのHD+からフルHD+へと大幅に向上し、くっきり鮮明な映像を楽しめる。
- 滑らかさ:120Hzの高リフレッシュレートにより、スクロールや操作が非常に滑らかで、ストレスフリーな体験を提供。
- 動画視聴:Widevine L1対応で、各種ストリーミングサービスを高画質で満喫できる。
- 屋外での視認性:普段使いには十分な明るさだが、強い直射日光下ではやや見づらさを感じる場面もある。
- 総合評価:解像度の向上がもたらす恩恵は絶大で、価格を考えればエンターテインメント用途にも十分応えてくれる満足度の高いディスプレイ。
パフォーマンス:moto g64 5G ~心臓部が進化した、サクサク快適な日常操作~
ここでは、moto g64 5Gのパフォーマンスに焦点を当てます。前モデルmoto g53j 5GからSoC(プロセッサー)がどう進化したのか、その技術的な詳細から、メモリやストレージの構成、そしてWebブラウジングや動画視聴といった日常の様々なシーンでのリアルな使用感まで、深く掘り下げてレビューしていきます。スマートフォンの「快適さ」を直接左右する重要な要素を、じっくりと見ていきましょう。
新世代の心臓部「MediaTek Dimensity 7025」を徹底解説
moto g64 5Gのパフォーマンスの要は、2024年に登場した新世代のSoC「MediaTek Dimensity 7025」です。 前モデルmoto g53j 5Gが搭載していた「Snapdragon 480+ 5G」が8nmプロセスだったのに対し、Dimensity 7025はより微細な6nmプロセスで製造されています。一般的に、このプロセスが微細であるほど、同じ性能をより少ない電力で実現できるため、パフォーマンスとバッテリー持ちの両面で有利になります。
CPUの構成を見ると、高性能な「Cortex-A78」コア(最大2.5GHz)を2つと、電力効率に優れた「Cortex-A55」コア(最大2.0GHz)を6つ組み合わせた、合計8つのコアで構成されています。 これは、Snapdragon 480+ 5Gが採用していたCortex-A76世代のコアよりも新しいアーキテクチャであり、基本的な処理能力が向上していることを意味します。 また、グラフィックスを担当するGPUには「IMG BXM-8-256」が統合されており、日常的な描画処理をスムーズにこなします。 実際にGeekbench 6で計測したスコアは、前モデルを上回る結果を示しており、確かな進化を感じさせます。
8GBメモリとメモリ拡張がもたらす、余裕のマルチタスク性能
moto g64 5Gは、SIMフリーモデルで8GBの大容量RAM(メモリ)を標準搭載しています。 この豊富なメモリは、複数のアプリを同時に立ち上げて切り替えながら使う、いわゆるマルチタスクの快適さに直結します。例えば、ブラウザ(Chrome)で調べ物をしながら複数のタブを開き、バックグラウンドでSpotifyの音楽を再生、さらに友人からのLINEに返信する、といった使い方をしても、アプリが強制終了したり、動作がカクついたりすることなく、スムーズに操作できました。
さらに、moto g64 5Gにはストレージの一部を仮想的にメモリとして利用する「メモリ拡張(RAMブースト)」機能も搭載されています。 これにより最大8GBの仮想メモリを追加でき、合計で16GB相当のメモリ領域を確保することが可能です。 これだけあれば、将来的にアプリが要求するメモリ量が増えても、長く安心して使い続けられるという心強さがあります。
ワイモバイル版のmoto g64y 5Gはメモリが4GBなので、より快適さを求めるなら8GBメモリを搭載するmoto g64 5Gが断然おすすめです。
高速ストレージとmicroSDカード対応の安心感
内蔵ストレージは128GBと、写真や動画、アプリを保存するのに十分な容量が確保されています。 ファイルの読み書き速度も快適で、アプリの起動やデータの保存で待たされる感覚はほとんどありません。何より嬉しいのは、最大1TBのmicroSDカードに対応している点です。
先日、旅行で撮りためた高画質の写真や動画で本体ストレージが圧迫されがちでしたが、moto g64 5Gなら容量を気にすることなく、すべてmicroSDカードに保存できました。この拡張性の高さは、データをたくさん持ち運びたいユーザーにとって大きな魅力であり、前モデルmoto g53j 5Gから引き継がれた嬉しい仕様です。
ストレスフリーな日常操作:実際の使用感をレビュー
ここまでのスペックを踏まえ、実際の日常シーンでの使用感はどうでしょうか。結論から言うと、ほとんどの場面で非常に快適です。Webブラウジングでは、ニュースサイトや情報量の多いショッピングサイト(楽天市場など)を閲覧しても、ページの読み込みやスクロールは滑らかそのもの。これは、120Hzの高リフレッシュレートディスプレイとの相乗効果も大きいと感じます。
YouTubeやNetflixでの動画視聴も、フルHD+の美しい画面で途切れることなく楽しめます。SNS(XやInstagram)のタイムラインを追いかける際も、画像の表示がもたつくことはなく、ストレスを感じることはありませんでした。一部のレビューでは「もっさりしている」との指摘もありますが、よほど高負荷な専門的作業でもしない限り、普段使いでそのような印象を受けることは稀でしょう。多くのユーザーにとって、このサクサクとした軽快な動作は、価格以上の満足感を与えてくれるはずです。
<moto g64 5GのCPU仕様>
- プロセッサー名:MediaTek Dimensity 7025
- 製造プロセス:6nm (TSMC)
- CPU構成:オクタコア (2x Cortex-A78 @2.5GHz + 6x Cortex-A55 @2.0GHz)
- GPU:IMG BXM-8-256
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサー性能:前モデルからSoCが進化し、より新しいアーキテクチャと微細な製造プロセスにより、日常操作での快適性と電力効率が向上。
- メモリ:標準で8GBのRAMを搭載し、メモリ拡張機能も利用可能。 複数のアプリを同時に使用するマルチタスクも余裕でこなす。
- ストレージ:128GBの内部ストレージに加え、最大1TBのmicroSDカードに対応。 容量不足の心配が少なく、写真や動画を大量に保存できる。
- 実際の使用感:Webブラウジングや動画視聴といった普段使いでは、ストレスを感じさせないサクサクとした軽快な動作を体感できる。
- 総合評価:価格を考えれば非常にバランスの取れたパフォーマンスで、多くのユーザーの日常的なニーズに十分応えてくれる実力を持つ。
Antutuベンチマーク
moto g64 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 7025 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約50万点()を記録しています。
例:Antutu V10 総合で「504967」、CPUで「164351」、GPUで「78702」、MEMで「119520」、UXで「142394」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
一方、前モデル「moto g53j 5G」は、Qualcomm Snapdragon 480 5G プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約41万点を記録していました。
例: Antutu V10.0.3 総合で「417720」、CPUで「141260」、GPUで「85120」、MEMで「102499」、UXで「88841」
moto g64 5Gは前モデル「moto g53j 5G」よりも約9万点スコアが上がっています。
Dimensity 7025 性能を比較
moto g64 5Gが搭載するMediaTek Dimensity 7025 プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPU ランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu:74万
- MediaTek Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:52万
- MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
- Dimensity 6100+ (UMIDIGI G6 5G)・・・Antutu:44万
- Snapdragon 480 5G (moto g53j 5G)・・・Antutu:41万
- MediaTek Helio G99 (Blackview SHARK 8)・・・Antutu:41万
- Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu V10 総合で40万
- Snapdragon 695 5G (Redmi Note 11 Pro 5G/AQUOS sense7/BASIO active2)・・・Antutu:40万
- Dimensity 700 5G (Android One S10/nubia Ivy/Libero 5G IV/AQUOS wish3)・・・Antutu:35万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 7025は、AnTuTu V10ベンチマークで50万点というスコアが示す通り、ミドルレンジスマートフォン市場において非常に競争力のある性能を持つチップセットです。SNSの閲覧、動画ストリーミング、インターネット検索といった日常的な用途では、極めてスムーズで快適な動作を提供します。さらに、多くの3Dゲームも、グラフィック設定を調整することで十分に楽しむことが可能な処理能力を備えています。
一方で、Dimensity 8020やDimensity 7200-Ultraのような70万点を超えるハイスコアを記録するチップセットを搭載した、いわゆるミドルハイレンジやハイエンドモデルと比較した場合は、特に高負荷な最新3Dゲームの最高画質設定でのプレイや、長時間の動画編集といった処理では性能差が現れます。
ゲーム性能
moto g64 5Gに搭載された「MediaTek Dimensity 7025」は、日常使いでは非常に快適なパフォーマンスを発揮しますが、果たしてゲーム性能はどの程度なのでしょうか。ここでは、高いグラフィック性能を要求されるオープンワールドRPGから、人気のバトルロイヤル、そしてカジュアルな位置情報ゲームまで、具体的なタイトルを実際にプレイして、その実力をフレームレート(FPS)の数値と共に詳しく検証していきます。
原神:設定次第で広大な世界を冒険可能
まず、スマートフォンの性能を測る上での一つの指標とも言える「原神」です。この美しい世界を快適に旅するには、グラフィック設定の最適化が鍵となります。実際にプレイしてみると、画質設定を「低」にすることで、フィールド探索では平均30FPSから40FPSを維持し、十分に探索を楽しめました。キャラクターのスキルが飛び交う派手な戦闘シーンでは一時的にフレームレートが落ち込む場面もありましたが、ゲームプレイが困難になるほどではありませんでした。
ディアブロ イモータル:驚くほど快適なハックアンドスラッシュ体験
驚いたのは、ハックアンドスラッシュの傑作「ディアブロ イモータル」との相性の良さです。無数の敵を爽快になぎ倒すこのゲームでは、グラフィック設定を「中」にしても60FPSに迫る非常に滑らかなフレームレートを安定して維持できました。画面が敵やエフェクトで埋め尽くされるような高負荷な状況でも、カクつきを感じることはほとんどなく、ストレスフリーでその魅力を存分に堪能することができました。
Call of Duty: Warzone Mobile:設定最適化で戦場へ
非常に高いスペックが要求される「Call of Duty: Warzone Mobile」では、画質設定を「中」または「低」にすることで、戦場に参加することが可能です。この設定では、平均して30FPSから40FPSでの動作となり、基本的な移動や銃撃戦は問題なく行えます。ただし、多くのプレイヤーが密集する激戦区では一時的なフレームレートの低下も見られたため、安定性を重視するなら、画質を「低」に設定するのが賢明でしょう。
フォートナイト:競技性も視野に入るスムーズな動作
世界的な人気を誇る「フォートナイト」では、グラフィック設定を「中」、3D解像度を75%前後に調整することで、40FPSから60FPSに近いフレームレートでのプレイが可能でした。この設定であれば、建築や戦闘といったスピーディーな操作も比較的スムーズに行えます。ゲーム終盤の混戦ではフレームレートが低下することもありますが、カジュアルに楽しむ分には十分なパフォーマンスです。
ポケモンGO:ネイティブ設定で常時60FPSの安定動作
現実世界と連動してポケモンを捕まえたり、バトルしたりする位置情報ゲーム「ポケモンGO」は、moto g64 5Gの性能であれば全く問題なく動作します。さらに、ゲーム内の「設定」から「高度な設定」に進み、「ネイティブリフレッシュレート」をオンにすることで、常時60FPSでの非常に滑らかなプレイが可能になります。アプリの起動、ポケモンの捕獲、ジムバトルといった全ての操作がカクつくことなく、最高のプレイフィールで楽しめ、長時間のプレイでも安心して冒険を続けられます。
まとめ:ゲーム性能
MediaTek Dimensity 7025は、ミドルレンジのチップセットとして非常にバランスの取れたゲーム性能を持っています。「ディアブロ イモータル」や「ポケモンGO」のような最適化されたゲームでは、非常に快適な体験を提供します。
一方で、「原神」のような最高レベルのグラフィックを要求するタイトルでは、設定の調整が必須となります。しかし、それは「プレイできない」という意味ではなく、「設定を最適化すれば十分に楽しめる」ということです。高価なハイエンドモデルでなくても、幅広いゲームを遊べる汎用性の高さは、コストパフォーマンスを重視する多くのユーザーにとって、大きな魅力となるでしょう。
カメラ性能:moto g64 5G ~光学式手ぶれ補正で、日常がもっと綺麗に撮れる~
ここでは、moto g64 5Gのカメラ性能について、その実力を徹底的にレビューします。前モデルmoto g53j 5Gから何が変わり、特に注目の光学式手ぶれ補正(OIS)がどのような撮影体験をもたらすのか。ランチの写真から夜の街並み、そして動画撮影まで、様々なシーンで実際に撮り比べて感じた魅力と注意点をお伝えします。
※以下のYouTube動画で、moto g64 5Gのカメラで撮影したサンプル写真をご覧いただけます。気になる方はぜひご覧ください。
「moto g64 5G」のカメラで撮影したサンプル写真 – YouTube
OIS搭載で信頼性が増したカメラ構成
moto g64 5Gの背面カメラは、約5,000万画素のメインカメラと約200万画素のマクロカメラというデュアル構成です 。これは前モデルのmoto g53j 5Gと同じレンズ構成ですが、決定的な違いがあります。それは、メインカメラに光学式手ぶれ補正(OIS)が搭載されたことです 。OISは、物理的にレンズを動かして手ぶれを打ち消す機能で、特に光量が少ない夜景や、動きながらの撮影で絶大な効果を発揮します。moto g53j 5Gにはこの機能がなかったため、これは非常に大きな進化点と言えるでしょう。
さらに、インカメラもmoto g53j 5Gの約800万画素から、moto g64 5Gでは約1,600万画素へとスペックアップしています 。画素数が全てではありませんが、これにより、より精細なセルフィーが期待でき、友人との思い出も一層美しく残せるようになりました。
直感的で楽しい、Motorola独自のカメラ機能
カメラアプリはシンプルで直感的に操作でき、誰でもすぐに使いこなせます。しかし、そのシンプルさの裏には、撮影を楽しく、そして便利にするMotorola独自の機能が隠されています。特に私が気に入っているのが「クイック撮影」ジェスチャーです。
先日、公園を散歩していると珍しい鳥を見つけました。その瞬間、ポケットからmoto g64 5Gを取り出して手首を2回ひねると、ロック画面を解除することなく即座にカメラが起動。おかげで、飛び去る前の貴重な一瞬を写真に収めることができました。このようなシャッターチャンスを逃さない工夫は、日常のスナップ撮影で非常に重宝します。その他にも、特定の色だけを際立たせる「スポットカラー」や、光の軌跡などを幻想的に撮れる「プロモード」での長時間露出など、創造力を掻き立てる機能が満載です 。
明るい場所ではSNS映え、夜景もこなす撮影画質
日中の明るい場所での撮影品質は、価格を考えれば非常に優秀です。先日訪れたカフェでランチプレートを撮影したところ、野菜の瑞々しさやソースの艶感が豊かに表現され、SNSに投稿すると友人から「すごく美味しそう!」とコメントをもらえました。全体的に彩度が高く、少し明るめに写る傾向があるため、加工なしでも「映える」写真を手軽に撮ることができます。
そして、このカメラの真価が発揮されるのが夜景撮影です。光学式手ぶれ補正(OIS)と「ナイトビジョン」モードの組み合わせは強力で、前モデルのmoto g53j 5Gでは難しかった、手持ちでのクリアな夜景撮影が可能になりました。実際に夜の繁華街を撮影してみると、ネオンの看板の文字が白飛びすることなく、ビルの輪郭までくっきりと描写。ノイズも少なく、これなら三脚がなくても安心して夜の撮影を楽しめます。
一方で、望遠性能はデジタルズームのみのため、被写体を大きく写そうとすると画質の粗さが目立ちます。また、200万画素のマクロカメラは、被写体に思い切り寄れるものの画質はおまけ程度。正直なところ、少し離れてメインカメラで撮影した方が綺麗な結果になることが多かったです。
進化はしたが、まだ課題も残る動画撮影
動画性能についても、光学式手ぶれ補正(OIS)の恩恵は絶大です。前モデルのmoto g53j 5Gで歩きながら撮影すると気になった大きな揺れが、moto g64 5Gではかなり自然に抑制されるようになりました。先日、子どもの運動会で走る姿を追いかけながら撮影しましたが、以前の機種で撮った映像と比べると格段に見やすく、安定した映像を残すことができました。
しかし、まだ改善の余地も感じられます。動画全体の解像感は、静止画ほど高くはなく、少しのっぺりとした印象を受けます。また、OISは大きな揺れには強いものの、撮影者の細かな振動を拾ってしまうこともありました。全体の色味も、特に室内などではやや暗めに写る傾向があります。日常の記録用途であれば十分な性能ですが、映像作品のようなクオリティを求めるユーザーには、物足りなく感じるかもしれません。
<moto g64 5Gのカメラ仕様>
- アウトカメラ(メイン):約5,000万画素 (f/1.8) | PDAF | 光学式手ぶれ補正(OIS)
- アウトカメラ(マクロ):約200万画素 (f/2.4)
- インカメラ:約1,600万画素 (f/2.4)
- 動画撮影:メインカメラ FHD (60/30fps), マクロカメラ HD (30fps)
まとめ:カメラ性能
- ハードウェアの進化:前モデルにはなかった光学式手ぶれ補正(OIS)の搭載が最大の魅力 。インカメラも1600万画素に向上しています 。
- 日中撮影の画質:明るい場所ではSNS映えする鮮やかで美しい写真が撮れます。
- 暗所撮影の性能:OISとナイトビジョンモードの組み合わせで、手ぶれやノイズを抑えたクリアな夜景撮影が可能になりました。
- 動画性能:手ぶれ補正は向上したものの、解像感や色表現にはまだ改善の余地があります。
- 機能性:素早くカメラを起動できる「クイック撮影」などの独自機能が便利で、撮影の楽しみを広げてくれます 。
- 総合評価:OIS搭載により、特に暗所での撮影信頼性が大幅に向上し、日常のスナップ撮影を価格以上に楽しめるカメラに進化したと言えます。
バッテリー性能:moto g64 5G ~一日中頼れるスタミナと、驚きの急速充電~
ここでは、スマートフォン選びで最も重要視される要素の一つ、moto g64 5Gのバッテリー性能を深掘りします。5,000mAhという大容量バッテリーが実際の使用でどれほどのスタミナを発揮するのか、そして前モデルmoto g53j 5Gから進化した30W急速充電の実力は本物なのか。日々の通勤から休日のエンタメまで、様々なシーンでの体験を基に詳しくレビューしていきます。
5,000mAhの大容量バッテリーは一日を余裕で支える
moto g64 5Gは、前モデルのmoto g53j 5Gと同じく5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています 。一部では「バッテリーの持ちがイマイチ」という声もありましたが、実際に使ってみると、そのスタミナは十分信頼できるものでした。
私の使い方では、朝100%の状態で家を出て、通勤中に1時間ほどAmazon Musicで音楽を聴き、昼休みにYouTubeを視聴、帰宅後もSNSをチェックするといった一般的な使い方で、夜寝る前にも30%〜40%は余裕で残っていました 。これなら、モバイルバッテリーを持ち歩く必要はほとんどありません。ある検証では、YouTube動画を6時間連続で再生してもバッテリーが55%も残ったという結果も出ており、休日に一日中動画や軽いゲームを楽しむといった使い方でも、バッテリー切れの心配は少ないでしょう 。
30W TurboPower™チャージの実力:驚異的な充電スピード
moto g64 5Gのバッテリー性能で最も感動したのは、その充電速度です。前モデルmoto g53j 5Gの充電が18Wだったのに対し、moto g64 5Gは30Wの「TurboPower™ チャージ」へと大幅にパワーアップしました 。この進化は、日常の「いざという時」に絶大な安心感をもたらしてくれます。
ある朝、うっかり充電を忘れてしまい、バッテリーが残りわずかという絶望的な状況がありました。しかし、家を出るまでの支度中のわずか30分間充電しただけで、バッテリー残量は52%まで回復 。これには本当に助けられました。「恐ろしく速い」と評されるこの充電速度は、忙しい現代人にとって最強の味方と言えるでしょう。実際にバッテリー残量10%の状態から満充電までにかかった時間は約1時間15分と、非常にスピーディーでした 。
ただし、この驚異的な充電速度を体験するには、30W出力に対応した充電器が別途必要です。本体には充電器やUSBケーブルが同梱されていないため、購入の際には注意が必要です 。
バッテリーを長持ちさせるためのヒント
moto g64 5Gのバッテリー持ちは基本的に良好ですが、使い方を工夫することでさらに持続時間を延ばすことができます。特に効果的なのが、ディスプレイのリフレッシュレート設定の変更です。通常は「自動」または「120Hz」で滑らかな表示を楽しめますが、長時間の外出などでバッテリーを節約したい日は、設定から「60Hz」に固定することをおすすめします 。画面の滑らかさは少し控えめになりますが、バッテリーの減りが穏やかになるのを実感できるはずです。
また、moto g64 5Gには、バッテリーの劣化を抑えるための保護機能も搭載されています 。例えば、3日間以上充電ケーブルに接続し続けていると、過充電を防ぐために充電が80%で自動的に制限されるなど、長く快適に使えるような配慮がなされています。
<moto g64 5Gのバッテリー仕様>
- バッテリー容量:5,000mAh
- 充電:30W TurboPower™ チャージ対応
- 付属品:チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は非同梱
- ワイヤレス充電:非対応
まとめ:バッテリー
- バッテリー持続時間:5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、普段使いなら1日中安心して使える十分なスタミナを確保しています 。
- 充電速度:前モデルから大幅に進化した30W急速充電に対応 。わずか30分で約52%まで充電できるスピードは大きな魅力です 。
- 柔軟な運用:リフレッシュレートの調整など、使い方次第でバッテリー消費をコントロールすることが可能です 。
- 注意点:急速充電の恩恵を受けるには、対応する充電器を別途購入する必要があります 。
- 総合評価:頼れるバッテリー持ちと、いざという時に役立つ圧倒的な充電速度を両立した、非常にバランスの取れたバッテリー性能です。
ソフトウェアと便利な機能:moto g64 5G ~痒い所に手が届く、スマートな使い心地~
ここでは、moto g64 5Gの使い勝手を決定づけるソフトウェアと、日々の生活を豊かにする便利な機能について詳しくレビューします。最新のAndroid™ 14を搭載したシンプルな操作性から、Motorolaならではのユニークなジェスチャー機能、そしておサイフケータイ®やイヤホンジャックといった「これが欲しかった」と思わせる機能まで、前モデルmoto g53j 5Gとの比較も交えながら、その魅力を余すところなくお伝えします。
シンプルで快適なAndroid™ 14体験
moto g64 5Gには、最新のAndroid™ 14がプリインストールされています。 これは前モデルのmoto g53j 5G(発売時はAndroid™ 13)からOSがバージョンアップし、より洗練されたプライバシー管理やカスタマイズ機能を利用できます。 Motorola製スマートフォンの大きな魅力は、メーカーによる過度なカスタマイズが少ない「ピュアAndroid」に近いUIを採用している点です。 これにより、動作が軽快で、不要なプリインストールアプリに悩まされることもありません。
OS・セキュリティのアップデート保証:長く安心して使えるサポート
スマートフォンを長く快適に使い続ける上で、OSやセキュリティのアップデート保証は非常に重要です。moto g64 5Gは、この点においてもユーザーに安心を提供してくれます。OSアップデートに関しては、次期OSであるAndroid 15へのメジャーアップデートが1回保証されています。これにより、今後Googleから提供される新しい機能や改善された操作性を、moto g64 5Gでも体験することができます。
さらに重要なのがセキュリティアップデートです。こちらは2027年4月まで提供される予定となっており、購入後約3年間にわたって、日々発見されるセキュリティ上の脅威からスマートフォンを保護してくれます。この手厚いサポート体制が、moto g64 5Gをコストパフォーマンスだけでなく、長期的な視点で見ても非常に魅力的な選択肢にしていると言えるでしょう。
生活を彩る、充実のエンタメ・便利機能
moto g64 5Gは、日々の生活を便利にする「痒い所に手が届く」機能が満載です。特に、前モデルのmoto g53j 5Gから引き続き搭載されているおサイフケータイ®(FeliCa)は、日本のユーザーにとって欠かせない機能でしょう。駅の改札やコンビニエンスストアでの支払いが、ポケットから取り出したスマートフォンをかざすだけで完了するのは、一度体験すると手放せない快適さです。
また、最近のスマートフォンでは省略されがちな3.5mmイヤホンジャックを搭載している点も、有線イヤホン派の私にとっては非常に嬉しいポイントでした。充電中もお気に入りのイヤホンで音楽を楽しめますし、遅延を気にせずリズムゲームに集中できます。
さらに、ネット環境がない場所でも情報収集が可能なFMラジオ機能も搭載。災害時など、いざという時の安心にも繋がります。加えて、eSIMと物理SIM(nanoSIM)を組み合わせたデュアルSIM運用をしながら、microSDカードでストレージを増設できる柔軟性も、ヘビーユーザーには見逃せない魅力です。
Motorolaの真骨頂「Motoジェスチャー」
ソフトウェアのシンプルさとは対照的に、Motorola独自の「Motoジェスチャー」は、このスマートフォンの使い勝手を唯一無二のものにしています。
例えば、Webサイトで見つけたレシピや地図をすぐに保存したい時、3本の指で画面に長押しするだけで、簡単にスクリーンショットが撮れるのは非常に便利です。片手で電源ボタンと音量ボタンを同時に押そうとして、誤って音量を下げてしまったり、画面をオフにしてしまったり…といった、ありがちな失敗とはもう無縁です。この直感的で確実な操作性は、日々の小さなストレスを確実に減らしてくれます。
また、暗い玄関で鍵穴を探している時、スマートフォン本体をスッと2回振り下ろすだけでLEDライトが点灯する「簡易ライト」も非常に便利です。この直感的な操作は、他のどのスマホにもないユニークな体験です。もちろん、本体の背面をダブルタップしてスクリーンショットを撮ったり、任意のアプリを起動したりする設定も可能です。
高音質を届けるサウンド設計
moto g64 5Gは、エンターテインメント体験にも妥協がありません。本体にはDolby Atmos®対応のステレオスピーカーが搭載されており、スマートフォン単体でも広がりのあるクリアなサウンドを楽しめます。YouTubeのライブ映像を視聴した際には、左右から音が聞こえることで臨場感が増し、小さな画面でもライブ会場にいるかのような没入感を味わえました。
ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く際も、Bluetooth® 5.3に対応し、高音質な音声伝送が可能な「LDAC」や「LHDC」といったコーデックをサポート。対応するヘッドホンと組み合わせれば、ワイヤレスでありながらハイレゾ相当の高解像度なサウンドを堪能できます。この充実したサウンド設計は、音楽や映画を愛するすべての人にとって大きな魅力となるでしょう。
<moto g64 5Gの主な便利機能>
- ジェスチャー:クイック起動、サイドバー、クイック撮影、簡易ライト、3本指でのスクリーンショット、持ち上げてロック解除、下向きでマナーモード、持ち上げて消音、スワイプで分割
- サウンド:Dolby Atmos®対応ステレオスピーカー、3.5mmイヤホンジャック
- 生体認証:側面指紋認証、顔認証
- おサイフケータイ®:FeliCa搭載
- eSIM:対応
- セキュリティ:Moto Secure搭載
まとめ:ソフトウェアと便利な機能
- OSとサポート期間:最新のAndroid™ 14を搭載し、OSアップデートと2027年4月までのセキュリティアップデートが保証されており、長く安心して使用できます。
- 必須機能の網羅:おサイフケータイ®、イヤホンジャック、microSDカード対応など、ユーザーが求める便利な機能がしっかりと押さえられています。
- 独自機能の魅力:手首をひねってカメラを起動する「クイック撮影」など、Motorolaならではの直感的なジェスチャー機能が日々の使い勝手を向上させます。
- サウンド性能:Dolby Atmos®対応のステレオスピーカーとハイレゾ対応Bluetooth®により、価格以上のリッチな音響体験が可能です。
- 総合評価:華美なAI機能などはありませんが、実用的で「痒い所に手が届く」機能が満載。日々のスマートフォンライフを確実に豊かにしてくれる一台です。
moto g64 5G vs moto g53j 5G スペック比較:進化したポイントを徹底解説
moto g64 5Gは、2023年に発売されたmoto g53j 5Gの後継モデルとして登場しました。同じ価格帯でありながら、多くの点で着実な進化を遂げています。ここでは、両モデルのスペックを比較し、どの点がどのように進化したのかを詳しく見ていきましょう。
プロセッサー (SoC)
- moto g53j 5G: Snapdragon® 480+ 5G (8nmプロセス)
- moto g64 5G: MediaTek Dimensity 7025 (6nmプロセス)
- 違い:moto g64 5Gは、より微細なプロセスで製造された新しいSoCを搭載しており、処理性能と電力効率の両面で向上しています。AnTuTuベンチマークスコアもg53j 5Gの約39万点に対し、g64 5Gは約46万点以上と、基本性能が大きく進化しました。
ディスプレイ解像度
- moto g53j 5G: 約6.5インチ、HD+ (1600 x 720)
- moto g64 5G: 約6.5インチ、フルHD+ (2400 x 1080)
- 違い:ここが最大の進化点です。moto g64 5Gは解像度が大幅に向上し、映像や文字が格段にシャープで美しくなりました。動画視聴や電子書籍の閲覧など、あらゆる場面で表示品質の向上を実感できます。
メインカメラ
- moto g53j 5G: 約5,000万画素
- moto g64 5G: 約5,000万画素 + 光学式手ぶれ補正(OIS)
- 違い:画素数は同じですが、moto g64 5Gには光学式手ぶれ補正(OIS)が追加されました。これにより、夜景や薄暗い場所での撮影時に手ぶれを強力に抑え、よりクリアな写真を撮ることが可能になりました。
インカメラ(前面カメラ)
- moto g53j 5G: 約800万画素
- moto g64 5G: 約1,600万画素
- 違い:インカメラの画素数が2倍に向上し、より精細なセルフィー(自撮り)が撮影できるようになりました。
充電性能
- moto g53j 5G: 18W TurboPower™ チャージ対応
- moto g64 5G: 30W TurboPower™ チャージ対応
- 違い:充電速度が大幅に向上しました。moto g64 5Gは30分の充電で約52%まで回復できるため、急いでいる時でも素早く充電を済ませることができます。
本体サイズと重量
- moto g53j 5G: 約162.7 x 74.66 x 8.19 mm、約183g
- moto g64 5G: 約161.56 x 73.82 x 7.99 mm、約177g
- 違い:moto g64 5Gは、前モデルよりもわずかに薄く、狭く、そして軽くなりました。これにより、手に持った際のフィット感が向上しています。
Bluetoothバージョン
- moto g53j 5G: Bluetooth® 5.1
- moto g64 5G: Bluetooth® 5.3
- 違い:より新しい規格であるBluetooth® 5.3に対応したことで、接続の安定性や省電力性が向上しています。
位置情報サービス
- moto g53j 5G: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou
- moto g64 5G: 上記に加えて QZSS (みちびき) に対応
- 違い:日本の準天頂衛星システム「みちびき」に対応したことで、特に日本国内において、より高精度な位置情報の測位が期待できます。
まとめ
moto g64 5Gは、前モデルのmoto g53j 5Gと発売時の価格は同じでありながら、プロセッサー、ディスプレイ、カメラ(OIS搭載)、充電速度といったユーザーの体験に直結する多くの点で、明確なアップグレードを遂げています。
特にディスプレイのフルHD+化とカメラの光学式手ぶれ補正搭載は、日々の使い勝手を大きく向上させる重要な進化点です。これらの違いから、moto g64 5Gは前モデルと比べて全体的な完成度とコストパフォーマンスが大きく向上しており、今から選ぶなら間違いなくmoto g64 5Gがおすすめと言えるでしょう。
【補足】ワイモバイル版「moto g64y 5G」との違いについて
SIMフリーで販売されている「moto g64 5G」と、ワイモバイルが販売する「moto g64y 5G」の主な違いは「メモリ(RAM)容量」と「カラーバリエーション」の2点です。
メモリ(RAM)容量
- moto g64 5G(SIMフリー版): 8GBのメモリを搭載しています 。
- moto g64y 5G(ワイモバイル版): 4GBのメモリを搭載しています 。
複数のアプリを同時に利用する際の快適さでは、より多くのメモリを搭載するSIMフリー版のmoto g64 5Gが優れています 。
カラーバリエーション
- moto g64 5G(SIMフリー版): 「スペースブラック」と「シルバーブルー」の2色展開です 。
- moto g64y 5G(ワイモバイル版): 上記の2色に加えて、限定カラーの「バニラクリーム」が用意されています 。このバニラクリームは、手触りの良いヴィーガンレザーを採用した特別なデザインです 。
これら2点以外、プロセッサー(MediaTek Dimensity 7025)、ディスプレイ(6.5インチ、フルHD+)、カメラ(5,000万画素、OIS搭載)、バッテリー容量(5,000mAh)といった基本的なスペックは共通です。
moto g64 5Gのメリット・デメリット
moto g64 5Gは、前モデルであるmoto g53j 5Gから多くの点で着実な進化を遂げた、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンです。しかし、その魅力的な価格を実現するために、いくつかのトレードオフも存在します。ここでは、実際に使って見えてきたメリットと、購入前に知っておきたいデメリットを、前モデルとの比較を交えながら詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:大幅に進化したディスプレイ解像度
最大のメリットは、ディスプレイがmoto g53j 5GのHD+(1600×720)から、フルHD+(2400×1080)へと大幅に向上した点です 。これにより、テキストはよりシャープに、YouTubeやNetflixなどの動画は細部までくっきりと表示され、映像への没入感が格段に高まりました。前モデルで物足りなさを感じていたユーザーにとって、この進化は非常に大きな魅力です。
メリット2:日常使いで快適な処理性能
プロセッサが、前モデルのSnapdragon® 480+ 5Gから、より新しいアーキテクチャのMediaTek Dimensity 7025にアップグレードされました 。Webサイトの閲覧やSNSのスクロール、複数のアプリを切り替えるといった日常的な操作が非常にスムーズで、ストレスを感じることはほとんどありません。価格以上の快適な動作レスポンスを提供してくれます。
メリット3:光学式手ぶれ補正(OIS)搭載カメラ
moto g53j 5Gにはなかった光学式手ぶれ補正(OIS)がメインカメラに搭載されたことも大きな進化点です 。これにより、薄暗いレストランでの料理撮影や、夜景を撮る際の手ぶれが大幅に軽減されます。誰でも簡単によりクリアで美しい写真を撮影できるようになったのは、嬉しいポイントです。
メリット4:30W対応の急速充電
バッテリー性能では、充電速度が前モデルの18Wから30WのTurboPower™チャージへと大幅に向上しました 。実際にバッテリー残量がない状態からでも、わずか30分の充電で50%以上回復するため、朝の忙しい時間帯や、外出前の短い時間でも安心して充電できます 。
メリット5:充実の便利機能と長期サポート
3.5mmイヤホンジャック、Dolby Atmos®対応ステレオスピーカー、おサイフケータイ®、microSDカードスロットといった、ユーザーが「欲しい」と感じる便利な機能が前モデルから引き続き網羅されています 。さらに、OSはAndroid 15へ、セキュリティアップデートは2027年4月までの提供が予定されており、長く安心して使える点も大きなメリットです。
【デメリット】
デメリット1:3Dゲーム性能には向かないGPU
日常使いでは快適なDimensity 7025ですが、GPU(グラフィック処理)性能は控えめです 。そのため、「原神」のような高いグラフィック性能を要求される3Dゲームを快適にプレイするのは難しいでしょう 。パズルゲームや2Dゲームは問題ありませんが、本格的なゲーマーには向きません。
デメリット2:超広角カメラの非搭載
前モデルのmoto g53j 5Gと同様に、超広角カメラは搭載されていません 。壮大な風景を一枚に収めたり、狭い室内で大人数を撮影したりといった、超広角レンズならではのダイナミックな写真を撮ることはできないため、写真撮影の幅は限られます。
デメリット3:防水性能はIP52の防滴仕様
防水・防塵性能はIP52等級で、これは「防滴」レベルにとどまります 。小雨や水しぶき程度であれば問題ありませんが、完全な防水ではないため、お風呂での使用や、豪雨の中での操作は故障の原因となりかねません。「水没させて壊してしまった」という報告もあるため、水濡れには注意が必要です。
デメリット4:有機ELではない液晶ディスプレイ
ディスプレイの解像度は向上しましたが、パネル自体は有機ELではなくLCD液晶です 。そのため、同価格帯の一部の有機EL搭載機種と比較すると、黒の締まりや色の鮮やかさでは一歩譲ります。画質に強いこだわりがあるユーザーには、物足りなく感じるかもしれません。
デメリット5:充電器・ケーブルが付属しない
近年のスマートフォンのトレンドではありますが、moto g64 5Gにも充電器とUSBケーブルは付属していません 。特に30Wの急速充電性能を最大限に活かすためには、対応する充電器を別途購入する必要があります。これはユーザーにとって追加のコストとなります。
moto g64 5Gのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 約6.5インチ、解像度 2400 x 1080 ドットのLCD(20:9、FHD+、405ppi、親切ディスプレイ)
- リフレッシュレート: 120Hz
- プロセッサー: MediaTek Dimensity 7025(6nmプロセス、8コア、最大2.5 GHz)
- GPU: IMG BXM-8-256
- RAM(メモリ): 8GB LPDDR5
- ストレージ: 128GB
- 外部ストレージ: microSDカードで最大1TBまで拡張可能
- バッテリー: 5,000mAh
- 充電: 30W TurboPower™ チャージ対応
- 背面カメラ: 約5,000万画素(メイン、f/1.8、OIS) + 約200万画素(マクロ)
- 前面カメラ: 約1,600万画素 (f/2.4)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth® 5.3
- 衛星測位: GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou
- NFC/おサイフケータイ®: 対応
- インターフェース: USB Type-C (USB 2.0)、3.5mmイヤホンジャック
- センサー: 加速度計、近接センサー、環境照度センサー、ジャイロセンサー、eコンパス
- スピーカー: ステレオスピーカー
- オーディオ: Dolby Atmos®対応
- 防水防塵: IP52
- FMラジオ: 対応
- テザリング: 対応
- 音声コントロール: Google アシスタント
- 生体認証: 指紋認証、顔認証
- 筐体: PMMA
- OS: Android™ 14
- サイズ: 約161.56mm x 73.82mm x 7.99mm(最薄部)
- 重量: 約177g
- カラー: スペースブラック、シルバーブルー
- 付属品: カバー、SIM取り出しピン、ガイド類、LG(法令/安全/規制) ※チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)は非同梱
- 5G通信: 対応
- SIMカード: nanoSIM / eSIM(DSDV対応、nanoSIMスロットは1)
対応バンド:moto g64 5G
「moto g64 5G」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G: LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G: W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G: n78に対応しているため、ドコモの主要な5Gバンドで通信が可能です。[1][2] ただし、ドコモのもう一つの主要バンドであるn79には対応していません。
- 4G: 主要バンドであるB1、B3、そしてプラチナバンドのB19に完全対応しています。[4] そのため、都市部から郊外、山間部まで広いエリアで安定した通信が期待できます。
- プラチナバンド: B19に対応しています。
au回線
- 5G: 主要バンドであるn77、n78、n28に完全対応しており、auの5Gエリアで問題なく利用できます。
- 4G: 主要なバンドであるB1、B3、B28に加え、プラチナバンドであるB18/B26にも対応しているため、全国で快適な通信が可能です。
- プラチナバンド: B18/B26に対応しています。
- 3G: auの3Gサービスは2022年3月31日に終了しているため、この端末での3G通信は利用できません。
ソフトバンク回線
- 5G: 主要バンドであるn77、n3、n28に完全対応しており、ソフトバンクの5Gエリアで通信が可能です。
- 4G: 主要バンドのB1、B3、B8(プラチナバンド)に対応しているため、広いエリアで安定した通信が見込めます。
- プラチナバンド: B8に対応しています。
楽天モバイル回線
- 5G: 楽天モバイルの主要バンドであるn77に対応しています。
- 4G: 楽天モバイルの自社回線であるB3、およびパートナー回線(au回線)のプラチナバンドであるB18/B26の両方に対応しています。 これにより、楽天モバイルの自社回線エリアとパートナー回線エリアの両方で通信が可能です。
- プラチナバンド: パートナー回線(au)のB18/B26に対応しています。また、楽天モバイルが将来的に運用を予定しているプラチナバンドn28にも対応しています。
結論
この端末(moto g64 5G)は、日本の主要4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の重要な4Gおよび5Gバンドに幅広く対応しています。
- 特に、各キャリアの通信エリアの根幹をなすプラチナバンド(ドコモB19、au B18/26、ソフトバンクB8)に完全対応しているため、都市部だけでなく郊外や山間部でも安定した通信が期待できます。
- ただし、ドコモの5Gバンドn79には非対応ですが、主要なn78には対応しているため多くのエリアで5G通信は利用可能です。
総合的に見て、この端末は日本のどのキャリアのSIMを挿しても、大きな不便なく快適に利用できる可能性が非常に高いと言えます。
なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
moto g64 5Gの評価
8つの基準で「moto g64 5G」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
前モデルのHD+からフルHD+へ解像度が大幅に向上し、映像や文字が格段に精細になりました。120Hzのリフレッシュレートも滑らかで、日常使いでの満足度は非常に高いです。
スペック:★★★★☆
日常的なブラウジングやSNSでは非常に快適に動作します。ただし、グラフィック性能は控えめなため、高い処理能力を要する3Dゲームには不向きです。
耐久性:★★☆☆☆
防水・防塵性能はIP52の防滴仕様にとどまります。小雨や水しぶき程度は防げますが、水没には対応していないため、風呂場や水辺での使用には注意が必要です。
デザイン:★★★★☆
約177gと軽量で、手に馴染む薄型デザインが高く評価できます。指紋が付きにくいマットな質感も、日常的に使う上で嬉しいポイントです。
通信:★★★★★
5Gやおサイフケータイ®に対応し、eSIMも利用できるなど、現代のスマートフォンに求められる通信機能はほぼ完璧に網羅しています。
機能:★★★★★
ステレオスピーカーやイヤホンジャック、microSDカードスロットを搭載し、エンタメ機能が充実しています。Motorola独自のジェスチャー機能も非常に便利です。
使いやすさ:★★★★☆
カスタマイズが少ないシンプルなAndroid™ 14を搭載し、直感的に操作できます。アップデート保証も長く、安心して使い続けられる点も魅力です。
価格:★★★★★
フルHD+ディスプレイ、光学式手ぶれ補正、8GBメモリなどを搭載しながら、3万円台という価格は、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
【総評:★★★★☆】
堅実な進化で魅せる、新世代のスタンダード機
moto g64 5Gは、前モデルのmoto g53j 5Gの「痒い所に手が届く」というコンセプトを継承しつつ、ユーザーが最も進化を実感できる部分を的確に強化した、非常にバランスの取れたスマートフォンです。特定の機能が突出しているわけではありませんが、日常的に使うほとんどの場面で、価格以上の満足感を得られるでしょう。「多くの人にとっての正解」となりうる、ミドルレンジの新たな定番と言えます。
日常を豊かにする確かな進化点
評価を大きく引き上げたのは、やはりディスプレイのフルHD+化とカメラへの光学式手ぶれ補正(OIS)搭載です。ディスプレイの進化は、YouTubeなどの動画視聴やWebサイトの閲覧といった、毎日行う操作の質を直接向上させてくれます。また、OISの搭載により、これまで苦手としていた薄暗い場所での写真撮影の成功率が格段に上がり、日常の思い出をより美しく残せるようになりました。これらの進化は、スマートフォンの体験価値を大きく高めるものです。
理解して付き合いたい弱点
一方で、弱点も明確です。グラフィック性能は高くないため、本格的な3Dゲームを楽しみたいユーザーには推奨できません。また、防水性能もIP52の防滴レベルであるため、水回りでの使用には注意が必要です。これらの点は、本機がフォーカスしている「日常使いの快適さ」とのトレードオフと言えます。自分の使い方と照らし合わせ、これらの弱点を許容できるかが、購入の大きな判断基準となるでしょう。
こんな人におすすめ
「ゲームはあまりしないけれど、綺麗な画面で動画を見たい」「SNS用の写真を気軽に綺麗に撮りたい」「おサイフケータイ®やイヤホンジャックは必須」といった、日常での使い勝手とコストパフォーマンスを重視するユーザーに最適な一台です。3万円台の予算で、長く安心して使えるバランスの取れたスマートフォンを探しているなら、間違いなく検討すべき選択肢です。
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moto g64 5Gの価格・購入先
※価格は2025/7/07に調査したものです。
ワイモバイル
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これは、機種代金21,996円から21,995円の割引が適用されるためです。
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moto g66j 5G
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Android 15、MediaTek Dimensity 7060、8GBメモリ(RAMブーストにより最大24GBまで拡張可能)、2,400 x 1,080 pxのLCD、128GBストレージ、5200 mAhバッテリー、背面約5,000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約3,200万画素のフロントカメラを搭載しています。
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関連記事:moto g66j 5G 徹底レビュー!耐久性・カメラ・機能をg64と比較
OPPO A3 5G
OPPOから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年12月12日発売)。
MediaTek Dimensity 6300、4GB LPDDR4xメモリ、128GB UFS 2.2ストレージ、5100 mAhバッテリー、背面50MP+2MPの2眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、45W 急速充電、IP54防水防塵、MIL-STD-810H、プラッシュタッチ、ウルトラボリューム、最大8GBまでのメモリ拡張、おサイフケータイ、NFC、デザリング、eSIM、最大1TBまでのストレージ拡張、側面指紋認証、顔認証、USB 2.0 Type-C (OTG)、3.5mmイヤホンジャック、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3に対応しています。
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関連記事:頑丈でコスパ最強! OPPO A3 5Gの耐久性と魅力を徹底レビュー!
Nothing CMF Phone 1
Nothingから発売されたNothing OS 2.6搭載の5G スマートフォンです。MediaTek Dimensity 7300、スーパー AMOLED液晶、5000 mAh バッテリー、背面 50MPのメインカメラ、前面 16MPのフロントカメラ搭載で、
交換式のカバー、33W 急速充電、5Wリバースチャージ、最大2TBまでのストレージ拡張、ディスプレイ内指紋認証、リフレッシュレート 120 Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、IP52防水防塵、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、AliExpressで38,363円(128GBモデル・256GBモデルは44,783円)、米国 Amazon.comで$259.00、ヤフーショッピングで50,000円、です。
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OPPO A79 5G
OPPOから発売されたAndroid 13(ColorOS 13)の6.7型 5G スマートフォンです。HD+液晶、MediaTek Dimensity 6020、128GB UFS 2.2、50MP+2MPカメラ搭載で、おサイフケータイ(Felica)、33W急速充電、IP54防水防塵に対応しています。
価格は、Amazonで25,750円(SIMフリー版・CPH2557)、楽天市場で24,780円(送料無料・CPH2557)、ヤフーショッピングで23,800円(送料無料・CPH2557)です。
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AQUOS sense8
シャープから発売されたAndroid 13の6.1型 5G スマートフォンです。IGZO OLED液晶、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1、50.3MP+8MPの2眼カメラ搭載で、おサイフケータイ、IP68防水防塵、MIL-STD-810G(16項目)に対応しています。
価格は、Amazonで47,800円(税込・SIMフリー版・SH-M26)、楽天市場で48,093円(税込・SIMフリー版・SH-M26)、ヤフーショッピングで48,980円 (税込・SIMフリー版・SH-M26・送料無料)です。
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nubia Ivy
ZTEが日本向けに発売した6.6インチのAndroid 13スマホです。MediaTek Dimensity 700、50MP 3眼カメラ搭載で、おサイフケータイ、IP67防水防塵、5G通信、シンプルホームに対応しています。
価格は、Amazonで30,078円(税込・SIMフリー)、楽天市場で22,781円(税込・中古Aランク品)、ヤフーショッピングで31,810円、です。
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他のモトローラ スマホと比較
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