LAVIE Tab T10 T1055/KAS レビュー!旧型比較と買いか評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体 カバー装着で自立している様子
2025年4月17日、NECから、新しい10.1インチのAndroidタブレット「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」が発売されました。手頃な価格帯ながら日常使いに十分な性能と信頼性を備え、初めてタブレットを購入する方から、気軽に使えるセカンドデバイスを探している方まで、幅広い層におすすめできるモデルとして注目されています。

より使いやすく、魅力的に進化した新モデル

この新しいLAVIE Tab T10は、単なるマイナーチェンジではありません。アルミニウム製の洗練されたデザインを採用し、前モデルよりも薄く、軽くなったことで、持ち運びやすさが向上しました。さらに、要望の多かった防水・防塵性能IPX2/IP5X)に新たに対応し、利用シーンが広がっています。加えて、充電時間の大幅な短縮や、PC連携機能「つながる!LAVIE」、充電中に時計などを表示できる「スタンバイモード」といった新機能も搭載され、日々の使い勝手が大きく進化している点も見逃せません。

新旧モデル比較と徹底レビューで実力を解明

この記事では、注目の新モデル「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」について、そのスペック、デザイン、画面の見やすさ、処理性能、バッテリー性能、そしてカメラ機能などを、実際の使用感を交えながら徹底的にレビューします。

特に、多くの方が気になるであろう前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」からの進化点や変更点に焦点を当て、具体的にどこが、どのように変わったのかを詳しく比較・解説していきます。

この記事で分かること

  1. 新モデル「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の詳細なスペックと性能
  2. プロセッサ(CPU/GPU)性能、Antutuベンチマークスコア
  3. 主要ゲームの動作検証結果(ゲーム性能)
  4. 旧モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」からの進化点・変更点
  5. デザイン、画面の見やすさ、バッテリー持ち、充電速度などの実使用感
  6. カメラ性能やスピーカーの音質
  7. 他の競合タブレットと比較した場合のメリット・デメリット
  8. どのような使い方に向いているか、おすすめのユーザー層
  9. 購入を判断するためのポイントとコストパフォーマンス

この記事を最後まで読むことで、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」が本当に自分の使い方やニーズに合ったタブレットなのか、購入を判断するための材料を得られるはず。新しくなったLAVIE Tab T10の実力を、ぜひご確認ください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:2025年春モデル LAVIE Tab T10 大画面スタンダードタブレット 10.1型ワイド T1055/KAS|NEC LAVIE公式サイト

価格をチェック!LAVIE Tab T10 T1055/KASは他のタブレットよりも安い?

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体とキーボード

LAVIE Tab T10 T1055/KAS(128GB)はNEC Direct37,180円(税込/送料無料)~で販売されています。ストレージが64GBのモデル「LAVIE Tab T10(PC-TAB10F03)」も販売されており、こちらは34,980円(税込)~です。

ECサイトではまだ販売されていませんが、これから楽天市場とヤフーショッピングでも販売されると思われます。

なお、Amazonでは2022年に発売された「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」が26,800円(税込)で販売中です。こちらは発売当時のOSがAndroid 11でしたが、Android 12までアップデートが可能なようです。

LAVIE Tab T11 T1165/KAS

2025年2月13日に発売された「LAVIE Tab T11 T1165/KAS」は楽天市場で49,280円で販売中です。こちらは、エンターテインメントから学習まで幅広く応える11インチタブレットです。1920×1200ドットの高精細なIPS液晶は90Hzのリフレッシュレートに対応し、動画やゲームを滑らかに表示。4か所のスピーカーとDolby Atmos技術により、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。

プロセッサにはMediaTek Helio G88を採用し、8GBの大容量メモリと合わせて快適な動作を実現しています。PCのセカンドモニターとして活用できる「つながる!LAVIE」機能や、便利な手書きノート・計算アプリも搭載し、多様なシーンで活躍する一台です。

nubia Pad SE

2025年1月17日以降に発売された「nubia Pad SE」はAmazonで26,820円で販売中です。こちらは、エンタメ性能と実用性を両立した約11インチタブレットです。90Hzリフレッシュレート対応のフルHD+ディスプレイと、迫力のクアッドスピーカーにより、動画視聴やゲームで高い没入感を得られます。

プロセッサにはUNISOC T760を採用。6GBの物理メモリに加え、仮想メモリ技術で最大12GB相当まで拡張でき、マルチタスクも快適にこなします。7510mAhの大容量バッテリーは22.5Wの急速充電に対応し、長時間の利用も安心です。画面分割機能やIP42の生活防水も備え、日常の様々な場面で活躍します。

Lenovo Tab

2025年1月に発売された「Lenovo Tab」はAmazonで25,300円で販売中です。こちらは、手軽に扱える10.1インチサイズのコストパフォーマンスに優れたタブレットです。1920×1200ドットの高精細IPS液晶と、Dolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーを搭載し、動画視聴やウェブブラウジングを快適に楽しめます。

プロセッサにはMediaTek Helio G85を採用し、日常的なタスクをスムーズにこなします。Android 16までのOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートが保証されているため、長期間安心して利用できる点も大きな魅力です。スタンドにもなるクリアケースや20Wの充電アダプターが付属しており、購入後すぐに便利に使えます。

iPad(第11世代)

2025年3月12日に発売された「iPad(第11世代)」はAmazonで58,800円で販売中です。こちらは、True Toneに対応した美しい11インチLiquid Retinaディスプレイを搭載し、コンテンツを鮮やかに映し出します。プロセッサにはパワフルなA16 Bionicチップを採用し、アプリの起動から高度な作業、ゲームまで、あらゆる動作を高速かつスムーズに処理します。

高画質な12MP広角カメラは4Kビデオ撮影が可能。横向きに配置された前面の12MP超広角カメラはセンターフレームに対応し、ビデオ通話も快適です。Apple Pencil(別売)やMagic Keyboard Folio(別売)を使えば、メモ取りから本格的な創作活動まで幅広く対応。Touch IDによる安全な認証も便利で、Wi-Fi 6による高速通信も魅力です。

まとめ

最新のLAVIE Tab T10 T1055/KAS(128GBモデルで37,180円~)は、今回比較した他の最新Androidタブレットの中では、Lenovo Tab(約2.5万円)やnubia Pad SE(約2.7万円)と比較するとやや高めの価格設定と言えます。

より高性能なLAVIE Tab T11(約4.9万円)やiPad(約5.9万円)よりは安価ですが、コストパフォーマンスを重視する場合、他の選択肢も魅力的です。なお、旧モデルのLAVIE Tab T10 (T1055/EAS) であれば、Amazonで2万円台後半から入手可能です。

紹介されているタブレットの中で最も価格が安いのは「Lenovo Tab」で、約25,300円から購入できます。価格の安さに加え、OSアップデート保証やキックスタンド付きクリアケース、20W充電アダプターが付属している点を考慮すると、非常にお買い得なモデルと言えるでしょう。

洗練されたデザインと向上した携帯性:LAVIE Tab T10 T1055/KASの外観レビュー

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体正面と背面のみの2台がある

ここでは、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の外観とデザインについて、実際に手に取って感じたことを中心にお伝えします。前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」からの進化点にも注目しながら、その魅力を詳しく見ていきましょう。

アルミユニボディがもたらす質感の向上

まず手に持って感じるのは、その質感の高さです。T1055/KASは、アルミニウム製のユニボディデザインを採用しており、本体色は落ち着いた「ルナグレー」です。前モデルのT1055/EASプラチナグレーホワイトのツートンカラーで、それはそれで魅力的でしたが、個人的にはT1055/KASの継ぎ目のない一体感のあるデザインと、金属ならではのひんやりとした触感が非常に好印象です。安っぽさがなく、リビングに置いておいてもインテリアに馴染む洗練された雰囲気があります。

より薄く、より軽く:圧倒的な持ち運びやすさ

特筆すべきは、その薄さと軽さです。前モデルT1055/EASが厚さ8.5mm、重さ約460gだったのに対し、T1055/KASは厚さ7.6mm、重さ約430gへと進化しました。数値で見るとわずかな差に感じるかもしれませんが、実際に持ってみると、この約30gの軽量化と約0.9mmの薄型化は想像以上に大きな違いです。

例えば、通勤中に「Kindle」アプリで電子書籍を読む際、以前は少し重さが気になっていたのですが、T1055/KASなら片手で持っていても疲れにくく、読書に集中できます。ソファでくつろぎながら「YouTube」や「Netflix」で動画を見る時も、軽快に取り回せるのは嬉しいポイントです。カバンに入れて持ち運ぶ際も、その薄さと軽さは大きなメリットになります。

画面への没入感を高めるデザイン

画面占有率は83%となっており、タブレットとしては標準的ながら、動画コンテンツなどを見る際には十分な没入感が得られます。個人的には、ベゼル(画面の縁)は細すぎない方が、持つときに指が画面に触れて誤操作するのを防げるので好みです。T1055/KASのベゼル幅は、端末を持った時の安定感と画面の見やすさのバランスが取れていると感じます。ゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」のような画面全体を使うコンテンツも、持ちやすさを損なわずに楽しめます。

使いやすさを考慮したボタン配置

LAVIE Tab T10 T1055/KAS

右側面には音量ボタンと電源ボタンが配置されており、自然な指の動きで操作できます。下部(縦向き時)にはmicroSDカードスロット、USB Type-Cの充電ポート、イヤホンジャックがまとまっています。前モデルT1055/EASでも見られたように、ボタン類が側面にあるため、タブレットスタンドに立てかけた際に、固定アームと干渉しにくいのは地味ながら便利な点です。

スピーカーは横向きにした際の上部に配置されており、動画視聴時にステレオサウンドを楽しめるようになっています。

まとめ:デザインと携帯性の進化

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の外観とデザインについてまとめます。

  • デザイン: アルミ製ユニボディとルナグレーの色合いで、より洗練され、質感の高いデザインに進化した。
  • 薄型化: 前モデル(T1055/EAS)の8.5mmから7.6mmへと薄くなった。
  • 軽量化: 前モデル(T1055/EAS)の約460gから約430gへと軽量化された。
  • 携帯性: 薄型軽量化により、片手での操作や持ち運びが格段に快適になった。
  • 質感: 金属素材による高級感があり、所有する満足感がある。
  • 個人的評価: シンプルで落ち着いたデザインが好みであり、日常的な利用シーンでの取り回しやすさが向上した点を高く評価したい。

ディスプレイをレビュー:LAVIE Tab T10の見やすさとサイズ感を検証

LAVIE Tab T10 T1055/KAS ディスプレイ 画面に10.1型ワイドと書かれている

タブレットの使い心地を大きく左右するのがディスプレイです。ここでは、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の10.1型ワイドディスプレイについて、その見やすさや使用感をレビューします。基本的なスペックは前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」を踏襲していますが、細かな点で進化も見られます。

十分な精細さと鮮やかさ:動画も写真も美しく

まず、画面サイズは10.1型、解像度はWUXGA(1920×1200ドット)です。これは前モデルT1055/EASと同じ仕様ですが、実際に使ってみると、この価格帯のタブレットとしては非常に高精細で満足度が高いです。個人的に「Netflix」で映画を観たり、「YouTube」で好きなアーティストのMVを見たりしましたが、色の再現性も良く、鮮やかな映像を楽しめました。

広視野角のIPS液晶なので、少し斜めから見ても色味の変化が少なく、家族や友人と一緒に画面を見るような場面でも快適です。

電子書籍が快適に読めるサイズ感

10.1インチという画面サイズは、電子書籍を読むのにとても適しています。特にマンガを読む際には、スマートフォンの画面では小さくて読みづらかった細かいセリフや描き込みも、このタブレットならくっきりと表示されます。「少年ジャンプ+」のようなマンガアプリで見開き表示にしても、文字が潰れることなく快適に読めるのは大きなメリットです。

小説などを「Kindle」アプリで読む際も、一度に表示できる情報量が多く、ページをめくる回数が減るので読書に没頭できます。

明るさとWidevine L1対応

ディスプレイの輝度は400nitあり、室内で使う分には十分な明るさです。明るさの自動調整機能もあり、周囲の環境に合わせて見やすい明るさに調整してくれます。前モデルT1055/EASでは画面の反射が気になるという意見もありましたが、個人的には通常の室内光であれば、そこまで神経質になるほどではないと感じました。ただ、強い光源がある場所では、やはり多少映り込みはあります。

また、Widevine L1に対応している点も見逃せません。これにより、「Amazon Prime Video」などの対応サービスでHD画質のコンテンツを再生でき、タブレットの持つ解像度を活かした高画質な映像体験が可能です。

【新機能】目に優しいアイケアモード搭載

T1055/KASの嬉しい進化点として、「アイケアモード」の搭載が挙げられます。これはテュフラインランド認証を取得したブルーライトカット機能で、有効にすると画面の色味が暖色系に変化し、目への刺激を和らげてくれます。特に夜、寝る前に動画を見たり、Webサイトを閲覧したりする際に、このモードを使うと目の負担が軽減されるように感じます。

長時間タブレットを使用することが多い方にとっては、非常にありがたい機能です。これは前モデルT1055/EASにはなかった機能なので、大きなアドバンテージと言えます。

まとめ:ディスプレイの評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のディスプレイについてまとめます。

  • 基本性能: 10.1型WUXGA(1920×1200)解像度の広視野角液晶で、精細かつ色鮮やかな表示が可能。
  • 動画視聴: Widevine L1対応でHD画質のストリーミング再生が可能。視野角も広く複数人での視聴にも適している。
  • 電子書籍: 十分な画面サイズと解像度で、マンガも小説も快適に読める。
  • 明るさ: 室内利用では十分な輝度(400nit)。
  • 新機能: ブルーライトを低減する「アイケアモード」(テュフラインランド認証)を新たに搭載し、長時間の利用でも目に優しい。
  • 前モデル比較: 基本的なパネル仕様はT1055/EASと同等だが、アイケアモードの追加が大きな進化点。
  • 個人的評価: 価格を考慮すると画質は非常に良好。特にアイケアモードの搭載は、日常的に長時間使用する上で大きなメリットと感じる。

パフォーマンスをレビュー:T1055/KASのCPUとメモリの実力を検証

タブレットの動作の快適さを決める重要な要素が、頭脳にあたるCPU(プロセッサー)と作業スペースにあたるメモリです。ここでは、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」がどれくらいスムーズに動くのか、CPUとメモリの性能を中心に、実際の使用感をレビューします。

プロセッサーの変更:MediaTek Helio G85の実力

T1055/KASには、8コアプロセッサーの「MediaTek Helio G85」が搭載されています。これは、前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」に搭載されていた「Unisoc T610」からの大きな変更点です。どちらも8コアですが、Helio G85は高性能なコア(Cortex-A75)の動作クロック周波数が最大2.0GHzと、T610(最大1.8GHz)よりも高速になっています。この違いが、実際の操作感にどう影響するのでしょうか。

Webサイト閲覧や動画視聴はスムーズ

実際に使ってみると、Webブラウジングは非常に快適です。例えば、「Yahoo!ニュース」のような情報量の多いサイトを開いたり、複数のタブを行き来したりしても、もたつきを感じる場面はほとんどありませんでした。個人的には、前モデルT1055/EASで時折感じられた、わずかな引っかかりのようなものが軽減されているように思います。「YouTube」アプリの起動や動画の読み込みもスムーズで、ストレスなくコンテンツを楽しめます。

アプリの起動と切り替えも軽快に

日常的に使うアプリ、例えば「X (旧Twitter)」や「Gmail」、「Google Maps」などを起動してみましたが、待ち時間は短く、サッと起動してくれます。

メモリは4GB(LPDDR4X)搭載で、これは前モデルT1055/EAS(4GB LPDDRX)と同じ容量ですが、規格が新しくなっています。いくつかのアプリを同時に起動して切り替えながら使ってみましたが、Webを見ながらSNSをチェックし、時々地図で場所を確認する、といった一般的な使い方であれば、特に動作が重くなることはありませんでした。メモリ4GBは、このクラスのタブレットとしては標準的ですが、普段使いには十分な性能だと感じます。

過度な期待は禁物だが、日常使いには十分以上

もちろん、ハイエンドモデルのような「ヌルヌル」とした動作とまではいきませんが、T1055/KASのパフォーマンスは、日常的な用途においては十分快適です。

前モデルT1055/EASでは「少し遅く感じる」といった声もありましたが、新しいプロセッサーを搭載したT1055/KASでは、そのあたりが改善されている印象を受けました。Web閲覧、動画視聴、SNS、電子書籍といった使い方なら、満足できる性能を持っていると言えます。

まとめ:パフォーマンスの評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のCPU・メモリ性能についてまとめます。

  • CPU: 前モデル(T1055/EAS)のUnisoc T610から、より高性能なMediaTek Helio G85に変更された。
  • メモリ: 容量は4GBで前モデルと同じだが、規格がLPDDR4Xにアップデートされた。
  • Webブラウジング: サイトの読み込みやタブ切り替えはスムーズで快適。
  • 動画視聴: アプリ起動や再生は安定しており、ストレスなく楽しめる。
  • アプリ動作: 日常的なアプリの起動や切り替えは軽快に行える。
  • マルチタスク: 複数のアプリを同時に使う一般的な用途であれば、メモリ4GBでも十分対応可能。
  • 個人的評価: 前モデルと比較して、全体的な動作の快適さが向上していると感じる。Web閲覧や動画視聴などの普段使いには十分以上の性能。

Antutuベンチマーク

LAVIE Tab T10 T1055/KAS グラフ HelioG85-VS-UnisocT610

LAVIE Tab T10 T1055/KASが搭載するMediaTek Helio G85プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約27万点(274386)を記録しています。

同じプロセッサは「Xiaomi Redmi Pad SE 8.7」にも搭載されています。

例: Antutu V10 総合で「274386」、CPUで「89127」、GPUで「40218」、MEMで「67956」、UXで「77085」

一方、前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」はUnisoc T610 プロセッサを搭載し、Antutu V9.5.6総合スコアで約19万(199410)点を記録していました。

Antutu V10 総合に換算すると、少なくても20万点以上の差があると予想されます。

例: Antutu V9.5.6 総合で「199410」、CPUで「67970」、GPUで「31738」、MEMで「39400」、UXで「60302」

推定のスコア:Antutu V10 総合で「約254,000」、CPUで「約81,500」、GPUで「約47,600」、MEMで「約49,300」、UXで「約75,400」

LAVIE Tab T10 T1055/KASは前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」よりも約2万スコアが高くなっています。

ただし、2万の差はそれほど大きくなく、動作に与えるほどの差ではありません。むしろOS(Android 14)の方が動作に良い影響を与えているといえます。

前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」はAndroid 12までのアップデートが可能ですが、Android13以上にはアップデートできないようです。

MediaTek Helio G85性能を比較

LAVIE Tab T10 T1055/KAS グラフ MediaTek-HelioG85-Antutu

LAVIE Tab T10 T1055/KASが搭載するMediaTek Helio G85プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合のスコアで比較したものです。

  1. UNISOC T760 (nubia Pad SE)・・・Antutu:470000
  2. MediaTek Helio G99 (OPPO Pad Neo)・・・Antutu:400000
  3. Snapdragon 685 (LAVIE Tab T11 T1175/JAS)・・・Antutu:350000
  4. Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:300000
  5. MediaTek Helio G88(Lenovo Tab B11/Lenovo Tab M11)・・・Antutu:280000
  6. MediaTek Helio G85LAVIE Tab T10 T1055/KAS・Lenovo Tab)・・・Antutu:270000
  7. Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:270000
  8. MediaTek Helio G80(Lenovo Tab B9)・・・Antutu:260000
  9. UNISOC T606 (DOOGEE U11)・・・Antutu:250000
  10. Rockchip RK3562 (DOOGEE U10)・・・Antutu総合で250000

比較から分かること

MediaTek Helio G85は、Antutuベンチマークスコアが約27万点であり、提示されたデータの中ではエントリークラスからミドルレンジの下位に位置づけられる性能です。LAVIE Tab T10などの比較的手頃なデバイスに採用されており、ウェブ閲覧や動画視聴、SNSといった日常的な基本的な用途には対応できるレベルと言えるでしょう。しかし、最新の高性能チップセットと比較すると、その処理能力には限界があります。

他チップセットとの比較

このスコアは、上位のHelio G99(約40万点)やUNISOC T760(約47万点)などと比べると大幅に低く、高性能を要求されるタスクには向きません。一方で、Snapdragon 680(約27万点)とは同等の性能であり、Helio G88(約28万点)やHelio G80(約26万点)とも非常に近いレベルにあります。UNISOC T606(約25万点)などの下位チップセットよりはわずかに高性能ですが、全体としてはエントリークラスの性能帯に属します。

用途と限界

総じてHelio G85は、エントリークラスのタブレットやスマートフォン向けのチップセットです。動画コンテンツの視聴、電子書籍の閲覧、軽めのウェブブラウジングといった用途には問題なく利用できます。ただし、複数のアプリを同時に動かすマルチタスクや、グラフィック負荷の高い3Dゲームを快適に楽しむには性能が不足気味です。価格を重視し、基本的な使い方を想定するユーザー向けの選択肢となります。

ゲーム性能

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 画面 Gameと表示されている

MediaTek Helio G85はグラフィック処理能力を示すGPUスコアが4万点台と低いため、ゲーム用には適していません。しかし、設定を変更することで、多くのゲームをプレイできるようになります。

以下、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を紹介します。

人気ゲームタイトルのFPS

  • 原神 (広大な世界を冒険するオープンワールドアクションRPG):
    グラフィック設定を「最低」、レンダリング解像度も最低にした状態でも、フレームレートは平均して20-25FPS程度となります。戦闘時やキャラクターが多く表示される場面、エフェクトが多用される状況では15FPS前後まで落ち込むことがあり、動作はかなりカクつきます。フィールド探索中もフレームレートの変動が大きく、快適なプレイは難しいレベルです。
  • タワーオブファンタシー (未来的な世界を探索するオープンワールドアクションRPG):
    グラフィック設定を「最低」にしても、フレームレートは平均20-25FPS程度です。原神と同様に負荷が高く、特にプレイヤーが集まるエリアやボス戦などでは15FPSを下回る場面も多く、動作は非常に重くなります。プレイ自体は可能ですが、滑らかな動きは期待できず、ストレスを感じやすいでしょう。
  • 鳴潮 (Wuthering Waves) (終末後の世界を舞台にしたオープンワールドアクションRPG):
    グラフィック設定を「最低」にしても、フレームレートは平均20-25FPS程度となるでしょう。原神やタワーオブファンタシーと同等以上の負荷が見込まれ、高速な戦闘アクションや広大なフィールド探索では15FPS前後に落ち込む場面が多くなります。キャラクターの動きやエフェクトが滑らかに表示されず、プレイフィールはかなり厳しいものとなります。
  • 黒い砂漠 MOBILE (美しいグラフィックが特徴のMMORPG):
    ゲーム内の「最適化モード」や画質設定を「最低」、フレームレート設定も「30」などに制限した場合、平均25-30FPS程度での動作が見込めます。ただし、大規模なPvPコンテンツ(拠点戦など)や人が密集する街中では20FPSを下回り、操作が困難になるほど重くなることがあります。通常のフィールドでの狩り程度であれば、なんとかプレイできる範囲です。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

PUBG MOBILE (リアルな描写が特徴のバトルロイヤル):
グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「中」または「低」にしても、平均フレームレートは25-30FPS程度です。特に遠景の描画や複数のプレイヤーとの交戦時にはフレームレートが低下し、カクつきが目立ちます。快適なプレイは難しく、競技性を求めるプレイヤーには厳しい環境です。

Call of Duty: Mobile (バトルロイヤルモード) (人気FPSシリーズのモバイル版バトルロイヤル):
グラフィック設定を「低」、フレームレート設定を「中」にした場合、バトルロイヤルモードでは平均25-30FPS程度になります。広大なマップと多数のプレイヤーにより負荷が高く、特に終盤の戦闘ではフレームレートが不安定になりがちです。マルチプレイヤーモードより動作は重く、滑らかな操作感は得にくいです。

Modern Combat 5: Blackout (迫力ある戦闘が楽しめるFPS):
グラフィック設定を「低」にすれば、平均30FPS前後で動作します。リリースから時間が経っており、比較的最適化されているため、最低設定であればプレイは可能です。ただし、爆発や煙などのエフェクトが多いシーンでは、一時的にフレームレートが若干低下することがあります。

荒野行動 (100人で最後の1人を目指すバトルロイヤル):
グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「中」または「低」にした場合、平均25-30FPS程度での動作となります。建物が多いエリアや戦闘中、乗り物での高速移動時にはフレームレートが不安定になりやすく、20FPS近くまで落ち込むこともあります。敵の発見や精密な射撃が難しくなり、不利な状況になりやすいです。

その他のゲームタイトルのFPS

ウマ娘 プリティーダービー (ウマ娘を育成しレースでの勝利を目指す育成シミュレーション):
グラフィック設定を「簡易」または「標準」に設定した場合、レースシーンで平均25-30FPS程度となります。特に観客が多い場面やゴール前の競り合い、ライブシーンなどではフレームレートが不安定になり、カクつきが目立つことがあります。育成パートは比較的スムーズですが、肝心のレースの迫力や滑らかさは損なわれがちです。

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (魔法少女たちの物語を描くRPG):
グラフィック設定を「通常」または「軽量」にした場合、平均30-40FPS程度で動作します。比較的負荷は軽い部類ですが、キャラクターの必殺技(マギア、ドッペル)など派手な演出が入る場面では、一時的にフレームレートが低下し、若干カクつくことがあります。ゲームプレイに致命的な支障はないものの、完全に滑らかとは言えません。

Fate/Grand Order (サーヴァントを使役して戦うRPG):
通常設定で、バトル中のフレームレートは30FPS程度です。サーヴァントの宝具演出など、グラフィック負荷が高まる場面ではフレームレートが大きく低下し、カクつきが発生します。ゲームの進行自体は可能ですが、特に派手な演出を楽しむ際には、動きの滑らかさに欠けると感じるでしょう。

Pokémon GO (現実世界と連動したAR位置情報ゲーム):
特別な設定はありませんが、フレームレートは概ね30FPS程度で動作します。AR機能を使用すると負荷が増加し、動作が重くなります。マップの読み込みやポケモンの出現時、ジムバトルなどで若干のもたつきを感じることがありますが、基本的なゲームプレイは可能です。

モンスターストライク (モンスターを引っ張って戦うアクションRPG):
通常画質設定で、ほぼ60FPSに近い非常に滑らかな動作をします。ゲーム自体の負荷が非常に軽いため、Helio G85でも全く問題なく快適にプレイできます。派手なストライクショットの演出時も、フレームレートの低下はほとんどありません。

パズル&ドラゴンズ (パズルでモンスターを戦わせるRPG):
通常画質設定で、こちらもほぼ60FPSに近い滑らかな動作です。モンスターストライクと同様に非常に軽く、Helio G85の性能でも全くストレスなく快適に遊ぶことができます。

Minecraft (ブロックで世界を創造するサンドボックスゲーム):
描画距離を短くし、グラフィック設定を「最低(Fast)」にすることで、平均30FPS程度でのプレイが可能です。ただし、多くの動物(MOB)が出現する場所や、複雑な建築物、レッドストーン回路などが密集するエリアでは、フレームレートが不安定になり、カクつきが発生しやすくなります。

まとめ

このように、MediaTek Helio G85は、モンスターストライクやパズル&ドラゴンズのような2D主体の軽いゲームや、設定を最低にした古い3Dゲームであればある程度動作します。しかし、原神鳴潮PUBG MOBILEといったグラフィック負荷の高い最新の3Dゲームや、高いフレームレートが要求される競技性の高いFPS/バトルロイヤルゲームでは、負荷の高いシーンでカクつきが生じがちになる傾向があります。

ストレージ容量をレビュー:T1055/KASとEASモデルによる違いと拡張性を検証

LAVIE Tab T10 T1055/KAS カバーをつけて自立している様子

タブレットにどれだけアプリや写真、動画などを保存できるかは、使い勝手に直結する重要なポイントです。ここでは、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のストレージ(内蔵データ保存領域)について、モデルによる容量の違いや拡張性、そして実際に使ってみて感じたことをレビューします。

選べる2つの容量:使い方に合わせて最適化

T1055/KASの大きな特徴の一つは、ストレージ容量を選べる点です。店頭で販売されている標準モデルは約128GB、NECダイレクトなどのWeb限定モデル(TAB10/F03)は約64GBの内蔵ストレージを搭載しています。自分の使い方に合わせて容量を選べるのは嬉しいポイントです。

店頭モデルは余裕の128GB!前モデルから倍増

特に注目したいのが、店頭モデルの128GBという容量です。これは前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」の64GBから2倍に増量されています。実際に使ってみると、この差は非常に大きいです。例えば、最近のゲームアプリは容量が大きいものが多いですが、128GBあれば「原神」のような人気ゲームをいくつかインストールしても、まだ余裕があります。

また、旅行先で撮った高画質の写真や動画をタブレット本体にたくさん保存しておきたい、あるいは「Amazon Prime Video」や「Netflix」から映画やドラマをダウンロードしてオフラインで楽しみたい、という場合にも、容量不足を心配するストレスが大幅に減ります。個人的には、たくさんの電子書籍、特に巻数が多いマンガなどを「Kindle」アプリにダウンロードしておくことが多いので、128GBあると非常に心強いです。

コスパ重視ならWeb限定モデルの64GB

一方、Web限定モデルの64GBは、前モデルT1055/EASと同じ容量です。基本的なアプリ(SNS、ニュース、メールなど)をいくつか入れて、Webサイトを見たり、動画をストリーミングで楽しんだりするのがメインであれば、64GBでも十分な場合があります。写真や動画は「Googleフォト」のようなクラウドサービスに保存する、音楽は「Spotify」などでストリーミング再生するという使い方なら、本体ストレージをそれほど圧迫しません。

価格を重視したい方には、こちらのモデルが良い選択肢になります。

microSDカードでさらに容量アップ!

どちらのモデルを選んでも、microSDメモリーカードに対応している点は共通の大きなメリットです。もし本体のストレージがいっぱいになってきても、市販のmicroSDカードを使えば、写真、動画、音楽ファイルなどをそちらに保存して、本体容量を空けることができます。

個人的には、頻繁には見返さないけれど消したくない写真データや、ダウンロードした動画ファイルなどをmicroSDカードに移して管理しています。これにより、本体ストレージはアプリの動作に必要な領域として、常に余裕を持たせておくことができます。

まとめ:ストレージ容量の評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のストレージについてまとめます。

  • 選べる容量: 店頭モデルは約128GB、Web限定モデルは約64GBと、使い方に応じて選択可能。
  • 店頭モデルの進化: 前モデル(T1055/EAS)の64GBから128GBへと倍増し、多くのアプリやデータを保存できるようになった。
  • Web限定モデル: 前モデルと同等の64GBで、基本的な用途やコスト重視のユーザーに適している。
  • 拡張性: 両モデルともmicroSDメモリーカードに対応しており、後から容量を簡単に追加できる安心感がある。
  • 個人的評価: 店頭モデルの128GBは、容量不足の心配を大きく減らしてくれる魅力的な進化点。microSDカード対応も合わせ、ストレージに関する柔軟性は非常に高い。

注目の新機能と進化点をレビュー:防水・防塵、顔認証、Android 14など

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 画面 音楽のライブ映像が映っている

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」は、基本的な性能だけでなく、日々のタブレットライフをより豊かに、そして便利にするための機能が充実しています。ここでは、特に注目したい新機能や、前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」から進化した点について、実際に使ってみた感想を交えながら紹介します。

最新OS「Android 14」で未来も安心

まず基本となるプラットフォームが、最新の「Android 14」にアップデートされました。前モデルT1055/EASはAndroid 11(後に12へアップデート)だったので、これは大きな進化です。新しいOSでは、プライバシー保護機能の強化やカスタマイズ性の向上など、様々な改善が施されています。個人的には、新しい機能やセキュリティアップデートを長く受けられる安心感があるのが嬉しいポイントです。これから長く使っていく上で、最新OSの搭載は重要な要素になります。

キッチンやお風呂(脱衣所)でも安心!待望の防水・防塵対応

個人的に最も注目している進化点が、防水(IPX2等級)と防塵(IP5X等級)に対応したことです。これは前モデルT1055/EASにはなかった機能で、利用シーンを大きく広げてくれます。IPX2は「防滴」レベルなので、完全防水ではありませんが、例えばキッチンでレシピを見ながら料理をする際に、多少水がはねても慌てる必要がありません。

「クックパッド」などのレシピアプリを使うときも、以前よりずっと気楽になりました。IP5Xの防塵性能も、ホコリっぽい場所での利用や、屋外へ持ち出す際の安心感につながります。

サッと使える「顔認証」

フロントカメラを使った顔認証機能も搭載されています。これは前モデルT1055/EASから引き継がれた機能ですが、やはり便利です。タブレットを持ち上げて画面を見るだけで、スリープ解除とロック解除が完了します。パスコードやパターンを入力する手間がないので、使いたい時にすぐにアクセスできます。

個人的な感想としては、認証精度も速度も十分で、ストレスなく利用できています。(※現環境下ではマスク着用時の認証は試せていませんが、室内利用がメインなら非常に快適です。)

充電中も活用できる新機能「スタンバイモード」

T1055/KASから新たに追加された「スタンバイモード」も面白い機能です。充電ケーブルを接続している間、タブレットをフォトフレームのように使って「Googleフォト」のアルバムを表示したり、大きな時計を表示させたりできます。デスクの上に置いて充電している時に、ただ画面が消えているのではなく、情報が表示されるのは意外と便利です。個人的には、おしゃれな時計デザインを選んで、デスクのインテリアとしても活用しています。

パソコン作業が捗る「つながる!LAVIE」

LAVIE Tab T10 T1055/KAS つながる!LAVIEの様子

NEC製PCとの連携機能「つながる!LAVIE」も搭載されています。これを使うと、T1055/KASをワイヤレスでパソコンのセカンドモニターとして利用できます。実際に試してみましたが、接続も簡単で、資料を表示させながらメインモニターで作業する、といった使い方ができて非常に便利です。特にテレワークなどで作業スペースを拡張したい時に役立ちます。表示の遅延も少なく、実用的な機能だと感じました。

その他、日々の利用を支える機能たち

サウンド面では、引き続き「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを搭載しており、タブレット単体でも臨場感のあるサウンドを楽しめます。「Spotify」で音楽を聴いたり、映画を見たりする際に、音の広がりを感じられます。また、Bluetoothのバージョンが前モデルの5.0から5.3へと進化し、ワイヤレスイヤホンなどとの接続安定性や省電力性能の向上が期待できます。

他にも、GPS搭載で「Google Maps」でのナビ利用や、「Pokemon GO」のような位置情報ゲームも楽しめますし、目に優しい「アイケアモード」も搭載されています。

まとめ:機能面の評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の機能についてまとめます。

  • OS: 最新のAndroid 14を搭載し、機能面・セキュリティ面で安心感が向上。
  • 防水・防塵: 新たにIPX2の防水(防滴)とIP5Xの防塵に対応し、利用シーンが拡大。
  • 顔認証: スムーズなロック解除が可能で利便性が高い。
  • スタンバイモード: 充電中に時計や写真を表示できる新機能を搭載。
  • つながる!LAVIE: PCのセカンドモニターとして活用できる便利な連携機能。
  • サウンド: Dolby Atmos対応ステレオスピーカーで臨場感のある音響。
  • Bluetooth: Ver.5.3に進化し、接続性が向上。
  • その他: GPS、アイケアモードなど、便利な機能を搭載。
  • 前モデル比較: OSバージョンアップ、防水防塵対応、スタンバイモード搭載、Bluetoothバージョンアップ、「つながる!LAVIE」搭載など、多くの点で機能が強化・追加された。
  • 個人的評価: 特に防水・防塵対応とスタンバイモード、つながる!LAVIEは、日々の使い勝手を大きく向上させる嬉しい進化点。

バッテリー性能をレビュー:T1055/KASの駆動時間と充電を検証

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体 背面 正面

タブレットを快適に使う上で、バッテリーの持ちと充電の手軽さは非常に重要です。ここでは、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のバッテリー性能について、前モデル「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」との比較も交えながら、実際の使用感を詳しくレビューします。

バッテリー容量は維持しつつ、駆動時間が向上!

まず、バッテリー容量は5100mAhで、これは前モデルT1055/EASと同じです。しかし、注目すべきは実際の駆動時間です。Webサイト閲覧時の公称値で比較すると、前モデルが約9時間だったのに対し、T1055/KAS約10.5時間へと延びています。この1時間半の差は、実際に使ってみると体感できる違いです。

個人的な使い方として、朝にフル充電しておけば、通勤中にニュースをチェックし、休憩時間に「YouTube」で動画を見て、帰宅後に「Kindle」で電子書籍を読む、といった使い方をしても、夜までバッテリー残量を気にすることはほとんどありませんでした。前モデルのレビューではバッテリー持ちについて様々な意見がありましたが、T1055/KASでは省電力性能が向上しているのか、より安心して持ち出せるようになったと感じます。

充電時間が劇的にスピードアップ!

もう一つ、非常に嬉しい進化点が充電時間の大幅な短縮です。前モデルT1055/EASではフル充電までに約3.5時間(210分)かかっていましたが、T1055/KASではなんと約110分(約1時間50分)で完了します。これは約100分もの短縮であり、使い勝手に大きな影響を与えます。

例えば、夜に充電を忘れてしまっても、朝起きてから出かけるまでの短い時間に充電するだけで、かなりの時間使えるようになります。急な外出が決まったときにも、サッと充電して持ち出せるのは本当に便利です。個人的には、充電時間が短くなったことで、「充電しなきゃ」という心理的な負担がかなり軽くなりました。あっという間に充電が終わる感覚です。

実際のバッテリー持ちは?

公称値だけでなく、実際に一日使ってみた体感としても、バッテリー持ちは良好です。Wi-Fiに接続し、画面の明るさを中程度に設定した状態で、Webブラウジング、SNS(Xなど)、動画視聴(Netflixなど)、電子書籍などを組み合わせて使ってみましたが、寝る前まで十分バッテリーは持ちました。もちろん、使い方によって変動はありますが、一般的な用途であれば、1日は余裕で使えるスタミナを持っていると言えます。

まとめ:バッテリー性能の評価

「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」のバッテリー性能についてまとめます。

  • バッテリー容量: 5100mAh(前モデルT1055/EASと同じ)。
  • 駆動時間: Web閲覧時で約10.5時間と、前モデル(約9時間)から約1.5時間向上。
  • 充電時間: 約110分と、前モデル(約3.5時間/210分)から約100分も大幅に短縮された。
  • 実際の使用感: 一日中、様々な用途で使ってもバッテリー残量を過度に気にする必要がなく、安心して利用できる。
  • 充電の利便性: 充電時間が短いことで、急な利用や充電忘れにも対応しやすくなった。
  • 個人的評価: 駆動時間の向上も嬉しいが、特に充電時間の大幅な短縮は非常に大きなメリット。バッテリーに関するストレスが大幅に軽減された。

【徹底比較】LAVIE Tab T10 新旧モデル(T1055/KAS vs T1055/EAS) 何が変わった?

ここまで新しい「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」の様々な特徴を見てきました。ここでは、前モデルである「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」から具体的に何が変わったのか、主な違いをまとめて比較してみましょう。買い替えを検討している方や、どちらのモデルを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

主な変更点:スペックと機能の進化

新旧モデルの主な違いを項目ごとに見ていきます。

OS (プラットフォーム):

  • T1055/KAS (新): Android 14
  • T1055/EAS (旧): Android 11 (Android 12までアップデート対応)
  • → 新モデルはより新しいOSで、最新機能やセキュリティ面でのメリットがあります。

プロセッサー (CPU):

  • T1055/KAS (新): MediaTek Helio G85 (8コア)
  • T1055/EAS (旧): Unisoc T610 (8コア)
  • → 新モデルはより処理能力の高いプロセッサーを搭載し、動作の快適性向上が期待できます。

メモリ:

  • T1055/KAS (新): 4GB (LPDDR4X)
  • T1055/EAS (旧): 4GB (LPDDRX)

→ 容量は同じですが、新モデルはより高速な規格のメモリを採用しています。

ストレージ:

  • T1055/KAS (新): 店頭モデル 約128GB / Web限定モデル 約64GB
  • T1055/EAS (旧): 約64GB
  • → 新モデルの店頭モデルはストレージ容量が2倍になり、より多くのアプリやデータを保存できます。

防水・防塵:

  • T1055/KAS (新): 防水(IPX2)・防塵(IP5X) 対応
  • T1055/EAS (旧): 非対応
  • → 新モデルは水回りや屋外など、利用シーンが広がります。

本体サイズ・質量:

  • T1055/KAS (新): 約235.7×154.5×7.6mm / 約430g
  • T1055/EAS (旧): 約239.84×158.62×8.5mm / 約460g
  • → 新モデルはより薄く、軽くなり、携帯性が向上しました。

バッテリー駆動時間 (Web閲覧時):

  • T1055/KAS (新): 約10.5時間
  • T1055/EAS (旧): 約9時間
  • → 新モデルはバッテリー持ちが約1.5時間延びました。

充電時間:

  • T1055/KAS (新): 約110分
  • T1055/EAS (旧): 約3.5時間 (約210分)
  • → 新モデルは充電時間が大幅に短縮されました。

Bluetooth:

  • T1055/KAS (新): Ver.5.3
  • T1055/EAS (旧): Ver.5.0
  • → 新モデルはより新しいバージョンのBluetoothに対応しています。

追加された主な機能 (T1055/KAS):

  • スタンバイモード (充電中に時計や写真表示)
  • つながる!LAVIE (PCのセカンドモニター化)
  • アイケアモード (ブルーライトカット認証)

まとめ:どちらのモデルを選ぶべき?

比較してみると、「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」は多くの面で「LAVIE Tab T10 T1055/EAS」から着実に進化していることが分かります。特に、処理性能の向上、最新OSの搭載、ストレージ容量の増加(店頭モデル)、防水・防塵対応、薄型軽量化、バッテリー駆動時間の延長、充電時間の大幅短縮といった点は、日常的な使い勝手に直結する大きなメリットです。

T1055/KASがおすすめな人:

  • より快適な動作、新しい機能を求める人
  • 最新のAndroid OSを長く使いたい人
  • アプリやデータをたくさん保存したい人(特に店頭モデル128GB)
  • キッチンなど多少水滴が気になる場所でも使いたい人
  • 持ち運びやすさやバッテリー持ちを重視する人
  • 充電時間を短く済ませたい人
  • PCのセカンドモニターとしても使いたい人

T1055/EASが選択肢になるかもしれない人:

  • 基本的な機能(Web閲覧、動画視聴、電子書籍など)が使えれば十分な人
  • 少しでも価格を抑えたい人 (ただし、OSバージョンは古くなります)

前モデルT1055/EASをお使いの方がT1055/KASに買い替えた場合、動作の快適さ、バッテリー周りの改善、防水防塵による安心感など、多くの面で進化を体感できるはずです。これからLAVIE Tab T10シリーズの購入を検討するなら、基本的には多くの点で改良された新モデル「T1055/KAS」を選択するのが良い選択と言えます。

LAVIE Tab T10 T1055/KASのメリット・デメリット (他のタブレットとの比較)

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体にカバー装着

ここでは、LAVIE Tab T10 T1055/KASと他のタブレット製品と比較した場合のメリット(長所)とデメリット(弱点)を解説します。

【メリット】

メリット1: 軽量さと防水・防塵

約430gと軽く薄型で、持ち運びに便利です。「iPad(第11世代)」などと比較しても軽量です。さらにIPX2防水(防滴)とIP5X防塵に対応しており、キッチン周りでも安心して使えます。これは「Lenovo Tab」や「nubia Pad SE」に対するアドバンテージです。

メリット2: 高速充電と独自機能

約1時間50分という充電時間の短さは大きな魅力で、「LAVIE Tab T11 T1165/KAS」よりも大幅に速いです。また、PC連携機能「つながる!LAVIE」や充電中の「スタンバイモード」は、他のタブレットにはない独自の便利機能です。

メリット3: 国内メーカーとストレージ

NEC製という安心感があります。128GBモデルは「Lenovo Tab」(64GB)より多くのデータを保存でき、microSDカードで拡張も可能です。これはストレージ拡張ができない「iPad(第11世代)」にはない利点です。

メリット4: 純正オプション

LAVIE Tab T10 T1055/KAS カバーとキーボード

メーカー純正のキーボード (PC-AC-AD049C)やタブレットカバー(PC-AC-AD052C)が用意されており、周辺機器を安心して揃えやすい点もメリットです。統一感のある環境を構築しやすく、安価なモデルではオプションが少ない場合があります。

【デメリット】

デメリット1: CPU・メモリ性能

Helio G85プロセッサーはエントリークラスの性能であり、「nubia Pad SE」や「iPad(第11世代)」と比較すると、ゲームや重い処理は苦手です。メモリ4GBも「LAVIE Tab T11 T1165/KAS」等より少なく、マルチタスク性能に限界があります。

デメリット2: 価格設定

約3.7万円からという価格は、同等性能の「Lenovo Tab」やより高性能な「nubia Pad SE」と比較すると割高に感じられます。コストパフォーマンスを最重視する場合は、他の選択肢が有利になる可能性があります。

デメリット3: ディスプレイ性能

リフレッシュレートが60Hzのため、90Hz対応の「LAVIE Tab T11 T1165/KAS」や「nubia Pad SE」と比較すると、画面スクロールなどの滑らかさで劣ります。価格帯相応とも言えますが、スムーズさを求める場合は弱点です。

デメリット4: Wi-Fi規格

Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)までの対応であり、最新規格のWi-Fi 6には対応していません。「iPad(第11世代)」はWi-Fi 6に対応しているため、対応ルーター環境下での通信速度や安定性で劣る可能性があります。

LAVIE Tab T10 T1055/KASのスペック(仕様)

  • ディスプレイ: 10.1型ワイドLED 広視野角液晶、1920×1200ドット (WUXGA)。10点タッチ。画面占有率83%。
  • リフレッシュレート: 60Hz駆動 (ITmedia PC USERより)。
  • プロセッサ: MediaTek Helio G85 (8コア)。CPUコアはCortex-A75を2基、Cortex-A55を6基搭載。
  • GPU: ARM Mali-G52 MP
  • RAM(メモリ): 4GB (LPDDR4X)。
  • ストレージ: 約128GB。microSDメモリーカード対応。
  • バッテリー: 5100mAh。リチウムポリマーバッテリー。
  • 駆動時間: 約10.5時間 (Web閲覧時)。
  • 充電: 充電時間 約110分。USB 2.0 Type-C (充電兼用)。
  • 背面カメラ: 約800万画素。オートフォーカス対応。
  • 前面カメラ: 約500万画素。固定フォーカス。顔認証対応。
  • ワイヤレス通信: IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠 (Wi-Fi 5準拠)。Bluetooth® 5.3。
  • GPS:対応
  • NFC: 非対応。
  • インターフェース: USB 2.0 Type-Cx1 (OTG対応、充電兼用)。ヘッドフォンステレオ出力・マイク入力共用ミニジャックx1。microSDメモリーカードスロット。
  • センサー:GPS、加速度センサ、光センサ、Hallセンサ
  • 映像出力:「つながる! LAVIE」機能でPCのセカンドモニタとして利用可能。
  • スピーカー: ステレオスピーカ (2か所)。Dolby Atmos®対応。
  • オーディオ: Dolby Atmos®対応ステレオスピーカー。モノラルマイク、3.5mmオーディオジャック。
  • マイク: モノラルマイク内蔵。
  • スタイラスペン: 非対応。
  • キーボード: 別売オプション。BluetoothおよびType-Cでの有線接続に対応したキーボード (PC-AC-AD049C) 。
  • カバー:別売オプション。タブレットカバー(PC-AC-AD052C)。
  • 機能: 「つながる! LAVIE」機能(PCのセカンドモニタ)、IP52の防塵・防滴。Widevine L1対応。スタンバイモード (充電中に写真や時計を表示)。アイケアモード、テュフラインランドのブルーライトカット認証。顔認証。GPS。
  • 筐体: ユニボディ・アルミ製メタルデザイン。薄型 (約7.6mm)、軽量 (約430g)。
  • OS: Android™ 14。
  • サイズ: 約235.7×154.5×7.6mm (突起部除く)。
  • 重量: 約430g。
  • カラー: ルナグレー。

LAVIE Tab T10 T1055/KASの評価

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体 正面 斜め

8つの基準で「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」を5段階で評価してみました。

画面の見やすさ:★★★★☆ (星4つ)
WUXGA解像度のIPS液晶は鮮明で見やすいです。Widevine L1対応で高画質動画を楽しめ、目に優しいアイケアモードも搭載しています。

スペック:★★★☆☆ (星3つ)
Helio G85はエントリークラスの性能です。Web閲覧や動画視聴は快適ですが、重いゲームには向きません。メモリ4GBは標準的。最新Android 14搭載は利点です。

デザイン:★★★★☆ (星4つ)
アルミユニボディで質感が向上し、薄型軽量化で持ち運びやすくなりました。洗練されたデザインが好印象です。

耐久性:★★★☆☆ (星3つ)
IPX2の防水(防滴)とIP5Xの防塵に対応し、日常的な水しぶきやホコリに対する安心感が増しました。ただし完全防水ではありません。

通信:★★★☆☆ (星3つ)
Wi-Fi 5とBluetooth 5.3に対応しており、標準的な通信機能を備えています。GPSも搭載しています。

機能:★★★★☆ (星4つ)
防水防塵、顔認証、スタンバイモード、PC連携、Dolby Atmos、アイケアモードなど、便利で多彩な機能が搭載されています。

使いやすさ:★★★★☆ (星4つ)
薄型軽量で持ちやすく、顔認証も便利です。バッテリー持ちが良く、特に充電時間が大幅に短縮された点は大きなメリットです。

価格:★★★☆☆ (星3つ)
約3.7万円からと比較的手頃ですが、同性能の競合機種よりはやや高めです。機能や国内メーカー製であることを考慮すれば妥当とも言えます。

総評:★★★☆☆ (星3つ)

バランスの取れたスタンダードタブレット、しかし価格と性能は要検討

LAVIE Tab T10 T1055/KASは、日常的な用途において十分な性能と多彩な機能を備えた、バランスの取れた10.1インチタブレットです。特に前モデルからの進化点は魅力的で、アルミニウムユニボディによる質感の向上、薄型軽量化による携帯性の向上は、日々の使い勝手を良くしています。IPX2/IP5Xの防水・防塵対応により、キッチンなど利用シーンが広がった点も嬉しいポイントです。

日常使いを快適にする機能とバッテリー性能

バッテリー性能の向上も特筆すべき点です。駆動時間が約10.5時間(Web閲覧時)に延びたことに加え、充電時間が約1時間50分へと大幅に短縮されたことで、バッテリーに関するストレスは大きく軽減されました。顔認証や、充電中に時計などを表示できる新機能「スタンバイモード」、PCのセカンドモニターとして使える「つながる!LAVIE」など、便利な機能も搭載されており、普段使いにおける満足度は高いでしょう。画面もWUXGA解像度で綺麗であり、アイケアモードも搭載されています。

性能と価格のバランス

一方で、搭載されているMediaTek Helio G85プロセッサーの性能はエントリークラスであり、Web閲覧や動画視聴は快適に行えますが、グラフィック負荷の高い3Dゲームなどを楽しむには力不足です。また、価格設定は、同等の性能を持つ他のAndroidタブレットと比較すると、やや高めに感じられます。特にコストパフォーマンスを重視する場合、より安価な選択肢が存在します。

LAVIE Tab T10 T1055/KASは「買い」か? 購入判断のための総括

LAVIE Tab T10 T1055/KASが「買い」かどうかは、利用者の使い方や重視するポイントによって判断が分かれるでしょう。特定のニーズを持つユーザーにとっては、魅力的な選択肢となり得ます。

日常用途と付加価値を重視するなら「買い」

このタブレットは、動画視聴、Webサイトの閲覧、電子書籍、SNSといった日常的な用途がメインであれば、快適に動作します。特に、軽量(約430g)で持ち運びやすく、IPX2/IP5Xの防水・防塵性能を備えているため、リビングだけでなくキッチンなど、使う場所を選ばない点は大きなメリットです。また、約1時間50分という充電時間の短さは、忙しい現代のライフスタイルにおいて非常に便利です。

NEC製PCとの連携機能「つながる!LAVIE」や、充電中の「スタンバイモード」、豊富な純正オプション(キーボード、カバー)といった付加価値も、このタブレットを選ぶ理由になり得ます。国内メーカー製であることの安心感を重視するユーザーにもおすすめです。

性能やコストパフォーマンスを最優先するなら要検討

一方で、デメリットも存在します。MediaTek Helio G85プロセッサーの性能はエントリークラスであり、最新の3Dゲームを高画質でプレイしたり、複数のアプリを頻繁に切り替えて高度な作業を行ったりするには力不足です。性能を求めるならば、より高性能なCPUを搭載する「nubia Pad SE」や「iPad(第11世代)」を検討する方が満足度は高いでしょう。

また、Wi-Fi 6に非対応である点や、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzである点も、最新スペックを求めるユーザーには物足りないかもしれません。

価格と価値のバランスを見極める

価格(128GBモデルで約3.7万円~)は、性能だけを見ると「Lenovo Tab」や「nubia Pad SE」といった競合製品に対して割高感があります。コストパフォーマンスを最優先するのであれば、これらのモデルの方が魅力的に映る可能性が高いです。

しかし、LAVIE Tab T10 T1055/KASが提供する防水・防塵性能、高速充電、国内メーカーのサポート、独自の連携機能といった付加価値に魅力を感じるのであれば、その価格差は十分に許容できる範囲かもしれません。最終的な購入判断は、自身の使い方や予算、そして何を最も重視するか(性能、価格、機能、ブランドの信頼性など)を総合的に考慮して行うことが重要です。

LAVIE Tab T10 T1055/KASの価格・購入先

LAVIE Tab T10 T1055/KAS 本体 正面

NEC Direct

37,180円(税込/送料無料)~で販売されています。

NEC Directで「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」をチェックする

ECサイト

※販売予定です。

Amazonで「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」をチェックする

楽天市場で「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」をチェックする

ヤフーショッピングで「LAVIE Tab T10 T1055/KAS」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

LAVIE Tab T10 T1055/KAS」に似た性能をもつタブレットも販売されています。

LAVIE Tab T11 T1165/KAS

NECパーソナルコンピュータから発売された11インチのタブレットです(2025年2月13日 発売)。

MediaTek Helio G88、8GB LPDDR4X メモリ、1920×1200ドットのワイドLED IPS液晶、約128GBストレージ、7040mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面8MPカメラ、Android 14を搭載しています。

また、リフレッシュレート 90Hz、ステレオスピーカ(4か所)、Dolby Atmosサウンド、アプリ 「つながる!LAVIE for Android」(PCのセカンドモニタ)、手書き対応ノートアプリ「Nebo」、計算アプリ「MyScript Calculator 2」(手書きで計算できる)、

10点マルチタッチ、TÜV Rheinland 低ブルーライト認証、ジャイロセンサ、GPSセンサー、デジタルペン3(PC-AC-AD042C)、キーボード(PC-AC-AD049C)、タブレットカバー(PC-T1165KAS用)、ガラス保護フィルム(PC-AC-AD048C)、USB 2.0 Type-C x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、楽天市場で49,280円(送料無料・4,480ポイント付き)、ヤフーショッピングで49,280円、NECダイレクトで49,280円(税込)、です。

関連記事:LAVIE Tab T11 T1165/KASレビュー!エンタメに最適な11インチタブレット

nubia Pad SE

ZTEジャパンから発売された11インチのタブレットです(2025年1月17日以降に発売)。

Android 14、UNISOC T760、6GB LPDDR4X メモリ、128GBストレージ、7510 mAhバッテリー、背面1300万画素のメインカメラ、前面500万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、クアッドスピーカー、22.5W急速充電、合計 最大12GBまでのメモリ拡張、IP42防水防塵、「Neovision 5.0」、クイックナビゲーション、アプリ複写、マルチ画面(画面分割)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで26,820円(税込)、楽天市場で27,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで27,800円(送料無料)、です。

関連記事:nubia Pad SE タブレットはエンタメに強い!ゲーム性能をレビュー

Lenovo Tab

Lenovoから発売された10.1インチのタブレットです(2025年1月 発売)。

Android 14 + Lenovo ZUI 16 (※Android 16までアップデート可)、MediaTek Helio G85、4GB LPDDR4X メモリ、1920 x 1200 ドットのIPS液晶、64GB eMMC 5.1ストレージ、5100 mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面5MPカメラを搭載しています。

また、最大1TBまでのストレージ拡張、15W 急速充電(20W充電アダプター付属)、デュアル ステレオ スピーカー、ドルビーアトモス、クリアケース(キックスタンド付き)、2回の OSアップグレード、 4年間のセキュリティ パッチ、USB 2.0 Type-C ポート(OTG機能付き)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで25,300円、楽天市場で27,800円、ヤフーショッピングで27,800円、レノボ公式サイトで25,300円(税込・送料無料)、です。

関連記事:【2025最新】Lenovo Tab レビュー!2万円台で大満足の高コスパタブレット

iPad(第11世代)

Appleから発売された11インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。

A16 Bionicチップ、4コア GPU、11インチLiquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640ピクセル解像度、264ppi)、128GB/256GB/512GBストレージ、28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Pencil(USB-C、第1世代 ※別売)、Magic Keyboard Folio(別売)、Apple Pay、Touch ID(指紋認証)、ステレオスピーカー(横向き) 、デュアルマイク、音声アシスタント Siri、最大5倍のデジタルズーム、スマートHDR 4、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、Smart Connector、USB-Cコネクタ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G通信(※Wi-Fi + Cellularモデルのみ)に対応しています。

価格は、Amazonで58,800円(税込)、楽天市場で64,479円(送料無料)、ヤフーショッピングで60,980円、Appleストアで58,800円~、です。

関連記事:A16チップ搭載!iPad(第11世代)を徹底レビュー!前世代と性能を比較

他のNEC LAVIE Tab タブレットと比較

他にもNECのLAVIE Tab タブレットが販売されています。2025年、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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