圧倒的に高いAI処理能力をもつ「Beelink SER9」。早くも「このミニPCがあればAIを使って何でもできそう」と評判です。
しかし、その一方で、「他のAI対応のミニPCの方がいいのでは?」という意見もあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその違いがよく分かるように、以下の5点を重点的に解説します。
- 驚異的なAI性能とその具体的な活用例
- デザイン(接続ポート・電源アダプター、サイズ・重量)
- スピーカー・マイク
- Ryzen AI 9 HX 370の性能・グラフィック性能・ゲーム性能
- メモリ・ストレージ・通信性能
また、「Mac mini M4」や「Minisforum AI370」との違いも紹介!ベンチマークやゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、おすすめの類似製品もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
コンパクトなのにパワフル!Beelink SER9がついに発売!
2024年10月、Beelinkから革新的なミニPC「SER9」がついに発売されました!驚きのパフォーマンスとAI機能、そして洗練されたデザインを兼ね備えたSER9は、あなたのデジタルライフを新たな次元へと導きます。
圧倒的な処理能力で、あらゆるタスクを軽快に
SER9の心臓部には、最新のAMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサとRadeon 890M GPUが搭載されています。Zen 5アーキテクチャに基づく12コア24スレッドのCPUは、動画編集、3Dレンダリング、ゲームなど、負荷の高いタスクもスムーズに処理。Radeon 890M GPUは、鮮やかなグラフィックスでゲームの世界を堪能したり、4K動画を滑らかに再生したりすることを可能にします。複数のアプリケーションを同時に開いて作業しても、SER9は常に軽快な動作を維持します。
AIの力を、あなたの手に
SER9は、XDNA 2 NPUを搭載した、まさに次世代のミニPCです。このAI専用プロセッサは、最大80 TOPSの驚異的なAI性能を発揮し、機械学習、ディープラーニング、画像認識などのAIタスクを高速に処理します。例えば、AIを活用した画像編集ソフトウェアでクリエイティブな作品を制作したり、最新のAI技術を駆使した研究開発に活用したりと、SER9はあなたの創造性と可能性を広げます。
生産性を最大化するトリプル4Kディスプレイ出力
SER9は、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB4ポートを備え、最大3台の4Kディスプレイに同時出力可能です。広大なワークスペースで複数のアプリケーションを同時に操作したり、迫力の大画面で映画鑑賞を楽しんだり、様々な用途で生産性とエンターテイメント性を向上させます。株価チャート、ニュース、SNSなどを同時に表示しながら取引を行うトレーダーや、複数の資料を見ながらコーディングを行うプログラマーにとって、この機能は大きな武器となるでしょう。
充実のインターフェースと便利な機能
SER9は、様々な周辺機器との接続を可能にする豊富なインターフェースを備えています。高速データ転送が可能なUSB4、USB 3.2、さらに従来のUSB 2.0ポートも搭載。また、クリアな音声入出力のための3.5mmオーディオジャック、そして外部スピーカーが不要な高音質デュアルスピーカーも内蔵しています。さらに、AI搭載の内蔵マイクは、周囲のノイズを低減しながら音声コマンドを正確に認識し、スマートな操作を実現します。
静音設計で、集中力をキープ
高性能でありながら、SER9は驚くほど静かです。高度な冷却システムにより、わずか32dBの静音動作を実現。図書館や寝室でも、周りの人に迷惑をかけることなく作業に集中できます。深夜の作業や、静かな環境での映画鑑賞も快適です。
コンパクトなボディに秘められた無限の可能性
135 x 135 x 44.7 mmというコンパクトな筐体に、32GB DDR5 7500MHzメモリ、1TB PCIe 4.0 SSD、2.5G LAN、Wi-Fi 6など、最新のテクノロジーが凝縮されています。最大64GBメモリ、最大8TBストレージまで拡張可能なSER9は、まさに未来を見据えたミニPCです。
どうやらBeelink SER9は、デジタルライフをより豊かに、より快適にする革新的なデバイスのようですね!
早速どんなミニPCなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ:Beelink SER9
価格をチェック!他のAIミニPCよりもお買い得なのか?
Beelink SER9の価格
「Beelink SER9」(ビーリンク サー9)はAmazonで142,400円(税込・セール価格)です。現在、Beelink公式サイト上でブラックフライデーセールが実施されており、その影響で通常価格(192,803円)から大幅に値下げされて販売されています。
Beelink SER8の価格
前モデルは2023年5月に発売された「Beelink SER8」です。
このミニPCはパワフルなRyzen 7 8845HSプロセッサと高いグラフィック性能で人気がありました。
現在でもAmazonで発売されており、価格は89,800円(税込・セール価格)です。
Minisforum AI370の価格
一方、他メーカーではBeelink SER9と同じRyzen AI 9 HX 370 プロセッサ搭載の「Minisforum AI370」がMINISFORUM公式サイトで159,980円(※セール価格) で発売中です。
こちらも現在セール中で、通常価格(224,980円)から大幅に安くなって販売されています。
GEEKOM GT1 Megaの価格
また、GEEKOMから発売された「GEEKOM GT1 Mega」がAmazonで109,900円(Core U7-155Hモデル)で発売中です。
こちらもAIに強い性能を持っており、より性能が高いCore U9-185Hモデルも139,900円で発売中です。
その他のミニPCの価格
そのほか、GMKtec から発売されたAMD Ryzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPC「GMKtec NucBox K8 Plus」がAmazonで79,999円(税込・セール価格)で発売中。
Appleから発売されたM4チップ搭載の「Mac mini M4」はAmazonで90,970円(税込)で発売中です。
(まとめ)
「Beelink SER9」と同じプロセッサを搭載したミニPCは現在、セールで約15万円で発売されています。通常価格は約20万台なので、約5万円ほど安くなっているようです。
一方、AIに対応したミニPCは約10万円前後から購入でき、最安では約8万円ほどで購入できるようです。
「Beelink SER9」は非常にAI処理能力に優れていますが、より安いAI対応のミニPCを購入するという選択肢もあります。
果たして「Beelink SER9」は他のミニPCよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
驚異的なAI処理能力・最大50TOPをフル活用して差をつける
新モデル「Beelink SER9」は、AMD Ryzen AI 9 HX370プロセッサを搭載しているため、
最大50TOPのAI処理能力をフル活用することができます。
50TOPとは1秒間に 50兆回の演算 を実行できることを意味し、
例えば、画像生成AI Stable Diffusion Web UIを使えば、わずか5.9秒で高品質な画像を生成できます。
この驚異的なAI処理能力を使えば、画像生成AIだけでなく、動画生成AI、音楽生成AIなどを使い、高品質なコンテンツを短時間で制作できます。
例えば、最大50TOPのPCで、動画生成AIを使うと、従来のPCでは数時間、数日かかっていた動画生成が、わずか数分から数十分で完了できてしまいます。
また、より高度なAIモデルが扱えるようになるため、よりリアルで自然な動画、高精細な映像表現が可能になります。
あるいは、最大50TOPのPCで、音楽生成AIを使うと、より高速に、より多くのバリエーションをもつ楽曲が短時間で生成できます。
もちろん、より高度なAIモデルを活用することで、より自然で、人間らしい感情表現を持つ音楽を生成できるので、音楽のクオリティもどんどん高くなります。
AIを組み合わせたらどうなるか?
想像してみましょう。もしもこれらの画像生成AI、動画生成AI、音楽生成AIを組み褪せて、動画コンテンツを作っている人がいたとしたら、どうなるでしょうか?
従来の方法で動画コンテンツを作っている人に比べて、量も多く、質も高くなり、どんどん差がついていくはずです。
そうです。AIをうまく使っている人は作業効率がどんどん速くなり、作品のクオリティもどんどん高くなっていくのです。
これはクリエイティブな作業なだけでなく、ビジネスの文書作成やプレゼン、データ分析、チーム内でのやり取りであっても同じことです。
何もしなければどんどん遅れをとることになり、AIをうまく使う人と大きな差が生まれてしまいます。
AI時代に乗り遅れないためには?
逆にいえば、AIを使えば、それを使わない人に大きな差をつけられるということでもあります。
しかもそれは非常に簡単なことで、複雑な知識は必要ありません。
AIはだれでも簡単に使えて、無駄な労力を省いて生産性を上げてくれる魔法のツールです。
それを使わない手はもうどこにもありません。新しいAIミニPCを手に入れて、クリエイティブに進化していきましょう。
デザインをチェック!まるでMac miniのような外観で、ポートも豊富?
新モデル「Beelink SER9」はAppleのMac miniを彷彿とさせるシンプルで洗練された、スタイリッシュなデザインを採用しています。
筐体はアルミニウム合金製のユニボディで、高い耐久性も兼ね備えています。
また、側面は通気孔がないシンプルなデザインを採用。
底面には無数の通気孔を設け、エアフローを最適化し、高い冷却性能を発揮できるようになっています。
カラーはスペースグレーで、落ち着いた雰囲気です。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Beelink SER9」・・・135 x 135 x 44.7 mm / 重量は非公開
- 2.「Beelink SER8」・・・126 x 113 x 40 mm / 約 500g
- 3.「Beelink GTi14」・・・168 x 120 x 39 mm/ 約 767g
- 4.「Minisforum AI370」・・・128 x 128 x 48 mm / 約 580g
- 5.「Mac mini M4」・・・127 x 127 x 50 mm / 670g
前面インターフェース
前面は頻繁に使うポートやボタンを配置した、必要最小限のものが並んでいます。
具体的には、Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、3.5mm オーディオジャック x1、CLR CMOS、電源ボタンがあります。
背面インターフェース
背面には映像出力用の端子や有線LAN端子、USBポートなどが配置されています。
具体的にはUSB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、HDMI 2.1 (4K 120Hz)x1、3.5mm オーディオジャック x1、
USB 2.0 (480Mbps) x2、DP 1.4 (144Hz) x1、LAN 2.5G x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、DCポート x1が配置されています。
映像出力にはUSB4、HDMI 2.1、DP 1.4を使用し、4K 3画面出力も利用できます。
電源アダプター
電源ユニットは内蔵せず、付属の電源アダプターを使用します。
一般的なコンセントに接続するタイプのアダプターですが、小型で携帯しやすいデザインです。
ACアダプターの仕様は以下の通りです。
- 入力: 100-240V 50/60Hz
- 出力: DC 19V 6.32A
Beelink SER9の動作に必要な電力(消費電力が最大120W)を供給する重要な役割を担っています。
スピーカーとマイクを確認・AIと音声でやり取りできるか?
新モデル「Beelink SER9」はAIでやり取りするためにスピーカーとマイクを搭載しています。
スピーカーは2つ搭載されていますが、特別に音質がいいものではなく、
主に音声がクリアに伝わる程度のものです。
本格的で高音質なサウンド再生はできないので、別途外部のスピーカーを利用した方がいいかもしれません。
マイクは本体の前面(前面パネルの上部、電源ボタンの横に小さな穴がいくつか並んでいる部分)に配置されています。
AI音声インタラクションに対応し、周囲の音声を360度全方向から拾うことができます。
ただし、ノイズリダクションなどには対応していないので、よりクリアに音声を拾うには別途外部のマイクが必要になります。
「Beelink SER9」のスピーカー、マイクは本格的なものではありませんが、
AIとのやり取りを気軽に音声でやり取りできるのは便利です。前モデル「Beelink SER8」にはなかった新しい要素で、
AI時代に対応した新しい仕様であるともいえます。
なお、Microsoft Copilot は、最近リリースされたバージョンで音声モードを搭載しています。OpenAIのChatGPT Advanced Voiceと同様に、AIとまるで人間のように会話することができます。しかも、ChatGPT Advanced Voiceとは異なり、月額20ドルのサブスクリプションは必要ありません。
また、ChatGPT Advanced Voice は、OpenAIの最新のLLMであるGPT-4oを活用し、より自然な会話のやり取りを可能にします。ブレインストーミングや複雑なトピックの議論など、リアルタイムでのインタラクションが必要なタスクに最適です。
Ryzen AI 9 HX 370の性能とベンチマーク
新モデル「Beelink SER9」はAMD Ryzen AI 9 HX370プロセッサを搭載した、驚異的な処理能力を持つミニPCです。
最新のZen 5アーキテクチャを採用したこのCPUは、12個のコアと24個のスレッドを備え、従来のミニPCをはるかに凌駕するパフォーマンスを発揮します。
Cinebench R23のマルチコアスコアは、なんと22,630を記録。これは、前世代のCPUと比較して約20%の性能向上です。
4K動画編集、3Dレンダリング、最新ゲームなどの負荷の高いタスクも軽々とこなせます。
<CPUのベンチマーク結果 一覧>
- PassmarkのCPUベンチマークで「35425」
- Geekbench 6のシングルコア「2972」、マルチコア「12756」
- Cinebench R23 シングルコア「1623」、マルチコア「22630」
- Cinebench 2024 シングルコア「110」、マルチコア「940」
PassmarkのCPUベンチマークスコア「35425」は、前世代のフラッグシップモバイルCPUであるRyzen 9 6980HXを大きく上回っています。
Geekbench 6のシングルコアスコア「2972」、マルチコアスコア「12756」も、モバイルCPUとしては非常に高い数値です。特にシングルコア性能の高さは、Webブラウジングやオフィスソフトの利用など、日常的なタスクを快適に行う上で重要です。
Cinebench R23とCinebench 2024のスコアも、Ryzen AI 9 HX370の高い処理能力を示しています。CinebenchはCPUのレンダリング性能を測るベンチマークであり、3Dモデリングや動画編集などのクリエイティブな作業において重要となります。Ryzen AI 9 HX370は、これらの作業を快適にこなせるだけの性能を備えていると言えるでしょう。
総合的に見ると、Ryzen AI 9 HX370は、モバイルCPUとしてはトップクラスの性能を誇ります。高いシングルコア性能とマルチコア性能を両立しており、日常的なタスクからクリエイティブな作業まで、幅広い用途に対応できます。また、内蔵GPUのRadeon 890Mも高いグラフィックス性能を備えているため、軽いゲームであれば快適にプレイ可能です。
しかし、デスクトップ向けCPUと比較すると、絶対的な性能では still 及びません。また、発熱量や消費電力も高いため、バッテリー駆動時間や冷却性能には注意が必要です。
Ryzen AI 9 HX 370性能を比較
<CPUランキング>の結果からRyzen AI 9 HX370が比較対象の中で最も高いスコアを記録しており、現行のモバイルCPUの中でもトップクラスの性能を持つことが分かります。
<CPUランキング>
※PassmarkのCPUランキングで比較したものです。
- Ryzen AI 9 HX 370(Beelink SER9/GMKtec EVO-X1/Minisforum AI370)・・・Passmark:35096
- Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
- AMD Ryzen 9 8945HS (GMKtec K11/MINISFORUM UM890 Pro/GEEKOM A8)・・・Passmark:30325
- Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
- Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
- Ryzen 7 8845HS (GMKtec NucBox K8/Beelink SER8)・・・Passmark:28708
- Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
- Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
- Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
- Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
<比較から分かること>
特に、前世代のフラッグシップモデルであるRyzen 9 7940HSや、Intelの最新CPUであるCore i9-13900H、Core Ultra 9 185Hと比較しても、Ryzen AI 9 HX370は significant に高いスコアを出しています。これは、Zen 5アーキテクチャの採用によるIPC向上と、高クロック動作によるものと考えられます。
また、Ryzen AI 9 HX370は、同じZen 4アーキテクチャを採用したRyzen 9 8945HSよりも高いスコアを記録しています。これは、HX370がより高いTDPで動作し、より高クロックで動作できるためと考えられます。
これらのことから、Ryzen AI 9 HX370は、高い処理能力を必要とするタスク、例えば動画編集、3Dモデリング、ゲームなどにおいて、優れたパフォーマンスを発揮することが期待できます。モバイルノートPCやミニPCに搭載されることで、高いパフォーマンスと携帯性を両立した、魅力的な製品となるでしょう。
冷却性能
Beelink SER9は、高性能なCPUとGPUを搭載しているため、発熱量はそれなりに大きくなります。
<発熱量>
- CPU: Ryzen AI 9 HX370 (TDP 54W)
- GPU: Radeon 890M (TDP 最大120W)
CPUとGPUのTDPを合計すると最大174Wとなり、かなりの発熱量であることが分かります。
また、負荷の高い作業を行う場合、CPU温度は 70℃~80℃ 程度になります。
ただし、Beelink SER9は発熱をおさえるための冷却システムを備えています。
<Beelink SER9の冷却システムの特徴>
- 大型吸気ファン・・・底面に大型の吸気ファンを搭載し、筐体内部に効率的に冷気を送り込みます。
- ヒートパイプ・・・CPUとGPUの熱をヒートシンクに効率的に伝達するヒートパイプを備えています。
- 大型ヒートシンク・・・ヒートパイプから伝達された熱を放熱する、大型のヒートシンクを搭載しています。
- エアフロー・・・筐体内部のエアフローを最適化することで、効率的な冷却を実現しています。
これらの冷却システムにより、Beelink SER9は、高負荷時でも安定して動作することができます。
グラフィック性能
Beelink SER9のAMD Ryzen AI 9 HX370に内蔵されたRadeon 890Mは、ミニPCのグラフィック性能を新たな次元へと引き上げます。
最新のゲームをフルHD高画質でプレイできるのはもちろん、動画編集や3Dグラフィックスなど、クリエイティブな作業も快適に行えます。
もちろん、3Dグラフィックスのレンダリング性能にも優れているため、Blenderなどのソフトで、複雑なモデルもスムーズに作成できます。
GPUのベンチマーク
Radeon 890Mは3DMarkのFire Strikeによるグラフィックスコアは「7700」を記録し、約 8千前後のスコアになります。
ちょうどグラフィックボードのNVIDIA GTX 1050 と同じくらいの性能で、
比較的軽めのPCゲームや高画質なファイルを扱う動画編集、4Kなど重い画像ファイルを扱う写真編集などでも快適に動作します。
<GPUのベンチマーク結果・Radeon 890Mグラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「7700」(DirectX 11)
- Time Spy グラフィックスコアで「4084」(DirectX 12)
- 3DMark Wild Life「20,500」
- 3DMark Wild Life Extreme 「6400」
AMD Ryzen AI 9 HX370に内蔵されたRadeon 890Mは、モバイル向けAPUとしてはかなり高いグラフィックス性能を持っていることが、ベンチマークスコアから読み取れます。
Fire Strike グラフィックスコア「7700」は、DirectX 11世代のゲームにおいて、エントリークラスのディスクリートGPUであるGeForce GTX 1050 Tiに匹敵する性能を示しています。
Time Spy グラフィックスコア「4084」も、DirectX 12世代において同様の傾向を示しており、GeForce GTX 1050 Tiをわずかに上回る性能です。
3DMark Wild LifeとWild Life Extremeのスコアは、モバイル環境でのゲーム性能を測る指標として有用です。Radeon 890Mは、Wild Lifeで「20,500」、Wild Life Extremeで「6400」を記録しており、前世代のRadeon 780Mと比較して大幅な性能向上を果たしています。
これらの結果から、Radeon 890Mは、軽いゲームであれば高画質で快適にプレイできる性能を持っていると言えるでしょう。最新のAAAタイトルを最高画質でプレイするのは難しいかもしれませんが、画質設定を調整することで、十分プレイ可能なレベルに達する可能性があります。
ただし、Radeon 890Mはあくまで内蔵GPUであるため、ハイエンドのディスクリートGPUと比較すると性能は劣ります。本格的なゲーミング用途には、より高性能な外部GPUを搭載したPCを選択する方が良いでしょう。
<グラフィック性能を比較>
※3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで比較したものです。
- 1.GTX 1650 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:9000
- 2.Radeon 890M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
- 3.Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
- 4.Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
- 5.GTX 1050 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:7300
- 6.Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後
- 7.GTX 950 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:6000
ゲーム性能
AMD Ryzen AI 9 HX370に内蔵されたRadeon 890M GPUは、前世代の内蔵GPUと比べて最大2倍の性能向上を実現しています。
そのため、最新のAAAタイトルも、設定次第で快適にプレイできます。
例えば、「フォートナイト」や「エーペックスレジェンズ」も画質を低く抑えることで、快適にプレイできます。
人気FPS/TPSゲームの動作は?
フォートナイト:
世界中で大人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」は、BeelinkのミニPCでも楽しめます!多くの人がプレイするフルHD解像度(1920×1080)でも、グラフィック設定を「低」にすれば、平均60FPS前後でプレイ可能。これは、一般的なモニターで十分に快適に遊べるレベルです。さらに、解像度をHD(1280×720)に落とせば、平均70-80FPS前後と、より滑らかな動きでプレイできます。動きの激しいゲームなので、FPSが高いほど有利になることも!
エーペックスレジェンズ:
こちらも人気のバトルロイヤルゲーム「エーペックスレジェンズ」。フォートナイトよりも少しグラフィックの負荷が高いですが、BeelinkのミニPCでも十分にプレイ可能です。フルHD(1920×1080)でプレイする場合は、グラフィック設定を「低」にすることで、平均50-60FPS前後を維持できます。より快適さを求めるなら、HD(1280×720)に解像度を下げることで、平均60-70FPS前後でプレイできます。
eスポーツタイトルも快適に動作!
VALORANT:
競技性の高いタクティカルFPS「VALORANT」は、BeelinkのミニPCと非常に相性が良いです。フルHD(1920×1080)解像度でも、グラフィック設定を調整することで、非常に快適なプレイが可能です。「低」設定なら、なんと平均100FPS以上!「中」設定でも、平均60FPS以上を維持できます。高FPSは、敵を素早く認識し、正確なエイムを行う上で非常に重要です。
League of Legends:
世界中で圧倒的な人気を誇るMOBAゲーム「League of Legends」は、BeelinkのミニPCで最高のパフォーマンスを発揮します!フルHD(1920×1080)解像度、かつ、グラフィック設定を「最高」にしても、平均144FPS以上を叩き出すという、驚異的な結果に。美しいグラフィックで、ストレスなくゲームを楽しみたい方に最適です。
オーバーウォッチ2:
チーム対戦型のアクションシューティングゲーム「オーバーウォッチ2」も、BeelinkのミニPCで十分にプレイ可能です。フルHD(1920×1080)解像度で、グラフィック設定を「低」にすれば、平均60-70FPS前後で快適に遊べます。「中」設定にしても、平均40-50FPS前後でプレイできるので、グラフィックの美しさとパフォーマンスのバランスを調整できます。
話題のRPGも楽しめる!
原神:
美しいオープンワールドを冒険する人気RPG「原神」も、BeelinkのミニPCでプレイ可能です。ただし、フルHD(1080p)での高画質設定は厳しいので、HD画質(720p)に解像度を落とし、グラフィック設定を「低」または「最低」に調整しましょう。これにより、平均40-60FPS前後で、十分にゲームを楽しむことができます。美麗なグラフィックを堪能したい場合は、ゲーミングPCを検討するのも良いかもしれません。
エルデンリング:
高難易度で知られるアクションRPG「エルデンリング」も、BeelinkのミニPCでプレイできます。原神と同様に、解像度はHD画質(720p)に設定し、グラフィック設定は「低」にすることをおすすめします。これにより、平均30-40FPS前後でのプレイが可能になります。より滑らかな映像で楽しみたい、最高画質で没入感を高めたいという場合は、より高性能なグラフィックボードを搭載したPCが必要になるでしょう。
ヘビーなゲームは注意が必要
アーマード・コアVI:
美麗なグラフィックと高速なメカアクションが魅力の「アーマード・コアVI」ですが、今回ご紹介しているBeelinkミニPCに内蔵されているグラフィックス(Radeon 780Mまたは890M)では、快適なプレイは難しいです。このゲームを最高の環境で楽しむためには、より高性能なグラフィックボードを搭載したゲーミングPCが必要となります。BeelinkのミニPCは、比較的軽量なゲームや、画質設定を調整することでプレイできるゲームに向いていると言えるでしょう。
(補足) FPS (Frames Per Second) は、1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値です。数値が高いほど、映像が滑らかになります。一般的に、60FPS以上あれば快適にプレイできるとされています。
メモリ、ストレージ、通信性能の詳細スペックを確認
AI性能をフルに引き出すためにはメモリやストレージの性能も重要になります。
また、オンラインで使用するAIサービスを活用する場合は通信性能も重要です。
新モデル「Beelink SER9」はメモリ、ストレージ、通信性能の詳細スペックを確認してみましょう。
メモリ
32GBのLPDDR5X-7500メモリ (8GB x2)を搭載しています。
LPDDR5Xは、従来のLPDDR5よりも高速な 最大8.5 Gbps のデータ転送速度と低消費電力を実現したメモリです。
メモリスロットはこの他に2つあり、合計で最大64GBまで拡張することができます。
<メモリを比較>
- 1.「Beelink SER9」・・・32GB LPDDR5X-7500(最大64GB)
- 2.「Beelink SER8」・・・32GB DDR5-5600(最大64GB)
- 3.「Beelink GTi14」・・・16GB DDR4-3200(最大64GB)
- 4.「Minisforum AI370」・・・32GB/64GB DDR5-4800
- 5.「Mac mini M4」・・・8GB ユニファイドメモリ(最大24GB)
ストレージ
1TBのPCI Express 4.0 SSD (Crucial製) を搭載しています (最大4TB)。
PCIe 4.0は、PCIe 3.0の2倍のデータ転送速度(最大転送速度: 16 GT/s )を持つ規格です。
高速なSSDにより、OSの起動、アプリケーションの読み込み、データのアクセスなどが高速に行えます。
ストレージのスロットはもう一つあり、合計で最大8TBまで拡張できます。
<ストレージを比較>
- 1.「Beelink SER9」・・・1TB M.2 2280 PCle4.0 x4(合計で最大8TBまで)
- 2.「Beelink SER8」・・・1TB M.2 2280 PCle4.0 x4(合計で最大8TBまで)
- 3.「Beelink GTi14」・・・1TB M.2 2280 PCle4.0 x4(合計で最大8TBまで)
- 4.「Minisforum AI370」・・・500GB、1TB、2TB PCIe 4.0 NVMe SSD(M.2、2.5HDDで拡張可能)
- 5.「Mac mini M4」・・・512GB、1TB、2TB、4TB、8TB SSD(拡張不可)
Wi-Fi
Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)に対応し、高速な無線ネットワーク接続が可能です。
Bluetooth
Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレスマウス、キーボード、ヘッドセットなどの周辺機器を接続できます。
有線LAN
2.5ギガビットイーサネットに対応しています。高速な有線ネットワーク接続が可能です。
<通信性能を比較>
- 1.「Beelink SER9」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G 有線LAN
- 2.「Beelink SER8」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G 有線LAN
- 3.「Beelink GTi14」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G 有線LAN
- 4.「Minisforum AI370」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5G 有線LAN(2ポート)
- 5.「Mac mini M4」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、1G 有線LAN
「Beelink SER9」のデメリット
Beelink SER9は非常に優れた性能をもつミニPCですが、いくつかデメリットがあります。購入前に必ず確認しておきましょう。
1. 8K 3画面出力に対応していない
Beelink SER9は、4K解像度での3画面出力には対応していますが、8K解像度での出力、そして8K解像度での3画面出力には対応していません。8Kディスプレイを接続しても、4K解像度でしか表示できません。8K解像度で3画面出力したい場合は、別途対応したグラフィックカードを搭載したPCが必要となります。
2. RGBファンで光る演出がない
最近のゲーミングPCでは、RGBファンでケース内部を鮮やかに彩る演出が一般的になっています。しかし、Beelink SER9は、冷却性能を重視したシンプルなファンを搭載しており、RGBによるライティング機能はありません。ケース内部を光らせたい場合は、別途RGBファンを購入して交換する必要があります。ただし、静音性を重視するユーザーにとっては、RGBファンがないことはメリットとも言えます。
3. 縦置き用のスタンドが付属しない
Beelink SER9は、横置きでの使用を想定して設計されています。縦置き用のスタンドは付属していないため、縦置きで使用する場合は、別途スタンドを購入する必要があります。なお、縦置きスタンドは、AmazonなどのECサイトで販売されています。Beelink SER9のサイズに合ったスタンドを選ぶように注意してください。
4.Oculinkポートがない
「Beelink SER9」はOculinkポートがありません。そのため、外部GPUボックスと接続して、グラフィック性能を向上させることができません。
5.OSがボリュームライセンス
「Beelink SER9」にプリインストールされているWindows 11 Proは、ボリュームライセンス版です。
これは、企業向けのライセンスであり、一般ユーザー向けのライセンスではありません。
<ボリュームライセンスの特徴>
- ライセンスの譲渡・・・ボリュームライセンスは、原則としてライセンスの譲渡ができません。つまり、Beelink SER9を中古で売却する場合、OSのライセンスは引き継がれません。
- サポート・・・ ボリュームライセンスのサポートは、Beelinkではなく、Microsoftから提供されます。ただし、サポートを受けるには、別途契約が必要になる場合があります。
- 機能制限・・・ボリュームライセンス版では、一部の機能が制限されている場合があります。
そのため、新規にWindows OSをインストールし直す、あるいは、もともと使っていたストレージと交換する、といった対策が必要になります。
Beelink SER9のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen AI 9 HX 370
※Zen 5(4nm)/12コア/24スレッド/最大5.1GHz/TDP28W - NPU XDNA 2 (NPU Performance:50TOPS、Total Processor Performance:最大 80 TOPS)
- GPU Radeon 890M(16CU)
- RAM(メモリ)32GB DDR5 7500 MHz (8GB x4)
- 拡張メモリ 最大64GBまで(SO-DIMM DDR5 5600MHz スロット x2)
- ストレージ 1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 (最大4TB) ※システム用
- 拡張ストレージ +4TBで合計 最大8TB (M.2 2280 PCle4.0 x4)
- 電源 ACアダプター(入力:100-240V、AC 50/60Hz、19V/5.26A)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 Intel AX200 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
- 前面インターフェース Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、3.5mm オーディオジャック x1、CLR CMOS、Power Button
- 背面インターフェース USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、HDMI 2.1 (4K 120Hz)x1、3.5mm オーディオジャック x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、DP 1.4 (144Hz) x1、LAN 2.5G x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、DCポート x1
- 映像出力 4K 3画面出力 (USB4、Displayport 1.4、HDMI 2.0)
- スピーカー デュアルスピーカー
- マイク 内蔵
- 冷却システム MSC 2.0 テクノロジー、ベイパーチャンバー、SSD ヒートシンク、サイレントファン、底面からの空気取り入れ口、SSD 表面温度 51度、DDR 表面温度 53度
- 静音動作 32dB
- モード バランスモード (54W)、パフォーマンスモード(65W)
- VESAマウント 非対応
- 自動電源ON 対応
- 動作環境 -10度~45度
- 筐体 メタル(金属)
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 135 x 135 x 44.7 mm
- 重量 不明
- カラー フロストシルバー、スペースグレー
- 付属品 ユーザーマニュアル、HDMIケーブル 100cm、ACアダプター 19V/5.26A
Beelink SER9の評価
7つの基準で「Beelink SER9」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★★
- デザイン:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能(拡張性):★★★★
- 冷却性能:★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
2023年5月に発売された「Beelink SER8」の後継モデルになります。
AMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサを搭載したことで、飛躍的にAI性能が向上しています。
また、高いグラフィック性能や拡張性、通信性能なども兼ね備えています。
「Minisforum AI370」よりもお買い得か?
同じプロセッサを搭載したミニPCには「Minisforum AI370」もあり、
どちらにするべきか迷う人もいるかもしれません。
「Minisforum AI370」の場合はUSBポートの数が1つ多く、
M.2 SSDの他に2.5インチHDD/SSDなどでも拡張できるなど、
拡張性が非常に優れている点が特徴的です。
一方、「Beelink SER9」も高い拡張性を備えていますが、
スピーカーやマイクなども内蔵し、優れたデザインである点が特徴的です。
電源は内蔵していませんが、ACアダプターも小さく、使いやすそうです。
どちらの機種も非常にパワフルで発熱量が高くなるというデメリットがあるので、
その点は大きな違いはありません。
あとは購入のタイミングによって価格が違うので、価格の安さも考慮して選んだ方がいいでしょう。
「Mac mini M4」の方がいいのか?
「Mac mini M4」も非常に優れたAI性能をもつミニPCです。
まだ、正式に日本語に対応していないものの、Apple Intelligenceが無料で使える点を考えると、
コスパは計り知れないほど高いといえます。
ただし、メモリやストレージなどを自分で増設できないなど、拡張性にやや難があります。
また、AI処理の性能においては「Beelink SER9」の方が圧倒的に有利です。
Windows OSの方が使えるAIも多いなどのメリットもあるので、
AI性能を重視するなら、「Beelink SER9」がおすすめです。
Beelink SER9はどんな人に最適か?
負荷の高いAI処理を頻繁にする人におすすめです。
特に画像生成AI、動画生成AI、音楽生成AIなど、処理に時間がかかる作業を短時間で済ませたい人に最適です。
AI性能が極めて高いミニPCを探している人におすすめです。
Beelink SER9の価格・購入先
「Beelink SER9」はBeelink公式サイトやAmazonなどのECサイトで購入できます。
Beelink公式サイト
146,493円(セール価格・通常価格は192,803円)で販売されています。
Beelink公式サイトで「Beelink SER9」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、PayPalです。
ECサイト
- Amazonで179,000(税込・25000 OFFクーポン付きで実質154,000円)、
- 楽天市場で207,535円(送料無料)、
- AliExpressで183,655円、
- 米国 Amazon.comで$999.00、
で販売されています。
Amazonで「Beelink SER9」をチェックする
楽天市場で「Beelink SER9」をチェックする
ヤフーショッピングで「Beelink SER9」をチェックする
AliExpressで「Beelink SER9」をチェックする
米国 Amazon.comで「Beelink SER9」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
Beelink SER9に似た性能をもつミニPCも販売されています。
MINISFORUM AI X1 Pro
MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。
DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。
また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、
USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@1260Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。
価格は、Amazonで186,980円(税込・35526円 OFFクーポン付きで実質151,454円)、楽天市場で150,962円+送料、ヤフーショッピングで150,962円、です。
関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC
Beelink GTi14
Beelinkから発売されたIntel Core Ultra 9 185H 搭載のミニPCです(2025年2月 発売)。
32GB/64GB/96GB DDR5 5600MHz Dual SO-DIMMメモリ、1TB/2TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)ストレージ、145W電源ユニット(内蔵)、SDカードスロットを搭載しています。
また、最大34.5 TOPS、AI音声インタラクションと360°全方向ピックアップ、Thunderbolt 4 (40Gbps/PD/DP)、4K 3画面出力(Thunderbolt 4/DP1.4a/HDMI)、MSC 2.0 冷却システム、拡張メモリ最大96GB、拡張ストレージ最大 8TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)、VESAマウント、自動電源ON、指紋認証(電源ボタンに指紋センサー内蔵)、Wi-Fi 7 (Intel BE200)、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。
価格は、Beelink公式サイトで$879.00(日本円で131555円・32GB+1TBモデル/64TB+2TBモデルは146521円)、です。
関連記事:Beelink GTi14 レビュー!Core Ultra 9搭載の高速AIミニPC
GMKtec EVO-X1
GMKtecから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2024年12月20日 発売)。
32GB or 64GB LPDDR5X 7500MHzメモリ、1TB or 2TB PCIe 4.0 M.2 2280 SSD NVMeストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。
また、8K 3画面出力(USB4,DP2.1,HDMI 2.1)、Oculinkポート、冷却システム、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280 PCIe 4.0)、
縦置きスタンド、USB 4.0 (PD/DP/DATA) x1、USB 3.2 Gen2 (10Gbps) x4、USB 2.0 x2、WiFi 6 (2.4GHz/5.0GHz)、 Bluetooth 5.2、2.5Gデュアル 有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで169,900円(税込・34980 OFFクーポン付きで実質134,920円)、楽天市場で174,900円(送料無料)、AliExpressで126,616円、です。
関連記事:GMKtec EVO-X1レビュー!8K対応Oculink付きAIミニPCの実力
Minisforum AI370
Minisforumから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサ搭載のミニPCです(2024年11月 発売)。
XDNA 2 AIエンジン、Radeon 890M、32GB LPDDR5X-7500MHz メモリ、1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD ストレージ、Windows 11を搭載しています。
また、最大50TOPS(1秒間に50兆回のAI演算)、3画面出力、8K映像出力、冷却システム、最大4TBまでのストレージ拡張、USB4ポート、4つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポート、Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、楽天市場で186,990円(送料無料)、AliExpressで176,209円、です。
関連記事:驚異のAI性能!Minisforum AI370の実力を徹底レビュー
GEEKOM GT1 Mega
GEEKOMから発売されたIntel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 125H 搭載のミニPCです(2024年10月発売)。
32GB DDR5 5600MHz メモリ、1TB M.2 2280 PCIE Gen4x 4 SSD、Windows 11 Proを搭載しています。
また、高度なAI処理、4画面出力、2つのUSB 4.0ポート、VESAマウント、 ケンジントンロック、冷却システム、USB3.2 Gen2 Type-A x5、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、デュアル 2.5G ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで139,900円(Core U9-185Hモデル)、楽天市場で131,800円(送料無料・Core Ultra9・中古品)、米国 Amazon.comで$989.00 (ore Ultra U9-185H)、です。
関連記事:GEEKOM GT1 Megaレビュー!AI性能もゲームも本当にOK?
GMKtec NucBox K8 Plus
GMKtec から発売されたAMD Ryzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年10月に発売)。
Windows 11 Pro、32GB DDR5-5600メモリ、1TB/2TB SSD M.2 (2280 PCle Gen 4.0) ストレージ、Oculink ポート、2つのLANポートを搭載しています。
また、3画面出力(USB4、HDMI 2.1、DP2.1)、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280)、最大96GBまでのメモリ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x2、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsのデュアル ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで79,999円(税込・セール価格)、楽天市場で99,999円(送料無料)、AliExpressで56,927円(※ベアボーンモデル)、米国 Amazon.comで$749.99 ($200 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:最速で最強「GMKtec NucBox K8」とハイエンド小型PCを比較
Mac mini M4
Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。
Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で104,905円(送料無料)、ヤフーショッピングで124,800円、です。
関連記事:Apple AI対応「Mac mini M4」とM2、M1モデルを比較
他のBeelink ミニPCと比較
他にもBeelinkのミニPCが販売されています。Ryzen搭載モデルだけでなく、インテル搭載モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に! 最新 機種 まとめ
その他のおすすめ小型PCは?
その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ
海外製の小型PCをまとめて紹介しています。
Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較
最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。
ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方
最新のインテルN100搭載ミニPCをまとめて紹介しています。
リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ
国内で販売されたミニPCをまとめて紹介しています。