AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説

GEEKOM A8 top
ハイエンドなRyzen 9 8945HSを搭載し、2024年のミニPC市場で注目を集めた「GEEKOM A8」。そのラインナップに、新たな選択肢となる「2025年モデル」が静かに追加されました。

筐体デザインやインターフェースに変更はありませんが、性能の要となるCPUには「Ryzen 7 8745HS」を採用しています。どちらもパワフルに動作する性能を備えていますが、

2025モデルは価格を抑えた分、NPUが省略されており、2024モデルと比べて、AI性能が劣っています。そのため、Windows CopilotなどのAI機能活用する場合は2024モデルの方が有利です。

この記事ではその2024年モデルを中心に、メリット・デメリットを紹介しつつ、ベンチマークでは2025年モデルとの違いも浮き彫りにします。

価格を抑えた2025年モデルにするべきか、それともAI性能に秀でた2024年モデルを購入するべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  1. メリット:Ryzen 9 8945HS、AI機能(NPU)、ゲーム性能(FF14/Apex)、アルミ筐体、0.47L極小サイズ、冷却システム(IceBlast 1.5)、USB4、4画面出力、フルサイズSDカード
  2. デメリット:Oculinkなし、DisplayPortなし、デュアルLAN非対応、高負荷時のファン音、3ピン電源プラグ、PD給電入力不可、2025モデルのNPU非搭載
  3. ベンチマーク:Ryzen 9 8945HS、Ryzen 7 8745HS、Passmark、Geekbench 6、Cinebench、3DMark、グラフィックスコア、CPU性能比較
  4. スペック:2024、2025の仕様詳細、発売日、メーカー、GEEKOM(ギコム)、台湾のPCメーカー
  5. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、購入前の注意点
  6. 価格:購入先、GEEKOM公式、Amazon、楽天市場、最安値、中古、セール

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公式ページ: AI PC用NPUプロセッサー Ryzen 9搭載 A8ミニ PC|GEEKOM

このページ内の目次

実際に使ってわかったGEEKOM A8の6つのメリット

GEEKOM A8 2台

スペック表を見るだけでは分からない、実際にGEEKOM A8を使い倒して分かった「ここが本当に良かった!」というポイントを6つに絞って深掘りします。

メリット1:Ryzen 9 8945HSの実力は本物。AI機能が「使える」レベルで動く

まず驚いたのが、レスポンスの良さです。「AI PC」と謳っていても実際は大したことないのでは?と疑っていましたが、Windows標準の「Copilot」を呼び出した時の反応速度が、これまでのPCとは明らかに違います。

特に便利だと感じたのが、Web会議での「スタジオエフェクト」です。背景ぼかしや視線補正をONにしても、PC全体の動作が全く重くならないのです。NPU(AI専用プロセッサ)が裏でしっかり仕事をしてくれているおかげで、メインの作業を邪魔されることなく快適に仕事が進められる。まさに「次世代の快適さ」を肌で感じました。

メリット2:内蔵GPUと侮るなかれ。「Apex」や「FF14」が普通に遊べてしまう

GEEKOM A8 CPUとGPU

「これだけ小さい筐体で、グラボなし。まともにゲームなんて無理だろう」と思いつつテストしましたが、良い意味で裏切られました。

実際に『Apex Legends』をプレイしてみましたが、解像度FHD・低設定であれば平均 80 FPS前後で安定して動きます。カクつきでストレスを感じることもなく、キルを取るのに十分な滑らかさです。『FF14(黄金のレガシー)』のベンチマークでも「快適」評価を叩き出しました。ガチのゲーミングPCには及びませんが、仕事の息抜きに人気タイトルをサクッと遊ぶには十分すぎるポテンシャルを持っています。

メリット3:所有欲を満たす「金属の塊感」。Mac miniより小さいのに高級感は抜群

GEEKOM A8 サイズ

箱から取り出した瞬間、「おおっ」と声が出ました。 プラスチックの安っぽさは微塵もなく、ひんやりとしたアルミ合金の感触と、中身が詰まった適度な重みが、ガジェット好きの所有欲を強烈に満たしてくれます。

サイズは0.47Lと、あのMac miniよりも一回り以上小さいです。デスクの上に置いても「PCがある」という圧迫感が全くなく、むしろインテリアの一部として馴染むデザイン。この小ささにハイエンド性能が詰まっていると思うと、ワクワクしてきませんか?

メリット4:独自の冷却システム「IceBlast 1.5」が優秀。高負荷でも熱ダレしない

一番心配だったのが「発熱」です。Ryzen 9なんて積んで、この小ささで本当に大丈夫なのか?と。 しかし、GEEKOM独自の冷却技術「IceBlast 1.5」は伊達ではありませんでした。

ベンチマークでCPU使用率を100%に張り付かせても、ファンの音が「サーッ」と大きくなるだけで、不快な金属音や異常な発熱でシステムが落ちるようなことは一度もありませんでした。ボディは多少温かくなりますが、パームレストに触れるわけではないので不快感はゼロ。「高性能だけど爆熱でうるさい」というミニPCの常識を覆す、非常に優秀な熱管理だと感じました。

メリット5:USB4搭載で「4画面出力」の夢が叶う。スマホ充電も地味に便利

GEEKOM A8 前面と背面の接続端子

背面の端子類も「分かってるな」という構成です。特にUSB4端子が搭載されているおかげで、HDMIポートと合わせれば、なんとこの小さな箱から最大4枚のモニターへ同時に映像を出せます。私は3画面で作業しましたが、マルチタスクの快適さはデスクトップ機そのものです。

さらに地味ながら最高だったのが、背面のUSB-CポートがPD(Power Delivery)出力に対応している点。PCを使っている最中に、手元のスマホをケーブル1本で急速充電できるんです。これのおかげで、デスク上の充電器を一つ減らすことができました。

メリット6:クリエイターの救世主。「フルサイズSDカード」が直接刺さる!

ここ、個人的に一番の推しポイントかもしれません。最近のPCはmicroSDのみだったり、スロット自体がなかったりすることが多い中、GEEKOM A8は側面に「フルサイズSDカードスロット」を完備しています。

カメラで撮影した後、いちいちカードリーダーを探さずに、そのままPCにズボッと挿せる。このワンアクションの快適さが、写真や動画を扱うクリエイターには涙が出るほど嬉しいんです。「クリエイティブ用途にも使ってくれ」というメーカーのメッセージを感じました。

GEEKOM A8購入前に知っておくべき6つのデメリット

GEEKOM

非常に完成度の高いミニPCであることは間違いありませんが、しばらくメイン機として使ってみると、「惜しい!」「ここは競合機の方が便利かも」と感じる部分も見えてきました。購入後のミスマッチを防ぐため、気になる6つのデメリットを包み隠さずお伝えします。

デメリット1:拡張性のトレンド「Oculink」ポートがない

ここが最も「惜しい」と感じた点です。最近のハイエンドミニPC界隈では、外付けGPU(eGPU)を高速で接続できる「Oculink」ポートの搭載がトレンドになりつつあります。

GEEKOM A8USB4(40Gbps)に対応していますが、Oculink(63Gbps以上)に比べると帯域幅の制限により、高性能なグラフィックボードの性能をフルに引き出すのが難しいのが現状です。 「将来的にデスクトップ用の最強グラボを繋いで、超高性能ゲーミングマシンにしたい」という野望がある場合、Oculink搭載の競合機(MinisforumやAoostar等)と比較して悩ましいポイントになります。

デメリット2:ネイティブの「DisplayPort (DP)」がない

背面の映像出力端子が「HDMI ×2」と「USB-C ×2」という構成になっており、PCモニターで一般的な「DisplayPort(DP)」端子が直接搭載されていません。

もちろんUSB-Cから変換すればDP出力は可能ですが、ゲーミングモニターなどで「HDMIだとリフレッシュレートが出ない、DPケーブルで繋ぎたい」という場合に、いちいち変換アダプタや専用ケーブルを用意しなければならないのは少々ストレスです。競合機の多くがDPポートを標準搭載しているだけに、ここは不便に感じました。

デメリット3:デュアル有線LAN仕様ではない

背面の有線LANポートは2.5G対応のものが1つだけです。一般的な用途なら全く問題ありませんが、このクラスの高性能ミニPCを買う層(サーバー用途、ソフトルーター自作、リンクアグリゲーション利用など)にとっては、「LANポートが2つ欲しかった」というのが本音ではないでしょうか。競合するハイエンドミニPCではデュアルLANが標準的になりつつあるため、マニアックな運用を考えている方は拡張性で一歩劣ると感じるかもしれません。

デメリット4:高負荷時の「排熱」とファン音はそれなりにする

GEEKOM A8 冷却

メリットで冷却性能の高さを褒めましたが、それは「ファンがしっかり回るから」です。FF14ベンチマークや動画の書き出しなど、CPU/GPUに高負荷がかかる場面では、ファンがフル回転し「サーッ」という風切り音が明確に聞こえます。

騒音計で測ると約45dB前後。爆音というほどではありませんが、静かな部屋だと「あ、頑張って冷やしているな」と気になります。無音に近い静音性を期待しすぎると、夜間のゲームプレイなどで少し気になるかもしれません。

デメリット5:電源周りの弱点。「3ピン」プラグ&PD給電「入力」不可

日常使いで地味に不便なのが電源周りです。 まず、付属のACアダプタのケーブルが海外仕様の「3ピン(ミッキー型)」であるため、日本の一般的な2ピンコンセントに挿すには変換プラグが別途必要になります。

また、USB-Cポートはスマホへの充電(出力)には対応していますが、PC本体への給電(入力)には対応していません。 「巨大なACアダプタを使わず、手持ちの100W USB-C充電器とケーブル1本でスッキリ動かしたい」というミニPCならではのロマン運用ができないのは、配線にこだわるユーザーにとっては残念なポイントです。

デメリット6:【要注意】2025年モデル(Ryzen 7 8745HS)は「AI機能」非搭載

これから購入する方に絶対に気をつけてほしいのが、搭載CPUの型番です。 Ryzen 8000シリーズといえば「AI PC」というイメージがありますが、ラインナップに追加された**「Ryzen 7 8745HS」搭載モデルには、なんと肝心のNPU(AI処理ユニット)が搭載されていません。

価格が少し安いからといって飛びつくと、メリットで紹介した「Windows Copilotの高速化」や「スタジオエフェクトの快適動作」といった恩恵が受けられなくなります。「AI PC」としての性能を期待するなら、必ず「8845HS」以上のモデルを選ぶ必要があります。

ベンチマーク

GEEKOM A8 ベンチマーク

ここではGEEKOM A8 2024、2025が搭載するRyzen 9 8945HS / Ryzen 7 8745HSのベンチマーク結果を紹介します。

【2024モデル】Ryzen 9 8945HSの性能

2024年モデルには、AMDのハイエンドモバイルプロセッサ「Ryzen 9 8945HS」が搭載されています。「Zen 4」アーキテクチャを採用した8コア16スレッドの強力なCPUに加え、AI処理を高速化するNPU「Ryzen AI」を内蔵しているのが最大の特徴です。内蔵GPUには強力な「Radeon 780M」を備え、クリエイティブ作業からゲームまで幅広くこなせるスペックです。

ベンチマーク結果は以下のようになっています。

CPUのベンチマーク結果・Ryzen 9 8945HS

  • PassmarkのCPUベンチマークで「29380」
  • Geekbench 6のシングルコア「2380」、マルチコア「11690」
  • Cinebench R23 シングルコア「1770」、マルチコア「15015」
  • Cinebench 2024 シングルコア「105」、マルチコア「940」
  • PCMark 10 スコア「7550」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7755」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3870」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2960」
  • 3DMark Night Raidで「31165」
  • 3DMark Wild Life「18845」

【2025モデル】Ryzen 7 8745HSの性能

2025年モデルには、コストパフォーマンスを重視した「Ryzen 7 8745HS」が搭載されています。こちらも8コア16スレッドの「Zen 4」アーキテクチャですが、Ryzen 9 8945HSとの決定的な違いは**「NPU(AI処理ユニット)が非搭載」**である点です。AI機能を使わないユーザー向けに価格を抑えたモデルですが、基本処理能力は依然として高い水準を維持しています。

CPUのベンチマーク結果・Ryzen 7 8745HS

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「29010」
  • Geekbench 6のシングルコア「2720」、マルチコア「13390」
  • Cinebench R23 シングルコア「1700」、マルチコア「14060」
  • Cinebench 2024 シングルコア「100」、マルチコア「755」
  • PCMark 10 スコア「6730」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4705」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2560」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1960」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「26850」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「16420」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマークの比較からわかること

2つのモデルを比較すると、CPU性能(Cinebench R23 マルチコア)ではRyzen 9が「15015」、Ryzen 7が「14060」と、コア数の同じ兄弟機らしくその差は約7%程度に留まっており、どちらも非常に優秀な処理能力を持っています。

しかし、注目すべきはグラフィック性能(Time Spy)の差です。2024年モデルが「2960」を記録したのに対し、2025年モデルは「1960」とスコアが大幅に低下しています。同じ「Radeon 780M」を名乗っていますが、2025年モデルは何らかの電力制限や熱制御の影響を受けている可能性が高く、ゲーム性能を重視するなら2024年モデル(Ryzen 9)の方が圧倒的に有利と言えます。

CPU性能を比較

GEEKOM A8(2024、2025)が搭載するRyzen 9 8945HS / Ryzen 7 8745HSプロセッサと、他のCPUの性能を比較してみました。

CPUランキング

※PassmarkのCPUマルチコアスコアで比較したものです。

  1. AMDRyzen 9 7940HS (GEEKOM A7)・・・Passmark:30504
  2. Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
  3. Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  4. AMD Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7)・・・Passmark:29937
  5. Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  6. Ryzen 7 8745HS (GEEKOM A8 2025)・・・Passmark:29010
  7. Ryzen 7 8845HS (Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  8. Intel Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  9. Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
  10. Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069

CPUベンチマークの比較からわかること

ランキングを見ると、GEEKOM A8に搭載されたRyzenプロセッサは、インテルの高性能CPU「Core i9-13900H」や最新の「Core Ultra 9」と肩を並べるトップクラスの性能を持っていることがわかります。ミニPC=非力という常識は過去のものであり、動画編集やマルチタスクなどの重い作業でも、デスクトップPCと同等の快適さを提供してくれる実力があります。

グラフィック性能を比較

GEEKOM A8(2024、2025)が搭載するプロセッサは、どちらも内蔵のGPUとしては「Radeon 780M」グラフィックスを採用しています。

このRadeon 780Mと他のGPUをベンチマークで比較してみました。

GPUランキング

※3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで比較したものです。

  1. GTX 1650 シリーズ・・・Fire Strike:9000
  2. Radeon 890M・・・Fire Strike:8000 前後
  3. AMD Radeon 780M・・・Fire Strike:8000 前後
  4. Radeon 760M・・・Fire Strike:7800 前後
  5. GTX 1050 シリーズ・・・Fire Strike:7300
  6. インテル Arc グラフィックス・・・Fire Strike:7000
  7. Radeon 680M・・・Fire Strike:6000 前後
  8. GTX 950 シリーズ・・・Fire Strike:6000

GPUベンチマークの比較からわかること

内蔵GPUである「Radeon 780M」は、エントリークラスの単体グラフィックボード「GTX 1650」や「GTX 1050 Ti」に肉薄する性能を持っています。これは、従来の「内蔵GPUは画面を映すだけ」というレベルを遥かに超えており、フルHD画質であれば多くの人気ゲームをプレイ可能な水準です。別途グラフィックボードを搭載しなくてもこれだけの性能が出るのは、省スペースなミニPCにおいて極めて大きなメリットと言えます。

ゲーム性能

GEEKOM A8 ゲーム

AMD Ryzen 9 8945HS プロセッサはAIによってゲームにも最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできるようになっています。

人気ゲームの「原神」は画質「中」設定で 50-60 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

各ゲームタイトルのフレームレート(FPS) 一覧

  • 原神 Genshin Impact・・・50-60 FPS
  • フォルツァ・ホライゾン・・・60-75 FPS
  • リーグ・オブ・レジェンド・・・150-240 FPS
  • NARAKA:BLADEPOINT・・・50-60 FPS
  • Microsoft Flight Simulator・・・30-40 FPS
  • ウィッチャー3・・・45-55 FPS

対応ソフト・アプリ

新モデル「GEEKOM A8」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として

ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

以下はストレージの転送速度を測定する「CrystalDiskMark」ベンチマークの結果です。

GEEKOM A8 転送速度

かなり高速に転送できることが分かります。

GEEKOM A8のスペック

  • プロセッサ: 【2024】AMD Ryzen 9 8945HS (4nm/64bit/8コア/16スレッド/最大5.2GHz)
    【2025】AMD Ryzen 7 8845HS (4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス 12コア 2800 MHz
  • RAM(メモリ): 32GB DDR5-5600MHz Dual channel 262PIN
  • 拡張メモリ: 最大64GBまで (DDR5 262PIN 5600MHz SODIMM)
  • ストレージ: 1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 最大2TBまで
  • 拡張ストレージ: なし (※本モデルは0.47Lサイズのため2.5インチSATAやM.2 2242スロットは非搭載)
  • 電源: 19V/6.32A 電源アダプター (120W)、地域固有の AC コード (IEC C5) 付き
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 ※M.2 AW-XB591NF
  • 有線LAN: Realtek 10/100/1000/2500 Mbps RJ45 RTL8125BG-CG
  • インターフェース: USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-C (PD) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、SDカードリーダー x1、3.5mmフロントステレオヘッドセットジャック x1、RJ45 x1、HDMI 2.0 x2、DC入力 x1、電源ボタン x1 、ケンジントンロック x1
  • 映像出力: 8K(単一)、4K 4画面
  • オーディオ: HDA CODEC
  • 冷却システム: IceBlast 1.5 (高効率なCPUファン、大型ヒートシンク、デュアルヒートパイプ)、静音(≤45Db)
  • 筐体: 航空グレードのアルミニウム合金、CNC加工、金属サンドブラスト、陽極酸化
  • OS: Windows 11 Pro 64bit (OEM版)
  • サイズ: 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • 重量: 432g (約450g)
  • カラー: シルバー
  • 付属品: 1x電源アダプター 1xHDMIケーブル 1xユーザーガイド 1xありがとうカード
  • 発売日: 2024モデル:2024年6月、2025モデル:2025年
  • メーカー: GEEKOM(ギコム)※台湾のPCメーカー

GEEKOM ミニPCは安全に使えるか?

GEEKOM ミニPCは厳しい品質テスト耐久テストを課しているため、長期間 安全に使用できます。

公式ショップでは3年間の保証が付き、万が一トラブルが発生しても修理や新品の交換に応じてくれます。

また、オンラインカスタマーサービス、電話サポート、メールにも対応しています。

30日以内に製品が人為的でない故障を起こした場合は返品、交換にも応じてくれるので安心です。

なお、バックドアなどが報告されたことはありません。

Windows 11 OSもボリュームライセンスではなく、正規のOEM版です。

GEEKOM A8の評価

GEEKOM A8 外観 斜め

8つの評価基準で「GEEKOM A8」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★

最新のRyzen 9 8945HSを搭載し、ハイエンドデスクトップに匹敵する処理能力を実現。内蔵GPUでFF14などのゲームも快適に動作します。

冷却性能と静音性:★★★★☆

独自の「IceBlast 1.5」でサーマルスロットリングを防ぎ安定動作しますが、高負荷時はファンの風切り音がそれなりにします。

デザイン:★★★★★

Mac miniより小さい0.47Lの極小サイズと、航空グレードのアルミニウム合金ボディは高級感抜群。所有欲を満たす美しい筐体です。

通信:★★★★☆

最新のWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しており高速通信が可能。有線LANは2.5G対応ですが、シングルポートである点は惜しいです。

拡張性:★★★☆☆

USB4搭載で外部GPU接続は可能ですが、Oculinkポートや内部へのSSD増設スロット(2.5インチ等)がないため、拡張性は限定的です。

機能:★★★★★

WindowsのAI機能(Copilot)を高速化するNPUを搭載(2024モデル)。最大4画面出力やSDカードスロット搭載など機能は充実しています。

使いやすさ:★★★★☆

フルサイズSDカードが直接使えるのは便利ですが、電源プラグが3ピン仕様である点や、ネイティブDPポートがない点はマイナスです。

コストパフォーマンス:★★★★★

このサイズとスペックを考慮すると価格競争力は非常に高いです。特にセール時は、同性能の他社製品よりも安価に入手できる場合があります。

【総評】★★★★★

圧倒的なコンパクトさと性能の両立

GEEKOM A8の最大の魅力は、わずか0.47Lという手のひらサイズに、現行トップクラスの性能を詰め込んだ点です。美しいアルミニウム製のユニボディはデスク上のインテリアとしても優秀で、場所を取らずにスッキリとした作業環境を構築できます。

性能面でもRyzen 9 8945HSの実力は本物で、オフィス作業から動画編集、さらにはフルHD画質でのPCゲームまで、ストレスなくこなせる万能な一台に仕上がっています。

AI性能の恩恵と2025年モデルの注意点

本機(2024年モデル)はNPU「Ryzen AI」を搭載しており、Windows CopilotやWeb会議でのスタジオエフェクト処理が非常にスムーズです。CPU負荷を下げつつ快適なAI体験が可能です。

一方で、廉価版として登場した2025年モデル(Ryzen 7 8745HS搭載)には、このNPUが搭載されていません。さらにベンチマーク結果でもグラフィック性能が大幅に低下しているため、ゲームやAI機能を重視する方は、必ず「Ryzen 9 8945HS」搭載の2024年モデルを選ぶことを強く推奨します。

購入前に知っておくべき拡張性の制限

購入時の注意点として、拡張性におけるいくつかの「非搭載」が挙げられます。まず、外付けGPUを最高速度で接続するための「Oculinkポート」がありません。また、映像出力もHDMIとUSB-Cのみで「DisplayPort」がなく、ネットワーク構築で重宝される「デュアル有線LAN」にも非対応です。

これらの拡張機能を求めるユーザーには不向きですが、USB4による4画面出力などは可能なので、一般的な用途で不足を感じることは少ないでしょう。

クリエイターからゲーマーまで最適な一台

多少の制約はあるものの、フルサイズSDカードスロットの搭載や安定した冷却システムなど、実用性は非常に高いレベルでまとまっています。

「巨大なタワーPCは置きたくないが、性能には妥協したくない」というクリエイターや、「仕事の合間にゲームも楽しみたい」というユーザーにとって、GEEKOM A8は間違いなく最適解の一つとなるおすすめのミニPCです。

GEEKOM A8の価格・購入先

GEEKOM A8 正面の外観

※価格は2026/01/14に調査したものです。価格は変動します。

※現在発売されているモデルは2025モデル(Ryzen 7 8745HS)になります。2024モデル(Ryzen 9 8945HS)はすでに生産を終了しています。そのため、中古での購入になります。

GEEKOM公式サイト

96,900円で販売されています。

GEEKOM公式ショップで「GEEKOM A8 2025」をチェックする

※支払い方法はクレジットカード、デビットカード、American Express、Apple Payです。

セール期間中は、公式サイトで割引クーポンが発行されます。ぜひチェックしてみてください。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

2025モデル・Ryzen 7 8745HS

  • Amazonで86,900円(税込)、
  • 楽天市場で113,783円(送料無料)、
  • 米国 Amazon.comで$649.00、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

GEEKOM A8」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GEEKOM A7 MAX

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 7940HS 搭載のミニPCです(2025年12月15日 発売)。

16GB DDR5-5600メモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、2つのUSB4ポート、最大4画面出力(HDMI 2.0 x 2, USB4 x 2)、冷却システム GEEKOM IceBlast、VESAマウント、側面SDカードスロットを搭載。

最大10 TOPSのNPU、ケンジントンロック、3 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2つの2.5G ギガビット有線LAN通信にも対応しています。

✅価格は、Amazonで114,900円(税込)、楽天市場で135,900円(送料無料)、米国 Amazon.comで$949.00、です。

👉関連記事:GEEKOM A7 MAX 徹底レビュー!A8 2025との違いと欠点を評価

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GEEKOM A6

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 6800H 搭載のミニPCです(2025年1月17日 発売)。

32GB DDR5 4800MHzメモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、USB 4 Gen 2 Type-Cポート、4K 4画面出力(USB4,USB 3.2 Gen 2 Type-C,HDMIx2)、冷却システム Ice Blade 2.0、VESAマウント、ストレージ拡張(NVMe x4 Gen 4 or SATA)、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで82,900円、楽天市場で89,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで98,791円、です。

👉関連記事:GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC

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MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

✅価格は、Amazonで212,498円(税込・64GB+1TB)、楽天市場で155,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで250,505円、です。

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Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で92,700円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,490円です。

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MINISFORUM UM890 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 8945HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年6月25日 発売)。

32GB / 64GB DDR5-5600 メモリを搭載。512GB/1TB M.2 PCIe4.0 ストレージ、Windows 11を搭載しています。

また、Oculink ポート、8K・4画面 出力、冷却システム COLD WAVE 2.2、2つの2.5G 有線LANポート、VESAマウント、ディスプレイポート、HDMI、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージの増設、

USB 4.0 (Alt PD-100W) x2、USB3.2 Gen2 x4、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで133,893円(税込)、楽天市場で169,999円(送料無料)、です。

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Beelink SER8

Beelinkから発売されたRyzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年5月 発売)。

32GB DDR5-5600 メモリを搭載。1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB4、DP、HDMI)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム「MSC 2.0」、静音ファン、自動電源ON、

USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット 有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで105,761円(24GB+1TB)、楽天市場で94,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで130,000円、です。

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GMKtec NucBox K8 Plus

GMKtec から発売されたAMD Ryzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年10月に発売)。

Windows 11 Pro、32GB DDR5-5600メモリ、1TB/2TB SSD M.2 (2280 PCle Gen 4.0) ストレージ、Oculink ポート、2つのLANポートを搭載しています。

また、3画面出力(USB4、HDMI 2.1、DP2.1)、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280)、最大96GBまでのメモリ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x2、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsのデュアル ギガビット有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで61,998円(ベアボーン)、楽天市場で123,995円(送料無料)、ヤフーショッピングで159,596円、です。

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他のGEEKOMミニPCと比較

他にもGEEKOMのミニPCが販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひご覧ください。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
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