ミニPC「Beelink EQ13」アダプター不要のメリット・デメリット

Beelink EQ13
ついに発売されたミニPC「Beelink EQ13」。早くも「安くて速そう」、「シンプルで使いやすそうだ」と評判です。しかし、その一方で「前モデルの方がいいのでは?」との口コミがあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は前モデルとの違いを明確にするために、以下の6つの違いに注目して解説していきます。

  1. 電源
  2. デザイン
  3. CPU
  4. GPU
  5. ストレージの拡張
  6. 冷却システム

さらに前モデルから引き継いだメリットも紹介!購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

このページ内の目次

【結論】格段に使いすく進化!N100よりお得感がある

前モデルから電源、冷却性能(放熱)、デザインを見直し、使い勝手が向上しています。

特に電力供給が電源ケーブルのみで使えるようになり、大きく重いACアダプターが不要になったことは大きな変化です。

これにより劇的に使いやすくなったことはもちろん、外出先などでもスムーズに使えるようになりました。

また、サイドパネルの通気口がなくなったことでデザインもすっきりしています。

通気口がなくなったことで放熱がやや不安に感じるかもしれませんが、冷却性能も向上しているため、心配は不要です。

そのほか、プロセッサはインテルN100からN200に変更されています。

劇的な性能の違いはありませんが、グラフィック性能はやや向上しており、同じ価格ならN200搭載モデルの方がお得です。

現在はインテル N100 搭載のミニPCが多く販売されており、どれを購入するべきか迷ってしまいますが、

同じくらいのCPU性能なら、それ以外の「使い勝手」で決めるしかありません。

Beelink EQ13」は前モデルよりも格段に使いやすくなっているので、N100のミニPCで迷っている人にもおすすめです。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Beelink EQ13 Intel®Alder Lake N200 Processor 4C/4T Max 25W TDP Max Tur

「Beelink EQ13」とは?

Beelink EQ13 箱

2024年6月、中国のPCメーカー Beelink(ビーリンク)から新製品「EQ13」(イーキュー13)が発売されました。

第12世代のインテル N200 プロセッサを搭載したWindows ミニPCです。

Beelinkからは2023年3月にインテルN100搭載の「EQ12」が発売されています。

このPCは低価格ながらも、第6世代のインテルCore iプロセッサと同等の高いパフォーマンスを発揮することで、

「安くて速い!」、「使いやすい」と評判でした。

新モデルではその性能をさらに強化し、従来の製品にはなかった新しい要素も取り入れているようです。

もちろん、底面の四か所のビスを外すことで簡単に分解でき、メモリやストレージの増設もできますよ。

それでは早速、「Beelink EQ13」がどんなミニPCなのか、前モデルと比較しながら詳しく見ていきましょう。

前モデル「Beelink EQ12」との違い1:電源ケーブルのみで使用できる

Beelink EQ13 ケーブル

新モデル「Beelink EQ13」はACアダプターを必要とせず、電源ケーブルのみで電力を供給できるようになっています。

これは本体内に電源供給ユニットを内蔵しているためです。

前モデル「Beelink EQ12」ではACアダプターを使う必要がありました。

新モデルはACアダプターを使わずに済むため、余計なスペースを使わずに、シンプルにすっきりと使用できて便利です。

前モデル「Beelink EQ12」との違い2:新デザイン採用でフィルターを配置

Beelink EQ13 フィルター

新モデル「Beelink EQ13」は前モデルとは違う新しいデザインを採用しています。

まずサイドパネルに通気口がなくなり、よりシンプルで洗練されたデザインになりました。

また、底面に新しいフィルターを設置し、埃の侵入や蓄積を防げるようになっています。

カラーはネイビーブルーのみを用意しています。

前モデル「Beelink EQ12」は側面にかなり多くの通気口があり、

カラーはネイビーブルー、パールホワイト、シニアグレー、ミレニアルグレーの4色を用意していました。

新モデルは前モデルよりもカラーバリエーションが少ないですが、デザインと機能性に優れています。

前モデル「Beelink EQ12」との違い3:インテル N200 プロセッサで高速

新モデル「Beelink EQ13」は第12世代の インテル N200 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは10nmプロセスで製造された、4コア、4スレッド、最大3.7GHzのCPUを搭載し、省電力で比較的パワフルに動作するという特徴があります。

前モデル「Beelink EQ12」は第12世代 のインテル N100 プロセッサを搭載していました。

こちらは10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.4GHz駆動のCPUを搭載していました。

AI対応か?

インテルが提供するAI(人工知能)と機械学習に特化したアクセラレータ技術「インテル® Gaussian & Neural Accelerator 3.0」に対応しています。

主に、低消費電力で高効率な処理を実現するために設計されており、特に音声認識やノイズキャンセリング、音声合成などの用途に強みを発揮します。

ベンチマークを比較

新モデルのインテル N200 プロセッサのベンチマーク結果は次のようになっています。

Intel N200のCPUベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークで「5183
  • Geekbench 6のシングルコアで「1313」、マルチコアで「3388
  • Cinebench 23 ベンチマークで「3023

これらのベンチマーク結果から、Intel N200プロセッサーの性能について以下の点がわかります。

総合的な性能は、Passmark CPUベンチマークスコア5183から、一般的な用途に十分な性能を持っていると考えられます。

シングルコア性能は、Geekbench 6シングルコアスコア1313から、比較的高い性能を持っていると考えられます。

マルチコア性能は、Geekbench 6マルチコアスコア3388から、複数のコアを効率的に活用できる能力を持っていると考えられます。

レンダリング性能は、Cinebench R23ベンチマークスコア3023から、3Dグラフィックスや動画編集などの用途にも対応できる性能を持っていると考えられます。

一方、前モデルのインテル N100 プロセッサのベンチマーク結果は次のようになっています。

Intel N100のCPUベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークで「5548
  • Geekbench 6のシングルコアで「1153」、マルチコアで「2965
  • Cinebench 23 マルチコア ベンチマークで「2269

Intel N200Intel N100ベンチマーク結果を比較すると、以下の違いが明らかになりました。

  • Passmark: N100が約6.6%高いスコアを示しています。
  • Geekbench 6 Single-Core: N200が約13.9%高いスコアを示しています。
  • Geekbench 6 Multi-Core: N200が約14.3%高いスコアを示しています。
  • Cinebench R23: N200が約33.2%高いスコアを示しています。

この結果から、Intel N200はIntel N100と比較して、シングルコア性能、マルチコア性能、レンダリング性能において優れていることが分かります。特に、Cinebench R23のスコア差が大きいことから、N200は3Dグラフィックスや動画編集などの処理に適している可能性があります。

一方、PassmarkのスコアはN100の方がわずかに高い結果となりました。PassmarkはCPUの総合的な性能を評価するベンチマークであるため、この結果からN100は、一部の処理においてN200よりも優れている可能性も示唆されます。

総合的に見ると、Intel N200はIntel N100の後継モデルとして、全体的な性能が向上していると考えられます。ただし、それぞれのプロセッサーは異なる特性を持っているため、用途に合わせて適切なプロセッサーを選択することが重要です。

Intel N200 性能を比較

他のCPUとPassmarkのCPUベンチマークで比較してみました。

  • 1.Intel Core i3-1215U・・・Passmark:11374
  • 2.Intel Core i7-11390H・・・Pasmmark:10500
  • 3.Intel Core i3-N305・・・Passmark:10448
  • 4.Intel N97・・・Passmark:5877
  • 5.Intel N200・・・Passmark:5600 前後
  • 6.Intel N100・・・Passmark:5600 前後
  • 7.Intel N95・・・Passmark:5400
  • 8.Intel N5105・・・Passmark:4000
  • 9.AMD Ryzen 3 3200U・・・Passmark:3819
  • 10.Intel Celeron J4125・・・Passmark:3000

Intel N200の性能は、Intel N100とほぼ同等で、Intel N95よりもわずかに高いことが分かります。また、Intel N97よりも低いものの、Intel N5105AMD Ryzen 3 3200UIntel Celeron J4125といったCPUよりは高い性能を示しています。

さらに、Intel N200は、Intel Core i3-1215UIntel Core i7-11390HIntel Core i3-N305といった高性能なCPUと比較すると、性能は低いものの、一般的な用途には十分な性能を持っていると考えられます。

PassmarkはCPUの総合的な性能を評価するベンチマークであるため、この結果から、Intel N200は、日常的なタスクや軽い作業に適したCPUであると考えられます。ただし、より重い処理、例えば高負荷なゲームや高度な動画編集などには、より高性能なCPUが必要となるでしょう。

前モデル「Beelink EQ12」との違い4.グラフィック性能が向上

プロセッサをインテル N100からN200に変更したことで、グラフィック性能も向上しています。

新モデル「Beelink EQ13」はGPUに「Intel UHD Graphics 750 MHz」を採用し、実行ユニットの数が「32」に増えています。

前モデルも「Intel UHD Graphics 750 MHz」を採用していますが、実行ユニットの数が「24」でした。

実行ユニットはグラフィック技術の基礎となる部分で、複数の処理を同時に行うシーン(マルチスレッド処理)で差が出てきます。

要するに、新モデルの方が負荷のかかりやすい映像シーンやゲームなどで滑らかに再生できる性能を持っているということです。

ゲーム性能

Intel N200は、エントリーレベルのCPUであるため、ゲーム性能は限られています。最新のAAAタイトルを高い設定でプレイするのは難しいですが、軽いゲームや古いゲームであれば、ある程度快適にプレイできる可能性があります。

具体的なゲームタイトルとFPSの推定は以下の通りです。

各ゲームタイトルのFPS

  • 原神 (Genshin Impact): オープンワールドのアクションRPG。美しいグラフィックが特徴ですが、要求スペックは高めです。Intel N200では、最低設定でも30 FPSを維持するのは難しい可能性があります。
  • DOTA 2: 非常に人気のあるMOBAゲーム。LoLと同様に、低設定であれば、60 FPS以上でプレイできる可能性があります。ただし、チーム戦など、多くのプレイヤーが密集する場面では、フレームレートが低下する可能性があります。
  • GRID: Autosport: リアルなレースシミュレーションゲーム。Intel N200では、低設定で30~40 FPS程度でプレイできる可能性があります。
  • Grand Theft Auto V (GTA V): オープンワールドのアクションアドベンチャーゲーム。低設定で、30 FPS程度でプレイできる可能性があります。ただし、街中など負荷の高い場所ではフレームレートが低下する可能性があります。
  • Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO): 人気のFPSゲーム。設定を調整すれば、60 FPS以上でプレイできる可能性があります。競技性の高いゲームなので、より高いフレームレートを求める場合は、Intel N200では力不足となる可能性があります。
  • Forza Horizon 4: オープンワールドのレースゲーム。美しいグラフィックが特徴ですが、要求スペックは高めです。Intel N200では、最低設定でも30 FPSを維持するのは難しい可能性があります。
  • League of Legends (LoL): 非常に人気のあるMOBAゲーム。低設定であれば、100 FPS以上でプレイできる可能性があります。
  • Valorant: チームベースのタクティカルシューター。LoLと同様に、低設定であれば、60 FPS以上でプレイできる可能性があります。
  • Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO): 人気のFPSゲーム。設定を調整すれば、60 FPS以上でプレイできる可能性があります。
  • Minecraft: ブロックを積み重ねて自由に世界を創造するサンドボックスゲーム。比較的軽いゲームなので、中設定でも60 FPS以上でプレイできる可能性があります。
  • Rocket League: 車でサッカーをするユニークなゲーム。低設定であれば、100 FPS以上でプレイできる可能性があります。
  • Fortnite: バトルロイヤルゲーム。低設定で、60 FPS程度でプレイできる可能性があります。ただし、激しい戦闘シーンではフレームレートが低下する可能性があります。
  • Grand Theft Auto V (GTA V): オープンワールドのアクションアドベンチャーゲーム。低設定で、30 FPS程度でプレイできる可能性があります。ただし、街中など負荷の高い場所ではフレームレートが低下する可能性があります。
  • Cyberpunk 2077: オープンワールドのアクションRPG。最新のAAAタイトルであり、Intel N200では快適にプレイするのは難しいです。低設定でも、30 FPSを維持するのは難しい可能性があります。
  • The Witcher 3: Wild Hunt: オープンワールドのアクションRPG。GTA Vと同様に、低設定で、30 FPS程度でプレイできる可能性があります。ただし、負荷の高い場所ではフレームレートが低下する可能性があります。
  • Elden Ring: オープンワールドのアクションRPG。Cyberpunk 2077と同様に、最新のAAAタイトルであり、Intel N200では快適にプレイするのは難しいです。低設定でも、30 FPSを維持するのは難しい可能性があります。

前モデル「Beelink EQ12」との違い5:M.2 SSDの拡張スロットを追加

新モデル「Beelink EQ13」は新たにストレージ用のM.2 SSD 拡張スロットが追加されています。

接続はPCle 3.0 SSD x4で、最大4TBまで拡張できます。

また、このスロットはNVMe規格だけでなく、SATA規格(M.2 SATA III SSD)も使用できます。

前モデル「Beelink EQ12」はストレージのM.2スロットが一つしかありませんでした。

その代わりに2.5インチのHDD/SSDでストレージを増設できました。

新モデルの方が転送速度の速いM.2 SSDで増設できるので便利です。

前モデル「Beelink EQ12」との違い6.新しい「MSC2.0」冷却システムを採用

新モデル「Beelink EQ13」は新しいアクティブ冷却システム「MSC2.0」で本体が高熱にならないようになっています。

具体的にはヒートパイプ、ヒートフィンで本体内の熱をよく循環させん、冷却ファンで熱を排出します。

CPUの発熱量と消費電力の目安となるTDPは、20W で、80度以下で安定して動作します。

一方、前モデル「Beelink EQ12」はMSC1.0の冷却システムを採用していました。

新モデルの方が冷却性能が向上し、より安定して動作するので便利です。

前モデルから引き継いだメリット

Beelink EQ13 側面

新モデル「Beelink EQ13」が前モデル「Beelink EQ12」から引き継いだメリットは全部で6つあります。以下、その項目に沿って解説していきます。

  1. メモリ
  2. ストレージ
  3. Wi-Fi/Bluetooth
  4. 有線LAN
  5. USBポート
  6. 映像出力

メリット1:DDR4 3200MHz メモリ

新モデル「Beelink EQ13」はDDR4 3200MHz規格のメモリを16GB搭載しています。

DDR4規格のメモリは最大3.2Gbpsで転送が可能で、DDR3(最大1.6Gbps)よりも高速です。

メモリは最大で16GBまで増設できますが、現在は16GBメモリ搭載のモデルしか用意されていません。

メリット2:500GB M.2 2280 ストレージ

新モデル「Beelink EQ13」はPCle 3.0 x1接続の500GB M.2 2280 ストレージ ストレージを搭載しています。

転送速度は800MB/Sで、2.5インチのSSDやHDDよりも高速に転送できます。

メリット3:Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応

新モデル「Beelink EQ13」は次世代通信規格「Wi-Fi 6」(intel AX101)に対応し、Wi-Fi 5と比べて約1.4倍速い通信を利用できます。

また、Bluetooth 5.2をサポートし、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

メリット4:2つのギガビット有線LANポート

新モデル「Beelink EQ13」は1000Mbpsのギガビット有線LANに対応し、Wi-Fiよりも安定した通信を利用できます。

メリット5:フル機能 Type-CとUSB 3.2 ポート

新モデル「Beelink EQ13」はフル機能のType-Cポートを搭載し、10Gbpsの高速なデータ転送、DP映像出力(4K 60Hz)、PD給電に対応しています。

また、合計で3つのUSB 3.2 (10Gbps) ポートを搭載し、周辺機器ともスムーズに接続できます。

メリット6:4K 3画面出力に対応

新モデル「Beelink EQ13」はType-Cポートと4K出力に対応した2つのHDMIポートを利用して、3つのモニターに4K画質で同時に映像出力できます。8K/60fpsの動画再生にも対応しています。

「Beelink EQ13」のスペック

Beelink EQ13 分解

  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N200
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.7GHz/TDP 6W
  • GPU Intel UHD Graphics 32EU 750 MHz
  • RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz ※最大16GB
  • ストレージ 500GB M.2 2280 SATA SSD PCle 3.0 x1、800MB/S
  • 拡張ストレージ M.2 PCle 3.0 SSD x4 スロット x1 (NVMe or SATA)、最大4TBまで、M.2 SATA III SSDと互換性あり
  • 電源 電源ケーブルのみ(電源供給ユニット内蔵)、100V ~ 240V
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (intel AX101)、Bluetooth 5.2 (ATX101)
  • 有線LAN デュアル 1000Mbps
  • インターフェース Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) ×3、1Gbps Ethernet ×2、HDMI 2.0 (4K 60Hz) ×2、オーディオジャック、ACポート(電源ケーブル用)、電源ボタン、CLR CMOS、電源表示ライト
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応
  • 動画再生 8K/60fps
  • 冷却システム MSC2.0、冷却ファン、ヒートシンク、20W TDP、80度以下、静音
  • 防塵設計 底部に新しいフィルターを設置、埃の侵入・蓄積を防ぐ
  • 自動電源ON 対応
  • VESA 非対応
  • 筐体 ユニボディ、トップパネルとサイドパネルに通気口なし、底面にフィルター
  • OS Windows 11 Pro プリインストール
  • サイズ 約126 × 126 × 39 mm
  • 重量 500g前後
  • カラー ネイビーブルー
  • 付属品 ユーザーマニュアル、HDMIケーブル(100cm)、電源ケーブル

「Beelink EQ13」のデメリット

Beelink EQ13」のデメリットを3つ紹介します。

デメリット1:VESAマウントに対応していない

新モデル「Beelink EQ13」はなぜかモニターの背面に設置できる「VESAマウント」に対応していません。

前モデル「Beelink EQ12」はVESAマウントに対応し、マウントキットも付属していました。

新モデルの方がモニターの背面に設置できずに不便です。

デメリット2: 2.5インチのSSD/HDDが使えない

新モデル「Beelink EQ13」は2.5インチのSSD/HDDでストレージを増設することができません。

前モデル「Beelink EQ12」は2.5インチのSSD/HDDで増設できました。

新モデルの方が安価な2.5インチのSSD/HDDで増設できないので不便です。

デメリット3: OSがボリュームライセンス

Beelink EQ13」にインストールされているOSがボリュームライセンスの可能性があります。

ボリュームライセンスとは企業に提供されるもので、個人での使用が許可されていません。

そこで必要となるのは「Windows OSの新規インストール」になりますが、

コストがかかるのであまりおすすめはしません。

今まで使っていたWindows PCのストレージを、ケースに入れたM.2 SSDにコピーした方が安上がりです。

コピーする際には無料のソフトを利用できます。

なお、メインではなく、サブでミニPCを使うのであれば、Windows 11 を無料でインストールできます。無料でもほぼ有料のライセンス付きと同じように使用できます。

「Beelink EQ13」の評価

5つの評価基準を5段階で評価すると以下のようになります。

  1. CPU性能・・・・・★★★
  2. 拡張性・・・・・★★★★
  3. デザイン性・・・・・★★★★
  4. 価格・・・・・★★★
  5. 使いやすさ・・・・・★★★★

「Beelink EQ13」はこんな人におすすめ!

低価格ながらもパワフルに動作するミニPCが欲しい人に最適です。

インテル N200 プロセッサはN100よりも性能が高く、Adobeフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)なども動作します。

また、動画編集ソフト「PowerDirector」やオープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」も動作し、

軽めのPCゲームChatGPTStable Diffusionなどの生成AIサービスにも使えます。

そのほか、省電力性も高いので動画やゲーム用の「サーバー」やオンラインストレージの「NAS」と使うのもアリでしょう。

ACアダプター不要で電源コード一本で駆動できるため、無駄なスペースを使わずに よりシンプルに使いたい人にも向いています。

ただし、価格は少し高めです。「Beelink EQ13」よりも性能の高いPCもあるので、類似した製品とCPU性能などをよく比較してから購入した方がよさそうです。

「Beelink EQ13」の価格・購入先

Beelink EQ13 付属品

Beelink公式サイト

39,193円(発売セール価格・USD$249.00)で販売されています。

※支払い方法はPayPal、クレジットカード、デビットカードです。

※電源コードは「日本」仕様のものを注文時に選択できます。

Beelink公式サイトで「Beelink EQ13」をチェックする

ECサイト

※これから発売予定です。

Amazonで「Beelink EQ13」をチェックする

楽天市場で「Beelink EQ13」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink EQ」をチェックする

AliExpressで「Beelink EQ13」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink EQ13」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

 

 

おすすめの類似製品を紹介

Beelink EQ13」と似た性能を持つミニPCも販売されています。

「Beelink EQ14」

Beelinkから発売されたインテルN150搭載のミニPCです(2024年12月発売)。

16GB DDR4 3200 メモリ、500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 ストレージを搭載しています。

また、電源ユニット(内蔵)、 4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、最大4TBまでのストレージ拡張、VESAマウント、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、、USB 2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで32,800円(税込・5000円 OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで50,630円、AliExpressで35,898円、米国 Amazon.comで$259.00、です。

関連記事:Beelink EQ14レビュー!電源内蔵でN150搭載ミニPCは買いなのか?

「GMKtec NucBox G3 Plus」

GMKtecから発売されたインテル N150搭載のミニPCです(2024年12月 発売)。

8GB/16GB DDR4 3200 メモリ、256GB/512GB/1TB M.2 2280 NVMeストレージを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI x2)、最大32GBまでのメモリ拡張、M.2 2242 PCle SATAで最大2TBまでのストレージ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB-A 3.2 Gen2 x4、HDMI (4K@60Hz) x2、有線LAN端子(RJ45,2.5G) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで18,741円(税込)、楽天市場で27,100円(送料無料)、AliExpressで21,943円、米国 Amazon.comで$159.95、です。

関連記事:N150は快適だった!ミニPC GMKtec NucBox G3 Plusを徹底レビュー!

「Beelink EQ6」

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 5 6600H / Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 6900HXプロセッサ搭載のミニPCです。Windows 11 Pro、16GB/24GB DDR5 メモリを搭載。500GB/1TB M.2 2280 PCle4x4 ストレージ、ストレージ用の拡張スロット(最大4TB)、電源供給ユニット、HDMI 2.0 (最大4K) x2搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、ACケーブルからの電源供給、最大8TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、自動電源ON、USB-C (10Gbps) x1、USB3 (10Gbps) x3、USB2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで53,200円(7468円 OFFクーポン付き・税込・Ryzen 5 6600H)、です。

関連記事:Ryzenで電源内蔵「Beelink EQ6」のメリット・デメリット

「CHUWI LarkBox S」

CHUWIから発売された第12世代 Intel Core i3-1220P 搭載のミニPCです(2024年10月 発売)。

Windows 11 Home、16GB DDR4 3200MHzメモリ、512GB PCIe 3.0 SSD ストレージ、SO-DIMM スロットを搭載しています。

また、RGBライト、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、冷却システム、最大 1TB までのストレージ拡張、VESAマウント、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、AliExpressで46,862円 (16GB+512GB)です。

関連記事:「CHUWI LarkBox S」とLarkBox X、HeroBoxを比較

「Blackview MP100」

Blackviewから発売されたRyzen 7 5700U 搭載のミニPCです。

Windows 11 Pro、AMD Ryzen 7 5700U、32GB DDR4 3200 MHz メモリ、1TB M.2 ストレージを搭載しています。

また、RGBライト(RGB Ambient Light)、4K 3画面出力(Type-C、DP、HDMI)、冷却システム 、M.2で最大2TBまでの拡張、2.5インチ SSD/HDD でのストレージ 増設、VESAマウント、Type-C x2 (10Gbps/最大4K 60Hz)、USB 3.2 Gen2 x2 (10Bps)、USB 2.0 (480Mbps)、DisplayPort(最大4K 144MHz)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、AliExpressで51,197円(16GB+512GBモデル)です。

関連記事:「Blackview MP100」をゲーミングPCとして使えるかを検証してみた

「GMKtec NucBox G5」

GMKtecから発売されたIntel N97 搭載のミニPCです。12GB LPDDR5メモリ、256GB / 512GB M.2 2242 SATA搭載で、4K 2画面出力、、冷却ファン、VESAマウント、有線LAN、Wi-Fi 5に対応しています。

価格は、Amazonで24,999円(税込)、楽天市場で26,985円(送料無料)、AliExpressで32,052円、米国 Amazon.comで$199.999 ($35 OFFクーポン付き)です。

関連記事:N97の「GMKtec NucBox G5」がN100より優れている理由を解説

「Minisforum UN100L」

Minisforumから発売されたIntel N100搭載のミニPCです。16GB LPDDR5メモリ、512GB M.2 SSD搭載で、4K 3画面出力、PD給電、冷却ファン、VESAマウント、有線LAN、Wi-Fi 5、BlueTooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで31,980円(税込)、楽天市場で28,582円(送料無料・2倍ポイント付き・楽天クーポンあり)、ヤフーショッピングで49,800円、MINISFORUM公式サイトで31,980円、AliExpressで33,921円、米国 Amazon.comで$183.99 (日本円で約28966円)です。

関連記事:「Minisforum UN100L」が決定版か? パワフルな低価格ミニPCと徹底 比較!

他のBeelinkミニPCと比較

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