小型で10億色「Redmi Pad SE 8.7」のメリット・デメリット

Redmi Pad SE 8.7 top
10億色表示に対応したシャオミ「Redmi Pad SE 8.7」。早くも「コンパクトで持ち運びに便利そう」と評判です。しかし、その一方で「他との違いがよく分からない」という人もたくさんいるようです。

そこで今回はその性能の違いを明らかにするために、6つの観点を重点的に解説します。

  1. ディスプレイリフレッシュレート
  2. バッテリー充電
  3. メモリストレージ
  4. スピーカー
  5. 通信性能
  6. デザインカバーサイズ重量

また、前モデル「Redmi Pad SE」との違いも紹介!前モデルから引き継いだメリットやAntutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム性能、スペック、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

このページ内の目次

「Redmi Pad SE 8.7」が日本で発売開始!

2024年8月22日、日本で中国 Xiaomi(シャオミ)の新製品「Redmi Pad SE 8.7」(レドミ パッド エスイー 8.7)が発売されました。

Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)とMediaTek Helio G85を搭載した8.7インチのタブレットです。

シャオミからは2023年9月に11インチでSnapdragon 680 搭載の「Redmi Pad SE」が発売されています。

このタブレットは「サクサク動いて画面もキレイ」、「バッテリー持ちも良くて音もいい」と評判でした。

新モデルはボディを小型化し、4G LET通信に対応したモデルや、

ハンドストラップ付きのカバーを用意したことで話題になっています。

もちろん、人気ゲームの「原神」もプレイできますよ。

それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Redmi Pad SE 8.7 – Xiaomi Global

Antutu ベンチマーク

Redmi Pad SE 8.7 画面

Redmi Pad SE 8.7」はMediaTek Helio G85 プロセッサを搭載し、

Antutu V10 ベンチマーク総合で約 26万 前後を記録しています。

同じプロセッサはスマートフォンの「moto g24」にも搭載されていました。

例: Antutu V10 総合で「271234」、CPUで「85644」、GPUで「41644」、MEMで「67659」、UXで「76287」

他のCPUと比較

他のCPUを搭載するタブレット 12機種と比較すると、

MediaTek Helio G85 プロセッサは5番目に高いスコアを記録していました。

性能的には前モデル「Redmi Pad SE」が搭載していたQualcomm Snapdragon 680 に近く、

Lenovo Tab B9」が搭載するHelio G80とほぼ同じ性能になります。

動作速度はHelio G99やSnapdragon 695 5Gよりは速くありませんが、

それほど遅くはなく「ちょうどいい感じ」です。

Unisoc T606と動作速度はそれほど変わらないと思います。

1.MediaTek Helio G99 (Alldocube iPlay 60 mini Pro / HEADWOLF Fpad 5)・・・Antutu 総合で約 40万 前後

2.Snapdragon 695 5G (dtab Compact d-52C)・・・Antutu 総合で約 40万 前後

3.Unisoc T616 (HEADWOLF Fpad 3)・・・Antutu 総合で約 30万

4.Snapdragon 680 (Redmi Pad SE / Orbic TAB8 4G)・・・Antutu総合で約 27万 前後

5.MediaTek Helio G85 (Redmi Pad SE 8.7)・・・Antutu総合で約 26万 前後

6.Helio G80 (Lenovo Tab B9/Lenovo Tab M9)・・・Antutu総合で約 26万

7.Unisoc T606 (Teclast M50 Mini)・・・Antutu 総合で25万 前後

8.MediaTek MT8788・・・Antutu総合で約 20万 前後

9.MediaTek MT8183 (aiwa tab AB8)・・・Antutu総合で約 20万 前後

10.Allwinner A523 (TECLAST P85T/ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Lite)・・・Antutu 総合で16万 以上

11.Rockchip RK3562 (UMIDIGI G1 Tab Mini/Blackview Tab 50 Wi-Fi)・・・Antutu総合で約 13万 前後

12.MediaTek MT8766 (Ulefone Armor Pad Lite)・・・Antutu 総合で10万 前後

違い1:5:3のHD+液晶・明るくワイドで目にもやさしい

Redmi Pad SE 8.7 ディスプレイ

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は8.7インチ(解像度 1340 x 800 ドット)のLCD ディスプレイを搭載しています。

このディスプレイはアスペクト比 5:3、画面比率 84.41%、最大輝度 600nit の明るくワイドなHD+液晶で、10 億色の色表示に対応した色鮮やかな映像を映し出せます。

また、目の負担を軽減するTÜV認証ブルーライト低減、ちらつきを抑えるTÜV Rheinland フリッカーフリー認証に対応。

読書に最適なリーディングモードも利用できます。

前モデル「Redmi Pad SE」と比べると、画面サイズが11インチから8.7インチに小型化しています。

また、最大輝度が400nitsから600nitに、色の深度が8ビットの1670万色から10 ビットの10億色に変更されています。

これにより、新モデルの方がより明るく、色彩豊かな表示が可能になっているといえます。

ディスプレイの仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・8.68インチ、解像度 1340 x 800 ドットのIPS

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・8.4インチ、解像度 1920 x 1200ドットのIPS

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・8.4インチ、解像度 1920 x 1200ドット

4.「Lenovo Tab B9」・・・9.0インチ、解像度1340 x 800ドットのワイドIPS

リフレッシュレート 最大 90Hz

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は前モデルと同じくリフレッシュレート 最大 90Hzに対応し、

動画やゲームで、残像の少ない、より滑らかな映像を再生できるようになっています。

違い2:長持ち6650 mAhバッテリー搭載・18W 急速充電も利用できる

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は容量 6650 mAh のバッテリーを搭載しています。

駆動時間は、ビデオ再生で25.2時間、音楽再生で163.8時間、読書で34.2時間 です。

充電はUSB Type-Cを利用した 18W急速充電に対応しています。

前モデル「Redmi Pad SE」と比べると、バッテリー容量は8000 mAhから6650 mAhに変更されています。

また、充電は10W充電から18W急速充電に変更され、より短時間で充電を完了できるように改善されています。

バッテリー・充電の仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・5000 mAh / 10W充電

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・6050 mAh / 18W PD急速充電

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・5500 mAh / 10W充電

4.「Lenovo Tab B9」・・・5100mAh / 10W充電

違い3:最大6GB LPDDR4X メモりと128GBストレージで快適に使える

Redmi Pad SE 8.7 メモリ

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は4GB/6GB LPDDR4X メモリを搭載しています。

転送速度は最大4.266Gpsで、LPDDR4規格(最大3.2Gbps)よりも高速になります。

Xiaomi HyperOSの機能を利用してメモリの拡張・増設も可能です(最大容量は不明)。

ストレージは64GB / 128GB eMMC 5.1 を搭載し、別売のmicroSDカードで最大2TBまで拡張・増設できます。

前モデル「Redmi Pad SE」(4GB/6GB/8GB)と比べると、新モデルは8GB LPDDR4Xが選択できないことが分かります。

また、ストレージ(128GB/256GB)は256GBモデルを選択できないことも分かります。

メモリ・ストレージの仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・6GB LPDDR4X(最大16GB)+ 128GB(最大1TB)

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・8GB LPDDR4 (最大16GB) + 128GB (最大512GB)

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・8GB LPDDR4X (最大16GB) + 128GB UFS 2.1 (最大2TB)

4.「Lenovo Tab B9」・・・4GB LPDDR4x + 64GB(最大2TB)

違い4:Dolby Atmos対応のデュアルスピーカー搭載で高音質なサウンドを再生できる

Redmi Pad SE 8.7 スピーカー

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は本体に2つのスピーカー(デュアルスピーカー)を搭載しています。

このスピーカーは Dolby Atmos  (ドルビー・アトモス)に対応し、映画館のような立体的なサウンドを再生できます。

また、3.5 mm ヘッドホンジャックを搭載し、有線のヘッドホンやイヤホンを利用できます。

前モデル「Redmi Pad SE」と比べると、クアッドスピーカーからデュアルスピーカーに変更されています。

スピーカーが2つ減ったことで、音量が小さくなり、迫力がやや足りなくなっています。

Dolby Atmos対応である点は変更されていません。

スピーカーの仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・デュアルチャンネルスピーカー / ステレオサウンド

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・デュアル BOXスピーカー / ステレオサウンド

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・デュアル BOXスピーカー / ステレオサウンド

4.「Lenovo Tab B9」・・・デュアル ステレオスピーカー/ Dolby Atmos

違い5:Wi-Fi 5とBluetooth 5.3で快適に通信できる・4G LETモデルも用意

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」はWi-Fi 5 のデュアルバンドとBluetooth 5.3に対応しています。

Wi-Fi 5 は2.4GHz/5GHz帯に対応した、途切れにくく高速な通信が利用できます。

Bluetooth 5.3 はAAC、LDAC、SBC コーデックに対応しています。

また、Wi-Fi モデルのほかに、4G LET通信に対応したモデル「Redmi Pad SE 8.7 4G」も用意されています。

このモデルはWi-Fi 環境のない場所でも単体で通信できます。

なお、Wi-Fi モデルはGPSには対応していません。4GモデルのみGPS(GPS/AGPS, Beidou, Glonass, Galelio)に対応しています。

前モデル「Redmi Pad SE」はWi-Fi 5 のデュアルバンドとBluetooth 5.3に対応していましたが、

4G LET通信に対応したモデルはありませんでした。

通信性能の仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・4G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPS

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPS

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・4G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPS

4.「Lenovo Tab B9」・・・Wi-Fi 5とBluetooth 5.1、GPS

違い6:厚さ8.8 mm、重さ373 gのスタイリッシュなアルミボディで持ち歩きしやすい

Redmi Pad SE 8.7 デザイン

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」はアルミ合金素材のスタイリッシュなデザインになっています。

厚さは 8.8 mm(サイズ 211.58 x 125.48 x 8.8 mm)、重さ 373 gで持ち歩きやすいボディです。

カラーは グラファイトグレーオーロラグリーンスカイブルーを採用しています。

前モデル「Redmi Pad SE」と比べると、厚さは7.36 mmから8.8 mmへと変更され、

重さは445 gから373 gへと変更されています。

新モデルは画面サイズが11インチから8.7インチに変更されたことで小型化し、

重さも軽くなっています。

サイズ・重量の仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・サイズ 約 215.43 x 136.76 x 7.99 mm、重量 約 344 g

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・サイズ 202.7 x 126 x 7.9 mm、重量 310 g

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・サイズ 125 x 202 x 7.5 mm、重量 320g

4.「Lenovo Tab B9」・・・サイズ 約 215.43 x 136.76 x 7.99 mm、重量は 約 344 g

ケースカバー

Redmi Pad SE 8.7」はオプションで専用のケースカバー「Redmi Pad SE 8.7 Cover」が用意されています。

このカバーはハンドストラップ付きで、取っ手に手を挿しこんで持ち運ぶことができます。

また、ケースの取っ手はスタンドにもなり、タブレットを自立させることができます。

「Redmi Pad SE」から引き継いだメリット

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」が前モデル「Redmi Pad SE」から引き継いだメリットを紹介します。

メリット1:背面8MPカメラ、前面5MPカメラで撮影できる

Redmi Pad SE 8.7 カメラ

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は背面に8MPカメラを、前面に5MPカメラを搭載しています。

背面の8MPメインカメラはf/2.0の明るいレンズを採用し、オートフォーカスやフラッシュ、HDR撮影などを利用できます。

前面の5MPフロントカメラはf/2.2の明るいレンズを採用し、ポートレート撮影やビデオ通話、チャット、顔認証などに活用できます。

前モデル「Redmi Pad SE」も背面に8MPカメラを、前面に5MPカメラを搭載していました。

カメラ性能は変更されていません。

カメラの仕様を比較

1.「Teclast M50 Mini」・・・背面:13MP + 0.3MP (AF対応)、前面:5MP

2.「Alldocube iPlay 60 mini Pro」・・・背面:13MP (AF対応)、前面5MP

3.「HEADWOLF Fpad 5」・・・背面:13MP (AF対応)、前面8MP

4.「Lenovo Tab B9」・・・背面8MP、前面2MP

メリット2:AI 顔認証でロック解除できる

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は前モデルと同じくAI 顔認証に対応しています。

カメラに顔をかざすだけで、すばやく安全にログインできるので便利です。

指紋認証には対応していません。

「Redmi Pad SE 8.7」のデメリット

Redmi Pad SE 8.7 3色

Redmi Pad SE 8.7」のデメリットを紹介します。

デメリット1:Wi-FiモデルはGPSに対応していない

Redmi Pad SE 8.7」のWi-FiモデルはGPSセンサーを搭載していません。

そのため、位置情報をもとにしたGPSナビゲーションが使えなく、不便です。

デメリット2:タッチサンプリングレート 最大 180 Hzに対応していない

Redmi Pad SE 8.7」はタッチサンプリングレート 最大 180 90Hzに対応していません。

そのため、より高速なタッチ入力ができなくなっています。

一方、前モデル「Redmi Pad SE」はタッチサンプリングレート 最大 180 Hzに対応していました。

デメリット3:指紋認証に対応していない

Redmi Pad SE 8.7」は指紋認証に対応していません。顔認証にのみ対応しています。

「Redmi Pad SE 8.7」のスペック

  • ディスプレイ 8.7インチ、解像度 1340 x 800 ドットのLCD
    ※5:3/HD+/最大輝度600nit/画面比率84.41%/1500:1/色深度: 10 ビット、10 億色/調光: 2048/TÜV認証ブルーライト低減/TÜV Rheinland フリッカーフリー認証
  • 液晶のモード リーディングモード
  • リフレッシュレート 最大 90Hz
  • プロセッサ MediaTek Helio G85
    ※12nm/64bit/8コア最大2.0GHz
  • GPU Mali-G52 MC2
  • RAM(メモリ) 4GB/6GB LPDDR4X
  • ストレージ 64GB/128GB eMMC 5.1
  • 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで
  • バッテリー 6650 mAh
  • 駆動時間 ビデオ再生で25.2時間、音楽再生で163.8時間、読書で34.2時間
  • 充電 18W急速充電、USB Type-C
  • 背面カメラ 8MP ※f/2.0、1.12 μm ピクセルサイズ
  • 前面カメラ 5MP ※f/2.2、1.12 μm ピクセルサイズ
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (デュアルバンド・2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.3 (AAC / LDAC / SBC)
  • 衛星測位 4Gモデルのみ対応(GPS/AGPS, Beidou, Glonass, Galelio)
  • インターフェース USB 2.0 Type-C (OTG)
  • センサー 加速度計、電子コンパス、ホールセンサー、IRブラスター、仮想近接センサー、仮想光センサー
  • スピーカー デュアルスピーカー
  • オーディオ Dolby Atmos 対応、3.5 mm ヘッドホンジャック
  • マイク シングル
  • FMラジオ 対応
  • 生体認証 AI 顔認証 ロック解除
  • 筐体 アルミニウム合金ユニボディデザイン
  • OS Xiaomi HyperOS (Android 14ベース) ※Google Playストア対応
  • サイズ 211.58 x 125.48 x 8.8 mm
  • 重量 373g
  • カラー グラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルー
  • 付属品 アダプター、USB Type-C ケーブル、クイックスタートガイド、保証書、SD カード取り出しツール

対応バンド

Redmi Pad SE 8.7」はWi-Fiモデルの他に4G LET通信に対応したモデルも用意しています。

SIMはNanoSIM(デュアルSIM)に対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

4G: LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/66(full band) TDD: B38/40/41
3G: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
2G: GSM: 2/3/5/8

4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

MediaTek Helio G85の性能

新モデル「Redmi Pad SE 8.7」は MediaTek Helio G85 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは12nmプロセスで製造された8コア、最大2.0GHz 駆動のCPUを搭載し、

ゲームに最適化されています。

具体的にはMediaTek HyperEngineを搭載し、負荷の高いゲームでもスムーズに再生できます。

内蔵のGPUはARM Mali-G52 MC2で、2K 30 fpsの動画再生をサポート。

動画圧縮規格のH.264、H.265 / HEVC もサポートしています。

原神のFPS

人気ゲーム「原神」は画質「低」設定で25 FPS で動作します。画質はゲーム序盤は「低」に固定されますが、動作は意外なほど快適です。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

ハイスペックなタブレットと比べると、グラフィックの見栄えや爆発シーンの滑らかな映像再生で差があるようです。

しかし、初心者(原神の素人)には全く違いが分かりません。Helio G99 プロセッサは30 FPSで動作しますが、Unisoc T606 プロセッサとの違いは大きくありません。

ゲーム性能

MediaTek Helio G80 プロッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームが動作します。

各ゲームタイトルをフレームレートで測定すると、以下のようになります。

原神 Genshin Impact・・・25 FPS

PUBG Mobile・・・28 FPS

Call of Duty: Mobile・・・30 FPS

フォートナイト Fortnite・・・26 FPS

Shadowgun Legends・・・54 FPS

World of Tanks Blitz・・・59 FPS

Mobile Legends: Bang Bang・・・30 FPS

このほか、「ビックリマン・ワンダーコレクション」や「HIT : The World」、「Call of Duty: Warzone Mobile」、「PUBGモバイル」、「マインクラフト」、「ウマ娘」などのゲームもプレイできます。

エミュレーター

Androidアプリの豊富なエミュレーターを利用できます。

PSP、DC(ドリームキャスト)、N64(ニンテンドー64)、などのゲームはほとんど快適に動作し、遅延があまり生じません。

その他の比較的 軽いPS1、SFC(スーパーファミコン)、MD(メガドライブ)、FC(ファミコン)、GBA(ゲームボーイアドバンス)、PCE(PCエンジン)、NEOGEO(ネオジオ)のゲームも動作します。

ただし、YabaSanshiro2 エミュレーターを利用したSS(セガサターン)の一部のゲームは遅延が生じることがあります(※軽いものは動作します)。この点はMediaTek Helio G99 プロセッサと大きく違っています。

なお、エミュレーターはGoogle Playストアからダウンロードできます。ほとんど無料ですが、有料になるものもあります。

おすすめのエミュレーターはRetroArch、DuckStation、PPSSPP、YabaSanshiro2 です。

「Redmi Pad SE 8.7」の評価

Redmi Pad SE 8.7 背面

6つの基準で「Redmi Pad SE 8.7」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★

デザイン:★★★★

通信:★★★★

機能(オプションを含む):★★★★

使いやすさ:★★★

価格:★★★★

総合評価

2023年9月に発売された「Redmi Pad SE」の小型版になります。

Wi-Fiモデルの他に4G LET通信に対応したモデルを用意し、

オプションでハンドストラップ付きの保護カバー「Redmi Pad SE 8.7 Cover」(自立可)も用意しています。

ディスプレイのサイズは8.7インチで、前モデルの11インチから比べるとかなり小さくなった印象を受けます。

しかし、アスペクト比5:3の画面はフルHD画質で、しかも10 ビットの10億色の色深度に対応するなど、

かなり色彩豊かなで見やすそうな液晶です。

また、リフレッシュレート 最大 90Hzに対応しており、

他のタブレットよりも滑らかな映像を見られるというメリットもあります。

そのほか、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカー搭載で音がいいという特徴があります。

今回比較した中では「Lenovo Tab B9」のみが対応していたもので、8インチ台のタブレットの中では珍しいといえます。

(まとめ)

Redmi Pad SE 8.7」のスペックは決して高くはありませんが、

薄型軽量で、4G LETモデルや専用のカバーを用意するなど、「持ち歩きやすさ」は非常に優れています。

また、フルHDのディスプレイは非常に色彩豊かで、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーも搭載されていることから、

動画視聴に最適なタブレットであるといえます。

Redmi Pad SE 8.7」の発売時の価格は16,980円(税込・4Gモデルは19,980円です。

外出先に持ち歩いて使えるコスパのいい8型タブレットを探している人におすすめです。

「Redmi Pad SE 8.7」の価格・販売先

Redmi Pad SE 8.7 正面

ECサイト

Amazonで16,980円(税込・4Gモデルは19,980円)、

楽天市場で16,980円(送料無料)、

ヤフーショッピングで19,580円、

AliExpressで20,625円、

米国 Amazon.comで$150.00

で販売されています。

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

 

おすすめの類似製品を紹介

Redmi Pad SE 8.7」に似た性能をもつタブレットも販売されています。

「Teclast M50 Mini」

Teclastから発売された8.7インチのタブレットです。Android 14、Unisoc T606、6GB LPDDR4X、HD液晶、128GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面13MP + 0.3MPのデュアルカメラ、前面5MPのフロントカメラ、重力センサー、光センサー、距離センサー、ホールセンサー搭載で、

デュアルチャンネルスピーカー、ステレオサウンド、Widevine L1、最大16GBまでのメモリ拡張、最大1TBまでのストレージ拡張、AI顔認証、アイプロテクションモード、リーディングモード、ダークモード、Dimモード、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで15,214円 (税込)、楽天市場で24,533円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,980円、です。

関連記事:8.7型「Teclast M50 Mini」タブレットとP85Tの違いを解説

「Alldocube iPlay 60 mini Pro」

Alldocubeから発売された8インチのAlldocube OS 3.0 タブレットです。MediaTek Helio G99、フルHDのIPS液晶、6050 mAhバッテリー、13MPカメラ、デュアルBOXスピーカー搭載で、ステレオサウンド、顔認証、Widevine L1、18W PD急速充電、Wi-Fi 5に対応しています。

価格は、Amazopnで28,999円(税込・6000円OFFクーポン付き)、楽天市場で27,999円(送料無料)、米国 Amazon.comで$189.99、です。

関連記事:激変した「Alldocube iPlay 60 mini Pro」の性能を解説

「HEADWOLF Fpad 5」

HEADWOLFから発売された8インチのAndroid 14 タブレットです。 Helio G99、フルHD液晶、128GB UFS 2.1 ストレージ、5500mAhバッテリ、13MPカメラ搭載で、Widevine L1、4G LET通信、デュアル BOXスピーカー、顔認証に対応しています。

価格は、Amazonで26,999円 (税込・6000円OFFクーポン付き)、楽天市場で24,499円(送料無料・ポイント3倍あり)、ヤフーショッピングで30,681円、AliExpressで23,335円、米国 Amazon.comで$189.99 です。

関連記事:「HEADWOLF Fpad 5」新OSでコスパよし? 最新のミニ タブレットと徹底 比較!

「Lenovo Tab B9」

レノボから発売された9インチのAndroid 12タブレットです。MediaTek Helio G80、4GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、64GBストレージ、5100mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面2MPのフロントカメラ搭載で、

デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmos、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、10点マルチタッチ、TÜV認証ブルーライト低減、Miracast、3年間のセキュリティアップデート保証、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで20,553円(税込)、楽天市場で27,293円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,999円、です。

関連記事:空前の大ヒット「Lenovo Tab B9」が売れ続ける理由を解説

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