スマートモニター「New Bridge AN-M010」のできることを解説

New Bridge AN-M010 top
Android TV 搭載の「New Bridge AN-M010」。早くも「ニンテンドーSwitchの映像も出力できる」と評判です。しかし、その一方で「何ができるのか分からない」という人も多くいるようです。

そこで今回は7つの観点を取り上げつつ、何ができるのかを解説していきます。

  1. OS
  2. 音声リモコン
  3. キャスト機能
  4. ディスプレイ
  5. 映像出力
  6. デザイン(サイズ・重量)
  7. スピーカー

また、Amazon「Echo Show 15」など他のデバイスとの違いも紹介!スペックや機能、購入する前に知っておきたいデメリット、評価、詳細な価格情報もあるのでぜひ参考にしてみてください。

「New Bridge AN-M010」が発売開始!

2024年8月22日、日本の慶洋エンジニアリングの新製品「New Bridge AN-M010」(ニューブリッジ エーエヌ エム10)が発売されました。

Android TV OSを搭載した11.6インチのスマートモニターです。

慶洋(KEIYO)からは2021年12月にHelio P35とAndroid 11を搭載した10.1型タブレット「New Bridge NBTB102」が発売されています。

このタブレットは日本メーカーから発売されたことで話題になりました。

新モデルはバッテリーを搭載していないスマートモニターで、NetflixやHulu、「Disney+」(ディズニープラス)などの動画配信サービスを視聴できるデバイスです。

スマートディスプレイと違ってタブレットに近い形状のため、車の後部座席に設置して使用することもできます。

もちろん、HDMI入力端子付きで、テレビや外部モニター、ゲーム機、DVDプレーヤーなどと接続して映像を映し出すこともできますよ。

それでは早速、どんなスマートモニターなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Androidスマートモニター AN-M010P/W/B | 株式会社慶洋エンジニアリング【公式】

メリット1:動画配信サービスに最適なAndroid TV OSを搭載・アプリも追加できる

New Bridge AN-M010 動画

新モデル「New Bridge AN-M010」はAndroid TV OSを搭載しています。

このOSはGoogleが開発したテレビ向けのOSです。

主にNetflixやHulu、Disney+などの動画配信サービスを視聴したり、

Google TVから映画をレンタルしたりして使用することを前提としています。

また、通常のAndroidタブレットと同じようにアプリやゲームも追加できます。

Amazon music、Spotify、AWA、YouTube musicなどのストリーミング音楽の再生も利用できます。

対応サービス 一覧

動画配信サービス・・・Netflix、YouTube、Hulu、Amazon Prime Video、ABEMA、TVer、dTV、U-NEXTなどに対応

ストリーミング音楽・・・Spotify、、AWA、Apple Music、Youtube Music、Amazon Music Unlimited、LINE MUSIC、TOWER RECORDS MUSIC、Rakuten Musicなどに対応

一方、「Echo Show 15」などのスマートディスプレイには Fire OS が搭載されています。

このOSもアプリを追加できますが、Google Playストアには対応していません。

アプリはAmazon アプリストアから入手します。

メリット2:Google アシスタント対応で音声で操作できる・リモコンは付属

New Bridge AN-M010 リモコン

Android TV OSGoogleアシスタントを利用できるようになっています。

新モデル「New Bridge AN-M010」の場合、音声リモコンが付属し、

リモコンに直接話しかけて音声操作できます。

また、このリモコンにはYouTube、Netflix、プライムビデオ、

Google Playストアに直接アクセスできるボタンが搭載されています。

一方、「Echo Show 15」などのスマートディスプレイには音声リモコンが付いていません。

基本的な操作は音声とタッチ操作で行います。

メリット3:Chormecast Built-inに対応・キャスト機能で動画・音楽の続きを楽しめる

New Bridge AN-M010 ピンク

新モデル「New Bridge AN-M010」はChormecast Built-inに対応し、キャスト機能を利用できるようになっています。

この機能はスマートフォンやタブレットで視聴していたコンテンツの続きを、

他のデバイスから利用できるようにする機能です。

例えば、スマホでネットフリックスの動画を観ていて、その続きを「New Bridge AN-M010」上で視聴できます。

また、SpotifyやGoogle Play Musicなどで聞いていた音楽の続きを、「New Bridge AN-M010」上で楽しめます。

同じ機能は「Google Nest Hub Max」や「Lenovo Smart Display M10」などのスマートディスプレイからも利用できます。

一方、「Echo Show 15」や「Echo Show 10」は Google Castに対応していません。

そのため、ミラーリングを利用するために他のアプリ(AirReceive や AirScreen など)をインストールする必要があります。

メリット4:11.6 インチのHDディスプレイで動画を快適に視聴できる

New Bridge AN-M010 車内

新モデル「New Bridge AN-M010」は11.6 インチ(解像度 1336 x 736 ドット)のIPS ディスプレイを搭載しています。

このディスプレイはアスペクト比16:9、輝度200nitの広視野角なHD液晶で、動画も快適に視聴できます。

ただし、タッチ操作には対応していません。操作はリモコンと音声操作で行います。

一方、「Echo Show 15」や「Echo Show 10」などのスマートディスプレイはタッチ操作に対応しています。

ただし、スマートディスプレイはリモコンによる操作に対応していません。

メリット5:HDMIの入力端子を搭載・ゲームやDVDの映像をモニターに映し出せる

New Bridge AN-M010 映像出力

新モデル「New Bridge AN-M010」はHDMI入力端子が搭載されています。

この端子を利用して、ゲーム機やDVDプレーヤーの映像を「New Bridge AN-M010」上に映し出すことができます。

一方、「Echo Show 15」や「Echo Show 10」にはHDMIの入力端子が搭載されていません。

また、「Fire HD 10 (2023)」などの一般的なタブレットにもHDMIの入力端子は搭載されていません。

なお、現在、HDMI映像出力を利用できるタブレットは、DP映像出力に対応した一部のハイエンドなタブレットに限られます。

テレビチューナーに接続できる

新モデル「New Bridge AN-M010」はテレビチューナーに接続することができます。

接続後はアンテナとケーブルでつなぐことで、

地上波やCS/BSデジタル放送などの番組を受信して視聴できるようになります。

メリット6:外観はタブレット風でキックスタンド付き・3色カラーを用意

New Bridge AN-M010 キックスタンド

新モデル「New Bridge AN-M010」はタブレットのような形状で、背面に自立可能なキックスタンドを搭載しています。

また、本体上部に取っ手を搭載し、フック掛けも利用できます。

サイズは約 295 x 190 x 32 mmで、重量は約 600 gです。

カラーはブラックホワイトピンクの3種類を用意しています。

なお、製品には車の後部座席に設置しやすいようにヘッドレストホルダーも付属しています。

メリット7:2W + 2Wのデュアルスピーカーで音声も聞き取りやすい

New Bridge AN-M010 サイズ

新モデル「New Bridge AN-M010」は2W + 2Wデュアルスピーカーを搭載しています。

このスピーカーは一般的なタブレットよりも音量が大きく、音声を聞き取りやすくなっています。

一方、「Echo Show 15」は1.6インチ (40mm) フルレンジドライバーを採用したデュアルスピーカーを搭載しています。

Echo Show 10」は2.1チャンネルスピーカーし、低音や中高音にも優れる臨場感のあるサウンドが楽しめるようになっています。

「New Bridge AN-M010」のデメリット

New Bridge AN-M010」のデメリットを紹介します。

デメリット1:タッチ操作に対応していない

New Bridge AN-M010」のディスプレイはタッチ操作に対応していません。

操作はリモコンと音声操作で行います。

一方、「Echo Show 15」や「Echo Show 10」はタッチ操作に対応しています。

デメリット2:バッテリーを内蔵していない

New Bridge AN-M010」はバッテリーを内蔵していないため、電源のない場所で使用することができません。

これはスマートディスプレイも同じです。

一方、「Fire HD 10 (2023)」や「Google Pixel Tablet」などのタブレットはバッテリーが内蔵されています。

デメリット3:GPSナビゲーション機能が使えない

New Bridge AN-M010」はGPSセンサーが搭載されていないために、

位置情報をもとにしたGPSナビゲーションが利用できません。

「New Bridge AN-M010」のスペック

  • ディスプレイ 11.6 インチ、解像度 1336 x 736 ドットのIPS
    ※HD/16:9/500:1/輝度 200 cd/m2
  • プロセッサ Amlogic S805X2
    ※12nm/4コア/Cortex A53/最大1.8GHz
  • GPU ARM Mail-G31 MP2
  • RAM(メモリ) 4GB
  • ストレージ 約128GB
  • 外部ストレージ microSDカードで最大256GBまで
  • 電源 DC12V/2A
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
  • 衛星測位 非対応
  • インターフェース USB端子、DC電源入力端子、AV入力端子、ヘッドホン出力端子、データ再生用USB端子、HDMI入力端子
  • 映像出力 HDMI
  • スピーカー 2W + 2W
  • マイク デュアル
  • Chormecast Built-in 対応
  • Googleアシスタント 対応
  • 音声リモコン 付属・ダイレクト選定機能付き(You Tube、Amazonプライムビデオ、NETFLIX、Google Play)
  • キックスタンド 内蔵
  • 消費電力 18W
  • OS Android TV
  • サイズ 約 295 x 190 x 32 mm
  • 重量 約 600 g
  • カラー ブラック、ホワイト、ピンク
  • 付属品 ACアダプター x1、AVケーブル x1、リモコン x1、単4乾電池(リモコン動作確認用) x2、取扱説明書(保証書付)

Amlogic S805X2の性能

New Bridge AN-M010」はAmlogic S805X2 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは12nmプロセスで製造された4コア、最大1.8GHzのCPUを搭載し、動作再生に最適化されています。

内蔵のGPUはARM Mail-G31 MP2で、AV1デコーディングに対応。

少ない量の動画データから高画質の映像を提供できる動画圧縮規格「H.264」より高品質のコンテンツをストリーミング再生できるようになっています。

「New Bridge AN-M010」の評価

New Bridge AN-M010 ホワイト

6つの基準で「New Bridge AN-M010」を5段階で評価すると以下のようになります。

スペック:★★★

デザイン:★★★

通信:★★★

機能:★★★★

使いやすさ:★★★

価格:★★★★

総合評価

慶洋(KEIYO)New Bridge シリーズの最新 スマートモニターになります。

ストリーミング用のTVスティックと違い、11.6インチのディスプレイ付きで、

スマートディスプレイとは異なる持ち歩き可能な、コンパクトなデザインになっています。

ただし、一般的なタブレットと違い、バッテリーを内蔵せず、電源のある室内や車内での使用がメインになります。

注目の機能はHDMI入力端子が搭載されていることです。

この機能を利用してゲーム機やDVDプレーヤーの映像出力が可能です。

たとえばニンテンドーSwitchやプレイステーション、Xboxなどのゲーム機に接続することもでき、

テレビチューナーと接続して地上波やCS/BSデジタル放送などの番組を受信して視聴することもできます。

また、他のストーリミングスティックなど、他の機器を接続せずに動画配信サービスを利用できるのも便利です。

Google Playストアから音楽やゲームなどのアプリをダウンロードすることもでき、

映画をレンタルすることもできます。

なお、バッテリーが搭載されていないので、「バッテリーの劣化」がなく、

長期間 使えるというメリットもあります。

New Bridge AN-M010」の発売時の価格は18,800円~です。

動画視聴やゲームに使えるコスパの高いスマートモニターを探している人におすすめです。

「New Bridge AN-M010」の価格・販売先

New Bridge AN-M010 ブラック

ECサイト

Amazonで18,800円(税込・ホワイトは19,800円)、

楽天市場で19,800円(送料無料)、

ヤフーショッピングで19,800円、

で販売されています。

Amazonで「KEIYO AN-M010」をチェックする

楽天市場で「KEIYO AN-M010」をチェックする

ヤフーショッピングで「KEIYO AN-M010」をチェックする

AliExpressで「Smartmonitor」をチェックする

米国 Amazon.comで「Smartmonitor」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

New Bridge AN-M010」に似た性能をもつスマートモニター(ディスプレイ)、タブレットも販売されています。

「Echo Show 15」

Amazonから発売された15.6インチのAlexa対応スマートディスプレイです。Amlogic PopcornA (Pop1) 、Amazon AZ2、5MPカメラ(カバー付き)、40mmフルレンジドライバー採用の1.6インチデュアルスピーカー、マイク搭載で、

ビジュアルID機能、壁掛け&据え置きスタンド、ウィジェット機能、ライブビュー、ビデオ通話、Wi-Fiデュアルバンド、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで29,980円(税込)、楽天市場で29,980円(送料無料)、です。

関連記事:「Echo Show 15」と大型スマートディスプレイを徹底 比較!

「Echo Show 10(第3世代)」

Amazonから発売された10.1インチのAlexa対応スマートディスプレイです。350度回転するHDタッチスクリーン、MediaTek 8183、2.1チャンネルスピーカー搭載で、350度の首振りモーション機能、ビデオ通話、ライブビュー、スキル共有、高音質な音楽再生、自動フレーミング、Zigbeeスマートホームハブ、ユーザー補助機能、プライバシー機能、モーション機能、低電力モード、Wi-Fi、Bluetooth、MIMOに対応しています。

価格は、Amazonで29,980円(税込)、です。

関連記事:「Echo Show 10」は超優秀? 10型スマートディスプレイと徹底 比較!

「Google Nest Hub Max」

Googleから発売された10インチのスマートディスプレイです。タッチ操作対応の10型HD液晶(1280×800ドット)や127度の広角カメラ、ステレオスピーカーシステム搭載で、

ビデオ通話、オートフレーミング機能、Voice Match機能、Face Match機能、顔認証機能、防犯カメラ機能、クイックジェスチャー、Wi-Fiデュアルバンド、Bluetooth 5.0、Chromecast 、スマート家電の操作)、Googleアシスタント、Google カレンダーの確認、検索結果の表示に対応しています。

価格は、楽天市場で22,380円、ヤフーショッピングで23,564円、です。

関連記事:「Google Nest Hub Max」スペック、機能、特徴 Nest Hub 比較

「Lenovo Smart Display M10」

レノボから発売された10.1インチのスマートディスプレイです。HD IPS液晶、500万画素カメラ、フルレンジスピーカー(10W)、デュアルパッシブラジエーター搭載で、

Google アシスタント、Googleサービス(検索、YouTube、Google フォト、カレンダー、マップなど)、天気・気温の確認、ストリーミング音楽の再生、レシピの検索・料理動画の視聴、スマート家電のコントロール、720pのビデオ通話に対応しています。

価格は、楽天市場で15,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで16,420円、です。

関連記事:「Lenovo Smart Display M10」は買いか? Nest Hub と比較 

「Xiaomi TV A Pro 43 2025」

シャオミから発売されたGoogle TV OSを搭載したチューナーレステレビ(スマートテレビ)です(43V型、55V型、65V型、75V型の4モデルを用意)。

10億色の量子ドットLEDディスプレイ、クアッド A55 プロセッサ、2GBメモリ、8GBストレージ、2つの8Wスピーカー搭載で、

Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xサウンド、Googleアシスタント、キャスト機能(Miracast)、動画配信サービスの視聴、ストリーミング音楽の再生、USB 2.0 x1、HDMI x3(eARC付き1ポート)、コンポジット入力(AV)、イーサネット(有線LAN)、光デジタルオーディオ出力、3.5mmヘッドホンジャック、CI+スロット、Wi-Fi 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0に対応しています。

「Xiaomi TV A Pro 43 2025」の詳細を確認する

Amazonで「Xiaomi TV A Pro 43 2025」をチェックする

楽天市場で「Xiaomi TV A Pro 43 2025」をチェックする

ヤフーショッピングで「Xiaomi TV A Pro」をチェックする

AliExpressで「Xiaomi TV」をチェックする

米国 Amazon.comで「Xiaomi TV A Pro」をチェックする

その他のおすすめ動画製品は?

その他のおすすめ動作製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

テレビチューナーはどれを買うべき? スマホ・タブレット・PC用のおすすめ機種を紹介!

スマホ、タブレット、PC用のテレビチューナーを紹介しています。

チューナーレステレビはどれを買う? おすすめ機種と選び方を紹介

最新のチューナーレステレビをまとめて紹介しています。

スティック型ストリーミング端末はどれがベスト? 最新の全機種と使い方を紹介!

スティック型ストリーミング端末をまとめて紹介しています。

スマートディスプレイのおすすめは? 最新の全機種とできることを紹介

最新のスマートディスプレイをまとめて紹介しています。