8インチのタブレット「N-one NPad Mini」。早くも「意外と性能が高くてビックリ」と評判です。しかし、その一方で「AmazonのFire HD 8の方がいいのでは?」という口コミがあり、購入を迷っている人も多いようです。
そこで、今回はその性能の違いを確かめるため、次の8点を重点的に解説します。
- プロセッサ(CPU)
- 通信性能
- メモリ・ストレージ
- スピーカー・オーディオ
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- カメラ
- デザイン(サイズ・重量)
また、他の8型タブレットとの違いも紹介!Antutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「N-one NPad Mini」が発売開始!
2024年10月、中国のタブレット メーカー N-one(エヌ ワン)の新製品「NPad Mini」(エヌパッド ミニ)が発売されました。
Allwinner A523とAndroid 14を搭載した8インチのタブレットです。
N-oneからは2024年7月にSnapdragon 685 を搭載した12型「N-one Npad Ultra」が発売されています。
このタブレットは「画面が大きくて見やすい」、「サクサク動いてゲームもできる」と評判でした。
新モデルは8インチに小型化し、Wi-Fi 6にも対応していることで話題になっています。
もちろん、原神などの人気ゲームもプレイできますよ。
それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:NPad Mini-N-one Official -Android Tablet
違い1:別バージョンのAllwinner A523を採用・Antutuベンチマークは30万以上を記録
新モデル「N-one NPad Mini」はAllwinner A523 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはAllwinner 社が開発したエントリーレベルのSoC(System on a Chip)です。
「TECLAST P85T」や「TECLAST P30T」、「Teclast P26T」などに搭載されていることで知られており、
一般的にはゲーム用途には厳しいといわれています。
しかし、N-oneが公式サイトで公開したAntutuベンチマークはそれと全く異なる内容を示すものでした。
例: Antutu V10 総合で「315234」、CPUで「58651」、GPUで「22672」、MEMで「205495」、UXで「28416」
よく調べてみると、Allwinner A523には別バージョンが存在しており、
このモデルは最大1.8GHz駆動ではなく、2.0GHz駆動で動作することが判明しました。
内蔵のGPUは変更されておらず、ARM Mali-G57 MC1ですが、
APIグラフィックドライバーのOpenGL 3.2、Vulkan 1.0、OpenCL 2.0 をサポートしており、
ゲームや動画でも高いグラフィック性能を発揮できます。
つまり、性能的にはUnisoc T606 プロセッサに近く、ほとんどのAndroidゲームも動作します。
したがって、このモデルに搭載されているAllwinner A523(別バージョン)に関しては、
決して高速ではありませんが、ゲームや動画視聴、Webでの調べものなど一般的な用途で快適に使えるレベルであるといえます。
別バージョン Allwinner A523 の性能を比較
仮に別バージョンのAllwinner A523のAntutuベンチマーク総合を約30万前後と仮定して、他のCPUと性能を比較すると、
13機種中 4番目に高いスコアを記録していることになります。
ただし、30万は高く出すぎている(おそらく仮想メモリを最大12GBにしている)と思われるので、約 20~30万前後と考えておいた方がいいでしょう。
<CPUランキング>
1.MediaTek Helio G99 (Alldocube iPlay 60 mini Pro / HEADWOLF Fpad 5)・・・Antutu 総合で約 40万 前後
2.Snapdragon 695 5G (dtab Compact d-52C)・・・Antutu 総合で約 40万 前後
3.Unisoc T616 (HEADWOLF Fpad 3)・・・Antutu 総合で約 30万
4.別バージョンのAllwinner A523 (N-one NPad Mini)・・・Antutu 総合で30万(20-30万) 前後
5.Snapdragon 680 (Redmi Pad SE / Orbic TAB8 4G)・・・Antutu総合で約 27万 前後
6.MediaTek Helio G85 (Redmi Pad SE 8.7)・・・Antutu総合で約 26万 前後
7.Helio G80 (Lenovo Tab B9/Lenovo Tab M9)・・・Antutu総合で約 26万
8.Unisoc T606 (Teclast M50 Mini)・・・Antutu 総合で25万 前後
9.MediaTek MT8788・・・Antutu総合で約 20万 前後
10.MediaTek MT8183 (aiwa tab AB8)・・・Antutu総合で約 20万 前後
11.旧 Allwinner A523 (TECLAST P85T/ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Lite)・・・Antutu 総合で16万 以上
12.MediaTek MT8169A (Fire HD 8 /Plus 2022)・・・Antutu 総合で14万 前後
13.Rockchip RK3562 (UMIDIGI G1 Tab Mini/Blackview Tab 50 Wi-Fi)・・・Antutu総合で約 13万 前後
14.MediaTek MT8766 (Ulefone Armor Pad Lite)・・・Antutu 総合で10万 前後
違い2:Wi-Fi 6に対応・PCやゲーム機からのストリーンミングプレイも快適にできる
新モデル「N-one NPad Mini」はWi-Fi 6に対応し、Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速通信が利用できます。
この通信速度の違いが最もはっきりと表れるのは、クラウドゲーミングサービスやストリーミングプレイです。
個人的にはPCのSteamゲームをストリーミングして、タブレットでプレイしようとしたところ、Wi-Fi 5だと通信速度が遅くうまくプレイできませんでした(遅延が多いです)。
そこで新たにWi-Fi 6対応のルーター(NEC製)とWi-Fi 6対応のタブレット(Fire Max 11)を購入し、再度挑戦してみたところ、今度は遅延など全くなく、うまくいきました。
ほとんどのタブレットはWi-Fi 5対応ですが、できればWi-Fi 6対応のタブレットを選んだ方がストリーミングプレイはうまくできます。
Bluetooth 5.0に対応
新モデルはBluetooth 5.0をサポートし、ワイヤレスのスピーカーやゲームパッド、マウス、キーボードと接続できます。
4G LET通信やGPSナビゲーションには対応していません。
一方、「Fire HD 8」(2024)はWi-Fi 5に対応しています。
Wi-Fi 6に比べて通信速度が遅くなりますが、動画視聴やWebでの調べもの程度なら、問題なく利用できます。
なお、他にWi-Fi 6に対応した8型タブレットには「UMIDIGI G1 Tab Mini」がありますが、現在では売り切れているようです。
<他の8インチタブレットと通信性能を比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2 (A2D対応)
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、4Gモデルを用意
3.「Teclast M50 Mini」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
違い3:最大12GBメモリと128GB ストレージ搭載で快適に使える
新モデル「N-one NPad Mini」は4GB LPDDR4 メモリを搭載し、
+8GBの仮想メモリ機能で最大12GBまで拡張・増設できます。
一方、「Fire HD 8」(2024)は32GBモデルで3GB、64GBモデルで4GBメモリを搭載していました。
新モデルの方は仮想メモリで最大12GBメモリにできるので、いわゆる「カクつき」がなく、Webでの調べものもスムーズに行えます。
よく低価格なタブレットのレビューなどで「Webでのスクロールで少し遅延が起こりますね」とコメントしている人がいますが、
8GBぐらいまで拡張できるタブレットだと、Webでのスクロールぐらいでは遅延は全く起こらなくなります。
それに対し、「Fire HD 8」(2024)のような3GB/4GBまでしか使えないタブレットの場合、
ふいに何かの処理が行われた場合、突然操作できなくなることがあります(※電源ボタンを押しても無反応のままです)。
個人的にはInstagramアプリがスムーズに動かなくなって非常に困ったこともありました。
やはり、タブレットはメモリが多い方が使いやすいです。
できれば、microSDカードでメモリ容量を増やせるモデルの方を選んだ方がいいでしょう。
他に仮想メモリ機能を使えるタブレットには「Teclast M50 Mini」があります。
このタブレットも新モデルと同じく最大12GBまで拡張・増設できます。
<他の8インチタブレットとメモリ・ストレージを比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・3GB/4GB メモリ + 32GB/64GB ストレージ
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・4GB/6GB LPDDR4X + 64GB/128GB eMMC 5.1
3.「Teclast M50 Mini」・・・6GB LPDDR4X(最大12GB)+ 128GB
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・3GB LPDDR3X(最大7GB)+ 32GB
違い4:デュアルスピーカー搭載・ステレオやDolby Atmosには対応しない
新モデル「N-one NPad Mini」はデュアルスピーカーを搭載しています。
公式サイトでは公開されていませんが、低価格なエントリーモデルになるため、
ステレオではなく、モノラルスピーカーで音質はあまり良くありません。
実際に聴いてみると、音がスカスカした感じで、心地良い感じは全くしません。
一方、「Fire HD 8」(2024)は2つのステレオ スピーカー搭載でDolby Atmos(ドルビーアトモス)サウンドにも対応しています。
動画視聴を例にとると、たしかに音に厚みがあり、臨場感もバッチリ感じられます。
ふだん利用している際は特別音がいいとは感じませんが、
低価格なモデルと比較すると、「雲泥の差がある」ことにはっきり感じます。
特に動画視聴やゲームでは音質によって楽しさも違ってきます。
動画視聴やゲームがメインな用途なら、できるだけ音がいいモデルを選んだ方がいいでしょう。
他に立体音響技術 Dolby Atmosに対応した8型タブレットには「Redmi Pad SE 8.7」があります。
こちらも映画館のような臨場感のあるサウンドを楽しめます。
<他の8インチタブレットとスピーカーを比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・デュアルステレオスピーカー/ Dolby Atmos
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・デュアルスピーカー/ Dolby Atmos
3.「Teclast M50 Mini」・・・デュアル ステレオスピーカー / アンプフィルター内蔵
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・ステレオ デュアルスピーカー
違い5:8インチのIPSディスプレイを搭載・HD画質でも色鮮やかな映像を映し出せる
新モデル「N-one NPad Mini」は8インチ(解像度1280 x 800 px) のIPS ディスプレイを搭載しています。
画質はHDですが、最新技術を取り入れているため、粗さは目立たず、色鮮やかな映像を映し出せます。
また、IPSパネル採用のため、斜めからの角度でも見やすく表示できます。
一方、「Fire HD 8」(2024)も同じく8インチ(解像度1280 × 800ドットのIPSディスプレイを搭載していますが、
画面の映り込みを防ぐ偏光フィルターが採用されています。
また、強化アルミノシリケートガラスで保護されており、別途 保護フィルムを貼る必要もありません。
新モデル「N-one NPad Mini」の場合は使用中に傷がついたりするので、
別途 保護フィルムを貼る必要が出てきます。そのため、千円前後のコストがかかってしまいます。
コストをあまりかけたくなければ「Fire HD 8」(2024)の方がお買い得です。
ただし、「N-one NPad Mini」の方が価格が2千円ほど安くなっているので、
フィルム代を含めてもお買い得かもしれません。
<他の8インチタブレットとディスプレイの画質を比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・8インチのHD IPS / 偏光フィルター + 強化ガラス
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・8.7インチのHD+/ 10 億色・ブルーライト低減
3.「Teclast M50 Mini」・・・8.68インチのHD / T-Color採用
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・8インチのHD
違い6:5000 mAhバッテリー搭載で2日間使用できる・充電はType-C
新モデル「N-one NPad Mini」は5000 mAhバッテリーを搭載しています。
駆動時間は公開されていませんが、一般的なタブレットで2日間駆動できる容量です。
充電はType-Cポートを利用して行います。急速充電には対応していません。
一方、「Fire HD 8」(2024)は4950mAhバッテリーを搭載し、
通常使用で最大13時間 駆動できるバッテリーを搭載していました。
新モデルと比べてほぼ同じバッテリー容量で、Type-C充電を採用している点も同じです。
よりバッテリー容量が多いモデルには6650 mAhバッテリー搭載の「Redmi Pad SE 8.7」があります。
画面が少し大きい分、電力消費量も多くなりますが、
ビデオ再生で25.2時間、音楽再生で163.8時間、読書で34.2時間 駆動できます。
<他の8インチタブレットとバッテリー・充電を比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・4950mAh / Type-C充電
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・6650 mAh / 18W急速充電
3.「Teclast M50 Mini」・・・5000 mAh / Type-C充電
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・5000mAh / Type-C充電
違い7:背面5MPカメラと前面5MPカメラで快適に撮影できる
新モデル「N-one NPad Mini」は背面に5MPカメラ、前面に5MPカメラを搭載しています。
背面カメラはフラッシュ対応で暗いシーンでも明るく撮影できます。
前面カメラはポートレート撮影、動画撮影、ビデオ通話などで活用できます。
一方、「Fire HD 8」(2024)は背面に5MPカメラ、前面に2MPカメラを搭載しています。
前面カメラに関しては新モデルの方が画素数が高く、高精細な写真を撮影できます。
他にカメラ性能が高いモデルには「Teclast M50 Mini」があります。
こちらは背面13MP(1300万画素)の高精細な写真を撮影できるようになっています。
<他の8インチタブレットとカメラ性能を比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・背面5MPカメラ + 前面2MPカメラ
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・背面8MPカメラ + 前面5MPカメラ
3.「Teclast M50 Mini」・・・背面13MPカメラ + 前面5MPカメラ
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・背面5MPカメラ + 前面5MPカメラ
違い8:厚さ9.3 mmのスタイリッシュなデザインで持ち運びやすい
新モデル「N-one NPad Mini」は厚さ9.3 mmのスタイリッシュなデザインになっています。
サイズは210 x 121 x 9.3 mmで重さは363g。
片手でも持てるコンパクトサイズで、持ち運びも便利です。
カラーはグレーのみを用意しています。
※「N-one NPad Mini」のデザインはこちらのYouTube動画でも確認できます。
一方、「Fire HD 8」(2024)は厚さ9.6 mm、重量 337gになっています。
新モデルよりも0.3mm厚いですが、重量は26g軽くなっています。
より薄く、軽いモデルには「Teclast M50 Mini」があります。
こちらは厚さ8.3mm、重量322.5 gで非常に薄く軽いです。
<他の8インチタブレットとサイズ・重量比較>
1.「Fire HD 8」(2024)・・・サイズ 201.9 x 137.3 x 9.6 mm、重量 337g
2.「Redmi Pad SE 8.7」・・・サイズ 211.58 x 125.48 x 8.8 mm、重量 373g
3.「Teclast M50 Mini」・・・サイズ 212.8 x 125.8 x 8.3 mm、重量 322.5 g
4.「UMIDIGI G1 Tab Mini」・・・サイズ 201.6 x 124.5 x 8.9mm、重量 368g
「N-one NPad Mini」のデメリット
「N-one NPad Mini」のデメリットを紹介します。
デメリット1:急速充電に対応していない
「N-one NPad Mini」は急速充電に対応していないため、短時間で充電を完了させることができません。
一方、「Redmi Pad SE 8.7」は18W急速充電に対応し、短時間で充電を完了できます。
デメリット2:Dolby Atmosに対応していない
「N-one NPad Mini」は立体音響技術のDolby Atmos(ドルビー・アトモス) に対応していないため、立体的で臨場感のあるサウンドを再生できません。
一方、「Fire HD 8」(2024)はステレオスピーカー搭載でDolby Atmosにも対応し、高音質なサウンドを再生できます。
デメリット3:Widevine L1に対応していない
「N-one NPad Mini」はWidevine L1に対応していません。そのため、NETFLIX、Hulu、Prime Vedeo、Disney+などの対応する動画配信サービスで、1080Pの高画質な映像を視聴できません。
一方、「Fire HD 8」(2024)はWidevine L1に対応しています。
「N-one NPad Mini」のスペック
- ディスプレイ 8インチ、解像度1280 x 800 px のIPS
- プロセッサ Allwinner A523
※64bit/8コア/AI/最大2.0GHz - CPU Cortex-A55 2.0GHz
- GPU ARM Mali-G57
- RAM(メモリ) 4GB LPDDR4
- 仮想メモリ +8GBで合計 最大12GBまで拡張可
- ストレージ 128GB eMMC
- 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 5000 mAh
- 充電 Type-C、5V/2A
- 背面カメラ 5MP ※フラッシュ対応
- 前面カメラ 5MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB Type-C (OTG) x1、microSDカードスロット x1、3.5mmイヤホンジャック x1
- センサー Gセンサー
- スピーカー デュアルスピーカー
- マイク 内蔵
- OS Android 14 ※Google Playストア対応、日本語対応
- サイズ 210 x 121 x 9.3 mm
- 重量 363g
- カラー グレー
- 付属品 充電器、USBケーブル
「N-one NPad Mini」のゲーム性能
「N-one NPad Mini」が搭載する別バージョンの Allwinner A523 プロセッサは、
メモリを最大12GBに拡張することで、ほとんどのAndroidゲームをプレイすることができます。
人気ゲーム「原神」は画質「低」設定で27 FPS で動作します。画質はゲーム序盤は「低」に固定されますが、動作は意外なほど快適です。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
ハイスペックなタブレットと比べると、グラフィックの見栄えや爆発シーンの滑らかな映像再生で差があるようです。
しかし、初心者(原神の素人)には全く違いが分かりません。Helio G99 プロセッサは30 FPSで動作しますが、Unisoc T606 プロセッサとの違いは大きくありません。
各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。
- 原神 Genshin Impact・・・27 FPS
- PUBG Mobile・・・32 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・35 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・26 FPS
- Shadowgun Legends・・・60 FPS
- World of Tanks Blitz・・・60 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・32 FPS
このほか、「ビックリマン・ワンダーコレクション」や「HIT : The World」、「Call of Duty: Warzone Mobile」、「PUBGモバイル」、「マインクラフト」、「ウマ娘」などのゲームもプレイできます。
エミュレーター
Androidアプリの豊富なエミュレーターを利用できます。
PSP、DC(ドリームキャスト)、N64(ニンテンドー64)、などのゲームはほとんど快適に動作し、遅延があまり生じません。
その他の比較的 軽いPS1、SFC(スーパーファミコン)、MD(メガドライブ)、FC(ファミコン)、GBA(ゲームボーイアドバンス)、PCE(PCエンジン)、NEOGEO(ネオジオ)のゲームも動作します。
ただし、YabaSanshiro2 エミュレーターを利用したSS(セガサターン)の一部のゲームは遅延が生じることがあります(※軽いものは動作します)。この点はMediaTek Helio G99 プロセッサと大きく違っています。
なお、エミュレーターはGoogle Playストアからダウンロードできます。ほとんど無料ですが、有料になるものもあります。
おすすめのエミュレーターはRetroArch、DuckStation、PPSSPP、YabaSanshiro2 です。
「N-one NPad Mini」の評価
6つの基準で「N-one NPad Mini」を5段階で評価してみました。
スペック:★★★
デザイン:★★★
通信:★★★★
機能:★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
N-oneから発売された初の8インチタブレットになります。
低価格ながらもパワフルなプロセッサを搭載し、Wi-Fi 6にも対応しています。
注目は通常とは異なる別バーージョンの「Allwinner A523」プロセッサを搭載している点です。
通常だとAntutu総合で約16万前後ですが、別バージョンの「Allwinner A523」はAntutu V10 総合で30万以上(315234)になります。
もちろん、仮想メモリで最大12GBまで拡張する必要はありますが、これだけの性能があれば、ゲームも動画視聴も余裕でこなせます。
また、Wi-Fi 6に対応している点も大きなメリットです。8インチでWi-Fi 6に対応しているモデルはほとんどないので、かなり貴重なモデルです。
Wi-Fi 6対応のルーターがあれば、超高速な通信で調べものができたり、PCやプレステなどのゲーム機を使ってストリーミングプレイも快適にできます。
そのほか、4GBメモリながらも最大12GBまで拡張できること、標準で128GB(最大1TB)のストレージが使えるというメリットもあります。
「Fire HD 8」(2024)との決定的な違い
ただし、「Fire HD 8」(2024)と違い、音質はかなり劣ります。
ステレオサウンドとDolby Atmosに対応した「Fire HD 8」(2024)と差はかなり大きく、それが動画視聴やゲームプレイに大きな影響を与えます。
Fire タブレットはGoogle Playストアに対応していないというデメリットがありますが、APK Pureなどの外部ストアで補うことができ、
さらにAmazon プライム動画などとの相性も良いことから、購入しても満足度が高いといえます。
「N-one NPad Mini」に最適な人は?
8インチのタブレットをいつも持ち歩き、調べものなどをよくする人に最適です。
また、ときどきゲームをしたり、頻繁にGoogle Playストアからアプリをダウンロードする人にも向いています。
動画視聴はNetflixやHulu、Disney+などAmazonプライム以外のサービスを利用する人に最適です。
逆にAmazon プライム動画の視聴がメインで、Amazon ミュージックなどで音楽をよく聴く人は「Fire HD 8」(2024)を選んだ方がいいでしょう。
この2つのタブレットは同じ8インチでも「用途」が違います。
自分が何にタブレットを使うことが多いのかをよく考えてから購入しましょう。
「N-one NPad Mini」の価格・販売先
ECサイト
Amazonで13,999円(税込)、
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で販売されています。
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おすすめの類似製品を紹介
「N-one NPad Mini」に似た製品も販売されています。
「Fire HD 8」(2024)
Amazonから発売された8インチのタブレットです。Fire OS、MediaTek MT8169A、3GB/4GB LPDDR4メモリ、HD画質のIPS液晶、32GB/64GBストレージ、最大13時間駆動するバッテリー、背面5MPのメインカメラ、前面2MPのフロントカメラを搭載しています。
また、Amazon Alexa音声アシスタント、10Wワイヤレス充電(Plus版のみ)、デュアルステレオスピーカー、Dolby Atmosサウンド、低電力モード、強化アルミノシリケートガラス、USB Type-C 2.0 (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで15,980円(税込・3GB+32GBモデル・4GB+64GBモデルは17,980円)、米国 Amazon.comで$69.99~です。
関連記事:「Fire HD 8 /Plus 2022」(第12世代)と最新の8型タブレットを徹底 比較!
「Redmi Pad SE 8.7」
シャオミから発売された8.7インチのタブレットです。Xiaomi HyperOS (Android 14ベース) 、MediaTek Helio G85、4GB/6GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、 64GB/128GB eMMC 5.1ストレージ、6650 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
4G LET通信(※4Gモデルのみ)、ハンドストラップ付のカバー(別売)、リフレッシュレート 最大 90Hz、18W急速充電、デュアルスピーカー、Dolby Atmos、FMラジオ、AI 顔認証、メモリの拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPS(※4Gモデルのみ)に対応しています。
価格は、Amazonで16,980円 (税込・4G LETモデルは19,980円)、楽天市場で16,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,580円、AliExpressで20,493円、米国 Amazon.comで$137.50、です。
関連記事:小型で10億色「Redmi Pad SE 8.7」のメリット・デメリット
「Teclast M50 Mini」
Teclastから発売された8.7インチのタブレットです。Android 14、Unisoc T606、6GB LPDDR4X、HD液晶、128GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面13MP + 0.3MPのデュアルカメラ、前面5MPのフロントカメラ、重力センサー、光センサー、距離センサー、ホールセンサー搭載で、
デュアルチャンネルスピーカー、ステレオサウンド、Widevine L1、最大16GBまでのメモリ拡張、最大1TBまでのストレージ拡張、AI顔認証、アイプロテクションモード、リーディングモード、ダークモード、Dimモード、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで15,215円 (税込)、楽天市場で17,400円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,980円、です。
関連記事:8.7型「Teclast M50 Mini」タブレットとP85Tの違いを解説
「UMIDIGI G1 Tab Mini」
UMIDIGIから発売された8型のAndroid 14タブレットです。Rockchip RK3562、HD液晶、32GBストレージ、5000mAhバッテリ、5MPカメラ搭載で、最大7GBまでのメモリ拡張、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで12,900円(税込・KIDSモデル)、楽天市場で13,900円(送料無料)、です。
関連記事:ミニで最安「UMIDIGI G1 Tab Mini」と8型タブレットを比較
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