激変した「Alldocube iPlay 60 mini Pro」の性能を解説

Alldocube iPlay 60 mini Pro top
2024年5月、Alldocubeの新型8.4インチタブレット「iPlay 60 mini Pro」がついに発売されました。このモデルの最大の注目点は、なんと言ってもAndroid 14をベースに独自開発された新OS「Alldocube OS 3.0」の搭載です。

これにより、前モデル「iPlay 50 mini Pro」から単なるスペックアップに留まらない、全く新しいユーザー体験が提供されることになりました。

例えば、刷新されたユーザーインターフェースと直感的な操作性。ホーム画面から設定メニュー、通知パネルに至るまで、より洗練され、ユーザーが迷わず使えるように最適化されています。

また、強化されたマルチタスク機能を搭載し、2画面分割や便利なサイドバー、フローティングウィンドウなどを活用し、複数の作業をより効率的にこなせるように。

そして日々の使い勝手を向上させる豊富な独自機能、例えばダブルタップでのスリープ解除やマジックジェスチャーなど、かゆいところに手が届く細やかな機能が多数追加され、日常の操作が格段に快適になっています。

もちろん、優れた携帯性や強化されたバッテリー性能といったハードウェア面の進化も、この新しいOS体験をしっかりと支えています。

この記事では、そんなAlldocube iPlay 60 mini Proの性能と機能を、特に新しい「Alldocube OS 3.0」に焦点を当てて徹底的に深掘りし、レビューします。前モデル「Alldocube iPlay 50 mini Pro」に搭載されていた従来のAndroidと比べて、具体的に何がどう変わり、どれほど使いやすくなったのか、その違いを明らかにしていきます。

この記事で分かること

  • Alldocube iPlay 60 mini Proのスペック詳細、価格情報、デザインの特徴
  • AntutuベンチマークスコアとHelio G99プロセッサの総合的な性能評価
  • 原神、PUBG、マインクラフト、エミュレーターなど、人気ゲームの実際の動作検証(FPSなど)
  • 新OS「Alldocube OS 3.0」の詳細機能(マルチタスク機能、独自便利機能等)と使い勝手レビュー
  • 前モデル iPlay 50 mini Proからの具体的な変更点比較(OS、バッテリー、センサー等)
  • ディスプレイ(Widevine L1対応状況)、バッテリー持ち(急速充電)、カメラ性能のレビュー
  • メリット・デメリット分析とコスパを含めた総合的な評価

この記事を最後まで読むことで、Alldocube iPlay 60 mini Pro、特にその核となる「Alldocube OS 3.0」の進化点を理解し、自分に最適なタブレットかどうかを判断できるようになります。購入や買い替えを検討している方は必見!ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Alldocube iPlay 60 mini Pro – Alldocube Global 

このページ内の目次

Alldocube OS 3.0とは?

Alldocube OS 3.0 はAlldocubeが独自に開発したAndroid 14 ベースのOS (オペレーティング システム)です。

従来よりもスムーズで直感的な操作が可能で、ユーザーにとって使いやすいように最適化されています。

具体的にはホーム画面や設定画面のユーザー インターフェイス(UI)やセキュリティ機能、バッテリーの管理機能などが大幅に改善され、より使いやすくなっています。

個人的に面白いと思ったのはサイドバーやドックバー(画面下のバー)から、あらかじめ登録しておいた お気に入りのアプリや機能にアクセスできるところです。

タブレットの場合、画面いっぱいにアプリがずらりと表示されるため、なかなか見つけることができずに苦労する場合がありますが、この機能ならそんなことにならずに済みそうです。

また、一番最後の方に書いてあった「異なるデバイス間でのデータ転送」(タブレット、スマホ、PC)には驚きました。

この機能は、例えばスマホの写真をタブレットやPCに転送したり、その逆も可能にする機能です。

これまではサムスンのGalaxy端末やGoogleのPixel端末、シャオミのHyperOS端末、その他のハイエンド端末で可能な機能ですが、これがどうやらAlldocubeの端末で利用できるようになるようです。

そのほか、ウインドウを重ねて複数のアプリが使えるマルチウインドウ機能も利用できたり、ダブルタップで起動・画面OFFにしたりする便利な機能も搭載されており、Alldocubeのタブレットの使い勝手が劇的に変化したといえそうです。

なお、Android 14ベースのため、開発者向けオプション(ビルド番号を7回タップ)はありません。そもそもそんな面倒なことをして画面の表示幅を変更(モバイル表示からPCのブラウザ表示)するとか、かなりムダな労力ですよね。やはりOSは新しい方が快適です。

こちらがAlldocube OS 3.0の機能 一覧です。※「Alldocube iPlay 60 mini Pro」の公式ページにはより詳細に機能が説明されています。

主な機能 一覧

  • 画面分割、マルチウインドウ、
  • サイドバー、ドックバー(画面下のバーからアプリ選択)、
  • マジックジェスチャー、ホバーボール、
  • ダブルタップで起動・画面OFF、
  • ランドスケープ モード、
  • フォルダー レイアウト、新しいデスクトップ、再設計されたコントロールセンター、再設計されたステイタスバーのレイアウト、
  • テーマの変更、
  • スマート充電(自動電源オン)、
  • 多機能なデスクトップ、
  • 顔認識でロック解除(設定)、
  • 新しい通知レイアウト、新しい設定ページ、
  • 異なるデバイス間でのデータ転送(タブレット、スマホ、PC)

動画で見る Alldocube OS 3.0 の新世界

この新しいAlldocube OS 3.0が、実際にどのように動作し、どんな雰囲気なのか、テキストだけではなかなか伝わりにくいかと思います。そこで、主な新機能や特徴的な操作画面をまとめた紹介動画を作成しました。

動画では、再設計されたコントロールセンターやデスクトップの様子、新しく追加された便利な機能の一部などを実際に操作しています。OS全体の動きや、使い勝手のイメージを掴むために、ぜひご覧ください。

違い1:ジャイロスコープと光センサーを追加(iPlay 60 Mini Proの進化点)

Alldocube iPlay 60 mini Pro ジャイロスコープ

Alldocube iPlay 60 mini Proは新たにジャイロスコープ光センサーを搭載しています。前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」には搭載されていなかったものです。

ジャイロスコープは傾きを検知して、それをゲームの操作に反映するものです。

タブレットの場合は本体を傾けることで、レースゲームの車を操作できます。

また、ゲーム内の視点、照準を操作できるため、荒野行動、PUBG Mobile、Call of Duty: MobileなどのFPSゲームでの操作がマウスでの操作のように高精度になるという特徴があります。

光センサーは環境光センサーとも呼ばれ、周囲の明るさ(明るい、暗いの度合)を検知するためのものです。

タブレットの場合は、周囲の明るさに応じて画面の明るさを調整するために使われます。

この機能があることで、いちいち自分で明るさを調整せずに済み、周囲が十分に明るいときに画面を自動で暗くしてバッテリーを節約することができます。

よくタブレットのレビューで「バッテリーの減りが速すぎる!」と嘆いている人がいますが、それは「自動明るさ調整」を利用していないからですね。

新モデルではこうしたバッテリーの持ちを良くする機能があるので、充電の回数も抑えて節電できます。

違い2:デュアルスピーカーを搭載(iPlay 60 Mini Proの進化点)

Alldocube iPlay 60 mini Pro デュアルスピーカー

Alldocube iPlay 60 mini Proは新たにデュアル BOX スピーカーを搭載しています。

前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」でもBOX スピーカーを搭載していましたが、スピーカーの数が1つ(シングルスピーカー)でした。

スピーカーの数が2つになると、その分 「音量」が増し、迫力あるサウンドになります。また、新モデルの場合はステレオサウンドに対応しているため、高音質で音楽を楽しめます。

ただし、Dolby Atmos (ドルビー・アトモス)には対応していません。これに対応していないと、個人的には音に厚みがなく、スカスカした感じに聞こえてしまいます。

もちろん、通常のモノラルスピーカーと比べるとかなり音がいいということになりますが・・・。本気で音楽を聴くときにはやはりイヤホンやヘッドホンが必須ですね。

なお、AmazonのFire タブレットはDolby Atmosに対応しており、音がいいです。古くなっても使い続ける人が多いのはこのせいかもしれません。

違い3:触覚振動モーターを搭載(iPlay 60 Mini Proの進化点)

Alldocube iPlay 60 mini Pro 振動モーター

Alldocube iPlay 60 mini Proは触覚振動モーターが搭載され、タッチする際に機敏に反応できます。

また、ゲームの爆発シーンなどで臨場感のある衝撃を体験でき、よりゲームに没入できるというメリットがあります。

この機能は前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」などにも搭載されていましたが、他のメーカーのタブレットにはあまり搭載されていない機能です。

ゲームには必須ともいえる機能で、これがないと、FPSなどのシューティングゲームは全く迫力が感じられません。

振動(衝撃)があると、生きるか死ぬかのギリギリの緊張感が増し、ゲームのリアル感がぐっと増しますね。

もちろん、ゲームをあまりしない人には関係ありませんが、単純にタッチの感度が向上するので、やはりあった方がいい機能です。

違い4:顔認証に対応(iPlay 60 Mini Proの進化点)

Alldocube iPlay 60 mini Pro 顔認証

Alldocube iPlay 60 mini Proは新たに顔認証に対応しています。

前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」は顔認証に対応していないため、いちいちパスワードを入力しなければなりませんでした。

顔認証に対応したタブレットは上位モデルには多いものの、低価格なモデルにはほとんど搭載されていません。

新モデルはその点でかなり便利にロック解除できるようになったといえます。

ただし、顔認証は前面カメラの性能で認識の精度が変わってきます。

新モデルの前面カメラは500万画素でそれほど高画素ではないことから、「顔をカメラにかざしてもロック解除できない!」というレビューが続出しそうです。

まあ、スマホと違い、タブレットで顔認証する人は少ないとは思いますが・・・・。でもあると便利で、失敗すると知っていても試したくなりますね。ついつい。

デザインをレビュー:洗練されたアルミデザインと抜群の携帯性

ここでは、Alldocube iPlay 60 mini Proの外観とデザインについて、実際に手に取って感じた魅力をお伝えします。タブレットは性能だけでなく、毎日持ち歩きたくなるようなデザインも重要です。このiPlay 60 mini Proは、その両方を満たしてくれる一台だと感じています。

手にした瞬間に伝わる上質感

iPlay 60 mini Proを初めて箱から出したとき、まず感じたのはその洗練されたデザインです。滑らかで丸みを帯びたエッジ処理は、見た目の美しさだけでなく、手に持った時の収まりの良さにも繋がっています。継ぎ目のないユニボディ設計は、まるで一つの塊から削り出されたような一体感があり、安価なタブレットにありがちなチープさを感じさせません。個人的には、この価格帯でこの質感を実現していることに驚きました。

CNC加工による堅牢性と美しい仕上げ

筐体にはCNC加工されたアルミニウム合金が使用されており、しっかりとした剛性を感じさせます。フレームは頑丈で、多少ラフに扱っても安心感があります。カラーは落ち着いたスペースグレーで、シーンを選ばずに使える上品さがあります。背面はサラサラとしたマットな手触りで、指紋が付きにくいのも嬉しいポイントです。光沢のあるタブレットだと指紋が目立ってしまいがちですが、これなら綺麗な状態を保ちやすいです。

驚異的な薄さと軽さ、抜群の携帯性

特筆すべきはその薄さと軽さです。厚さはわずか 7.9mm、重量は約310gしかありません。この数値だけでも十分に薄くて軽いことが分かりますが、実際に手に持つとそのコンパクトさが際立ちます。8.4インチという画面サイズは、情報をしっかり視認できる大きさを保ちつつ、片手でも楽に保持できる絶妙なバランスです。

以前は10インチクラスのタブレットを使っていましたが、持ち運ぶのが少し億劫になることがありました。しかし、このiPlay 60 mini Proなら、通勤カバンや小さめのショルダーバッグにもスッと収まります。電車の中で立っている時でも、片手でKindleアプリを開いて読書するのに全く苦になりません。カフェで少し時間がある時に動画を見たり、SNSをチェックしたりするのにも最適です。

この気軽さは、タブレットを使う頻度を確実に上げてくれると感じています。

前モデルからの着実な進化

Alldocubeのminiシリーズは以前から注目していましたが、今回のiPlay 60 mini Proはデザイン面でも進化を感じます。全体的な質感や仕上げのレベルが向上しているように思います。特にユニボディ設計による一体感は、所有する満足度を高めてくれます。

デザインを長く楽しむために

これだけ美しいメタルボディですから、やはり傷つけずに長く使いたいものです。個人的な意見ですが、こういう質感の高いタブレットは、購入と同時に保護ケースを用意するのがおすすめです。いくら頑丈な素材とはいえ、不意に落としたり、カバンの中で他の物と擦れたりすると傷がついてしまう可能性があります。せっかくのデザインが損なわれるのは悲しいですから、ぜひケースで保護してあげてください。

まとめ:iPlay 60 mini Proのデザイン・外観レビュー

  • 洗練されたユニボディデザイン: 滑らかなエッジと継ぎ目のない一体感。
  • 高品質なメタル素材: CNC加工されたアルミニウム合金による堅牢性と高級感。
  • 上品なカラーリング: 落ち着いたスペースグレーでシーンを選ばない。
  • 抜群の携帯性: 厚さ 7.9mm、重量約310gで片手操作も楽々。
  • 絶妙なサイズ感: 8.4インチディスプレイで視認性と携帯性を両立。
  • 指紋が付きにくい: サラサラした背面仕上げで美しさをキープしやすい。
  • 所有欲を満たす質感: 価格以上の満足感を得られるデザイン。

【動画レビュー】写真では伝わらない魅力をチェック!

iPlay 60 mini Proのデザインについて詳しくレビューしてきましたが、「百聞は一見に如かず」とも言います。写真だけでは伝わりにくいアルミボディの光沢感や、手に持った時のリアルなフィット感を、ぜひ動画で体感してください!

この動画では、360度様々な角度からデザインを確認できるほか、実際に操作している様子なども少しだけお見せしています。購入前の最終チェックとして、参考にしていただけると嬉しいです。

ディスプレイをレビュー:iPlay 60 mini Proの8.4インチで高精細な画面を検証

ここでは、Alldocube iPlay 60 mini Proの「顔」とも言えるディスプレイについて、じっくりレビューしていきます。タブレットを選ぶ上で、画面の綺麗さや見やすさは非常に重要な要素です。このiPlay 60 mini Proは、コンパクトなボディに驚くほど高品質なディスプレイを搭載しており、様々なコンテンツを快適に楽しませてくれました。

吸い込まれるような映像美、8.4インチIPSスクリーン

まず、電源を入れて最初に感じるのは、その画面の美しさです。8.4インチというサイズは、片手での持ちやすさと視認性のバランスが絶妙です。解像度は1920×1200ピクセル、画素密度は270 PPIとなっており、細かな文字も潰れることなくクッキリと表示されます。IPSパネルを採用しているため視野角が広く、少し斜めから見ても色味の変化が少ないのが特徴です。個人的には、発色がとても自然で、鮮やかすぎず地味すぎず、ちょうど良い色合いだと感じました。

指先にダイレクトに伝わる操作感:In-Cellフルラミネーション

このタブレットは「In-Cellフルラミネーション」という技術を採用しています。これは、液晶ディスプレイとタッチセンサー、表面のガラス(またはフィルム)が一体化されている技術のことです。これにより、画面表示と指で触れる部分の距離が近くなり、視差(見る角度によって表示がズレて見えること)が少なく、まるで画面に直接書き込んでいるかのようなダイレクトなタッチ操作感が得られます。

実際に使ってみると、アイコンをタップしたり、ウェブページをスクロールしたりする際の反応がとても自然で、ストレスなく操作できました。

エンタメ体験が変わる!Widevine L1対応の実力

動画配信サービスをよく利用する方にとって嬉しいのが、Widevine L1に対応している点です。これは、NetflixやAmazon Prime Videoといったサービスの著作権保護されたコンテンツを、HD画質(高画質)で再生するために必要な規格です。安価なタブレットの中にはこのWidevine L1に対応しておらず、標準画質でしか再生できないものもありますが、iPlay 60 mini Proなら心配ありません。

実際にNetflixで話題のアニメ『怪獣8号』を視聴してみましたが、キャラクターの細かな表情や迫力あるアクションシーンを、本来の美しいHD画質で存分に楽しむことができ、没入感が格段に向上しました。

目に優しく、バッテリーにも優しい自動輝度調整

地味ながら非常に便利なのが、光センサーによる画面の明るさ自動調整機能です。周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動で調整してくれるため、明るい屋外から薄暗い室内へ移動した際などに、手動で明るさを変える手間が省けます。また、常に最適な明るさに保たれることで、目の疲れを軽減し、バッテリーの節約にも繋がります。

個人的には、寝る前にベッドでKindleアプリを使って電子書籍を読む際に、この機能のありがたみを特に感じました。部屋の明かりを落としても、画面が眩しすぎることなく、快適に読書に集中できました。

高画質だからこその小さな願望?

正直なところ、この価格帯のタブレットとしては、ディスプレイの品質に大きな不満はありません。発色も解像度も素晴らしく、動画視聴や電子書籍リーダーとしては非常に快適です。ただ、普段から高リフレッシュレート(画面が1秒間に書き換わる回数が多い)のスマートフォンを使っている身としては、「もしこのディスプレイが90Hzや120Hzに対応していたら、もっと最高だったのに!」と感じてしまう瞬間もありました。

もちろん、60Hzでも通常の使用には全く問題ありませんし、これは贅沢な悩みであることは承知しています。しかし、それだけ基本性能が高いディスプレイだからこそ、さらなる滑らかさを期待してしまった、というのが正直な感想です。

まとめ:iPlay 60 mini Pro ディスプレイの魅力

  • 高精細で見やすい: 8.4インチ、1920×1200解像度、270 PPIのIPSパネル。
  • 自然な発色: 鮮やかすぎず、目に優しい色合い。
  • ダイレクトな操作感: In-Cellフルラミネーション技術による視差の少ない表示。
  • エンタメに最適: Widevine L1対応でNetflixなどのHD再生が可能。
  • 目に優しい: 光センサーによる自動輝度調整機能搭載。
  • 高い画面占有率: スリムなベゼルで没入感アップ(画面占有率85%)。
  • 価格以上の満足度: この価格帯ではトップクラスのディスプレイ品質。

プロセッサ性能をレビュー:MediaTek Helio G99の処理性能は快適か?

ここでは、Alldocube iPlay 60 mini Proの頭脳にあたるプロセッサ性能、特に日常的な使い勝手についてレビューします。ベンチマークの数値も重要ですが、それだけでは分からない実際のサクサク感や快適さが、タブレット体験の満足度を大きく左右します。iPlay 60 mini Proは、普段使いにおいて十分なパワーを発揮してくれる一台です。

タブレットの中核には信頼の「MediaTek Helio G99」

iPlay 60 mini Proに搭載されているプロセッサは「MediaTek Helio G99」です。これは、2つの高性能コア(ARM Cortex-A76 @2.2GHz)と6つの高効率コア(ARM Cortex-A55 @2.0GHz)で構成されるオクタコアCPUで、比較的新しい6nmプロセス技術で作られています。この構成により、処理能力と電力効率のバランスが取れており、ミドルレンジのタブレットとしては非常に信頼性の高いチップセットと言えます。

ストレスフリーなブラウジングと動画視聴体験

実際に使ってみて最も快適さを感じたのは、ウェブブラウジングや動画視聴といった日常的な操作です。Chromeブラウザで複数のタブを開き、ニュースサイトや画像が多いブログなどを閲覧しても、読み込みやスクロールがもたつく場面はほとんどありませんでした。YouTubeで動画を再生しながら他のアプリに切り替えたり、Netflixで視聴中にシークバーを操作したりする際も、引っかかることなくスムーズに動作します。

こうした基本的な操作で待たされることが少ないのは、使っていて非常に心地よいです。

マルチタスクも余裕!大容量8GB RAMの効果を実感

この快適さを支えているもう一つの要因が、搭載されているメモリ(RAM)です。iPlay 60 mini Proは、8GBの物理RAMに加えて、ストレージの一部をRAMとして利用する仮想RAM機能でさらに8GBを追加し、合計16GB相当のメモリ領域を確保できます。これにより、複数のアプリを同時に立ち上げても動作が重くなりにくいのが大きなメリットです。

例えば、ブラウザで調べ物をしながらSNSをチェックし、バックグラウンドでSpotifyの音楽を流す、といった使い方でも、アプリの切り替えはスムーズでした。2画面分割機能を使って、動画を見ながらメモを取るような作業も快適に行えます。

アプリ起動もキビキビ、日常操作が心地よい

X (旧Twitter)やInstagram、Kindleといった日常的によく使うアプリの起動も速く、起動後の動作もキビキビとしています。全体的な操作フィールとして、指の動きにしっかりとついてきてくれる感覚があり、安価なタブレットにありがちな「ワンテンポ遅れる」ようなストレスを感じることはほとんどありませんでした。

個人的には、ウェブ閲覧、動画視聴、SNS、電子書籍といったタブレットの主な用途において、この性能があれば不満を感じることはまず無いと言えます。価格を考えれば、期待以上の快適さです。

前モデルからの乗り換えでも満足できる?体感性能

Alldocubeの前モデル「iPlay 50 mini Pro」も同じHelio G99プロセッサを搭載していました。そのため、プロセッサ自体の性能が劇的に向上したわけではありません。しかし、iPlay 60 mini ProではOSがAndroid 14ベースの新しい「Alldocube OS 3.0」になっており、システム全体の最適化が進んでいる可能性があります。

実際に使ってみると、前モデル(もし使っていれば)と比較して、アプリの切り替えや全体的な動作がよりスムーズになったように感じられるかもしれません。これはあくまで体感的なものですが、日常的な操作における快適さは着実に向上している印象です。

まとめ:iPlay 60 mini Pro プロセッサ性能(日常使い)

  • 信頼性の高いプロセッサ: 電力効率と性能のバランスが良いMediaTek Helio G99を搭載。
  • 快適な基本操作: ウェブブラウジング、動画視聴、SNSなどがストレスなく動作。
  • マルチタスク性能: 合計16GBのRAM(物理8GB+仮想8GB)で複数アプリの同時利用もスムーズ。
  • キビキビとした動作: アプリ起動や画面遷移が速く、もたつきを感じにくい。
  • 十分なパワー: 日常的なタブレットの用途において、満足できるパフォーマンス。
  • OS最適化の恩恵: 新しいOSにより、体感的な快適さが向上している可能性。

Antutuベンチマーク

Alldocube iPlay 60 mini ProMediaTek Helio G99 (MT8781)プロセッサを搭載し、

Antutu V10 ベンチマーク総合で約 40万 (396401) 前後を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「396401」、CPUで「131378」、GPUで「62439」、MEMで「97342」、UXで「105242」

 

投稿者: @akibaburari
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前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」もMediaTek Helio G99搭載で変更されていません。

性能的にはSnapdragon 695 5Gとほぼ同じくらいの性能です。MediaTek MT8183のちょうど2倍のスコアで、ミッドレンジモデルの中で性能が高い方です。

ブラウザの動作は高速で、スクロールで遅延が起こることはまずありません。YouTubeなどの動画視聴はもちろん快適です。他のプロセッサで起動がもっさりするアプリも超サクサクで動作します。

MediaTek Helio G99 (MT8781)性能を比較

Alldocube iPlay 60 mini Proが搭載するMediaTek Helio G99 (MT8781)は、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) )・・・Antutu:2150000
  2. Snapdragon 8+ Gen 1 (LAVIE Tab T9 T0995/HAS)・・・Antutu:1350000
  3. Snapdragon 6 Gen 1 (Alldocube iPlay 60 Mini Turbo)・・・Antutu550000
  4. MediaTek Dimensity 7050 (HEADWOLF Fpad 7)・・・Antutu:520000
  5. MediaTek Helio G99 (Alldocube iPlay 60 mini Pro)・・・Antutu:400000
  6. Snapdragon 695 5G (dtab Compact d-52C)・・・Antutu:400000
  7. Unisoc T616 (HEADWOLF Fpad 3)・・・Antutu:300000
  8. Snapdragon 680 (Orbic TAB8 4G)・・・Antutu:270000
  9. MediaTek Helio G85 (Redmi Pad SE 8.7)・・・Antutu:270000
  10. Unisoc T606 (Teclast M50 Mini)・・・Antutu:250000

比較して分かること

MediaTek Helio G99のAntutuスコア約40万点は、Snapdragon 6 Gen 1(約55万点)やDimensity 7050(約52万点)といった上位ミドルレンジCPUには及ばないものの、Snapdragon 695 5Gとは同等の性能を示します。一方で、Unisoc T616(約30万点)やSnapdragon 680(約27万点)などのエントリークラスCPUよりは明確に高性能です。

最新ハイエンドCPU(スコア200万点超)とは大きな差があり、高負荷な3Dゲームの最高設定でのプレイは難しいですが、日常的なウェブ閲覧、SNS、動画視聴や軽めのゲームであればスムーズに動作する実力を持っています。

まとめ

以上のデータから、MediaTek Helio G99は、2024年時点においてミドルレンジクラスに位置づけられるCPUであり、日常的な用途や比較的負荷の軽いゲームであれば、十分快適に動作する性能を持っていると評価できます。Snapdragon 695 5Gと同等の性能を持ち、エントリークラスのCPUよりも明らかに高性能です。

ただし、最新のハイエンドCPUや上位のミドルレンジCPUには及ばないため、グラフィック設定の高いゲームや高度な処理を求める用途には限界があります。搭載されるデバイスの価格帯を考慮すると、コストパフォーマンスに優れた選択肢の一つと言えるでしょう。

原神は快適にプレイできるか?徹底検証

Alldocube iPlay 60 mini Pro ゲーム

原神 (Genshin Impact) は美麗なグラフィックで描かれる広大なオープンワールドを冒険するアクションRPGです。

MediaTek Helio G99にとっては「原神」は非常に負荷の高いタイトルです。快適なプレイを実現するには多くの妥協が求められます。

推奨されるグラフィック設定

まず、グラフィック設定は「最低」または「低」が基本となります(ゲーム序盤では画質「最低」しか選択できないようになっています)。具体的には、レンダリング解像度を「0.6」や「0.8」に下げ、シャドウ品質、エフェクト品質、シーンのディテールなども「最低」または「低」に設定する必要があります。ブルーム効果やモーションブラーといった視覚効果もオフにすることが推奨されます。

フレームレートは「30FPS」設定が現実的で、「60FPS」設定では目標値に到達することはほぼありません。これらの設定にしても、キャラクターや背景のディテールは粗くなり、描画の質は大きく低下します。

フィールド探索時の動作感

フィールド探索時、特に初期のモンドや璃月の一部など比較的負荷の軽いエリアでは、平均して25~30FPS程度で動作することがあります。しかし、稲妻、スメール、フォンテーヌといった新しい地域や、オブジェクトが多い場所、複雑な地形では、フレームレートは低下しやすく、20FPS台前半になることや、瞬間的にそれ以下に落ち込む場面も少なくありません。歩行やダッシュ中のわずかなカクつきは常時発生する可能性があります。

戦闘:最もパフォーマンスが低下する場面

戦闘シーンは最もパフォーマンスが低下する場面です。複数の敵、特に大型の敵やアビスの魔術師などが同時に出現し、キャラクターが元素スキルや元素爆発を連続して使用すると、元素反応によるエフェクトが多重に発生し、フレームレートは容易に20FPSを下回ります。

激しい戦闘の最中には15FPS前後にまで落ち込むこともあり、画面が大きくカクつくことで、敵の攻撃の回避やキャラクターチェンジ、スキルの発動タイミングがずれるなど、操作に直接的な支障が出ます。深境螺旋のような高難易度コンテンツでは、このパフォーマンスの限界がクリアの難易度をさらに高めます。

※最低画質の場合はカクつきはほとんど起こりません。

都市部での動作

モンド城や璃月港などの都市部でも、多くのNPCや建物が描画されるため、フレームレートはフィールド探索時よりも低下しやすく、25FPS前後で推移することが多くなります。

※最低画質の場合は快適に動作できます。

マルチプレイ時の影響

マルチプレイでは、他のプレイヤーの動作やスキルエフェクトも描画負荷となるため、ソロプレイ時と比較してさらにフレームレートが低下し、不安定さが増します。

発熱による更なるパフォーマンス低下

さらに、30分から1時間程度の連続プレイで本体が顕著な熱を持ち始めます。この発熱によりサーマルスロットリングが発生し、チップセットの性能が抑制されるため、ゲームの動作はさらに重くなり、カクつきが増加する傾向にあります。

総合的なプレイフィールと限界

結論として、Helio G99搭載端末で「原神」をプレイすることは可能ですが、それはグラフィック品質を大幅に犠牲にし、戦闘中などのカクつきを許容することが前提となります。

ストーリーを進めたり、日課をこなしたりする程度であればこなせますが、美麗な世界観の堪能や、高難易度コンテンツでの快適なアクション体験を求めるのは困難です。あくまで「最低限動く」レベルと捉えるのが適切でしょう。

ゲーム性能

MediaTek Helio G99 プロセッサは、低価格なタブレットの中では比較的パワフルな性能で、設定を変更することで、多くのゲームをプレイできるようになります。

以下、具体的なゲームタイトルとそのフレームレート(FPS)を紹介します。

人気ゲームタイトルのFPS

タワーオブファンタジー (Tower of Fantasy)

ゲーム説明: アニメ調のグラフィックが特徴の、未来世界を舞台にしたオープンワールドRPG。「原神」に近いプレイスタイルです。
動作状況: グラフィック設定を「スムーズ」または「標準」、フレームレート設定を30FPSにすることで、平均25~30FPS程度での動作となります。「原神」と同様に、フィールド探索は比較的安定しますが、ボス戦やマルチプレイなど負荷の高い場面ではカクつきが目立ちます。快適なプレイには設定の調整が必須です。

黒い砂漠 MOBILE (Black Desert Mobile)

ゲーム説明: PC版でも知られる、美麗なグラフィックとアクション性の高い戦闘が特徴のMMORPG。
動作状況: グラフィック設定を「中間」以下、フレーム効果などをオフにし、最大フレームレートを30~45FPS程度に設定することでプレイ可能です。オート戦闘がメインであれば大きな問題はありませんが、拠点戦など多数のプレイヤーが集まる場面では、フレームレートが大幅に低下し、操作が困難になることがあります。画質設定を低く保つことが重要です。

鳴潮 (Wuthering Waves)

ゲーム説明: ポストアポカリプス世界を舞台にしたオープンワールドアクションRPG。「原神」と同様に高いグラフィック性能が求められます。
動作状況: グラフィック設定を「最低」または「低」、フレームレート設定を30FPSにした場合、平均して20~30FPS程度での動作が見込めます。戦闘アクションが激しいため、エフェクトが多い場面や高速移動時にはフレームレートが不安定になりやすく、カクつきが発生します。「原神」同様、快適なプレイには設定の調整が不可欠です。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

PUBG MOBILE

ゲーム説明: こちらも100人対戦がメインのバトルロイヤルゲームの代表格。リアルな銃器描写が特徴。
動作状況: グラフィック設定を「スムーズ」または「標準」、フレームレート設定を「中」~「高」(最大40FPS程度)にすることで、平均30FPS強でのプレイが見込めます。広大なマップでの移動や遠距離での撃ち合いは比較的安定しますが、近接戦闘やスモークの中など負荷の高い状況ではフレームレートが低下します。快適さを求めるなら「スムーズ」設定が推奨されます。

Call of Duty: Mobile (バトルロイヤルモード)

ゲーム説明: 人気FPSシリーズ「Call of Duty」のモバイル版。バトルロイヤルモードも搭載。
動作状況: グラフィック品質を「中」以下、フレームレート設定を「中」または「高」にすることで、平均30~40FPSでのプレイが可能です。開けた場所での移動は比較的スムーズですが、敵との交戦時や建物内での探索ではフレームレートが不安定になることがあります。設定を調整すればプレイ自体は十分可能です。

Modern Combat 5: Blackout

ゲーム説明: スマートフォン向けFPSの定番シリーズ。キャンペーンモードとマルチプレイヤーモードがあります。
動作状況: グラフィック設定を「最適」または「パフォーマンス」に調整することで、平均40~60FPSでのプレイが可能です。キャンペーンモードは比較的安定していますが、マルチプレイヤーモードでは、プレイヤーが多い場面や爆発エフェクトが多い状況で一時的にフレームレートが低下することがあります。しかし、全体的にはスムーズにプレイできるレベルです。

荒野行動 (Knives Out)

ゲーム説明: 100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人(または1チーム)を目指して戦うバトルロイヤルゲーム。
動作状況: グラフィック設定を「標準」または「スムーズ」、フレームレート設定を「中」~「高」(最大40FPS程度)にすることで、平均30FPS前後でのプレイが可能です。建物が多いエリアや終盤の戦闘など、プレイヤーが密集する場面ではフレームレートが不安定になることもありますが、設定次第で十分に遊べるレベルです。

その他のゲームタイトルのFPS

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

ゲーム説明: アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観をベースにした、ターン制コマンドバトルRPG。
動作状況: 基本的に2D描写がメインのため、Helio G99の性能であれば快適に動作します。バトル中のアニメーションやLive2Dによるキャラクターの動きも、ほとんどの場面で60FPSに近い滑らかな表示が可能です。一部の豪華な演出でわずかに処理落ちを感じる可能性はありますが、プレイに影響はほぼありません。

ウマ娘 プリティーダービー

ゲーム説明: 実在の競走馬を美少女化した「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲーム。
動作状況: ゲーム設定を「標準」または「軽量」にすれば、育成パートやメニュー画面はスムーズに動作します。レースシーンでは多くのキャラクターが同時に描画されるため、平均30FPS前後となり、ゴール前など密集する場面では若干のコマ落ちを感じることがあります。最高設定でのリッチなライブ鑑賞は難しいですが、ゲームプレイ自体は問題なく楽しめます。

Fate/Grand Order (FGO)

ゲーム説明: 人気の「Fate」シリーズを題材とした、ターン制コマンドバトルRPG。
動作状況: 2D主体で比較的負荷の軽いゲームですが、宝具演出など一部のエフェクトが重い場面があります。通常、30FPS以上で安定して動作し、快適にプレイ可能です。ただし、派手な宝具演出が連続するような場面では、一時的にフレームレートが低下することがあります。

Pokémon GO

ゲーム説明: 現実世界を歩き回り、ポケモンを捕まえたりバトルしたりする位置情報ゲーム。
動作状況: AR機能を使用しない限り、通常プレイは60FPSに近いフレームレートでスムーズに動作します。マップ上のオブジェクトが多い場所やレイドバトルなど、一時的に負荷が上がる場面はありますが、プレイに支障が出るほどのカクつきは少ないでしょう。AR機能利用時はフレームレートが低下します。

Minecraft

ゲーム説明: ブロックを使って自由に世界を創造したり冒険したりするサンドボックスゲーム。
動作状況: 描画距離やグラフィック設定を「中」程度に調整すれば、平均40~60FPSで比較的快適にプレイできます。チャンクの読み込み時やMOBが大量に発生する場面では一時的にフレームレートが低下しますが、基本的な探索や建築はスムーズに行えます。影MODなど高負荷な設定は厳しいです。

Asphalt 9: Legends

ゲーム説明: 実在のスーパーカーで美麗なコースを駆け抜ける、アーケードスタイルのレーシングゲーム。
動作状況: グラフィック設定を「パフォーマンス優先」または「デフォルト」にすることで、平均30FPS程度でのプレイが可能です。派手なクラッシュシーンやニトロ使用時など、エフェクトが多い場面ではフレームレートが低下することがありますが、レースゲームとしての基本的な操作感は維持されます。最高画質でのプレイは難しいです。

エミュレーター

Androidアプリの豊富なエミュレーターを利用できます。

PSP、DC(ドリームキャスト)、N64(ニンテンドー64)、などのゲームはほとんど快適に動作し、遅延があまり生じません。

その他の比較的 軽いPS1、SFC(スーパーファミコン)、MD(メガドライブ)、FC(ファミコン)、GBA(ゲームボーイアドバンス)、PCE(PCエンジン)、NEOGEO(ネオジオ)のゲームも動作します。

ただし、YabaSanshiro2 エミュレーターを利用したSS(セガサターン)の一部のゲームは遅延が生じることがあります(※軽いものは動作します)。この点はMediaTek Helio G99 プロセッサと大きく違っています。

なお、エミュレーターはGoogle Playストアからダウンロードできます。ほとんど無料ですが、有料になるものもあります。

おすすめのエミュレーターはRetroArch、DuckStation、PPSSPP、YabaSanshiro2 です。

カメラ性能をレビュー:タAlldocube iPlay 60 mini Proの日常シーンでの活用度を探る

ここでは、Alldocube iPlay 60 mini Proに搭載されているカメラについてレビューします。最近のスマートフォンのカメラ性能は目覚ましいですが、タブレットのカメラに求められる役割は少し異なります。ここでは、記念撮影のような画質を追求するのではなく、ビデオ通話や資料の記録といった、タブレットならではの用途でどの程度「使える」のか、実用的な視点から見ていきます。

カメラのスペックを確認:リア13MP、フロント5MP

まずスペックを確認しましょう。iPlay 60 mini Proの背面には1300万画素(13MP)のリアカメラが搭載されており、オートフォーカス(AF)にも対応しています。前面には500万画素(5MP)のフロントカメラが配置されています。このスペックは、前モデルとされる「iPlay 50 mini Pro」から据え置きのようです。そのため、画質面で劇的な進化を期待するというよりは、タブレットとしての基本的なカメラ機能をしっかり押さえている、と捉えるのが良いかもしれません。

リアカメラ:メモや記録撮影には十分な実力

リアカメラの1300万画素というスペックは、タブレットとしては標準的です。実際に使ってみると、明るい場所であれば、書類の内容を読み取ったり、ホワイトボードのメモを記録したりするには十分な画質で撮影できました。オートフォーカスも比較的スムーズに機能するので、例えばレシートや本のページなどをサッと撮影したいときに便利です。QRコードの読み取りも問題なく行えました。

ただし、スマートフォンのカメラと比べてしまうと、やはり画質は見劣りします。特に少し暗い場所での撮影や、色の再現性においては限界を感じます。美しい風景や人物を綺麗に残したい、という用途には正直向きません。あくまで「記録用」と割り切って使うのが賢明です。個人的には、会議資料のデジタル化や、ちょっとした備忘録としての写真撮影には十分役立つと感じています。

フロントカメラ:ビデオ通話やオンライン会議の必需品

フロントカメラの500万画素は、主にビデオ通話やオンライン会議での使用を想定したものでしょう。実際にZoomやLINEビデオ通話で試してみましたが、相手に自分の顔を認識してもらうには十分な画質です。

もちろん、高画質なウェブカメラなどには及びませんが、タブレット単体で手軽にビデオコミュニケーションが取れるのは大きなメリットです。また、このフロントカメラは顔認証機能にも利用されており、ロック解除の際に役立ちます(顔認証の詳細は別項で触れます)。

「そこそこ使える」がタブレットカメラの適正値?

総じて、iPlay 60 mini Proのカメラは、「素晴らしい画質」とは言えませんが、「タブレットとして必要な機能は果たせる」レベルにあると感じました。高画質を求めるならスマートフォンを使えば良いわけで、タブレットにはビデオ通話や資料撮影、QRコード読み取りといった特定の用途で「そこそこ使える」カメラがあれば十分、というのが個人的な意見です。

その点において、このタブレットのカメラは期待に応えてくれています。価格を考えれば、むしろ健闘していると言えるかもしれません。

まとめ:iPlay 60 mini Pro カメラ性能

  • リアカメラ: 1300万画素、オートフォーカス対応。明るい場所での記録撮影や書類のスキャンに実用的。
  • フロントカメラ: 500万画素。ビデオ通話やオンライン会議、顔認証に十分な性能。
  • 画質の限界: スマートフォンカメラの代替にはならない。暗所撮影や色再現性は苦手。
  • 実用性重視: 「記録用」「コミュニケーション用」と割り切れば十分活用できる。
  • 価格相応: タブレットに搭載されるカメラとしては標準的な性能。
  • 前モデルから据え置き: 画素数スペックは前モデルと同等。

iPlay 60 mini Proの進化したOSと便利機能を徹底検証!

ここでは、Alldocube iPlay 60 mini Proのソフトウェア、つまりOSと搭載されている様々な機能についてレビューします。タブレットのハードウェア性能が高くても、それを活かすソフトウェアが使いにくければ意味がありません。その点、iPlay 60 mini ProはAndroid 14をベースにした独自の「Alldocube OS 3.0」を搭載し、さらに便利な機能を追加することで、前モデルから着実に進化を遂げています。

新搭載「Alldocube OS 3.0」:洗練されたインターフェースと操作性

iPlay 60 mini Proには、最新のAndroid 14をベースにカスタマイズされた「Alldocube OS 3.0」がプリインストールされています。以前のAlldocube端末は素のAndroidに近いものが多かった印象ですが、本機ではより洗練されたユーザーインターフェース(UI)が採用されています。

デスクトップのアイコン配置やドックバー、クイック設定パネル(コントロールセンター)などが再設計され、より直感的で使いやすくなったと感じます。全体的にすっきりとしたデザインで、好感が持てます。

マルチタスクが捗る!2画面分割とインテリジェントサイドバー

Alldocube OS 3.0では、マルチタスク機能も強化されています。特に便利なのが「2画面分割」機能です。画面中央から2本指でスワイプダウンするジェスチャーで、簡単に画面を二分割し、2つのアプリを同時に表示できます。例えば、YouTubeでレビュー動画を見ながら、もう半分の画面でChromeブラウザを開いて製品情報をチェックする、といった使い方が可能です。

ただし、一部の口コミではジェスチャー操作の挙動に癖があるとの指摘もありました。私自身が試した範囲では、慣れれば問題ないレベルでしたが、アプリによっては意図しない動作(例: ブラウザ画面が更新される)が起こる可能性はありそうです。今後のアップデートでの改善に期待したい部分です。

また、「インテリジェントサイドバー」も便利な機能です。画面端からスワイプすると現れるバーに、よく使うアプリや機能を登録しておけば、いつでも素早く呼び出すことができます。電卓やカレンダー、メモ帳などを登録しておくと、作業中にサッと起動できて重宝します。

待望の顔認証に対応!ロック解除が格段にスムーズに

個人的に最も大きな進化だと感じたのが、顔認証への対応です。前モデルにあたる「iPlay 50 mini Pro」など、従来のAlldocubeの8インチタブレットでは生体認証が搭載されていませんでした。毎回パスコードやパターンを入力するのは地味に手間でしたが、iPlay 60 mini Proではフロントカメラを使った顔認証で、画面を見るだけでサッとロック解除できます。

認証速度や精度も、明るい場所であれば十分実用的です。(ただし、マスク着用時や暗い場所では認識しにくい場合もあります)。この機能だけでも、日常的なストレスがかなり軽減されました。

かゆいところに手が届く、便利な小技たち

細かい点ですが、使ってみると便利な機能もいくつか搭載されています。例えば、「ダブルタップでスリープ/スリープ解除」機能。画面を指でトントンと2回タップするだけで、画面を点けたり消したりできます。タブレットを机の上に置いたまま、電源ボタンに手を伸ばさずにサッと画面を確認したい時などに非常に便利です。

また、ジャイロセンサーが搭載されたのも嬉しいポイントです。これにより、タブレットの傾きを検知するアプリ、例えば一部のゲームや天体観測アプリなどが利用できるようになります。さらに、振動モーター(Haptic Motor)も内蔵されており、通知時や操作時に細かな振動でフィードバックが得られます。

充実の接続性とセンサー類で活用シーンが広がる

基本的な接続性やセンサー類も充実しています。GPSは複数の衛星測位システム(GPS/Beidou/Glonass/Galileo)に対応しており、Google Mapsなどのナビアプリも十分実用的に使えます。車載ホルダーにセットしてカーナビ代わりに使うのも良いでしょう。Wi-Fiは高速なac規格(Wi-Fi 5)に対応し、2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドが利用可能です。Bluetoothもバージョン5.2に対応しており、ワイヤレスイヤホンやキーボードなども安定して接続できました。

さらに、デュアルSIMスロット(nanoSIM x2 または nanoSIM + microSD)を備え、4G LTE通信(VoLTE対応)が可能です。Wi-Fi環境がない場所でも単体でインターネットに接続できるのは心強いです。その他、光センサー(自動輝度調整用)や重力センサーも搭載されています。

OSと機能面の進化:前モデルユーザーから見ても魅力的

iPlay 50 mini Proなどの前モデルと比較すると、iPlay 60 mini Proは単なるスペックアップにとどまらず、OSの刷新と顔認証、ジャイロセンサー、ダブルタップ機能といった実用的な機能の追加により、使い勝手が大幅に向上しています。これらの新機能は、日々のタブレット体験をより快適で便利なものにしてくれる、価値ある進化だと断言できます。

まとめ:Alldocube iPlay 60 mini Pro のOSと機能

  • 最新ベースの独自OS: Android 14ベースの「Alldocube OS 3.0」を搭載し、洗練されたUIを提供。
  • 強化されたマルチタスク: ジェスチャー対応の2画面分割やインテリジェントサイドバーが便利。
  • 待望の顔認証: フロントカメラによる顔認証でスムーズなロック解除が可能に。
  • 便利な小技: ダブルタップでのスリープ/スリープ解除、ジャイロセンサー、振動モーターを搭載。
  • 充実の接続性: GPS、デュアルバンドWi-Fi (ac)、Bluetooth 5.2、デュアルSIM (4G LTE/VoLTE)に対応。
  • 実用的なセンサー: 光センサー、重力センサーも搭載。
  • 大きな進化: 前モデル比でOSが刷新され、顔認証などの新機能により使い勝手が大幅に向上。

バッテリーをレビュー:iPlay 60 mini Proの電池持ちと急速充電の実力を検証

ここでは、タブレットの使い勝手を大きく左右するバッテリー性能と充電機能について、Alldocube iPlay 60 mini Proの実力をレビューします。どれだけ高性能で便利なタブレットでも、すぐにバッテリーが切れてしまっては意味がありません。その点、iPlay 60 mini Proはバッテリー容量を大幅に増やし、さらに急速充電にも対応することで、ユーザーの不安を解消してくれる頼もしい一台に仕上がっています。

大幅増量!前モデルから進化を遂げた6050mAhバッテリー

まず注目すべきは、そのバッテリー容量です。iPlay 60 mini Proは6050mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは、前モデルにあたる「iPlay 50 Pro NFE」(5000mAh)や、さらにその前の初代「iPlay 50 mini」(4000mAh)と比較しても、大幅な容量アップとなります。タブレットのサイズはコンパクトなまま、バッテリー容量がこれだけ増えたことは、素直に嬉しい進化点です。

この大容量化により、「外出先でバッテリーが持つかな?」という心配がかなり軽減されました。

実際に使って感じた、驚きのバッテリー持ち

実際にiPlay 60 mini Proを使ってみて、バッテリー持ちの良さには正直驚きました。私の使い方(ウェブ閲覧、SNSチェック、電子書籍、時々YouTubeで動画視聴)だと、朝にフル充電しておけば、夜まで充電なしで余裕を持って使うことができました。

特に、使っていない間のバッテリー消費(スタンバイ時の消費電力)が少ないように感じます。カバンに入れっぱなしにしていても、いざ使おうとした時にバッテリー残量がほとんど減っていないのは、サブ機として使うことが多い8インチタブレットにとって非常に重要なポイントです。

もちろん、ゲームを長時間プレイしたり、動画を連続で何時間も見たりすれば、バッテリーの減りは早くなります。あるレビューでは、そうしたヘビーな使い方だと5時間程度という報告もありましたが、一般的な使い方であれば10時間程度は持つという印象です。これは、電力効率の良いプロセッサ「Helio G99」との組み合わせも効いているのかもしれません。

急なバッテリー切れにも慌てない!18W PD急速充電対応

バッテリー持ちが良いとはいえ、うっかり充電を忘れてしまうこともあります。そんな時に心強いのが、18WのPD(Power Delivery)急速充電に対応している点です。PD対応の充電器とケーブル(別途用意が必要な場合が多いです。付属の充電器は通常速度タイプの場合があります)を使えば、短い時間でもある程度のバッテリー容量を回復させることができます。

例えば、外出前に「あ、充電が少ない!」と気づいても、身支度をしている間にサッと充電しておけば、かなりの時間使えるようになるのは本当に助かります。

充電はスマートに、汎用性の高いUSB Type-Cポート

充電ポートには、現在主流のUSB Type-Cが採用されています。これは、スマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリーなど、他の多くのデバイスと充電ケーブルや充電器を共有できるため、非常に便利です。旅行や外出時に持ち運ぶケーブルの種類を減らせますし、コネクタの向きを気にせずに挿せるのも地味ながらストレスフリーです。データ転送やOTG(USB機器の接続)にも対応しています。

バランスの取れたバッテリー性能で死角なし

iPlay 60 mini Proは、コンパクトな8.4インチサイズでありながら6050mAhの大容量バッテリーを搭載し、さらに18WのPD急速充電にも対応することで、バッテリーに関する不安要素を徹底的に潰してきた、という印象です。一日中持ち歩いても安心のバッテリー持続力と、いざという時に素早く充電できる急速充電性能。このバランスの良さは、特に外出先でタブレットを活用したいユーザーにとって、大きな魅力となるはずです。

まとめ:Alldocube iPlay 60 mini Pro のバッテリー・充電

  • 大容量バッテリー: 6050mAhを搭載し、前モデルから大幅に容量アップ。
  • 優れたバッテリー持ち: 日常的な使い方なら1日中安心して使える持続力。スタンバイ時の消費も少ない。
  • 急速充電対応: 18WのPD急速充電に対応し、短時間での充電が可能。
  • USB Type-Cポート: 汎用性が高く、ケーブルの共用や向きを気にしない接続が便利。
  • バランスの良さ: コンパクトさとバッテリー性能、急速充電を高次元で両立。
  • 安心感: 外出先での利用や、充電を忘れがちなユーザーにもおすすめ。

Alldocube iPlay 60 mini Proのメリット・デメリット

Alldocube iPlay 60 mini Proは、多くの魅力を持つ一方で、いくつかの注意点も存在するタブレットです。ここでは、購入を検討する上で知っておきたいメリットとデメリットを整理してご紹介します。

【メリット】

メリット1:絶妙なサイズ感と優れた携帯性

最大の魅力の一つは、そのコンパクトさです。8.4インチという画面サイズは、動画や電子書籍を楽しむのに十分な大きさでありながら、約310gという軽さで片手でも楽に扱えます。厚さも7.9mmと薄く、通勤カバンや小さなバッグにもすっぽり収まります。この手軽さにより、いつでもどこへでも気軽に持ち出して使えるフットワークの軽さは、大きなメリットと言えます。

メリット2:価格以上のパフォーマンスと充実した機能

MediaTek Helio G99プロセッサと合計16GB(物理8GB+仮想8GB)のRAMを搭載し、ウェブブラウジング、動画視聴、SNSといった日常的なタスクは非常にスムーズにこなします。この価格帯のタブレットとしては十分すぎる性能です。さらに、顔認証、GPS、ジャイロセンサー、デュアルSIM対応、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2など、便利な機能が豊富に搭載されており、様々なシーンで活躍します。

メリット3:高精細で美しいIPSディスプレイ

1920×1200ピクセルの高解像度を持つ8.4インチIPSディスプレイは、非常にクリアで色彩表現も豊かです。In-Cellフルラミネーション技術により、タッチ操作もダイレクト感があります。また、Widevine L1に対応しているため、Netflixなどの動画配信サービスをHD画質で楽しめる点も、エンターテイメント用途には大きなアドバンテージです。自動輝度調整機能も便利です。

メリット4:大幅に向上したバッテリー性能

6050mAhという大容量バッテリーは、前モデルから大幅に増量されており、一般的な使い方であれば一日中充電を気にせず使えます。スタンバイ時の電力消費も少なく、使いたい時にすぐに使える安心感があります。さらに18WのPD急速充電に対応しているため、万が一バッテリーが少なくなっても短時間で回復できるのは非常に心強いです。

【デメリット】

デメリット1:スピーカーの音質は価格相応

ステレオスピーカーを搭載し、モノラルだった前モデルからは改善されていますが、音質自体は「価格相応」という評価が多いです。特に低音域の迫力には欠け、全体的に少し軽い音に感じられます。動画のセリフなどは問題なく聞き取れますが、音楽鑑賞などで音質にこだわりたい場合は、イヤホンや外部スピーカーの利用をおすすめします。

デメリット2:独自OSの挙動に一部クセあり?

Android 14ベースの「Alldocube OS 3.0」は多機能ですが、一部のジェスチャー操作(2画面分割など)で、特定のアプリを使用している際に意図しない挙動を示すことがある、という指摘が一部で見られます。基本的な操作に大きな支障はありませんが、操作感には多少の慣れが必要な場合や、今後のソフトウェアアップデートによる改善が待たれる部分もあります。

デメリット3:カメラ性能は「記録用」と割り切る必要あり

リア13MP、フロント5MPのカメラは搭載されていますが、その性能はあくまでタブレットの補助的な機能と捉えるべきです。ビデオ通話や書類のメモ、QRコードの読み取りなどには十分使えますが、スマートフォンカメラのような高画質な写真や動画を期待することはできません。画質を重視する用途には不向きです。

デメリット4:保護ケースが付属していない

多くのタブレットと異なり、iPlay 60 mini Proには標準で保護ケースが付属していません。アルミニウム合金製の美しい筐体を傷から守るためには、別途ケースを購入する必要があります。持ち運びが多い方や、落下のリスクを避けたい方は、本体と同時にケースの購入も検討することをおすすめします。

Alldocube iPlay 60 mini Proのスペック

Alldocube iPlay 60 mini Pro 付属品

  • ディスプレイ 8.4インチ、解像度 1920 x 1200ドットのIPS
    ※FHD+/270ppi/輝度320nit/16 million colors/1200:1/狭額縁ナローベゼル/自動明るさ調整
  • Widevine L1 対応 (1080P・HDストリーミングのサポート)
  • プロセッサ MediaTek Helio G99 オクタコア
    ※6nm/64bit/8コア/最大2.2GHz
  • GPU Arm Mali-G57 MC2
  • RAM(メモリ)8GB LPDDR4
  • 拡張メモリ +8GBの仮想メモリで合計 最大16GBまで
  • ストレージ 128GB
  • 外部ストレージ microSDカードで最大512GBまで
  • バッテリー 6050 mAh /3.8V
  • 充電 18W PD急速充電、Type-C
  • 背面カメラ 13MP ※AF対応
  • 前面カメラ 5MP
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.2
  • 衛星測位 GPS/Galileo/GLONASS/Beidou
  • インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mm イヤホンジャック
  • センサー 重力センサー、光センサー、ジャイロスコープ、モーター
  • スピーカー デュアル BOXスピーカー x2、ステレオサウンド、大音量
  • マイク 内臓
  • スタイラスペン デュアル ハンドスタイラス (2つの異なるペン、充電不要)
  • キーボード Bluetoothキーボード(別売)
  • ケース フォリオ ケース(別売・自立可能)
  • FMラジオ サポート
  • 振動モーター ハプティクス(触感フィードバック)
  • 機能 フラッシュライト、画面分割など
  • 生体認証 顔認証
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Alldocube OS 3.0 (Android 14 ベース) ※Google Playストア対応
  • サイズ 202.7 x 126 x 7.9 mm
  • 重量 310 g
  • カラースペースグレー
  • 付属品 ACアダプタ(試供品)、SD取り出し用ピン(試供品)、USB Type-C ケーブル(試供品)、ユーザーマニュアル(説明書、保証書)
  • 4G通信 対応・VoLTE通話
  • SIMカード NanoSIM

対応バンド:Alldocube iPlay 60 mini Pro

Alldocube iPlay 60 mini Pro」はSIMフリーの4G通信に対応しています。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 4G FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 TDD: B38/39/40/41
  • 3G WCDMA: B1/2/5/8
  • 2G GSM: B2/3/5/8

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 4G: B1/3/28 (B19非対応)
  • プラチナバンド: B28対応 (B19非対応)
  • 3G: B1/8対応 (B6非対応) ※3Gサービスは2026年3月末終了予定

au:

  • 4G: B1/3/28/41 (B18/B26非対応)
  • プラチナバンド: B28対応 (B18/B26非対応)
  • 3G: サービス終了済み (端末はB1/2/5/8に対応)

ソフトバンク:

  • 4G: B1/3/8/28/41
  • プラチナバンド: B8/B28対応
  • 3G: B1/8対応 ※サービス終了済み

楽天モバイル:

  • 4G: B3/28 (パートナー回線B18/B26非対応)
  • プラチナバンド: B28対応 (パートナー回線B18/B26非対応)
  • 3G: サービス対象外 (端末はB1/2/5/8に対応)

結論

この端末は、バンド情報に基づくと、

  • ソフトバンク回線の主要な4Gバンド(B1/3/8)およびプラチナバンド(B8/B28)、高速化バンド(B41)に完全に対応しており、最も相性が良いです。
  • ドコモ回線では主要な4Gバンド(B1/3)とプラチナバンドの一部(B28)に対応していますが、最も重要なプラチナバンドB19に非対応のため、郊外や山間部、屋内での接続性に不安があります。3GのプラチナバンドB6にも非対応です(3G自体もサービス終了予定)。
  • au回線では主要な4Gバンド(B1)や補完バンド(B3/28/41)に対応していますが、プラチナバンド(B18/B26)に非対応のため、こちらも都市部以外での接続性に課題があります。
  • 楽天モバイル回線では自社メインバンド(B3)と自社プラチナバンド(B28)に対応していますが、パートナー回線(au)のプラチナバンド(B18/B26)に非対応のため、ローミングエリアでの接続は限定的になります。

総合的に見て、この端末はソフトバンク回線での利用に最適化されています。ドコモ、au、楽天モバイル回線では、特にプラチナバンドの対応状況から、利用エリアによっては繋がりにくさが発生する可能性が高いと言えます。

なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

前モデル「 iPlay 50 Mini Pro」との違い まとめ

Alldocube iPlay 60 mini Pro バッテリー

新モデル「Alldocube iPlay 60 mini Pro」と前モデル「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」との違いをまとめて紹介します。

1.バッテリー容量が5000 mAhから6050 mAh に増加しています。充電は18W PD急速充電で変更されていません。

2.重力センサーの他に新たに光センサー、ジャイロスコープが追加されました。

3.シングル BOXスピーカーから デュアル BOXスピーカーに変更されました。ステレオサウンド再生は前モデルと同じです。

4.ストレージ容量が256GBから128GBに減っています。最大512GBまで増設できる点は変わっていません。

5.フラッシュライト機能が追加されています。周囲を明るく照らす機能です。

6.顔認証が使えるように改善されました。前モデルは対応していませんでした。

7.サイズが202.7 x 126 x 7.5 mmから202.7 x 126 x 7.9 mmに変更されています。新モデルは0.4mm厚くなっています。

8.重量が292 gから310 gに変更されています。新モデルは18g重くなっています。カラーはスペースグレーで変更されていません。

9,OSがAndroid 13からlldocube OS 3.0 (Android 14 ベース)に変更されました。Google Playストアは引き続き利用できます。

Alldocube iPlay 60 mini Proの評価

Alldocube iPlay 60 mini Pro 斜め

6つの基準で「Alldocube iPlay 60 mini Pro」を5段階で評価すると以下のようになります。

  • スペック:★★★★
  • デザイン:★★★★
  • 通信:★★★★
  • 機能:★★★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★★★

総合評価

2023年8月に発売された「Alldocube iPlay 50 Mini Pro」の後継モデルになります。

前モデルはパワフルなMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載し、価格も安かったことから人気モデルになりました。

フルHDのIPS液晶、256GBのストレージ、背面13MPのメインカメラ搭載で、Widevine L1や最大16GBまでのメモリ拡張、SIMフリーの4G LET通信、触覚振動モーターにも対応しており、コスパが非常に高かったです。

新モデルはその性能をベースにして、新たにAlldocube OS 3.0 (Android 14 ベース)を搭載。

従来では使えなかった機能をふんだんに盛り込み、利便性が格段に向上しています。

また、バッテリーやスピーカーなど一部のスペックも強化されています。

Wi-Fi 6には対応していないものの、顔認証や光センサーによる自動明るさ調整、ジャイロスコープによる操作性の向上なども追加されており、利便性はさらに向上したといっていいでしょう。

Alldocube iPlay 60 mini Pro」の発売時の価格は、20,900円(送料無料)。

前モデルとそれほど変わらない価格で圧倒的にコスパが高いといえます。

これからAndroid 14のタブレットを買おうとしている人、Alldocubeの古いモデルからの買い替えを考えている人にもおすすめします。

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Alldocube iPlay 60 mini Proの価格・購入先

Alldocube iPlay 60 mini Pro 正面

ECサイト

Amazonで26,999円、

楽天市場で27,999円(送料無料)、

ヤフーショッピングで24,980円、

AliExpressで22,190円、

米国 Amazon.comで$159.99 ($20 OFFクーポン付き)、

で販売されています。

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AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品の紹介

Alldocube iPlay 60 mini Pro」に似た性能を持つタブレットも販売されています。

ALLDOCUBE iPlay 60 mini

ALLDOCUBEから発売された8.68インチ(または8.7インチ)のタブレットです(2025年4月 発売)。

Android 15、Unisoc T606 オクタコアプロセッサ、4GBメモリ、HD+解像度(800×1340)のIPS液晶、64GBストレージ、4000mAhバッテリー、背面5MPカメラ(AF対応)、前面5MPカメラを搭載しています。

また、90Hzリフレッシュレート、最大12GBまでのメモリ拡張、最大512GBまでのストレージ拡張(microSDカード)、デュアルBOXスピーカー、4G LTE通信(デュアルSIM対応、通話可能)、GPS(GPS/Beidou/Galileo/Glonass対応)、FMラジオ機能、Widevine L1、ワイヤレス投影、3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C (OTG対応)、Wi-Fi 5 (802.11ac)、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで15,999円(税込・5000円OFFクーポン付きで実質11,999円)、楽天市場で16,999円(送料無料)、です。

関連記事:iPlay 60 miniレビュー!1万円台でAndroid 15!Pro比較も

Alldocube iPlay 60 Mini Turbo

Alldocubeから発売された8.4インチのタブレットです(2024年9月26日発売)。

Android 14、Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1、8GB LPDDR5 メモリ、フルHDのIPS液晶、128GB UFS3.1、5500 mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、4K映像出力、18W PD急速充電、最大16GBまでのメモリ拡張、Widevine L1、最大512GBまでのストレージ拡張、ジャイロスコープ、振動モーター、自動明るさ調整、USB 3.1 Type-C (OTG/)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、AliExpressで29,512円です。

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Redmi Pad SE 8.7

シャオミから発売された8.7インチのタブレットです。Xiaomi HyperOS (Android 14ベース) 、MediaTek Helio G85、4GB/6GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、 64GB/128GB eMMC 5.1ストレージ、6650 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、

4G LET通信(※4Gモデルのみ)、ハンドストラップ付のカバー(別売)、リフレッシュレート 最大 90Hz、18W急速充電、デュアルスピーカー、Dolby Atmos、FMラジオ、AI 顔認証、メモリの拡張、最大2TBまでのストレージ拡張、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPS(※4Gモデルのみ)に対応しています。

価格は、Amazonで16,980円 (税込)、楽天市場で24,979円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,980円、AliExpressで13,816円、米国 Amazon.comで$132.33、です。

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LUCA TM083M4V1-B

アイリスオーヤマから発売された8インチのAndroid 13 タブレットです。Helio G99 (MT8781) 、5000mAhバッテリ、5MPカメラ、デュアルスピーカー搭載で、WideVine L1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで27,800円(税込)、楽天市場で29,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,800円、アイリスプラザで27,800円(送料無料)です。

関連記事:LUCA「TM083M4V1-B」は極薄で高速か? 最新 8型タブレットと徹底 比較!

HEADWOLF Fpad 5

HEADWOLFから発売された8.4型のAndroid 14 タブレットです。Helio G99、背面13MPカメラ、128GB UFS 2.1、デュアルBOXスピーカー搭載で、最大16GBまでのメモリ拡張、Widevine L1、顔認証に対応しています。

価格は、Amazonで20,999円 (税込)、楽天市場で24,999円(送料無料)、AliExpressで19,766円、米国 Amazon.comで$189.99 ($40 OFFクーポン付き)です。

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LAVIE Tab T9 T0995/HAS

NECから発売された8.8インチのAndroid 13 タブレットです。Snapdragon 8+ Gen 1、6550 mAhバッテリ、13MP 2眼カメラ搭載で、DP映像出力、リフレッシュレート 144Hz、筆圧ペンに対応しています。

価格は、楽天市場で82,606円(送料無料・未使用品)、ヤフーショッピングで87,300円(送料無料)、NEC Directで98,780円(税込)です。

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Lenovo Tab B9

レノボから発売された9インチのAndroid 12タブレットです。MediaTek Helio G80、4GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、64GBストレージ、5100mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面2MPのフロントカメラ搭載で、

デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmos、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、10点マルチタッチ、TÜV認証ブルーライト低減、Miracast、3年間のセキュリティアップデート保証、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで20,553円(税込)、楽天市場で27,293円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,999円、です。

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Teclast M50 Mini

Teclastから発売された8.7インチのAndroid 14タブレットです。Unisoc T606 6GB LPDDR4X メモリ、HD液晶、128GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面13MP + 0.3MPのデュアルカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、デュアルチャンネルスピーカー、ステレオサウンド、Widevine L1、最大16GBまでのメモリ拡張、AI顔認証、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで16,900円(税込・5000円OFFクーポン付きで実質11,900円)、です。

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他のAlldocube タブレットと比較

他にもAlldocubeのタブレットが販売されています。8インチモデルのほかに10インチ、11インチモデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

ALLDOCUBE タブレット 激安コスパで独走! 最新 全機種を比較

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