CPUを交換できるミニPC「Minisforum MS-A1」。早くも「ストレージの拡張性がスゴイ!」と評判です。しかし、その一方で「初心者向けではない」との口コミがあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は7つの観点で性能を紹介しつつ、別途必要なパーツや価格も紹介します。
- プロセッサ(CPU)
- グラフィックボード(ビデオカード)
- メモリ
- ストレージ
- 接続端子
- 映像出力
- 通信
また、前モデル「Minisforum MS-01」との違いも紹介!ベンチマークや原神、プレイできるゲーム、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「Minisforum MS-A1」が発売開始!
2024年7月23日、中国のPCメーカーの MINISFORUM(ミニスフォーラム) から新製品「MS-A1」(エムエス エーワン)が発売されました。
AMD Ryzen 7 8700G プロセッサを搭載したWindows ミニPCです。
MINISFORUMからは2023年12月にCore i9-13900H搭載の「MS-01」(エムエス 01)が発売されています。
このミニPCは「拡張性が凄い!」、「グラフィックボードも追加できる!」と評判でした。
新モデルはその筐体デザインを受け継ぎつつ、新たにCPUを交換できるように改善。
M.2 ストレージを4つも搭載できることで話題になっています。
もちろん、CPUやOSのない、格安のベアボーンモデルも用意していますよ。
それでは早速、どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ: Minisforum MS-A1
メリット1:AMD Ryzen 7 8700G でパワフルに動作・CPUの交換にも対応
新モデル「Minisforum MS-A1」はZen 4 アーキテクチャー採用のAMD Ryzen 7 8700G プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1 GHzのCPUを搭載し、AIに最適化されています。
具体的にはAIエンジンのAMD Ryzen AIを搭載し、最大 16 TOPSのパフォーマンスを実現しています。
内蔵のGPUはAMD Radeon 780M 2900 MHz で、最大4台までのマルチモニターに対応。
グラフィックAPIのDirectX 12やAMD Ryzen™ プロセッサから AMD Radeon グラフィックス メモリに瞬時にフル アクセスできる「AMD SmartAccess Memory」にも対応しています。
CPUの発熱量と消費電力の目安になるデフォルトのTDPは65Wです。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」は第13世代のインテル Core i9-13900H プロセッサを搭載していました。
このプロセッサは10nmプロセスで製造された14コア、20スレッド、最大5.4 GHz駆動のCPUを搭載しています。
CPUの交換
標準で搭載されているAMD Ryzen 7 8700G プロセッサから他のCPUに変更することができます。
対応ソケットは「AM5」で、AMD Ryzen 8000G シリーズとRyzen 7000シリーズに対応しています。
現在 販売されているCPUで最も安いのはRyzen 5 7600 で、価格は約 3万円 前後です。
ベアボーンモデルは最初からCPUが搭載されていないので、できるだけ安く済ませたいならこうした安価なCPUを搭載するといいでしょう。
ベンチマーク
新モデル「Minisforum MS-A1」が搭載するAMD Ryzen 7 8700G プロセッサをベンチマークで測定してみました。
PassmarkのCPUベンチマークで「31723」
Geekbench 6のシングルコア「2676」、マルチコア「13959」
Cinebench R23 シングルコア「1781」、マルチコア「17209」
PCMark 10 スコア「7709」
<グラフィック>
Fire Strike グラフィックスコアで「7411」
Time Spy グラフィックスコアで「3202」
3DMark Night Raidで「28565」
<ゲーム>
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク
FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「3095」
FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「5085」
他のCPUと比較
他のCPUを搭載するミニPC 14機種とPassmark CPU ベンチマークで比較すると、
Ryzen 7 8700G プロセッサは1番目に高いスコアを記録していました。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」が搭載する Core i9-13900H プロセッサは6番目に高いスコアを記録しています。
新モデルよりは前モデルよりも性能の高いプロセッサを搭載しているといえます。
1.★ AMD Ryzen 7 8700G (Minisforum MS-A1)・・・Passmark:31723
2.Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
3.AMD Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
4.AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
5.Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
6.Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
7.Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8/Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
8.Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
9.Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
10.Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
11.Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
12.Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080
13.Core i9-11900H (GMKtec M4)・・・Passmark:20647
14.Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069
グラフィック性能を比較
CPU内蔵のGPUはRadeon 780M グラフィックスで3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。
AMDのRadeon GPUの中では最も高いスコアでグラフィックスコアが高く、NVIDAのグラフィックボード「GTX 1650」に近い性能です。
インテルのore Ultra 9 185Hが内蔵するインテル Arc グラフィックスも同じくらいのスコアになっています。
1.Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
2.Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
3.Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後
原神のFPS
原神は画質「中」設定で 50-60 FPSで動作します。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
プレイできるゲーム
AMD Ryzen 7 8700G プロセッサはAIによってゲームにも最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできるようになっています。
原神 Genshin Impact・・・50-60 FPS
フォルツァ・ホライゾン・・・60-75 FPS
リーグ・オブ・レジェンド・・・150-240 FPS
NARAKA:BLADEPOINT・・・50-60 FPS
Microsoft Flight Simulator・・・30-40 FPS
ウィッチャー3・・・45-55 FPS
対応ソフト・アプリ
新モデル「Minisforum MS-A1」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。
また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。
そのほか、3Dのグラフィック制作として
ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。
生成AIサービス
生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。
メリット2:OCuLinkポート搭載で外付けGPU「DEG1」と接続できる
新モデル「Minisforum MS-A1」はPCI Expressスロットがないため、単体ではグラフィックボードを追加できません。
しかし、OCuLinkポートがあるため、外付けのGPUボックスと接続できます。
例えば、外付けGPU ドッキングステーションMinisforum「DEG1」があり、
一万円ほどの価格で購入できるようになっています。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」はPCI Expressスロット搭載で、
本体の内部にグラフィックボード(ビデオカード)を内蔵できました。
メリット3:DDR5-5200MHzメモリを採用・最大96GBまで搭載できる
新モデル「Minisforum MS-A1」はDDR5-5200MHz デュアルチャネル対応で、
2つのSODIMM スロットで最大96GBまで搭載できます。
メモリは標準で搭載されていないため、別途 購入する必要があります。
DDR5-5200MHzに対応したメモリはAmazonなどで1万2千円台から購入できます。
なお、ソケット「AM5」を採用しているため、DDR4メモリは利用できません。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」は32GB DDR5-5200MHz デュアルチャンネルメモリを搭載し、
2つのSODIMM スロットで最大64GBまで拡張できました。
新モデルは前モデルと同じメモリの規格を採用していますが、
搭載できるメモリ容量が前モデルよりも増えています。
メリット4:4つのM.2ストレージを搭載できる・PCIe 4.0で高速
新モデル「Minisforum MS-A1」は4つのM.2 ストレージを搭載できるようになっています。
具体的には2つのM.2 2280 SSD (PCIe 4.0×4)、M.2 2280 SSD (PCIe 4.0×1)、M.2 2280 SSD (PCIe 3.0×4 )
を搭載できます。
※PCIe 4.0×4対応のM.2 2280 SSDは約1万2千円台から購入できます。また、PCIe 3.0×4対応のM.2 2280 SSDは約1万円台から購入できます。
※うち1つは「U.2(ユー ドット ツー)」(2.5インチSSD向けのコネクタでPCIe、PCI‐Expressに対応)と互換性があります。
なお、PCIe 4.0 (16GT/s)はPCIe 3.0 (8GT/s)よりも2倍 高速に通信できます。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」はM.2 NVME SSDスロットを3つ搭載し、
スロットあたり最大2TBまで増設できました。1つだけ「U.2(ユー ドット ツー)」に対応している点は同じです。
新モデルは搭載できるM.2 ストレージの数が1つ増え、より多くのストレージを搭載できるようになっています。
メリット5:合計6つのUSBポート・高速なUSB4ポートも利用できる
新モデル「Minisforum MS-A1」は合計6つのUSBポートを搭載しています。
具体的にはUSB4 ポート(Data|DP)、USB3.2 Gen2 Type-A、2つのUSB3.2 Gen1 Type-A、2つのUSB2.0 Type-A ポートを搭載しています。
USB4 ポートは40Gbpsの高速転送が可能でDP映像出力、PD給電にも対応しています。
また、USB 3.2 Gen 2は10Gbps、USB 2.0は480Mbpsで転送できます。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」は合計8つのUSBポートを搭載していました。
具体的には2つのUSB4ポート、2つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポート、
2つのUSB3.2 Gen1 Type-A ポート、2つのUSB2.0 Type-A ポートを利用できました。
新モデルは前モデルよりもUSBポートの数が2つ少なくなっていますが、
比較的 多くのUSBポートがあるため、周辺機器ともスムーズに接続できます。
メリット6:4K 3画面出力に対応・USB4で8K出力も利用できる
新モデル「Minisforum MS-A1」はHDMI 2.1 (4K@120Hz) 、USB4 ポート (8K@60Hz) 、DisplayPort 2.0 (4K@144Hz) で映像出力できます。
また、3台のモニターに4K画質で同時に映像出力することもできます。
そのほか、USB4 ポートで8K映像出力も利用できます。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」は2つのUSB 4 ポートとHDMI 2.0ポートを組み合わせて4K 3画面出力が利用できました。
また、2つのUSB 4 ポートを利用して2台のモニターに8K画質で同時に映像出力することもできました。
新モデルは前モデルで可能だった8K 2画面出力が利用できなくなっています。
メリット7:Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2、2.5Gのデュアル有線LANに対応
新モデル「Minisforum MS-A1」はWi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2、2.5Gのデュアル有線LAN通信に対応しています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域を利用したより安定した高速通信が利用できます。
また、Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレスキーボードやマウスなどのワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
そのほか、2つのLANポートを利用して、2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信も利用できます。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」はWi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2、2.5Gのデュアル有線LANの他に
光ファイバー通信に対応していました。
新モデルはSFP+ポートがないため、光ファイバー通信が利用できなくなっています。
「Minisforum MS-A1」のデメリットは3つ!
「Minisforum MS-A1」のデメリットを3つ紹介します。
デメリット1:本体のサイズがやや大きめ
「Minisforum MS-A1」は一般的なミニPCと比べると、やや大きめのサイズ(189.5 x 186 x 48 mm)です。
購入する前にどのくらいの大きさなのか、よく確認した方がいいでしょう。
デメリット2:メモリやストレージを別途購入する必要がある
「Minisforum MS-A1」は基本的にベアボーン仕様なので、別途メモリとストレージを購入する必要があります。
DDR5-5200MHzに対応したメモリはAmazonなどで約1万2千円台から購入できます。
PCIe 4.0×4対応のM.2 2280 SSDは約1万2千円台から購入できます。
PCIe 3.0×4対応のM.2 2280 SSDは約1万円台から購入できます。
デメリット3:Officeアプリがインストールされていない
「Minisforum MS-A1」はOfficeアプリがインストールされていません。必要な場合は別途購入する必要があります。
「Minisforum MS-A1」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 8700G
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1 GHz - GPU AMD Radeon 780M 2900 MHz
- RAM(メモリ)DDR5-5200MHz デュアルチャネル(最大96GBまで)
- ストレージ 1TB SSD
1.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 4.0×1)
2.M.2 2280 SSD x2 (PCIe 4.0×4)
3.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 3.0×4 ) - 拡張ストレージ 1x PCIE 4.0×16 スロット(ハーフハイトシングルスロットx16対応・速度はPCIE4.0x8まで対応)
- 電源 DC 19V|12.6A (電源アダプター含み)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2 (M.2 2230 サポート)
- 有線LAN 2500Mbps LAN (2つのLANポートあり)
- インターフェース USB4 ポート(Data|DP) x1、USB3.2 Gen2 Type-A x1、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 Type-A x2、HDMI2.1 (4K@120Hz) x1、DP2.0 (4K@144Hz) x1、Oculink ポート(PCIe 4.0×4) x1、RJ45 2.5ギガビットイーサネットポート x2、電源スイッチ x1、3.5mmコンボジャック x1
- 映像出力 HDMI 2.1 (4K@120Hz) x1、USB 4 ポート (8K@60Hz) x1、Displayport 2.0 (4K@144Hz) x1
- オーディオ出力 HDMI 2.1 x1、DP 2.0 x1、3.5mm コンボ ジャック x1
- 冷却システム 大型ファン、大型のパッシブヒートシンク(M.2を冷却)、ヒートシンク(M.2とDDR5メモリを冷却)
- 消費電力 シングルCCD 8700G/8600G/7600Gdで最大65W、デュアルCCD CPU 7950X/7900Xなどで最大100W
- 自動起動 Wake On Lan/RTC WAKE
- Officeアプリ なし
- OS Windows 11
- サイズ 189.5 x 186 x 48 mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
- 付属品 電源アダプター x1、電源ケーブル x1、HDMI ケーブル x1、取扱説明書(日本語対応) x1
「Minisforum MS-A1」の評価
6つの基準で「Minisforum MS-A1」を5段階で評価すると以下のようになります。
スペック:★★★★★
デザイン:★★
通信:★★★★
機能:★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★
<総合評価>
Minisforum MSシリーズの最新モデルになります。
見た目は2023年12月に発売された「Minisforum MS-01」とそっくりですが、
中身の仕様は大きく変更され、全く別のミニPCになっています。
また、基本的にベアボーンPC仕様(CPUとOSはあり)で、別途メモリやストレージを用意する必要があり、
CPUとOSを搭載していない完全ベアボーンモデルも用意されています。
新モデルで注目すべき点は3点あります。
一つ目はCPUを変更できる点です。
一般的なミニPCはマザーボートとCPUが一体化されているため交換できませんが、
「Minisforum MS-A1」の場合は取り外して交換が可能です。
対応ソケットは「AM5」で、AMD Ryzen 8000G シリーズとRyzen 7000シリーズで変更でき、
特にRyzen 7000シリーズでは約 3万円 前後の安価なCPUに変更することもできます。
中古ではさらに安く入手できることもあるため、
あえて価格の安い完全ベアボーンモデルを選ぶという方法もあります。
2点目はM.2ストレージを4つ搭載できることです。
一般的なミニPCは内蔵のほかに1つのみ搭載できることが多いので、容量不足になることがありますが、
新モデル「Minisforum MS-A1」なら、その心配は不要です。
容量1TBのM.2の場合、最大4TBまで拡張できます。
3点目はOCuLinkポート搭載で外付けのGPUボックスと接続できることです。
残念ながらグラフィックボードは内蔵できませんが、
その代わり外付けGPU ドッキングステーションMinisforum「DEG1」と接続できるというメリットがあります。
「DEG1」は一万円ほどの価格で、他の外付けGPUボックスと比べるとかなり安いです。もし余っているグラフィックボードがあれば、手ごろな価格でグラフィック性能を上げることができます。
(まとめ)
新モデル「Minisforum MS-A1」は別途メモリやストレージを用意する必要がありますが、
CPUを交換できたり、M.2ストレージを4つ搭載できたりと自由にカスタマイズできるというメリットがあります。
パソコンの基本的な知識があるのなら、こうした拡張性に優れたPCで、自分好みに「カスタマイズする楽しさ」も味わえます。
ただし、パソコンの知識がゼロならば、やはり完成品のミニPCの方が使いやすいでしょう。
「Minisforum MS-A1」に似た性能を持つミニPCも販売されているので、よく比較することをおすすめします。
「Minisforum MS-A1」の価格・販売先
Minisforum公式ストア
AMD Ryzen 7 8700G + 32GB + 1TB SSDモデルで127,980円、
ベアボーンキットで41,580円(CPUなし、OSなし)、
で販売されています。
Minisforum公式ストアで「Minisforum MS-A1」をチェックする
※支払い方法はApple Pay、クレジットカード、PayPalです。
ECサイト
米国 Amazon.comで$319.90 ($64 OFFクーポン付き)
で販売されています。
Amazonで「Minisforum MS-A1」をチェックする
楽天市場で「Minisforum MS-A1」をチェックする
ヤフーショッピングで「Minisforum」をチェックする
AliExpressで「Minisforum MS-A1」をチェックする
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類似製品の紹介
「Minisforum MS-A1」に似た性能をもつミニPCも販売されています。
ASUS「NUC 14 Pro+」
ASUSから発売されたNUC規格のミニPC(ベアボーンPC)です。
Intel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 165H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 135H / Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載した5種類のモデルを用意しています。
また、最大96GBまで搭載できるDDR5-5600メモリスロット、M.2 2280 PCIe Gen4x4 NVMe SSD スロット x1、M.2 2242 PCIe x4 NVMe SSD スロット x1 搭載で、
Thunderbolt 4(40Gbps、DP映像出力、PD給電)、HDMI映像出力(2つのHDMI 2.1ポート)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x1、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 6E (Intel AX211)、2×2、Bluetooth 5.3、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで103,354円(税込)、楽天市場で102,829円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,829円(送料無料)、AliExpressで99,085円、米国 Amazon.comで$1,119.00です。
関連記事:CPUを選べるASUS「NUC 14 Pro+」のメリット・デメリット
「Minisforum MS-01」
Minisforumから発売されたIntel Core i9-13900H/Core i9-12900H搭載のミニPCです。32GB DDR5メモリ、1TB M.2 SSD搭載で、U.2&M.2 NVME SSDスロット(最大24TB)、PCIe 4.0×16スロット(グラボ追加)、光ファイバー/LANケーブルに対応した10Gbps SFP+ポート、8K 3画面出力、冷却システム、デュアルUSB4、デュアルギガビット有線LAN通信、Wi-Fi6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで128,980円(24506円 OFFクーポン付き・税込・ベアボーン)、楽天市場で82,980円(送料無料)、AliExpressで107,196円、MINISFORUM公式サイトで89,390円(Intel Core i5-12600H+32GB+1TBモデル・ベアボーンモデルは62,380円)、米国 Amazon.comで$849.99です。
関連記事:「Minisforum MS-01」異色の拡張性? 人気の高い超高性能ミニPCと徹底 比較!
「DESKMEET X600」
ASRockから発売されたベアボーンPCです。AMD AM4/AM5 ソケットと500W 電源、Wi-Fiモジュール用のM.2スロット搭載で、AMD Ryzen 8000 / 7000 シリーズのプロセッサ、DDR5 メモリ (最大 256GB)、SSD SATA3 6.0Gb/s もしくはM.2 2280 Gen5x4 / Gen4x4 ストレージを搭載できます。また、最大20cmのグラフィックボードの追加、2.5Gbpsのギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで33,898円、楽天市場で31,280円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,936円 です。
関連記事:ベアボーン「DESKMEET X600」でAIに強いPCを自作する方法を解説
「GMKtec NucBox M4」
GMKtecから発売された第11世代のIntel Core i9-11900H プロセッサ搭載のミニPCです。16GB/32GB DDR4 メモリ、512GB/1TB M.2 NVMe ストレージ搭載で、
4K 3画面出力(DP/HDMI/Type-C)、6つのUSB3.2 Gen 1 ポート、最大128GBまでのメモリ拡張、M.2 SSDで最大2TBまでの拡張、2.5インチHDD/SSDでの拡張、冷却システム、VESAマウント、Type-C (DP/DATA) x1、デュアル有線LAN (2.5G)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで78,850円(税込・15000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で79,999円、GMKtec公式サイトで68,545円、米国 Amazon.comで$598.00 ($30 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:「GMKtec NucBox M4」拡張し放題か? 高コスパで人気のミニPCと徹底 比較!
他のMinisforumミニPCと比較
他にもMinisforumのミニPCが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ
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