CPUを交換できるミニPC「Minisforum MS-A1」。早くも「ストレージの拡張性がスゴイ!」と評判です。しかし、その一方で「初心者向けではない」との口コミがあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は7つの観点で性能を紹介しつつ、別途必要なパーツや価格も紹介します。
- プロセッサ(CPU)
- グラフィックボード(ビデオカード)
- メモリ
- ストレージ
- 接続端子
- 映像出力
- 通信
また、前モデル「Minisforum MS-01」との違いも紹介!ベンチマークや原神、プレイできるゲーム、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「Minisforum MS-A1」が発売開始!
2024年7月23日、中国のPCメーカーの MINISFORUM(ミニスフォーラム) から新製品「MS-A1」(エムエス エーワン)が発売されました。
AMD Ryzen 7 8700G プロセッサを搭載したWindows ミニPCです。
MINISFORUMからは2023年12月にCore i9-13900H搭載の「MS-01」(エムエス 01)が発売されています。
このミニPCは「拡張性が凄い!」、「グラフィックボードも追加できる!」と評判でした。
新モデルはその筐体デザインを受け継ぎつつ、新たにCPUを交換できるように改善。
M.2 ストレージを4つも搭載できることで話題になっています。
もちろん、CPUやOSのない、格安のベアボーンモデルも用意していますよ。
それでは早速、どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ: Minisforum MS-A1
メリット1:パワフルなRyzen 7 8700G搭載とCPU交換の自由度
ここでは、Minisforum MS-A1が搭載するAMD Ryzen 7 8700Gプロセッサの魅力について、ベンチマークやゲーム性能以外の観点から、実際に使用して感じたことを中心にお伝えします 。
新世代Zen 4アーキテクチャーの実力
Minisforum MS-A1には、AMDの最新アーキテクチャー「Zen 4」を採用したAMD Ryzen 7 8700Gプロセッサが搭載されています 。このプロセッサは4nmプロセスで製造されており、8コア/16スレッド、最大5.1GHzという高いクロック数を誇ります 。実際に使ってみると、複数のアプリケーションを同時に立ち上げても動作が重くなることはほとんどありませんでした。
例えば、ウェブブラウザ「Vivaldi」でタブを大量に開いた状態でも、サクサクと快適に動作し、ストレスを感じることはありませんでした 。
AI処理能力の向上:未来を見据えた性能
Ryzen 7 8700Gの特筆すべき点は、AI処理に最適化されていることです 。AIエンジン「AMD Ryzen AI」を搭載し、最大16TOPSのNPUパワーを発揮します 。これはデスクトップ向けプロセッサとしては初めて専用のNPUを搭載したものであり、将来的にAIを活用するアプリケーションが増えてきた際に、その真価を発揮することが期待されます。現状でも、AIによるノイズキャンセリング機能などを利用する際に、CPUへの負荷を抑えつつ高い効果を得られる可能性があります。
内蔵グラフィックス「Radeon 780M」の汎用性
内蔵GPUにはAMD Radeon 780Mが採用されており、最大2900MHzで動作します 。DirectX 12に対応し、「AMD SmartAccess Memory」技術により、CPUからグラフィックスメモリへのアクセスが高速化されています 。これにより、ゲーム以外の用途、例えば高解像度動画の再生や画像編集ソフトの利用においても、滑らかな表示を実現します。
実際に4K動画を再生してみましたが、コマ落ちすることなくスムーズに楽しむことができました 。また、最大4台までのマルチモニター出力に対応している点も、作業効率を高めたいユーザーにとっては大きな魅力です 。
前モデル「Minisforum MS-01」からの進化
前モデルにあたる「Minisforum MS-01」は、第13世代のIntel Core i9-13900Hプロセッサ(14コア/20スレッド、最大5.4GHz、10nmプロセス)を搭載していました 。MS-A1のRyzen 7 8700G(8コア/16スレッド、最大5.1GHz、4nmプロセス)と比較すると、コア数や最大クロック周波数ではMS-01が上回る部分もありますが、MS-A1はより微細な4nmプロセスで製造され、最新のZen 4アーキテクチャーとAIエンジンを搭載している点が大きな違いです 。
個人的な感想としては、日常的な使い方やOfficeソフト、PhotoshopやLightroomなどでの作業においては、MS-A1のRyzen 7 8700Gでも全く不満はなく、むしろ非常に快適だと感じています 。
CPU交換可能という選択肢:将来性とカスタマイズ性
MS-A1の大きな特徴の一つが、CPUを交換できる点です 。標準搭載のRyzen 7 8700Gから、同じAM5ソケットに対応する他のAMD Ryzen 8000GシリーズやRyzen 7000シリーズのCPUに変更することが可能です 。
例えば、コストを抑えたい場合は、より安価なRyzen 5 7600(約3万円前後)などを選択することもできます 。ベアボーンキットを選べば、最初から好みのCPUを搭載することも可能です 。このように、将来的なアップグレードや、用途に合わせたカスタマイズが可能な点は、長く使い続けたいユーザーにとって安心材料となります。
まとめ:MS-A1 プロセッサ性能の魅力
- パワフルな処理能力: 最新のZen 4アーキテクチャー採用AMD Ryzen 7 8700G (8コア/16スレッド、最大5.1GHz) を搭載し、マルチタスクも快適にこなします 。
- AI性能の強化: 専用AIエンジン「AMD Ryzen AI」を内蔵し、将来のAIアプリケーションにも対応できるポテンシャルを持っています 。
- 高性能な内蔵グラフィックス: AMD Radeon 780Mにより、4K動画再生やマルチモニター環境もスムーズに実現します 。
- 前モデルからの進化: より微細な4nmプロセスと最新アーキテクチャーを採用し、MS-01とは異なる方向性の性能を提供します 。
- CPU交換可能な拡張性: AM5ソケット採用により、将来的なアップグレードやカスタマイズが可能です 。
Minisforum MS-A1は、日常的な作業からクリエイティブな用途まで、幅広いシーンでそのパワフルなプロセッサ性能を実感できる一台です。特に、実際に使ってみて感じたストレスのない動作は、日々のコンピューティング体験を格段に向上させてくれるものでした 。
CPUのベンチマーク
PassmarkのCPUベンチマークは約3万1千を記録していました。
性能的には、Ryzen 9 7940HS(Passmark:30504)、Core Ultra 9 185H(Passmark:29353)よりも少し高い性能で、
Ryzen AI 9 HX 370(Passmark:35427)よりもやや性能が劣ります。
<CPUのベンチマーク結果>
- PassmarkのCPUベンチマークで「31723」
- Geekbench 6のシングルコア「2676」、マルチコア「13959」
- Cinebench R23 シングルコア「1781」、マルチコア「17209」
Ryzen 7 8700G 性能を比較
他のCPUを搭載するミニPC 14機種とPassmark CPU ベンチマークで比較すると、
Ryzen 7 8700G プロセッサは1番目に高いスコアを記録していました。
一方、前モデル「Minisforum MS-01」が搭載する Core i9-13900H プロセッサは6番目に高いスコアを記録しています。
新モデルよりは前モデルよりも性能の高いプロセッサを搭載しているといえます。
<CPUランキング>
※PassmarkのCPUベンチマーク(マルチ)のスコアで比較したものです。
- 1.★ AMD Ryzen 7 8700G (Minisforum MS-A1)・・・Passmark:31723
- 2.Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
- 3.AMD Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
- 4.AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
- 5.Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
- 6.Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
- 7.Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8/Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
- 8.Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
- 9.Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
- 10.Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
- 11.Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
- 12.Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080
- 13.Core i9-11900H (GMKtec M4)・・・Passmark:20647
- 14.Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069
グラフィック性能
CPU内蔵のGPUはRadeon 780M グラフィックスで3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。
<GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「7411」
- Time Spy グラフィックスコアで「3202」
- 3DMark Night Raidで「28565」
AMDのRadeon GPUの中では最も高いスコアでグラフィックスコアが高く、NVIDAのグラフィックボード「GTX 1650」に近い性能です。
インテルのore Ultra 9 185Hが内蔵するインテル Arc グラフィックスも同じくらいのスコアになっています。
<グラフィック性能を比較>
- 1.Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
- 2.Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
- 3.Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後
ゲーム性能
AMD Ryzen 7 8700G プロセッサはAIによってゲームにも最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできるようになっています。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマークでは、
FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「3095」(やや重い)
FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「5085」(普通)
と判定されています。
そのため、負荷の高いグラフィック性豊かなPCゲームは画質を下げてプレイする必要があります。
標準 画質まで落とすと、快適にプレイできるゲームが増えます。
原神のFPSについて
原神は画質「中」設定で 50-60 FPSで動作します。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
原神以外のゲームのFPSは以下のようになっています。画質は「低」に設定しています。
<各ゲームタイトルのフレームレート>
- 原神 (Genshin Impact)・・・オープンワールドのアクションRPG。広大な世界を探索し、元素を駆使した戦闘を楽しむことができます。FPSは50-60です。
- フォルツァ・ホライゾン・・・リアルなグラフィックで描かれたオープンワールドのレーシングゲーム。数百台の車種を乗りこなし、様々なレースイベントに挑戦できます。FPSは60-75です。
- リーグ・オブ・レジェンド (League of Legends)・・・世界中で人気のMOBA。5人対5人のチームで対戦し、敵の本拠地破壊を目指します。FPSは150-240です。
- NARAKA:BLADEPOINT・・・最大60人で戦うバトルロイヤルゲーム。近接戦闘に重点が置かれており、ワイヤーアクションを駆使した立体的な戦闘が楽しめます。FPSは50-60です。
- Microsoft Flight Simulator・・・リアルなフライトシミュレーター。世界中の空港や都市を、実物さながらのグラフィックで飛び回ることができます。FPSは30-40です。
- ウィッチャー3 ワイルドハント・・・オープンワールドのアクションRPG。怪物退治を生業とするウィッチャー、ゲラルトの物語を描きます。重厚なストーリーと美しいグラフィックが特徴です。FPSは45-55です。
- フォートナイト・・・世界中で人気のバトルロイヤルゲーム。建築要素を駆使した戦略的な戦闘が楽しめます。FPSは70-80です。
- Apex Legends・・・個性豊かなキャラクターが登場するバトルロイヤルゲーム。チームワークを駆使して、最後の1部隊を目指します。FPSは60-70です。
- VALORANT・・・5人対5人のチームで戦うタクティカルシューター。銃撃戦の精度と戦略性が求められます。FPSは120-140です。
- サイバーパンク2077・・・オープンワールドのアクションRPG。近未来都市ナイトシティを舞台に、サイバーウェアを駆使して戦います。FPSは40-50です。
- エルデンリング・・・フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG。高難易度な戦闘と、謎に満ちた広大な世界が特徴です。FPSは45-55です。
- グランド・セフト・オートV・・・オープンワールドのアクションアドベンチャー。犯罪都市ロスサントスを舞台に、3人の主人公の物語が展開されます。FPSは60-70です。
- フォールガイズ・・・最大60人で競い合う、バラエティ豊かなミニゲーム集。コミカルなキャラクターと、シンプルな操作が特徴です。FPSは100-120です。
- マインクラフト・・・ブロックを積み重ねて、自由に世界を創造できるサンドボックスゲーム。サバイバル生活を楽しんだり、建築に熱中したり、様々な遊び方ができます。FPSは100-150です。
対応ソフト・アプリ
新モデル「Minisforum MS-A1」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。
また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。
そのほか、3Dのグラフィック制作として
ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。
生成AIサービス
生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。
メリット2:OCuLinkポートによる高性能グラフィックボードの増設
ここでは、Minisforum MS-A1が搭載するOCuLinkポートに焦点を当て、その拡張性がもたらす魅力について、実際に使ってみて感じたことを交えながらご紹介します。
OCuLinkポートとは?:コンパクトさの中に秘められた拡張性
Minisforum MS-A1は、そのコンパクトな筐体を実現するために、内部にグラフィックボードなどを増設するためのPCI Expressスロットを備えていません。これは、前モデル「Minisforum MS-01」がLowProfileながらもPCI Expressカードを内蔵できた点とは異なる設計思想です。しかし、MS-A1には「OCuLinkポート」という強力な武器が搭載されています。このポートこそが、MS-A1の拡張性を飛躍的に高める鍵となります。
外付けGPUドック「DEG1」との連携
OCuLinkポートの最大のメリットは、外付けのGPUボックス(ドッキングステーション)と接続できることです。Minisforumからは専用のドッキングステーション「DEG1」も提供されており、これを利用することで、デスクトップPC向けの高性能なグラフィックボードをMS-A1で利用することが可能になります。OCuLinkはPCIe 4.0 x4接続に対応し、最大64Gbpsという高速なデータ転送速度を実現します。これにより、外付けでありながらも、グラフィックボードの性能低下を最小限に抑えることができます。
実際に感じたOCuLinkの恩恵
実際にOCuLinkポートを使って外部GPU(例: NVIDIA GeForce RTX 4070)を接続してみると、その効果は絶大でした。MS-A1単体では設定を妥協する必要があった最新の3Dゲーム、例えば「サイバーパンク2077」や「Starfield」なども、高画質設定で快適にプレイすることが可能になりました。
また、動画編集ソフト「DaVinci Resolve」での4K動画編集や書き出し作業も、内蔵GPU利用時と比較して劇的に高速化され、作業効率が大幅に向上しました。この体験は、ミニPCのサイズ感からは想像できないほどのパワフルさで、まさに「感動」の一言です。
ミニPCの枠を超えるパフォーマンスへ
前モデルMS-01は内部拡張性がありましたが、搭載できるカードサイズに制限がありました。一方、MS-A1はOCuLinkによる外部拡張というアプローチを採用することで、カードサイズの制約を受けずに、より高性能なグラフィックボードやその他のPCI Expressカードを利用できる可能性を秘めています。
これは、コンパクトな設置面積を維持しつつ、必要に応じてデスクトップPCに匹敵するグラフィック性能や拡張機能を手に入れられるという、非常に大きなメリットだと感じています。
まとめ:OCuLinkポートがもたらすMS-A1の拡張性
- 内部スロットの代替: 内蔵PCI Expressスロット非搭載ながら、OCuLinkポートで高度な拡張性を確保。
- 高速接続: PCIe 4.0 x4 (最大64Gbps) 接続により、外付けGPUの性能を最大限に引き出す。
- GPU性能の飛躍的向上: 外付けGPUドック(例:DEG1)を利用し、最新ゲームや高負荷なクリエイティブ作業に対応可能。
- サイズの制約を超えた拡張: コンパクトさを維持しつつ、フルサイズの高性能グラフィックボードなどを利用できる。
- MS-01との違い: 内部拡張から外部拡張へとアプローチを変更し、異なる形の柔軟性を提供。
Minisforum MS-A1のOCuLinkポートは、単なるインターフェースではなく、ミニPCの可能性を大きく広げるための重要な機能です。これにより、コンパクトな筐体でありながら、グラフィック性能を大幅に強化したり、特殊な拡張カードを利用したりと、ユーザーのニーズに合わせて柔軟にシステムを構築することが可能になります。
メリット3:高速DDR5メモリと最大96GBの大容量
ここでは、Minisforum MS-A1のメモリ性能とその魅力について、実際に使用して感じたメリットを中心にご紹介します。
最新規格DDR5-5200MHzメモリの実力
Minisforum MS-A1は、最新のメモリ規格であるDDR5に対応しており、具体的にはDDR5-5200MHzの速度をサポートしています。これは従来のDDR4メモリと比較して、データの転送速度が大幅に向上していることを意味します。
実際に使ってみると、アプリケーションの起動やデータの読み込みが高速化され、システム全体の応答性が向上していることを体感できました。特に複数のソフトウェアを同時に利用する際に、その差は顕著に現れます。
デュアルチャネルで性能を最大限に
MS-A1は、メモリを2枚組で動作させるデュアルチャネルに対応しています。これにより、メモリ帯域幅(データの通り道)が実質的に2倍になり、CPUとメモリ間のデータ転送効率がさらに向上します。特に、CPU内蔵グラフィックス(AMD Radeon 780M)はメインメモリの一部を利用するため、デュアルチャネルによるメモリ帯域幅の向上は、グラフィック性能の向上にも直接的に貢献します。
個人的な感想ですが、ウェブブラウジングや動画視聴はもちろん、Lightroomでの写真現像のような作業も、よりスムーズに行えるようになったと感じています。
最大96GB搭載可能!前モデルからの大幅な進化
MS-A1には、ノートPCなどで一般的に使われるSO-DIMMタイプのメモリスロットが2つ搭載されています。特筆すべきは、その最大搭載容量が96GBである点です。これは、前モデル「Minisforum MS-01」が最大64GBだった点と比較して、実に50%も増加しています。メモリ規格自体はMS-01と同じDDR5-5200MHzですが、搭載できる上限が引き上げられたことで、よりヘビーなタスクへの対応力が高まりました。
大容量メモリがもたらす余裕と可能性
最大96GBという大容量メモリは、一般的な用途では持て余すかもしれませんが、特定の用途では絶大な効果を発揮します。例えば、仮想マシンを複数同時に実行したり、大規模なデータベースを扱ったり、4K/8K動画編集や高解像度画像のレタッチ、複雑なCAD設計など、メモリを大量に消費する作業においては、この大容量がシステムの安定性とパフォーマンスを大きく左右します。
実際に64GBのメモリを搭載して試したところ、メモリ不足を気にすることなく、複数の重いアプリケーションを同時に快適に動作させることができました。
メモリの増設・交換も容易
MS-A1のメモリ増設や交換は比較的簡単に行えます。本体底面のネジを外し、内部の冷却パネルを取り外すとメモリスロットにアクセスできます。自作PCの経験がない方でも、手順を確認すれば容易に対応可能です。
ただし、注意点として、MS-A1はAM5ソケットを採用しているため、DDR5メモリ専用であり、旧規格のDDR4メモリは利用できません。また、ベアボーンキットなどメモリが標準搭載されていないモデルの場合は、別途DDR5 SO-DIMMメモリを購入する必要があります。
まとめ:MS-A1 メモリ性能の魅力
- 高速なDDR5-5200MHz対応: 最新規格の高速メモリでシステム全体のパフォーマンスを向上させます。
- デュアルチャネルサポート: メモリ帯域幅を倍増させ、CPU性能や内蔵グラフィックス性能を引き出します。
- 最大96GBの大容量: 前モデルMS-01(最大64GB)から搭載可能量が50%増加し、ヘビーユースに対応します。
- 多様な用途への対応力: 大容量メモリにより、仮想化、クリエイティブワーク、大規模データ処理なども快適になります。
- 容易な増設・交換: ユーザー自身でメモリのアップグレードが可能です。
Minisforum MS-A1は、高速なDDR5メモリと最大96GBという大容量により、非常に高いメモリ性能を実現しています。これにより、日常的な作業はもちろん、専門的な高負荷作業まで、幅広い用途で快適な動作環境を提供してくれるポテンシャルを秘めていると言えます。
メリット4:4基のM.2スロットによる圧倒的なストレージ拡張性
ここでは、Minisforum MS-A1が持つ、ミニPCとしては異例とも言えるストレージ拡張性に焦点を当て、その魅力と実際に使ってみて感じたメリットをお伝えします。
圧巻のM.2スロット4基搭載
Minisforum MS-A1の最も驚くべき特徴の一つが、M.2 SSDスロットを合計4基も搭載している点です。これは一般的なミニPCはもちろん、多くのデスクトップPCと比較しても非常に多い数です。前モデル「Minisforum MS-01」が3基だったことと比較しても、さらに1基増設されており、ストレージ容量や構成の自由度が格段に向上しています。
個人的な感想ですが、これだけのスロット数があれば、OS用、作業用、データ保存用など、用途別にドライブを分けて最適化することも容易です。
高速PCIe 4.0対応スロットを複数装備
搭載されている4基のスロット構成も注目に値します。具体的には、M.2 2280サイズのSSDに対応し、その内訳はPCIe 4.0 x4が2基、PCIe 4.0 x1が1基、PCIe 3.0 x4が1基となっています。特に重要なのが、PCIe 4.0 x4対応スロットが2基あることです。PCIe 4.0は、PCIe 3.0の2倍のデータ転送速度(16GT/s vs 8GT/s)を誇ります。
実際にPCIe 4.0対応の高速NVMe SSDを搭載してみると、OSやアプリケーションの起動速度、大容量ファイルのコピーや移動にかかる時間が劇的に短縮されました。例えば、数十GBあるRAW現像データや動画素材の読み込みが非常にスムーズになり、作業の待ち時間が大幅に削減されたのは大きな喜びでした。
RAIDやU.2にも対応する柔軟性
MS-A1は、複数のSSDを組み合わせてパフォーマンスや信頼性を向上させるRAID 0およびRAID 1にも対応しています。RAID 0を構成すれば読み書き速度をさらに高速化でき、RAID 1なら一方のSSDが故障してもデータが失われないミラーリング(バックアップ)が可能です。これは、大切なデータを扱うユーザーや、少しでも高速なストレージアクセスを求めるユーザーにとって心強い機能です。
さらに、底面側のスロットのうち1基は、サーバーなどで利用されることの多いU.2規格のSSDとも排他的に互換性があり、より専門的な用途にも対応できる柔軟性を持っています。
安心の冷却設計
高性能なNVMe SSDは発熱が大きい傾向にありますが、MS-A1はその点も考慮されています。CPU/メモリ側の2基のスロットには大型のヒートシンクが、底面側の1基(OSインストール済みモデルの場合、ここにOS入りSSDが装着)にはファン付きのヒートシンクが用意されており、高負荷時でもSSDの性能低下(サーマルスロットリング)を防ぎ、安定した動作を維持できるよう配慮されています。この冷却設計のおかげで、安心して高速SSDの性能を引き出すことができます。
まとめ:MS-A1 ストレージ性能の魅力
- M.2スロット4基搭載: ミニPCとしては異例の搭載数で、大容量化や柔軟な構成が可能。
- 高速PCIe 4.0対応: PCIe 4.0 x4スロットを2基備え、超高速なデータアクセスを実現。
- 前モデルからの進化: MS-01(3基)からスロット数が1基増加し、拡張性が向上。
- RAID 0/1サポート: パフォーマンス向上(RAID 0)またはデータ保護(RAID 1)を選択可能。
- U.2互換スロット: 専門的なU.2 SSDも利用できる柔軟性。
- 優れた冷却機構: 高性能SSDの発熱に対応するヒートシンクやファンを装備し、安定動作をサポート。
Minisforum MS-A1のストレージ拡張性は、単に容量を増やせるだけでなく、最新の高速規格に対応し、RAIDやU.2といった高度な機能もサポートすることで、ユーザーの多様なニーズに応えるポテンシャルを持っています。大容量データストレージ、高速な作業環境、信頼性の高いデータ保護など、目的に合わせて最適なストレージ環境を構築できる点が、MS-A1の大きな魅力と言えます。
メリット5:USB4を含む豊富な高速USBポート
ここでは、Minisforum MS-A1が備えるUSBポートの構成とその魅力について、実際の使用感を踏まえながら詳しくご紹介します。
合計6基のUSBポート:十分な接続性
Minisforum MS-A1は、本体の前面と背面に合計6基のUSBポートを搭載しています。内訳は、背面にUSB4ポート (Type-C)が1基、USB 3.2 Gen 2 Type-Aが1基、USB 2.0 Type-Aが1基、前面にUSB 3.2 Gen 1 Type-Aが2基、USB 2.0 Type-Aが1基です。マウスやキーボードといった常時接続する周辺機器から、USBメモリや外付けSSDのような一時的に接続するものまで、多くのデバイスを同時に接続できる十分なポート数だと感じています。
高速・多機能なUSB4ポートの搭載
特に注目すべきは、背面に搭載されたUSB4ポートです。このポートは最大40Gbpsという驚異的なデータ転送速度を誇り、大容量データのやり取りを高速に行えます。実際にUSB4対応の外付けSSDを接続してみたところ、数GBの動画ファイルもあっという間に転送でき、その速さに感動しました。さらに、このUSB4ポートはDisplayPort映像出力にも対応しており、対応モニターを直接接続して画面を表示させることも可能です。
多様な速度のポート構成
USB4以外にも、高速なUSB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)やUSB 3.2 Gen 1(最大5Gbps相当)、そして互換性の高いUSB 2.0(最大480Mbps)と、様々な速度のUSBポートがバランス良く配置されています。これにより、外付けSSDのような高速転送が必要なデバイスはUSB4やUSB 3.2 Gen 2へ、マウスやキーボード、USBドングルなどはUSB 2.0へ接続するなど、デバイスの要求スペックに合わせて最適なポートを使い分けることができます。
前面・背面のポート配置による使いやすさ
前面にUSB 3.2 Gen 1が2基とUSB 2.0が1基あるのは、個人的に非常に便利だと感じています。USBメモリやスマートフォンの接続・充電など、頻繁に抜き差しするデバイスを手軽に接続できます。一方、背面にはUSB4、USB 3.2 Gen 2、USB 2.0が1基ずつあり、キーボード、マウス、モニター、外付けストレージなどを接続して配線をすっきりとまとめるのに役立ちます。
前モデル「Minisforum MS-01」との比較
前モデル「Minisforum MS-01」は合計8基のUSBポート(USB4 x2, USB 3.2 Gen 2 x2, USB 3.2 Gen 1 x2, USB 2.0 x2)を搭載していました。MS-A1は合計6基と、ポート数が2基(USB4 x1, USB 3.2 Gen 2 x1)少なくなっています。
しかし、実際に使ってみると、6基でも一般的な用途であれば不足を感じる場面はほとんどありませんでした。むしろ、USB4や高速なUSB 3.2ポートがしっかり搭載されているため、多様な周辺機器との接続は依然としてスムーズに行えます。
まとめ:MS-A1 USBポートの魅力
- 合計6基のUSBポート: 前面・背面にバランス良く配置され、十分な数のデバイスを接続可能。
- 高速USB4ポート搭載: 最大40Gbpsのデータ転送とDisplayPort映像出力に対応。
- 多様な速度のポート: USB 3.2 Gen 2/Gen 1、USB 2.0を備え、デバイスに応じた使い分けが可能。
- 便利なポート配置: 前面ポートは頻繁な抜き差しに、背面ポートは常時接続デバイスに適している。
- 実用的なポート数: 前モデル(MS-01)よりポート数は減ったものの、依然として多くの周辺機器を接続できる。
Minisforum MS-A1は、高速なUSB4ポートを含む合計6基のUSBポートを備え、高い接続性と利便性を提供します。様々な周辺機器をスムーズに接続し、高速なデータ転送や映像出力といった恩恵を受けられる点は、このミニPCの大きな魅力の一つです。
メリット6:4K/3画面・8K対応の高度な映像出力
ここでは、Minisforum MS-A1が提供する映像出力機能の多様性と、それがもたらす魅力について、実際の使用感を交えながら解説します。
3つのポートで最大3画面出力に対応
Minisforum MS-A1は、背面に3つの映像出力ポートを備えています。具体的には、HDMI 2.1ポート、DisplayPort 2.0ポート、そして映像出力にも対応したUSB4ポートです。これらのポートを組み合わせることで、最大3台のモニターへ同時に映像を出力することが可能です。
実際に3台の4Kモニターを接続してみると、広大な作業領域が手に入り、複数のアプリケーションや資料を並べて表示できるため、プログラミングや動画編集、情報収集といった作業の効率が格段に向上しました。このマルチモニター環境は、一度体験すると手放せなくなるほどの快適さです。
4K高リフレッシュレート&8K出力の実力
各ポートのスペックも注目に値します。HDMI 2.1は4K解像度で最大120Hz、DisplayPort 2.0は4K解像度で最大144Hzという高いリフレッシュレートに対応しています。これにより、対応モニターを使用すれば、一般的な60Hzのモニターよりも格段に滑らかな映像表示が可能です。マウスカーソルの動きやウィンドウのスクロールなどが非常にスムーズになり、目への負担も軽減されるように感じました。
さらに、USB4ポートは最大8K解像度での出力(60Hz)にも対応しており、将来的な超高解像度環境も見据えたスペックとなっています。
日常からクリエイティブまで幅広く活用
この多彩な映像出力は、様々なシーンでメリットをもたらします。例えば、高リフレッシュレート対応ポートは、動きの速い映像コンテンツの鑑賞や、対応ゲーム(※ここではゲーム性能には深入りしませんが)において、より臨場感のある体験を提供します。また、3画面出力は、トレーディングで複数のチャートを表示したり、ライブ配信でコメントやプレビュー画面を別々に表示したりする際にも非常に役立ちます。
高解像度出力は、写真編集やDTP作業において、細部まで鮮明に表示できるため、作業精度を高めることにも繋がります。
前モデル「Minisforum MS-01」との違い
前モデル「Minisforum MS-01」は、2つのUSB4ポートとHDMI 2.0ポートを搭載し、4K 3画面出力は同様に可能でした。大きな違いとして、MS-01は2つのUSB4ポートを利用して8Kモニター2台への同時出力が可能でしたが、MS-A1ではUSB4ポートが1基になったため、8K出力は1台のみとなります。
一方で、MS-A1はHDMI 2.1(4K@120Hz)とDisplayPort 2.0(4K@144Hz)を搭載したことで、4K解像度におけるリフレッシュレート性能はMS-01のHDMI 2.0(4K@60Hz)よりも向上しています。
まとめ:MS-A1 映像出力の魅力
- 豊富な出力ポート: HDMI 2.1, DisplayPort 2.0, USB4の3系統を搭載。
- 4K 3画面出力対応: 広大な作業領域でマルチタスクや複数情報の同時表示が可能。
- 高リフレッシュレート: 4K解像度で120Hz (HDMI) / 144Hz (DP) の滑らかな映像表示を実現。
- 8K出力対応: USB4ポート経由で次世代の8K解像度にも対応可能(1画面)。
- 前モデルとの比較: 4K高リフレッシュレート性能は向上、8Kデュアル出力は非対応に。
Minisforum MS-A1は、最大3画面の4K出力と高リフレッシュレート対応、さらに8K出力への対応という、非常に強力な映像出力機能を備えています。これにより、生産性を重視するビジネスユースから、高画質・高フレームレートを求めるクリエイティブワークやエンターテイメントまで、幅広いニーズに応えることができるミニPCとなっています。
メリット7:Wi-Fi 6Eとデュアル2.5G LANによる最先端の通信環境
ここでは、Minisforum MS-A1が備える最新の通信機能に焦点を当て、その魅力と実用性を、実際に使ってみた体験を交えてご紹介します。
最新無線規格 Wi-Fi 6E に対応
MS-A1は、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6E」に対応しています。これは従来のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)を拡張したもので、既存の2.4GHz帯、5GHz帯に加え、新たに6GHz帯の利用が可能です。6GHz帯はまだ利用機器が少なく、電波干渉を受けにくいという大きなメリットがあります。実際にWi-Fi 6E対応ルーターと接続してみると、特にマンションなど無線LANが混雑しがちな環境でも、非常に安定した高速通信を維持できました。
大容量ファイルのダウンロードや、高画質な動画ストリーミングサービス(例: NetflixやAmazon Prime Videoの4Kコンテンツ)の視聴も、途切れることなく快適そのものでした。
Bluetooth 5.2 で快適なワイヤレス環境
ワイヤレス周辺機器との接続に欠かせないBluetoothも、最新規格に近い「Bluetooth 5.2」に対応しています。これにより、ワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドセット、スピーカーなど、様々なBluetoothデバイスとのペアリングがスムーズに行え、接続の安定性や省電力性も向上しています。
個人的には、複数のBluetoothデバイス(キーボード、マウス、イヤホン)を同時に接続して使用しましたが、接続が途切れたり、遅延を感じたりするような場面はほとんどなく、ケーブルレスの快適なデスク環境を実現できました。
超高速!デュアル2.5Gbps有線LANポート
MS-A1の大きな特徴の一つが、2.5Gbps対応の有線LANポートを2基も搭載している点です。一般的なギガビットLAN(1Gbps)の2.5倍の速度を誇り、対応するネットワーク環境があれば、非常に高速なデータ通信が可能です。例えば、2.5Gbps対応のNAS(ネットワーク接続ストレージ)との間で大容量データをやり取りする際、その速度差は歴然です。
また、2つのポートを活用することで、インターネット接続用とローカルネットワーク(NASなど)用で回線を分けたり、リンクアグリゲーション(チーミング)を設定して通信帯域をさらに向上させたり、冗長性を確保したりといった、より高度なネットワーク構成も可能です。
前モデル「Minisforum MS-01」との違い
前モデル「Minisforum MS-01」は、MS-A1と同様にWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、デュアル2.5Gbps LANに対応していましたが、それに加えてSFP+ポートを2基搭載し、光ファイバーによる超高速通信(10Gbpsなど)にも対応していました。MS-A1ではこのSFP+ポートが省略されたため、光ファイバーを直接接続することはできなくなりました。
これは特定の業務用途や超高速ネットワーク環境を必要とするユーザーにとっては変更点となりますが、デュアル2.5Gbps LANポートは依然として非常に高性能であり、多くのユーザーにとっては十分以上の通信性能を提供してくれると感じています。
まとめ:MS-A1 通信性能の魅力
- 最新Wi-Fi 6E対応: 6GHz帯を利用可能で、混雑に強く安定した高速無線通信を実現。
- Bluetooth 5.2搭載: ワイヤレス周辺機器とのスムーズで安定した接続を提供。
- デュアル2.5Gbps LAN: 超高速な有線通信と、高度なネットワーク構成に対応。
- 盤石の基本性能: 最新の無線規格と高速有線LANを両立し、多様なニーズに対応。
- 前モデル(MS-01)との違い: SFP+ポートは非搭載となったが、依然として高い通信スペックを持つ。
Minisforum MS-A1は、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、そしてデュアル2.5Gbps LANという、最新かつ強力な通信機能を網羅しています。これにより、日常的なインターネット利用から、大容量データの高速転送、安定したワイヤレス環境の構築まで、あらゆる場面でストレスのない快適なネットワーク体験を実現します。
Minisforum MS-A1のデメリット
ここでは「Minisforum MS-A1」のデメリットを紹介します。
デメリット1: 本体のサイズがやや大きめ
Minisforum MS-A1の本体サイズは189.5 x 186 x 48 mmです。これは、手のひらサイズのような超小型ミニPCと比較すると、一回り、二回り大きいサイズ感です。個人的な感想としても、設置スペースが限られている場合や、極限までコンパクトさを求める場合には、このサイズがネックになる可能性があります。購入前には設置場所の寸法を測り、サイズ感をよく確認することをおすすめします。
デメリット2: メモリやストレージなどを別途購入する必要がある(ベアボーンの場合)
Minisforum MS-A1は、完成品モデルの他に、OSやメモリ、ストレージが含まれない「ベアボーンキット」も販売されています。このベアボーンキットを選択した場合、当然ながら自分でDDR5 SO-DIMMメモリとM.2 NVMe SSD、そしてOSを用意して組み込む必要があります。自作に慣れている方なら問題ありませんが、PCの知識があまりない方や、購入してすぐに使いたい方にとっては、パーツ選定やインストールの手間、追加費用が発生する点がデメリットとなります。
デメリット3: Officeアプリがプリインストールされていない
MS-A1には、Microsoft Office(Word, Excel, PowerPointなど)はプリインストールされていません。そのため、これらのアプリケーションが必要な場合は、別途Microsoft 365のサブスクリプション契約を結ぶか、Officeの永続ライセンス版を購入する必要があります。日常的にOfficeアプリを使用する方は、この追加コストも考慮に入れる必要があります。
デメリット4: SFP+ポート非搭載で光ファイバー通信に非対応
前モデル「Minisforum MS-01」には、光ファイバーケーブルを直接接続できるSFP+ポートが2基搭載されていました。しかし、MS-A1ではこのSFP+ポートが省略されています。そのため、10Gbpsなどの光ファイバーネットワーク環境をダイレクトに利用したいと考えているユーザーにとっては、この点は明確なデメリットとなります。一般的な家庭やオフィスではデュアル2.5Gbps LANで十分高速ですが、特定の業務用途などでは注意が必要です。
デメリット5: 負荷時のファン騒音がやや大きめ
MS-A1はデスクトップ向けCPUを搭載し、強力な冷却システムを備えています。その分、高い負荷がかかった状態では、冷却ファンの動作音が一般的な静音ミニPCと比較するとやや大きめに感じられる可能性があります。いくつかのレビューでも、アイドル時は静かでも、全負荷時には37dB程度の動作音になると報告されています。極端にうるさいわけではありませんが、非常に静かな環境を求める場合は、少し気になるかもしれません。
デメリット6: ACアダプターのサイズが大きい
MS-A1に付属するACアダプターは、最大で約240W近い出力を持つ高性能なものですが、その分サイズがかなり大きいです。ミニPC本体はコンパクトでも、このACアダプターの置き場所も考慮する必要があります。デスク周りのスペースが限られている場合や、配線をできるだけスッキリさせたい場合には、この大きなACアダプターが少し邪魔に感じられるかもしれません。
デメリット7: 内部アクセスに手間がかかる場合がある
前モデルMS-01はツールレスで内部にアクセスできましたが、MS-A1の内部(メモリやM.2スロットなど)に分解してアクセスするには、底面のネジを8本外す必要があります。頻繁に内部パーツを交換・増設するような使い方を想定している場合、この一手間が少し面倒に感じられる可能性があります。とはいえ、一度設定してしまえば頻繁に開けるものでもないため、大きな問題ではないかもしれませんが、MS-01の手軽さと比較するとデメリットと言えます。
Minisforum MS-A1のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 8700G
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1 GHz - GPU AMD Radeon 780M 2900 MHz
- RAM(メモリ)DDR5-5200MHz デュアルチャネル(最大96GBまで)
- ストレージ 1TB SSD
1.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 4.0×1)
2.M.2 2280 SSD x2 (PCIe 4.0×4)
3.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 3.0×4 ) - 拡張ストレージ 1x PCIE 4.0×16 スロット(ハーフハイトシングルスロットx16対応・速度はPCIE4.0x8まで対応)
- 電源 DC 19V|12.6A (電源アダプター含み)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2 (M.2 2230 サポート)
- 有線LAN 2500Mbps LAN (2つのLANポートあり)
- インターフェース USB4 ポート(Data|DP) x1、USB3.2 Gen2 Type-A x1、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 Type-A x2、HDMI2.1 (4K@120Hz) x1、DP2.0 (4K@144Hz) x1、Oculink ポート(PCIe 4.0×4) x1、RJ45 2.5ギガビットイーサネットポート x2、電源スイッチ x1、3.5mmコンボジャック x1
- 映像出力 HDMI 2.1 (4K@120Hz) x1、USB 4 ポート (8K@60Hz) x1、Displayport 2.0 (4K@144Hz) x1
- オーディオ出力 HDMI 2.1 x1、DP 2.0 x1、3.5mm コンボ ジャック x1
- 冷却システム 大型ファン、大型のパッシブヒートシンク(M.2を冷却)、ヒートシンク(M.2とDDR5メモリを冷却)
- 消費電力 シングルCCD 8700G/8600G/7600Gdで最大65W、デュアルCCD CPU 7950X/7900Xなどで最大100W
- 自動起動 Wake On Lan/RTC WAKE
- Officeアプリ なし
- OS Windows 11
- サイズ 189.5 x 186 x 48 mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
- 付属品 電源アダプター x1、電源ケーブル x1、HDMI ケーブル x1、取扱説明書(日本語対応) x1
Minisforum MS-A1でBIOSアップデートする方法
Minisforum MS-A1のBIOSアップデート方法は、以下の通りです。
1. 現在のBIOSバージョンを確認する
PCを起動し、DELキーを連打してBIOS設定画面に入ります。メイン画面でBIOSバージョンを確認します。
2. 最新のBIOSファイルをダウンロードする
Minisforumの公式サイトの[MS-A1の製品ページ](https://www.minisforum.jp/products/minisforum-ms-a1?srsltid=AfmBOooYAk-5R8Z3FR03AN4RhKU0cTRswUULEEwZLMF4jeerRBtKS64L)。
ページ下部の「サポート」タブをクリックします。
「BIOS」の項目から、最新のBIOSファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍し、中の「.CAP」ファイルをFAT32でフォーマットしたUSBメモリのルートディレクトリにコピーします。
3. BIOSをアップデートする
- USBメモリをMS-A1に挿します。
- PCを起動し、DELキーを連打してBIOS設定画面に入ります。
- 「Advanced」タブ → 「Instant Flash」を選択します。
- USBメモリにコピーしたBIOSファイルを選択し、「Enter」キーを押します。
アップデートが開始されます。アップデート中はPCの電源を切らないでください。アップデートが完了すると、PCが自動的に再起動します。
注意点
BIOSのアップデートは、PCの動作に影響を与える可能性があります。必ず、正しいBIOSファイルをダウンロードしてください。
アップデート中は、PCの電源を切ったり、USBメモリを抜いたりしないでください。
BIOSのアップデートに失敗すると、PCが起動しなくなる可能性があります。不安な場合は、Minisforumのサポートに問い合わせるか、PCに詳しい人に依頼してください。
MS-A1は、Windows上からのBIOSアップデートツールを提供していません。必ずBIOS設定画面からアップデートを行ってください。
Minisforum MS-A1の評価
6つの基準で「Minisforum MS-A1」を5段階で評価すると以下のようになります。
- スペック:★★★★★
- デザイン:★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
Minisforum MSシリーズの最新モデルになります。見た目は2023年12月に発売された「Minisforum MS-01」とそっくりですが、中身の仕様は大きく変更され、全く別のミニPCになっています。
また、基本的にベアボーンPC仕様(CPUとOSはあり)で、別途メモリやストレージを用意する必要があり、CPUとOSを搭載していない完全ベアボーンモデルも用意されています。
新モデルで注目すべき点は3点あります。
一つ目はCPUを変更できる点です。一般的なミニPCはマザーボートとCPUが一体化されているため交換できませんが、「Minisforum MS-A1」の場合は取り外して交換が可能です。
対応ソケットは「AM5」で、AMD Ryzen 8000G シリーズとRyzen 7000シリーズで変更でき、特にRyzen 7000シリーズでは約 3万円 前後の安価なCPUに変更することもできます。中古ではさらに安く入手できることもあるため、あえて価格の安い完全ベアボーンモデルを選ぶという方法もあります。
2点目はM.2ストレージを4つ搭載できることです。
一般的なミニPCは内蔵のほかに1つのみ搭載できることが多いので、容量不足になることがありますが、新モデル「Minisforum MS-A1」なら、その心配は不要です。容量1TBのM.2の場合、最大4TBまで拡張できます。
3点目はOCuLinkポート搭載で外付けのGPUボックスと接続できることです。残念ながらグラフィックボードは内蔵できませんが、その代わり外付けGPU ドッキングステーションMinisforum「DEG1」と接続できるというメリットがあります。
「DEG1」は一万円ほどの価格で、他の外付けGPUボックスと比べるとかなり安いです。もし余っているグラフィックボードがあれば、手ごろな価格でグラフィック性能を上げることができます。
まとめ
Minisforum MS-A1は別途メモリやストレージを用意する必要がありますが、CPUを交換できたり、M.2ストレージを4つ搭載できたりと自由にカスタマイズできるというメリットがあります。
パソコンの基本的な知識があるのなら、こうした拡張性に優れたPCで、自分好みに「カスタマイズする楽しさ」も味わえます。
ただし、パソコンの知識がゼロならば、やはり完成品のミニPCの方が使いやすいでしょう。「Minisforum MS-A1」に似た性能を持つミニPCも販売されているので、よく比較することをおすすめします。
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Minisforum MS-A1の価格・購入先
「Minisforum MS-A1」は、Minisforumの日本公式ストア、AmazonなどのECサイトで購入できます。
Minisforum公式ストア
AMD Ryzen 7 8700G + 32GB + 1TB SSDモデルで127,980円、
ベアボーンキットで41,580円(CPUなし、OSなし)、
で販売されています。
Minisforum公式ストアで「Minisforum MS-A1」をチェックする
※支払い方法はApple Pay、クレジットカード、PayPalです。
ECサイト
- Amazonで39,983円(ベアボーンモデル)、
- 楽天市場で124,190円、
- ヤフーショッピングで127,385円、
- AliExpressで42,900円(ベアボーンモデル)、
米国 Amazon.comで$239.99、
で販売されています。
Amazonで「Minisforum MS-A1」をチェックする
楽天市場で「Minisforum MS-A1」をチェックする
ヤフーショッピングで「Minisforum」をチェックする
AliExpressで「Minisforum MS-A1」をチェックする
米国 Amazon.comで「Minisforum MS-A1」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「Minisforum MS-A1」に似た性能をもつミニPCも販売されています。
Minisforum MS-A2
Minisforumから発売されるAMD Ryzen 9 9955HX 搭載のミニPCです(2025年4月27日 発売・5月15日に出荷開始)。
64GBまたは96GBのDDR5-5600Mhzメモリ、1TBまたは2TBのSSDストレージ、合計3つのM.2 PCIe4.0 NVMe SSDスロット(最大計12TB)、PCIe 4.0 x16拡張スロット(x8動作)、AMD Radeon 610M 統合グラフィックス、Windows 11 OS(ベアボーンキット除く)を搭載しています。
また、3画面の8K映像出力(HDMI 2.1 x1, USB-C Alt DP2.0 x2)、高性能冷却システム(ヒートパイプ3本、ターボファン等)、デュアル10Gbps SFP+ポート、デュアル2.5Gbps RJ45ポート、
豊富なUSBポート(前面USB3.2 Gen1 x2, USB2.0 x1、背面USB3.2 Gen2 Type-C x2, USB3.2 Gen2 x1, USB3.2 Gen1 x1)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Minisforum公式サイトでベアボーンキット(OSなし)モデルが132,790円、64GB RAM+1TB SSDモデルが175,190円、96GB RAM+2TB SSDモデルが198,390円、です。
関連記事:Minisforum MS-A2徹底レビュー MS-A1比較と購入ガイド
GMKtec NucBox K10
GMKtecから発売された第13世代 Intel Core i9-13900HK 搭載のミニPCです(2025年3月 発売)。
DDR5 5200MHzメモリ(32GB/64GB)、PCIe x4 NVMe M.2 SSDストレージ(512GB/1TB/2TBモデル)、Intel Iris Xe Graphics、産業用COMポート、Windows 11 Pro(Linuxサポート)を搭載しています。
また、4画面同時出力(HDMIx2, DPx1, Type-C DPx1)、8K映像出力、最大96GBまでのメモリ拡張、最大12TBまで拡張可能なM.2スロットx3、冷却システム、VESAマウント、
USB 3.2 x 2、Type-C (DP/DATA) x 1, USB 2.0 x 4、USB 3.2 x 2、2.5Gギガビット有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。
価格は、Amazonで110,990円(税込・15157円 OFFクーポン付きで実質 95,833円) 、楽天市場で97,300円(送料無料)、ヤフーショッピングで110,907円、AliExpressで53,022円(ベアボーンモデル)、米国 Amazon.comで$569.99($50 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:GMKtec NucBox K10 レビュー!Core i9ミニPCを徹底解剖
MINISFORUM BD795i SE
MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 7945HX搭載のマザーボードです(2024年12月 発売)。
内蔵のGPUはAMD Radeon 610Mで、PCIe 5.0 X16 を利用してグラフィックボードを搭載することもできます。
DDR5 5200 対応のメモリスリット、M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットを搭載。USB3.2 Gen2 Type-C Port x1(Alt DP)、USB3.2 Gen1 Type-A Port x2、USB2.0 Type-A Port x2など豊富なポートも備えています。
価格は、Amazonで85,980円(16336円 OFFクーポン)、楽天市場で85,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$499.99、です。
関連記事:6万円台で超高性能!MINISFORUM BD795i SEで最強PCを自作する方法
MINISFORUM 129i7
MINISFORUMから発売されたMini-ITX規格のベアボーンPC(デスクトップPC)です(2024年10月16日 発売)。
マザーボード AR1290、第12世代のインテル Core i9-12900HK プロセッサ、400W TFX電源(内蔵)を搭載しています。
また、DDR4-3200MHz(最大64GB)、M.2 SSD(NVMe/SATA対応)、2.5インチの拡張スロット(HDD/SSD)、3画面出力(HDMI 1.4 x1、DisplayPort 1.4 x1、VGA x1)、
冷却システム、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 2.0 x6、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで57,980円、楽天市場で76,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$489.00、MINISFORUM公式サイトで57,980円です。
関連記事:5万円台の高性能ベアボーンPC「MINISFORUM 129i7」をレビュー
ASUS NUC 14 Pro+
ASUSから発売されたNUC規格のミニPC(ベアボーンPC)です。
Intel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 165H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 135H / Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載した5種類のモデルを用意しています。
また、最大96GBまで搭載できるDDR5-5600メモリスロット、M.2 2280 PCIe Gen4x4 NVMe SSD スロット x1、M.2 2242 PCIe x4 NVMe SSD スロット x1 搭載で、
Thunderbolt 4(40Gbps、DP映像出力、PD給電)、HDMI映像出力(2つのHDMI 2.1ポート)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x1、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 6E (Intel AX211)、2×2、Bluetooth 5.3、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで103,354円(税込)、楽天市場で102,829円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,829円(送料無料)、AliExpressで99,085円、米国 Amazon.comで$1,119.00、です。
関連記事:CPUを選べるASUS「NUC 14 Pro+」のメリット・デメリット
Minisforum MS-01
Minisforumから発売されたIntel Core i9-13900H/Core i9-12900H搭載のミニPCです。32GB DDR5メモリ、1TB M.2 SSD搭載で、U.2&M.2 NVME SSDスロット(最大24TB)、PCIe 4.0×16スロット(グラボ追加)、光ファイバー/LANケーブルに対応した10Gbps SFP+ポート、8K 3画面出力、冷却システム、デュアルUSB4、デュアルギガビット有線LAN通信、Wi-Fi6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで78,980円(税込・13990 OFFクーポン付きで実質65,000円・Core i5-12600Hモデル)、楽天市場で79,980円(送料無料・Core i5-12600H)、ヤフーショッピングで102,500円、AliExpressで63,187円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$529.00、です。
関連記事:バツグンの拡張性「Minisforum MS-01」と超高性能ミニPCを比較
DESKMEET X600
ASRockから発売されたベアボーンPCです。AMD AM4/AM5 ソケットと500W 電源、Wi-Fiモジュール用のM.2スロット搭載で、AMD Ryzen 8000 / 7000 シリーズのプロセッサ、DDR5 メモリ (最大 256GB)、SSD SATA3 6.0Gb/s もしくはM.2 2280 Gen5x4 / Gen4x4 ストレージを搭載できます。また、最大20cmのグラフィックボードの追加、2.5Gbpsのギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで33,898円、楽天市場で31,280円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,936円 です。
関連記事:ベアボーン「DESKMEET X600」でAIに強いPCを自作する方法を解説
ASUS PRIME N100I-D D4
ASUSから発売されたIntel N100を搭載したMini-ITX規格のマザーボードです(2024年8月1日 発売)。DDR4 メモリスロット、ストレージ用のM.2 スロット、SATA 6Gb/s ポート、PCIe 3.0の拡張スロット、通信用のM.2 スロット搭載で、
ASUS Control Center Express、CPUヒートシンク、4ピンPWM/DCファン、オーディオシールド、プレミアムオーディオコンデンサ、ステンレススチール製バックI/O、映像出力(DisplayPort x1、VGA port x1、HDMI x1)、1Gbpsの有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで23,452円、楽天市場で24,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,989円、です。
関連記事:ASUS「PRIME N100I-D D4」でコスパの高いPCを自作する方法
他のMinisforumミニPCと比較
他にもMinisforumのミニPCが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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