「パソコンの性能が物足りなくなってきた…。でもハイスペックなPCは価格が高いし…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ朗報です!
自作PCなら、自分の好きなパーツを組み合わせて、予算と性能のバランスを自由に調整できます。そして、最新のCPU「Core Ultra」を搭載したハイスペックPCを組み立てることも夢ではありません。
Core Ultra 200シリーズ対応のマザーボードの価格はなんと2万円台から。これまで使ってきたパソコンのパーツをうまく流用すれば、10万円以下で組み上げることも不可能ではありません。
今回の記事では、ASUSの最新マザーボード「PRIME H810M-A-CSM」をベースに、Core Ultraプロセッサを搭載した自作PCの組み立て方を紹介!
手頃な価格ながらも充実した機能を備えたこのこのマザーボードを使って、自作初PC心者でも組み立てられるように丁寧に解説します。
【この記事で分かること】
- ASUS「PRIME H810M-A-CSM」の特徴
- 「PRIME H810M-A-CSM」のスペック
- 自作するのに必要なもの
- CPUの選び方
- メモリの選び方
- ストレージの選び方
- 電源の選び方
- Wi-Fiモジュールの選び方
- PCケースの選び方
- グラフィックボードの選び方
- 組み立ての手順
- OS・ドライバーのインストールとBIOS
- 組み立てでかかる合計の金額
この記事を読めば、あなたも最新CPU「Core Ultra」でサクサク動くハイスペックなPCを手に入れることができるはず。ぜひ最後まで読んで、自作PCに挑戦してみましょう!
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」が発売!手頃な価格でCore Ultraを体験できるマザーボード
2025年1月、ASUS「PRIME H810M-A-CSM」が発売されました。Intelの最新エントリーレベル向けチップセットH810を搭載したMicroATXマザーボードで、Core Ultra 200シリーズに対応し、実売約2万円ほどの手頃な価格で購入できます。
最新CPUで快適な動作環境を!
対応するCPUはCore Ultra 200シリーズで、例えば、「Core Ultra 5 225」(225F)、「Core Ultra 5 245K」(245KF)、「Core Ultra 7 265KF」、「Core Ultra 9 285K」などを搭載して、ハイスペックなPCを自作できます。
高速なストレージとグラフィックスで、ゲームもクリエイティブ作業もスムーズに!
PCIe 4.0のサポートにより、高速な NVMe SSD「Samsung 980 PRO」のようなストレージや、GeForce RTX 4060 などのグラフィックスカードとの接続が可能になり、ゲームやクリエイティブな作業もスムーズに行えます。
また、最大6400 MT/sのメモリ速度に対応することで、Adobe Premiere Pro での動画編集や、Blender での3Dモデリングなど、メモリを多く使用する作業も快適になります。さらに、USB 3.2およびSATA 3.0に対応することで、外付けHDDやSSDなどの周辺機器を柔軟に接続できます。
Wi-Fi 6とBluetooth 5.3で、高速通信と快適な接続を実現!
また、Wi-Fi 6およびBluetooth 5.3に対応し、高速で安定したインターネット接続や、ワイヤレスマウス、キーボードなどの周辺機器との接続も可能です。オンラインゲーム「フォートナイト」や「Apex Legends」をプレイする際も、ラグを気にせず快適に楽しめます(※Wi-Fiモジュールが必要です)。
エントリーユーザーに最適な、シンプルな設計!
このマザーボードは、特に初めて自作PCに挑戦するエントリーユーザー向けに設計されており、必要な機能を効率的に絞り込んだシンプルな構成です。手頃な価格でCore Ultraのパフォーマンスを体験したいユーザーにとって、魅力的な選択肢となるはず。早速、ASUS「PRIME H810M-A-CSM」でCore Ultra搭載パソコンを自作する方法を見ていきましょう。
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公式ページ:PRIME H810M-A-CSM|マザーボード|ASUS 日本
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」のスペック
- CPU Intel Core Ultra Processors (Series 2)
- ソケット LGA1851
※Intel Turbo Boost Technology 2.0とIntel Turbo Boost Max Technology 3.0に対応 - チップセット Intel H810
- メモリ DDR5メモリ(最大128GBまで)最大6400MT/s デュアルチャネルメモリ
※Intel Extreme Memory Profile (XMP)、ASUS Enhanced Memory Profile II (AEMP II) - グラフィックス DisplayPort 1.4、HDMI 2.1ポート
- 拡張スロット PCIe 4.0 x16スロット x1、PCIe 4.0 x1スロット x1
- ストレージ M.2スロット x2、SATA 6Gb/sポート x4
※M.2_1スロットは、PCIe 4.0 x4モードに対応しています 。
※M.2_2スロットは、PCIe 4.0 x2モードに対応しています 。 - ワイヤレス通信 Bluetooth ※V-M.2スロット (Key E, CNVi & PCIe)
- イーサネット Intel 1Gb Ethernetポート
- USB背面 USB 10Gbpsポート x2、USB 2.0ポート x4
- USB前面 USB 5Gbpsコネクタx1、USB 5Gbpsヘッダー x1、USB 2.0ヘッダー x1
- オーディオ Realtek 7.1 Surround Sound High Definition Audio CODEC
- フォームファクター microATX
- サイズ 9.6インチ x 8.75インチ (24.4 cm x 22.2 cm)
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」を自作するのに必要なもの
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」でパソコンを自作するのにはいったい何が必要になるのでしょうか?必要なものをリストアップしてみました。
<必須のもの>
- CPU: Intel Core Ultra プロセッサー (シリーズ 2)、対応ソケット:LGA1851
- メモリ: DDR5 メモリ (最大128GB、6400MT/sまで対応)
- ストレージ: M.2 SSD (PCIe 4.0 x4 and x2) または SATA SSD
- グラフィックボード: PRIME H810M-A-CSMには内蔵グラフィックスがないため必須
- 電源ユニット: システム全体の消費電力に合わせた容量のもの
- PCケース: MicroATX規格に対応したもの
- CPUクーラー: リテールクーラー or 別売り
- OS: Windows 10/11など
<できれば用意した方が良いもの>
- Wi-Fiモジュール (別売り)
- サウンドカード (オンボードでも可)
- 光学ドライブ
- 追加のケースファン
<その他>
- ドライバー (ASUSのウェブサイトからダウンロード)
- 組み立てに必要な工具(ドライバーなど)
必須のもので合計8点ありました。実際には以前から使っていたパーツなどを流用して組み立てるため、もっと少なくなりますが、とりあえず必要なものはしっかりとそろえておきましょう。
それでは次に、PC自作に重要なパーツ選びについて紹介していきます。
CPUの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」のチップセットはIntel H810で、搭載できるCPUはIntel Core Ultra プロセッサー (シリーズ 2)になります。
Intel H810の公式ページによると、搭載できるCPUは18個です。
<Intel Core Ultra 5>
- 1.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 225
- 2.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 225T
- 3.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 225F
- 4.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 230F
- 5.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 235
- 6.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 235T
- 7.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 245
- 8.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 245T
- 9.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 245K
- 10.Intel Core™ Ultra 5 プロセッサー 245KF
<Intel Core Ultra 7>
- 1.Intel Core™ Ultra 7 プロセッサー 265F
- 2.Intel Core™ Ultra 7 プロセッサー 265T
- 3.Intel Core™ Ultra 7 プロセッサー 265
- 4.Intel Core™ Ultra 7 プロセッサー 265K
- 5.Intel Core™ Ultra 7 プロセッサー 265KF
<Intel Core Ultra 9>
- 6.Intel Core™ Ultra 9 プロセッサー 285
- 7.Intel Core™ Ultra 9 プロセッサー 285T
- 8.Intel Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K
「T」「F」「K」の違い
各プロセッサの後ろの数字は似ていますが、よく見ると、末尾にFやT、Kなどアルファベットがついています。
実はこの末尾のアルファベットによって性能が異なるので、その違いをよく知っておく必要があります。
「T」が付くもの
「T」は省電力モデルであることを示し、ベースパワーが低い設定になっています。例えば、「Core Ultra 5 プロセッサー 245T」と「Core Ultra 5 プロセッサー 245」を比較すると、どちらも基本的な性能は同じですが、245Tは消費電力が抑えられています。そのため、バッテリー駆動時間を重視するモバイルノートPCなどに搭載されることが多いです。
「F」が付くもの
「F」が付くものは内蔵グラフィックス機能がないことを示します。これらのプロセッサーは、外付けのグラフィックカードと組み合わせて使用することを前提としています。ゲーミングPCなど、高いグラフィック性能を必要とする用途に適しています。
「K」が付くもの
「K」はオーバークロックに対応していることを、「KF」はオーバークロックに対応し、かつ内蔵グラフィックス機能がないことを示します。オーバークロックとは、定格の動作周波数よりも高い周波数でプロセッサーを動作させることで、処理能力を向上させる手法です。
CPU性能の違い
次に、CPUの性能の違いを大まかにおさえておきましょう。
PassmarkのCPUベンチマーク(マルチコア)のスコアを比較してみます。
- 3万台・・・Intel Core™ Ultra 5 225/230F/235 シリーズ
- 5万台・・・Intel Core™ Ultra 7 265 シリーズ
- 6万台・・・Intel Core™ Ultra 9 285 シリーズ
Intel Core™ Ultra 5 225/230F/235 シリーズは3万台のスコアで最も低くなりますが、それでも非常に高いスコアで、ミニPCではハイエンドなモデルに相当します。
Intel Core™ Ultra 7 265 シリーズとIntel Core™ Ultra 9 285 シリーズの差は約1万ほど。大きな差ではありませんが、Intel Core™ Ultra 9 285 シリーズを搭載したデスクトップPCは人気があり、発売直後に売り切れが出るほどです。
CPUの価格の違い
次にCPUの価格の違いをおさえておきましょう。
- 4~5万円台・・・Intel Core™ Ultra 5 225/230F/235 シリーズ
- 6~7万円台・・・Intel Core™ Ultra 7 265 シリーズ
- 10万円以上・・・Intel Core™ Ultra 9 285 シリーズ
Intel Core™ Ultra 5シリーズはAmazonで最安47,273円で販売されていました。225Fなのでグラフィック性能がないモデルです。Core Ultra5 235は52,324円(税込)です。
グラフィックボードがあるのなら、「Intel Core™ Ultra 5 225F」でもいいかもしれませんが、やはりグラフィック性能はあった方が安心です。
ただし、Intel Core™ Ultra 7 265 シリーズとの価格差は1~2万円ほどです。思い切って購入するのもいいかもしれません。
おすすめはこちら。
※Intel Core Ultra 7 265KFは楽天市場で販売されていました。
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メモリの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」に対応するのはDDR5 最大6400MT/s までのデュアルチャネルメモリ(デスクトップ用)です。
スロットは2つで、最大128GBまで拡張できます。
また、以下の2つの技術にも対応し、オーバークロックにも対応しています。
Intel Extreme Memory Profile (XMP)
Intel XMPは、Intelが開発したメモリのオーバークロック技術です。メモリにあらかじめ設定された動作速度やタイミング情報を、BIOS上で簡単に読み込んで適用することができます。
ASUS Enhanced Memory Profile II (AEMP II)
ASUS AEMP IIは、ASUSが開発したメモリのオーバークロック技術です。XMPと同様に、メモリに設定されたプロファイルをBIOS上で読み込んで適用することで、簡単にメモリの性能を引き出すことができます。
対応メモリを探す
AmazonなどのECサイトで探す場合は「DDR5 最大6400MT/s デスクトップ用 1TB」などのように検索しましょう。Amazonで検索すると、いくつかヒットするはずです。
対応メモリをチェックする
ある程度メモリを決めたら、つぎにマザーボードに対応しているかチェックします。
こちらのページにアクセスします。タブから「メモリ」を選択肢、自分が購入する予定のメーカー名やクロック数などを選択します。あるいは、メモリの製品名を直接打ち込んで、対応するメモリを確認できます。
PRIME H810M-A-CSM|Motherboards|ASUS Global
いくつか探してみましたが、在庫があまりないようで、高値で販売されていることが多かったです。購入する際は価格をよく確かめた方がいいでしょう。
おすすめはこちら。
Crucial CT32G48C40U5.M16A1
Crucial製のデスクトップPC用DDR5メモリです。32GBの容量、4800MT/sの速度、CL40のレイテンシを持つモジュールです。
※他に、以下のメモリも対応していました。
- Team Group TED564G4800C40DC01
- Kingston KF556C40BBAK2-64
他にもあるので、いろいろと探してみてください。
ストレージの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」に対応しているストレージは、M.2 SSD (PCIe 4.0 x4 and x2) または SATA SSDです。
スロット数は以下の通り。
- M.2スロット: 2つ
- SATA 6Gb/s ポート: 4つ
M.2スロットは1つ目のスロットと2つ目のスロットで搭載できるストレージの規格が違っています。
1つ目:M.2_1 slot (Key M), type 2280 (supports PCIe 4.0 x4 mode)
- Key M: M.2スロットの形状の種類。 NVMeタイプのSSDに対応しています。
- type 2280: M.2 SSDのサイズ。22mm x 80mmのものを搭載できます。
- PCIe 4.0 x4 mode: PCIe 4.0インターフェースを使用し、x4レーンで接続。高速なデータ転送が可能です。
2つ目:M.2_2 slot (Key M), type 2242/2260/2280 (supports PCIe 4.0 x2 mode)
- Key M: NVMeタイプのSSDに対応。
- type 2242/2260/2280: 22mm x 42mm、22mm x 60mm、22mm x 80mmのM.2 SSDを搭載できます。
- PCIe 4.0 x2 mode: PCIe 4.0インターフェースを使用し、x2レーンで接続。M.2_1スロットより転送速度は遅くなります。
ストレージを探す
M.2のストレージを探す際は、「M.2 SSD,Key M,type 2280,PCIe 4.0 x4」、もしくは「M.2 SSD,Key M,type 2242,PCIe 4.0 x4」のように検索するといいでしょう。
おすすめはこちら
※両方のスロットに対応しています。
※こちらはM.2_2スロットのみに対応しています。
電源ユニットの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」で電源ユニットを選ぶ場合、CPUとグラフィックボードをある程度決めておく必要があります。
仮に、CPUを「Core Ultra5 235」、もしくは「Core Ultra 7 265KF」として、PCゲームをプレイするのに十分なグラフィックボードを搭載すると、必要な電力は以下のようになります。
- Core Ultra 5 235: 500W 以上の電源ユニットで十分でしょう。グラフィックカードを搭載しない場合は、400W でも対応できる可能性があります。
- Core Ultra 7 265KF: グラフィックカードの性能にもよりますが、650W 以上の電源ユニットがおすすめです。高性能なグラフィックカードを搭載する場合は、750W 以上を検討しましょう。
80PLUS 認証を確認
また、電源ユニットの効率性を示す 80PLUS 認証も参考にしましょう。80PLUS 認証には、Standard、Bronze、Silver、Gold、Platinum、Titanium の等級があり、Titanium が最も効率が高いです。
メーカーを確認
信頼性の高いメーカーの電源ユニットを選びましょう。例えば、Corsair、Seasonic、Antec などが挙げられます。
電源ユニットを探す
Amazonなどで探す際は「Corsair 500W」、「Seasonic 650W」、「Antec 750W」などと検索してみましょう。
おすすめはこちら。
CORSAIR CX550
CORSAIR CX550は、Corsair製の電源ユニットです。550Wの出力容量と80PLUS Bronze認証を取得しており、安定した電力供給と高いエネルギー効率を両立しています。
※そのほかにも販売されています。
玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源
玄人志向の「KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源」は、その名の通り、玄人志向が販売するATX電源ユニットです。650Wの出力容量と80PLUS Bronze認証を取得しており、コストパフォーマンスに優れることが特徴です。
Amazon | 玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 650W ATX電源 KRPW-BK650W/85+ | 玄人志向 | 電源ユニット 通販
ANTEC GSK750 ATX3.1 80PLUS GOLD
ANTEC GSK750 ATX3.1 80PLUS GOLDは、Antec製の高効率・高耐久な電源ユニットです。750Wの出力容量と80PLUS GOLD認証を備え、最新のATX 3.1規格に対応しています。
Amazon | ANTEC GSK750 ATX3.1 80PLUS GOLD 認証取得 高効率高耐久電源ユニット | ANTEC | 電源ユニット 通販
Wi-Fiモジュールの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」はWi-Fi機能がないので、自分でWi-Fiモジュールを追加する必要があります。対応する規格は以下の通りです。
V-M.2スロット (Key E, CNVi & PCIe)
<解説>
- V-M.2: Vertical M.2 の略で、M.2スロットを垂直に配置することを指します。スペース効率の向上やエアフローの改善に役立ちます。
- Key E: M.2スロットの形状の種類。Key Eは、主に無線LANカードに採用されている形状です。
- CNVi: Intelが開発した無線LANモジュールの規格です。CNVi対応の無線LANカードは、マザーボードのチップセットと連携することで、より高速で安定した通信を実現できます。
- PCIe: PCI Expressの略で、高速なデータ転送を可能にするインターフェースです。PCIe接続の無線LANカードも使用可能です。
つまり、このスロットには、CNViまたはPCIe接続の無線LANカードを装着することができます。
おすすめはこちら。
※アンテナ付きのモデルがおすすめです。
GLOTRENDS WA01 M.2 E Key – PCIe X1 WiFiアダプタ
GLOTRENDS WA01 M.2 E Key – PCIe X1 WiFiアダプタは、M.2 E Key接続のWi-FiモジュールをPCIe x1スロットに接続するためのアダプタです。 簡単に言うと、対応するWi-Fiモジュールをパソコンに接続できるようにする部品 です。
PCケースの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」で自作する場合は、microATXに対応したPCケースを選ぶ必要があります。
ケースにはさまざまなものがあるので、好みのものを選んでOKです。ただし、以下の点は確認する必要があります。
拡張カードのスペースは十分か?
グラフィックカードなどの拡張カードを搭載する予定がある場合は、PCケースの奥行きに注意してください。
CPUクーラーの高さ: 大型のCPUクーラーを搭載する場合は、PCケースのCPUクーラーの高さ制限を確認してください。
ドライブベイはあるか?
HDDやSSDなどのストレージを搭載する予定がある場合は、ドライブベイの数と種類を確認してください。
エアフローはどうなっているか?
PCケース内部のエアフローが良好になるように、ファンや通気口の位置を確認してください。
ファンはあるか?
PCケースにあらかじめファンが搭載されているか、ファンを追加できるかを確認してください。
ポートはいくつあるか?
USBポートやオーディオジャックなどのフロントパネルのインターフェースを確認してください。
配線しやすいか?
配線をしやすいように、ケーブルホールや裏配線スペースがあるかを確認してください。
おすすめはこちら。
Thermaltake Versa H18
コンパクトでスタイリッシュなmicroATXケースです。拡張性も十分で価格も手頃です。
Amazon | Thermaltake Versa H18 ミニタワー型PCケース CS7097 CA-1J4-00S1WN-00 | Thermaltake | PCケース 通販
そのほか、こちらもおすすめです。
Cooler Master Q300L V2
柔軟な配置が可能なmicroATXケースです。マグネット式ダストフィルターを装備し、価格も手頃です。
Fractal Design Pop Mini Silent Black Solid
静音性に優れたmicroATXケースです。高品質な素材を使用し、拡張性も十分です。
グラフィックボードの選び方:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」には拡張スロットとしてPCIe 4.0 x16スロット x1、PCIe 4.0 x1スロット x1 が搭載されています。
このうち、グラフィックボードを装着できるのは、PCIe 4.0 x16 スロットです。
<PCIe 4.0 x16 スロットについて>
- 対応グラフィックボード: PCIe 4.0 または PCIe 3.0 の x16 グラフィックボードが搭載できます。
- サイズ: グラフィックカードのサイズには注意が必要です。PCケースのサイズによっては、搭載できるグラフィックカードのサイズに制限がある場合があります。
- 補助電源: 高性能なグラフィックカードは、補助電源コネクタが必要になります。電源ユニットに適切なコネクタがあることを確認してください。
装着できるグラフィックボードには例えば、NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズ / 30 シリーズやAMD Radeon RX 7000 シリーズ / 6000 シリーズ があります。
具体的には、用途(どんなゲームをプレイするか、動画編集で使うか、など)によって変わってくるので、適切なものを選ぶ必要があります。
こちらのページにグラフィックボードのベンチマークをもとに選ぶ方法について解説しているので、良かったら参考にしてみてください。
関連記事:【2025最新】ゲーミングPCはどれがいい?ベンチマークで即決する秘訣を伝授
組み立ての手順:ASUS-PRIME-H810M-A-CSM
必要なパーツが揃ったら、あとは組み立てるだけです。ドライバーを用意し、早速作業してみましょう。組み立ての手順は以下の通りです。
<組み立て手順>
- CPUの取り付け
- CPUクーラーの取り付け
- メモリの取り付け
- M.2 SSDの取り付け
- マザーボードをPCケースに取り付け
- グラフィックボードの取り付け
- 電源ユニットの取り付け
- 配線マザーボード、CPUクーラー、グラフィックボード、ストレージなどの各パーツに電源ケーブルやデータケーブルを接続します。マニュアルを参照して、正しく配線してください。
- その他のパーツの取り付け(必要に応じて、光学ドライブや拡張カードなどを取り付けます。)
- 動作確認(すべての配線が完了したら、PCの電源を入れて動作確認を行います。BIOSが起動することを確認します。)
- OSをインストールします。
このうち、最も難しいのは「配線」です。細かい作業が必要になるので、覚悟してください。また、初心者は「マザーボードをPCケースに取り付け」るだけでかなりの体力を消耗するので気をつけてください。
OS・ドライバーのインストールとBIOS
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」のBIOSが起動したら、次はOSのインストールです。基本的にはWindows 11のインストールが必要になり、ない人は事前に購入しておく必要があります。
Amazonなどで「Windows 11 OS DSP版」と検索すると、ヒットするはずです。
価格はHOMEE, インストーラーUSB付きで8,980円です。
Amazon.co.jp: Windows 11 DSP版 日本語 (HOME, インストーラーUSB付) : PCソフト
プロダクトキーのみがついた製品もありますが、これは他のOSがすでにインストールされている場合におすすめです。USBなどのインストール用のメディアを使用せずに、Windows 11 インストールアシスタントの手順に従うだけで簡単にOSをインストールできます。
他のOSがインストールされていないBIOSだけの状態ならば、インストーラーUSB付きの製品がおすすめです。PC本体にUSBメモリを取りつけて電源ONにするだけでインストール画面が表示されます。
ドライバーのインストール
Windows 11がインストールできなら、次はドライバーをインストールしましょう。以下のページからダウンロードできます。
PRIME H810M-A-CSM|マザーボード|ASUS 日本
組み立てでかかる合計の金額
最後にASUS「PRIME H810M-A-CSM」を使って自作PCを組み上げるのに、どのくらいの価格がかかるのかを確認してみましょう。
- ASUS「PRIME H810M-A-CSM」・・・約2万2千円
- CPU・・・・約5万3千円
- メモリ・・・約1万円
- ストレージ・・・約1万円
- 電源・・・約8千円
- Wi-Fiモジュール・・・約2千円
- PCケース・・・約1万円
合計: 約11万5千円
あくまで目安の価格ですが、なんとか11万円台で組み上げることができました。ただし、グラフィックボードやOSはすでにあるものとしています。
他にも必要なパーツがあったり、以前使っていたパーツを流用したりと価格が変わると思いますが、うまくいけば10万円以内で収めることも可能です。
まとめ:ASUS「PRIME H810M-A-CSM」組み立てで気づいた3つのこと
これまでASUS「PRIME H810M-A-CSM」の組み立てに関する記事を書いてきて気づいたことが3点あります。
一つ目は自作するのにほとんどのパーツを買いそろえなければならない場合、完成品を購入した方がお得であるということです。
Core Ultra搭載のデスクトップPCは安いもので15万円~で購入が可能です。グラフィックボードやOSがない場合、すべてを購入しようとすると、15万円以上かかる可能性が大きいです。
組み上げるのに必要な手間と時間を考えると、15万円~で購入した方が労力も時間もかからずお得です。
もう一つは、もっともコストがかかるのがCPUで、すべての費用の約半分に相当するということです。中古で安く手に入れるという方法もありますが、Core Ultraはまだ新しく、中古でも高額になる傾向があります。
CPUを安く手に入れられれば、コストもかなり削減できるのですが、これがかなり難しそうです。
最後に気づいたのは、ASUS「PRIME H810M-A-CSM」を自作する上で、「メモリとストレージ」を選ぶのが大変だな、ということです。
対応するメモリやストレージはたくさんあるのですが、安くて良さそうなものはどんどん「売り切れ」になっていきます。
マザーボードとの相性があるので、できる限りメーカーの検証が終わった確実に使用できるものを選びたいのですが、初心者にはこれがかなり難しそうだな、と思いました。
ただ、色々大変なことがあるものの、一度自作用のパーツを揃えたことのある人は、10万円以下で組み上げられるのでかなりお買い得です。
AI全盛の時代が訪れて「Copilot PC」と名の付くノートPCも多く販売されていますが、あえてコストがあまりかからない自作を選んで組んでみるのもいいかもしれません。
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」の価格・購入先
ECサイト
- Amazonで22,202円(税込)、
- 楽天市場で22,815円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで22,202円、
- 米国 Amazon.comで$129.99、
で販売されています。
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